JP2017098905A - 受信装置及び同期検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】同期外れの誤検出を防止できる受信装置及び同期検出方法を提供することを目的とする。【解決手段】受信装置は、算出部と、判定部と、制御部とを有する。算出部は、受信フレームのビット列と期待ビット列との間の不一致ビット数を算出し、その不一致ビット数を累積して累積数を得る。判定部は、前記累積数が所定閾値を超えたか否かを判定する。制御部は、前記累積数が所定閾値を超えた場合に、前記受信フレームの同期外れ状態と判定する。【選択図】図4

Description

本発明は、受信装置及び同期検出方法に関する。
受信装置は、フレームデータの同期状態(IF:In Frame)において、フレームデータのビットエラーが複数フレームデータに亘って、且つ連続して所定回数(例えば5回)継続した場合、あるいは受信しているフレームの同期位相が変わった場合に、フレームデータの同期外れと判定する。そして、受信装置は、同期外れ(OOF:Out Of Frame)と判定されると、そのステータスを“IF”から“OOF”に遷移し、フレームデータの同期を確立するための同期引き込み処理を起動する。従って、本来はフレームデータのフレームの同期位相がずれた場合に、OOFと判定されるのが望ましい。
特開平11−122233号公報 特開平09−130741号公報 特開2007−267085号公報
しかしながら、受信装置では、フレームデータ内のビット列の内、例えば、ビットエラーが1ビットのみの場合でも、ビットエラー1回としてカウントされる。そのため、カウント値が所定回数を超えると、実際にフレーム位相の変化が発生していなくても、そのステータスをOOFに遷移するケースが生じる。
また、受信装置には、FEC(Forward Error Correction)を利用してフレームデータ内のビットエラーを訂正する機能もあるが、スタータスがOOFの状態にあると、FEC機能を利用できない。その結果、ステータスがOOFの状態が頻繁に生じると、FEC機能も利用できない状態が頻繁に生じるため、データの伝送効率も低下する。
そこで、受信装置は、軽微なビットエラーによるOOFへの遷移を回避するため、OOF遷移と判断するための所定回数を増やすことも考えられるが、実際にOOFが発生した場合、ステータスがOOFへ遷移し難くなる。その結果、実際にフレーム位相の変化が発生しているにもかかわらず、OOFへの遷移が遅くなる。
一つの側面では、同期外れを高精度に検出できる受信装置及び同期検出方法を提供することを目的とする。
一つの態様の受信装置は、算出部と、判定部と、制御部とを有する。算出部は、受信フレームのビット列と期待ビット列との間の不一致ビット数を算出し、その不一致ビット数を累積して累積数を得る。判定部は、前記累積数が所定閾値を超えたか否かを判定する。制御部は、前記累積数が所定閾値を超えた場合に、前記受信フレームの同期外れ状態と判定する。
一つの側面として、同期外れを高精度に検出できる。
図1は、実施例1の伝送システムの一例を示す説明図である。 図2は、実施例1の伝送装置内の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、フレームのフォーマット構成の一例を示す説明図である。 図4は、第1の同期判定部内の構成の一例を示すブロック図である。 図5は、ステートマシンの状態遷移の一例を示す説明図である。 図6は、第1の同期監視処理に関わる第1の同期判定部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施例1の同期引き込み時の第1の同期判定部内の各信号の一例を示すタイミングチャートである。 図8は、実施例1のOOF時の第1の同期判定部内の各信号の一例を示すタイミングチャートである。 図9は、実施例2の第2の同期判定部内部の構成の一例を示すブロック図である。 図10は、ステートマシンの状態遷移の一例を示す説明図である。 図11は、第2の同期監視処理に関わる第2の同期判定部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施例2の同期引き込み時の第2の同期判定部内の各信号のタイミングチャートである。 図13は、FEC訂正前のBERとOOF発生間隔との関係の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する受信装置及び同期検出方法の実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1の伝送システム1の一例を示す説明図である。図1に示す伝送システム1は、複数の伝送装置2を有し、各伝送装置2は、光ファイバ3等を媒体にした光ネットワーク4Aや電気回線等を媒体にしたユーザネットワーク4B等と接続する。光ネットワーク4Aは、例えば、OTN(Optical Transport Network)、SONET(Synchronous Optical NETwork)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)等のネットワークである。ユーザネットワーク4Bは、例えば、イーサネット(登録商標)等のネットワークである。伝送装置2は、対向側の伝送装置2と光ファイバ3で接続し、例えば、OTN等のフレームを伝送する。
図2は、実施例1の伝送装置2内の構成の一例を示すブロック図である。尚、説明の便宜上、伝送装置2について説明するが、対向側の伝送装置2も伝送装置2とほぼ同一の構成であるため、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
伝送装置2は、CLIF(Client Interface)11と、NWIF(Network Interface)12と、SW(Switch)13とを有する。CLIF11は、例えば、ユーザネットワーク4B内の端末5と接続する電気回線との間の通信を司る通信IFである。NWIF12は、光ネットワーク4A内の光ファイバ3との間の通信を司る通信IFである。SW13は、CLIF11とNWIF12との間、若しくはCLIF11相互間の通信を切替接続するスイッチである。
NWIF12は、フレーム生成部21と、FECエンコード部22と、スクランブル部23と、第1の同期判定部24と、デスクランブル部25と、FECデコード部26と、フレーム処理部27とを有する。フレーム生成部21は、例えば、OTNフレーム等のフレームを組み立てる生成部である。FECエンコード部22は、フレーム内にFECを追加する。スクランブル部23は、フレーム全体をスクランブルする処理部である。
第1の同期判定部24は、受信フレーム内の同期パターンの同期状態、例えば、IF又はOOFを判定する判定部である。同期判定がOOFに遷移するケースとしては、受信フレームが消失した第1のケース、受信フレームの位相がずれた第2のケースや光ファイバ3等の伝送路上のビットエラーレート(BER:Bit Error Rate)が高い第3のケースがある。第1のケースは、例えば、伝送路の切断や対向側の伝送装置2の故障等が原因で受信フレーム自体が受信できず、OOFの状態が継続するケースである。第2のケースは、受信フレームを受信しているものの、例えば、対向側の伝送装置2のフレームデータの切替や伝送路のジッタ成分の影響で、既に確立しているIF状態のタイミングからずれたタイミングでフレームを受信しているケースである。第2のケースでは、受信フレームからオーバーヘッド情報やクライアントデータを抽出できない状態である。第3のケースは、受信フレームのタイミングのズレはなく、IF状態であるものの、伝送路の品質(回線品質)が劣化し、ビットエラーが発生しているケースである。
デスクランブル部25は、スクランブル処理された受信フレームのスクランブルを解除する処理部である。FECデコード部26は、受信フレーム内のFECを使用して受信フレーム内のビット列に対するビットエラーを訂正する処理部である。フレーム処理部27は、FECデコード部26で訂正した受信フレームを分解する処理部である。
図3は、フレーム100のフォーマット構成の一例を示す説明図である。図3に示すフレーム100は、OTNフレームに相当し、オーバーヘッド領域101と、ペイロード領域102と、FEC領域103とを有する。フレーム100は、4行×4080バイト列とし、1行目の1列目から4080列目、2行目の1列目から4080列目、3行目の1列目から4080列目、4行目の1列目から4080列目の順で伝送することになる。オーバーヘッド領域101は、例えば、伝送装置2間の管理機能やモニタ機能、特に、同期パターンを格納する領域である。尚、同期パターンは、受信側の伝送装置2でフレームの先頭を認識するための所定のビット列で規定されたパターンである。ペイロード領域102は、例えば、クライアントデータを格納する領域である。FEC領域103は、フレームのFECを格納する領域である。
NWIF12内のフレーム生成部21は、フレーム100内のオーバーヘッド領域101に同期パターンや管理機能を、フレーム100内のペイロード領域102にクライアントデータを、フレーム100内のFEC領域103にFECを格納する。フレーム生成部21は、フレームデータを生成する。NWIF12は、OTNで規定される所定フレーム周期でフレーム100を継続的に光ファイバ3に伝送する。更に、NWIF12は、受信フレーム内の同期パターンを認識することで、フレームデータの同期状態、すなわちIF又はOOFを判定し、IFの状態のフレームタイミングをデスクランブル部25、FECデコード部26及びフレーム処理部27に出力する。そして、デスクランブル部25は、IFの状態のフレームタイミングに基づき、受信フレームのデスクランブル処理を実行する。更に、FECデコード部26は、IFの状態のフレームタイミングに基づき、受信フレームのビット列をエラー訂正する。更に、フレーム処理部27は、IFの状態のフレームタイミングに基づき、フレーム100内のオーバーヘッド領域101からオーバーヘッド情報を抽出すると共に、フレーム100内のペイロード領域102からクライアントデータを抽出する。
図4は、第1の同期判定部24内の構成の一例を示すブロック図である。図4に示す第1の同期判定部24は、シフトレジスタ31と、第1の比較部32と、シンクカウンタ33と、フレームカウンタ34と、ステートマシン35と、距離算出部36と、累積部37と、第2の比較部38とを有する。尚、距離算出部36及び累積部37は、算出部である。第2の比較部38は、判定部である。ステートマシン35は、例えば、判定部及び制御部である。
シフトレジスタ31は、受信フレームのビット列を1ビットずつシフトし、同期パターンと同じ幅のビット列に変換し、そのビット列をデスクランブル部25、第1の比較部32及び距離算出部36に出力する。第1の比較部32は、受信フレーム内の同期パターンのビット列と所定の同期パターンの期待値とを比較する。尚、第1の比較部32は、所定の同期パターンを格納する領域を有する。第1の比較部32は、ビット列と期待値とが完全一致した場合にマッチ信号のパルスをステートマシン35、シンクカウンタ33及び累積部37に出力する。
シンクカウンタ33は、マッチ信号に応じて同期パターンの検出をカウントするカウンタである。フレームカウンタ34は、第1の比較部32からのマッチ信号に応じて受信フレームのフレームタイミングのカウント動作を開始するカウンタである。尚、フレームタイミングは、例えば、OTNで規定する所定周期の受信フレームの先頭タイミングである。フレームカウンタ34は、フレームタイミングをシンクカウンタ33、ステートマシン35及び距離算出部36に出力する。シンクカウンタ33は、例えば、同期引き込み時に、最初にマッチ信号が入力された後、次のフレームタイミングが入力されたタイミングで次のマッチ信号が入力された場合に、同期判定をIFに遷移するための同期信号をステートマシン35に出力する。尚、次のマッチ信号とは、マッチ信号を検出したタイミングから1クロック分遅延されたマッチ信号となる。
距離算出部36は、シフトレジスタ31から受信フレーム内の同期パターンのビット列と所定の同期パターンの期待値とを比較し、ビット列と期待値との間で不一致ビット数、すなわちハミング距離HDを算出する。累積部37は、フレームタイミング毎に距離算出部36で得たハミング距離HDを累積し、その累積した累積ハミング距離AHDを算出する。尚、累積部37は、累積ハミング距離AHDを格納する領域を有する。また、累積部37は、ステートマシン35からのロード信号に応じて格納中の累積ハミング距離AHDをリセットする。
第2の比較部38は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えたか否かを判定する。尚、閾値THDは、受信フレームの同期判定をOOFと判定するハミング距離HD、例えば、7回とする。第2の比較部38は、閾値THDを格納する領域を有する。第2の比較部38は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えた場合の比較結果をステートマシン35に出力する。
図5は、ステートマシン35の状態遷移の一例を示す説明図である。図5に示すステートマシン35は、シンクカウンタ33から同期信号を検出した場合に、受信フレームの同期判定をIFに遷移すると共に、ロード信号をフレームカウンタ34及び累積部37に出力する。ステートマシン35は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えた場合の比較結果を検出した場合、受信フレームの同期判定をOOFに遷移すると共に、そのOOF通知を出力する。ステートマシン35は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えなかった場合の比較結果を検出した場合、受信フレームの同期判定としてIFを継続する。
また、第1の同期判定部24は、同期判定をOOFに遷移した場合、再度、同期引き込み動作を開始する。更に、第1の同期判定部24は、シンクカウンタ33からの同期信号を検出した場合、受信フレームの同期判定をIFに遷移する。尚、第1の同期判定部24は、同期判定がIFの場合、第1の比較部32で受信フレーム内の同期パターンのビット列と期待値とが完全一致している限り、同期判定としてIFを継続する。
次に実施例1の伝送システム1の動作について説明する。図6は、第1の同期監視処理に関わる第1の同期判定部24の処理動作の一例を示すフローチャートである。第1の同期監視処理は、同期パターンを検出し、同期パターンのハミング距離HDを累積し、累積ハミング距離AHDが所定閾値THDを超えた場合に同期判定をOOFに遷移する処理である。図6に示す第1の同期判定部24のステートマシン35は、初期状態では同期引き込み時であるため、同期判定をOOFとし(ステップS11)、同期パターンを検出したか否かを判定する(ステップS12)。尚、同期パターンを検出したか否かを判定する処理は、第1の比較部32で受信フレーム内の同期パターンのビット列と同期パターンの期待値とが完全一致したか否かで判定し、完全一致した場合に同期パターン検出と判定する。
ステートマシン35は、同期パターンを検出した場合(ステップS12肯定)、同期判定をOOFとし、フレームカウンタ34のフレームタイミングのカウント動作を開始する(ステップS13)。ステートマシン35は、フレームカウンタ34のフレームタイミングで同期パターンを検出したか否かを判定する(ステップS14)。
ステートマシン35は、フレームタイミングで同期パターンを検出した場合(ステップS14肯定)、2回連続して同期パターンを検出したと判断し、同期判定をIF、累積ハミング距離AHDを0にする(ステップS15)。更に、ステートマシン35は、フレームカウンタ34のフレームタイミングで同期パターンを検出したか否かを判定する(ステップS16)。
ステートマシン35は、フレームタイミングで同期パターンを検出しなかった場合(ステップS16否定)、フレームタイミングの同期パターンのハミング距離HDを算出する(ステップS17)。尚、距離算出部36は、受信フレームのフレームタイミングの同期パターン内のビット列と所定の同期パターンの期待値との間のハミング距離HDを算出する。ステートマシン35は、同期判定をIFとし、同期パターンのハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積し(ステップS18)、累積ハミング距離AHDが1以上、かつ、閾値THDを超えたか否かを判定する(ステップS19)。
ステートマシン35は、累積ハミング距離AHDが1以上、かつ、閾値THDを超えた場合(ステップS19肯定)、同期判定をOOFに遷移すべく、ステップS11に移行する。その結果、ステートマシン35は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えているため、同期判定をOOFに遷移する。ステートマシン35は、累積ハミング距離AHDが1以上、かつ、その累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えていない場合(ステップS19否定)、フレームタイミングで同期パターンを検出したか否かを判定すべく、ステップS16に移行する。その結果、ステートマシン35は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えていないため、軽微なビットエラーの第3のケースの場合でも、同期判定としてIFを継続する。
ステートマシン35は、同期パターンを検出しなかった場合(ステップS12否定)、同期判定をOOFに遷移すべく、ステップS11に移行する。ステートマシン35は、フレームタイミングで同期パターンを検出しなかった場合(ステップS14否定)、同期判定をOOFに遷移すべく、ステップS11に移行する。
ステートマシン35は、フレームタイミングで同期パターンを検出した場合(ステップS16肯定)、同期判定をIF、累積ハミング距離AHDを0にすべく、ステップS15に移行する。
第1の同期監視処理を実行するステートマシン35は、同期引き込み時に同期パターンを連続して検出した場合に同期判定をIFに遷移する。その結果、伝送装置2としては、OOFからIFに引き込むことができる。
ステートマシン35は、フレームタイミングで同期パターンを検出できなかった場合、そのフレームタイミングの同期パターンのハミング距離HDを算出し、そのハミング距離HDを累積して累積ハミング距離AHDを算出する。ステートマシン35は、その累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えた場合に、同期判定をOOFに遷移する。その結果、伝送装置2は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超える場合は実際にOOFが発生している第2のケースの虞が大であるため、OOFを早期に検出できる。
ステートマシン35は、その累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えなかった場合に、同期判定としてIFを継続する。その結果、伝送装置2は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えていない場合は軽微なビットエラーの第3のケースに過ぎず、無暗にOOFに遷移させることなく、同期判定としてIFを継続することで、OOFの誤検出を防止できる。
図7は、実施例1の同期引き込み時の第1の同期判定部24内の各信号の一例を示すタイミングチャートである。第1の比較部32は、受信フレーム内の同期パターンのビット列と期待値とが完全一致した場合に最初のマッチ信号M1を出力する。その際、ステートマシン35は、マッチ信号M1に応じて同期判定のステートをOOFに遷移し、マッチ信号M1に応じたロード信号L1をシンクカウンタ33及びフレームカウンタ34に出力する。
フレームカウンタ34は、ロード信号L1に応じてフレームタイミングのカウント動作を開始する。更に、シンクカウンタ33は、マッチ信号M1に応じて同期パターン0x1をカウントする。
第1の比較部32は、次のマッチ信号M2を出力する。この際、ステートマシン35は、マッチ信号M2に応じてロード信号L2を出力する。シンクカウンタ33は、マッチ信号M2に応じて同期パターン0x2をカウントし、マッチ信号M2を1クロック遅延し、そのマッチ信号M2とフレームカウンタ34のフレームタイミングF1とが一致した場合に同期信号S1をステートマシン35に出力する。その結果、ステートマシン35は、同期信号S1に応じて同期判定をOOFからIFに遷移する。そして、同期引き込み処理が完了したことになる。そして、第1の比較部32は、次のマッチ信号M3を出力する。この際、ステートマシン35は、マッチ信号M3に応じてロード信号L3を出力する。更に、シンクカウンタ33は、マッチ信号M3に応じて同期パターン0x3をカウントする。
図8は、実施例1のOOF時の第1の同期判定部24内の各信号の一例を示すタイミングチャートである。図8の例は、同期判定としてIFを継続中にOOFに遷移するまでの動作の一例である。尚、説明の便宜上、所定閾値は“4”で説明する。
ステートマシン35は、第1の比較部32からのマッチ信号M4に応じてロード信号L4を出力する。距離算出部36は、マッチ信号M4のタイミングの同期パターンのハミング距離HDとして“0”を算出する。累積部37は、“0”のハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積する。更に、累積部37は、ステートマシン35からのロード信号L4に応じて累積ハミング距離AHDをリセットする。
次に、ステートマシン35は、第1の比較部32からのマッチ信号M5に応じてロード信号L5を出力する。距離算出部36は、マッチ信号M5のタイミングの同期パターンのハミング距離HDとして“0”を算出する。累積部37は、“0”のハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積する。更に、累積部37は、ステートマシン35からのロード信号L5に応じて累積ハミング距離AHDをリセットする。
第1の比較部32は、同期パターンのビット列と期待値とが完全一致でないため、マッチ信号M6を出力しない。距離算出部36は、ビット列と期待値との間のハミング距離HDとして“1”を算出する。累積部37は、“1”のハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積する。第2の比較部38は、累積ハミング距離AHDが所定閾値THDを超えていないため、比較結果を出力しない。
また、ステートマシン35は、第1の比較部32からのマッチ信号M7に応じてロード信号L7を出力する。距離算出部36は、マッチ信号M7のタイミングの同期パターンのハミング距離HDとして“0”を算出する。累積部37は、“0”のハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積する。更に、累積部37は、ステートマシン35からのロード信号L7に応じて累積ハミング距離AHDをリセットする。
第1の比較部32は、同期パターンのビット列と期待値とが完全一致でないため、マッチ信号M8を出力しない。距離算出部36は、ビット列と期待値との間のハミング距離HDとして“2”を算出する。累積部37は、“2”のハミング距離HDを累積ハミング距離AHD“0”に累積する。第2の比較部38は、累積ハミング距離AHD“2”が所定閾値THD“4”を超えていないため、比較結果を出力しない。
次に、第1の比較部32は、同期パターンのビット列と期待値とが完全一致でないため、マッチ信号M9を出力しない。距離算出部36は、ビット列と期待値との間のハミング距離HDとして“1”を算出する。累積部37は、“1”のハミング距離HDを累積ハミング距離AHD“2”に累積する。第2の比較部38は、累積ハミング距離AHD“3”が所定閾値THD“4”を超えていないため、比較結果を出力しない。
次に、第1の比較部32は、同期パターンのビット列と期待値とが完全一致でないため、マッチ信号M10を出力しない。距離算出部36は、ビット列と期待値との間のハミング距離HDとして“2”を算出する。累積部37は、“2”のハミング距離HDを累積ハミング距離AHD“3”に累積する。第2の比較部38は、累積ハミング距離AHD“5”が所定閾値THD“4”を超えるため、その比較結果C1をステートマシン35に出力する。その結果、ステートマシン35は、比較結果C1に応じて同期判定をIFからOOFに遷移し、同期引き込み動作を開始する。
第1の同期判定部24は、第2のケースの場合、受信フレーム内の同期パターンのビット列と期待値との間で確率的に半分のビットが不一致となるため、そのハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積する。第1の同期判定部24は、例えば、OTN規格では同期パターンのビット数が24ビットであるため、その半分の12ビット相当のハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積し、その累積ハミング距離AHDが閾値THD(例えば7回)を超える。その結果、第1の同期判定部24は、第2のケースの場合、直ぐに同期判定をOOFに遷移し、同期引き込み動作を開始できる。
第1の同期判定部24は、第3のケースの場合、受信フレーム内の同期パターンの内、軽微なビットエラー、例えば、1ビットのエラーが確率的に支配的であるため、そのハミング距離“1”を累積ハミング距離AHDに累積する。第1の同期判定部24は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを簡単に超えないため、無暗に同期判定をOOFに遷移せず、IFを継続する。その結果、第3のケースの場合、フレーム毎に累積するハミング距離HDが1程度で容易に閾値THDを超えないため、OOFの誤検出を防止できる。
実施例1の伝送装置2は、フレームタイミングで同期パターンのハミング距離HDを算出し、そのハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに順次累積し、その累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えた場合に同期判定をOOFに遷移する。その結果、伝送装置2は、実際にOOFが発生している虞が大であるため、OOFを早期に検出できる。
伝送装置2は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えなかった場合に同期判定をIFに遷移する。その結果、伝送装置2は、軽微ビットエラーに過ぎず、無暗にOOFに遷移させることなく、同期判定をIFに継続することで、OOFの誤検出を防止できる。
伝送装置2は、累積ハミング距離AHDが小さい場合、OOFと判定されるまでのフレーム数が増加する。これに対して、伝送装置2は、累積ハミング距離AHDが大きい場合、OOFと判定されるまでのフレーム数が減少する。従って、第2のケースの場合、OOFを高精度に検出し、かつ、第3のケースの場合、OOFの誤検出を防止できる。
上記実施例1の第1の比較部32は、受信フレームの同期パターン内のビット列と期待値とを比較してビット列と期待値とが完全一致した場合にマッチ信号を出力した。しかしながら、マッチ信号の代わりに、ビット列と期待値との間のハミング距離HDを出力しても良く、この場合の実施の形態につき、実施例2として、以下に説明する。
図9は、実施例2の第2の同期判定部24A内部の構成の一例を示すブロック図である。尚、実施例1の伝送装置2と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。第1の同期判定部24と第2の同期判定部24Aとが異なるところは、第1の比較部32及び距離算出部36の代わりに、第1の距離算出部36Aを配置した点にある。
第1の距離算出部36Aは、シフトレジスタ31からの受信フレーム内の同期パターンのビット列と、所定の同期パターンの期待値とを比較する。第1の距離算出部36Aは、ビット列と期待値とを比較し、その比較結果であるハミング距離HDをステートマシン35A、シンクカウンタ33及び累積部37に出力する。シンクカウンタ33は、ハミング距離HDが0の場合、同期パターンの検出をカウントし、同期パターンを連続して検出した場合に同期信号をステートマシン35Aに出力する。
累積部37は、ハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積し、累積ハミング距離AHDを第2の比較部38に出力する。第2の比較部38は、累積部37からの累積ハミング距離AHDと閾値THDとを比較し、その比較結果をステートマシン35Aに出力する。
図10は、ステートマシン35Aの状態遷移の一例を示す説明図である。図10に示すステートマシン35Aは、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えたとする比較結果を検出した場合、同期判定をOOFに遷移する。ステートマシン35Aは、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えたとする比較結果を検出しなかった場合、同期判定としてIFを継続する。
ステートマシン35Aは、ハミング距離HDが0の場合、ロード信号をフレームカウンタ34、シンクカウンタ33及び累積部37に出力する。フレームカウンタ34及びシンクカウンタ33は、ロード信号に応じてリセットする。累積部37は、ロード信号に応じて累積ハミング距離AHDを0にする。
また、第2の同期判定部24Aは、同期判定をOOFに遷移した場合、再度、同期引き込み動作を開始し、シンクカウンタ33からの同期信号を検出した場合に受信フレームの同期判定をIFに遷移する。尚、第2の同期判定部24Aは、同期判定がIFの場合、第1の距離算出部36Aで受信フレーム内の同期パターンのビット列と期待値との間のハミング距離HDが0である限り、同期判定としてIFを継続する。
次に実施例2の伝送装置2の動作について説明する。図11は、第2の同期監視処理に関わる第2の同期判定部24Aの処理動作の一例を示すフローチャートである。第2の同期監視処理は、ハミング距離HDを使用して同期パターンを検出し、同期パターンのハミング距離HDを累積し、累積ハミング距離AHDが所定閾値THDの場合に同期判定をOOFに遷移する処理である。
第2の同期判定部24A内のステートマシン35Aは、同期引き込み動作として、同期判定をOOFに遷移し(ステップS31)、第1の距離算出部36Aにてハミング距離HDを算出する(ステップS32)。ステートマシン35Aは、ハミング距離HDが0であるか否かを判定する(ステップS33)。ステートマシン35Aは、ハミング距離HDが0の場合(ステップS33肯定)、同期判定をOOF、フレームカウンタ34のカウント動作を開始する(ステップS34)。
ステートマシン35Aは、フレームカウンタ34のフレームタイミングのビット列のハミング距離HDが0であるか否かを判定する(ステップS35)。ステートマシン35Aは、ハミング距離HDが0の場合(ステップS35肯定)、同期判定をIF、累積ハミング距離AHDを0にする(ステップS36)。更に、ステートマシン35Aは、フレームカウンタ34のフレームタイミングのビット列のハミング距離HDが0であるか否かを判定する(ステップS37)。ステートマシン35Aは、フレームカウンタ34のフレームタイミングのビット列のハミング距離HDが0の場合(ステップS37肯定)、同期判定をIF、累積ハミング距離AHDを0にすべく、ステップS36に移行する。
ステートマシン35Aは、フレームタイミングのビット列のハミング距離HDが0でない場合(ステップS37否定)、フレームタイミングのビット列のハミング距離HDを算出する(ステップS38)。更に、ステートマシン35Aは、同期判定をIF、ハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積し(ステップS39)、累積ハミング距離AHDが1以上、かつ、閾値THDを超えたか否かを判定する(ステップS40)。
ステートマシン35Aは、累積ハミング距離AHDが1以上、かつ、閾値THDを超えた場合に(ステップS40肯定)、同期判定をOOFに遷移すべく、ステップS31に移行する。ステートマシン35Aは、累積ハミング距離AHDが1以上、かつ、閾値THDを超えなかった場合に(ステップS40否定)、フレームタイミングのビット列のハミング距離HDが0であるか否かを判定すべく、ステップS37に移行する。
ステートマシン35Aは、ハミング距離HDが0でない場合(ステップS33否定)、又は、フレームタイミングのビット列のハミング距離HDが0でない場合(ステップS35否定)、同期判定をOOFに遷移すべく、ステップS31に移行する。
第2の同期監視処理を実行するステートマシン35Aは、同期引き込み時にフレームタイミングのビット列のハミング距離HDが0の場合、同期パターンの検出と判定し、連続して同期パターンを検出した場合に同期判定をIFに遷移する。その結果、伝送装置2は、同期判定としてOOFをIFに引き込むことができる。
ステートマシン35Aは、フレームタイミングのビット列のハミング距離HDが0でない場合、そのハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに順次累積し、その累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えたか否かを判定する。ステートマシン35Aは、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えた場合に同期状態をOOFに遷移する。その結果、伝送装置2は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超える場合は実際にOOFが発生している第2のケースの虞が大であるため、OOFを早期に検出できる。
ステートマシン35Aは、その累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えなかった場合に、同期判定としてIFを継続する。その結果、伝送装置2は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えていない場合は軽微なビットエラーの第3のケースに過ぎず、無暗にOOFに遷移させることなく、同期判定としてIFを継続することで、OOFの誤検出を防止できる。
第2の同期判定部24Aは、第2のケースの場合、受信フレーム内の同期パターンのビット列と期待値との間で確率的に半分のビットが不一致となるため、そのハミング距離を累積ハミング距離AHDに累積する。第2の同期判定部24Aは、例えば、OTN規格では同期パターンのビット数が24ビットであるため、その半分の12ビット相当のハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積し、その累積ハミング距離AHDが閾値THD(7回)を超える。その結果、第2の同期判定部24Aは、直ぐに同期判定をOOFに遷移し、同期引き込み動作を開始できる。
第2の同期判定部24Aは、第3のケースの場合、受信フレーム内の同期パターンの内、軽微なビットエラー、例えば、1ビットのエラーが確率的に支配的であるため、そのハミング距離“1”を累積ハミング距離AHDに累積する。第2の同期判定部24Aは、累積ハミング距離AHDが閾値THDを簡単に超えないため、無暗に同期判定をOOFに遷移せず、IFを継続する。その結果、第3のケースの場合、フレーム毎に累積するハミング距離HDが1程度で容易に閾値THDを超えないため、OOFの誤検出を防止できる。
図12は、実施例2の同期引き込み時の第2の同期判定部24A内の各信号の一例を示すタイミングチャートである。第1の距離算出部36Aは、受信フレーム内の同期パターンのビット列と期待値との間のハミング距離HDを算出し、そのハミング距離HDをシンクカウンタ33、累積部37及びステートマシン35Aに出力する。その際、ステートマシン35Aは、ハミング距離HDが“0”の場合、同期判定のステートをOOFに遷移し、ロード信号L21をシンクカウンタ33及びフレームカウンタ34に出力する。
フレームカウンタ34は、ロード信号L21に応じてフレームタイミングのカウント動作を開始する。更に、シンクカウンタ33は、ハミング距離HDが“0”の場合、同期パターン0x1をカウントする。
ステートマシン35Aは、次のハミング距離HDが“0”の場合、ロード信号L22を出力する。更に、シンクカウンタ33は、ハミング距離HDが“0”の場合、同期パターン0x2をカウントし、ハミング距離HDが“0”のタイミングを1クロック遅延する。更に、シンクカウンタ33は、そのタイミングとフレームカウンタ34のフレームタイミングF21とが一致した場合に同期信号S21をステートマシン35Aに出力する。
その結果、ステートマシン35Aは、同期信号S21に応じて同期判定をOOFからIFに遷移する。そして、同期引き込み処理が完了したことになる。
実施例2の伝送装置2は、フレームタイミングのビット列のハミング距離HDを算出し、そのハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに順次累積し、その累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えた場合に同期判定をOOFに遷移する。その結果、伝送装置2は、実際にOOFが発生している虞が大であるため、OOFを早期に検出できる。
伝送装置2は、累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えなかった場合に同期判定をIFに遷移する。その結果、伝送装置2は、軽微ビットエラーに過ぎず、無暗にOOFに遷移させることなく、同期判定をIFに継続することで、OOFの誤検出を防止できる。
実施例2の伝送装置2は、実施例1の第1の比較部32及び距離算出部36を1個の第1の距離算出部36Aで代用できるため、その回路規模を小さくできる。
図13は、FEC訂正前のBERとOOF発生間隔との関係の一例を示す説明図である。例えば、ITU-T G.975.1 I7に規定されているFEC符号において、FEC訂正前のBER (Input Bit Error Rate)とFEC訂正後のBER(Output BER)との関係は、Input BER = 1.30 x 10-3及びOutput BER = 1 x 10-15である。OTU2フレーム(約10Gbps)での伝送を想定した場合、ビットエラーが発生する平均時間間隔は1 x 105[秒]である。これに対して、ITU-T G.798で規定されている従来のOTNの同期判定は、同じInput BERの環境下で、第3のケースでOOFの誤検出の平均発生間隔は4.4 x 102[秒]となる。この際、BERが高い環境下では、第3のケースのOOFの誤検出の方がFEC訂正後のビットエラーよりも高い頻度で発生する。例えば、Input BER = 1.30 x 10-3、閾値THDを“7”に設定した場合、第3のケースのOOFの平均発生間隔は5 x 105[秒]であって、FEC訂正後のエラーの発生間隔(平均発生間隔:1 x 105[秒])よりも長くできる。つまり、本願の第3のケースのOOFの平均発生間隔は、従来の第3のOOFの平均発生間隔やBER訂正後のOOFの平均発生間隔よりも長くなるため、第3のケースでのOOFの遷移の頻度を小さくできる。
尚、上記実施例のNWIF12は、OTNと通信接続するため、フレーム生成部21、FECエンコード部22、スクランブル部23、第1の同期判定部24、デスクランブル部25、FECデコード部26及びフレーム処理部27を内蔵した。しかしながら、CLIF11においても、OTNと通信接続する場合には、フレーム生成部21、FECエンコード部22、スクランブル部23、第1の同期判定部24、デスクランブル部25、FECデコード部26及びフレーム処理部27を内蔵するものとする。
図6に示す第1の同期監視処理のステップS18では、同期判定をIFとし、ハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積した。しかしながら、ステップS18にてハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積し、ステップS19にて累積ハミング距離AHDが1以上、かつ、閾値THDを超えなかった場合に同期判定をIFにしてステップS16に移行するようにしても良い。
図11に示す第2の同期監視処理のステップS39では、同期判定をIFとし、ハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積した。しかしながら、ステップS39にてハミング距離HDを累積ハミング距離AHDに累積し、ステップS40にて累積ハミング距離AHDが1以上、かつ、閾値THDを超えなかった場合に同期判定をIFにしてステップS37に移行するようにしても良い。
上記実施例では、OTN及びSONET/SDHのフレームを想定したが、これらの通信網に限定されるものではなく、受信フレームの同期パターンを使用して同期外れを検出する方式の伝送装置2に適用可能である。
上記実施例では、第2の比較部38にて累積ハミング距離AHDが閾値THDを超えなかった場合に、その比較結果を出力しないとしたが、その比較結果をステータスマシン35に出力しても良い。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU等で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。
各種情報を記憶する領域は、例えば、ROM(Read Only Memory)や、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)やNVRAM(Non Volatile Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)で構成しても良い。
2 伝送装置
24 第1の同期判定部
24A 第2の同期判定部
32 第1の比較部
35 ステートマシン
35A ステートマシン
36 距離算出部
36A 第1の距離算出部
37 累積部
38 第2の比較部

Claims (5)

  1. 受信フレームのビット列と期待ビット列との間の不一致ビット数を算出し、その不一致ビット数を累積して累積数を得る算出部と、
    前記累積数が所定閾値を超えたか否かを判定する判定部と、
    前記累積数が所定閾値を超えた場合に、前記受信フレームの同期外れ状態と判定する制御部と
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 前記算出部は、
    前記受信フレームのビット列と期待ビット列との間の不一致ビット数が0の場合に前記累積数をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記制御部は、
    前記受信フレームの同期外れ状態と判定されると、前記受信フレームのビット列内の同期パターンに基づき、受信フレームの同期を確立することを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 前記算出部は、
    前記受信フレーム内の同期パターンのビット列と当該同期パターンの期待ビット列との間で不一致ビット数を算出することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の受信装置。
  5. 受信フレームを受信する受信装置が、
    前記受信フレームのビット列と期待ビット列との間の不一致ビット数を算出し、その不一致ビット数を累積して累積数を取得し、
    前記累積数が所定閾値を超えたか否かを判定し、
    前記累積数が所定閾値を超えた場合に、前記受信フレームの同期外れ状態と判定する
    処理を実行することを特徴とする同期検出方法。
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