JP2017091935A - 電力開閉装置および電気機器 - Google Patents

電力開閉装置および電気機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2017091935A
JP2017091935A JP2015223591A JP2015223591A JP2017091935A JP 2017091935 A JP2017091935 A JP 2017091935A JP 2015223591 A JP2015223591 A JP 2015223591A JP 2015223591 A JP2015223591 A JP 2015223591A JP 2017091935 A JP2017091935 A JP 2017091935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection switch
power
switch
voltage
side wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015223591A
Other languages
English (en)
Inventor
孝之 香高
Takayuki Kadaka
孝之 香高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Systec KK
Original Assignee
Systec KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Systec KK filed Critical Systec KK
Priority to JP2015223591A priority Critical patent/JP2017091935A/ja
Publication of JP2017091935A publication Critical patent/JP2017091935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、電力開閉装置の送電側への送電が停止して、入力電圧が低下した場合に、電力開閉装置の回路接続スイッチを遮断して、入力側の入力電圧が所望の値になり、かつ、故意に接続投入して初めて電力開閉装置の回路接続スイッチが接続される電力開閉装置とこれを用いた電気機器を提供することである。【解決手段】送電側配線と負荷側配線の間の接続スイッチと、送電側(入力側)配線の電源電圧を検出して、電源電圧が低下又は無い場合は、接続スイッチを遮断する制御手段とを備え、電源が回復しても、故意に接続をしなければ、遮断状態を継続する手段を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電源が、送電側(入力側)において一旦切れた場合に、回路を遮断して、入力側に電源が復帰した状態でも故意に接続の投入しない限り回路が接続しない電力開閉装置及びこれを用いた電気機器に関するものである。
従来、電力開閉装置として、回路用遮断器(ブレーカ)、漏電ブレーカ、開閉器、断路器、接触器、スイッチなどがある。
例えば、遮断器では、遮断器の負荷側(出力側)で既定以上の電流が流れた場合、又は、既定以上の漏電が有った場合に、これを検知して遮断器が自動的に遮断し、その後は、故意に接続投入しない限りは、遮断したままになっている。図10には、多く知られた遮断器の例を示し、負荷側の電流を検出して、既定以上の電流が流れたか、既定以上の漏電が有ったかを検出して、回路接続スイッチを切断している。特許文献1や、市販の遮断器に多く見ることができるので、詳述は省略する。
ところが、従来の電力開閉装置、特に遮断器においても、送電側が送電を止めて、遮断器に入力側の電圧が下がった場合には、何ら、回路接続スイッチを切断することはない。このため、以下のような、不都合があった。例えば、回路接続スイッチが接続した状態で、送電側の都合、例えば、地震によるリスク回避のための送電停止、又は、送電線の補修や維持のための送電停止などでは、回路接続スイッチが接続したままになってしまう。或いは、長い間、送電が行われないために回路接続スイッチが接続した状態で安全が確保していた状態であったという場合がある。
このような状況では、遮断器の負荷側でつながった装置の不具合や配線の短絡などが発生していることがあると、送電が再開した場合に、回路接続スイッチが接続しているため、火災などの事故になってしまう。また、同様に、電熱器等の装置の主スイッチにおいても、同様に、送電停止後に主スイッチが接続し続けていて問題になることが起こっている。
特開2010−61929
以上のような従来例の欠点を補い、本発明の課題は、一旦、電力開閉装置の送電側への送電が停止して、入力電圧が低下した場合に、電力開閉装置の回路接続スイッチを遮断して、入力側の入力電圧が所望の値になり、かつ、故意に接続投入して初めて電力開閉装置の回路接続スイッチが接続される電力開閉装置とこれを用いた電気機器を提供することである。
本発明にかかる電力開閉装置は、送電側配線と負荷側配線の間に両配線の間を断続可能な第一の接続スイッチと、送電側配線の交流電圧を検出して、所望の電圧より小さい場合は、送電が無いと判断して第一の接続スイッチを遮断する制御手段とを備えている。
以下、請求項に沿って記述する。
請求項1記載の発明は、電力開閉装置であって、
送電側配線と負荷側配線の間に接続され、両配線の間を断続可能な第一の接続スイッチと、前記送電側配線の交流電圧を検出して、所望の電圧より小さい場合は、送電が無いと判断して第一の接続スイッチを遮断する制御手段と、を備え、前記電圧が所望の値に復帰しても、意図的に第一の接続スイッチを接続しなければ、第一の接続スイッチの遮断状態を継続することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電力開閉装置において、
前記交流電圧が所望の電圧より小さい場合は、
第一の接続スイッチ自体が遮断状態であるか、又は、第一の接続スイッチを電磁力で駆動するためのものであって、前記制御手段が有するリレーコイルの励磁電流が小さいことで第一の接続スイッチが遮断状態であるか、を特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の電力開閉装置において、
第一の接続スイッチと前記負荷側配線の間に、第二の接続スイッチを介在させ、前記負荷側配線を流れる電流を検出する回路電流・漏れ電流検出手段を備え、前記回路電流・漏れ電流検出手段により、第二の接続スイッチを遮断することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の電力開閉装置において、
第一の接続スイッチと第二の接続スイッチを共通の1つの接続スイッチとし、前記制御手段と前記回路電流・漏れ電流検出手段で駆動することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、電気機器であって、
前記送電側配線側に接続された請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電力開閉装置と、前記負荷側配線に接続された電気的機能を行う電気機器機能本体を有することを特徴とする。
以上の様に構成されているので、本発明による電力開閉装置では、電力開閉装置の送電側への送電が停止して、入力電圧が低下した場合には、回路接続スイッチを遮断し、電源が復帰しても、回路接続スイッチを遮断したままであり、不都合に至らない。そのような状況で、先ず、負荷側の安全を確認する作業を行うことができる。安全を確認したあと、故意に接続の投入することで使用状態にすることができる。このように、地震などで、送電が停止され、復帰しても、そのことで、火災など不都合が起こることがない。安全確保の作業ができる余裕があるわけである。
本発明の電力開閉装置の一実施態様を示す図である。 本発明の電力開閉装置の他の一実施態様を示す図である。 本発明の電力開閉装置の他の一実施態様と電気機器の一実施態様を示す図である。 本発明の電力開閉装置の制御手段の一実施態様を示す図である。 本発明の電力開閉装置の制御手段の他の一実施態様を示す図である。 本発明の電力開閉装置の制御手段の他の一実施態様を示す図である。 本発明の電力開閉装置の制御手段の他の一実施態様を示す図である。 本発明の電力開閉装置の制御手段の他の一実施態様を示す図である。 本発明の電力開閉装置の電源電圧検出駆動手段の一実施態様を示す図である。 従来の遮断器の実施態様を示す図である。
本発明にかかる電力開閉装置は、送電側配線と負荷側配線の間に両配線の間を断続可能な第一の接続スイッチと、送電側配線の交流電圧を検出して、所望の電圧より小さい場合は、送電が無いと判断して第一の接続スイッチを遮断する制御手段とを備えている。
以下図に沿って説明する。
図1は、本発明の電力開閉装置の一実施態様を示す図である。
本発明の電力開閉装置は、図1のように、回路Aと回路Bを備えている。ここでは、遮断器を例に示すが、これにこだわらない。
枠Bに囲まれた回路Bの部分は、図10で示した従来の遮断器部分であり、枠Aで囲まれた回路Aが、従来の遮断器部分の送電側(入力側)に備えられている。回路Aは、送電側と回路Bの入力端との間に接続した接続スイッチ110Aと、接続スイッチ110Aの接続/遮断を制御する制御手段120Aとを有し、制御手段120Aは、送電側配線130Aの交流電圧の有無を検出して、所望の電圧より小さい場合は、送電が無いと判断して接続スイッチ110Aを遮断し、電源が復帰しても、意図的に接続スイッチ110Aを接続しなければ、接続スイッチ110Aの遮断を継続するものである。
尚、回路Bは、従来の遮断器部になっており、接続スイッチ110Bとこれを遮断・接続をするための回路電流・漏れ電流検出手段120Bを備えていて、回路電流・漏れ電流検出手段120Bは、負荷側配線130Bの電流を検出している。電流の検出は、従来の遮断器で行われているように、短絡電流では、配線を囲んだコイルを、漏れ電流では、一般にゼロ相変流器が使用されている。回路電流・漏れ電流検出手段120Bは、配線の電流を検出し増幅する増幅器と、検出結果が所望の値以上ならば、接続スイッチ110Bを遮断するように駆動されるリレーコイルを備えている。接続スイッチ110Bは、一旦遮断されると故意に接続投入しなければ接続しないことはよく知られた通りである。
図2は、本発明の電力開閉装置の他の一実施態様を示す図である。図1と同様に遮断器の例で示すがこれにこだわらない。
図1では、接続スイッチ110B、110Aが、回路Bと回路Aで別々にあって、回路B側では、負荷側の電流(回路電流・漏れ電流)の検出結果により、回路B側の接続スイッチ110Bが遮断するようになっている。前述のように、回路A側の接続スイッチ110Aは、送電側配線130Aの交流電圧の有無を受けた制御手段120Aにより、接続・遮断が行われていた。
図1との違いを示すと、図2では、図1の回路B側と回路A側の各接続スイッチ110B、110Aを共通の接続スイッチ110として1つにまとめ、回路B側の回路電流・漏れ電流検出手段120B、回路A側の制御手段120Aのいずれでも遮断できるようにしたものである。
図3は、本発明の電力開閉装置の他の一実施態様と電気機器の一実施態様を示す図である。
3−Aでは、図1、図2との違いは、接続スイッチ110のみ存在し、これを断続する回路電流・漏れ電流検出手段120Bが無いために、負荷側配線130Bの電流を検出していないことである。そのため、接続スイッチ110は、電源を接続又は遮断するスイッチになっている。但し、接続スイッチ110は、図1、図2と同じく、制御手段120Aを備えて、これが、送電側配線130Aの交流電圧の有無を検出して、所望の電圧より小さい場合は、送電が無いと判断して接続スイッチ110を遮断し、電源が復帰しても、意図的にスイッチ起動手段140によって接続スイッチ110を接続しなければ、接続スイッチ110の遮断を継続するものであることは同じである。スイッチ起動手段140は、手動ノブ、プッシュボタン、切替ハンドルなどの各種の形態がある。
尚、図1のように接続スイッチA、接続スイッチの両者があるものに適用しても同様である。
3−Bでは、3−Aで示した電力開閉装置を電気機器機能本体150の電源入力に取り付けて構成した電気機器を示している。電気機器機能本体150は、例えば、ヒーター、エアコン、送風機、モーターなどの電気機器一般をさす。この構成では、スイッチ起動手段140を操作して接続スイッチ110を接続すれば、送電側配線130Aに電源が来ていれば、電気機器機能本体150に電源が供給される。電源が来ていなければ、制御手段120Aが接続スイッチ110を遮断するので、電源が供給されることはない。従って、このような状態でスイッチ起動手段140を操作しても電源は電気機器機能本体150には供給されない。
以下に制御手段120Aについて述べる。
図4は、本発明の電力開閉装置の制御手段の一実施態様を示す図である。
制御手段120Aは、図1、図2に見るように、送電側配線130Aを受ける入力端子とその結果、接続スイッチ110又は110Aを遮断駆動する制御出力を持っているが、制御出力としては、リレーコイルからの電磁力を利用できる。電磁力によって、接続スイッチ110又は110Aの電気切片が動き、遮断を行う。半導体スイッチ等は、内部抵抗が大きく好ましくない。
図4は交流リレーを用いた場合である。動作を説明する。送電側配線、この例では、三線式の三相交流を図示したが、四線式、二線式でも構わない。複数の配線の二線を選び、その間に接続駆動部310を設ける。接続駆動部310は、手動スイッチPS311と第一のリレーコイルT1,313がリセットスイッチRS312を介して接続され、手動スイッチPS311の両端子に並列に第一のメーク接点S1,314が接続されている。第一のリレーコイルT1,313の繋がる送電側配線端子Uには、第一のリレーコイルT1,313により駆動される第二のメーク接点S2,320と直列に接続した第三のリレーコイルT3,330が接続し、第三のリレーコイルT3,330は、送電側配線端子Wに接続している。第三のリレーコイルT3,330からは、メーク接点である接続スイッチ110又は110Aを電磁力で駆動する。尚、第一のメーク接点S1,314と直列に送電側配線端子Wとの間に。第三のリレーコイルT3される第四のメーク接点S4,340が入っている。第四のメーク接点S4,340は入れずにつなぐか、短絡しても使用できる。その差を後述する。
先ず、送電側配線に送電がなされていて、配線間に電圧がある場合から説明する。
1)送電がある。手動スイッチPS311を接続する。このときは、リセットスイッチRS312は接続状態なので、第一のリレーコイルT1,313を電流が流れる。電磁力が発生して、第一のメーク接点S1,314と第二のメーク接点S2,320が接続され、第三のリレーコイルT3,330に電流が流れて、電磁力が発生し、接続スイッチ110又は110Aと第四のメーク接点S4,340を接続する。第一のメーク接点S1,314と第四のメーク接点S4,340が直列になって、手動スイッチPS311に並列に接続しているので、第一のリレーコイルT1,313に電流が流れ続け、手動スイッチPS311が接続を外れても状態が保持される。この回路は自己保持回路になっている。リセットスイッチRS312は、これを押すと回路が切れる状態になるため、第一のリレーコイルT1,313の電流は流れなくなる。電磁力が無くなって、第一のメーク接点S1,314と第二のメーク接点S2,320が接続を外れる。従って、第一のリレーコイルT1,313と第三のリレーコイルT3,330の電流は流れなくなり、接続スイッチ110又は110Aと第四のメーク接点S4,340は遮断される。
2)リセットスイッチRS312を押さない状態では、第一のリレーコイルT1,313と第三のリレーコイルT3,330の電流は流れ続け、接続スイッチ110又は110Aと第四のメーク接点S4は接続状態である。このような状態で、送電側の送電が停止された場合を考える。
送電線U、W間の電圧が下がるため、第一のリレーコイルT1,313を流れる電流は下がり、或いは無くなって、電磁力も低下し、第二のメーク接点S2,320は非接続となり、第三のリレーコイルT3,330の電流もなくなって、接続スイッチ110又は110Aと第四のメーク接点S4,340は非接続になる。従って、送電が停止すると、接続スイッチ110又は110Aは、一旦遮断されることになる。勿論意図的にリセットスイッチRS312を押しても同じである。
3)このような状態の後、再度、送電がなされた場合を考える。送電線U、W間の電圧が正常に上がる。手動スイッチPS311は、非接続の状態である。一旦、第一のリレーコイルT1,313の電流が無くなって、第一のメーク接点S1,314が非接続になっているので、第一のリレーコイルT1,313を電流は流れることができない。従って、第二のメーク接点S2,320は非接状態を続け、第三のリレーコイルT3,330の電流は流れない状態を続ける。従って、接続スイッチ110又は110Aと第四のメーク接点S4,340は非接続の状態を続ける。故に、送電側の電源が復帰しても負荷側に伝達されず、火災などの事故を起こすことはない。
4)電源を負荷側に伝達するには、手動スイッチPS311を入れる。その前に、負荷側の不都合が無いことを確認する。装置の故障や短絡、漏電などの確認結果がよければ、手動スイッチPS311を入れてよい。この動作は1)になる。尚、送電側の送電がなされない状態で手動スイッチPS311を接続しても、第一のリレーコイルT1,313に電流が流れないので、結果として、接続スイッチ110又は110Aは遮断したままである。
以上のように、送電側の電源が下がると、接続スイッチ110又は110Aが遮断して、電源が復帰しても、接続スイッチ110又は110Aが遮断状態を維持し、意図的に接続しない限り、負荷側に電源が伝達されない。そのため、電源復帰による事故が回避できる。
図5は、本発明の電力開閉装置の制御手段の他の一実施態様を示す図である。
直流リレーを使用した例である。
図4の交流リレーを利用した場合に比べて、整流回路等が必要な分、余計になる。
図5において、送電線U、W間の配線を整流器410で受けて、交流電圧を直流電圧に直す。コンデンサ420で平滑して直流電圧の安定化を図っている。二次電池430に蓄電しているが、必ずしも必要ではない。なぜなら、送電線U、W間に電圧があるときには、整流した直流電圧が得られ、停電により送電線U、W間に電圧が無くなったときには、コンデンサ420に蓄電している時間遅れを持って、接続駆動部310、第二のメーク接点S2,320、第三のリレーコイルT3,330、第四のメーク接点S4,340が動作する。これらは、図3で説明したことと全く同じであるので、動作説明は省略する。違いは、図4では、交流で動作するものだったが、図5では直流で動作する部品を使用する。
図6は、本発明の電力開閉装置の制御手段の他の一実施態様を示す図である。
図5と図6の違いは、第四のメーク接点S4,340が無いだけである。図4においても第四のメーク接点S4,340が無いものが可能である。図5では、自己保持回路の動作タイミングが第三のリレーコイルT3,330の動作タイミング、すなわち、接続スイッチ110又は110Aの動作タイミングと同じになる点が違う。図6では、自己保持回路の動作タイミングが、接続スイッチ110又は110Aの動作タイミングより早く起こる。
図7は、本発明の電力開閉装置の制御手段の他の一実施態様を示す図である。
送電線U、W、Vの配線の電圧を検出し、所望の値より電圧が低い場合は、第三のメーク接点S3,350を非接続にする電源電圧検出手段600を備える。第三のメーク接点S3,350は、図のように、第二のメーク接点S2,320と第三のリレーコイルT3,330に直列に接続している。従って、送電線U、W、Vの配線の電圧が送電状態にあれば、第三のメーク接点S3,350を接続し、送電線U、W、Vの配線の電圧が停電状態にあれば、第三のメーク接点S3,350は非接続となる。
送電線U、W、Vの配線の電圧が送電状態において、手動スイッチPS311を接続すると、第一のリレーコイルT1,313に電流が流れて、第一のメーク接点S1,314と第二のメーク接点S2,320が接続され、第三のメーク接点S3,350が接続状態にあるため、第三のリレーコイルT3,330に電流が流れ、接続スイッチ110又は110Aが接続し、負荷側に電源が伝達する。同時に第四のメーク接点S4,340が接続し、自己保持状態となる。停電により、送電線U、W、Vの配線の電圧が低下すると、電源電圧検出手段600で電圧の低下を検出して、第三のメーク接点S3,350を非接続とし、第三のリレーコイルT3,330に電流が流れなくなる。故に、接続スイッチ110又は110Aが非接続となる。同時に、第四のメーク接点S4,340が非接続になり、自己保持回路が保持を解除する。従って、第一のリレーコイルT1,313の電流も流れなくなって、第一のメーク接点S1,314と第二のメーク接点S2,320が非接続が確定する。このような状態で、停電状態から送電状態に復帰しても、第三のメーク接点S3,350が接続状態になるだけで、第一のメーク接点S1,314,と第二のメーク接点S2,320が非接続なので、第三のリレーコイルT3,330に電流が流れずに、接続スイッチ110又は110Aは遮断状態のままである。遮断状態を脱するには、意図的に手動スイッチPS311を接続にする必要がある。
図8は、本発明の電力開閉装置の制御手段の他の一実施態様を示す図である。
図7との違いは、第四のメーク接点S4がない。送電線U、W、Vの配線の電圧が送電状態にある時は、図7と違いはない。停電により、送電線U、W、Vの配線の電圧が低下すると、電源電圧検出手段600がそれを検出して、第三のメーク接点S3,350が非接続となり、第三のリレーコイルT3,330に電流が流れなくなる。その結果、接続スイッチ110又は110Aが遮断となる。第四のメーク接点S4,340がないので、自己保持状態は続いている。そのため、送電線U、W、Vの配線の電圧が短時間に復活すると第三のメーク接点S3,350が再度接続になり、第三のリレーコイルT3,330に電流が流れて、接続スイッチ110又は110Aが接続に戻る。このように、送電線U、W、Vの配線の電圧が変化する間、動作が不安定になる恐れがある。故に、電源電圧検出手段600を用いた場合は、第四のメーク接点S4,340がある方が安定な動作が可能である。第四のメーク接点S4,340が無い場合は、送電線U、W、Vの配線が無くなって、二次電池430の蓄電電圧が低下すると、第一のリレーコイルT1,313の電流も流れなくなって、自己保持状態が解除される。従って、二次電池430、二次電池430が無い場合はコンデンサ420、の電荷が無くなった後は、自己保持状態が解除されているので、短時間以外は問題とはならない。例えば、停電の場合は、少なくとも時間的に秒単位以上の長い停電が普通なので、そのような短時間に事故に至る不都合があるとは考えられず、電源が復帰しても事故には至らない。従って、余り問題にはならない。
図9は、本発明の電力開閉装置の電源電圧検出駆動手段の一実施態様を示す図である。
送電線U、W、Vの配線の電圧を整流回路で整流して、所望の閾電圧と比較し、その結果でリレーコイルを駆動する。ここは、色々の回路が使用できる。
以上のように本発明による電力開閉装置は、一旦、送電電圧が下がると、電力開閉装置の接続スイッチを遮断して、送電が再開しても遮断状態が維持するので、送電再開による事故の防止が可能となり、産業上利用して極めて好都合である。
110、110A、110B 接続スイッチ
120A 制御手段
120B 回路電流・漏れ電流検出手段
130A 送電側配線
130B 負荷側配線
140 スイッチ起動手段
150 電気機器機能本体
310 接続駆動部
311 手動スイッチPS
312 リセットスイッチRS
313 第一のリレーコイルT1
314 第一のメーク接点S1
320 第二のメーク接点S2
330 第三のリレーコイルT3
340 第四のメーク接点S4
350 第三のメーク接点S3
410 整流器
420 コンデンサ
430 二次電池
600 電源電圧検出手段

Claims (5)

  1. 送電側配線と負荷側配線の間に接続され、両配線の間を断続可能な第一の接続スイッチと、前記送電側配線の交流電圧を検出して、所望の電圧より小さい場合は、送電が無いと判断して第一の接続スイッチを遮断する制御手段と、を備え、前記電圧が所望の値に復帰しても、意図的に第一の接続スイッチを接続しなければ、第一の接続スイッチの遮断状態を継続することを特徴とする電力開閉装置。
  2. 前記交流電圧が所望の電圧より小さい場合は、
    第一の接続スイッチ自体が遮断状態であるか、又は、第一の接続スイッチを電磁力で駆動するためのものであって、前記制御手段が有するリレーコイルの励磁電流が小さいことで第一の接続スイッチが遮断状態であるか、を特徴とする請求項1記載の電力開閉装置。
  3. 第一の接続スイッチと前記負荷側配線の間に、第二の接続スイッチを介在させ、前記負荷側配線を流れる電流を検出する回路電流・漏れ電流検出手段を備え、前記回路電流・漏れ電流検出手段により、第二の接続スイッチを遮断することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電力開閉装置。
  4. 第一の接続スイッチと第二の接続スイッチを共通の1つの接続スイッチとし、前記制御手段と前記回路電流・漏れ電流検出手段で駆動することを特徴とする請求項3記載の電力開閉装置。
  5. 前記送電側配線側に接続された請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電力開閉装置と、前記負荷側配線に接続された電気的機能を行う電気機器機能本体を有することを特徴とする電気機器。
JP2015223591A 2015-11-16 2015-11-16 電力開閉装置および電気機器 Pending JP2017091935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015223591A JP2017091935A (ja) 2015-11-16 2015-11-16 電力開閉装置および電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015223591A JP2017091935A (ja) 2015-11-16 2015-11-16 電力開閉装置および電気機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017091935A true JP2017091935A (ja) 2017-05-25

Family

ID=58768478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015223591A Pending JP2017091935A (ja) 2015-11-16 2015-11-16 電力開閉装置および電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017091935A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037616A (ja) * 1983-08-08 1985-02-27 樋渡 勝 停電復旧時開路型小形スイツチ
JPH1074444A (ja) * 1991-07-22 1998-03-17 Pdl Holdings Ltd スイッチ機構
JP2012249391A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Panasonic Corp 分電盤

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037616A (ja) * 1983-08-08 1985-02-27 樋渡 勝 停電復旧時開路型小形スイツチ
JPH1074444A (ja) * 1991-07-22 1998-03-17 Pdl Holdings Ltd スイッチ機構
JP2012249391A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Panasonic Corp 分電盤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2552088C (en) Ground fault circuit interrupter (gfci) end-of-life (eol) status indicator
US8570181B2 (en) Method and apparatus for supervisory circuit for ground fault circuit interrupt device
RU2323511C1 (ru) Устройство автоматического повторного включения, в частности, для управляемых током нулевой последовательности выключателей
EP2545627B1 (en) Method and apparatus for supervisory circuit for ground fault circuit interrupt device
US7103486B2 (en) Device for monitoring a neutral and earth break and electrical switchgear apparatus comprising such a device
US9935495B2 (en) Automatic transfer switch
EP2254246A1 (en) Control circuit for controlling a semiconductor switch system
US10411457B2 (en) Power distribution system for connection to an AC voltage network
CN102761098B (zh) 剩余电流保护装置及方法
US20070109696A1 (en) Ground fault circuit interrupt device
JP2005304129A (ja) 三相欠相検出回路及びそれを用いた空気調和機
CN107919655B (zh) 控制电路、控制方法及空调
CN110970866A (zh) 一种接触器控制装置和供电系统
JP2017091935A (ja) 電力開閉装置および電気機器
CN107315157A (zh) 一种电流互感器断线报警检测装置及电流互感器装置
JP3919160B2 (ja) 自動再投入装置
JP5382433B2 (ja) 電源供給装置
JP4890293B2 (ja) 自動開閉器
KR200460348Y1 (ko) 디씨/에이씨 인버터
JP2006288158A (ja) コンセント装置
US11626720B1 (en) Multiphase ground fault circuit interrupter
KR200392661Y1 (ko) 결상인식 및 보호회로를 포함한 누전차단기
EP3166192A1 (en) Leakage protection device and leakage protection system
JP2013535072A (ja) 短絡故障状態の早期検出のための自動的かつ自律的な電子システム
JP5063264B2 (ja) 電力系統の制御装置及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190312