JP2017096773A - 非破壊検査方法及び非破壊検査装置並びに弾性波トモグラフィにおける情報特定方法及び情報特定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係る非破壊検査装置1は、図1に示すように、例えば、大略、検査対象となる構造体100の表面に配置される複数の計測センサとしての複数のAEセンサ2と、AEセンサ2により検出した弾性波としてのAE波形を増幅するアンプ3と、増幅したAE波形を記録すると共に信号処理する計測部4(AE計測装置)と、信号処理されたAE波形を解析しAE源(発信点)等を特定する解析部5(パーソナルコンピュータ)よりなる。なお、本実施形態の例では、アンプ3、計測部4、解析部5を別体として記載しているが、一体に設けてもよい。
上記実施形態において、異方性及び不均一性を考慮するようにアルゴリズムを構成した。しかし、実施例に記載の如く、例えば事前調査等により速度分布が既知(不均一性が判明している)には、各セルに設定される伝播速度情報は異なるものとなる。係る場合、異方性のみを考慮したAEトモグラフィを実施し得る。すなわち、本発明において、セルに設定される伝播速度情報は同一であっても異なっていてもいずれでもよい。
Claims (6)
- 検査対象物において発せられた音を測定する計測センサを前記検査対象物の表面に複数配置して多角形の検査領域を形成し、
複数の計測センサの相互間に複数の節点が設けられると共に前記節点により区画され且つ前記音の伝播速度情報を有するセルにより解析モデルを形成し、
前記解析モデルにおいて、前記計測センサの位置情報及び前記計測センサで計測した前記音の計測到達時間並びに前記伝播速度情報に基づいて前記音の推定発信時刻及び推定発信位置を求める発信点位置標定を行い、
求めた推定発信時刻及び推定発信位置の値並びに前記計測到達時間に基づいて前記伝播速度情報を補正して前記解析モデルの弾性波速度分布同定を行い、
求めた理論到達時刻と前記計測到達時間の差が所定範囲内に収まるように前記発信点位置標定及び前記弾性波速度分布同定を繰り返し行い、前記音の推定発信時刻及び推定発信位置並びに前記弾性波速度分布を決定して前記検査領域を検査する非破壊検査方法であって、
前記検査対象物が、少なくとも一部に異方性を有する部分を有し、
前記セルは、前記解析モデルの参照軸に対する前記音の波線の角度情報をさらに有し、
前記発信点位置標定において、セル毎に前記参照軸に対するセルを横断する波線の角度が算出されると共に算出された角度及び前記角度情報に基づいて前記伝播速度情報が変更され、
前記弾性波速度分布算出において、セル毎に前記参照軸に対するセルを横断する波線の角度が算出されると共に算出された角度及び前記角度情報に基づいて前記伝播速度情報が変更される非破壊検査方法。 - 前記検査対象物において発せられた音は、外力により自然発生するAE音である請求項1記載の非破壊検査方法。
- 前記検査対象物は、前記AE音を発生させるものである請求項2記載の非破壊検査方法。
- 検査対象物において発せられた音を測定する計測センサを前記検査対象物の表面に複数配置して多角形の検査領域を形成し、
複数の計測センサの相互間に複数の節点が設けられると共に前記節点により区画され且つ前記音の伝播速度情報を有するセルにより解析モデルを形成し、
前記解析モデルにおいて、前記計測センサの位置情報及び前記計測センサで計測した前記音の計測到達時間並びに前記伝播速度情報に基づいて前記音の推定発信時刻及び推定発信位置を求める発信点位置標定を行い、
求めた推定発信時刻及び推定発信位置の値並びに前記計測到達時間に基づいて前記伝播速度情報を補正して前記解析モデルの弾性波速度分布同定を行い、
求めた理論到達時刻と前記計測到達時間の差が所定範囲内に収まるように前記発信点位置標定及び前記弾性波速度分布同定を繰り返し行い、前記音の推定発信時刻及び推定発信位置並びに前記弾性波速度分布を決定して前記検査領域を検査する非破壊検査装置であって、
前記検査対象物が、少なくとも一部に異方性を有する部分を有し、
前記セルは、前記解析モデルの参照軸に対する前記音の波線の角度情報をさらに有し、
前記発信点位置標定において、セル毎に前記参照軸に対するセルを横断する波線の角度が算出されると共に算出された角度及び前記角度情報に基づいて前記伝播速度情報が変更され、
前記弾性波速度分布算出において、セル毎に前記参照軸に対するセルを横断する波線の角度が算出されると共に算出された角度及び前記角度情報に基づいて前記伝播速度情報が変更される非破壊検査装置。 - 検査対象物において発せられた音を測定する計測センサを前記検査対象物の表面に複数配置して多角形の検査領域を形成し、
複数の計測センサの相互間に複数の節点が設けられると共に前記節点により区画され且つ前記音の伝播速度情報を有するセルにより解析モデルを形成し、
前記解析モデルにおいて、前記計測センサの位置情報及び前記計測センサで計測した前記音の計測到達時間並びに前記伝播速度情報に基づいて前記音の推定発信時刻及び推定発信位置を求める発信点位置標定を行い、
求めた推定発信時刻及び推定発信位置の値並びに前記計測到達時間に基づいて前記伝播速度情報を補正して前記解析モデルの弾性波速度分布同定を行い、
求めた理論到達時刻と前記計測到達時間の差が所定範囲内に収まるように前記発信点位置標定及び前記弾性波速度分布同定を繰り返し行い、前記音の推定発信時刻及び推定発信位置並びに前記弾性波速度分布を決定する弾性波トモグラフィにおける情報特定方法であって、
前記検査対象物が、少なくとも一部に異方性を有する部分を有し、
前記発信点位置標定において、セル毎に前記解析モデルに設定された参照軸に対するセルを横断する波線の角度が算出されると共に算出された角度に基づいて前記伝播速度情報が変更され、
前記弾性波速度分布算出において、セル毎に前記参照軸に対するセルを横断する波線の角度が算出されると共に算出された角度に基づいて前記伝播速度情報が変更され、
前記音の真の発信時刻、前記音の真の発信位置、前記音の真の伝播速度及び前記波線の角度と変更前後の伝搬速度情報に基づく速度異方性の少なくとも1つを特定する弾性波トモグラフィにおける情報特定方法。 - 検査対象物において発せられた音を測定する計測センサを前記検査対象物の表面に複数配置して多角形の検査領域を形成し、
複数の計測センサの相互間に複数の節点が設けられると共に前記節点により区画され且つ前記音の伝播速度情報を有するセルにより解析モデルを形成し、
前記解析モデルにおいて、前記計測センサの位置情報及び前記計測センサで計測した前記音の計測到達時間並びに前記伝播速度情報に基づいて前記音の推定発信時刻及び推定発信位置を求める発信点位置標定を行い、
求めた推定発信時刻及び推定発信位置の値並びに前記計測到達時間に基づいて前記伝播速度情報を補正して前記解析モデルの弾性波速度分布同定を行い、
求めた理論到達時刻と前記計測到達時間の差が所定範囲内に収まるように前記発信点位置標定及び前記弾性波速度分布同定を繰り返し行い、前記音の推定発信時刻及び推定発信位置並びに前記弾性波速度分布を決定する弾性波トモグラフィにおける情報特定装置であって、
前記検査対象物が、少なくとも一部に異方性を有する部分を有し、
前記発信点位置標定において、セル毎に前記解析モデルに設定された参照軸に対するセルを横断する波線の角度が算出されると共に算出された角度に基づいて前記伝播速度情報が変更され、
前記弾性波速度分布算出において、セル毎に前記参照軸に対するセルを横断する波線の角度が算出されると共に算出された角度に基づいて前記伝播速度情報が変更され、
前記音の真の発信時刻、前記音の真の発信位置、前記音の真の伝播速度及び前記波線の角度と変更前後の伝搬速度情報に基づく速度異方性の少なくとも1つを特定する弾性波トモグラフィにおける情報特定装置。
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JP2015229175A JP6220838B2 (ja) | 2015-11-24 | 2015-11-24 | 非破壊検査方法及び非破壊検査装置並びに弾性波トモグラフィにおける情報特定方法及び情報特定装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018212208A1 (ja) | 2017-05-15 | 2018-11-22 | 旭化成株式会社 | イソシアネートの製造方法 |
CN113074786A (zh) * | 2021-03-12 | 2021-07-06 | 中国农业大学 | 一种曲线型渠道流量测定方法及装置 |
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CN114364979A (zh) * | 2020-05-29 | 2022-04-15 | 株式会社东芝 | 非接触非破坏检查系统、信号处理装置以及非接触非破坏检查方法 |
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2015
- 2015-11-24 JP JP2015229175A patent/JP6220838B2/ja active Active
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JP6220838B2 (ja) | 2017-10-25 |
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