JP2017067502A - 遮蔽障害が少ない受信強度を選択する管理装置、端末、プログラム及び方法 - Google Patents

遮蔽障害が少ない受信強度を選択する管理装置、端末、プログラム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017067502A
JP2017067502A JP2015190352A JP2015190352A JP2017067502A JP 2017067502 A JP2017067502 A JP 2017067502A JP 2015190352 A JP2015190352 A JP 2015190352A JP 2015190352 A JP2015190352 A JP 2015190352A JP 2017067502 A JP2017067502 A JP 2017067502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
principal component
load amount
terminal
component load
reception intensity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015190352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6553468B2 (ja
Inventor
修平 山口
Shuhei Yamaguchi
修平 山口
大輔 荒井
Daisuke Arai
大輔 荒井
智彦 大岸
Tomohiko Ogishi
智彦 大岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2015190352A priority Critical patent/JP6553468B2/ja
Publication of JP2017067502A publication Critical patent/JP2017067502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6553468B2 publication Critical patent/JP6553468B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】遮蔽障害が少ない受信強度を選択する管理装置等を提供する。【解決手段】複数のデバイスから発信された複数の周波数成分それぞれの電波を端末によって受信した際における、複数の受信強度を記憶した受信強度記憶手段を有する管理装置において、当該端末と各デバイスとの組毎に、複数の周波数成分それぞれの受信強度に基づいて、主成分分析によって所定成分eまでの主成分負荷量Leを算出する主成分負荷量算出手段と、当該端末に対する複数(N>1)のデバイスの主成分負荷量Lenにおける平均値Leave(=1/NΣn=1NLen)を算出し、当該平均値Leaveを含む所定の主成分負荷量範囲を設定する主成分負荷量範囲設定手段と、当該デバイスから当該端末が受信した電波の受信強度に基づく現主成分負荷量Leが、主成分負荷量範囲に含まれる場合にのみ、当該デバイスから受信した電波の受信強度を採用する受信強度選択手段とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、電波の受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)を計測する技術に関する。特に、近距離無線通信方式に基づく受信強度を利用した位置推定サービスに適する。
近年、オフラインの実店舗とオンラインの電子商取引との間の購買活動を連携するシステムとして、O2O(Online to Offline)と称されるサービスが普及しつつある。このサービスによれば、例えば、ユーザの位置を推定することによって、実店舗でユーザが当該商品に物理的に近接したことを検出した際に、そのユーザが所持する端末(例えばスマートフォン)のディスプレイに、当該商品に関するコンテンツを表示させることができる。
端末は、無線リンクとして、近距離無線通信方式(例えばBluetooth(登録商標)やZigbee(登録商標))又は狭域無線通信方式(例えば無線LAN)を用いている。その中でも、ユーザが当該商品に物理的に近接したことを検知する用途に対して、近距離無線通信方式のBluetoothを用いた「BLE(Bluetooth Low Energy)」が適する。BLEは、近距離無線規格Bluetoothの仕様策定団体である「Bluetooth SIG」によって、「低消費電力版Bluetooth」として規格化されたものである(例えば非特許文献1参照)。尚、Apple社のiOS7以降のOSに基づくiBeacon(登録商標)も、BLEに基づくものである(例えば非特許文献2参照)。
図1は、近距離無線通信方式を用いた第1のシステム構成図である。
図1によれば、顧客としてのユーザは、自らのスマートフォン2を所持して移動している。また、店舗内空間の至る所に、タグデバイス3が配置されている。タグデバイス3は、標準Bluetoothと比較して1/3程度の電力で動作するために、ボタン電池であっても数年稼働する。通信には、2.4MHz帯(ISMバンド)の電波を用いて、最大1Mbps程度で、1回に37byte以下の小容量データを伝送する。Bluetooth規格によれば、タグデバイス3は「advertiser」として機能し、端末2は「scanner」として機能する。タグデバイス3は、周期的に、デバイス情報を含む広報パケットを報知している。これによって、ユーザが店舗内を移動し、各タグデバイス3に接近する度に、スマートフォン2は、その広報パケットを受信することができる。
図2は、近距離無線通信方式を用いた第2のシステム構成図である。
図2によれば、図1とは逆に、ユーザが、タグデバイス3を所持して(身に付けて)移動している。また、店舗内空間の至る所に、サービス提供者によって、O2O専用アプリケーションが予めインストールされた端末(例えばスマートフォンやタブレット)2が配置されている。即ち、図2によれば、図1とは逆に、端末としてのスマートフォンは、ユーザ側ではなく、サービス提供者側にある。タグデバイス3を所持したユーザが、店舗内を移動することによって、端末2は、近接した当該タグデバイス3から「広報パケット」を受信する。
端末2のO2O専用アプリケーションは、アクセスネットワーク(無線LANや携帯電話網)を介して、そのデバイス情報を管理装置1へ送信する。管理装置1は、端末2によって計測された、タグデバイス3から発信された電波の受信強度を収集し、ユーザの位置を推定することができる。
従来、タグデバイスから定期的に送信される広報パケットの受信強度(RSSI)を用いて、当該スマートフォンの位置を推定する技術がある(例えば非特許文献3参照)。この技術によれば、「フィンガープリント方式」を用いている。この方式は、学習フェーズとして、複数の所定位置(x,y)(座標形式)毎に、複数のタグデバイスからのRSSIの組を事前に計測し、フィンガープリントとして記憶しておく。現時点における複数のタグデバイスからのRSSIと、フィンガープリントとを比較して、現時点の位置を推定することができる。
「Specification of the Bluetooth System」、[online]、[平成27年9月5日検索]、インターネット<URL:https://www.bluetooth.org/en-us> Apple社、「iBeacon for Developers」、[online]、[平成27年9月5日検索]、インターネット<URL:https://developer.apple.com/ibeacon/> H. Koyuncu and S. H. Yang, "Improved Fingerprint Localization by Using Static and Dynamic Segmentation," Computational Science and Computational Intelligence (CSCI), 2014 International Conference on, vol. 1. pp. 149-156, 2014. Rと主成分分析、[online]、[平成27年9月5日検索]、インターネット<URL:http://www1.doshisha.ac.jp/~mjin/R/24/24.html> 主成分負荷量について、[online]、[平成27年9月5日検索]、インターネット<URL:http://tmats.net/?p=2785> 統計ソフトウェア「R」、[online]、[平成27年9月5日検索]、インターネット<URL:https://www.r-project.org/> prcomp関数(日本語版)、[online]、[平成27年9月5日検索]、インターネット<URL:https://cran.r-project.org/doc/contrib/manuals-jp/Mase-Rstatman.pdf> Guo, D. Zhang, and L. M. Ni, "Localizing Multiple Objects in an RF-based Dynamic Environment," 2012 IEEE 32nd Int. Conf. Distrib. Comput. Syst., pp. 576-585, Jun. 2012.
しかしながら、O2Oのサービスシステムによれば、屋内環境で利用される場合が多いために、新たな遮蔽障害によって、同じ位置であっても受信強度が変化することがある。タグデバイス(送信側)と端末(受信側)との間で無線で通信するために、壁や設置物などによって電波が反射・回折する。このとき、受信機側では、複数の経路から同じ電波を受信してしまうマルチパスが発生する。マルチパスが生じた場合、複数の距離が異なる経路の電波を受信するため、受信機における受信強度は、様々な経路の電波を併せた値として算出される。具体的には、屋内環境におけるレイアウト変更等によってマルチパスの経路も変化し、受信機側における受信強度にも影響を及ぼす。
この場合、受信強度を用いた位置推定サービスによれば、受信強度の誤差が、推定位置の誤差として直接的に影響を与える。具体的には、学習フェーズと位置推定フェーズとで、屋内の遮蔽環境が異なることによって、位置推定結果に誤差を含むこととなる。
これに対し、本願の発明者らは、LOS(Line-of-Sight)経路が遮断された送信機及び受信機の組の受信強度を除去することができれば、電波の受信強度を用いた位置推定の精度を高めることができるのではないか?と考えた。即ち、送信機と受信機との間で、できる限り、反射・減衰せずに直接到達する電波のみを用いて位置を推定することができないか?と考えた。LOS経路は、環境の変化の影響を受けづらいため、受信強度のブレも小さくなる。
そこで、本発明は、遮蔽障害が少ない受信強度を選択する管理装置、端末、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、複数のデバイスから発信された複数の周波数成分それぞれの電波を端末によって受信した際における、複数の受信強度を記憶した受信強度記憶手段を有する管理装置において、
当該端末と各デバイスとの組毎に、複数の周波数成分それぞれの受信強度に基づいて、主成分分析によって所定成分eまでの主成分負荷量Leを算出する主成分負荷量算出手段と、
当該端末に対する複数(N>1)のデバイスの主成分負荷量Lenにおける平均値Leave(=1/NΣn=1 NLen)を算出し、当該平均値Leaveを含む所定の主成分負荷量範囲を設定する主成分負荷量範囲設定手段と、
当該デバイスから当該端末が受信した電波の受信強度に基づく現主成分負荷量Leが、主成分負荷量範囲に含まれる場合にのみ、当該デバイスから受信した電波の受信強度を採用する受信強度選択手段と
を有することを特徴とする。
本発明の管理装置における他の実施形態によれば、
主成分負荷量範囲設定手段は、所定の主成分負荷量範囲を、所定成分eに応じて以下のように設定する
(Leave−v) ≦ LeN ≦ (Leave+w)
v:平均値Leave以下となる範囲を表す所定係数
w:平均値Leave以上となる範囲を表す所定係数
ことも好ましい。
本発明の管理装置における他の実施形態によれば、
主成分負荷量範囲設定手段は、所定の主成分負荷量範囲を、所定成分eに応じて、平均値Leaveを中央値として、当該主成分負荷量の標準偏差Lestdに基づく分布範囲を以下のように設定する
(Leave−α*Lestd) ≦ LeN ≦ (Leave+α*Lestd
α:調整係数
ことも好ましい。
本発明の管理装置における他の実施形態によれば、
主成分負荷量算出手段は、統計ソフトウェア「R」における関数prcomp又はprincompであることも好ましい。
本発明の管理装置における他の実施形態によれば、
デバイスは、BLE(Bluetooth Low Energy)又はiBeacon(登録商標)の同一の近距離無線規格に基づくタグデバイスであり、
複数のデバイスから発信された複数の周波数成分それぞれの電波は、Advertising Packetであることも好ましい。
本発明の管理装置における他の実施形態によれば、
管理装置は、
学習フェーズとして、参照点位置毎に、当該端末に対するタグデバイス毎の電波の受信強度の組を予め記憶したフィンガープリント記憶手段と、
フィンガープリント記憶手段を用いて、受信強度選択手段によって採用されたタグデバイス毎の電波の受信強度から、参照点位置を推定する参照点位置推定手段と
を更に有することも好ましい。
本発明の管理装置における他の実施形態によれば、
フィンガープリント記憶手段は、学習フェーズとして、端末を所持したオペレータが実際に所定範囲を移動することによって、参照点位置毎に、端末によって受信されたタグデバイス毎の電波の受信強度を記憶することも好ましい。
本発明によれば、複数のデバイスから発信された複数の周波数成分それぞれの電波を受信した際における、複数の受信強度を記憶した受信強度記憶手段を有する端末において、
当該端末と各デバイスとの組毎に、複数の周波数成分それぞれの受信強度に基づいて、主成分分析によって所定成分eまでの主成分負荷量Leを算出する主成分負荷量算出手段と、
当該端末に対する複数(N>1)のデバイスの主成分負荷量Lenにおける平均値Leave(=1/NΣn=1 NLen)を算出し、当該平均値Leaveを含む所定の主成分負荷量範囲を設定する主成分負荷量範囲設定手段と、
当該デバイスから当該端末が受信した電波の受信強度に基づく現主成分負荷量Leが、主成分負荷量範囲に含まれる場合にのみ、当該デバイスから受信した電波の受信強度を採用する受信強度選択手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のデバイスから発信された複数の周波数成分それぞれの電波を端末によって受信した際における、複数の受信強度を記憶した受信強度記憶手段を有する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
当該端末と各デバイスとの組毎に、複数の周波数成分それぞれの受信強度に基づいて、主成分分析によって所定成分eまでの主成分負荷量Leを算出する主成分負荷量算出手段と、
当該端末に対する複数(N>1)のデバイスの主成分負荷量Lenにおける平均値Leave(=1/NΣn=1 NLen)を算出し、当該平均値Leaveを含む所定の主成分負荷量範囲を設定する主成分負荷量範囲設定手段と、
当該デバイスから当該端末が受信した電波の受信強度に基づく現主成分負荷量Leが、主成分負荷量範囲に含まれる場合にのみ、当該デバイスから受信した電波の受信強度を採用する受信強度選択手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、複数のデバイスから発信された複数の周波数成分それぞれの電波を端末によって受信した際における、複数の受信強度を記憶した受信強度記憶手段を有する装置の受信強度選択方法において、
装置が
当該端末と各デバイスとの組毎に、複数の周波数成分それぞれの受信強度に基づいて、主成分分析によって所定成分eまでの主成分負荷量Leを算出する第1のステップと、
当該端末に対する複数(N>1)のデバイスの主成分負荷量Lenにおける平均値Leave(=1/NΣn=1 NLen)を算出し、当該平均値Leaveを含む所定の主成分負荷量範囲を設定する第2のステップと、
当該デバイスから当該端末が受信した電波の受信強度に基づく現主成分負荷量Leが、主成分負荷量範囲に含まれる場合にのみ、当該デバイスから受信した電波の受信強度を採用する第3のステップと
を実行することを特徴とする。
本発明の管理装置、端末、プログラム及び方法によれば、遮蔽障害が少ない受信強度を選択することができる。これによって、電波の受信強度を用いた位置推定の精度を高めることができる。
近距離無線通信方式を用いた第1のシステム構成図である。 近距離無線通信方式を用いた第2のシステム構成図である。 本発明における管理装置(及び端末)の機能構成図である。 本発明におけるシステムのシーケンス図である。 屋内環境における参照点位置を表す外観図である。 本発明におけるフィンガープリント記憶部及び位置推定部のデータ構成を表す説明図である。 χ距離における累積密度と誤差との関係を表すグラフである。 本発明と一般的方式とを比較した、評価結果及びχ距離を表す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図3は、本発明における管理装置(及び端末)の機能構成図である。
図4は、本発明におけるシステムのシーケンス図である。
図3によれば、管理装置1(又は端末2)は、受信強度記憶部10と、主成分負荷量算出部11と、主成分負荷量範囲設定部12と、受信強度選択部13とを有する。また、受信強度に基づくユーザの位置を推定するために、フィンガープリント記憶部14と、参照点位置推定部15とを有する。これら機能構成部は、管理装置1(又は端末2)に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。尚、これら機能構成部の処理の流れは、受信強度選択方法としても理解できる。
[受信強度記憶部10]
受信強度記憶部10は、複数のタグデバイス3(デバイス)から発信された複数の周波数成分それぞれの電波を端末によって受信した際における、複数の受信強度を記憶したものである。例えばBLE規格によれば、タグデバイス3は、複数の異なる周波数成分毎に、広報パケット「Advertising Packet」の電波を、周期的(例えば100ms(規格として20ms〜10.24s))に発信している。端末2は、マスター側として機能し、タグデバイス3から発信される広報パケットを受信する。端末2はこのとき、受信強度(RSSI)を計測する。そして、端末2は、広報パケットにおけるID(IDentifier)及び受信強度を、管理装置1へ送信する。
ID (Advertising Packetを送信したタグデバイスのUUID)
受信強度 (受信したAdvertising PacketのRSSI)
例えば、N個のタグデバイス(送信側)1と、1台の端末(受信側)2とが存在するとする。このとき、各タグデバイス3は、q個の周波数成分の電波を発信している。端末2は、所定時間毎に、受信した電波の周波数成分毎の受信強度の代表値(例えば中央値又は平均値)を計測する。これら受信強度の代表値は、端末2から管理装置1へ送信され、受信強度記憶部10によって記憶される。これら受信強度の代表値は、例えば以下のように表される。
Xchg=[xq1・・・xqj・・・xqN] 式(1)
[主成分負荷量算出部11]
主成分負荷量算出部11は、当該端末と各デバイスとの組毎に、複数の周波数成分それぞれの受信強度に基づいて、主成分分析によって所定成分eまでの主成分負荷量Leを算出する。
「主成分分析(principal component analysis)」とは、多数の変数に基づく量的データの変数間の相関を排除し、できるだけ少ない情報の損失で、少数個の無相関な合成変数(線形結合式)に縮約して分析する技術をいう(例えば非特許文献4参照)。縮約された合成変数の係数を「主成分」という。
分散(相関)を最大化する主成分は、データの分散共分散行列(相関係数行列)の固有値λと固有ベクトルuによって表される。
固有ベクトルu:主成分
固有値λ :固有ベクトルuに含まれる情報の多少
固有値λは、主成分得点の標準偏差の2乗に等しい。固有値λが大きい主成分(固有値ベクトル)ほど、元のデータの情報を多く含んでいる。
第1主成分:最も大きい固有値に対応する主成分
第2主成分:第1主成分の次に大きい固有値に対応する主成分
・・・・・
第n主成分:最も小さい固有値に対応する主成分
主成分にデータ全体の情報がどれぐらい含まれているかは、その主成分に対応する固有値(標準偏差の2乗)が、固有値全体(標準偏差の2乗の合計)の中でどれぐらいの割合を占めているかによって表される。
各固有値が固有値全体に占める割合を「寄与率」、その寄与率を累積したものを「累積寄与率」と称する。主成分分析の場合、寄与率が大きい少数個の主成分を用いる。即ち、q個の主成分にデータ全体の何割の情報が含まれているかは、第q主成分までの累積寄与率を用いて表す。
具体的に、主成分負荷量算出部11は、受信強度記憶部10に記憶された受信強度を用いて、以下のように主成分を分析する。
最初に、Xchgの和をXとして、以下のように表す。
X=Σi=1 qXchi 式(2)
次に、Xの平均Xを、以下のように表す。
=1/N・Σn=1 NXn 式(3)
また、共分散行列Sを、以下のように表す。
S=1/N・Σn=1 N(Xn−X)(Xn−X)T 式(4)
そして、固有値問題を解くことによって、固有値λ及び固有値ベクトルuが得られる。
S*u=λ*u 式(5)
これによって算出したλ及びuによって、主成分負荷量Leを、以下のように算出する(例えば非特許文献5参照)。ここで、主成分負荷量Leは、第e主成分まで算出可能である。
Le=√λ*u 式(6)
主成分負荷量算出部11は、統計ソフトウェア「R」における関数prcomp又はprincompを用いることが好ましい(例えば非特許文献6及び7参照)。関数prcompによれば、固有値の代わりに、標準偏差(standard deviation)を出力する。標準偏差は、各主成分得点の標準偏差で、固有値の正の平方根に等しい。元の変数がn個あると、非ゼロである固有値及び主成分(固有ベクトル)はk(≦n)個を算出する。主成分分析の目的は、できるだけ少ない主成分に、元の変数の情報を吸収することにある。主成分分析によれば、第q番目の主成分までに、元の変数の情報がどれだけ吸収できたかが問題となる。その判断のために、寄与率と累積寄与率に関する情報が必要となる。例えば、5次元データについて、第2主成分までの累積寄与率が0.997(99,7%)である場合、そのデータの情報のほとんどが、第1、2主成分に縮約されている。
[主成分負荷量範囲設定部12]
主成分負荷量範囲設定部12は、当該端末に対する複数(N>1)のデバイスの主成分負荷量Lenにおける平均値Leave(=1/NΣn=1 NLen)を算出し、当該平均値Leaveを含む所定の主成分負荷量範囲を設定する。例えば、環境内にN=16個のタグデバイスが存在する場合、Le1〜Le16の平均値となる。主成分負荷量範囲設定部12は、所定の主成分負荷量範囲を、所定成分eに応じて以下のように設定する。
(Leave−v) ≦ LeN ≦ (Leave+w) 式(7)
v:平均値Leave以下となる範囲を表す所定係数
w:平均値Leave以上となる範囲を表す所定係数
また、主成分負荷量範囲設定部12は、所定の主成分負荷量範囲を、所定成分eに応じて、平均値Leaveを中央値として、当該主成分負荷量の標準偏差Lestdに基づく分布範囲を以下のように設定することも好ましい。例えば、環境内にN=16個のタグデバイスが存在する場合、標準偏差も、Le1〜Le16の標準偏差となる。
(Leave−α*Lestd) ≦ LeN ≦ (Leave+α*Lestd) 式(8)
α:調整係数
[受信強度選択部13]
受信強度選択部13は、当該デバイスから当該端末が受信した電波の受信強度に基づく現主成分負荷量Leが、主成分負荷量範囲に含まれる場合にのみ、当該デバイスから受信した電波の受信強度を採用する。即ち、端末(受信側)2とそのタグデバイス(送信側)3との間では、「LOS経路にある」と判定する。
逆に、主成分負荷量範囲に含まれない現主成分負荷量Leの受信強度は、除去する。即ち、端末(受信側)2とそのタグデバイス(送信側)3との間では、「LOS経路にない」と判定する。
図5は、屋内環境における参照点位置を表す外観図である。
図5によれば、屋内環境(縦8m×横7.5m×高さ3m)に、16個のタグデバイスが設置されている。図5(a)は、遮蔽障害物がほとんどない環境であり、図5(b)は、遮蔽障害物が存在する環境である。図5(b)によれば、遮蔽障害物として、パーテーション(床からの高さ約150〜180cm)、ホワイトボード(床からの高さ約210cm)、アルミシート(天井からの長さ約210cm)が用いられている。パーテーション及びホワイトボードは、床に設置され、アルミシートは、天井から吊るされている。
[フィンガープリント記憶部14]
フィンガープリント記憶部14は、学習フェーズとして、参照点位置毎に、当該端末に対するタグデバイス毎の電波の受信強度の組を予め記憶したものである。フィンガープリント記憶部14は、学習フェーズとして、端末を所持したオペレータが実際に所定範囲を移動することによって、参照点位置毎に、端末によって受信されたタグデバイス毎の電波の受信強度を記憶する。
前述した図5(a)によれば、端末2を所持したユーザが、屋内環境内を移動している。ここでは、33点の参照点位置における各タグデバイスからの電波の受信強度群が、フィンガープリント記憶部14で学習的に記憶される。尚、図5における参照点位置は、ユーザの歩行速度をおよそ0.5m/sとし、1秒毎に計測した場合、参照点間はおよそ0.5mとなる。
[位置推定部15]
位置推定部15は、フィンガープリント記憶部14を用いて、受信強度選択部13によって採用されたタグデバイス毎の電波の受信強度から、参照点位置を推定する。具体的には、フィンガープリントとしてのタグデバイス毎の受信強度群と、現に受信したクエリとなるタグデバイス単位の受信強度群とを比較する。そして、最も類似するフィンガープリントの受信強度群における参照点位置を選択する。結果的に、その参照点位置を、タグデバイスを所持するユーザの位置と推定する。
図6は、本発明におけるフィンガープリント記憶部及び位置推定部のデータ構成を表す説明図である。
図6によれば、参照点位置毎に、端末2によって受信された、複数のタグデバイス3からの複数の周波数成分に基づく受信強度群を表す。このデータ構成は、フィンガープリント記憶部14によって記憶される。このように、参照点位置毎の受信強度の次元数は増大する。そして、クエリとして、ユーザの端末2からの現受信強度群と、フィンガープリント記憶部14とを比較することによって、多数の次元数で比較して、最も近い参照点位置を検索する。
<本発明に基づく位置推定の精度>
本発明に基づく位置推定の精度を表す評価指標として、「χ距離」を用いる。この値が小さいほど、周辺環境の変化(遮蔽障害の有無)の影響を受けていないことを意味する。
Duv=D(mu,mv)=1/2・Σr=1 R{(ou(r)−ov(r))]2/(ou(r)+ov(r))}
式(9)
Duv:χ距離
D(mu,mv):ou及びovの差の総和
U:遮蔽障害ありの環境
V:遮蔽障害なしの環境
r:累積分布U及びVについて、座標ou(Xw,Yr)及びov(Xz,Yr)は、累積分布の
縦軸をR個のセクションに分割した際の各セクションの座標
図7は、χ距離における累積密度と誤差との関係を表すグラフである。
図7によれば、同一の累積値であっても、遮蔽障害ありの環境Uの方が、遮蔽障害なしの環境Vよりも、位置推定の誤差が大きいことが理解できる。
図8は、本発明と一般的方式とを比較した、評価結果及びχ距離を表す説明図である。
本発明の効果を確認するため、受信強度の位置推定の技術(フィンガープリント方式)を用いて、環境の変化の前後で、χ距離を比較した。環境の変化は、環境内に遮蔽障害物を追加することによって計測した。
学習用データ(フィンガープリント):遮蔽障害なしの環境で収集したデータ群
位置推定データ :遮蔽障害ありの環境で収集したデータ群(P1,P2,P3,P4)
:遮蔽障害なしの環境で収集したデータ群(P5,P6,P7,P8)
主成分e=1
調整係数α=3
学習データS1及び位置推定データP1〜P8を用いて、フィンガープリント方式で位置を推定した際における、図5の黒丸点毎の誤差を累積分布で表す。そして、一般的なフィンガープリント方式の累積分布と、本発明に基づくフィンガープリント方式の累積分布とを、χ距離で算出した。4個のデータ群に基づく平均及び標準偏差を、遮蔽障害あり/なしの2種類で比較して算出した。
図8によれば、遮蔽障害なしと遮蔽障害ありの環境で比較した場合、χ距離の平均値は以下のようになった。
一般的なフィンガープリントのχ距離の平均値 :0.606
本発明を用いたフィンガープリントのχ距離の平均値:0.433
本発明によれば、一般的な方式と比較して、χ距離で28%も、位置推定の精度が高まることが理解できる。
また、遮蔽なし同士の環境(環境の変化がない)で比較した場合、χ距離の平均値は以下のようになった。
一般的なフィンガープリントでのχ距離の平均値 :0.062
本発明を用いたフィンガープリントのχ距離の平均値:0.046
いずれもχ距離で低い値となり、遮蔽障害の影響を受けていないことが理解できる。
<LOS経路の受信強度を推定する従来技術>
従来、本願発明と異なるものとして、LOS経路の受信強度を推定する技術がある(例えば非特許文献8参照)。この技術によれば、LOS経路の電波伝搬(送信機と受信機との間で通信される電波の挙動)を、フリスの公式によって、以下のように表す。
Pr=|p|=PtGtGrλ2/(4πd) 2 式(10)
Pr:受信機の受信強度(dBm)
Pt:送信機の送信出力(dBm)
Gt:送信機のアンテナ利得(dBm)
Gr:受信機のアンテナ利得(dBm)
λ:電波の波長(m)
d:LOS経路の経路長(m)
しかしながら、実環境によれば、LOSではないNLOS(None-Line-of-Sight)経路が多く存在し、反射等によって、以下のようにエネルギーが低下する。
|p|=γ{PtGtGrλ2/(4πd) 2} 式(11)
γ:反射係数(γ∈(0,1))
ここで、LOS経路の経路長dは、実環境における受信機及び送信機の間の距離とは異なる。マルチパス環境下における受信機における受信強度は、全ての経路を組み合わせて算出され、以下のように表される。
|p|=|Σi=1 ni | 式(12)
送信機と受信機との間で、n個の電波伝播経路を想定した場合、以下のように表される。
|p|=((Σi=1 ni{PtGtGrλ2/(4πd) 2sin(di/λ)))2
+(Σi=1 ni{PtGtGrλ2/(4πd) 2cos(di/λ))2)1/2
=f(γi,di) 式(13)
式(4)によれば、各経路の直交分解を用いて、合成したシグナルの受信電力を得る。Pt,Gt,Gr及びπは、一定値であり、Ptは、利用者による設定値である。送信機と受信機のアンテナ利得は、機器仕様として決定されている。
最大チャネル数をmとすると、これらのチャネルの波長は、λj, j∈[1,m]となる。そのため、電波の波長の違いによって異なる受信電力を得ることになり、以下の式のように表される。
ε1=fλ1(d1・・・,dn1・・・,γn)−|pλ1 |,
ε2=fλ2(d1・・・,dn1・・・,γn)−|pλ2 |,
・・・・・
εm=fλm(d1・・・,dn1・・・,γn)−|pλm | 式(14)
Min(Σj=1 mj)2) 式(15)
ここで、εiは、個々の誤差差分である。誤差差分を最小化する適切なd1・・・,dn1・・・,γnを算出することを目的とする。前述した式(12)を満たす際のd1の値がLOSの経路長となる。そのd1を式(10)に改めて代入することにより、LOSの受信強度を算出することができる。
しかしながら、非特許文献4に記載の従来技術によれば、算出されるLOS経路の受信強度は、必ず何らかの値が算出される。そのために、送信機と受信機との間に、設置物や人物等が存在し、LOS経路が遮蔽される場合であっても、本来存在しないLOS経路の受信強度を算出することとなる。即ち、LOS経路を遮蔽された受信機及び送信機の組を推定できないと。その点で、本願発明と全く異なるものである。
以上、詳細に説明したように、本発明の管理装置、端末、プログラム及び方法によれば、遮蔽障害が少ない受信強度を選択することができる。これによって、電波の受信強度を用いた位置推定の精度を高めることができる。このような機能は、O2Oに限らず、IoT(Internet of Things)やIoE(Internet of Everything)、M2M(Machine-to-Machine)など、様々な近距離無線通信システムに適用することができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 管理装置
10 受信強度記憶部
11 主成分負荷量算出部
12 主成分負荷量範囲設定部
13 受信強度選択部
14 フィンガープリント記憶部
15 参照点位置推定部
2 端末
3 デバイス、タグデバイス

Claims (10)

  1. 複数のデバイスから発信された複数の周波数成分それぞれの電波を端末によって受信した際における、複数の受信強度を記憶した受信強度記憶手段を有する管理装置において、
    当該端末と各デバイスとの組毎に、複数の周波数成分それぞれの受信強度に基づいて、主成分分析によって所定成分eまでの主成分負荷量Leを算出する主成分負荷量算出手段と、
    当該端末に対する複数(N>1)のデバイスの前記主成分負荷量Lenにおける平均値Leave(=1/NΣn=1 NLen)を算出し、当該平均値Leaveを含む所定の主成分負荷量範囲を設定する主成分負荷量範囲設定手段と、
    当該デバイスから当該端末が受信した電波の受信強度に基づく現主成分負荷量Leが、前記主成分負荷量範囲に含まれる場合にのみ、当該デバイスから受信した電波の受信強度を採用する受信強度選択手段と
    を有することを特徴とする管理装置。
  2. 前記主成分負荷量範囲設定手段は、所定の主成分負荷量範囲を、所定成分eに応じて以下のように設定する
    (Leave−v) ≦ LeN ≦ (Leave+w)
    v:平均値Leave以下となる範囲を表す所定係数
    w:平均値Leave以上となる範囲を表す所定係数
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記主成分負荷量範囲設定手段は、所定の主成分負荷量範囲を、所定成分eに応じて、前記平均値Leaveを中央値として、当該主成分負荷量の標準偏差Lestdに基づく分布範囲を以下のように設定する
    (Leave−α*Lestd) ≦ LeN ≦ (Leave+α*Lestd
    α:調整係数
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  4. 前記主成分負荷量算出手段は、統計ソフトウェア「R」における関数prcomp又はprincompである
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の管理装置。
  5. 前記デバイスは、BLE(Bluetooth Low Energy)又はiBeacon(登録商標)の同一の近距離無線規格に基づくタグデバイスであり、
    複数のデバイスから発信された複数の周波数成分それぞれの電波は、Advertising Packetである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の管理装置。
  6. 前記管理装置は、
    学習フェーズとして、参照点位置毎に、当該端末に対するタグデバイス毎の電波の受信強度の組を予め記憶したフィンガープリント記憶手段と、
    前記フィンガープリント記憶手段を用いて、前記受信強度選択手段によって採用されたタグデバイス毎の電波の受信強度から、前記参照点位置を推定する参照点位置推定手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の管理装置。
  7. 前記フィンガープリント記憶手段は、学習フェーズとして、前記端末を所持したオペレータが実際に所定範囲を移動することによって、参照点位置毎に、前記端末によって受信されたタグデバイス毎の電波の受信強度を記憶する
    ことを特徴とする請求項6に記載の管理装置。
  8. 複数のデバイスから発信された複数の周波数成分それぞれの電波を受信した際における、複数の受信強度を記憶した受信強度記憶手段を有する端末において、
    当該端末と各デバイスとの組毎に、複数の周波数成分それぞれの受信強度に基づいて、主成分分析によって所定成分eまでの主成分負荷量Leを算出する主成分負荷量算出手段と、
    当該端末に対する複数(N>1)のデバイスの前記主成分負荷量Lenにおける平均値Leave(=1/NΣn=1 NLen)を算出し、当該平均値Leaveを含む所定の主成分負荷量範囲を設定する主成分負荷量範囲設定手段と、
    当該デバイスから当該端末が受信した電波の受信強度に基づく現主成分負荷量Leが、前記主成分負荷量範囲に含まれる場合にのみ、当該デバイスから受信した電波の受信強度を採用する受信強度選択手段と
    を有することを特徴とする端末。
  9. 複数のデバイスから発信された複数の周波数成分それぞれの電波を端末によって受信した際における、複数の受信強度を記憶した受信強度記憶手段を有する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    当該端末と各デバイスとの組毎に、複数の周波数成分それぞれの受信強度に基づいて、主成分分析によって所定成分eまでの主成分負荷量Leを算出する主成分負荷量算出手段と、
    当該端末に対する複数(N>1)のデバイスの前記主成分負荷量Lenにおける平均値Leave(=1/NΣn=1 NLen)を算出し、当該平均値Leaveを含む所定の主成分負荷量範囲を設定する主成分負荷量範囲設定手段と、
    当該デバイスから当該端末が受信した電波の受信強度に基づく現主成分負荷量Leが、前記主成分負荷量範囲に含まれる場合にのみ、当該デバイスから受信した電波の受信強度を採用する受信強度選択手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 複数のデバイスから発信された複数の周波数成分それぞれの電波を端末によって受信した際における、複数の受信強度を記憶した受信強度記憶手段を有する装置の受信強度選択方法において、
    前記装置が
    当該端末と各デバイスとの組毎に、複数の周波数成分それぞれの受信強度に基づいて、主成分分析によって所定成分eまでの主成分負荷量Leを算出する第1のステップと、
    当該端末に対する複数(N>1)のデバイスの前記主成分負荷量Lenにおける平均値Leave(=1/NΣn=1 NLen)を算出し、当該平均値Leaveを含む所定の主成分負荷量範囲を設定する第2のステップと、
    当該デバイスから当該端末が受信した電波の受信強度に基づく現主成分負荷量Leが、前記主成分負荷量範囲に含まれる場合にのみ、当該デバイスから受信した電波の受信強度を採用する第3のステップと
    を実行することを特徴とする装置の受信強度選択方法。
JP2015190352A 2015-09-28 2015-09-28 遮蔽障害が少ない受信強度を選択する管理装置、端末、プログラム及び方法 Active JP6553468B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015190352A JP6553468B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 遮蔽障害が少ない受信強度を選択する管理装置、端末、プログラム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015190352A JP6553468B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 遮蔽障害が少ない受信強度を選択する管理装置、端末、プログラム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017067502A true JP2017067502A (ja) 2017-04-06
JP6553468B2 JP6553468B2 (ja) 2019-07-31

Family

ID=58492147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015190352A Active JP6553468B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 遮蔽障害が少ない受信強度を選択する管理装置、端末、プログラム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6553468B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019058985A1 (ja) * 2017-09-21 2019-03-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 処理装置、処理方法及びコンピュータプログラム
JP2019174164A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 Kddi株式会社 物体認識情報及び受信電磁波情報に係るモデルを用いて端末位置を推定する装置、プログラム及び方法
JP2020173177A (ja) * 2019-04-11 2020-10-22 日本電気株式会社 位置推定装置、移動体装置、空間データ提示装置、位置推定方法及びプログラム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224489A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Yamatake Corp 位置推定装置
JP2010074699A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Brother Ind Ltd 無線通信システム
JP2012529635A (ja) * 2009-06-12 2012-11-22 ユニベルシテ ピエール エ マリー キュリー(パリ6) 無線電話ネットワークの移動局のジオロケーション
JP2013003084A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Mitsubishi Electric Corp 測位装置及び測位方法
US20130051434A1 (en) * 2008-03-18 2013-02-28 Argon St, Inc. System and method for mitigating severe multipath interference for geolocation & navigation
JP2014192813A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Kddi Corp チャネル毎の電波受信強度に基づいて特定位置を検知する端末、方法及びプログラム
JP2014216726A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 株式会社Nttドコモ 無線タグ捜索方法およびその装置
JP2015158492A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社リコー 無線通信装置間の距離を算出する方法とシステム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224489A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Yamatake Corp 位置推定装置
US20130051434A1 (en) * 2008-03-18 2013-02-28 Argon St, Inc. System and method for mitigating severe multipath interference for geolocation & navigation
JP2010074699A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Brother Ind Ltd 無線通信システム
JP2012529635A (ja) * 2009-06-12 2012-11-22 ユニベルシテ ピエール エ マリー キュリー(パリ6) 無線電話ネットワークの移動局のジオロケーション
JP2013003084A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Mitsubishi Electric Corp 測位装置及び測位方法
JP2014192813A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Kddi Corp チャネル毎の電波受信強度に基づいて特定位置を検知する端末、方法及びプログラム
JP2014216726A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 株式会社Nttドコモ 無線タグ捜索方法およびその装置
JP2015158492A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社リコー 無線通信装置間の距離を算出する方法とシステム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
原田 直弥 NAOYA HARADA: "無線LAN環境における主成分分析を用いたハイブリッド位置推定手法 A Hybrid Approach Using Principal", 電子情報通信学会技術研究報告 VOL.108 NO.290 IEICE TECHNICAL REPORT, vol. 第108巻, JPN6018051825, 6 November 2008 (2008-11-06), JP, ISSN: 0003950404 *

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019058985A1 (ja) * 2017-09-21 2019-03-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 処理装置、処理方法及びコンピュータプログラム
JP2019056649A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 株式会社オートネットワーク技術研究所 処理装置、処理方法及びコンピュータプログラム
CN111108405A (zh) * 2017-09-21 2020-05-05 株式会社自动网络技术研究所 处理装置、处理方法及计算机程序
US10994700B2 (en) 2017-09-21 2021-05-04 Autonetworks Technologies, Ltd. Processing device, processing method, and computer program
JP2019174164A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 Kddi株式会社 物体認識情報及び受信電磁波情報に係るモデルを用いて端末位置を推定する装置、プログラム及び方法
JP2020173177A (ja) * 2019-04-11 2020-10-22 日本電気株式会社 位置推定装置、移動体装置、空間データ提示装置、位置推定方法及びプログラム
JP7459457B2 (ja) 2019-04-11 2024-04-02 日本電気株式会社 位置推定装置、移動体装置、空間データ提示装置、位置推定方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6553468B2 (ja) 2019-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Tomic et al. 3-D target localization in wireless sensor networks using RSS and AoA measurements
Barai et al. Estimate distance measurement using NodeMCU ESP8266 based on RSSI technique
Farid et al. Recent advances in wireless indoor localization techniques and system
Zou et al. Freedetector: Device-free occupancy detection with commodity wifi
Kaltiokallio et al. A fade level-based spatial model for radio tomographic imaging
CN103874118B (zh) WiFi室内定位中基于贝叶斯回归的Radio Map校正方法
Gomez-de-Gabriel et al. Monitoring harness use in construction with BLE beacons
CN111226128A (zh) 中央控制器使用波束形成动态信息的运动检测
Liu et al. Survey of wireless based indoor localization technologies
US10338193B2 (en) Apparatus and method for RSS/AoA target 3-D localization in wireless networks
CN105474717B (zh) 使用移动设备室内位置信息对接入点的室内位置确定
CN113366331A (zh) 基于先前概率确定从无线信号检测到的运动的位置
CN111868569A (zh) 基于无线信号分析来检测存在
CN113383244A (zh) 确定从无线信号检测到的运动的位置
Ren et al. D-Log: A WiFi Log-based differential scheme for enhanced indoor localization with single RSSI source and infrequent sampling rate
JP6553468B2 (ja) 遮蔽障害が少ない受信強度を選択する管理装置、端末、プログラム及び方法
KR20160133716A (ko) 측위 환경 분석 장치, 이를 이용한 단말기의 위치 결정 성능 예측 방법 및 시스템
Ali et al. Survey on wireless indoor positioning systems
Labinghisa et al. Neural network-based indoor localization system with enhanced virtual access points
Agarwal et al. Predictive spectrum occupancy probability‐based spatio‐temporal dynamic channel allocation map for future cognitive wireless networks
Büyükçorak et al. A Bayesian perspective on RSS based localization for visible light communication with heterogeneous networks extension
Sarma et al. Robust energy harvesting based on a Stackelberg game
Obreja et al. Indoor localization using radio beacon technology
Yun et al. Performance comparison of indoor positioning schemes exploiting wi-fi aps and ble beacons
Shin et al. An indoor localization system considering channel interference and the reliability of the RSSI measurement to enhance location accuracy

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6553468

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150