JP2017085337A - 画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】手振れや被写体振れの影響を抑制した合成画像を得る。
【解決手段】画像処理装置107は、第1の露光量での第1の撮像を行って生成した第1の画像と、第1の撮像を行う間に複数回、第1の露光量より少ない第2の露光量での第2の撮像を行って生成した複数の第2の画像とに対して処理を行う。該装置は、第1および第2の撮像を行う際の撮像手段105または被写体の振れ量を検出し、該振れ量に応じて、第1の画像と複数の第2の画像のうち少なくとも1つの第2の画像とを合成して第1の合成画像を生成するか複数の第2の画像を合成して第2の合成画像を生成するかを選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置または被写体の動きに起因して生じる画像間のずれの影響を低減して画像合成を行う画像処理技術に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置には、互いに露光時間が異なる複数回の撮像によって取得した複数の画像を合成することにより、いわゆる白飛びや暗部のノイズを低減したハイダイナミックレンジな合成画像を生成できる機能を有するものがある。また、撮像装置には、通常の露光時間を分割して複数回の撮像を行うことにより取得した複数の画像を合成することにより、被写体像の振れを軽減した合成画像を生成できる機能(マルチショットノイズリダクション機能)を有するものもある。
ただし、移動している被写体に対して上記のように時系列的に複数回の撮像を行うことで、合成画像における複数の領域に同一の被写体像が現れたりS/Nが低下したりする等の弊害が生ずる。
このため、特許文献1には、複数の画素のそれぞれに、マイクロレンズと複数のサブ画素とが設けられた撮像素子を備え、サブ画素ごとに露出を異ならせて得られた複数の画像を合成可能な撮像装置が開示されている。この撮像装置によれば、互いに露光時間が異なる撮像を同時に行うことができるため、上述した移動被写体を撮像する場合の弊害を抑制した合成画像を生成することが可能である。
特許第5628914号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された撮像装置においても、露光時間が長い撮像を行うサブ画素により得られる画像には、撮像装置の手振れや被写体の振れの影響が現れる。この結果、合成画像において被写体像の多重像が現れたりS/Nが低下したりする。
本発明は、撮像装置の手振れや被写体の振れ等の影響を抑制した高画質な合成画像が得られるようにした画像合成装置および撮像装置等を提供する。
本発明の一側面としての画像処理装置は、第1の露光量での第1の撮像を行って第1の画像を生成するとともに、第1の撮像を行う間に複数回、第1の露光量より少ない第2の露光量での第2の撮像を行って複数の第2の画像を生成する撮像手段から取得した第1および第2の画像に対して処理を行う。該画像処理装置は、第1および第2の撮像を行う際の撮像手段または被写体の振れ量を検出する振れ量検出手段と、振れ量に応じて、第1の画像と複数の第2の画像のうち少なくとも1つの第2の画像とを合成して第1の合成画像を生成するか複数の第2の画像を合成して第2の合成画像を生成するかを選択する画像合成手段とを有することを特徴とする。
なお、上記画像処理装置と上記撮像手段とを有する撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
また、本発明の他の一側面としての画像処理プログラムは、コンピュータに処理を実行させるコンピュータプログラムである。該処理は、撮像手段から、第1の露光量での第1の撮像を行って生成された第1の画像と、第1の撮像を行う間に複数回、第1の露光量より少ない第2の露光量での第2の撮像を行って生成された複数の第2の画像とを取得する処理と、第1および第2の撮像を行う際の撮像手段または被写体の振れ量を検出する処理と、振れ量に応じて、第1の画像と複数の第2の画像のうち少なくとも1つの第2の画像とを合成して第1の合成画像を生成するか複数の第2の画像を合成して第2の合成画像を生成するかを選択する処理とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、振れ量に応じて合成画像の生成方法を選択するため、振れの影響を抑制した高画質な合成画像を得ることができる。
本発明の実施例1であるデジタルカメラの構成を示すブロック図。 実施例1のデジタルカメラに設けられた撮像素子を示す図。 実施例1の撮像素子における像高を説明する図。 実施例1における瞳分割を説明する図。 実施例1における瞳強度分布を説明する図。 実施例1における周辺像高での瞳分割と瞳強度分布を説明する図。 実施例1における周辺像高でのサブ画素の明るさを説明する図。 実施例1におけるシステム制御部が行う処理を示すフローチャート。 実施例1におけるサブ画素A,Bの信号を説明する図。 実施例1における振れ判定方法を説明する図。 実施例1におけるシェーディング補正に用いるゲイン量を説明する図。 実施例1におけるサブ画素の加算合成方法を説明する図。 本発明の実施例2における移動被写体判定方法を説明する図。 本発明の実施例3における白飛び判定時におけるサブ画素の合成比率を説明する図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例である撮像装置としてのデジタルカメラ(以下、単にカメラという)100の構成を示している。システム制御部101は、CPU等のコンピュータにより構成され、ROM102から読み出してRAM103に展開した制御プログラムに従ってデジタルカメラ100内の後述する各部の動作を制御する。ROM102は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、上記制御プログラムに加えて各部の制御に必要なパラメータ等を記憶する。焦点検出において必要なレンズ情報である射出瞳距離もRAM102が記憶している。また、RAM103は、書き換え可能な揮発性メモリであり、各部の動作により出力されたデータの一時的な記憶領域として用いられる。
撮像光学系(以下、単に光学系という)104は、変倍レンズ、フォーカスレンズ、振れ補正レンズ等の複数のレンズにより構成され、光学像(被写体像)を撮像素子105に形成する。光学系104には絞りも含まれており、その開口径を調節することで光量調節を行う。光学系104は、カメラ100に一体に設けられていてもよいし、カメラ100に対して交換可能(着脱可能)に設けられていてもよい。
撮像素子105は、CCDセンサやCMOSセンサ等により構成され、光学系104により形成された被写体像を光電変換し、該光電変換により得られたアナログ画像信号をA/D変換部106に出力する。撮像素子105は、詳しくは後述するが、1つのマイクロレンズと複数の光電変換部としてのサブ画素(瞳分割画素)とを含む画素を複数有する。
A/D変換部106は、撮像素子105からのアナログ画像信号をデジタル画像データに変換し、該デジタル画像データをRAM103に出力して記憶させる。
画像処理装置としての画像処理部107は、画像処理用コンピュータにより構成され、RAM103に記憶された画像データに対してブライトネス補正、コントラスト補正、ガンマ変換および色変換等の画像処理を行う。そして、これら画像処理を経た画像データを再びRAM103に出力して記憶させる。また、画像処理部107は、後述する画像合成処理も行う。画像処理部107は、撮像素子105とともに撮像手段を構成し、さらに振れ量検出手段および画像合成手段として機能する。
記録媒体108は、カメラ100に対して着脱可能な半導体メモリや光ディスク等であり、RAM103に記憶された画像処理後の画像データやA/D変換部106からの画像処理前の画像データであるRAW画像等を撮像画像(記録用画像)として記録する。
なお、RAM103に記憶された画像データは、所定の表示用処理が行われた後に不図示の表示部(背面モニタ等)にも出力される。これにより、該画像データに対応する表示用画像が表示部上に表示される。バス109は、上述した各部間で信号のやり取りを行うために用いられる。
図2(a),(b)には、撮像素子105の構成を示している。図2(a)は、撮像素子105の画素配列を示しており、図2(b)は1つの画素200の構成を拡大して示している。1つの画素200は、マイクロレンズ201と、水平方向(x方向)にて互いに隣り合う2つサブ画素203,204とを含む。以下の説明において、サブ画素203,204をそれぞれ、Aサブ画素(第2のサブ画素)およびBサブ画素(第1のサブ画素)と称する。そして、このように構成された画素200が複数、図2(a)に示すように水平方向および垂直方向(y方向)に二次元配列されている。z方向は、光学系104の光軸方向である。
図3には、撮像素子105の撮像面全体を示しており、ここでは図2(b)に示した画素200が撮像面の中央近傍(中央像高)に配置された画素300と撮像面の周辺部(周辺像高)に配置された画素301であるとする。これらいずれの画素300,301においてもAサブ画素203およびBサブ画素204はそれぞれ独立に受光して光電変換を行うことで生成した信号を出力することが可能である。Aサブ画素203から出力される信号値をA(x,y)とし、Bサブ画素204から出力される信号値をB(x,y)とするとき、全開口画素(300,301)からの信号値(全開口画素信号)g(x,y)は(1)式で表される。
図4を用いて、画素200による瞳分割について説明する。図4の下側には図2(b)に示した画素200のS−S断面を+y方向から見て示しており、図4の上側には光学系104の射出瞳面を−z方向から見て示している。
撮像素子105は、光学系104の結像面の近傍に配置されており、被写体からの光束は、光学系104の射出瞳400を通過して画素200に向かう。射出瞳400の大きさは、絞りの開口径や各レンズを保持するレンズ枠等の大きさによって変化する。
射出瞳400のうち部分瞳領域であるA瞳領域403を通過した光束はAサブ画素203により受光され、該A瞳領域403と水平方向にて隣り合う部分瞳領域であるB瞳領域404を通過した光束はBサブ画素204に入射する。このように射出瞳400のうち互いに異なる部分瞳領域(403,404)を通過した光束が互いに異なるサブ画素(203,204)により受光されることで、瞳分割が行われる。
マイクロレンズ201は、A瞳領域403とAサブ画素203の受光面とを概ね共役な関係とし、B瞳領域404とBサブ画素204の受光面とを概ね共役な関係とする。このため、AおよびB瞳領域403,404を通過した光束はそれぞれ、共役関係にあるA6およびBサブ画素203,204により受光される。光学系104の射出瞳400に含まれる部分瞳領域の数(瞳分割数)をNp(=M×N)とし、光学系104の絞り値をFとすると、各瞳部分領域の実効絞り値は、概ね√(M×N)Fとなる。射出瞳面上の領域405は、M×N分割されたサブ画素(AおよびBサブ画素203,204)を全て合わせた画素200の全体で受光可能な全開口領域である。
本実施例では、瞳分割数M×Nを2×1としているので、各瞳部分領域の実効絞り値は√2Fとなる。つまり、1つのサブ画素からの信号を用いて生成される画像(以下、部分瞳画像という)は全開口信号を用いて生成される画像(以下、全開口画像という)と比較して、被写界深度が一段分深くて暗い画像となる。
図5には、画素200が図3に示した中央像高の画素300に相当する場合のAおよびBサブ画素203,204のx断面での受光特性を示している。横軸は光学系104の射出瞳面におけるx座標を示し、縦軸は各サブ画素の受光効率を示す。また、縦軸は各開口絞りの透過率分布でもあるので、各サブ画素の光束受光効率とみなすことができる。本実施例では、この光束受光効率の分布を、瞳強度分布という。また、図5中の2本の点線は、射出瞳400を画素200に投影したときの幅を示している。
図5に示すように、画素200が撮像面の中央近傍に位置する場合は、AおよびBサブ画素203,204が受光する光量は互いに等しい。このため、Aサブ画素203からの信号により生成される部分瞳画像とBサブ画素204からの信号により生成される部分瞳画像の明るさ(信号値または信号強度)は互いに等しい。
Aサブ画素203の瞳強度分布503は、+x側では画素200の瞳分割性能が十分でないことによる回折ぼけのために緩やかなカーブを描くように変化する。一方、−x側ではケラレによって急なカーブを描くように変化する。このため、瞳強度分布503は、強度のピークに対して非対称になっている。サブ画素204の瞳強度分布504は、瞳強度分布503がx方向において反転した形状となっているだけで瞳強度分布503と同様に変化する。
図6(a)には、画素200が図3に示した周辺像高の画素301に相当する場合における光学系104の射出瞳面を−z方向から見て示している。600は射出瞳であり、603,604はそれぞれAおよびB瞳領域である。領域605は、AおよびBサブ画素203,204を全て合わせた画素200の全体で受光可能な全開口領域である。
また、図6(b)には、この周辺像高の画素200におけるAおよびBサブ画素203,204のx断面での受光特性を示している。横軸は光学系104の射出瞳面におけるx座標を示し、縦軸は各サブ画素の受光効率(瞳強度分布)を示す。図6中の2本の点線は、射出瞳600を画素200に投影したときの幅を示している。
図6(a)に示すように、周辺像高の画素においても、射出瞳600におけるAおよびB瞳領域603,604の分割構成は中央像高の画素と同じである。しかし、射出瞳600の形状が口径食(ケラレ)によって中央像高の画素に対する射出瞳400の形状とは変化し、射出瞳600の重心がA瞳領域603の中心寄りに位置する。この結果、Aサブ画素203からの信号により得られる画像(以下、A画像という)とBサブ画素204からの信号により得られる画像(以下、B画像という)に明暗、すなわちシェーディングが発生する。具体的には、図6(b)に示すように、Aサブ画素203の方がBサブ画素204よりも受光効率が高くなり、A画像の方がB画像よりも明るくなる。また、図3における画素301とx方向にて反対側の周辺像高の画素ではこれとは逆になる。つまり、Bサブ画素204の方がAサブ画素203よりも受光効率が高くなり、B画像の方がA画像よりも明るくなる。
ここで、周辺像高におけるAサブ画素203とBサブ画素204の明るさ(受光輝度)の関係を図7に示す。図7には、図3に示した画素301をそのy像高のままx方向(横軸)に移動させたときのAサブ画素203とBサブ画素204の明るさ(縦軸)の変化を示している。実線はAサブ画素203の明るさを、点線はBサブ画素204の明るさを示している。
このように、周辺像高におけるAサブ画素203およびBサブ画素204からの信号により得られるA画像およびB画像間にはシェーディングが発生する。
以上のような構成を有するカメラ100が行う処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。システム制御部101および画像処理部107は、Aサブ画素203からの信号を用いて生成されたA画像とBサブ画素204からの信号を用いて生成されたB画像とを合成して合成画像を生成する画像合成処理を行う。また、システム制御部101および画像処理部107は、コンピュータプログラムとしての画像処理プログラムに従って本処理を行う。システム制御部101は、ユーザにより撮像の指示がなされることに応じて本処理を開始する。
ステップS800では、システム制御部101は、画像処理部107による測光演算の結果を取得し、該測光結果に応じて撮像素子105のAサブ画素203とBサブ画素204のそれぞれに対する露光量(以下、A露光量およびB露光量という)を設定する。露光量は、撮像により得られる画像が適切な明るさを持つように露光時間(シャッタスピード)、絞り値およびISO感度が選択されることで設定される。本実施例では、A露光量(第2の露光量)がB露光量(第1の露光量)よりも少なく、具体的にはA露光量における露光時間がB露光量における露光時間よりも短い。さらに具体的には、A露光量は、Aサブ画素203によるA露光量での複数回の撮像のそれぞれにより得られる信号値の合計がBサブ画素204によるB露光量での1回の撮像により得られる信号値と等しくなるように設定される。言い換えれば、A露光量での撮像の回数をPとするとき、
A露光量における露光時間×P=B露光量における露光時間
となるように各露光時間が設定される。
そして、システム制御部101は、Bサブ画素204にB露光量での1回の撮像(第1の撮像)を行わせるとともに、このBサブ画素204による1回の撮像の間にAサブ画素203にA露光量でのP回の撮像(第2の撮像:以下、分割露光ともいう)を行わせる。これにより、画像処理部107は、Bサブ画素204から信号(以下、B信号という)を取得するとともに、Aサブ画素203から信号(以下、A信号という)をP回取得する。なお、システム制御部101は、Aサブ画素203による1回目の撮像とBサブ画素204による撮像とが同時刻に開始され、Aサブ画素203によるP回目の撮像とBサブ画素204による撮像とが同時刻に終了するように撮像を制御する。その後、システム制御部101は、画像処理部107に、Aサブ画素203からP回の撮像のそれぞれにより得られるA信号から複数(P)枚のA画像を生成させ、Bサブ画素204からのB信号からB画像を生成させる。
なお、Aサブ画素203による複数回の撮像の開始と終了の時刻は必ずしもBサブ画素204による撮像の開始と終了の時刻に完全に一致している必要はなく、多少のずれは許容される。このような場合も、Bサブ画素204による撮像の間にAサブ画素203による複数回の撮像が行われる場合に含まれる。
次にS801では、システム制御部101は、画像処理部107に、A画像およびB画像のシェーディング補正を行わせる。前述したように、周辺像高のAおよびBサブ画素には明るさの差が生じるため、AおよびB画像間にはシェーディングが発生する。このため、本実施例では、A画像に対するシェーディング補正を行い、後述するステップS802においてシェーディング補正後のA画像を用いて良好な振れ検出処理を行えるようにする。さらに、B画像に対するシャーディング補正を行い、後述するステップS805においてシェーディング補正後のA画像とB画像の画像合成を可能とする。
図11には、シャーディング補正においてAおよびB画像に乗算するゲインを示す。この図には、AおよびBサブ画素203,204にそのx方向での位置(横軸)によって図7に示すような受光輝度の差が生じることでAおよびB画像にシェーディングが発生する場合のゲイン(縦軸)を示している。ゲインは、図7に示す受光輝度の逆数に対応する。
図9(a),(b)にはそれぞれ、シェーディング補正前後のA画像およびB画像のx座標(横軸)での明るさ(縦軸)を示す。901はシェーディング補正前のA画像の明るさを示し、902はシェーディング補正後のA画像の明るさを示す。903はシェーディング補正前のB画像の明るさを示し、904はシェーディング補正後のB画像の明るさを示す。
次にステップS802では、システム制御部101は、画像処理部107に振れ検出処理を行わせる。本実施例にいう振れは、主としてカメラ100の手振れや被写体の小さな動き(以下、被写体振れという)を指す。手振れや被写体振れの検出には、複数のA画像間で検出した動きベクトルを用いる。ただし、動きベクトルを用いる振れ検出方法以外の振れ検出方法を用いてもよい。
図10を用いて本実施例での振れ検出処理について説明する。図10中の1001〜1004は、Aサブ画素203による1回目からP回目(ここではP=4とする)の撮像によりそれぞれ生成され、かつステップS801でシェーディング補正が行われたA画像を示す。画像処理部107は、1枚目のA画像1001を基準画像とし、この基準画像1001と2枚目以降のA画像1002〜1004との間で動きベクトルの方向と大きさを算出する。そして、画像処理部107は、動きベクトルの方向と大きさから、基準画像1001と2枚目以降のA画像1002〜1004との間の振れ1005〜1007の方向(振れ方向)と大きさ(振れ量)を算出する。振れの種類には、回転、あおりおよびシフトがあり、図10では振れ1005,1006が回転振れを、振れ1007はシフト振れをそれぞれ示す。
次にステップS803では、システム制御部101は、ステップS802で検出した振れ量(回転振れ量、あおり振れ量およびシフト振れ量)が所定値以下(所定値と同じかそれよりも小さい)か否かを判定する。振れ量が所定値以下であればステップS804に進み、所定値より大きければステップS805に進む。これにより、振れ量に応じて、後述する第1の合成画像の生成と第2の合成画像の生成とを選択する。
ステップS804では、システム制御部101は、画像処理部107に、シェーディング補正を行っていないP枚のA画像とシェーディング補正を行っていないB画像とを合成することで合成画像(第1の合成画像)を生成させる。この画像合成について図9および図12を用いて説明する。
図9(a),(b)にはそれぞれ、ステップS801でB露光量における露光時間が1/25secに、A露光量における露光時間が1/100secに設定され、Aサブ画素203により4回の分割露光を行った場合のA画像とB画像の明るさを示す。横軸は各画像のx座標を示し、縦軸は各画像の明るさを示す。
これらの図に示すように、シェーディング補正後の1枚のA画像902は、シェーディング補正後のB画像904と比べて2段分だけ明るさが異なって(暗くなって)いる。また、それぞれシェーディング補正前のA画像901とB画像903は、これらのAおよびB画像が互いに同じ明るさであれば、同じx座標でのシェーディング量の和が全x座標にわたって等しくなるシェーディング量が発生している。
このため、ステップS804では、シェーディング補正を行っていない4枚のA画像を加算してB画像と明るさを同じにした上で、この加算A画像とシェーディング補正を行っていないB画像1306とを合成(加算)する。これにより、シェーディングが相殺された全開口画素信号に相当する信号値(前述した式(1)で表される)を有する合成画像を得ることができる。
図12(a)において、1301はシェーディング補正を行っていない1枚目のA画像の明るさを示している。1302〜1304はそれぞれ、シェーディング補正を行っていない2枚目、3枚目および4枚目のA画像を1枚目のA画像と座標(xおよびy座標)を合わせて加算したときの加算A画像の明るさを示している。
シェーディング補正を行っていないi枚目のA画像の信号値をAとすると(i=0,1,2,3,・・・)、加算A画像の信号値Aadd(x,y)は(2)式で表される。ただし、Pは分割露光数(撮像回数)である。
そして、図12(b)に示すように、加算A画像(明るさ1305)とシェーディング補正を行っていないB画像(明るさ1306)とを加算することで合成すると、全開口画素信号に相当する明るさ1307を有する合成画像が得られる。このときの合成画像の信号値g(x,y)は、(3)式で表される。
このようにして、ステップS804では、画像処理部107はそれぞれシェーディング補正を行っていない加算A画像とB画像とを合成することで合成画像を生成し、該合成画像を最終的な出力画像とする。
一方、ステップS805では、システム制御部101は、画像処理部107に、それぞれシェーディング補正を行った複数のA画像を合成することで合成画像(第2の合成画像)を生成させる。ステップS803にて分割露光により生成された複数のA画像間の振れ量が所定値より大きいことが判定されているために、そのままこれらA画像を合成して得られる合成画像も振れを含んだ画像になる。このため、本実施例では、振れを低減した最終出力画像を複数のA画像のみから作成する。
まず、システム制御部101は、シェーディング補正を行ったA画像に対して、ステップS802で求めた動きベクトルに基づいて画像変換係数を算出する。画像変換係数は、例えばステップS802において各座標で求めた動きベクトルと目標とする動きベクトルとの誤差が最小となる変換係数を最小二乗法で推定する。具体的には、所定誤差内(最小二乗誤差)に収まる動きベクトルが最も多くなるように変換係数の値を求める。画像変換係数として一般的なものとしてアフィン係数や射影変換係数がある。そして、システム制御部101は、分割露光により得られたP枚のシェーディング補正を行ったA画像をそれぞれに対して推定した画像変換係数を用いて変形する画像変換処理を行い、変形後のA画像同士を互いの座標(位置)を合わせた上で合成(加算)する。
図12(c)には、1308はシェーディング補正を行った1枚目のA画像の明るさを示している。1309〜1311はそれぞれ、シェーディング補正を行った2枚目、3枚目および4枚目のA画像を1枚目のA画像と座標(xおよびy座標)を合わせて加算したときの加算A画像の明るさを示している。
シェーディング補正を行ったi枚目のA画像の信号値をA_shade_distiとすると(i=0,1,2,3,・・・)、最終出力画像としての合成画像の信号値g’(x,y)は、(4)式で表される。ただし、Pは分割露光数である。
本実施例では、分割露光数Pを4としたため、撮像開始時の1枚目のA画像から4枚目のA画像までを加算することで最終出力画像(g’(x,y))を取得することができる。
本実施例によれば、手振れや被写体振れの影響によって合成画像に被写体像の多重像が現れたりS/Nが低下したりすることを回避することができ、高画質な合成画像を得ることができる。
なお、上記実施例では、振れ量が所定値以下であるときに分割露光により生成した複数枚のA画像の全てをB画像に対して合成する場合について説明した。しかし、B画像に合成するA画像の枚数は必ずしも複数枚でなくてもよく、少なくとも1枚(または少なくとも2枚)であってもよい。
上記実施例では、複数回の撮像(分割露光)により得られた複数のA画像間で検出した動きベクトルを用いて手振れや被写体振れを検出する場合について説明した。しかし、カメラに搭載されたジャイロセンサ(角速度センサ)等の振れセンサを用いて手振れを検出してもよい。この場合、複数のA画像またはB画像を取得するための撮像のタイミングでジャイロセンサにより角速度を取得する。そして、角速度が所定角速度以下のときは所定量より大きい手振れは発生していないと判定して図8のステップS804の処理を行い、角速度が所定角速度より大きいときは所定量より大きい手振れが発生したと判定して図8のステップS805の処理を行う。これにより、上記実施例と同様に、手振れ等の影響を抑制した高画質な合成画像を得ることができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例では、A画像のうち被写体の移動(被写体振れよりも大きな動き)を検出した領域については複数のA画像の加算を行わないことで合成画像における被写体の移動の影響を抑制する。
図13には、A画像における移動する被写体の検出方法を示している。分割露光数が4である場合には、4枚のA画像1101〜1104が生成される。1111〜1114はそれぞれ、4枚のA画像1101〜1104においてx方向に移動している被写体である。
被写体の移動を検出するための動き検出方法として、ここではフレーム間差分方法について説明する。フレーム間差分方式では、前後のフレーム間における対応する座標(対応位置)ごとの信号値の差分量を算出する。そして、この信号の差分量(以下、信号差分量という)が所定量より大きい領域を移動する被写体を含む動体領域として検出する。信号差分量は、1画素単位ごとに求めてもよいし、複数の画素を含む領域毎単位ごとに求めてもよい。
本実施例では、画像処理部107が、シェーディング補正を行った1枚目のA画像1101を基準画像とし、該基準画像1101とシェーディング補正を行った2枚目以降のA画像1102,1103,1104との間での信号差分量を算出する。例えば、図13に示すように基準画像1101と2枚目以降のA画像1102〜1104との間で所定量より大きい信号差分量1105,1106,1107が算出されると、これら信号差分量に対応する動体領域1108,1109,1110が検出される。
そして、本実施例では、図8のステップS805において、1〜4枚目のA画像1101〜1104のうち動体領域以外の非動体領域を合成(加算)する。一方、1枚目のA画像1101のうち非動体領域に分割露光数に応じたゲインPを乗じることで、合成された動体領域との明るさを合わせる。本実施例での最終出力画像としての合成画像(第2の合成画像)の信号値g’(x,y)は、(5)式で表わされる。
以上により、移動する被写体の影響を抑制した合成画像を生成することができる。
次に、本発明の実施例3について説明する。実施例1では手振れや被写体振れの影響の抑制した合成画像を生成する場合について説明したが、さらにダイナミックレンジが広い被写体を撮像した場合に撮像画像に発生し易い白飛び(画素飽和領域)を抑制することも可能である。
白飛びの判定は、例えば以下のように行う。画像処理部107は、例えば図8のフローチャートで示した処理を行う前に撮像素子105を通じたプレ撮像により取得した画像データの明るさのヒストグラムを作成する。ヒストグラムの作成方法には様々な方法があるが、例えば画像データをそれぞれ所定の画素数を含む複数の領域に分割し、各分割領域の明るさの平均値を示すヒストグラムを作成する。そして、システム制御部101は、カメラ100で取得できる最大信号値から所定の信号値範囲にヒストグラムの度数が所定割合含まれている場合に、白飛びが発生していると判定する。
白飛びが発生していると判定した場合には、図8におけるステップS804およびS805の後に白飛びを抑制するための補正処理としての画像合成を行う。具体的には、図8におけるステップS803での振れ量の判定結果に応じてステップS804またはS805にて生成された合成画像とシェーディング補正後の1枚目のA画像とを用いた画像合成を行う。この際、合成画像との明るさを合わせるため、シェーディング補正後の1枚目のA画像に分割露光数に応じたゲインを乗じて生成した画像(以下、明るさ補正A画像という)を用いる。
さらに、画像合成は、図14に示すように、ステップS804またはS805で生成された合成画像の明るさ(信号値または信号強度)に基づく合成比率に応じて行う。図14中の横軸は、ステップS804またはS805で生成された合成画像の信号値を示し、縦軸は該合成画像の合成比率を示す。
ステップS804またはS805で生成された合成画像の信号値が低い領域1404では、この合成画像を最終出力画像とする。つまり、領域1404では、ステップS804またはS805で生成された合成画像に明るさ補正A画像を合成しない。一方、ステップS804またはS805で生成された合成画像の信号値が高い領域1406では、明るさ補正A画像を最終出力画像とする。つまり、領域1406では、ステップS804またはS805で生成された合成画像を明るさ補正A画像に合成しない。
領域1404と領域1406の間の信号値が中間範囲である領域1405では、ステップS804またはS805で生成された合成画像と明るさ補正A画像とを重み1402に応じて合成する。重み1402は、合成画像の信号値が低いほど該合成画像の合成比率が高くなるように設定されている。
本実施例での白飛び抑制のための画像合成により生成される画像(最終出力画像)の信号値f(x,y)は、ステップS804またはS805で生成された合成画像の信号値をG(x,y)とし、図14の合成比率をw(x,y)とするとき、(6)式により表される。なお、G(x,y)=g(x,y)またはg′(x,y)である。
領域1404,1405はステップS804またはS805で生成された合成画像の信号値では白飛びが発生しない信号値範囲に設定する必要がある。
本実施例によれば、手振れや被写体振れによる影響だけでなく、白飛びの発生をも抑制した高画質の最終出力画像を生成することができる。
上記各実施例では、複数回の撮像(分割露光)によって現在得られた複数のA画像を用いて検出した振れ量が所定値以下か否かを判定する場合について説明した。しかし、過去(前)の撮像により得られた又は後の撮像により得られるA画像を用いてもよい。例えば、動画撮像中に検出される振れ量がフレームごとに変化すると、フレームごとにステップS804での画像合成処理とステップS805での画像合成処理とに切り替わる結果、フレームごとにチラつき等が発生するおそれがある。
このため、過去の撮像により得られた又は未来の撮像により得られるA画像から検出された振れ量を用いて所定値より大きい振れ量が検出された頻度を統計値(頻度情報)として保存する。そして、この統計値において所定値より大きい振れ量の検出頻度が所定数より低い複数フレーム期間では振れ量を判定せずにステップS804での画像合成を行うようにする(つまり、振れ量に応じた第1または第2の合成画像の生成の選択を制限する)。これにより、振れ量の判定結果が頻繁に切り替わらないようにすることができ、フレームごとのチラつき等の発生を抑制することができる。
また、上記各実施例では、撮像素子の各画素に設けられたサブ画素を用いて振れの影響や白飛びの発生を抑制する画像合成について説明したが、2つの撮像光学系を搭載した、いわゆる2眼カメラにおいても本実施例と同様の画像合成を行うことができる。
2眼カメラを用いる場合には、第1の撮像光学系を通して被写体を適切な明るさで撮像するための露光時間(露光量)を求め、第2の撮像光学系を通して該露光時間を分割した複数回の撮像(分割露光)を行う。瞳分割を行うサブ画素を用いることでそれに特有のシェーディングが発生するが、互いに独立した2つの撮像光学系を用いることでシェーディングの問題を回避することができる。したがって、シェーディング補正(図8のステップS801)を行う必要がなくなる。そして、振れ量の判定(図8のステップS803)や白飛びの有無の判定を行い、振れ量が所定値より大きい場合や白飛びが検出された場合には分割露光により生成された複数の画像を合成(加算)して出力画像としての合成画像を生成する。一方、所定値より大きい振れ量および白飛びが検出されなかった場合は、第1の撮像光学系を通した撮像により得られた画像を出力画像とするか、第1および第2の撮像光学系を通した撮像により得られた画像を合成して合成画像を出力画像とする。
さらに、上記各実施例では、Aサブ画素に対して分割露光を行う際の分割露光時間の合計とBサブ画素による通常の露光時間とが一致する場合について説明したが、これらは必ずしも一致しなくてもよい。この場合は、Aサブ画素により得られるA画像とBサブ画素により得られるB画像とを合成する前に、加算したA画像の明るさをB画像の明るさに合わせるようにA画像またはB画像に対してゲイン補正を行えばよい。
実施例1〜3では、画像処理装置(画像処理部107)を搭載した撮像装置について説明したが、実施例1〜3にて説明した画像合成処理は、パーソナルコンピュータにインストールされた画像処理プログラムに従ってパーソナルコンピュータが行うこともできる。この場合、パーソナルコンピュータが本発明の実施例4としての画像処理装置に相当する。パーソナルコンピュータは、撮像装置により生成されたA画像およびB画像を、該撮像装置から有線/無線通信を介して、または他のパーソナルコンピュータからインターネット等の回線を介して取得する。A画像およびB画像が記録された画像記録媒体を介してそれらの画像を取得してもよい。そして、A画像およびB画像を取得したパーソナルコンピュータは、画像処理プログラムによって実施例1〜3にて説明した画像合成処理を行い、その結果得られた合成画像を出力する。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 デジタルカメラ
101 システム制御部
105 撮像素子
107 画像処理部

Claims (12)

  1. 第1の露光量での第1の撮像を行って第1の画像を生成するとともに、前記第1の撮像を行う間に複数回、前記第1の露光量より少ない第2の露光量での第2の撮像を行って複数の第2の画像を生成する撮像手段から取得した前記第1および第2の画像に対して処理を行う画像処理装置であって、
    前記第1および第2の撮像を行う際の前記撮像手段または被写体の振れ量を検出する振れ量検出手段と、
    前記振れ量に応じて、前記第1の画像と前記複数の第2の画像のうち少なくとも1つの第2の画像とを合成して第1の合成画像を生成するか前記複数の第2の画像を合成して第2の合成画像を生成するかを選択する画像合成手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の露光量における露光時間は、前記第1の露光量における露光時間より短いことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像合成手段は、
    前記振れ量が所定値より小さい場合は前記第1の合成画像を生成し、
    前記振れ量が前記所定値より大きい場合は前記第2の合成画像を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像合成手段は、
    前記振れ量が所定値より小さい場合は、シェーディング補正を行っていない前記第1の画像と前記シェーディング補正を行っていない前記少なくとも1つの第2の画像とを合成して前記第1に合成画像を生成し、
    前記振れ量が前記所定値より大きい場合は、前記シェーディング補正を行った前記複数の第2の画像を合成して前記第2の合成画像を生成することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記振れ検出手段は、前記複数の第2の画像間において検出した動きベクトルを用いて前記振れ量を検出することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像合成手段は、前記複数の第2の画像間において検出した動きベクトルに基づいて、前記複数の第2の画像のうち1つの第2の画像に対して他の第2の画像の位置を合わせるための画像変換処理を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像合成手段は、前記複数の第2の画像における対応位置ごとの信号差分量を用いて前記複数の第2の画像における移動する被写体を含む動体領域を検出し、
    前記動体領域では前記複数の第2の画像のうち1つの第2の画像を用いて前記第2の合成画像を生成することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像合成手段は、前記第1または第2の合成画像における画素飽和領域に対して前記第2の画像を用いた補正処理を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像合成手段は、動画撮像中において前記振れ検出手段により検出される前記振れ量が前記所定値より大きくなる頻度を示す情報を有し、該頻度が所定数より低い期間においては前記振れ量に応じた前記第1または第2の合成画像の生成の選択を制限することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
    前記撮像手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  11. 前記撮像手段は、
    それぞれ第1のサブ画素と第2のサブ画素を有する画素を複数有する撮像素子を含み、
    前記第1のサブ画素により前記第1の撮像を行い、前記第2のサブ画素により前記第2の撮像を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. コンピュータに処理を実行させるコンピュータプログラムとしての画像処理プログラムであって、
    前記処理は、
    撮像手段から、第1の露光量での第1の撮像を行って生成された第1の画像と、前記第1の撮像を行う間に複数回、前記第1の露光量より少ない第2の露光量での第2の撮像を行って生成された複数の第2の画像とを取得する処理と、
    前記第1および第2の撮像を行う際の前記撮像手段または被写体の振れ量を検出する処理と、
    前記振れ量に応じて、前記第1の画像と前記複数の第2の画像のうち少なくとも1つの第2の画像とを合成して第1の合成画像を生成するか前記複数の第2の画像を合成して第2の合成画像を生成するかを選択する処理とを含むことを特徴とする画像処理プログラム。
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CN112543286A (zh) * 2020-11-27 2021-03-23 展讯通信(上海)有限公司 一种用于终端的图像生成方法及装置、存储介质、终端
WO2022163877A1 (ko) * 2021-01-27 2022-08-04 삼성전자 주식회사 영상을 처리하는 방법 및 이를 수행하는 전자 장치

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