JP2017084085A - 輸送計画支援装置および輸送計画支援方法 - Google Patents

輸送計画支援装置および輸送計画支援方法 Download PDF

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太 小池
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雄一 黒澤
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Kaoru Kato
郁 加藤
邦郎 寺内
Kunio Terauchi
邦郎 寺内
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Abstract

【課題】共同輸送経路を生成するのに必要な設定情報を、視覚的に簡易に設定することができる。【解決手段】表示部は、表示装置に表示される地図上に、物品の輸送元拠点および輸送先拠点を表示する。入力部は、共同輸送体によって物品を共同輸送する輸送先拠点をユーザから入力する。計画部は、入力された輸送先拠点への物品の共同輸送経路を生成する。表示部は、表示装置に表示される地図上に、共同輸送経路を表示する。【選択図】図2

Description

本発明は、輸送計画支援装置および輸送計画支援方法に関するものである。
特許文献1には、「固定ポイントに係る情報と移動ポイントに係る情報とを保持する店舗情報記憶部と、前記店舗情報記憶部に保持されている移動ポイントを、その移動ポイントが設置されている期間内にいずれかのエリアに帰属させるために選択する選択部と、前記店舗情報記憶部に保持されている前記固定ポイント、および前記選択部により選択された前記移動ポイントを、それぞれ複数のエリアのいずれかに帰属させる分割処理部と、を備えることを特徴とする業務支援システム。」が開示されている。
特開2005−53683号公報
ところで、複数の輸送先に対し、個別のトラックを用いて物品を輸送すると、例えば、渋滞が発生したり、輸送コストが高くなったりする。そのため、共同トラックで複数の輸送先に対し、物品を共同輸送することが望まれる。
そして、共同トラックを用いて物品を共同輸送する共同輸送経路を生成する際、共同輸送経路を生成するのに必要な設定情報を、視覚的に簡易に設定できることが望まれる。
なお、特許文献1には、共同輸送経路を生成するのに必要な設定情報を、視覚的に簡易に設定できることに関しては記載されていない。
そこで本発明は、共同輸送経路を生成するのに必要な設定情報を、視覚的に簡易に設定できる技術を提供することを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。上記課題を解決すべく、本発明に係る輸送計画支援装置は、表示装置に表示される地図上に、物品の輸送先拠点を表示する拠点表示部と、共同輸送体によって前記物品を共同輸送する前記輸送先拠点をユーザから入力する入力部と、入力された前記輸送先拠点への前記物品の共同輸送経路を生成する計画部と、前記表示装置に表示される地図上に、前記共同輸送経路を表示する経路表示部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、共同輸送経路を生成するのに必要な設定情報を、視覚的に簡易に設定することができる。上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る輸送計画支援システムの構成例を示した図である。 輸送計画支援装置の機能ブロック例を示した図である。 拠点情報記憶部のデータ構成例を示した図である。 トラック情報記憶部のデータ構成例を示した図である。 輸送情報記憶部のデータ構成例を示した図である。 KPI表示条件記憶部のデータ構成例を示した図である。 レコメンド表示条件記憶部のデータ構成例を示した図である。 表示装置に表示される地図の画面例を示した図である。 表示装置に表示される共同輸送経路の画面例を示した図である。 KPIの画面例を示した図である。 KPIの画面例を示した図である。 レコメンドの画面例を示した図である。 輸送計画支援装置の処理例を示したフローチャートである。 KPI判定部の詳細な処理例を示したフローチャートである。 レコメンド判定部の詳細な処理例を示したフローチャートである。 輸送計画支援装置のハードウェア構成例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
近年、主に製造業や流通業では、資材の調達や在庫管理、さらには製品の輸送に亘る一連の業務を統合的に管理し、効率化する取組みを行っている。この取組みを一般にサプライチェーンマネジメントと呼び、主として納期の短縮や欠品の削減、輸送コストの削減などに効果があるとされている。
サプライチェーンマネジメントにおける輸送コストを削減する手段として、共同輸送がある。これは、これまで顧客個別にトラックで輸送していた貨物を、共有したトラックで混載輸送するものである。これにより、1台あたりのトラックの積載率を高め、輸送に必要なトラック台数を削減し、結果輸送コストが削減できる。しかし、共同輸送を効果的に実現するためには、輸送拠点の位置情報や取扱う貨物量、さらには交通渋滞情報など、様々な制約条件を考慮し、最適となる組合せを求めることが必要となる。本発明では、複数の拠点に対する共同輸送経路を計画するにあたり、地図上に示した条件設定情報を利用することにより輸送計画支援を実現する。
図1は、本発明に係る輸送計画支援システムの構成例を示した図である。図1に示すように、輸送計画支援システムは、輸送計画支援装置1と、受発注管理サーバ2と、運行状況監視サーバ3と、交通情報監視サーバ4とを有している。輸送計画支援装置1、受発注管理サーバ2、運行状況監視サーバ3、および交通情報監視サーバ4は、例えば、インターネット等であるネットワーク5を介して、互いに通信を行うことができる。輸送計画支援装置1は、例えば、パーソナルコンピュータやサーバなどの情報処理装置によって実現される。
輸送計画支援装置1は、表示装置に地図を表示し、表示した地図上に、トラック等の輸送体によって輸送される物品の輸送先拠点および輸送元拠点を表示する(例えば、図8のバイヤ31cおよびサプライヤ31d)。以下では、輸送先拠点をバイヤと呼び、輸送元拠点をサプライヤと呼ぶことがある。また、輸送される物品を貨物と呼ぶことがある。
輸送計画支援装置1は、表示装置に表示した複数のバイヤのうち、共同輸送体(例えば、共同のトラック)で貨物を共同輸送するバイヤを、ユーザから受付ける。例えば、輸送計画支援装置1は、表示装置上に表示したバイヤが、ユーザによってクリックまたはタップされることにより、共同トラックで貨物を共同輸送するバイヤを受付ける。
輸送計画支援装置1は、ユーザから、共同トラックで共同輸送するバイヤを受付けると、受付けたバイヤへ貨物を共同輸送するための共同輸送経路を生成し、表示装置に表示する(例えば、図9の共同輸送経路32a,32b,32c)。その際、輸送計画支援装置1は、例えば、バイヤごとの重要業績評価指標(例えば、図9の遅延率32g、コスト32h)や、さらに効率的な共同輸送経路を生成するためのレコメンド等(例えば、図12のレコメンド35a)を表示装置に表示する。以下では、重要業績評価指標をKPI(Key Performance Indicators)と呼ぶことがある。
受発注管理サーバ2は、複数のサプライヤの端末装置(図示せず)および発注主である複数のバイヤの端末装置(図示せず)とネットワーク5を介してつながっており、いわゆるEDI(電子商取引)によって発生した受発注情報を管理する。輸送計画支援装置1は、受発注管理サーバ2の受発注情報に基づいて、例えば、共同トラックの共同輸送経路を探索する。
運行状況監視サーバ3は、地域内を運行する全トラックの輸送状況を監視する。例えば、運行状況監視サーバ3は、リアルタイムに全トラックの位置情報を把握する。輸送計画支援装置1は、運行状況監視サーバ3からのトラックの運行状況に基づいて、例えば、サプライヤの貨物がバイヤに指定時間どおりに輸送できているかどうかを判別する。
交通情報監視サーバ4は、道路状況を監視する。例えば、交通情報監視サーバ4は、リアルタイムに渋滞箇所や工事情報などを収集する。輸送計画支援装置1は、収集された渋滞箇所や工事箇所を受信し、表示装置に表示する地図上に表示する。
図2は、輸送計画支援装置1の機能ブロック例を示した図である。図2に示すように、輸送計画支援装置1は、入力部11と、表示部12と、計画部13と、KPI判定部14と、レコメンド判定部15と、拠点情報記憶部21と、トラック情報記憶部22と、輸送情報記憶部23と、KPI表示条件記憶部24と、レコメンド表示条件記憶部25とを有している。
拠点情報記憶部21には、拠点情報が記憶される。拠点情報には、輸送対象となる拠点の種別や拠点の位置情報等の拠点に関する情報が含まれている。入力部11は、拠点情報を予めユーザから入力し、拠点情報記憶部21に記憶する。拠点情報は、ユーザよって、その一部が追加、削除、または更新される。
図3は、拠点情報記憶部21のデータ構成例を示した図である。図3に示すように、拠点情報記憶部21には、拠点名21aと、拠点種別21bと、緯度21cと、経度21dとが記憶される。
拠点名21aは、サプライヤまたはバイヤの名称である。拠点種別21bは、対応する拠点名21aの拠点が、サプライヤであるのか、バイヤであるのかを示す情報である。緯度21cおよび経度21dは、対応する拠点名21aの拠点が存在する緯度および経度である。
なお、以下で説明するが、拠点(拠点のシンボル)は、拠点情報記憶部21に記憶されている拠点情報に基づいて、表示装置に表示される地図上に表示される(例えば、図8のバイヤ31c、サプライヤ31dを参照)。ユーザは、表示装置の地図上に表示されたバイヤの中から、貨物を共同輸送させたいバイヤを選択することにより、その選択したバイヤの共同輸送経路を得ることができる。例えば、ユーザは、表示装置に表示されているバイヤ上に、マウスポインタを合わせてクリックし、貨物を共同輸送させたいバイヤを複数選択する。輸送計画支援装置1は、ユーザによって選択されたバイヤの共同輸送経路を生成し、地図上に表示する。また、表示装置の地図上に表示された情報を満たす複数の拠点をまとめて選択することもできる。例えば、ユーザは、渋滞情報(例えば、図9の道路上に示している太線部分)上でクリックしたとする。このとき、図7に示される選択情報25aの「渋滞」に対応する第1レコメンド25bが「バイヤ追加」とある場合、第1条件25cの「1.0」以下を満たすすべてのバイヤを、図3に示される緯度21c、経度21d情報に利用して計算された距離に基づき選択する。これらすべてのバイヤを設定情報とするとともに、地図上に表示することができる。これにより、ユーザは、共同輸送経路を生成するのに必要な設定情報(バイヤ)を、視覚的に簡易に設定することができる。
図2の説明に戻る。トラック情報記憶部22には、トラック情報が記憶される。トラック情報には、貨物の輸送を行うトラックの種別や運送単価等のトラックに関する情報が含まれている。入力部11は、トラック情報を予めユーザから入力し、トラック情報記憶部22に記憶する。トラック情報は、ユーザよって、その一部が追加、削除、または更新される。
図4は、トラック情報記憶部22のデータ構成例を示した図である。図4に示すように、トラック情報記憶部22には、トラック種別22aと、積載量22bと、単位22cと、単価22dと、走行距離22eとが記憶される。
トラック種別22aは、トラックの種別を示す情報である。積載量22bは、対応するトラック種別22aのトラックの、積載量である。単位22cは、対応するトラック種別22aのトラックの、貨物を輸送する単位である。なお、単位22cの「PLT」は、パレットである。単価22dは、対応するトラック種別22aのトラックを利用する際に発生する単価である。走行距離22eは、対応するトラック種別22aのトラックの、1度に走行可能な走行距離である。
図2の説明に戻る。輸送情報記憶部23には、輸送情報が記憶される。輸送情報には、貨物の発送元および発送先の情報や輸送数量等の貨物輸送に関する情報が含まれている。入力部11は、例えば、定期的に受発注管理サーバ2から受発注情報を入力し、また運行状況監視サーバ3からトラックの運行状況を入力する。入力部11は、入力した受発注情報および運行状況から輸送情報を抽出して、輸送情報記憶部23に記憶する。
図5は、輸送情報記憶部23のデータ構成例を示した図である。図5に示すように、輸送情報記憶部23には、発送ID23aと、納期23bと、時間指定23cと、時間実績23dと、品目23eと、発送元23fと、発送先23gと、依頼数量23hと、輸送形態23iと、輸送数量23jとが記憶される。
発送ID23aは、貨物発送を識別する識別子である。納期23bは、対応する発送ID23aの貨物の納期である。時間指定23cは、対応する発送ID23aの貨物の、到着指定時間である。時間実績23dは、対応する発送ID23aの貨物が実際にバイヤに到着した到着時間である。品目23eは、対応する発送ID23aの貨物の品目名である。発送元23fは、対応する発送ID23aの貨物の発送元(サプライヤ)の情報である。発送先23gは、対応する発送ID23aの貨物の発送先(バイヤ)の情報である。依頼数量23hは、対応する発送ID23aの貨物の輸送数量である。輸送形態23iは、対応する発送ID23aの貨物の輸送形態である。輸送数量23jは、対応する輸送形態23iの数量である。なお、時間実績23dは、運行状況監視サーバ3から入力した運行状況から得られ、その他の情報は、受注管理サーバ2から入力した受発注情報から得られる。
図2の説明に戻る。KPI表示条件記憶部24には、KPI表示条件が記憶される。KPI表示条件には、生成された共同輸送経路におけるKPIを表示装置に表示するための条件等が記憶される。入力部11は、KPI表示条件を予めユーザから入力し、KPI表示条件記憶部24に記憶する。KPI表示条件は、ユーザよって、その一部が追加、削除、または更新される。
図6は、KPI表示条件記憶部24のデータ構成例を示した図である。図6に示すように、KPI表示条件記憶部24には、KPI種別24aと、第1表示条件24bと、第1閾値24cと、第2表示条件24dと、第2閾値24eとが記憶される。
KPI種別24aは、生成された共同輸送経路におけるKPIの種別である。第1表示条件24bおよび第1閾値24cは、対応するKPI種別24aのKPIを、表示装置に表示するか否かが判定されるための条件である。第2表示条件24dおよび第2閾値24eは、対応するKPI種別24aのKPIを、表示装置に表示するか否かが判定されるための条件である。
図6の例では、テーブルの右列に表示条件および閾値を追加することで、表示条件および閾値の設定を追加可能とする。図6の例では、第1、第2、第…の数字が大きいほど、表示優先度が低いことを示している。
ここで、生成された共同輸送経路は、表示装置に表示される地図上に表示される。その際、地図上には、渋滞情報も表示される(例えば、図9の道路上に示している太線部分)。ユーザは、例えば、表示装置の画面上のマウスポインタを移動し、所定の位置でクリックしたとする。ユーザがクリックしたときのマウスポインタの地図上の位置と、地図上に表示されている、共同輸送経路上の渋滞部分との距離が、第1表示条件24bの「渋滞」の、第1閾値24cの「1.0」以下であれば、輸送計画支援装置1は、表示装置に共同輸送経路の遅延率を表示する。
すなわち、ユーザが、共同輸送経路上の渋滞部分または渋滞部分の近傍にマウスポインタを合わせてクリックした場合、表示装置には、KPIの1つである遅延率が表示される。言い換えれば、ユーザは、共同輸送経路における貨物輸送の遅延率を知りたい場合、共同輸送経路上の渋滞またはその近くにマウスポインタを移動し、クリックすればよい。つまり、ユーザは、直感的かつ簡易な操作により、生成された共同輸送経路における貨物配送の遅延率を得ることができる。
また、ユーザがクリックしたマウスポインタの地図上の位置と、地図上に表示されている渋滞部分との距離が、第1表示条件24bの「渋滞」の、第1閾値24cの「1.0」以下を満たさない場合でも、次に優先度の高い第2表示条件24dおよび第2閾値24eを満たす場合には、輸送計画支援装置1は、表示装置に遅延率を表示する。例えば、ユーザは、表示装置に表示されている、共同輸送経路上の拠点を2つ選択したとする(例えば、図9の共同輸送経路32a上にある拠点シンボルを2つ選択したとする)。具体的には、ユーザは、共同輸送経路上のある拠点の上にマウスポインタを合わせてクリックし、別の拠点の上にマウスポインタを合わせてシフトキーを押下しながらクリックしたとする。ユーザがこのようにして選択した2つの拠点間の距離が、第2表示条件24dの「拠点間距離」の、第2閾値24eの「150」より大きければ、表示装置には、KPIの1つである遅延率が表示される。
すなわち、ユーザは、共同輸送経路における貨物輸送の遅延率を知りたい場合、共同輸送経路上の遠く離れた2つの拠点を選択することによっても、遅延率を得ることができる。このように、ユーザは、別の操作によっても、直感的かつ簡易な操作により、生成された共同輸送経路における貨物配送の遅延率を得ることができる。
なお、図6の例の場合、ユーザが、表示装置に表示されている拠点を2つ以上選択すると、輸送コストのKPIと積載率のKPIが表示装置に表示される。
図2の説明に戻る。レコメンド表示条件記憶部25には、レコメンド表示条件が記憶される。レコメンド表示条件には、輸送効率がさらに向上する、共同輸送経路が生成されるためのレコメンドを、表示装置に表示するための条件等が記憶される。入力部11は、レコメンド表示条件を予めユーザから入力し、レコメンド表示条件記憶部25に記憶する。レコメンド表示条件は、ユーザよって、その一部が追加、削除、または更新される。
図7は、レコメンド表示条件記憶部25のデータ構成例を示した図である。図7に示すように、レコメンド表示条件記憶部25には、選択情報25aと、第1レコメンド25bと、第1条件25cと、第2レコメンド25dと、第2条件25eとが記憶される。
選択情報25aは、ユーザによって選択される情報の種別である。例えば、生成された共同輸送経路は、表示装置に表示される地図上に表示される。また、KPIもKPI表示条件記憶部24の表示条件を満たせば、表示装置に表示される。ユーザは、表示装置に表示されているこれらの共同輸送経路や種々のKPIを、例えば、マウスを用いて選択することができる。選択情報25aは、このようにユーザによって選択される情報の種別である。
第1レコメンド25bは、対応する選択情報25aに対するレコメンドである。第1条件25cは、対応する第1レコメンド25bを、表示装置に表示するか否かが判定されるための条件である。第2レコメンド25dは、対応する選択情報25aに対するレコメンドである。第2条件25eは、対応する第2レコメンド25dを、表示装置に表示するか否かが判定されるための条件である。
図7の例では、テーブルの右列にレコメンドおよび条件を追加することで、レコメンドおよび条件の設定を追加可能とする。
ここで、共同輸送経路は、複数生成される場合がある。例えば、貨物を効率よく共同輸送するのに、複数台の共同トラックが必要である場合、各共同トラックにおける輸送経路が生成される。つまり、複数の共同輸送経路が生成された場合、複数の共同輸送経路のそれぞれにおいて、個別の共同トラックが走行し、貨物を輸送することになる。生成された複数の共同輸送経路は、表示装置に表示される(例えば、図9の共同輸送経路32a,32b,33c)。
ユーザは、例えば、マウスによって、表示装置に表示されている複数の共同輸送経路のうちの1つを選択したとする。この場合、輸送計画支援装置1は、図7の選択情報25aの「経路」に対応する第1条件25cを満たすか否か判定する。例えば、輸送計画支援装置1は、ユーザが選択した共同輸送経路から「1.0」以下の距離に、バイヤが存在するか否か判定する。輸送計画支援装置1は、ユーザが選択した共同輸送経路から「1.0」以下の距離に、バイヤが存在すると判定した場合、そのバイヤを共同輸送するバイヤとして追加すると、輸送効率が向上することをユーザにレコメンドする。
すなわち、ユーザが共同輸送経路の生成の際に選択(設定)しなかったバイヤが、生成された共同輸送経路の近くに存在する場合、そのバイヤの貨物も共同輸送すれば、輸送効率が向上する。輸送計画支援装置1は、そのようなバイヤを、生成された共同輸送経路に追加するよう、ユーザにレコメンドする。
また、ユーザは、例えば、マウスによって、表示装置に表示されている、KPIの1つである累積輸送コスト(例えば、図9のコスト32hの表示部分)を選択したとする。この場合、輸送計画支援装置1は、図7の選択情報25aの「累積輸送コスト」に対応する第1条件25cを満たすか否か判定する。例えば、輸送計画支援装置1は、生成した複数の共同輸送経路の全経路において、「1.0」以下の距離に、バイヤが存在するか否か判定する。輸送計画支援装置1は、生成した複数の共同輸送経路の全経路において「1.0」以下の距離に、バイヤが存在すると判定した場合、そのバイヤを共同輸送するバイヤとして追加するように、ユーザにレコメンドする。
図2の説明に戻る。入力部11は、キーボード、マウス、表示装置上に設けられたタッチパネル等の入出力装置から情報を入力する。また、入力部11は、記憶媒体に対して情報の読み書きを行う入出力装置から情報を入力する。また、入力部11は、ネットワーク5から情報を入力する。
表示部12は、表示装置に画像を表示する。表示部12は、輸送計画支援装置1が備える表示装置に画像を表示してもよいし、ネットワーク5に接続された端末装置(図1に図示せず)の表示装置に画像を表示してもよい。
表示部12は、地図情報記憶部(図2に図示せず)に記憶されている地図情報に基づいて、表示装置に地図を表示する。また、表示部12は、入力部11が交通情報監視サーバ4から受信した渋滞情報に基づいて、表示装置に表示した地図上に、渋滞が発生している経路を表示する。また、表示部12は、拠点情報記憶部21を参照して、表示装置に表示した地図上に、拠点のシンボルを表示する。また、表示部12は、計画部13が生成した共同輸送経路を、表示装置に表示した地図上に表示する。また、表示部12は、KPI判定部14が判定したKPIを、表示装置に表示する。また、表示部12は、レコメンド判定部15が判定したレコメンドを、表示装置に表示する。
表示部12は、表示装置に表示している地図上の位置情報と、表示装置の画面上の位置情報とを対にして管理している。これにより、入力部11は、表示装置の画面上の位置が分かれば、その位置に対応する地図上の位置も認識することができる。
計画部13は、拠点情報記憶部21、トラック情報記憶部22、および輸送情報記憶部23を参照し、ユーザが選択したバイヤの共同輸送経路を生成する。計画部13は、例えば、数理最適化方式によって、全ての組み合わせの共同輸送経路の中から最適な解(例えば、共同輸送経路の距離、輸送時間、コスト等が小さくなる解)を求める。もちろん、計画部13は、数理最適化方式以外の方式によって、ユーザが選択したバイヤの共同輸送経路を生成してもよい。
KPI判定部14は、表示装置に表示するKPIを判定する。例えば、KPI判定部14は、計画部13によって生成された共同輸送経路およびKPI表示条件記憶部24にて定義された表示条件に従い、表示装置に表示するKPIを判定する。そして、KPI判定部14は、表示装置にKPIを表示すると判定した場合、拠点情報記憶部21の拠点情報、トラック情報記憶部22のトラック情報、輸送情報記憶部23の輸送情報、および計画部13が生成した共同輸送経路に基づいて、表示すると判定したKPIを算出する。
レコメンド判定部15は、表示装置に表示するレコメンドを判定する。例えば、レコメンド判定部15は、計画部13によって生成された共同輸送経路およびレコメンド表示条件記憶部25にて定義された表示条件に従い、表示装置に表示するレコメンドを判定する。
図8は、表示装置に表示される地図の画面例を示した図である。図8に示すように、表示装置には、画面31が表示される。画面31には、道路31aや太線で示される渋滞31bが表示されている。また、画面31には、バイヤ31cおよびサプライヤ31dが表示されている。
なお、バイヤは、ユーザがイメージしやすいように、例えば、丸い形状の中に、そのバイヤが仕入する物品が描かれたシンボルで表される。サプライヤは、例えば、工場を模ったシンボルで表される。画面31の例では、バイヤは、5つ表示されており、サプライヤは、9つ表示されている。
画面31の道路31a(地図)は、表示部12によって表示される。表示部12は、地図情報記憶部の地図情報に基づいて、表示装置に地図を表示する。画面31には、例えば、ユーザが貨物の共同輸送経路を求めたい地域の地図が表示される。
画面31の渋滞31bは、表示部12によって表示される。表示部12は、入力部11が交通情報監視サーバ4から受信した渋滞情報に基づいて、渋滞31bを表示する。
画面31のバイヤ31cおよびサプライヤ31dは、表示部12によって表示される。表示部12は、図3に示した拠点情報記憶部21に基づいて、バイヤ31cおよびサプライヤ31dを表示する。
ユーザは、複数のバイヤにおける共同輸送経路を求めたい場合、画面31上のバイヤを選択する。例えば、ユーザは、共同輸送経路を求めたいバイヤ上にマウスポインタを合わせ、マウスをクリックする。
入力部11は、ユーザが選択したバイヤの情報を入力し、計画部13は、ユーザが選択したバイヤにおける共同輸送経路を生成する。表示部12は、計画部13が生成した共同輸送経路を表示装置に表示する。
図9は、表示装置に表示される共同輸送経路の画面例を示した図である。図9に示すように、表示装置には、画面32が表示される。画面32には、図8に示した地図が表示され、その地図上に、共同輸送経路32a,32b,32cが表示されている。
図9では、バイヤ32d,32e,32fの共同輸送経路32a,32b,32cの例が示してある。バイヤ32d,32e,32fのシンボルの外周には、ユーザによって選択されたことを示す円が表示されている。
図9の例では、バイヤ32d,32e,32fの共同輸送経路は、3つ生成されている。従って、バイヤ32d,32e,32fの共同輸送には、3台の共同トラックが使用されることが分かる。つまり、3台の共同トラックが、3つの共同輸送経路32a,32b,32cのそれぞれを走行することによって、バイヤ32d,32e,32fは、必要とする物品を効率よく得ることができる。
画面32には、KPIの1つである遅延率32gが表示されている。遅延率32gは、例えば、所定期間(例えば、1か月)における平均遅延率である。
画面32には、KPIの1つであるがコスト32h表示されている。コスト32hは、例えば、所定期間(例えば、1か月)における累積輸送コストである。
画面32には、タブ32iが表示されている。タブ32iには、ユーザが共同輸送経路の生成の際に選択(設定)したバイヤのシンボルが表示されている。ユーザによって、タブ32iの何れかが選択されると、画面32には、選択されたバイヤの遅延率32gとコスト32hが表示される。
なお、KPIである遅延率32gおよびコスト32hは、所定の表示条件を満たした場合に画面32に表示される。例えば、KPI判定部14は、図6に示したKPI表示条件記憶部24を参照し、ユーザの画面32上における操作が、KPI表示条件記憶部24の表示条件および閾値を満たした場合に、その表示条件および閾値に対応するKPI種別のKPIを算出する。そして、表示部12は、KPI判定部14によって算出されたKPIを画面32に表示する。
例えば、ユーザは、画面32の共同輸送経路32a上の渋滞部分にマウスポインタを合わせ、マウスをクリックしたとする。この場合、図6のKPI表示条件記憶部24の第1表示条件「渋滞」と第一閾値「≦1.0」を満たすので、KPI判定部14は、KPI種別「遅延率」を算出する。なお、KPI判定部14は、画面32のタブ32iで選択されたバイヤの遅延率を算出する。
表示部12は、KPI判定部14が算出したKPIを、ユーザがイメージしやすい形式で表示することもできる。
図10は、KPIの画面例を示した図である。図10には、KPIの1つである積載率の画面33が示してある。
画面33は、貨物の共同輸送の比率(各バイヤに輸送する貨物量の比率)を、トラックの荷物の面積の比率で表している。また、画面33は、バイヤを、地図上に表示されているシンボルで表している。例えば、画面33に表示されているバイヤ33aは、図9のバイヤ32eに対応し、バイヤ33bは、バイヤ32dに対応し、バイヤ33cは、バイヤ32fに対応している。また、画面33では、当該トラックには13%の積載余裕があることも表している。
なお、画面33に示す積載量のKPIも、KPI判定部14によって、表示装置への表示が判定される。そして、表示部12は、KPI判定部14によって、積載量の表示が判定されると、表示装置に画面33を表示する。
また、積載量は、複数の共同輸送経路が生成された場合、複数の共同輸送経路のそれぞれにおいて算出される。例えば、図9の例の場合、3つの共同輸送経路32a,32b,32cが生成されたが、3つの共同輸送経路32a,32b,32cのそれぞれを走行する3つの共同トラックにおいて、積載量が算出される。
表示部12は、各バイヤにおけるKPIを横並びに表示することもできる。
図11は、KPIの画面例を示した図である。図11には、ユーザが選択した各バイヤのKPIを有した画面34が示してある。
画面34は、例えば、図9の3つのタブ32iを、ユーザがシフトキーを押下しながらマウスをクリックして選択し、キーボードのエンタキーを押下すると表示される。ユーザは、画面34に示すように、各バイヤのKPIが横並びに表示されることにより、各バイヤの共同輸送による効果の比較を行うことができる。
レコメンド判定部15は、ユーザの操作に応じて、表示装置に表示するレコメンドを判定する。表示部12は、レコメンド判定部15によって判定されたレコメンドを、表示装置に表示する。
図12は、レコメンドの画面例を示した図である。図12に示す画面35は、図9に示した画面32と同じであるが、レコメンド35aが表示されている点が異なる。画面35において、画面32と同じものには同じ符号が付してある。
ユーザは、例えば、表示装置に表示された共同輸送経路やKPIを参考に、更なる改善案を検討すべく、再評価したい共同輸送経路やKPIを選択することができる。例えば、ユーザは、マウスを用いて、画面35に表示されている共同輸送経路や、平均遅延率、累積輸送コストなどのKPIを選択できる。
レコメンド判定部15は、ユーザによって選択された選択情報(例えば、共同輸送経路、平均遅延率、または累積輸送コスト)に基づいて、図7に示したレコメンド表示条件記憶部25を参照する。レコメンド判定部15は、ユーザによって選択された選択情報25aに対応するレコメンド条件(第1条件25c、第2条件25e、…)を満たすか判定し、レコメンド条件を満たすと判定した場合、そのレコメンド条件に対応するレコメンド(第1レコメンド25b、第2レコメンド、…)を取得する。表示部12は、レコメンド判定部15によって取得されたレコメンドを表示装置に表示する。
例えば、ユーザは、図12の画面35に表示されている共同輸送経路32aを選択したとする。画面35の例では、ユーザが選択した共同輸送経路32aから、「1.0」以下の距離に、ユーザが共同輸送経路の生成の際に選択(設定)しなかったバイヤ35bが存在しているので、レコメンド判定部15は、共同輸送経路32aにバイヤ35bを追加するレコメンドを取得する。表示部12は、レコメンド判定部15が取得したレコメンドを、例えば、レコメンド35aに示すように、所定の目印で表示する。
このように、例えば、計画部13が生成した共同輸送経路32aの近くに、バイヤ35bが存在する場合、バイヤ35bの貨物も、共同輸送経路32aで輸送すれば、地域の渋滞や輸送コストをさらに改善することができる。レコメンド判定部15は、そのような更なる改善案をユーザにレコメンドする。
なお、画面35の例では、表示部12は、追加するバイヤ35bの傍に、目印(レコメンド35a)を表示しているが、テキストによって、レコメンドを表示してもよい。例えば、表示部12は、表示装置に「共同輸送経路xxにバイヤyyを追加すると輸送効率が向上します。」と表示する。
図13は、輸送計画支援装置1の処理例を示したフローチャートである。
まず、表示部12は、拠点情報記憶部21を参照して、地図上に拠点(サプライヤおよびバイヤ)を表示する(ステップS1)。表示装置には、例えば、図8に示したような画面31が表示される。
次に、入力部11は、ユーザから、共同輸送経路を生成するための条件設定を入力する(ステップS2)。例えば、ユーザは、ステップS1で表示された地図上において、貨物を共同輸送させたいバイヤをマウスで選択する。入力部11は、マウスで選択されたバイヤの情報を取得する。
次に、計画部13は、ステップS2にて入力されたバイヤの、共同輸送経路を生成する(ステップS3)。
次に、表示部12は、ステップS3にて生成された共同輸送経路を地図上に表示する(ステップS4)。その際、表示部12は、交通情報監視サーバ4から取得した渋滞情報も地図上に表示する。
次に、入力部11は、ユーザから、KPIを表示するための所定の操作を入力する(ステップS5)。例えば、ユーザは、表示装置に遅延率を表示したい場合、ステップS4にて表示された共同輸送経路上の渋滞部分にマウスポインタを移動し、クリックする。入力部11は、このようなユーザの所定の操作を入力する。
次に、KPI判定部14は、ステップS5にて入力された操作に基づき、KPI表示条件記憶部24を参照し、表示装置にKPIを表示するか判定する(ステップS6)。KPI判定部14の詳細な処理については、後述する。なお、表示部12は、KPI判定部14によって、表示装置にKPIを表示すると判定された場合、例えば、図9に示したような遅延率32gおよびコスト32hを含む画面32を表示装置に表示する。
次に、入力部11は、ユーザから、再評価したい共同輸送に関する情報を入力する(ステップS7)。例えば、ユーザは、図9に示した画面32において、マウスを用いて、再評価したい共同輸送経路32a,32b,32cや、遅延率32g、コスト32hを選択する。入力部11は、ユーザが選択した情報を入力する。
次に、レコメンド判定部15は、レコメンド表示条件記憶部25を参照し、ステップS7にて入力された情報におけるレコメンドの表示を判定する(ステップS8)。レコメンド判定部15の詳細な処理については、後述する。なお、表示部12は、レコメンド判定部15が判定したレコメンドを表示装置にする。例えば、表示部12は、図12の画面35に示したように、共同輸送経路32aにバイヤ35bを追加すると、さらに輸送効率が向上することを示すレコメンド35aを表示する。
図14は、KPI判定部14の詳細な処理例を示したフローチャートである。図14のフローチャートは、図13のフローチャートのステップS6の詳細な処理例を示している。
まず、KPI判定部14は、図6に示したKPI表示条件記憶部24のKPI種別24aのそれぞれに対して、ステップS11a,11b間のループ処理を行う。
次に、KPI判定部14は、KPI表示条件記憶部24のKPI種別24aの第1表示条件24b、第1表示条件24d、…のそれぞれに対して、ステップS12a,S12b間のループ処理を行う。
次に、KPI判定部14は、図13のフローチャートのステップS5にて入力されたユーザの所定の操作から、KPI種別24aに対応する表示条件(第1表示条件24b、第1表示条件24d、…)の値を算出する(ステップS13)。KPI判定部14は、優先度の高い表示条件から、その表示条件の値を算出する。
例えば、KPI判定部14は、図6に示すKPI種別「遅延率」のループ処理を行っているとする。この場合、KPI判定部14は、図13のフローチャートのステップS5にて入力されたユーザの所定の操作から、KPI種別「遅延率」に対応する第1表示条件「渋滞」の値を算出する。具体的には、KPI判定部14は、ユーザがマウスで選択した地図上の位置と、共同輸送経路上の渋滞部分との距離を算出する。
次に、KPI判定部14は、ステップS13にて算出した値が、対応する閾値(第1閾値24c、第1閾値24e、…)を満たすか判定する(ステップS14)。
例えば、KPI判定部14は、ユーザがマウスで選択した地図上の位置と、共同輸送経路上の渋滞部分との距離が、「1.0」以下を満たすか否か判定する。
KPI判定部14は、ステップS13にて算出した値が、閾値を満たさない場合、処理をステップS12bへ移行する(S14の「No」)。そして、KPI判定部14は、次に優先度の高い表示条件の値を算出する(ステップS13)。
一方、KPI判定部14は、ステップS13にて算出した値が、閾値を満たす場合、処理をステップS16へ移行する(S14の「Yes」)。そして、KPI判定部14は、表示するKPI種別を決定する(ステップS16)。例えば、ユーザがマウスで選択した地図上の位置と、共同輸送経路上の渋滞部分との距離が、「1.0」以下を満たす場合、KPI判定部14は、「遅延率」の表示を決定する。
図15は、レコメンド判定部15の詳細な処理例を示したフローチャートである。図15のフローチャートは、図13のフローチャートのステップS8の詳細な処理例を示している。
まず、レコメンド判定部15は、図13のフローチャートのステップS7にて入力された再評価したい情報に対応する、図7に示したレコメンド表示条件記憶部25の選択情報25aに対して、ステップS21a,S21b間のループ処理を行う。
次に、レコメンド判定部15は、選択情報25aに対応する第1レコメンド25b、第2レコメンド25d、…に対して、ステップS22a,S22b間のループ処理を行う。
次に、レコメンド判定部15は、ユーザが選択した再評価したい情報が、第1レコメンド25b、第2レコメンド25d、…の条件を満たすか否か判定する(ステップS23)。
例えば、レコメンド判定部15は、図7に示す選択情報「経路」の第1レコメンド「バイヤ追加」のループ処理を行っているとする。この場合、レコメンド判定部15は、ユーザが選択した共同輸送経路から第1条件「1.0」以下の距離にバイヤが存在するか否か判定する。
レコメンド判定部15は、第1レコメンド25b、第2レコメンド25d、…の第1条件25c、第2条件25e、…を満たさないと判定した場合(S23の「No」)、処理をステップS22bへ移行する。
レコメンド判定部15は、第1レコメンド25b、第2レコメンド25d、…の第1条件25c、第2条件25e、…を満たすと判定した場合(S23の「Yes」)、処理をステップS24へ移行する。そして、レコメンド判定部15は、条件を満たしたレコメンドの表示を決定する(ステップS24)。
図16は、輸送計画支援装置1のハードウェア構成例を示した図である。輸送計画支援装置1は、例えば、図16に示すような、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置101と、RAM(Random Access Memory)などの主記憶装置102と、HDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置103と、有線又は無線により通信ネットワークと接続するための通信インターフェイス(I/F)104と、マウス、キーボード、タッチセンサーやタッチパネルなどの入力装置105と、液晶ディスプレイなどの表示装置106と、DVD(Digital Versatile Disk)などの持ち運び可能な記憶媒体に対する情報の読み書きを行う読み書き装置107と、を備えるコンピュータで実現することができる。
輸送計画支援装置1の各部の機能は、例えば、補助記憶装置103などから主記憶装置102にロードされた所定のプログラムを演算装置101が実行することで実現される。また、輸送計画支援装置1の各記憶部は、例えば、演算装置101が主記憶装置102または補助記憶装置103を利用することで実現される。
上記の所定のプログラムは、例えば、読み書き装置107により読み取られた記憶媒体からインストールされてもよいし、通信I/F104を介してネットワークからインストールされてもよい。
このように、表示部12は、表示装置に表示される地図上に、サプライヤおよびバイヤを表示し、入力部11は、共同トラックによって貨物を共同輸送するバイヤをユーザから入力する。そして、計画部13は、入力されたバイヤへの貨物の共同輸送経路を生成し、表示部12は、表示装置に表示される地図上に、計画部13が生成した共同輸送経路を表示する。これにより、ユーザは、共同輸送経路を生成するのに必要なバイヤを、表示装置の画面により、視覚的に簡易に設定することができる。
また、KPI判定部14は、表示装置の画面上に対するユーザの操作と、表示装置に表示される輸送に関する輸送情報とに基づいて、共同輸送経路における、どのKPI種別24aのKPIを表示装置に表示するか判定する。これにより、ユーザは、直感的かつ簡易な操作により、生成された共同輸送経路のKPIを得ることができる。
さらに、レコメンド判定部15は、ユーザが選択した共同輸送経路またはKPIに対するレコメンドの表示条件に基づいて、表示装置に表示するレコメンドを判定する。これにより、ユーザは、直感的かつ簡易な操作により、輸送効率が向上するレコメントを得ることができる。また、共同輸送経路の生成の際の、ユーザの設定条件の見落としを抑制することができる。
なお、上記では、表示装置の画面上の情報の選択をマウスで行ったが、表示装置がタッチパネルを備える場合には、タップ等の操作により表示装置の画面上の情報の選択を行ってもよい。
また、所定のKPIについては、ユーザの所定の操作なしに表示装置に表示するようにしてもよい。例えば、表示部12は、生成された共同輸送経路の表示とともに、予め決められたKPIを表示装置に表示してもよい。
以上、本発明について説明したが、本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、上述したフローチャートの各処理単位は、輸送計画支援装置1の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。輸送計画支援装置1の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、本発明は、輸送計画支援装置1の機能を実現するプログラム、および当該プログラムを記憶した記憶媒体として提供することもできる。
1…輸送計画支援装置、2…受発注管理サーバ、3…運行状況監視サーバ、4…交通情報監視サーバ、5…ネットワーク、11…入力部、12…表示部、13…計画部、14…KPI判定部、15…レコメンド判定部、21…拠点情報記憶部、22…トラック情報記憶部、23…輸送情報記憶部、24…KPI表示条件記憶部、25…レコメンド表示条件記憶部。

Claims (8)

  1. 表示装置に表示される地図上に、物品の輸送先拠点を表示する拠点表示部と、
    共同輸送体によって前記物品を共同輸送する前記輸送先拠点をユーザから入力する入力部と、
    入力された前記輸送先拠点への前記物品の共同輸送経路を生成する計画部と、
    前記表示装置に表示される地図上に、前記共同輸送経路を表示する経路表示部と、
    を有することを特徴する輸送計画支援装置。
  2. 請求項1に記載の輸送計画支援装置であって、
    前記表示装置に示された渋滞情報をユーザが選択することで、前記渋滞範囲内の所定の距離内にある輸送先拠点を共同輸送拠点として前記表示装置に表示する、
    ことを特徴とする輸送計画支援装置。
  3. 請求項1に記載の輸送計画支援装置であって、
    前記表示装置の画面上に対するユーザの操作と、前記表示装置に表示される輸送に関する輸送情報とに基づいて、前記共同輸送経路におけるどの種別の重要業績評価指標を前記表示装置に表示するか判定する重要業績評価指標判定部、
    をさらに有することを特徴とする輸送計画支援装置。
  4. 請求項3に記載の輸送計画支援装置であって、
    前記共同輸送経路が生成された前記輸送先ごとの前記重要業績評価指標を前記表示装置に表示する重要業績評価指標表示部、
    をさらに有することを特徴とする輸送計画支援装置。
  5. 請求項3に記載の輸送計画支援装置であって、
    前記共同輸送経路が生成された全ての前記輸送先の前記重要業績評価指標を前記表示装置に表示する重要業績評価指標表示部、
    をさらに有することを特徴とする輸送計画支援装置。
  6. 請求項3に記載の輸送計画支援装置であって、
    ユーザが選択した、前記表示装置に表示された前記共同輸送経路または前記重要業績評価指標を入力する入力部と、
    入力された前記共同輸送経路または前記重要業績評価指標に対する所定の条件に基づいて、前記表示装置に表示するレコメンドを判定するレコメンド判定部と、
    をさらに有することを特徴とする輸送計画支援装置。
  7. 請求項6に記載の輸送計画支援装置であって、
    前記レコメンド判定部は、ユーザが選択した前記共同輸送経路に対し、前記入力部が入力しなかった前記輸送先拠点が所定の距離内にある場合、前記輸送先拠点を前記共同輸送経路で共同輸送するようにレコメンドする、
    ことを特徴とする輸送計画支援装置。
  8. コンピュータに、
    表示装置に表示される地図上に、物品の輸送元拠点および輸送先拠点を表示する拠点表示ステップと、
    共同輸送体によって前記物品を共同輸送する前記輸送先拠点をユーザから入力する入力ステップと、
    入力された前記輸送先拠点への前記物品の共同輸送経路を生成する計画ステップと、
    前記表示装置に表示される地図上に、前記共同輸送経路を表示する経路表示ステップと、
    を処理を実行させることを特徴する輸送計画支援方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021081991A (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 沖電気工業株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

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