JP2017074859A - 情報配信システムおよび情報配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】旅客案内システムにおける表示画面の構成変更とそれに伴う情報表示を、効率的かつ迅速なものとする。
【解決手段】情報配信システム100において、列車ダイヤデータより所定項目のデータを抽出する処理ロジックのライブラリを格納した記憶装置101と、旅客案内用情報の追加または変更の指定を、所定装置を介してユーザから受け付け、当該指定が示す情報を、抽出すべき情報項目の属性に基づいて処理ロジックを決定する所定アルゴリズムに適用して、指定に応じて採用すべき割付ロジックを推定し、当該割付ロジックが規定する所定項目のデータを列車ダイヤデータより読み出し、当該読み出したデータを当該割付ロジックに適用して実行し、当該実行により割付ロジックから得た旅客案内用情報を、所定装置に配信する処理を実行する演算装置104を含む構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報配信システムおよび情報配信方法に関するものであり、具体的には、旅客案内システムにおける表示画面の構成変更とそれに伴う情報表示を、効率的かつ迅速なものとする技術に関する。
鉄道利用者の利便性や満足感を向上させるため、鉄道の運行状況や列車ダイヤに関する各種情報を提供する旅客案内システムがある。この旅客案内システムは、運行管理システムなど他システムから配信される情報をデータベースに格納し、駅構内の改札口やホーム上などに設置したディスプレイ等の出力装置に表示する。
こうした出力装置で表示される画面は、鉄道会社の事業展開やダイヤ改正など様々な契機に応じて、その構成が変更されるケースがある。旅客案内システムの運用担当者等が、当該画面に所定の情報項目を追加、変更しようとする場合、上述のデータベースにおいて該当情報項目に対応付くデータ項目を、データスキーマ定義書を元に新たに定義する作業が必要になる。
そこで、そうした煩雑な作業を低減する技術としては、例えば、検索サービスに対する検索条件を指定するためのクエリの実行結果として得られる検索結果の形式に基づき、表示画面内にレイアウトを作成する情報処理装置であって、前記表示画面内にレイアウトされる複数の前記検索結果に含まれるデータ項目に対応する値を表示するためのオブジェクトに対し、当該オブジェクトに表示する前記検索結果を取得するための前記クエリを受け付けるクエリ受付手段と、前記クエリ受付手段で受け付けた前記クエリを用いて、前記検索サービスに要求することによって得られる前記検索結果を取得する検索結果取得手段と、前記検索結果取得手段により取得される前記検索結果に含まれるデータ項目に対応する値を表示するためのオブジェクトを作成するオブジェクト作成手段とを有する情報処理装置(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2013−65273号公報
しかしながら従来技術においては、データベースにおいてテーブルやデータ項目が多数存在する場合、情報項目に対応付く検索クエリ(SQL文)の検索条件も増える。そのため、検索条件の設定には全データスキーマを参照して適切な処理ロジックを選び出すといった慎重かつ集中力を要する作業が必要となる。従って、当該作業の担当者にかかる負荷は依然として大きく、作業ミスが生じやすい懸念もある。
また、上述のように煩雑で手間のかかる作業を行えば、突発的な気象現象等による運行停止など急を要する情報を鉄道利用者に提供する、といった迅速性が要求される事態に対応しきれない。従って、必要な情報を適切なタイミングで鉄道利用者に提供出来ない恐れもある。他方、こうした旅客案内システムで表示すべき情報を、運行管理システム等の重要システムで生成、配信する構成とした場合、当該重要システムに本来業務以外の負荷がかかる。しかも、重要システムと旅客案内システムとの間で通信障害が生じれば、旅客案内システムは表示対象の情報自体を得られない事態となりうる。
そこで本発明の目的は、旅客案内システムにおける表示画面の構成変更とそれに伴う情報表示を、効率的かつ迅速なものとする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の情報配信システムは、列車ダイヤデータより所定項目のデータを抽出する処理ロジックのライブラリを格納した記憶装置と、旅客案内用情報の追加または変更の指定を、所定装置を介してユーザから受け付け、当該指定が示す情報を、抽出すべき情報項目の属性に基づいて処理ロジックを決定する所定アルゴリズムに適用して、前記指定に応じて採用すべき割付ロジックを推定する割付ロジック推定処理と、前記割付ロジックを前記ライブラリから呼び出し、当該割付ロジックが規定する所定項目のデータを前記列車ダイヤデータより読み出し、当該読み出したデータを当該割付ロジックに適用して実行し、当該実行により割付ロジックから得た旅客案内用情報を、所定装置に配信するデータ配信処理とを実行する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の情報配信方法は、列車ダイヤデータより所定項目のデータを抽出する処理ロジックのライブラリを格納した記憶装置を備えた情報処理システムが、旅客案内用情報の追加または変更の指定を、所定装置を介してユーザから受け付け、当該指定が示す情報を、抽出すべき情報項目の属性に基づいて処理ロジックを決定する所定アルゴリズムに適用して、前記指定に応じて採用すべき割付ロジックを推定する割付ロジック推定処理と、前記割付ロジックを前記ライブラリから呼び出し、当該割付ロジックが規定する所定項目のデータを前記列車ダイヤデータより読み出し、当該読み出したデータを当該割付ロジックに適用して実行し、当該実行により割付ロジックから得た旅客案内用情報を、所定装置に配信するデータ配信処理とを実行することを特徴とする。
本発明によれば、旅客案内システムにおける表示画面の構成変更とそれに伴う情報表示を、効率的かつ迅速なものとできる。
本実施形態の情報配信システムを含むネットワーク構成例を示す図である。 本実施形態の情報配信システムのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の列車ダイヤデータテーブルのデータフォーマット例を示す図である。 本実施形態の情報項目名オントロジーテーブルのデータフォーマット例を示す図である。 本実施形態のデータ抽出処理ロジックプログラムライブラリの例を示す図である。 本実施形態の処理ロジック情報定義テーブルのデータフォーマット例を示す図である。 本実施形態の情報配信方法におけるフロー例1を示す図である。 本実施形態の情報配信方法におけるフロー例2を示す図である。 本実施形態の旅客案内システムにおける案内画面の画面仕様書例を示す図である。 本実施形態における画面例1を示す図である。 本実施形態の割付ロジック推定結果格納テーブルのデータフォーマット例を示す図である。 本実施形態の推定結果格納テーブルのデータフォーマット例1を示す図である。 本実施形態の推定結果格納テーブルのデータフォーマット例2を示す図である。 本実施形態の割付ロジック格納テーブルのデータフォーマット例を示す図である。 本実施形態の実行ロジック定義ファイルのデータフォーマット例を示す図である。 本実施形態の情報配信方法におけるフロー例3を示す図である。 本実施形態の処理ロジックによる出力データのデータフォーマット例1を示す図である。 本実施形態の処理ロジックによる出力データのデータフォーマット例2を示す図である。 本実施形態の処理ロジックによる出力データのデータフォーマット例3を示す図である。 本実施形態の処理ロジックによる出力データのデータフォーマット例4を示す図である。 本実施形態の処理ロジックによる出力データのデータフォーマット例5を示す図である。 本実施形態の情報配信方法におけるフロー例4を示す図である。 本実施形態の処理ロジックによる出力データのデータフォーマット例6を示す図である。 本実施形態の処理ロジックによる出力データのデータフォーマット例7を示す図である。
−−−ネットワーク構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の情報配信システム100を含むネットワーク構成図である。図1に示す情報配信システム100は、旅客案内システム400における表示画面の構成変更とそれに伴う情報表示を、効率的かつ迅速なものとするコンピュータシステムである。
本実施形態における情報配信システム100は、入力端末200、外部システム300、および、旅客案内システム400と、専用回線10を介して通信可能に接続されている。
このうち入力端末200は、旅客案内システム400における表示画面の構成変更を担当するユーザが操作するコンピュータ端末である。この入力端末200は、その記憶装置201において、旅客案内システム400に関する画面仕様書900(図9:後述)のファイルを保持し、入力装置205からの指示に応じて表示装置206に表示させるとすれば好適である。当該入力端末200は、後に説明するロジック割付画面1100を情報配信システム100から得て表示装置206に表示させる端末ともなる。
また、外部システム300は、既存の運行管理システムなど、列車ダイヤ(計画ダイヤ、実施ダイヤ、予測ダイヤなど)を管理するサーバ装置である。この外部システム300は、列車の運行状況を鉄道施設の各種リソースを用いて監視し、必要に応じて列車ダイヤの更新を行っている。外部システム300は、本実施形態の情報配信システム100に対し、専用回線10を介して、列車ダイヤデータ301を配信する。
また、旅客案内システム400は、情報配信システム100からデータ配信を受けて、ここで得たデータを所定の表示フォーマットに設定して、出発列車の行先、出発時刻、編成両数等を示す画面を生成し、駅構内の液晶ディスプレイに表示させるサーバ装置である
。なお、旅客案内システム400は、生成した画面を、旅客の携帯電話やスマートフォンなどの携帯情報端末に向けて配信するとしてもよい。
一方、本実施形態の情報配信システム100は、機能部として、割付ロジック推定部110、類似ロジック推定部111、データ格納部112、ユーザインターフェイス部119、データ配信部122、および通信部123を備えている。これら機能部は、例えば情報配信システム100が備えるプログラム102を実行することで実装される機能部と言える。
このうち割付ロジック推定部110は、入力端末200におけるロジック割付画面1100(図10:詳細は後述)を介してユーザが入力した情報項目名を受信し、これを情報項目名オントロジーテーブル117(図4:詳細は後述)に照合することで、割付ロジックの推定を行う機能部である。割付ロジック推定部110は、推定した割付ロジックの情報を、割付ロジック格納テーブル114(図14:詳細は後述)、推定結果格納テーブル115(図12:詳細は後述)に格納する。
また、類似ロジック推定部111は、推定結果格納テーブル115を参照し、当該推定結果格納テーブル115に格納されている割付ロジックを特定する。また類似ロジック推定部111は、当該特定した割付ロジックに関して処理ロジック情報定義テーブル116(図6:詳細は後述)を参照し、該当割付ロジックの入力情報種別1072、パラメータ1073、および出力情報項目1074の各値を取得する。更に類似ロジック推定部111は、処理ロジック情報定義テーブル116で定義されている各処理ロジックのうち、上述で取得した入力情報種別1072、パラメータ1073、および出力情報項目1074の各値のうち、少なくとも入力情報種別1072と出力情報項目1074の2つについては完全一致する処理ロジックを類似ロジックとして推定し、この推定結果を推定結果格納テーブル115(図13:後述)に格納する。
また、ユーザインターフェイス部119は、旅客案内システム400に関する画面仕様書900に基づいて、旅客案内システム400で表示される画面上の情報項目の指定をユーザから受け付けて、この情報項目を生成する処理ロジックの割付承認等のユーザ動作を受け付けるためのロジック割付画面1100を生成する機能部である。また、このユーザインターフェイス部119は、ロジック割付画面1100を介してユーザから受けた承認等に基づき、割付ロジック格納テーブル114と実行ロジック定義ファイル121を更新する。
また、データ配信部122は、所定周期で実行ロジック定義ファイル121を参照し、定義される処理ロジック名(割付ロジック名である)を取得し、データ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120から該当する処理ロジックを呼び出して実行し、この処理ロジックの出力結果を旅客案内システム400へ通信部123を介して配信する。処理ロジックの出力結果については後述する。
また、通信部123は、専用回線10を介して、外部システム300および旅客案内システム400と通信し、データの送受信を行う。通信部123が送受信するデータは、列車ダイヤを想定している。列車ダイヤは、走行する列車のIDである列車番号と、列車の停車駅と、その停車駅における時刻と、列車ダイヤの種別(計画、実施、実績等)や行先、時刻の属性(出発、もしくは到着)等を示す属性情報をデータ項目として持つデータで
あり、列車ダイヤデータテーブル113に格納される。
なお、こうした機能部が処理に利用するテーブル類は、当該情報配信システム100の記憶装置内にデータ格納部112に格納されている。データ格納部112に格納されてい
るテーブル類の詳細については後述する。また、機能部が利用する、データ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120、および実行ロジック定義ファイル121(後述)も、当該情報配信システム100の記憶装置内にデータ格納部112に格納されている。
このうちデータ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120は、列車ダイヤデータテーブル113よりデータを抽出する処理ロジックを構成するプログラムのライブラリである。このプログラムは、目的とする処理毎、すなわち処理ロジック毎にモジュール化され、データ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120に格納されている。
本実施形態におけるデータ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120は、処理ロジック情報定義テーブル116(図6)の処理ロジック名1071欄の各値、すなわち各処理ロジックに対応したプログラムを格納している。こうしたプログラムとしては、例えば、ある駅を出発する列車をリスト表示する発車標画面に向けたデータ配信を行うために必要な単位でモジュール化された処理ロジックのプログラムを想定できる。
−−−ハードウェア構成−−−
また、本実施形態の情報配信システム100のハードウェア構成は以下の如くとなる。図2は、情報配信システム100のハードウェア構成例を示す図である。
情報配信システム100は、HDD(ハードディスクドライブ)など適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なう演算装置たるCPU104、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付ける入力装置105、処理データの表示を行うディスプレイ等の出力装置106、専用回線10と接続して入力端末200、外部システム300、および旅客案内システム400といった他装置との通信処理を担う通信装置107、を備える。
なお、記憶装置101内には、本実施形態の情報配信システム100として必要な機能を実装する為のプログラム102の他に、上述のデータ格納部112で保持するテーブル113〜118、データ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120、および、実行ロジック定義ファイル121が少なくとも記憶されている。
−−−データ構造例−−−
続いて、本実施形態の情報配信システム100が用いるテーブル類について説明する。但し、後述する各フローの説明に合わせて説明するテーブルについては、当該フローの説明に沿って後述するものとする。
図3に、本実施形態の列車ダイヤデータテーブル113の一例を示す。この列車ダイヤデータテーブル113は、外部システム300から配信された列車ダイヤデータを蓄積したテーブルである。
この列車ダイヤデータテーブル113のデータ構造は、列車番号1041をキーとして、該当列車の停車駅1042、時刻1043、および属性1044の各値から成るレコードの集合体である。
このうち属性1044は、キーとこのキーに対応する値を組として複数保持する連想配列形式の値である。図3に示す属性1044の例では、列車ダイヤの種別を表す「infoType」、到着時刻あるいは出発時刻を表す「stopType」、列車の最終停車駅を示す「dest」、列車を編成する車両数を表す「carNum」、車両番号を示す
「carID」、旅客が乗降するのりばを表す「platform」、および、営業列車あるいは非営業列車を表す「business」といったキーを有している。
また、図3の例では、列車ダイヤの種別を表す「infoType」の値として、「実施ダイヤ」が設定されたレコードのみ示しているが、計画ダイヤや予測ダイヤに関するレコードも含まれている。ここで、計画ダイヤは、ダイヤ改正ごとに鉄道会社で作成される列車運行計画であり、基本計画とも呼ばれるダイヤである。また、実施ダイヤは、基本計画たる上述の計画ダイヤに基づいて、日々作成されるダイヤである。また、予測ダイヤは、実際の列車運行状況に応じて適宜に変更されたダイヤである。
また図4に、本実施形態の情報項目名オントロジーテーブル117のデータフォーマット例を示す。この情報項目名オントロジーテーブル117は、データ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120内の処理ロジックごとに、列車ダイヤデータテーブル113から抽出すべき情報項目のクラス名と当該クラスの情報の格納先(の列車ダイヤ)に関する属性名の対応関係を規定したテーブルである。
この情報項目名オントロジーテーブル117は、処理ロジック名1081をキーとして、推定ルール1082であるクラス名10821と属性名10822の各値を対応付けたレコードの集合体となっている。
このうち処理ロジック名1081は、割付ロジックまたは類似ロジックの候補となりうる処理ロジックの名称を示している。図4の例では、「出発時刻抽出ロジック」、「到着時刻抽出ロジック」、「営業終着駅抽出ロジック」、「非営業終着駅抽出ロジック」、「出発のりば抽出ロジック」、および「到着のりば抽出ロジック」、といった値が格納されている。
一方、推定ルール1082であるクラス名10821と属性名10822の各値は、旅客案内システム400の画面で表示させる旅客案内用情報の追加または変更に関して、ユーザが指定する情報項目の情報に対応した値となる。このうちクラス名10821の値は、該当処理ロジックに対応付く単語を示し、また属性名10822の値は、クラス名10821の値を修飾する単語を示している。具体的には、この属性名10822は、クラス名10821の値が示す情報項目に関して定義されている列車ダイヤや、その他のデータの名称等を示している。図4の例では、属性名10822の値として「計画、出発、予測」といった値が格納されている。
なお、上述の情報項目名オントロジーテーブル117のデータは、あらかじめ有識者が登録しておくものとする。
図5は本実施形態のデータ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120の例を示す図である。本実施形態におけるデータ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120は、列車ダイヤデータテーブル113よりデータを抽出する処理ロジックを構成するプログラムのライブラリである。こうしたデータ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120は、図5で例示するように、処理ロジック名1201をキーに、対応する処理ロジックのプログラムファイル1202を対応付けて格納した構造となっている。
図6は本実施形態の処理ロジック情報定義テーブル116のデータフォーマット例を示す図である。本実施形態における処理ロジック情報定義テーブル116は、上述の図5で示したデータ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120が格納するプログラム、すなわち処理ロジックに関する情報を格納したテーブルである。
本実施形態における処理ロジック情報定義テーブル116は、処理ロジック名1071をキーとして、該当処理ロジックにおける入力情報種別1072、パラメータ1073、および出力情報項目1074の各値を対応付けたレコードの集合体となっている。
このうち処理ロジック名1071は、データ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120が保持する各処理ロジックの名称が設定されている。また、入力情報種別1072は、列車ダイヤの種別であって、図3に示す列車ダイヤデータテーブル113のカラム「属性」における「infoType」の値を示している。また、パラメータ1073は、列車ダイヤデータテーブル113のカラム「属性」における「infoType」以外の項目を示している。また、出力情報項目1074は、対応する処理ロジックが実行された場合に出力されるデータの項目を示している。例えば、処理ロジック名「到着時刻抽出ロジック」に関して、該当処理ロジックに対する入力情報の種別は「計画ダイヤ」、「実施ダイヤ」、「予測ダイヤ」であり、設定すべきパラメータは「停車駅」、該当処理ロジックの実行結果として「列車番号」、「時刻」、「stopType」、の各値が得られることを示している。
−−−フロー例1(メインフロー)−−−
以下、本実施形態における情報配信方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する情報配信方法に対応する各種動作は、情報配信システム100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図7は、本実施形態の情報配信方法におけるフロー例1を示す図である。ここでは、 旅客案内システム400により提供される案内画面の画面仕様書を受領したユーザ(開発担当者)が、入力端末200を操作して情報配信システム100にアクセスすることを契機に開始されるメインフローを想定する。
この場合のユーザは、入力端末200のディスプレイにおいて、情報配信システム100のユーザインターフェイス部119が提供するロジック割付画面1100(図10)を閲覧する。またユーザは、当該ロジック割付画面1100において、上述の案内画面の構成において追加や変更の対象とする情報項目名の入力動作を行う。一方、情報配信システム100は、入力端末200から上述のユーザ入力を受けて、該当情報項目のデータ抽出に適切な処理ロジック候補である、割付ロジックとその類似ロジックを推定し、これを入力端末200に表示させることとなる。
図7で例示するフローにおいて、情報配信システム100の割付ロジック推定部110は、上述のようにユーザが入力端末200から入力した情報項目名の情報を、ユーザインターフェイス部119を介して受信し、当該情報項目名を、情報項目名オントロジーテーブル117に照合することで、上述の情報項目名に対応する割付ロジックの推定を実行する(S401)。
この割付ロジック推定部110による割付ロジックの推定処理完了後、情報配信システム100の類似ロジック推定部111は、処理ロジック情報定義テーブル116(図6)に定義されるレコードのうち、入力情報種別1072、パラメータ1073、および出力情報項目1074の少なくとも入力情報種別1072と出力情報項目1074の各値が、上述のステップS401で推定された割付ロジックのものと一致するレコードを検索し、このレコードが示す処理ロジックを類似ロジックとして特定する(S402)。
類似ロジック推定部111は、ここで特定た類似ロジックの処理ロジック名1071の
値を該当レコードから取得し、これを推定結果格納テーブル115の類似ロジック1063欄に格納するものとする。
上述した、割付ロジック推定部110と類似ロジック推定部111が実行する処理手順の詳細については、それぞれ図8とに示すフローにて後述する。
−−−フロー例2−−−
続いて、上述のフロー例1で示した割付ロジック推定部110による処理の詳細について図に基づき説明する。図8は、本実施形態の情報配信方法におけるフロー例2を示す図である。
ここで、上述のユーザは、入力端末200を操作して情報配信システム100にアクセスして、図10のロジック割付画面1100を閲覧しているものとする。このユーザは、画面仕様書900(図9)を確認しつつ、入力端末200の入力装置を操作して、ロジック割付画面1100における情報項目名11011欄に対し、旅客案内システム400で提供する案内画面で表示させるべき情報項目名を入力する。
なお、ユーザが入力時に参照する画面仕様書900は、旅客案内システム400のディスプレイで表示する画面レイアウトをベースに、当該画面上で表示させる情報項目とその内容について規定した仕様書となる。
図9で例示する画面仕様書900は、或る駅を出発する列車をリスト表示する発車標画面に関する画面仕様書である。この場合、こうした画面レイアウトおよび情報項目名1001〜1005の他に、情報項目説明1006が記述された構成となっている。
このうち情報項目名は、当該駅を出発する時刻である出発時刻1001、当該列車の終着駅を示す行先1002、当該列車の編成両数を表す両数1003、当該列車の出発のりばを示す出発番線1004、および、当該列車に関する遅延時分を示す遅延時分1005の各項目が記述されている。
ユーザはこうした画面仕様書900を入力端末200のディスプレイで参照し、その情報項目名をそのままロジック割付画面1100の情報項目名11011欄に設定するとしてもよい。その場合、知見豊かなユーザが、旅客案内システム400での表示画面で追加あるいは変更する内容を踏まえた画面仕様書900を予め作成し、これを上述の入力端末200を操作するユーザが参照するケースを想定できる。または、ユーザが画面仕様書900を参照し、その情報項目名のうち変更したいもの、或いは別途追加したいものを、ロジック割付画面1100の情報項目名11011に設定するとしてもよい。いずれにせよ、画面仕様書900は、ユーザが、ロジック割付画面1100の情報項目名11011欄に情報項目名の設定を行う際の参照情報である。
また、上述のロジック割付画面1100は、割付ロジック入力領域1101、割付ロジック推定ボタン1102、処理ロジック一覧表示領域1103、および割付ロジック決定ボタン1104から構成される。
このうち割付ロジック入力領域1101は、案内画面上の情報項目名のユーザ入力を受け付ける「画面上の情報項目」カラム11011と、当該情報項目名に対応する処理ロジック(情報配信システム100が推定したもの)を表示する「割付ロジック」カラム11012と、当該割付ロジックと類似する類似ロジック(情報配信システム100が推定したもの)を表示する「類似ロジック」カラム11013の3つのカラムで構成される。
また、割付ロジック推定ボタン1102は、ユーザによって押下されると、これを受けた割付ロジック推定部110および類似ロジック推定部111による、「画面上の情報項目」カラム11011に入力された値に応じた割付ロジックと類似ロジックの推定実行の契機となるボタンである。
上述の「割付ロジック」カラム11012と「類似ロジック」カラム11013には、推定結果格納テーブル115(図13:後述)より取得した割付ロジックと類似ロジックが設定・表示される。また、処理ロジック一覧表示領域1103には、処理ロジック情報定義テーブル116(図6)より取得した処理ロジック名が表示される。
また、割付ロジック決定ボタン1104は、ユーザによって押下されると、これを受けた情報配信システム100による、推定結果格納テーブル115より情報項目名に対応する全ての割付ロジックを取得し、割付ロジック格納テーブル114に割付ロジックを識別するIDと合わせて格納する処理の契機となるボタンである。この場合、情報配信システム100は、割付ロジック格納テーブル114を取得して、実行ロジック定義ファイル121の更新を行うことになる。
一方、入力端末200は、上述のロジック割付画面1100における情報項目名11011欄に対する情報項目名の入力を受け、更に、割付ロジック推定ボタン1102の押下を感知したとする。この場合、入力端末200は、割付ロジック推定要求を情報配信システム100に送信する。
他方、情報配信システム100は、上述の割付ロジック推定要求を、入力端末200から受信し(S301)、割付ロジック推定部110を起動する。
割付ロジック推定部110は、入力端末200から受信した、上述のロジック割付画面1100にて入力された全ての情報項目名に関して以下のループを行う(S3021)。
まず、割付ロジック推定部110は、上述のステップS301で受信した情報項目名を単語単位で分割する(S3022)。ここで採用する単語分割の実現方法は、一般的な形態素解析によるものとする。
続いて、割付ロジック推定部110は、ステップS3022での分割によって生成した単語全てに対して以下のループを行う(S3023)。更に、割付ロジック推定部110は、情報項目名オントロジーテーブル117を参照し、当該情報項目名オントロジーテーブル117のレコード数分だけループを行う(S3024)。
割付ロジック推定部110は、これらの2重ループにおいて、情報項目名オントロジーテーブル117の各レコードに対し、推定ルール1082であるクラス名10821と、このクラス名に対応する属性名10822の値に、分割の結果生成された単語を含むかどうかの判定を行う(S3025)。
上述の判定の結果、情報項目名オントロジーテーブル117の各レコードのうち、クラス名10821と、このクラス名に対応するは属性名10822の値に、上述のステップS3022での分割で得た単語を含むレコードを特定した場合(S3025:Yes)、割付ロジック推定部110は、割付ロジック推定結果格納テーブル118(図11)の「入力情報項目名と推定ルール間の単語一致フラグ」1093欄における、当該単語を示すカラムに「1」を格納する(S3026)。
他方、情報項目名オントロジーテーブル117の各レコードのうち、クラス名1082
1と、このクラス名に対応するは属性名10822の値に、上述のステップS3022での分割で得た単語を含むレコードを特定出来なかった場合(S3025:No)、割付ロジック推定部110は、上述の「入力情報項目名と推定ルール間の単語一致フラグ」1093欄における、当該単語を示すカラムに「0」を格納する(S3027)。
ここで割付ロジック推定結果格納テーブル118の例を示す。図11は割付ロジック推定結果格納テーブル118のデータフォーマット例を示す図である。
ここで例示する割付ロジック推定結果格納テーブル118は、処理ロジック名1091をキーとして、該当処理ロジックを割付ロジックとして推定する際のルール、すなわち推定ルール1092と、該当推定ルールに関する上述のステップS3025〜S3027の処理結果である、入力情報項目と推定ルール間の単語一致フラグ1093、を対応付けたレコードの集合体となっている。
このうち推定ルール1092は、クラス名10921および属性名10922の各値を含んでいる。
また、割付ロジック推定結果格納テーブル118における、処理ロジック名1091、クラス名10921、および属性名10922は、前述の図4で例示した情報項目名オントロジーテーブル117の構成と同様である。
また、入力情報項目と推定ルール間の単語一致フラグ1093は、情報項目を構成する単語数のカラム10931、10932(図11の場合は2つの絡む)と、各カラムの値の合計値を設定するカラム10933の計3つのカラムを含んでいる。このうち、カラム10931、10932は、上述のステップS3026、S3027によって「1」または「0」を格納するカラムである。既に述べたように、このカラム10931、10932に格納される「1」または「0」の値は、ステップS3022で情報項目の語彙を分解して得た単語が、推定ルール1092のクラス名10921、属性名10922の各値に含まれるか否かによって判定された値である。また、カラム10933に格納される値は、こうした単語毎の判定結果の総和となる。
例えば、ロジック割付画面1100でユーザが入力した情報項目名が「出発時刻」で、これを単語単位に分割して「出発」と「時刻」の2単語を得たとする。図11に示す割付ロジック推定結果格納テーブル118において、この2単語を照合した場合、各レコードのうち処理ロジック名1091が「出発時刻抽出ロジック」のレコードの場合、「出発」なる単語が、クラス名10921の値に含まれる。そのため、「単語1」10931の「出発」カラムには「1」が格納される。また、「時刻」なる単語も、クラス名10921の値に含まれる。そのため、「単語2」10932の「時刻」カラムにも「1」が格納される。
上述のステップS3025を、情報項目名オントロジーテーブル117のレコード数だけ(S3024)、および、ステップS3022での分割で得た各単語全てについて(S3023)、繰り返し実行したならば、割付ロジック推定部110は、割付ロジック推定結果格納テーブル118の「入力情報項目名と推定ルール間の単語一致フラグ」1093における、各単語のカラム10931、10932の値を足し合わせ、その合計数をカラム「合計」10933に格納する(S3028)。上述の例の場合、「出発時刻抽出ロジック」のクラス名10921「出発時刻」に対応したレコードで、「合計」のカラム10933には、「単語1」と「単語2」の各カラム10931、10932の各値を合算した「2」が格納される。
続いて、割付ロジック推定部110は、割付ロジック推定結果格納テーブル118の各レコードのうち、「合計」のカラム10933の値が最も大きいレコードを特定し、当該レコードの処理ロジック名1091が示す処理ロジックを割付ロジックと特定して、この情報を、推定結果格納テーブル115(図12)のカラム「割付ロジック」1062に格納する(S3029)。また、割付ロジック推定部110は、該当情報項目名をカラム「画面上の情報項目名」1061に格納する。
なお、上述のステップS3029において、割付ロジック推定結果格納テーブル118の各レコードのうち、「合計」のカラム10933の値が最大のレコードが複数特定出来た場合、割付ロジック推定部110は、いずれか1レコードを無作為に選び、当該レコードの処理ロジックを割付ロジックとして推定するとしてもよい。選ばれなかった残りのレコードについては、割付ロジックの類似ロジックとして扱い、推定結果格納テーブル115のカラム「類似ロジック」1063に格納する。この類似ロジックの推定処理については続いて説明する。
次に、情報配信システム100の類似ロジック推定部111は、推定結果格納テーブル115を参照し、当該推定結果格納テーブル115のレコード数分だけループを行う(S3030)。
ここで類似ロジック推定部111は、処理ロジック情報定義テーブル116(図6)を参照し、推定結果格納テーブル115のレコードが含む割付ロジック1062の値に対応する処理ロジック名1071を持つレコードを特定し、当該レコードにおける入力情報種別1072、パラメータ1073、および出力情報項目1074の各値を取得する(S3031)。
例えば、対象とする割付ロジックが「出発時刻抽出ロジック」であった場合、図6で例示した処理ロジック情報定義テーブル116において、入力情報種別1072は「計画ダイヤ、実施ダイヤ、予測ダイヤ」、パラメータ1073は「停車駅」、出力情報項目1074は「列車番号&時刻&stopType」と取得される。
続いて、類似ロジック推定部111は、処理ロジック情報定義テーブル116のレコード数分だけループを行う(S3032)。この場合、類似ロジック推定部111は、処理ロジック情報定義テーブル116の各レコードのうち、上述のステップS3031で得た、入力情報種別1072、パラメータ1073、および出力情報項目1074のうち少なくとも入力情報種別1072および出力情報項目1074の値と同じ値をもつレコードを検索し、当該レコードの処理ロジック名1071の値を取得する(S3033)。
上述の例の場合、取得した入力情報種別、パラメータ、出力情報項目が完全一致するレコードを処理ロジック情報定義テーブル116から取得すると、処理ロジック名が「到着時刻抽出ロジック」のレコードが取得される。そのため、割付ロジックの「出発時刻抽出ロジック」の類似ロジックとして「到着時刻抽出ロジック」が特定される。
次に、類似ロジック推定部111は、ステップS3033で取得した処理ロジック名を、ステップS3029までで割付ロジック推定部110が推定した割付ロジックに類似するロジック、すなわち類似ロジックとして、推定結果格納テーブル115の類似ロジック1063に格納する(S3034)。図13に、当該ステップS3034の実行後における、推定結果格納テーブル115のデータフォーマット例を示す。
なお、上述のステップS3033において、上述のステップS3031で得た、入力情報種別1072、パラメータ1073、および出力情報項目1074のうち少なくとも入
力情報種別1072および出力情報項目1074の値と同じ値をもつレコードが存在しなかった場合、類似ロジック推定部111は、推定結果格納テーブル115の該当レコードにおける類似ロジック1063に「null」を格納するものとする。
こうして割付ロジックおよびその類似ロジックを推定した情報配信システム100は、割付ロジックおよび類似ロジックの情報を、入力端末200に返す(S304)。
入力端末200は、情報配信システム100から得た割付ロジックおよび類似ロジックの情報を、ロジック割付画面1100の割付ロジック11012および類似ロジック11013の該当各欄に設定し、ディスプレイに表示する。
この場合のユーザは、割付ロジック11012および類似ロジック11013の各欄に表示されている処理ロジック名を確認し、各情報項目に対する割付ロジックの変更要否について判断する。
この判断の結果、ユーザが、「画面上の情報項目名」11011の情報項目を旅客案内システム400にて表示するために適切な処理ロジックとして、割付ロジック11012欄に表示された処理ロジックよりも、類似ロジック11013欄に表示された処理ロジックの方が適切であると判断したとする。その場合、ユーザは、入力端末200の入力装置を操作して、類似ロジック11013欄に表示された処理ロジックの表示用オブジェクト(例:処理ロジック名が表記された矩形アイコン110131)を、割付ロジック11012欄にドラッグし、類似ロジックを割付ロジックとして設定する動作を行う。
またユーザは、こうした動作の結果、「画面上の情報項目名」11011の各情報項目に対応する割付ロジックを、適切なものに決定出来たと判断したならば、割付ロジック決定ボタン1104を押下する。
一方、入力端末200は、上述の割付ロジック決定ボタン1104の押下を受けて、「画面上の情報項目名」11011の各値と、これに対応する割付ロジック11012の各値とを対応付けて、情報配信システム100に送信する。
他方、情報配信システム100は、入力端末200から情報項目とこれに対応する割付ロジックの値を受信し、割付ロジック格納テーブル114(図14)の更新と、実行ロジック定義ファイル121(図15)の更新を行い(S305)、当該フローを終了する。
上述の割付ロジック格納テーブル114は、各情報項目に対して決定された割付ロジックの情報を格納したテーブルであり、図14に示すデータフォーマットを有している。この割付ロジック格納テーブル114は、処理ロジックを識別するためのID1051をキーに、割付ロジック1052を対応付けたレコードの集合体となっている。この割付ロジック1052が示す処理ロジックは、データ配信部122が呼び出して利用する対象である。
また、上述の実行ロジック定義ファイル121は、各処理ロジックを定義するファイルであり、図15に示すようにXML形式のデータフォーマットを有している。この実行ロジック定義ファイル121は、要素及び属性として、logic要素1121、id属性1122、apply要素1123、name属性1124、param要素1125、infoType属性1126、およびvalue属性1127を持つ。
このうちlogic要素1121は、情報項目名に対して割り付けられた処理ロジック、すなわち割付ロジックに対して定義されるタグであり、id属性1122の値を含んで
いる。このid属性1122は、処理ロジックを識別するためのキーであり、割付ロジック格納テーブル114(図14)のID1051の値に対応する値が設定される。
また、apply要素1123は、上述のid属性1122が示すIDに対応した割付ロジックに関して定義されるタグであり、name属性1124の値を含んでいる。このname属性1124は、該当割付ロジックを示す値であって、データ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120において該当する処理ロジックプログラムを呼び出すためのキーである。
上述のステップS305で実行ロジック定義ファイル121の更新を行う際には、割付ロジック格納テーブル114で、ID1051に対して割り当てた割付ロジック1052が変化した場合に、実行ロジック定義ファイル121において、該当IDの値がid属性1122の値となっているタグを特定し、このタグの下位にある、apply要素1123のname属性1124の値を、割付ロジック1052の値に更新することになる。なお、入力情報種別1072に複数の値が含まれている場合、情報配信システム100が入力端末200に対して選択を促す情報を表示させ、上述のユーザにいずれかを選択させるとすればよい。
また、その場合のparam要素1125のinfoType属性1126は、該当割付ロジックに関して処理ロジック情報定義テーブル116で特定出来る入力情報種別1072の値、また、value属性1127は、該当割付ロジックに関して処理ロジック情報定義テーブル116で特定出来るパラメータ1073の値で更新することになる。
また、実行ロジック定義ファイル121において、param要素1125は、該当処理ロジックに対する入力情報の種別とパラメータを定義するためのタグであり、infoType属性1126とvalue属性1127の各値を含んでいる。
このうちinfoType属性1126は、該当処理ロジックが取得する列車ダイヤデータの入力情報種別(infoType)を指定するためのキーである。また、value属性1127は、旅客案内システム400より受け取るパラメータを示すキーである。図15で例示する実行ロジック定義ファイル121の例では、例えば「logic id」=“1”は、「出発時刻抽出ロジック」である「getDepartureTime」を、入力情報種別「infoType」=“実施ダイヤ”、パラメータ「value」=“停車駅”として呼び出すことを示している。
詳細は続くフロー例3にて後述するが、情報配信システム100のデータ配信部122は、こうして更新された実行ロジック定義ファイル121を一定周期で読み込み、当該実行ロジック定義ファイル121に定義された各処理ロジックをデータ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120より呼び出し実行する。また、この実行で得られた出力データを、通信部123を介して旅客案内システム400へ配信し表示させる。
ここまで述べた一連の処理により、上述のユーザは旅客案内システム400で表示させる情報項目の生成、更新等の処理を効率的かつ簡便に実行できることになる。また、情報項目に対応する処理ロジックの候補、すなわち割付ロジックや類似ロジックを推定してユーザに提示することが可能であるため、ユーザが膨大な数の処理ロジックから適切なものを選び出す手間は大幅に低減され、ユーザの作業負荷および作業ミス発生を抑制できる。
また、こうした一連の処理は迅速かつ効率的に実行され、旅客案内システム400向けの画面構成の変更等が迅速なものとなることで、迅速性が要求される事態にも対応可能となる。このことは、必要な情報を適切なタイミングで鉄道利用者に提供出来ることになる

−−−フロー例3−−−
次に、情報配信システム100におけるデータ配信部122の処理について図に基づき説明する。図16は、本実施形態の情報配信方法におけるフロー例3を示す図であり、具体的には、データ配信部122が実行ロジック定義ファイル121を参照して、定義されている処理ロジックを実行する際のフローを示す図である。
この場合、データ配信部122は、実行ロジック定義ファイル121を参照し、当該実行ロジック定義ファイル121に定義される処理ロジックの個数を取得して、当該個数分だけ以下のループを行う(S701)。
続いて、データ配信部122は、実行ロジック定義ファイル121から、呼び出す処理ロジック名であるapply要素1123のname属性1124の値と、入力情報種別であるparam要素1125のinfoType属性1126の値と、ロジックに与えるパラメータであるparam要素1125のvalue属性1127の値を取得する(S702)。
またデータ配信部122は、上述のステップS702での取得結果に基づき、処理ロジック名に対応する処理ロジックを、データ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120より呼び出して実行する(S703)。
またデータ配信部122は、ステップS703における処理ロジックの実行によって得た出力データを、通信部123を介し旅客案内システム400へ配信し(S704)、処理を終了する。
図15に例示した実行ロジック定義ファイル121の場合、情報項目名に対して割り付けられた処理ロジック(割付ロジック)に関するタグとして、logic要素1121が、「logic id」=“1”から“5”まで計5つ定義されている。そのためデータ配信部122は、上述のステップS701のループを計5回行うことになる。
例えば、logic要素1121のid属性1122が「5」である、logic要素1121に対し、上述のステップS702〜S703を行うとする。このid属性1122が「5」であるlogic要素1121において、定義されるapply要素1123のname属性1124は「遅延時分抽出ロジック」である「addDelayTime」である。また、そのparam要素1125のvalue属性1127は「停車駅」が定義されている。
この場合、データ配信部122は、データ抽出処理ロジックプログラムライブラリ120内の処理ロジックプログラム名が「addDelayTime」の処理ロジックを呼び出して実行する。この処理ロジックが実行された場合、その出力は、図17Eのデータフォーマットを有するデータとなる。よってデータ配信部122は、この出力データを通信部123によって旅客案内システム400に配信する。
処理ロジックの出力データは、例えば図17A〜図17Eに示すデータフォーマットを備えるものとする。こうした出力データは、処理ロジック毎に処理ロジック情報定義テーブル116の出力情報項目1074に定義される項目を含んでいる。図17Aの例は、「出発時刻抽出ロジック」の出力データであり、データ項目としては、列車番号18011、時刻18012、および属性18013を含む構成となっている。
なお、上述のid属性1122が「5」である、logic要素1121において、apply要素1123「addDelayTime」は子要素として、infoType属性1126が、「実施ダイヤ」であるapply要素1123と、infoType属性1126が「予測ダイヤ」であるapply要素1123の2つのapply要素1123を持つ。これは、子要素であるapply要素1123が定める処理ロジックの出力データを、親要素であるaplly要素が定める入力データとして受け取ることを示している。図15の例では、「遅延時分付加ロジック」を示す処理ロジック「addDelayTime」は、「出発時刻抽出ロジック」を示すロジック「getDepartureTime」の出力結果を受け取ることを示す。また、「遅延時分付加ロジック」の詳細な処理手順については後述する。
こうして処理ロジックから得られるデータは、旅客案内システム400に配信され表示されることになる。つまり、旅客案内システム400で表示すべき情報は、データ配信部122が生成し配信している。そのため、該当情報を運行管理システム等の外部システム300で生成、配信する必要は無く、当該運行管理システム等に本来業務以外の負荷をかけることもない。しかも、運行管理システムと旅客案内システム400との間で通信障害が生じても、運行管理システムから配信されるのは運行状況の情報であって、直近までに旅客案内システムが得ている運行状況の情報等に基づいて画面表示用の情報を処理し、鉄道利用者向けの画面表示を行うことが可能である。システム全体の可用性向上、および処理負荷の分散化も図られることにつながる。
−−−フロー例4−−−
図18は、本実施形態の情報配信方法におけるフロー例4を示す図であり、具体的には、データ配信部122が遅延時分付加ロジックを実行する手順の詳細を示すフローチャートである。
上述のフロー例3にて、遅延時分付加ロジックの実行に関して概説したが、以下に当該処理ロジックの実行に関する処理を詳細に説明する。ここで、データ配信部122は、入力情報種別を「実施ダイヤ」、パラメータである停車駅を例えば「s1」駅(例:ユーザが入力端末200で指定した駅。或いは、列車ダイヤデータテーブル113における所定路線の始発駅やターミナル駅など)として、実行ロジック定義ファイル121から「出発時刻抽出ロジック」を呼び出して実行する(S801)。
当該「出発時刻抽出ロジック」を呼び出して実行した結果、データ配信部122が得る出力(X1)は、図19Aに示すデータフォーマットを有している。この出力結果(X1)は、そのデータ項目として、列車番号19011と、時刻19012(この場合は出発時刻)と、出発か到着かを示す属性19013(この場合は、stopType=departrure)の各値を含んでいる。
続いて、データ配信部122は、入力情報種別を「予測ダイヤ」、パラメータである「停車駅」を上述と同じ「s1」駅として「出発時刻抽出ロジック」を呼び出して実行する(S802)。
当該「出発時刻抽出ロジック」を呼び出して実行した結果、データ配信部122が得る出力(X2)は、図19Bに示すデータフォーマットを有している。この出力結果(X2)は、データ項目として、列車番号19021と、時刻19022(この場合は出発時刻)と、出発か到着かを示す属性19023(この場合は、stopType=departrure)の各値を含んでいる。
次に、データ配信部122は、上述のステップS802で得た出力結果(X2)の示す
、「予測ダイヤ」における各列車番号19021の時刻19022の値から、上述のステップS801で得た出力結果(X1)の示す、「実施ダイヤ」における各列車番号19011の時刻19012の値を、列車ごとに差し引きして、予測ダイヤと実施ダイヤとの間での各列車の出発時刻の差分、すなわち遅延時間を算出する(S803)。
データ配信部122は、こうして算出した遅延時間を、遅延時分を表すキー「delayTime」に対応する値とし、列車番号及び「stopType」と合わせて処理ロジック「遅延時分付加ロジック」の実行結果とし、これを旅客案内システム400に配信する(S804)。
図19A、図19Bの例では、列車番号が「Aレ」の場合、「実施ダイヤ」に関する出力結果(X1)が示す時刻19012は「10:00」で、「予測ダイヤ」に関する出力結果(X2)が示す時刻19022は「10:00」である。このことから、該当時刻間の差分は「10:00−10:00」=0:00となる。従って、データ配信部122は、図17Eで例示した属性内のキー「delayTime」には「0:00」を格納することになる。
一方、列車番号が「Bレ」の場合、「実施ダイヤ」に関する出力結果(X1)が示す時刻19012は「10:00」で、「予測ダイヤ」に関する出力結果(X2)が示す時刻19022は「10:03」である。このことから、該当時刻間の差分は、「10:03−10:00」=0:03となる。従って、データ配信部122は、図17Eで例示した属性内のキー「delayTime」には「0:03」を格納することになる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、旅客案内システムの運用管理者等が、所定のユーザインターフェイスにおいて、鉄道利用者向け画面の画面仕様を元に処理ロジックを割り付ける作業を簡便かつ効率的に実行する一方、情報配信システム側では、上述の運用管理者等が指定した情報項目に対応する適切な処理ロジックの候補を推定して提示することが可能となる。この場合の運用管理者等は、膨大な数の処理ロジック中から必要な処理ロジックを選び出すといった従来生じていた煩雑な作業を回避出来る。従って、運用管理者等における作業負荷を低減し、作業ミスの発生も抑制出来る。
また、画面構成の変更が迅速なものとなることで、迅速性が要求される事態にも対応して、必要な情報を適切なタイミングで鉄道利用者に提供出来ることになる。また、こうした旅客案内システムで表示すべき情報を、運行管理システム等で生成、配信する必要は無く、当該運行管理システム等に本来業務以外の負荷をかけることもない。しかも、運行管理システムと旅客案内システムとの間で通信障害が生じても、運行管理システムから配信されるのは運行状況の情報であって、直近までに旅客案内システムが得ている運行状況の情報等に基づいて画面表示用の情報を処理し、鉄道利用者向けの画面表示を行うことが可能である。システム全体の可用性向上、および処理負荷の分散化も図られることにつながる。
すなわち、旅客案内システムにおける表示画面の構成変更とそれに伴う情報表示を、効率的かつ迅速なものとなる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態における情報配信システムにおいて、前記演算装置は、前記割付ロジックの情報を所定装置で表示させ、ユーザによる承認指示を所定装置から得た場合に、前記データ配信処理を
実行するものである、としてもよい。
これによれば、当該情報配信システムが推定したロジックに関して、知見あるユーザがあらためて妥当性のチェックを行った結果をロジック推定結果に反映させることが可能となり、データ配信処理で取り扱う情報の精度が向上する。
本実施形態の情報配信システムにおいて、前記演算装置は、前記割付ロジックと前記ライブラリ中の他の処理ロジックとの間で、該当処理ロジックにおける入力情報の種別、出力情報の種別、および所定パラメータの各情報を照合し、前記各情報のうち少なくとも2つに関して前記割付ロジックと一致する他の処理ロジックを類似ロジックとして推定する処理を更に実行し、前記割付ロジックの表示処理に際し、前記推定した類似ロジックを前記割付ロジックの情報と共に所定装置で表示させ、前記指定が示す情報に関して、割付ロジックまたは類似ロジックのいずれかを対象とした前記ユーザによる承認指示を所定装置から取得し、当該承認指示を取得した割付ロジックまたは類似ロジックに関して前記データ配信処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、割付ロジックとそれと類似する類似ロジックをユーザに提示して、各ロジックに関して、知見あるユーザがあらためて妥当性のチェックを行った結果をロジック推定結果に反映させることが可能となり、データ配信処理で取り扱う情報の精度が更に向上する。
本実施形態の情報配信システムにおいて、前記記憶装置は、前記処理ロジックごとに、抽出すべき情報項目のクラス名と当該クラスの情報の格納先に関する属性名の対応関係を規定した情報項目名オントロジーテーブルを更に格納するものであり、前記演算装置は、前記割付ロジック推定処理に際し、前記指定が示す情報を構成する単語を、前記情報項目名オントロジーテーブルに適用して、前記単語が、前記クラス名および前記属性名が含む各単語と一致する割合を、前記情報項目名オントロジーテーブルの各処理ロジックごとに特定し、前記割合が処理ロジック間で最も大きい処理ロジックを、前記採用すべき割付ロジックとして推定するものである、としてもよい。
これによれば、割付ロジック推定の効率化を図り、ひいては旅客案内システムにおける表示画面の構成変更とそれに伴う情報表示を、更に効率的かつ迅速なものとできる。
本実施形態の情報配信方法において、前記情報処理システムが、前記割付ロジックの情報を所定装置で表示させ、ユーザによる承認指示を所定装置から得た場合に、前記データ配信処理を実行するとしてもよい。
本実施形態の情報配信方法において、前記情報処理システムが、前記割付ロジックと前記ライブラリ中の他の処理ロジックとの間で、該当処理ロジックにおける入力情報の種別、出力情報の種別、および所定パラメータの各情報を照合し、前記各情報のうち少なくとも2つに関して前記割付ロジックと一致する他の処理ロジックを類似ロジックとして推定する処理を更に実行し、前記割付ロジックの表示処理に際し、前記推定した類似ロジックを前記割付ロジックの情報と共に所定装置で表示させ、前記指定が示す情報に関して、割付ロジックまたは類似ロジックのいずれかを対象とした前記ユーザによる承認指示を所定装置から取得し、当該承認指示を取得した割付ロジックまたは類似ロジックに関して前記データ配信処理を実行するとしてもよい。
本実施形態の情報配信方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、前記処理ロジックごとに、抽出すべき情報項目のクラス名と当該クラスの情報の格納先に関する属性名の対応関係を規定した情報項目名オントロジーテーブルを更に格納し、前
記割付ロジック推定処理に際し、前記指定が示す情報を構成する単語を、前記情報項目名オントロジーテーブルに適用して、前記単語が、前記クラス名および前記属性名が含む各単語と一致する割合を、前記情報項目名オントロジーテーブルの各処理ロジックごとに特定し、前記割合が処理ロジック間で最も大きい処理ロジックを、前記採用すべき割付ロジックとして推定するとしてもよい。
10 専用回線
100 情報配信システム
101 HDD(記憶装置)
102 プログラム
103 メモリ
104 CPU(演算装置)
105 入力装置
106 出力装置
107 通信装置
110 割付ロジック推定部
111 類似ロジック推定部
112 データ格納部
113 列車ダイヤデータテーブル
114 割付ロジック格納テーブル
115 推定結果格納テーブル
116 処理ロジック情報定義テーブル
117 情報項目名オントロジーテーブル
118 割付ロジック推定結果格納テーブル
119 ユーザインターフェイス部
120 データ抽出処理ロジックプログラムライブラリ
121 実行ロジック定義ファイル
122 データ配信部
123 通信部
200 入力端末
205 入力装置
206 表示装置
300 外部システム(運行管理システム)
301 列車ダイヤデータ
400 旅客案内システム
900 画面仕様書
1100 ロジック割付画面

Claims (8)

  1. 列車ダイヤデータより所定項目のデータを抽出する処理ロジックのライブラリを格納した記憶装置と、
    旅客案内用情報の追加または変更の指定を、所定装置を介してユーザから受け付け、当該指定が示す情報を、抽出すべき情報項目の属性に基づいて処理ロジックを決定する所定アルゴリズムに適用して、前記指定に応じて採用すべき割付ロジックを推定する割付ロジック推定処理と、
    前記割付ロジックを前記ライブラリから呼び出し、当該割付ロジックが規定する所定項目のデータを前記列車ダイヤデータより読み出し、当該読み出したデータを当該割付ロジックに適用して実行し、当該実行により割付ロジックから得た旅客案内用情報を、所定装置に配信するデータ配信処理とを実行する演算装置と、
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  2. 前記演算装置は、
    前記割付ロジックの情報を所定装置で表示させ、ユーザによる承認指示を所定装置から得た場合に、前記データ配信処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
  3. 前記演算装置は、
    前記割付ロジックと前記ライブラリ中の他の処理ロジックとの間で、該当処理ロジックにおける入力情報の種別、出力情報の種別、および所定パラメータの各情報を照合し、前記各情報のうち少なくとも2つに関して前記割付ロジックと一致する他の処理ロジックを類似ロジックとして推定する処理を更に実行し、
    前記割付ロジックの表示処理に際し、前記推定した類似ロジックを前記割付ロジックの情報と共に所定装置で表示させ、前記指定が示す情報に関して、割付ロジックまたは類似ロジックのいずれかを対象とした前記ユーザによる承認指示を所定装置から取得し、当該承認指示を取得した割付ロジックまたは類似ロジックに関して前記データ配信処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報配信システム。
  4. 前記記憶装置は、
    前記処理ロジックごとに、抽出すべき情報項目のクラス名と当該クラスの情報の格納先に関する属性名の対応関係を規定した情報項目名オントロジーテーブルを更に格納するものであり、
    前記演算装置は、
    前記割付ロジック推定処理に際し、前記指定が示す情報を構成する単語を、前記情報項目名オントロジーテーブルに適用して、前記単語が、前記クラス名および前記属性名が含む各単語と一致する割合を、前記情報項目名オントロジーテーブルの各処理ロジックごとに特定し、前記割合が処理ロジック間で最も大きい処理ロジックを、前記採用すべき割付ロジックとして推定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
  5. 列車ダイヤデータより所定項目のデータを抽出する処理ロジックのライブラリを格納した記憶装置を備えた情報処理システムが、
    旅客案内用情報の追加または変更の指定を、所定装置を介してユーザから受け付け、当該指定が示す情報を、抽出すべき情報項目の属性に基づいて処理ロジックを決定する所定アルゴリズムに適用して、前記指定に応じて採用すべき割付ロジックを推定する割付ロジック推定処理と、
    前記割付ロジックを前記ライブラリから呼び出し、当該割付ロジックが規定する所定項
    目のデータを前記列車ダイヤデータより読み出し、当該読み出したデータを当該割付ロジックに適用して実行し、当該実行により割付ロジックから得た旅客案内用情報を、所定装置に配信するデータ配信処理と、
    を実行することを特徴とする情報配信方法。
  6. 前記情報処理システムが、
    前記割付ロジックの情報を所定装置で表示させ、ユーザによる承認指示を所定装置から得た場合に、前記データ配信処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報配信方法。
  7. 前記情報処理システムが、
    前記割付ロジックと前記ライブラリ中の他の処理ロジックとの間で、該当処理ロジックにおける入力情報の種別、出力情報の種別、および所定パラメータの各情報を照合し、前記各情報のうち少なくとも2つに関して前記割付ロジックと一致する他の処理ロジックを類似ロジックとして推定する処理を更に実行し、
    前記割付ロジックの表示処理に際し、前記推定した類似ロジックを前記割付ロジックの情報と共に所定装置で表示させ、前記指定が示す情報に関して、割付ロジックまたは類似ロジックのいずれかを対象とした前記ユーザによる承認指示を所定装置から取得し、当該承認指示を取得した割付ロジックまたは類似ロジックに関して前記データ配信処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報配信方法。
  8. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、前記処理ロジックごとに、抽出すべき情報項目のクラス名と当該クラスの情報の格納先に関する属性名の対応関係を規定した情報項目名オントロジーテーブルを更に格納し、
    前記割付ロジック推定処理に際し、前記指定が示す情報を構成する単語を、前記情報項目名オントロジーテーブルに適用して、前記単語が、前記クラス名および前記属性名が含む各単語と一致する割合を、前記情報項目名オントロジーテーブルの各処理ロジックごとに特定し、前記割合が処理ロジック間で最も大きい処理ロジックを、前記採用すべき割付ロジックとして推定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報配信方法。
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