JP2017089083A - 連続した強化繊維束の開繊方法および強化繊維束の開繊装置、ならびに強化繊維束を用いた繊維強化樹脂の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]連続的に供給される強化繊維束を、側面に吸引部が設けられた容器内に導入し、前記吸引部から空気を吸引することにより前記繊維束の周方向に気流を発生させ、該強化繊維束を周方向に開繊させることを特徴とする強化繊維束の開繊方法。
[2]前記容器内に給糸管と排糸管が間隔をあけて正対するように設けられ、前記排糸管の内部に挿入された形態維持部材に開繊後の繊維束が送り込まれ、前記開繊後の強化繊維束形態を維持させたまま送り出される[1]記載の強化繊維束の開繊方法。
[3]前記形態維持部材の内部から、前記開繊後の強化繊維束に向かって空気が送風される[2]に記載の強化繊維束の開繊方法。
[4]前記強化繊維束を前記容器に導入する前に、該強化繊維束の張力を解除する[1]〜[3]のいずれかに記載の強化繊維束の開繊方法。
[5]前記強化繊維束を前記容器に導入する前に、該強化繊維束を予熱する[1]〜[4]のいずれかに記載の強化繊維束の開繊方法。
[6]前記強化繊維束が炭素繊維である[1]〜[5]のいずれかに記載の強化繊維束の開繊方法。
[7]前記強化繊維束を構成する繊維本数が1,000〜100,000である[1]〜[6]のいずれかに記載の強化繊維束の開繊方法。
[8]強化繊維束を連続的に供給する供給機構と、供給された前記強化繊維束を内部に導入する容器とを備える強化繊維束の開繊装置であって、
前記容器の側面に吸引部が設けられるとともに、前記容器内に給糸管と排糸管が間隔をあけて正対するように設けられ前記繊維束の周方向に気流を発生させて該繊維束を周方向に開繊させるための、前記吸引部から空気を吸引する吸引機構を備えることを特徴とする強化繊維束の開繊装置。
[9]前記排糸管の内部に、開繊後の前記強化繊維束形態を維持できる形態維持部材が設けられている、[8]に記載の強化繊維束の開繊装置。
[10]前記形態維持部材の内部に、前記開繊後の強化繊維束に空気を送風する送風機構を更に備える、[9]に記載の強化繊維束の開繊装置。
[11]前記容器の上流側に、前記強化繊維束の張力を解除する解除機構を備える、[8]〜[10]のいずれかに記載の強化繊維束の開繊装置。
[12]前記容器の上流側に、前記強化繊維束を予熱する予熱機構を備える、[8]〜[11]のいずれかに記載の強化繊維束の開繊装置。
[13][1]〜[7]のいずれかに記載の強化繊維束にマトリックス樹脂を供給して繊維強化樹脂を製造する方法であって、該樹脂が溶融樹脂もしくは粉末樹脂である繊維強化樹脂の製造方法。
[14]前記樹脂が熱可塑性樹脂である[13]に記載の繊維強化熱可塑性樹脂の製造方法。
2 給糸口
3 排糸口
4 給糸管
5 排糸管
6 ギャップ
7 吸引管
8 容器
10 加熱機構
11 張力解除機構
12 形態維持部材
20 強化繊維束
21 開繊繊維束
30 強化繊維
31 マトリックス樹脂
32 開繊繊維束
Claims (14)
- 連続的に供給される強化繊維束を、側面に吸引部が設けられた容器内に導入し、前記吸引部から空気を吸引することにより前記繊維束の周方向に気流を発生させ、該強化繊維束を周方向に開繊させることを特徴とする強化繊維束の開繊方法。
- 前記容器内に給糸管と排糸管とが間隔をあけて正対するように設けられ、前記排糸管の内壁と、該排糸管の内部に挿入された形態維持部材との間隙に、開繊後の強化繊維束が送り込まれて排糸する請求項1記載の強化繊維束の開繊方法。
- 前記形態維持部材の内部から、前記開繊後の強化繊維束に向かって空気が送風される請求項2に記載の強化繊維束の開繊方法。
- 前記強化繊維束を前記容器に導入する前に、該強化繊維束の張力を解除する請求項1〜3のいずれかに記載の強化繊維束の開繊方法。
- 前記強化繊維束を前記容器に導入する前に、該強化繊維束を予熱する請求項1〜4のいずれかに記載の強化繊維束の開繊方法。
- 前記強化繊維束が炭素繊維である請求項1〜5のいずれかに記載の強化繊維束の開繊方法。
- 前記強化繊維束を構成する繊維本数が1,000〜100,000である請求項1〜6のいずれかに記載の強化繊維束の開繊方法。
- 強化繊維束を連続的に供給する供給機構と、供給された前記強化繊維束を内部に導入する容器とを備える強化繊維束の開繊装置であって、
前記容器の側面に吸引部が設けられるとともに、前記容器内に給糸管と排糸管が間隔をあけて正対するように設けられ前記繊維束の周方向に気流を発生させて該繊維束を周方向に開繊させるための、前記吸引部から空気を吸引する吸引機構を備えることを特徴とする強化繊維束の開繊装置。 - 前記排糸管の内部に、開繊後の前記強化繊維束形態を維持できる形態維持部材が設けられている、請求項8に記載の強化繊維束の開繊装置。
- 前記形態維持部材の内部に、前記開繊後の強化繊維束に空気を送風する送風機構を更に備える、請求項9に記載の強化繊維束の開繊装置。
- 前記容器の上流側に、前記強化繊維束の張力を解除する解除機構を備える、請求項8〜10のいずれかに記載の強化繊維束の開繊装置。
- 前記容器の上流側に、前記強化繊維束を予熱する予熱機構を備える、請求項8〜11のいずれかに記載の強化繊維束の開繊装置。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の強化繊維束にマトリックス樹脂を供給して繊維強化樹脂を製造する方法であって、該マトリックス樹脂が溶融樹脂もしくは粉末樹脂である繊維強化樹脂の製造方法。
- 前記マトリックス樹脂が熱可塑樹脂である請求項13に記載の繊維強化熱可塑性樹脂の製造方法。
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