JP2017084071A - 車載機 - Google Patents
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Abstract
【課題】運転時の安全性を向上させることができる車載機を提供する。【解決手段】ECU2(車載機)は、運転者の生体情報を検出する情報検出部11(検出部)から生体情報を取得する取得部と、該取得部が取得した生体情報に基づいて、前記運転者の心身の状態の良否のレベルを求めるレベル演算部と、該レベル演算部の演算結果に基づいて、注意喚起の内容を決定する決定部と、該決定部の決定結果に基づいて、外部の装置に前記注意喚起を実行させる制御情報を出力する出力部とを備える。制御部21は、取得部、レベル演算部、決定部、及び出力部として機能する。注意喚起部12は、外部の装置として機能する。【選択図】図1
Description
本発明は、安全運転を支援するための車載機に関する。
従来、運転者の生体情報に基づいて運転者の眠気を検出し、眠気を催した運転者に警告を発する運転状態警告システムが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1の運転状態警告システムは、運転者の眠気の変化を求め、眠気の変化が大きい場合、即ち運転者が急激に眠気を催した場合、眠気の変化が小さい場合よりも早期に、運転者に対して警告を発する。
特許文献1の運転状態警告システムは、運転者の眠気の変化を求め、眠気の変化が大きい場合、即ち運転者が急激に眠気を催した場合、眠気の変化が小さい場合よりも早期に、運転者に対して警告を発する。
しかしながら、特許文献1の運転状態警告システムは、眠気の強弱とは無関係に、同じ警告を発する。故に、少し眠いだけの運転者には警告が厳しすぎて運転者が苛立つかもしれず、ひどく眠い運転者には警告が緩すぎて運転者の覚醒を促すことができない虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、運転時の安全性を向上させることができる車載機を提供することにある。
本発明の一態様に係る車載機は、運転者の生体情報を検出する検出部から生体情報を取得する取得部と、該取得部が取得した生体情報に基づいて、前記運転者の心身の状態の良否のレベルを求めるレベル演算部と、該レベル演算部の演算結果に基づいて、注意喚起の内容を決定する決定部と、該決定部の決定結果に基づいて、外部の装置に前記注意喚起を実行させる制御情報を出力する出力部とを備える。
なお、本願は、このような特徴的なレベル演算部及び決定部等を備える車載機として実現することができるだけでなく、かかる特徴的なレベル演算処理及び決定処理等をステップとする注意喚起方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、車載機の一部又は全部を半導体集積回路として実現したり、車載機を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、運転者の心身の状態の良否に応じた適切な注意喚起を行なうことができる。即ち、注意喚起によって却って運転者の心理状態を悪化させてしまったり、注意喚起しても運転者を覚醒させることができなかったりして安全運転が阻害されてしまう不都合を解消することができる。故に、運転時の安全性を向上させることができる車載機を提供することが可能となる。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係る車載機は、運転者の生体情報を検出する検出部から生体情報を取得する取得部と、該取得部が取得した生体情報に基づいて、前記運転者の心身の状態の良否のレベルを求めるレベル演算部と、該レベル演算部の演算結果に基づいて、注意喚起の内容を決定する決定部と、該決定部の決定結果に基づいて、外部の装置に前記注意喚起を実行させる制御情報を出力する出力部とを備える。
本態様にあっては、運転者の心身の状態の良否のレベル(以下、良否レベルという)に応じた注意喚起が実行される。このために、運転者の生体情報に基づいて良否レベルが求められ、求められた良否レベルに基づいて注意喚起の内容が決定される。
換言すれば、運転者の心身の状態の良否と無関係に画一的な注意喚起が行なわれることはない。従って、運転者の心身の状態の良否に応じた適切な注意喚起を行なうことができる。
換言すれば、運転者の心身の状態の良否と無関係に画一的な注意喚起が行なわれることはない。従って、運転者の心身の状態の良否に応じた適切な注意喚起を行なうことができる。
(2)運転者の生体情報と運転者の心身の状態の良否のレベルとを関連付けて予め記憶してあるレベル記憶部と、前記レベルと注意喚起の内容とを関連付けて予め記憶してある注意記憶部とを更に備え、前記レベル演算部は、前記レベル記憶部を参照することによって前記レベルを求め、前記決定部は、前記注意記憶部を参照することによって前記注意喚起の内容を決定する構成が好ましい。
本態様にあっては、レベル記憶部を参照すれば、良否レベルを容易に求めることができる。同様に、注意記憶部を参照すれば、良否レベルに応じた注意喚起の内容を容易に決定することができる。
故に、短時間で良否レベルを演算し、注意喚起の内容を決定することができる。
故に、短時間で良否レベルを演算し、注意喚起の内容を決定することができる。
(3)前記レベルと注意喚起の頻度又はタイミングとを関連付けて記憶する時機記憶部と、前記レベル演算部の演算結果に基づいて前記時機記憶部を参照し、前記レベルに応じた注意喚起の頻度又はタイミングを求める時機演算部と、該時機演算部の演算結果に基づいて、注意喚起の実行の可否を判定する判定部とを更に備え、前記出力部は、前記判定部が注意喚起を実行すべきと判定した場合に、前記制御情報を出力する構成が好ましい。
本態様にあっては、良否レベルに応じた適切な頻度で注意喚起を実行することができる。或いは、良否レベルに応じた適切なタイミングで注意喚起を実行することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る車載機の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施形態に係る車載機の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態に係る車載機としてのECU2の構成を示すブロック図である。
図中1は、運転者への注意喚起によって、運転者による安全運転を支援する注意喚起システムである。注意喚起システム1は、情報検出部11(検出部)と注意喚起部12とECU2とを備え、車両3に搭載されている。
図1は、本発明の実施形態に係る車載機としてのECU2の構成を示すブロック図である。
図中1は、運転者への注意喚起によって、運転者による安全運転を支援する注意喚起システムである。注意喚起システム1は、情報検出部11(検出部)と注意喚起部12とECU2とを備え、車両3に搭載されている。
情報検出部11は、運転者の生体情報を検出し、検出結果をECU2に与える。本実施形態における運転者の生体情報は、目を閉じている時間の長さ(例えば、1回の瞬きにおける目を閉じている時間の長さ、又は、所定時間毎の目を閉じている時間の長さの合計)である。
情報検出部11は、運転者を撮像する撮像装置と、撮像装置の出力結果に所定の画像処理を施したものをECU2へ送信する画像処理装置とを含む。運転者の生体情報は、運転者の画像から得られる。
情報検出部11は、運転者を撮像する撮像装置と、撮像装置の出力結果に所定の画像処理を施したものをECU2へ送信する画像処理装置とを含む。運転者の生体情報は、運転者の画像から得られる。
注意喚起部12は、運転者の心身の状態が悪い場合(本実施形態では運転者が眠気を催している場合)に、運転者に注意喚起する。
注意喚起部12は音声出力部を含む。音声出力部は、文言又はビープ音等の音声出力による注意喚起を行なう。音声出力部は、図示しないカーナビゲーションシステムが備えているものと兼用である。同乗者がいる場合、音声出力による注意喚起は、同乗者への注意喚起としても機能する。
注意喚起部12は、ECU2から受信した制御情報(後述)に従って作動する。
注意喚起部12は音声出力部を含む。音声出力部は、文言又はビープ音等の音声出力による注意喚起を行なう。音声出力部は、図示しないカーナビゲーションシステムが備えているものと兼用である。同乗者がいる場合、音声出力による注意喚起は、同乗者への注意喚起としても機能する。
注意喚起部12は、ECU2から受信した制御情報(後述)に従って作動する。
ECU2は、制御部21及び記憶部22を備える。
制御部21は、コンピュータプログラムに従って各種の処理を実行する。制御部21には記憶部22が接続されている。情報検出部11がECU2に与えた検出結果は、制御部21に入力される。制御部21は、注意喚起部12へ制御情報を送信する。
制御部21は、コンピュータプログラムに従って各種の処理を実行する。制御部21には記憶部22が接続されている。情報検出部11がECU2に与えた検出結果は、制御部21に入力される。制御部21は、注意喚起部12へ制御情報を送信する。
記憶部22は不揮発性の記憶装置を用いてなる。記憶部22は、制御部21が従うべきコンピュータプログラムを記憶している。
記憶部22の記憶領域の一部は、レベル記憶部221である。記憶部22の記憶領域の他の一部は、注意記憶部222である。記憶部22の記憶領域の更に他の一部は、時機記憶部223である。
記憶部22の記憶領域の一部は、レベル記憶部221である。記憶部22の記憶領域の他の一部は、注意記憶部222である。記憶部22の記憶領域の更に他の一部は、時機記憶部223である。
図2は、レベル記憶部221に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。
レベル記憶部221には、運転者の生体情報と、運転者の心身の状態の良否のレベル(即ち良否レベル)とが関連付けられて予め記憶されている。
本実施形態において、運転者の心身の状態の良否とは、運転者の眠気の強弱である。
図2には、情報検出部11の検出結果が生体情報“A”と良否レベル“0”とが関連付けられており、生体情報“B”,“C”,“D”と良否レベル“1”,“2”,“3”とが関連付けられている場合が例示してある。
なお、良否レベルは2段階以上であればよく、4段階に限定されない。
レベル記憶部221には、運転者の生体情報と、運転者の心身の状態の良否のレベル(即ち良否レベル)とが関連付けられて予め記憶されている。
本実施形態において、運転者の心身の状態の良否とは、運転者の眠気の強弱である。
図2には、情報検出部11の検出結果が生体情報“A”と良否レベル“0”とが関連付けられており、生体情報“B”,“C”,“D”と良否レベル“1”,“2”,“3”とが関連付けられている場合が例示してある。
なお、良否レベルは2段階以上であればよく、4段階に限定されない。
生体情報“A”〜“D”は、運転者が目を閉じている時間Tの長短を示す。この場合、生体情報“A”はT<T1、生体情報“B”はT1≦T<T2、生体情報“C”はT2≦T<T3、生体情報“D”はT≧T3である(ただし、0<T1<T2<T3)。
良否レベルは、数値が大きい(即ちレベルが高い)ほど眠気が強いことを示す。換言すれば、良否レベルは、事故の起こり易さのレベルである。
本実施形態では、良否レベル“0”は、運転者が眠気を催していないので、最も事故が起き難いことを示す。従って、良否レベル“0”では、運転者への注意喚起を行なう必要はない。
本実施形態では、良否レベル“0”は、運転者が眠気を催していないので、最も事故が起き難いことを示す。従って、良否レベル“0”では、運転者への注意喚起を行なう必要はない。
良否レベル“1”は、運転者が軽度の眠気を催していることを示す。良否レベル“3”は、運転者が重度の眠気を催していることを示す。良否レベル“2”は、運転者が中程度の眠気を催していることを示す。従って、良否レベル“1”〜“3”では、この順に事故が起こり易い。故に、運転者への注意喚起を行なう必要がある。
レベル記憶部221には、眠気の強弱を示す生体情報の平均的なデータが、工場出荷時に記憶される。
レベル記憶部221には、眠気の強弱を示す生体情報の平均的なデータが、工場出荷時に記憶される。
図3は、注意記憶部222に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。
注意記憶部222には、良否レベルと、運転者への注意喚起の内容とが関連付けられて予め記憶されている。
注意記憶部222では、良否レベル“1”と軽度の注意喚起とが関連付けられている。軽度の注意喚起は、運転者が認識し易く、且つ、運転者の心理状態を悪化させないものである。
また、注意記憶部222では、良否レベル“2”と中程度の注意喚起とが関連付けられている。中程度の注意喚起は、軽度の注意喚起よりも運転者の認識し易さ(インパクト)が大きいものである。
更に、注意記憶部222では、良否レベル“3”と重度の注意喚起とが関連付けられている。重度の注意喚起は、中程度の注意喚起よりも運転者の認識し易さが大きいものである。
注意記憶部222には、良否レベルと、運転者への注意喚起の内容とが関連付けられて予め記憶されている。
注意記憶部222では、良否レベル“1”と軽度の注意喚起とが関連付けられている。軽度の注意喚起は、運転者が認識し易く、且つ、運転者の心理状態を悪化させないものである。
また、注意記憶部222では、良否レベル“2”と中程度の注意喚起とが関連付けられている。中程度の注意喚起は、軽度の注意喚起よりも運転者の認識し易さ(インパクト)が大きいものである。
更に、注意記憶部222では、良否レベル“3”と重度の注意喚起とが関連付けられている。重度の注意喚起は、中程度の注意喚起よりも運転者の認識し易さが大きいものである。
具体的には、良否レベル“1”には、運転者へ音声出力すべき「眠くありませんか」という文言が関連付けられている。
良否レベル“2”には、運転者へ音声出力すべき「そろそろ休憩しましょう」という文言が関連付けられている。
良否レベル“3”には、運転者へ音声出力すべき「このままだと事故につながります。今すぐ休憩してください」という文言が関連付けられている。
なお、良否レベルが大きいほど、出力される音声の音量が大きくてもよい。
良否レベル“2”には、運転者へ音声出力すべき「そろそろ休憩しましょう」という文言が関連付けられている。
良否レベル“3”には、運転者へ音声出力すべき「このままだと事故につながります。今すぐ休憩してください」という文言が関連付けられている。
なお、良否レベルが大きいほど、出力される音声の音量が大きくてもよい。
図4は、時機記憶部223に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。
時機記憶部223には、良否レベルと運転者への注意喚起の時機とが関連付けられて予め記憶されている。
本実施形態では注意喚起の時機として注意喚起の頻度と注意喚起のタイミングとが両方考慮されるが、一方だけが考慮されてもよい。
時機記憶部223には、良否レベルと運転者への注意喚起の時機とが関連付けられて予め記憶されている。
本実施形態では注意喚起の時機として注意喚起の頻度と注意喚起のタイミングとが両方考慮されるが、一方だけが考慮されてもよい。
良否レベルが高い場合、眠気が強いので、注意喚起の頻度は高い方が好ましい(図中「高頻度」)。また、可及的速やかに注意喚起を行なう方が好ましい(図中「即刻」)。何故ならば、良否レベルが高い場合は重大な事故が起こり易いからである。
注意喚起を頻発し、又は速やかに注意喚起を行なえば、眠気を催している運転者を確実に覚醒させることができる。この結果、良否レベルが高い場合であっても、事故を防止し、安全運転に寄与することができる。
注意喚起を頻発し、又は速やかに注意喚起を行なえば、眠気を催している運転者を確実に覚醒させることができる。この結果、良否レベルが高い場合であっても、事故を防止し、安全運転に寄与することができる。
本実施形態では、注意喚起部12が含む音声出力部はカーナビゲーションシステムの音声出力部と兼用であるので、注意喚起を実行すべきときに、カーナビゲーションシステムによる誘導又は交通案内等の音声出力(以下、非注意喚起という)が行なわれている可能性がある。この場合でも、注意喚起は速やかに実行される。この結果、非注意喚起は中断される。
一方、良否レベルが低い場合、眠気は弱いので、注意喚起の頻度は低い方が好ましい(図中「低頻度」)。また、早急な注意喚起を行なう必要がない(図中「待機後」)。何故ならば、良否レベルが低い場合は良否レベルが高い場合よりも事故が起こり難いからである。
仮に、良否レベルが低い場合に注意喚起を頻発したり、非注意喚起を中断してまで注意喚起を行なったりすると、運転者が苛立ったり狼狽したりして運転者の心理状態が悪化し、運転への集中力が削がれる。即ち、良否レベルが低い場合には注意喚起の頻度を低め、また、非注意喚起が行われていないときに注意喚起を行なう方が、事故を防止し、安全運転に寄与することができる。
仮に、良否レベルが低い場合に注意喚起を頻発したり、非注意喚起を中断してまで注意喚起を行なったりすると、運転者が苛立ったり狼狽したりして運転者の心理状態が悪化し、運転への集中力が削がれる。即ち、良否レベルが低い場合には注意喚起の頻度を低め、また、非注意喚起が行われていないときに注意喚起を行なう方が、事故を防止し、安全運転に寄与することができる。
本実施形態では、良否レベル“1”の場合、注意喚起システム1は、所定の文言の音声出力を1回だけ行なう。非注意喚起が行われているとき、注意喚起システム1は、非注意喚起が終了するまで待機してから注意喚起を実行する。
良否レベル“2”の場合、注意喚起システム1は、所定の文言の音声出力を1回だけ行なう。非注意喚起が行われているとき、注意喚起システム1は、非注意喚起に割り込んで注意喚起を実行する。
本実施形態では、良否レベル“3”の場合、注意喚起システム1は、所定の文言の音声出力を複数回繰り返し行なう。非注意喚起が行われているとき、注意喚起システム1は、非注意喚起に割り込んで注意喚起を実行する。
良否レベル“2”の場合、注意喚起システム1は、所定の文言の音声出力を1回だけ行なう。非注意喚起が行われているとき、注意喚起システム1は、非注意喚起に割り込んで注意喚起を実行する。
本実施形態では、良否レベル“3”の場合、注意喚起システム1は、所定の文言の音声出力を複数回繰り返し行なう。非注意喚起が行われているとき、注意喚起システム1は、非注意喚起に割り込んで注意喚起を実行する。
図5は、ECU2で実行される注意喚起処理の手順を示すフローチャートである。
制御部21は、運転手が運転席に着席している場合、又は、車両3の走行速度が“0”でない場合等に、注意喚起処理を適宜のタイミングで繰り返し実行する。
制御部21は、情報検出部11が出力した生体情報を取得する(S11)。S11の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態における取得部として機能する。
制御部21は、運転手が運転席に着席している場合、又は、車両3の走行速度が“0”でない場合等に、注意喚起処理を適宜のタイミングで繰り返し実行する。
制御部21は、情報検出部11が出力した生体情報を取得する(S11)。S11の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態における取得部として機能する。
制御部21は、S11で取得した生体情報に基づいて、良否レベルを演算する(S12)。このとき、制御部21はレベル記憶部221を参照する。S11で取得した生体情報が例えば生体情報“A”の範囲に属するものであれば、制御部21の演算結果は良否レベル“0”であり、生体情報“D”の範囲に属するものであれば、制御部21の演算結果は良否レベル“3”である。S12の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態におけるレベル演算部として機能する。
次に、制御部21は、S12で求めた良否レベルが“0”であるか否かを判定する(S13)。
良否レベルが“0”である場合(S13でYES)、運転者に対する注意喚起を行なう必要はない。従って、制御部21は、注意喚起処理を終了する。
良否レベルが“1”〜“3”である場合(S13でNO)、制御部21は、S12で求めた良否レベルに基づいて時機記憶部223を参照し(S14)、参照結果に基づいて、注意喚起を実行すべきか否かを判定する(S15)。S14(及びS15)の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態における時機演算部(及び判定部)として機能する。
良否レベルが“0”である場合(S13でYES)、運転者に対する注意喚起を行なう必要はない。従って、制御部21は、注意喚起処理を終了する。
良否レベルが“1”〜“3”である場合(S13でNO)、制御部21は、S12で求めた良否レベルに基づいて時機記憶部223を参照し(S14)、参照結果に基づいて、注意喚起を実行すべきか否かを判定する(S15)。S14(及びS15)の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態における時機演算部(及び判定部)として機能する。
更に詳細には、良否レベル“2”又は良否レベル“3”の場合、S15における制御部21はYESと判定する。良否レベル“1”の場合、S14における制御部21は、非注意喚起が行なわれているか否かを判定し、非注意喚起が行なわれていないときはYESと判定するが、非注意喚起が行なわれているときはNOと判定する。
注意喚起を実行すべきではないと判定した場合(S15でNO)、制御部21は、再びS15の処理を実行する。
注意喚起を実行すべきではないと判定した場合(S15でNO)、制御部21は、再びS15の処理を実行する。
注意喚起を実行すべきであると判定した場合(S15でYES)、制御部21は、S12で求めた良否レベルに基づいて、注意記憶部222を参照し、運転者への良否レベルに応じた注意喚起の内容を決定する(S16)。S16の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態における決定部として機能する。
次いで、制御部21は、S16の決定結果に基づいて制御情報を生成し(S17)、生成した制御情報を注意喚起部12へ出力する(S18)。S17にて生成される制御情報は、S16の決定結果を注意喚起部12に実行させるものであり、注意記憶部222が出力すべき音声を示す音声情報を含む。S18の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態における出力部として機能する。
S18の処理終了後、制御部21は、注意喚起を再度実行すべきか否かを判定する(S19)。S19の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態における判定部として機能する。
S18の処理終了後、制御部21は、注意喚起を再度実行すべきか否かを判定する(S19)。S19の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態における判定部として機能する。
更に詳細には、良否レベル“1”又は良否レベル“2”の場合、S19における制御部21はNOと判定する。良否レベル“3”の場合、S19における制御部21は、制御情報の出力回数が所定回数以上であるか否かを判定し、出力回数が所定回数未満であるときはYESと判定するが、出力回数が所定回数以上であるときはNOと判定する。なお、良否レベル“3”であって、制御情報の出力回数が所定回数未満であっても、例えば車両3が駐車するか、又は、良否レベルが減少した場合には、S19における制御部21は、YESと判定してもよい。
注意喚起を再度実行すべきであると判定した場合(S19でYES)、制御部21は、処理をS18へ戻す。
注意喚起を再度実行すべきではないと判定した場合(S19でNO)、制御部21は、注意喚起処理を終了する。
注意喚起を再度実行すべきではないと判定した場合(S19でNO)、制御部21は、注意喚起処理を終了する。
ECU2からの制御情報を受信した注意記憶部222は、良否レベルに応じた注意喚起を実行する。
具体的には、良否レベル“1”の場合、即ち、運転者が少し眠いだけの場合、比較的インパクトが弱い注意喚起が、1回だけ、非注意喚起を阻害せずに実行される。故に、非注意喚起の中断又は注意喚起の頻発によって運転者の心理状態を悪化させることなく、運転者の覚醒又は休憩を促すことができる。
具体的には、良否レベル“1”の場合、即ち、運転者が少し眠いだけの場合、比較的インパクトが弱い注意喚起が、1回だけ、非注意喚起を阻害せずに実行される。故に、非注意喚起の中断又は注意喚起の頻発によって運転者の心理状態を悪化させることなく、運転者の覚醒又は休憩を促すことができる。
良否レベル“2”の場合、即ち、運転者がかなり眠い場合、インパクトが強い注意喚起が、1回だけ、非注意喚起を阻害してでも速やかに実行される。故に、注意喚起の頻発によって運転者の心理状態を悪化させることなく、運転者の覚醒又は休憩を確実に促すことができる。
良否レベル“3”の場合、即ち、運転者がひどく眠い場合、非常にインパクトが強い注意喚起が、非注意喚起を阻害してでも速やかに実行され、しかもそれが繰り返される。故に、運転者を即座に覚醒させるか、又は休憩を強要することができる。
以上のようなECU2は、運転者の心身の状態の良否に応じて注意喚起の内容が変化するので、運転者の心身の状態の良否に応じた適切な注意喚起を行なうことができる。故に、運転時の安全性を向上させることができる。
本実施形態における運転者の心身の状態の良否は、運転者の眠気の強弱であるが、これに限定されず、例えば、体調の良否、疲労の度合い、狼狽(パニック)の度合い、又は苛立ちの度合いであってもよい。即ち、運転者の体調が悪い場合、運転者が疲労している場合、運転者が狼狽している場合、又は運転者が苛立っている場合に、注意喚起が行なわれる。
運転者の生体情報は、目を閉じている時間の長さに限定されない。例えば、運転者の生体情報は、運転者の脈拍、体温、顔色、瞬きの頻度、呼吸数、脳波、発汗量、又は、頭、眼球、手、若しくは体全体の動き等である。
良否レベルを求める場合に、複数種類の生体情報を用いると、良否レベルをより正確に得ることができる。
良否レベルを求める場合に、複数種類の生体情報を用いると、良否レベルをより正確に得ることができる。
運転者の眠気の強弱は、目を閉じている時間の長さから求める構成に限定されない。運転者の眠気の強弱は、体温、体の各部の動き、又は瞬きの回数等から求めてもよい。
体温、顔色、又は体の各部の動き等からは、運転者の体調の良否が求められる。
顔色又は体の各部の動き等からは、運転者の疲労の度合いが求められる。
脈拍、発汗量、又は脳波等からは、運転者の狼狽の度合いが求められる。
脈拍又は呼吸数等からは、運転者の苛立ちの度合いが求められる。
体温、顔色、又は体の各部の動き等からは、運転者の体調の良否が求められる。
顔色又は体の各部の動き等からは、運転者の疲労の度合いが求められる。
脈拍、発汗量、又は脳波等からは、運転者の狼狽の度合いが求められる。
脈拍又は呼吸数等からは、運転者の苛立ちの度合いが求められる。
運転者の画像から得られる生体情報は、目を閉じている時間の長さに限定されない。運転者の画像からは、運転者の顔色、瞬きの頻度、又は体の各部の動き等を得ることが可能である。
情報検出部11は、運転者の生体情報を検出し、検出結果をECU2へ送信する車載センサを含む構成でもよい。具体的には、車載センサは、脈拍を検出する脈波センサ、又は体温を検出する赤外線センサ等である。車載センサは運転者に接触して生体情報を検出する構成でもよく、非接触で生体情報を検出する構成でもよい。
情報検出部11は、例えば運転者の生体情報を検出するウェアラブルセンサと、ウェアラブルセンサの検出結果をECU2へ送信する送信機(例えばスマートフォン)とを含む構成でもよい。
情報検出部11は、運転者の生体情報を検出し、検出結果をECU2へ送信する車載センサを含む構成でもよい。具体的には、車載センサは、脈拍を検出する脈波センサ、又は体温を検出する赤外線センサ等である。車載センサは運転者に接触して生体情報を検出する構成でもよく、非接触で生体情報を検出する構成でもよい。
情報検出部11は、例えば運転者の生体情報を検出するウェアラブルセンサと、ウェアラブルセンサの検出結果をECU2へ送信する送信機(例えばスマートフォン)とを含む構成でもよい。
注意喚起部12が含む音声出力部は、カーナビゲーションシステムが備えるものと兼用の構成に限定されず、例えば注意喚起システム1専用のものであってもよい。
注意喚起部12は、振動発生部、発光部、又は表示部等を含む構成でもよい。振動発生部は、運転席又はステアリング等を振動させることによる注意喚起を行なう。振動による注意喚起は、良否レベルが大きいほど強い。発光部は、点灯又は点滅による注意喚起を行なう。発光部による注意喚起は、良否レベルが大きいほど輝度が高いか、又は点滅が激しい。表示部は、文言又はアイコン等の画像の表示による注意喚起を行なう。表示部が表示すべき文言は、音声出力される文言と同じであってもよい。発光部が発する光の色又は表示部に表示される画像の色は、良否レベル毎に異なっていてもよい。発光部又は表示部は、メーターパネル又はカーナビゲーションシステム等が備えているものと兼用であってもよい。
注意喚起部12は、振動発生部、発光部、又は表示部等を含む構成でもよい。振動発生部は、運転席又はステアリング等を振動させることによる注意喚起を行なう。振動による注意喚起は、良否レベルが大きいほど強い。発光部は、点灯又は点滅による注意喚起を行なう。発光部による注意喚起は、良否レベルが大きいほど輝度が高いか、又は点滅が激しい。表示部は、文言又はアイコン等の画像の表示による注意喚起を行なう。表示部が表示すべき文言は、音声出力される文言と同じであってもよい。発光部が発する光の色又は表示部に表示される画像の色は、良否レベル毎に異なっていてもよい。発光部又は表示部は、メーターパネル又はカーナビゲーションシステム等が備えているものと兼用であってもよい。
運転者が苛立っている場合、良否レベルが大きいほど、音声出力する文言の語尾を柔らかめにしてもよい。このとき、運転者の苛立ちを注意喚起によって更に煽ってしまうことを抑制することができる。
運転者が狼狽している場合、良否レベルが大きいほど、音声出力する文言の語尾を強めにしてもよい。このとき、注意喚起を運転者に強く印象付けることができる。
運転者が狼狽している場合、良否レベルが大きいほど、音声出力する文言の語尾を強めにしてもよい。このとき、注意喚起を運転者に強く印象付けることができる。
(実施形態2)
図6は、本発明の実施形態2に係る車載機としてのECU2の構成を示すブロック図である。
本実施形態の注意喚起システム1は、運転者又は同乗者への注意喚起によって、運転者による安全運転を支援する。
図6は、本発明の実施形態2に係る車載機としてのECU2の構成を示すブロック図である。
本実施形態の注意喚起システム1は、運転者又は同乗者への注意喚起によって、運転者による安全運転を支援する。
注意喚起システム1は、良否レベル“0”では運転者及び同乗者への注意喚起を行なわない。一方、良否レベル“1”〜“3”では、注意喚起システム1は運転者への注意喚起を行なう。ただし、良否レベル“3”で同乗者がいるときには、注意喚起システム1は、運転者への注意喚起を行なうと共に同乗者への注意喚起も行なう。
このために、注意喚起システム1は、着座検出部13を更に備え、実施形態1の注意喚起部12に替えて、注意喚起部14を備えている。
このために、注意喚起システム1は、着座検出部13を更に備え、実施形態1の注意喚起部12に替えて、注意喚起部14を備えている。
着座検出部13は、助手席及び後部座席の何れかに同乗者が着座しているか否かを検出し、検出結果をECU2に与える。このために、着座検出部13は、例えば助手席及び後部座席夫々のシートベルトのバックルの係脱を検出する。この場合、助手席(又は後部座席)のシートベルトのバックルが係合していれば、助手席(又は後部座席)に同乗者が着座していることがわかる。
着座検出部13がECU2に与えた検出結果は、制御部21に入力される。
なお、着座検出部13は、例えば助手席の温度を検出する温度検出部及び助手席の座面に加えられた重量を検出する重量検出部を含む構成でもよい。この場合、温度検出部の検出結果が人体の平均的な体温以上であり、重量検出部の検出結果が人体の平均的な体重以上であれば、助手席に同乗者が着座していることがわかる。
着座検出部13がECU2に与えた検出結果は、制御部21に入力される。
なお、着座検出部13は、例えば助手席の温度を検出する温度検出部及び助手席の座面に加えられた重量を検出する重量検出部を含む構成でもよい。この場合、温度検出部の検出結果が人体の平均的な体温以上であり、重量検出部の検出結果が人体の平均的な体重以上であれば、助手席に同乗者が着座していることがわかる。
注意喚起部14は、運転者の心身の状態が悪い場合に、運転者又は同乗者に注意喚起する。注意喚起部14は、音声出力部及び振動発生部を含む。振動発生部は、同乗者が着座している助手席又は後部座席を振動させることによる注意喚起を行なう。
制御部21は、注意喚起部14へ制御情報を送信する。
制御部21は、注意喚起部14へ制御情報を送信する。
注意記憶部222及び時機記憶部223のハードウェア構成は実施形態1と同様であるが、これらに記憶してある内容が実施形態1とは異なる。
注意記憶部222には、良否レベルと、運転者又は同乗者への注意喚起の内容とが関連付けられて予め記憶されている。
時機記憶部223には、良否レベルと運転者又は同乗者への注意喚起の時機とが関連付けられて予め記憶されている。
本実施形態では、同乗者への注意喚起の時機は、運転者への注意喚起の時機と同じであるが、運転者への注意喚起の時機とは異なっていてもよい。例えば、同乗者への注意喚起は、運転者への注意喚起が行なわれた後も車両3が駐車しなかったり良否レベルが減少しなかったりしたときに行なわれてもよい。
注意記憶部222には、良否レベルと、運転者又は同乗者への注意喚起の内容とが関連付けられて予め記憶されている。
時機記憶部223には、良否レベルと運転者又は同乗者への注意喚起の時機とが関連付けられて予め記憶されている。
本実施形態では、同乗者への注意喚起の時機は、運転者への注意喚起の時機と同じであるが、運転者への注意喚起の時機とは異なっていてもよい。例えば、同乗者への注意喚起は、運転者への注意喚起が行なわれた後も車両3が駐車しなかったり良否レベルが減少しなかったりしたときに行なわれてもよい。
図7及び図8は、ECU2で実行される注意喚起処理の手順を示すフローチャートである。
図7に示すS11〜S15及び図8に示すS19は、実施形態1の図5に示すS11〜S15及びS19と同様である。
図7に示すように、注意喚起を実行すべきであると判定した場合(S15でYES)、図8に示すように、制御部21は、S12で求めた良否レベルが“3”であるか否かを判定する(S31)。
良否レベルが“3”である場合(S31でYES)、制御部21は、着座検出部13の検出結果に基づいて、同乗者が助手席又は後部座席に着席しているか否かを判定する(S32)。
図7に示すS11〜S15及び図8に示すS19は、実施形態1の図5に示すS11〜S15及びS19と同様である。
図7に示すように、注意喚起を実行すべきであると判定した場合(S15でYES)、図8に示すように、制御部21は、S12で求めた良否レベルが“3”であるか否かを判定する(S31)。
良否レベルが“3”である場合(S31でYES)、制御部21は、着座検出部13の検出結果に基づいて、同乗者が助手席又は後部座席に着席しているか否かを判定する(S32)。
同乗者が助手席又は後部座席に着席している場合(S32でYES)、即ち良否レベル“3”であって同乗者がいる場合、制御部21は、良否レベル“3”に基づいて注意記憶部222を参照し、運転者及び同乗者への良否レベル“3”に応じた注意喚起の内容を決定する(S33)。
良否レベルが“3”ではない場合(S31でNO)、制御部21は、S12で求めた良否レベルに基づいて、注意記憶部222を参照し、運転者への良否レベルに応じた注意喚起の内容を決定する(S34)。
同乗者が助手席又は後部座席に着席していない場合(S32でNO)、即ち良否レベル“3”であって同乗者がいない場合、制御部21は、処理をS34へ移す。このとき、制御部21は、良否レベル“3”に基づいて注意記憶部222を参照し、運転者への良否レベル“3”に応じた注意喚起の内容を決定する。
S33又はS34の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態における決定部として機能する。
同乗者が助手席又は後部座席に着席していない場合(S32でNO)、即ち良否レベル“3”であって同乗者がいない場合、制御部21は、処理をS34へ移す。このとき、制御部21は、良否レベル“3”に基づいて注意記憶部222を参照し、運転者への良否レベル“3”に応じた注意喚起の内容を決定する。
S33又はS34の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態における決定部として機能する。
次いで、制御部21は、S33又はS34の決定結果に基づいて制御情報を生成し(S35)、生成した制御情報を注意喚起部12へ出力する(S36)。S35にて生成される制御情報は、S33又はS34の決定結果を注意喚起部12に実行させるものである。S36の処理を実行する制御部21は、本発明の実施形態における出力部として機能する。
S36の処理終了後、制御部21は、処理をS19へ移す。注意喚起を再度実行すべきであると判定した場合(S19でYES)、制御部21は、処理をS36へ戻す。
S36の処理終了後、制御部21は、処理をS19へ移す。注意喚起を再度実行すべきであると判定した場合(S19でYES)、制御部21は、処理をS36へ戻す。
本実施形態においても、ECU2からの制御情報を受信した注意記憶部222は、良否レベルに応じた注意喚起を実行する。
運転者に対する注意喚起は、実施形態1と同様である。
運転者に対する注意喚起は、実施形態1と同様である。
良否レベル“3”で同乗者がいる場合、同乗者が着席している助手席又は後部座席が振動する。この場合、同乗者が眠っていたとしても、同乗者を覚醒させ、同乗者に、音声出力による注意喚起を認識させることができる。故に、同乗者を介して運転者を即座に覚醒させるか、又は休憩を強要することができる。
なお、注意喚起システム1は、良否レベル“3”未満でも運転者及び同乗者両方への注意喚起を行なう構成でもよい。
なお、注意喚起システム1は、良否レベル“3”未満でも運転者及び同乗者両方への注意喚起を行なう構成でもよい。
1 注意喚起システム
11 情報検出部(検出部)
12,14 注意喚起部
13 着座検出部
2 ECU(車載機)
21 制御部(取得部,レベル演算部,決定部,出力部,時機演算部,判定部)
22 記憶部
221 レベル記憶部
222 注意記憶部
223 時機記憶部
3 車両
11 情報検出部(検出部)
12,14 注意喚起部
13 着座検出部
2 ECU(車載機)
21 制御部(取得部,レベル演算部,決定部,出力部,時機演算部,判定部)
22 記憶部
221 レベル記憶部
222 注意記憶部
223 時機記憶部
3 車両
Claims (3)
- 運転者の生体情報を検出する検出部から生体情報を取得する取得部と、
該取得部が取得した生体情報に基づいて、前記運転者の心身の状態の良否のレベルを求めるレベル演算部と、
該レベル演算部の演算結果に基づいて、注意喚起の内容を決定する決定部と、
該決定部の決定結果に基づいて、外部の装置に前記注意喚起を実行させる制御情報を出力する出力部と
を備える車載機。 - 運転者の生体情報と運転者の心身の状態の良否のレベルとを関連付けて予め記憶してあるレベル記憶部と、
前記レベルと注意喚起の内容とを関連付けて予め記憶してある注意記憶部と
を更に備え、
前記レベル演算部は、前記レベル記憶部を参照することによって前記レベルを求め、
前記決定部は、前記注意記憶部を参照することによって前記注意喚起の内容を決定する請求項1に記載の車載機。 - 前記レベルと注意喚起の頻度又はタイミングとを関連付けて記憶する時機記憶部と、
前記レベル演算部の演算結果に基づいて前記時機記憶部を参照し、前記レベルに応じた注意喚起の頻度又はタイミングを求める時機演算部と、
該時機演算部の演算結果に基づいて、注意喚起の実行の可否を判定する判定部と
を更に備え、
前記出力部は、前記判定部が注意喚起を実行すべきと判定した場合に、前記制御情報を出力する請求項1又は2に記載の車載機。
Priority Applications (1)
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JP2015211158A JP2017084071A (ja) | 2015-10-27 | 2015-10-27 | 車載機 |
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JP2015211158A Pending JP2017084071A (ja) | 2015-10-27 | 2015-10-27 | 車載機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019121282A (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-22 | トヨタ自動車株式会社 | ドライバ覚醒監視システム及びウエアラブル端末 |
JP2019124977A (ja) * | 2018-01-11 | 2019-07-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車載音声出力装置、音声出力制御方法、及び音声出力制御プログラム |
JP2020077136A (ja) * | 2018-11-06 | 2020-05-21 | 本田技研工業株式会社 | 制御装置、エージェント装置及びプログラム |
JP7360495B1 (ja) | 2022-03-31 | 2023-10-12 | 本田技研工業株式会社 | 生体状態誘導装置、生体状態誘導方法、及びプログラム |
-
2015
- 2015-10-27 JP JP2015211158A patent/JP2017084071A/ja active Pending
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