JP2017083433A - 血液測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】血液を良好に測定することが可能な血液測定装置を提供する。【解決手段】血液測定装置は、分光器と、光源からの励起光を生体に照射し、前記生体からのラマン散乱光を前記分光器へ導く光学系と、前記光学系による前記生体への前記励起光の照射位置を調整する制御部と、前記分光器によって分光された各波長の光を用いて前記ラマン散乱光のスペクトルを検出する検出器とを備え、前記検出器によって検出された複数の前記スペクトルが積算され、積算結果に基づいて、前記生体の血液に含まれる物質に関する数値情報が測定され、前記制御部は、前記照射位置を変更しながら前記複数のスペクトルがそれぞれ検出されるように、前記照射位置を調整する。【選択図】図1

Description

本発明は、血液測定装置に関し、特に、ラマン分光を用いる血液測定装置に関する。
血液における各成分の濃度を非侵襲で測定する方法が開発されている。たとえば、非特許文献1(Jingwei Shao、外6名、「In Vivo Blood Glucose Quantification Using Raman Spectroscopy」、PLOS ONE、2012年10月、第7巻、第10号、e48127)には、以下のような方法が開示されている。すなわち、皮膚内における血管にレーザー光を集光することによりラマンスペクトルを取得し、取得したラマンスペクトルにおけるグルコースのピークおよびヘモグロビンのピークの強度比に基づいて、血液内のグルコース濃度が測定される。
また、特許文献1(国際公開第2014/178199号)には、以下のようなモニターが開示されている。すなわち、モニターは、生体表面から生体内部の状態を監視するモニターであって、前記生体表面に装着される観察窓を含むプローブと、前記観察窓を介してアクセスされる前記生体表面の観察領域の少なくとも一部にレーザーを照射するユニットと、前記観察領域に2次元に分散するように断続的に、または、前記観察領域をスキャンするように連続的に形成される複数の観測スポットのそれぞれから、レーザー照射に起因する散乱光を検出するユニットと、前記複数の観測スポットから得られる散乱光に基づき、前記複数の観測スポットの中から前記生体内部のターゲット部分の情報を含む散乱光が得られると判断される第1の観測スポットを限定するユニットと、前記第1の観測スポットまたはその周りの観測スポットから、少なくとも1つの成分の分光スペクトルを取得し、その強度に基づき前記生体内部の状態を示す第1の情報を出力するユニットとを有する。
Jingwei Shao、外6名、「In Vivo Blood Glucose Quantification Using Raman Spectroscopy」、PLOS ONE、2012年10月、第7巻、第10号、e48127
国際公開第2014/178199号
このような非特許文献1および特許文献1に記載の技術を超えて、血液を良好に測定可能な技術が望まれる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、血液を良好に測定することが可能な血液測定装置を提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる血液測定装置は、分光器と、光源からの励起光を生体に照射し、前記生体からのラマン散乱光を前記分光器へ導く光学系と、前記光学系による前記生体への前記励起光の照射位置を調整する制御部と、前記分光器によって分光された各波長の光を用いて前記ラマン散乱光のスペクトルを検出する検出器とを備え、前記検出器によって検出された複数の前記スペクトルが積算され、積算結果に基づいて、前記生体の血液に含まれる物質に関する数値情報が測定され、前記制御部は、前記照射位置を変更しながら前記複数のスペクトルがそれぞれ検出されるように、前記照射位置を調整する。
(2)好ましくは、前記血液測定装置は、さらに、前記検出器によって検出された前記スペクトルに基づいて、前記照射位置が前記生体の血管位置であるか否かを判定する判定処理を行う判定部を備え、前記判定部は、前記判定処理を複数回行い、前記制御部は、前記判定処理が行われた後に、前記照射位置を変更する。
(3)より好ましくは、前記血液測定装置は、さらに、前記検出器によって検出された前記複数のスペクトルを積算する演算部を備え、前記演算部は、前記判定処理において前記血管位置でないと判定された前記照射位置に対応する前記スペクトルを積算対象から除外する。
(4)好ましくは、前記励起光が継続して同じ前記照射位置に照射される時間が制限されており、前記時間は設定変更可能である。
(5)上記課題を解決するために、この発明の他の局面に係わる血液測定装置は、分光器と、光源からの励起光を生体に照射し、前記生体からのラマン散乱光を前記分光器へ導く光学系と、前記光学系による前記生体への前記励起光の照射範囲または照射強度を調整する制御部と、前記分光器によって分光された前記ラマン散乱光のスペクトルを検出する検出器とを備え、前記検出器によって検出された複数の前記スペクトルが積算され、積算結果に基づいて、前記生体の血液に含まれる物質に関する数値情報が測定され、前記制御部は、前記検出器によって前記スペクトルが検出された後、前記照射範囲を大きくしてその後元に戻すか、または前記照射強度を小さくしてその後元に戻す調整処理を行い、前記検出器は、前記調整処理が行われた後、新たな前記スペクトルを検出する。
(6)好ましくは、前記血液測定装置は、さらに、前記検出器によって検出された前記スペクトルに基づいて、前記生体への前記励起光の照射位置が前記生体の血管位置であるか否かを判定する判定処理を行う判定部を備え、前記制御部は、前記判定処理において前記血管位置でないと判定された場合に前記照射位置を変更し、前記判定処理において前記血管位置であると判定された場合に前記調整処理を行う。
(7)より好ましくは、前記血液測定装置は、さらに、前記検出器によって検出された前記複数のスペクトルを積算する演算部を備え、前記演算部は、前記判定処理において前記血管位置でないと判定された前記照射位置に対応する前記スペクトルを積算対象から除外する。
(8)好ましくは、前記スペクトルを検出するために所定の大きさの照射範囲および所定の大きさの照射強度の前記励起光を前記生体に照射し、前記所定の大きさの照射範囲となる継続時間および前記所定の大きさの照射強度となる継続時間の少なくともいずれか一方が制限されており、制限されている前記継続時間は設定変更可能である。
本発明によれば、血液を良好に測定することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る血液測定装置の構成を示す図である。 図2は、血液のスペクトルの一例を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る血液測定装置が生体における血液の分析を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。 図4は、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置の構成を示す図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置が生体における血液の分析を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。 図6は、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置の変形例の構成を示す図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置の変形例が生体における血液の分析を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[血液測定装置の構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る血液測定装置の構成を示す図である。
図1を参照して、血液測定装置101は、分光器1と、光学系2と、制御部3と、検出器4と、判定部5と、演算部6と、処理部7と、記憶部8と、分析部9と、光源10とを備える。分光器1は、スリット1aと、回折格子1bとを含む。光学系2は、コリメートレンズ31と、バンドパスフィルタ32と、ダイクロイックミラー33と、走査ミラー34と、対物レンズ35と、バンドパスフィルタ36と、集光レンズ37とを含む。
光源10は、たとえば、自ら励起光を発する光源であり、具体的には単色光を出力するレーザーである。なお、光源10は、LED(Light‐Emitting Diode)であってもよい。また、光源10は、血液測定装置101の外部に設けられてもよい。
この例では、光源10は、たとえば、cw(continuous wave)レーザーであり、励起光として、パワーおよび波長がそれぞれ50mWおよび785nmであるレーザー光を光学系2におけるコリメートレンズ31へ照射する。
光学系2は、光源10からの励起光を生体LBに照射し、生体LBからのラマン散乱光を分光器1へ導く。
より詳細には、たとえば、光学系2におけるコリメートレンズ31は、光源10から受ける励起光を略平行の光に変換する。
バンドパスフィルタ32は、たとえば、コリメートレンズ31からの励起光の波長成分のうち、当該励起光のスペクトルにおけるピークすなわちレーザー光において最も強いピーク以外の波長成分を減衰させる。
バンドパスフィルタ32を透過した励起光は、たとえば、ダイクロイックミラー33および走査ミラー34によってそれぞれ反射されて対物レンズ35へ入射する。ここで、ダイクロイックミラー33は、たとえば、励起光を反射する一方で、励起光と異なる波長を有する、後述するラマン散乱光を透過する。
対物レンズ35は、たとえば、走査ミラー34によって反射された励起光を生体LBに集光する。このように、対物レンズ35によって励起光が集光された位置が、光学系2による生体LBへの励起光の照射位置Epである。
励起光の照射位置Epでは、生体内の物質、たとえば、血液、脂肪または血液中に含まれる成分等から、当該励起光に基づく固有の散乱光が生じる。この散乱光には、たとえばラマン散乱によるラマン散乱光、およびレイリー散乱によるレイリー散乱光が含まれる。
対物レンズ35は、たとえば、励起光の照射位置Epから広がる散乱光を略平行の光に変換する。走査ミラー34は、たとえば、対物レンズ35からの略平行の光を反射する。
バンドパスフィルタ36は、たとえば、走査ミラー34によって反射され、かつダイクロイックミラー33を透過した散乱光の波長成分のうち、上記励起光のスペクトルにおけるピークの波長成分を減衰させる。
集光レンズ37は、たとえば、バンドパスフィルタ36を透過した散乱光を分光器1におけるスリット1aに集光する。
分光器1におけるスリット1aを通過した散乱光は、たとえば回折格子1bによって回折されて検出器4に照射される。
検出器4は、分光器1によって分光された各波数または各波長の光を用いてラマン散乱光のスペクトルを検出する。ここで、検出器4は、少なくとも2つの波数または波長の光を測定すればよい。
より詳細には、検出器4は、たとえば、露光時間Teを含む測定命令を処理部7から受けると、回折格子1bにより回折された散乱光の波長ごとの強度を露光時間Te蓄積することによりスペクトルを測定する。そして、検出器4は、たとえば、測定したスペクトルを処理部7へ出力する。
[課題]
図2は、血液のスペクトルの一例を示す図である。なお、図2において、横軸はラマンシフトの波数を示し、縦軸は強度を示す。ラマンスペクトルの測定において、検出される散乱光の強度が弱い場合には、励起光のたとえば数十秒から数分にわたる照射を要することがある。
図2を参照して、たとえば、スペクトルSnは、正常な血液のスペクトルであり、スペクトルSaは、励起光により焼けた血球を含む血液のスペクトルである。
たとえば、ラマン分光法を用いる場合において、励起光を図1に示す生体LBにおける血管BVに集光すると、血管BVに含まれる血球が焼けてしまうことがある。
より詳細には、血管BVにおける血液の血流速度vbは、血管BVが細いほど小さくなる。具体的には、細動脈、細静脈および毛細血管の血流速度vbは、たとえば、それぞれ5mm/s、2.5mm/sおよび1mm/s程度である。なお、これらの血流速度vbは、測定対象者の体調または個体差等によってさらに遅くなる場合がある。
ラマンスペクトルを測定する場合、焦点距離が短いほど測定が容易である。具体的には、体表Sfから1〜2mmの深さDvに位置する毛細血管を流れる血液のラマンスペクトルの測定は、毛細血管より体表Sfから深い位置における細動脈または細静脈等を流れる血液のラマンスペクトルの測定と比べて容易である。
また、血糖値は、測定箇所または血液の採取位置によって異なる。また、たとえば、食後の血糖値の上昇のように、血糖値の時間変化は、生体LBにおける血管BVの位置によって異なる。ラマン分光法を用いて血糖値の測定を行う場合、ラマン散乱光の強度を血糖値に換算するために実際の測定値を用いて較正を行う。従来の侵襲型の血糖測定器による血糖測定値を用いて較正を行う場合、たとえば手の指先の毛細血管から採取した血液を測定対象とすることが多く、手の指先の毛細血管位置における血糖値が基準となっている。このため、ラマン分光法を用いた非侵襲型の血糖測定位置と、較正に用いる血糖値の測定位置または血液採取位置とが近いほど、正確な較正を行うことが可能となる。したがって、ラマン分光法を用いて血糖値の測定を行う場合においても、手の指先の毛細血管における血糖を測定することが、より正確な測定を行うことができるので望ましい。
すなわち、毛細血管における血液のラマンスペクトルの測定が望まれる一方、当該毛細血管では血流速度vbが小さいため同じ血球が励起光に長時間照射されるので、血球が焼ける可能性が高くなる。
また、たとえば、ラマンスペクトルを良好なS/N比で測定するために、特許文献1に記載のモニターのようにCARS(Coherent anti−Stokes Raman spectroscopy)を用いることが考えられるが、CARSでは強い励起光が必要であるため、血球が焼ける可能性が高くなる。
強い励起光を照射して血球が焼けてしまうと、正常なスペクトルSnと異なる異常なスペクトルSaが測定結果として得られてしまう。異常なスペクトルSaは、様々な特徴を示すが、その一例として、血球が焼ける際に強い光が発生するため、図2に示すように、正常なスペクトルSnに比べて信号強度が大きくなる。このため、たとえば血液中の血糖を正確に測定することが困難となってしまう。
そこで、本発明の実施の形態に係る血液測定装置では、以下のような構成および動作により、このような課題を解決する。
[基本構成および動作]
再び図1を参照して、たとえば、処理部7は、露光時間Teを保持する。ここで、露光時間Teは、たとえばユーザにより設定される。ユーザは、測定対象の血液の血流速度vb等に応じて露光時間Teを設定する。具体的には、ユーザは、たとえば、測定対象の血管BVにおける血流速度vbが大きい場合、血球が焼けない程度まで露光時間Teを大きくし、測定対象の血管BVにおける血流速度vbが小さい場合、血球が焼けない程度まで露光時間Teを小さくする。
処理部7は、たとえば、後述する移動完了情報を制御部3から受けると、露光時間Teを含む測定命令を検出器4へ出力し、当該測定命令の応答として検出器4からスペクトルを受ける。
処理部7は、たとえば、検出器4からスペクトルを受けると、受けたスペクトルを判定部5および演算部6へ出力する。
判定部5は、たとえば、検出器4によって検出されたスペクトルに基づいて、照射位置Epが生体LBの血管位置であるか否かを判定する判定処理を複数回行う。
具体的には、判定部5は、たとえば、当該スペクトルにおけるピークに基づいて判定処理を行う。
より詳細には、判定部5は、たとえば、処理部7からスペクトルを受けると、受けたスペクトルを解析し、ヘモグロビン等の血液成分由来のピークの検出を試みる。判定部5は、たとえば、血液成分由来のピークを検出した場合、照射位置Epが生体LBの血管位置であると判定し、判定結果を示す血管検出情報を制御部3および演算部6へ出力する。
一方、判定部5は、たとえば、血液成分由来のピークを検出できなかった場合、照射位置Epが生体LBの血管位置でないと判定し、判定結果を示す血管不検出情報を制御部3および演算部6へ出力する。
なお、判定部5は、スペクトルにおける励起光のレイリー散乱に基づくピークのバンド幅に基づいて判定処理を行ってもよい。より詳細には、判定部5は、たとえば、当該ピークのバンド幅を取得し、取得したバンド幅において赤血球のレイリー散乱に基づくドップラーシフトを検出した場合、照射位置Epが生体LBの血管位置であると判定する。一方、判定部5は、たとえば、当該ドップラーシフトを検出できなかった場合、照射位置Epが生体LBの血管位置でないと判定する。
制御部3は、光学系2による生体LBへの励起光の照射位置Epを調整する。より詳細には、制御部3は、照射位置Epを変更しながら複数のスペクトルがそれぞれ検出されるように、照射位置Epを調整する。
たとえば、制御部3は、判定処理が行われた後に、照射位置Epを変更し、再び判定処理を行う。具体的には、制御部3は、判定処理が行われるたびに照射位置Epを変更する。すなわち、制御部3は、励起光が継続して同じ照射位置Epに照射される時間を制限する。
たとえば、走査ミラー34は、制御部3による制御に従って、ミラーの中心を通り、ミラー面に含まれ、かつ直交する2軸を回転軸として回転することが可能である。励起光の生体LBにおける照射位置Epは、たとえば、走査ミラー34が当該2軸をそれぞれ回転軸として回転することで当該励起光の反射方向を変化させることにより対物レンズ35の光軸方向(以下、縦方向とも称する。)に直交する方向(以下、横方向とも称する。)に走査される。
より詳細には、制御部3は、たとえば、判定部5から血管検出情報または血管不検出情報を受けると1回の判定処理が行われたと認識し、走査ミラー34を制御して照射位置Epを横方向に移動させる。
この際、制御部3は、たとえば、横方向において、所定のパターンに従って照射位置Epを移動させてもよいし、ランダムに照射位置Epを移動させてもよいし、所定の2点間において照射位置Epを往復させてもよい。
なお、制御部3は、照射位置Epを横方向に移動させるために、必要に応じて血液測定装置101における走査ミラー34以外の光学素子等を動かしてもよい。
また、走査ミラー34が回転することにより照射位置Epを変更する構成に限らず、光学系2を複数配置し、測定に用いる光学系2を切り替えることにより照射位置Epを変更する構成であってもよい。また、光学系2の一部である走査ミラー34および対物レンズ35を複数配置しておき、測定に用いる走査ミラー34および対物レンズ35を切り替えることにより照射位置Epを変更する構成であってもよい。
制御部3は、たとえば、照射位置Epの移動が完了すると、照射位置Epの移動が完了したことを示す移動完了情報を処理部7へ出力する。
なお、制御部3は、照射位置Epの移動が完了すると移動完了情報を処理部7へ出力する構成に限らず、照射位置Epの移動完了後、所定時間またはランダムな時間待機してから移動完了情報を処理部7へ出力する構成であってもよい。また、制御部3は、上述の待機を行うことにより、周期的に移動完了情報を処理部7へ出力する構成であってもよい。
血液測定装置101では、たとえば、検出器4によって検出された複数のスペクトルが積算され、積算結果に基づいて、生体LBの血液に含まれる物質に関する数値情報が測定される。
より詳細には、演算部6は、たとえば、検出器4によって検出された複数のスペクトルを積算する。具体的には、演算部6は、たとえば、判定部5から血管検出情報を受けると、処理部7から受けた対応のスペクトルを記憶部8に保存する。演算部6は、たとえば、記憶部8に保存したスペクトルが所定数に達すると、記憶部8に保存した所定数のスペクトルを積算し、積算したスペクトルである積算スペクトルを分析部9へ出力する。
また、演算部6は、たとえば、判定処理において血管位置でないと判定された照射位置Epに対応するスペクトルを積算対象から除外する。具体的には、演算部6は、たとえば、判定部5から血管不検出情報を受けると、処理部7から受けた対応のスペクトルを破棄する。
分析部9は、たとえば、演算部6から積算スペクトルを受けると、受けた積算スペクトルを分析する。より詳細には、分析部9は、たとえば、検量線または換算係数等を用いて積算スペクトルから血管BVにおける血液中の血糖濃度を算出し、算出した血糖濃度を、測定完了を示す完了情報と共に図示しない表示部に表示する。
このように、血液測定装置101では、励起光が継続して同じ照射位置Epに照射される時間Tpが制限されている。この時間Tpは、たとえば設定変更可能である。ここで、時間Tpは、たとえば露光時間Teおよび判定処理に要する時間の和である。
[動作]
血液測定装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下に示すフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。この装置のプログラムは、外部からインストールすることができる。この装置のプログラムは、記録媒体に格納された状態で流通する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る血液測定装置が生体における血液の分析を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
図3を参照して、たとえば、光源10が、一定のパワーで励起光を出力している状況を想定する。
まず、血液測定装置101は、照射位置Epに集光された励起光に基づく散乱光のスペクトルを測定する(ステップS102)。
次に、血液測定装置101は、測定したスペクトルを解析し(ステップS104)、解析結果に基づいて、照射位置Epが血管位置であるか否かを判断する(ステップS106)。
血液測定装置101は、照射位置Epが血管位置でないと判断すると(ステップS106でNO)、測定したスペクトルを破棄する(ステップS108)。
一方、血液測定装置101は、照射位置Epが血管位置であると判断すると(ステップS106でYES)、測定したスペクトルを保存する(ステップS116)。
次に、血液測定装置101は、スペクトルが所定数保存されているか否かを確認する(ステップS118)。
血液測定装置101は、測定したスペクトルを破棄するか(ステップS108)、またはスペクトルが所定数保存されていないと確認した場合(ステップS118でNO)、照射位置Epを変更する(ステップS110)。
次に、血液測定装置101は、変更後の照射位置Epに集光された励起光に基づく散乱光のスペクトルを新たに測定する(ステップS102)。
一方、血液測定装置101は、スペクトルが所定数保存されていると確認した場合(ステップS118でYES)、保存した各スペクトルを積算する(ステップS112)。
次に、血液測定装置101は、積算したスペクトルを分析し、たとえば血管BVにおける血液中の血糖濃度を算出する(ステップS114)。
なお、血液測定装置101は、上記ステップS108において、非血管位置のスペクトルの破棄を、当該スペクトルの測定が行われるたびに行う構成であるとしたが、これに限定するものではない。血液測定装置101は、たとえば、上記ステップS108において、非血管位置のスペクトルを破棄せずにマークを付して保存し、上記ステップS112において、マークが付されたスペクトルをまとめて破棄する構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係る血液測定装置は、検出器4によって検出された複数のスペクトルを積算し、積算結果に基づいて、生体LBの血液に含まれる物質に関する数値情報を測定する構成であるとしたが、これに限定するものではない。検出器4によって検出された複数のスペクトルの積算処理、および積算結果に基づく、生体LBの血液に含まれる物質に関する数値情報の測定処理は、血液測定装置101の外部に設けられたコンピュータ等の端末装置で行われる構成であってもよい。すなわち、血液測定装置101における演算部6、記憶部8および分析部9は、血液測定装置101の外部に設けられてもよい。
ところで、非特許文献1および特許文献1に記載の技術を超えて、血液を良好に測定可能な技術が望まれる。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る血液測定装置では、光学系2は、光源10からの励起光を生体LBに照射し、生体LBからのラマン散乱光を分光器1へ導く。制御部3は、光学系2による生体LBへの励起光の照射位置Epを調整する。検出器4は、分光器1によって分光された各波長の光を用いてラマン散乱光のスペクトルを検出する。検出器4によって検出された複数のスペクトルが積算され、積算結果に基づいて、生体LBの血液に含まれる物質に関する数値情報が測定される。そして、制御部3は、照射位置Epを変更しながら複数のスペクトルがそれぞれ検出されるように、照射位置Epを調整する。
このような構成により、励起光が、同じ位置に継続して照射される状況を回避することができるので、照射位置Epにたとえば血液が存在する場合においても当該血液のダメージを軽減することができる。これにより、ダメージを受けていない血液の良好なスペクトルを測定することができる。したがって、血液を良好に測定することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る血液測定装置では、判定部5は、検出器4によって検出されたスペクトルに基づいて、照射位置Epが生体LBの血管位置であるか否かを判定する判定処理を行う。判定部5は、判定処理を複数回行う。そして、制御部3は、判定処理が行われた後に、照射位置Epを変更する。
このような構成により、測定したスペクトルの良否の確認に有用な判定処理を行いながら、当該判定処理に基づく適切なタイミングで照射位置Epを変更することができるため、血液のダメージをより確実に軽減することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る血液測定装置では、演算部6は、検出器4によって検出された複数のスペクトルを積算する。そして、演算部6は、判定処理において血管位置でないと判定された照射位置Epに対応するスペクトルを積算対象から除外する。
このように、血管位置でないと判定された照射位置Epからのラマン散乱光に基づくスペクトルを積算対象から除外する構成により、正常な血液のスペクトルを選択して積算することができるので、より良好なスペクトルを取得することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る血液測定装置では、励起光が継続して同じ照射位置Epに照射される時間Tpが制限されている。そして、時間Tpは設定変更可能である。
このような構成により、たとえば、測定対象とする血管BVにおける血流速度vbに応じて時間Tpを設定することができるので、血液のダメージをより確実に軽減しながら血液のより良好なスペクトルを測定可能な使い勝手の良い装置を提供することができる。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る血液測定装置では、判定処理が行われるたびに照射位置Epを変更する構成であるとしたが、これに限定するものではない。血液測定装置101は、励起光の同じ位置への照射時間が時間Tpを越えているか否かの判定を行い、当該照射時間が時間Tpを越えている場合に照射位置Epを変更する構成であってもよい。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る血液測定装置と比べて励起光の照射範囲を変更するか、または励起光の照射強度を変更する血液測定装置に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る血液測定装置と同様である。
[血液測定装置の構成]
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置の構成を示す図である。
図4を参照して、血液測定装置102は、分光器1と、光学系2と、制御部43と、検出器4と、判定部5と、演算部6と、処理部7と、記憶部8と、分析部9と、光源10とを備える。
血液測定装置102における分光器1、光学系2、検出器4、判定部5、演算部6、処理部7、記憶部8、分析部9および光源10の構成および動作は、図1に示す血液測定装置101における分光器1、光学系2、検出器4、判定部5、演算部6、処理部7、記憶部8、分析部9および光源10とそれぞれ同様である。
光学系2は、光源10からの光を生体LBに照射し、生体LBからのラマン散乱光を分光器1へ導く。
検出器4は、分光器1によって分光されたラマン散乱光のスペクトルを検出する。具体的には、たとえば、検出器4は、処理部7から測定命令を受けると、回折格子1bにより回折された散乱光の波長ごとの強度を露光時間Te蓄積することによりスペクトルを測定し、測定したスペクトルを処理部7へ出力する。
処理部7は、たとえば、後述する変更完了情報Ia、または移動完了情報を制御部43から受けると、露光時間Teを含む測定命令を検出器4へ出力し、当該測定命令の応答として検出器4からスペクトルを受ける。
処理部7は、たとえば、検出器4からスペクトルを受けると、受けたスペクトルを判定部5および演算部6へ出力する。
判定部5は、たとえば、検出器4によって検出されたスペクトルに基づいて、照射位置Epが生体LBの血管位置であるか否かを判定する判定処理を行う。
判定部5は、たとえば、判定処理において血液成分由来のピークを検出した場合、照射位置Epが生体LBの血管位置であると判定し、判定結果を示す血管検出情報を制御部43および演算部6へ出力する。
一方、判定部5は、たとえば、判定処理において血液成分由来のピークを検出できなかった場合、照射位置Epが生体LBの血管位置でないと判定し、判定結果を示す血管不検出情報を制御部43および演算部6へ出力する。
たとえば、制御部43は、判定処理において血管位置でないと判定された場合に照射位置Epを変更する。
たとえば、対物レンズ35は、制御部43による制御に従って、励起光の光軸に沿って移動することが可能である。たとえば、対物レンズ35がこのように移動することで励起光の焦点すなわち照射位置Epが縦方向に移動する。
制御部43は、たとえば、自己の血液測定装置102の測定開始時において、血管位置を探索する探索処理を行う。
より詳細には、制御部43は、たとえば、走査ミラー34および対物レンズ35の少なくともいずれか一方を制御して照射位置Epを横方向および縦方向の少なくともいずれか一方に移動させる。制御部43は、たとえば、照射位置Epの移動が完了すると、移動完了情報を処理部7へ出力する。
制御部43は、たとえば、照射位置Epの移動後のスペクトルに基づく判定処理の結果として血管不検出情報を判定部5から受けると、照射位置Epを横方向および縦方向の少なくともいずれか一方にさらに移動させ、移動完了情報を処理部7へ出力する。
一方、制御部43は、たとえば、照射位置Epの移動後のスペクトルに基づく判定処理の結果として血管検出情報を判定部5から受けると、探索処理を終了する。
制御部43は、光学系2による生体LBへの励起光の照射範囲Eaを調整する。ここで、照射範囲Eaは、図4に示すように、たとえば生体LBの体表Sfにおいて励起光が照射される範囲Eaである。また、照射強度Eiは、図4に示すように、たとえば生体LBの体表Sfにおいて、照射範囲Eaにおける単位面積当たりのパワーである。
より詳細には、制御部43は、検出器4によってスペクトルが検出された後、照射範囲Eaを大きくしてその後元に戻す調整処理AP2を行う。たとえば、制御部43は、判定処理において血管位置であると判定された場合に調整処理AP2を行う。
具体的には、制御部43は、探索処理の終了時における対物レンズ35の位置を記憶しておく。そして、制御部43は、血管検出情報を判定部5から受けたタイミングにおいて、対物レンズ35をたとえば生体LBに近づく方向へ移動させることにより照射範囲Eaを大きくする。
このような構成により、励起光の焦点が体表Sfから離れる方向へ移動するので、血管BVにおける血液の同じ血球が受ける励起光のエネルギーを減らすことができる。これにより、血液が受けるダメージを抑制することができる。
なお、制御部43は、上記タイミングにおいて、対物レンズ35をたとえば生体LBから離れる方向へ移動させることにより照射範囲Eaを小さくしてもよい。
このような構成により、励起光の焦点が体表Sfへ近づく方向へ移動するので、血管BVにおける血液の同じ血球が受ける励起光のエネルギーを減らすことがでる。これにより、血液が受けるダメージを抑制することができる。
制御部43は、たとえば、対物レンズ35を移動させた後、待機時間Tw待機する。制御部43は、たとえば、待機時間Tw経過すると、記憶しておいた位置に対物レンズ35を移動させることにより照射範囲Eaを元に戻し、照射範囲Eaを変更した後で元に戻したことを示す変更完了情報Iaを処理部7へ出力する。
処理部7は、たとえば、変更完了情報Iaを制御部43から受けると、露光時間Teを含む測定命令を検出器4へ出力する。
検出器4は、調整処理AP2が行われた後、新たなスペクトルを検出する。具体的には、検出器4は、たとえば、測定命令を処理部7から受けると、回折格子1bにより回折された散乱光の波長ごとの強度を露光時間Te蓄積することにより新たなスペクトルを測定する。そして、検出器4は、たとえば、測定した新たなスペクトルを処理部7へ出力する。
このように、血液測定装置102では、スペクトルを検出するために所定の大きさの照射範囲Eaおよび所定の大きさの照射強度Eiの励起光を生体LBに照射し、所定の大きさの照射範囲Eaとなる継続時間Taが制限されている。この継続時間Taは、たとえば設定変更可能である。ここで、継続時間Taは、たとえば露光時間Teおよび判定処理に要する時間の和である。
なお、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置では、制御部43は、検出器4によってスペクトルが検出された後、対物レンズ35を移動させて照射範囲Eaを大きくし、その後、記憶しておいた位置に対物レンズ35を移動させることにより照射範囲Eaを元に戻す構成であるとしたが、これに限定するものではない。制御部43は、照射範囲Eaを大きくした後、照射範囲Eaを小さくする構成であればよい。また、制御部43が照射範囲Eaを大きくしてその後元に戻す場合においても、戻した後の照射範囲Eaが元の照射範囲Eaと比べて多少異なっていてもよい。
[動作]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置が生体における血液の分析を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
図5を参照して、まず、血液測定装置102は、照射位置Epに集光された励起光に基づく散乱光のスペクトルを測定する(ステップS202)。
次に、血液測定装置102は、測定したスペクトルを解析し(ステップS204)、解析結果に基づいて、照射位置Epが血管位置であるか否かを判断する(ステップS206)。
血液測定装置102は、照射位置Epが血管位置でないと判断すると(ステップS206でNO)、測定したスペクトルを破棄する(ステップS208)。
次に、血液測定装置102は、照射位置Epを変更する(ステップS210)。
次に、血液測定装置102は、変更後の照射位置Epに集光された励起光に基づく散乱光のスペクトルを新たに測定する(ステップS202)。
一方、血液測定装置102は、照射位置Epが血管位置であると判断すると(ステップS206でYES)、測定したスペクトルを保存する(ステップS212)。
次に、血液測定装置102は、スペクトルが所定数保存されていないと確認した場合(ステップS214でNO)、照射範囲Eaを変更する(ステップS216)。
次に、血液測定装置102は、待機時間Tw待機する(ステップS218)。
次に、血液測定装置102は、照射範囲Eaを元に戻す(ステップS220)。
次に、血液測定装置102は、照射位置Epに集光された励起光に基づく散乱光のスペクトルを新たに測定する(ステップS202)。
一方、血液測定装置102は、スペクトルが所定数保存されていると確認した場合(ステップS214でYES)、保存した各スペクトルを積算する(ステップS222)。
次に、血液測定装置102は、積算したスペクトルを分析し、たとえば血管BVにおける血液中の血糖濃度を算出する(ステップS224)。
[血液測定装置の変形例の構成]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置の変形例の構成を示す図である。
図6を参照して、血液測定装置102の変形例である血液測定装置103は、図4に示す血液測定装置102と比べて、制御部43の代わりに、制御部53を備える。
血液測定装置103における分光器1、光学系2、検出器4、判定部5、演算部6、処理部7、記憶部8、分析部9および光源10の構成および動作は、図4に示す血液測定装置102における分光器1、光学系2、検出器4、判定部5、演算部6、処理部7、記憶部8、分析部9および光源10とそれぞれ同様である。
光学系2は、光源10からの光を生体LBに照射し、生体LBからのラマン散乱光を分光器1へ導く。検出器4は、たとえば、処理部7から測定命令を受けると、回折格子1bにより回折された散乱光の波長ごとの強度を露光時間Te蓄積することによりスペクトルを測定し、測定したスペクトルを処理部7へ出力する。
処理部7は、たとえば、後述する変更完了情報Ii、または移動完了情報を制御部53から受けると、露光時間Teを含む測定命令を検出器4へ出力し、当該測定命令の応答として検出器4からスペクトルを受ける。
処理部7は、たとえば、検出器4からスペクトルを受けると、受けたスペクトルを判定部5および演算部6へ出力する。
判定部5は、たとえば、検出器4によって検出されたスペクトルに基づいて、照射位置Epが生体LBの血管位置であるか否かを判定する判定処理を行う。
たとえば、制御部53は、判定処理において血管位置でないと判定された場合に照射位置Epを変更する。
制御部53は、たとえば、自己の血液測定装置103の測定開始時において、血管位置を探索する探索処理を行う。
より詳細には、制御部53は、たとえば、走査ミラー34および対物レンズ35の少なくともいずれか一方を制御して照射位置Epを横方向および縦方向の少なくともいずれか一方に移動させる。制御部53は、たとえば、照射位置Epの移動が完了すると、移動完了情報を処理部7へ出力する。
制御部53は、たとえば、照射位置Epの移動後のスペクトルに基づく判定処理の結果として血管不検出情報を判定部5から受けると、照射位置Epを横方向および縦方向の少なくともいずれか一方にさらに移動させ、移動完了情報を処理部7へ出力する。
一方、制御部53は、たとえば、照射位置Epの移動後のスペクトルに基づく判定処理の結果として血管検出情報を判定部5から受けると、探索処理を終了する。
制御部53は、光学系2による生体LBへの励起光の照射強度Eiを調整する。より詳細には、制御部53は、検出器4によってスペクトルが検出された後、照射強度Eiを小さくしてその後元に戻す調整処理AP3を行う。たとえば、制御部53は、判定処理において血管位置であると判定された場合に調整処理AP3を行う。
具体的には、たとえば、光源10は、制御部53による制御に従って、出力するレーザー光のパワーを変更することが可能である。
また、制御部53は、たとえば、探索処理の終了時における光源10の出力光のパワー値を記憶しておく。そして、制御部53は、血管検出情報を判定部5から受けたタイミングにおいて、光源10の出力光のパワーを下げる制御を行う。
このような構成により、励起光の照射強度Eiが減少するので、血管BVにおける血液の同じ血球が受ける励起光のエネルギーを減ずることができる。これにより、血液が受けるダメージを抑制することができる。
制御部53は、たとえば、光源10の出力光のパワーを下げる制御を行った後、待機時間Tw待機する。制御部53は、たとえば、待機時間Tw経過すると、光源10の出力光のパワーを、記憶しておいたパワー値に戻す制御を行うことにより励起光の照射強度Eiを元に戻し、照射強度Eiを変更した後で元に戻したことを示す変更完了情報Iiを処理部7へ出力する。
処理部7は、たとえば、変更完了情報Iiを制御部53から受けると、露光時間Teを含む測定命令を検出器4へ出力する。
このように、血液測定装置103では、スペクトルを検出するために所定の大きさの照射範囲Eaおよび所定の大きさの照射強度Eiの励起光を生体LBに照射し、所定の大きさの照射強度Eiとなる継続時間Tiが制限されている。この継続時間Tiは、たとえば設定変更可能である。ここで、継続時間Tiは、たとえば露光時間Teおよび判定処理に要する時間の和である。
[動作]
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置の変形例が生体における血液の分析を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
図7を参照して、ステップS302〜S314の動作は、図5に示すステップS202〜S214の動作とそれぞれ同様である。
次に、血液測定装置103は、スペクトルが所定数保存されていないと確認した場合(ステップS314でNO)、照射強度Eiを変更する(ステップS316)。
次に、血液測定装置103は、待機時間Tw待機する(ステップS318)。
次に、血液測定装置103は、照射強度Eiを元に戻す(ステップS320)。
ステップS322〜S324の動作は、図5に示すステップS222〜S224の動作とそれぞれ同様である。
なお、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置では、所定の大きさの照射範囲Eaとなる継続時間Taまたは所定の大きさの照射強度Eiとなる継続時間Tiが制限される構成であるとしたが、これに限定するものではない。血液測定装置では、継続時間Taおよび継続時間Tiの両方が制限される構成であってもよい。
また、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置は、検出器4によって検出された複数のスペクトルを積算し、積算結果に基づいて、生体LBの血液に含まれる物質に関する数値情報を測定する構成であるとしたが、これに限定するものではない。検出器4によって検出された複数のスペクトルの積算処理、および積算結果に基づく、生体LBの血液に含まれる物質に関する数値情報の測定処理は、血液測定装置102または103の外部に設けられたコンピュータ等の端末装置で行われる構成であってもよい。すなわち、血液測定装置102または103における演算部6、記憶部8および分析部9は、血液測定装置102または103の外部にそれぞれ設けられてもよい。
また、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置では、制御部53は、光源10の出力光のパワーを下げる制御を行った後、光源10の出力光のパワーを、記憶しておいたパワー値に戻す制御を行うことにより励起光の照射強度Eiを元に戻す構成であるとしたが、これに限定するものではない。制御部53は、照射強度Eiを小さくした後、照射強度Eiを大きくする構成であればよい。また、制御部53が照射強度Eiを小さくしてその後元に戻す場合においても、戻した後の照射強度Eiが元の照射強度Eiと比べて多少異なっていてもよい。
以上のように、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置では、光学系2は、光源10からの励起光を生体LBに照射し、生体LBからのラマン散乱光を分光器1へ導く。制御部43は、光学系2による生体LBへの励起光の照射範囲Eaを調整する。検出器4は、分光器1によって分光されたラマン散乱光のスペクトルを検出する。検出器4によって検出された複数のスペクトルが積算され、積算結果に基づいて、生体LBの血液に含まれる物質に関する数値情報が測定される。制御部43は、検出器4によってスペクトルが検出された後、照射範囲Eaを大きくしてその後元に戻す調整処理AP2を行う。検出器4は、調整処理AP2が行われた後、新たなスペクトルを検出する。
このような構成により、励起光が、同じ位置に継続して集光される状況を回避することができるので、生体LBへの励起光の照射位置Epにたとえば血液が存在する場合においても当該血液のダメージを軽減することができる。これにより、ダメージを受けていない血液の良好なスペクトルを測定することができる。したがって、血液を良好に測定することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置では、光学系2は、光源10からの励起光を生体LBに照射し、生体LBからのラマン散乱光を分光器1へ導く。制御部53は、光学系2による生体LBへの励起光の照射強度Eiを調整する。検出器4は、分光器1によって分光されたラマン散乱光のスペクトルを検出する。検出器4によって検出された複数のスペクトルが積算され、積算結果に基づいて、生体LBの血液に含まれる物質に関する数値情報が測定される。制御部53は、検出器4によってスペクトルが検出された後、照射強度Eiを小さくしてその後元に戻す調整処理AP3を行う。検出器4は、調整処理AP3が行われた後、新たなスペクトルを検出する。
このような構成により、励起光が、同じ位置に継続して強い強度で照射される状況を回避することができるので、生体LBへの励起光の照射位置Epにたとえば血液が存在する場合においても当該血液のダメージを軽減することができる。これにより、ダメージを受けていない血液の良好なスペクトルを測定することができる。したがって、血液を良好に測定することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置では、判定部5は、検出器4によって検出されたスペクトルに基づいて、生体LBへの励起光の照射位置Epが生体LBの血管位置であるか否かを判定する。そして、制御部43は、判定処理において血管位置であると判定された場合に調整処理AP2を行い、判定処理において血管位置でないと判定された場合に照射位置Epを変更する。
このような構成により、たとえば測定の開始時において血管位置をより確実に探索することができ、また、測定したスペクトルの良否の確認に有用な判定処理を行いながら血液のダメージをより確実に軽減することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置では、判定部5は、検出器4によって検出されたスペクトルに基づいて、生体LBへの励起光の照射位置Epが生体LBの血管位置であるか否かを判定する。そして、制御部53は、判定処理において血管位置でないと判定された場合に照射位置Epを変更し、判定処理において血管位置であると判定された場合に調整処理AP3を行う。
このような構成により、たとえば測定の開始時において血管位置をより確実に探索しながら、血液のダメージをより確実に軽減することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置では、演算部6は、検出器4によって検出された複数のスペクトルを積算する。そして、演算部6は、判定処理において血管位置でないと判定された照射位置Epに対応するスペクトルを積算対象から除外する。
このように、血管位置でないと判定された照射位置Epからのラマン散乱光に基づくスペクトルを積算対象から除外する構成により、正常な血液のスペクトルを選択して積算することができるので、より良好なスペクトルを取得することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る血液測定装置では、スペクトルを検出するために所定の大きさの照射範囲Eaおよび所定の大きさの照射強度Eiの励起光を生体LBに照射し、所定の大きさの照射範囲Eaとなる継続時間Taおよび所定の大きさの照射強度Eiとなる継続時間Tiの少なくともいずれか一方が制限されている。そして、制限されている継続時間TaまたはTiは設定変更可能である。
このような構成により、たとえば、測定対象とする血管BVにおける血流速度vbに応じて継続時間TaまたはTiを設定することができるので、血液へのダメージをより確実に軽減しながら血液のより良好なスペクトルを測定可能な使い勝手の良い装置を提供することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る血液測定装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
なお、本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る各装置の構成要素および動作のうち、一部または全部を適宜組み合わせることも可能である。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 分光器
1a スリット
1b 回折格子
2 光学系
3 制御部
4 検出器
5 判定部
6 演算部
7 処理部
8 記憶部
9 分析部
10 光源
31 コリメートレンズ
32 バンドパスフィルタ
33 ダイクロイックミラー
34 走査ミラー
35 対物レンズ
36 バンドパスフィルタ
37 集光レンズ
43 制御部
53 制御部
101,102,103 血液測定装置

Claims (8)

  1. 分光器と、
    光源からの励起光を生体に照射し、前記生体からのラマン散乱光を前記分光器へ導く光学系と、
    前記光学系による前記生体への前記励起光の照射位置を調整する制御部と、
    前記分光器によって分光された各波長の光を用いて前記ラマン散乱光のスペクトルを検出する検出器とを備え、
    前記検出器によって検出された複数の前記スペクトルが積算され、積算結果に基づいて、前記生体の血液に含まれる物質に関する数値情報が測定され、
    前記制御部は、前記照射位置を変更しながら前記複数のスペクトルがそれぞれ検出されるように、前記照射位置を調整する、血液測定装置。
  2. 前記血液測定装置は、さらに、
    前記検出器によって検出された前記スペクトルに基づいて、前記照射位置が前記生体の血管位置であるか否かを判定する判定処理を行う判定部を備え、
    前記判定部は、前記判定処理を複数回行い、
    前記制御部は、前記判定処理が行われた後に、前記照射位置を変更する、請求項1に記載の血液測定装置。
  3. 前記血液測定装置は、さらに、
    前記検出器によって検出された前記複数のスペクトルを積算する演算部を備え、
    前記演算部は、前記判定処理において前記血管位置でないと判定された前記照射位置に対応する前記スペクトルを積算対象から除外する、請求項2に記載の血液測定装置。
  4. 前記励起光が継続して同じ前記照射位置に照射される時間が制限されており、
    前記時間は設定変更可能である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の血液測定装置。
  5. 分光器と、
    光源からの励起光を生体に照射し、前記生体からのラマン散乱光を前記分光器へ導く光学系と、
    前記光学系による前記生体への前記励起光の照射範囲または照射強度を調整する制御部と、
    前記分光器によって分光された前記ラマン散乱光のスペクトルを検出する検出器とを備え、
    前記検出器によって検出された複数の前記スペクトルが積算され、積算結果に基づいて、前記生体の血液に含まれる物質に関する数値情報が測定され、
    前記制御部は、前記検出器によって前記スペクトルが検出された後、前記照射範囲を大きくしてその後元に戻すか、または前記照射強度を小さくしてその後元に戻す調整処理を行い、
    前記検出器は、前記調整処理が行われた後、新たな前記スペクトルを検出する、血液測定装置。
  6. 前記血液測定装置は、さらに、
    前記検出器によって検出された前記スペクトルに基づいて、前記生体への前記励起光の照射位置が前記生体の血管位置であるか否かを判定する判定処理を行う判定部を備え、
    前記制御部は、前記判定処理において前記血管位置でないと判定された場合に前記照射位置を変更し、前記判定処理において前記血管位置であると判定された場合に前記調整処理を行う、請求項5に記載の血液測定装置。
  7. 前記血液測定装置は、さらに、
    前記検出器によって検出された前記複数のスペクトルを積算する演算部を備え、
    前記演算部は、前記判定処理において前記血管位置でないと判定された前記照射位置に対応する前記スペクトルを積算対象から除外する、請求項6に記載の血液測定装置。
  8. 前記スペクトルを検出するために所定の大きさの照射範囲および所定の大きさの照射強度の前記励起光を前記生体に照射し、前記所定の大きさの照射範囲となる継続時間および前記所定の大きさの照射強度となる継続時間の少なくともいずれか一方が制限されており、
    制限されている前記継続時間は設定変更可能である、請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の血液測定装置。
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