JP2017097213A - 右円偏光変換装置 - Google Patents

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Toshiki Sugiyama
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Abstract

【課題】被対象物におけるL型アミノ酸の生成を促進させ、D型アミノ酸の生成を抑制させる。【解決手段】光の入光側に配置され、入光する光を直線偏光に変換する直線偏光板111と、直線偏光板111の吸収軸Axaiに対して光学軸Axbiの傾きが45°となるように直線偏光板111の出光側に配置され、直線偏光板111で変換された直線偏光にλ/4の位相差を与えて右円偏光に変換する1/4波長板112とを有する右円偏光フィルタ11と、右円偏光フィルタ11を保持するフレーム12とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、自然光を右円偏光に変換する右円偏光変換装置に関する。
強い光から目を保護するものとして、紫外線カット用のメガネやサングラスがある。紫外線カット用のメガネやサングラスは、レンズに紫外線吸収剤がコーティング又は配合され、この紫外線吸収剤が紫外線を吸収する。そのため、紫外線カット用のメガネやサングラスの着用者は、光に含まれる紫外線から目を保護し、角膜や水晶体等の組織の破壊を軽減させることができる。
一方、水面や路面からの照り返し等の反射光を防いで視界をクリアにするものとして、偏光グラスがある。偏光グラスは、偏光板(「偏光フィルム」ともいう)をレンズに貼付し、偏光板により、着用者の目に届ける光に含まれる反射光をカットする。この偏光グラスは、反射光から目の組織を保護するとともに、視界をクリアにすることが可能であり、釣り、スポーツ又は自動車の運転等のクリアな視界が必要な場面で多く利用される。
その他、3次元映像観賞用の3Dメガネとして、位相差フィルム(「波長板」ともいう)や偏光板を利用するものもある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載される3Dメガネは、右目用と左目用の視差のある映像を異なる偏光で出力する3次元画像表示装置に対応し、右目用のレンズと左目用のレンズとで異なる偏光を通過させる。このような3Dメガネの着用者は、3次元画像表示装置からの映像を3次元映像として認識することができる。
ところで、動物や植物等の生物の細胞はタンパク質で構成され、このタンパク質は複数種のアミノ酸で構成される。図19に一例を示すように、アミノ酸には、鏡像関係の構造にあるL型アミノ酸(図19(a))とD型アミノ酸(図19(b))とがあるが、生物は、主に、L型アミノ酸のみを持つ。D型アミノ酸はタンパク質合成の酵素に結合しないため、人は、仮にD型アミノ酸を取り込んだとしても、このD型アミノ酸を体外に排出する。
しかしながら、例えば、活性酸素や紫外線等のストレスが人の細胞に加えられると、体内でD型アミノ酸が生成されることがある。体内には、D型アミノ酸を分解する酵素が存在する。したがって、体外に排出しきれないD型アミノ酸や、分解しきれないD型アミノ酸は体内に蓄積される。
このようにして体内に蓄積されたD型アミノ酸は、人の健康等を害する原因となると考えられている(例えば、非特許文献1参照)。
例えば、水晶体に蓄積されるD型アミノ酸が、白内障の原因の一つになると考えられている。水晶体は、血管が通っていないことから体内の他の部分と比較して代謝がきわめて悪く、D型アミノ酸を蓄積しやすい性質がある。そのため、このように蓄積したD型アミノ酸が水晶体の構造を乱し、白内障の原因になると考えられている(例えば、非特許文献2及び3参照)。
特開2013−61600号公報
木野内忠稔、他2名、「哺乳類におけるD-アミノ酸の動態とその重要性--遊離型D-アミノ酸とD-アミノ酸含有蛋白質の代謝とその制御機構」、共立出版、蛋白質 核酸 酵素、2005年、Vol.50 No.5、p.453-460 http://www.nikon.co.jp/channel/light/chap02/sec05/ http://www.jst.go.jp/report/2009/091215.html
上述した従来の紫外線をカットするメガネ又はサングラスは、紫外線を防ぐことが可能である。また、偏光板を利用する偏光グラスは、反射光を防ぐことが可能である。さらに、偏光板はメガネに利用され、3次元映像を観賞することが可能である。
しかしながら、従来、D型アミノ酸が人の健康に与える影響を考慮するメガネは存在しない。
一方、人をはじめとする動物や植物等の生物は、上述したように、D型アミノ酸によって影響を受けることが分かっている。具体的には、D型アミノ酸の生成を抑制し、L型アミノ酸の生成を促進することで、生物の細胞は活性化する。例えば、人であれば、D型アミノ酸の生成を抑制し、L型アミノ酸の生成を促進することで、健康の維持を図ることができる。
したがって、本発明では、光を受光しうる生物(被対象物)において、L型アミノ酸の生成を促進し、D型アミノ酸の生成を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、入光される光を直線偏光に変換する直線偏光板と、前記直線偏光板の吸収軸に対して光学軸の傾きが45°となるように前記直線偏光板の出光側に一体成型され、前記直線偏光板で変換された直線偏光にλ/4の位相差を与えて右円偏光に変換する1/4波長板とを有する右円偏光フィルタと、前記右円偏光フィルタの直線偏光板側を前記光の入光側に向けて、この右円偏光フィルタを保持するフレームとを備え、前記右円偏光フィルタから出射される右円偏光を、アミノ酸を組成物とする被対象物に受光させてL型アミノ酸の生成を促進せることを特徴とする。
第2の発明は、前記右円偏光フィルタは、直線偏光板の入光側に、さらに、入光側用1/4波長板を有することを特徴とする。
第3の発明は、前記右円偏光フィルタは、前記1/4波長板と前記入光側用1/4波長板との間に、さらに吸収軸の方向が同一な複数の直線偏光板を有することを特徴とする。
第4の発明は、前記フレームは、入光される光の方向を軸として前記右円偏光フィルタを回動可能に支持することを特徴とする。
第5の発明は、前記フレームは、右円偏光フィルタを着脱自在に形成されることを特徴とする。
第6の発明は、前記フレームは、サングラスのフレームであることを特徴とする。
本発明によれば、被対象物におけるL型アミノ酸の生成を促進させるとともに、D型アミノ酸の生成を抑制させることができる。
図1は、光の構成を説明する図である。 図2は、右円偏光を説明する図である。 図3は、第1実施形態に係る右円偏光サングラスを説明する斜視図である。 図4は、図1の右円偏光サングラスの右円偏光フィルタを説明する概略図である。 図5は、図1の右円偏光サングラスの直線偏光板及び1/4波長板の配置関係とこれらを通過する光を説明する概略図である。 図6は、図1の右円偏光サングラスの直線偏光板及び1/波長板を通過する光の波の方向を説明する概略図である。 図7は、直線偏光板の吸収軸がX軸と平行な場合の光の変換を説明する図である。 図8は、直線偏光板の吸収軸がY軸と平行な場合の光の変換を説明する図である。 図9は、図1の右円偏光サングラスにおける右円偏光フィルタの固定方法を説明する斜視図である。 図10は、第1実施形態の変形例1に係る右円偏光サングラスを説明する斜視図である。 図11は、第1実施形態の変形例2に係る右円偏光サングラスを説明する図である。 図12は、第2実施形態に係る右円偏光サングラスを説明する斜視図である。 図13は、第2実施形態に係る右円偏光サングラスの構造を説明する斜視図である。 図14は、第3実施形態に係る右円偏光サングラスを説明する斜視図である。 図15は、第3実施形態に係る右円偏光サングラスの他の形態を説明する斜視図である。 図16は、図15の右円偏光サングラスにおける右円偏光フィルタの固定方法を説明する図である。 図17は、第4実施形態に係る右円偏光サングラスの右円偏光フィルタを説明する概略図である。 図18は、第5実施形態に係る右円偏光サングラスの右円偏光フィルタを説明する概略図である。 図19は、L型アミノ酸とD型アミノ酸の一例を示す図である。
《アミノ酸と光について》
体内におけるL型アミノ酸とD型アミノ酸の生成について考える。活性酸素や紫外線等の刺激をアミノ酸に加えると、アミノ酸の状態が不安定になり、アミノ酸のL型とD型とが不定となる状況が生じる。アミノ酸が、安定状態に落ち着いたとき、L型アミノ酸になるかD型アミノ酸になるかが確率的に決定される。
したがって、体内でD型アミノ酸の生成を抑制するとともにL型アミノ酸の生成を促進するためには、アミノ酸が不安定となった後、安定状態に戻るときに、D型アミノ酸の生成を抑制し、L型アミノ酸の生成を促進する「力場」があればよいと考えられる。
ところで、光は電磁波であり、例えば、図1に示すように、電場(E)と磁場(B)によって表される。図1において、光はZ方向に進むものとする。なお、図1では、電場と磁場を用いて光を表しているが、電場ベクトルと磁場ベクトルの関係は定まっているため、電場ベクトルのみで光を表すこともある。
光は、波の振動方向に応じて、自然光、直線偏光、楕円偏光又は円偏光に分類される。具体的には、自然光は、振動方向がそろっていない光であり、直線偏光は、振動方向が一直線上の光である。また、楕円偏光は、楕円を描いて振動する光であり、円偏光は、円を描いて振動する光である。
円偏光を電場ベクトルEで表す場合、図2に示すように、電場ベクトルEが、らせん状にねじれたものとして表される。なお、図2において、電場ベクトルEは、x成分Exとy成分Eyとの合成で表される。ここで、「右円偏光」とは、図2に示すように、「光の進行方向Zからみて、電場ベクトルEの軌跡が右回りの円で回転するもの」である。また、「左円偏光」は「光の進行方向Zからみて、電場ベクトルEの軌跡が反対に左回りの円で回転するもの」である。
アミノ酸は、電気的に中性ではなく、多重にプラスとマイナスに分極している。そのため、電気的にねじれた空間において、アミノ酸には、ねじる力が働くと考えられる。したがって、円偏光の電界を力場とし、アミノ酸に電気的にねじる力を与えることにより、この円偏光の回転方向で、D型もしくはL型のアミノ酸の生成の促進及び抑制を制御することができると考えられる。
タンパク質により作られるアミノ酸の構造として、αヘリックスと呼ばれる右らせん構造が随所にみられる。したがって、L型アミノ酸にも「右らせん構造」がみられる。
図2に示すように、右円偏光の電場は、アミノ酸の構造である右らせん構造を維持する力場を与えやすくなっていると考えられる。したがって、人に右円偏光が照射されると、体内ではタンパク質が、右円偏光がもつ右らせん型に分布した電場に曝され、D型アミノ酸を本来の構造である右らせん構造のL型アミノ酸に戻そうとする力が働くと考えられる。
このように、人に右円偏光を照射することで、体内におけるD型アミノ酸の生成を抑制するとともにL型アミノ酸の生成を促進し、人の健康への弊害を抑制するとともに、人の健康に貢献することが可能となる。また、人のみならず、動物及び植物等の他のアミノ酸を組成物とする生物(総称して被対象物という)についても、右円偏光を照射し、D型アミノ酸の生成を抑制するとともにL型アミノ酸の生成を促進することで、細胞を活性化させることが期待できる。
本発明に係る右円偏光変換装置は、被対象物に対して右円偏光を照射し、D型アミノ酸の生成を抑制するとともにL型アミノ酸の生成を促進することで、細胞を活性化させることができる。この右円偏光変換装置の一例としてサングラスを以下に説明する。このサングラスを実施の形態では右円偏光サングラスと称する。
〈第1実施形態〉
図3は、第1実施形態に係る右円偏光サングラス1Aの斜視図である。図4は、右円偏光サングラス1Aのレンズ部分であるフィルタの斜視図である。図4においては右円偏光サングラス1Aのレンズ部分をまる型で示している。
図3に示すように、右目用のフィルタは右目用フィルタ11Rと称し、左目用のフィルタは左目用フィルタ11Lと称する。右目用フィルタ11Rと左目用フィルタ11Lとを総称して右円偏光フィルタ11と称する。右円偏光サングラス1Aは、この右円偏光フィルタ11と、右円偏光フィルタ11を支持するフレーム12とを備えている。
光はサングラスの外側から内側(着用者側)に進むため、図3に示すように、Z方向に光が進むものとする。また、右円偏光フィルタ11である右目用フィルタ11Rと左目用フィルタ11Lは同一の構成である。
この右円偏光フィルタ11(11R、11L)は、直線偏光板111と1/4波長板112とを一体化したフィルム状のシートを切断して得ている。
そして、右円偏光フィルタ11(11R、11L)は、直線偏光板111が光の入光側になるようにフレーム12に取り付けられている。
すなわち、一般的なサングラスとは違い、右円偏光の光が目に入射するようにしている。このため、D型アミノ酸の生成を抑制するとともにL型アミノ酸の生成を促進するので細胞を活性化させることが期待できる。従って、第1実施形態に係る右円偏光サングラス1Aによって白内障等の抑制、防止ができる。さらに、右円偏光フィルタ11は、光の吸収軸(「透過軸」ともいう)は最も効率良く光が吸収される方向にされてフレーム12に取り付けられている。
この右円偏光フィルタ11(11R、11L)について図4を用いて説明する。
直線偏光板111は、通過光を直線偏光に変換するフィルタである。
1/4波長板112(「λ/4位相差板」ともいう)は、通過する光にλ/4の位相差を与えるフィルタである。
右円偏光フィルタ11(11R、11L)を構成している直線偏光板111は、吸収軸Axaiが水平になるようにされている。また、1/4波長板112は、光学軸Axbiが直線偏光板111の吸収軸Axaiに対して45°となるようにされている。すなわち、1/4波長板112は、直線偏光板111からの直線偏光が光学軸Axbiに対して45°の角度で入射するように配置される。
したがって、吸収軸Axaiと光学軸Axbiとが45°の関係である直線偏光板111及び1/4波長板112を通過した自然光Laは右円偏光Lcに変換される。
図5及び図6を用いて直線偏光板111及び1/4波長板112を通過する光及び通過した光について詳細に説明する。図5は、直線偏光板111及び1/4波長板112の配置関係を説明する概略図である。図6は、直線偏光板111及び1/4波長板112を通過する光又は通過した光La〜Lcの波の方向を説明する概略図である。
但し、図5は理解を容易にするために、直線偏光板111及び1/4波長板112を正方形で表す。直線偏光板111の吸収軸Axaiを直線偏光板111の対角を結ぶ45度の線として示して説明する。また、1/4波長板112の中心を通る垂直線を光学軸Axbiとして説明する。
図5に示すように、光がZ方向に進むとした場合、直線偏光板111及び1/4波長板112は、Z軸と直交するXY平面に配置されるものとする。右円偏光サングラス1Aの場合、Z方向に進む光は、外界から着用者の目に入る光である。
まず、図5に示すように、直線偏光板111に自然光である光Laが入射するものとする。図5において光Laの波の図示を省略しているが、光Laは、自然光であるため電場や磁場の振動方向が揃っていない。例えば、図6(a)に示すように、点Aにおける光LaをXY平面上で光の進行方向から観察すると、Z軸と垂直な任意の方向に一様に分布する波で構成される。
光Laは、直線偏光板111に入射すると、直線偏光板111の吸収軸Axaiに応じて直線偏光の光Lbとなる。したがって、図6(b)に示すように、点Bにおける光LbをXY平面上で光の進行方向から観察すると、直線上を往復運動する波で構成される。
光Lbは、1/4波長板112に入射すると、位相差が与えられ、右円偏光の光Lcとなる。したがって、図6(c)に示すように、点Cにおける光LcをXY平面上で光の進行方向から観察すると、右回りの円を描く波で構成されることになる。
このように、自然光である光Laが直線偏光板111、1/4波長板112の順で通過し、右円偏光に変換された光Lcが着用者の目に入る。
図7及び図8は、直線偏光板111の吸収軸Axaiが異なる方向に設定された場合における光の変換を説明する図である。具体的には、図7は、光がZ方向に進むとしたとき、直線偏光板111の吸収軸AxaiがX軸と平行な場合の例である。また、図8は、光がZ方向に進むとしたとき、直線偏光板111の吸収軸AxaiがY軸と平行な場合の例である。なお、光LαはX軸と直交し、光LβはX軸ともY軸とも直交せず、光LγはY軸と直交するものとする。
図7及び図8においては説明のため、直線偏光板111と1/4波長板112が接していないが、実際は、図4を用いて上述したように、直線偏光板111と1/4波長板112とは一体形成され、吸収軸Axaiと光学軸Axbiとが45°の関係である。
図7に示すように、吸収軸AxaiがX軸と平行な場合に光Lα,Lβ,Lγが直線偏光板111に入光されると、吸収軸Axaiと直交する光Lαは直線偏光板111を通過することができずに遮断される。
そして、光Lβ,光Lγのみが直線偏光板111を通過する。また、直線偏光板111を通過する光は、全て吸収軸Axaiに応じた直線偏光Lbとなる。なお、光Lβが直線偏光Lbに変換されるとき、光Lβの傾きと吸収軸Axaiの方向に応じて光の強度が変更される。
上述したように、1/4波長板112は、光学軸Axbiが直線偏光板111の吸収軸Axaiに対して45°の傾きで配置されているので、図7に示すように、直線偏光Lbは、1/4波長板112を通過すると、右円偏光Lcとなる。
図8に示すように、吸収軸AxaiがY軸と平行な場合に光Lα,Lβ,Lγが直線偏光板111に入光されると、吸収軸Axaiと直交する光Lγは直線偏光板111を通過することができずに遮断され、光Lα,光Lβのみが直線偏光板111を通過する。また、直線偏光板111を通過する光は、全て吸収軸Axaiに応じた直線偏光Lbとなる。なお、ここでも、光Lβが直線偏光Lbに変換されるとき、光Lβの傾きと吸収軸Axaiの方向に応じて光の強度が変更される。
図8に示すように、その後、直線偏光Lbは、1/4波長板112を通過すると、右円偏光Lcとなる。
1/4波長板112で変換された右円偏光Lcは、着用者の目から体内に届けられる。そうすると、着用者の体内において、右円偏光Lcによって右らせんを維持する力場が与えられることになる。これにより、L型アミノ酸の生成が促進され、D型アミノ酸の生成が抑制される。
図7及び図8を用いて上述したように、直線偏光板111は、吸収軸Axaiと直交する直線偏光は通過させない。したがって、特定の直線偏光を見る場合、直線偏光板111の吸収軸Axaiが対象の直線偏光と直交しないような右円偏光サングラス1Aを選択する必要がある。
例えば、液晶テレビやパソコンの液晶ディスプレイは、特定の直線偏光のみを出力する。仮に、吸収軸AxaiがX軸と平行な右円偏光サングラス1Aを着用してX軸と直交する直線偏光を出力する液晶ディスプレイを使用する場合、直線偏光板111は、液晶ディスプレイが出力する直線偏光を通過させない。
また、仮に、吸収軸AxaiがY軸と平行な右円偏光サングラス1Aを着用してY軸と直交する直線偏光を出力する液晶ディスプレイを使用する場合、直線偏光板111は、液晶ディスプレイが出力する直線偏光を通過させない。
したがって、このような特定の直線偏光を利用する場合、利用対象の直線偏光と直交しない吸収軸Axaiの直線偏光板111の右円偏光サングラス1Aを選択する必要がある。そのため、右円偏光サングラス1Aを生成する際、直線偏光板111の吸収軸Axaiの方向が区別できるよう、右円偏光サングラス1Aにその方向を付すようにしてもよい。このとき、吸収軸Axaiの方向が90°異なる二つの右円偏光サングラス1Aが少なくともあれば、全ての振動方向の直線偏光に対応することができる。
また、フレーム12は、面が歪むことないように右円偏光フィルタ11を支持することが好ましい。右円偏光フィルタ11が歪んでフレーム12に支持された場合、着用者への右円偏光の入射率が低下するおそれがあるためである。
なお、フレーム12が右円偏光フィルタ11を支持する際、右円偏光フィルタ11がずれることがないよう、例えば、図9に示すような構成にしてフレーム12に右円偏光フィルタ11を固定することができる。図9(a)は、フレーム12の全体を示し、図9(b)は、図9(a)のI部分を示す。
図9に示す構成では、フレーム12がネジ孔13aを備え、フレーム12に支持される右円偏光フィルタ11をネジ13bによって固定するように構成することができる。これにより、フレーム12に対して吸収軸Axaiが所望の方向になるように右円偏光フィルタ11の傾きを微調整したうえでフレーム12に固定することができる。
なお、ここでは、ネジ13bを利用する一例で説明したが、右円偏光フィルタ11の固定方法はネジ止めに限定されず、例えば、ネジ13bに代えて孔にプラスチック棒を挿入し、そのプラスチック棒を接着剤で止めることでフレーム12を固定する方法であってもよい。
上述したように、第1実施形態に係る右円偏光サングラス1Aを着用することにより、着用者の目には、右円偏光が届けられる。これにより、着用者の体内では、右らせんを維持する力場が与えられ、D型アミノ酸の生成を抑制するとともに、L型アミノ酸の生成を促進することができる。したがって、右円偏光サングラス1Aの着用者は、健康の維持を図ることができる。
例えば、人の目に入る光を右円偏光にすることで、水晶体でのD型アミノ酸の生成を抑制することができ、L型アミノ酸の生成を促進することができる。したがって、右円偏光サングラス1Aを着用し、目に入る光を右円偏光にすることで、着用者は、視覚を損なうことなく、白内障を予防することができる。
《変形例1》
図10は、第1実施形態の変形例1に係る右円偏光サングラス1aである。図3に示す一例の右円偏光サングラス1Aは、右目用フィルタ11Rと左目用フィルタ11Lとからなる右円偏光フィルタ11を有する例で説明した。これに対し、図10に示す右円偏光サングラス1aのように、右目用と左目用とに分かれず、右目と左目とが一体の右円偏光フィルタ11を有する構成であってもよい。
図10に示すように、右円偏光サングラス1aも、右円偏光フィルタ11と、右円偏光フィルタ11を支持するフレーム12とを備える。
この右円偏光サングラス1aを着用した場合も、着用者の目には、右円偏光が届けられる。これにより、着用者の目では、右らせんを維持する力が働き、D型アミノ酸の生成を抑制するとともにL型アミノ酸の生成を促進することができる。したがって、右円偏光サングラス1aを着用し、目に入る光を右円偏光にすることで、着用者は、視覚を損なうことなく、健康の維持を図ることができる。例えば、着用者は、右円偏光サングラス1aの着用により、白内障を予防することができる。
《変形例2》
図11は、第1実施形態の変形例2に係る右円偏光サングラス1bである。図3に示す一例の右円偏光サングラス1Aは、着用者が右円偏光サングラス1Aのみを着用する場合が想定されたものである。しかしながら、図11に示すように、視力矯正用メガネ2を着用する着用者が、この視力矯正用メガネ2の上に右円偏光サングラス1bを着用するものであってもよい。
図11に示すように、右円偏光サングラス1bも、右目用フィルタ11Rと左目用フィルタ11Lとからなる右円偏光フィルタ11と、右円偏光フィルタ11を支持するフレーム12とを備える。なお、図示は省略するが、右目と左目とが一体の右円偏光フィルタ11を有する右円偏光サングラスの場合も、視力矯正用メガネ2の上に着用させるように形成することもできる。
この右円偏光サングラス1bを着用した場合も、着用者の目には、右円偏光が届けられる。これにより、着用者の目では、右らせんを維持する力が働き、D型アミノ酸の生成を抑制するとともにL型アミノ酸の生成を促進することができる。したがって、右円偏光サングラス1bを着用し、目に入る光を右円偏光にすることで、着用者は、視覚を損なうことなく、健康の維持を図ることができる。例えば、着用者は、右円偏光サングラス1bの着用により、白内障を予防することができる。
〈第2実施形態〉
パソコンの液晶ディスプレイ、液晶テレビの偏光方向は様々である。例えば水平方向、垂直方向等がある。このような様々な偏光方向に対しても対応できる右円偏光サングラスを第2実施形態として説明する。
図12は、第2実施形態に係る右円偏光サングラス1Bの斜視図である。また、図13は、右円偏光サングラス1Bの構造を説明する概略図である。図12に示すように、右円偏光サングラス1Bは、右目用フィルタ11R及び左目用フィルタ11Lとからなる右円偏光フィルタ11と、右円偏光フィルタ11を支持するフレーム12bとを備える。第2実施形態に係る右円偏光サングラス1Bは、フレーム12bが、右目用フィルタ11Rを点C1を中心として回動可能に支持し、左目用フィルタ11LをC2を中心として回動可能に支持する点で異なる。
フレーム12bの構成は限定されないが、例えば、図12及び図13に示すように、リム121が、ブリッジ122及び智123に固定される固定部121aと、固定部121aと接続され、円形状のフィルタ11R,11Lを支持するとともに回動可能な回動部121bとを備える。このフレーム12bは、樹脂や金属等の材料により形成される。また、図12において、回動部121bには、その回動の状態を表すマークMbが付されている。
図12(a)に示す例は、直線偏光板111の吸収軸Axaiが、X軸と平行な状態である。これに対し、回動部121bを回動させることで、図12(b)に示すように、点C1,C2を軸として右目用フィルタ11R及び左目用フィルタ11Lを45°回転させる。これにより、直線偏光板111の吸収軸AxaiをY軸と平行な状態にすることができる。
図13(a)は、フレーム12bの構成を説明するため、左目用の固定部121aから回動部121bが取り外され、回動部121bの溝部124から左目用フィルタ11Lが取り外された斜視図である。また、図13(b)は、その拡大図である。
図13(b)に示すように、例えば、固定部121aは、複数の凹部14(14a,14b,14c)を有する。また、回動部121bは、凸部15を有する。回動部121bは、回動された後、その凸部15が、固定部121aのいずれかの凹部14に合わせることで、回動を停止させて吸収軸Axaiの方向を安定させることができる。
上述したように、第2実施形態に係る右円偏光サングラス1Bを着用することにより、着用者の目には、右円偏光が届けられる。これにより、着用者の目では、右らせんを維持する力が働き、D型アミノ酸の生成を抑制するとともにL型アミノ酸の生成を促進することができる。したがって、右円偏光サングラス1Bを着用し、目に入る光を右円偏光にすることで、着用者は、視覚を損なうことなく、健康の維持を図ることができる。例えば、着用者は、右円偏光サングラス1Bの着用により、白内障を予防することができる。
また、第2実施形態に係る右円偏光サングラス1Bは、右円偏光フィルタ11を点C1,C2を中心として回動させることができる。したがって、仮に、特定の直線偏光を出力する装置からの光であっても、その直線偏光に合わせて吸収軸Axaiを変化させ、直線偏光を通過させることができる。
〈第3実施形態〉
また、液晶ディスプレイ等が出力する直線偏光の偏光方向に応じて事前に直線偏光板の吸収軸を合わせた右円偏光フィルタツールを複数用意して、液晶ディスプレイ等が出力する直線偏光の偏光方向に応じた右円偏光フィルタツールをフレームに挿入してもよい。これを第3実施形態として説明する。
図14は、第3実施形態に係る右円偏光サングラス1Cの斜視図である。図14に示すように、右円偏光サングラス1Cは、右円偏光フィルタツール11cをフレーム12cで着脱可能に保持している。
例えば、図14に示すように、フレーム12cは、リム121cがレンズの下側のみに存在し、レンズの上側にはリムが存在しないアンダーリム形式であって、そのリム121cに右円偏光フィルタツール11cを挿入自在な溝部124を有する。
また、右円偏光サングラス1Cでは、直線偏光板111の吸収軸Axaiの方向が異なる複数の右円偏光フィルタツール11cが用意される。
この右円偏光サングラス1Cを使用する際、着用者は、用途に合わせ、複数の吸収軸Axaiの方向から選択された吸収軸Axaiの方向の右円偏光フィルタツール11cを選択し、選択した吸収軸Axaiの方向の右円偏光フィルタツール11cをリム121cの溝部124に挿入する。
ここで、右円偏光フィルタツール11cにおいて、フィルタの周囲が枠部113に囲まれている。例えば、枠部113は、樹脂等の材料で形成される。
右円偏光フィルタツール11cは、厚さが1mm前後と薄いフィルタであるため、溝部124に歪みなく挿入することが困難である。また、右円偏光フィルタツール11cをフレーム12cから着脱したり、フレーム12cから外したものを保存する際にも外から加えられる力によって歪みやすい。したがって、右円偏光フィルタツール11cでは、フィルタを枠部113によって囲むことにより、外から加えられる力から薄いフィルタを保護することができる。
また、この右円偏光フィルタツール11cは、右目用フィルタ11Rと左目用フィルタ11Lとがある。図14は右目用フィルタ11Rをリム121cの右側の溝部124にはめ込んだ状態とし、左目用フィルタ11Lを121cの左側の溝部124にはめ込むときの状態を示している。
図14(a)は、吸収軸AxaiがX軸と平行な右円偏光フィルタツール11cを使用する場合の一例である。また、図14(b)は、吸収軸AxaiがY軸と平行な右円偏光フィルタツール11cを使用する場合の一例である。
このように、右円偏光フィルタツール11cを挿入自在な溝部124を有するフレーム12cと吸収軸Axaiの方向が異なる複数の右円偏光フィルタツール11cとによって組合せ自在な右円偏光サングラス1Cを構成する。
ここで、右円偏光フィルタツール11cは、外側が直線偏光板111となり、着用者側が1/4波長板112となるように溝部124に挿入する必要がある。したがって、図14に一例を示すように、どちらを外側にしてどちらを着用者側にするかを区別するマークMcを右円偏光フィルタツール11cに付すことが好ましい。マークMcを付す位置は、着用者が右円偏光サングラス1Cを着用した際に視覚を妨げない位置であれば限定されない。
なお、図14では、2種類の吸収軸Axaiの方向の右円偏光フィルタツール11cのみ示しているが、その種類の数は限定されない。液晶テレビや液晶ディスプレイ等が出力する直線偏光の方向に合わせた吸収軸Axaiの方向の右円偏光フィルタツール11cを作成することができる。
また、図14で示す例は、溝部124を有するアンダーリム形式のフレーム12cに右円偏光フィルタツール11cを挿入するものであるが、フレームから右円偏光フィルタツールを着脱自在であれば、その形状は限定されない。例えば、図15に示すように、リムの上側に右円偏光フィルタツール11cの着脱に利用する開口部125が設けられるフレーム12dを利用することもできる。
図15に示すようなフレーム12bの開口部125から右円偏光フィルタ11を挿入する構成では、挿入した右円偏光フィルタ11が、フレーム12b内でずれたり外れたりすることのないようにフレーム12bに固定される必要がある。例えば、図16に示すように、右円偏光フィルタ11の周囲を囲む枠部113に凹部16aを設け、フレーム12bに凸部16bを設ける。これにより、開口部125からフレーム12bに右円偏光フィルタ11を挿入した際、フレーム12bの凸部16bに枠部113の凹部16aを係合し、フレーム12bに右円偏光フィルタ11を固定させることができる。
上述したように、第3実施形態に係る右円偏光サングラス1Cを着用することにより、着用者の目には、右円偏光が届けられる。これにより、着用者の目では、右らせんを維持する力が働き、D型アミノ酸の生成を抑制するとともにL型アミノ酸の生成を促進することができる。したがって、右円偏光サングラス1Bを着用し、目に入る光を右円偏光にすることで、着用者は、視覚を損なうことなく、健康の維持を図ることができる。例えば、着用者は、右円偏光サングラス1Cの着用により、白内障を予防することができる。
また、第3実施形態に係る右円偏光サングラス1Cは、右円偏光フィルタツール11cの吸収軸Axaiの方向を選択することができる。したがって、仮に、特定の直線偏光を出力する装置からの光であっても、その直線偏光に合わせた吸収軸Axaiの右円偏光フィルタツール11cを選択して利用し、直線偏光を通過させることができる。
〈第4実施形態〉
図17は、第4実施形態に係る右円偏光サングラスの右円偏光フィルタ11dの構成を説明する図である。図17に示すように、右円偏光フィルタ11dは、2枚の円偏光フィルタ114a,114bで形成される。
具体的には、各円偏光フィルタ114a,114bは、直線偏光板111及び1/4波長板で形成される。ここで、右円偏光フィルタ11dは、2枚の円偏光フィルタ114a,114bが、直線偏光板111が向かい合うように重ね合わされる。このとき、Z方向に光が進むものとする。また、光の入光側の円偏光フィルタを第1円偏光フィルタ114aとし、出光側の円偏光フィルタを第2円偏光フィルタ114bとする。また、第1円偏光フィルタ114aの直線偏光板を第1の直線偏光板111a、1/4波長板を第2の1/4波長板112aとする。さらに、第2円偏光フィルタ114bの直線偏光板を第2の直線偏光板111b、1/4波長板を第2の1/4波長板112bとする。
このとき、2枚の円偏光フィルタ114a,114bは、直線偏光板111a,111bの吸収軸Axaiの方向が一致するように重ね合わされる。また、図17では図示を省略しているが、第2円偏光フィルタ114bは、図4等を用いて上述した場合と同様に、第2の直線偏光板111bの吸収軸Axaiと第2の1/4波長板112bの光学軸Axbiとが45°のずれをもつ。
なお、図17では、図示は省略するが、第1円偏光フィルタ114aの第1の直線偏光板111aの吸収軸Axaiと第1の1/4波長板112aの光学軸Axbiとの関係は限定されない。したがって、第1円偏光フィルタ114aに代えて、1/4波長板112と直線偏光板111との組合せであってもよい。
また、右円偏光フィルタ11dは、図17に示すように、2枚の円偏光フィルタ114a,114b間には、ギャップを設けてもよいし、2枚の円偏光フィルタ114a,114bが一体に形成されてもよい。
第4実施形態に係る右円偏光サングラスのフレーム等の他の構成については図示を省略するが、その構成は限定されない。例えば、第4実施形態に係る右円偏光サングラスのフレームは、図3を用いて上述したように、右目用フィルタ及び左目用フィルタを支持するフレーム12と同一の構成にすることができる。
上述したように、第4実施形態に係る右円偏光サングラスを着用することにより、着用者の目には、右円偏光が届けられる。これにより、着用者の目では、右らせんを維持する力が働き、D型アミノ酸の生成を抑制するとともにL型アミノ酸の生成を促進することができる。したがって、右円偏光サングラスを着用し、目に入る光を右円偏光にすることで、着用者は、視覚を損なうことなく、健康の維持を図ることができる。例えば、着用者は、右円偏光サングラスの着用により、白内障を予防することができる。
また、図17を用いて上述したように、第4実施形態に係る右円偏光サングラスは、2枚の円偏光フィルタ114a,114bで形成される右円偏光フィルタ11dを有する。これにより、右円偏光フィルタ11dに入射する光が直線偏光であったとしても、光の傾きと直線偏光板111の方向に関係なく、光を右円偏光にして着用者の目に届けることができる。
〈第5実施形態〉
図18は、第5実施形態に係る右円偏光サングラスの右円偏光フィルタ11eの構成を説明する図である。図18に示すように、右円偏光フィルタ11eは、1枚の直線偏光板111及び2枚の1/4波長板112a,112bで形成される。
具体的には、図18に示すように、右円偏光フィルタ11eは、直線偏光板111が、2枚の1/4波長板112a,112bに挟まれる構成である。ここで、光はZ方向に進むものとする。また、光の入光側の1/4波長板を第1の1/4波長板112aとし、出光側の1/4波長板を第2の1/4波長板112bとする。
右円偏光フィルタ11eでは、直線偏光板111の吸収軸Axaiと第2の1/4波長板112bの光学軸Axbiとが45°のずれをもつ。また、直線偏光板111の吸収軸Axaiと第1の1/4波長板112の光学軸Axbiとの関係は限定されない。
第5実施形態に係る右円偏光サングラスのフレーム等の他の構成については限定されない。図示を省略するが、例えば、図3を用いて上述したフレーム12と同一の構成にすることができる。
上述したように、第5実施形態に係る右円偏光サングラスを着用することにより、着用者の目には、右円偏光が届けられる。これにより、着用者の目では、右らせんを維持する力が働き、D型アミノ酸の生成を抑制するとともにL型アミノ酸の生成を促進することができる。したがって、右円偏光サングラスを着用し、目に入る光を右円偏光にすることで、着用者は、視覚を損なうことなく、健康の維持を図ることができる。例えば、着用者は、右円偏光サングラスの着用により、白内障を予防することができる。
また、図18を用いて上述したように、第5実施形態に係る右円偏光サングラスは、1枚の直線偏光板111と、2枚の1/4波長板112a,112bで形成される右円偏光フィルタ11dを有する。これにより、右円偏光フィルタ11dに入射する光が直線偏光であったとしても、光の傾きと直線偏光板111の方向に関係なく、光を右円偏光にして着用者の目に届けることができる。
上述した各実施形態では、右円偏光変換装置の一例として、サングラスを用いて説明したが、窓ガラス、ブラインド又はライトカバー等、光が被対象物に照射される場面で使用するものであれば、同様の効果が期待できる。
以上、各実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。
1A,1B,1C,1a,1b,1c…右円偏光サングラス
11,11d,11e…右円偏光フィルタ
11c…右円偏光フィルタツール
11L…左目用フィルタ
11R…右目用フィルタ
111,111a,111b…直線偏光板
112,112a,112b…1/4波長板
114a,114b…円偏光フィルタ
Axai…吸収軸
Axbi…光学軸
12,12b,12c,12d…フレーム
121,121c…リム
121a…固定部
121b…回動部
124…溝部
125…開口部

Claims (6)

  1. 入光される光を直線偏光に変換する直線偏光板と、
    前記直線偏光板の吸収軸に対して光学軸の傾きが45°となるように前記直線偏光板の出光側に一体成型され、前記直線偏光板で変換された直線偏光にλ/4の位相差を与えて右円偏光に変換する1/4波長板とを有する右円偏光フィルタと、
    前記右円偏光フィルタの直線偏光板側を前記光の入光側に向けて、この右円偏光フィルタを保持するフレームと、
    を備え、
    前記右円偏光フィルタから出射される右円偏光を、アミノ酸を組成物とする被対象物に受光させてL型アミノ酸の生成を促進せることを特徴とする右円偏光変換装置。
  2. 前記右円偏光フィルタは、直線偏光板の入光側に、さらに、入光側用1/4波長板を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の右円偏光変換装置。
  3. 前記右円偏光フィルタは、前記1/4波長板と前記入光側用1/4波長板との間に、さらに吸収軸の方向が同一な複数の直線偏光板を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の右円偏光変換装置。
  4. 前記フレームは、入光される光の方向を軸として前記右円偏光フィルタを回動可能に支持する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の右円偏光変換装置。
  5. 前記フレームは、前記右円偏光フィルタを着脱自在に形成される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の右円偏光変換装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のフレームは、サングラスのフレームであることを特徴とする右円偏光変換装置。
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