JP2017077343A - 生体情報計測装置およびその制御方法 - Google Patents

生体情報計測装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017077343A
JP2017077343A JP2015206456A JP2015206456A JP2017077343A JP 2017077343 A JP2017077343 A JP 2017077343A JP 2015206456 A JP2015206456 A JP 2015206456A JP 2015206456 A JP2015206456 A JP 2015206456A JP 2017077343 A JP2017077343 A JP 2017077343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biological information
menu
screen
layout
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015206456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6624882B2 (ja
Inventor
宣明 本宮
Nobuaki Motomiya
宣明 本宮
敬博 井須
Takahiro Isu
敬博 井須
慶春 江指
Yoshiharu Esashi
慶春 江指
永子 齋藤
Eiko Saito
永子 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuda Denshi Co Ltd
Original Assignee
Fukuda Denshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuda Denshi Co Ltd filed Critical Fukuda Denshi Co Ltd
Priority to JP2015206456A priority Critical patent/JP6624882B2/ja
Publication of JP2017077343A publication Critical patent/JP2017077343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6624882B2 publication Critical patent/JP6624882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】表示中の生体情報の視認性がメニュー表示によって低下することを抑制可能な生体情報計測装置およびその制御方法の提供。【解決手段】生体情報計測装置において選択可能なメニュー項目の一部だけを含んだメニュー画面だけをまず表示させる。その後は、選択されたメニュー項目に応じて、必要な場合だけ、さらなるメニュー項目を含んだメニュー画面または選択されたメニュー項目に対応する画面(設定画面など)を表示させる。メニュー画面は重畳表示し、表示前と画面のレイアウトは変更しない。【選択図】図3

Description

本発明は生体情報計測装置およびその制御方法に関する。
生体情報モニタやテレメータのような生体情報計測装置は、心電図、呼吸数、心拍数、血圧、体温、動脈血酸素飽和度(SpO)など、いわゆるバイタルサインの連続的な計測を行い、計測結果をリアルタイムに送信したり表示したりする装置である。生体情報計測装置には据え置き型のものと可搬型のものがあり、用途に応じていずれかが用いられるが、可搬型のものには据え置き型としても使用可能なものや、据え置き型のものの入力モジュールとして利用可能な構成を有するものもある(特許文献1)。
特開2014−132931号公報
生体情報計測装置には様々な生体情報を計測したり、計測した生体情報の様々な様式で表示したり、計測した生体情報の異常を知らせたりする機能が備わっており、ユーザが設定したり指示したりすることが可能な項目は多岐に渡る。従前の生体情報計測装置は、設定や表示を行う項目を選択するためのメニューや、メニューで選択された項目に対応する画面の表示領域を、計測中の生体情報の表示領域を減らすことで確保していた。そのため、メニューや、メニューで選択された項目に対応する画面の表示中は、表示される生体情報の項目数が少なくなったり、表示項目あたりの領域が小さくなったりしていた。
図7は、従来の生体情報計測装置の一例としての可搬型生体情報モニタの表示画面の例であり、図7(a)が通常時、図7(b)がメニュー表示時の例を示している。通常時の表示画面800のレイアウト(第1のレイアウト)は、氏名、ID、性別といった患者情報や、日時情報といった書誌的な情報を表示する書誌情報領域810と、予め定めた生体信号の波形を表示する波形領域820と、生体情報の計測値を表示する計測値領域830と、割り当てられた機能をワンタッチで実現する、ボタン状の外観を有する選択可能な領域を複数有するユーザキーを表示するユーザキー領域840とから構成される。このように、通常時の表示に用いられる第1のレイアウトでは、生体情報モニタで最も重要な機能である、計測した生体情報のリアルタイム表示に用いるための波形領域820および計測値領域830が画面の大半を占めている。
例えば、図7(a)の状態で、ユーザキーに含まれるメニューボタン841に対する操作が検出されると、表示画面800のレイアウトが、図7(b)に示すようなメニュー表示時のレイアウト(第2のレイアウト)に変更される。第2のレイアウトは、書誌情報領域810とユーザキー領域840については第1のレイアウトと同じであるが、波形領域820’と計測値領域830’が小さくなり、メニュー領域850が新たに含まれている。
メニュー領域850には、選択可能なメニュー項目851が種類ごとに分類されて一覧表示され、いずれかのメニュー項目が選択されると、対応する画面(設定画面、レポート画面など)がメニュー領域850に表示される。例えば、種類「基本設定」に分類されているメニュー項目「音」に対する操作が検出されると、図8(a)に示すような、アラーム音などの音量や音色を設定するための画面がメニュー領域850に表示される。
メニュー表示時および、設定画面やレポート画面の表示時に用いられる第2のレイアウトでは、第1のレイアウトと比較して、波形領域820’については表示される波形の数や長さの少なくとも一方が、計測値領域830’については表示項目数および表示の大きさの少なくとも一方が、削減される。したがって、第2のレイアウトでは、第1のレイアウトよりも把握できる生体情報の数が減少したり、生体情報の視認性が低下したりする。そのため、不必要に第2のレイアウトを用いることは望ましくない。画面の小さな可搬型の生体情報計測装置ではなおさらである。
ユーザキーに特定の画面を呼び出す機能を設定しておくことで、メニュー表示をスキップすることはできる。しかし、全メニュー項目の各々に対応するユーザキーを設けると、ユーザキーの中から所望の項目を探す手間が増え、ユーザキーの使い勝手を低下させてしまう。また、ユーザキーの増加に対応してユーザキー領域を増やすと、生体情報の表示領域(波形領域320や計測値領域330)が減少してしまう。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、表示中の生体情報の視認性が、メニュー表示によって低下することを抑制可能な生体情報計測装置およびその制御方法の提供を目的とする。
上述の目的は、タッチディスプレイ装置と、患者の生体情報を計測する計測手段と、タッチディスプレイ装置の表示を制御する制御手段と、を有し、制御手段は、計測した生体情報を、第1のレイアウトまたは第2のレイアウトでタッチディスプレイ装置の表示画面にリアルタイムに表示させ、生体情報を第1のレイアウトで表示している際に、タッチディスプレイ装置に対して第1の操作がなされたことを検出すると、生体情報を第1のレイアウトで表示させながら、表示画面の一縁部に、複数のメニュー項目の予め定められた一部に対応する第1のメニュー画面を重畳表示させ、第1のメニュー画面において、他のメニュー項目を含んだメニュー項目を選択する操作がなされたことを検出すると、生体情報を第1のレイアウトで表示させながら、他のメニュー項目を含んだ第2のメニュー画面を表示させ、第1のメニュー画面または第2のメニュー画面において、他のメニュー項目を含まないメニュー項目を選択する操作が検出されると、第1のメニュー画面および第2のメニュー画面のうち、表示中のメニュー画面の表示を終了させ、生体情報を第2のレイアウトで表示させながら、他のメニュー項目を含まないメニュー項目に対応する画面を、第1のレイアウトにおいて生体情報が表示されていた領域に表示させる、ことを特徴とする生体情報計測装置によって達成される。
このような構成により、本発明によれば、表示中の生体情報の視認性が、メニュー表示によって低下することを抑制可能な生体情報計測装置およびその制御方法を提供できる。
本発明の実施形態に係る生体情報計測装置の一例としての生体情報モニタの機能構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る生体情報モニタとドッキングステーションの外観例を示す斜視図である。 実施形態に係る生体情報モニタの画面表示例を示す図である。 実施形態に係る生体情報モニタの画面表示例を示す図である。 実施形態に係る生体情報モニタの表示処理動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態に係る生体情報モニタの表示処理動作を説明するためのフローチャートである。 従来の生体情報モニタの画面表示例を示す図である。 (a)は従来の、(b)は実施形態に係る生体情報モニタの画面表示例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。以下では、本発明を生体情報計測装置の一例としての可搬型生体情報モニタに適用した実施形態について説明する。なお、ここでいう「可搬型」とは、電池駆動が可能であり、生体情報を計測しながら患者とともに移動させることが可能であることを意味する。また、本発明は据え置き型の生体情報計測装置にも適用可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る可搬型生体情報モニタ100と、可搬型生体情報モニタ100を据え置き型のモニタ装置として用いるためのドッキングステーション(ベース部)200の機能構成例を示すブロック図である。また、図2は、本実施形態の可搬型生体情報モニタ100(以下、単に生体情報モニタという)とドッキングステーション200の外観例を示す斜視図である。
生体情報モニタ100は、各種のセンサや計測モジュールを接続可能な入力部110を有し、センサから逐次得られる生体信号を表示したり、異常を検出したりすることにより、患者の状態を常時監視するための装置である。生体情報モニタ100は通常、重症患者など、バイタルサインを監視する必要がある患者に用いられるため、心電図、呼吸数、心拍数、血圧、体温、動脈血酸素飽和度(SpO)など、複数の生体情報を計測する機能を有する。
入力部110は、各種のセンサや計測モジュールを機械的および電気的に接続するコネクタやインターフェースを備える。本実施形態では例示として以下のセンサおよび計測モジュールが接続されているものとする。なお、入力部110に接続される計測モジュールによっては、双方向の通信が可能である。
心電電極111は患者の四肢および/または胸部表面の所定部位に装着される複数の電極からなり、装着部位に応じた誘導波形を検出する。心電電極111の数や種類は計測する誘導波形の数や種類により異なる。また、心電電極間に高周波の微弱な電流を通電して胸郭のインピーダンスを計測し、その変化から胸郭の動きを検出するインピーダンス方式により呼吸数を算出することができる。血圧トランスデューサ112は患者の血管内に挿入されたカテーテルの端部に取り付けられ、血圧を電気信号に変換する。
脈波・SpOセンサ113はいわゆるパルスオキシメータであり、動脈血酸素飽和度(SpO)及び指尖容積脈波を光学的に検出して入力する。酸素と結びついているかどうかによってヘモグロビンの光の吸収度が異なること、また光の波長によっても吸収度が異なることを利用し、一般には赤色光と赤外光の2波長を用いて動脈血酸素飽和度を計測する。また、透過光又は反射光のAC成分が血液量に応じて変化することから、このAC成分を光学指尖容積脈波(PTG:photoplethysmograph)として検出する。
体温センサ114は例えば患者に装着されたサーミスタ温度センサであり、温度に応じた抵抗値を示す。心拍出量センサ115は患者の血管内に留置したサーミスタ温度センサであり、血液温度を計測する。血液温度の時間変化から熱希釈曲線を求め、注入液温度とStewart-Hamilton の公式を応用した式から心拍出量(CO)を得ることができる。また、心拍出量と血圧値とから、血管抵抗(SVR)を求めることができる。なお、心拍出量はインピーダンス法によって非侵襲的に求めてもよい。呼吸ガスセンサ116は呼気中の炭酸ガス(CO)濃度を計測する。なお、図1に示した、入力部110に接続されるセンサおよびモジュールは単なる例示であって、他のものが含まれていてもよいし、図示したもののいくつかがなくてもよい。
非観血血圧計117はカフ、ポンプ、排気弁、圧力センサなどを有する。圧力センサの信号を取得することにより、オシロメトリック法によって非観血的に血圧を計測することができる。非観血血圧は連続的に計測できないため、予め定めた一定周期ごとに計測を実施する。非観血血圧計117の動作(ポンプおよび排気弁の動作)は入力部110を通じて制御部140が制御する。
前処理部120は、入力部110に入力した生体信号に対し、A/D変換処理や電源ノイズ除去フィルタの適用など、信号に応じて予め定められた前処理を実行し、バッファメモリ130に保存する。前処理部120はDSPやASICなどのハードウェアで構成してもよいし、制御部140によって少なくとも一部の機能をソフトウェアで実現してもよい。バッファメモリ130は信号の一時的な記憶や、制御部140のワークエリアやビデオメモリとして用いる。
制御部140は例えば中央処理装置(CPU)などのプログラマブルプロセッサとRAM、ROMを有し、ROMに記憶されたプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することにより、生体情報モニタ100の動作を制御して全体的な機能を実現する。なお、ROMの少なくとも一部は書き換え可能であってよい。
外部インターフェース(I/F)150は、ドッキングステーション200との通信インターフェースであり、装置の筐体に設けられたコネクタで直接、あるいはケーブルを介してドッキングステーション200の外部インターフェース220と接続される。ドッキングステーション200が接続されているか否か、ドッキングステーション200から電源が供給されているか否かは、制御部140によって検出可能である。
アラームインジケータ160は制御部140により、機器の動作、生体信号の波形や数値などが予め定められた条件(アラーム設定)に規定された条件を満たすと判定された際に、例えば光や音によって警報を出力して報知するための1つ以上の出力デバイスである。アラームインジケータ160は、代表的には発光素子やスピーカであってよい。警報は重要度(レベル)によりレベル分けし、重要度に応じた警報を出力することができる。なお、警報はアラームインジケータ160だけでなく、タッチディスプレイ170に対するメッセージ表示などと組み合わせることもできる。制御部140は、例えば操作部180に対する所定の操作が検出されると警報の出力を停止する。
タッチディスプレイ170は、タッチパネルの機能を有する表示装置である。制御部140は予め定められたレイアウトにより、例えば心電波形、心拍数、体温、血圧値、呼吸数、呼吸波形、といった重要な生体情報をリアルタイムでタッチディスプレイ170に表示させる。また、制御部140は、操作部180の指示に応答して、タッチディスプレイ170に表示する内容および/またはレイアウトを変更する。
操作部180は電源スイッチをはじめとしたキー、スイッチ群であり、ユーザが生体情報モニタ100に指示や情報の入力を行うことを可能にする。なお、スイッチやキーの少なくとも一部は、タッチディスプレイ170に設けられたタッチパネルと、制御部140によるGUI表示とを組み合わせたソフトウェアスイッチとして実現されてもよい。また、操作部180は外付けのキーやスイッチを含んでもよい。
無線通信部190は、生体情報モニタ100が外部装置、例えばセントラルモニタ装置や、生体情報の計測を引き継ぐ別の生体情報計測装置に計測済みのデータや計測中に発生したイベントに関する情報を送信するために用いられる。無線通信に用いるプロトコルに特に制限は無く、例えばWi-Fi(IEEE802.11x)、Bluetooth(登録商標)、IrDA、ISO/IEC 18092などの近接無線通信(NFC)プロトコルなどを用いることができる。また、認証処理にNFCを利用し、認証処理後の通信をBluetoothやWi-Fiで行うBluetooth/Wi-Fiハンドオーバのように、複数の通信方法を組み合わせてもよい。なお、無線通信部190の代わりに(あるいは、無線通信部190に加えて)、同様の機能を実現するための有線通信部を有してもよい。
なお、図示した構成以外にも、メモリカードを取り扱うための構成(メモリカードスロットなど)、プリンタ(レコーダ)などを有してもよい。また、生体情報モニタ100は電池駆動可能であるが、ドッキングステーション200と接続されている状態では、外部I/F150を通じてドッキングステーション200から電源の供給を受けることができる。外部I/F150を通じて電源を供給されている場合、生体情報モニタ100は外部I/F150からの電源で動作し、また内蔵電池の充電を行う。
このような構成を有する生体情報モニタ100では、例えば操作部180を通じて電源が投入されると、入力部110を通じて入力される生体信号に対する処理を開始する。具体的には、前処理部120がA/D変換等を行って各種の生体信号を計測データとしてバッファメモリ130に保存し始める。そして、制御部140は、バッファメモリ130に保存された計測データについて、各種パラメータの算出処理、表示処理、評価処理や異常判定処理などを開始する。また、制御部140は、バッファメモリ130から記憶部195に計測データを転送したり、予め設定されたイベント発生時には、その時点における計測データなど予め定められた情報をイベントと関連付けて記憶部195に保存したりする。制御部140はさらに、計測された生体信号を解析して所定の様式のレポートを生成し、要求に応じて表示させる。レポートには様々なものがあるが、生体信号の経時変化やイベントの発生などを把握するのに役立つトレンド表示はレポートの代表例である。
ドッキングステーション200は、生体情報モニタ100の記憶部195に保存されたデータを読み出し、セントラルモニタやサーバ装置のような、生体情報モニタ100や患者に関するデータを管理するための外部装置に送信するための機能を提供する。ドッキングステーション200は、生体情報モニタ100が計測状態で接続されていれば、計測データをリアルタイムで外部装置に出力する。
外部I/F220は生体情報モニタ100を接続するための通信インターフェースである。また、外部I/F200は、接続された生体情報モニタ100に電源を供給するためにも用いられる。したがって、ドッキングステーション200は生体情報モニタ100の外部電源でもある。バッファメモリ240は外部I/F220を通じて受信した計測データを一時的に保存するために用いられたり、制御部210のワークエリアとして用いられたりする。制御部210は例えば中央処理装置(CPU)などのプログラマブルプロセッサとRAM、ROMを有し、ROMに記憶されたプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することにより、ドッキングステーション200の動作を制御して全体的な機能を実現する。なお、ROMの少なくとも一部は書き換え可能であってよい。
操作部230は電源スイッチをはじめとしたキー、スイッチ群である。生体情報モニタ100が接続されている場合、生体情報モニタ100の操作部180の一部の機能を無効とし、操作部230の操作を有効とすることができる。
通信部250は病院内のネットワークに接続され、ネットワーク上の外部装置と通信するために用いられる。通信部250は有線通信部でも無線通信部でもよい。
バス260はドッキングステーション200の構成要素間を相互接続する。
図2(a)は生体情報モニタ100の外観例を示す斜視図であり、図1と同じ構成要素には同じ参照数字を付してある。
図2(c)に示すように、ドッキングステーション200には生体情報モニタ100を装着するための空間が設けられている。生体情報モニタ100は、右側面下部に設けられた外部I/F150のコネクタを、ドッキングステーション200の外部I/F220のコネクタに直接嵌合させることによりドッキングステーション200に装着することができる。なお、不用意に生体情報モニタ100が外れないよう、外部I/F220のコネクタだけでなく、生体情報モニタ100とドッキングステーション200の筐体同士も嵌合するように構成されている。図2(b)は、生体情報モニタ100をドッキングステーション200に接続した状態を示している。
次に、本実施形態の生体情報モニタ100における表示制御動作について、図3〜図6を用いて説明する。
図5(a)は、生体情報モニタ100の計測時の動作の概要を示すフローチャートである。生体情報モニタ100は、患者の生体信号の計測を常時行い、計測値に基づく所定の情報をリアルタイムに表示する(S10)。
図3(a)は本実施形態の生体情報モニタ100の通常時におけるタッチディスプレイ170の表示画面300のレイアウト(第1のレイアウト)の例を示している。第1のレイアウトは、ID、性別といった患者情報や、日時情報といった書誌的な情報を表示する書誌情報領域310と、予め定めた生体信号の波形を表示する波形領域320と、生体情報の計測値を表示する計測値領域330とから構成される。従来と異なり、ユーザキー用の固定表示領域は存在しない。
制御部140は、S10で計測動作および通常時の表示を行いながら、タッチディスプレイ170に対する操作を監視する。そして、予め定められた第nの操作が検出されたかどうかを判定する(S20)。ここで、nは自然数であり、本実施形態では1〜4のいずれかであるものとする。また、第nの操作がどのような操作であるか、第nの操作が検出された際にどのような動作を実行するかについては予め設定されて記憶部195に記憶されているものとする。
したがって、S20で制御部140は、予め定められた第1〜第4の操作のいずれかを検出したかどうかを判定し、いずれも検出されなければ処理をS10に戻して計測処理および通常時の表示処理を継続する。一方、予め定められた第1〜第4の操作のいずれかを検出したと判定されれば、制御部140は処理をS30に進めて、検出した操作に対する処理を実行し、終了したら処理をS10に戻す。
ここで、第1のメニュー画面340の表示指示に相当する第1〜第4の操作は、タッチ操作として検出可能な任意の操作であってよいが、所定のGUIをタップする操作ではなく、ジェスチャーのように、接触位置を所定のパターンで移動させる操作とする。これにより、GUIの表示領域を不要とすることができる。本実施形態では一例として、第1〜第4の操作は例えば、接触位置を互いに異なる第1〜第4の方向に連続して、所定距離以上移動させる操作(第1〜第4の方向へのスワイプ操作)とする。本実施形態では一例として、第1〜第4の方向はそれぞれ画面に向かって右方向、上方向、下方向、左方向とする。なお、他のジェスチャ(特定パターンの軌跡)の入力、複数の接触位置の関係が所定の条件を満たす操作、などを第1〜第4の操作として検出してもよい。以下、第1〜第4の操作のそれぞれが検出された場合の処理について具体的に説明する。
S20で制御部140がタッチディスプレイ170に対して第1の操作(右方向へのスワイプ操作)がなされたことを検出した場合、制御部140は図5(b)に示す第1の操作に対する表示処理を実行する。本実施形態では第1の操作はメニュー画面の表示に関連付けられているものとする。
S110で制御部140は、第1のメニュー画面をタッチディスプレイ170の表示画面の一縁部に表示させる。図3(b)に、第1のメニュー画面340を表示画面の左縁部に重畳表示させた場合の例を示す。この際、第1のメニュー画面を、表示画面の端部から第1の方向に出現するようにスクロール表示させてもよい。
第1のメニュー画面340は、生体情報モニタ100において選択可能なメニュー項目の一部である。具体的には、予め選択された、使用頻度が高いメニュー項目や、他のメニュー項目には内包されないメニュー項目である。本実施形態では、第1のメニュー画面に含まれるメニュー項目を、最上位層のメニュー項目と呼び、メニュー項目Aに内包される他のメニュー項目を、メニュー項目Aの下位層のメニュー項目と呼ぶ。また、メニュー項目Bを内包するメニュー項目を、メニュー項目Bの上位層のメニュー項目と呼ぶ。このように、本実施形態では、メニュー項目を階層構造またはツリー構造とし、制御部140は、まず最上位層に対応する(最上位層のメニュー項目のみを含んだ)第1のメニュー画面340だけを表示させる。
メニュー項目のうち、下位層のメニュー項目を内包するメニュー項目については、それを示す指標(ここでは一例として右向きの三角形)が付与されている。また、制御部140は、クローズボタン350をメニュー画面340に隣接して表示させる。
本実施形態では、メニュー画面を表示する際に、通常時のレイアウト(第1のレイアウト)が用いられていても、レイアウトを変更しない。そして、1つのメニュー画面に含めるメニュー項目数を絞り込むことで、1つのメニュー画面の大きさが、波形領域320よりも十分小さくなるようにしている。したがって、第1の操作が検出されて第1のメニュー画面340が表示されても、第1のメニュー画面340によって隠される波形領域320の範囲は、波形領域や計測値領域の大部分を置き換えてメニュー画面を最初から表示する従来の構成(図7(b))よりもずっと小さい。したがって、第1のメニュー画面340の表示中も、計測値領域330の全てと、波形領域320の大半は視認可能であり、第1のメニュー画面340が表示されない通常時からの視認性の低下は大幅に抑制される。さらに、第1のメニュー画面340が表示されても第1のレイアウトが維持されるため、計測値領域330の大きさおよび表示内容は不変であり、計測値領域330の視認性は第1のメニュー画面340の表示によって低下しない。
S112で制御部140は、第1のメニュー画面340に含まれるメニュー項目のいずれかを選択する操作(例えばタップ操作)が検出されたか判定し、検出されたと判定されればS114に、検出されたと判定されなければS124に処理を進める。
S114で制御部は、選択されたメニュー項目が、第1のメニュー画面340に含まれるメニュー項目のうち、下位層のメニュー項目を含むメニュー項目(図3(b)の例では「患者入退床」以外)か判定する。そして、下位層のメニュー項目を含むメニュー項目が選択されたと判定されればS116に、判定されなければS118に処理を進める。
S116で制御部140は、下位層のメニュー項目を含んだメニュー画面(以下、下位層のメニュー画面と呼ぶ)を表示する。本実施形態では、下位層のメニュー画面を、選択されたメニュー項目を含むメニュー画面に隣接した位置に表示させる。また、制御部140は、クローズボタン350の表示位置を、下位層のメニュー画面に隣接する位置に変更させる。例えば、図3(b)の状態で第1のメニュー画面340のメニュー項目「セットアップ」を選択する操作が検出されたとする。この場合、制御部140は図3(c)に示すように、「セットアップ」の下位層のメニュー項目を含む第2のメニュー画面345を、「セットアップ」を含む第1のメニュー画面340に隣接して表示させる。第2のメニュー画面345の大きさは、第1のメニュー画面340の大きさと等しい。
なお、下位層のメニュー画面は上位層のメニュー画面に隣接して表示させなくてもよい。例えば、下位層のメニュー画面を、上位層のメニュー画面を置換するように表示してもよい。あるいは、上位層のメニュー画面と一部が重複するように表示してもよい。この場合、メニューの階層構造を把握したり、階層間をダイレクトに移動したりする機能を維持しながら、メニュー画面全体が占める領域を削減することができる。
図3(c)から分かるように、第2のメニュー画面345が追加表示されても、依然として波形領域320の視認性は維持されている。また、計測値領域330の視認性は通常時と変わらない。なお、第2のメニュー画面345において他のメニュー項目を含むメニュー項目が選択されれば、同様に第3のメニュー画面が表示され、以後、メニューの階層構造に応じて下位層のメニュー画面が順次表示される。下位層のメニュー画面を表示すると、制御部140は、処理をS112に戻す。
このように、必要に応じて順次メニュー画面を表示する構成とすることで、生体情報を表示するための領域にメニュー画面が重畳する範囲をできるだけ小さくするようにして、生体情報に関する表示の視認性の低下を抑制している。また、副次的な効果として、各メニュー画面に表示されるメニュー項目数が、網羅的にメニュー項目が配置される従来のメニュー画面より少ないため、メニュー画面から所望のメニュー項目を探すことが容易になる。
一方、下位層のメニュー項目を含まないメニュー項目が選択された場合、S118で制御部140は、全てのメニュー画面の表示を終了する。そして、S120で制御部140は、表示画面のレイアウトを第2のレイアウトに変更する。具体的には、制御部140は、波形領域320が配置されていた領域をメニュー領域360に割り当てる。また、制御部140は計測値領域330’の項目数を減らし、空いた領域に波形領域320’を配置する。第2のレイアウトでは、第1のレイアウトより表示可能な波形の数および区間長の少なくとも一方が減少するとともに、計測値の表示項目および表示サイズの少なくとも一方も減少する。第2のレイアウトの例として、第2のメニュー画面345からメニュー項目「音」の選択操作が検出された際に表示される設定画面の例を図8(b)に示す。
なお、本実施形態では、第1のレイアウトにおける波形領域320全体をメニュー領域360に割り当てているが、一部を割り当ててもよい。また、第1のレイアウトにおける計測値領域330の少なくとも一部をメニュー領域に割り当ててもよい。つまり、第2のレイアウトにおいては、第1のレイアウトにおいて生体情報に関する表示が行われていた領域の一部がメニュー領域に割り当てられる。
次にS122で制御部140は、選択されたメニュー項目に対応する画面(設定画面、計測値を特定の様式で表示する画面(レポート)、計測値領域330に表示されていない計測値を表示する画面など)を、メニュー領域360に表示する。その後は、メニュー領域360に表示した画面に応じた処理を実行し、第1の操作に対する表示処理を終了する。
一方、S112で第1のメニュー画面340に含まれるメニュー項目のいずれかを選択する操作が検出されたと判定されなければ、S124で制御部140は、メニュー画面の表示終了の条件を満たしているか否かを判定する。メニュー画面の終了条件としては、クローズボタン350に対する所定の操作(例えばタップ操作)が検出されること、第1の操作と逆の操作とみなすことのできる操作を検出したこと、メニュー画面に対する操作が一定時間検出されないこと、などであってよいが、これらに限定されない。第1の操作と逆の操作とみなすことのできる操作は、例えば、第1の方向とは逆の方向へのスワイプ動作であってよい。
メニュー画面の表示終了の条件を満たしていると判定された場合、S126で制御部140はメニュー画面の表示を全て終了させ、処理を終了する。メニュー画面の表示終了の条件を満たしていないと判定された場合、制御部140は処理をS112に戻す。
このように、本実施形態では、メニュー項目を階層構造またはツリー構造とし、まずメニュー構造の最上位層に対応するメニュー画面だけを表示させる。そして、その後は選択されたメニュー項目に応じて、下位層に対応するメニュー画面または選択されたメニュー項目に対応する画面(設定画面など)を表示させる。このように、1つのメニュー画面に含めるメニュー項目を絞り込むことで、個々のメニュー画面を小さくすることができる。さらに、必要なメニュー項目だけを含んだメニュー画面を表示することができるため、メニュー画面の表示領域を必要最小限にとどめることができる。そのため、波形領域320のような計測中の生体情報の表示領域の視認性が、メニュー画面の表示によって低下することを抑制できる。
したがって、メニュー項目を網羅的に表示するメニュー画面を表示する従来技術とは異なり、画面のレイアウトを変更してメニュー画面の表示領域を確保する必要がない。そのため、メニュー画面の表示が直ちに表示できる生体情報の項目数や表示サイズの減少につながることがない。
さらに、図3(b)および(c)に示すように、メニュー画面を半透明とすることにより、メニュー画面が重畳する領域の表示内容をメニュー画面越しに視認することが可能になり、視認性の低下をさらに抑制することができる。
一方、S20で制御部140がタッチディスプレイ170に対して予め定められた第2の操作(上方向へのスワイプ操作)がなされたことを検出した場合、制御部140は図6(a)に示す第2の操作に対する表示処理を実行する。本実施形態では第2の操作はユーザキーの表示に関連付けられているものとする。
まずS210で制御部140は、表示画面のレイアウトを変更する。本実施形態では、第2の操作が検出されるとユーザキーを表示するが、ユーザキー410が波形領域320に重畳する位置に表示される場合、S210で制御部140は波形領域320の大きさを変更してもよい。例えばユーザキー410が重畳される領域を波形領域320から除外することができる。これは、ユーザキー410はメニュー画面340と異なり、長時間表示される場合がありうるからである。
次にS212で制御部140は、図4(a)に示すように、ユーザキー410を表示画面の一縁(ここでは左縁)に重畳表示させる。ユーザキー410は、いわゆるショートカットキーの集合であり、ボタン状の外観を有する選択可能な複数の領域の各々には、選択された際に実行させる機能が割り当てられている。各領域に割り当てる機能はユーザが指定することが可能である。
特に可搬型生体情報モニタのように表示画面が小さい生体情報計測装置においては、ユーザキー410を固定表示するより、波形領域320や計測値領域330を大きくした方がよい場合がある。そのため、指示(第2の操作)があった場合のみユーザキー410を表示する構成としている。
S214で制御部140は、ユーザキー410のいずれかを選択する操作が検出されたか判定し、検出されたと判定されればS216に、検出されたと判定されなければS224に処理を進める。
S216で制御部140は、選択されたユーザキーに割り当てられた機能を実行し、処理を終了する。
S214でユーザキーのいずれかを選択する操作が検出されたと判定されなければ、S224で制御部140は、メニュー画面の表示終了の条件を満たしているか否かを判定する。メニュー画面の終了条件としては、操作部180に含まれる所定のハードウェアキーまたはハードウェアボタンの操作が検出されたこと、第2の操作と逆の操作とみなすことのできる操作を検出したこと、ユーザキー410に対する操作が一定時間検出されないこと、などであってよいが、これらに限定されない。第2の操作と逆の操作とみなすことのできる操作は、例えば、第2の方向とは逆の方向へのスワイプ動作であってよい。
ユーザキー410の表示終了の条件を満たしていると判定された場合、S226で制御部140はユーザキー410の表示を終了させ、処理を終了する。ユーザキー410の表示終了の条件を満たしていないと判定された場合、制御部140は処理をS112に戻す。
一方、S20で制御部140がタッチディスプレイ170に対して予め定められた第3の操作(下方向へのスワイプ操作)がなされたことを検出した場合、制御部140は図6(b)に示す第3の操作に対する表示処理を実行する。
S310で制御部140は、表示画面のレイアウトの変更を要する画面が第3の操作に関連づけられているか否かを判定し、必要なら表示画面のレイアウトを変更する。本実施形態では、第3の操作に非観血血圧計測(NIBP)を実行する時間間隔の設定画面が関連づけられているものとする。本実施形態では、NIBPを実行する時間間隔の設定画面の表示はレイアウト変更不要な(重畳表示する)画面であるものとする。したがって、制御部140はS310でのレイアウト変更は行わない。
S312で制御部140は、第3の操作に関連づけられた画面を表示する。表示は半透明または不透明での重畳表示か、後述するように、通常時の波形領域320を置き換えるような表示であってよいが、これらに限定されない。制御部140は、図4(b)に示すように、NIBPの実行タイミングの設定画面420を半透明で重畳表示させる。
S314で制御部140は、S312で表示した画面について何らかの選択操作が検出されたか判定し、検出されたと判定されればS316に、検出されたと判定されなければS324に処理を進める。
S316で制御部140は、選択操作が検出された領域に対応する機能を実行し、処理をS326に進める。例えば図4(b)の例では、選択された領域に対応する時間間隔で非観血血圧計測を実行することを設定する。
S314で選択操作が検出されたと判定されなければ、S324で制御部140は、画面の表示終了の条件を満たしているか否かを判定する。画面の終了条件としては、操作部180に含まれる所定のハードウェアキーまたはハードウェアボタンの操作が検出されたこと、第3の操作と逆の操作とみなすことのできる操作を検出したこと、表示画面に対する操作が一定時間検出されないこと、などであってよいが、これらに限定されない。第3の操作と逆の操作とみなすことのできる操作は、例えば、第3の方向とは逆の方向へのスワイプ動作であってよい。第3の操作に関連づけられた画面の表示終了の条件を満たしていると判定された場合、制御部140は処理をS326に進める。一方、第3の操作に関連づけられた画面の表示終了の条件を満たしていないと判定された場合、制御部140は処理をS112に戻す。
S326で制御部140は第3の操作に関連づけられた画面の表示を終了させ、処理を終了する。この際、制御部140は、S310でレイアウト変更していればもとのレイアウトに復帰させる。
S20で制御部140がタッチディスプレイ170に対して予め定められた第4の操作(左方向へのスワイプ操作)がなされたことを検出した場合、制御部140は第4の操作に対する表示処理を実行する。なお、第4の操作に対する表示処理は、第3の操作に対する表示処理と同様でよいため、説明を省略する。本実施形態において第4の操作はトレンド画面の表示に関連付けられているものとする。
図4(c)に、本実施形態で第4の操作によって表示されるトレンド画面430の表示例を示す。トレンド画面430は表示画面のレイアウトの変更が必要で、かつ不透明な画面であるものとする。したがってS310で制御部140は画面のレイアウトを第2のレイアウトに変更する。なお、図4(c)に示す、トレンド表示時の第2のレイアウトと、図8(b)に示す、設定画面表示時の第2のレイアウトとは、波形領域320’および計測値領域330’の構成が異なる。このように、第2のレイアウトにおける波形領域320’および計測値領域330’の構成は、設定により変更することができる。
少なくとも第2〜第4の操作には、画面(表示動作)が関連付けられなくてもよい。また、操作に関連付ける動作はユーザが変更できるように構成してもよい。何らかの表示動作を関連付ける場合、表示時に用いる画面のレイアウトや、重畳表示するか否か、半透明で表示するか否かなどの情報を、表示内容に関連づけて予め登録しておくことができる。そのため、制御部140は、表示が指示された画面に関連づけられたレイアウトが現在のレイアウトと異なる場合、レイアウトを変更してから画面表示を行う。なお、本実施形態では説明および理解を容易にするため、主に2種類の画面レイアウトを用いる構成について説明したが、より多くの画面レイアウトを用いてもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、選択可能なメニュー項目のうち、一部のメニュー項目だけを含んだメニュー画面だけをまず表示させる。そしてその後は、選択されたメニュー項目に応じて、必要な場合だけ、さらなるメニュー項目を含んだメニュー画面または選択されたメニュー項目に対応する画面(設定画面など)を表示させる。これにより、患者の生体情報を計測しながらリアルタイムで表示する生体情報計測装置において、メニュー表示時における生体情報の視認性の低下を抑制することが可能となる。
また、メニュー画面の表示を、GUIを必要としないタッチ操作(ここではスワイプ操作)で指示できるようにしたため、メニュー画面を表示するためのGUIを表示する領域を必要としない。そのため、可搬型の生体情報モニタのように画面の小さな生体情報計測装置において特に有利である。さらに、それぞれ異なるタッチ操作を、メニュー画面の表示以外の動作を呼び出すために利用すれば、より使い勝手を向上させることができる。
(他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態に係る処理を、システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサによって実施させるプログラムとしても実現可能である。したがって、このようなプログラムや、プログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体もまた本発明を構成する。また、上述の実施形態に係る処理を、ハードウェア(例えばASICやプログラマブルロジックなど)を用いて実施することもできる。
100…生体情報モニタ、110…入力部、120…前処理部、130…バッファメモリ、140,210…制御部、170…表示部、180…操作部、200…ドッキングステーション

Claims (15)

  1. タッチディスプレイ装置と、
    患者の生体情報を計測する計測手段と、
    前記タッチディスプレイ装置の表示を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記計測した生体情報を、複数のレイアウトのうちの1つを用いて前記タッチディスプレイ装置の表示画面にリアルタイムに表示させ、
    前記生体情報を第1のレイアウトで表示している際に、前記タッチディスプレイ装置に対して第1の操作がなされたことを検出すると、前記生体情報を前記第1のレイアウトで表示させながら、前記表示画面の一縁部に、複数のメニュー項目の予め定められた一部に対応する第1のメニュー画面を重畳表示させ、
    前記第1のメニュー画面において、他のメニュー項目を含んだメニュー項目を選択する操作がなされたことを検出すると、前記生体情報を前記第1のレイアウトで表示させながら、前記他のメニュー項目を含んだ第2のメニュー画面を表示させ、
    前記第1のメニュー画面または前記第2のメニュー画面において、他のメニュー項目を含まないメニュー項目を選択する操作が検出されると、
    前記第1のメニュー画面および前記第2のメニュー画面のうち、表示中のメニュー画面の表示を終了させ、
    前記生体情報を第2のレイアウトで表示させながら、
    前記他のメニュー項目を含まないメニュー項目に対応する画面を、前記第1のレイアウトにおいて前記生体情報が表示されていた領域に表示させる、
    ことを特徴とする生体情報計測装置。
  2. 前記第1のメニュー画面および前記第2のメニュー画面が半透明であることを特徴とする請求項1に記載の生体情報計測装置。
  3. 前記第1の操作が、接触位置を第1の方向に連続して、所定距離以上移動させる操作であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生体情報計測装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1のメニュー画面を、前記表示画面の端部から前記第1の方向に出現するように表示させることを特徴とする請求項3に記載の生体情報計測装置。
  5. 前記第2のレイアウトでは、前記第1のレイアウトよりも、前記生体情報の表示項目数が少ないか、表示項目あたりの表示領域が小さいことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  6. 前記第1のメニュー画面および前記第2のメニュー画面は、前記第2のレイアウトにおいて前記他のメニュー項目を含まないメニュー項目に対応する画面が表示される領域よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  7. 前記制御手段は、前記生体情報を前記第1のレイアウトで表示している際に、前記タッチディスプレイ装置に対して第2の操作がなされたことを検出すると、
    前記生体情報を前記第1のレイアウトで表示させながら、前記表示画面の一縁部に、予め定められた機能に割り当てられた複数の選択可能な領域を有するユーザキーを表示させ
    前記第1のレイアウトにおいて、前記ユーザキーと重畳する領域については、前記生体情報の表示を行わない、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  8. 前記第2の操作が、接触位置を第2の方向に連続して、所定距離以上移動させる操作であることを特徴とする請求項7に記載の生体情報計測装置。
  9. 前記制御手段は、前記生体情報を前記第1のレイアウトで表示している際に、前記タッチディスプレイ装置に対して第3の操作がなされたことを検出すると、
    前記生体情報を前記第1のレイアウトで表示させながら、予め定められた設定画面を重畳表示させ、
    前記設定画面が半透明である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  10. 前記第3の操作が、接触位置を第3の方向に連続して、所定距離以上移動させる操作であることを特徴とする請求項9に記載の生体情報計測装置。
  11. 前記制御手段は、前記生体情報を前記第1のレイアウトで表示している際に、前記タッチディスプレイ装置に対して第4の操作がなされたことを検出すると、
    前記生体情報を前記第2のレイアウトで表示させながら、
    前記他のメニュー項目を有さないメニュー項目に対応する画面が表示されるのと同じ領域に、予め定められた様式の、前記生体情報に関するレポートを表示させる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  12. 前記第4の操作が、接触位置を第4の方向に連続して、所定距離以上移動させる操作であることを特徴とする請求項11に記載の生体情報計測装置。
  13. 前記生体情報計測装置が電池駆動可能な可搬型生体情報モニタであることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  14. タッチディスプレイ装置と、
    患者の生体情報を計測する計測手段と、
    を有する生体情報計測装置の制御方法であって、
    前記計測した生体情報を、複数のレイアウトのうちの1つを用いて前記タッチディスプレイ装置の表示画面にリアルタイムに表示させる工程と、
    前記生体情報を第1のレイアウトで表示している際に、前記タッチディスプレイ装置に対して第1の操作がなされたことを検出すると、前記生体情報を前記第1のレイアウトで表示させながら、前記表示画面の一縁部に、階層構造を有するメニュー項目の最上位層に対応する第1のメニュー画面を重畳表示させる工程と、
    前記第1のメニュー画面において、下位層のメニュー項目を有するメニュー項目を選択する操作がなされたことを検出すると、前記生体情報を前記第1のレイアウトで表示させながら、前記下位層に対応する第2のメニュー画面を表示させる工程と、
    前記第1のメニュー画面または前記第2のメニュー画面において、下位層のメニュー項目を有さないメニュー項目を選択する操作が検出されると、
    前記第1のメニュー画面および前記第2のメニュー画面のうち、表示中のメニュー画面の表示を終了させる工程と、
    前記生体情報を第2のレイアウトで表示させながら、前記下位層のメニュー項目を有さないメニュー項目に対応する画面を、前記第1のレイアウトにおいて前記生体情報が表示されていた領域に表示させる工程と、
    を有することを特徴とする生体情報計測装置の制御方法。
  15. タッチディスプレイ装置と、患者の生体情報を計測する計測手段と、を有する生体情報計測装置が有する1つ以上のプロセッサに、請求項14に記載の生体情報計測装置の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
JP2015206456A 2015-10-20 2015-10-20 生体情報計測装置およびその制御方法 Active JP6624882B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015206456A JP6624882B2 (ja) 2015-10-20 2015-10-20 生体情報計測装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015206456A JP6624882B2 (ja) 2015-10-20 2015-10-20 生体情報計測装置およびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017077343A true JP2017077343A (ja) 2017-04-27
JP6624882B2 JP6624882B2 (ja) 2019-12-25

Family

ID=58665636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015206456A Active JP6624882B2 (ja) 2015-10-20 2015-10-20 生体情報計測装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6624882B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003310619A (ja) * 2002-04-26 2003-11-05 Olympus Optical Co Ltd 超音波診断装置
JP2011182872A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Fukuda Denshi Co Ltd 生体情報モニタ装置、画面表示方法および画面表示プログラム
WO2013158625A1 (en) * 2012-04-16 2013-10-24 Airstrip Ip Holdings, Llc Systems and methods for displaying patient data
JP2014171911A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Dental Imaging Technologies Corp スワイプ及びログ表示機能を備えたユーザインタフェースを有するx線システム
JP2014176498A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Fukuda Denshi Co Ltd 生体情報監視装置
KR20140145464A (ko) * 2013-06-13 2014-12-23 삼성전자주식회사 객체 표시 방법 및 이를 위한 초음파 장치
JP2015029564A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 フクダ電子株式会社 クリティカルコールシステム及び生体情報モニタ
JP2015047253A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 フクダ電子株式会社 歩行試験システム及び通信端末

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003310619A (ja) * 2002-04-26 2003-11-05 Olympus Optical Co Ltd 超音波診断装置
JP2011182872A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Fukuda Denshi Co Ltd 生体情報モニタ装置、画面表示方法および画面表示プログラム
WO2013158625A1 (en) * 2012-04-16 2013-10-24 Airstrip Ip Holdings, Llc Systems and methods for displaying patient data
JP2014171911A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Dental Imaging Technologies Corp スワイプ及びログ表示機能を備えたユーザインタフェースを有するx線システム
JP2014176498A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Fukuda Denshi Co Ltd 生体情報監視装置
KR20140145464A (ko) * 2013-06-13 2014-12-23 삼성전자주식회사 객체 표시 방법 및 이를 위한 초음파 장치
JP2015029564A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 フクダ電子株式会社 クリティカルコールシステム及び生体情報モニタ
JP2015047253A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 フクダ電子株式会社 歩行試験システム及び通信端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP6624882B2 (ja) 2019-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220007976A1 (en) Regional oximetry user interface
KR102615025B1 (ko) 스폿 체크 측정 시스템
US11967009B2 (en) Medical monitoring analysis and replay including indicia responsive to light attenuated by body tissue
US20220054058A1 (en) Pneumonia screener
JP6227288B2 (ja) 生体情報モニタ
US10860174B2 (en) Biological information displaying apparatus
JP5719520B2 (ja) 生体情報モニタ装置、画面表示方法および画面表示プログラム
JP6691396B2 (ja) 生体情報計測装置およびその制御方法
US20200201539A1 (en) Method for responding to operation trajectory and monitor
JP6624882B2 (ja) 生体情報計測装置およびその制御方法
JP6566746B2 (ja) 生体情報出力装置およびその制御方法
JP6227290B2 (ja) 生体情報監視装置
JP2021194260A (ja) 循環動態解析装置、および循環動態解析プログラム
JP6749514B2 (ja) 生体情報計測装置およびその制御方法
JP2017170009A (ja) 生体情報計測装置およびその制御方法
JP6749086B2 (ja) 生体情報計測装置およびその制御方法
WO2022140901A1 (zh) 监护设备及其监护方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6624882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250