JP2017098006A - Organic EL panel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、有機EL(Electro-Luminescence)パネルに関する。 The present invention relates to an organic EL (Electro-Luminescence) panel.
従来、有機材料によって形成される自発光素子として知られる有機EL素子は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)等からなる陽極と、少なくとも有機発光層を有する有機層と、アルミニウム(Al)等からなる非透光性の陰極と、を順次積層してなるものである(例えば特許文献1参照)。 Conventionally, an organic EL element known as a self-luminous element formed of an organic material is made of, for example, an anode made of ITO (Indium Tin Oxide), an organic layer having at least an organic light emitting layer, aluminum (Al), or the like. A non-translucent cathode is sequentially laminated (see, for example, Patent Document 1).
かかる有機EL素子は、陽極から正孔を注入し、また、陰極から電子を注入して正孔及び電子が前記有機発光層にて再結合することによって光を発するものである。有機EL素子はディスプレイに採用されるほか、近年では面発光照明としても開発が進められている。 Such an organic EL element emits light by injecting holes from the anode and injecting electrons from the cathode and recombining the holes and electrons in the organic light emitting layer. In addition to being employed in displays, organic EL elements have also been developed as surface-emitting lighting in recent years.
また、有機ELパネルとして、例えば特許文献2に開示される透過型片面発光パネルが知られている。かかる透過型片面発光パネルは、光を放出する光放出部と、光を透過させる光透過部と、を有する透過発光領域を備え、光放出部に発光部と遮光層を有し、発光部からの光を一方の面側から放出するとともに、他方の面側に向かう光を遮光層で遮蔽するものである。そして、一方の面側からは、発光パネルが非点灯である場合には、光透過部を介して背景を視認することができ、発光パネルが点灯する場合には、光放出部からの光によって背景を視認することができなく(視認しにくく)なる。これに対し、他方の面側からは、発光パネルの点灯・非点灯に係わらず光透過部を介して背景を視認することができる。かかる透過型片面発光パネルは透過型ディスプレイ、建物の照明、あるいは読書灯など様々に利用することができる。 As an organic EL panel, for example, a transmissive single-sided light-emitting panel disclosed in Patent Document 2 is known. Such a transmissive single-sided light-emitting panel includes a transmissive light-emitting region having a light-emitting portion that emits light and a light-transmissive portion that transmits light. The light-emitting portion includes a light-emitting portion and a light-shielding layer. Is emitted from one surface side, and the light directed to the other surface side is shielded by the light shielding layer. From one surface side, when the light-emitting panel is not lit, the background can be visually recognized through the light transmission part, and when the light-emitting panel is lit, the light from the light emitting part is used. The background cannot be visually recognized (it is difficult to visually recognize). On the other hand, from the other surface side, the background can be visually recognized through the light transmission portion regardless of whether the light emitting panel is turned on or off. Such a transmissive single-sided light emitting panel can be used in various ways such as a transmissive display, building lighting, or a reading lamp.
ところで、有機ELパネルには、その外周部分に陽極及び陰極と外部電源とを接続するためのリード部が設けられる。そしてリード部は配線抵抗を低減するという点から透明電極(陽極)と同様のITOなどの透明導電層と非透光性であり低抵抗の金属層との積層体からなる場合が一般的である。すなわち、リード部は非透光性領域となる。しかしながら、透過型片面発光パネルに非透光性のリード部を設けると、リード部が目立って見栄えが損なわれるという問題点があった。 By the way, the organic EL panel is provided with a lead portion for connecting the anode and the cathode and an external power source on the outer peripheral portion thereof. In general, the lead portion is composed of a laminate of a transparent conductive layer such as ITO similar to the transparent electrode (anode) and a non-light-transmitting and low-resistance metal layer in order to reduce wiring resistance. . That is, the lead portion becomes a non-translucent region. However, when the non-translucent lead portion is provided in the transmissive single-sided light emitting panel, there is a problem that the lead portion is conspicuous and the appearance is impaired.
そこで本発明は、この問題に鑑みてなされたものであり、透過型発光パネルとしての見栄えを向上させることが可能な有機ELパネルを提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been made in view of this problem, and an object thereof is to provide an organic EL panel capable of improving the appearance as a transmissive light-emitting panel.
本発明の有機ELパネルは、前述の課題を解決するために、支持基板上に透明電極と少なくとも発光層を含む有機層と非透光性の背面電極とが積層形成されてなる発光部と前記背面電極に第1開口部が形成されてなる透過部とを有する透過発光部と、前記支持基板上に形成され前記透明電極と接続される非透光性の第1リード部と、前記支持基板上に形成され前記背面電極と接続される非透光性の第2リード部と、を備えてなる有機ELパネルであって、
前記第1、第2リード部の少なくとも一方に第2開口部が形成され、
前記第2開口部が形成された前記第1、第2リード部の開口率は、前記透過発光部の開口率以上である。
In order to solve the above-described problem, the organic EL panel of the present invention includes a light-emitting portion formed by laminating a transparent electrode, an organic layer including at least a light-emitting layer, and a non-translucent back electrode on a support substrate, A transmissive light-emitting portion having a transmissive portion in which a first opening is formed in a back electrode; a non-translucent first lead portion formed on the support substrate and connected to the transparent electrode; and the support substrate A non-translucent second lead portion formed on and connected to the back electrode, and an organic EL panel comprising:
A second opening is formed in at least one of the first and second lead portions;
An aperture ratio of the first and second lead portions in which the second opening is formed is equal to or higher than an aperture ratio of the transmissive light emitting portion.
本発明によれば、透過型発光パネルとしての見栄えを向上させることが可能となる。 According to the present invention, it is possible to improve the appearance as a transmissive light emitting panel.
以下、添付図面に基づいて本発明を適用した実施形態について説明する。 Embodiments to which the present invention is applied will be described below with reference to the accompanying drawings.
図1は、本実施形態である有機ELパネル100を示す背面図である。なお、図1においては封止基板18の配置個所を点線で示している。図2は、図1に示す有機ELパネル100のA−A線断面図である。図3は、図1に示す有機ELパネル100の部分Bの拡大図である。図4は、図3に示す有機ELパネル100の断面図であり、(a)はC−C線断面図であり、(b)はD−D線断面図である。図2及び図4においては、下側を「前」、上側を「後」として説明する。
FIG. 1 is a rear view showing an
有機ELパネル100は、図1及び図2に示すように、支持基板11と、透明電極である第1電極12と、絶縁膜13と、有機層14と、背面電極である第2電極15と、第1リード部16と、第2リード部17と、封止基板18と、から主に構成される。第1電極12と有機層14と第2電極15とが積層された略矩形状の領域は、後述する発光部と透過部とを有する透過発光部(有機EL素子)10を構成する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
支持基板11は、例えば透光性の無アルカリガラスからなる矩形状の基板である。なお、アルカリガラス等のその他のガラス基板を用いてもよく、ガラス厚についても特に限定されない。また、透明な樹脂基板を用いても良い。支持基板11の背面(後面)上には、第1電極12、第1リード部16及び第2リード部17が形成され、さらに、絶縁膜13、有機層14及び第2電極15が順に積層形成される。また、第1リード部16は第1電極12と接続され、第2リード部17は第2電極15と接続される。
The
第1電極12は、本実施形態では正孔を注入する陽極となるものであり、支持基板11上にITOあるいはAZO(Aluminum Zinc Oxide)等の透明導電材料をスパッタリング法等の手段によって50〜500nmの膜厚で層状に形成し、フォトリソグラフィー法等の手段によって所定の形状にパターニングしてなる透明電極である。第1電極12は、第1リード部16の第1透明導電層16a及び第2リード部17の第2透明導電層17aと同一の透明導電材料を用いて同工程で形成され、第1透明導電層16aと一体的に形成されることで第1リード部16と電気的に接続される。また、第1電極12、第1透明導電層16a及び第2透明導電層17aは、その表面がUV/O3処理やプラズマ処理等の表面処理を施される。
In the present embodiment, the
絶縁膜13は、第1電極12のエッジ(外側領域)、第1電極12と第1透明導電層16aとの境界領域及び第2透明導電層17aの内側領域を含む透過発光部10の周辺領域を少なくとも覆うものであり、例えばポリイミド系やフェノール系の絶縁材料をスピンコート法等の手段によって1.0μm程度の膜厚で層状に形成し、フォトリソグラフィー法で所望の形状にパターニングしてなる。絶縁膜13は、第1電極12の中央領域を平面視略矩形状に露出させて透過発光部10の形状を画定する開口部13aと、第2透明導電層17aの内側領域を一部露出させて第2電極15を第2透明導電層17aと接触可能とし、第2電極15と第2電極配線部17とを電気的に接続させるためのスリット状のコンタクトホール部13bと、を有する。なお、コンタクトホール部13bは、例えば矩形状に形成された孔部が複数ライン状に配置されるものであってもよい。また、絶縁膜13を透過発光部10内にも形成し、発光部の形状や大きさを調整してもよい。
The
有機層14は、少なくとも有機材料からなる発光層を含む単層あるいは多層からなり、例えば60〜150nm程度の膜厚で第1電極12上に形成されるものである。多層構造の一例としては、第1電極12側から順に正孔注入層、正孔輸送層、第1の発光層、第2の発光層、電子輸送層が積層形成される。なお、発光層は単一でもよく、また、他に層が付加されるものであってもよく、また、一部の層が含まれないものであってもよい。電子輸送層上にさらにフッ化リチウム(LiF)からなる電子注入層を形成してもよい。有機層14は、真空蒸着法によって形成され、所定の開口部を有する蒸着マスクを介して支持基板11の背面側に所望の形状で形成される。有機層14は、第1電極12を覆うと共に第2透明導電層17aとコンタクトホール部13bを介して接触しないように、その端部がコンタクトホール部13bよりも中央側に位置するように平面視略矩形状に形成される(図2参照)。
The
第2電極15は、本実施形態では電子を注入する陰極となるものであり、有機層14上に例えばAl,マグネシウム(Mg),コバルト(Co),Li,金(Au),銅(Cu),亜鉛(Zn)等の非透光性の低抵抗導電材料を膜厚50〜200nmの層状に形成した導電膜からなる背面電極である。第2電極15は、真空蒸着法によって形成され、所定の開口部を有する蒸着マスクを介して支持基板11の背面側に所望の形状で形成される。第2電極15は、第1電極12を覆うと共に第2透明導電層17aとコンタクトホール部13bを介して接触するように、その端部が第2透明導電層17aの内側領域と重なるように形成される(図2参照)。さらに、図3及び図4(a)に示すように、第2電極15は、少なくとも透過発光部10に対応する部分に所定の大きさ及び間隔で複数の第1開口部15aが形成され、第2電極15が形成される個所と第2電極15が形成されない個所(第1開口部15a)とが交互に配置されている。なお、第2電極15の透過発光部10に対向する部分を格子状に形成し、第2電極15が形成される個所と第2電極15が形成されない第1開口部15aとが複数交互に配置されるようにしてもよい。すなわち、第1開口部15aの形状は任意であって本実施形態に限定されるものではない。第1開口部15aの大きさ及び間隔は、透過発光部10の透過率に応じて適宜定められる。すなわち、第1開口部15aの大きさが大きい及び/あるいは間隔が小さいほど透過発光部10の開口率(第1開口部15aの総面積/透過発光部10の総面積)が高くなって透過発光部10の透過率が高くなり、第1開口部15aの大きさが小さい及び/あるいは間隔が大きいほど透過発光部10の開口率が低くなって透過発光部10の透過率が低くなる。
In the present embodiment, the
第1リード部16は、第1電極12と外部電源(図示しない)とを接続する陽極配線部であり、第1透明導電層16aと第1金属層16bとを支持基板11上にこの順で積層した構造を有する積層体からなる。第1透明導電層16aは、前述のように第1電極12及び第2透明導電層17aと同一の透明導電材料でかつ同工程で形成される。第1金属層16bは、例えば、Al、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、銀(Ag)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)等の少なくとも第1透明導電層16aよりも低抵抗である非透光性の金属材料あるいはこれらの合金からなり、スパッタリング法等によって100〜500nm程度の単層あるいは積層の層状に形成してなる。第1金属層16bにより、第1リード部16は非透光性となる。第1リード部16は、第1透明導電層16aが第1電極12と一体的に形成されることで第1電極12と電気的に接続される。第1リード部16は、平面視略矩形状の支持基板11の上端部(上辺)に沿って、平面視略矩形状に形成される。さらに、図3及び図4(b)に示すように、第1リード部16は、フォトリソグラフィー法等によって第1金属層16bに所定の大きさ及び間隔で複数の第2開口部16cが形成され、第1金属層16bが形成される個所と第1金属層16bが形成されない個所(第2開口部16c)とが交互に配置されている。本実施形態において、第2開口部16cは、第1リード部16の短手方向に延びる矩形状に形成される。なお、第1金属層16bを格子状に形成し、第1金属層16bが形成される個所と第1金属層16bが形成されない第2開口部16cとが複数交互に配置されるようにしてもよい。すなわち、第2開口部16cの形状は任意であって本実施形態に限定されるものではない。第2開口部16cの大きさ及び間隔は、第1リード部16の開口率(第2開口部16cの総面積/第1リード部16の総面積)が透過発光部10の開口率以上となるように適宜定められる。
The
第2リード部17は、第2電極15と前記外部電源とを接続する陰極配線部であり、第2透明導電層17aと第2金属層17bとを支持基板11上にこの順で積層した構造を有する積層体からなる。第2透明導電層17aは、前述のように第1電極12及び第1透明導電層16aと同一の透明導電材料でかつ同工程で形成される。第2金属層17bは、第1金属層16bと同様に、例えば、Al、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、銀(Ag)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)等の少なくとも第2透明導電層17aよりも低抵抗である非透光性の金属材料あるいはこれらの合金からなり、スパッタリング法等によって100〜500nm程度の単層あるいは積層の層状に形成してなる。第1金属層16bと第2金属層17bとは同一の金属材料でかつ同工程で形成される。第2金属層17bにより、第2リード部17は非透光性となる。第2リード部17は、第2透明導電層17aが絶縁膜13の第2透明導電層17aの内側領域と重なる個所に形成されるコンタクトホール部13bを介して第2電極15と接触することで第2電極15と電気的に接続される。第2リード部17は、支持基板11の下端部(下辺)に沿って、平面視略矩形状に形成される。さらに、図示は省略するが、第2リード部17は、第1リード部16と同様にして、フォトリソグラフィー法等によって第2金属層17bに所定の大きさ及び間隔で複数の第2開口部が形成され、第2金属層17bが形成される個所と第2金属層17bが形成されない個所(第2開口部)とが交互に配置されている。このように、第1リード部16及び第2リード部17に第2開口部16cを設ける作用及び効果と第1リード部16及び第2リード部17の開口率を上記のように定める理由は後で述べる。
The
封止基板18は、例えばガラス材料からなり、成形、サンドブラスト、切削あるいはエッチング等の適宜方法で凹形状に形成してなるものである。封止基板18は、接着剤18aを介して支持基板11上に気密的に配設され、透過発光部10が封止される。なお、封止基板18は平板状であってもよく、この場合はスペーサーを介して支持基板11上に接着される。封止基板18の透過発光部10との対向面には吸湿剤18bが配設される。なお、支持基板11と封止基板18とで形成される封止空間内にシリコンオイル等の不活性液体を充填してもよい。
The sealing
接着剤18aは、例えば紫外線硬化性エポキシ樹脂からなる。接着剤18aは、封止基板18を支持基板11上に気密的に配設する。
The adhesive 18a is made of, for example, an ultraviolet curable epoxy resin. The adhesive 18 a air-tightly arranges the sealing
吸湿剤18bは、例えば酸化ストロンチウム(SrO)や酸化カルシウム(CaO)あるいは酸化バリウム(BaO)等からなる吸湿剤であり、封止空間内の水分を吸着する。本実施形態においては、吸湿剤18bは透明である。透明な吸湿剤としては例えば双葉電子社製のOleDryなどがある。なお、吸湿剤18bは、不活性液体に含有されるものであってもよい。
The moisture absorbent 18b is a moisture absorbent made of, for example, strontium oxide (SrO), calcium oxide (CaO), barium oxide (BaO), or the like, and adsorbs moisture in the sealed space. In the present embodiment, the
以上のように、有機ELパネル100が構成される。
透過発光部10において、第2電極15が形成された個所は、第1電極12と第2電極15とで有機層14を狭持してなる複数の発光部10aとなる。第1リード部16及び第2リード部17を介して両電極12,15間に電圧を印加すると、発光部10aにおいて有機層14(の発光層)から発光する。図4(a)に示すように、発光部10aから発せられた光L1は、支持基板11の前面側から外部に出射される一方、封止部材18の背面側からは第2電極15で反射されて外部にほとんど出射しない。また、透過発光部10において、第2電極15に第1開口部15aが形成された個所は複数の透過部10bとなる。透過部10bは、有機ELパネル100の背面側からの光L2あるいは前面側からの光L3を透過する。すなわち、有機ELパネル100は、前面側から主に光L1を出射し、また、外部からの光L2,L3を透過する、いわゆる透過型(シースルー)片面発光有機ELパネルとなる。また、図4(b)に示すように、第1リード部16(第2リード部17も同様)において、第1金属層16bの第2開口部16cからは有機ELパネル100の背面側からの光L2あるいは前面側からの光L3を透過する。すなわち、有機ELパネル100は、第2開口部16cを設けることによって第1、第2リード部16、17からも外部からの光L2,L3を透過することができる。
As described above, the
In the transmissive
次に、かかる構成の有機ELパネル100の利用方法について、説明する。
Next, a method of using the
(第1のケース)
有機ELパネル100を点灯させると、有機ELパネル100の前面側からは透過発光部10が発光して見え、有機ELパネル100の背面側からは第1、第2リード部16、17を含めて有機ELパネル100を透過して見える。
(First case)
When the
(第2のケース)
有機ELパネル100を非点灯とすると、有機ELパネル100の前面側からは第1、第2リード部16、17を含めて有機ELパネル100を透過して見え、有機ELパネル100の背面側からも第1、第2リード部16、17を含めて有機ELパネル100を透過して見える。
(Second case)
When the
次に、本願発明者は、第1、第2リード部16、17の好適な値を見出すため、試作機を作成して、輝度の均一性評価とパネルの見栄え評価を行った。図5は、有機ELパネル100の外形を37×210mm、透過発光部10の面積を4848mm2(発光部10aの面積はその30%)とし、支持基板11の前面に拡散シートを設け、透過発光部10の開口率を70%と一定に保った上で、第1、第2リード部16、17の開口率を変化させた際の有機ELパネル100の輝度均一性を測定によって評価した結果と見栄えを目視により評価した結果を表すものである。なお、第2開口部16cの形状は、図3に示すように第1、第2リード部16、17の短手方向に延びる矩形状とした。有機ELパネル100の発光には、DC(直流)5Vを印加し、輝度の測定にはトプコン製SR−3(測定距離=500mm、視野1°)を用いた。図5における輝度均一性は、透過発光部10のうち最も輝度が高い個所の輝度(最大輝度)を100%とした場合の最も輝度が低い個所の輝度(最小輝度)の値(%)を示している。また、図5における「見栄え」の評価の欄の各記号は以下の意である。
◎:第1、第2リード部16、17が目立たない
△:第1、第2リード部16、17の存在が気になる
×:第1、第2リード部16、17に透明感がない
Next, in order to find a suitable value for the first and
A: The first and second
図5において、第1、第2リード部16、17の開口率が透過発光部10の開口率(70%)より低い30%、50%である場合は、輝度均一性は95%と高いものの、第1、第2リード部16、17に透明感がない、あるいはその存在が目立ち、見栄えの点では十分な効果が得られなかった。これに対し、第1、第2リード部16、17の開口率が透過発光部10の開口率以上である70%、80%、90%である場合は、見栄えの点では第1、第2リード部16、17が目立たずに十分な効果が得られた。一方で第1、第2リード部16、17の開口率が高くなるにつれて第1、第2リード部16、17の配線抵抗が上昇し、輝度均一性が95%、90%、75%と低下した(給電部である第1、第2リード部16、17から離れる個所ほど電圧降下し輝度が低下する)。また、第1、第2リード部16、17の開口率を90%とした場合には第1、第2リード部16、17の第1、第2の金属層16b、17bの一部に断線が生じた。
本願発明者は、これらの評価結果に基づいて、見栄えの点では第1、第2リード部16、17の開口率は「透過発光部10の開口率以上」であることが好適であることを見出した。また、輝度均一性の点を考慮すると、「90%未満」であることがさらに望ましい。
In FIG. 5, when the aperture ratios of the first and second
Based on these evaluation results, the inventor of the present application indicates that in terms of appearance, the aperture ratio of the first and
本実施形態における有機ELパネル100は、支持基板11上に第1電極12と少なくとも発光層を含む有機層14と非透光性の第2電極15とが積層形成されてなる発光部10aと第2電極15に第1開口部15aが形成されてなる透過部10bとを有する透過発光部10と、支持基板11上に形成され第1電極12と接続される非透光性の第1リード部16と、支持基板11上に形成され第2電極12と接続される非透光性の第2リード部17と、を備えてなる有機ELパネル100であって、
第1、第2リード部16、17の少なくとも一方に第2開口部16cが形成され、
第2開口部16cが形成された第1、第2リード部16、17の開口率は、透過発光部10の開口率以上である。
これによれば、第1、第2リード部16、17が目立つことがなく、透過型発光パネルとしての見栄えを向上させることができる。
The
A
The aperture ratio of the first and
According to this, the 1st,
また、第1、第2リード部16、17は、第1、第2透明導電層16a、17aと非透光性の第1、第2金属層16b、17bとの積層体からなり、第2開口部16cは、第1、第2金属層16b、17bに形成されてなる。
これによれば、第1、第2リード部16、17に断線が生じることを抑制しながら開口率を上げることができる。
The first and
According to this, it is possible to increase the aperture ratio while suppressing the occurrence of disconnection in the first and
以上の説明は本発明を例示するものであって、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更、変形(構成要素の削除を含む)が可能であることはもちろんである。図6は、第2開口部の変形例を示すものである。図6(a)に示す第2開口部16dは、第1リード部16の長手方向に延びる矩形状に形成される。図6(b)に示す第2開口部16eは、形状及び間隔がランダムに形成されている。このように本発明の第2開口部の形状は任意であって本実施形態に限定されない。図7は、有機ELパネルの変形例を示すものである。図7(a)に示す有機ELパネル101は、支持基板11の上端側に第1、第2リード部16、17が並んで配置されている。また、図7(b)に示す有機ELパネル102は、支持基板11の上端側に第1、第2リード部16、17が絶縁膜13を介して積層されるように配置されている(立体配線)。このように本発明の第1、第2リード部の配置位置は任意であって本実施形態に限定されない。また、第1、第2リード部の一方がケース等で隠れる場合などには、第1、第2リード部の露出する一方にのみ第2開口部を設けてもよい。すなわち、本発明の第2開口部は第1、第2リード部の少なくとも一方に設けられる。また、本発明においては、第1電極12が陰極であり、第2電極15が陽極であってもよい。また、本発明は、封止基板18側から光を出射するいわゆるトップエミッション型の有機ELパネルにも適用可能である。また、本発明においては、発光部が数字、文字あるいは記号などの所定の情報を示すセグメント状であってもよい。また、本発明の有機ELパネルの用途は限定されないが、特に自機を介して背景を透かして視認させる必要がある用途に好適である。この種の用途としては、車両のダッシュボード上の表示器や、透光性を有する板状部材(自動ドアや窓など)に組み込んで配置する表示装置や照明装置などが考えられる。
The above description exemplifies the present invention, and it is needless to say that various changes and modifications (including deletion of components) are possible without departing from the scope of the invention. FIG. 6 shows a modification of the second opening. The
本発明は、透過型の有機ELパネルに好適である。 The present invention is suitable for a transmissive organic EL panel.
100、101、102 有機ELパネル
10 透過発光部
10a 発光部
10b 透過部
11 支持基板
12 第1電極
13 絶縁膜
14 有機層
15 第2電極
15a 第1開口部
16 第1リード部
16a 第1透明導電層
16b 第1金属層
16c、16d、16e 第2開口部
17 第2リード部
17a 第2透明導電層
17b 第2金属層
18 封止基板
L1〜L3 光
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記第1、第2リード部の少なくとも一方に第2開口部が形成され、
前記第2開口部が形成された前記第1、第2リード部の開口率は、前記透過発光部の開口率以上であることを特徴とする有機ELパネル。 A light-emitting portion in which a transparent electrode, an organic layer including at least a light-emitting layer, and a non-translucent back electrode are stacked on a support substrate; and a transmission portion in which a first opening is formed in the back electrode. A translucent light emitting portion; a non-transparent first lead portion formed on the support substrate and connected to the transparent electrode; and a non-translucent first portion formed on the support substrate and connected to the back electrode. An organic EL panel comprising two lead parts,
A second opening is formed in at least one of the first and second lead portions;
The organic EL panel according to claim 1, wherein an aperture ratio of the first and second lead portions in which the second opening is formed is equal to or higher than an aperture ratio of the transmissive light emitting portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015227318A JP2017098006A (en) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | Organic EL panel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015227318A JP2017098006A (en) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | Organic EL panel |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017098006A true JP2017098006A (en) | 2017-06-01 |
Family
ID=58817950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015227318A Pending JP2017098006A (en) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | Organic EL panel |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017098006A (en) |
-
2015
- 2015-11-20 JP JP2015227318A patent/JP2017098006A/en active Pending
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