JP2017085396A - 映像蓄積システム、映像蓄積装置、及びプログラム - Google Patents

映像蓄積システム、映像蓄積装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】映像蓄積システム、映像蓄積装置、及びプログラムを提供する。
【解決手段】撮影映像から監視対象となる監視対象事象を検出し、前記監視対象事象に関する状況の解析を行う映像解析部と、前記映像解析部による解析結果に基づいて、前記撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定部と、前記重要度情報と、前記撮影映像とが対応付けられた第一の映像記録情報を記録する映像記録部と、前記映像記録部の映像記録状況が所定条件を満たす場合、前記第一の映像記録情報に含まれる前記撮影映像の前記領域毎に、前記重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う映像圧縮部と、前記映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、前記第一の映像記録情報に代えて前記映像記録部に記録させる記録映像更新部と、を備える映像蓄積システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像蓄積システム、映像蓄積装置、及びプログラムに関する。
近年、社会的な防犯意識の高まりと監視カメラの進歩に伴い、駅構内やショッピングモール等の公共空間に設置される監視カメラの数が増加しつつある。また、ネットワークに接続されたネットワークカメラの監視カメラとしての普及が進んでおり、既設ネットワークを用いた遠隔映像監視が可能となっている。また、監視カメラが撮影する撮影映像の高解像度化も進んでおり、これまでよりも細かい状況の監視が可能となりつつある。
一方、カメラ台数の増加、及び高画質化に伴い、撮影された映像のデータ量が大幅に増加するため、例えばネットワークを経由してデータ蓄積サーバに蓄積される映像データのデータ量を低減することが求められている。映像データ量を削減するための技術として、例えば、映像圧縮においてフレームごとに圧縮率を変更し、効率的に映像を記録する技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、会議記録や取材記録の用途において、活発な議論が行われているか否かを音声に基づいて判断し、当該判断結果に基づいて、フレームごとに圧縮率を異ならせて再圧縮を行う技術が開示されている。また、特許文献2には、監視対象の物体を検知し、検知された物体領域が送信済みの画像における物体領域と類似している場合には、検知された物体領域の画像を送信せず、当該物体の識別情報を通知する技術が開示されている。
特許第3960646号公報 特開2012−209831号公報
しかし、特許文献1では、フレームごとに判断が行われて圧縮率が決定されているが、画像(フレーム)中の領域ごとの区別は行われておらず、より効率化し得る余地があった。また、特許文献2に記載の技術では、類似した物体領域の画像は送信されないため、例えば、人物の細かい挙動や詳細な状況などが把握できず、重要な領域であっても十分な情報量で記録されない場合があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、重要な領域を高精細に記録しつつ、蓄積される映像のデータ量を低減させることが可能な、新規かつ改良された映像蓄積システム、映像蓄積装置、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、撮影映像から監視対象となる監視対象事象を検出し、前記監視対象事象に関する状況の解析を行う映像解析部と、前記映像解析部による解析結果に基づいて、前記撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定部と、前記重要度情報と、前記撮影映像とが対応付けられた第一の映像記録情報を記録する映像記録部と、前記映像記録部の映像記録状況が所定条件を満たす場合、前記第一の映像記録情報に含まれる前記撮影映像の前記領域毎に、前記重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う映像圧縮部と、前記映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、前記第一の映像記録情報に代えて前記映像記録部に記録させる記録映像更新部と、を備える映像蓄積システムが提供される。
前記映像圧縮部は、前記重要度情報において、より高い重要度を有する領域がより低い圧縮率で圧縮されるように前記映像圧縮を行ってもよい。
前記映像蓄積システムは、前記映像記録状況が前記所定条件を満たすか否かの判定を行う記録状況判定部をさらに備えてもよい。
前記第二の映像記録情報には、前記重要度情報が含まれてもよい。
前記記録状況判定部は、複数の前記所定条件について前記判定を行い、前記映像圧縮部は、前記記録状況判定部による前記判定に基づいて、前記映像記録部に記録される前記撮影映像を圧縮してもよい。
前記映像蓄積システムは、第一の時刻に対応する前記重要度情報に基づいて、前記映像記録部に記録され、前記第一の時刻より前の第二の時刻に対応する前記重要度情報を更新する重要度更新部をさらに備えてもよい。
前記重要度更新部は、前記第一の時刻に対応する前記重要度情報において、所定値以上の重要度を有する領域について、前記第二の時刻に対応する前記重要度情報を更新してもよい。
前記映像解析部は前記監視対象事象の追跡を行い、前記重要度更新部は、前記第一の時刻に対応する前記重要度情報において、所定値以上の重要度を有する領域に含まれる前記監視対象事象に基づいた領域について、前記第二の時刻に対応する前記重要度情報を更新してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、撮影映像から検出され、監視対象となる監視対象事象に関する状況の解析を行うことで得られる解析結果に基づいて、前記撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定部と、前記重要度情報と、前記撮影映像とが対応付けられた第一の映像記録情報を記録する映像記録部と、前記映像記録部の映像記録状況が所定条件を満たす場合、前記第一の映像記録情報に含まれる前記撮影映像の前記領域毎に、前記重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う映像圧縮部と、前記映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、前記第一の映像記録情報に代えて前記映像記録部に記録させる記録映像更新部と、を備える映像蓄積装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、前記映像記録部の映像記録状況が所定の条件を満たす場合、前記撮影映像から監視対象となる監視対象事象を検出し、前記監視対象事象に関する状況の解析を行う映像解析部と、前記映像解析部による解析結果に基づいて、前記撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定部と、前記第一の映像記録情報に含まれる前記撮影映像の前記領域毎に、前記重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う映像圧縮部と、前記映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、前記第一の映像記録情報に代えて前記映像記録部に記録させる記録映像更新部と、を備える映像蓄積装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、撮影映像から検出され、監視対象となる監視対象事象に関する状況の解析を行うことで得られる解析結果に基づいて、前記撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定機能と、前記重要度情報と、前記撮影映像とが対応付けられた第一の映像記録情報を記録する記録装置の映像記録状況が所定条件を満たす場合、前記第一の映像記録情報に含まれる前記撮影映像の前記領域毎に、前記重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う映像圧縮機能と、前記映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、前記第一の映像記録情報に代えて前記記録装置に記録させる記録映像更新機能と、を実現させるための、プログラムが提供される。
コンピュータに、撮影映像を第一の映像記録情報として記録する記録装置の映像記録状況が所定の条件を満たす場合、前記撮影映像から監視対象となる監視対象事象を検出し、前記監視対象事象に関する状況の解析を行う映像解析機能と、前記解析の結果に基づいて、前記撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定機能と、前記第一の映像記録情報に含まれる前記撮影映像の前記領域毎に、前記重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う映像圧縮機能と、前記映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、前記第一の映像記録情報に代えて前記記録装置に記録させる記録映像更新機能と、を実現させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、重要な領域を高精細に記録しつつ、蓄積される映像のデータ量を低減させることが可能である。
本発明の第一の実施形態に係る映像蓄積システム1の概要を示す説明図である。 同実施形態による監視カメラ10の構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る検出部132による人物の顔検出に基づく重要度特定の例を模式的に示す説明図である。 同実施形態に係る状況認識部134による人物の異常行動認識に基づく重要度特定の例を模式的に示す説明図である。 同実施形態による映像蓄積装置20の構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る監視カメラ10の動作例を示す説明図である。 同実施形態に係る映像蓄積装置20の動作例を示す説明図である。 同実施形態に係る映像蓄積装置20による映像の再圧縮処理の具体例を説明するための説明図である。 同実施形態の第一の変形例に係る映像蓄積装置の構成例を示す説明図である。 本発明の第二の実施形態に係る監視カメラ50の構成例を示す説明図である。 同実施形態による映像蓄積装置60の構成例を示す説明図である。 同実施形態による監視カメラ50の動作例を示す説明図である。 同実施形態による映像蓄積装置60の動作例を示す説明図である。 ハードウェア構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<<1.第一の実施形態>>
<1−1.概要>
まず、図1を参照しながら、本発明の第一の実施形態に係る情報処理システムの概要を説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る映像蓄積システム1の概要を示す説明図である。
図1に示すように、映像蓄積システム1は、監視カメラ10A,10B、映像蓄積装置20、及び通信網30を有する。
監視カメラ10A,10Bは、撮像して撮影映像を取得する装置である。取得された撮影映像は、監視カメラ10A,10Bから通信網30を介して映像蓄積装置20に送信される。監視カメラ10A,10Bは、撮影映像の圧縮処理や、撮影映像に含まれる物体の検出処理等の情報処理機能を有する情報処理装置であってもよい。なお、本明細書において映像とは、少なくとも複数フレームの画像を含むデータ(情報)である。また、本明細書において撮影映像とは監視カメラ10A,10Bの撮像に基づき得られた映像であり、例えば監視カメラ10A,10Bの撮像により得られた映像も、当該映像を圧縮して得られた映像も撮影映像に含まれてよい。なお、以下では、撮影映像を単に映像と呼ぶ場合もある。
映像蓄積装置20は、監視カメラ10A,10Bから受信した撮影映像を、映像蓄積装置20が備える映像記録部230に記録(蓄積)するデータ蓄積サーバ(情報処理装置)である。映像蓄積装置20は、撮影映像を圧縮、または再圧縮した後に、映像記録部230に記録してもよい。
通信網30は、通信網30に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、通信網30は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網30は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
なお、図1では本実施形態に係る映像蓄積システム1が二台の監視カメラ10A,10Bを備える例を説明したが、映像蓄積システム1が備える監視カメラは一台でもよいし、三台以上であってもよい。
<1−2.背景>
以上、本発明の第一の実施形態に係る映像蓄積システム1の概要を説明した。続いて、本実施形態に係る映像蓄積システムの創作に至った背景を説明する。
近年、社会的な防犯意識の高まりと監視カメラの進歩に伴い、駅構内やショッピングモール等の公共空間に設置される監視カメラの数が増加しつつある。また、監視カメラが撮影する撮影映像の高解像度化も進んでおり、これまでよりも細かい状況の監視が可能となりつつある。
上記のようなカメラ台数の増加、及び高画質化に伴い、上述した映像蓄積装置20のようなデータ蓄積サーバに蓄積される撮影映像のデータ量が大幅に増加し、長時間の映像記録が困難となる。このため、データ蓄積サーバに蓄積される撮影映像のデータ量を低減することが求められている。
映像のデータ量を削減するため、映像圧縮においてフレームごとに圧縮率を変更し、効率的に映像を記録することも考えられる。例えば、重要と判定されたフレームの圧縮率を低く、重要と判定されないフレームの圧縮率を高く設定して、映像圧縮を行うことで、データ量を低減しながら、重要なフレームのみ高精細に記録することが可能である。
また、画像解析により、送信済みの画像との類似度を判定し、当該判定の結果に基づいてデータ量を低減することも考えられる。例えば、撮影映像から監視対象の物体を検知し、検知された物体領域が送信済みの画像における物体領域と類似している場合には、検知された物体領域の画像を送信せず、当該物体の識別情報を通知することで、送信するデータ量を低減させることが可能である。
しかし、前者のようにフレームごとに圧縮率を変更する場合には、画像中の領域による重要度の違いは考慮されていないが、画像中の領域によって重要度は異なり得る。例えば、顔の領域、または異常行動人物の周辺領域等は監視映像において重要と考えられる。したがって、画像中の領域による重要度の違いを考慮することで、より効率化し得る余地がある。
また、後者のように既に送信した物体領域と現在のフレームの物体領域が類似している場合に現在のフレームの当該物体領域を送信しない方法では、最新の正確な状況を画像で視認できなくなる場合があった。例えば、監視映像において重要な領域と考えられる人物領域について、現在のフレームの当該領域が送信されないと、転倒した人物の細かい挙動や、千鳥足の人物の詳細な状況等を確認できなくなる恐れがあった。
そこで、本件発明者は、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の実施形態による映像蓄積システムは、重要な領域を高精細に記録しつつ、蓄積される映像のデータ量を低減させることが可能である。以下、本発明の実施形態による映像蓄積システムにおいて上記の効果を実現するための監視カメラ10および映像蓄積装置20の構成を順次詳細に説明する。
なお、以下では監視カメラ10が一台であり、監視カメラ10と映像蓄積装置20が一対一で通信を行う場合の例を説明するが、本実施形態は係る例に限定されず、図1を参照して説明したように監視カメラ10が複数台ある場合についても同様に適用可能である。
<1−3.監視カメラの構成>
図2は、本発明の第一の実施形態による監視カメラ10の構成例を示す説明図である。図2に示すように、監視カメラ10は、撮像部110、映像解析部130、重要度特定部150、映像圧縮部170、及び送信部190を備える情報処理装置である。
(撮像部)
撮像部110は、撮影映像を取得するカメラモジュールである。撮像部110は、例えばCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いて実空間を撮像することにより、撮影映像を取得する。撮像部110により取得された撮影映像は、映像解析部130、及び映像圧縮部170に提供される。
なお、撮像部110は可視光画像を取得可能な可視光カメラを含んでもよいし、近赤外光画像や熱画像を取得可能な赤外線カメラ、深度画像を取得可能な深度カメラ等を含んでもよい。例えば、撮像部110が熱画像を取得可能な場合には、後述する映像解析部130において、監視対象事象(例えば、人物や火事等)の検知をより高精度に行うことが可能となり得る。
(映像解析部)
映像解析部130は、撮像部110により取得された撮影映像から監視対象となる監視対象事象を検出し、当該監視対象事象に関する状況の解析を行う映像解析機能を有する。本実施形態に係る映像解析部130は、図2に示すように検出部132、及び状況認識部134を有する。
検出部132は、撮影映像から監視対象事象を一つ、または複数検出する。本実施形態に係る監視対象事象は、例えば、人物の顔、人物、車両等の映像中に存在する物体、または、火災、地震、事故等の災害等の事象を含んでもよい。検出部132が撮影映像から監視対象事象を検出するためには、様々な画像解析手法が適用可能であり、監視対象事象の種類に応じた手法が用いられてもよい。例えば、画像中から人物の顔を検出する場合、下記非特許文献1に記載された技術のような、画像特徴量の統計的学習に基づく物体検出手法を用いることも可能である。
非特許文献1:P. Viola and M. Jones, “Rapid object Detection using a Boosted Cascade of Simple Features,” Proc. of IEEE Conf. Computer Vision and Pattern Recognition 2001, (米国), IEEE Computer Society Conference, 2001年, vol.1, pp.511−518
また、監視対象事象が移動する物体である場合、検出部132は、撮影映像に含まれる複数フレームの時系列的な画像に対して、監視対象事象の追跡を行ってもよい。監視対象事象の追跡には、例えば粒子フィルタやカルマンフィルタを用いる手法や、物体検出に用いた画像特徴量のマッチングに基づく手法等、様々な物体追跡手法が用いられてもよい。係る構成によれば、一度検出した監視対象事象をより安定して検出することが可能となる。また、映像蓄積システム1は、監視対象事象領域のフレーム間の対応情報を取得することが可能となる。
検出部132は、撮影映像から監視対象事象を検出すると、監視対象事象の識別情報(ID情報)、撮影映像における監視対象事象の位置、監視対象事象の領域(監視対象事象が占める領域)の情報等を、状況認識部134、及び重要度特定部150に提供する。例えば、検出部132は監視対象事象として人物と当該人物の顔を検出し、人物と当該人物の顔を対応付けた情報を状況認識部134、及び重要度特定部150に提供してもよい。
状況認識部134は、検出部132により検出された監視対象事象に関する状況の認識(解析)を行う。例えば、状況認識部134は、撮影映像に含まれる複数フレームの時系列的な画像情報を用いて、状況の認識を行ってもよい。本実施形態において、認識対象となる状況は例えば転倒や、千鳥足といった人物の異常行動、逆走や急停止といった車両の異常動作、または、災害(火災、地震、事故等)の発生等を含んでもよい。
状況認識部134が監視対象事象に関する状況を認識するためには、様々な映像解析手法が適用可能であり、監視対象事象の種類や状況の種類に応じた手法が用いられてもよい。例えば、撮影映像から人物の異常行動を認識する場合、下記非特許文献2に記載された技術のような、CHLAC(立体高次局所自己相関)と呼ばれる画像特徴量に基づいた手法が用いられてもよい。係る場合、例えば、状況認識部134は、通常動作の映像から抽出された画像特徴量を用いて学習された部分空間を用いた部分空間法に基づいて、通常動作か異常動作かの識別を行ってもよい。
非特許文献2:南里卓也,大津展之,“複数人動画像からの異常動作検出,”情報処理学会論文誌コンピュータビジョンとイメージメディア, 情報処理学会, 2005年10月15日,Vol.45, No.SIG_15, pp.43−50
(重要度特定部)
重要度特定部150は、映像解析部130による解析結果に基づいて、撮影映像の領域毎に重要度を特定(割り当て)して重要度情報を生成する重要度特定機能を有する。重要度特定部150により生成された重要度情報は、送信部190に提供される。
重要度は、例えば数値で表現されてもよい。以下では、重要度の値が大きい程、より重要であり、また、重要度が以下の三つの値をとり得る例について説明する。
2:重要度が高いことを示す。「高」と表現する場合もある。
1:重要度が中程度であることを示す。「中」と表現する場合もある。
0:重要度が低いことを示す。「低」と表現する場合もある。
重要度情報は、例えば撮影映像の各フレームにおける全ての位置ごとの重要度を示すマップ状の情報であってもよいし、重要度が中以上(1以上)の領域について特定する情報であってもよい。以下では、本実施形態にかかる重要度情報は、重要度が中以上(1以上)の領域について特定する情報であるとし、当該領域以外の領域は重要度が低であるとみなされる(重要度「低」が割り当てられる)ものとする。
重要度特定部150は、検出部132により検出された監視対象事象の位置や領域に基づいて、重要度を特定してもよい。また、重要度特定部150は、状況認識部134により認識された監視対象事象の状況に基づいて、重要度を特定してもよい。
例えば重要度特定部150は、検出部132が人物の顔を検出した領域に対して、所定の重要度(例えば重要度「中」)を割り当ててもよい。また、検出部132により検出された人物の異常行動を状況認識部134が認識した場合、重要度特定部150は、当該人物の周辺領域に、より高い重要度(例えば重要度「高」)を割り当ててもよい。以下、図3,4を参照して、重要度特定部150による重要度特定の例を説明する。
図3は、検出部132による人物の顔検出に基づく重要度特定の例を模式的に示す説明図である。図3に示す画像R1は、撮影映像のtフレーム目の画像に、当該画像を入力とした検出部132による人物の顔検出結果を重畳した模式図であり、表J1は当該tフレーム目の画像について、重要度特定部150により生成される重要度情報の一例である。
図3には、画像R1における人物H1の顔の領域を含む顔矩形F1(xs1,ys1,xe1,ye1)と、人物H2の顔の領域を含む顔矩形F2(xs2,ys2,xe2,ye2)が、検出部132による顔検出結果として示されている。なお、各領域は、図3に示すように左上座標と右下座標により特定されてもよく、例えば顔矩形F1は、図3に示す左上座標(xs1,ys1)と右下座標(xe1,ye1)により特定される矩形領域(xs1,ys1,xe1,ye1)として表現できる。
なお、顔検出結果として顔矩形の情報が、検出部132から重要度特定部150に提供される。顔検出結果を受け取った重要度特定部150は、図3の表J1に示すように、検出された人物の顔の矩形領域(顔矩形)ごとに、重要度「中」を割り当てた重要度情報を生成する。
図4は、状況認識部134による人物の異常行動認識に基づく重要度特定の例を模式的に示す説明図である。図4に示す画像R2は、撮影映像のtフレーム目の画像に、当該画像を入力とした検出部132による人物の顔検出結果と、状況認識部134による人物の異常行動認識結果を重畳した模式図である。また、図4に示す表J2は、当該tフレーム目の画像について、重要度特定部150により生成される重要度情報の一例である。
図4の画像R2,及び表J2に示すように、検出部132による顔検出結果として画像R2における人物H1の顔の領域を示す顔矩形F1が得られ、図3に示した例と同様に、顔矩形F1(xs1,ys1,xe1,ye1)に重要度「中」が割り当てられる。また、状況認識部134が図4に示す人物H2の異常行動を認識した場合、当該人物H2の周辺矩形M2(xs2’,ys2’,xe2’,ye2’)に重要度「高」が割り当てられる。
なお、周辺矩形M2は、検出部132が検出した人物領域に基づいて設定され、例えば当該人物領域と所定サイズの周辺領域を含む矩形であってもよいし、画像全体を示す矩形であってもよい。また、重要度特定部150による周辺矩形M2の設定方法は、状況認識部134により認識された状況によって異なってもよい。
例えば、画像全体に関わるような状況(例えば地震の発生)が認識された場合には、画面全体を示す周辺矩形M2が設定されてもよい。また、比較的大きな範囲に影響する人物の異常行動(例えば強盗等)が認識された場合には当該人物と当該人物の近傍の十分に大きな範囲を含む周辺矩形M2が設定されてもよい。また、比較的小さな範囲に影響する人物の異常行動(例えば千鳥足等)が認識された場合には当該人物と当該人物の近傍の小さな範囲を含む周辺矩形M2が設定されてもよい。
なお、検出部132により検出される顔矩形の領域と、状況認識部134により認識された状況に係る周辺矩形の領域とが重複する場合には、より高い方の重要度(図4に示す例では重要度「高」)が重複した領域に割り当てられてもよい。
(映像圧縮部)
図2に示す映像圧縮部170は、撮像部110により取得された撮影映像を入力として、映像圧縮処理を行う映像圧縮機能を有する。圧縮された撮影映像は、送信部190に提供される。映像圧縮部170による映像圧縮は様々な手法が用いられてもよく、例えばMPEG−1等の動画像符号化方式が用いられてもよい。例えば、映像圧縮部170は、撮影映像の各フレームの画像全体に対して比較的低圧縮率で高精細な映像を生成する映像圧縮処理を行ってもよい。
(送信部)
送信部190は、図1を参照して説明した通信網30に接続し、他の装置との通信処理を行う。例えば、送信部190は、映像圧縮部170から提供された圧縮済みの撮影映像と、重要度特定部150から提供された重要度情報を、通信網30を介して映像蓄積装置20に送信する。
<1−4.映像蓄積装置の構成>
以上、本発明の第一の実施形態による監視カメラ10の構成例を説明した。続いて、本実施形態による映像蓄積装置20の構成例を説明する。図5は、本発明の第一の実施形態による映像蓄積装置20の構成例を示す説明図である。図5に示すように、映像蓄積装置20は、受信部210、映像記録部230、記録状況判定部250、記録映像更新部270、及び映像圧縮部290を備える情報処理装置である。
(受信部)
受信部210は、図1を参照して説明した通信網30に接続し、他の装置との通信処理を行う。例えば、受信部210は、通信網30を介して監視カメラ10から撮影映像、及び重要度情報を受信する。ここで、受信部210が受信する撮影映像と重要度情報はフレームごとに対応付けられていてもよく、また、受信部210は、所定フレーム数をまとめた1ブロック単位で撮影映像と重要度情報を受信してもよい。受信部210が受信した撮影映像、及び重要度情報は、フレームごとに対応付けられた状態で映像記録部230に提供される。
(映像記録部)
映像記録部230は、後述する記録状況判定部250、記録映像更新部270、及び映像圧縮部290が以下で説明する各処理を実行するためのプログラムや、様々なデータを記録(記憶)する記録装置である。例えば、映像記録部230は、重要度情報と撮影映像とが対応付けられた映像記録情報を記録する。
映像記録部230は、受信部210により監視カメラ10から受信された重要度情報と撮影映像とが対応付けられた映像記録情報を、第一の映像記録情報として記録してもよい。また、映像記録部230は、後述する記録映像更新部270による更新処理に基づき、重要度情報と後述する映像圧縮部290により圧縮された撮影映像とが対応付けられた第二の映像記録情報を第一の映像記録情報に代えて記録してもよい。
なお、映像記録部230は、例えばHDD(Hard Disc Drive)として実現される。もちろん記録媒体としては、フラッシュメモリ等の固体メモリ、固定メモリを内蔵したメモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、ホログラムメモリなど各種考えられ、映像記録部230は、採用される記録媒体に応じて記録再生を実行可能な構成であればよい。
(記録状況判定部)
記録状況判定部250は、映像記録部230に記録された撮影映像の再圧縮を行う必要があるか否かを判定する記録状況判定機能を有する。例えば、記録状況判定部250は、映像記録部230の映像記録状況が所定条件を満たすか否かの判定を行うことで、再圧縮を行う必要があるか否かを判定し、当該判定の結果を後述する記録映像更新部270に通知する。例えば、所定条件は、映像記録部230の記録済データ量に係る条件や、映像記録部230の使用率(記録可能なデータ量に対する記録済データ量の割合)に係る条件を含んでもよい。また、所定条件は、映像記録部230が記録する映像記録情報のフレーム数、またはブロック数に係る条件を含んでもよい。また、所定条件は、映像記録部230が記録を開始してから経過した時間に係る条件や、映像記録部230があるブロックの映像データを記録した後に記録したブロックの数(以下、経過ブロック数と呼ぶ場合がある)に係る条件等を含んでもよい。係る構成によれば、記録映像更新部270は、映像記録部230の映像記録状況に応じて更新処理を行うことが可能である。
また、記録状況判定部250は、複数の所定条件について、映像記録部230の映像記録状況が当該複数の所定条件を満たすか否かの判定を行ってもよい。記録状況判定部250が判定に用いる所定条件の数は、例えば、後述する映像圧縮部290による映像圧縮の段階数であってもよい。係る場合、記録状況判定部250により満たすと判定された所定条件に基づいて、映像圧縮部290による映像圧縮が行われる。なお、以下では、所定条件として、映像記録部230が記録する映像記録情報のブロック数(記録ブロック数)に係る複数の条件(例えば、第一の条件は経過ブロック数が4以上、第二の条件は経過ブロック数が10以上等)が用いられる例を説明する。
なお、記録状況判定部250は、映像記録部230が記録している映像記録情報の各ブロックに対して、所定条件を満たすか否かの判定を行ってもよい。
(記録映像更新部)
記録映像更新部270は、記録状況判定部250の判定に基づいて映像圧縮部290と映像記録部230の制御を行い、映像記録部230に記録される映像記録情報の更新を行う記録映像更新機能を有する。
例えば、記録状況判定部250が、映像記録部230の映像記録状況が所定条件を満たすと判定した場合、記録映像更新部270は映像圧縮部290を制御して、重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行わせる。さらに、記録映像更新部270は、映像圧縮部290による当該映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、第一の映像記録情報に代えて映像記録部230に記録させる。
本実施形態に係る第二の映像記録情報は重要度情報を含む。例えば、記録映像更新部270は、重要度情報と映像圧縮部290により圧縮された撮影映像とを対応付けた情報を第二の映像記録情報として映像記録部230に記録させてもよい。係る構成によれば、後述する映像圧縮部290は、第二の映像記録情報に含まれる重要度情報に基づいて、第二の映像記録情報に含まれる撮影映像についてさらに映像圧縮処理を行うことが可能となる。
(映像圧縮部)
映像圧縮部290は、記録映像更新部270に制御されて、映像記録部230に記録される撮影映像の映像圧縮(再圧縮)処理を行う映像圧縮機能を有する。本実施形態においては、映像記録部230に記録される撮影映像は圧縮するための符号化処理が既に施されているため、映像圧縮部290は圧縮済みの撮影映像をデコード(復号化)した後に、再度圧縮処理を行ってもよい。
例えば、映像圧縮部290は、記録状況判定部250が、映像記録部230の映像記録状況が所定条件を満たすと判定した場合、記録映像更新部270に制御されて、第一の映像記録情報に含まれる撮影映像の領域毎に、重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う。
例えば、映像圧縮部290は、重要度情報において、より高い重要度を有する領域がより低い圧縮率で圧縮されるように映像圧縮を行う。係る構成によれば、重要な領域を低圧縮率で高精細に記録しつつ、蓄積される撮影映像のデータ量を低減させることが可能である。
また、映像圧縮部290は、記録映像更新部270に制御されることで、記録状況判定部250による判定に基づいて、映像記録部230に記録される撮影映像を圧縮する。例えば、記録状況判定部250が、複数の所定条件について判定を行う場合、映像圧縮部290は、当該所定条件と同数の段階数で、当該所定条件の判定に基づいた映像圧縮を行ってもよい。例えば、映像圧縮部290は、第一段階目の映像圧縮に対応する所定条件が満たされたブロックについて、第一段階目の映像圧縮を行い、当該ブロックについて、第一段階目の映像圧縮に対応する所定条件が満たされた場合、更に第二段階目の映像圧縮を行ってもよい。係る場合、映像圧縮部290は、第一段階目の映像圧縮よりも、第二段階目の映像圧縮の方が、出力されるデータ量(圧縮済み撮影映像のデータ量)が小さくなるように映像圧縮を行ってもよい。例えば、第一段階目の映像圧縮では、重要度「中」以上の領域(重要度「中」、及び重要度「高」の領域)を低い圧縮率で圧縮し、重要度「低」の領域を高い圧縮率で圧縮するように映像圧縮を行ってもよい。また、第二段階目の映像圧縮では、重要度「高」の領域を低い圧縮率で圧縮し、重要度「中」以下の領域(重要度「中」、及び重要度「低」の領域)を高い圧縮率で圧縮するように映像圧縮を行ってもよい。
係る構成によれば、例えば、映像記録部230の記録状況に応じたデータ量となるように、映像記録部230に記録された映像を再圧縮することが可能であり、映像記録部230が記録可能なデータ量を、より有効に活用することが可能である。
<1−5.動作例>
以上、本発明の第一の実施形態による映像蓄積システムの構成を説明した。続いて、図6〜8を参照して、本実施形態による映像蓄積システムの動作例について説明する。以下では、まず図6を参照して監視カメラ10の動作について説明した後、図7を参照して映像蓄積装置20の動作を説明する。さらに、図8を参照し、映像蓄積装置20による映像の再圧縮に係る処理の具体例を説明する。
(監視カメラの動作)
図6は、本実施形態に係る監視カメラ10の動作例を示す説明図である。まず、監視カメラ10は、撮像部110の撮像に基づき撮影映像を取得する(S102)。続いて、映像解析部130の検出部132が、取得された撮影映像から監視対象事象を検出する(S104)。さらに、映像解析部130の状況認識部134が、検出された監視対象事象に関する状況の認識(解析)を行う(S106)。
続いて、重要度特定部150が映像解析部130による解析結果に基づいて、撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する(S108)。さらに、映像圧縮部170が撮影映像を圧縮し(S110)、送信部190が圧縮された撮影映像と重要度情報とを映像蓄積装置20に送信する(S112)。ユーザ指示等により、撮影が終了される(S114においてYES)まで、ステップS102〜S112の処理は繰り返される(S114においてNO)。
(映像蓄積装置の動作)
以上、監視カメラ10の動作例を説明した。続いて、映像蓄積装置20の動作例について説明する。図7は、本実施形態に係る映像蓄積装置20の動作例を示す説明図である。なお、図7において、各変数、及び定数の意味は以下のとおりである。
n:受信・記録等を行っている現在のブロック番号。
Dn:n番目のブロックの映像記録情報。
M:圧縮の段階の最大値。
m:圧縮の段階。mが大きい程圧縮後のデータ量が小さい。
Tm:第m段圧縮処理が開始される経過ブロック数。
k:圧縮対象のブロック番号。
まず、現在のブロック番号nが1に設定される(S202)。受信部210がデータを受信していなければ(S204においてNO)、処理は終了する。受信部210は、データを受信していれば(S204においてYES)、1ブロック分の撮影映像と重要度情報を監視カメラ10から取得する(S206)。
受信部210により取得された1ブロック分の撮影映像と重要度情報は、n番目のブロックの映像記録情報Dnとして映像記録部230に記録される(S208)。続いて、映像記録部230、記録状況判定部250、記録映像更新部270、及び映像圧縮部290による映像の再圧縮ループ処理(S210〜S220)が開始される(S210)。図7に示すように、当該再圧縮ループ処理は、圧縮の段階mがとり得る値と同じ回数(すなわち圧縮の最大値Mと同じ回数)行われる。
再圧縮ループ処理では、まず、現在のブロック番号nが、第m段圧縮処理が開始される経過ブロック数Tmよりも大きいか否かの判定が記録状況判定部250により行われる(S212)。現在のブロック番号nの方が、第m段圧縮処理が開始される経過ブロック数Tmより大きくない場合(S212においてNO)、現在の圧縮の段階mに関する再圧縮処理は行われず、処理は次のループに移行する。
一方、現在のブロック番号nの方が、第m段圧縮処理が開始される経過ブロック数Tmより大きい場合(S212においてYES)、圧縮対象のブロック番号kがk=n−Tmの計算により決定される(S214)。続いて、映像圧縮部290が、映像記録部230に記録された重要度情報に基づいて、圧縮対象である映像記録情報Dkに含まれる映像を第m段の圧縮条件により再圧縮する(S216)。さらに、記録映像更新部270が、再圧縮により得られた再圧縮映像で映像記録情報Dkに含まれる映像を置き換えて(更新して)(S218)、処理は次のループに移行する。
圧縮の段階の最大値Mと同じ回数だけ上述の再圧縮処理が繰り返された後に再圧縮ループが終了すると(S220)、現在のブロック番号nがインクリメントされ(S222)、処理はステップS204に戻る。
(具体例)
以上、本実施形態に係る監視カメラ10の動作フロー、及び映像蓄積装置20の動作フローについて説明した。続いて、図8を参照して、映像蓄積装置20による映像の再圧縮処理の具体例を説明する。図8は、本実施形態に係る映像蓄積装置20による映像の再圧縮処理の具体例を説明するための説明図である。
図8に示す本具体例では、圧縮の段階の最大値M=2とし、第1段圧縮処理が開始される経過ブロック数T1=4、第2段圧縮処理が開始される経過ブロック数T2=10とする。また、本具体例では、重要度は3段階(高、中、低)とし、映像蓄積装置20が受信する撮影映像は、画像の全体(全画面)が低圧縮率で圧縮された映像であるとする。また、第1段圧縮処理では、重要度中以上の領域のみが低圧縮率で圧縮され、それ以外の領域は高圧縮率で圧縮される。また、第2段圧縮処理では、重要度高の領域のみが低圧縮率で圧縮され、それ以外の領域は高圧縮率で圧縮される。
まず、記録開始時からブロック数T1に相当する時間が経過し、現在のブロック数がn=T1(=4)の時、図8に示すように、映像記録部230には全画面が低圧縮率で圧縮された映像を含む映像記録情報D1〜D4が記録されている。
続いて、現在のブロック数がn=T1+1(=5)の時、図8に示すように、映像記録部230には映像記録情報D1〜D5が記録されている。映像記録部230に記録される映像記録情報D1〜D5のうち、映像記録情報D1は、第1段圧縮処理(図7を参照して説明したステップS214〜S218においてm=1とした処理)により、重要度中以上の領域のみが低圧縮率で圧縮された再圧縮映像で更新される。
現在のブロック数がn=T2(=10)の時点までは、同様にして、現在のブロック数が1進むごとに、映像記録部230に記録された映像記録情報が1ブロックずつ、第1段圧縮処理により再圧縮された再圧縮映像で更新される。その結果、現在のブロック数がn=T2の時、図8に示すように、映像記録部230には重要度中以上の領域のみが低圧縮率で圧縮された再圧縮映像を含む映像記録情報D1〜D6と、画面が低圧縮率で圧縮された映像を含む映像記録情報D7〜D10が記録されている。
続いて、現在のブロック数がn=T2+1(=11)の時、図8に示すように、映像記録部230には映像記録情報D1〜D11が記録されている。映像記録部230に記録される映像記録情報D1〜D11のうち、映像記録情報D1は、第2段圧縮処理(図7を参照して説明したステップS214〜S218においてm=2とした処理)により、重要度高の領域のみが低圧縮率で圧縮された再圧縮映像で更新される。
<1−6.効果>
以上、本発明の第一の実施形態による映像蓄積システムの構成例、及び動作例について詳細に説明した。本実施形態によれば、重要な領域を低圧縮率で高精細に記録しつつ、蓄積される映像のデータ量を低減させることが可能である。
<1−7.変形例>
以上、本発明の第一の実施形態を説明した。以下では、本発明の第一の実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本発明の第一の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本発明の第一の実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本発明の第一の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本発明の第一の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
(第一の変形例)
上記では、監視カメラ10により特定された重要度情報が、映像蓄積装置において更新されることなく記録され続ける例を説明したが、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、監視カメラ10により特定された重要度情報が、映像蓄積装置において更新されてもよい。以下、第一の変形例として、映像蓄積装置が、重要度情報を更新する映像蓄積装置の構成例について説明する。
図9は、本変形例に係る映像蓄積装置の構成例を示す説明図である。図9に示す映像蓄積装置40は、受信部410、映像記録部430、記録状況判定部250、記録映像更新部270、及び映像圧縮部290を備える情報処理装置である。上記のうち、記録状況判定部250、記録映像更新部270、及び映像圧縮部290の構成は、図5を参照して説明した記録状況判定部250、記録映像更新部270、及び映像圧縮部290の構成と実質的に同一であるため、それらについての説明は省略する。
受信部410は、図5を参照して説明した受信部210と同様に撮影映像と重要度情報を受信する。本変形例に係る受信部410は、受信した撮影映像と重要度情報を、映像記録部430と、さらに重要度更新部420に提供する。
重要度更新部420は、受信部410により受信された重要度情報、及び映像記録部430に記録された重要度情報に基づいて、映像記録部430に記録されている重要度情報の更新を行う。
例えば、重要度更新部420は、第一の時刻に対応する重要度情報に基づいて、映像記録部430に記録され、当該第一の時刻より前の第二の時刻に対応する重要度情報を更新してもよい。映像蓄積装置40は、図5を参照して説明した映像蓄積装置20と同様に、重要度情報を記録する映像記録部430を有しているため、重要度更新部420は上記のように、第一の時刻より前の第二の時刻に対応する重要度情報の更新を行うことが可能である。
また、重要度更新部420は、第一の時刻に対応する重要度情報に基づいて、受信部410により受信される、または映像記録部430に記録される、当該第一の時刻より後の第三の時刻に対応する重要度情報を更新してもよい。なお、重要度更新部420は、受信部410により受信された第一の時刻に対応する重要度情報に基づいて上記の更新を行ってもよいし、定期的に映像記録部430にアクセスすることで、第一の時刻に対応する重要度情報を取得して、上記の更新を行ってもよい。
例えば、重要度更新部420は、上記第一の時刻に対応する重要度情報において、所定値以上の重要度を有する領域について、上記第二の時刻と上記第三の時刻の両方またはいずれか一方に対応する重要度情報を更新してもよい。係る構成によれば、例えば、当該領域の重要度が高くなった時刻の前後のフレームにおいても、当該領域の重要度を高く設定することが可能であり、より高精度な重要度の設定が可能となる。
例えば、火災が発生した場合、火災発生箇所に対応する領域は火災発生時以降に高い重要度が割り当てられるべき領域として検出されるが、火災発生の原因調査等のため、当該領域は火災発生以前から低圧縮率で高精細に記録されることが望ましい。上記の構成によれば、係る場合であっても、火災発生箇所に対応する領域を火災発生以前のフレームにおいても重要度の高い領域として特定することが可能であり、当該領域を低圧縮率で高精細に記録することが可能である。
また、重要度更新部420は、上記第一の時刻に対応する重要度情報において、所定値以上の重要度を有する領域に含まれる監視対象事象に基づいた領域について、上記第二の時刻と上記第三の時刻の両方またはいずれか一方に対応する重要度情報を更新してもよい。上記の監視対象事象に基づいた領域は、例えば、図2を参照して説明した監視カメラ10が有する検出部132が当該監視対象事象を追跡することで得られる、各時刻の画像における当該監視対象事象の領域であってもよい。
係る構成によれば、例えば、人物の異常行動が第一の時刻において検出された場合に、第一の時刻に対応する重要度情報だけでなく、第一の時刻の前後の時刻に対応する重要度情報においても、当該人物の領域に高い重要度を割り当てることが可能である。
映像記録部430は、図5を参照して説明した映像記録部230と同様に、各処理を実行するためのプログラムや、重要度情報と撮影映像とが対応付けられた映像記録情報等の様々なデータを記録(記憶)する記録装置である。本変形例に係る映像記録部430が記録する重要度情報は、上述したように重要度更新部420により更新される。
(第二の変形例)
上記では、監視カメラ10の映像圧縮部170が、画像全体を低圧縮率で圧縮する映像圧縮処理を行う例を説明したが、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、映像圧縮部170は、映像蓄積装置20が有する映像圧縮部290のように、重要度情報に基づいた映像圧縮を行ってもよい。また、例えば、監視カメラ10と映像蓄積装置20が接続する通信網30の通信帯域が広く、無圧縮の撮影映像を伝送可能である場合、監視カメラ10は映像圧縮を行うことなく、無圧縮の撮影映像を映像蓄積装置20に送信してもよい。
(第三の変形例)
上記では、監視カメラ10と映像蓄積装置20との間の接続がネットワーク(通信網30)を介して行われる例を説明したが、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、監視カメラ10と映像蓄積装置20は、USB(Universal Serial Bus)接続等により、直接的に接続されてもよい。また、監視カメラと映像蓄積装置が一体化された装置であってもよい。係る場合、撮影映像や重要度情報の送受信処理は、ネットワークやUSBケーブル等を介さず、装置内で行われる。
(第四の変形例)
上記で説明した映像蓄積システム1が有する監視カメラ10と映像蓄積装置20の構成は一例であって、上記で説明した一方装置の機能を他の装置が有してもよい。例えば、上記では、映像解析部130の機能や重要度特定部150の機能が監視カメラ10に備えられている例を説明したが、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、映像蓄積装置が映像解析部130と重要度特定部150に相当する機能を有し、監視カメラから撮影映像を受信した映像蓄積装置が、図6を参照して説明したステップS104〜S108の処理等を行ってもよい。
<<2.第二の実施形態>>
<2−1.概要>
以上、本発明の第一の実施形態、及び変形例を説明した。上述した第一の実施形態では、映像蓄積装置の映像記録部が記録する映像記録情報には、撮影映像と重要度情報が対応付けられて含まれている。これに対し、以下では、本発明の第二の実施形態として、映像記録情報に撮影映像のみが含まれ、記録状況判定部により、映像記録部に記録された撮影映像の再圧縮を行う必要があると判定された場合に、動的に重要度情報が特定される例を説明する。
なお、以下に説明する第二の実施形態は、上述した第一の実施形態と一部において同様の構成を有するため、適宜省略しながら説明を行う。以下では、まず図10を参照して本実施形態に係る監視カメラ50の構成を説明した後に、図11を参照して本実施形態に係る映像蓄積装置60の構成を説明する。なお、本実施形態に係る監視カメラ50、及び映像蓄積装置60は、図1を参照して説明した監視カメラ10A,10B、及び映像蓄積装置20と同様に、通信網30により接続されていてもよい。
<2−2.監視カメラの構成>
図10は、本実施形態に係る監視カメラ50の構成例を示す説明図である。図10に示すように、監視カメラ50は、撮像部510、映像圧縮部570、及び送信部590を備える情報処理装置である。
(撮像部)
撮像部510は、第一の実施形態において説明した撮像部110と同様に撮影映像を取得するカメラモジュールである。撮像部510により取得された撮影映像は、映像圧縮部570に提供される。
(映像圧縮部)
図10に示す映像圧縮部570は、第一の実施形態において説明した映像圧縮部170と同様に、撮像部510により取得された撮影映像を入力として、映像圧縮処理を行う。圧縮された撮影映像は、送信部590に提供される。
(送信部)
図10に示す送信部590は、第一の実施形態において説明した送信部190と同様に、他の装置との通信処理を行う。例えば、送信部590は、映像圧縮部570から提供された圧縮済みの撮影映像を、後述する映像蓄積装置60に送信する。
<2−3.映像蓄積装置の構成>
以上、本発明の第二の実施形態による監視カメラ50の構成例を説明した。続いて、本実施形態による映像蓄積装置60の構成例を説明する。図11は、本発明の第二の実施形態による映像蓄積装置60の構成例を示す説明図である。図11に示すように、映像蓄積装置60は、受信部610、映像記録部630、記録状況判定部650、映像解析部660、記録映像更新部670、重要度特定部680、及び映像圧縮部690を備える情報処理装置である。
(受信部)
受信部610は、第一の実施形態において説明した受信部210と同様に、他の装置との通信処理を行う。例えば、受信部610は、監視カメラ50から撮影映像を受信する。また、受信部610は、所定フレーム数をまとめた1ブロック単位で撮影映像を受信してもよい。受信部610が受信した撮影映像は、映像記録部630に提供される。
(映像記録部)
映像記録部630は、記録状況判定部650、映像解析部660、記録映像更新部670、重要度特定部680、及び映像圧縮部690が以下で説明する各処理を実行するためのプログラムや、様々なデータを記録(記憶)する記録装置である。例えば、映像記録部630は、撮影映像を映像記録情報として記録する。
映像記録部630は、受信部610により監視カメラ10から受信された撮影映像を、第一の映像記録情報として記録してもよい。また、映像記録部230は、後述する記録映像更新部670による更新処理に基づき、後述する映像圧縮部690により圧縮された撮影映像に基づく第二の映像記録情報を第一の映像記録情報に代えて記録してもよい。
なお、映像記録部630は、第一の実施形態において説明した映像記録部230と同様に、例えばHDD等の記録媒体により実現される。
(記録状況判定部)
記録状況判定部650は、第一の実施形態において説明した記録状況判定部250と同様に、映像記録部630に記録された撮影映像の再圧縮を行う必要があるか否かを判定する記録状況判定機能を有する。例えば、記録状況判定部650は、映像記録部630の映像記録状況が所定条件を満たすか否かの判定を行うことで、再圧縮を行う必要があるか否かを判定し、当該判定の結果を後述する映像解析部660、及び記録映像更新部670に通知する。本実施形態に係る記録状況判定部650が用いる所定条件は第一の実施形態において説明した記録状況判定部250が用いる所定条件と同様であってよい。
(映像解析部)
映像解析部660は、記録状況判定部650の判定に基づいて撮影映像の解析を行う映像解析機能を有する。例えば、映像解析部660は、記録状況判定部650が、映像記録部630の映像記録状況が所定条件を満たすと判定した場合、映像記録部630に記録された撮影映像から監視対象となる監視対象事象を検出し、監視対象事象に関する状況の解析を行う。
本実施形態に係る映像解析部660は図11に示すように検出部662、及び状況認識部664を備える。検出部662、及び状況認識部664の機能は、第一の実施形態において説明した検出部132、及び状況認識部134の機能と実質的に同一であるため、ここでの説明を省略する。
(記録映像更新部)
記録映像更新部670は、記録状況判定部650の判定に基づいて映像圧縮部690と映像記録部630の制御を行い、映像記録部630に記録される映像記録情報の更新を行う記録映像更新機能を有する。
例えば、記録状況判定部650が、映像記録部630の映像記録状況が所定条件を満たすと判定した場合、記録映像更新部670は映像圧縮部690を制御して、後述する重要度特定部680が特定した重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行わせる。さらに、記録映像更新部670は、映像圧縮部690による当該映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、第一の映像記録情報に代えて映像記録部630に記録させる。なお、本実施形態において、第二の映像記録情報は、映像圧縮部690により再圧縮された撮影映像であってもよい。
(重要度特定部)
重要度特定部680は、映像解析部660による解析結果に基づいて、撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定機能を有する。本実施形態に係る重要度特定部680は、生成した重要度情報を映像圧縮部690に提供すること以外において、第一の実施形態において説明した重要度特定部150と実質的に同様の機能を有するため、ここでの説明を省略する。
(映像圧縮部)
映像圧縮部690は、記録映像更新部670に制御されて、映像記録部630に記録される撮影映像の映像圧縮(再圧縮)処理を行う映像圧縮機能を有する。映像圧縮部690は、記録映像更新部670に制御されて、第一の映像記録情報に含まれる撮影映像の領域毎に、重要度特定部680が特定した重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う。映像圧縮部690が行う重要度情報に基づく圧縮率での映像圧縮処理は、第一の実施形態において説明した映像圧縮部290が行う映像圧縮処理と実質的に同様であるため、ここでの説明を省略する。
<2−4.動作例>
以上、本発明の第二の実施形態による映像蓄積システムの構成を説明した。続いて、図12、13を参照して、本実施形態による映像蓄積システムの動作例について説明する。以下では、まず図12を参照して監視カメラ50の動作について説明した後、図13を参照して映像蓄積装置60の動作を説明する。
(監視カメラの動作)
図12は、本実施形態による監視カメラ50の動作例を示す説明図である。まず、監視カメラ50は、撮像部510の撮像に基づき撮影映像を取得する(S302)。続いて、映像圧縮部570が撮影映像を圧縮し(S304)、送信部590が圧縮された撮影映像を映像蓄積装置60に送信する(S306)。ユーザ指示等により、撮影が終了される(S308においてYES)まで、ステップS302〜S306の処理は繰り返される(S308においてNO)。
(映像蓄積装置の動作フロー)
以上、監視カメラ50の動作例を説明した。続いて、映像蓄積装置60の動作例について説明する。図13は、本実施形態に係る映像蓄積装置60の動作例を示す説明図である。なお、図13における、各変数、及び定数は、図7を参照して説明した各変数、及び定数と同様である。
まず、現在のブロック番号nが1に設定される(S402)。受信部610がデータを受信していなければ(S404においてNO)、処理は終了する。受信部610は、データを受信していれば(S404においてYES)、1ブロック分の撮影映像を監視カメラ50から取得する(S406)。
受信部610により取得された1ブロック分の撮影映像は、n番目のブロックの映像記録情報Dnとして映像記録部630に記録される(S408)。続いて、映像の再圧縮ループ処理(S410〜S426)が開始される(S410)。図12に示すように、当該再圧縮ループ処理は、圧縮の段階mがとり得る値と同じ回数(すなわち圧縮の最大値Mと同じ回数)行われる。
再圧縮ループ処理では、まず、現在のブロック番号nが、第m段圧縮処理が開始される経過ブロック数Tmよりも大きいか否かの判定が記録状況判定部650により行われる(S412)。現在のブロック番号nの方が、第m段圧縮処理が開始される経過ブロック数Tmより大きくない場合(S412においてNO)、現在の圧縮の段階mに関する再圧縮処理は行われず、処理は次のループに移行する。
一方、現在のブロック番号nの方が、第m段圧縮処理が開始される経過ブロック数Tmより大きい場合(S412においてYES)、圧縮対象のブロック番号kがk=n−Tmの計算により決定される(S414)。
続いて、映像解析部660の検出部662が、映像記録部630に記録された撮影映像から監視対象事象を検出する(S416)。さらに、映像解析部660の状況認識部664が、検出された監視対象事象に関する状況の認識(解析)を行う(S418)。続いて、重要度特定部680が映像解析部660による解析結果に基づいて、撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する(S420)。
なお、上述したステップS416〜S420の処理は、圧縮対象のブロックの映像記録情報Dkに含まれる撮影映像を対象として行われてもよいし、さらに映像記録情報Dkの前後のブロックの映像記録情報に含まれる撮影映像を対象として行われてもよい。
続いて、映像圧縮部690が、重要度特定部680により生成された重要度情報に基づいて、圧縮対象である映像記録情報Dkに含まれる映像を第m段の圧縮条件により再圧縮する(S422)。さらに、記録映像更新部670が、再圧縮により得られた再圧縮映像で映像記録情報Dkに含まれる映像を置き換えて(更新して)(S424)、処理は次のループに移行する。
圧縮の段階の最大値Mと同じ回数だけ上述の再圧縮処理が繰り返された後に再圧縮ループが終了すると(S426)、現在のブロック番号nがインクリメントされ(S428)、処理はステップS404に戻る。
<2−5.効果>
以上、本発明の第二の実施形態による映像蓄積システムの構成例、及び動作例について詳細に説明した。本実施形態によれば、第一の実施形態と同様に、重要な領域を低圧縮率で高精細に記録しつつ、蓄積される映像のデータ量を低減させることが可能である。
また、本実施形態によれば、映像記録部の映像記録状況に係る判定に応じて、再圧縮される撮影映像の解析処理、及び重要度特定処理が行われるため、全ての撮影映像に対して当該処理を行う場合と比較して、システム全体の処理量が削減され得る。さらに、映像記録部に重要度情報を記録しなくてもよいため、映像記録部に記録されるデータ量を削減することも可能である。
<2−6.補足>
上記では、映像記録部630には重要度情報が記録されない例を説明したが、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、重要度特定部680により一旦重要度情報が生成されたフレームについては、当該重要度情報が映像記録部630に記録されてもよい。係る構成によれば、当該フレームが再度再圧縮される場合に、映像解析処理と重要度特定処理に係る処理コストを削減することが可能となる。
また、第一の実施形態において説明した各変形例を第二の実施形態に適用することも可能である。
<<3.ハードウェア構成>>
以上、本発明の各実施形態と各変形例を説明した。上述した監視対象事象検出処理、状況認識処理、重要度特定処理、映像圧縮処理、映像記録情報更新処理などの情報処理は、ソフトウェアと、情報処理装置(監視カメラ10、50,及び映像蓄積装置20,40,60)のハードウェアとの協働により実現される。以下では、本実施形態に係る情報処理装置である監視カメラ10、50,及び映像蓄積装置20,40,60のハードウェア構成例として、情報処理装置1000のハードウェア構成例について説明する。
図14は、本実施形態に係る情報処理装置1000のハードウェア構成例を示す説明図である。図14に示したように、情報処理装置1000は、CPU(Central Processing Unit)1001と、ROM(Read Only Memory)1002と、RAM(Random Access Memory)1003と、入力装置1004と、出力装置1005と、ストレージ装置1006と、通信装置1007とを備える。
CPU1001は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置1000内の動作全般を制御する。また、CPU1001は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM1002は、CPU1001が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM1003は、CPU1001の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバスにより相互に接続されている。主に、CPU1001、ROM1002及びRAM1003とソフトウェアとの協働により、映像解析部、重要度特定部、映像圧縮部、記録状況判定部、記録映像更新部、重要度更新部の機能が実現される。
入力装置1004は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ及びレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU1001に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置1000のユーザは、該入力装置1004を操作することにより、情報処理装置1000に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置1005は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED装置及びランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置1005は、スピーカ及びヘッドホンなどの音声出力装置を含む。例えば、表示装置は、撮像された画像や生成された画像などを表示する。一方、音声出力装置は、音声データなどを音声に変換して出力する。
ストレージ装置1006は、データ格納用の装置である。ストレージ装置1006は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置及び記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置1006は、CPU1001が実行するプログラムや各種データを格納する。ストレージ装置1006は、映像記録部230,430,630に対応する。
通信装置1007は、例えば、通信網に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インタフェースである。また、通信装置1007は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、有線による通信を行うワイヤー通信装置、またはブルートゥース(登録商標)通信装置を含んでもよい。通信装置1007は、送信部190,590、受信部210,410,610に対応する。
<<4.むすび>>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、重要な領域を高精細に記録しつつ、蓄積される映像のデータ量を低減させることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態における各ステップは、必ずしもフローチャート図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、上記実施形態の処理における各ステップは、フローチャート図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、上述した監視カメラ10,50、映像蓄積装置20,40,60等に内蔵されるCPU1001、ROM1002及びRAM1003などのハードウェアに、上述した監視カメラ10,50、映像蓄積装置20,40,60等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1 映像蓄積システム
10,50 監視カメラ
20,40,60 映像蓄積装置
30 通信網
110,510 撮像部
130,530 映像解析部
132 検出部
134 状況認識部
150 重要度特定部
170,570 映像圧縮部
190,590 送信部
210,410,610 受信部
230,430,630 映像記録部
250,650 記録状況判定部
270,670 記録映像更新部
290,690 映像圧縮部
420 重要度更新部
660 映像解析部
662 検出部
664 状況認識部
680 重要度特定部

Claims (12)

  1. 撮影映像から監視対象となる監視対象事象を検出し、前記監視対象事象に関する状況の解析を行う映像解析部と、
    前記映像解析部による解析結果に基づいて、前記撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定部と、
    前記重要度情報と、前記撮影映像とが対応付けられた第一の映像記録情報を記録する映像記録部と、
    前記映像記録部の映像記録状況が所定条件を満たす場合、前記第一の映像記録情報に含まれる前記撮影映像の前記領域毎に、前記重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う映像圧縮部と、
    前記映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、前記第一の映像記録情報に代えて前記映像記録部に記録させる記録映像更新部と、
    を備える映像蓄積システム。
  2. 前記映像圧縮部は、前記重要度情報において、より高い重要度を有する領域がより低い圧縮率で圧縮されるように前記映像圧縮を行う、請求項1に記載の映像蓄積システム。
  3. 前記映像蓄積システムは、前記映像記録状況が前記所定条件を満たすか否かの判定を行う記録状況判定部をさらに備える、請求項1または2に記載の映像蓄積システム。
  4. 前記第二の映像記録情報には、前記重要度情報が含まれる、請求項3に記載の映像蓄積システム。
  5. 前記記録状況判定部は、複数の前記所定条件について前記判定を行い、前記映像圧縮部は、前記記録状況判定部による前記判定に基づいて、前記映像記録部に記録される前記撮影映像を圧縮する、請求項4に記載の映像蓄積システム。
  6. 前記映像蓄積システムは、第一の時刻に対応する前記重要度情報に基づいて、前記映像記録部に記録され、前記第一の時刻より前の第二の時刻に対応する前記重要度情報を更新する重要度更新部をさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の映像蓄積システム。
  7. 前記重要度更新部は、前記第一の時刻に対応する前記重要度情報において、所定値以上の重要度を有する領域について、前記第二の時刻に対応する前記重要度情報を更新する、請求項6に記載の映像蓄積システム。
  8. 前記映像解析部は前記監視対象事象の追跡を行い、前記重要度更新部は、前記第一の時刻に対応する前記重要度情報において、所定値以上の重要度を有する領域に含まれる前記監視対象事象に基づいた領域について、前記第二の時刻に対応する前記重要度情報を更新する、請求項6に記載の映像蓄積システム。
  9. 撮影映像から検出され、監視対象となる監視対象事象に関する状況の解析を行うことで得られる解析結果に基づいて、前記撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定部と、
    前記重要度情報と、前記撮影映像とが対応付けられた第一の映像記録情報を記録する映像記録部と、
    前記映像記録部の映像記録状況が所定条件を満たす場合、前記第一の映像記録情報に含まれる前記撮影映像の前記領域毎に、前記重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う映像圧縮部と、
    前記映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、前記第一の映像記録情報に代えて前記映像記録部に記録させる記録映像更新部と、
    を備える映像蓄積装置。
  10. 撮影映像を第一の映像記録情報として記録する映像記録部と、
    前記映像記録部の映像記録状況が所定の条件を満たす場合、前記撮影映像から監視対象となる監視対象事象を検出し、前記監視対象事象に関する状況の解析を行う映像解析部と、
    前記映像解析部による解析結果に基づいて、前記撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定部と、
    前記第一の映像記録情報に含まれる前記撮影映像の前記領域毎に、前記重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う映像圧縮部と、
    前記映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、前記第一の映像記録情報に代えて前記映像記録部に記録させる記録映像更新部と、
    を備える映像蓄積装置。
  11. コンピュータに、
    撮影映像から検出され、監視対象となる監視対象事象に関する状況の解析を行うことで得られる解析結果に基づいて、前記撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定機能と、
    前記重要度情報と、前記撮影映像とが対応付けられた第一の映像記録情報を記録する記録装置の映像記録状況が所定条件を満たす場合、前記第一の映像記録情報に含まれる前記撮影映像の前記領域毎に、前記重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う映像圧縮機能と、
    前記映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、前記第一の映像記録情報に代えて前記記録装置に記録させる記録映像更新機能と、
    を実現させるための、プログラム。
  12. コンピュータに、
    撮影映像を第一の映像記録情報として記録する記録装置の映像記録状況が所定の条件を満たす場合、前記撮影映像から監視対象となる監視対象事象を検出し、前記監視対象事象に関する状況の解析を行う映像解析機能と、
    前記解析の結果に基づいて、前記撮影映像の領域毎に重要度を特定して重要度情報を生成する重要度特定機能と、
    前記第一の映像記録情報に含まれる前記撮影映像の前記領域毎に、前記重要度情報に基づく圧縮率で映像圧縮を行う映像圧縮機能と、
    前記映像圧縮に基づく第二の映像記録情報を、前記第一の映像記録情報に代えて前記記録装置に記録させる記録映像更新機能と、
    を実現させるための、プログラム。
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