JP2017096645A - 水位検知装置 - Google Patents

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亘彦 東影
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Abstract

【課題】浴槽に貯められた水の水位を高い精度で検知可能な水位検知装置を提供する。
【解決手段】水位検知装置は、水位センサユニット30と、浴槽200の側壁に対して水位センサユニットを取り付けるための取付部材12,13,14とを備える。水位センサユニット30は、圧力を検知する検知面を有する圧力センサ30aと、圧力センサ30aを収容する収容部材30bとを含む。収容部材30bは、一方端が検知面に接続され、オイル部材が充填されたオイル通路30dと、オイル通路30dの他方端に圧力を伝えるための圧力導入孔30cとを有する。取付部材は、圧力導入孔30cと浴槽の内部とを連通するとともに、空気を内包する連通部材15を含む。浴槽内に水が貯められた状態において、連通部材15は、浴槽の水圧に応じた空気圧を圧力導入孔30cに導く。オイル通路30dは、上記空気圧を検知面に伝達する。
【選択図】図6

Description

本発明は、水位検知装置に関し、特に、浴槽に取り付けられた状態で浴槽に貯められた水の水位を検知可能な水位検知装置に関する。
従来より、浴槽内の水位を自動的に維持するためのシステム構成が用いられている。このようなシステム構成では、浴槽に供給された湯水の水位を検知するために、水位検知装置が用いられる。たとえば、水位検知装置からの信号に応じて、浴槽の水位が基準水位より低い場合には、浴槽への給湯が制御される。
上記の水位検知装置には、浴槽に直接取り付けられるものがある。このような水位検知装置では、たとえば、浴槽の壁面に取り付けられ、浴槽の湯水の水圧によって水位を検知する圧力センサが用いられる。
圧力センサとしては、たとえば、特開2009−103602号公報(特許文献1)には、圧力導入孔を通じて伝えられる、圧力媒体の圧力をダイヤフラムにて受け、ダイヤフラムに形成された圧電変換素子から圧力に応じた検出信号を出力させる構成が開示されている。特許文献1の圧力センサは、ダイヤフラムまでの圧力導入孔に、非腐食性流体であるシリコンオイルが充填されており、このオイルを通じて、圧力媒体の圧力をダイヤフラムに伝えるように構成されている。
特開2009−103602号公報
上記特許文献1に記載される圧力センサを水位検知装置に適用した場合、浴槽に湯水が貯められている状態において、圧力センサの圧力導入孔には、圧力媒体である湯水の圧力が導入される。そして、この湯水の圧力がオイルを通じてダイヤフラムに伝達される。
しかしながら、圧力導入孔に充填されたオイルと湯水とが接触した状態となっているため、浴槽の湯水の温度が上昇と下降とを繰り返すことによって、湯水に溶解していた空気がオイル内に気泡として析出することがある。または、湯水がオイル内に水泡を発生させることがある。オイル内に気泡や水泡が発生すると、湯水の圧力をダイヤフラムに正確に伝えることが困難となり、結果的に浴槽の水位を正確に検知できないという問題を生じさせる可能性がある。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、浴槽に貯められた水の水位を高い精度で検知可能な水位検知装置を提供することである。
この発明のある局面によれば、水位検知装置は、浴槽の側壁に設置された状態で浴槽内に貯められた水の水位を検知する。水位検知装置は、水位センサユニットと、側壁に対して水位センサユニットを取り付けるための取付部材とを備える。水位センサユニットは、圧力を検知する検知面を有する圧力センサと、圧力センサを収容する収容部材とを含む。収容部材は、一方端が検知面に接続され、非腐食性流体が充填された流体通路と、流体通路の他方端に圧力を伝えるための圧力導入孔とを有する。取付部材は、圧力導入孔と浴槽の内部とを連通するとともに、空気を内包する連通部材を含む。浴槽内に水が貯められた状態において、連通部材は、浴槽の水圧に応じた空気圧を圧力導入孔に導くように構成される。流体通路は、上記空気圧を検知面に伝達するように構成される。
上記水位検知装置によれば、浴槽の湯水と水位センサユニットの圧力導入孔との間には、連通部材に内包される空気が介在するため、浴槽の湯水が圧力導入孔に浸入することが抑制される。これにより、流体通路(たとえば、オイル通路)内に気泡や水泡が発生することを防止できるため、浴槽の水圧に応じた空気圧を、流体通路を通じて正確に伝えることができる。この結果、浴槽に貯められた湯水の水位を精度良く検知することが可能となる。
好ましくは、取付部材は、圧力導入孔が浴槽の内部に向けて開口するように、水位センサユニットを支持する支持部材をさらに含む。連通部材は、一方端が圧力導入孔に連通するように支持部材に接続され、かつ、他方端が浴槽の内側に向けて開放する管状部材を含む。
このような構成とすることにより、連通部材である管状部材は、その内部空間に空気を留めておくことができる構造となるため、浴槽の湯水が圧力導入孔に浸入することを抑制できる。なお、管状部材は、内部空間に空気が留まるようにその開口面積を調整することで、任意の方向に向けて延ばすことが可能である。
好ましくは、管状部材は、浴槽の底部側に延びる下垂部を有する。
このような構成とすることにより、管状部材を浴槽の開口側または内側に延ばした構造に比べて、開口面積を大きくできるため、作り易いという利点を有する。より好ましくは、下垂部は、支持部材の主面に沿って延びている。このようにすると、支持部材の主面からの出っ張りを小さくできるため、連通部材を支持部材にコンパクトに取り付けることができる。
この発明によれば、浴槽に貯められた水の水位を高い精度で検知可能な水位検知装置を提供することができる。
本実施の形態に従う水位検知装置が浴槽に取り付けられた状態を示す断面図である。 本実施の形態1に従う水位検知装置の構成を概略的に示す断面斜視図である。 本実施の形態1に従う水位検知装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。 水位センサユニットの構成を概略的に示す断面図である。 支持部材の構成を概略的に示す断面図である。 本実施の形態1に従う水位検知装置が浴槽に取り付けられた状態を示す断面図である。 比較例に従う水位検知装置が浴槽に取り付けられた状態を示す断面図である。 本実施の形態2に従う水位検知装置における連通部材の構成を概略的に示す断面図である。 本実施の形態3に従う水位検知装置における連通部材の構成を概略的に示す断面図である。 本実施の形態4に従う水位検知装置における連通部材の構成を概略的に示す断面図である。 本実施の形態5に従う水位検知装置における連通部材の構成を概略的に示す断面図である。 本実施の形態6に従う水位検知装置における連通部材の構成を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
[実施の形態1]
本発明の一実施の形態に従う水位検知装置100は、浴槽に取り付けられた状態で浴槽に貯められた水の水位を検知可能なものである。まず、図1を参照して、本実施の形態に従う水位検知装置100が浴槽に取り付けられた状態について説明する。なお、図1では、見やすくするため、水位検知装置100についてはその側面が示されている。
図1を参照して、浴槽200は、浴槽200の内壁で囲まれた内側領域を有している。浴槽200は、内側領域に湯水を貯留可能に構成されている。また、浴槽200の内部に防水層201が形成されている。この防水層201は、浴槽200の内壁に沿って形成されている。つまり、防水層201は、浴槽200の底部から側壁にわたって形成されている。図1では、浴槽200の内側領域に湯水300が溜められている状態が示されている。
浴槽200の側壁に水位検知装置100が取り付けられている。水位検知装置100は、外側ケース10と、外側管40と、内側管50と、ウォーターカッター60と、出力信号線70とを備える。外側ケース10の第2の筒状部材12の先端部は、浴槽200の内壁側、すなわち、浴槽200の内側領域に配置されている。浴槽200の外壁側に外側管40が配置されている。
ウォーターカッター60は、防水層201に取り付けられている。ウォーターカッター60には保護管170が接続されている。外側管40からウォーターカッター60の内側を経由して保護管170の内側に内側管50が延びている。内側管50は、保護管170を通って浴槽200の外側に引き出されており、内側管50に挿入された出力信号線70が制御部400に電気的に接続されている。制御部400は図示しない湯水の供給部にも電気的に接続されている。制御部400は、水位検知装置100および供給部を制御可能に構成されている。
制御部400は、水位検知装置100によって検知された水位と予め定められた基準水位との間の高低を比較する。検知された水位が基準水位よりも低い場合には、水位検知装置100の出力信号に基づいて、図示しない供給部から浴槽200に湯水300を供給するように供給部を制御する。これにより、浴槽200に湯水300が供給される。そして、水位検知装置100によって浴槽200の水位が基準水位に到達したことが検知されるまで、湯水300が浴槽200に供給される。
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態に従う水位検知装置100の構成について説明する。
本実施の形態に従う水位検知装置100は、外側ケース10と、内側ケース20と、水位センサユニット30と、外側管40と、内側管50と、ウォーターカッター60と、出力信号線70と、内側管封止部材80と、内側封止部材90と、外側封止部材91と、シール部材92とを主に有している。
外側ケース10内に内側ケース20が収容されている。内側ケース20の内部に水位センサユニット30が収容されている。外側ケース10に外側管40が接続されている。内側ケース20に内側管50が接続されている。外側管40の外側ケース10と反対側の端部にはウォーターカッター60が接続されている。水位センサユニット30には出力信号線70が電気的に接続されている。
外側ケース10は、第1の筒状部材11と、第2の筒状部材12と、目皿13と、支持部材14と、連通部材15とを有している。第1の筒状部材11、第2の筒状部材12、目皿13はそれぞれ、たとえばステンレス鋼で形成されている。支持部材14および連通部材15は、たとえば樹脂で形成されている。
第1の筒状部材11は、第2の筒状部材12側および外側管40側にそれぞれ開口を有する筒状形状を有している。第1の筒状部材11は、大径部11aと、小径部11bと、大径部11aおよび小径部11bを繋ぐ壁部11cとを有している。
第1の筒状部材11の大径部11aに、第2の筒状部材12が取り付けられている。第1の筒状部材11と第2の筒状部材12とは螺合されている。第2の筒状部材12は、第1の筒状部材11に対して移動可能に構成されている。つまり、第2の筒状部材12の第1の筒状部材11に対するネジ込み量を調節することによって、第2の筒状部材12を第1の筒状部材11に対して移動させることができる。
第2の筒状部材12は、浴槽200(図1)の側壁に取り付けるためのフランジ部12bを有している。フランジ部12bは、第2の筒状部材12の径方向において、第2の筒状部材12から外方に延びている。フランジ部12bの第1の筒状部材11側の面が浴槽200の側壁に取り付けられる。
第2の筒状部材12は、第1の筒状部材11と反対側の端面に凹部12cを有している。凹部12cに目皿13が嵌め込まれている。目皿13は複数の貫通孔13aを有している。目皿13は、第2の筒状部材12に複数のネジ110によって固定されている。
第2の筒状部材12の内側に支持部材14が配置されている。支持部材14は、水位センサユニット30を支持する。支持部材14は円盤形状を有している。支持部材14の外周は、第2の筒状部材12の内周に沿って配置されている。
外側ケース10は、浴槽200に貯められた湯水を受け入れ可能な受水室10aを有している。第2の筒状部材12と、目皿13と、支持部材14とで囲まれた空間が受水室10aを構成している。受水室10aは、目皿13の複数の貫通孔13aから浴槽水を受け入れ可能に構成されている。
本実施の形態において、外側ケース10は、浴槽200の側壁に対して水位センサユニット30を取り付け可能に構成された「取付部材」を構成する。そして、取付部材には、第2の筒状部材12および目皿13の内面と支持部材14とで囲まれた空間に受水室10aが形成されている。
第1の筒状部材11の内部に内側ケース20が配置されている。支持部材14に対して受水室10aとは反対側に内側ケース20は配置されている。内側ケース20は、受水室10aと区隔された第1の内部空間IS1を有している。
内側ケース20は、大径部21と、小径部22と、大径部21および小径部22を繋ぐ壁部23と、大径部21の径方向において大径部21から外方に延びるフランジ部24とを有している。
内側ケース20には、大径部21の開口を覆うように支持部材14が取り付けられている。支持部材14は、内側ケース20に複数のネジ120によって固定されている。支持部材14と内側ケース20との間に内側封止部材90が配置されている。内側封止部材90は、外側ケース10に内側ケース20を水密に収容するために、外側ケース10と内側ケース20との間に取り付けられている。内側封止部材90は、支持部材14と内側ケース20との隙間を封止可能に構成されている。内側封止部材90は、内側ケース20の外壁に設けられた凹部25内に配置されている。凹部25は、支持部材14の内側ケース20側の面に対向するように設けられている。内側封止部材90は、たとえばゴム製のOリングである。
内側ケース20の小径部22は、外側ケース10の小径部11bに挿入されている。内側ケース20の壁部23と外側ケース10の壁部11cとの間に外側封止部材91が配置されている。外側封止部材91は、内側ケース20の壁部23と外側ケース10の壁部11cとの隙間を封止可能に構成されている。外側封止部材91は、外側ケース10の壁部11cの内壁に設けられた凹部11e内に配置されている。凹部11eは、内側ケース20の壁部23の外壁に対向するように設けられている。外側封止部材91は、たとえばゴム製のOリングである。
内側ケース20のフランジ部24に設けられた貫通孔に挿入されたネジ130によって、内側ケース20は外側ケース10に固定されている。内側ケース20は、たとえばステンレス鋼で形成されている。
水位センサユニット30は、第1の内部空間IS1に収容されている。水位センサユニット30は、受水室10aの水圧を検知可能に構成されている。水位センサユニット30は、支持部材14にネジ140によって固定されている。支持部材14の中央に形成された貫通孔14aに水位センサユニット30の先端部が挿入されている。
支持部材14の受水室10a側の主面に連通部材15が配置されている。連通部材15は、支持部材14の貫通孔14aを覆うように、支持部材14に取り付けられている。連通部材15は、受水室10aと水位センサユニット30の先端部とを連通可能に構成される。連通部材15の構成は後で詳しく説明する。連通部材15は、たとえば樹脂製であり、支持部材14と一体的に形成することができる。あるいは、連通部材15を、支持部材14と別体として、支持部材14に対して着脱可能に接続することも可能である。
外側ケース10の小径部11bに外側管40の一方端部41が接続されている。外側ケース10の小径部11bと外側管40の一方端部41とは螺合されている。外側管40は、たとえば樹脂で形成されている。外側管40は内側管50を覆っている。外側管40の径方向において、外側管40と内側管50とは離れて配置されている。
内側ケース20の小径部22に内側管50が接続されている。内側管50は、第1の内部空間IS1に連通する第2の内部空間IS2を有している。内側管50に出力信号線70が挿入されている。
内側管50は内側ケース20と水密に接続されている。内側ケース20の小径部22と内側管50とは螺合されている。内側ケース20と内側管50とを水密に接続するために、内側ケース20と内側管50との間に内側管封止部材80が取り付けられている。内側管封止部材80は、たとえばシールテープである。
内側管50は、アダプタ51と、ホース52とを有している。アダプタ51は内側ケース20に接続されている。ホース52はアダプタ51に接続されている。アダプタ51は、たとえば真鍮で形成されている。ホース52には、ビニールホース、シャワーホースなどを用いることができる。
外側管40の他方端部42にウォーターカッター60が接続されている。ウォーターカッター60は、外側ケース10側から流入した浴槽水を留めるためのものである。ウォーターカッター60は、管部61と、円盤部62とを有している。管部61の内側に外側管40が挿入されている。管部61の内周面に外側管40の他方端部42の外周面が嵌合されている。円盤部62は、管部61の外周面から径方向に突出している。円盤部62は、管部61の周方向の全周にわたって設けられている。
出力信号線70は、水位センサユニット30に電気的に接続されている。出力信号線70は、第1の内部空間IS1から第2の内部空間IS2に延びている。出力信号線70は、第1の信号線71と、第2の信号線72とを有している。第1の信号線71は、第1の接続部71aを有している。第2の信号線72は、第2の接続部72aを有している。第1の信号線71は、水位センサユニット30に電気的に接続されている。第1の接続部71aに第2の接続部72aが接続されることで、第1の信号線71と第2の信号線72とが接続される。出力信号線70は、たとえば3芯の信号線を用いることができる。出力信号線70は、ネジ150によってクランプ160を介して内側ケース20に固定されている。
次に、図4を参照して、本実施の形態に従う水位検知装置100の水位センサユニット30の構成について説明する。
水位センサユニット30は、圧力センサ30aと、収容部材30bと、保護部材30eと、接続部材30fとを主に有している。圧力センサ30aは、圧力を検知する検知面Sを有している。
圧力センサ30aの検知面Sと反対側の面は保護部材30eで覆われている。保護部材30eは、絶縁性を有する樹脂などで形成されており、圧力センサ30aを水分等から保護する。
接続部材30fは導電性を有しており、一方端部が保護部材30eを貫通して圧力センサ30aと電気的に接続されている。接続部材30fの他方端部は、第1の信号線71(図2)に電気的に接続されている。接続部材30fは、たとえばリード線を用いることができる。
圧力センサ30aは収容部材30bに収容されている。収容部材30bは、たとえば樹脂で形成されている。収容部材30bは、圧力導入孔30cと、オイル通路30dとを有している。
オイル通路30dは、一方端が圧力センサ30aの検知面Sに接続されている。オイル通路30dには、非腐食性流体が充填されている。非腐食性流体は、たとえばフッ素系オイルである。オイル通路30dは本発明における「流体通路」の一実施例に対応する。
圧力導入孔30cは、オイル通路30dの他方端を、収容部材30bの外部に露出させるように設けられている。圧力導入孔30cは、浴槽200の湯水の圧力をオイル通路30dに導入する。圧力導入孔30cから導入された圧力は、オイル通路30dによって、圧力センサ30aの検知面Sに伝達される。
圧力センサ30aの検知面Sは、たとえばダイヤフラムであり、圧力によって保護部材30e側に凸状に変形可能に構成されている。ダイヤフラムにはゲージが形成されている。ゲージは、平面視における検知面Sの中心から90°ずつ回転した位置に4か所形成されていてもよい。これら4個のゲージはホイーストンブリッジ回路を構成するように結線されている。ホイーストンブリッジ回路に電圧を印加すると、ダイヤフラムの変形により4個のゲージの抵抗が変動するため、電圧値が変動する。したがって、圧力センサ30aは、ダイヤフラムの変形に応じた電圧値の変動に基づいて圧力を検知することができる。
続いて、図5および図6を参照して、図4に示す水位センサユニット30の取付部材の構成について詳しく説明する。
図5では、支持部材14に水位センサユニット30が取り付けられる様子が概略的に示されている。図6では、図5に示す支持部材14を内部に収容した状態で、第2の筒状部材12および目皿13が浴槽200の壁面に取り付けられた状態が概略的に示されている。
支持部材14は、円盤形状を有し、中央に貫通孔14aが形成されている。支持部材14の貫通孔14aに水位センサユニット30の先端部が挿入されることにより、水位センサユニット30が支持部材14に取り付けられる。
水位センサユニット30が支持部材14に取り付けられた状態において、水位センサユニット30の圧力導入孔30cは、受水室10a側に開口している。これにより、オイル通路30dの他方端は、圧力導入孔30cを通じて受水室10aに向けて露出することになる。
連通部材15は、支持部材14の受水室10a側の主面に接続されている。本実施の形態では、連通部材15は管状部材により構成されている。管状部材は、一方端が圧力導入孔30cに連通するように支持部材14に接続され、かつ、他方端が受水室10aに向けて開放されている。図5の例では、連通部材15は、支持部材14と一体的に形成されている。
連通部材15には、圧力導入孔30cおよび受水室10aに連通する内部空間15aが形成されている。内部空間15aは空気を内包する。
連通部材15は、圧力導入孔30c側から浴槽200の底部側に延びる下垂部15bを有している。図5の例では、下垂部15bは、支持部材14の主面に沿って浴槽200の底部側に延びるように形成されている。
図6では、浴槽200の内側領域に湯水300が貯められている状態が示されている。この状態において、受水室10aの内部には、目皿13の複数の貫通孔13a(図2および図3)を通じて湯水300が入水されている。一方、連通部材15の内部空間15aには空気が充填されている。したがって、内部空間15aの空気圧は浴槽200の空気圧(大気圧)と等しくなっている。
浴槽200への湯水の供給が開始されると、浴槽200の水位が徐々に上昇する。浴槽200の水位が連通部材15の開放端部の高さを超えると、連通部材15の内部空間15aの空気には浴槽200の湯水の圧力が加わる。
浴槽200の湯水の圧力は、浴槽200の湯水の水圧と浴槽200の空気圧とを合計した圧力となる。連通部材15の内部空間15aの空気圧は浴槽200の空気圧に等しいため、実質的に、浴槽200の湯水の水圧が内部空間15aの空気に加わることになる。
内部空間15aの空気に加わる圧力は、水位センサユニット30の圧力導入孔30c内に導入され、オイル通路30dの端部に印加される。すなわち、浴槽200の湯水の水圧に応じた空気圧が内部空間15aおよび圧力導入孔30cを伝わって、オイル通路30dの端部に印加されることになる。オイル通路30dは、この圧力をさらに圧力センサ30aの検知面Sに伝達する。これにより、圧力センサ30aは、浴槽200の湯水の水圧を検知することができる。
本実施の形態では、水位検知装置100が浴槽200の壁面に取り付けられた状態において、浴槽200の水位が基準水位であるときに圧力センサ30aによって検知される水圧を、基準圧とする。そして、この基準圧と圧力センサ30aによって検知される水圧との差圧を、基準水位からの水位変化量に変換することにより、浴槽200に貯められた湯水300の水位を検知することができる。
本実施の形態ではさらに、連通部材15は、一方端が水位センサユニット30の先端部(圧力導入孔30c)によって閉じられていることから、内部空間15aに空気を留めておくことができる構造となっている。そのため、浴槽200の湯水の水圧を受けて空気が圧縮され、その体積が減少するものの、連通部材15は、圧力導入孔30cに湯水が浸入することを防ぐ働き、すなわち、防浸性を実現する。以下、連通部材15の働きについて説明する。
まず、図7には、比較例として、連通部材15を有さない水位検知装置が、浴槽200の壁面に取り付けられた状態が示されている。図7に示す水位検知装置は、本実施の形態に従う水位検知装置100と基本的に同じ構成であり、連通部材15を有さない点でのみ異なっている。
図7に示されるように、水位センサユニット30の圧力導入孔30cは受水室10aに向けて開口しているため、受水室内10aに湯水が入水されると、圧力導入孔30cに湯水が導かれる。したがって、オイル通路30dの端部に湯水が接触した状態となる。
これにより、比較例では、浴槽200の湯水の圧力が直接的にオイル通路30dの端部に印加されることになる。オイル通路30dは、この圧力を圧力センサ30aの検知面Sに伝達する。
しかしながら、比較例では、浴槽200の湯水が温度の上昇と下降とを繰り返すことによって、湯水に溶解していた空気が析出し、オイル通路30d内に気泡を発生させることがある。または、湯水がオイル通路30d内に浸入し、オイル通路30d内に水泡を発生させることがある。オイル通路30d内に気泡や水泡が発生すると、オイル通路30dでの圧力の伝達が妨げられるため、圧力センサ30aの検知面Sに浴槽200の湯水の圧力を正確に伝達することが困難となる。その結果、浴槽200の水位の検知精度が低下する可能性がある。
これに対して、本実施の形態では、図6に示したように、浴槽200の湯水と圧力導入孔30cとの間には空気が介在するため、圧力導入孔30cを通じてオイル通路30dの端部に湯水が接触することがない。その結果、オイル通路30d内には気泡や水泡が発生しないため、オイル通路30dは、浴槽200の湯水の水圧を、空気圧として圧力センサ30aの検知面Sに正確に伝達することができる。よって、浴槽200に貯められた湯水の水位を精度良く検知することができる。
以下の実施の形態2から6においては、本発明に従う水位検知装置の他の構成例について説明する。なお、実施の形態2から6に従う水位検知装置の基本的構成はいずれも、連通部材15を除いて、実施の形態1に従う水位検知装置100と同じであるため、ここでの説明は省略する。
[実施の形態2]
図8を参照して、実施の形態2に従う水位検知装置において、連通部材15は、図5に示した連通部材15と同様に、圧力導入孔30cと受水室10aを連通する管状部材により構成されている。
連通部材15は、圧力導入孔30c側から浴槽200の底部側に延びる下垂部15bを有している。下垂部15bは、水位センサユニット30の圧力導入孔30c側から斜め下方に延びるように形成されている。
このような構造の連通部材15によっても、内部空間15aに空気を留めておくことができるため、連通部材15の防浸性を確保できる。したがって、実施の形態2に従う水位検知装置によっても、実施の形態1に従う水位検知装置100と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態3]
図9を参照して、実施の形態3に従う水位検知装置において、連通部材15は、圧力導入孔30cと受水室10aとを連通する管状部材により構成されている。連通部材15は、圧力導入孔30c側から浴槽200の内側に向かって延びる延在部15cを有している。延在部15cは、たとえば、浴槽200の壁面に垂直な方向に延びるように形成されている。
ここで、延在部15cと図5に示した下垂部15bとの間で内部空間15aの開口面積を比較すると、延在部15cの開口面積は、下垂部15bの開口面積よりも狭くなっている。延在部15cの開口面積をより狭くすることで、内部空間15aに湯水が入り難い構造を実現している。よって、このような構造の連通部材15によっても、内部空間15aに空気を留めておくことができるため、連通部材15の防浸性を確保できる。したがって、実施の形態1に従う水位検知装置100と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態4]
図10を参照して、実施の形態4に従う水位検知装置において、連通部材15は、圧力導入孔30cと受水室10aとを連通する管状部材により構成されている。連通部材15は、圧力導入孔30c側から浴槽200の開口側に延びる起立部15dを有している。起立部15dは、たとえば、圧力導入孔30c側から支持部材14の主面に沿って垂直上方に延びるように形成されている。
図9に示した延在部15cと同様に、起立部15dの開口面積は、図5に示した下垂部15bの開口面積よりも狭くなっている。これにより、内部空間15aに湯水が入り難い構造となっている。よって、このような構造の連通部材15によっても、内部空間15aに空気を留めておくことができるため、連通部材15の防浸性を確保できる。したがって、実施の形態1に従う水位検知装置100と同様の効果を得ることができる。
上記実施の形態1〜4から分かるように、連通部材15を構成する管状部材は、内部空間15aの開口面積を調整することで、任意の方向に向けて延びるように形成することができる。ただし、図5および図8に示した下垂部15bは、図9に示した延在部15cおよび図10に示した起立部15dに比べて、開口面積を大きくできるため、作り易いという利点を有する。
さらに、図5に示した下垂部15bと、図8に示した下垂部15bとを比較した場合、図5の下垂部15bは、支持部材14の主面に沿って延びているため、支持部材14の主面からの出っ張りを小さくできるという利点を有する。これにより、目皿13と支持部材14との間の間隔を広げることなく、受水室10a内に連通部材15を設けることができる。
[実施の形態5]
図11を参照して、実施の形態5に従う水位検知装置において、連通部材15は、圧力導入孔30cと受水室10aとを連通する管状部材により構成されている。連通部材15は、支持部材14に対して着脱可能に接続されている。
浴槽200の湯水には湯垢などの塵が含まれるため、水位検知装置の使用期間が長くなると、連通部材15の開放端が塵によって目詰まりしたり、汚染されたりする場合がある。したがって、連通部材15を水位検知装置から取り外して、連通部材15を清掃する必要がある。
しかしながら、支持部材14と連通部材15とが一体的に形成されている場合には、支持部材14を取り外さなければならず、取り外しに手間がかかってしまう。
図11では、連通部材15が支持部材14に着脱可能に取り付けられているため、支持部材14の取り外しが不要となり、連通部材15の取り外しを容易に行なうことができる。これにより、清掃等の作業性を向上させることができる。
[実施の形態6]
図12を参照して、実施の形態6に従う水位検知装置において、連通部材は、水位センサユニット30の圧力導入孔30cを覆う蓋部材32によって構成されている。蓋部材32は、たとえば樹脂で形成されている。
蓋部材32には、その厚み方向に貫通する貫通孔32aが設けられている。貫通孔32aは、圧力導入孔30cに比べて、開口面積が小さくなっている。これにより、貫通孔32aに湯水が入り難い構造となっている。
水位センサユニット30が支持部材14に取り付けられた状態において、蓋部材32の貫通孔32aは、圧力導入孔30cおよび受水室10aに連通しており、空気を内包する。したがって、浴槽200の湯水の水圧が貫通孔32aの空気に加わると、この空気に加わる圧力が圧力導入孔30cによってオイル通路30dの端部に印加される。
このような構造の連通部材によっても、連通部材の防浸性を確保できるため、実施の形態1に従う水位検知装置100と同様の効果を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 外側ケース、10a 受水室、11 第1の筒状部材、12 第2の筒状部材、13 目皿、14 支持部材、15 連通部材、15a 内部空間、15b 下垂部、15c 延在部、15d 起立部、20 内側ケース、30 水位センサユニット、30a 圧力センサ、30b 収容部材、30c 圧力導入孔、30d オイル通路、30e 保護部材、30f 接続部材、40 外側管、50 内側管、51 アダプタ、52 ホース、60 ウォーターカッター、70 出力信号線、71 第1の信号線、72 第2の信号線、80 内側管封止部材、90 内側封止部材、91 外側封止部材、92 シール部材、100 水位検知装置、170 保護管、200 浴槽、201 防水層、300 湯水、400 制御部。

Claims (5)

  1. 浴槽の側壁に設置された状態で前記浴槽内に貯められた水の水位を検知する水位検知装置であって、
    水位センサユニットと、
    前記側壁に対して前記水位センサユニットを取り付けるための取付部材とを備え、
    前記水位センサユニットは、
    圧力を検知する検知面を有する圧力センサと、
    前記圧力センサを収容する収容部材とを含み、
    前記収容部材は、
    一方端が前記検知面に接続され、非腐食性流体が充填された流体通路と、
    前記流体通路の他方端に圧力を伝えるための圧力導入孔とを有し、
    前記取付部材は、前記圧力導入孔と前記浴槽の内部とを連通するとともに、空気を内包する連通部材を含み、
    前記浴槽内に水が貯められた状態において、前記連通部材は、前記浴槽の水圧に応じた空気圧を前記圧力導入孔に導くように構成され、かつ、前記流体通路は、前記空気圧を前記検知面に伝達するように構成される、水位検知装置。
  2. 前記取付部材は、前記圧力導入孔が前記浴槽の内部に向けて開口するように、前記水位センサユニットを支持する支持部材をさらに含み、
    前記連通部材は、一方端が前記圧力導入孔に連通するように前記支持部材に接続され、かつ、他方端が前記浴槽の内側に向けて開放する管状部材を含む、請求項1に記載の水位検知装置。
  3. 前記管状部材は、前記浴槽の底部側に延びる下垂部を有する、請求項2に記載の水位検知装置。
  4. 前記管状部材は、前記支持部材に対して着脱可能に接続される、請求項2または3に記載の水位検知装置。
  5. 前記連通部材は、前記圧力導入孔を覆う蓋部材を含み、
    前記蓋部材は、前記蓋部材の厚み方向に貫通し、前記圧力導入孔に比べて開口面積が小さい貫通孔を有する、請求項1に記載の水位検知装置。
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