JP2017076297A - 嗜好情報分析システム及び分析方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】既に形成された地域コミュニティの活性化を図るために嗜好情報を分析する。【解決手段】ネットワークを介してテレビ端末に通信可能に接続された情報処理装置が、テレビ端末から、コンテンツのコンテンツIDと、コンテンツに対するユーザの操作情報を取得するユーザ操作履歴取得工程と、取得したコンテンツIDに対応したアンケートをテレビ端末に送信し、テレビ端末からアンケートの回答を受信するアンケート回答取得工程と、ユーザの操作情報と、コンテンツの属性と、アンケートの回答と、ユーザの属性とに基づいて、嗜好情報を作成する嗜好情報作成工程と、を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、嗜好情報を分析する技術に関する。
従来から、アンケート等の設問に対する回答に基づいてユーザの様々な情報を分析する技術が存在する。例えば、特許文献1では、生活感覚を示す属性指標に従って生活圏を設定し、その生活圏に居住する個人に対するアンケート結果を集計することにより、互いに地理的には隣接しない地域であっても同一の生活圏としたマーケティングを可能としている。また、特許文献2では、ユーザの行動に対応付けられた設問とそのユーザの行動以前に視聴されたコンテンツとに基づいてアンケートを行い、その回答を解析することにより、ユーザが視聴したコンテンツによるユーザの行動への影響の有無を把握している。
近年、団地に代表される比較的小規模の地域コミュニティにおける高齢化が進み、地域コミュニティの活性化や再生が望まれている。高齢化が進むと、その地域コミュニティで生活する人同士が互いに疎遠となりがちとなり、地域コミュニティ自体の衰退を招く虞があるためである。
また、昨今では、通信技術の発達に伴い、ユーザがPC(Personal Computer)やモバイル端末等の情報処理装置を操作し、ネットワークを介した多くのコミュニティが形成されている。しかし、高齢者にとっては慣れない操作を強いられるため、敬遠される傾向にある。
上記特許文献1では、同じような生活感覚を持つ消費者を対象として設定した生活圏に居住する消費者についてアンケートを行っている。しかし、対象とする消費者によって設定される生活圏が変わってしまうため、例えば、団地のような既に形成されている地域コミュニティを対象として情報を分析するものではなかった。
また、上記特許文献2では、消費者が視聴したコンテンツに基づいてアンケートを行っている。しかし、アンケートやその回答は視聴者個人に対するものであり、上記のような地域コミュニティを対象とするものではなかった。
さらに、これらの特許文献では、アンケートに対する回答を分析することはできても、上記のような地域コミュニティを生活の基盤とする人同士の情報を共有化し、その地域コミュニティの活性化を図ることができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、地域コミュニティの活性化を図るために嗜好情報を分析する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、ネットワークを介してテレビ端末に通信可能に接続された情報処理装置が、テレビ端末から、コンテンツのコンテンツIDと、コンテンツに対するユーザの操作情報を取得するユーザ操作履歴取得工程と、取得したコンテンツIDに対応したアンケートをテレビ端末に送信し、テレビ端末からアンケートの回答を受信するアンケート回答取得工程と、ユーザの操作情報と、コンテンツの属性と、アンケートの回答と、ユーザの属性とに基づいて、嗜好情報を作成する嗜好情報作成工程と、を行う。
本発明によれば、地域コミュニティの様々な世帯から嗜好情報を取得することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる嗜好情報分析の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例にかかる地域交流活性化システム1000の構成例を示す図である。図1に示すように、地域交流活性化システム1000は、サーバ100と、複数のテレビ200とを有し、これらが一般的な情報通信のネットワークNを介して接続されている。なお、ネットワークNは有線、無線を問わない。以下では、サーバ200が、団地により形成された地域コミュニティCを構成する世帯に属するユーザが視聴するテレビ200に対してコンテンツを提供する場合について説明しているが、戸建て等の他の形態により形成されている比較的に小さな地域コミュニティについても同様に適用することができる。まず、サーバ100について説明する。
サーバ100は、テレビ200に対してコンテンツを提供する情報処理装置である。サーバ100は、一般的なコンピュータから構成され、機能的には、演算部101と、通信部102と、記憶部103とを有して構成されている。サーバ100は、放送事業者あるいは放送事業者から委託を受けた企業によって管理されている。
演算部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の一般的な演算装置から構成され、テレビ200に対して、放送により提供される映像である放送コンテンツやオンデマンドにより提供される映像であるオンデマンドコンテンツ、地域コミュニティ内で共有や連絡される情報に関する回覧板コンテンツ、地域コミュニティ内で開催されるイベントに関するイベントコンテンツを含む様々なコンテンツを提供する。
図1に示すように、演算部101は、機能的には、コンテンツ提供部1011と、コンテンツ集計部1012とを有して構成されている。
コンテンツ提供部1011は、テレビ200がユーザから受け付けた放送コンテンツ、オンデマンドコンテンツ、回覧板コンテンツ、イベントコンテンツに対する操作情報(例えば、コンテンツの選択や視聴開始指示)にしたがって、各コンテンツを提供する処理部である。
コンテンツ集計部1012は、上記視聴操作や記憶部102に記憶されている各種情報を用いて、地域コミュニティ全体あるいは地域コミュニティを構成する世帯に属するユーザについての嗜好を集計する処理部である。コンテンツ提供部1011、コンテンツ提供部1012が実行する具体的な処理については各図面を用いて後述する。
通信部102は、例えば、NIC(Network Interface Card)等の一般的な通信機器から構成され、テレビ200との間で、上記コンテンツを含む各種情報を送受信する。
記憶部103は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の一般的な記憶装置から構成され、図1に示すように、テレビユーザ情報1031と、ユーザ情報1032と、コンテンツ情報1033と、視聴履歴情報1034と、ステータス情報1035と、アンケート情報1036と、アンケート回答情報1037と、EPG情報1038と、嗜好情報1039と、クエリ情報1040と、クエリ回答情報1041とを記憶する。なお、記憶部103は、上記各情報のほか、本システムが提供するサービスを利用するためのサービス提供画面(後述)を記憶している。
テレビ200は、サーバ100から提供される各種コンテンツを視聴する機器である。テレビ200は、一般的な放送受信装置から構成され、機能的には、アンテナ201に接続されるアンテナ端子(不図示)と、ディスプレイ部202と、受信部203と、通信部204と、演算部205と、記憶部206とを有して構成されている。テレビ200は、地域コミュニティを構成する各世帯に備えられ、その世帯に属するユーザにより視聴される。なお、テレビ200には、一般的なデジタルテレビのほか、デジタル放送波を受信可能でネットワークNに接続可能なレコーダーやPCや携帯端末をはじめとする情報処理装置を含む。
アンテナ201は、テレビ200を視聴するための電波を受信する。ディスプレイ部202は、各コンテンツや操作画面を表示する。受信部203は、受信したデジタル放送波をデコードし、ディスプレイ部202に出力する。通信部204は、サーバ100から提供される各コンテンツを受信し、ユーザによって操作される不図示のリモコンから受信した操作情報(例えば、図6に示すステータス情報、図9に示すアンケート回答情報、図11に示すクエリ情報)をサーバ100に送信し、またはサーバ100から図7に示すアンケート情報やクエリ回答情報を受信する。
演算部205は、例えば、CPU等の一般的な演算装置から構成され、機能的には、コンテンツ処理部2051を有している。コンテンツ処理部2051は、通信部204が受信したサーバ100から提供される各コンテンツをディスプレイ部202に表示したり、上記通信部204による上記情報の送受信を制御する。
記憶部206は、例えば、半導体メモリ等の一般的な記憶装置から構成され、ユーザ情報2061と、放送コンテンツリスト情報2062とを記憶する。
ユーザ情報2061は、テレビ200を視聴するユーザが属するその世帯分のユーザ情報1032(図3)を記憶している。視聴履歴情報2062は、テレビ200を操作するユーザにより視聴されたコンテンツを示す視聴履歴情報1034(図5)を一時的に記憶している。テレビ200の演算部205は、これらの情報をサーバ100に送信し、サーバ100側でこれらの情報が全世帯分蓄積される。
図2は、テレビユーザ情報1031の例を示す図である。テレビユーザ情報1031は、地域コミュニティを構成する世帯に属するユーザが視聴するテレビに関する情報である。図2に示すように、テレビユーザ情報1031は、地域コミュニティを識別するためのコミュニティIDと、その地域コミュニティを構成する世帯を識別するための世帯IDと、その世帯でコンテンツを視聴しているテレビ200を識別するためのテレビIDと、そのテレビIDによって識別されるテレビでコンテンツを視聴するユーザを識別するためのユーザIDとが対応付けて記憶されている。
図2では、例えば、地域コミュニティ「AAA」を構成する世帯「aaa」では、その世帯に属するユーザ「AAAaaa001001」、「AAAaaa001002」、「AAAaaa001003」は、テレビ「AAAaaa001」によりコンテンツを視聴することを示している。この場合、3人家族の3人とも1台のテレビを共有し、コンテンツを視聴していることがわかる。テレビユーザ情報1031は、例えば、地域コミュニティを構成する世帯が上記事業者や企業との間でサービスの利用契約の締結時に、コンテンツ提供部1011により取得される情報である。
また、テレビごとに、ユーザのプロフィールに応じた属性を有している。テレビ属性には、例えば、親子(小児含む[小学生以下の子供あり])、親子(小児なし[子供が中学生以上の場合])、単独(単身世帯または個人の部屋のテレビ)、夫婦、夫婦(高齢)、三世帯などがある。テレビ属性は、ユーザにかかる情報に基づいて、手動でまたはサーバによって設定される。さらに、世帯についても同様に属性を持たせてもよい。
図3は、ユーザ情報1032の例を示す図である。ユーザ情報1032は、上記世帯に属するユーザに関する情報である。図3に示すように、ユーザ情報1032は、上記ユーザIDと、そのユーザIDによって識別されるユーザの年齢、そのユーザの性別、そのユーザの職業(学生であれば学年)、そのユーザの趣味関心の嗜好性や実生活で関連している事柄を示す嗜好属性、コンテンツとともにそのユーザに対して提供されるオプションサービスとが対応付けて記憶されている。当該趣味等の嗜好性を示す属性は、ユーザの申請に基づいて登録され、初期設定や強制的な設定に用いられる。これらの、年齢、性別、職業学年、嗜好属性等をユーザの属性と称する。
図3では、例えば、ユーザ「AAAaaa001001」は、年齢が80才の無職女性であり、俳句、絵画、健康といった嗜好性を有していると登録している。また、このユーザには、オプションとして見守りサービスが提供されていることを示している。見守りサービスとは、そのユーザが、一定期間内に特定のチャンネルを選局してデータ放送コンテンツを利用したか(テレビを操作できる状態であるか)どうかをモニターすることにより見守り、安全な状態にあるかといった安否確認を行うサービスである。ユーザ情報1031は、テレビユーザ情報1031と同様に、例えば、上記契約の締結時に、コンテンツ提供部1011により取得される情報である。
具体的には後述するが、地域コミュニティを構成する各世帯あるいはその世帯に属するユーザが、上記事業者や企業との間で、本システムが提供するサービス(例えば、回覧板コンテンツ、イベントコンテンツ)を利用するための契約を締結し、サーバ100にテレビユーザ情報やユーザ情報が登録された後、ユーザがテレビ200のリモコン(不図示)を操作して本システムを起動すると、本システムが提供するサービスを利用するためのサービス提供画面(後述)がテレビ200に表示され、ユーザが本システムを利用することができるようになっている。
図4は、コンテンツ情報1033の例を示す図である。コンテンツ情報1033は、テレビ放送事業者等のコンテンツを提供する事業者によって提供されるコンテンツに関する情報である。図4に示すように、地域コミュニティを構成する各世帯に提供されるコンテンツとして、例えば、EPGやオンデマンドにより提供される映像コンテンツに関する映像コンテンツ情報、地域コミュニティ内で共有や連絡される情報に関する回覧板コンテンツに関する回覧板コンテンツ情報、地域コミュニティ内で行われるイベントに関するイベントコンテンツに関するイベントコンテンツ情報がある。
図4上段に示すように、放送・オンデマンドコンテンツ情報は、放送及びオンデマンド配信にかかる映像コンテンツを識別するための映像コンテンツIDと、そのコンテンツIDによって識別されるコンテンツを視聴した日付時間と、そのコンテンツを分類づけるジャンル等の属性とが対応付けて記憶されている。
図4上段では、映像コンテンツIDは、IDで直接映像コンテンツを特定してもよいし、放送チャンネルでは時間と合わせて特定してもよい。例えば、5CHで2015年4月1日の19時から20時の間に(放送されているコンテンツを)視聴したと特定する。EPG情報(後述)により、視聴チャネル及び時間とコンテンツとが対応付けられており、ユーザが視聴したチャンネル及び時間により映像コンテンツIDを特定可能である。なお、図4では、映像コンテンツ情報がオンデマンドにより提供される映像コンテンツ「ZZZ」である場合に、映画、アクション等の属性が付与されているが、放送される映像コンテンツについては、EPG情報(後述)を参照して付与される。
また、図4中段に示すように、回覧板コンテンツ情報は、回覧板コンテンツを識別するための回覧板コンテンツIDと、そのコンテンツIDによって識別されるコンテンツの提供を事業者が許可するか否か(公開/非公開)を示す制限フラグと、そのコンテンツを分類づける掲載記事等の属性とが対応付けて記憶されている。
図4中段では、例えば、回覧板コンテンツIDがNTC201503であるコンテンツは制限フラグが付与されたコンテンツであり、事業者によって視聴が制限されていることを示している。また、このコンテンツは、地域情報に分類され、さらに音楽会に関するものであることを示している。なお、制限フラグは、年齢、地域等を限定して視聴が許可されることを示している。例えば、地域情報や会員誌を地域住民や会員のみに限定したり、イベントの写真の閲覧をイベント参加者のみに限定したりすることが考えられる。回覧板コンテンツのみならず、映像コンテンツやイベントコンテンツに制限フラグを付してもよい。視聴可否は、テレビIDにかかるユーザIDに紐付けられたユーザ情報に基づいて判断される。ユーザは、テレビ200を操作して回覧板コンテンツIDを指定する等してコンテンツを視聴する。
また、図4下段に示すように、イベントコンテンツ情報は、イベントコンテンツを識別するためのイベントコンテンツIDと、そのコンテンツを分類する掲載記事等の属性とが対応付けて記憶されている。
図4下段では、例えば、イベントコンテンツIDがEVE1502であるコンテンツは、参加イベントに分類され、さらに音楽会に関するものであることを示している。映像コンテンツ情報や回覧板コンテンツ情報の場合と同様、実際には、イベントコンテンツ情報と、実体となるコンテンツとが対応付けられており、ユーザは、テレビ200を操作して回覧板コンテンツIDを指定する等してコンテンツを視聴する。
上記のようなコンテンツ情報1033や実体となるコンテンツは、事業者あるいは地域コミュニティの管理者等によってあらかじめサーバ100に登録され、または設定された情報である。また、保持する項目については適宜組み合わせて設定してもよい。
図5は、視聴履歴情報1034の例を示す図である。視聴履歴情報1034は、ユーザがテレビ200を操作してコンテンツを視聴した場合における視聴情報の履歴を記憶した情報である。図5に示すように、視聴履歴情報1034は、上記のような各コンテンツを識別するためのコンテンツIDと、視聴情報としてそのコンテンツの視聴開始日時および視聴終了日時とが対応付けて記憶されている。視聴履歴情報1034は、テレビごとに作成するが、ユーザごとに作成してもよい。ユーザごとに作成する場合には、サーバ100が各テレビから集計したテレビごとの視聴履歴情報1034を、同じユーザにかかるテレビの視聴履歴情報について合体させる。このとき、一つのテレビに複数のユーザが登録されている場合、重みづけを記録しておく。例えば、3人のユーザが登録されているテレビから視聴履歴については、ユーザ一人のテレビに比べて1/3の重みづけとなる。また、このときに、視聴にかかるテレビ属性を記録しておいてもよい。
図5では、例えば、オンデマンドにより提供される映像コンテンツZZZは、2015年1月1日の午前8時2分に視聴が開始され、同日の午前11時12分に視聴が終了したことを示している。オンデマンドの映像コンテンツの場合には、映像コンテンツIDと、テレビ200から視聴開始操作や視聴終了操作がなされた時刻とを参照して、上記のような視聴履歴を得ることができる。また、放送されている映像コンテンツの場合には、EPG情報(後述)と、テレビ200から視聴開始操作や視聴終了操作がなされた時刻とを参照して、コンテンツ集計部1012により上記のような視聴履歴を得ることができる。回覧板コンテンツやイベントコンテンツ等の他のコンテンツの場合には、テレビ200から視聴開始操作や視聴終了操作がなされた時刻を参照して、同様に視聴履歴を得ることができる。
図5に示した視聴履歴情報1034は、テレビ200から送信され、サーバ100内にテレビ200ごとに記憶されているが、ユーザが本システムにログインした上で上記のような各コンテンツを視聴する場合には、テレビ200からユーザIDを受信し、ユーザIDごとに記憶してもよい。
図6は、ステータス情報1035の例を示す図である。ステータス情報1035は、テレビ200から上記のような各コンテンツの視聴結果や参加予約や参加結果の状態を示す情報である。図6に示すように、ステータス情報1035は、上記のような各コンテンツを識別するためのコンテンツIDと、そのコンテンツのステータスとが対応付けて記憶されている。
図6では、例えば、コンテンツIDがEVE1502であるイベントコンテンツについて、参加を予約したことを示すステータスと、そのイベントに参加後の結果(感想など)をアンケートにより入力したステータスとが対応付けて記憶されている。
図6に示したステータス情報1035は、図5に示した視聴履歴情報1034と同様、テレビ200から送信され、コンテンツ集計部1012によりサーバ100内にテレビ200ごとに記憶されているが、ユーザが本システムにログインした上で上記のような各コンテンツを視聴する場合には、テレビ200からユーザIDを受信し、ユーザIDごとに記憶してもよい。
図7は、アンケート情報1036の例を示す図である。アンケート情報1036は、上記のような各コンテンツに関する質問であるアンケートや、コンテンツに関連しない嗜好や気分を聞くアンケートや、団地の壁の塗り替えの是非や塗り替える場合の色等の地域コミュニティ内で共有すべき内容に関するアンケートである。図7に示すように、アンケート情報1036は、アンケートを識別するためのアンケートIDと、そのアンケートにより設問および回答されるコンテンツを識別するためのコンテンツIDと、そのアンケートに対する回答の種類を示す回答属性と、アンケートにより設問される質問文と、アンケートの設問に対する回答およびその回答の重要性や重みを示す指標であるスコアとが対応付けて記憶されている。図示省略しているが、コンテンツIDが付されていないが嗜好調査に用いる質問には、コンテンツと同様に属性が付されている(回答の枝ごとに属性を付してもよい。コンテンツIDが付されている場合には、コンテンツの属性を用いる)。
図7では、例えば、Q111で識別されるアンケートは、地域コミュニティ内の一般的なアンケートであり、青回答いいね(賛成)のスコアが80%(80ポイント)、赤回答普通(どちらでもない)のスコアが50%(50ポイント)、緑回答いまいち(反対)のスコアが30%(30ポイント)であることを示している。また、青回答数、赤回答数、緑回答数は、それぞれ、25、10、5であることを示している。図8に示すアンケート回答情報を集計したものである。図7に示したアンケート情報1036は、上記事業者や企業、地域コミュニティの管理者等からの指示にしたがって、コンテンツ提供部1011によりあらかじめ設定された情報と、アンケートの集計結果とが含まれている。
図8は、アンケート回答情報1037の例を示す図である。アンケート回答情報1037は、上記アンケート情報1036に示されたアンケートに対する回答である。図8に示すように、アンケート回答情報1037は、アンケートを識別するためのアンケートIDと、そのアンケートに対する回答とが対応付けて記憶されている。アンケートは、テレビIDごとに集計してもよいし、ユーザIDごとに集計してもよい。
図8では、例えば、あるテレビ200から入力されたQ111で識別されるアンケートに対する回答は、青回答であることを示している。図8に示したアンケート回答情報1037は、ユーザがテレビ200を操作して青ボタンを押下する等してアンケートに対する回答をサーバ100に送信する。アンケート回答情報1037は、図5に示した視聴履歴情報1034等と同様、コンテンツ集計部1012によりサーバ100内にテレビ200ごとに記憶されているが、ユーザが本システムにログインした上で上記のような各コンテンツを視聴する場合には、テレビ200からユーザIDを受信し、ユーザIDごとに記憶してもよい。
図9は、EPG情報1038の例を示す図である。EPG情報1038は、上記事業者が提供する映像コンテンツの放送時間等が記載された電子番組表である。図9に示すように、EPG情報1038は、放送される映像コンテンツのチャンネルと、そのコンテンツのタイトルを示す番組名と、放送の開始日時および終了日時と、そのコンテンツの種類を示す属性とが対応付けて記憶されている。
図9では、例えば、5チャンネルでは2015年1月1日の午前10時から同日の午前12時まで番組yyyが放送され、その番組は、バラエティおよびお笑いに属するものであることを示している。図9に示したEPG情報1038は、上記事業者の指示にしたがってコンテンツ提供部1011によりあらかじめ設定された情報である。属性は、EPG情報に含まれている属性を用いてもよいし、属性が含まれていなければEPGに含まれる番組説明の文章をサーバが解析して属性を特定して登録してもよい。
図13は、本システムによりディスプレイ部202に表示されるサービス提供画面の例を示す図である。サービス提供画面は、ユーザが本システムにより提供される様々なサービスを受けるための初期画面である。テレビ200の通信部204が不図示のリモコンから操作情報(例えば、データ連動ボタン(dボタン)の押下信号)を受信すると、コンテンツ処理部2051が、あらかじめサーバ100の記憶部103に記憶されている上記サービス提供画面をダウンロードする等してディスプレイ部202に表示する。
図13に示すように、サービス提供画面は、映像コンテンツを表示するための映像コンテンツ表示部A1と、回覧板コンテンツやイベントコンテンツあるいはアンケート情報を表示するための回覧板・イベントコンテンツ表示部A2と、コンテンツ集計部1012により集計された嗜好情報1039を表示するための嗜好情報表示部A3と、本システムにより提供されるサービスを選択するためのメニュー表示部A4とを有している。
上記映像コンテンツ表示部A1には、図4に示した放送・オンデマンドコンテンツ情報に対応する番組等の放送コンテンツが表示される。回覧板・イベントコンテンツ表示部A2には、映像コンテンツの場合と同様に、図4に示した回覧板コンテンツ情報やイベントコンテンツ情報に対応する、回覧板コンテンツやイベントコンテンツやアンケートが表示される。なお、これに限らず、画面全体を切り替えて回覧板コンテンツやイベントコンテンツを表示してもよい。図13では、回覧板・イベントコンテンツ表示部A2にはイベントに関するアンケート情報が表示されていることがわかる。
ユーザは、このようなアンケート情報に対して、不図示のリモコンを操作する等して青ボタン(いいね)、赤ボタン(普通)、緑ボタン(いまいち)を押下すると、テレビ200の通信部204がその押下信号を受信し、コンテンツ集計部1012がサーバ100にアンケート回答情報1037(図8)として蓄積する。
また、上記嗜好性情報表示部A3には、図10に示した嗜好性情報1039に基づいた情報が表示される。これについては、後述する。
図13では、コンテンツ処理部2051が、コミュニティ嗜好情報として、60代のユーザを対象にして、地域コミュニティである○○団地全体の今週の話題を、関心の高い順に表示している。この場合、ユーザは、自身が身を置く地域コミュニティである団地全体の関心を、容易に確認することができる。
また、上記メニュー表示部A4には、本システムで提供されるサービス(例えば、イベントに関するアンケート、イベントに関するお役立ち情報、回覧板、今日の質問)を選択するためのメニューが表示されている。図13では、イベントに関するアンケートが選択されていることがわかる。上記メニューの選択は、通信部204が不図示のリモコンからの操作信号(例えば、矢印キーの押下信号)を受信すると、コンテンツ処理部2051がその操作信号にしたがって選択された上記メニューを他のメニューよりも大きく表示する。
図14は、上記メニュー表示部A4の中からイベントに関するアンケートが選択された場合のサービス提供画面の例を示す図である。図14では、上記メニューの中からアンケートが選択され、テレビ200のコンテンツ処理部2051が、サーバ100から図7に示したアンケート情報1036をダウンロードする等して、回覧板・イベントコンテンツ表示部A2に表示している。また、各ユーザのコンテンツ視聴等の履歴に基づいて、視聴したコンテンツや参加したイベントにかかるアンケートを、優先して表示するようにしてもよい。
上記メニュー表示部A4には、本システムで提供される様々なサービスが表示されるが、その中には、ユーザの不在をシステム側に知らせるための外泊ボタンメニューA4’が含まれる。図3に示したユーザ情報1032において、見守りサービスが設定されているユーザが操作するテレビ200については、ある期間(例えば、1日)、本システムを選局しない場合、そのユーザに異変が発生している可能性があり、コンテンツ処理部2051は、予め設定された連絡先に対して、当該ユーザに異常が発生している可能性がある旨を通知する。コンテンツ処理部2051は、外泊ボタンメニューA4’が押下されている場合、上記のような異常が発生しているとは判断せず、同世帯の他のユーザや近隣世帯への通報を回避する。
なお、上記異変とは、例えば、脳梗塞等の病気で意識がなくなっている等、ユーザに生じた身体的な異常である。また、上記通知は、ユーザ情報1032とともに記憶されている緊急時の連絡先に通知してもよいし、上記世帯や近隣世帯が視聴するテレビ200に表示されているサービス提供画面に新着情報として表示してもよい。
見守りサービスのフローについて説明する。まず、コンテンツ集計部1012が、ユーザの視聴履歴情報1034を取得する。サーバの演算部で稼働する見守り部(不図示)は、見守りサービス対象のユーザをユーザ情報1032により特定し、対象ユーザの視聴履歴を視聴履歴情報1034から抽出し、ユーザがテレビを操作している時刻を認識し、異常発生の通知を行うかどうか判断する。このようにすることで、嗜好調査のための視聴履歴情報から情報を抽出し、見守りサービスのためにテレビ200にさらに要求をしないので、情報処理能力が高くないテレビの負荷増加を抑えることができる。
図15は、上記メニュー表示部A4の中からイベントに関するお役立ち情報が選択された場合のサービス提供画面の例を示す図である。図15では、図14の場合と同様に、上記メニューの中からお役立ち情報が選択され、テレビ200のコンテンツ処理部2051が、サーバ100から図4に示したコンテンツ情報1033のうちのイベントコンテンツ情報やその実体であるイベントコンテンツをダウンロードする等して、回覧板・イベントコンテンツ表示部A2に表示している。表示されるイベントコンテンツは、すべての開催予定や参加募集中のイベントコンテンツを表示してもよいし、その中でもユーザの嗜好に合ったイベントコンテンツのみを表示させてもよい。青ボタンを押すと、参加申し込み画面に移り、参加申し込みができる。
図16は、上記メニュー表示部A4の中から回覧板情報が選択された場合のサービス提供画面の例を示す図である。図16では、図14、15の場合と同様に、上記メニューの中からお回覧板情報が選択され、テレビ200のコンテンツ処理部2051が、サーバ100から図4に示したコンテンツ情報1033のうちの回覧板コンテンツ情報やその実体である回覧板コンテンツをダウンロードする等して、回覧板・イベントコンテンツ表示部A2に表示している。表示されている回覧板コンテンツは、開催済みのイベントコンテンツであり、イベント参加者のテレビ画面には、青ボタン(いいね)、赤ボタン(普通)、緑ボタン(いまいち)が表示され、イベントの感想をアンケート回答することができる。この回答入力があると、アンケート情報(図6)に格納される。
次に、集計した嗜好情報について説明する。図10は、嗜好情報1039の例を示す図である。嗜好情報1039は、各コンテンツの視聴情報、アンケートの回答から、コンテンツ集計部1012によりテレビ200を操作するユーザの嗜好等を集約された情報である。
嗜好情報の作成について説明する。図10に示すように、嗜好情報1039は、地域コミュニティ全体の嗜好を示すコミュニティ嗜好情報と、地域コミュニティを構成する世帯に属するユーザの嗜好を示す個人嗜好情報とを含む。個人嗜好情報は、各々のユーザについて集計され、嗜好属性ごとにその興味関心度が記憶されている。興味関心度の単位は任意であり、他の嗜好属性との相対値が重要な値となる。そのため、嗜好情報を活用しやすいように調整し、その尺度を決定することが可能である。
サーバ100の記憶部103には、視聴履歴情報1034と、アンケート回答情報1037を有している。まず、コンテンツ集計部1012は、ユーザごとの視聴履歴情報を取得する。この視聴履歴情報のコンテンツIDにかかる(嗜好)属性に、視聴時間などで数値の重みづけを行う。さらに、そのユーザのアンケート回答情報を取得し、当該コンテンツに紐付けられたアンケートに回答がある場合、その回答に基づいてさらに重みづけを行う。例えば、回答が「いいね」ならば数値を大きくし、「いまいち」ならば少なくする。アンケートが無い場合は、この重みづけは省略する。そして、嗜好情報の該当する嗜好属性に値を追加する。これを、視聴履歴情報内で対象となる全コンテンツについて行う。
また、コンテンツにひも付けられていないアンケート回答についても、集計を行う。アンケート(または回答の枝)に付された(嗜好)属性に、回答に基づいて重みづけを行い、嗜好情報の該当する嗜好属性に値を追加する。これを、アンケート回答情報内で対象となる全アンケートについて行う。
また、イベントコンテンツについても集計を行う。イベントは、イベント告知の視聴履歴によるイベント告知を視聴状況や、アンケート回答における参加申込状況や、イベント開催後の感想のアンケート回答に基づいて、集計する。イベントにひもづけられた属性に、閲覧状況、参加予約状況、感想で重みづけをして集計する。また、イベントに関連した写真や映像がコンテンツとして登録された場合、その視聴状況や感想のアンケート回答を反映させてもよい。
このようにして、個人嗜好情報を作成する。元になる視聴履歴情報やアンケート回答情報があれば、視聴や回答の期間など対象を指定してその都度作成することも可能である。
地域コミュニティ内の個人の嗜好情報を集計すれば、コミュニティの嗜好情報となる。コミュニティの嗜好情報についても、期間、個人の年齢、性別を指定して作成することも可能である。また、テレビ属性や世帯属性を考慮することで、例えば家族向きなのか、個人向きなのかを判別できる。
個人嗜好情報としては、例えば、図10の下段に示すように、ユーザごとに関心度が集計されている。この例では、ユーザIDAAAaaa001002であるユーザは、国内旅行、海外旅行、…、スポーツ、野球、…、料理、酒への興味関心が、それぞれ、80、60、…、30、40、…、10、70であり、このユーザは旅行と酒の嗜好性が高いことを示している。本例では嗜好属性は一層に並列で表記したが、「国内旅行」と「海外旅行」を纏めて「旅行」とするなど、多層にすることも可能である。
コミュニティ嗜好情報としては、ユーザ属性ごとに興味関心度の分布を含ませることが可能である。例えば、図10の上段に示すように、嗜好属性がスポーツであるコンテンツを視聴した年代別の興味関心度が集計されている。この例では、0才から12才まで、13才から19才まで、20代、30代、…90代の興味関心度は、それぞれ、80、80、50、60、…10であることを示している。同様に、属性がスポーツであって、さらにその下位の属性がサッカーであるコンテンツを視聴した人数は、0才から12才まで、13才から19才まで、20代、30代、…90代別に、それぞれ、65、70、40、30、…10であったことを示している。
また、例えば、図10の中段に示すように、嗜好属性が料理や飲食について、男女別に上記と同様に集計されている。
なお、嗜好情報は個人のプライバシーを含むため、ユーザの許可を得て取得する。また、ユーザごとの嗜好情報のような個人が特定可能な情報は、本人の閲覧可能なことが望ましい。また、コミュニティの嗜好情報は、コミュニティでの利用の他、他の者が利用可能としてもよいが、個人を特定できないように細心の注意を払うようにする。
図11は、コミュニティの嗜好情報に対して、興味関心度を表示するクエリ情報1040の例を示す図である。単純に、嗜好属性や、性別年代別に表示させることも可能であるが、他の方法で嗜好情報を表示させる。図10では、例えば、親子料理教室のイベントを企画しようとする場合、PC等の端末(不図示)からクエリ情報1040として「親子料理教室」がサーバ100に送信される。そして、コンテンツ集計部1012は、文字列を解析して入力された文字列を分解分析し、分解された文字列と関連の高い嗜好属性を特定するとともに重み付けをしたクエリ文を生成する。図11では、関連の高い「料理」および「親子交流」がスコア100で最も高く設定されており、他にも「親子」や「料理」に関連した嗜好属性が含まれている。そして、クエリ文とコミュニティの嗜好情報との関連性を取り、その結果であるクエリ回答情報を得る。
図12は、クエリ回答情報1041の例を示す図である。男女別、年代別に、コミュニティの嗜好情報の興味関心度にクエリ文の重みつけを嗜好属性ごとに掛け合わせて集計し、その結果をクエリ回答情報として生成し、出力する。
また、集計された嗜好情報ではなく、コンテンツやアンケートに対して検索を掛けてもよい。例えば、クエリを「料理」とすると、嗜好属性に「料理」を有するコンテンツ、イベント、アンケートが抽出され、それについてコミュニティ全体で集計した情報(コンテンツであれば、コンテンツ及びその視聴履歴や、それに対応するアンケート及びその回答の集計など)を表示するようにしてもよい。
また、図13〜16に示したサービス提供画面では、コンテンツ処理部2051が、コミュニティ嗜好情報を嗜好情報表示部A3に表示している。ここにユーザ自身の個人嗜好情報を表示してもよいが、コミュニティの嗜好情報を表示してもよい。この場合、地域コミュニティである団地を構成する各世帯やユーザの嗜好性を、容易に確認することができる。例えば、テレビに対応付けられているユーザの年齢が60代である場合、60代と地域名をクエリとして嗜好情報を検索し、同じ地域の同世代が今週集計した嗜好情報から、興味関心度の高いものを表示させてもよい。サーバが、ユーザ情報からユーザの属性を取得し、嗜好情報を編集してテレビに送信して表示させる。また、ユーザの属性や嗜好情報を用いて、ユーザ(テレビ)ごとに表示する内容を変更してもよい。また、情報発信側が表示させる内容を決め、関心を引くようにしてもよい。
また、同様に、ユーザに送信するアンケートを、ユーザの属性や嗜好情報に基づいて変更してもよい。
いずれにせよ、テレビ200ではコンテンツ処理部2051によりその集計結果がディスプレイ部202に表示されるため、ユーザは様々な条件により地域コミュニティ内の嗜好情報を知ることができ、地域コミュニティ内で「流行っているもの」、「流行りそうなもの」をユーザ自身の興味に基づいて把握することができ、ユーザ自らがイベントに参加する等、地域コミュニティを活性化するきっかけを与えることができる。集計された嗜好情報にはユーザ名等個人を特定する情報が含まれないため、集計されるユーザにとっても自らの個人情報が他人に知られることもない。
このように、本システムでは、上記のような各処理を行うので、例えば、団地等の比較的小規模の地域コミュニティを対象として、その地域コミュニティを構成する世帯に属するユーザ同士のつながりを密接にしたり、新たな仲間づくりのきっかけとなる情報と、情報を閲覧する場を提供することができる。これにより、地域コミュニティを構成する世帯に属するユーザ同士のコミュニティや地域コミュニティ全体を活性化することができる。また、ユーザがネットワークを介して形成されるコミュニティを利用することができない高齢者の場合であっても、「流行っているもの」、「流行りそうなもの」等、興味を持つと思われる情報を、テレビ200を操作するといった慣れた操作で得ることができ、上記のような効果を期待することができる。
また、本システムを利用している時間帯のEPG情報を取得し、その中で実際にユーザが視聴しているコンテンツを集計することにより、本システムを利用しているユーザが属する世帯により構成される団地等の地域コミュニティ全体の嗜好を把握することができるとともに、各世帯に属するユーザ個人の嗜好を把握することができる。
図17は、本システム、本システムにインプットされる情報、および本システムによりアウトプットされる情報の関係を示す図である。本システムでは、映像コンテンツの視聴時間や視聴内容(EPG情報)、回覧板コンテンツやイベントコンテンツの閲覧履歴やアンケート結果から得られる人気・興味度・評価を統合的に分析することで、各ユーザの地域コミュニティや各ユーザの嗜好に合わせたデータ放送コンテンツの提供を可能にする。加えて、本サービス提供事業者や地域コミュニティ管理者等は、本システムからそれを可能にする分析結果(コミュニティーや個人の嗜好等)取得することで新たな話題提供やイベント企画の実施ができ、コミュニティの活性化をも実現できるようになる。
図18は、本システムを利用した地域コミュニティが活性化するサイクルの例を示す図である。これまで説明したように、本システムを利用した地域コミュニティでは、事業者や地域コミュニティの管理者等が本システムを用いてイベント開催を告知すると、これを見たユーザがそのイベントに参加する。そして、開催されたイベントに参加したユーザが開催されたイベントの感想等を投稿すると、その投稿を見た高齢者を含むユーザが興味を持ち、コミュニケーションを活発化する。すると、地域コミュニティ全体のなかでのそのイベントの認知度が向上し、高齢者に次のイベントに参加するきっかけを与えることができるようになる。このようにして、高齢者を含む世帯や個人だけでなく、そのようなユーザを含む地域コミュニティ全体を活性化することができる。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれ、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えたり、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
図1のテレビ200は地上デジタル放送対応テレビを想定しているが、地上デジタル放送非対応のテレビ(アナログテレビなど)であったとしても当該テレビに接続可能な地上デジタル放送対応セットトップボックス(STB)をネットワークNとテレビ200との間に設け上記STBを用いてテレビ200の機能を実現してもよい。このように地上デジタル放送対応テレビが導入されていない世帯に対しても本システムを提供することができ、そのようなユーザを含め、上記同様に地域コミュニティ全体を活性化することが可能となる。
1000 地域交流活性化システム
100 サーバ
101 演算部
1011 コンテンツ提供部
1012 コンテンツ集計部
102 通信部
103 記憶部
1031 テレビユーザ情報
1032 ユーザ情報
1033 コンテンツ情報
1034 視聴履歴情報
1035 ステータス情報
1036 アンケート情報
1037 アンケート回答情報
1038 EPG情報
1039 嗜好情報
1040 クエリ情報
1041 クエリ回答情報
200 テレビ
201 アンテナ
202 ディスプレイ部
203 受信部
204 通信部
205 演算部
2051 コンテンツ処理部
206 記憶部
2061 ユーザ情報
2062 放送コンテンツリスト情報
C 地域コミュニティ
N ネットワーク
100 サーバ
101 演算部
1011 コンテンツ提供部
1012 コンテンツ集計部
102 通信部
103 記憶部
1031 テレビユーザ情報
1032 ユーザ情報
1033 コンテンツ情報
1034 視聴履歴情報
1035 ステータス情報
1036 アンケート情報
1037 アンケート回答情報
1038 EPG情報
1039 嗜好情報
1040 クエリ情報
1041 クエリ回答情報
200 テレビ
201 アンテナ
202 ディスプレイ部
203 受信部
204 通信部
205 演算部
2051 コンテンツ処理部
206 記憶部
2061 ユーザ情報
2062 放送コンテンツリスト情報
C 地域コミュニティ
N ネットワーク
Claims (11)
- ネットワークを介してテレビ端末に通信可能に接続された情報処理装置が、
前記テレビ端末から、コンテンツのコンテンツIDと、当該コンテンツに対するユーザの操作情報を取得するユーザ操作履歴取得工程と、
前記取得したコンテンツIDに対応したアンケートを前記テレビ端末に送信し、当該テレビ端末から前記アンケートの回答を受信するアンケート回答取得工程と、
前記ユーザの操作情報と、前記コンテンツの属性と、前記アンケートの回答と、前記ユーザの属性とに基づいて、嗜好情報を作成する嗜好情報作成工程と、
を行うことを特徴とする嗜好情報分析方法。 - 請求項1において、
前記コンテンツは、前記情報処理装置以外から放送されるコンテンツであり、
前記ユーザの操作情報は、前記コンテンツに対する前記ユーザの視聴情報であることを特徴とする嗜好情報分析方法。 - 請求項2において、
前記コンテンツIDは、放送のチャンネルIDであり、
前記情報処理装置は、視聴情報とともに前記放送を視聴した時刻を取得し、当該チャンネルIDと前記時刻とに基づいて、前記コンテンツの属性を特定することを特徴とする嗜好情報分析方法。 - 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記コンテンツは、イベント情報であり、
第一の前記アンケートは、前記イベントへの参加可否についてであり、
第二の前記アンケートは、前記イベントの感想についてであり、
前記第一及び第二のアンケートへの回答に基づいて、前記嗜好情報を作成することを特徴とする嗜好情報分析方法。 - 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
前記テレビ端末IDと、当該テレビ端末にひもづけられたユーザIDと、当該ユーザIDに付された属性とを有するユーザ情報を有し、
前記テレビ端末IDに基づいて、前記ユーザID及びその属性を特定することを特徴とする嗜好情報分析方法。 - 請求項5において、
前記ユーザ情報では、一のテレビ端末IDに複数のユーザIDを対応付けすることが可能であり、当該複数のユーザIDの組合せに基づいて前記テレビ端末にテレビ端末属性が付され、
前記嗜好情報は、前記テレビ端末属性を含んで作成されることを特徴とする嗜好情報分析方法。 - 請求項5または6において、
前記ユーザ情報では、一の世帯に含まれる複数のユーザIDの組合せに基づいて、前記世帯に世帯属性が付され、
前記嗜好情報は、前記世帯属性を含んで作成されることを特徴とする嗜好情報分析方法。 - 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
前記作成した嗜好情報を、前記テレビ端末に対応するユーザの属性に基づいて編集し、前記テレビ端末に送信して表示させることを特徴とする嗜好情報分析方法。 - 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
前記テレビ端末に対応するユーザの属性または嗜好に基づいて、前記テレビ端末に送信するアンケートを変更することを特徴とする嗜好情報分析方法。 - 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
特定のフラグを付されたユーザの前記ユーザの操作情報を取得し、当該ユーザの取得情報を用いて嗜好とは異なる分析を行うことを特徴とする嗜好情報分析方法。 - ネットワークを介してテレビ端末に通信可能に接続され、
前記テレビ端末から、コンテンツのコンテンツIDと、当該コンテンツに対するユーザの操作情報を取得するユーザ操作履歴取得部と、
前記取得したコンテンツIDに対応したアンケートを前記テレビ端末に送信し、当該テレビ端末から前記アンケートの回答を受信するアンケート回答取得部と、
前記ユーザの操作情報と、前記コンテンツの属性と、前記アンケートの回答と、前記ユーザの属性とに基づいて、嗜好情報を作成する嗜好情報作成部と、
を備えることを特徴とする嗜好情報分析システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015204215A JP2017076297A (ja) | 2015-10-16 | 2015-10-16 | 嗜好情報分析システム及び分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015204215A JP2017076297A (ja) | 2015-10-16 | 2015-10-16 | 嗜好情報分析システム及び分析方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017076297A true JP2017076297A (ja) | 2017-04-20 |
Family
ID=58551387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015204215A Pending JP2017076297A (ja) | 2015-10-16 | 2015-10-16 | 嗜好情報分析システム及び分析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017076297A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020205496A (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-24 | 株式会社野村総合研究所 | 発行サーバ、配信サーバおよび解析サーバ |
-
2015
- 2015-10-16 JP JP2015204215A patent/JP2017076297A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020205496A (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-24 | 株式会社野村総合研究所 | 発行サーバ、配信サーバおよび解析サーバ |
JP7409787B2 (ja) | 2019-06-14 | 2024-01-09 | 株式会社野村総合研究所 | 発行サーバ、配信サーバおよび解析サーバ |
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