JP2017082941A - 索道における原動滑車の軸構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】中空軸により原動滑車を支持する軸構造において、中空軸の回転止めに要する加工が容易であって、したがって加工費が低減できる軸構造を提供すること。
【解決手段】減速機15を固設するとともにこの減速機15の下方に貫通孔を形成した原動フレーム11と、原動フレーム11の貫通孔に挿嵌して取り付けられた中空軸34と、原動フレーム15の上面に固着して中空軸34を掛止する止め板35と、中空軸34に回転自在に支持された原動滑車16と、中空軸34の内部に備え原動滑車16と減速機15を連結する駆動軸39と、を備え、止め板35と中空軸34にはそれぞれキー溝が形成されており、キー溝に平行キー41を嵌挿して中空軸34の回り止めを行うようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、索道において索条を駆動する原動滑車の軸構造に関する。
索道は、少なくとも2地点に設けられた停留場にそれぞれ回転自在に滑車を設け、これらの滑車間に張架した索条に搬器を懸垂して人員や物品を輸送する設備であり、主に傾斜地で輸送を行うチェアリフトやゴンドラリフトとして広く知られている。この索道設備においては、いずれか一方の停留場に電動機や減速機からなる原動装置を設け、これにより原動滑車を回転させ索条を駆動する。
索道において、線路長が短かったり乗車人員が少ないなど索条に作用する張力が比較的低い場合には、原動滑車は減速機の出力軸に直接支持され、減速機の入力軸に電動機が接続されて駆動されるように構成されている。これに対して、索条の張力が高い索道においては、原動滑車を減速機の出力軸で直接支持すると出力軸に作用するラジアル荷重が大きいために、より大型の減速機を採用することになる。このようなことから、索条張力の高い索道においては、中空軸を用いて原動滑車のラジアル荷重を支持するとともに、この中空軸の内部に駆動軸を備え、これにより原動滑車を回転駆動する構成が従来より採用されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、従来の原動滑車の軸構造を示す垂直方向断面図である。原動装置の機器類が配設された原動フレーム50には、原動滑車53の回転中心位置に貫通孔が穿孔されており、ここに中空軸52が挿嵌され固定されている。中空軸52の上部は、貫通穴に対して中空軸52が回転しないように平行キー59により回り止めがなされており、中空軸52の下部には、ベアリング54及びスリーブ55を介して原動滑車53が回転自在に支持されている。中空軸52の内部には、両端部にスプライン軸部が形成された駆動軸58が内挿されており、上側のスプライン軸部が減速機56の出力部と嵌合し、下側のスプライン軸部が原動滑車53に備えた駆動フランジ57と嵌合している。このような構成により、索条の張力に起因するラジアル荷重は中空軸52により受け、原動滑車53を回転させる駆動力は駆動軸58により伝達するようになっている。
国際公開第2012/080983号
上記したように従来の原動滑車の軸構造においては、中空軸52が原動フレーム50に対して回転しないように平行キー59を用いていた。しかしながら原動フレーム50は、その上部に減速機56や電動機等の機器類を配置するために大型の構造体であって、平行キー59のキー溝を加工するには大型な加工機でしか加工することができず、加工費が高価であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、中空軸の回転止めに要する加工が容易であって、したがって加工費が低減できる索道における原動滑車の軸構造を提供することを目的とする。
本発明は、減速機を固設するとともに該減速機の下方に貫通孔を形成した原動フレームと、該原動フレームの前記貫通孔に挿嵌して取り付けられた中空軸と、前記原動フレームの上面に固着して前記中空軸を掛止する止め板と、前記中空軸に回転自在に支持された原動滑車と、前記中空軸の内部に備え前記原動滑車と前記減速機を連結する駆動軸と、を備え、前記止め板と前記中空軸にはそれぞれキー溝が形成されており、前記各キー溝に平行キーを嵌挿して前記中空軸の回り止めを行うことを特徴としている。
本発明によれば、原動フレームにキー溝加工をする必要がないので、中空軸の回転止めに要する加工費を低減できる。
原動装置の側面図 原動装置の平面図 原動滑車の軸構造を示す断面図 図3におけるA−A矢視図 図3におけるB部の拡大図 従来の原動滑車の軸構造を示す垂直方向断面図
以下、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、索道における原動装置の側面図であり、図2は、原動装置の平面図である。原動装置10は、大別して原動フレーム11と、電動機13と、減速機15と、原動滑車16とを備えており、原動滑車16を回転駆動することにより、これに巻き掛けられた索条19を駆動する。原動装置10は、図示しない機械基礎や支柱等の構造体と組み合わされて、停留場内の高所に設置される。
原動装置10において、原動フレーム11の上部には、電動機フレーム12を介して電動機13が固設されており、中央部付近には減速機15が固設されている。電動機13の出力軸と減速機15の入力軸とは、自在継手14により連結されており、減速機15の入力軸部には制動装置17が設置されている。また、原動フレーム11の上部には、制動装置17を動作させる油圧ユニット18等、その他の機器類が配置されている。原動フレーム11の下部には、原動滑車16が回転自在に枢支されており、原動滑車16と減速機15とは、以下で説明する構造で連結され、電動機13を駆動することにより原動滑車16が回転する。
図3は、原動滑車16の軸構造を示す断面図である。原動フレーム11には、原動滑車16の回転中心位置に垂直方向の貫通孔が穿孔されており、ここに中空軸34が挿嵌されている。中空軸34の上部外周には、凹状に係止溝が形成されており、ここに止め板35を嵌合して中空軸34の上下方向位置を固定するとともに支持している。止め板35は、リング形状の鋼板を2分割したものであり、外周部を原動フレーム11に固着するとともに、内周部を中空軸34の外周に形成した凹溝にはめ込んで掛合している。中空軸34の下部には、ベアリング36を介してスリーブ37が回転自在に支持されている。原動滑車16は、水平方向に2分割された構造であり、分割された原動滑車16どうしでスリーブ37を挟み込み、原動滑車16が一体となってスリーブ37に取り付けられている。
原動滑車16の下部には、内面に内歯スプラインが形成された駆動フランジ38が固着されており、この駆動フランジ38の内歯スプラインには、中空軸34に内挿された駆動軸39の下端部がスプライン嵌合している。一方、駆動軸39の上端部にもスプラインが形成されており、このスプラインが減速機15の出力部とスプライン嵌合している。これにより、減速機15の出力部の回転が駆動軸39により駆動フランジ38へと伝達されて
原動滑車16が回転する。
駆動軸39には、図に示されたようにスプラインを形成した部分から内側方向へ向けて、スプラインの底面よりもやや細い外径のくびれ部39aを有している。中空軸34の上端には、内径が駆動軸39のくびれ部39aより若干大きく、外形が中空軸34の端部外径よりも大きく形成した軸押さえカラー40を固着している。これにより、構成部品の破損等により駆動軸39が抜け落ちるような場合には、軸押さえカラー40にスプライン部が掛止されて落下を阻止し、また同様に中空軸34が抜け落ちるような場合には、軸押さえカラー40が原動フレーム11に掛止されて落下が阻止される。軸押さえカラー40もまた止め板35と同様に、直径方向で2分割された構造となっている。
図4は、図3におけるA−A矢視図であり、図5は、図3におけるB部の拡大図である。軸押さえカラー40は、中空軸34の上端にボルトにより固着されており、止め板35は、原動フレーム11の上面にボルトにより固着されている。各図に示すように、中空軸34の上端部には、キー溝42が形成されており、これに対応して止め板35の内周部にキー溝43が形成されている。キー溝42とキー溝43には、平行キー41が嵌挿されており、これによって中空軸34が原動フレーム11に対して回転しないようになっている。また、平行キー41の上面には、軸押さえカラー40が被さっており、これによって平行キー41が抜け出さないようになっている。
以上説明したように本実施の形態では、止め板35にキー溝43を形成し、これに平行キー41を嵌挿して中空軸34の回り止めを行うようにしており、従来技術のように原動フレーム11にキー溝加工を施さなくてすむため、加工が容易であり加工費を低減することができる。また、構造が簡素であるので組み付けることも容易である。
10 原動装置
11 原動フレーム
12 電動機フレーム
13 電動機
14 自在継手
15 減速機
16 原動滑車
17 制動装置
18 油圧ユニット
19 索条
34 中空軸
35 止め板
36 ベアリング
37 スリーブ
38 駆動フランジ
39 駆動軸
39a くびれ部
40 軸押さえカラー
41 平行キー
42 キー溝
43 キー溝
50 原動フレーム
52 中空軸
53 原動滑車
54 ベアリング
55 スリーブ
56 減速機
57 駆動フランジ
58 駆動軸
59 平行キー

Claims (1)

  1. 減速機を固設するとともに該減速機の下方に貫通孔を形成した原動フレームと、該原動フレームの前記貫通孔に挿嵌して取り付けられた中空軸と、前記原動フレームの上面に固着して前記中空軸を掛止する止め板と、前記中空軸に回転自在に支持された原動滑車と、前記中空軸の内部に備え前記原動滑車と前記減速機を連結する駆動軸と、を備え、前記止め板と前記中空軸にはそれぞれキー溝が形成されており、前記各キー溝に平行キーを嵌挿して前記中空軸の回り止めを行うことを特徴とする索道における原動滑車の軸構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102205554B1 (ko) * 2020-07-15 2021-01-20 장석만 짚라인 화물 이송장치

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