JP2017083942A - 押圧検出機能付表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】押圧時に表示画像の乱れが無く、表示画像の視認性も良好な、押圧検出機能付表示装置を提供する。【解決手段】押圧検出機能付表示装置は、液晶表示装置5、液晶表示装置収納部6、静電容量式の押圧検出装置10で構成される。液晶表示装置5は、上部にカバーガラス板21を有する。液晶表示装置収納部6は、液晶表示装置5を収納する収納空間3bを有し、収納空間3bはカバーガラス板の周囲を支持して液晶表示装置を支持する枠状壁部3aと、液晶表示装置の底面に対向配置された平坦な底部4aとを有する。押圧検出装置10は、収納部の底部に配置された下部電極31と、液晶表示装置に備えられた上部電極32とで構成されて、下部電極と上部電極との間の静電容量の変化を基に押圧力を検出する。【選択図】図1
Description
本発明は、静電容量式タッチパネルを用いて応力を検知する押圧検出機能付表示装置に関する。
従来、静電容量式タッチパネルを用いて応力を検知する方法としては、(A)抵抗膜方式タッチパネルとの併用、(B)弾性体の上下に電極を配置しその静電容量の変化を検知する方法、(C)圧電体を用いた方法、などが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、このうち、(A)及び(B)の方法は、ディスプレイの上部に配置した構造物の変形を伴うため、ニュートンリングなどによる表示画像の乱れが避けられないといった問題があった。また、良好な歪み特性を持つ弾性体としては、例えば発抱体などがあるが、光の透過率の低下及びヘイズ値の上昇を引き起こすため、表示画像の視認性を阻害するといった問題があった。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、押圧時に表示画像の乱れが無く、表示画像の視認性も良好な、押圧検出機能付表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の1つの態様によれば、上部にカバーガラス板を有する液晶表示装置と、
前記液晶表示装置の前記カバーガラス板の周囲を支持して前記液晶表示装置を支持する枠状壁部と、前記液晶表示装置の底面に対向配置された平坦な底部とを有して、前記液晶表示装置を収納する収納空間を構成する液晶表示装置収納部と、
前記液晶表示装置収納部の前記底部に配置されかつ複数の行電極と複数の列電極とで構成される下部電極と、前記液晶表示装置に備えられた上部電極とで構成されて、前記行電極と前記列電極との静電容量の変化を基に押圧力を検出する静電容量式の押圧検出装置とを備える、押圧検出機能付表示装置を提供する。
前記液晶表示装置の前記カバーガラス板の周囲を支持して前記液晶表示装置を支持する枠状壁部と、前記液晶表示装置の底面に対向配置された平坦な底部とを有して、前記液晶表示装置を収納する収納空間を構成する液晶表示装置収納部と、
前記液晶表示装置収納部の前記底部に配置されかつ複数の行電極と複数の列電極とで構成される下部電極と、前記液晶表示装置に備えられた上部電極とで構成されて、前記行電極と前記列電極との静電容量の変化を基に押圧力を検出する静電容量式の押圧検出装置とを備える、押圧検出機能付表示装置を提供する。
また、本発明の別の態様によれば、上部にカバーガラス板を有する液晶表示装置と、
前記液晶表示装置の前記カバーガラス板の周囲を支持して前記液晶表示装置を支持する枠状壁部と、前記液晶表示装置の底面に対向配置された平坦な底部とを有して、前記液晶表示装置を収納する収納空間を構成する液晶表示装置収納部と、
前記液晶表示装置収納部の前記底部に配置された下部電極と、前記液晶表示装置に備えられた上部電極とで構成されて、前記下部電極と前記上部電極との間の静電容量の変化を基に押圧力を検出する静電容量式の押圧検出装置とを備える、押圧検出機能付表示装置を提供する。
前記液晶表示装置の前記カバーガラス板の周囲を支持して前記液晶表示装置を支持する枠状壁部と、前記液晶表示装置の底面に対向配置された平坦な底部とを有して、前記液晶表示装置を収納する収納空間を構成する液晶表示装置収納部と、
前記液晶表示装置収納部の前記底部に配置された下部電極と、前記液晶表示装置に備えられた上部電極とで構成されて、前記下部電極と前記上部電極との間の静電容量の変化を基に押圧力を検出する静電容量式の押圧検出装置とを備える、押圧検出機能付表示装置を提供する。
本発明の前記態様によれば、液晶表示装置の表示部よりも内部側の部分に押圧検出装置を組み込んでいるため、カバーガラス板の押圧時に、カバーガラス板から液晶表示装置に伝わる押圧力により電極間で静電容量が変化し、その変化を基に押圧検出装置で押圧力を検出することができる。よって、表示画像の視認性を損なうことがない。また、既存構造への追加部材が少なく、従来の方法よりも薄型化できる。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の1つの実施形態にかかる押圧検出機能付表示装置40は、図1に示すように、液晶表示装置5と、液晶表示装置収納部6と、静電容量式の押圧検出装置10とを備えて構成している。
液晶表示装置5は、一例としてIPS方式の液晶表示装置であって、上部にカバーガラス板21を有する。カバーガラス板21は、剛性を有しているが、指などで押圧すると、若干下方に湾曲可能となっている。
液晶表示装置5は、カバーガラス板21と、上部偏光板18と、カラーフィルタ17と、液晶セル16と、液晶電極として機能するTFT電極20と、ガラス基板15と、下部偏光板19と、導光板14と、反射板13と、LED12とで構成されている。カバーガラス板21は、上部偏光板18から反射板13までの液晶表示装置本体部5aよりも周囲に鍔状に張り出している。TFT電極20は、液晶表示装置5の第1制御部5Cに電気的に接続されて、駆動信号をTFT電極20に出力して、TFT電極20のON又はOFFを動作制御している。
液晶表示装置収納部6は、液晶表示装置5を収納する収納空間3bをその内側に有している。収納空間3bは、少なくとも、液晶表示装置5のカバーガラス板21の周囲を支持して液晶表示装置5を吊り下げ支持する枠状壁部3aと、液晶表示装置5の底面(裏面)に対向して配置された平坦な底部4aとで構成されている。液晶表示装置収納部6は、通常は四角形など任意の形状の枠状の枠部材3で構成されている。枠部材3は、金属製又は合成樹脂製などで構成されている。図1及び図2Aでは、枠部材3の中間部に、上面が平坦な底部4aとして機能しかつ金属シールド機能を有するステンレスなど金属製の四角形板状の仕切り板4が固定されている。枠部材3の下端は、ケース1の上端に固定されている。よって、仕切り板4の下方と枠部材3の下部とケース1との間の空間には、表示装置40の動作を制御する制御基板7とバッテリ2などが収納配置されている。一方、仕切り板4の上方と枠部材3の上部とで、前述した収納空間3bを構成している。
静電容量式の押圧検出装置10は、収納部6の底部4aに固定配置された下部電極31と、液晶表示装置5に備えられた上部電極32と、下部電極31と上部電極32とがFPC(フレキシブルプリント基板)などで電気的に接続される第2制御部10Cとで構成されている。よって、押圧検出装置10は、下部電極31と上部電極32との間の静電容量の変化を基に、少なくとも押圧力、例えば押圧力とその押圧位置(入力位置)とを第2制御部10Cで検出している。
液晶表示装置5に上部電極32を備える方法の一例として、図1に示すように、TFT電極20を上部電極32として兼用している。すなわち、TFT電極20は、通常は、分割された多数の分割電極で構成されて、TFT電極20の分割電極を液晶電極としてそれぞれ機能させるときは、第1制御部5Cからの駆動信号で個別にON又はOFF制御されている。一例として、図2Bは、TFT電極20が本来の液晶電極として機能するときの回路図であり、TFT電極20の各分割電極は、スイッチング回路20aを介して、ゲート駆動回路20bとドレイン駆動回路20cとにそれぞれ接続されている。一方、TFT電極20を上部電極32として機能させるときは、全ての分割電極を一個の電極のように取り扱うように第2制御部10Cに接続している。一例として、図2Cは、TFT電極20が静電容量式の押圧検出装置10の上部電極32として機能するときの回路図であり、TFT電極20の全ての分割電極は、スイッチング回路20aを介してGND電位に接続(接地)されて、ゲート駆動回路20bとドレイン駆動回路20cとには接続されていない。なお、ゲート駆動回路20bとドレイン駆動回路20cとは、液晶表示装置5の第1制御部5C内に備えられている。
液晶表示装置5に上部電極32を備える一方、収納部6の底部4aに下部電極31を固定配置して、液晶表示装置5の湾曲を許容するために液晶表示装置5の底面と収納部6の底面との間に形成する隙間11を、少なくとも上部電極32と下部電極31との間に介在させる隙間として利用して、静電容量式の押圧検出装置10を構成している。この隙間11は、一例として空気層で構成され、液晶表示装置5に配置された上部電極32の湾曲を許容する誘電体として機能する。隙間11の具体的な例としては、0.1mm〜2mm程度の隙間であり、一例としては0.5mmの隙間である。
押圧検出装置10の第2制御部10Cは、液晶表示装置5の第1制御部5Cから、駆動信号の電圧一定区間を取得する。駆動信号の電圧がONからOFFのときの区間、駆動信号の電圧がOFFからONのときの区間は、それぞれ、電圧が大きく変動して誤差要因となるため、押圧検出装置10での第2制御部10Cによる検出動作には利用しないようにしている。すなわち、第2制御部10Cは、液晶表示装置5の第1制御部5Cから取得した駆動信号の電圧一定区間の間でのみ、TFT電極20を上部電極32として利用して静電容量を検出するようにしている。
液晶表示装置5の第1制御部5Cと、押圧検出装置10の第2制御部10Cとは、表示装置40の第3制御部40Cにそれぞれ接続されている。よって、押圧検出装置10の第2制御部10Cによる押圧検出の結果に基づき、第3制御部40Cの制御動作により、第1制御部5Cを介して液晶表示装置5の表示を制御したり、表示装置40の動作を制御したりする。
下部電極31の形状は、一例として、所定のパターンの電極とすることができる。
ここで、上部電極32と下部電極31との具体的な例を図3に示す。TFT電極20を上部電極32として利用するときは上部電極32の全ての分割電極を接地電位とするため、上部電極32の形状を、単純化して1つの電極として図3に示す一方、下部電極31の形状は、所定のパターンの電極として図3に示している。
図3の所定のパターンは、一例として、複数点の押圧箇所を検出することができるタイプであるため、互いに平行な一連の菱形の行電極51と、互いに平行な一連の菱形の列電極52とが直交して格子パターン形状を構成している。すなわち、下部電極31として図3に例示されるパターン化電極は、行と列とが重なる電極が菱形パターンに形成される、菱形パターン形成配列に従ってレイアウトされたものである。この例では、行電極51及び列電極52が、同一平面となるように、又は、可能な限り同一平面に近づくように配置されている。図3に示されている例では、重なっていない行電極51及び列電極52の大きい菱形の部分51a,52bは、同一平面とすることができ、重なっている行電極の狭い連結部分51b及び列電極の狭い連結部分52bは、これらの間の誘電体の薄層によって離隔させることができる。例えば、行電極の狭い連結部分51b又は列電極の狭い連結部分52bを、該行電極及び該列電極の重なっている点での互いの接触回避を可能にするジャンパーとすることができる。なお、図3では、行電極51と区別しやすくするため、多数のドットのハッチングで菱形の列電極52を表しているが、実際の形状はドットの集合体ではなく、行電極51と同様な菱形の平板状である。
入力動作のため、表示装置40のカバーガラス板21に指などが接触すると、接触点でカバーガラス板21が僅かに下方に湾曲する。すると、液晶表示装置5全体が僅かに湾曲して、液晶表示装置5のTFT電極20も僅かに湾曲する。TFT電極20は、押圧検出装置10の上部電極32を兼用しているので、上部電極32の曲がった部分が下部電極31に近づき、これにより、下部電極31の隣接したパターン化電極間のフリンジ電界線の上部電極32による干渉に基づいて、隣接したパターン化電極間の静電容量が変化する。
例えば、行電極51に電圧を加えたときに列電極52に流れる電流を検出する一方、列電極52に電圧を加えたときに行電極51に流れる電流を検出する。そして、TFT電極20の接近によるそれぞれの電流の変化を観察する。
すなわち、例えば、図2Dでは、TFT電極20が接地されており、励起電圧が、列電極52(又は行電極51)に印加される。この構成では、フリンジ電界線は、行電極51、及び列電極52の両側で対称(又は概ね対称)であり、一側では、フリンジ電界線は、表示装置40の前面(最上面)側に向かって延び、他側では、フリンジ電界線は、表示装置40の前面から離れる方向に延びている(例えば、表示装置40の裏面側)。表示装置40の前面側に向かってのフリンジ電界は、TFT電極20によって妨害されるため、行電極51と列電極52との間の測定静電容量が減少する傾向にある。表示装置40が物体(例えば、導電性物体、又は非導電性物体)によって押圧されると、TFT電極20が隣接した行電極51、及び列電極52に向かって移動し、これにより、表示装置40の前面のフリンジ電界のさらなる部分が、接地されたTFT電極20によって短絡する、又は部分的に終端する。従って、列電極52を流れる電流が、少なくとも部分的にTFT電極20に流れ、これにより、隣接した行電極51と列電極52との間の測定静電容量が、接地平面が隣接した行電極51、及び列電極52に近づいていないときに測定された静電容量と比べると、僅かに減少する。隣接した行電極51と列電極52との間の静電容量の変化は、列電極52に印加される励起電圧に基づいて行電極51に結合された電流を測定することによって検出することができ、電流は、TFT電極20が隣接した行電極51、及び列電極52に近づいてTFT電極20により多くの電流が流れると減少する。これらの電流の変化を第2制御部10Cで検出することにより、静電容量の変化を検出することができる。
その後、第2制御部10Cは、これらの検出した静電容量の変化に基づき、表示装置40への入力が行われた否かを決定し、行電極51又は列電極52のどの静電容量が変化したかに基づいて、入力の位置を決定する。これにより、例えば、複数位置での入力を検出することが可能となっている。
上部電極32としては、TFT電極20で兼用するので、バックライトの導光経路上に存在するため、透明材料とする。
下部電極31は、透明又は不透明でよく、ITO、銀ペースト、銅箔などで構成され、タンポ印刷などでの直接塗布、絶縁シートに電極を形成したフィルムの貼り付けなど任意の方法で配置することができる。
このような構成によれば、液晶表示装置5のカバーガラス板21が指などで押圧されると、その押圧力は、液晶表示装置5の全体に伝達される。その押圧力が、液晶表示装置5に備えられた上部電極32に伝達されて、湾曲変形する。上部電極32の湾曲変形により、行電極51と列電極52との間での静電容量が変化し、押圧検出装置10で押圧力を検出することができる。
このように、本実施形態の構成によれば、液晶表示装置5の表示部よりも内部側の部分に押圧検出装置10を組み込んでいる。すなわち、押圧検出装置10の上部電極32が、液晶表示装置5の構成部材のうち液晶セル16よりも下側の一部として備えられ(表示部(例えば液晶セル16)よりも内部側(図1の下側)の構成部材の一例であるTFT電極20として備えられ)、かつ、下部電極31が液晶表示装置5とは別の部材(収納部6の底部4a)に配置されている。このため、カバーガラス板21の押圧時に、カバーガラス板21から液晶表示装置5に伝わる押圧力により行電極51と列電極52との間での静電容量が変化し、その変化を基に押圧検出装置10で押圧力を検出することができる。このため、押圧力による変形が生じても表示画像の視認性を損なうことがない。これに対して、従来のように、静電容量タッチパネルが、液晶表示装置のカラーフィルタの上側に配置されている場合には、透過率が減少するとともに、静電容量タッチパネルが液晶表示装置の上部に配置された上側の部材が変形させられると、柔軟性の高い材料の場合、歪が大きくなり、画像の乱れの原因となっていた。これに対して、本実施形態では、液晶表示装置5のカラーフィルタ17などの表示部よりも内部側に押圧検出装置10が配置されるため、表示画像の視認性を損なうことがない。また、上部電極32がTFT電極20で兼用されるので、既存構造への追加部材が無く、製造も行いやすく、構成部材点数を削減することができ、全体的な厚さの減少に寄与することもできる。よって、本実施形態では、従来の方法よりも薄型化できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。
例えば、変形例として、下部電極31の形状は、いわゆるベタパターンと言われる単なる四角形の平板電極で構成することもできるとともに、上部電極32の形状も、後述するように液晶表示装置5のTFT電極20と兼用しない場合には、いわゆるベタパターンと言われる単なる四角形の平板電極でもよい。すなわち、下部電極31と上部電極32との形状をそれぞれ四角形の平板電極同士とする場合は、単純に、一点のみの押圧位置検出動作が行える。
このように、下部電極31をベタパターンで構成する場合には、前記行電極51と列電極52との間での静電容量の変化は、上部電極32と下部電極31との間での静電容量の変化と読み替えればよい。
別の変形例として、上部電極32と下部電極31とは、一方の電極をいわゆるベタパターンと言われる単なる四角形の平板電極とし、他方の電極を所定のパターンの電極(パターン化電極)とするようにしてもよい。一例として、上部電極32が液晶表示装置5のTFT電極20を兼用するときには、図2Cに示すように、すべての電極をGND電位に落とす。この場合は、下部電極31のパターンにより一点のみ又は複数点の押圧位置検出動作が行える。
また、例えば、仕切り板4の有無にかかわらず、枠部材3とケース1とが一体的に筐体として構成されていてもよい。また、仕切り板4がなく、ケース1の底部又は筐体の底部が底部4aとして機能してもよい。
また、隙間11は、空気層で構成するものに限るものではない。例えば、図4として、空気層の代わりに発泡体層55を配置するようにしてもよい。発泡体層55は、液晶表示装置5に配置された上部電極32の湾曲を許容する誘電体であり、隙間11を強制的に確保することができる。発泡体層55としては、静電容量を大きくする(言い換えれば、誘電率を上げる)もので、反発力がほとんど生じないものが好ましく、ウレタン発泡体が例示できる。発泡体層55により、空気層よりも誘電率を向上させることができて、衝撃吸収が可能となる。なお、この発泡体層55は、以下の変形例にもそれぞれ適用可能である。
また、液晶表示装置5に上部電極32を備える方法の第1変形例として、図5に示すように、上部電極32は、液晶表示装置5の下部偏光板19の上面に配置することもできる。この第1変形例の場合、上部電極32は、下部偏光板19の上面でバックライトの導光経路上に存在するため、透明材料とする。
この第1変形例では、上部電極32がTFT電極20より下部電極31に近いため、静電容量が大きくなり、良好なSN比が得られる。また、第1変形例では、液晶の駆動とは独立して押圧を検知できるため、押圧検知時に電流変化位置を検知するためのスキャン速度を高くすることができる。
また、液晶表示装置5に上部電極32を備える方法の第2変形例として、図6に示すように、上部電極32は、液晶表示装置5の下部偏光板19の下面に配置することもできる。この第2変形例の場合、上部電極32は、下部偏光板19の下面でバックライトの導光経路上に存在するため、透明材料とする。
この第2変形例では、上部電極32がTFT電極20より下部電極31に近いため、静電容量が大きくなり、良好なSN比が得られる。また、この第2変形例では、液晶の駆動とは独立して押圧を検知できるため、押圧検知時に電流変化位置を検知するためのスキャン速度を高くすることができる。
また、液晶表示装置5に上部電極32を備える方法の第3変形例として、図7に示すように、上部電極32は、液晶表示装置5の反射板13を兼用することもできる。この第3変形例の場合、上部電極32は、バックライトの導光経路上には存在しないため、下部電極31と同様な材料で構成することができる。
この第3変形例では、透過率が低下せず、部材点数が減少し、全体として厚さが増加せず、薄型化に貢献できる。
また、液晶表示装置5に上部電極32を備える方法の第4変形例として、図8に示すように、上部電極32は、液晶表示装置5の反射板13の下面に配置することもできる。この第4変形例の場合、上部電極32は、バックライトの導光経路上には存在しないため、下部電極31と同様な材料で構成することができる。反射板13の下面の上部電極32と、対向する下部電極31との間には、強制的に隙間を確保するため、ドット状の突起56ないし下部電極31を覆う絶縁層を形成してもよい。
この第4変形例では、透過率が低下せず、製造が容易であり、前記した多数の変形例のうち、上部電極32と下部電極31との距離が最も短く静電容量が大きくなるため、良好なSN比が得られる。
なお、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明にかかる押圧検出機能付表示装置は、表示画像の視認性を損なうことがなく、既存構造への追加部材が少なく、従来の方法よりも薄型化できるといった優れた効果を有し、携帯機器のタッチパネル等として有用である。
1…ケース、2…バッテリ、3…枠部材、3a…枠状壁部、3b…収納空間、4…仕切り板、4a…底部、5…液晶表示装置、5a…液晶表示装置本体部、5C…第1制御部、6…液晶表示装置収納部、7…制御基板、10…押圧検出装置、10C…第2制御部、11…隙間、12…LED、13…反射板、14…導光板、15…ガラス基板、16…液晶セル、17…カラーフィルタ、18…上部偏光板、19…下部偏光板、20…TFT電極、21…カバーガラス板、31…下部電極、32…上部電極、40…押圧検出機能付表示装置、51…行電極、51a…行電極の大きい菱形の部分、51b…行電極の狭い連結部分、52…列電極、52a…列電極の大きい菱形の部分、52b…列電極の狭い連結部分、55…発泡体層、56…突起。
Claims (8)
- 上部にカバーガラス板(21)を有する液晶表示装置(5)と、
前記液晶表示装置の前記カバーガラス板の周囲を支持して前記液晶表示装置を支持する枠状壁部(3a)と、前記液晶表示装置の底面に対向配置された平坦な底部(4a)とを有して、前記液晶表示装置を収納する収納空間(3b)を構成する液晶表示装置収納部(6)と、
前記液晶表示装置収納部の前記底部に配置されかつ複数の行電極と複数の列電極とで構成される下部電極(31)と、前記液晶表示装置に備えられた上部電極(32)とで構成されて、前記行電極と前記列電極との静電容量の変化を基に押圧力を検出する静電容量式の押圧検出装置(10)とを備える、押圧検出機能付表示装置。 - 上部にカバーガラス板(21)を有する液晶表示装置(5)と、
前記液晶表示装置の前記カバーガラス板の周囲を支持して前記液晶表示装置を支持する枠状壁部(3a)と、前記液晶表示装置の底面に対向配置された平坦な底部(4a)とを有して、前記液晶表示装置を収納する収納空間(3b)を構成する液晶表示装置収納部(6)と、
前記液晶表示装置収納部の前記底部に配置された下部電極(31)と、前記液晶表示装置に備えられた上部電極(32)とで構成されて、前記下部電極と前記上部電極との間の静電容量の変化を基に押圧力を検出する静電容量式の押圧検出装置(10)とを備える、押圧検出機能付表示装置。 - 前記押圧検出装置の前記上部電極(32)は、前記液晶表示装置の液晶電極(20)を兼用する、請求項1又は2に記載の押圧検出機能付表示装置。
- 前記液晶表示装置の前記液晶電極に対して駆動信号を出力して駆動制御する第1制御部(5C)と、
前記第1制御部から前記駆動信号の電圧一定区間を取得し、取得した前記駆動信号の電圧一定区間の間でのみ、前記液晶電極を前記上部電極として利用して静電容量を検出する第2制御部(10C)とをさらに備える、請求項3に記載の押圧検出機能付表示装置。 - 前記押圧検出装置の前記上部電極(32)は、前記液晶表示装置の下部偏光板(19)の上面に配置されている、請求項1又は2に記載の押圧検出機能付表示装置。
- 前記押圧検出装置の前記上部電極(32)は、前記液晶表示装置の下部偏光板(19)の下面に配置されている、請求項1又は2に記載の押圧検出機能付表示装置。
- 前記押圧検出装置の前記上部電極(32)は、前記液晶表示装置の反射板(13)を兼用する、請求項1又は2に記載の押圧検出機能付表示装置。
- 前記押圧検出装置の前記上部電極(32)は、前記液晶表示装置の反射板(13)の下面に配置されている、請求項1又は2に記載の押圧検出機能付表示装置。
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