JP2017087458A - 造形システム及び造形方法 - Google Patents

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吉田 武弘
Takehiro Yoshida
武弘 吉田
聡美 高谷
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聡美 高谷
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Abstract

【課題】複数の3次元造形装置のうち1つを用いて造形物を形成する造形システムにおいて、より効率的に造形物を造形する。【解決手段】造形材料からなる3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データに基づく造形物を形成する造形システムであって、前記3次元データの属性を検出する検出手段と、各造形装置の属性に関する情報をそれぞれ取得して記憶する、又は、各造形装置の属性に関する情報を予めそれぞれ記憶している記憶手段と、前記検出手段の検出結果、及び、前記記憶手段に記憶された各造形装置の属性に関する情報を用いて、前記複数の造形装置の中から、前記3次元データに基づく造形物を形成することができる造形装置を決定する決定手段と、を有し、前記決定手段により決定された造形装置を用いて、前記3次元データに基づく造形物を形成することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、造形システム及び造形方法に関するものである。
近年、アディティブマニファクチャリング(AM)、3次元プリンタ、ラピッドプロトタイピング(RP)等で呼称される、3次元造形技術(立体造形技術、3Dプリンタ技術)が注目を集めている。3次元造形技術では、コントローラから指定された3次元造形用のデータを入力して、3次元の造形処理を行う。
3次元造形装置(以下、3Dプリンタ)とコントローラは、1対1で対応しているものであり、コントローラは、その造形装置に最適な出力用データを生成するのが一般的である。現状では、3次元造形装置は高価である為、複数の3Dプリンタがネットワークでつながっている構成は一般的ではない。しかし、今後、3Dプリンタの普及に伴って、ネットワークでつながっている複数の3Dプリンタから一つを選択して使用することが想定される。特許文献1では、センサを用いて、複数の3Dプリンタの稼働状況を取得して、プリントジョブを管理する方法が公開されている。
米国特許第8425218号明細書
しかしながら、性能の異なる複数の3Dプリンタの中から、出力データに最適な3Dプリンタを選択することは実現されていない。この為、性能において差がある複数の3Dプリンタを有するシステムにおいて、3Dプリンタが複数あるということを有効に利用できないという課題がある。具体的には、2台の3Dプリンタを有し、例えば、精度の面で1台は性能が高く、もう1台は性能が低いケースにおいて、精度を要求されない第1の3次元データを造形するのに、性能が高い方の3Dプリンタが選択されたとする。その後、第1の3次元データに基づく造形物の造形中に、高性能の造形が必要な第2の3次元データに基づく造形物の造形指示があった場合、既に実施している第1の3次元データに基づく造形物の造形動作の終了を待たなければならないという課題が想定される。
本発明は上記事情に鑑みてなされ、3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データに基づく造形物を形成する造形システムにおいて、より効率的に造形物を造形することを目的とする。
本発明の第1態様は、
造形材料からなる3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データに基づく造形物を形成する造形システムであって、
前記3次元データの属性を検出する検出手段と、
各造形装置の属性に関する情報をそれぞれ取得して記憶する、又は、各造形装置の属性に関する情報を予めそれぞれ記憶している記憶手段と、
前記検出手段の検出結果、及び、前記記憶手段に記憶された各造形装置の属性に関する情報を用いて、前記複数の造形装置の中から、前記3次元データに基づく造形物を形成することができる造形装置を決定する決定手段と、
を有し、
前記決定手段により決定された造形装置を用いて、前記3次元データに基づく造形物を形成する
ことを特徴とする造形システムを提供する。
本発明の第2態様は、
造形材料からなる3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データに基づく造形物を形成する造形システムであって、
前記3次元データの属性を検出する検出手段と、
各造形装置の属性に関する情報をそれぞれ取得して記憶する、又は、各造形装置の属性に関する情報を予めそれぞれ記憶している記憶手段と、
前記検出手段の検出結果、及び、前記記憶手段に記憶された各造形装置の属性に関する情報を用いて、前記複数の造形装置の中から、前記3次元データに基づく造形物を形成することができる造形装置を選択する選択手段と、
前記選択手段による選択結果を、ユーザに対して示す提示手段と、
前記提示手段により示された前記選択結果に基づいて前記3次元データに基づく造形物の形成を行う造形装置をユーザが指定する操作を受け付ける受付手段と、
を有し、
ユーザにより指定された造形装置を用いて、前記3次元データに基づく造形物を形成する
ことを特徴とする造形システムを提供する。
本発明の第3態様は、
造形材料からなる3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データに基づく造形物を形成する造形方法であって、
前記3次元データの属性を検出する検出工程と、
各造形装置の属性に関する情報をそれぞれ取得する取得工程と、
前記検出工程の検出結果、及び、前記取得工程で取得した各造形装置の属性に関する情報を用いて、前記複数の造形装置の中から、前記3次元データに基づく造形物を形成することができる造形装置を決定する決定工程と、
を有し、
前記決定工程により決定された造形装置を用いて、前記3次元データに基づく造形物を形成する
ことを特徴とする造形方法を提供する。
本発明の第4態様は、
造形材料からなる3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データに基づく造形物を形成する造形方法であって、
前記3次元データの属性を検出する検出工程と、
各造形装置の属性に関する情報をそれぞれ取得する取得工程と、
前記検出工程の検出結果、及び、前記取得工程で取得した各造形装置の属性に関する情報を用いて、前記複数の造形装置の中から、前記3次元データに基づく造形物を形成することができる造形装置を選択する選択工程と、
前記選択工程による選択結果を、ユーザに対して示す提示工程と、
前記提示工程により示された前記選択結果に基づいて前記3次元データに基づく造形物の形成を行う造形装置をユーザが指定する操作を受け付ける受付工程と、
を有し、
ユーザにより指定された造形装置を用いて、前記3次元データに基づく造形物を形成する
ことを特徴とする造形方法を提供する。
本発明によれば、3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データに基づく造形物を形成する造形システムにおいて、より効率的に造形物を造形することが可能となる。
実施形態の3次元造形システムの構成を模式的に示す図 実施形態のコントローラを詳細に説明するためのブロック図 実施例1の表示部に表示される3Dプリンタの一覧を示す図 実施例1の制御の具体例について示すフローチャート 図4に示したS107の処理を詳細に説明するためのフローチャート 実施例2の制御の具体例について示すフローチャート 実施例3の制御の具体例について示すフローチャート 実施例4の制御の具体例について示すフローチャート 実施例1の3Dプリンタの一覧表示を具体的に示す図 実施例1の指定された3Dプリンタが表示されている具体例を示す図
本発明は、造形材料からなる3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データ(3次元形状データ)に基づく造形物を形成する造形システムに関する。
造形装置の造形方式としては、特に限定されるものではないが、本発明は、次に例示する方式において好適に適用できる。それは、造形対象物の3次元データを積層造形用のスライスデータへ変換し、各層のスライスデータに応じて層ごとに造形材料からなる画像を形成し、それらを順に積層することで、造形物を造形する方式である。
造形材料としては、作成する造形物の用途・機能・目的などに応じてさまざまな材料を選択することができる。本明細書では、造形目的である立体物(構造体)を構成する材料を「構造材料」と呼び、積層途中の構造体を支持するためのサポート体(例えばオーバーハング部を下から支える柱)を構成する材料を「サポート材料」と呼ぶ。また両者を特に区別する必要がない場合には、単に「造形材料」という用語を用いる。構造材料としては、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、ABS、PS(ポリスチレン)など、熱可塑性の樹脂を用いることができる。また、サポート材料としては、構造体からの除去を簡単にするため、熱可塑性と水溶性を有する材料を好ましく用いることができる。サポート材料としては、例えば、糖質、ポリ乳酸(PLA)、PVA(ポリビニルアルコール)、PEG(ポリエチレングリコール)などを例示できる。
また、本明細書では、1層分の画像の形成に用いられるデジタルデータを「スライスデータ」と呼ぶ。スライスデータに基づき造形材料で形成される1層分の画像を「材料層」と呼ぶ。また、造形装置を用いて作製しようとする目的の立体物(つまり造形装置に与えられる3次元データが表す物体)を「造形対象物」と呼び、積層造形装置で作成された(出力された)物体を「造形物」と呼ぶ。サポート材料を要する立体物の造形の場合、造形物は、構造体とサポート体から構成される。
図1は、本実施形態の3次元造形システムの構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、本実施形態の3次元造形システム1は、3D−CAD101、3Dスキャナ102、3DプリンタA_103、3DプリンタB_105、3DプリンタE_1
07、3Dビューア109、コントローラ110などで構成される。
ここで、3D−CAD101は、3次元造形に用いるCADデータを出力するためのものである。
CADデータとしては、STEP(Standard for the Exchange of Product Model data):ISO10303が、ISO(国際標準化機構)によって国際規格となっている。この規格は、ISOの技術委員会TC184/SC4(Technical Committee 184/Sub Committee 4)で策定されている。しかし、これ以外にも、多くのCADデータが存在する。
3D−CAD101により出力されたCADデータは、コントローラ110に入力される。3D−CAD101は、コントローラ110と制御線で接続されて、コントローラ110からのコマンドと3D−CAD101からのレスポンス等の信号制御が行われる。
3Dスキャナ102は、3次元の立体物をスキャンした3次元データを点群(point cloud。3次元空間での頂点の集合)として出力する。3Dスキャナ102により出力された点群は、コントローラ110に入力される。3Dスキャナ102は、コントローラ110と制御線で接続され、3Dスキャナ102とコントローラ110の間で、コントローラ110からのコマンドと3Dスキャナ102からのレスポンス等の信号制御が行われる。
3DプリンタA_103は、コントローラ110から入力される3次元データに基づい
て、3次元の造形物を生成する。3DプリンタA_103に入力される3次元データとし
ては、例えば、スライス化されたデータがある。3DプリンタA_103は、コントロー
ラ110と制御線で接続され、3DプリンタA_103とコントローラ110の間でコン
トローラ110からのコマンドと3DプリンタA103からのレスポンス等の信号制御が行われる。
また、3DプリンタA_103内の造形材料の残量が、残量検出回路104により検出
される。残量検出回路104により検出される造形材料の残量は、3DプリンタA_10
3に出力される。例えば、所定サイズのボックスの中に造形材料を格納する構成とした場合、このボックスを振動させることにより造形材料を拡散させ、そのボックス内の造形材料の高さを検出することで、造形材料の量を検出できる。
カラー3次元造形を実現する場合、3Dプリンタには、複数色の造形材料が格納されることとなるが、造形材料の残量の検出においては、複数色の造形材料の残量のうち、最も少ない残量が検出されるものとする。
3DプリンタB_105は、3DプリンタA_103同様に、コントローラ110と制御線で接続され、コントローラ110から入力される3次元データに基づいて、3次元の造形物を生成する。3DプリンタE_107においても同様である。
また、残量検出回路104同様に、3DプリンタB_105内の造形材料の残量を検出
する残量検出回路106、及び、3DプリンタE_107内の造形材料の残量を検出する
残量検出回路108が設けられている。
また、図1では省略しているが、本実施形態の3次元造形システム1には、3DプリンタC、3DプリンタD、3DプリンタC内の造形材料の残量を検出する回路、3DプリンタD内の造形材料の残量を検出する回路が含まれている。
すなわち、本実施形態の3次元造形システム1は、5台の3Dプリンタを有するもので、5台の3Dプリンタのうち、3次元データに応じた1台の3Dプリンタを用いて、造形物を形成するものである。
ここで、5台の3DプリンタA_103、3DプリンタB_105、3DプリンタC(不図示)、3DプリンタD(不図示)、3DプリンタE_107においては、次のように設
定されているものとする。すなわち、3DプリンタB_105は、カラーでの3次元造形
が可能であり、3DプリンタA_103、3DプリンタC(不図示)、3DプリンタD(
不図示)、3DプリンタE_107は、カラーでの3次元造形ができない。
また、3DプリンタA_103、3DプリンタB_105、3DプリンタCにおいて、造形可能な造形物の最大サイズは、縦×横×高さの寸法が50cm×50cm×50cmとなるサイズとする。また、3DプリンタD、3DプリンタE_107において、造形可能
な造形物の最大サイズは、縦×横×高さの寸法が30cm×30cm×30cmとなるサイズとする。
以下の説明においては、説明の便宜上、3DプリンタA_103を3DプリンタA、3
DプリンタB_105を3DプリンタB、3DプリンタE_107を3DプリンタEと呼ぶこととする。
3Dビューア109は、コントローラ110からの3次元データを入力して、3次元情報を作成する。3Dビューア109に入力される3次元データとしては、例えば、XVL(eXtensible Virtual world description Language)がある。これは、軽量な3次元データである。3Dビューア109は、コントローラ110と制御線で接続されて、3Dビューア109とコントローラ110の間でコントローラ110からのコマンドと3Dビューア109からのレスポンス等の信号制御が行われる。
図2は、コントローラ110を詳細に説明するためのブロック図である。図2に示すように、後述する各ブロックは、システムバス215によって接続されている。
図2において、CADデータ201は、3D−CAD101から出力される信号を入力するブロックである。この情報は、3D−CADデータであり、CADデータ201に入力された3D−CADデータは、システムバス215を経由して、例えば、後述するデータメモリ(記憶部)210に格納される。
点群202は、3Dスキャナ102から出力される信号を入力するブロックである。この情報は、点群であり、入力された点群は、システムバス215を経由して、例えば、後述するデータメモリ210に格納するブロックである。
STL化203は、システムバス215から、後述するポリゴンメッシュ最適化214またはポリゴン化213によってポリゴンデータに変換され最適化された3次元データを入力して、この情報をSTLデータに変換するブロックである。ここで変換されたSTLデータは、システムバス215を経由して、後述するスライス化206に渡される。
AMF化204は、システムバス215から、後述するポリゴンメッシュ最適化214またはポリゴン化213によってポリゴンデータに変換され最適化された3次元データを入力して、この情報をAMFデータに変換するブロックである。ここで変換されたAMFデータは、システムバス215を経由して、後述するスライス化206に渡される。AMFデータは、カラー情報を持つデータフォーマットである。
XVL化205は、システムバス215から、後述するポリゴンメッシュ最適化214またはポリゴン化213によってポリゴンデータに変換され最適化された3次元データを入力して、この情報をXVL化して3Dビューア109に出力するブロックである。
スライス化206は、システムバス215から、STLデータ、あるいは、AMFデータを入力して、システムバス215を経由して、造形を行う3Dプリンタに出力するブロックである。ここで、スライスデータに対する変倍処理も実行する。スライスデータ(X、Y)に対して、縮小、拡大処理を行うとともに、高さ方向(Z)のデータに対しても縮小拡大処理を行うことで変倍を実現する。
使用材料量見積もり部207は、例えば、前述したSTLデータやAMFデータやスラ
イスデータを入力して、この3次元データに基づいて、3次元の造形対象物を作製する時に使用する構造材料の量を見積もるブロックであり、見積もった結果を出力する。例えば、2次元情報に基づく材料層を積層して3次元造形をする場合は、材料層造形時の厚さ(Z方向の長さ)をdとして、積層開始から積層終了までの、積層する平面のサイズの面積の合計に厚さdをかければ、使用する構造材料の量を求めることができる。
また、使用材料量に単位あたりの重さをかけることにより、3次元造形された造形物の重さを求めることができる。ここで、使用材料量見積もり部207が、サポート材料を含んだ使用材料量を見積もった場合には、使用材料量の見積もり結果から、サポート体の造形に要するサポート材料の量を減ずることで、構造材料の量を見積もることができる。
CPU(Central Processing Unit)208は、後述するプログラムメモリ209上の制御プログラムに基づいて、後述する制御を実行する中央演算処理装置である。プログラムメモリ209には、後述する制御を実行するためのプログラムが格納されている。
データメモリ210は、3D−CAD101の情報、点群情報、ポリゴンデータ、STLデータ、スライスデータXVLデータ、操作履歴データなどを格納するためのデータメモリである。
入力部211は、不図示の操作部などからの入力情報を検出する(受付ける)ためのものである。入力部211には、少なくとも、3次元の造形物の造形(造形動作)の実行の指示、複数の3Dプリンタの中から造形動作を行う3Dプリンタを指定する選択操作が入力される。この情報は、システムバス215に出力される。
表示部212は、各種の情報を表示するためのものである。表示部212は、少なくとも、3Dプリンタの一覧を表示したり、3Dプリンタ一覧のうち今回の3次元造形に適した3Dプリンタを表示したり、3次元造形する時の造形物の重量を表示したりすることが可能である。表示部212は、システムバス215から情報を入力して表示する。
ポリゴン化213は、データメモリ210に格納されているCADデータを入力して、このデータをポリゴン化するブロックである。ここで、データメモリ210に格納せずに、直接、CADデータ201を入力して、このデータをポリゴン化することもある。ポリゴン化したデータは、システムバス215を経由して、例えば、前述したデータメモリ210に格納される。
ポリゴンメッシュ最適化214は、データメモリ210に格納されている点群情報を入力して、このデータをポリゴンメッシュに変換して最適化してポリゴン化するブロックである。点群データの場合は、3D−CADデータよりもポリゴン化処理が複雑で多岐にわたるエラー修正により最適化する必要がある。その為、本実施例では3D−CADデータのポリゴン化処理を分けて処理するように説明したが、一つのポリゴン化処理とすることも可能である。ここで、データメモリ210に格納せずに、直接、点群202を入力して、このデータをポリゴン化することもある。ポリゴン化したデータは、システムバス215を経由して、例えば、前述したデータメモリ210に格納される。
以下に、3DプリンタA、3DプリンタB、3DプリンタC、3DプリンタD、3DプリンタEからコントローラ110に通知される情報について説明する。
本実施形態においては、3DプリンタA、3DプリンタB、3DプリンタC、3DプリンタD、3DプリンタEからコントローラ110に、以下の(1)〜(7)に例示する各3Dプリンタの属性に関する情報が通知される。
(1)各3Dプリンタで造形可能な3次元の造形物の最大サイズに関する情報
(2)各3Dプリンタにおける材料層(3次元データから生成されるスライスデータに基
づいて、造形材料で形成される1層分の画像)の厚さに関する情報
(3)各3Dプリンタにおける材料層の解像度に関する情報
(4)各3Dプリンタにおいて材料層1層を生成するのに要する時間に関する情報
(5)各3Dプリンタにおいて複数色の造形材料で造形物を造形可能かどうかに関する情報
(6)各3Dプリンタに収容されている造形材料の残量に関する情報
(7)各3Dプリンタに収容されている造形材料の種類に関する情報
ここでは、各3Dプリンタの属性に関する情報として、(1)〜(6)の情報を例示したが、これらの情報のうち少なくともいずれか1つの情報が3Dプリンタからコントローラ110に通知されるものであればよい。また、3Dプリンタからコントローラ110に通知される情報は、(1)〜(6)の情報に限るものではなく、使用される3Dプリンタや3次元データ等に応じて適宜設定されるものであるとよい。
一方、コントローラ110から3DプリンタA、3DプリンタB、3DプリンタC、3DプリンタD、3DプリンタEへは、上記の通知情報において、決定した情報が通知される。
以下に、本実施形態のコントローラ110の制御の具体例について、実施例1〜実施例4を用いて説明する。なお、実施例1〜実施例4において、上述した実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
(実施例1)
以下に、実施例1について説明する。
本実施例の3次元造形システムにおいて、コントローラ110は、造形すべき造形物の3次元データの属性を検出する手段、複数の3Dプリンタの属性を検出(取得)する手段、複数の3Dプリンタの属性を表示する手段等を有する。そして、3次元の造形物の造形を実行する際には、3次元データの属性を検出する手段の検出結果から、3次元データに基づく造形物を造形可能な3Dプリンタを選択する。そして、選択した3Dプリンタの一覧をユーザに提示するために、表示部212に表示する。そして、表示した3Dプリンタの中から、ユーザが3Dプリンタを指定する操作(選択操作)を受付けることで、造形動作を実行する3Dプリンタを決定する。
図3は、表示部212に表示される、ネットワークを介してコントローラ110に接続されている3Dプリンタの一覧を示す図である。図3では、各3Dプリンタの属性情報と現在の状態について示している。
具体的には、図3では、3Dプリンタの仕様として、次のような属性情報が表示されている。それは、カラーでの造形が可能であるか否かの情報、造形可能な最大サイズの立方体の1辺の長さ、精度(スライス幅、材料層の厚さ)、材料層1層を生成するのに要する時間(生成時間)、3Dプリンタに収容されている造形材料(構造材料)の種類である。
一方、3Dプリンタの状態としては、使用中(稼働中、造形動作中)であるか否かの情報、使用中の場合は造形終了予定時刻、残存している造形材料の量の目安、造形動作を行った場合の造形物の重量(予測値)等が示される。
図4は、本実施例によるコントローラ110が実行する制御の具体例について示すフローチャートである。
図4において、システムが起動すると、S101で、コントローラ110は、3DプリンタAに属性情報取得のコマンドを出力し、3DプリンタAからのレスポンス信号を入力し、3DプリンタAの属性情報を検出し、データメモリ210に格納する。
同様に、3DプリンタB〜3DプリンタEそれぞれに対しても属性情報取得のコマンドを出力し、各3Dプリンタからのレスポンス信号を入力し、それぞれ属性情報を検出し、データメモリ210に格納する。
次に、S102で、各種設定を初期化すると、S103に進み、入力部211からの情報を入力して、3Dプリンタの一覧表示が選択されたか否かが判断される。S103で、3Dプリンタの一覧表示が選択されるとS104に進み、3Dプリンタの一覧表示が選択されていないとS102に進む。
S104では、図3に示すような3Dプリンタの一覧を表示部212に表示する。ここでは、ネットワークを介してコントローラ110に接続されているすべての3Dプリンタの一覧が表示される。
次に、S105に進み、入力部211からの情報を入力して、3次元の造形物の造形動作の実行が選択されたか否かが判断される。S105で、造形動作の実行が選択されたと判断されるとS106に進み、造形動作の実行が選択されていないと判断されるとS104に戻る。
S106では、造形すべき造形対象物の3次元データを入力して、造形すべき3次元の造形対象物の3次元データの属性を検出する。ここでは、3次元の造形対象物の色(カラーかどうか)に関する情報と、造形すべき3次元の造形対象物のサイズ情報を検出する。
そして、これらの情報を検出すると、S107において、3次元データの属性に合った造形物を造形可能な3Dプリンタを、複数の3Dプリンタの中から選択し、どの3Dプリンタで造形をするか、候補を挙げる。そして、選択した3Dプリンタ(選択結果)を、S104で表示した3Dプリンタの一覧の中で、選択して表示する。具体的には、3Dプリンタの属性、並びに、現在の状態を表示する3Dプリンタの一覧を示す図の中で、S107で選択した3Dプリンタの表示部分に対して色をつける等して、他の3Dプリンタの表示部分と区別できるようにする。
図9は、3Dプリンタの属性、並びに、現在の状態を示す3Dプリンタの一覧表示を具体的に示す図である。図9では、S107で選択した3Dプリンタが表示されるように構成されている。
S108では、入力部211の情報を入力して、3次元データに基づく造形物の造形を行わせる3Dプリンタをユーザが指定する選択操作を検出する。このときユーザは、S107で示された3Dプリンタの一覧から、各3Dプリンタの属性、状態を確認し、造形したい造形対象物を造形するのに最適な3Dプリンタを指定する。
S109では、S108において3Dプリンタを指定する選択操作があればS110に進み、なければS108に戻る。
S110では、表示部212により、3次元造形することを指定された3Dプリンタを表示する。3次元造形することを指定された3Dプリンタが表示部212に表示されている具体例を図10に示す。
S111では、S108で指定された3Dプリンタに、3次元データに基づく造形物の造形動作を実行するように指示する。
ここで、図4に示したS107の処理について、詳細に説明する。
図5は、図4に示したS107の処理を詳細に説明するためのフローチャートである。
S201は、図4のS106と同じ処理であり、これから造形する造形対象物の3次元データの属性を検出する。ここでは、3次元の造形対象物の色(カラーかどうか)に関する情報と、造形すべき3次元の造形対象物のサイズ情報を検出する。これらの情報を検出して、複数の3Dプリンタの中から、条件の合う3Dプリンタを選択する(どの3Dプリンタで造形できるか、候補を挙げる)。
S202で、S201の検出結果から、これから造形する造形対象物がカラーであるか
否かが判断され、カラーであればS203に進み、モノクロであればS204に進んでサイズ判定を行う。
3DプリンタA、3DプリンタB、3DプリンタC、3DプリンタD、3DプリンタEの中で、カラー対応しているのは、3DプリンタBのみであるので、S203では、3DプリンタBを選択する。
S205では、S201で検出した造形対象物のサイズが判定される。具体的には、縦×横×高さの寸法が、50cm×50cm×50cm(以下、第1基準寸法)を超えるか否かが判断される。
S205において、S201で検出した造形対象物のサイズが第1基準寸法を超えると判定した場合はS209に進み、超えないと判定した場合はS206に進む。ここでは、縦、横、高さのうちいずれか1つでも50cmを超える寸法があれば、第1基準寸法を超えると判断する。また、縦、横、高さの全ての寸法が50cm以下である場合に、第1基準寸法を超えないと判断する。
次に、S206では、S201で検出した造形対象物のサイズにおいて縦×横×高さの寸法が、さらに30cm×30cm×30cm(以下、第2基準寸法)以下であるか否かが判断される。
S206において、S201で検出した造形対象物のサイズが第2基準寸法を超えると判定した場合はS208に進み、第2基準寸法以下であると判定した場合はS207に進む。具体的には、縦×横×高さが、第1基準寸法(50cm×50cm×50cm)以下で、かつ、第2基準寸法(30cm×30cm×30cm)を超える場合に、S208に進む。
S207では、すべての3Dプリンタ、すなわち、3DプリンタA、3DプリンタB、3DプリンタC、3DプリンタD、3DプリンタEを選択する。これは、すべての3Dプリンタが、縦×横×高さの寸法が30cm×30cm×30cm以下の造形物の造形が可能であるためである。
S208では、3DプリンタA、3DプリンタB、3DプリンタCを選択する。これは、すべての3Dプリンタの中で、3DプリンタA、3DプリンタB、3DプリンタCが、縦×横×高さの寸法が第1基準寸法(50cm×50cm×50cm)以下で、第2基準寸法(30cm×30cm×30cm)を超える造形物を造形できるためである。
S209では、S205で造形対象物のサイズが各3Dプリンタで造形可能な最大サイズを超えると判断された場合であるため、エラーメッセージを作成し、続くS210で、エラー処理を起動する。
ここで、作成されるエラーメッセージの内容は、「造形しようとしている3次元の造形対象物のサイズが、各3Dプリンタの造形可能な最大サイズを超えている為に、造形出来ない」ことを通知するものである。
以上説明したように本実施例では、3次元データの属性を検出する手段の検出結果から、3次元データに基づく造形物を造形可能な3Dプリンタを選択し、選択した3Dプリンタの一覧をユーザに提示している。そして、この3Dプリンタの一覧の中からユーザに指定させることで、造形動作を実行する3Dプリンタを決定している。
これにより、3Dプリンタによる造形を行う場合に、3次元データの属性に合った造形物を造形可能な3Dプリンタをユーザが選択できるようになる。すなわち、3Dプリンタを用いて造形動作を行う際に、性能の異なる複数の3Dプリンタの中から、造形したい造形対象物を造形するのに最適な3Dプリンタをユーザが選択することが可能となる。
ここで、3Dプリンタによる造形においては、造形物の大きさや形状によっては、1つの造形物を造形するのに数時間がかかる場合がある。複数の3Dプリンタのうち1つの3
Dプリンタで造形を開始してから、造形したい造形対象物の造形を行うのに最適な3Dプリンタが他にあることを認識した場合に、最適な3Dプリンタで造形をやり直すとすると、かなりの時間を要することになる。
本実施例によれば、造形したい造形対象物を造形するのに最適な3Dプリンタを選択できるので、ユーザによる操作のやり直し等の無駄をなくすことができ、より効率的に造形物を造形することができる。特に、複数の造形物を造形する場合に、より効率的に造形物を造形することが可能となる。
また、図4のS108において、ユーザは、造形したい造形対象物を造形した場合の造形対象物の重量の予測値を確認することができる。
これにより、ユーザは、3次元の造形対象物が完成した時の造形対象物の重量を認識できるようになり、3次元の立体物の完成品を事前に(造形前に)ユーザが把握できるという効果がある。
ここで、本実施例では、コントローラ110は、3Dプリンタの属性情報を検出し、データメモリ210に格納するものであったが、これに限るものではない。3次元造形システムとしては、各3Dプリンタの属性情報が予めデータメモリ210に格納されているものであってもよい。
(実施例2)
以下に、実施例2について説明する。なお、上述した実施例1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
上述した実施例1においては、3次元データの属性と、各3Dプリンタの属性に基づいて、3次元データに基づく造形対象物の造形を好適に実行可能な3Dプリンタを選択した。
これに対して、本実施例では、3Dプリンタに関する情報として、各3Dプリンタの属性だけでなく、これに加えて各3Dプリンタに収容されている造形材料の残量に関する情報をも考慮することとした。
具体的には、図4のS107で、3次元データの属性に合った造形物を造形可能な3Dプリンタを、複数の3Dプリンタの中から選択する際の選択対象から、造形材料の残量が少ない3Dプリンタを除外することにした。
図6は、本実施例のコントローラ110による制御の具体例について示すものであって、より詳しくは図4に示したS107の処理を詳細に説明するためのフローチャートである。
図6において、S201〜S210までの処理は、実施例1の図5について説明した処理と同じである。
本実施例の処理では、図6に示すように、S1211において、造形材料の残量が少ない3Dプリンタは、3Dプリンタを選択する選択時の選択対象(選択候補)から外すことにしている。
このように、本実施例では、3Dプリンタに関する情報として、各3Dプリンタの属性だけでなく、これに加えて各3Dプリンタに収容されている造形材料の残量に関する情報をも考慮している。
3Dプリンタによる造形が開始されてから、造形途中に造形材料が無くなってしまった場合には、造形をやり直すことになってしまい、1つの造形物を造形するのに、かなりの時間を要してしまう。
本実施例によれば、造形材料が十分に残っている3Dプリンタを用いて、造形を行うことができる。このため、本実施例では、実施例1よりも、より効率的に造形を行うことが可能となる。
(実施例3)
以下に、実施例3について説明する。なお、上述した実施例1,2と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
上述した実施例2においては、3Dプリンタに関する情報として、各3Dプリンタの属性だけでなく、各3Dプリンタに収容されている造形材料の残量に関する情報をも考慮した。
これに対して、本実施例では、さらに、3Dプリンタの使用状態に関する情報をも考慮することとした。
具体的には、図4のS107で、3次元データの属性に合った造形物を造形可能な3Dプリンタを、複数の3Dプリンタの中から選択する際の選択対象から、造形材料の残量が少ない3Dプリンタと共に、使用中の3Dプリンタを除外することにした。
図7は、本実施例のコントローラ110による制御の具体例について示すものであって、より詳しくは図4に示したS107の処理を詳細に説明するためのフローチャートである。
図7において、S201〜S210までの処理は、実施例1の図5について説明した処理と同じである。
そして、S1211では、実施例2同様、造形材料の残量が少ない3Dプリンタは、3Dプリンタを選択する選択時の選択候補から外すことにしている。これに加えて本実施例の処理では、S1312において、使用中の3Dプリンタも、選択候補から外すことにしている。
このように、本実施例では、3Dプリンタに関する情報として、各3Dプリンタの属性だけでなく、これに加えて各3Dプリンタに収容されている造形材料の残量に関する情報、さらには、3Dプリンタの使用状態に関する情報をも考慮している。
すなわち、3次元データの属性に合った造形物を造形可能な3Dプリンタを選択する際に、使用中の3Dプリンタを選択対象から外すことで、使用中の3Dプリンタが選択されることを防止することができる。
ここで、使用中の3Dプリンタを選択してしまった場合には、使用中の3Dプリンタの造形が終わるまで待つ必要がある。
これに対して本実施例によれば、事前に、使用可能な3Dプリンタをユーザが認識することができる。これにより、3Dプリンタの選択の際に、ユーザが、使用中の3Dプリンタを選択してしまうことがなくなる。したがって、使用中の3Dプリンタがある場合、ユーザは、すぐに使用可能な3Dプリンタを選択して、造形を行うことができるので、使用中の3Dプリンタの造形が終わるまで待つ必要がなくなる。このため、本実施例では、実施例1,2よりも、より効率的に造形を行うことが可能となる。
(実施例4)
以下に、実施例4について説明する。なお、上述した実施例1〜3と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
上述した実施例1〜3においては、3次元データの属性に合った造形物を造形可能な3Dプリンタを、複数の3Dプリンタの中から選択して表示し、表示した3Dプリンタの中からユーザが最適な3Dプリンタを指定するものであった。しかしながら、複数の3Dプリンタの中から最適な3Dプリンタを決定する方法は、ユーザの指定による方法に限るものではない。
すなわち、3Dプリンタの属性と、3次元データの属性とに基づいて、コントローラ110が自動的に、3次元データに基づく造形対象物を造形するのに最適な3Dプリンタを決定するものであってもよい。このとき、3次元データに基づく造形対象物を造形するのに適した3Dプリンタが複数存在する場合には、例えば、収容されている造形材料の残量
が最も多い3Dプリンタを最適な3Dプリンタに決定するとよい。
図8は、本実施例によるコントローラ110が実行する制御の具体例について示すフローチャートである。
図8において、S101〜S107までの処理は、実施例1の図4について説明した処理と同じである。図8において、S1401では、S107で複数の3Dプリンタの中から選択された、3次元データの属性に合った造形物を造形可能な3Dプリンタのうち、収容されている造形材料の残量が最も多い3Dプリンタに自動的に決定する。
S1402では、図4のS110同様に、表示部212により、3次元造形することを決定した3Dプリンタを表示する。
S1403では、図4のS111同様に、S1401で決定した3Dプリンタに、3次元データに基づく造形物の造形動作を実行するように指示する。
このように、3Dプリンタの属性と3次元データの属性とに基づいて、コントローラ110が自動的に、3次元データに基づく造形対象物を造形するのに最適な3Dプリンタを決定することで、より効率的に造形を行うことができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1…3次元造形システム、103…3DプリンタA、105…3DプリンタB、107…3DプリンタE、110…コントローラ、210…データメモリ

Claims (8)

  1. 造形材料からなる3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データに基づく造形物を形成する造形システムであって、
    前記3次元データの属性を検出する検出手段と、
    各造形装置の属性に関する情報をそれぞれ取得して記憶する、又は、各造形装置の属性に関する情報を予めそれぞれ記憶している記憶手段と、
    前記検出手段の検出結果、及び、前記記憶手段に記憶された各造形装置の属性に関する情報を用いて、前記複数の造形装置の中から、前記3次元データに基づく造形物を形成することができる造形装置を決定する決定手段と、
    を有し、
    前記決定手段により決定された造形装置を用いて、前記3次元データに基づく造形物を形成する
    ことを特徴とする造形システム。
  2. 前記決定手段により決定された造形装置が複数ある場合には、これらの造形装置の中で、収容されている造形材料の残量が最も多い造形装置を用いて、前記3次元データに基づく造形物を形成することを特徴とする請求項1に記載の造形システム。
  3. 造形材料からなる3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データに基づく造形物を形成する造形システムであって、
    前記3次元データの属性を検出する検出手段と、
    各造形装置の属性に関する情報をそれぞれ取得して記憶する、又は、各造形装置の属性に関する情報を予めそれぞれ記憶している記憶手段と、
    前記検出手段の検出結果、及び、前記記憶手段に記憶された各造形装置の属性に関する情報を用いて、前記複数の造形装置の中から、前記3次元データに基づく造形物を形成することができる造形装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段による選択結果を、ユーザに対して示す提示手段と、
    前記提示手段により示された前記選択結果に基づいて前記3次元データに基づく造形物の形成を行う造形装置をユーザが指定する操作を受け付ける受付手段と、
    を有し、
    ユーザにより指定された造形装置を用いて、前記3次元データに基づく造形物を形成する
    ことを特徴とする造形システム。
  4. 造形対象物を造形したときの造形対象物の重量を予測する予測手段を有し、
    前記提示手段は、前記選択手段による選択結果と共に、前記予測手段により予測された重量をユーザに対して示すことを特徴とする請求項3に記載の造形システム。
  5. 各造形装置が稼働中であるかどうかをそれぞれ判断する判断手段を有し、
    前記判断手段により稼働中と判断された造形装置は、前記選択手段による選択時に選択対象から除外されることを特徴とする請求項3又は4に記載の造形システム。
  6. 前記記憶手段は、各造形装置の属性に関する情報として、
    各造形装置で造形可能な3次元の造形物の最大サイズに関する情報、
    各造形装置において3次元データから生成されるスライスデータに基づいて、造形材料で形成される1層分の画像の厚さに関する情報、
    各造形装置において3次元データから生成されるスライスデータに基づいて、造形材料で形成される1層分の画像の解像度に関する情報、
    各造形装置において3次元データから生成されるスライスデータに基づいて、造形材料で
    形成される1層分の画像を生成するのに要する時間に関する情報、
    各造形装置において複数色の造形材料で造形物を造形可能かどうかに関する情報、
    各造形装置に収容されている造形材料の残量に関する情報、
    及び、各造形装置に収容されている造形材料の種類に関する情報
    のうち少なくともいずれかを記憶することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の造形システム。
  7. 造形材料からなる3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データに基づく造形物を形成する造形方法であって、
    前記3次元データの属性を検出する検出工程と、
    各造形装置の属性に関する情報をそれぞれ取得する取得工程と、
    前記検出工程の検出結果、及び、前記取得工程で取得した各造形装置の属性に関する情報を用いて、前記複数の造形装置の中から、前記3次元データに基づく造形物を形成することができる造形装置を決定する決定工程と、
    を有し、
    前記決定工程により決定された造形装置を用いて、前記3次元データに基づく造形物を形成する
    ことを特徴とする造形方法。
  8. 造形材料からなる3次元の造形物を形成する複数の造形装置のうち1つの造形装置を用いて、与えられた3次元データに基づく造形物を形成する造形方法であって、
    前記3次元データの属性を検出する検出工程と、
    各造形装置の属性に関する情報をそれぞれ取得する取得工程と、
    前記検出工程の検出結果、及び、前記取得工程で取得した各造形装置の属性に関する情報を用いて、前記複数の造形装置の中から、前記3次元データに基づく造形物を形成することができる造形装置を選択する選択工程と、
    前記選択工程による選択結果を、ユーザに対して示す提示工程と、
    前記提示工程により示された前記選択結果に基づいて前記3次元データに基づく造形物の形成を行う造形装置をユーザが指定する操作を受け付ける受付工程と、
    を有し、
    ユーザにより指定された造形装置を用いて、前記3次元データに基づく造形物を形成する
    ことを特徴とする造形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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