JP2017072846A - 光学積層体 - Google Patents
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Abstract
Description
好ましい実施形態においては、上記浸透層において、(メタ)アクリル系樹脂フィルムを形成する(メタ)アクリル系樹脂の濃度が、ハードコート層側から基材層側へ連続的に高くなる。
好ましい実施形態においては、500nm〜600nmの波長領域におけるハードコート層の反射スペクトルの振幅が、0.5%以下である。
好ましい実施形態においては、上記基材層の屈折率と、ハードコート層の屈折率との差の絶対値が、0.01〜0.15である。
好ましい実施形態においては、上記(メタ)アクリル系樹脂フィルムの波長380nmにおける光の透過率が、15%以下である。
好ましい実施形態においては、上記(メタ)アクリル系樹脂フィルムを形成する(メタ)アクリル系樹脂が、正の複屈折を発現する構造単位と負の複屈折を発現する構造単位とを有する。
好ましい実施形態においては、上記(メタ)アクリル系樹脂フィルムを形成する(メタ)アクリル系樹脂が、側鎖に芳香環を有する。
好ましい実施形態においては、上記ハードコート層形成用組成物が、2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する硬化性化合物を含む。
好ましい実施形態においては、上記ハードコート層形成用組成物が、単官能モノマーをさらに含む。
好ましい実施形態においては、上記単官能モノマーの重量平均分子量が、500以下である。
好ましい実施形態においては、上記単官能モノマーが、水酸基を有する。
好ましい実施形態においては、上記単官能モノマーが、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートおよび/またはN−(2−ヒドロキシアルキル)(メタ)アクリルアミドである。
好ましい実施形態においては、上記ハードコート層形成用組成物が、ウレタン(メタ)アクリレートおよび/またはウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマーを含む。
1つの実施形態においては、上記ハードコート層形成用組成物が、水酸基を有する(メタ)アクリル系プレポリマーを含む。
1つの実施形態においては、上記ハードコート層形成用組成物が、溶媒を含まない。
好ましい実施形態においては、上記ハードコート層の上記浸透層とは反対側の表面が、凹凸構造を有する。
好ましい実施形態においては、本発明の光学積層体は、上記ハードコート層の上記浸透層とは反対側に、反射防止層をさらに備える。
本発明の別の局面によれば、偏光フィルムが提供される。この偏光フィルムは上記光学積層体を含む。
本発明のさらに別の局面によれば、画像表示装置が提供される。この画像表示装置は上記光学積層体を含む。
本発明のさらに別の局面によれば、光学積層体の製造方法が提供される。この光学積層体の製造方法は、上記(メタ)アクリル系樹脂フィルム上にハードコート層形成用組成物を塗布して塗布層を形成し、該塗布層を80℃〜140℃で加熱することを含む。
A.光学積層体の全体構成
図1(a)は、本発明の好ましい実施形態による光学積層体の概略断面図であり、図1(b)は、従来の一般的なハードコート層を有する光学積層体の概略断面図である。図1(a)に示す光学積層体100は、(メタ)アクリル系樹脂フィルムから形成される基材層10と、浸透層20と、ハードコート層30とをこの順に備える。ハードコート層30は、(メタ)アクリル系樹脂フィルムにハードコート層形成用組成物を塗工して形成される。浸透層20は、ハードコート層形成用組成物が(メタ)アクリル系樹脂フィルムに浸透して形成される。基材層10は、このようにハードコート層形成用組成物が(メタ)アクリル系樹脂フィルムに浸透した際に、(メタ)アクリル系樹脂フィルムにおいてハードコート層形成用組成物が到達(浸透)しなかった部分である。一方、図1(b)に示す光学積層体200は、浸透層が形成されていない。図1(a)および(b)に示す境界Aは、(メタ)アクリル系樹脂フィルムのハードコート層形成用組成物塗工面により規定される境界である。したがって、境界Aは、光学積層体100においては浸透層20とハードコート層30との境界であり、浸透層が形成されていない光学積層体200においては基材層10’(すなわち、(メタ)アクリル系樹脂フィルム)とハードコート層30’との境界である。なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」とはアクリルおよび/またはメタクリルを意味する。
上記基材層は、(メタ)アクリル系樹脂フィルムから形成される。より詳細には、上記のように、基材層は、(メタ)アクリル系樹脂フィルムにハードコート層形成用組成物を塗工した際に、(メタ)アクリル系樹脂フィルムにおいて、当該ハードコート層形成用組成物が到達(浸透)しなかった部分である。
Re=(nx−ny)×d
Rth=(nx−nz)×d
ここで、nxは(メタ)アクリル系樹脂フィルムの遅相軸方向の屈折率であり、nyは(メタ)アクリル系樹脂フィルムの進相軸方向の屈折率であり、nzは(メタ)アクリル系樹脂フィルムの厚み方向の屈折率であり、d(nm)は(メタ)アクリル系樹脂フィルムの厚みである。遅相軸は、フィルム面内の屈折率が最大になる方向をいい、進相軸は、面内で遅相軸に垂直な方向をいう。代表的には、ReおよびRthは、波長590nmの光を用いて測定される。
上記浸透層は、上記のとおり、(メタ)アクリル系樹脂フィルムにハードコート層形成用組成物が浸透することにより形成される。言い換えれば、浸透層は(メタ)アクリル系樹脂フィルムを形成する(メタ)アクリル系樹脂とハードコート層を形成する成分との相溶化領域の一部に対応し得る。
ハードコート層は、上記のとおり、上記(メタ)アクリル系樹脂フィルム上にハードコート層形成用組成物を塗工して形成される。ハードコート層形成用組成物は、例えば、熱、光(紫外線等)または電子線等により硬化し得る硬化性化合物を含む。好ましくは、ハードコート層形成用組成物は、光硬化型の硬化性化合物を含む。硬化性化合物は、モノマー、オリゴマーおよびプレポリマーのいずれであってもよい。
なお、ブロック層の厚みは、ハードコート層の反射スペクトル、またはSEM、TEM等の電子顕微鏡による観察により測定することができる。
本発明の光学積層体は、必要に応じて、ハードコート層の外側に任意の適切なその他の層が配置され得る。代表例としては、反射防止層およびアンチグレア層が挙げられる。反射防止層およびアンチグレア層としては、当業界で通常用いられている反射防止層およびアンチグレア層が採用され得る。
本発明の光学積層体の製造方法は、(メタ)アクリル系樹脂フィルム上にハードコート層形成用組成物を塗布して塗布層を形成し、該塗布層を加熱することを含む。好ましくは、ハードコート層は、加熱後の塗布層を硬化処理して形成される。
基材層およびハードコート層の屈折率をアタゴ社製のアッベ屈折率計(商品名:DR−M2/1550)を用い、中間液としてモノブロモナフタレンを選択して測定した。
(2)浸透層の厚み
実施例および比較例で得られた光学積層体の基材層側に、黒色アクリル板(三菱レイヨン社製、厚み2mm)を、厚み20μmのアクリル系粘着剤を介して貼着した。次いで、ハードコート層の反射スペクトルを、瞬間マルチ測光システム(大塚電子社製、商品名:MCPD3700)を用いて以下の条件で測定し、FFTスペクトルのピーク位置から、(ハードコート層+浸透層)の厚みを評価した。なお屈折率は、上記(1)で測定した値を用いた。
・反射スペクトル測定条件
リファレンス:ミラー
アルゴリズム:FFT法
計算波長:450nm〜850nm
・検出条件
露光時間:20ms
ランプゲイン:ノーマル
積算回数:10回
・FFT法
膜厚値の範囲:2〜15μm
膜厚分解能:24nm
また、実施例1〜6、8、9および比較例1〜6のハードコート層の厚みは、下記積層体(R1)についての上記反射スペクトル測定により評価した。実施例7のハードコート層の厚みは、下記積層体(R2)についての上記反射スペクトル測定により評価した。
・積層体(R1):基材フィルムとしてPET基材(東レ社製、商品名:U48−3、屈折率:1.60)を用い、塗布層の加熱温度を60℃とした以外は、実施例1と同様にして得た。
・積層体(R2):基材フィルムとしてPET基材(東レ社製、商品名:U48−3、屈折率:1.60)を用い、塗布層の加熱温度を60℃とした以外は、実施例7と同様にして得た。
なお、これらの積層体に用いられるPET基材には、ハードコート層形成用組成物が浸透しないので、積層体(R1)および積層体(R2)から得られるFFTスペクトルのピーク位置から、ハードコート層のみの厚みが測定される。当該評価の結果、実施例1〜6、8、9および比較例1〜6のハードコート層の厚みは5.3μm、実施例7のハードコート層の厚みは4.4μmであった。積層体(R1)のFFTスペクトルを図3に示す。
((ハードコート層+浸透層)の厚み)−((ハードコート層)の厚み)から算出される正の値を浸透層の厚みとした。なお、FFTスペクトルによれば浸透層の厚みが0μmとなる場合(比較例1および4)においては、光学積層体の断面をSEMにて観察し、浸透層が形成されていないことを実際に確認した。
(3)ハードコート層の密着性
ハードコート層の基材フィルムに対する密着性を、JIS K−5400の碁盤目剥離試験(基板目数:100個)に準じて評価した。
(4)干渉ムラ1
実施例および比較例で得られた光学積層体の基材層側に、黒色アクリル板(三菱レイヨン社製、厚み2mm)をアクリル系粘着剤を介して貼着した後、3波長蛍光灯下で、干渉ムラを目視観察し、以下の基準で評価した。
4:干渉ムラの発生無し
3:少し干渉ムラの発生が認められるが、実用上の問題はない
2:多くの干渉ムラの発生が認められる
1:顕著な干渉ムラの発生が認められる
(5)干渉ムラ2
実施例および比較例で得られた光学積層体について、上記(2)の評価で測定したハードコート層の反射スペクトルの500nm〜600nmの波長領域における振幅から、干渉ムラを評価した。
特開2010−284840号公報の製造例1に記載のイミド化MS樹脂100重量部およびトリアジン系紫外線吸収剤(アデカ社製、商品名:T−712)0.62重量部を、2軸混練機にて220℃にて混合し、樹脂ペレットを作製した。得られた樹脂ペレットを、100.5kPa、100℃で12時間乾燥させ、単軸の押出機にてダイス温度270℃でTダイから押出してフィルム状に成形した(厚み160μm)。さらに当該フィルムを、その搬送方向に150℃の雰囲気下に延伸し(厚み80μm)、次いでフィルム搬送方向と直交する方向に150℃の雰囲気下に延伸して、厚み40μmの基材フィルムA((メタ)アクリル系樹脂フィルム)を得た。得られた基材フィルムAの波長380nmの光の透過率は8.5%、面内位相差Reは0.4nm、厚み方向位相差Rthは0.78nmであった。また得られた基材フィルムAの透湿度は、61g/m2・24hrであった。なお、光透過率は、日立ハイテク(株)社製の分光光度計(装置名称;U−4100)を用いて波長範囲200nm〜800nmで透過率スペクトルを測定し、波長380nmにおける透過率を読み取った。また、位相差値は、王子計測機器(株)製 商品名「KOBRA21−ADH」を用いて、波長590nm、23℃で測定した。透湿度は、JIS K 0208に準じた方法により、温度40℃、相対湿度92%の条件で測定した。
イソシアヌル酸トリアクリレート13部、ペンタエリスリトールトリアクリレート16部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート62部およびイソホロンジイソシアネートポリウレタン9部を含む紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806、固形分:80%、溶媒:酢酸ブチル)100部、レベリング剤(DIC社製、商品名:GRANDIC PC−4100)5部、光重合開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:イルガキュア907)3部を混合し、固形分濃度が50%となるように、メチルイソブチルケトンで希釈して、ハードコート層形成用組成物を調製した。
製造例1で得られた基材フィルムA上に、得られたハードコート層形成用組成物を塗布して塗布層を形成し、当該塗布層を110℃で1分間加熱した。加熱後の塗布層に高圧水銀ランプにて積算光量300mJ/cm2の紫外線を照射して塗布層を硬化させて、基材層、ハードコート層および浸透層を形成し、光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。また、上記(2)の評価で得られた実際の反射スペクトルを図4Aに、FFTスペクトルを図4Bに示す。
塗布層の加熱温度を120℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
ペンタエリスリトール系アクリレートと水添キシレンジイソシアネートとから得られるウレタンアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、2−ヒドロキシエチル基および2、3−ジヒドロキシプロピル基を有する(メタ)アクリルポリマー、および光反応開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:イルガキュア184;BASF社製、商品名:ルシリンTPO)を含む紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:PC1070、固形分:66%、溶媒:酢酸エチル、酢酸ブチル)100部およびレベリング剤(DIC社製、商品名:GRANDIC PC−4100)5部を混合し、固形分濃度が50%となるように、メチルイソブチルケトンで希釈して、ハードコート層形成用組成物を調製した。なお、上記紫外線硬化型樹脂(PC1070)の組成は以下のとおりである。
ペンタエリスリトール系アクリレートと水添キシレンジイソシアネートとから得られるウレタンアクリレート 100部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 49部
ペンタエリスリトールテトラアクリレート 41部
ペンタエリスリトールトリアクリレート 24部、
2−ヒドロキシエチル基および2、3−ジヒドロキシプロピル基を有する(メタ)アクリルポリマー 58部
製造例1で得られた基材フィルム上に、得られたハードコート層形成用組成物を塗布して塗布層を形成し、当該塗布層を120℃で1分間加熱した。加熱後の塗布層に高圧水銀ランプにて積算光量300mJ/cm2の紫外線を照射して塗布層を硬化させて、基材層、ハードコート層および浸透層を形成し、光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
上記紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:PC1070、固形分:66%、溶媒:酢酸エチル、酢酸ブチル)100部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)(大阪有機化学工業社製、商品名:ビスコート#300)40部、レベリング剤(DIC社製、商品名:GRANDIC PC−4100)5部および光反応開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:イルガキュア907)1.2部を混合し、固形分濃度が50%となるように、メチルイソブチルケトンで希釈して、ハードコート層形成用組成物を調製した。
製造例1で得られた基材フィルム上に、得られたハードコート層形成用組成物を塗布して塗布層を形成し、当該塗布層を100℃で1分間加熱した。加熱後の塗布層に高圧水銀ランプにて積算光量300mJ/cm2の紫外線を照射して塗布層を硬化させて、基材層、ハードコート層および浸透層を形成し、光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806)に代えて、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)(大阪有機化学工業社製、商品名:ビスコート#300)を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806)に代えて、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)(大阪有機化学工業社製、商品名:ビスコート#300)を用い、塗布層の加熱温度を100℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806)100部に代えて、ウレタンアクリルオリゴマー60部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート30部およびペンタエリスリトールトリアクリレート10部の混合物(日本合成社製、商品名:UV−7600−B)を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
メチルイソブチルケトンに代えて、イソプロピルアルコールで希釈してハードコート層形成用組成物を調製した以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806)100部に代えて、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)(新中村化学社製、商品名:A−DPH)30部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)(大阪有機化学工業社製、商品名:ビスコート#300)55部、アクリロイルモルホリン(ACMO)(興人社製)15部の混合物を用い、溶剤を用いずにハードコート層形成用組成物を調製した以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806)100部に代えて、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)(新中村化学社製、商品名:A−DPH)30部、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)(大阪有機化学工業社製、商品名:ビスコート#300)55部、アクリロイルモルホリン(ACMO)(興人社製)15部の混合物を用い、溶剤を用いずにハードコート層形成用組成物を調製し、塗布層の加熱温度を95℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806)100部に代えて、ユニディック17−806(100部)とペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)(大阪有機化学工業社製、商品名:ビスコート#300)40部との混合樹脂を用い、塗布層の加熱温度を100℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806)100部に代えて、ユニディック17−806(100部)とアクリロイルモルホリン(ACMO)(興人社製)20部との混合樹脂を用い、塗布層の加熱温度を100℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806)100部に代えて、ユニディック17−806(100部)とアクリロイルモルホリン(ACMO)(興人社製)20部との混合樹脂を用い、塗布層の加熱温度を95℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806、固形分:80%、溶媒:酢酸ブチル)100部、4−ヒドロキシブチルアクリレート(4−HBA)(大阪有機化学工業社製)20部、レベリング剤(DIC社製、商品名:GRANDIC PC−4100)5部、光重合開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:イルガキュア907)3部を混合し、固形分濃度が50%となるように、メチルイソブチルケトンで希釈して調製したハードコート層形成用組成物を用い、塗布層の加熱温度を90℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806、固形分:80%、溶媒:酢酸ブチル)100部、N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド(HEAA)(興人社製)20部、レベリング剤(DIC社製、商品名:GRANDIC PC−4100)5部、光重合開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:イルガキュア907)3部を混合し、固形分濃度が50%となるように、メチルイソブチルケトンで希釈して調製したハードコート層形成用組成物を用い、塗布層の加熱温度を90℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
上記日本合成社製「UV−7600−B」80部、4−ヒドロキシブチルアクリレート(4−HBA)(大阪有機化学工業社製)20部、レベリング剤(DIC社製、商品名:GRANDIC PC−4100)5部、光重合開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:イルガキュア907)3部を混合し、固形分濃度が50%となるように、メチルイソブチルケトンで希釈して調製したハードコート層形成用組成物を用い、塗布層の加熱温度を90℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
上記日本合成社製「UV−7600−B」80部、N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド(HEAA)(興人社製)20部、レベリング剤(DIC社製、商品名:GRANDIC PC−4100)5部、光重合開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:イルガキュア907)3部を混合し、固形分濃度が50%となるように、メチルイソブチルケトンで希釈して調製したハードコート層形成用組成物を用い、塗布層の加熱温度を90℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806、固形分:80%、溶媒:酢酸ブチル)106部、4−ヒドロキシブチルアクリレート(4−HBA)(大阪有機化学工業社製)15部、レベリング剤(DIC社製、商品名:GRANDIC PC−4100)5部、光重合開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:イルガキュア907)3部を混合し、固形分濃度が50%となるように、メチルイソブチルケトンで希釈して調製したハードコート層形成用組成物を用い、塗布層の加熱温度を90℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806、固形分:80%、溶媒:酢酸ブチル)106部、N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド(HEAA)(興人社製)15部、レベリング剤(DIC社製、商品名:GRANDIC PC−4100)5部、光重合開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:イルガキュア907)3部を混合し、固形分濃度が50%となるように、メチルイソブチルケトンで希釈して調製したハードコート層形成用組成物を用い、塗布層の加熱温度を90℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
紫外線硬化型樹脂(DIC社製、商品名:ユニディック17−806、固形分:80%、溶媒:酢酸ブチル)88部、4−ヒドロキシブチルアクリレート(4−HBA)(大阪有機化学工業社製)30部、レベリング剤(DIC社製、商品名:GRANDIC PC−4100)5部、光重合開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:イルガキュア907)3部を混合し、固形分濃度が50%となるように、メチルイソブチルケトンで希釈して調製したハードコート層形成用組成物を用い、塗布層の加熱温度を90℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)(大阪有機化学工業社製、商品名:ビスコート#300)80部、4−ヒドロキシブチルアクリレート(4−HBA)(大阪有機化学工業社製)20部、レベリング剤(DIC社製、商品名:GRANDIC PC−4100)5部、光重合開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:イルガキュア907)3部を混合し、固形分濃度が50%となるように、メチルイソブチルケトンで希釈して調製したハードコート層形成用組成物を用い、塗布層の加熱温度を90℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
製造例1で得られた基材フィルムAに代えて、シクロオレフィン系基材(日本ゼオン社製、商品名:ゼオノアZF14)を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
製造例1で得られた基材フィルムAに代えて、トリアセチルセルロース(TAC)基材(富士フイルム社製、商品名:TD80UL)を用い、塗布層の加熱温度を60℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
製造例1で得られた基材フィルムAに代えて、トリアセチルセルロース(TAC)基材(富士フイルム社製、商品名:TD80UL)を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。また、上記(2)の評価で得られた実際の反射スペクトルを図5Aに、FFTスペクトルを図5Bに示す。
塗布層の加熱温度を60℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
塗布層の加熱温度を80℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
塗布層の加熱温度を100℃とした以外は、実施例1と同様にして光学積層体を得た。この光学積層体を上記(2)〜(5)の評価に供した。結果を下記表1に示す。
20 浸透層
30 ハードコート層
40 ブロック層
100、200、300 光学積層体
Claims (19)
- (メタ)アクリル系樹脂フィルムから形成される基材層と、
該(メタ)アクリル系樹脂フィルムにハードコート層形成用組成物を塗工して形成されたハードコート層と、
該基材層と該ハードコート層との間に、該ハードコート層形成用組成物が該(メタ)アクリル系樹脂フィルムに浸透して形成された浸透層とを備え、
該浸透層の厚みが1.2μm以上である、
光学積層体。 - 前記浸透層において、前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムを形成する(メタ)アクリル系樹脂の濃度が、前記ハードコート層側から前記基材層側へ連続的に高くなる、請求項1に記載の光学積層体。
- 500nm〜600nmの波長領域における前記ハードコート層の反射スペクトルの振幅が、0.5%以下である、請求項1または2に記載の光学積層体。
- 前記基材層の屈折率と、前記ハードコート層の屈折率との差の絶対値が、0.01〜0.15である、請求項1から3のいずれかに記載の光学積層体。
- 前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムの波長380nmにおける光の透過率が、15%以下である、請求項1から4のいずれかに記載の光学積層体。
- 前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムを形成する(メタ)アクリル系樹脂が、正の複屈折を発現する構造単位と負の複屈折を発現する構造単位とを有する、請求項1から5のいずれかに記載の光学積層体。
- 前記ハードコート層形成用組成物が、2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する硬化性化合物を含む、請求項1から6のいずれかに記載の光学積層体。
- 前記ハードコート層形成用組成物が、単官能モノマーをさらに含む、請求項7に記載の光学積層体。
- 前記単官能モノマーの重量平均分子量が、500以下である、請求項8に記載の光学積層体。
- 前記単官能モノマーが、水酸基を有する、請求項8または9に記載の光学積層体。
- 前記単官能モノマーが、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートおよび/またはN−(2−ヒドロキシアルキル)(メタ)アクリルアミドである、請求項10に記載の光学積層体。
- 前記ハードコート層形成用組成物が、ウレタン(メタ)アクリレートおよび/またはウレタン(メタ)アクリレートのオリゴマーを含む、請求項1から11のいずれかに記載の光学積層体。
- 前記ハードコート層形成用組成物が、水酸基を有する(メタ)アクリル系プレポリマーを含む、請求項1から12のいずれかに記載の光学積層体。
- 前記ハードコート層形成用組成物が、溶媒を含まない、請求項1から13のいずれかに記載の光学積層体。
- 前記ハードコート層の前記浸透層とは反対側の表面が、凹凸構造を有する、請求項1から14のいずれかに記載の光学積層体。
- 前記ハードコート層の前記浸透層とは反対側に、反射防止層をさらに備える、請求項1から15のいずれかに記載の光学積層体。
- 請求項1から16のいずれかに記載の光学積層体を含む、偏光フィルム。
- 請求項1から16のいずれかに記載の光学積層体を含む、画像表示装置。
- (メタ)アクリル系樹脂フィルム上にハードコート層形成用組成物を塗布して塗布層を形成し、該塗布層を80℃〜140℃で加熱することを含む、請求項1から16のいずれかに記載の光学積層体の製造方法。
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