JP2017095018A - 鞍乗型車両のリアフレーム構造 - Google Patents

鞍乗型車両のリアフレーム構造 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で第1、第2フレーム部材の固定強度を向上できるようにする。
【解決手段】リアサブフレーム3bの後端部が前後方向に所定の長さ範囲にわたってシートフレーム3aに接触され、シートフレーム3aとリアサブフレーム3bが接触する接触領域Lにおけるリアサブフレーム3bの上側および下側に2箇所ずつ、リアサブフレーム3bを上下に貫通する貫通孔が形成されるとともに、シートフレーム3aの下側には、リアサブフレーム3b側の貫通孔に対向する挿通孔が形成され、貫通孔および挿通孔に連結部材30が下方から挿通され、シートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bの接触領域L、この接触領域Lにおける連結部材30の露出部分および連結部材30のリアサブフレーム3bの下方への突出部分が溶接される。
【選択図】図7

Description

本発明は、鞍乗型車両のメインフレームの後方に設けられるリアフレーム構造に関する。
従来、鞍乗型車両である自動二輪車の後方のリアフレームにおいて、アクセサリとしてサイドバッグやトップケース、バックレスト(背もたれ)、サリーガードなどを取り付け可能にすることが考えられている。例えば、特許文献1には、車体フレームに一対のステー部材を取り付け、両ステー部材にサイドバッグ支持部材とキャリア部材とをそれぞれ取り付け、これら両サイドバッグ支持部材にサイドバッグを支持する構造を採用したものが記載されている。
特開2014−117970号公報(段落0035−0041および図2参照)
ところで、従来の動二輪車の後方のリアフレーム構造は、メインフレームから後方に延設される左右一対の第1フレーム部材と、これら両第1フレーム部材の下方にそれぞれ第2フレーム部材が下方から接触するように左右一対の第2フレーム部材が並設され、左側の第1、第2フレーム部材の接触部分および右側の第1、第2フレーム部材の接触部分が溶接される。
しかし、上記した特許文献1に記載のように、互いに溶接される第1、第2フレーム部材にステー部材を取付けて、さらにステー部材にサイドバッグ支持部材とキャリア部材を取り付けると、ステー部材やサイドバッグ支持部材を取り付けることによって第1、第2フレーム部材の溶接部分に応力がかかるため、応力がかかる第1、第2フレーム部材の溶接部分の強度をより向上するための工夫が必要になる。このとき、部材点数が増加して構成が複雑にならないようにすることが望まれる。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、簡単な構成で第1、第2フレーム部材の固定強度を向上できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のリアフレーム構造は、鞍乗型車両のメインフレームの後方に設けられるリアフレーム構造において、前記メインフレームから後方に延設される第1フレーム部材と、前記第1フレーム部材の下方に並設され、前記第1フレーム部材に下方から接触する第2フレーム部材と、前記第1フレーム部材と前記第2フレーム部材とを連結する連結部材とを備え、前記第1フレーム部材および前記第2フレーム部材のいずれか一方には、上下方向に貫通する貫通孔が形成され、前記第1フレーム部材および前記第2フレーム部材のいずれか他方には、前記各フレーム部材が並設された状態で貫通孔に対向する位置に凹部が形成され、前記連結部材は、前記一方のフレーム部材の前記貫通孔を挿通して、前記他方のフレーム部材の凹部に嵌合し、前記一方のフレーム部材に溶接されることを特徴としている。
係る構成によれば、連結部材が各フレーム部材にそれぞれ嵌合および貫通することにより、連結部材と一方のフレーム部材との拘束部分を増やすことができ、連結部材周辺のフレーム剛性を高めることが可能になる上、2つのフレーム部材を容易に位置決めすることができる。
また、前記連結部材は、前記一方のフレーム部材から露出する部分に、付属部品を着脱可能に取付けるための取付部分が形成されているとよい。
係る構成によれば、連結部材により剛性が高められた各部材の連結部分を介して、付属部品を取付けることができる。
また、前記連結部材は、前記一方のフレーム部材から上下方向一方に露出する部分が、前記一方のフレーム部材に溶接されるとともに、前記一方のフレーム部材から上下方向他方に露出する部分が、前記一方または他方のフレーム部材に溶接されるようにしてもよい。
係る構成によれば、溶接領域を増やして、連結部材の取付け剛性を向上できる。
また、第1フレーム部材と第2フレーム部材との接触部位で互いに溶接されるとよい。
係る構成によれば、第1フレーム部材と第2フレーム部材とを連結部材による位置決め状態で溶接することで、溶接作業を容易化することができる。
また、前記連結部材は、複数設けられ、前後方向に離れた複数の位置でそれぞれ前記一方のフレーム部材に溶接されるようにしてもよい。
係る構成によれば、前後方向に離れた複数の位置で複数の連結部材を一方のフレーム部材に溶接するため、複数の連結部材を結ぶ仮想平面における位置ずれを防ぐことができ、位置決め効果を向上することができる。
また、前記取付部分は、前記連結部材のうち、前記一方のフレーム部材から下方に突出した部分に形成されていてもよい。
係る構成によれば、一方のフレーム部材から下方に突出した連結部材の端部に取付部分を形成するため、付属部品を装着した状態では取付部分は隠れて外部から見えなくなるため、付属部品が装着される場合でも、取付部分が目立つことを防止できて見栄えを向上することができる。
また、前記第1フレーム部材は、前記鞍乗型車両の左、右にそれぞれ設けられるとともに、前記第2フレーム部材は、前記鞍乗型車両の左、右にそれぞれ設けられ、左、右の前記第1フレーム部材間に架設されたクロス部材を備えるとよい。
係る構成によれば、第1フレーム部材および第2フレーム部材を左右に一対ずつ設け、左右の第1フレーム部材間にクロス部材を架設することにより、クロス部材での変形を抑えることができ、強度をより一層向上することができる。
本発明によれば、連結部材と一方のフレーム部材との拘束部分を増やすことができ、連結部材周辺のフレーム剛性を高めることができるため、簡単な構成により、第1、第2フレーム部材の固定強度を向上することができ、しかも連結部材を各フレームにそれぞれ嵌合および貫通することにより、第1、第2フレーム部材の容易に位置決めできる。
本発明に係るリアフレーム構造を有する鞍乗型車両(自動二輪車)の左側面図である。 図1における車体フレームの斜視図である。 図1における車体フレームの平面図である。 図1における車体フレームの下面図である。 図1におけるリアフレームの左側面図である。 図5のリアフレームの一部を切断して斜め下方から見た斜視図である。 図5のリアフレームの異なる状態における左側面図である。 図5のリアフレームを下方から見た図である 図5のリアフレームに付属部品用の部材を取り付けた状態の左側面図である。 図5のリアフレームに付属部品用の部材を取り付けた状態の斜め下方から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態の一部の断面図である。 本発明の更に異なる他の実施形態の一部の断面図である。
本発明のリアフレーム構造の一実施形態について、図1ないし図10を参照して詳細に説明する。なお、各図において前後、左右とは、自動二輪車に乗車したライダーから見て前後、左右を意味する。
本発明のリアフレーム構造を採用した鞍乗型車両である自動二輪車は、図1に示すように構成されている。すなわち、当該自動二輪車は、エンジン1を搭載したメインフレーム2と、このメインフレーム2から後方に延設された後述する第1フレーム部材と第2フレーム部材とを有するリアフレーム3とを有する車体フレーム5を備え、メインフレーム2およびリアフレーム3の上方には、前から順に、燃料タンク6、ライダー用シート7および同乗者用のリアシート8が配置されている。
さらに、図1に示すように、メインフレーム2の前端のヘッドパイプ10には、図示省略の操舵軸および上下一対のブラケット11a,11bを介して左右一対のフロントフォーク12が回動自在に支持され、このフロントフォーク12の下端部に前車輪13が支持されている。また、上側のブラケット11aにはハンドル14が支持され、前車輪13の上側にはフロントフェンダ15が設けられている。
そして、メインフレーム2を構成する後述の一対のロアメインフレームの後下端部には、左右一対のスイングアームブラケット2a,2aが一体に設けられており、両スイングアームブラケット2a,2aには後方に延設される左右一対のスイングアーム16,16が上下方向揺動可能に支持され、両スイングアーム16,16の後端部に後車輪17が支持されている。
また、車体を覆うカウリングとして、ハンドル18の前方及び左右側方並びにエンジン4の左右側方及び下方を覆う樹脂製のフロントカウルおよびサイドカウル等を含むメインカウル20と、燃料タンク6の後下部の左右側方及びライダー用シート7の前部の下方を覆う樹脂製の中間カウル21と、ライダー用シート7の後部の下方からリアシート8の下方を覆う樹脂製の後部カウル22とを備えている。なお、後車輪17の右側方には、排気マフラー(図示せず)が配置されている。
次に、車体フレーム5の構成について説明する。
車体フレーム5は、図2ないし図4に示すように、ヘッドパイプ25と、このヘッドパイプ25から後方に延びてエンジン1を懸架するメインフレーム2と、メインフレーム2の後端から後ろ斜め上方に延びるリアフレーム3とを備える。
メインフレーム2は左右一対ずつのアッパーメインフレーム2b,2bおよびロアメインフレーム2c,2cにより構成され、両アッパーメインフレーム2b,2bの前端がヘッドパイプ25の上端部に溶接され、両ロアメインフレーム2c,2cの前端がヘッドパイプ25の上端部に溶接されるとともに、両ロアメインフレーム2c,2cの後端が左右のアッパーメインフレーム2b,2bそれぞれに溶接されている。
さらに、左右一対のダウンフレーム2d,2dの前端がヘッドパイプ25の下端部に溶接され、両ダウンフレーム2d,2dがヘッドパイプ25から斜め下後方に延設されている。また、両アッパーメインフレーム2b,2bの前端部間、両ロアメインフレーム2c,2cの前端部間、および、両アッパーメインフレーム2b,2bの後端間には、それぞれ補強用のクロス部材2e,2f,2gが橋架されて溶接されている。なお、これらアッパーメインフレーム2b、ロアメインフレーム2c、ダウンフレーム2dは、例えばアルミニウム合金のパイプ材により形成されている。
リアフレーム3は、両アッパーメインフレーム2b,2bの後端のクロス部材2gに連結されて後方に延設された左右一対のシートフレーム(本発明における「第1フレーム部材」に相当)3a,3aと、前端が両スイングアームブラケット2a,2aそれぞれの後面上部に溶接されて後方に延設されたリアサブフレーム(本発明における「第2フレーム部材」に相当)3b,3bとを備える。ここで、両リアサブフレーム3b,3bは両シートフレーム3a,3aそれぞれの下方に沿うように並設されている。ここで、シートフレームおよびリアサブフレーム3bも、例えばアルミニウム合金のパイプ材により形成されている。
そして、図2、図4および図5に示すように、両リアサブフレーム3b,3bそれぞれについて、リアサブフレーム3bの後端部が前後方向に所定の長さ範囲にわたってシートフレーム3aに接触され、シートフレーム3aとリアサブフレーム3bが接触する部位に接触領域Lが形成され、この接触領域Lにおいてシートフレーム3aとリアサブフレーム3bとが溶接される。
このとき、図6に示すように、接触領域Lにおけるリアサブフレーム3bの上側および下側に2箇所ずつ、リアサブフレーム3bを上下に貫通する貫通孔3b1,3b2が形成されるとともに、シートフレーム3aの下側には、リアサブフレーム3b側の貫通孔3b1に対向する挿通孔3a1(本発明における「凹部」に相当)が形成されている。そして、リアサブフレーム3bの貫通孔3b2,3b1、シートフレーム3aの挿通孔3a1が上下方向に重なって並ぶように配置され、並んだ貫通孔3b2,3b1および挿通孔3a1に短いパイプ状の連結部材30が下方から挿通され、これにより連結部材30は、下端がリアサブフレーム3bの下方に突出される一方、その上端はシートフレーム3aの内部に挿入されて嵌合された状態で挿通される。
このように、左側のシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bの接触領域Lにおいて、2個の連結部材30がシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bに挿通され、右側のシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bの接触領域Lにおいても同様に、2個の連結部材30がシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bに挿通される。
そして、図7中の太線は溶接による溶接ビードWを表わしており、左側のシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bの接触領域Lの両側が溶接され、その際、連結部材30の接触領域Lに露出する部分がリアサブフレーム3bに溶接されるとともに、連結部材30のリアサブフレーム3bの下方へ突出する部分のリアサブフレーム3bとの境界部分が溶接される。また、右側のシートフレーム3a、リアサブフレーム3bおよび連結部材30についても同様に溶接される。
図7中の太線のように溶接することにより、溶接領域を増やすことができ、左側のシートフレーム3a、リアサブフレーム3bの接触領域L、および、右側のシートフレーム3a、リアサブフレーム3bの接触領域Lにおける溶接部分の強度を向上することができる。また、上下方向に並んだ状態の貫通孔3b2,3b1および挿通孔3a1に各連結部材30を挿通することによって、シートフレーム3aの下方に接触するように並設すべきリアサブフレーム3bのシートフレーム3aに対する位置決めを容易に行うことができ、シートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bを確実に位置決めした状態で溶接することができる。
さらに、左右のシートフレーム3a,3aの後端部間に、補強のための断面コ字状のクロス部材32が橋架されて両シートフレーム3a,3aに溶接されている。このクロス部材32は、左右のシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bの接触領域Lであって、前後の連結部材30のほぼ中間位置に配置されている。なお、このクロス部材32を配置すべき位置は、接触領域Lにおける前後の連結部材30のほぼ中間位置には限らない。
ところで、上記した各連結部材30は、付属部品であるトップケース(図示省略)の取り付けにも使用される。すなわち、図9、図10に示すように、左側の2個の連結部材30および右側の2個の連結部材30それぞれのリアサブフレーム3bの下方に突出した部分に、それぞれ断面L字状の左、右のブラケット34,34が複数のボルト35により接合され、左側のステー34の左側面の前、後端部に2種類のパイプ材から成る左取付フレーム36a,36bが6角穴付ねじ37により接合され、同様に、右側のブラケット34の右側面の前、後端部に22種類のパイプ材から成る右取付フレーム36a,36bが6角穴付ねじ37により接合され、これら取付フレーム36a,36bにトップケースの底面を固定支持するための支持板38が固着される。
このように、各連結部材30のリアサブフレーム3bの下方に突出した部分が、付属部品であるトップケースの取付部分として使用され、この取付部分に両ブラケット34,34がボルト35により着脱自在に接合される。そして、両ブラケット34,34、各取付フレーム36a,36bおよび支持板38を取付部材として、トップケースがリアフレーム3に着脱可能に取り付けられる。そして、リアサブフレーム3bの下方から突出した連結部材30の下端部に、トップケースを取り付けるための取付部分を形成することによって、トップケースを装着した状態では取付部分は隠れて外部から見えなくなり、取付部分が目立つことを防止して見栄えを向上させることができる。
したがって、上記した実施形態によれば、連結部材30がシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bにそれぞれ嵌合および貫通することにより、連結部材30とシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bとの拘束部分を増やすことができ、連結部材30の周辺のフレーム剛性を高めてシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bの溶接による固定強度をより向上することができるとともに、シートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bを容易に位置決めすることができる。
また、連結部材30により剛性が高められたシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bの連結部分を介して、トップケースなどの付属部品を取付けることができる。
また、左右のシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bそれぞれの接触領域Lにおいて、2個ずつの連結部材30を前後に離れた位置に設けて前後方向に離れた複数の位置で各連結部材30をリアサブフレーム3bに溶接するため、左側の両連結部材30を結ぶ仮想平面、および、右側の両連結部材30を結ぶそれぞれの仮想平面における位置ずれを防ぐことができ、位置決め効果をより高めることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、他の実施形態として、上記した挿通孔3a1に代えて、図11に示すように、シートフレーム3aの下側であってリアサブフレーム3b側の貫通孔3b1に対向する位置に、連結部材30の上端が嵌合し得る凹陥部(本発明における「凹部」に相当)40を形成してもよい。
さらに、異なる他の実施形態として、図12に示すように、シートフレーム3aの上側にも孔3a2を形成し、リアサブフレーム3b側の貫通孔3b1,3b2と同様、下側の挿通孔3a1とともにリアサブフレーム3bを上下に貫通する貫通孔を形成し、シートフレーム3aの上方にも連結部材30が突出するようにしてもよい。こうすると、剛性が高められた連結部材30の突出した上端部および下端部の両方を、複数種類の付属部品の取付部分として利用することができる。
また、連結部材30の上端部のみがシートフレーム3aの上方に突出するようにしてもよく、こうすると、シートフレーム3aの上側に付属部品を装着するスペースがある場合に有効である。
また、上記した実施形態では、リアフレーム3のリアサブフレーム3bをシートフレーム3aの下方に並設するとして説明したが、本発明は、要するにリアサブフレーム3bをシートフレーム3aの横に並設する場合を除き、シートフレーム3aの鉛直直下位置を中心にして、例えば両側に10°ずつの扇形をなす角度範囲内の下方にリアサブフレーム3bが配置される構成であってもよい。
また、上記した実施形態では、左右のシートフレーム3aとリアサブフレーム3bとの接触領域Lに、それぞれ2個ずつの連結部材30を設けたが、接触領域Lそれぞれに設ける連結部材30は1個であってもかまわない。
また、上記した実施形態では、リアフレーム3を左右一対のシートフレーム3aおよびリアサブフレーム3bにより構成した例について説明したが、1つの板状のシートフレームとその下方に並設される1つの板状のリアサブフレームとにより、リアフレームを構成する場合であっても、本発明を同様に実施することができる。
さらに、上記した実施形態では、付属部品をトップケースとした場合について説明したが、付属部品がサイドバッグやサリーガード、バックレスト(背もたれ)などであっても、本発明を同様に実施することができる。
2 …メインフレーム
3 …リアフレーム
3a …シートフレーム(第1フレーム部材)
3b …リアサブフレーム(第2フレーム部材)
3a1 …挿通孔(凹部)
3b1,3b2 …貫通孔
30 …連結部材
32 …クロス部材
34 …ブラケット
35 …取付フレーム
38 …支持板
40 …凹陥部(凹部)
L …接触領域
W …溶接ビード

Claims (7)

  1. 鞍乗型車両のメインフレームの後方に設けられるリアフレーム構造において、
    前記メインフレームから後方に延設される第1フレーム部材と、
    前記第1フレーム部材の下方に並設され、前記第1フレーム部材に下方から接触する第2フレーム部材と、
    前記第1フレーム部材と前記第2フレーム部材とを連結する連結部材とを備え、
    前記第1フレーム部材および前記第2フレーム部材のいずれか一方には、上下方向に貫通する貫通孔が形成され、前記第1フレーム部材および前記第2フレーム部材のいずれか他方には、前記各フレーム部材が並設された状態で貫通孔に対向する位置に凹部が形成され、
    前記連結部材は、前記一方のフレーム部材の前記貫通孔を挿通して、前記他方のフレーム部材の凹部に嵌合し、前記一方のフレーム部材に溶接されることを特徴とする鞍乗型車両のリアフレーム構造。
  2. 前記連結部材は、前記一方のフレーム部材から露出する部分に、付属部品を着脱可能に取付けるための取付部分が形成されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のリアフレーム構造。
  3. 前記連結部材は、前記一方のフレーム部材から上下方向一方に露出する部分が、前記一方のフレーム部材に溶接されるとともに、前記一方のフレーム部材から上下方向他方に露出する部分が、前記一方または他方のフレーム部材に溶接されることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両のリアフレーム構造。
  4. 第1フレーム部材と第2フレーム部材との接触部位で互いに溶接されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両のリアフレーム構造。
  5. 前記連結部材は、複数設けられ、前後方向に離れた複数の位置でそれぞれ前記一方のフレーム部材に溶接されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鞍乗型車両のリアフレーム構造。
  6. 前記取付部分は、前記連結部材のうち、前記一方のフレーム部材から下方に突出した部分に形成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両のリアフレーム構造。
  7. 前記第1フレーム部材は、前記鞍乗型車両の左、右にそれぞれ設けられるとともに、
    前記第2フレーム部材は、前記鞍乗型車両の左、右にそれぞれ設けられ、
    左、右の前記第1フレーム部材間に架設されたクロス部材を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の鞍乗型車両のリアフレーム構造。
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