JP2017080355A - 競技用ペースメーカー装置 - Google Patents

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JP2017080355A
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茂美 平岡
Shigemi Hiraoka
茂美 平岡
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Adatara
Adatara LLC
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Adatara
Adatara LLC
Shinagawa Tsushin Kogyo Kk
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Abstract

【課題】距離競技において、同じレーンで練習する多数の競技者に対し、所定ポイントに於けるラップタイムをLEDで発光表示させるストップウォッチ機能付きペースメーカ装置を提供する。
【解決手段】表示部発光信号ユニットを競技に応じて、適当な間隔に設置し、制御装置からタイムデータを送信する。例えば、水泳の場合は1m間隔に光信号ユニットを設置し、スタート後各光信号ユニット設置位置までの到達時間を制御装置で計算し、各ユニット位置への到達時前後の時刻を対応する3個のLEDで点灯させる。LEDの点灯時間や色、輝度で変化させることで、競技者は光信号ユニットを見る位置で「早い」か「遅い」かを確認できる光ストップウォッチ機能を持たせた。また、同一レーンで多数の競技者が連続して練習できるようにするため、発光信号ユニットに信号処理機能を持たせたことにより、適当な時間間隔で連続して練習可能な制御ソフト機能を持たせた。
【選択図】図1

Description

本発明は、練習中の多数の競技者が、1:目標タイム、2:自己ベストタイム、3:自己平均タイムの「3タイム」とのズレを競技中に設置された光信号ユニットから光信号としてこれらの情報を同時に受けられるようにした競技練習者用ストップウォッチ機能付きの競技用ペースメーカー装置である。
これまで、タイムとの随時比較は以下の2方式が知られている。
(1)画像合成により、TVディスプレイ上に世界記録等の記録ラインを表示する画像合成方式。
(2)目標タイムに合わせて、タイム表示板又はランプを次々に点灯表示させる光点灯方式。
特開平8−173587(図1) 特開2002−291955(図1)
上記で示した装置では、次のような課題がある。
(1)の場合:
競技者本人は競技中タイムを確認することが出来ない。その為、競技者の体力疲労状況とタイムとの関係等を練習中認識することが出来ない。
(2)の場合:
設置した表示板に目標タイムまたはスタート後のその位置までのラップタイムを確認できるが、競技者自身の自己ベストタイムや自己平均タイム等からのズレ時間を確認することはできない。また、同一レーンで利用できる競技者は一名である。
本発明の目的は、競技中の競技者本人が事前に設定した上記の、1:目標タイム、2:自己ベストタイム、3:自己平均タイムの3タイム(以下「3タイム」)より「早い」か「遅い」かのズレを常時確認できる点と、同一レーンで連続して複数の競技者が、練習することを可能にするデータ処理機能ソフトが装備されている点の2点の機能を装備した競技用ペースメーカー装置を提供することである。
上記目的を達成するため、競技に応じて必要な間隔に設置した光信号ユニットへ、パソコンと制御ソフトで構成される制御装置により、スタート点からその当該光信号ユニット設置位置に達する上記「3タイム」の時間を計算してデータ送信し、各光信号ユニットでは送られてきた「3タイム」のデータを処理し、「3タイム」の各タイムに対応させた3個のLEDで、発光色、点滅、点灯、輝度の4つのパラメータの組合せで発光表示させることで、競技者毎に設定した「3タイム」からのズレを知らせるストップ・ウォッチ機能を設けている。
光信号ユニットには複数のLEDを設け、各LEDにおいて、点滅、点灯時間、発光色、輝度を選択して発光表示することにより、競技者が目標タイム、自己ベストタイム、自己平均タイムと競技中の自己の競技時間とを比較確認できることを特徴とする競技用ペースメーカー装置である。
また、任意の間隔でスタートさせた複数の競技者に対し、各人に設定した「3タイム」を知らせることが可能な、「複数競技者用タイム制御用信号処理ソフト」を用いることも特徴とする。
「3タイム」のデータを受けた各光信号ユニットでは、当該光信号ユニット番地当てのデータが処理され、所定の時間になると、1:目標タイム → 2:自己ベストタイム → 3:自己平均タイムの順に割当てたられた各LEDが発光表示を開始する。各光信号ユニットの発光時刻は、制御装置の同期信号に合わせて表示する。
例えば、各光信号ユニットのLED点灯は、「3タイム」の各タイムに応じて、順次以下の様に点灯させる。
・到達時刻前:点滅。数秒前から1秒間隔で0.2秒間指定した色で点滅。
・到達時刻 :点灯。到達前の点滅時より輝度UPを上げ、同色で1秒間点灯。
・到達時刻後:点滅。1秒後から1秒間隔で0.2秒間、到達時刻前と異なる色で点滅。
各設定は制御PCで任意に変更可能である。
また、LEDの点灯色も競技者毎に任意に設定が可能である。
雨天時や水泳競技でも使用できるように、バスラインを透明の防水チューブで包装している。防水チューブでは、競技者が視認し易い様に一部をレンズ構造にしている。また、オモリを設置して沈めたり、オモリを外して浮かべることが可能である。
遠泳競技やトラック競技等周回を要する競技では、周回数を確認するためのセンサーを設置している。水泳では紫外線センサー、トラック競技では無線IDカードを競技者のタスキや腕等に携帯させ、スタート点通過時に信号を制御装置に送り「周回処理ソフト」で処理し、残回数を周回パネルに表示させることが可能である。トラックの場合は、ゼッケン番号と残回数を表示させることも可能である。
屋外競技時に制御装置と光信号ユニット間の通信に無線LAN等を用い、無線通信を利用可能にするため、使用前に各光通信ユニットと通信を行い、通信遅延時間を自動的に測定し補正する「無線LAN遅延処理ソフト」が利用可能である。
本発明によれば、練習中の競技者は競技中、近傍の光信号ユニットの3個のLEDの発光パターンとして、色、点滅、点灯、輝度を選択し発光表示することにより「3タイム」の情報を随時確認することが可能である。
競技者は情報を確認した時点で、自身のタイムが「3タイム」から「早い」か「遅い」かのズレを競技中に確認することが可能である。
また、競技者は競技中に「3タイム」からのズレを確認できることから、各地点での体力的な課題や競技中の戦略的課題等を認識することができる。
同一レーンで複数の競技者が利用可能であるため、施設利用効率が改善できることからコストパフォーマンスにも優れている。
本発明の水泳競技時の構成を示すブロック図である。 本発明のバスケーブル付き光信号ユニットの構成図である。 本発明の防水チューブの構造例を示す断面図である。
以下に図面を参照して実施例について説明する。
図1は、本発明の光ウォッチ・ペースメーカーの使用例の構成を示すブロック図である。制御装置2と光信号ユニット5はバスライン3で接続され、防水チューブ4で防水処理されている。スタート合図用のスピーカー6と折返し用センサー7及びゴール用センサー8を接続可能である。スタートは制御装置2よりスタート信号がスピーカー6に送られる。また電子ピストルの連動も可能である。これらの制御が、制御装置1台で可能となっている。
図2の光信号ユニット5は、信号処理24、バスコネクタ25を搭載した光信号ユニット基板20とバスコネクタ27付きバスケーブル26で構成されている。
光信号ユニット基板20には多色LEDを位置をずらして3個搭載している。例えば、LED21は目標タイム用、LED22は自己ベストタイム用、LED23は自己平均タイム用とすることで、「3タイム」を競技者は発光表示されるLEDの位置で識別し、タイムを確認することができる。
また、各LEDの発光色を変えることで、競技者は視認し易くなり、何タイムが表示されているか、鮮明に識別することが可能になっている。
図3は、防水チューブである。上部に競技者1が光信号を視認し易くする為、レンズ31構造を採用することも可能である。
オモリ32は、防水チューブをプールの底に沈める際に使用する。オモリを使用しないで浮上するようにしてもよく、背泳競技でロープに沿わせて設置し、使用することも可能である。
その際は、背泳用の制御ソフトを使用する。
競技者1は制御装置2に接続されたスピーカー6の制御装置2からのスピーカー音でスタートする。
競技者1が、制御装置2に事前に入力設定した「3タイム」(目標、ベスト、平均)情報に基づき制御装置2で計算された各光信号ユニット5設置位置での「到達情報データ」が、各光信号ユニット5に送られ、信号処理基板20で処理されLED21、22、23各々に点灯信号が送られ発光表示する。
各「到達情報データ」は、到達時刻の前後数秒間の点滅情報と到達時刻の点灯情報を有する。データは制御装置2で設定することが可能である。設定は、到達前では、点灯開始時間、点灯時間、間隔、点灯色等を設定する。到達時刻設定では、点灯時間(基本1秒間)、点灯色、輝度アップ量を設定する。到達後設定では、到達前同様に、点灯時間、間隔、点灯色、点灯終了時間を設定する。
「3タイム」各々のタイムに対してこの設定を行う。
例えば、各光信号ユニットのLED発光表示を、「3タイム」に応じて順次以下の様に点灯させる。
・到達時刻前:点滅。数秒前から1秒間隔で0.2秒間指定した色で点滅。
・到達時刻 :点灯。到達前の点滅時より輝度を上げ、同色で1秒間点灯。
・到達時刻後:点滅。1秒後から1秒間隔で0.2秒間、到達時刻前とは異なる色で点滅。
複数競技者用タイム制御用信号処理ソフトを搭載した制御装置2は、バスライン3で各光信号ユニット5に接続され、個々に光信号ユニット5を制御することで、競技者1、1’の様に複数の競技者を任意間隔で次々に競技をスタートさせることが可能である。間隔が近い場合や競技者の視力によりLED21,22,23の発光色は競技者毎に設定することができる。
1人の長距離競技者1に適用する際は、備え付けのタッチセンサー或いは装置の赤外線センサー7、8を利用する。長距離設定では、復路でも光信号ユニットを利用し往路同様に「3タイム」を表示する。ゴール2地点では周回数を水底の周回パネル9で確認できる。
水泳用の光信号ユニット5のバスケーブル3は、通常1mまたは2mの定尺であるが、陸上競技等では無線LAN等と通信可能なソフト機能とその際発生する信号処理に伴う遅れ時間を事前に調整する「無線LAN遅延処理ソフト」を備えている。
本発明はバスライン、無線LANの両方が利用可能であるため、量産工場内の生産ラインのタクト管理用装置として利用することも可能である。
1、1’…競技者
2…制御装置
3…バスライン
4…防水チューブ
5…光信号ユニット
6…スピ−カ
7…センサー1
8…センサー2
9…周回パネル
20…光信号処理基板
21…LED(目標タイム用)
22…LED(自己ベストタイム用)
23…LED(自己平均タイム用)
24…信号処理IC
25…バスコネクタ(オス)
26…バスケーブル
27…バスコネクタ(メス)
31…レンズ
32…オモリ

Claims (4)

  1. 光信号ユニットに複数のLEDを設け、各LEDの点滅、点灯時間、発光色、輝度を選択して発光表示することにより、競技者が目標タイム、自己ベストタイム、自己平均タイムと競技中の自己の競技時間とを比較確認できることを特徴とする競技用ペースメーカー装置。
  2. 1台の制御装置をもって、同一レーン内の複数の競技者に対し、個々に目標タイム、自己ベストタイム、自己平均タイム情報が伝達できる、複数競技者用タイム制御用信号処理ソフトを搭載したことを特徴とする請求項1に記載の競技用ペースメーカー装置。
  3. LEDの発光表示を競技者が視認し易くする為、防水チューブにレンズ機能を備えたことを特徴とする請求項1から2いずれか1項に記載の競技用ペースメーカー装置。
  4. 同一レーンの往復や周回競技時に、周回数が確認できる周回パネルを設けたことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の競技用ペースメーカー装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021037014A (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 康考 石原 陸上競技用ペースメーカー及びこのペースメーカーに用いる誘導灯
CN112687024A (zh) * 2021-03-12 2021-04-20 中国科学院自动化研究所 面向短道速滑或速度滑冰项目的分段跟踪计时方法和装置

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