JP2017090451A - 異なる反射体層を有するシンチレーション結晶アレイを含む装置及び関連方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光出力が高められたシンチレータ結晶のアレイを含む装置を提供すること。
【解決手段】PETスキャナ等のための放射線検出器はシンチレータ結晶のアレイを含み得る。各シンチレータ結晶は研磨端面と、前記研磨端面の反対側にある粗端面と、前記研磨端面と前記粗端面との間で延びる複数の研磨側面とを有する。当該検出器は前記シンチレータ結晶のアレイのうちの隣接するものの隣接する研磨側面の間にある鏡面反射体層と、前記シンチレータ結晶のアレイの粗端面に隣接する拡散反射体層とを含み得る。当該検出器は前記シンチレータ結晶のアレイの研磨端面に隣接する少なくとも1つの光検出器をさらに含み得る。
【選択図】図1

Description

本発明は放射線検出器の分野に関し、より具体的にはシンチレーション結晶に基づく検出器及び関連方法に関する。
ポジトロン断層法(PET)は、身体の腫瘍又は他の異常状態を検出する非侵襲性のツールとして用いられる現代の三大医療診断方法のうちの1つである。現代のPETスキャナは、x−y寸法が比較的小さく且つz寸法が長いガンマ線検出器として非常に多数のシンチレーション結晶を用いるのが一般的であり得る。一般に、約20000〜30000のそのようなシンチレーション結晶は、各陽電子−電子対消滅(positron-electron annihilation)イベントからの2つの放出ガンマ線を捕捉すること(capture)で位置を高精度に特定するために、PETスキャナ検出器リングにおいて用いられる。放出位置をたどることができるため、それに従って腫瘍の画像を再構築できる。
シンチレーションはガンマ線を捕捉し、それを光電子倍増管(PMT)、フォトダイオード又はより高度なシリコン光電子倍増管(SiPM)等の光検出器で検出可能な可視光に変換するプロセスである。当然ながら、検出を効果的なものにするには、各ガンマ線捕捉イベントによって生成される可視光子をより多くすることが望ましい。
高エネルギー物理学における様々な高エネルギー粒子を検出するという願望から、ガンマ線の捕捉毎により多くの光子を生成するより効率的なシンチレータ結晶についての広範な研究が過去1世紀なされてきた。PETスキャナにとっては、ガンマ線を捕捉するだけでなく、正確な画像再構築を行うために捕捉した位置を知ることができるのも望ましい。そのため、シンチレータ結晶は、2次元のアレイブロックに詰められる薄く且つ長い長方形のロッドになるように切断されるのが一般的である。これらのアレイブロックは、様々なサイズの検出器リングを形成するためにPETスキャナ内に設置される。特定の用途に応じて、患者又は動物がそれらの体内の腫瘍を検出するために走査される。
検出器のアレイブロックの構成はPETスキャナの性能にとって重要である。光収率が高く、ガンマ線を効率的に捕捉するために良好な阻止能を持つシンチレータ結晶を有するように選択することが望ましい。多数の結晶が共に詰められるため、結晶を切断及び研磨してそのような小さく且つ薄いロッドにすることができるように、結晶は機械的な強度があることが望ましい。これらの結晶の一般的な物理的サイズは、特定の用途に応じて断面の寸法が6mmから下は0.5mmまで、長さが30mmから下は5mmまでと様々である。アレイブロックのサイズも、用いられる光検出器の種類、光検出器の具体的な寸法及び形状並びに検出の具体的なスキームに応じて異なる。
PMT検出器を用いるガンマ線検出の従来の方法において、シンチレーション結晶ブロックはそれぞれPMTの構成に応じて12×12、13×13、14×14又はそれよりも大きいアレイに形成されるのが一般的である。個々の結晶は高反射性のフィルムによって互いに光学的に離される。高反射性のフィルムは、光がPMTに到達するように放出される1つの端面を除く、結晶の5つの面を覆う。例えば、14×14アレイブロックは、4つのPMTのみを共有する196の結晶ピクセルを含む。放出されるシンチレーション光が4つのPMTの全てに到達できるようにするために、アレイブロックとPMTとの間で特殊な設計の導光体が使用され得る。放出する結晶の厳密な位置を特定するのに用いられる原理は、これらの4つのPMTからの分散光の共有比を算出することに基づく。PMTは比較的高価な検出器であるため、一般的なPETスキャナの全体的なコストを抑えるためには、使用するPMTが可能な限り少ないことが望ましいが、それと同時に、シンチレーション光源の位置を正確に特定できることも望ましい。現在、14×14アレイは、PMTの場合の検出の限界に達している。この場合の各PMTは49の結晶を共有する。そのため、フルサイズのスキャナーリングの場合、製造業者は、コストを抑えつつも十分に高い画像解像度を有するように、使用するPMTの合計数を600未満に抑え得る。
放出ピクセルの位置を正確に算出できるようにするために、4つのPMTの全ては同じ時間枠で適切な量の放出される光子を検出できるべきである。これは、シンチレーション結晶が、入射するガンマ線の捕捉毎に可能な限り多くの可視光子を放出することが望ましいことを意味する。これが、最良のシンチレーション結晶を見つけるために広範な研究が行われている本当の理由である。しかしながら、どのようにしてそのような光の放射の多い結晶を見つけるかには限界がある。光の放出が良好であっても、シンチレーション光がPMTに到達できるように該光を結晶の端面に導くことも同様に重要である。したがって、結晶の一端で十分な光を反射し出射できるよう最良の反射フィルムを選択する試みもなされている。
患者の身体から可能な限り多くの放出ガンマ線を捕捉できるように、シンチレーション結晶が体積を最大にして検出器リングに詰められることが望ましい。これは反射材料の体積を減らし得ることを意味する。そのため、反射フィルムは薄く且つ効果的でなければならない。数年に亘って、数多くの材料が反射体として選択されてきた。使用されてきた公知の反射体のうちのいくつかのものとしては、MgO、TiO又はBaSOでできた白色ペイント、MgO又はTiOの固体粉末、テフロン(商標)テープ、ルミラーフィルム又は3M・ビキュイティ・強化鏡面反射体(Enhanced Specular Reflector)(ESR)フィルム等の反射フィルムが挙げられる。そのような材料は製造、とりわけ大量生産を容易にするために比較的互換性がなければならない。従来のPMT検出器ベースのアレイブロックでは、反射フィルムの選択は寛容である。何故なら、シンチレーション結晶のサイズは通常それほど小さくないからである。
多くの特許文献にシンチレータ結晶及び使用する様々な反射材料を調製してそのような結晶のアレイを作製する方法が開示されている。例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3及び特許文献4のそれぞれには様々な結晶及びパッケージング構成が開示されている。
米国特許第5610401号明細書 米国特許第8481952号明細書 米国特許第9012854号明細書 米国特許第8426823号明細書
とりわけ、PETスキャナ等の放射線検出器のために、より良好なシンチレーション結晶性能に対する要望が依然存在する。
PETスキャナ等の装置はシンチレータ結晶のアレイを含み得る。各シンチレータ結晶は研磨端面(polished end)と、前記研磨端面の反対側にある粗端面(roughed end)と、前記研磨端面と前記粗端面との間で延びる複数の研磨側面とを有する。鏡面反射体層は前記シンチレータ結晶のアレイのうちの隣接するものの隣接する研磨側面間にあり、拡散反射体層は前記シンチレータ結晶のアレイの粗端面に隣接する。
実施形態は、シンチレータ結晶のアレイのために異なる種類の反射材料を用いて、該アレイの一端での光出力を高め、隣接する結晶の間にある反射材料の体積分率(volume fraction)を低減し及び/又は大量生産のために組み立て手順を簡略化する。
例えば、前記鏡面反射体層はビキュイティ(商標)強化鏡面反射体(ESR)層を含み得る。また、例えば、前記拡散反射層はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含むか又はMgO、TiO及びBaSOのうちの少なくとも1つを含み得る。各シンチレータ結晶はLYSO、LSO、BGO、NaI(T1)、LaBr、GSO、LGSO及びGAGGのうちの1つを含み得る。
各シンチレータ結晶の粗端面は600メッシュグリット研磨材(mesh grit abrasive)を使用するラッピングに基づき得るが、他のアプローチも考えられる。
いくつかの実施形態では、シンチレーション結晶は0.4〜6.3mmの範囲のx寸法及びy寸法を有し得る。そして、各シンチレーション結晶は5〜30mmの範囲のz寸法を有し得る。また、前記粗端面及び前記研磨端面のそれぞれは正方形状であり得る。
前記装置は、前記シンチレータ結晶のアレイの前記研磨端面に隣接する少なくとも1つの光検出器をさらに含み得る。前記装置は、信号を処理して、例えばPETスキャン用に画像を生成するために、前記少なくとも1つの光検出器に連結される、プロセッサ及び関連するメモリをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、前記装置は前記プロセッサに連結される少なくとも1つの他の画像スキャナをさらに含み得る。
前記少なくとも1つの光検出器は複数の光電子倍増管を含み得る。他の実施形態では、前記少なくとも1つの光検出器は複数の固体光検出器を含み得る。
方法の態様は、放射線検出器を作製するためのものである。当該方法は、各シンチレータ結晶が研磨端面と、研磨端面の反対側にある粗端面と、研磨端面と粗端面との間で延びる複数の研磨側面とを含むように複数のシンチレータ結晶を形成するステップを含み得る。当該方法は、複数のシンチレータ結晶をアレイ状にするとともに、該シンチレータ結晶のアレイのうちの隣接するものの隣接する研磨側面の間に鏡面反射体層を有するように配列するステップと、シンチレータ結晶のアレイの粗端面に隣接して拡散反射体層を設けるステップとをさらに含み得る。
図1は、本発明に係るPET/CTスキャナの概略図である。 図2は、図1のスキャナにおける放射線検出器の分解斜視図である。 図3は、図1のスキャナで使用され得る放射線検出器の一部の概略側面図である。 図4は、図2の14×14シンチレーション結晶アレイの上面図である。 図5は、線5−5に沿った図4の断面図である。 図6は、図4及び図5に係る14×14アレイの写真である。 図7は、本発明に係る16×16のシンチレーション結晶のアレイの別の実施形態の斜視図である。 図8は、図7の14×14シンチレーション結晶アレイの上面図である。 図9は、線9−9に沿った図8の断面図である。 図10は、図7〜図9に係る14×14アレイの写真である。 図11は、実施例1の光出力データのグラフである。 図12は、実施例2の光出力データのグラフである。 図13は、実施例4の光出力データのグラフである。 図14は、実施例6の光出力データのグラフである。 図15は、実施例7の光出力データのグラフである。 図16は、実施例8の光出力データのグラフである。 図17は、実施例9の光出力データのグラフである。
本発明の好ましい実施形態を示す添付の図面を参照しながら、本発明を以下でより詳細に説明する。しかしながら、本発明は多種多様な形態で実施されることがあり、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解釈すべきでない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が十分且つ完全なものとなり、当業者に本発明の範囲を十分に伝えることができるように設けられている。全体を通じて、同様の参照符号は同様の要素を示し、代替的な実施形態における同様の要素を示すためにプライム表記法(prime notation)が用いられる。
先ず図1及び図2を参照して、PET/CTを組み合わせたスキャナ20の形態の装置を説明する。PET/CTスキャナ20は、後でより詳細に説明するように光出力が改善されたシンチレーション結晶30を含む。PET/CTスキャナ20は筒状のセンサリング21と、それに関連する患者搬送プラットフォーム22とを含む。PET/CTスキャナ20は、当業者であれば分かるようにCT画像を生成し得る従来のCTコンポーネントを含み得る。当業者であれば分かるように、シンチレーション結晶30はPETスキャナ又はSPECTスキャナにおいて使用され得る。それに加えて、シンチレーション結晶30は、他の実施形態においてはマルチモーダルPET/MRIスキャナと共に使用され得る。
PET/CTスキャナ20は、当業者であれば分かるように、PET及びCT画像の組み合わせ画像をディスプレイ24上に生成するプロセッサ及び関連するメモリ23も含み得る。シンチレーション結晶30は、動物又は人間の身体のためのPETスキャナで使用され得る。そのようなPETスキャナは、図1に示すフルサイズのPET/CTスキャナ20よりも小さいのが一般的である。シンチレーション結晶30は、当業者であれば分かるように、例えば物品/コンテナの検査等の他の放射線検出用途においても使用され得る。
PET/CTスキャナ20は、複数のアレイブロック35からできたシンチレータ結晶30のアレイを含む。図2に1つの14×14アレイブロックを示す。各シンチレータ結晶30は研磨端面30aと、研磨端面の反対側にある粗端面30bと、研磨端面及び粗端面の間で延びる複数の研磨側面30cとを含む。図1の分解拡大部に示すように、鏡面反射体層31はシンチレータ結晶30のアレイのうちの隣接するものの隣接する研磨面の間に位置するものとして図示され(明確性のために、シンチレーション結晶のうちの1つのみを示す)、拡散反射体層32はシンチレータ結晶のアレイの粗端面に隣接して位置している。
アレイの一端30aにおける光出力を高め、隣接する結晶間の反射材料の体積分率を減らし、大量生産のために組み立て手順を簡略化するために、実施形態ではシンチレータ結晶30のアレイのために異なる種類の反射材料が使用される。
例えば、鏡面反射体層は、ミネソタ州セントポールの3M・エレクトロニック・ディスプレイ・ライティング・オプティカル事業部から入手可能なビキュイティESR層を含み得る。
拡散反射層32はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含み得る。あるいは、拡散反射体層32は、例えばMgO、TiO及びBaSOのうちの少なくとも1つを含み得る。当業者であれば分かるように、各シンチレータ結晶は、LYSO、LSO、BGO,NAI(T1)、LABr、GSO、LGSO及びGAGGのうちの1つを含み得る。
各シンチレータ結晶30の粗端面30bは、600メッシュグリット研磨材を使用するラッピングに基づき得るが、他の方法も考えられ得る。例えば、粗端面30bは他の研磨材又は表面処理により形成されてもよく、最初に結晶をノコギリで切断することにより形成され得る。
いくつかの実施形態では、シンチレーション結晶のx寸法及びy寸法のそれぞれの範囲は0.4〜6.3mmであり得る。そして、各シンチレーション結晶のz寸法の範囲は5〜30mmであり得る。また、粗端面30b及び研磨端面30aのそれぞれは正方形状であり得る。当然ながら、他の実施形態では、端面30a、30bはx寸法及びy寸法が異なる長方形状であり得る。例えば、一部の結晶は6.28×4.18mmの長方形状で、長さが25mmであり得る。それに加えて、より小さい結晶はピッチが0.5mmで、実際の幅が0.43mmであり得る。
PET/CTスキャナ20は、シンチレーション結晶30のアレイの研磨端面30aに隣接する少なくとも1つの光検出器を含む。より具体的には、図2に示すように、アレイブロック35からの光を検出するために、4つの光電子倍増管36及び介在する導光体37が設けられている。図3をさらに参照して説明する別の実施形態では、当業者であれば分かるように、SiPM等の複数の固体光検出器によって光検出器が提供され得る。
方法の態様は、放射線検出器を作製するためのものである。当該方法は、各シンチレータ結晶が研磨端面30aと、研磨端面の反対側にある粗端面30bと、研磨端面と粗端面との間で延びる複数の研磨側面30cとを含むように複数のシンチレータ結晶30を形成するステップを含み得る。当該方法は、複数のシンチレータ結晶をアレイ状にするとともに、シンチレータ結晶30のアレイのうちの隣接するものの隣接する研磨側面の間に鏡面反射体層31を有するように配列するステップと、シンチレータ結晶のアレイの粗端面に隣接して拡散反射体層32を設けるステップとを含み得る。
従来の方法では、結晶間の薄膜として反射が最も高い材料を用い、アレイブロックの外面を覆うのにも同じ材料が用いられてきた。この場合、1つの端面が開いたままにしてシンチレーション光を放出させて光検出器に到達できるようにする。
本明細書で開示するように、長く且つ薄い結晶の開放端面(open end)から反射されて出射(reflected out)できるシンチレーション光の割合(fraction)を高めるために異なる反射材料及び異なる結晶面の組み合わせを用いる。鏡面反射体材料及び拡散反射体材料の双方が合致する結晶面の仕上げと協働して光を外に導く。実際の効率はシンチレーション結晶の物理的なサイズ及び幅に対する長さのアスペクト比にも左右され得る。長い結晶30の高研磨側面30cのためにESR等の鏡面反射体材料が用いられ、テフロンテープ(PTFE)又はBaSOペースト等の拡散反射体材料が光出射面30aの反対側にある1つの端面30bで用いられる。この拡散性は微細に研がれた(fine ground)拡散端面30bによってさらに高められる。粗端面30bにおける拡散面は、反射の数が少なくなるか又は最小限となり、それ故に反射損失が少ないか又は最小限な状態で光が反射されて出射されるように、シンチレーション光を多くの方向に拡散して側面30cへの低い入射角を実現する。反射がなければ損失が100%ないことから、結晶30内での内部反射の合計数を減らすことは重要な側面であると論理化されるが、出願人はそれに縛られるのを望んではいない。反射毎の損失が数パーセントであっても、側面30cにより光の大半は多数の反射によって素早く吸収され得るため、研磨端面30aで出て行くものが少ししか残らない。これは、幅に対する長さのアスペクト比が高い、薄く且つ長い結晶の場合にとりわけあてはまり得る。
残念ながら、より高い画像解像度への後押しと、全固体光検出器(all solid photodetector)の採用により、結晶の長さを減らすことなく結晶ピクセルの幅を減らすことが一般的なトレンドとなっている。これは、入射するガンマ線を捕捉する十分な阻止能を持つには結晶の長さが必要なためである。本明細書で開示の実施形態は、幅に対する長さの比が高い、薄く且つ長い結晶30でできたアレイに特に適している。
過去においては、大半の取り組みは最良の反射材料を見つけることに重点が置かれてきた。金属ホイルや薄い金属被膜等の鏡面反射型の反射体が試されてきたが結果は非常に悪いものであった。白色ペイント又はペースト材料等の拡散型反射体はまだましな結果を示してきた。MgO、TiO及びBaSO等の白色顔料も用いられてきた。現在、BaSOのペイント又はペーストはより良好な結果をもたらすようである。しかしながら、アレイブロックにおける結晶の間に、BaSOペイント又はペーストの薄く且つ厚さが均一な層を0.1mm未満の厚さで適用することは非常に時間がかかるとともに困難なプロセスとなる。そのため、実用的な目的のために、ペイントの厚さは約0.2mm以上に限られてきた。結晶の幅が比較的大きいもの(>3mm)であればこれで十分であり得る。しかしながら、結晶の幅がより小さい(<2mm)アレイにとってこれはより重要な問題になる。何故なら反射体材料の体積分率が大きくなるからである。
より薄い拡散反射体材料としては、テフロンテープが良好な結果を示す最も一般的に用いられている材料である。全ての種類のシンチレーション用途にとって、それが1つの結晶かアレイブロックかに関わらず、テフロンテープは断トツで最も汎用性のある最良の反射体材料のようである。残念ながら、テフロンテープにも限界がある。第1に、テフロンテープの反射体の設置は手でしか行うことができないため常に非常に労働集約的なプロセスである。第2に、テフロンテープの厚さは薄い場合は0.07mmであるが、サイズが大きい結晶(>3mm)の場合にしか適していないようである。薄い結晶の場合には性能は悪くなるとともに、2mm未満の幅の結晶を覆うのは非実用的である。性能の悪化の理由は、各反射において拡散光の反射及び吸収が過剰なことに起因する。
テフロンで包まれた結晶は結晶ピクセルの幅に対する長さの比が6未満の場合に効果的であり得る。例えば、4×4mm結晶は24mmよりも大きい長さを有するべきでなく、20mmまであることが好ましい。これは内部反射の合計数が少なくなるからである。サイズが2×2×20mmでアスペクト比が10等の長さが同様のより薄い結晶の場合では過剰な内部反射に起因して光出力がより悪いものになる。
新しいESRフィルムは部類が完全に異なる反射材料である。ESRフィルムは、光スペクトルの可視領域において全反射の方程式(d=mλ/2n)を満たす厚さを有する複数のプラスチックフィルムの薄層で構成されるシートである。ESRフィルムは平均厚さが0.065mmと非常に薄い。実に、ESRフィルムの反射体を用いて作製したアレイブロックの結果は比較的良好である。ESRフィルムの利点は各反射において反射損失が低い点である。しかしながら、ESRフィルムにも鏡面反射性が過度であり且つ拡散性が十分でないという問題がある。ESRフィルムは多くの他の用途において良好な性能を有するが、シンチレータアレイブロックの場合には完全ではない。拡散タイプの反射体に比べて、ESRフィルムは寸法ピクセルが小さい場合(<2mm)に妥当に機能するが、寸法ピクセルが大きい場合(>3mm)にはあまり効果的ではない。これは、全ての表面が研磨された結晶でできたアレイブロックに基づく。この結果はBaSOペースト及びテフロンテープの結果に対して逆のようである。
本明細書で開示する実施形態は、適切な結晶表面に適合して光出力を高めるか又は最大化するために、各種の反射体材料の利点を生かすハイブリッド反射体を有するアレイブロック35に関する。係る実施形態は、結晶の幅が大きいもの及び小さいものの両方を含む多くのサイズのアレイブロックにも適し得る。
ハイブリッド反射体アレイブロック35は次のようなデザイン特徴に基づく。鏡面反射ESR反射体層31が結晶30の4つの側面30cに用いられる。結晶30は研磨された4つの側面を有する。この4つの側面30cによる各反射の損失が低減されているか又は最小限に抑えられていることが望ましい。他方、鏡面反射だけによる結晶30の内部の光は望ましくない場合がある。高角度の鏡面反射は4つの側面30cにより結晶30の内部に光を閉じ込めて研磨端面30aから決して出ることができない。シンチレーションプロセスにより生成される光が、多くの方向への拡散反射に分かれることが望ましい場合がある。したがって、長い結晶30の開放研磨端面30aから光を出すのを助けるために、拡散反射面と、拡散反射体32と組み合わせた微細に研がれた端面又は粗端面30bとを有することが望ましい場合がある。
ESRフィルム又は鏡面反射体層31は非常に薄いため(0.065mm)、反射体材料の体積分率が低減され、ガンマ線の捕捉の機会を高めるためにシンチレーション結晶30の比較的高いパッキング密度(packing density)が得られる。これは、幅寸法が小さい結晶の場合に特にあてはまる。
反射フィルムが厚くなり過ぎるとシンチレーション材料の体積分率が少なくなるため、反射フィルムの厚さは重要である。例えば、0.1mmの厚さの反射体を有する、断面が4×4mmの結晶の場合、反射体フィルムの体積分率は4.8%になる。結晶の断面が1×1mmまで小さくなり、同じ0.1mmの厚さの反射体フィルムを用いる場合、反射体の体積分率は17.4%に増加する。反射体フィルムの厚さが0.1mmよりも大きくなると、その体積分率は一層大きくなる。0.2mmの厚さの反射体を有する4×4mmの結晶の場合、反射体の体積分率は9.3%に増加する。例えば、現代のハイエンドPETスキャナにとって、このような高い体積分率は許容されない場合がある。
PET検出器リングは、多くの結晶30を有する多数のアレイブロック35を一般的に含む。大量生産のために組み立てプロセスを簡略化することが望ましい。固体ESRフィルムにより、結晶30及び鏡面反射層31を共に高精度で詰めることができる。これは、寸法が小さい結晶30の場合に特にあてはまる。全固体光検出器40’を用いる現代のアレイブロック35’の場合、そのデザインのためにアレイブロックの高精度なピッチが重要になり得る。本明細書で説明する実施形態はこの目標を実現するのにとりわけ有用である。
図4〜図6は大型の14×14アレイブロック35の構成を示す。一般に、図2に示す光検出器であるPMT36に合ったものである。例えば、現代のPETスキャナの場合、最も一般的に用いられるシンチレータ結晶はBGO、LSO及びLYSOである。本明細書で開示の実施形態はこれらの結晶の全て及び当業者であれば分かるように他の可能性のあるものにも効果的である。
図7〜図10は、小型の16×16アレイブロック35’の構成を示す。小型のアレイブロック35’は一般にSiPM型の固体光検出器40’(図3)に合う。
実施例1
全ての面が研磨されたサイズが3.86×3.86×19mmのLYSO結晶で14×14アレイブロックを作製した。LYSO結晶のアスペクト比は19/3.86=5.0である。結晶の間と、シンチレーション光が出射される底面以外のアレイブロックの5つの外面の全体とにおいてESRフィルムが鏡面反射体層として用いられた。ブロックは、密閉された箱内のHamamatsu R877PMTの上に開放面が配置されるとともに外光が内部に入り込まないような状態で下向きに置かれた。アレイブロックの上の少し離れた所にNa−22放射線源を配置した。これは、陽電子−電子対消滅プロセスに基づく511KeVガンマ線放射を生成するのに用いられた。シンチレーション光は、511KeVガンマ線を捕捉した後にLYSO結晶によって生成された。Canberra Genie 2000分光計によってシンチレーション放射の強度を記録した。分光計は、強度を100に設定するBGO結晶標準で事前に較正されていたため、測定したシンチレーション光の全ての強度を直接比較することができる。全てをESR反射体層としたブロックの場合、記録された光強度は414であった。光出力データを図11に示す。プロット51は各チャンネルにおける実際のカウントのデータであり、プロット52は実際のカウントに基づく平滑化した曲線であり、プロット53は光のピークの基線を示す線分であり、プロット54は光のピークのFWHMを示す線分であり、プロット55は光のピークのスペクトルの傾斜である。
実施例2
続きの実施例の全てにおいても、実施例1で説明したものと全く同じ設定を用いてシンチレーション光の強度を測定した。ここでも、記録したシンチレーション光の強度を全ての実施例の間で直接比較できるように分光計を事前に較正した。ここでは、実施例1と同じ14×14アレイブロックを用いたが、上面のESR反射体層を取り外してテフロンテープの反射体層に置換した。測定した光強度は440であり、光出力が僅かに改善した。光出力データを図12に示す。プロット61は各チャンネルにおける実際のカウントのデータであり、プロット62は実際のカウントに基づく平滑化した曲線であり、プロット63は光のピークの基線を示す線分であり、プロット64は光のピークのFWHMを示す線分であり、プロット65は光のピークのスペクトルの傾斜である。この実施例は、鏡面反射層に比べて端面を拡散層とすることで光の出射が改善されることを示す。
実施例3
実施例2で説明したもの同じブロックを用いたが、上面のテフロンテープ反射体層を取り外した。その後、アレイブロックの上端面を600メッシュ研磨材で粗面化した。その後、ブロックを十分に洗浄し且つ乾燥させた。次いで、微細に研いだ上面にESR反射体カバーを取り付けた。同じ設定を用いて測定した光強度は534であった。光出力にとってこれは大幅な改善である。ESR鏡面反射体層が端面にあっても、結晶の微細に研がれた端面が光を拡散反射されるように分け、それによりアレイブロックの開放端面からの出射を促進することができた。
実施例4
実施例3と同じブロックを用い、上面のESR反射体層を取り外した。そして、テフロンテープの反射体層で置換した。同じ設定を用いて測定した光強度は595であった。光出力データを図13に示す。プロット71は各チャンネルにおける実際のカウントのデータであり、プロット72は実際のカウントに基づく平滑化した曲線であり、プロット73は光のピークの基線を示す線分であり、プロット74は光のピークのFWHMを示す線分であり、プロット75は光のピークのスペクトルの傾斜である。類似の4つの実施例のうちで、これは最良の結果である。実施例1と比較した場合、光出力強度は44%増加した。拡散性のテフロンテープと、微細に研いだ(粗面化した)結晶の拡散端面と、十分に研磨した側面の鏡面反射ESR反射体フィルムの組み合わせは、結晶の外にシンチレーション光を導く最も効率的な方法をもたらす。
これら先の4つの実施例は、サイズが比較的大きい結晶でできたアレイブロックの場合にハイブリッドアレイブロックが効果的であることを示す。他方、結晶が大きく且つ幅に対する長さのアスペクト比が小さいアレイブロックの場合、純粋な拡散反射体デザインによってアレイブロックの端部で非常に良好な光の出射をもたらすことができるのが分かる。
実施例5
5つの面が研磨され、1つの3.61mm×3.61mmの端面が600メッシュ研磨材でラッピングされた、サイズが3.61×3.61×19mmのLYSO結晶で別の14×14アレイブロックを作製した。LYSOピクセルのアスペクト比は19/3.61=5.26である。結晶の間と、シンチレーション光が出射される底面以外のアレイブロックの5つの外面の全体とにおいてESRフィルムが鏡面反射体層として用いられた。同じ設定を用いて測定した光出力は570であった。結果は実施例4のハイブリッド実施形態に近かった。
ここでも、拡散反射がアレイブロックの端面における光の出射を促進する。この高性能を実現するには結晶ピクセルのアスペクト比が小さいことが重要となりうる。そのため、全拡散反射であっても、結晶のアスペクト比が短い場合は内部反射の合計数が最小限に抑えられ、光の出射が最大化され得る。
しかしながら、テフロンテープは、結晶が大きく且つ幅広な大型のアレイブロックにしか適していない。これは、テフロンテープで結晶を包むのに膨大な作業が必要になるからである。さらに、テフロンテープの体積分率はESRフィルムに比べて高い。そのため、結晶のサイズ及び幅が小さい小型のアレイブロックの場合、性能が素早く低下し、アレイブロックを作製する困難性が急速に高まる。
実施例6
全ての面が研磨された、サイズが1.52×1.52×12mmのLYSO結晶で小型の16×16アレイブロックを作製した。LYSO結晶のアスペクト比は12/1.52=7.9である。結晶の間と、シンチレーション光が出射される底面以外のアレイブロックの5つの外面の全体とにおいてESRフィルムが鏡面反射体層として用いられた。シンチレーション検出システムの同じ設定を用いて測定した光強度は399であった。光出力データを図14に示す。プロット81は各チャンネルにおける実際のカウントのデータであり、プロット82は実際のカウントに基づく平滑化した曲線であり、プロット83は光のピークの基線を示す線分であり、プロット84は光のピークのFWHMを示す線分であり、プロット85は光のピークのスペクトルの傾斜である。
実施例7
ここで、実施例6のものと同じ16×16アレイブロックを用いたが、上面のESR反射体カバーをテフロンテープ反射体層で置換した。同じ測定設定を用いて測定した光強度は459であった。光出力データを図15に示す。プロット91は各チャンネルにおける実際のカウントのデータであり、プロット92は実際のカウントに基づく平滑化した曲線であり、プロット93は光のピークの基線を示す線分であり、プロット94は光のピークのFWHMを示す線分であり、プロット95は光のピークのスペクトルの傾斜である。
この実施例でも、小型のアレイブロックにおいては鏡面反射端面に比べて拡散端面で光の出射が改善することが示される。この実施例を、414から440に光が改善した実施例1及び実施例2の相対結果と比較すると、結晶の研磨端面を用いる場合では、拡散反射体層は幅の大きい結晶ブロックよりも幅の小さい結晶ブロックに効果的であると結論付けることができる。
実施例8
本実施例は、5つの面が研磨され、1つの端面が600メッシュ研磨材で研がれた(即ち粗面化された)サイズが1.52×1.52×12mmのLYSO結晶と同じバッチからの小型の16×16アレイブロックである。LYSO結晶のアスペクト比は12/1.52=7.9である。結晶の間と、シンチレーション光が出射される底面以外のアレイブロックの5つの外面の全体とにおいてESRフィルムが鏡面反射体層として用いられた。シンチレーション検出システムの同じ設定を用いて測定した光出力は518であった。光出力データを図16に示す。プロット101は各チャンネルにおける実際のカウントのデータであり、プロット102は実際のカウントに基づく平滑化した曲線であり、プロット103は光のピークの基線を示す線分であり、プロット104は光のピークのFWHMを示す線分であり、プロット105は光のピークのスペクトルの傾斜である。これを実施例6の結果と比較すると、399から518へと大幅に改善され、30%増加した。
実施例9
実施例8のものと同じ16×16アレイブロックであるが、上面のESR反射体層をテフロンテープ反射体層で置換した。同じ測定設定を用いて測定した光強度は521であった。光出力データを図17に示す。プロット111は各チャンネルにおける実際のカウントのデータであり、プロット112は実際のカウントに基づく平滑化した曲線であり、プロット113は光のピークの基線を示す線分であり、プロット114は光のピークのFWHMを示す線分であり、プロット115は光のピークのスペクトルの傾斜である。ここでも、小型の結晶アレイブロックの4つの実施例のうちでこれが最良の結果である。これを実施例6の結果と比較すると、399から521へと大幅に改善され、30.6%増加した。
下記表1に実施例をまとめる。
Figure 2017090451
実施例8及び9の比較に基づくと、結晶の幅が小さく、幅に対する長さのアスペクト比が大きい小型のアレイの場合、600メッシュ研磨材で端面を研ぐことで光出力がより改善することが分かる(それぞれ30及び30.6%)。ESR反射体層をテフロンテープで置換することによる改善は小さかった(0.6%のみ)。
出願人は、600メッシュ研磨材で端面を粗面化することにより形成される拡散性は光出射の最大化近くに到達させるのに十分であると論理付けるが、それに拘束されるのを望むものではない。実施例3及び4に示すような幅の大きい結晶アレイブロックの場合、600メッシュ研磨材で端面を粗面化するだけでは、所望の光拡散性の最大化に到達させるのは十分ではなく、ESR層をテフロンテープの反射体で置換することでさらに11.5%の改善がもたらされる。
実施例3及び4の光出力(それぞれ534及び595)並びに実施例8及び9の光出力(それぞれ518及び521)を比較すると、アレイブロックの光出力に対する結晶ピクセル幅(3.86mm対1.52mm)及びアスペクト比(5.0対7.9)の効果が分かる。これらのブロックの全ては光出力の平均が約650であるLYSO結晶でできている。
これらの実施例は、従来的に作製された検出器アレイと比較して、実施例4及び9のハイブリッド実施形態が開放端面からの光出力を大幅に改善することができるのを示す。実施形態は、幅が大きい結晶でできたアレイ及び幅が小さい結晶でできたアレイの双方に効果的である。結晶の幅及びアスペクト比に応じでさらなる最適化の願望がありうる。実施例は、小型アレイブロック及び大型アレイブロックの開放端面から出射するシンチレーション光をそれぞれ79%及び90%とすることができるのを示す。
これらの実施例の全ては、高反射性の鏡面反射体は光を導いて長い結晶の端面から出すのに本当は理想的でないことを示す。その理由は高角度の内部反射が多すぎるからであろう。これらの複数の反射は、光の大半を外に出る機会なく壁部に吸収させる。端部の拡散反射体は光を多くの方向に分ける。低入射角の光は結晶の鏡面反射側面によって反射される。光にとって、最小限の数の反射で、故に損失が最小限の状態で結晶の端面から出るのがより容易になる。これは、幅に対する長さのアスペクト比が高くなるほどあてはまる。結晶がより薄い現代の全固体SiPM検出器では、結晶の端面から効率的に光を出射させることはスキャナの性能を決定する上で重要な点になっている。本明細書で開示のハイブリッド実施形態はアレイブロックの端面からの光の出射を高める効率的な方法を提供する。
前述の説明及び関連する図面で提示した教示の利点を有する当業者であれば、本発明の多くの変更及び他の実施形態を思い付く。したがって、本発明は開示した特定の実施形態に限定されず、変更及び実施形態が添付の請求項の範囲に含まれることを意図していることが分かる。
20 PET/CTスキャナ
21 センサーリング
22 患者搬送プラットフォーム
23 プロセッサ及びメモリ
24 ディスプレイ
30 シンチレータ結晶
30a 研磨端面
30b 粗端面
30c 研磨側面
31 鏡面反射体層
32 拡散反射体層
35 アレイブロック
36 光検出器
37 導光体

Claims (29)

  1. シンチレータ結晶のアレイであって、各シンチレータ結晶は研磨端面と、前記研磨端面の反対側にある粗端面と、前記研磨端面と前記粗端面との間で延びる複数の研磨側面とを有する、シンチレータ結晶のアレイと、
    前記シンチレータ結晶のアレイのうちの隣接するものの隣接する研磨側面間にある鏡面反射体層と、
    前記シンチレータ結晶のアレイの粗端面に隣接する拡散反射体層と、
    を含む装置。
  2. 前記鏡面反射体層はビキュイティ(商標)強化鏡面反射体(ESR)層を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記拡散反射層はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含む、請求項1に記載の装置。
  4. 前記拡散反射層はMgO、TiO及びBaSOのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の装置。
  5. 各シンチレータ結晶はLYSO、LSO、BGO、NaI(T1)、LaBr、GSO、LGSO及びGAGGのうちの1つを含む、請求項1に記載の装置。
  6. 前記粗端面は600メッシュグリット研磨材を使用するラッピングに基づく、請求項1に記載の装置。
  7. 各シンチレーション結晶は0.4〜6.3mmの範囲のx寸法及びy寸法を有する、請求項1に記載の装置。
  8. 各シンチレーション結晶は5〜30mmの範囲のz寸法を有する、請求項1に記載の装置。
  9. 前記粗端面及び前記研磨端面のそれぞれは正方形状である、請求項1に記載の装置。
  10. 前記シンチレータ結晶のアレイの前記研磨端面に隣接する少なくとも1つの光検出器をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  11. 前記少なくとも1つの光検出器に連結される、プロセッサ及び関連するメモリをさらに含む、請求項10に記載の装置。
  12. 少なくとも1つの他の画像スキャナと、
    前記少なくとも1つの他の画像スキャナ及び前記シンチレータ結晶のアレイに連結される、プロセッサ及び関連するメモリと、
    をさらに含む、請求項10に記載の装置。
  13. 前記少なくとも1つの光検出器は複数の光電子倍増管を含む、請求項10に記載の装置。
  14. 前記少なくとも1つの光検出器は複数の固体光検出器を含む、請求項10に記載の装置。
  15. シンチレータ結晶のアレイであって、各シンチレータ結晶は研磨端面と、前記研磨端面の反対側にある粗端面と、前記研磨端面及び前記粗端面との間で延びる複数の研磨側面とを有し、前記粗端面は600メッシュグリット研磨材を使用するラッピングに基づく、シンチレータ結晶のアレイと、
    前記シンチレータ結晶のアレイのうちの隣接するものの隣接する研磨側面間にある鏡面反射体層と、
    前記シンチレータ結晶のアレイの粗端面に隣接する拡散反射体層と、
    前記シンチレータ結晶のアレイの研磨端面に隣接する少なくとも1つの光検出器と、
    前記少なくとも1つの光検出器に連結される、プロセッサ及び関連するメモリと、
    を含む装置。
  16. 前記鏡面反射体層はビキュイティ(商標)強化鏡面反射体(ESR)層を含む、請求項15に記載の装置。
  17. 前記拡散反射層はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含む、請求項15に記載の装置。
  18. 前記拡散反射層はMgO、TiO及びBaSOのうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の装置。
  19. 各シンチレータ結晶はLYSO、LSO、BGO、NaI(T1)、LaBr、GSO、LGSO及びGAGGのうちの1つを含む、請求項15に記載の装置。
  20. 各シンチレーション結晶は1〜4mmの範囲のx寸法及びy寸法と、5〜30mmの範囲のz寸法とを有する、請求項15に記載の装置。
  21. 前記少なくとも1つの光検出器に連結される、プロセッサ及び関連するメモリをさらに含む、請求項1に記載の装置。
  22. 放射線検出器を作製するための方法であって、
    各シンチレータ結晶が研磨端面と、前記研磨端面の反対側にある粗端面と、前記研磨端面と前記粗端面との間で延びる複数の研磨側面とを有するように複数のシンチレータ結晶を形成するステップと、
    前記複数のシンチレータ結晶をアレイ状にするとともに、該シンチレータ結晶のアレイのうちの隣接するものの隣接する研磨側面の間に鏡面反射体層を有するように配列するステップと、
    前記シンチレータ結晶のアレイの粗端面に隣接して拡散反射体層を設けるステップと、
    を含む方法。
  23. 前記鏡面反射体層はビキュイティ(商標)強化鏡面反射体(ESR)層を含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記拡散反射層はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含む、請求項22に記載の方法。
  25. 前記拡散反射層はMgO、TiO及びBaSOのうちの少なくとも1つを含む、請求項22に記載の方法。
  26. 各シンチレータ結晶はLYSO、LSO、BGO、NaI(T1)、LaBr、GSO、LGSO及びGAGGのうちの1つを含む、請求項22に記載の方法。
  27. 前記粗端面は600メッシュグリット研磨材を使用するラッピングに基づく、請求項22に記載の方法。
  28. 各シンチレーション結晶は1〜4mmの範囲のx寸法及びy寸法と、5〜30mmの範囲のz寸法とを有する、請求項22に記載の方法。
  29. 前記シンチレータ結晶のアレイの研磨端面に隣接して少なくとも1つの光検出器を配置するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
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