JP2017088123A - Occupant protection device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、乗員保護装置に関する。 The present invention relates to an occupant protection device.
下記特許文献1には、センサにより衝突が予測された場合、衝突に先立ってウエビングを引き込む乗員保護装置が開示されている。 Patent Literature 1 below discloses an occupant protection device that pulls in webbing prior to a collision when a collision is predicted by a sensor.
しかしながら、上記従来の乗員保護装置には、側面衝突時における乗員の肋骨の耐性荷重を高める観点から改善の余地がある。 However, the conventional occupant protection device has room for improvement from the viewpoint of increasing the load resistance of the occupant's ribs at the time of a side collision.
本発明は上記事実を考慮し、側面衝突時における乗員の肋骨の耐性荷重を高めることができる乗員保護装置を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide an occupant protection device that can increase the load resistance of the occupant's ribs when a side collision occurs.
請求項1記載の乗員保護装置は、作動することで、乗員の胸部を拘束するショルダベルトに張力を付与する張力付与機構と、車両用シートのシートバック内における前記ショルダベルトと車両正面視で重なる位置に配置され、膨張することで乗員の背面上部を車両後方側から押圧する空気袋と、を備え、側面衝突が予測された場合に、前記張力付与機構が作動すると共に前記空気袋が膨張する。 The occupant protection device according to claim 1 overlaps the tension applying mechanism that applies tension to the shoulder belt that restrains the chest of the occupant and the shoulder belt in the seat back of the vehicle seat in a front view of the vehicle. And an air bag that presses the upper rear part of the occupant from the vehicle rear side by being inflated, and when the side collision is predicted, the tension applying mechanism is activated and the air bag is inflated. .
請求項1記載の乗員保護装置では、側面衝突が予測された場合、張力付与機構が作動すると共に空気袋が膨張する。すなわち、張力付与機構が作動することにより、乗員の胸部を拘束するショルダベルトに張力が付与され、乗員の胸部に対し車両前方から荷重が加わる。これと共に、車両用シートのシートバック内におけるショルダベルトと車両正面視で重なる位置に配置された空気袋が膨張することにより、乗員の背面上部が車両後方側から押圧され、乗員の背面上部に対し車両後方から荷重が加わる。以上のように、側面衝突が予測された場合、車両前方からと車両後方からとの両方から乗員の胸部を挟み込むように荷重が加えられ、乗員の胸部に対する車両前後方向の拘束力が上昇する。その結果、側面衝突時における車両側方からの荷重に対する乗員の肋骨の耐性荷重が高まる。 In the occupant protection device according to the first aspect, when a side collision is predicted, the tension applying mechanism is activated and the air bag is inflated. That is, when the tension applying mechanism operates, tension is applied to the shoulder belt that restrains the chest of the occupant, and a load is applied to the occupant's chest from the front of the vehicle. At the same time, the air bag disposed at the position overlapping the shoulder belt in the seat back of the vehicle seat in the front view of the vehicle is inflated, so that the upper back of the occupant is pressed from the rear side of the vehicle, and the upper back of the occupant is A load is applied from the rear of the vehicle. As described above, when a side collision is predicted, a load is applied so as to sandwich the chest of the occupant both from the front of the vehicle and from the rear of the vehicle, and the restraining force in the vehicle front-rear direction on the occupant's chest increases. As a result, the resistance load of the occupant's ribs against the load from the side of the vehicle at the time of a side collision increases.
この点を詳細に説明すると、側面衝突が発生し、乗員の肋骨に対し車両側方からの荷重が加わると、肋骨は車両前後方向に広がろうとする。ここで、この乗員保護装置では、上述のように、側面衝突が予測された場合、側面衝突に先立って、乗員の胸部に対する車両前後方向の拘束力を上昇させる。このため、側面衝突が発生した場合の車両側方からの荷重に対する肋骨の耐性荷重を高めることができる。 This point will be described in detail. When a side collision occurs and a load from the side of the vehicle is applied to the occupant's rib, the rib tends to spread in the longitudinal direction of the vehicle. Here, in the occupant protection device, as described above, when a side collision is predicted, the restraining force in the vehicle front-rear direction on the chest of the occupant is increased prior to the side collision. For this reason, the tolerance load of the rib with respect to the load from the vehicle side when a side collision occurs can be raised.
以上説明したように、本発明に係る乗員保護装置は、側面衝突時における乗員の肋骨の耐性荷重を高めることができる、という優れた効果を有する。 As described above, the occupant protection device according to the present invention has an excellent effect of being able to increase the load resistance of the occupant's ribs at the time of a side collision.
以下、図1及び図2を用いて、本発明に係る乗員保護装置の実施形態について説明する。 Hereinafter, an embodiment of an occupant protection device according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2.
なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方側を示し、矢印INは車両幅方向内側を示している。また、以下の説明で特記なく前後、上下、内外及び左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両幅方向の内外、及び進行方向を向いた場合の車両幅方向の左右を示すものとする。 Note that an arrow FR appropriately shown in each figure indicates the front of the vehicle, an arrow UP indicates the upper side of the vehicle, and an arrow IN indicates the inner side in the vehicle width direction. Also, in the following description, when using the front / rear, up / down, inside / outside, and left / right directions, the vehicle width when facing the front / rear direction of the vehicle, the up / down direction of the vehicle, the inside / outside of the vehicle width direction, and the traveling direction It shall indicate the left and right of the direction.
(車両用シートの概略構成)
図1には、本実施形態に係る乗員保護装置10を適用した車両用シート12及びシートベルト装置20が模式的な側面図で示されている。図1に示される車両用シート12は、一例として運転席用のフロントシートとされ、車両幅方向をシート幅方向として配置されると共に、車両前方側に向けて配置されている。なお、本実施形態では、車両用シート12には実際の乗員の代わりに、国際統一側面衝突ダミーD(World Side Impact Dummy:WorldSID)が着座している。この着座姿勢は、現在、日本、欧州で採用されている側面衝突試験法(ECE R95)、又は米国の側面衝突試験法(FMVSS214)で定められたものである。以下、説明の都合上、この国際統一側面衝突ダミーDを「乗員D」と称する。
(Schematic configuration of vehicle seat)
FIG. 1 is a schematic side view of a
車両用シート12は、乗員Dの臀部及び大腿部を支持するシートクッション14を備えている。シートクッション14の後端部には、乗員Dの背部(腰部を含む)を支持するシートバック16が連結されている。シートバック16は、シートクッション14との連結部に設けられたリクライニング機構(図示省略)により、傾倒可能とされている。シートバック16の上端部には、乗員Dの頭部を支持するヘッドレスト18が取り付けられている。ヘッドレスト18は、高さ調節可能とされている。
The
図2には、図1の2−2線に沿って切断した状態が模式的な拡大断面図で示されている。なお、図2では図示を省略するが、シートバック16の内部の前面側にはシートバックパッドが配置され、シートバック16の前面及び両側面では、前記シートバックパッドが表皮によって覆われている。 FIG. 2 is a schematic enlarged sectional view showing a state cut along line 2-2 in FIG. Although not shown in FIG. 2, a seat back pad is disposed on the front side inside the seat back 16, and the seat back pad is covered with a skin on the front and both sides of the seat back 16.
図2に示されるように、シートバック16の幅方向中間部は、背凭れ部16Aによって構成されている。背凭れ部16Aは、乗員Dの背面側を支持する部位とされている。また、シートバック16の幅方向両側部は、サイドサポート部16Bによって構成されている。左右一対のサイドサポート部16Bは、背凭れ部16A(シートバック16の幅方向中間部)よりもシートバック前方側へ膨出し、乗員Dの側面側を支持する部位とされている。
As shown in FIG. 2, the intermediate portion in the width direction of the
(3点式シートベルト装置等の構成)
また、車両用シート12に対応して3点式シートベルト装置20が設けられている。3点式シートベルト装置20は、乗員拘束用のウエビング22を備えている。ウエビング22の一端部22Aは、シートクッション14の車両幅方向外側の側部(図1の紙面奥側の側面部)にアンカプレート24を介して取り付けられている。ウエビング22の他端部22Bは、シートベルト巻取装置26(ウエビング巻取装置)のスプール26Sに係止されている。また、ウエビング22の中間部は、車両側部の上側に設けられたショルダアンカ28に挿通されて折り返されている。
(Configuration of three-point seat belt device, etc.)
A three-point
また、シートクッション14の車両幅方向内側の側部(図1に示される側面部)には、バックル30が自立した状態で設けられている。そして、バックル30には、ウエビング22に対してスライド移動可能に設けられたタングプレート32が係合可能とされている。
Further, a
3点式シートベルト装置20は、乗員Dが車両用シート12に着座した状態でバックル30にタングプレート32が係合されることで、ウエビング22が乗員D(車両用シート12に着座した乗員)に装着されるようになっている。ウエビング22が乗員Dに装着された状態で、ウエビング22のうちタングプレート32からアンカプレート24までの間に位置する部位がラップベルト22Xとされ、ウエビング22のうちタングプレート32からショルダアンカ28までの間に位置する部位がショルダベルト22Yとされる。ラップベルト22Xは、乗員Dの腰部を拘束し、ショルダベルト22Yは、乗員Dの上体(胸部を含む)を拘束するようになっている。
In the three-point
シートベルト巻取装置26は、車両骨格部材を構成する図示しないセンタピラーの下端部付近に固定されている。シートベルト巻取装置26において、ウエビング22を巻き取るスプール26Sの側方側には付勢機構26Fが配置されている。この付勢機構26Fによってスプール26Sはウエビング22を巻き取る方向(巻取回転方向)へ常時付勢されている。
The
(張力付与機構)
また、シートベルト巻取装置26は、PSB(プリクラッシュシートベルト)機構34及びプリテンショナ35を備えている。PSB機構34及びプリテンショナ35は、共に、作動することにより、ウエビング22を巻き取る方向にスプール26Sを回転させることでショルダベルト22Yに張力を付与するようになっている。これらPSB機構34及びプリテンショナ35が本発明の「張力付与機構」に相当する。
(Tensioning mechanism)
The
これらのうち、PSB機構34は、スプール26Sの側方側に配置されたモータ34Aを備えている。モータ34Aが回転することでスプール26Sを巻取方向に駆動する。モータ34Aには、車両に搭載されたECU36が電気的に接続されている。
Of these, the
他方、プリテンショナ35は、スクイブ(点火装置)を備えている。スクイブ(点火装置)を作動させることにより、瞬間的にスプール26Sを巻取方向に駆動する。スクイブ(点火装置)には、ECU36が電気的に接続されている。なお、プリテンショナ35は、スクイブを駆動源とするものに限定されず、例えば、ガス発生剤によりスプール26Sを駆動するものであってもよい。
On the other hand, the
(空気袋)
背凭れ部16A(シートバック16の幅方向中間部)において乗員Dの胸部を支持する範囲(背凭れ部16Aの上部側)には、空気袋66が内蔵されている。空気袋66は、そのシートバック後方側に配置された支持板Sに取付けられている。支持板Sは、空気袋66に対向する面がシートバック幅方向及びシートバック上下方向に沿うように配置され、図示しないシートバックフレームに取り付けられている。
(Air bag)
An
空気袋66は、それぞれ内部に空気(ガス)が流入されることで膨張し(図中では実線で図示)、内部から空気(ガス)が流出されることで収縮する(図中では二点鎖線で図示)。また、空気袋66の膨張方向は、支持板Sの側とは反対側のシートバック前方側とされている。そして、空気袋66が膨張することで、乗員Dの上体(特に、肋骨に対応する部分である背面上部)を車両後方側から車両前方側へ向けて押圧するようになっている。
Each of the
空気袋66には、ガス供給機構部70が接続されている。ガス供給機構部70は、空気袋66の中にガスを供給可能な機構部であり、ポンプPを備えている。ポンプPはポンプ本体部PHとセンサ部PSとを備えている。ポンプ本体部PHは、作動制御36Aから出力された指令信号に基づいて駆動される構成とされている。センサ部PSは、例えば、ホールIC等を備えており、ポンプ本体部PHの作動による加圧及び減圧に応じた信号をECU36の記憶部36Mに出力する構成とされている。ポンプ本体部PHには配管72Aの一端部が接続され、配管72Aの他端部には空気袋66が接続されている。配管72Aの流路中間部には弁Vが設けられている。
A gas
ポンプ本体部PH及び弁Vが作動することで、空気袋66が膨張又は収縮する。ポンプP及び弁Vには、ECU36が電気的に接続されている。
By operating the pump main body PH and the valve V, the
(ECU)
ECU36は、作動制御部36A、側突予測部36B、側突検知部36C及び記憶部36Mを備えている。
(ECU)
The
側突予測部36Bには、側突予測用のPCS(プリクラッシュセーフティ)センサ38が電気的に接続されている。PCSセンサ38は、ミリ波レーダ等の距離センサを含んで構成されており、自車両の側方に位置する車両(監視対象物体)との相対距離に応じた信号を側突予測部36Bに出力するようになっている。そして、側突予測部36Bは、PCSセンサ38の出力信号に基づいて、車両の側面衝突を予測する。
A side collision prediction PCS (pre-crash safety)
なお、側突予測部36Bによって車両の側面衝突が予測された場合としては、衝突が避けられないと判断された場合の他、衝突可能性が所定の閾値よりも高いと判断された場合も含まれる。また、詳細説明を省略するが、PSB機構34は、車両急減速時にも作動するように作動制御部36Aによって制御されている。また、前述した記憶部36Mは、例えばRAM等により構成されている。
In addition, the case where the side
一方、側突検知部36Cには、側突検知用の側突検知センサ40が電気的に接続されている。側突検知センサ40は、一例として加速度センサによって構成されて、図示しない車両のセンタピラーやサイドドアなどに設けられている。そして、車両の車幅方向外側から衝突体が車両に衝突したときには、側突検知センサ40からECU36の側突検知部36Cへ出力された信号に基づいて、側突検知部36Cは、車両に対する側面衝突をECU36が検知(判定)する。
On the other hand, a side
なお、側突検知センサ40を圧力チャンバと圧力センサとによって構成してもよい。具体的には、圧力チャンバを車両のサイドドア内に配置し、その圧力チャンバ内の圧力変化を圧力センサによって検出してもよい。
The side
(側突予測時の制御)
側突予測部36Bによって車両の側面衝突が予測された場合、ECU36の作動制御部36Aは、PSB機構34のモータ34Aを作動させると共に、空気袋66に空気を送り込むようにガス供給機構部70のポンプ本体部PH及び弁Vを制御する。これにより、ウエビング22を巻き取る方向にスプール26Sを回転させることでショルダベルト22Yに張力を付与されると共に、空気袋66が膨張する。
(Control during side collision prediction)
When a side collision of the vehicle is predicted by the side
(側突検知時の制御)
更にその後、側面衝突が発生し、側突検知部36Cによって車両の側面衝突が検知された場合、ECU36の作動制御36Aは、プリテンショナ35のスクイブ(点火装置)を作動させると共に、空気袋66にさらに空気を送り込むようにポンプ本体部PHを制御する。これにより、ウエビング22に掛かる張力がさらに増大すると共に、空気袋66を膨張させる作動力が増大する。
(Control during side collision detection)
After that, when a side collision occurs and the side
<作用・効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
<Action and effect>
Next, the operation and effect of this embodiment will be described.
本実施形態の乗員保護装置10では、PCSセンサ38から出力された信号に基づいて、ECU36の側突予測部36Bが車両の側面衝突を予測した場合、作動制御部36Aは、PSB機構34のモータ34Aを作動させて、ウエビング22を巻き取る方向に回転させる。また、これと共に、作動制御部36Aは、空気袋66を膨張させるようにガス供給機構部70のポンプ本体部PH及び弁Vを制御する。つまり、側面衝突が予測された場合、PSB機構34が作動すると共に空気袋66が膨張する。
In the
このため、図2に示されるように、PSB機構34が作動することにより、乗員Dの胸部を拘束するウエビング22(特に、ショルダベルト22Y)に張力が付与され、乗員Dの胸部に対し車両前方から荷重が加わる(矢印F1)。これと共に、車両用シート12のシートバック16に設けられた空気袋66が膨張することにより、乗員Dの背面上部が車両後方側から押圧され、乗員Dの背面上部に対し車両後方から荷重が加わる(矢印F2)。以上のように、空気袋66はショルダベルト22Yに対応する位置(車両正面視でショルダベルト22Yと重なる位置)で膨張するので、側面衝突が予測された場合、車両前方からと車両後方からとの両方から乗員Dの胸部を挟み込むように荷重が加えられ、乗員Dの胸部に対する車両前後方向の拘束力が上昇する。
Therefore, as shown in FIG. 2, when the
ところで、図2に示されるように、側面衝突が発生し、乗員の肋骨Rに対し車両側方からの荷重(矢印<入力>)が加わると、肋骨Rは車両前後方向に広がろうとする(矢印H)。この点、本実施形態のの乗員保護装置10では、上述のように、側面衝突が予測された場合、側面衝突に先立って、乗員Dの胸部に対する車両前後方向の拘束力を上昇させている(矢印F1、矢印F2)。このため、側面衝突が発生した場合の車両側方からの荷重(矢印<入力>)に対する肋骨の耐性荷重を高めることができる。
By the way, as shown in FIG. 2, when a side collision occurs and a load (arrow <input>) from the side of the vehicle is applied to the occupant's rib R, the rib R tends to spread in the vehicle longitudinal direction ( Arrow H). In this regard, in the
さらに、本実施形態の乗員保護装置10では、側突検知センサ40及び側突検知部36Cにより、側面衝突が検知された場合、プリテンショナ35が作動すると共に空気袋66がさらに膨張する。つまり、側面衝突が予測された段階で上昇させていた乗員Dの胸部の前後方向の拘束力を、側面衝突が検知された段階で、さらに上昇させる。特に、本実施形態では、実際に側面衝突が起こって側面衝突が検知された場合に、プリテンショナ35を作動させるだけでなく、空気袋66の作動力を増力させる。このため、より一層効率的に乗員Dの胸部の前後方向の拘束力を上昇させることができ、その結果、車両側方からの荷重に対する肋骨の耐性荷重を高めることができる。
Further, in the
〔上記実施形態の補足説明〕
なお、上記実施形態では、空気袋66が、シートバック16の背凭れ部16Aの幅方向中間部に1つ内蔵されていたが、本発明はこれに限られない。例えば、背凭れ部16Aの幅方向中央を挟んで左右に2つ内蔵されていてもよい。また、シートバック16の上下方向に分割されて複数の空気袋が内蔵されていてもよい。
[Supplementary explanation of the above embodiment]
In the above embodiment, one
また、上記実施形態では、「張力付与機構」としてのPSB機構34及びプリテンショナ35が、シートベルト巻取装置26に設けられており、ショルダベルト22Yをショルダアンカ28を介して上方へ引き込むことにより、ウエビング22(特に、ショルダベルト22Y)のたるみを取除くタイプ(所謂、ショルダベルトプリテンショナ)であったが、本発明の「張力付与機構」はこれに限られない。例えば、バックル30を下方に引き込むことにより、ウエビング22(ショルダベルト22Y及びラップベルト22X)のたるみを取除くタイプ(所謂タングプリテンショナ)であってもよい。
Further, in the above embodiment, the
また、上記実施形態では、シートベルト装置20が3点式のものであった。しかし、乗員Dの胸部を拘束する機能を有していれば、シートベルト装置のタイプは特に限定されない。
Moreover, in the said embodiment, the
また、上記実施形態では、側面衝突が起こり側面衝突が検知された段階で、既に膨張させていた空気袋66に対する作動力をさらに増力させるものであったが、本発明はこれに限られない。例えば、側面衝突が予測されたときに膨張させた空気袋の作動力を、側面衝突が検知された後も維持するものであってもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the side collision occurred and the side collision was detected, the actuating force with respect to the
10 乗員保護装置
12 車両用シート
16 シートバック
22Y ショルダベルト
34 PSB機構(張力付与機構)
66 空気袋
D 乗員
10
66 Airbag D Crew
Claims (1)
車両用シートのシートバック内における前記ショルダベルトと車両正面視で重なる位置に配置され、膨張することで乗員の背面上部を車両後方側から押圧する空気袋と、
を備え、
側面衝突が予測された場合に、前記張力付与機構が作動すると共に前記空気袋が膨張する、
乗員保護装置。 A tension applying mechanism that applies tension to the shoulder belt that restrains the chest of the occupant by operating;
An air bag that is disposed in a position overlapping the shoulder belt in the vehicle seat when viewed from the front of the vehicle and inflates to press the upper back of the occupant from the vehicle rear side;
With
When a side collision is predicted, the tension applying mechanism operates and the air bag expands.
Crew protection device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015224802A JP2017088123A (en) | 2015-11-17 | 2015-11-17 | Occupant protection device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015224802A JP2017088123A (en) | 2015-11-17 | 2015-11-17 | Occupant protection device |
Publications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022001277A1 (en) * | 2020-07-01 | 2022-01-06 | 延锋汽车智能安全系统有限责任公司 | Method and system for manipulating vehicle seat, and vehicle |
-
2015
- 2015-11-17 JP JP2015224802A patent/JP2017088123A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022001277A1 (en) * | 2020-07-01 | 2022-01-06 | 延锋汽车智能安全系统有限责任公司 | Method and system for manipulating vehicle seat, and vehicle |
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