JP2017071630A - 生薬の活性成分を判断するための方法、それらの生成源、およびそれらの生成のための触媒経路 - Google Patents

生薬の活性成分を判断するための方法、それらの生成源、およびそれらの生成のための触媒経路 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の活性成分を生成するための複数の有機的な生成源、および複数の触媒(無機物)経路を特定することを含む、複数の生薬のそのような複数の活性成分を判断するための複数の方法の提供。【解決手段】複数の薬草の煎じ出しの前、またはその間に複数の無機物を添加すること、および除去すること、および、複数の特定の無機物の、元の天然の複数の薬草成分の複数の変換に対する触媒作用を検証することによって達成される改善された薬効、NMR、FTIR、Raman、GC−MS、LC−MS、GPC等の様々な典型的な物理的方法を用いる、潜在的な新たな薬物分子の構造の更なる同定および判断を行う方法。【選択図】なし

Description

ここで開示され特許請求されている発明の(1または複数の)プロセス、(1または複数の)手順、(1または複数の)方法、(1または複数の)生成物、(1または複数の)結果、および/または(1または複数の)概念(以下、総じて、「ここで開示され特許請求されている発明の(1または複数の)概念」と呼ばれる)は概して、漢方処方薬に関し、より具体的には、そのような生薬の複数の活性成分を生成するための複数の有機的な生成源、およびそれらの生成のための複数の触媒経路を同定することを含むそのような複数の活性成分を判断するための複数の方法に関する。
何世紀もの間、薬草は、関節炎および結核を含む病気を治癒するために利用されてきた。漢方処方薬は典型的には、複数の薬草の組み合わせを含み、それらは共に漢方処方薬を形成するが、そのようなものは1つの薬草のみしか含まないこともある。漢方処方薬は典型的には、しばしば全体的または部分的に薬草および薬草用低木の茎、根、葉、および種などリグノセルロース種、時折は植物の果実または皮全体、稀なケースにおいては防護器官または甲殻などの動物の成分から構成されている。漢方処方薬の開発の歴史は、世界の多くの地域において長い。多くの処方薬は、家族内での秘密として守られてきた。そのような処方薬は、科学というよりも芸術として残っており、それらの有効性はケースバイケースで多種多様である。しばしば、病気に関する処方薬の有効性は患者毎に異なり、それら結果の原因に関する理解は乏しいこともしばしばある。多くの人々は、漢方処方薬の有効性は、薬草が成長し、収穫された原産地に依存すると信じている。薬草および薬草用低木は、成長の間に土壌から吸収された無機物を含有している。無機元素、および、草並びに低木に存在する複数の元素の濃度は、それらが成長した土壌に含有されている無機物を大きく反映する。無機物は、無機物が豊富な土壌で成長した特定の草において乾燥質量の20%もの高さで含まれ得る。無機元素種は、元素表の大部分を網羅しており、いくつかの遷移金属、およびいくつかの潜在的に有害である重金属を含む。Si、Al、Ca、Mg、Na、K、Ba、Sr、B、S、P、Cl、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zn、Cu、Ti、Cd、Se、およびPbなどの元素が全て報告されている。
患者により摂取されることになるリキュールは、煎じ出しと呼ばれるプロセスを通じて薬草から形成される。薬草の煎じ出しは典型的には、沸騰水の中で行われ、従来、個々の患者により砂質の鍋(sandy pot)の中で行われてきた。煎じ出しプロセスは、(含有されている無機物が異なる結果として)水質、pH、および沸騰温度に関して殆ど制御を受けない。煎じ出しは通常、開放された空気中で実行される。
複数の漢方処方薬の複数の活性成分を同定し特性評価することには大きな興味が示されている。特許において、および文献において見られる最も広く行われている方法には、薬としての候補として、存在している有機物を薬草から抽出することを目的とし、制御された条件下で抽出溶媒を用いる様々な抽出方法がある。そのような抽出された有機物は典型的にはさらに、特性評価、および動物または臨床試験など薬効試験が行われている。これまで、そのようなアプローチは殆ど成功を生み出してこなかった。
したがって、複数の生薬の複数の活性成分を判断するための、および、そのような複数の活性成分の有機的な生成源(organic source)、並びにそれらの生成のための触媒経路を判断して、それらの(1または複数の)収率の増加を可能とするための改善された方法およびアプローチの必要性が依然としてある。
実施形態によると、方法が提供され、当該方法は、
a)多糖類、リグニン、ペプチド、アルカロイド、およびタンパク質を含む複数の有機成分を含むセルロース系材料と複数の無機物とを含む少なくとも1つの薬草を有する生薬を利用する段階と、
b)生薬の複数の薬草のそれぞれを分析して、i)複数の無機物と、ii)元素C、H、N、O、S、B、P、およびハロゲン化物と、iii)複数の有機成分と、iv)これらの複数の組み合わせとから成る群から選択される分析物を同定し定量化する段階と、
c)実質的に複数の有機成分を除去することなく行われ得る、生薬の複数の薬草のそれぞれの一部を、溶媒の複数の部分と複数の適した条件下で接触させて、溶媒によって除去可能である複数の無機物のうち何れかを除去し、それにより複数の無機物削減済薬草を形成する段階と、
d)複数の無機物削減済薬草のそれぞれを分析して、段階c)において除去されなかった複数の除去不可能な無機物を同定し定量化する段階と、
e)水を含む水溶液の一部において複数の薬草のそれぞれの一部を煎じ出して、複数の個々の薬草リキュールを形成する段階と、
f)水溶液の一部において複数の無機物削減済薬草のそれぞれの一部を煎じ出して、複数の個々の無機物削減済薬草リキュールを形成する段階と、
g)複数の薬草のそれぞれを含む生薬の一部を、溶媒の一部と接触させて、溶媒により除去可能な複数の無機物のうち何れかを除去して、無機物削減済生薬を形成する段階と、
h)水溶液の一部において複数の薬草のそれぞれを含む生薬の一部を煎じ出して、生薬リキュールを形成する段階と、
i)水溶液の一部において無機物削減済生薬の一部を煎じ出して、無機物削減済生薬リキュールを形成する段階と、
j)複数の個々の薬草リキュールのそれぞれと、複数の個々の無機物削減済リキュールのそれぞれと、生薬リキュールと、無機物削減済生薬リキュールとに関して動物および臨床試験を含み得る薬効試験を実行する段階と、
k)段階j)において試験された複数のリキュールの複数の薬効を比較して、複数の薬効における複数の有意差を判断し、薬効における複数の有意差を示す複数のリキュールを複数の有効なリキュールとして同定する段階と
を備える。
他の実施形態によると、生薬の複数の活性成分を判断する方法が提供され、当該方法は、
a)多糖類、リグニン、ペプチド、アルカロイド、およびタンパク質を含む複数の有機成分を含むセルロース系材料と複数の無機物とを有する生薬を利用する段階と、
b)水溶液の一部において生薬の一部を煎じ出して、複数の有機化合物Aを含む第1のリキュールを形成する段階と、
c)第1のリキュールを分析して、複数の有機化合物Aを同定する段階と、
d)生薬の一部を処理して、そこから複数の無機物を除去して、実質的に無機物非含有の生薬を形成する段階と、
e)水溶液の一部において実質的に無機物非含有の生薬の一部を煎じ出して、複数の有機化合物Bを含む第2のリキュールを形成する段階と、
f)第2のリキュールを分析して、複数の有機化合物Bを同定する段階と、
g)複数の有機化合物Bを複数の有機化合物Aと比較し、複数の有機化合物Aに存在し、複数の有機化合物Bにおける量と同量で存在しない複数の有機化合物を同定して、複数のターゲットの有機化合物のリストが生成される段階と、
h)複数のターゲットの有機化合物のそれぞれに関して動物および臨床試験を含み得る薬効試験を実行する段階と、
i)生薬の活性成分として効能を示す複数のターゲットの有機化合物のそれぞれを同定する段階と
を備える。
ここで開示され特許請求されている発明の(1または複数の)概念によると、複数の漢方処方薬は、複数の有機成分を含み得るセルロース系材料と、複数の無機物とを有する少なくとも1つの薬草を備え得る。複数の有機成分は、炭水化物と、多糖類と、リグニンと、ペプチドと、タンパク質と、ステロイド、脂肪酸、脂肪アルコール、アルキルフェルレート、テルペノイド、フェノール類、およびアルカロイドなどのエキスと、これらの複数の組み合わせとから成る群から選択され得る。複数の有機成分は全体として元素CおよびHを備え、N、O、S、B、P、ハロゲン化合物(F、Cl、Br、およびIなど)、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択される少なくとも1つの追加の元素をさらに備え得る。
触媒作用の分野において、塩として、または酸化物として、または水酸化物として様々な酸化状態で存在するそのような複数の無機物のいくつかが、広い範囲の条件下で、複数の薬草に存在している複数の成分の特定の複数の変質を起こらせ得る複数の触媒機能を呈するということはよく立証されている。水におけるアルカリおよびアルカリ土類金属イオンの存在により、水は塩基性となり、このことは、縮合反応などの塩基触媒作用を引き起こし得る。酸化物またはイオンの形態の複数の遷移金属が、脱水、酸素結合の加水分解開裂、異性化、アノマー化、連結、空気の存在下での酸化を含むがこれらに限定されない広い範囲の変質に触媒作用を及ぼすことも知られている。
実施形態によると、生薬は、処方薬においてそれぞれが規定の重量を有する複数の個々の薬草種の組み合わせを備える処方薬であり得、またはそれは単一の薬草であり得る。
実施形態は以下の段階を備える。
a)上記にて説明された生薬を利用する段階と、
b)生薬の複数の薬草のそれぞれを分析して、i)複数の無機物と、ii)元素C、H、N、O、S、B、P、およびハロゲン化物と、iii)複数の有機成分と、iv)これらの複数の組み合わせとから成る群から選択される分析物を同定し定量化する段階と、
c)実質的に複数の有機成分を除去することなく行われ得る、生薬の複数の薬草のそれぞれの一部を、溶媒の複数の部分と複数の適した条件で接触させて、溶媒によって除去可能である複数の無機物のうち何れかを除去し、それにより複数の無機物削減済薬草を形成する段階と、
d)複数の無機物削減済薬草のそれぞれを分析して、段階c)において除去されなかった複数の除去不可能な無機物を同定し定量化する段階と、
e)水を含む水溶液の一部において複数の薬草のそれぞれの一部を煎じ出して、複数の個々の薬草リキュールを形成する段階と、
f)水溶液の一部において複数の無機物削減済薬草のそれぞれの一部を煎じ出して、複数の個々の無機物削減済薬草リキュールを形成する段階と、
g)複数の薬草のそれぞれを含む生薬の一部を、溶媒の一部と接触させて、溶媒により除去可能な複数の無機物のうち何れかを除去して、無機物削減済生薬を形成する段階と、
h)水溶液の一部において複数の薬草のそれぞれを含む生薬の一部を煎じ出して、生薬リキュールを形成する段階と、
i)水溶液の一部において無機物削減済生薬の一部を煎じ出して、無機物削減済生薬リキュールを形成する段階と、
j)複数の個々の薬草リキュールのそれぞれと、複数の個々の無機物削減済リキュールのそれぞれと、生薬リキュールと、無機物削減済生薬リキュールとに関して動物および臨床試験を含み得る薬効試験を実行する段階と、
k)段階j)において試験された複数のリキュールの複数の薬効を比較して、複数の薬効における複数の有意差を判断し、薬効における複数の有意差を示す複数のリキュールを複数の有効なリキュールとして同定する段階と
を備える。
段階c)における複数の適した条件は、約0から約250℃、または約50から約150℃、または約80から約120℃の範囲の温度、および、約0.1から約14、または約3から約10、または約5から約9の範囲のpHを含み得る。
溶媒は、水、アルコール、有機酸、エステル、ラクトン、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択され得、水溶液は、アルコール、有機酸、エステル、ラクトン、およびこれらの複数の組み合わせを備え得る極性溶媒をさらに備え得る。
本実施形態の上記にて説明された方法は、
l)段階c)において除去された複数の無機物から成る群から選択される少なくとも1つの無機物を含む添加無機物を、生薬の一部と組み合わせて、無機物増強済生薬を形成する段階と、
m)水溶液の一部において無機物増強済生薬を煎じ出して、無機物増強済生薬リキュールを形成する段階と、
n)無機物増強済生薬リキュールに関して薬効試験を実行する段階と、
o)無機物増強済生薬リキュールの薬効を、段階j)において試験された複数のリキュールの複数の薬効と比較して、複数の薬効の複数の有意差を判断し、無機物増強済生薬リキュールの薬効が有意に、段階j)において試験された複数のリキュールの複数の薬効よりも高められている場合に、無機物増強済生薬リキュールを有効なリキュールとして同定し、添加無機物を活性無機物として同定する段階と、
p)段階l)からo)を少なくとも1回繰り返す段階と
をさらに備え得る。
本実施形態の上記にて説明された方法は、
q)複数の除去不可能な無機物から成る群から選択される少なくとも1つの無機物を含む添加無機物を、生薬の一部と組み合わせて、無機物増強済生薬を形成する段階と、
r)水溶液の一部において無機物増強済生薬を煎じ出して、無機物増強済生薬リキュールを形成する段階と、
s)無機物増強済生薬リキュールに関して動物および臨床試験を含み得る薬効試験を実行する段階と、
t)無機物増強済生薬リキュールの薬効を、段階j)において試験された複数のリキュールの複数の薬効と比較して、複数の薬効の複数の有意差を判断し、無機物増強済生薬リキュールの薬効が有意に、段階j)において試験された複数のリキュールの複数の薬効よりも高められている場合に、無機物増強済生薬リキュールを有効なリキュールとして同定する段階と、
u)段階q)からt)を少なくとも1回繰り返す段階と
をさらに備え得る。
本実施形態の上記にて説明された方法は、
v)複数の有効なリキュールのそれぞれから複数の潜在的な薬効成分を抽出し分析して、複数の潜在的な薬効成分を同定し定量化する段階と、
w)複数の潜在的な薬効成分のそれぞれと、複数の潜在的な薬効成分の複数の組み合わせとに関して動物および臨床試験を含み得る薬効試験を実行する段階と、
x)段階w)における複数の潜在的な薬効成分のそれぞれと、複数の潜在的な薬効成分の各組み合わせとに関する臨床試験の複数の結果を比較し、有効な薬効成分として、または有効な薬効成分組み合わせとして有効である複数の潜在的な薬効成分または複数の潜在的な薬効成分の複数の組み合わせのうち何れかを同定する段階と
をさらに備え得る。
他の実施形態によると、生薬の複数の活性成分を判断する方法は、
a)上記にて説明された生薬を利用する段階と、
b)上記にて説明された水溶液の一部において生薬の一部を煎じ出して、複数の有機化合物Aを含む第1のリキュールを形成する段階と、
c)第1のリキュールを分析して、複数の有機化合物Aを同定する段階と、
d)生薬の一部を処理して、そこから複数の無機物を除去して、実質的に無機物非含有の生薬を形成する段階と、
e)水溶液の一部において実質的に無機物非含有の生薬の一部を煎じ出して、複数の有機化合物Bを含む第2のリキュールを形成する段階と、
f)第2のリキュールを分析して、複数の有機化合物Bを同定する段階と、
g)複数の有機化合物Bを複数の有機化合物Aと比較し、複数の有機化合物Aに存在し、複数の有機化合物Bにおける量と同量で存在しない複数の有機化合物を同定して、複数のターゲットの有機化合物のリストが生成される段階と、
h)複数のターゲットの有機化合物のそれぞれに関して動物および臨床試験を含み得る薬効試験を実行する段階と、
i)生薬の活性成分として効能を示す複数のターゲットの有機化合物のそれぞれを同定する段階と
を備える。
本実施形態の上記にて説明された方法は、
j)生薬の一部を分析して、複数の無機物を同定し定量化し、同定された複数の無機物のリストが生成される段階と、
k)同定された複数の無機物の1つ、または同定された複数の無機物の組み合わせを無機物非含有の生薬の一部に添加して、無機物添加済生薬を形成する段階と、
l)水溶液の一部において無機物添加済生薬を煎じ出して、複数の無機物添加済有機化合物を含む無機物添加済リキュールを形成する段階と、
m)無機物添加済リキュールを分析して、複数の無機物添加済有機化合物を同定する段階と、
n)複数の無機物添加済有機化合物を複数の活性成分と比較して、何らかの一致を同定し、複数の活性成分の少なくとも1つの生成(production)において活性である活性無機物として、または活性無機物組み合わせとして生薬に存在する同定された複数の無機物の1つ、または同定された複数の無機物の組み合わせが同定されることになる段階と、
o)段階k)からn)を少なくとも1回繰り返す段階と
をさらに備え得る。
上記にて説明されている複数の煎じ出し段階は、煎じ出しを達成するのに適した任意の複数の条件で実行され得る。そのような煎じ出しに適した複数の条件は、約0から約250℃、または約50から約150℃、または約80から約120℃の範囲の温度、および約0.1から約14、または約3から約10、または約5から約9の範囲のpHを含み得る。また、そのような煎じ出しに適した複数の条件は、水溶液を沸騰させるのに十分な温度および圧力に関する複数の条件を含み得る。圧力は大気圧を超え得る。従来の生薬の煎じ出しは典型的には、その場の大気圧で、水溶液の沸点まで行われている。上昇させられた、または高い圧力で装置で複数の煎じ出し段階を実行することにより、煎じ出し温度は、高温の煎じ出しを可能とするように制御され得る。煎じ出し温度は、そのような装置において複数の活性薬効化合物の収率を最大化するよう最適化され得る。
複数の生薬の煎じ出しから上記のように形成される複数のリキュールは、固体から液体を分離するための知られている任意の分離方法により、およびより具体的には、濾過、デカント、加圧濾過、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択される方法により複数の生薬の複数の残留物から分離され得る。
複数の生薬の従来の煎じ出しにおいて、複数の無機物は薬効リキュールに残され得る。これらの無機物は任意で、様々な方法により複数のリキュールから除去され得る。複数の無機物または複数の無機物イオンは、プロトン性高分子樹脂によるイオン交換、沈殿試薬(重金属のためなど)の助けを得た沈殿、キレート化試薬を用いるキレート化、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択される方法により除去され得る。
複数の沈殿試薬は、二酸化炭素、アルカリ炭酸塩等を含み得るがこれらに限定されない。
本実施形態の上記にて説明された方法は、
p)生薬の一部を分析して、複数の有機成分を同定し定量化する段階と、
q)複数の有機成分のそれぞれを生薬の一部から単離する段階と、
r)複数の有機成分の1つ、または複数の有機成分の組み合わせを、複数の活性無機物の1つ、または複数の活性無機物組み合わせの1つと共に複数の変換条件下に曝して、複数の生成有機化合物を含む生成物ストリームを形成する段階と、
s)生成物ストリームを分析して、複数の生成有機化合物を同定し定量化する段階と、
t)複数の生成有機化合物を複数の活性成分と比較して、何らかの一致を同定し、生薬に存在する複数の有機成分の1つ、または複数の有機成分の組み合わせが複数の活性成分の少なくとも1つに変換可能なソース有機成分またはソース有機成分組み合わせとして同定されることになる段階と、
u)段階r)からt)を少なくとも1回繰り返す段階と
をさらに備え得る。
出願人は、少なくとも1つの薬草、および通常は複数の薬草の混合物を含有している漢方処方薬における特定の複数の無機元素が、煎じ出しプロセスの間に複数の薬草に存在する複数の天然成分の変質に触媒作用を及ぼし、特定の病気の治療のために薬効のある新たな複数の分子を生成するものと信じている。出願人は、水における薬草の煎じ出しのプロセスの間に、複数の薬草の複数の天然成分が触媒変質プロセスを起こして、新たな複数の分子を生成するものと信じている。それらのうちいくつかは、ひとまとまりの複数の薬草に埋め込まれた特定の複数の無機物の存在に起因して、活性の薬効成分である。触媒作用が及ぼされた変質は、単一の薬草の天然成分における特定の複数の結合の再配列、または単一の薬草の天然成分における特定の(1または複数の)官能基の除去、または異なる複数の薬草種から導出された2または複数の成分の縮合であり得る。
上記にて説明されている複数の方法は、一般的な複数の方法の実施可能な複数の例を提供することを意図されている。ここで開示され特許請求されている発明の(1または複数の)概念は、上記にてリストアップされた段階によって限定されるべきではない。複数の薬草の煎じ出しの前、またはその間に複数の無機物を添加すること、および除去することは、複数の無機物の複数の触媒機能を検証する複数の例である。水溶液と接触させることは、複数の特定の無機物を除去するために任意で用いられる方法に過ぎない。この目標を達成するための手順には固定された順序はない。複数の特定の無機物の、元の天然の複数の薬草成分の複数の変換に対する触媒作用を検証することによる本発明を通して達成される改善された薬効、NMR、FTIR、Raman、GC−MS、LC−MS、GPC等の様々な典型的な物理的方法を用いる、潜在的な新たな薬物分子の構造の更なる同定および判断は全て、本発明に関連している。
さらに、明確に逆のことが述べられていない限り、「または」とは、包括的な意味で用いられており、排他的な意味で用いられていない。例えば、条件AまたはBは、Aが真であり(存在しており)Bが偽である(存在していない)こと、Aが偽であり(存在していなく)Bが真である(存在している)こと、およびAとBとが両方とも真である(存在している)ことのうちいずれかによって満たされる。
さらに、明確に逆のことが述べられていない限り、本明細書において用いられている「約」とは、プロセスの制御における製造公差および/または変化性に起因する変動を含み、それらを考慮にいれていることが意図されている。
以下の請求項において定義される本発明の思想および態様から逸脱することなく、本明細書に説明されている様々な成分、元素、および組み立て体の構造および操作に複数の変更が加えられ得、本明細書に説明されている複数の方法の段階、または一連の段階に複数の変更が加えられ得る。

Claims (27)

  1. a)生薬の活性成分を判断するために、有機成分を含むセルロース系材料と無機物とを含む少なくとも1つの薬草を有する前記生薬を利用する段階と、
    b)前記生薬の前記少なくとも1つの薬草のそれぞれの成分を分析して、分析物を同定し定量化する段階と、
    c)前記生薬の前記少なくとも1つの薬草のそれぞれの一部を、溶媒と接触させて、前記溶媒によって除去可能である前記無機物のうち何れかを除去し、それにより複数の無機物削減済薬草を形成する段階と、
    d)前記複数の無機物削減済薬草のそれぞれを分析して、段階c)において除去されなかった除去不可能な無機物を同定し定量化する段階と、
    e)水を含む水溶液の一部において前記少なくとも1つの薬草のそれぞれの一部を煎じ出して、個々の薬草リキュールを形成する段階と、
    f)前記水溶液の一部において前記複数の無機物削減済薬草のそれぞれの一部を煎じ出して、個々の無機物削減済薬草リキュールを形成する段階と、
    g)前記少なくとも1つの薬草のそれぞれを含む前記生薬の一部を、前記溶媒の一部と接触させて、前記溶媒により除去可能な前記無機物のうち何れかを除去して、無機物削減済生薬を形成する段階と、
    h)前記水溶液の一部において前記少なくとも1つの薬草のそれぞれを含む前記生薬の一部を煎じ出して、生薬リキュールを形成する段階と、
    i)前記水溶液の一部において前記無機物削減済生薬の一部を煎じ出して、無機物削減済生薬リキュールを形成する段階と、
    j)前記個々の薬草リキュールのそれぞれと、前記個々の無機物削減済薬草リキュールのそれぞれと、前記生薬リキュールと、前記無機物削減済生薬リキュールとに関して薬効試験を実行する段階と、
    k)段階j)において試験された前記リキュールの複数の薬効を比較して、複数の薬効における差を判断し、薬効における差を示す複数のリキュールを有効なリキュールとして同定する段階と
    を備える、方法。
  2. 前記分析物は、i)前記無機物と、ii)元素C、H、N、O、S、B、P、およびハロゲン化物と、iii)前記有機成分と、iv)これらの複数の組み合わせとから成る群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記有機成分は、多糖類、炭水化物、リグニン、ペプチド、エキス、タンパク質、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択され、前記有機成分は全体として元素CおよびHを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記有機成分は、N、O、S、B、P、ハロゲン化合物、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択される少なくとも1つの追加の元素をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記溶媒は、水、アルコール、有機酸、エステル、ラクトン、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記水溶液は極性溶媒をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記極性溶媒は、アルコール、有機酸、エステル、ラクトン、およびこれらの複数の組み合わせを含む、請求項6に記載の方法。
  8. l)段階c)において除去された前記無機物から成る群から選択される少なくとも1つの無機物を含む添加無機物を、前記生薬の一部と組み合わせて、無機物増強済生薬を形成する段階と、
    m)前記水溶液の一部において前記無機物増強済生薬を煎じ出して、無機物増強済生薬リキュールを形成する段階と、
    n)前記無機物増強済生薬リキュールに関して薬効試験を実行する段階と、
    o)前記無機物増強済生薬リキュールの薬効を、段階j)において試験された前記リキュールの前記複数の薬効と比較して、複数の薬効の差を判断し、前記無機物増強済生薬リキュールの前記薬効が、段階j)において試験された前記リキュールの前記複数の薬効よりも高められている場合に、前記無機物増強済生薬リキュールを有効なリキュールとして同定し、前記添加無機物を活性無機物として同定する段階と、
    p)段階l)からo)を少なくとも1回繰り返す段階と
    をさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 段階e)、f)、h)、i)、およびm)はそれぞれ、約0から約250℃の範囲の温度、および約0.1から約14の範囲のpHを含む煎じ出しに適した複数の条件で実行される、請求項8に記載の方法。
  10. 段階e)、f)、h)、i)、およびm)はそれぞれ、前記水溶液を沸騰させるのに十分な温度および圧力に関する複数の条件で実行される、請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記圧力は大気圧を超える、請求項10に記載の方法。
  12. 段階e)、f)、h)、i)、およびm)において形成される前記リキュールのそれぞれは、濾過、デカント、加圧濾過、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択される方法による煎じ出しの後に複数の前記生薬から分離される、請求項8から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. プロトン性高分子樹脂によるイオン交換、沈殿試薬の助けを得た沈殿、キレート化試薬を用いたキレート化、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択される方法により、段階e)、f)、h)、i)、およびm)において形成された前記リキュールから複数の無機物が除去される、請求項8から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. q)前記除去不可能な無機物から成る群から選択される少なくとも1つの無機物を含む添加無機物を、前記生薬の一部と組み合わせて、無機物増強済生薬を形成する段階と、
    r)前記水溶液の一部において前記無機物増強済生薬を煎じ出して、無機物増強済生薬リキュールを形成する段階と、
    s)前記無機物増強済生薬リキュールに関して薬効試験を実行する段階と、
    t)前記無機物増強済生薬リキュールの薬効を、段階j)において試験された前記複数のリキュールの前記複数の薬効と比較して、複数の薬効の差を判断し、前記無機物増強済生薬リキュールの前記薬効が、段階j)において試験された前記複数のリキュールの前記複数の薬効よりも高められている場合に、前記無機物増強済生薬リキュールを有効なリキュールとして同定する段階と、
    u)段階q)からt)を少なくとも1回繰り返す段階と
    をさらに備える、請求項8から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. v)複数の前記有効なリキュールのそれぞれから潜在的な薬効成分を抽出し分析して、前記潜在的な薬効成分を同定し定量化する段階と、
    w)前記潜在的な薬効成分のそれぞれと、前記潜在的な薬効成分の複数の組み合わせとに関して薬効試験を実行する段階と、
    x)段階w)における前記潜在的な薬効成分のそれぞれと、前記潜在的な薬効成分の各組み合わせとに関する前記薬効試験の結果を比較し、有効な薬効成分として、または有効な薬効成分組み合わせとして患者の治療に有効である前記潜在的な薬効成分または前記潜在的な薬効成分の複数の組み合わせのうち何れかを同定する段階と
    をさらに備える、請求項14に記載の方法。
  16. a)生薬の複数の活性成分を判断するために、有機成分を含むセルロース系材料と無機物とを有する生薬を利用する段階と、
    b)水を含む水溶液の一部において前記生薬の一部を煎じ出して、複数の有機化合物Aを含む第1のリキュールを形成する段階と、
    c)前記第1のリキュールを分析して、前記複数の有機化合物Aを同定する段階と、
    d)前記生薬の一部を処理して、そこから複数の無機物を除去して、実質的に無機物非含有の生薬を形成する段階と、
    e)前記水溶液の一部において前記実質的に無機物非含有の生薬の一部を煎じ出して、複数の有機化合物Bを含む第2のリキュールを形成する段階と、
    f)前記第2のリキュールを分析して、前記複数の有機化合物Bを同定する段階と、
    g)前記複数の有機化合物Bを前記複数の有機化合物Aと比較し、複数の有機化合物Aに存在し、複数の有機化合物Bにおける量と同量で存在しない有機化合物を同定して、ターゲットの有機化合物のリストが生成される段階と、
    h)前記ターゲットの有機化合物のそれぞれに関して薬効試験を実行する段階と、
    i)前記生薬の活性成分として患者の処理において効能を示す前記ターゲットの有機化合物のそれぞれを同定する段階と
    を備える、生薬の活性成分を判断する方法。
  17. 前記有機成分は、多糖類、炭水化物、リグニン、ペプチド、エキス、タンパク質、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択され、前記有機成分は全体として元素CおよびHを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記有機成分は、N、O、S、B、P、ハロゲン化合物、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択される少なくとも1つの追加の元素をさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記水溶液は極性溶媒をさらに含む、請求項16から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記極性溶媒は、アルコール、有機酸、エステル、ラクトン、およびこれらの複数の組み合わせを含む、請求項19に記載の方法。
  21. j)前記生薬の一部を分析して、前記複数の無機物を同定し定量化し、同定された無機物のリストが生成される段階と、
    k)同定された前記無機物の1つ、または前記同定された複数の無機物の組み合わせを前記無機物非含有の生薬の一部に添加して、無機物添加済生薬を形成する段階と、
    l)前記水溶液の一部において前記無機物添加済生薬を煎じ出して、無機物添加済有機化合物を含む無機物添加済リキュールを形成する段階と、
    m)前記無機物添加済リキュールを分析して、前記無機物添加済有機化合物を同定する段階と、
    n)前記無機物添加済有機化合物を前記活性成分と比較して、何らかの一致を同定し、前記複数の活性成分の少なくとも1つの生成において活性である活性無機物として、または活性無機物組み合わせとして前記生薬に存在する前記同定された複数の無機物の1つ、または前記同定された複数の無機物の組み合わせが同定されることになる段階と、
    o)段階k)からn)を少なくとも1回繰り返す段階と
    をさらに備える、請求項16から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 段階b)、e)、およびl)はそれぞれ、約0から約250℃の範囲の温度、および約0.1から約14の範囲のpHを含む煎じ出しに適した複数の条件で実行される、請求項21に記載の方法。
  23. 段階b)、e)、およびl)はそれぞれ、前記水溶液を沸騰させるのに十分な温度および圧力に関する複数の条件で実行される、請求項21または22に記載の方法。
  24. 前記圧力は大気圧を超える、請求項23に記載の方法。
  25. 段階b)、e)、およびl)において形成される複数の前記リキュールのそれぞれは、濾過、デカント、加圧濾過、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択される方法による煎じ出しの後に複数の前記生薬から分離される、請求項21から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. プロトン性高分子樹脂によるイオン交換、沈殿試薬の助けを得た沈殿、キレート化試薬を用いたキレート化、およびこれらの複数の組み合わせから成る群から選択される方法により、段階b)、e)、およびl)において形成された複数の前記リキュールから複数の無機物が除去される、請求項21から25のいずれか一項に記載の方法。
  27. p)前記生薬の一部を分析して、前記有機成分を同定し定量化する段階と、
    q)前記有機成分のそれぞれを前記生薬の一部から単離する段階と、
    r)前記有機成分の1つ、または前記有機成分の組み合わせを、複数の前記活性無機物の1つ、または複数の前記活性無機物組み合わせの1つと共に複数の変換条件下に曝して、複数の生成有機化合物を含む生成物ストリームを形成する段階と、
    s)前記生成物ストリームを分析して、前記複数の生成有機化合物を同定し定量化する段階と、
    t)前記複数の生成有機化合物を前記複数の活性成分と比較して、何らかの一致を同定し、前記生薬に存在する前記有機成分の1つ、または前記有機成分の組み合わせが前記活性成分の少なくとも1つに変換可能なソース有機成分、ソース有機成分組み合わせとして同定されることになる段階と、
    u)段階r)からt)を少なくとも1回繰り返す段階と
    をさらに備える、請求項21から26のいずれか一項に記載の方法。
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