JP2017068698A - 出力制御装置、出力制御方法及び出力制御プログラム - Google Patents

出力制御装置、出力制御方法及び出力制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の画像をユーザに見易く表示することを可能とする。【解決手段】表示の対象となる複数の撮影データそれぞれの表示順を制御する場合に、ウェブサーバ1は、各撮影データの今回の表示より前における表示のお薦め度を、表示の対象となった各撮影データの属性ごとにそれぞれ取得する。ウェブサーバ1は、それぞれ取得された属性ごとのお薦め度を集計して、各撮影データの今回の表示のお薦め度をそれぞれ決定する。その後ウェブサーバ1は、今回出力される各撮影データの属性についてそれぞれ決定されたお薦め度に基づいた表示順で、各撮影データをそれぞれ表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、出力制御装置、出力制御方法及び出力制御プログラムの技術分野に属する。より詳細には、出力の対象となる対象物の出力の態様を制御する出力制御装置及び出力制御方法、並びにその出力制御装置用のプログラムの技術分野に属する。
近年、例えばマラソン競技に参加している競技者(ランナー)をコース脇で撮影した動画又は静止画のデータをオンラインで閲覧させて販売するサービスが一般化している。このとき、動画等の撮影箇所は例えばゴール付近に限らず、ゴール手前やスタート直後など様々であるが、これらは全てカメラマンによって撮影される。このように各カメラマンにより撮影された動画又は静止画のデータを閲覧させて販売する場合、撮影された動画等を競技後に目視で確認しながら、写っている競技者ごとに振り分ける作業が行われることが一般的であるが、この作業は非常に手間がかかる。
そこで、上記の問題の解決策の一つとして、コース上の予め設定された地点に定点カメラを設置し、競技者が各カメラの前を通過した瞬間を静止画又は動画として自動で切り出すことで、上記振り分け作業の手間を減らすことが考えられる。またこの場合、振り分け作業の手間がない分、定点カメラの設置場所(撮影場所)を増やし易いという利点もある。
しかしながらこの手法では、多くの画像データをユーザに閲覧させることとなるが、この場合には、大量の画像データの中からユーザが気に入った動画又は静止画を探す手間が発生してしまい、この手間を減らすべく、より適切にお薦めの画像を表示する工夫が必要になる。なお、このような観点の先行技術文献としては、例えば下記特許文献1が挙げられる。この特許文献1に開示されている技術では、画像の内容の類似度順に並び替えて表示する構成とされている。
特開2005−107596号公報(請求項3、段落0069及び段落0070並びに図11及び図13等)
しかしながら上記特許文献1をもってしても、例えばマラソン競技のように複数人を含む集団が同じような恰好(例えば走っている姿勢等)で映る場合は、お薦めの画像が多数選ばれることとなり、結果としてユーザに対してお薦めの画像を見易く表示することができないという問題点があった。
そこで本発明は、以上の要請及び問題点に鑑みて為されたものであり、その課題の一例は、複数の画像をユーザに見易く表示することが可能な出力制御装置及び出力制御方法並びに出力制御装置用のプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、表示又は音による出力の対象となる複数の対象物それぞれの前記出力の態様を制御する出力制御装置において、各前記対象物の今回の前記出力より前における前記出力の優先度を、前記出力の対象となった各前記対象物の属性ごとにそれぞれ取得する取得手段と、前記取得手段によりそれぞれ取得された前記属性ごとの前記優先度を集計して、各前記対象物の今回の前記出力の集計優先度を、優先度として前記属性ごとにそれぞれ決定する決定手段と、今回出力される各前記対象物の前記属性について前記決定手段によりそれぞれ決定された前記集計優先度に応じた前記出力の態様で、各前記対象物をそれぞれ出力させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の出力制御装置において、前記取得手段により取得される前記優先度には、各前記対象物を今回出力させるユーザが各前記対象物を今回の前記出力より前に出力させた際の前記優先度と、他のユーザが各前記対象物を今回の前記出力より前に出力させた際の前記優先度と、が含まれていることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の出力制御装置において、前記出力の態様は、前記対象物の前記表示又は音による出力順であることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の出力制御装置において、一回の前記出力により集計される前記優先度が、前記属性に応じて異なることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の出力制御装置において、前記取得手段は、過去複数回の前記対象物の前記出力の前記優先度を前記属性ごとに取得し、前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記属性ごとの前記優先度を加算して、今回の前記対象物の前記出力の前記集計優先度を前記属性ごとに決定することを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の出力制御装置において、前記対象物について、前記属性と、前記優先度と、を関連付けた属性−優先度テーブルを記憶する記憶手段を更に備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の出力制御装置において、前記対象物は動画データ又は静止画データであることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の出力制御装置において、前記対象物は、マラソン競技の大会ごとに競技者を撮影した動画データ又は静止画データであり、表示されている動画データ又は静止画データの、前記競技者ごとの前記ユーザによる選択を受け付ける選択受付手段を備え、前記選択受付手段により受け付けられた前記選択により優先度が決定されることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の出力制御装置において、前記対象物は、マラソン競技の大会ごとに競技者を撮影した動画データ又は静止画データであり、表示されている動画データ又は静止画データの、前記競技者が属する団体ごとの前記ユーザによる選択を受け付ける選択受付手段を備え、前記選択受付手段により受け付けられた前記選択により優先度が決定されることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項8又は請求項9に記載の出力制御装置において、前記属性の一つが、前記マラソン競技における予め設定された区間ごとのラップタイムであることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の出力制御装置において、出力されている一又は複数の前記対象物の前記ユーザによる選択を受け付ける第2選択受付手段を備え、前記第2選択受付手段により受け付けられた前記選択により優先度が決定されることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の出力制御装置において、今回の前記出力の態様が、前記対象物を出力させる前記ユーザごとに異なることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、表示又は音による出力の対象となる複数の対象物それぞれの前記出力の態様を制御する出力制御装置が実行する出力制御方法において、各前記対象物の今回の前記出力より前における前記出力の優先度を、前記出力の対象となった各前記対象物の属性ごとにそれぞれ取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいてそれぞれ取得された前記属性ごとの前記優先度を集計して、各前記対象物の今回の前記出力の集計優先度を、優先度として前記属性ごとにそれぞれ決定する決定ステップと、今回出力される各前記対象物の前記属性について前記決定ステップにおいてそれぞれ決定された前記集計優先度に応じた前記出力の態様で、各前記対象物をそれぞれ出力させる制御ステップと、を含むことを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、表示又は音による出力の対象となる複数の対象物それぞれの前記出力の態様を制御する出力制御装置に含まれるコンピュータに、各前記対象物の今回の前記出力より前における前記出力の優先度を、前記出力の対象となった各前記対象物の属性ごとにそれぞれ取得する取得ステップと、前記取得ステップを実行する前記コンピュータによりそれぞれ取得された前記属性ごとの前記優先度を集計して、各前記対象物の今回の前記出力の集計優先度を、優先度として前記属性ごとにそれぞれ決定する決定ステップと、今回出力される各前記対象物の前記属性について前記決定ステップを実行する前記コンピュータによりそれぞれ決定された前記集計優先度に応じた前記出力の態様で、各前記対象物をそれぞれ出力させる制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項1、請求項13又は請求項14のいずれか一項に記載の発明によれば、適切な集計優先度に応じた出力の態様で今回の各対象物を表示又は音により出力させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、広いユーザの範囲の優先度を取得することで、より適切な集計優先度に応じた出力の態様で今回の各対象物を出力させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、より適切な集計優先度に応じた出力順で今回の各対象物を出力させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、各属性の特徴を反映させてより適切な集計優先度とすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、過去の履歴を反映させた適切な集計優先度に応じた出力の態様で今回の各対象物を出力させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、出力制御装置自体で今回の集計優先度を属性ごとに決定することができる。
請求項7に記載の発明によれば、適切な集計優先度に応じた表示の態様で今回の各動画データ又は静止画データの表示を行わせることができる。
請求項8に記載の発明によれば、ユーザが所望する競技者の動画データ等を表示させて競技者ごとに選択することができる。
請求項9に記載の発明によれば、ユーザが所望する競技者の動画データ等を表示させて所属団体ごとに選択することができる。
請求項10に記載の発明によれば、ラップタイムに応じて適切な表示の態様で動画データ等を表示させることができる。
請求項11に記載の発明によれば、ユーザが所望する一又は複数の対象物を選択することができる。
請求項12に記載の発明によれば、ユーザ毎に適切に対象物を出力させることができる。
(A)は、一実施形態の通信システムSの概要構成例を示す図である。(B)は、一実施形態の通信システムSに含まれるカメラ3の撮影位置の例を示す図である。(C)は、一実施形態のウェブサーバ1の概要構成例を示す図である。 (A)は、計測地点マスタPMの構成例を示す図である。(B)は、撮影データマスタDMの構成例を示す図である。(C)は、購入種別マスタCMの構成例を示す図である。(D)は、ソート条件マスタCNDの構成例を示す図である。 (A)は、大会結果データRDの構成例を示す図である。(B)は天気データWDの構成例を示す図である。(C)は、購入データBDの構成例を示す図である。(D)は、ソート条件集計データテーブルMTの構成例を示す図である。 (A)は、通過タイムデータPRDの構成例を示す図である。(B)は、属性データZCの構成例を示す図である。(C)は、ソート条件集計データテーブルMTの具体例を示す図である。 ウェブサーバ1における撮影データ購入時処理の一例を示すフローチャートである。 ウェブサーバ1における撮影データ表示制御処理の一例を示すフローチャートである。 ウェブサーバ1におけるお薦め度決定処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は、ウェブサーバ1におけるお薦め度決定処理の具体例を示す図(I)である。(B)は、ウェブサーバ1におけるお薦め度決定処理の具体例を示す図(II)である。 (A)は、ウェブサーバ1におけるお薦め度決定処理の具体例を示す図(III)である。(B)は、ウェブサーバ1におけるお薦め度決定処理の具体例を示す図(IV)である。(C)は、ウェブサーバ1におけるお薦め度決定処理の具体例を示す図(V)である (A)は、ウェブサーバ1におけるお薦め度決定処理の具体例を示す図(VI)である。(B)は、ウェブサーバ1におけるお薦め度決定処理の具体例を示す図(VII)である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)通信システムの構成
図1(A)は、本実施形態の通信システムSの概要構成例を示す図である。図1(A)に示すように、通信システムSは、ウェブサーバ1、データベース2、複数のカメラ3a、カメラ3b、カメラ3c、…、及び複数のユーザ端末4を含んで構成される。ウェブサーバ1、及びユーザ端末4は、それぞれネットワーク10に接続される。ネットワーク10は、例えば、インターネット等により構成される。ウェブサーバ1はデータベース2にアクセス可能に構成されている。例えば、ウェブサーバ1とデータベース2とがLAN(Local Area Network)等のネットワークにより接続されてもよい。或いは、ウェブサーバ1が、例えばデータベース2を備えてもよい。ウェブサーバ1は、本発明の「出力制御装置」の一例である。
複数のカメラ3a、カメラ3b、カメラ3c、…は、動画をそれぞれ撮影するビデオカメラである。図1(B)に示すように、本実施形態においては、六台のカメラ3a乃至カメラ3fが、マラソンコースMHを用いたマラソン競技の大会における予め設定された地点をそれぞれ撮影する場合に、本発明を適用する。図1(B)に示す例では、マラソンコースMHのスタート地点にカメラ3aが設置され、10キロメートル地点にカメラ3bが設置され、20キロメートル地点にカメラ3cが設置され、30キロメートル地点にカメラ3dが設置され、40キロメートル地点にカメラ3eが設置され、ゴール地点にカメラ3fが設置されている。カメラ3a乃至カメラ3fは、それぞれの地点を通過するランナーを撮影する。カメラ3a乃至カメラ3fが設置されている地点が撮影地点である。なおカメラ3fのみが、一台だけ例えばゴール地点にのみ設置されていてもよい。カメラ3a乃至カメラ3fでそれぞれ撮影された複数の動画は、ウェブサーバ1に記憶される。例えば、カメラ3a乃至カメラ3fとウェブサーバ1とがLAN(Local Area Network)等のネットワーク又はUSB(Universal Serial Bus)等のケーブルで接続されてもよい。そして、カメラ3a乃至カメラ3fで撮影された動画が、ネットワーク又はケーブルを介してウェブサーバ1に転送されてもよい。或いは、カメラ3a乃至カメラ3fで撮影された動画が、メモリカード、光ディスク等の記録媒体に記録されてもよい。そして、ドライブ装置を介して記録媒体から動画がウェブサーバ1に読み込まれてもよい。
ウェブサーバ1は、ユーザ端末4へ動画を配信する。また、ウェブサーバ1は、動画から静止画を抽出する。ウェブサーバ1による静止画の抽出方法としては、例えば本願の出願人による特願2015−62710号記載の方法を用いることができる。そしてウェブサーバ1は、抽出した静止画をユーザ端末4へ送信する。ここで、マラソンコースMHを用いたマラソン競技の大会の例えば参加者(ランナー)であるユーザは、カメラ3a乃至カメラ3fで撮影された動画の動画データ又はその動画から抽出された静止画の静止画データを購入することができる。以下の説明において、動画又はその動画から抽出された静止画を、単に「動画又は静止画」と称する。また、動画データ又は静止画データを、単に「撮影データ」と称する。ウェブサーバ1は、ユーザ端末4のユーザが撮影データを購入する際の、そのユーザに対する動画又は静止画についての本実施形態のお薦め度(本発明の「集計優先度」の一例)を、動画又は静止画の属性ごとに決定する。動画又は静止画の属性ごとのお薦め度は、ユーザによる撮影データの購入に際して、ユーザ端末4において後述するように動画又は静止画の撮影データを表示する際に用いられる。ウェブサーバ1は、カメラ3a乃至カメラ3fで撮影された動画の属性ごとの点数に基づいてお薦め度を決定する。より具体的に、ウェブサーバ1は、今回より前に購入された撮影データに相当する動画又は静止画の属性ごとの点数を集計して、各撮影データの今回の表示のお薦め度を属性ごとにそれぞれ決定する。この「集計」は、例えば属性ごとの点数を加算する(合計する)ことが該当する。この他に集計は、例えば属性ごとの点数を平均化することや、属性ごとの点数の標準偏差を算出することであってもよい。また、属性ごとの点数が、本発明の「優先度」の一例である。ここで、例えばゴール地点に設置されたカメラ3fで撮影された動画の属性は、「ゴール地点」とされる。スタート地点に設置されたカメラ3aで撮影された動画の属性は、「スタート地点」とされる。その動画が撮影された地点を同時に通過したランナーが3人未満であった動画の属性は、「同時通過者が3人未満」とされる。この属性は、同時通過者が少なければ他のランナーでそのユーザが隠れてしまうことが少ないことが期待できるため用いられている。その動画が撮影された地点を含むマラソンコースMHの区間に対応したラップタイムが良い場合の動画の属性は、「ラップタイムが良い」とされる。この属性は、ラップタイムが良い場合は良いフォームで走ることができている場合が多く、躍動感がある良い動画が撮影できる可能性があるため用いられている。スタート地点を除いてスタート地点に近い撮影地点の例えばカメラ3bで撮影された動画の属性は、「スタート地点を除いてスタート地点に近い撮影地点」とされる。この属性は、スタート地点に近い撮影地点の場合、体力的にまだ余裕があり、ランナーとして表情の良い動画が撮影できる可能性があるため用いられている。その動画の背景となる景色が良い場合の動画の属性は、「背景が良い」とされる。その動画を撮影した地点の天気が良い場合の動画の属性は、「天気が良い」とされる。動画の属性は、それが対応する動画又は静止画の、ユーザ端末4における表示順を決定する際の根拠となるソート条件(並び替え条件)として用いられる。動画の属性には、後述するように点数が対応付けられる。
ユーザ端末4は、ウェブサーバ1から配信された動画を、ユーザの操作に基づいて再生する。また、ユーザ端末4は、ウェブサーバ1から受信された静止画を、ユーザの操作に基づいて表示する。ここで、カメラ3a乃至カメラ3fで撮影された動画又は静止画の撮影データをユーザが購入する場合、ユーザ端末4は、ウェブサーバ1により決定されたお薦め度に基づいて、購入対象の候補となる動画又は静止画の撮影データの表示を行う。例えばユーザ端末4は、お薦め度に基づいて、購入対象の候補となる動画又は静止画の撮影データの例えば表示順を変更する。より具体的にユーザ端末4は、属性ごとのお薦め度が高い動画又は静止画ほど、表示順を上位としてそれぞれの表示を行う。各ユーザの購入の対象となる撮影データは、本発明の「対象物」の一例である。各ユーザ端末4における動画又は静止画の撮影データの表示は、本発明の「対象物の出力」の一例である。各ユーザ端末4における表示順を決定する基となる本実施形態のお薦め度は、本発明の「集計優先度」の一例である。各ユーザ端末4における動画又は静止画の撮影データの表示順は、本発明の「出力態様」の一例である。
(2)ウェブサーバ1及びデータベース2の構成
次に、図1(C)、図2(A)乃至図2(B)、図3(A)乃至図3(C)、及び図4(A)乃至図4(D)を参照して、ウェブサーバ1の構成及びデータベース2の構成についてそれぞれ説明する。図1(C)は、本実施形態のウェブサーバ1の概要構成例を示す図である。図1(C)に示すように、ウェブサーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、記憶部14及び通信部15等を備えて構成される。これらの構成要素は、バス16に接続されている。通信部15は、ネットワーク10に接続される。記憶部14は、例えばハードディスクドライブにより構成される。CPU11は、本発明の「取得手段」の一例、「決定手段」の一例、「制御手段」の一例及び「選択受付手段」の一例である。記憶部14は、本発明の「記憶手段」の一例である。記憶部14には、OS、及びサーバプログラム等が記憶されている。サーバプログラムは、コンピュータとしてのCPUに、動画の配信、静止画の抽出、及び動画又は静止画のお薦め度の決定等を実行させるプログラムである。サーバプログラム等は、例えばネットワーク10等を介して他のサーバ等からダウンロードされてもよい。或いは、サーバプログラム等は、例えば光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して記憶部14に読み込まれてもよい。
また、記憶部14には、複数のカメラ3のそれぞれで撮影された動画が、ソースIDと対応付けて記憶されている。ソースIDは、動画を識別する識別情報である。例えば一つのマラソン競技の大会について複数のカメラ3のそれぞれで撮影された複数の動画は、例えばウェブサーバ1により自動的に又はウェブサーバ1の管理者により関連付けられて、記憶部14に記憶されてもよい。例えば、複数の動画は同一のフォルダ又はディレクトリに格納されることにより、これらの動画が関連付けられてもよい。また例えば、複数の動画に対して共通の文字列を含むソースID又はファイル名が生成されることにより、これらの動画が関連付けられてもよい。また例えば、複数の動画のソースIDを互いに対応付けて格納した関連付けテーブルが記憶部14に記憶されることにより、これらの動画が関連付けられてもよい。ソースIDの具体例としては、例えば図1(B)に示す六台のカメラ3によりそれぞれ撮影された動画については、動画ごと(即ちカメラ3ごと)に、「Mov A」、「Mov B」、「Mov C」、「Mov D」、「Mov E」及び「Mov F」といったソースIDが対応付けられて記憶されている。
更に各動画には、それぞれの動画の動画名が対応付けられている。例えば図1(B)に示すように、一つのマラソン競技の大会について六台のカメラ3によりそれぞれ撮影された動画については、動画ごと(即ちカメラ3ごと)に、「動画A」、「動画B」、「動画C」、「動画D」、「動画E」及び「動画F」といった動画名が対応付けられて記憶されている。これらの動画名は、その動画に対応付けられたソースIDに関連付けられた名称とされてもよい。これらの動画名は、ウェブサーバ1により自動的に対応付けられてもよいし、ウェブサーバ1の管理者により対応付けられてもよい。また、記憶部14に例えばデータベース2が構築されてもよい。
データベース2には、大会情報、動画情報、ソート条件マスタCND及びユーザ情報が記憶されている。大会情報、動画情報及びユーザ情報は、例えば図1(B)に示すマラソンコースMHを用いたマラソン競技の大会ごとに作成されてデータベース2に記憶される。図2(A)は、大会情報に含まれる計測地点マスタPMの構成例を示す図である。計測地点マスタPMには、マラソンコースMHに沿った地点のうち、カメラ3が設置されている地点を示すデータと、それぞれの地点におけるカメラ3の撮影範囲の背景の景色の状態を点数化したデータと、が含まれている。図2(A)に示される計測地点マスタPMでは、図1(B)に例示するマラソン競技の大会に対応して、マラソンコースMHのスタート地点、10キロメートル地点、20キロメートル地点、30キロメートル地点、40キロメートル地点及びゴール地点のそれぞれにカメラ3が設置されていることが示されている。また図2(A)に示される計測地点マスタPMでは、ゴール地点に設置されたカメラ3の撮影範囲の背景の景色の状態が最も良い旨が「2」点として示されており、10キロメートル地点に設置されたカメラ3の撮影範囲の背景の景色の状態が2番目に良い旨が「1」点として示されている。
図2(B)は、動画情報に含まれる撮影データマスタDMの構成例を示す図である。図2(B)に例示するように撮影データマスタDMは、ソースIDと、動画名と、撮影地点と、が、対応付けられて含まれている。ソースIDは各動画を相互に識別する情報である。動画名は、各ソースIDにより識別される動画の動画名である。撮影地点は、各ソースIDにより識別される動画が撮影された地点である。
図2(C)は、動画情報に含まれる購入種別マスタCMの構成例を示す図である。図2(C)に例示するように購入種別マスタCMは、種別IDと、内容と、を含む。種別IDは、ユーザが購入した撮影データの種別を示す情報である。内容は、ユーザが購入したのが動画のみの撮影データであるか、静止画のみの撮影データであるか、動画及び静止画の双方の撮影データであるかを示す。具体的に購入種別マスタCMでは、そのユーザが動画の撮影データのみを購入した場合は、種別IDが「1」とされている。そのユーザが静止画の撮影データのみを購入した場合は、種別IDが「2」とされている。そのユーザが動画と静止画の双方の撮影データを購入した場合は、種別IDが「3」とされている。
図2(D)は、ソート条件マスタCNDの構成例を示す図である。図2(D)に例示するように、ソート条件マスタCNDは、ソート条件として用いられる属性と、加点タイプと、点数と、を含む。ソート条件として用いられる属性は、カメラ3で撮影された動画の上記属性である。加点タイプは、上記点数の集計に当たっての加点の種類である。具体的に加点タイプは、一つのソート条件内に加点の方法が一種類の場合は「Aタイプ」とされ、一つのソート条件内に加点の方法が二種類の場合は「Bタイプ」とされる。加点の方法が二種類あることで、ソート条件として用いられる属性に応じて加点が異なることになる。点数は、各ソート条件に該当した場合に、お薦め度の集計のために加算される点数の具体的な値である。図2(D)に例示する場合、Aタイプの属性「ゴール地点」では、それが対応する動画がゴール地点で撮影された場合は2点が加算され、ゴール地点以外の地点で撮影された場合は加算されない。Aタイプの属性「スタート地点」では、それが対応する動画がスタート地点で撮影された場合は2点が加算され、スタート地点以外の地点で撮影された場合は加算されない。Bタイプの属性「同時通過者が3人未満」では、それが対応する動画に映っている同時通過者が3人未満で最も少ない場合は2点が加算され、その同時通過者が3人未満で2番目に少ない場合は1点が加算され、その同時通過者がそれ以外の場合は加算されない。Bタイプの属性「ラップタイムが良い」では、それが対応する動画が撮影された地点を含むマラソンコースMHの区間に対応したラップタイムが最も良い場合は2点が加算され、そのラップタイムが2番目に良い場合は1点が加算され、それ以外のラップタイムの場合は加算されない。Bタイプの属性「スタート地点を除いてスタート地点に近い撮影地点」では、それが対応する動画がスタート地点を除いて最もスタート地点に近い撮影地点で撮影された場合は2点が加算され、その動画がスタート地点を除いて2番目にスタート地点に近い撮影地点で撮影された場合は1点が加算され、それ以外の地点で撮影された場合は加算されない。Bタイプの属性「景色が良い」では、それが対応する動画の背景となる景色が良い場合は2点が加算され、その動画の背景となる景色が2番目に良い場合は1点が加算され、それ以外の背景の場合は加算されない。Bタイプの属性「天気が良い」では、それが対応する動画を撮影した地点の天気が晴れの場合は2点が加算され、その動画を撮影した地点の天気が曇りの場合は1点が加算され、それ以外の天気の場合は加算されない。
以上の計測地点マスタPM、撮影データマスタDM、購入種別マスタCM及びソート条件マスタCNDは、マラソン競技の大会が開催される前に予め設定又は決定され、データベース2に記憶される。なお、計測地点マスタPM、撮影データマスタDM、購入種別マスタCM及びソート条件マスタCNDは、記憶部14に記憶されてもよい。ソート条件マスタCNDが、本発明の「属性−優先度テーブル」の一例に相当する。
図3(A)は、ユーザ情報に含まれる大会結果データRDの構成例を示す図である。図3(A)に例示するように大会結果データRDは、ユーザ毎のゼッケン番号と、マラソンコースMH上の地点と、通過時刻と、ラップタイムと、が含まれている。ゼッケン番号は、マラソンコースMHを用いたマラソン競技の大会のランナーごとにそれぞれ付与される番号である。地点は、図1(B)に例示するマラソンコースMH上でカメラ3がそれぞれ設置されている地点である。通過時刻は、そのゼッケン番号が付与されているランナーがその地点を通過した時刻である。ラップタイムは、そのゼッケン番号が付与されているランナーの、地点と地点との間の区間を通過するために要した時間である。例えば図3(A)に示す場合、ゼッケン番号「1100」のランナーは、スタート地点から5キロメートル地点を通過までのラップタイムが40分である。大会結果データRDとしては、各地点の通過時刻及びラップタイムが、ゼッケン番号ごとに記憶されている。
図3(B)は、大会情報に含まれる天気データWDの構成例を示す図である。図3(B)に例示するように天気データWDは、時刻と、マラソンコースMH上の地点と、天候と、が含まれている。時刻は、天候が観測された時刻である。地点は、図1(B)に例示するマラソンコースMH上でカメラ3a乃至カメラ3fがそれぞれ設置されている地点である。天候は、それぞれの時刻における各地点で観測された天候である。天候データWDとしては、各地点の天候が、それらが観測された時刻ごとに記憶されている。
図3(C)は、ユーザ情報に含まれる購入データBDの構成例を示す図である。図3(C)に例示するように購入データBDは、ゼッケン番号と、ソースIDと、種別IDと、を含んでいる。ゼッケン番号は、マラソン競技の大会のランナーごとにそれぞれ付与される番号である。ソースIDは、そのランナーがカメラ3a乃至カメラ3fで撮影された動画又は静止画の撮影データを購入した場合、購入された撮影データを示すソースIDである。種別IDは、購入された撮影データの種別を示す情報である。図3(C)に例示する場合、ゼッケン番号「1100」のユーザは、ソースID「Mov B」により識別される動画B(図2(B)参照)の撮影データと、ソースID「Mov C」により識別される動画C(図2(B)参照)から抽出された静止画の撮影データと、ソースID「Mov F」により識別される動画F(図2(B)参照)及び動画Fから抽出された静止画の双方の撮影データと、をそれぞれ購入している。
以上の大会結果データRD、天気データWD及び購入データBDは、マラソン競技の大会終了後に設定又は決定され、データベース2に記憶される。なお、大会結果データRD、天気データWD及び購入データBDは、記憶部14に記憶されてもよい。そして、大会結果データRDに含まれているゼッケン番号が判れば、それを手掛かりとして大会結果データRDを計測地点マスタPM、撮影データマスタDM及び天気データWDと結び付けることで、各属性をソート条件として用いて後述のお薦め度に基づいた表示順の並べ替え(ソート)を行うための情報が得られる。
ウェブサーバ1の記憶部14には、動画又は静止画の撮影データのユーザ端末4におけるお薦め度に基づいた表示順を決定する際のソート条件として用いられる各属性についてのソート条件集計データテーブルMTが記憶されている。図3(D)に例示するように、ソート条件集計データテーブルMTは、本実施形態の各ソート条件について、図2(D)に例示したソート条件マスタCNDにより示されている点数を、ユーザが動画又は静止画の撮影データを購入する度に加算して得られる合計値(本発明の「お薦め度」の一例)が記憶される。ソート条件集計データMTの各合計値は、カメラ3a乃至カメラ3fで撮影された撮影データの一回の購入ごとに更新されつつ記憶される。ソート条件集計データテーブルMTにおける加算の対象は全てのユーザであり、一のユーザが異なる時刻に撮影データを二回以上購入しても、購入ごとに点数が加算される。なお、ソート条件集計データテーブルMTの合計値に代えて、ソート条件マスタCNDにより示されている点数を平均化した値や、その点数の標準偏差値を用いてもよい。
記憶部14には、ソート条件集計データテーブルMTの他に、後述するお薦め度未決定リストND、お薦め度決定リストOD及び検索結果リストRLが、本実施形態のお薦め度の決定の過程で記憶される。
(3)お薦め度の決定
次に、あるランナーがユーザとして各カメラ3で撮影された動画又は静止画の撮影データを、マラソン競技の大会後に購入する場合の、そのユーザのユーザ端末4におけるお薦め度の決定について、図4を参照して例示しつつ説明する。
例えば、図3(A)に例示した大会結果データRDのゼッケン番号「1100」のランナーが、大会結果データRDに含まれている記録でマラソンコースMHを完走し、その後、そのユーザが映っている動画又は静止画の撮影データを購入する場合を説明する。図3(A)に例示した大会結果データRDに含まれている記録でそのユーザがランナーとして完走した場合、ウェブサーバ1のCPU11は、そのゼッケン番号を手掛かりとして、計測地点マスタPM、撮影データマスタDM及び天気データWDを結び付け、図4(A)に例示する通過タイムデータPRDを生成して記憶部14に記憶する。この計測地点マスタPMは図2(A)を用いて説明した計測地点マスタPMであり、撮影データマスタDMは図2(B)を用いて説明した撮影データマスタDMであり、天気データWDは図3(B)を用いて説明した天気データWDである。通過タイムデータPRDに含まれている平均速度は、大会結果データRDに含まれている通過時刻と地点間の距離により、CPU11が算出する。「通過時の天候」、「景色」及び「撮影データ」については、CPU11が、天気データWD、計測地点マスタPM及び撮影データマスタDMを参照して決定する。「同時通過者」は、CPU11が、動画又は静止画内を既定の方法で解析し、そのユーザが各地点を通過した時刻の例えば前後3秒以内でその地点を通過したランナーの数を決定する。
次にCPU11は、通過タイムデータPRD及び図2(D)に例示したソート条件マスタCNDに基づき、各動画又は静止画の属性に対応付けられる点数をその属性ごとに算出し、図4(B)に例示する属性データZCを生成して記憶部14に記憶する。なお図4(B)に例示する場合、各動画又は静止画を単に「動画A」、「動画B」、…、と示している。図4(B)に例示する属性データZCにおいて、例えば動画Aの場合、動画Aはスタート地点に設置されたカメラ3で撮影されたので、属性「スタート地点」に対応付けられる点数が2点とされ、その他の属性に対応付けられる点数は0点とされる。また例えば動画Cの場合、通過タイムデータPRDの動画Cについての各項目を参照し、属性「同時通過者が3人未満」に対応付けられる点数が1点とされ、属性「ラップタイムが良い」に対応付けられる点数が2点とされ、属性「スタート地点を除いてスタート地点に近い撮影地点」に対応付けられる点数が1点とされ、属性「天気が良い」に対応付けられる点数が2点とされ、その他の属性に対応付けられる点数は0点とされる。
そして、ユーザが、例えば動画B、動画C及び動画Fそれぞれの撮影データを購入したとすると、CPU11は、属性データZCを参照して、動画B、動画C及び動画Fそれぞれについての属性に対応付けられている点数を図4(B)において行方向に加算する。これにより、CPU11は、動画B、動画C及び動画Fそれぞれの撮影データの購入後におけるソート条件集計データテーブルMTを図4(C)に例示するように生成して、記憶部14に記憶する。図4(C)に例示するソート条件集計データテーブルMTでは、図4(B)に例示する属性データZCの「属性」が「ソート条件」として用いられている。図4(C)に例示するソート条件集計データテーブルMTでは、図4(B)に例示する属性データZCに基づいた結果、ソート条件「天気が良い」の点数が5点となる。また、ソート条件「スタート地点に近い撮影地点」及びソート条件「景色が良い」それぞれの点数が各3点となり、ソート条件「ラップタイムが良い」及びソート条件「ゴール地点」それぞれの点数が各2点となる。更に、ソート条件「同時通過者が3人未満」の点数が1点となり、ソート条件「スタート地点」の点数が0点となる。そこでCPU11は、撮影データの次回以降の購入時に、いずれかのユーザ端末4において動画又は静止画を表示する際のお薦め度に基づく表示順の決定に当たって用いるソート条件の順番を、ソート条件「天気が良い(5点)」→ソート条件「スタート地点に近い撮影地点(3点)」→ソート条件「景色が良い(3点)」→ソート条件「ゴール地点(2点)」→ソート条件「ラップタイムが良い(2点)」→ソート条件「同時通過者が3人未満(1点)」→ソート条件「スタート地点(0点)」とする。ここで、ソート条件集計データテーブルMTにおいて点数が同じソート条件が複数あった場合、CPU11は、ソート条件としての番号が若いソート条件を優先して、お薦め度の決定に用いる。例えば図4(C)に示す場合、ソート条件「スタート地点に近い撮影地点」の点数とソート条件「景色が良い」の点数とは共に3点で同じである。よってCPU11は、ソート条件としての番号が若いソート条件「スタート地点に近い撮影地点」の方を優先してお薦め度の決定に用いる。
4.通信システムSの動作
次に、図5乃至図10を参照して、本実施形態の通信システムSの動作について説明する。以降においては、図1(B)に例示するマラソンコースMHを用いたマラソン競技の大会にランナーとして参加したユーザが、カメラ3a乃至カメラ3fのいずれかで撮影された動画又は静止画の撮影データを大会後に購入する場合に、ウェブサーバ1が、そのユーザのユーザ端末4に動画又は静止画の撮影データを表示する際のお薦め度を決定する場合の処理例を説明する。また、データベース2には、大会後において、計測地点マスタPM、撮影データマスタDM、購入種別マスタCM、ソート条件マスタCND、大会結果データRD及び天気データWDが記憶されているとする。また記憶部14には、過去(即ち、今回の表示より前)のそのユーザの購入状況及びその時点までの他のユーザの購入状況(即ち、複数のユーザの購入状況)に対応した購入データBD及びソート条件集計データテーブルMTが予め記憶されているとする。
図5は、ウェブサーバ1における撮影データ購入時処理の一例を示すフローチャートである。この撮影データ購入時処理には、ユーザ端末4を用いてユーザが動画又は静止画を購入する処理、及びその購入の際にソート条件集計データテーブルMTを更新する処理が含まれる。ユーザがユーザ端末4を用いて撮影データを購入する場合、そのユーザは、ユーザ端末4を用いて、そのゼッケン番号を入力する。入力されたゼッケン番号の情報は、ネットワーク10を介してウェブサーバ1に送信される。ウェブサーバ1のCPU11は、送信されてきたゼッケン番号の情報に基づき、そのゼッケン番号が映っている動画又は静止画を、記憶部14において検索する。この際にCPU11は、そのゼッケン番号に基づき、そのユーザについての通過タイムデータPRDを生成して記憶部14に記憶させる。そしてCPU11は、検索した動画又は静止画の撮影データについての今回のお薦め度を決定する。この今回のお薦め度は、その時点までのそのユーザ及び他のユーザそれぞれの購入状況に対応した購入データBD及びソート条件集計データテーブルMTに基づいた、本実施形態のお薦め度決定処理により決定される。初めにCPU11は、上記ゼッケン番号の情報に基づいて検索した動画又は静止画を、購入対象の候補として、今回より前の本実施形態のお薦め度決定処理により決定された過去のお薦め度に基づいた表示順でユーザ端末4に表示させる表示処理を行う(ステップS1)。このステップS1は、今回より前の本実施形態のお薦め度決定処理(後述の図6ステップS50等)により決定された過去のお薦め度に基づいた、後述の図6ステップS41に相当する。
次にCPU11は、表示されている動画又は静止画の撮影データを選択して購入するための操作等がユーザ端末4において実行されたか否かを判定する(ステップS2)。このとき、CPU11は、撮影データを選択して購入するための操作等が行われていないと判定した場合には(ステップS2;NO)、そのまま購入処理を完了する。一方、CPU11は、撮影データを選択して購入するための操作等が行われた場合には(ステップS2;YES)、ステップS3に進む。以上のステップS2が、本発明の「選択受付手段」としての機能の一例である。
ステップS3において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画が、ゴール地点に設置されたカメラ3f(図1(B)参照)で撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。具体的に、CPU11は、記憶部14に記憶されている通過タイムデータPRDを参照して、その動画又は静止画がカメラ3fで撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3fで撮影された動画又は静止画であると判定した場合には(ステップS3;YES)、ステップS4に進む。ステップS4において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「ゴール地点」の合計値に「2」を加算し、ステップS5に進む。CPU11は、ステップS3において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3fで撮影された動画又は静止画でないと判定した場合には(ステップS3;NO)、ステップS5に進む。
ステップS5において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画が、スタート地点に設置されたカメラ3a(図1(B)参照)で撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。具体的に、CPU11は、記憶部14に記憶されている通過タイムデータPRDを参照して、その動画又は静止画がカメラ3aで撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3aで撮影された動画又は静止画であると判定した場合には(ステップS5;YES)、ステップS6に進む。ステップS6において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「スタート地点」の合計値に「2」を加算し、ステップS7に進む。CPU11は、ステップS5において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3aで撮影された動画又は静止画でないと判定した場合には(ステップS5;NO)、ステップS7に進む。
ステップS7において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画に映っている同時通過者が、3人未満で最も少ないか否かを判定する。具体的に、CPU11は、その動画又は静止画の内容を解析して、その動画又は静止画に映っている同時通過者が、3人未満で最も少ないか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画に映っている同時通過者が、3人未満で最も少ないと判定した場合には(ステップS7;YES)、ステップS8に進む。ステップS8において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「同時通過者が3人未満」の合計値に「2」を加算し、ステップS9に進む。CPU11は、ステップS7において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画に映っている同時通過者が、3人未満で最も少なくないと判定した場合には(ステップS7;NO)、ステップS9に進む。
ステップS9において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画に映っている同時通過者が、3人未満で2番目に少ないか否かを判定する。具体的に、CPU11は、その動画又は静止画の内容を解析して、その動画又は静止画に映っている同時通過者が、3人未満で2番目に少ないか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画に映っている同時通過者が、3人未満で2番目に少ないと判定した場合には(ステップS7;YES)、ステップS10に進む。ステップS10において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「同時通過者が3人未満」の合計値に「1」を加算し、ステップS11に進む。CPU11は、ステップS9において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画に映っている同時通過者が、3人未満で2番目に少なくないと判定した場合には(ステップS9;NO)、ステップS11に進む。
ステップS11において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画の区間のラップタイムが最も良いか否かを判定する。具体的に、CPU11は、記憶部14に記憶されている通過タイムデータPRDを参照して、そのラップタイムが最も良いか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画の区間のラップタイムが最も良いと判定した場合には(ステップS7;YES)、ステップS12に進む。ステップS12において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「ラップタイムが良い」の合計値に「2」を加算し、ステップS13に進む。CPU11は、ステップS11において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画の区間のラップタイムが最も良くないと判定した場合には(ステップS11;NO)、ステップS13に進む。
ステップS13において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画の区間のラップタイムが2番目に良いか否かを判定する。具体的に、CPU11は、記憶部14に記憶されている通過タイムデータPRDを参照して、そのラップタイムが2番目に良いか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画の区間のラップタイムが2番目に良いと判定した場合には(ステップS13;YES)、ステップS14に進む。ステップS14において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「ラップタイムが良い」の合計値に「1」を加算し、ステップS15に進む。CPU11は、ステップS13において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画の区間のラップタイムが2番目に良くないと判定した場合には(ステップS13;NO)、ステップS15に進む。
ステップS15において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画が、スタート地点を除いて最もスタート地点に近い地点に設置されたカメラ3b(図1(B)参照)で撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。具体的に、CPU11は、記憶部14に記憶されている通過タイムデータPRDを参照して、その動画又は静止画がカメラ3bで撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3bで撮影された動画又は静止画であると判定した場合には(ステップS15;YES)、ステップS16に進む。ステップS16において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「スタート地点に近い撮影地点」の合計値に「2」を加算し、ステップS17に進む。CPU11は、ステップS15において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3bで撮影された動画又は静止画でないと判定した場合には(ステップS15;NO)、ステップS17に進む。
ステップS17において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画が、スタート地点を除いて2番目にスタート地点に近い地点に設置されたカメラ3c(図1(B)参照)で撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。具体的に、CPU11は、記憶部14に記憶されている通過タイムデータPRDを参照して、その動画又は静止画がカメラ3cで撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3cで撮影された動画又は静止画であると判定した場合には(ステップS17;YES)、ステップS18に進む。ステップS18において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「スタート地点に近い撮影地点」の合計値に「1」を加算し、ステップS19に進む。CPU11は、ステップS17において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3cで撮影された動画又は静止画でないと判定した場合には(ステップS17;NO)、ステップS19に進む。
ステップS19において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画が、最も景色が良い地点に設置されたカメラ3f(図1(B)及び図2(A)参照)で撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。具体的に、CPU11は、記憶部14に記憶されている通過タイムデータPRDを参照して、その動画又は静止画がカメラ3fで撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3fで撮影された動画又は静止画であると判定した場合には(ステップS19;YES)、ステップS20に進む。ステップS20において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「景色が良い」の合計値に「2」を加算し、ステップS21に進む。CPU11は、ステップS19において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3fで撮影された動画又は静止画でないと判定した場合には(ステップS19;NO)、ステップS21に進む。
ステップS21において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画が、2番目に景色が良い地点に設置されたカメラ3b(図1(B)及び図2(A)参照)で撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。具体的に、CPU11は、記憶部14に記憶されている通過タイムデータPRDを参照して、その動画又は静止画がカメラ3bで撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3bで撮影された動画又は静止画であると判定した場合には(ステップS21;YES)、ステップS22に進む。ステップS22において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「景色が良い」の合計値に「1」を加算し、ステップS23に進む。CPU11は、ステップS21において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3bで撮影された動画又は静止画でないと判定した場合には(ステップS21;NO)、ステップS23に進む。
ステップS23において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画が、天気が晴れの地点に設置されたカメラ3c乃至カメラ3fのいずれか(図1(B)及び図4(A)参照)で撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。具体的に、CPU11は、記憶部14に記憶されている通過タイムデータPRDを参照して、その動画又は静止画がカメラ3c乃至カメラ3fのいずれかで撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3c乃至カメラ3fのいずれかで撮影された動画又は静止画であると判定した場合には(ステップS23;YES)、ステップS24に進む。ステップS24において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「景色が良い」の合計値に「2」を加算し、ステップS25に進む。CPU11は、ステップS23において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3c乃至カメラ3fのいずれかで撮影された動画又は静止画でないと判定した場合には(ステップS23;NO)、ステップS25に進む。
ステップS25において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画が、天気が曇りの地点に設置されたカメラ3b(図1(B)及び図4(A)参照)で撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。具体的に、CPU11は、記憶部14に記憶されている通過タイムデータPRDを参照して、その動画又は静止画がカメラ3bで撮影された動画又は静止画であるか否かを判定する。CPU11は、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3bで撮影された動画又は静止画であると判定した場合には(ステップS25;YES)、ステップS26に進む。ステップS26において、CPU11は、その時点で記憶部14に記憶されているソート条件集計データテーブルMTのソート条件「天気が良い」の合計値に「1」を加算し、ステップS27に進む。ステップS27において、CPU11は、購入対象となっている撮影データの電子的な代金支払い等の予め設定された購入処理を実行する。その後、CPU11は、購入処理を完了する。CPU11は、ステップS25において、購入対象となっている撮影データの動画又は静止画がカメラ3bで撮影された動画又は静止画でないと判定した場合には(ステップS25;NO)、ステップS27に進む。
以上の図5のステップS4、ステップS6、ステップS8、ステップS10、ステップS12、ステップS14、ステップS16、ステップS18、ステップS20、ステップS22、ステップS24又はステップS26のいずれかが、本発明の「取得手段」及び「決定手段」としての機能の一例である。
図6は、ユーザがユーザ端末4を用いた動画又は静止画を購入する際の、ウェブサーバ1における購入対象の候補となる動画又は静止画の撮影データの表示制御処理の一例を示すフローチャートである。動画又は静止画の撮影データの表示制御処理時には、過去のそのユーザの購入状況及びその時点までの他のユーザの購入状況に対応した購入データBD及びソート条件集計データテーブルMTが記憶部14に記憶されているとする。
ユーザがユーザ端末4を用いて撮影データを購入する場合、そのユーザは、ユーザ端末4を用いて、そのゼッケン番号を入力する。入力されたゼッケン番号の情報は、ネットワーク10を介してウェブサーバ1に送信される。ウェブサーバ1のCPU11は、送信されてきたゼッケン番号の情報を例えばRAM13に記憶する(ステップS30)。その後CPU11は、ステップ31に進む。またCPU11は、そのゼッケン番号の情報に基づき、そのゼッケン番号が映っている動画又は静止画を記憶部14において検索する。またCPU11は、その時点までのそのユーザ及び他のユーザそれぞれの購入状況に対応したソート条件集計データテーブルMTを、記憶部14から読み出して例えばRAM13に記憶する。
CPU11は、ソート条件集計データテーブルMTの全てのレコード(記憶事項)を、RAM13上に記憶されている図示しないソート条件リストに記憶する(ステップS31)。その後CPU11は、ステップS32に進む。ソート条件リストは、ソート条件集計データテーブルMTの内容を、合計値の高い順に並べて一時的に記憶しておくリストである。以下の説明及び図6では、ソート条件リストを、単に「リスト」と称する。
ステップS32において、CPU11は、購入対象の候補の撮影データについて今回のお薦め度が全て決定されているか否かを判定する。CPU11は、購入対象の候補の撮影データについて今回のお薦め度が全て決定されていると判定した場合には(ステップS32;YES)、ステップS41に進む。ステップS41において、CPU11は、決定されているお薦め度に基づいた表示順で、ユーザ端末4において撮影データを表示させる(ステップS41)。この表示順は、その時点でお薦め度決定リストODに記憶されている撮影データのお薦め度に基づいた表示順である。ステップS41が、今回のお薦め度を用いた本発明の「制御手段」としての機能の一例である。なお、ステップS41により表示された撮影データについて、図5のステップS2以降が実行されることにより、ソート条件集計データテーブルMTが更新される。その後CPU11は、購入の対象の動画又は静止画の撮影データの表示制御処理を完了する。ステップS32において、CPU11は、購入対象の候補の撮影データについて今回のお薦め度が全て決定されていない場合には(ステップS32;NO)、ステップS33に進む。
ステップS33において、CPU11は、現在のリストが空であるか否か、即ち現在のリストにレコードが記憶されていないか否かを判定する。CPU11は、現在のリストが空である場合には(ステップS33;YES)、通過タイムデータPRDを参照し、購入対象の候補の撮影データを、その撮影時刻の時系列でソートして今回の表示順とする(ステップS42)。CPU11はその後、ステップS41に進む。
ステップS33において、CPU11は、現在のリストが空でない場合には(ステップS33;NO)、ステップS34に進む。ステップS34において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「ゴール地点」であるか否かを判定する。CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「ゴール地点」である場合には(ステップS34;YES)、ステップS43に進む。ステップS43において、CPU11は、表示される撮影データを検索するための撮影データ検索キーに「ゴール地点」を設定し、ステップS50に進む。ステップS50において、CPU11は、「ゴール地点」に設定されている撮影データ検索キーを用いて、各撮影データのユーザ端末4におけるお薦め度を決定するお薦め度決定処理を実行し、ステップS67に進む。このお薦め度決定処理については、後ほど図7乃至図10を用いて説明する。ステップS67において、CPU11は、現在のリストから現在のソート条件を削除する。その後CPU11は、ステップS33の判定に戻る。ステップS34において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「ゴール地点」でない場合には(ステップS34;NO)、ステップS35に進む。
ステップS35において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「スタート地点」であるか否かを判定する。CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「スタート地点」である場合には(ステップS35;YES)、ステップS44に進む。ステップS44において、CPU11は、撮影データ検索キーに「スタート地点」を設定し、ステップS51に進む。ステップS51において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キー「スタート地点」を用いてステップS50と同様のお薦め度決定処理を実行し、ステップS67に進む。ステップS35において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「スタート地点」でない場合には(ステップS35;NO)、ステップS36に進む。
ステップS36において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「同時通過者が3人未満」であるか否かを判定する。CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「同時通過者が3人未満」である場合には(ステップS36;YES)、ステップS45に進む。ステップS45において、CPU11は、撮影データ検索キーに「同時通過者が3人未満で最も少ない」を設定し、ステップS52に進む。ステップS52において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キー「同時通過者が3人未満で最も少ない」を用いてステップS50と同様のお薦め度決定処理を実行し、ステップS57に進む。ステップS57において、CPU11は、撮影データ検索キーに「同時通過者が3人未満で2番目に少ない」を設定し、ステップS62に進む。ステップS62において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キー「同時通過者が3人未満で2番目に少ない」を用いてステップS50と同様のお薦め度決定処理を実行し、ステップS67に進む。ステップS36において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「同時通過者が3人未満」でない場合には(ステップS36;NO)、ステップS37に進む。
ステップS37において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「ラップタイムが良い」であるか否かを判定する。CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「ラップタイムが良い」である場合には(ステップS37;YES)、ステップS46に進む。ステップS46において、CPU11は、撮影データ検索キーに「ラップタイムが最も良い区間」を設定し、ステップS53に進む。ステップS53において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キー「ラップタイムが最も良い区間」を用いてステップS50と同様のお薦め度決定処理を実行し、ステップS58に進む。ステップS58において、CPU11は、撮影データ検索キーに「ラップタイムが2番目に良い区間」を設定し、ステップS63に進む。ステップS63において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キー「ラップタイムが2番目に良い区間」を用いてステップS50と同様のお薦め度決定処理を実行し、ステップS67に進む。ステップS37において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「ラップタイムが良い」でない場合には(ステップS37;NO)、ステップS38に進む。
ステップS38において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「スタート地点を除いてスタート地点に近い撮影地点」であるか否かを判定する。CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「スタート地点を除いてスタート地点に近い撮影地点」である場合には(ステップS38;YES)、ステップS47に進む。ステップS47において、CPU11は、撮影データ検索キーに「スタート地点を除いて最もスタート地点に近い撮影地点」を設定し、ステップS54に進む。ステップS54において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キー「スタート地点を除いて最もスタート地点に近い撮影地点」を用いてステップS50と同様のお薦め度決定処理を実行し、ステップS59に進む。ステップS59において、CPU11は、撮影データ検索キーに「スタート地点を除いて2番目にスタート地点に近い撮影地点」を設定し、ステップS64に進む。ステップS64において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キー「スタート地点を除いて2番目にスタート地点に近い撮影地点」を用いてステップS50と同様のお薦め度決定処理を実行し、ステップS67に進む。ステップS38において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「スタート地点を除いてスタート地点に近い撮影地点」でない場合には(ステップS38;NO)、ステップS39に進む。
ステップS39において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「景色が良い」であるか否かを判定する。CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「景色が良い」である場合には(ステップS39;YES)、ステップS48に進む。ステップS48において、CPU11は、撮影データ検索キーに「最も景色が良い地点」を設定し、ステップS55に進む。ステップS55において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キー「最も景色が良い地点」を用いてステップS50と同様のお薦め度決定処理を実行し、ステップS60に進む。ステップS60において、CPU11は、撮影データ検索キーに「2番目に景色が良い地点」を設定し、ステップS65に進む。ステップS65において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キー「2番目に景色が良い地点」を用いてステップS50と同様のお薦め度決定処理を実行し、ステップS67に進む。ステップS39において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「景色が良い」でない場合には(ステップS39;NO)、ステップS40に進む。
ステップS40において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「天気が良い」であるか否かを判定する。CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「天気が良い」である場合には(ステップS40;YES)、ステップS49に進む。ステップS49において、CPU11は、撮影データ検索キーに「天気が晴れの地点」を設定し、ステップS56に進む。ステップS56において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キー「天気が晴れの地点」を用いてステップS50と同様のお薦め度決定処理を実行し、ステップS61に進む。ステップS61において、CPU11は、撮影データ検索キーに「天気が曇りの地点」を設定し、ステップS66に進む。ステップS66において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キー「天気が曇りの地点」を用いてステップS50と同様のお薦め度決定処理を実行し、ステップS67に進む。ステップS40において、CPU11は、現在のリストの最上位のソート条件が「天気が良い」でない場合には(ステップS40;NO)、ステップS33に戻る。
図7は、ウェブサーバ1におけるお薦め度決定処理の一例を示すフローチャートである。図7に示すお薦め度決定処理は、図6のステップS50乃至ステップS56及びステップS62乃至ステップS66のお薦め度決定処理である。お薦め度決定処理では、初めに、お薦め度が決定されていない撮影データを含むお薦め度未決定リストNDが、レコードとして何も記憶されていないお薦め度決定リストODと共に記憶部14に記憶されている。本実施形態の場合、この時点でお薦め度未決定リストNDに記憶されているのは、撮影データマスタDMに記憶されている動画A乃至動画Fである。
そして、お薦め度決定処理のステップS70において、CPU11は、その時点で設定されている撮影データ検索キーに該当する撮影データを記憶部14において検索し、その検索結果を検索結果リストRLに記憶する。検索結果リストRLについては、後ほど詳述する。CPU11は、撮影データの検索結果を検索結果リストRLに記憶したら、ステップS71に進む。
ステップS71において、CPU11は、現在の検索結果リストRLの内容が空であるか否か、即ち現在の検索結果リストRLにレコードが記憶されていないか否かを判定する。CPU11は、現在の検索結果リストRLの内容が空である場合には(ステップ71;YES)。元の図6の処理に進む。CPU11は、現在の検索結果リストRLの内容が空でない場合には(ステップ71;NO)、ステップS72に進む。
ステップS72において、CPU11は、その時点での検索結果リストRLから、その時点で最上位の撮影データを一つ取り出し、ステップS73に進む。
ステップS73において、CPU11は、取り出された撮影データのお薦め度が、その時点で未決定であるか否かを判定する。取り出された撮影データは、図7において「該当撮影データ」と表されている。より具体的に、CPU11は、取り出された撮影データがお薦め度未決定リストNDに記憶されているか否かを判定する。CPU11は、取り出された撮影データのお薦め度が未決定である場合には(ステップS73;YES)、ステップS75に進む。ステップS75において、CPU11は、取り出された撮影データをお薦め度決定リストODの最上位と決定する(ステップS75)。その後CPU11は、ステップS72に戻る。CPU11は、取り出された撮影データのお薦め度が未決定でない場合には(ステップS73;NO)、ステップS74に進む。
ステップS74において、CPU11は、取り出された撮影データのお薦め度に、同率順位の撮影データがあるか否かを判定する。より具体的に、CPU11は、取り出された撮影データについて、お薦め度決定リストODにおいて同率順位として記憶されている他の撮影データがあるか否かを判定する。CPU11は、取り出された撮影データのお薦め度に、同率順位の撮影データがある場合には(ステップS74;YES)、ステップS76に進む。ステップS76において、CPU11は、取り出された撮影データを、お薦め度決定リストODにおける同率順位群の撮影データ中の最上位と決定する(ステップS76)。その後CPU11は、ステップS72に戻る。CPU11は、取り出された撮影データのお薦め度に、同率順位の撮影データがない場合には(ステップS74;NO)、ステップS72に戻る。このとき、撮影データを購入するユーザによってソート条件集計データテーブルMTの内容が異なることから、図7に示されるお薦め度決定処理により決定されたお薦め度は、結果として、撮影データを購入するユーザによって異なったお薦め度となり得る。
図8(A)乃至図10(B)は、ウェブサーバ1におけるお薦め度決定処理の具体例を示す図である。図8(A)は、図7のお薦め度決定処理において、最初に設定された撮影データ検索キーが「天気が晴れ」である場合について示している。この撮影データ検索キーは、Bタイプのソート条件「天気が良い」のうち、点数が高い方のソート条件に対応している。
最初の「天気が晴れ」の撮影データ検索キーを用いた記憶部14の検索前においては、お薦め度未決定リストNDには撮影データマスタDMに記憶されている動画A乃至動画Fが記憶されている。お薦め度決定リストODには、レコードが何も記憶されていない。そして、図7に示すお薦め度決定処理の第1周目が実行されると、CPU11は、ステップS70において、その時点で設定されている撮影データ検索キー「天気が晴れ」を用いて記憶部14を検索し、その検索結果として四つの動画C乃至動画Fを時系列で検索結果リストRLに記憶させる。このとき動画C乃至動画Fは、図4(A)に例示する通過タイムデータPRDにおいて晴れの天候に対応している。そして、第1周目のステップS72において、CPU11は、先頭に記憶されている動画Cを検索結果リストRLから取り出す。その後CPU11は、第1周目のステップS75において、取り出した動画Cをお薦め度決定リストODの先頭に決定する。
次に、図7に示すお薦め度決定処理の第2周目が実行されると、CPU11は、ステップS70において、直前のステップS75により決定された動画Cを除き、第1周目と同様に撮影データ検索キー「天気が晴れ」を用いて記憶部14を検索し、その検索結果として三つの動画D乃至動画Fを時系列で検索結果リストRLに記憶させる。そして、第2周目のステップS72において、CPU11は、先頭に記憶されている動画Dを検索結果リストRLから取り出す。その後CPU11は、第2周目のステップS75において、取り出した動画Dをお薦め度決定リストODの動画Cの次に決定する。
次に、図7に示すお薦め度決定処理の第3周目が実行されると、CPU11は、ステップS70において、それまでのステップS75により決定された動画C及び動画Dを除き、第1周目と同様に撮影データ検索キー「天気が晴れ」を用いて記憶部14を検索し、その検索結果として動画E及び動画Fを時系列で検索結果リストRLに記憶させる。そして、第3周目のステップS72において、CPU11は、先頭に記憶されている動画Eを検索結果リストRLから取り出す。その後CPU11は、第3周目のステップS75において、取り出した動画Eをお薦め度決定リストODの動画C及び動画Dの次に決定する。
次に、図7に示すお薦め度決定処理の第4周目が実行されると、CPU11は、ステップS70において、それまでのステップS75により決定された動画C乃至動画Eを除き、第1周目と同様に撮影データ検索キー「天気が晴れ」を用いて記憶部14を検索し、その検索結果として動画Fを時系列で検索結果リストRLに記憶させる。そして、第4周目のステップS72において、CPU11は、一つだけ記憶されている動画Fを検索結果リストRLから取り出す。その後CPU11は、第4周目のステップS75において、取り出した動画Fをお薦め度決定リストODの動画C乃至動画Eの次に決定する。この時点で、検索結果リストRLが空となったので、CPU11はお薦め度決定処理を終了する(図7ステップS71;YES参照)。
以上の図8(A)に示す処理により、最初に設定された撮影データ検索キー「天気が晴れ」による撮影データのお薦め度が決定される。なおこの時点でのお薦め度決定リストODでは、動画C乃至動画Fが同率1位のお薦め度として記憶されている。
図8(B)は、図7のお薦め度決定処理において、2番目に設定された撮影データ検索キーが「天気が曇り」である場合について示している。この撮影データ検索キーは、Bタイプのソート条件「天気が良い」のうち、点数が低い方のソート条件に対応している。
「天気が曇り」の撮影データ検索キーを用いた記憶部14の検索前においては、お薦め度未決定リストNDには撮影データマスタDMに記憶されている動画A及び動画Bが記憶されている。お薦め度決定リストODには、既にお薦め度が決定された動画C乃至動画Fが記憶されている。そして、図7に示すお薦め度決定処理の第1周目が実行されると、CPU11は、ステップS70において、その時点で設定されている撮影データ検索キー「天気が曇り」を用いて記憶部14を検索し、その検索結果として一つの動画Bを検索結果リストRLに記憶させる。このとき動画Bは、図4(A)に例示する通過タイムデータPRDにおいて、曇りの天候に対応している。そして、第1周目のステップS72において、CPU11は、記憶されている動画Bを検索結果リストRLから取り出す。その後CPU11は、第1周目のステップS75において、取り出した動画Bをお薦め度決定リストODの動画C乃至動画Fの次に決定する。この時点で、検索結果リストRLが空となったので、CPU11はお薦め度決定処理を終了する(図7ステップS71;YES参照)。
以上の図8(B)に示す処理により、2番目に設定された撮影データ検索キー「天気が曇り」による撮影データのお薦め度が決定される。なおこの時点でのお薦め度決定リストODでは、動画C乃至動画Fが同率1位のお薦め度として記憶されており、5番目のお薦め度として動画Bが記憶されている。
図9(A)は、図7のお薦め度決定処理において、3番目に設定された撮影データ検索キーが「スタート地点を除いてスタート地点に最も近い撮影地点」である場合について示している。この撮影データ検索キーは、Bタイプのソート条件「スタート地点を除いてスタート地点に近い撮影地点」のうち、点数が高い方のソート条件に対応している。
「スタート地点を除いてスタート地点に最も近い撮影地点」の撮影データ検索キーを用いた記憶部14の検索前においては、お薦め度未決定リストNDには撮影データマスタDMに記憶されている動画Aが記憶されている。お薦め度決定リストODには、既にお薦め度が決定された動画C乃至動画F及び動画Bが記憶されている。そして、図7に示すお薦め度決定処理の第1周目が実行されると、CPU11は、ステップS70において、その時点で設定されている撮影データ検索キー「スタート地点を除いてスタート地点に最も近い撮影地点」を用いて記憶部14を検索し、その検索結果として一つの動画Bを検索結果リストRLに記憶させる。このとき動画Bは、図4(A)に例示する通過タイムデータPRDにおいて、スタート地点を除いてスタート地点に最も近い撮影地点に対応している。そして、第1周目のステップS72において、CPU11は、記憶されている動画Bを検索結果リストRLから取り出す。その後CPU11は、動画Bが既にお薦め度決定リストODに記憶されており、更に同率順位の他の撮影データもないことから、動画BがステップS75及びステップS76に該当することはないと判定する。
以上の図9(A)に示す処理により、3番目に設定された撮影データ検索キー「スタート地点を除いてスタート地点に最も近い撮影地点」では、撮影データのお薦め度が変わらない。
図9(B)は、図7のお薦め度決定処理において、4番目に設定された撮影データ検索キーが「スタート地点を除いてスタート地点に2番目に近い撮影地点」である場合について示している。この撮影データ検索キーは、Bタイプのソート条件「スタート地点を除いてスタート地点に近い撮影地点」のうち、点数が低い方のソート条件に対応している。
「スタート地点を除いてスタート地点に2番目に近い撮影地点」の撮影データ検索キーを用いた記憶部14の検索前においては、お薦め度未決定リストNDには撮影データマスタDMに記憶されている動画Aが記憶されている。お薦め度決定リストODには、既にお薦め度が決定された動画C乃至動画F及び動画Bが記憶されている。そして、図7に示すお薦め度決定処理の第1周目が実行されると、CPU11は、ステップS70において、その時点で設定されている撮影データ検索キー「スタート地点を除いてスタート地点に2番目に近い撮影地点」を用いて記憶部14を検索し、その検索結果として一つの動画Cを検索結果リストRLに記憶させる。このとき動画Cは、図4(A)に例示する通過タイムデータPRDにおいて、スタート地点を除いてスタート地点に2番目に近い撮影地点に対応している。そして、第1周目のステップS72において、CPU11は、記憶されている動画Cを検索結果リストRLから取り出す。その後CPU11は、第1周目のステップS75においては、取り出した動画Cのお薦め度が既に決定していることから、動画Cについて「該当なし」とする。CPU11は、第1周目のステップS76として、お薦め度決定リストODにおいて同率順位である動画C乃至動画Fのうち動画Cを最上位と決定し、同時に動画D乃至動画Fの順位を一つ落とす。この時点で、検索結果リストRLが空となったので、CPU11は、第1周目のお薦め度決定処理を終了する(図7ステップS71;YES参照)。
以上の図9(B)に示す処理により、4番目に設定された撮影データ検索キー「スタート地点を除いてスタート地点に2番目に近い撮影地点」による撮影データのお薦め度が決定される。なおこの時点でのお薦め度決定リストODでは、動画Cが最上位であり、動画D乃至動画Fが同率2位のお薦め度として記憶されており、5番目のお薦め度として動画Bが記憶されている。
図9(C)は、図7のお薦め度決定処理において、5番目に設定された撮影データ検索キーが「ゴール地点」である場合について示している。この撮影データ検索キーは、Aタイプのソート条件「ゴール地点」に対応している。
「ゴール地点」の撮影データ検索キーを用いた記憶部14の検索前においては、お薦め度未決定リストNDには撮影データマスタDMに記憶されている動画Aが記憶されている。お薦め度決定リストODには、既にお薦め度が決定された動画C乃至動画F及び動画Bが記憶されている。そして、図7に示すお薦め度決定処理の第1周目が実行されると、CPU11は、ステップS70において、その時点で設定されている撮影データ検索キー「ゴール地点」を用いて記憶部14を検索し、その検索結果として一つの動画Fを検索結果リストRLに記憶させる。このとき動画Fは、図4(A)に例示する通過タイムデータPRDにおいて、ゴール地点に対応している。そして、第1周目のステップS72において、CPU11は、記憶されている動画Fを検索結果リストRLから取り出す。その後CPU11は、第1周目のステップS75においては、取り出した動画Fのお薦め度の順位が既に決定していることから、動画Fについて「該当なし」とする。CPU11は、第1周目のステップS76として、お薦め度決定リストODにおいて同率順位である動画D乃至動画Fのうち動画Fを最上位と決定し、同時に動画E及び動画Dの順位を一つ落とす。この時点で、検索結果リストRLが空となったので、CPU11は、第1周目のお薦め度決定処理を終了する(図7ステップS71;YES参照)。
以上の図9(C)に示す処理により、5番目に設定された撮影データ検索キー「ゴール地点」による撮影データのお薦め度が決定される。なおこの時点でのお薦め度決定リストODでは、動画Cが最上位であり、動画Fが2位のお薦め度であり、動画D及び動画Eが同率2位のお薦め度として記憶されており、5番目のお薦め度として動画Bが記憶されている。
図10(A)は、図7のお薦め度決定処理において、6番目に設定された撮影データ検索キーが「ラップタイムが最も良い」であり、7番目に設定された撮影データ検索キーが「ラップタイムが2番目に良い」である場合について示している。これらの撮影データ検索キーは、Bタイプのソート条件「ラップタイムが良い」にそれぞれ対応している。
「ラップタイムが最も良い」の撮影データ検索キー及び「ラップタイムが2番目に良い」の撮影データ検索キーを用いた記憶部14の検索前においては、お薦め度未決定リストNDには撮影データマスタDMに記憶されている動画Aが記憶されている。お薦め度決定リストODには、既にお薦め度が決定された動画C乃至動画F及び動画Bが記憶されている。このとき、図4(A)に例示する通過タイムデータPRDを参照すると、動画Aは、「ラップタイムが最も良い」の撮影データ検索キー及び「ラップタイムが2番目に良い」の撮影データ検索キーのいずれにも該当しない。よってCPU11は、これらの撮影データ検索キーを用いたお薦め度決定処理では、いずれの動画も「該当なし」とする。
以上の図10(A)に示す処理により、6番目に設定された撮影データ検索キーが「ラップタイムが最も良い」及び7番目に設定された撮影データ検索キーが「ラップタイムが2番目に良い」では、撮影データのお薦め度が変わらない。
図10(B)は、図7のお薦め度決定処理において、8番目に設定された撮影データ検索キーが「同時通過者が最も少ない」である場合について示している。この撮影データ検索キーは、Bタイプのソート条件「同時通過者が3人未満」のうち、点数が高い方のソート条件に対応している。
「同時通過者が最も少ない」の撮影データ検索キーを用いた記憶部14の検索前においては、お薦め度未決定リストNDには撮影データマスタDMに記憶されている動画Aが記憶されている。お薦め度決定リストODには、既にお薦め度が決定された動画C乃至動画F及び動画Bが記憶されている。そして、図7に示すお薦め度決定処理の第1周目が実行されると、CPU11は、ステップS70において、その時点で設定されている撮影データ検索キー「同時通過者が最も少ない」を用いて記憶部14を検索し、その検索結果として一つの動画Dを検索結果リストRLに記憶させる。このとき動画Dは、図4(A)に例示する通過タイムデータPRDにおいて、同時通過者が0人(最も少ない)に対応している。そして、第1周目のステップS72において、CPU11は、記憶されている動画Dを検索結果リストRLから取り出す。その後CPU11は、第1周目のステップS75においては、取り出した動画Dのお薦め度の順位が既に決定していることから、動画Dについて「該当なし」とする。CPU11は、第1周目のステップS76として、お薦め度決定リストODにおいて同率順位である動画D及び動画Eのうち動画Dを上位と決定し、同時に動画Eの順位を一つ落とす。この時点で、検索結果リストRLが空となったので、CPU11は、第1周目のお薦め度決定処理を終了する(図7ステップS71;YES参照)。
以上の図10(B)に示す処理により、8番目に設定された撮影データ検索キー「同時通過者が最も少ない」による撮影データのお薦め度が決定される。なおこの時点でのお薦め度決定リストODには、動画C→動画F→動画D→動画E→動画Bの順でお薦め度が記憶されている。
以上の図8(A)乃至図10(B)に具体例を示したお薦め度決定処理が、撮影データ検索キーを変えつつCPU11により繰り返されることにより、動画A乃至動画Fのお薦め度が最終的に決定される。CPU11は、決定されたお薦め度に基づいた表示順で、ユーザ端末4において撮影データを表示させる(図6ステップS41参照)。
以上説明したように、本実施形態によれば、CPU11が、表示の対象となる複数の動画又は静止画の撮影データについて、今回の表示より前(即ち過去)における点数を撮影データの属性ごとにそれぞれ取得し、取得された属性ごとの点数を集計して、各撮影データの今回のお薦め度をその属性ごとにそれぞれ決定する。そしてCPU11が、今回表示される各撮影データの属性についてそれぞれ決定されたお薦め度に基づいた表示順で、各撮影データをそれぞれ表示させる。よって、今回表示させる各撮影データの属性について、今回の表示より前の表示における点数を用いてそれぞれ決定されたお薦め度に基づいた表示順で各撮影データをそれぞれ表示させることで、適切なお薦め度に基づいた表示順で、今回の各撮影データを表示させることができる。
取得される点数に、今回表示させる各撮影データをユーザが今回の表示より前に表示させた際の点数と、他のユーザが各撮影データを今回の表示より前に表示させた際の点数と、が含まれている。よって、CPU11が広いユーザの範囲の点数を取得することで、より適切なお薦め度に基づいた表示順で、今回の各撮影データを表示させることができる。
撮影データの表示順によりお薦め度の違いを認識させるので、より適切なお薦め度に基づいた表示順で、今回の各撮影データを判り易く表示させることができる。なお、お薦め度に基づいた表示としては、本実施形態に係る表示順を変えた表示の他に、その撮影データを表示するディスプレイ上の領域のサイズを変えてお薦め度の相違を表現する場合、撮影データごとにお薦め度に基づいた番号を同時に表示する場合、撮影データの表示を例えば枠で囲い、その枠の太さが優先度の違いを表す場合、等が他に考えられる。
Aタイプ及びBタイプのソート条件が撮影データの属性に基づいて設定されるので、各属性の特徴を反映させてより適切なお薦め度とすることができる。
Bタイプのソート条件では、一つの属性についての複数の点数があるので、各属性の特徴をより適切に反映させることができる。
CPU11が、過去複数回の撮影データの表示の点数を属性ごとに取得し、取得された各点数を属性ごとに加算して今回のお薦め度を属性ごとに決定する。よって、過去の履歴を反映させた適切なお薦め度に基づいた表示順で、今回の各撮影データを表示させることができる。
ウェブサーバ1が、撮影データについて、その属性(ソート条件)と点数とを関連付けたソート条件マスタCNDを記憶しているので、ウェブサーバ1自体で今回のお薦め度を属性ごとに決定することができる。
ユーザ端末4における動画又は静止画の撮影データの表示順が、お薦め度に基づいて制御されるので、適切なお薦め度に基づいた表示順で、今回の各撮影データの表示を行わせることができる。
撮影データがマラソン競技の大会ごとにランナーを撮影した動画又は静止画の撮影データであり、その撮影データがランナー競技者ごとに選択可能とされている。よって、ユーザが所望するランナーの撮影データを表示させてランナーごとに選択することができる。
ソート条件の一つが「ラップタイムが良い」とされている。よって、ラップタイムに応じて適切なお薦め度に基づいた表示順で、撮影データを表示させることができる。
なお、本実施形態では、CPU11は、撮影データをユーザ端末4のユーザに購入させる場合のユーザ端末4におけるお薦め度に基づいた表示順を制御した。しかしながらこれ以外に、CPU11は、例えば、音楽データ又は音声データをユーザ端末4のユーザに購入させる場合の、ユーザ端末4における音楽データ等のお薦め度に基づいた表示順を制御するように構成してもよい。この場合のお薦め度は、例えば、音楽データの図示しないスピーカによる放音順でお薦め度をユーザに認識させる場合や、音量の大小や再生時間の長短によりユーザに認識させるように制御することが考えられる。各ユーザの購入の対象となる音楽データは、本発明の「対象物」の他の一例である。各ユーザ端末4における音楽データの放音は、本発明の「対象物の出力」の他の一例である。
本実施形態の表示制御の対象たる撮影データから、いわゆるサムネイル表示用の撮影データの表示を除外し、購入処理の際に表示される(購入用の)撮影データを、本実施形態の表示制御の対象としても良い。
本実施形態では、ゼッケン番号により表示対象の撮影データを特定した。しかしながらこれ以外に、例えば複数のランナーが属するチーム又は団体でマラソン競技の大会に参加する場合等においては、例えばそのチーム名又は団体名とゼッケン番号とでランナーを特定して、撮影データをユーザ端末4に表示させるように構成してもよい。この場合は、ランナーが属するチーム又は団体ごとに撮影データを選択可能であるので、ユーザが所望するランナーの撮影データを表示させて所属チーム又は所属団体ごとに選択することができる。
点数として、撮影データを購入しようとするユーザが映っている撮影データについての点数を、そのユーザが映っていない撮影データの点数よりも高く設定するように構成してもよい。
実施形態では、購入対象が動画又は静止画の撮影データである場合について説明したが、これ以外に、動画の一部の撮影データが購入対象であってもよい。この場合の動画の一部とは、例えば、カメラ3bで撮影された動画Bのうち、ユーザがカメラ3bの前を通過した前後所定秒分の動画が該当する。
1 ウェブサーバ
2 データベース
3a、3b、3c、3d、3e、3f カメラ
4 ユーザ端末
10 ネットワーク
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 記憶部
15 通信部
16 バス
S 通信システム
MH マラソンコース
PM 計測地点マスタ
DM 撮影データマスタ
CM 購入種別マスタ
RD 大会結果データ
WD 天気データ
BD 購入データ
MT ソート条件集計データテーブル
ND お薦め度未決定リスト
OD お薦め度決定リスト
RL 検索結果リスト
ZC 属性データ
CND ソート条件マスタ
PRD 通過タイムデータ

Claims (14)

  1. 表示又は音による出力の対象となる複数の対象物それぞれの前記出力の態様を制御する出力制御装置において、
    各前記対象物の今回の前記出力より前における前記出力の優先度を、前記出力の対象となった各前記対象物の属性ごとにそれぞれ取得する取得手段と、
    前記取得手段によりそれぞれ取得された前記属性ごとの前記優先度を集計して、各前記対象物の今回の前記出力の集計優先度を、優先度として前記属性ごとにそれぞれ決定する決定手段と、
    今回出力される各前記対象物の前記属性について前記決定手段によりそれぞれ決定された前記集計優先度に応じた前記出力の態様で、各前記対象物をそれぞれ出力させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする出力制御装置。
  2. 請求項1に記載の出力制御装置において、
    前記取得手段により取得される前記優先度には、各前記対象物を今回出力させるユーザが各前記対象物を今回の前記出力より前に出力させた際の前記優先度と、他のユーザが各前記対象物を今回の前記出力より前に出力させた際の前記優先度と、が含まれていることを特徴とする出力制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の出力制御装置において、
    前記出力の態様は、前記対象物の前記表示又は音による出力順であることを特徴とする出力制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の出力制御装置において、
    一回の前記出力により集計される前記優先度が、前記属性に応じて異なることを特徴とする出力制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の出力制御装置において、
    前記取得手段は、過去複数回の前記対象物の前記出力の前記優先度を前記属性ごとに取得し、
    前記決定手段は、前記取得手段により取得された前記属性ごとの前記優先度を加算して、今回の前記対象物の前記出力の前記集計優先度を前記属性ごとに決定することを特徴とする出力制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の出力制御装置において、
    前記対象物について、前記属性と、前記優先度と、を関連付けた属性−優先度テーブルを記憶する記憶手段を更に備えることを特徴とする出力制御装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の出力制御装置において、
    前記対象物は動画データ又は静止画データであることを特徴とする出力制御装置。
  8. 請求項7に記載の出力制御装置において、
    前記対象物は、マラソン競技の大会ごとに競技者を撮影した動画データ又は静止画データであり、
    表示されている動画データ又は静止画データの、前記競技者ごとの前記ユーザによる選択を受け付ける選択受付手段を備え、
    前記選択受付手段により受け付けられた前記選択により優先度が決定されることを特徴とする出力制御装置。
  9. 請求項7に記載の出力制御装置において、
    前記対象物は、マラソン競技の大会ごとに競技者を撮影した動画データ又は静止画データであり、
    表示されている動画データ又は静止画データの、前記競技者が属する団体ごとの前記ユーザによる選択を受け付ける選択受付手段を備え、
    前記選択受付手段により受け付けられた前記選択により優先度が決定されることを特徴とする出力制御装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の出力制御装置において、
    前記属性の一つが、前記マラソン競技における予め設定された区間ごとのラップタイムであることを特徴とする出力制御装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の出力制御装置において、
    出力されている一又は複数の前記対象物の前記ユーザによる選択を受け付ける第2選択受付手段を備え、
    前記第2選択受付手段により受け付けられた前記選択により優先度が決定されることを特徴とする出力制御装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の出力制御装置において、
    今回の前記出力の態様が、前記対象物を出力させる前記ユーザごとに異なることを特徴とする出力制御装置。
  13. 表示又は音による出力の対象となる複数の対象物それぞれの前記出力の態様を制御する出力制御装置が実行する出力制御方法において、
    各前記対象物の今回の前記出力より前における前記出力の優先度を、前記出力の対象となった各前記対象物の属性ごとにそれぞれ取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいてそれぞれ取得された前記属性ごとの前記優先度を集計して、各前記対象物の今回の前記出力の集計優先度を、優先度として前記属性ごとにそれぞれ決定する決定ステップと、
    今回出力される各前記対象物の前記属性について前記決定ステップにおいてそれぞれ決定された前記集計優先度に応じた前記出力の態様で、各前記対象物をそれぞれ出力させる制御ステップと、
    を含むことを特徴とする出力制御方法。
  14. 表示又は音による出力の対象となる複数の対象物それぞれの前記出力の態様を制御する出力制御装置に含まれるコンピュータに、
    各前記対象物の今回の前記出力より前における前記出力の優先度を、前記出力の対象となった各前記対象物の属性ごとにそれぞれ取得する取得ステップと、
    前記取得ステップを実行する前記コンピュータによりそれぞれ取得された前記属性ごとの前記優先度を集計して、各前記対象物の今回の前記出力の集計優先度を、優先度として前記属性ごとにそれぞれ決定する決定ステップと、
    今回出力される各前記対象物の前記属性について前記決定ステップを実行する前記コンピュータによりそれぞれ決定された前記集計優先度に応じた前記出力の態様で、各前記対象物をそれぞれ出力させる制御ステップと、
    を実行させることを特徴とする出力制御プログラム。
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