JP2017098720A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オートフォーカスや絞りに使用される機構は積算駆動量に応じて摩耗するが、ネットワークカメラは長期間連続運用されることが多いため、デジタルカメラに使用される同等の機構を持ったレンズをネットワークカメラで使用した場合、寿命が極端に短くなってしまう。【解決手段】外部装置へ映像や画像を送信可能な撮像装置であって、焦点調節を行うフォーカス機構と撮像素子への入射光の調節を行う絞り機構の少なくとも一つと、撮像装置内の各部からの入力に応じてフォーカス機構もしくは絞りの駆動方法を決定する駆動判定部を備え、駆動判定部は装置内各機能の状態を参照して被写体に対する焦点調整や露光調整を高速に行う動作とフォーカス機構と絞り機構への負荷を減少させる動作とフォーカス機構と絞り機構の動作を停止する動作のいずれかを決定することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、ネットワーク等を経由して外部装置に映像配信が可能な撮像装置に関するものであって、フォーカス制御や露光制御に使用される機構制御に関する。
近年、ネットワークや専用線を介して、カメラを制御し、映像を配信することができるネットワークカメラが知られている。ネットワークカメラには、様々な機能を持つものがあり、異常音や動体などを検出してカメラの動作を切り替えることができる機能や、外部クライアントからの指示により撮影方向や撮影倍率を変更できる機能を有するものなどが知られている。
一方で、より高い映像品質を実現するため、従来からスチルカメラやビデオカメラが備えていた、レンズを移動することで被写体へのピントを自動で合わせるオートフォーカス(以下AF)機構を備えるものや、撮影シーンに合わせて自動で露光補正を行うオートエクスポージャ機能(以下AE)を備え、AE機能のために絞り機構を有するものも知られている。
ところで、一般的にAF機構や絞り機構は駆動時間に応じて摩耗、劣化するという課題がある。スチルカメラやビデオカメラとは異なりネットワークカメラは長期間の運用が想定されるため、その運用期間に渡りAF機構や絞り機構を駆動し続けると、AF機構や絞り機構が早く劣化してしまうという課題がある。
このようなAF機構や絞り機構を持つ撮像機器における機構の劣化を抑制するための技術が一般的に知られている。特許文献1は、外部クライアントにネットワークを介して接続可能なビデオカメラにおいて、クライアントからのアクセスが発生した場合にはオートフォーカスもしくは絞りの制御を実施し、アクセスが無い場合には、オートフォーカスおよび絞りの制御を非実施、間欠もしくは低速動作とすることにより機構の劣化を抑制する、という技術を開示している。
特許第5223974号公報
ところが、ネットワークカメラは監視用途で利用される機会が多く、24時間365日クライアントからのアクセスが途切れないことも多い。特許文献1の技術では、このように常時アクセスされ続けるような監視用途においては効果を得にくい。
しかしながら、先の例における設備の防犯監視においては、通勤通学による混雑時など多くの人物と行動を見分けるために高精細な映像が必要な時間がある一方で、休日の閑散等、人物が撮影シーンに現れない場合や、夜間の節電対策により照明が落とされ照度不足により撮影しても何も写らない場合も多い。このようなときは必ずしも高精細な映像が必要となるとは限らない。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、AF機構や絞り機構を有するネットワークカメラにおいて、AF機構や絞り機構の動作をネットワークカメラ内部の各状態参照することにより適切に制御することにより、AF機構や絞り機構の摩耗・劣化を抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
外部のネットワークで接続されたクライアント装置に映像を送信可能な撮像装置において、焦点調節を行うフォーカス機構と撮像素子への入射光の調節を行う絞り機構の少なくとも一つと、撮像装置内の各部からの入力に応じてフォーカス機構もしくは絞りの駆動方法を決定する駆動判定部を備え、駆動判定部は撮像装置内各機能の状態を参照して被写体に対する焦点調整もしくは絞り機構を用いた露光調整の少なくとも1つを行う通常動作とフォーカス機構と絞り機構への負荷を減少させる保護動作とフォーカス機構と絞り機構の動作を停止する動作停止のいずれかを決定することを特徴とする。
本発明によれば、光学系の一部を駆動することにより光学的特徴を変更する光学系駆動手段を備えた撮像装置において、ネットワーク内の各部の状態を参照することにより、高い映像品質が要求されないシーンを自動判定し、フォーカス機構や絞り機構を駆動するモータなどの機構部品への負荷が少ない動作モードで駆動することにより、高画質が必要な場面における画質を保ちながら、駆動系の長寿命化を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る撮影装置を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る外部装置との接続を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る撮影装置内部を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る駆動パラメータテーブルを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る駆動切り替え設定テーブルを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る駆動判定処理の流れを示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施形態にかかわる撮像装置(ネットワークカメラ)を示す図である。
1101はレンズの向きをパン方向に、同じく1102はチルト方向に変更する機構であり、1103はズーム機構である。
図2は撮像装置1000を含むシステム構成図である。
2000は、本発明における外部機器を示すクライアント装置である。監視カメラ1000とクライアント装置2000は、IPネットワーク網1500を介して相互に通信可能な状態に接続されている。監視カメラ1000は、クライアント装置2000に対して、撮像した映像やその付加情報を送信する。クライアント装置2000は、監視カメラ1000に対して、後述する撮像パラメータ変更や雲台駆動、映像ストリーミング開始等の各種コマンドを送信する。監視カメラ1000は、それらのコマンドに対するレスポンスや映像ストリームをクライアント装置2000に送信する。
図3は本発明の実施形態にかかわる撮像装置1000の内部構造示すブロック図である。
1001はレンズユニットである。レンズユニット1001は複数枚のレンズから構成されており、レンズの中には前後移動することにより画角を調節するためのものや、前後移動することにより被写体との焦点を変化させることによりピントを調節するものがある。
1002はズーム駆動部である。ズーム駆動部1002はレンズユニット1001内にある画角調節用のレンズを前後に移動することで撮像する映像の画角を調節する回路であり、レンズを移動するステッピングモーターとモーター制御用のモータードライバから構成される。
1003はフォーカス駆動部である。フォーカス駆動部1003はレンズユニット1001内にあるピント調節用のレンズを前後に移動することで撮像する映像のピントを調節する回路であり、レンズを移動するステッピングモーターとモーター制御用のモータードライバから構成される。
1004は絞り機構である。絞り機構1004は開口径を調整することによりレンズユニット1001から取り入れる光量と被写界深度を調整することができる機構であり、複数枚の絞り羽とよばれる板を円形に重ねることにより構成される。
1005は絞り駆動部である。絞り駆動部1005は絞り機構1004を構成する絞り羽根の位置を変化させるコイルおよび磁石により構成されるアクチュエータと、アクチュエータへの印加電力を調節する駆動回路から構成される。
1006は撮像素子である。レンズユニット1001に入射し、絞り機構1004を通過した光を電気信号に変換する。
1007は信号処理部である。撮像素子1006から映像信号を読みこみ、フィルタリング処理やAD変換を行う。また、撮像素子1006の感度の調整の設定や、電子的に露光時間を制御する電子シャッターのシャッタースピードの制御も行う。
1008は画像処理部である。信号処理部1007で変換された映像データを受け取り、色空間変換やノイズ削減、各種補正処理を行う。また、同時に信号処理部1007では、ネットワーク1500に配信可能な形式への画像圧縮も行われる。
1009は画像識別部である。画像識別部1009では画像処理部1008で生成された映像を解析することで動体や顔などの認識、識別を行う。画像識別部1009は外部クライアント2000から認識、識別対象を設定可能であり、映像内に対象が現れたことや対象が消滅したことなどをカメラ内の他ブロックや外部クライアント2000へ通知することが可能である。
1010は画像記録部である。画像記録部1010は取り付けられたメモリカードなどの記憶装置に画像処理部1008で生成した映像データを記録する。
1011は可視光検出器である。可視光検出器1011はフォトレジスタなど入射する可視光の強さによって電気的性質が変化するセンサとその周辺部品で構成される回路である。
1012は照度検出部である。照度検出部1012は撮像素子1006や可視光検出器1011の出力する電気信号を元に、被写体の照度を検出する。
1013は外部接点入力部である。外部接点入力部1013は、撮像装置1000外部にオン、オフの2値を出力可能なセンサやスイッチを接続することができる回路であり、オン/オフの入力状態やオン/オフの入力状態の変化を撮像装置1000内の他ブロックや外部クライアント2000へ通知することが可能である。
1014は音声入力部である。音声入力部はマイクや音声信号入力端子と、音声信号をAD変換するAD変換器などからなる回路である。
1015は異常音検出部である。異常音検出部1015は、音声入力部1014からの入力音声を解析して破壊音や悲鳴などの異常音を検出し、異常音の発生や消滅を撮像装置1000内の他ブロックや外部クライアント2000へ通知することが可能である。
1016は雲台制御部である。雲台制御部1016は後述のパン駆動部1017、チルト駆動部1018に制御信号を送出するとともに、パン駆動部1017、チルト駆動部1018から位置検出用のパルスを受け取ることで現在位置計測することができる。
1017はパン駆動部である。パン駆動部1017はパン位置調整用のステッピングモーターと、パン位置検知用のエンコーダからなり、雲台制御部1016から出力された制御信号によりステッピングモーターを駆動することで、撮影方向を水平方向に回転させ調整を行う。同時に、エンコーダのパルス信号をPT駆動制御部1016に出力する。
1018はチルト駆動部である。チルト駆動部1018は、チルト位置調整用のステッピングモーターと、チルト位置検知用のエンコーダからなり、雲台制御部1060から出力された制御信号によりステッピングモーターを駆動することで、撮影方向を垂直方向に調整を行う。同時に、エンコーダのパルス信号をPT駆動制御部1016に出力する。
1019は制御部である。制御部1019は、撮像装置1000の全体の制御を行う。制御部1019は、各種演算、入出力処理を行うCPUとその周辺回路で構成される。
1020は記憶部である。記憶部1020は、DRAMにより構成され、主に制御部1019が実行するプログラム格納領域、プログラム実行中のワーク領域、画像処理部1008が生成する画像データの格納領域等、様々なデータの格納領域として使用される。
1021は通信部である。通信部1021は、記憶部1020に記憶された映像データを外部機器へ配信する際、外部機器から撮像装置1000の各種機能の設定を行う際など、ネットワークなどを介して外部装置1500と通信を行う際に使用される。
1022は駆動判定部である。駆動判定部1022は撮像装置1000内の各ブロックの情報を参照してフォーカス駆動部1003と絞り駆動部1005の動作モードを決定し、後述する撮像制御部1023に通知する。
1023は撮像制御部である。撮像制御部1023は1008画像処理部および1012照度検出部から照度や被写体との距離などの情報受け取り、露光やフォーカスが適切に調節できるよう撮像素子1006、フォーカス駆動部1003、絞り制御部1004に制御信号を送ることで映像のフォーカスや明るさを調整する。この際、駆動判定部1022から、フォーカス駆動部1003、絞り制御部1004の動作モードとして、通常動作、通常動作に比べてフォーカス駆動部1003、絞り制御部1004への負荷が小さい保護動作、もしくはフォーカス駆動部1003、絞り制御部1004への駆動を停止する動作停止のいずれかが指定される。撮像制御部1023は駆動制御部1022から受け取った動作モードにおけるフォーカス駆動部1003、絞り駆動部1004の駆動方法を、記憶部1020に記憶されている駆動パラメータテーブル4000を参照して、オートフォーカスや自動露光調整を行う。
1024は時刻保持部である。時刻保持部1024は現在時刻を保持・計測し、他の機能ブロックより現在の時刻を取得可能な機能である。また、時刻保持部1024は、外部装置2000から通信部1021を通じて送られた指示により、特定の日時に特定の操作、機能を実行することができる機能を有している。
続いて、撮像制御部1023が参照する駆動パラメータテーブル4000について図4を用いて説明する。
駆動パラメータテーブル4000は、駆動判定部1022から撮像制御部1023に通知された動作モードに対し、フォーカス駆動部1003もしくは絞り制御部1005の駆動方法を定義するものであり、記憶部1020に記憶されている。駆動パラメータテーブル4000の内容は、外部装置2000から通信部1021を通して変更が可能である。
動作モード4001は駆動判定部1022から撮像制御部1023に対して設定するものであり、本実施例においては、通常動作、保護動作、および動作停止の3モードがある。この動作モードについては、フォーカスや絞り操作の間隔に多くの多様性を持たせることにより、更に多くの動作モードを定義することもできる。
動作モード4001のうち、通常動作、保護動作についてそれぞれ駆動方法4002、駆動速度4003、駆動間隔4004が外部装置2000から設定可能に構成され、動作モードに対応する駆動方法が「連続駆動」であった場合は駆動速度4003が設定可能、動作モードに対応する駆動方法が「間欠駆動」であった場合には、駆動速度4003と駆動間隔4004が設定可能である。本実施例においては通常動作として「連続駆動」が設定された例を示すが、例えば、通常動作として「間欠駆動」、駆動速度として「高速」、駆動間隔として「1000(ミリ秒)」を設定することも可能である。
続いて、撮像制御部1023におけるフォーカス、および、絞りの動作決定方法について説明する。
撮像制御部1023はピント調整や露光調整を行う際に、この駆動パラメータテーブル4000を参照する。本実施例における図4の例で言うと、駆動判定部1022から通常動作が指示された場合は、画像処理部1008や照度検出部1012から常時合焦情報や照度情報を常時取得し、フォーカス駆動部1003、絞り駆動部1005を駆動する必要があればフォーカス駆動部1003もしくは絞り駆動部1005を駆動速度4003にて指定された高速動作で駆動する。駆動判定部1022から保護動作が指定された場合は、駆動間隔4004で指定された500ミリ秒ごとに画像処理部1008や照度検出部1012から常時合焦情報や照度情報を取得し、フォーカス駆動部1003、絞り駆動部1005を駆動する必要があればフォーカス駆動部1003もしくは絞り駆動部1005を駆動速度4003にて指定された速度で駆動する。駆動判定部1022から保護動作が指定された低速動作で駆動する。あるいは、駆動判定部1022から保護動作が指定された場合は、フォーカス駆動部1003、絞り駆動部1005を駆動は駆動せずに、撮像素子1006、信号処理部1007、または画像処理手段1008を制御することにより撮像素子1006の感度変更と電子シャッター制御のみを用いた簡易的な露光制御のみ行う。
続いて、駆動判定部1022がどのように動作モードを決定するかについて説明する。
駆動判定部1022は、異常音検出部1015、画像識別部1009、外部接点入力部1013、パンチルト制御部1016、照度検出部1012および時刻保持手段の状態を監視して、フォーカス駆動部1003および絞り駆動部1005の動作を切り替えるが、この切り替えは記憶部1020に記憶されている駆動切り替え設定テーブル5000に基づき後述の図6のフローチャートに示す駆動判定処理を実行することで実現される。
まず、図5を用いて駆動切り替え設定テーブル5000について説明する。
駆動切り替え設定テーブル5000は、駆動判定部1022が撮像制御部1023に対して設定する動作モードと、その設定タイミングを定義するものであり、記憶部1020に記憶されている。また、駆動切り替え設定テーブル5000の内容は、外部装置2000から通信部1021を通して変更が可能である。
撮像装置1000内の各機能ブロックから取得可能な情報のうち動作モード切り替えのトリガとして利用する各動作トリガ5001について、トリガを動作モードの切り替え要因として利用するかどうかを示す有効フラグ5002、動作トリガ5001が発生してから動作モードを切り替えるまでの時間を指定する開始時切り替え遅延間5003、動作トリガ5001の事象が検出されてから、開始時切り替え遅延時間5003が経過した後に切り替える動作モード5004、および、動作トリガ5001の動作トリガ条件が非検出状態となった後に動作モードの設定を元に戻すまでの時間である終了時切り替え遅延時間5005が定義される。
本実施例における動作トリガは、異常音検出部1015において異常音を検出したタイミングである異常音検出5006、画像識別部1009において動体や顔を検出したタイミングである動体・顔検出5007、外部接点入力部1013において、接続された外部デバイスによりオン信号が入力されたタイミングである外部接点オン5008、雲台制御部1016によるパン駆動部1017およびチルト駆動部1018の制御、もしくは撮像制御部1023によるズーム駆動部1002の制御が完了したタイミングであるパンチルトズーム動作完了5009、照度検出部1012において検出した照度が規定値を下回ったタイミングである照度低下5010、および、時刻保持部1024において現在時刻と外部装置2000から動作切り替え時刻として指定された時刻が一致したタイミングである、駆動切り替え時刻1 5011と駆動切り替え時刻2 5012を持つ。また、動作トリガ5001が発生していない場合のデフォルト5013の動作モード5004も、駆動切り替え設定テーブル5000に定義可能である。
開始時切り替え遅延5003や終了時切り替え遅延5005については、駆動切り替え時刻1 5011のように、動作トリガ5001によっては設定できない項目もある。
続いて、撮像制御部1023が、駆動パラメータテーブル4000を参照して駆動モードを決定する駆動判定処理6000の処理の流れを図6のフローチャートを用いて説明する。
本実施例においては、トリガによる動作モードの切り替えは先勝ち(先に入ったトリガによって動作モードが設定されている間は他のトリガ入力を検出しない)とするが、後勝ちや優先度付きとしてもよい。
S6001は、デフォルトの動作モードを設定する処理である。フォーカス駆動部1003および絞り駆動部1005の駆動モードを、駆動切り替え設定テーブル5000内のデフォルト5013の開始時動作モード5004を参照して駆動制御部1023に通知する。デフォルトの動作モードの設定が完了したら、S6002に移行する。
S6002は、駆動切り替え時刻1による動作モードの切り替えが有効かどうかを判定する処理である。S6002では、駆動切り替え設定テーブル5000内の駆動切り替え時刻1 5011の有効フラグ5002を参照して、駆動切り替え時刻1における駆動モード切り替えが有効となっているかどうかを判定する。有効フラグが真であった場合はS6003へ、偽であった場合はS6004へ移行する。
S6003は、時刻保持部1024に現在時刻と外部装置2000から設定された駆動切り替え時刻1が一致しているかどうかを照会する処理である。現在時刻と駆動切り替え時刻1が一致している場合はS6016cへ、一致していない場合はS6004へ移行する。
S6004は、駆動切り替え時刻2による動作モードの切り替えが有効かどうかを判定する処理である。S6004では、駆動切り替え設定テーブル5000内の駆動切り替え時刻2 5012の有効フラグ5002を参照して、駆動切り替え時刻2における駆動モード切り替えが有効となっているかどうかを判定する。有効フラグが真であった場合はS6005へ、偽であった場合はS6006へ移行する。
S6005は、時刻保持部1024に現在時刻と外部装置2000から設定された駆動切り替え時刻2が一致しているかどうかを照会する処理である。現在時刻と駆動切り替え時刻2が一致している場合はS6016cへ、一致していない場合はS6006へ移行する。
S6006は、照度低下による動作モードの切り替えが有効かどうかを判定する処理である。S6006では、駆動切り替え設定テーブル5000内の照度低下5010の有効フラグ5002を参照して、駆動切り替え時刻1における駆動モード切り替えが有効となっているかどうかを判定する。有効フラグが真であった場合はS6007へ、偽であった場合はS6008へ移行する。
S6007は、照度が既定以下であるかどうかを照度検出部1012に問い合わせる処理である。照度が規定値以下であった場合はS6015aへ、照度が規定以上であった場合はS6008へ移行する。
S6008は、異常音検出による動作モードの切り替えが有効かどうかを判定する処理である。S6006では、駆動切り替え設定テーブル5000内の異常音検出5006の有効フラグ5002を参照して、異常音検出による動作モードの切り替えが有効となっているかどうかを判定する。有効フラグが真であった場合はS6009へ、偽であった場合はS6010へ移行する。
S6009は、異常音検出部1015において悲鳴や破壊音などの異常音の検出があるかどうかを問い合わせる処理である。異常音検出部1015において異常音が検出されている場合はS6015aへ、異常音が検出されていない場合はS6010へ移行する。
S6010は、外部接点オン入力による動作モードの切り替えが有効かどうかを判定する処理である。S6010では、駆動切り替え設定テーブル5000内の外部接点オン5008の有効フラグ5002を参照して、外部接点オン入力による動作モードの切り替えが有効となっているかどうかを判定する。有効フラグが真であった場合はS60011へ、偽であった場合はS6012へ移行する。
S6011は、外部接点入力への入力がオンであるかを外部接点入力部1013に問い合わせる処理である。外部接点入力への入力がオンであった場合はS6015aへ、オフであった場合はS6012へ移行する。
S6012は、パン、チルト、ズームの動作完了による動作モード切り替えが有効かどうかを判定する処理である。S6010では、駆動切り替え設定テーブル5000内のパンチルトズーム動作完了5008の有効フラグ5002を参照して、パンチルトズームの動作完了における動作モードの切り替えが有効となっているかどうかを判定する。有効フラグが真であった場合はS60013へ、偽であった場合はS6002へ移行する。
S6013は、直前のパン、チルト、ズーム動作が完了したかどうかを雲台制御部1016もしくは撮像制御部1023に問い合わせる処理である。パン、チルト、ズームの動作か完了していればS6014へ移行、そうでなければS6002へと移行する。
S6014は、直前に完了したパン、チルト、ズーム操作が、カメラ内部で保持しているパン、チルト、ズームの呼び出し(以下プリセット呼び出し)によるものであるか、外部クライアントによるパン、チルト、ズーム操作によるもの(以下ユーザー操作)であるかを雲台制御部1016もしくは撮像制御部1023に問い合わせる処理である。この処理は、外部装置からのユーザーによるパン、チルト、ズーム制御の場合は、動作が停止したとしてもユーザー操作の途中である可能性が高く、すぐに次のユーザー操作が行われる可能性が高い。そのため、S6015bに移行して、次のユーザー操作が実行されないことを一定時間のウェイトを入れることで待つ。プリセット呼び出しであれば、その後次のプリセット操作、もしくはユーザー操作に移行するまで停止した位置を保持する可能性が高いため、すぐに駆動モードを切り替えるS6016bに移行する。
S6015a、S6015bは、トリガ条件5001を満たした後、動作モードを切り替えるまでに一定時間遅延を設ける処理である。この処理は駆動切り替え設定テーブル5000の開始切り替え遅延時間5003を参照して、その時間分ウェイトをかける。本実施例におけるパンチルトズーム完了後の切り替え操作では、パンチルトズーム動作完了を検知してから1000ミリ秒後に動作モードを切り替える。この処理を実行した後、S6016a、S6016bに移行する。
S6016a、S6016b、S1016cは、フォーカス駆動部1003および絞り駆動部1005の駆動モードを駆動制御部1023に通知する処理である。通知する動作モードは駆動切り替え設定テーブル5000におけるそれぞれの動作トリガの開始時動作モード5004で設定された動作モードである。例えば、動作トリガが異常音検出5006であった場合は、撮像制御部1023に通知する動作モードは通常動作である。動作モードの切り替えが完了したら、S6018a、S6018b、S6002の処理に移行する。
S6017は、動作モード切り替えのトリガとなった条件が解除となるまで待つ処理である。例えば動作トリガの要因が外部接点オン入力であった場合は、外部接点入力がオフ入力となるまで待つ。トリガ条件が解除されたら、S6018a、S6018bに移行する。
S6018a、S6018bは、トリガ解除となった後もトリガ後の動作モードを一定時間維持する時間するための待ち処理である。この処理は駆動切り替え設定テーブル5000の終了切り替え遅延時間5005を参照して、その時間分ウェイトをかける。本実施例における動体・顔検知5007がトリガであった場合、動体もしくは顔が非検知となってから5000ミリ秒現在の動作モードを維持し、ウェイトが完了したタイミングでS6019a、S6019bに移行する。
S6019a、S6019bは、S6016a、S6016bにて動作モードを切り替える前の動作モードに戻す処理である。この処理が完了すると、S6002に戻り、駆動判定が継続される。
このような処理により、より高い画質水準が求められる、または高速なフォーカス追従が必要な場面においては、被写体に対してより高速にピンを合わせることができ映像品質の安定性も高い動作モード、求められる画質水準がそれほど高くなくフォーカスの追従についても高速なものが求められない場面においては、よりフォーカス機構もしくは絞り機構への負荷が小さな動作モードに切り替えることにより、駆動系の摩耗を軽減することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明は、ネットワーク等を経由してクライアント装置へ映像を配信することのできるカメラにおいて、モーターなどの機構部品を利用してオートフォーカスやオートエクスポージャを行う際に有効である。
1000 実施例1の撮像装置、1001 実施例1のレンズユニット、
1002 実施例1のズーム駆動部、1003 実施例1のフォーカス駆動部、
1004 実施例1の絞り機構、1005 実施例1の絞り駆動部、
1006 実施例1の撮像素子、1007 実施例1の信号処理部、
1008 実施例1の画像処理部、1009 実施例1の画像識別部、
1010 実施例1の画像記録部、1011 実施例1の可視光検出器、
1012 実施例1の照度検出部、1013 実施例1の外部接点入力部、
1014 実施例1の音声入力部、1015 実施例1の異常音検出部、
1016 実施例1の雲台制御部、1017 実施例1のパン駆動部、
1018 実施例1のチルト駆動部、1019 実施例1の制御部、
1020 実施例1の記憶部、1021 実施例1の通信部、
1022 実施例1の駆動判定部、1023 実施例1の撮像制御部、
1024 実施例1の時刻保持部

Claims (10)

  1. 外部のネットワークで接続されたクライアント装置に映像を送信可能な撮像装置において、
    焦点調節を行うフォーカス機構と撮像素子への入射光の調節を行う絞り機構の少なくとも一つと、
    撮像装置内の各部からの入力に応じて前記フォーカス機構もしくは前記絞りの駆動方法を決定する駆動判定部を備え、
    前記駆動判定部は撮像装置内各機能の状態を参照して被写体に対する焦点調整もしくは絞り機構を用いた露光調整の少なくとも一つを行う通常動作と前記フォーカス機構と前記絞り機構への負荷を減少させる保護動作と前記フォーカス機構と前記絞り機構の動作を停止する動作停止のいずれかを決定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記駆動判定部における通常動作は前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構を連続で動作させる連続動作であることと保護動作は前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構を一定時間間隔で間欠的に動作させる間欠動作であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記駆動判定部における前記保護動作時の前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構の駆動を前記通常動作時のものよりも前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構の摩耗が少なくなるよう低速とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記保護動作時の前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構の間欠動作の動作間隔を前記通常動作時のものよりも前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構の摩耗が少なくなるよう長い動作間隔であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置外部からの音声データを受け付け解析することにより異常音を検出する音声解析部を備え、
    前記駆動判定部は前記音声解析部が前記異常音を検出した場合には前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構を前記通常動作に移行することと前記音声解析部が前記異常音を検出しない状態が一定時間以上継続した場合には前記フォーカス系もしくは前記絞り機構を保護動作に移行することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 撮像した映像データを解析することにより前記クライアント装置から指定された認識対象を検出する画像識別部を備え、
    前記駆動判定部は前記画像識別部が前記撮影対象を検出した場合には前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構を前記通常動作に移行することと前記画像識別部が前記撮影対象を検出しない状態が一定時間以上継続した場合には前記フォーカス系もしくは前記絞り機構を保護動作に移行することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置に接続された外部装置からオンもしくはオフの二値電圧を受け付ける外部接点入力部を備え、
    前記駆動判定部は外部装置からの入力がオンであった場合は前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構を前記通常動作に移行することと外部装置からの入力がオフである状態が一定時間以上継続した場合には前記フォーカス系もしくは前記絞り機構を保護動作に移行することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像手段の撮影方向を前記外部装置からもしくは前記撮像装置が自己的に変更可能な方向変更手段か前記撮像手段の撮影画角を前記外部装置からもしくは前記撮像装置が自己的に変更可能な画角変更手段の少なくとも一つを備え、
    前記駆動判定部は前記方向変更手段もしくは前記画角変更手段において方向もしくは画角が変更された直後もしくは一定時間経過後に前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構を通常動作に移行することと前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構を通常動作に移行した後一定時間経過後もしくはフォーカス調整完了後に前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構を保護操作に移行することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 可視光を検出する光検出器からの入力もしくは撮像映像から撮影シーンの輝度値を検出する輝度検出部を備え、
    前記駆動判定部は前記輝度検出部において検出された輝度値を参照し輝度値が規定値以上であった場合は前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構を停止動作または保護状態から通常動作、もしくは停止動作から保護動作に切り替えることと、前記輝度検出部において検出された輝度が規定値未満であった場合は前記フォーカス機構もしくは前記絞り機構を通常動作または保護動作から動作停止、もしくは通常動作から保護動作に切り替えること、
    を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 現在時刻を保持するとともに外部装置からの設定により特定の時間に特定の動作をするよう設定可能な時刻保持手段を備え、
    前記駆動判定部は前記外部装置により前記フォーカス機構および絞り機構の動作方法もしくは動作速度を変更する時刻とから前記フォーカスおよび絞り機構の動作方法変更後の動作方法と動作速度の少なくとも一つを設定可能であり前記外部装置より設定された時刻と現在時刻が一致したタイミングで前記フォーカス機構および絞り機構の動作方法および駆動速度を外部装置により設定された動作方法および駆動速度に変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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