JP2017079568A - 太陽光発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】不具合が生じた太陽電池モジュールのみを切り離し、その他の正常な太陽電池モジュールで発電可能とした太陽光発電システムを提供する。【解決手段】複数の太陽電池モジュール1を連結して構成された太陽光発電システムにおいて、太陽電池モジュール1、1間の連結を、複数個所で解除する複数の電路開閉器8と、各太陽電池モジュール1の出力端子間を連結して短絡回路を形成する複数の第1短絡開閉器9と、電路開閉器8と第1短絡開閉器9の開閉制御を行う制御装置14と、太陽電池モジュール1の出力状態を検出するモジュールセンサ11とを備え、第1短絡開閉器9を電路開閉器8の2次側に配置するとともに、何れかの太陽電池モジュール1の出力異常をモジュールセンサ11により検出した際、出力異常が検出された太陽電池モジュール1に接続される第1短絡開閉器9を閉路するとともに、電路開閉器8を開路する。【選択図】図2

Description

本発明は、太陽光発電システムに関するものである。
太陽光発電システムにおいて故障が発生した際や、地震等の非常時に安全を確保するための技術として、太陽電池モジュールが直列接続された領域(ストリング)内で、太陽電池モジュールごとに開閉器を設け、絶縁不良箇所の発生等、太陽電池モジュールに故障が生じた際には、その絶縁不良箇所の前後に配置された2つの開閉器のみを開状態とすることにより、ストリング内を電気的に切り離す技術が開示されている(特許文献1の図7)。
しかし前記の構造では、開閉器が開かれることにより、太陽電池モジュールが直列接続されたストリング単位で切り離されることとなる。このため、例えばストリング内で不具合が生じた太陽電池モジュールが1つのみであり、その他の太陽電池モジュールが正常に動作する場合であっても、ストリング毎の切り離しとなり、正常な太陽電池モジュールを有効に利用できない問題があった。
特開2000−114567号公報
本発明の目的は前記の問題を解決し、不具合が生じた太陽電池モジュールのみを切り離し、その他の正常な太陽電池モジュールで発電可能とした太陽光発電システムを提供することである。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、複数の太陽電池モジュールを連結して構成された太陽光発電システムにおいて、太陽電池モジュール間の連結を、複数個所で解除する複数の電路開閉器と、各太陽電池モジュールの出力端子間を連結して短絡回路を形成する複数の第1短絡開閉器と、これらの電路開閉器と第1短絡開閉器の開閉制御を行う制御装置と、前記太陽電池モジュールの出力状態を検出するモジュールセンサとを備え、前記第1短絡開閉器を、前記電路開閉器の2次側に配置するとともに、何れかの太陽電池モジュールの出力異常を前記モジュールセンサにより検出した際には、この出力異常が検出された太陽電池モジュールに接続される第1短絡開閉器を閉路するとともに、前記電路開閉器を開路すること特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の太陽光発電システムにおいて、前記電路開閉器の1次側に、各太陽電池モジュールの出力端子間を連結して短絡経路を形成する複数の第2短絡開閉器を備え、何れかの太陽電池モジュールの出力異常、または複数の太陽電池モジュールを連結した太陽電池モジュール群の出力異常を検出した際には、電路開閉器の開路に先立って前記複数の第2短絡開閉器を閉路し、前記電路開閉器の1次側に設けられた各モジュールセンサにより各太陽電池モジュールの出力を検出することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の太陽光発電システムにおいて、複数の第2短絡開閉器を閉路した後に、前記複数の電路開閉器を開路することを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の太陽光発電システムにおいて、各モジュールセンサにより各太陽電池モジュールの出力を検出した後に、正常な太陽電池モジュールに対応する電路開閉器を閉路するとともに、全ての第2短絡開閉器を開路することを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、複数の太陽電池モジュールを連結した太陽電池モジュール群を有する太陽光発電システムにおいて、太陽電池モジュール群間の連結を、複数個所で解除する複数の電路開閉器と、各太陽電池モジュール群の出力端子間を連結して短絡回路を形成する複数の第1短絡開閉器と、これらの電路開閉器と第1短絡開閉器の開閉制御を行う制御装置と、前記太陽電池モジュール群の出力状態を検出するモジュール群センサとを備え、前記第1短絡開閉器を、前記電路開閉器の2次側に配置するとともに、何れかの太陽電池モジュール群の出力異常を前記モジュール群センサにより検出した際には、この出力異常が検出された太陽電池モジュールに接続される第1短絡開閉器を閉路するとともに、前記電路開閉器を開路することを特徴とするものである。
本発明では、複数の太陽電池モジュールを連結して構成された太陽光発電システムにおいて、太陽電池モジュール間の連結を、複数個所で解除する複数の電路開閉器と、各太陽電池モジュールの出力端子間を連結して短絡回路を形成する複数の第1短絡開閉器と、これらの電路開閉器と第1短絡開閉器の開閉制御を行う制御装置と、太陽電池モジュールの出力状態を検出するモジュールセンサとを備え、第1短絡開閉器を、電路開閉器の2次側に配置するとともに、何れかの太陽電池モジュールの出力異常をモジュールセンサにより検出した際には、この出力異常が検出された太陽電池モジュールに接続される第1短絡開閉器を閉路するとともに、電路開閉器を開路する構成を採用している。したがって、不具合が生じた太陽電池モジュールのみを切り離し、その他の正常な太陽電池モジュールで発電動作を行うことができる。
請求項2に係る発明のように、出力異常を検出した際には第2短絡開閉器を閉路し、電路開閉器の1次側に設けられた各モジュールセンサにより各太陽電池モジュールの出力を検出し、その後、請求項3に係る発明のように、複数の電路開閉器を開路することができる。このように、電路開閉器の開放に先立って、第2短絡開閉器を投入するため、電路開閉器の開放時には、太陽電池モジュールの出力端子からの出力はゼロとなり、開路時のアーク発生を確実に防止することができる。
また、本発明を構成する第2短絡開閉器が投入されていると、各太陽電池モジュールの各素子に電流が流れ続ける状態となり、各素子の故障を招く恐れがある。したがって、請求項4に係る発明のように、各モジュールセンサにより各太陽電池モジュールの出力を検出した後に、正常な太陽電池モジュールに対応する電路開閉器を閉路するとともに、全ての第2短絡開閉器を開路することで、各素子の故障を防止することができる。
請求項5に係る発明は、複数の太陽電池モジュールを連結した太陽電池モジュール群を有する太陽光発電システムにおいて、太陽電池モジュール群間の連結を、複数個所で解除する複数の電路開閉器と、各太陽電池モジュール群の出力端子間を連結して短絡回路を形成する複数の第1短絡開閉器と、これらの電路開閉器と第1短絡開閉器の開閉制御を行う制御装置と、太陽電池モジュール群の出力状態を検出するモジュール群センサとを備え、第1短絡開閉器を、電路開閉器の2次側に配置するとともに、何れかの太陽電池モジュール群の出力異常をモジュール群センサにより検出した際には、この出力異常が検出された太陽電池モジュールに接続される第1短絡開閉器を閉路するとともに、電路開閉器を開路するものである。このような構成を採用すれば、請求項1に記載した太陽電池モジュール単位の他に、複数の太陽電池モジュールからなる太陽モジュール群、ストリング、アレイといった単位での電気的な切り離しを選択可能とすることができる。
太陽光発電システムの全体説明図である。 実施形態1におけるシステムの一部を抜き出した説明図である。 実施形態1におけるシステムの開閉手順1である。 実施形態1におけるシステムの開閉手順2である。 実施形態1におけるシステムの開閉手順3である。 実施形態1におけるシステムの開閉手順4である。 実施形態2におけるシステムの開閉手順1である。 実施形態2におけるシステムの開閉手順2である。 実施形態3におけるシステムの開閉手順1である。 実施形態3におけるシステムの開閉手順2である。 実施形態3におけるシステムの開閉手順3である。 実施形態3におけるシステムの開閉手順4である。 実施形態4におけるシステムの一部を抜き出した説明図である。 実施形態5におけるシステムの一部を抜き出した説明図である。 その他の実施形態を説明する図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1に示すように、本実施形態の太陽光発電システムは、太陽電池モジュール1が直列接続された領域(ストリング2)を複数並列に接続したアレイ3で発電した電力を、接続箱4に集めて、パワーコンディショナ15を介して商用系統へ出力するものである。接続箱4の内部には、各ストリング2単位で電路の開閉を行う分岐開閉器6と、全てのストリング2から出力される電力を集めた電路の開閉を行う集電開閉器7を備えている。
各太陽電池モジュール1は、数十V(30〜40V)の電圧を発生させることができる。ストリング2は、太陽電池モジュール1を複数個直列に接続して構成され、その出力電圧は、数百V(750〜1000V)となる。
ストリング2を構成する各太陽電池モジュール1は、各太陽電池モジュール1の背面側に設置されたジャンクションボックス5を介して、図2に示すように直列接続されている。
(実施形態1)
図2に示すジャンクションボックス5には、バイパスダイオード等が内蔵されている。
本実施形態では、各太陽電池モジュール1の背面側に設置されたジャンクションボックス5間を繋ぐ電路に、太陽電池モジュール1間の連結を複数個所で解除する複数の電路開閉器8と、各太陽電池モジュール1から電力を出力する出力端子間を連結して短絡回路を形成する第1短絡開閉器9及び第2短絡開閉器10とを備える。第1短絡開閉器9は、電路開閉器8の2次側に配置され、第2短絡開閉器10は、電路開閉器8の1次側に配置されるものである。ここで、電路開閉器8の1次側とは太陽電池モジュール1側を指し、電路開閉器8の2次側とは太陽電池モジュール1の反対側を指すものである。
また、短絡回路を形成した状態で各太陽電池モジュール1の出力状態を検出する複数のモジュールセンサ11が電路開閉器8の1次側に設けられている。モジュールセンサ11は、例えばCT等であり各モジュールの出力電流を検出可能な機能を備えたものである。さらに、複数の太陽電池モジュール1を連結した太陽電池モジュール群(ストリング2)の出力状態を検出する統合センサ12が、ストリング2から出力される電力を集めた電路上に設けられている。
各電路開閉器8と各短絡開閉器(第1短絡開閉器9、第2短絡開閉器10)の開閉操作は開閉動作部13により行われ、また開閉動作部13の動作制御は、太陽電池モジュール1の外部に設けられた制御装置14により行われる。なお、開閉動作部13としては、電路開閉器8や第1、第2短絡開閉器9、10のハンドルの開閉を行う自動開閉装置を用い、ハンドルの操作や操作規制を行うことができるものとすることが好ましい。また、電路開閉器8、第1短絡開閉器9、第2短絡開閉器10は、何れもリレーで構成するものとしても良い。この場合、開閉動作部13は制御装置14の制御によって動作制御信号を出力するものとする。
制御装置14は、1つの太陽電池モジュール1毎に設けられた、1つの電路開閉器8及び2つの短絡開閉器(第1短絡開閉器9、第2短絡開閉器10)を動作制御する開閉動作部13に対して制御信号を送信し、各開閉器の動作制御を行う。なお、本実施形態の制御装置14は各開閉動作部13に対して一斉同時遮断させる制御も可能であり、これによりストリング2の出力が停止されるため、接続箱4内の分岐開閉器6や集電開閉器7の点検及び内部の部品交換等が可能となる。
制御装置14の設置箇所は特に限定されないが、例えば、接続箱4やパワーコンディショナ15の内部に設置することができる。本実施形態では、同一ストリング2内の電路開閉器8と第1、第2短絡開閉器9、10とを同一の制御装置14で制御しているが、太陽電池モジュール1毎、即ち開閉動作部13毎に制御するものであっても良く、またはアレイ3単位で制御を行うものとしても良い。
ここで、統合センサ12により出力異常が検出された場合には、制御装置14から発信された制御信号を受けた開閉動作部13が、まず、図3のように同一太陽電池モジュール群(ストリング2)の全ての第2短絡開閉器10を投入する制御を行い、続いて、図4のように全ての電路開閉器8を開放する制御を行う。このように、電路開閉器8の開放に先立って、同一太陽電池モジュール群(ストリング2)内の全ての第2短絡開閉器10を投入する制御を行うことにより、電路開閉器8の開放時には、太陽電池モジュール1の出力端子からの出力はゼロとなり、開路時のアーク発生を確実に防止することができる。また、特許文献1で使用される開閉器よりも、容量が小さくコンパクトな開閉器を使用することができる。なお、出力異常の検出は、モジュールセンサ11により行うものとしても差し支えない。
電路開閉器8の開放動作は、第2短絡開閉器10が投入状態にあることを検出できた場合にのみ可能とする制御を行うことで、安全性の向上を図ることができる。前記の検出方法は特に限定されないが、例えば、電路開閉器8の1次側(接続箱4側)に出力検出手段を設けて、第2短絡開閉器10の投入後所定時間ごとに電流(もしくは電圧)出力検出を行い、出力が検出されない場合にのみ電路開閉器8を開放させるものとしても良い。これにより、電路開閉器8の開放時には確実に無アークとなり、安全性をさらに向上させることができる。
本実施形態では、統合センサ12による出力異常の検出は、出力値(電圧値や電流値)が規定値以下に低下した場合、出力値が他のストリング2の出力値よりも著しく低下した場合、または短絡時のアークノイズを検出し電圧値が著しく高くなった場合等を検出した際に制御装置14で異常と判定し、制御装置14による上記制御が開始されるものとした。なお、モジュールセンサ11による出力異常の検出も、統合センサ12と同様に、出力値が規定値以下に低下した場合や、他のモジュールセンサ11の出力値よりも著しく低下した場合等に制御装置14で異常として判定するものとしても良い。なお、統合センサ12として線間電圧を検出する電圧センサや、短絡時等に発生するアークノイズを検出するノイズセンサ等(CT等)を用いるものであっても良い。
以上のように第2短絡開閉器10を閉路し、電路開閉器8を開放した後には、各モジュールセンサ11によって太陽電池モジュール1の出力検出が行われる。図4に示す左側の太陽電池モジュール1aにおいて出力異常が検出された場合には、図5のようにこの出力異常が検出された太陽電池モジュール1aに接続される第1短絡開閉器9aを閉路するとともに、第2短絡開閉器10aを開路する。その後、図6に示すように、正常な太陽電池モジュール1bにおいては、電路開閉器8bを閉路するとともに、第2短絡開閉器10bを開路する。以上の構成により、不具合が生じた太陽電池モジュール1aのみをストリング2の回路から切り離すことができるため、その他の正常な太陽電池モジュール1bで発電動作を行うことができる。また、不具合が生じた太陽電池モジュール1aを切り離すことで、交換時や点検時の安全性を確保するものとしている。
なお、第2短絡開閉器10が閉路された状態が継続すると、各太陽電池モジュール1の各素子に電流が流れ続ける状態となる。各素子に電流を流し続けると、各素子に負担がかかり、素子寿命の低下や素子の故障の要因となり好ましくない。更に、太陽光発電システムを備えた建物に火災等の事故が起こった場合に、太陽光パネルを破壊して天井面を開放する処置が行われるケースがある。このような場合において、第2短絡開閉器10が投入されていると、太陽光モジュール1の破壊作業中の感電事故のリスクがある。そこで、本実施形態では、モジュールセンサ11や統合センサ12により出力異常が検出された際、もしくは、第2短絡開閉器9を投入して所定時間経過した後には、前記の第2短絡開閉器10を、自動により、開放可能とするシステム構成として、前記したような各素子の故障や感電事故の回避を図っている。
(実施形態2)
第1の実施形態においては、太陽電池モジュール群(ストリング2)の全ての第2短絡開閉器10を閉路した後に全ての電路開閉器8を開放させているが、図7に示す本実施形態のように、全ての第2短絡開閉器10を閉路した後には、出力異常を検出した左側の太陽電池モジュール1aの電路開閉器8aのみを開放しても良い。この場合、図8のように不具合の生じた太陽電池モジュール1aに接続される第1短絡開閉器9aを閉路するとともに、第2短絡開閉器10aを開路し、次に正常な太陽電池モジュール1bの第2短絡開閉器10bを開路して第1の実施形態と同じく図6の状態とする。このような構成によっても、不具合が生じた太陽電池モジュール1aのみを切り離し、その他の正常な太陽電池モジュール1bで発電動作を行うことができる。
(実施形態3)
図9に示す第3の実施形態は、請求項1記載の発明に対応する実施形態として電路開閉器8の2次側に第1短絡開閉器9を備えたものであり、電路開閉器8の1次側に第2短絡開閉器10を設けない点で、第1、第2の実施形態と相違する。本実施形態においては、統合センサ12またはモジュールセンサ11により出力異常が検出された場合には、制御装置14からの制御信号を受けた開閉動作部13が、まず同一太陽電池モジュール群(ストリング2)2の全ての第1短絡開閉器9を閉路して図10に示す状態となる。次に、各モジュールセンサ11により太陽電池モジュール1の出力検出が行われる。図10に示す左側の太陽電池モジュール1aにおいて出力異常が検出された場合には、図11のようにこの出力異常が検出された太陽電池モジュール1aの電路開閉器8aを開路する。その後、図12に示すように、正常な太陽電池モジュール1bにおいては、第1短絡開閉器9bを開路する。
以上の構成により、不具合が生じた太陽電池モジュール1aのみをストリング2の回路から切り離すことができる。また、本実施形態は第2短絡開閉器10を有しないため、不具合が生じた太陽電池モジュール1aに対応する電路開閉器8aを開放した際にアークが生じるが、全太陽電池モジュール1を直列状態で接続した従来技術と比較すると、アークを抑えた状態で電路開閉器8aを開放することができる利点がある。
(実施形態4)
図13に示すように、太陽電池モジュール1の背面側に設置されたジャンクションボックス5内に、電路開閉器8、第1短絡開閉器9、及び第2短絡開閉器10を内蔵させることもできる。
(実施形態5)
図14に示すように、複数の太陽電池モジュール1が連結された太陽電池モジュール群16間の連結を複数個所で解除する電路開閉器17と、太陽電池モジュール群16から電力を出力する出力端子間を連結して短絡回路を形成する第1短絡開閉器18及び第2短絡開閉器19とを備えるものとすることもできる。ここで、第1乃至第4の実施形態と同様、第1短絡開閉器18は、電路開閉器17の2次側に配置され、第2短絡開閉器19は、電路開閉器17の1次側に配置される。そして、これら電路開閉器17、第1短絡開閉器18、第2短絡開閉器19の開閉を制御する制御装置20が設けられている。また、電路開閉器17の1次側には太陽電池モジュール群16の出力状態を検出するモジュール群センサ21を配置するとともに、ストリング2から出力される電力を集めた電路上に、ストリング2の出力状態を検出する統合センサ22を配置するものとした。このような構成によっても、異常出力を検出した太陽電池モジュール群16の第1短絡開閉器18を閉路することで、太陽電池モジュール群16をストリング2から切り離すことができる。
前記構造を採用することにより、図15にその他の実施形態として示すように、第1乃至第4の実施形態に示した太陽電池モジュール1単位や、第5の実施形態に示した太陽電池モジュール群16単位の他に、ストリング2単位でアレイ3からの電気的な切り離しを選択可能とすることができる。これと同様に、アレイ単位での切り離しも可能であることは言うまでもない。
以上に示した何れの実施形態においても、太陽電池モジュール1の電路開閉器8、17の2次側に第1短絡開閉器9、18を配置することで、不具合が生じた太陽電池モジュール1aを安全に切り離すとともに、正常な太陽電池モジュール1bで発電を継続して行うことができるものとしている。
1 太陽電池モジュール
2 ストリング
3 アレイ
4 接続箱
5 ジャンクションボックス
6 分岐開閉器
7 集電開閉器
8 電路開閉器
9 第1短絡開閉器
10 第2短絡開閉器
11 モジュールセンサ
12 統合センサ
13 開閉動作部
14 制御装置
15 パワーコンディショナ
16 太陽電池モジュール群
17 電路開閉器
18 第1短絡開閉器
19 第2短絡開閉器
20 制御装置
21 モジュール群センサ
22 統合センサ

Claims (5)

  1. 複数の太陽電池モジュールを連結して構成された太陽光発電システムにおいて、
    太陽電池モジュール間の連結を、複数個所で解除する複数の電路開閉器と、
    各太陽電池モジュールの出力端子間を連結して短絡回路を形成する複数の第1短絡開閉器と、
    これらの電路開閉器と第1短絡開閉器の開閉制御を行う制御装置と、
    前記太陽電池モジュールの出力状態を検出するモジュールセンサとを備え、
    前記第1短絡開閉器を、前記電路開閉器の2次側に配置するとともに、
    何れかの太陽電池モジュールの出力異常を前記モジュールセンサにより検出した際には、この出力異常が検出された太陽電池モジュールに接続される第1短絡開閉器を閉路するとともに、前記電路開閉器を開路すること特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記電路開閉器の1次側に、各太陽電池モジュールの出力端子間を連結して短絡経路を形成する複数の第2短絡開閉器を備え、
    何れかの太陽電池モジュールの出力異常、または複数の太陽電池モジュールを連結した太陽電池モジュール群の出力異常を検出した際には、電路開閉器の開路に先立って前記複数の第2短絡開閉器を閉路し、前記電路開閉器の1次側に設けられた各モジュールセンサにより各太陽電池モジュールの出力を検出することを特徴とする請求項1記載の太陽光発電システム。
  3. 複数の第2短絡開閉器を閉路した後に、前記複数の電路開閉器を開路することを特徴とする請求項2記載の太陽光発電システム。
  4. 各モジュールセンサにより各太陽電池モジュールの出力を検出した後に、
    正常な太陽電池モジュールに対応する電路開閉器を閉路するとともに、
    全ての第2短絡開閉器を開路することを特徴とする請求項2または3記載の太陽光発電システム。
  5. 複数の太陽電池モジュールを連結した太陽電池モジュール群を有する太陽光発電システムにおいて、
    太陽電池モジュール群間の連結を、複数個所で解除する複数の電路開閉器と、
    各太陽電池モジュール群の出力端子間を連結して短絡回路を形成する複数の第1短絡開閉器と、
    これらの電路開閉器と第1短絡開閉器の開閉制御を行う制御装置と、
    前記太陽電池モジュール群の出力状態を検出するモジュール群センサとを備え、
    前記第1短絡開閉器を、前記電路開閉器の2次側に配置するとともに、
    何れかの太陽電池モジュール群の出力異常を前記モジュール群センサにより検出した際には、この出力異常が検出された太陽電池モジュールに接続される第1短絡開閉器を閉路するとともに、前記電路開閉器を開路することを特徴とする太陽光発電システム。
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