JP2017081936A - 無菌医薬品有効成分の製造 - Google Patents

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レオーネ マリオ
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モロシーニ ピエルフランチェスコ
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Abstract

【課題】眼科用無菌製剤の製造に有用な無菌医薬品有効成分(API)の製造方法に関し、特に、滅菌されたブリンゾラミドの製造方法の提供。【解決手段】ブリンゾラミドの最終ガンマ線滅菌処理を含む,滅菌されたブリンゾラミドの製造方法であって,ブリンゾラミドが、保護雰囲気で包装された原体粉末であり、大気と置き換えられた前記雰囲気が、真空、アルゴン、窒素、またはヘリウムから選択され、ブリンゾラミドが、ポリエチレン製密閉袋内に包装されており、該容器が次いで耐酸素性及び耐湿性のある高バリア性素材で作られている他の袋に密封されている。【選択図】なし

Description

本発明は、眼科用無菌製剤の製造に有用な無菌原薬の製造方法に関する。
最終製剤と比較して無菌医薬品有効成分(API)の価値が低いことを考慮すると、無
菌医薬品有効成分(API)は無菌操作により製造できるが、原薬にとっては費用がかか
り、代わりに、最終滅菌法がより利便性が高く費用効率が良く;そのような方法としては
、薬局方では5つの処理、例えば、米国薬局方第1211章「公定書掲載医薬品の滅菌法
と無菌性保証」においては、蒸気滅菌法、乾熱滅菌法、ガス滅菌法(酸化エチレン)、電
離放射線滅菌法(ガンマ線、電子線)、濾過滅菌法を認めている。
全ての方法が医薬品粉末(一般的に熱及び湿気に弱い)へ使用するのに適しているわけ
ではなく、例えば、高圧飽和水蒸気を利用し、オートクレーブ中において120℃で施す
蒸気滅菌法、または装置を250℃以上の温度で作動させる乾熱滅菌法などが適している
わけではない。最も一般的に採用されている方法であるガス滅菌法は酸化エチレンである
。酸化エチレンのデメリットとしては、適した不活性ガスと混合させない場合の高い引火
性、変異原性、及び処理物質中、特に塩化物イオン含有物質中で有害残留物となる可能性
がある。酸化エチレン滅菌法の主要な制限要因の1つは、滅菌する必要のある製剤の最も
内側の部分にまで、ガスが拡散しづらいということである。したがって、必要なガスを浸
透させるためには、包装デザイン及び積載方法を判定する必要がある。
加熱滅菌に耐えられない医療機器の急速な普及、及び酸化エチレンの安全性への懸念か
ら、放射線滅菌の活用が増加している。医薬品有効成分及び最終製剤にもこの方法を適用
できる。放射線による滅菌のメリットには、低い化学反応性、低い測定可能残留性、及び
制御変数が少ないという事実が含まれる。実際、放射線滅菌は、制御基準が主に正確な測
定が可能な放射線吸収線量を基準としているという点でユニークである。線量設定及び線
量実証手順は、一般的に無菌性保証水準に達するのに必要な放射線量を確認するために使
用される。照射による温度上昇は最小限であるが、あるグレードや種類のプラスチック及
びガラスには影響を及ぼすこともある。
使用する2種類の電離放射は、放射性同位元素の崩壊(ガンマ線放射)及び電子線放射
である。どちらの場合も、求められる水準の無菌性保証を得られるよう設定された放射線
量は、最小線量及び最大線量設定の範囲内で、滅菌されるものの性質が受け入れられるよ
うなものであるべきである。
濾過による液体の滅菌は分離処理であり、破壊的作用に頼る他の滅菌方法とは異なる。
微生物保持材を通した濾過は、含有微生物の物理的除去により熱に不安定な溶液を滅菌す
るためにしばしば適用される。この手法のデメリットの1つには低水溶性製剤には適用で
きないということであり、濾過孔がとても微細(0.2ミクロンとなるまで)であるため
懸濁液の場合の濾過は実施不可能なので、きれいな溶液が要求される。
ブリンゾラミドは炭酸脱水酵素阻害薬(特に炭酸脱水酵素II型)である。炭酸脱水素
酵素は主に赤血球中(眼を含むその他の組織中にも)に含まれ;過剰な房水内産物に起因
する開放隅角緑内障及び眼圧上昇の治療に使用される懸濁性点眼液(Alcon Lab
oratories社のエイゾプト及びアザル(登録商標))として処方される。これは
既知原薬であり、米国薬局方に医薬品各条が掲載されている。
欧州特許第941094号(Alcon Laboratories社)には、非滅菌
原薬からの製剤の製造方法が記載されており、高圧蒸気滅菌の温度では化合物が大きな針
状結晶を形成して再結晶してしまうため、従来の滅菌方法はブリンゾラミド含有懸濁液の
製造には適用できないと説明されている。欧州特許第941094号によると、原料の融
解を引き起こすため乾熱滅菌も適当でなく、それに対して酸化エチレン滅菌及びガンマ線
滅菌は受け入れ難い分解産物をもたらすとのことである。濾過滅菌は、ブリンゾラミドが
難溶性であるため実施可能ではない。
欧州特許出願公開第2394637号(Zaklady Farmaceutyczn
e Polpharma社)には、無菌原薬からのブリンゾラミド懸濁性点眼液の製造方
法が記載されており、酸化エチレンまたはガンマ線照射により滅菌されるとの主張がある
。酸化エチレンによる滅菌は実施が困難であり、また薬局方及び現行のGMPで定められ
る医薬品有効成分の工業生産にはとても適しているは言えない。無菌製剤の製造に関する
専門のEU GMPガイドライン(Annex−12 医薬品製造における電離放射線の
使用)があるため、別の懸念が放射線による滅菌に関連している:「[...]放射線滅
菌は主に熱に弱い原料及び製剤の滅菌のために使用される。多くの医薬品及びいくつかの
包装材料は放射線感受性であるため、実験的に製剤への悪影響がないことが確認された場
合のみ本方法が許容される。」;具体的には、欧州薬局方5.1.1章によると、適切な
無菌性保証水準(SAL)を確保するために、正確なエネルギーが予測される場合にガン
マ線が使用される:「[...]この最終滅菌法のための参照吸収線量は25 kGyで
ある。その他の線量は、本方法を定期的に実施した場合に、選択した該線量が適性で再現
可能な水準の致死性を設定した許容範囲内で実現できると十分に実証された条件において
使用されてもよい。適用する手順及び予防は、10−6以下のSALを提供するようなも
のである。」
欧州特許出願公開第2394637号は、ブリンゾラミドの滅菌に関する技術的偏見(
欧州特許第941094号を参照)を克服し、ガンマ線照射による滅菌は本製剤にうまく
適応できることを示している。具体的には欧州特許出願公開第2394637号によると
、ガンマ線による滅菌は、薬学的に許容されるいずれの線量のガンマ線、好ましくは5、
10、15または25 KGのいずれかの線量、そしてさらに好ましくは15 kGyの
線量を適用して実施される。しかしながら、欧州特許出願公開第2394637号はブリ
ンゾラミド医薬品有効成分の分解について詳細を提供しておらず、エナンチオマー純度を
測定しているだけである。無菌性保証は原薬の工業的製造方法にとって鍵となることを考
えると、この場合であっても、この方法が実用的に適しているという証拠はないようであ
る。
これら考察はあるものの、医薬品の製造に有用なブリンゾラミド無菌医薬品有効成分の
工業的製造方法がまだ必要とされている。
欧州特許第941094号明細書 欧州特許出願公開第2394637号明細書
本発明が解決しようとする問題は、施行されている規定に従いながら、ブリンゾラミド
無菌グレードの製造方法を利用可能にし、分解現象を減少させつつ高エネルギーの照射(
25 kGy)の使用を可能にすることである。
さて、出願人は驚くことに、非微粉化または微粉化医薬品有効成分(API)の原末に
、好ましくはブリンゾラミドに、酸素がない中で直接ガンマ線を照射すると、分解過程が
生じず、米国薬局方(USP)関連医薬品各条に従う製剤の物理化学的特性の保持が可能
となることを明らかにした。よって、本発明の主題は、無菌医薬品有効成分(API)粉
末の製造方法であり、保護雰囲気下におけるAPIのガンマ線滅菌処理を含む。本発明の
方法は、便宜的に適当な容器中で、ブリンゾラミド粉末に対して施される。
ガンマ線照射による分解を防ぐために、保護雰囲気が重要であり、包装も有効期間中粉
末の無菌性を維持できるように適当にデザインされる。
本発明の特性及びメリットを以下の説明で詳細に示す。
微粉化工程の後に、ガンマ線を使用したブリンゾラミドの滅菌工程を実施することで、
本発明は上記の要件を満たすことを可能にする。
「保護雰囲気」とは、大気と置き換える雰囲気を意味する。適切な保護雰囲気には真空
、アルゴン、窒素、またはヘリウムが、好ましくは真空、窒素、またはヘリウムの雰囲気
が含まれる。
本発明の方法によると、適したプラスチック素材で、好ましくはポリエチレンで作られ
た密封袋などの適当な容器中に真空包装された粉末製剤に対して、本発明の滅菌方法を施
すことができ;その後容器を、耐酸素性及び耐湿性があり、ポリエステル、及びポリプロ
ピレン、またはポリエチレンなどのプラスチック素材と貼り合わせられた多層ラミネート
構造のアルミ箔または金属箔などの「高バリア性素材」で作られている他の袋に密閉し、
照射中酸素及び湿気が入り込まないようにし、最初の無菌水準を保つために無菌原料を外
部環境から隔てる。
ガンマ線はブリンゾラミド分子を分解するラジカル種(一重項−三重項遷移)の酸素分
子の活性化を促進するため、滅菌行程中の分解過程における酸素の役割は驚くべきもので
あると分かった。酸素のこの役割は、粒度が小さくなるにつれて表面積が著しく大きくな
るため微粉化粉末においてより顕著になる;表面積の増大は空気にさらされる表面の増加
を意味するため、微粉化粉末の挙動は非微粉化粉末の挙動とは完全に異なり、先端技術に
基づくとそれは予測不可能であった。本発明の好ましい実施形態においては、完全に酸素
を除去するために保護包装を置換ガス(窒素またはヘリウム)中で実施し、原料を真空密
封する。包装素材は、原薬を外部環境から隔てる重要な役割を持つので、滅菌処理中は酸
素との接触を避け、滅菌処理後は無菌性グレードを維持するようにする。
本発明の方法による滅菌工程は、ISOガイドラインUNI EN ISO 1113
7−1−2−3: 2006も考慮しながら、EU GMP及び欧州医薬品庁ガイドライ
ン:「医薬品製造における電離放射線の使用」Annex 12及び3AQ4aに従い妥
当性が実証された。実証作業は、少なくとも10−6の無菌性保証水準(SAL)を保証
し、得られた製剤は欧州薬局方及び米国薬局方の基準に従う「無菌」である。ガンマ線は
コバルト60線源から生成され、本発明の方法は高バリア性素材に包装された微粉化また
は非微粉化粉末に適用され、ブリンゾラミドは現行のUSP医薬品各条に従う乾燥粉末で
あり、微粉化粉末とは20ミクロン未満で90%の粒度分布を持つ微粉を意味する。原薬
は通常低バイオバーデンを有し、典型的には10CFU/g未満であり、それに対して
は規定線量の25 KGyが所望の10−6未満のSALを達成するのに適している。滅
菌処理は周囲温度または0℃未満から−78℃までの温度において施される。
出願人により、本発明の滅菌方法はブリンゾラミド原末に適用した場合、重大な分解過
程を引き起こすことはなく、また分解過程の増加が見られる場合、規定の関連物質のUS
P試験仕様:0.3%以下の単一不純物かつ1.0%以下の総不純物よりは低く;より一
般的には、得られた無菌製剤は米国薬局方の関連医薬品各条で制定された全ての品質基準
に完全に従うものであることが証明された。本発明の方法により得られた無菌医薬品有効
成分(API)は、好ましくは、ブリンゾラミドが医薬組成物の製造のために、薬学的に
許容される担体と共に使用される。
本発明の方法により得られた無菌ブリンゾラミドは、開放隅角緑内障及び眼圧上昇の治
療のための医薬組成物の製造のために、薬学的に許容される担体と共に使用される。
以下の実施例で本発明をさらに詳しく説明するが、これらに限定されるものではない。
全ての分析はUSPブリンゾラミド医薬品各条に従って実施され、無菌性試験及びバイ
オバーデン試験は欧州薬局方及び米国薬局方に従って実施された。
2つの関連物質(不純物):不純物A及び不純物BがUSP医薬品各条に記載されてい
る。
不純物Aは、典型的には原薬溶液の加熱により生成されるブリンゾラミドのエナンチオ
マーであり、該滅菌方法はオートクレーブ中で120℃において施されるため欧州特許第
941094号に記載の方法の主要分解産物である。
不純物A:(S)−4−(エチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプ
ロピル)−2H−チエノ[3,2−e]−l,2−チアジン−6−スルホンアミド 1,
1−ジオキシド
不純物Bはブリンゾラミドのデスエチル類似体であり、典型的には紫外線ストレス、ま
たはガンマ線滅菌処理などの放射線曝露により生成される。
不純物B:(R)−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−
2H−チエノ[3,2−e]−l,2−チアジン−6−スルホンアミド 1,1−ジオキ
シド
その他不純物(不純物C及び不純物D)はブリンゾラミド原薬中によく見られるもので
あり、製造工程及び/またはガンマ線滅菌処理から生じた。
不純物C:4−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−2H
−チエノ[3,2−e]−l,2−チアジン−6−スルホンアミド 1,1−ジオキシド
不純物D:4−オキソ−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−2H−チ
エノ[3,2−e]−l,2−チアジン−6−スルホンアミド 1,1−ジオキシド
さらなる検出可能不純物がガンマ線処理の分解副生成物として一般的に見られ、それら
は個別的にではなく不純物の集合体(既知及び未知の両方)と見なされる。
3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−2H−チエノ[3,2−e]−1
,2−チアジン−6−スルホンアミド 1,1 ジオキシド
(R)−4−(エチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2−(3−メトキシプロピル)−
2H−チエノ[3,2−e]−l,2−チアジン−6−スルホン酸 1,1−ジオキシド
(実施例1)
4つの異なるブリンゾラミドUSPグレード試料(各3g、非微粉化原料)をリニア低
密度ポリエチレン(LDPE liner)中に密封し、さらにバリア複合箔(ポリエス
テル、アルミニウム、高密度ポリエチレン(HDPE))に入れ、それぞれの包装容器を
異なる放射線グレード:10、15、20及び25 KGyに室温(RT)でさらした。
USPに従って原料を試験し、粉末の外観、関連物質、及び無菌性についての詳細を表1
に示した。
20及び25 KGy試験の粉末の外観以外、全ての試料がUSP仕様に従っている。
(実施例2)
微粉化ブリンゾラミド(100g)USPグレードの一試料をリニア低密度ポリエチレ
ン(LDPE liner)中に密封し、さらに二重のバリア複合箔(ポリエステル、ア
ルミニウム、高密度ポリエチレン(HDPE))に入れ、原料を室温(RT)で25 K
Gyの放射線にさらした。USPに従って原料を試験し、粉末の外観、関連物質、及び無
菌性についての詳細を表2に示した。
試料はUSP仕様に従っていない。
(実施例3)
微粉化ブリンゾラミド(100g)USPグレードの一試料を、真空下でリニア低密度
ポリエチレン(LDPE liner)中に密封し、さらに二重のバリア複合箔(ポリエ
ステル、アルミニウム、高密度ポリエチレン(HDPE))に入れ、原料を室温(RT)
で25 KGyの放射線にさらした。USPに従って原料を試験し、粉末の外観、関連物
質、及び無菌性についての詳細を表3に示した。
試料はUSP仕様に従っている。
(実施例4)
微粉化ブリンゾラミド(100g)USPグレードの一試料を、真空下及び調整雰囲気
下(窒素)でリニア低密度ポリエチレン(LDPE liner)中に密封し、さらに二
重のバリア複合箔(ポリエステル、アルミニウム、高密度ポリエチレン(HDPE))に
入れ、原料を−78℃でドライアイスと共に25 KGyの放射線にさらした。USPに
従って原料を試験し、粉末の外観、関連物質、及び無菌性についての詳細を表4に示した
試料はUSP仕様に従っている。
(実施例5)
微粉化ブリンゾラミド(100g)USPグレードの一試料を、真空下及び調整雰囲気
下(ヘリウム)でリニア低密度ポリエチレン(LDPE liner)中に密封し、さら
に二重のバリア複合箔(ポリエステル、アルミニウム、高密度ポリエチレン(HDPE)
)に入れ、原料を−78℃でドライアイスと共に25 KGyの放射線にさらした。US
Pに従って原料を試験し、粉末の外観、関連物質、及び無菌性についての詳細を表5に示
した。
試料はUSP仕様に従っている。

Claims (13)

  1. 保護雰囲気下における無菌医薬品有効成分(API)のガンマ線滅菌処理を含む、無菌
    医薬品有効成分(API)の製造方法。
  2. 前記ガンマ線滅菌処理をポリエチレン製密封袋内で施し、その後該容器を耐酸素性及び
    耐湿性のある高バリア性素材で作られている他の袋に密封する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記APIが微粉化ブリンゾラミド粉末である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ガンマ線滅菌処理を25 KGyの放射線量で施し、且つガンマ線がコバルト60
    から生成される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記高バリア性素材が、ポリエステル、ポリプロピレン、またはポリエチレンと貼り合
    わせられた多層ラミネート構造のアルミ箔または金属箔である、請求項2に記載の方法。
  6. 真空下で密封された前記API粉末に前記ガンマ線滅菌処理を施す、請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の方法。
  7. 窒素雰囲気下またはヘリウム雰囲気下で密封された前記API粉末に前記ガンマ線滅菌
    処理を施す、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記ガンマ線滅菌処理を、室温または0℃未満から−78℃までの温度において施す、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記ガンマ線滅菌処理を、−78℃において25 KGyの放射線量を使用し、ヘリウ
    ム雰囲気下で密封された前記API粉末に施す、請求項4、7及び8のいずれか1項に記
    載の方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法により得られた、無菌密封された医薬品有効
    成分(API)粉末。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法により得られた、無菌密封された微粉化ブリ
    ンゾラミド粉末。
  12. 薬学的に許容される担体、及び請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法により得られ
    た無菌医薬品有効成分(API)を含有する医薬組成物。
  13. 薬学的に許容される担体、及び請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法により得られ
    た無菌ブリンゾラミドを含有する、開放隅角緑内障及び眼圧上昇の治療のための医薬組成
    物。
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CN113855821A (zh) * 2021-10-08 2021-12-31 湖北科技学院 一种荷叶粉灭菌方法
CN114177204A (zh) * 2021-12-15 2022-03-15 湖南永州异蛇生物制药有限公司 一种眼镜蛇中药生粉的制备方法

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