JP2017094924A - Vehicle seat - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用シートに関する。 The present invention relates to a vehicle seat.
シートクッションの前部に内蔵された空気袋に対して空気の供給及び排出を行うことにより、乗員の体の大きさに応じて、シートクッション長を変更可能にしたクッション長可変シートは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。 Cushion length variable seats that can change the seat cushion length according to the size of the occupant's body by supplying and discharging air to the air bag built in the front part of the seat cushion have been It is known (see, for example, Patent Document 1).
ところで、シートバックをリクライニング(後傾)させることができる車両用シートでは、そのシートバックをリクライニングさせた際、乗員は、シートバック側(後方側)へ移動しながら後傾する。そのため、乗員によっては、シートクッション長が長くなったと感じることがあり、圧迫感を感じるなど、不快に感じることがある。 By the way, in the vehicle seat in which the seat back can be reclined (backward tilted), when the seatback is reclined, the occupant tilts backward while moving to the seatback side (rear side). Therefore, some passengers may feel that the seat cushion length has become longer, and may feel uncomfortable, such as feeling a pressure.
そこで、本発明は、乗員がシートバックを後傾させたときに、シートクッション長が長くなったと感じ難くできる車両用シートを得ることを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to obtain a vehicle seat that makes it difficult to feel that the seat cushion length has become longer when the occupant tilts the seat back backward.
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両用シートは、乗員が着座するシートクッションと、前記シートクッションの後方側に配置された下端部を中心に前後方向に傾倒可能に構成され、乗員の背部を支持するシートバックと、前記シートクッションの前端部に内蔵され、前記シートバックの後傾に伴って前記後方側へ移動し、前記シートクッションの前端部における後方側への弾性変形領域を前記シートバックの後傾以前よりも拡大させる支持部材と、を備えている。
In order to achieve the above object, a vehicle seat according to
請求項1に記載の発明によれば、シートクッションの前端部に内蔵された支持部材が、シートバックの後傾に伴って後方側へ移動し、シートクッションの前端部における後方側への弾性変形領域をシートバックの後傾以前よりも拡大させる。したがって、乗員がシートバックを後傾させたときには、その乗員によってシートクッションの前面を後方側へ押圧することにより、シートクッションの前端部における前後方向の長さを短くすることが可能となる。これにより、乗員がシートバックを後傾させたときに、シートクッション長が長くなったと感じ難くなる。 According to the first aspect of the present invention, the support member built in the front end portion of the seat cushion moves to the rear side as the seat back tilts backward, and elastically deforms to the rear side at the front end portion of the seat cushion. Make the area larger than before the back tilt of the seat back. Therefore, when the occupant tilts the seat back backward, the front of the seat cushion is pressed rearward by the occupant, whereby the length in the front-rear direction of the front end portion of the seat cushion can be shortened. Thus, when the occupant tilts the seat back backward, it becomes difficult to feel that the seat cushion length has become longer.
また、請求項2に記載の車両用シートは、請求項1に記載の車両用シートであって、前記シートバックに内蔵され、該シートバックの後傾に連動して後傾するレバー部材と、前記レバー部材の後傾に連動して前記支持部材を前記後方側へ移動させるリンク機構と、を備えている。
Further, the vehicle seat according to
請求項2に記載の発明によれば、リンク機構により、シートバックの後傾に連動して支持部材が後方側へ移動する。したがって、電気的要素(アクチュエーター)により、シートバックの後傾に伴って支持部材が後方側へ移動する構成に比べて、車両用シートの製造コストが低減される。 According to the second aspect of the present invention, the support member moves rearward in conjunction with the backward tilt of the seat back by the link mechanism. Therefore, the manufacturing cost of the vehicle seat is reduced as compared with a configuration in which the support member moves rearward as the seat back is tilted backward by the electrical element (actuator).
また、請求項3に記載の車両用シートは、請求項1又は請求項2に記載の車両用シートであって、前記支持部材の前面は、前記シートクッションの左右方向から見た側面視で前方側へ湾曲した湾曲面とされている。
Further, the vehicle seat according to claim 3 is the vehicle seat according to
請求項3に記載の発明によれば、シートクッションの左右方向から見た側面視で、支持部材の前面が、前方側へ湾曲した湾曲面とされている。したがって、支持部材の前面が、前方側へ湾曲した湾曲面とされていない構成に比べて、シートバックを後傾させない車両用シートの標準状態において、シートクッションの前端部が適切に支持される。 According to the third aspect of the present invention, the front surface of the support member is a curved surface that curves to the front side in a side view as viewed from the left-right direction of the seat cushion. Therefore, the front end portion of the seat cushion is appropriately supported in the standard state of the vehicle seat in which the seat back is not tilted backward as compared with the configuration in which the front surface of the support member is not a curved surface curved forward.
請求項1に係る発明によれば、乗員がシートバックを後傾させたときに、シートクッション長が長くなったと感じ難くすることができる。 According to the first aspect of the invention, when the occupant tilts the seat back backward, it can be made difficult to feel that the seat cushion length has become longer.
請求項2に係る発明によれば、車両用シートの製造コストを低減させることができる。
According to the invention which concerns on
請求項3に係る発明によれば、シートバックを後傾させない車両用シートの標準状態において、シートクッションの前端部を適切に支持することができる。 According to the third aspect of the invention, the front end portion of the seat cushion can be appropriately supported in the standard state of the vehicle seat without tilting the seat back backward.
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車両及び車両用シート10の上方向、矢印FRを車両及び車両用シート10の前方向、矢印RHを車両及び車両用シート10の右方向とする。また、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車両及び車両用シート10の上下、前後、左右(車幅方向)を示すものとする。
Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. For convenience of explanation, an arrow UP appropriately shown in each drawing is an upward direction of the vehicle and the
図1に示されるように、車両用シート10は、乗員P(図3、図4参照)が着座するシートクッション12と、シートクッション12の後方側に配置された下端部を中心に前後方向に傾倒可能に構成されて乗員Pの背部(上半身)を支持するシートバック14と、シートバック14の上端部に設けられて乗員Pの頭部を支持するヘッドレスト16と、を備えている。
As shown in FIG. 1, the
なお、図1に示される車両用シート10は、車両の左前席用であり、そのシートクッション12の車幅方向外側には、図示しないリクライニング装置が内蔵されたカバー体18が配置されている。そして、シートクッション12の下側には、前後方向に延在するシートスライドレール20が配置されている。
The
図2に示されるように、シートスライドレール20は、前後方向に延在し、かつ図示しないフロアクロスメンバの上面に固定されたロアレール22と、前後方向に延在し、かつロアレール22の上部に設けられたアッパレール24と、を含んで構成されている。
As shown in FIG. 2, the
ロアレール22の上部中央には、前後方向に沿った溝部22Aが形成されており、アッパレール24の下部中央には、前後方向に沿った突出部24Aが形成されている。この突出部24Aが溝部22Aに対してスライド可能に嵌合されることにより、アッパレール24がロアレール22に沿って前後方向へ移動可能になっている。
A
また、シートクッション12の内部には、クッションパッド13(図3、図4参照)と、シートクッション12の骨格としてのシートクッションフレーム30と、が設けられている。シートクッションフレーム30は、左右一対のクッションサイドフレーム32と、フロントクッションフレーム34と、前側連結部材36と、後側連結部材38と、を含んで構成されている。
In addition, a cushion pad 13 (see FIGS. 3 and 4) and a
左右一対のクッションサイドフレーム32は、前後方向が長手方向とされた略矩形平板状に形成されており、その板厚方向が左右方向となるような向きで、互いに左右方向に離間されて配置されている。そして、左右一対のクッションサイドフレーム32の前端部の間には、乗員Pの大腿部を下方から支持可能なフロントクッションフレーム34が配置されている。
The pair of left and right
また、左右一対のクッションサイドフレーム32の前部には、前側連結部材36が架設されている。前側連結部材36は、左右方向を軸方向とする円筒状に形成されており、その軸方向における端部36Aが、それぞれ各クッションサイドフレーム32の前部に形成された貫通孔32Aに挿入されて、各クッションサイドフレーム32の前部に取り付けられている。
A
また、前側連結部材36の軸方向における端部36Aは、それぞれ各クッションサイドフレーム32の貫通孔32Aから外側へ突出されている。そして、各クッションサイドフレーム32の外面から外側へ突出している各端部36Aに、平板状とされた左右一対の前側支持部材26の上端部がそれぞれ取り付けられている。なお、各前側支持部材26の下端部は、それぞれアッパレール24の前側上面にブラケット25を介して取り付けられている。
Further,
また、左右一対のクッションサイドフレーム32の後端部には、後側連結部材38が架設されている。後側連結部材38は、前側連結部材36と同様に、左右方向を軸方向とする円筒状に形成されており、その軸方向における端部38Aが、それぞれ各クッションサイドフレーム32の後端部に形成された貫通孔32Bに挿入されて、各クッションサイドフレーム32の後端部に取り付けられている。
In addition, a
また、後側連結部材38の軸方向における端部38Aは、それぞれ各クッションサイドフレーム32の貫通孔32Bから外側へ突出されている。そして、各クッションサイドフレーム32の外面から外側へ突出している各端部38Aに、平板状とされた左右一対の後側支持部材28の上端部がそれぞれ取り付けられている。なお、各後側支持部材28の下端部は、それぞれアッパレール24の後側上面にブラケット27を介して取り付けられている。
Further,
これにより、シートクッションフレーム30が、アッパレール24に支持されて、ロアレール22に沿って前後方向に移動可能になっている。なお、フロントクッションフレーム34の前方側には、乗員Pの膝より下側の脚部(ふくらはぎ)を支持可能な支持部材としての支持プレート50が配置されている。この支持プレート50については、後述するリンク機構60と共に後で詳述する。
Accordingly, the
シートバック14の内部には、クッションパッド15(図3、図4参照)と、シートバック14の骨格としてのシートバックフレーム40と、が設けられている。シートバックフレーム40は、左右一対のバックサイドフレーム42と、バックアッパフレーム44と、バックロアフレーム46と、下側連結部材48と、を含んで構成されている。
Inside the seat back 14, a cushion pad 15 (see FIGS. 3 and 4) and a
左右一対のバックサイドフレーム42は、上下方向が長手方向とされた略矩形平板状に形成されており、その板厚方向が左右方向となるような向きで、互いに左右方向に離間されて配置されている。そして、各バックサイドフレーム42の上端部は、バックアッパフレーム44によって一体的に連結され、各バックサイドフレーム42の下端部は、板厚方向が前後方向とされた平板状のバックロアフレーム46によって一体的に連結されている。
The pair of left and right
また、バックロアフレーム46よりも前方側における各バックサイドフレーム42の下端部には、下側連結部材48が架設されている。下側連結部材48は、左右方向を軸方向とする円筒状に形成されており、その軸方向における端部が、それぞれ各バックサイドフレーム42の下端部に取り付けられている。
A lower connecting
そして、シートバックフレーム40(バックサイドフレーム42)の下端部が、シートクッションフレーム30(クッションサイドフレーム32)の後端部に、図示しないリクライニング機構を介して配置され、シートバック14が、その下端部を中心に前後方向に傾倒可能となるように構成されている。 And the lower end part of the seat back frame 40 (back side frame 42) is arrange | positioned through the reclining mechanism which is not shown in figure at the rear-end part of the seat cushion frame 30 (cushion side frame 32), and the seat back 14 is the lower end. It is comprised so that it can tilt in the front-back direction centering on a part.
ここで、シートクッション12の前端部に内蔵された支持プレート50と、その支持プレート50をシートバック14の後傾に伴って(連動して)後方側へ移動させるリンク機構60について説明する。なお、シートクッション12の前端部とは、図3、図4に示される左右方向(車幅方向)から見た縦断面視で、シートクッション12の前面からフロントクッションフレーム34の前端部までの間を指す。
Here, the
図2、図3に示されるように、支持プレート50は、左右方向(車幅方向)から見た側面視(縦断面視)で前方側へ湾曲した略円弧板形状に形成されており、その湾曲面(前面)によって乗員Pの膝より下側の脚部を後方側から支持可能になっている。なお、支持プレート50の後面における左右両側部からは、左右一対の略矩形平板状のガイド部材52が後方へ向かって延在されており、各ガイド部材52の互いに対向する内面には、それぞれ前後方向に沿ったガイド突起54が形成されている。
As shown in FIG. 2 and FIG. 3, the
そして、各ガイド突起54は、フロントクッションフレーム34の両側部に設けられている前後方向に沿ったガイド溝(図示省略)に、それぞれ前後方向にスライド可能に嵌合されている。これにより、支持プレート50が、各ガイド部材52を介して、フロントクッションフレーム34の両側部に案内されつつ、フロントクッションフレーム34の前方側で前後方向に移動可能となる構成になっている。
Each guide projection 54 is fitted in a guide groove (not shown) along the front-rear direction provided on both sides of the
また、支持プレート50の後面における左右方向略中央部には、板厚方向が左右方向とされ、かつ側面視で略「L」字状とされた平板状の第1リンク62の前端部62Aが固定されている。そして、第1リンク62の下端部62Bには、板厚方向が左右方向とされて前後方向に延在する平板状の第2リンク64の前端部64Aが回動可能に取り付けられている。更に、第2リンク64の後端部64Bには、板厚方向が左右方向とされて上下方向に延在する平板状の第3リンク66の上端部66Aが回動可能に取り付けられている。
Further, at the substantially central portion in the left-right direction on the rear surface of the
第3リンク66の長手方向中央部には、円形の貫通孔66Cが形成されており、その貫通孔66Cには、左右方向を軸方向とする円柱状(又は円筒状でもよい)の第1ロッド56が僅少な隙間を有した状態で(回転可能に)挿通されている。そして、第1ロッド56の軸方向における端部56Aが、各クッションサイドフレーム32の前端部(貫通孔32Aよりも前方側)に形成された貫通孔32Cに挿入されて、各クッションサイドフレーム32の前端部に取り付けられている。
A circular through-
また、第3リンク66の下端部66Bには、板厚方向が左右方向とされて前後方向に延在する平板状の第4リンク68の前端部68Aが回動可能に取り付けられており、第4リンク68の後端部68Bには、円形の貫通孔68Cが形成されている。そして、第4リンク68の後端部68Bには、バックロアフレーム46に上端部が固定されるレバー部材70が、左右方向を軸方向とする円柱状(又は円筒状でもよい)の第2ロッド58によって取り付けられている。
A
詳細に説明すると、レバー部材70は、略矩形平板状に形成されており、その上端部は、バックロアフレーム46の後面に溶接やネジ止め等によって接合(固定)されている。そして、レバー部材70の下端中央には、第4リンク68の後端部68Bが挿入される略矩形状の切欠部72が形成されている。
More specifically, the
また、レバー部材70の下端両側には、左右方向が軸方向とされた筒部74が一体に形成されている。各筒部74は、貫通孔68Cと連通する(貫通孔68Cと同径の)貫通孔74Aを有しており、第2ロッド58の外径は、貫通孔68C及び貫通孔74Aの内径とほぼ同径とされている。
Further, on both sides of the lower end of the
したがって、レバー部材70を第4リンク68の後端部68Bに取り付けるときには、まず、レバー部材70の切欠部72に第4リンク68の後端部68Bを挿入し、貫通孔68Cと各貫通孔74Aとを連通させる。そして、各貫通孔74Aと貫通孔68Cに、第2ロッド58を挿通し、その第2ロッド58を第4リンク68の後端部68Bに溶接等によって固定する。
Therefore, when attaching the
これにより、レバー部材70が、第4リンク68の後端部68Bに第2ロッド58によって取り付けられ、シートバック14の前後方向への傾倒に伴い、第2ロッド58を中心に前後方向に回動可能となる構成になっている。なお、第1リンク62、第2リンク64、第1ロッド56に支持された第3リンク66、第4リンク68により、リンク機構60が構成されている。
As a result, the
以上のような構成とされた車両用シート10において、次にその作用について、図3、図4を基に詳細に説明する。
Next, the operation of the
図3、図4に示されるように、乗員Pが車両用シート10を標準状態からリクライニング状態にするときには、図示しないリクライニング装置により、シートバック14を後傾させる。すると、レバー部材70が第2ロッド58を回転中心として、シートバック14と共に後傾する。
As shown in FIGS. 3 and 4, when the occupant P changes the
レバー部材70が後傾すると、第4リンク68が前方へスライドし、第3リンク66の下端部66Bが第1ロッド56を回転中心として前方へ移動する。すると、第3リンク66の上端部66Aが第1ロッド56を回転中心として後方へ移動し、第2リンク64を後方へスライドさせる。
When the
第2リンク64が後方へスライドすると、第1リンク62が後方へスライドし、支持プレート50が後退する。すなわち、フロントクッションフレーム34の両側部に設けられたガイド溝に、ガイド部材52のガイド突起54が案内されつつ、支持プレート50が後方へ移動する。
When the
これにより、シートクッション12の前端部が、図3に示される標準状態よりも後方側へ弾性変形可能になるため(シートクッション12の前端部における後方側への弾性変形領域がシートバック14の後傾以前よりも拡大されるため)、乗員Pが膝より下側の脚部によって、シートクッション12の前面を後方側へ押圧することにより、シートクッション12の前端部における前後方向の長さを短くすることができる。
Accordingly, the front end portion of the
つまり、乗員Pがシートバック14を後傾させる動作に連動して、シートクッション12の前端部における長さ(シートクッション12の前面からフロントクッションフレーム34の前端部までの長さ)を、標準状態の長さL3(図3参照)から、それよりも短い長さL4(図4参照)にすることができる。よって、リクライニング状態のシートクッション長L2を、標準状態のシートクッション長L1よりも短くすることができる。
In other words, the length at the front end portion of the seat cushion 12 (the length from the front surface of the
より詳細に説明すると、シートクッション12の後端部からフロントクッションフレーム34の前端部までの長さをL0とすると、標準状態のシートクッション長L1は、L1=L0+L3となり、リクライニング状態のシートクッション長L2は、L2=L0+L4となる。ここで、L4<L3であるから、リクライニング状態のシートクッション長L2は、標準状態のシートクッション長L1よりも短くなる。
More specifically, if the length from the rear end portion of the
したがって、乗員Pがシートバック14を後傾させたときに、そのシートバック14側(後方側)へ移動しても、シートクッション長が長くなったと感じ難くすることができる。そして、乗員Pにおいて、圧迫感などの不快感を覚えることを抑制することができる。なお、乗員Pが車両用シート10をリクライニング状態から標準状態へ戻したときには、リンク機構60が上記とは逆に動く。
Accordingly, when the occupant P tilts the seat back 14 backward, even if the occupant P moves to the seat back 14 side (rear side), it can be made difficult to feel that the seat cushion length has become longer. And in passenger | crew P, it can suppress feeling discomfort, such as a feeling of oppression. When the occupant P returns the
すなわち、レバー部材70が第2ロッド58を回転中心として、シートバック14と共に元の位置まで前傾する。レバー部材70が前傾すると、第4リンク68が後方へスライドし、第3リンク66の下端部66Bが第1ロッド56を回転中心として後方へ移動する。すると、第3リンク66の上端部66Aが第1ロッド56を回転中心として前方へ移動し、第2リンク64を前方へスライドさせる。
That is, the
第2リンク64が前方へスライドすると、第1リンク62が前方へスライドし、支持プレート50が前進する。つまり、フロントクッションフレーム34の両側部に設けられたガイド溝に、ガイド部材52のガイド突起54が案内されつつ、支持プレート50が前方へ移動する。
When the
これにより、シートクッション12の前端部における後方側への弾性変形領域が元の領域に縮小されるため、標準状態のシートクッション長L1(L1=L0+L3)を、リクライニング状態のシートクッション長L2(L2=L0+L4)よりも長くすることができる。よって、乗員Pがシートバック14を元の位置(標準状態)に戻したときに、シートクッション長が短くなったままであると感じ難くすることができる。
As a result, the elastic deformation area toward the rear side at the front end portion of the
また、支持プレート50は、レバー部材70が連結されたリンク機構60により、シートバック14の傾倒動作に連動して前後方向へ移動する構成になっている。つまり、支持プレート50は、機械的要素で前後方向に移動する構成になっている。そのため、支持プレート50が、電気的要素で前後方向に移動する構成に比べて、車両用シート10の製造コストを低減させることができる。
The
なお、電気的要素で前後方向に移動する構成とは、例えば支持プレート50が、図示しないラックに固定されており、そのラックに噛合する図示しないピニオンが、シートバック14の傾倒に伴い、図示しない電動モーターによって回転させられる構成が考えられる。つまり、シートバック14の傾倒に伴い、電動モーターが正方向又は逆方向に回転駆動することで、支持プレート50が前後方向へ移動する構成が考えられる。
For example, the
また、支持プレート50は、側面視で前方側へ湾曲した略円弧板形状に形成されており、その前面が前方側へ湾曲した湾曲面とされている。したがって、シートバック14を後傾させない車両用シート10の標準状態において、シートクッション12の前端部を適切に支持することができる。つまり、シートクッション12の前端部で、乗員Pの膝より下側の脚部(ふくらはぎ)を適切に支持することができる。
Further, the
以上、本実施形態に係る車両用シート10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車両用シート10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、支持プレート50は、電気的要素(電動モーターなどのアクチュエーター)によって前後方向に移動させる構成にしてもよい。
Although the
また、支持プレート50は、側面視で前方側へ湾曲した略円弧板形状に形成される構成に限定されるものではなく、例えば軸方向が左右方向とされ、かつ前面が周面となる略半円柱状に形成されていてもよい。また、支持プレート50の前面は、側面視で前方側へ湾曲した湾曲面に限定されるものではなく、例えば平坦面とされていてもよい。また、フロントクッションフレーム34の両側部にガイド突起が設けられ、ガイド部材52の内面にガイド溝が形成される構成になっていてもよい。
Further, the
10 車両用シート
12 シートクッション
14 シートバック
50 支持プレート(支持部材)
60 リンク機構
70 レバー部材
P 乗員
DESCRIPTION OF
60
Claims (3)
前記シートクッションの後方側に配置された下端部を中心に前後方向に傾倒可能に構成され、乗員の背部を支持するシートバックと、
前記シートクッションの前端部に内蔵され、前記シートバックの後傾に伴って前記後方側へ移動し、前記シートクッションの前端部における後方側への弾性変形領域を前記シートバックの後傾以前よりも拡大させる支持部材と、
を備えた車両用シート。 A seat cushion on which an occupant sits,
A seat back configured to be tiltable in the front-rear direction around the lower end portion disposed on the rear side of the seat cushion, and supporting the back of the occupant;
Built in the front end portion of the seat cushion, moves to the rear side as the seat back is tilted backward, and the elastic deformation region to the rear side at the front end portion of the seat cushion is larger than that before the back tilt of the seat back. A support member to be enlarged;
Vehicle seat equipped with
前記レバー部材の後傾に連動して前記支持部材を前記後方側へ移動させるリンク機構と、
を備えた請求項1に記載の車両用シート。 A lever member built in the seat back and tilted backward in conjunction with the backward tilt of the seat back;
A link mechanism for moving the support member to the rear side in conjunction with the backward inclination of the lever member;
The vehicle seat according to claim 1, comprising:
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JP2019026098A (en) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | テイ・エス テック株式会社 | Vehicular seat |
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