JP2017067265A - 冷却ファンの制動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低温時にバルブを閉じてもトルク伝達室に残存する油によって生じる連れ回りを抑制でき、冷却ファンの連れ回りによる駆動損失を減らすことが可能な冷却ファンの制動装置を提供する。【解決手段】駆動軸2に流体クラッチ4を介して冷却ファン3を設け、流体クラッチ4を、駆動軸2に設けられたディスク7と、ディスク7との間にトルク伝達室8を形成するファンホイール10と、トルク伝達室8内の油をディスク7とファンホイール10との回転差で排出するポンプ11と、ポンプ11から排出された油をトルク伝達室8に供給するバルブ12とを備えて構成した冷却ファン3の制動装置において、ファンホイール10の外面に設けられた制動パッド27と、バルブ12が閉じられているときファンホイール10の遊転を阻止すべく制動パッド27に当接するアクチュエータ28とを備えたものである。【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンの駆動軸に設けられる冷却ファンの制動装置に関するものである。
図6に示すように、エンジン冷却水(以下、冷却水)等を冷却する冷却ファン60は、エンジンの駆動軸2に流体クラッチ61を介して設けられている。
流体クラッチ61は、駆動軸2に設けられたディスク62と、ディスク62との間にトルク伝達室63を形成するファンホイール64と、ディスク62とファンホイール64との回転差でトルク伝達室63内の油を油溜り室65に排出するポンプ66と、油溜り室65から油をトルク伝達室63に供給するバルブ67とを備える。
ポンプ66は、駆動軸2とファンホイール64との間に回転差がある間は常に作動される。また、バルブ67は、弁体68を駆動するためのバイメタル69を有し、図示しないラジエータからの空気が高温のときには開弁し、低温のときには閉弁するようになっている。
ところで、ポンプ66は、ディスク62とファンホイール64との回転差で作動するものであるため、ディスク62とファンホイール64との回転差が小さいときトルク伝達室63から油を排出する機能も低下する。このため、低温時にバルブ67を閉じてもディスク62とファンホイール64との回転差が小さければトルク伝達室63内に油が残りやすくなり、残った油の粘性による連れ回り現象によって冷却ファン60が継続して回転してしまう。このため、駆動損失を減らすことができない場合があった。特にエンジンを加速すると冷却ファン60の回転速度が上昇するという特性から、上記傾向が顕著であった。
そこで、本発明の目的は、低温時にバルブを閉じてもトルク伝達室に残存する油によって生じる連れ回りを抑制でき、冷却ファンの連れ回りによる駆動損失を減らすことが可能な冷却ファンの制動装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、駆動軸に流体クラッチを介して冷却ファンを設け、前記流体クラッチを、トルク伝達室を形成すると共に油溜り室を形成するファンホイールと、前記トルク伝達室内の油を前記駆動軸と前記ファンホイールとの回転差で前記油溜り室に排出するポンプと、前記油溜り室から油を前記トルク伝達室に供給するバルブとを備えて構成した冷却ファンの制動装置において、前記ファンホイールの外面に設けられた制動パッドと、前記バルブが閉じられているときファンホイールの遊転を阻止すべく前記パッドに当接するアクチュエータとを備えたものである。
本発明の冷却ファンの制動装置によれば、低温時にバルブを閉じてもトルク伝達室に残存するシリコンオイルによって生じる連れ回りを抑制でき、冷却ファンの連れ回りによる駆動損失を減らすことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1に示すように、冷却ファンの制動装置1は、駆動軸2と冷却ファン3を断接可能に接続する流体クラッチ4と、冷却ファン3の連れ回りを抑制するためのファン制動機構5とを備える。
駆動軸2は、クランクシャフト等からなり、図示しないエンジンからの動力で駆動される。また、後述する流体クラッチ4に臨むファン制動機構5のアクチュエータ28は、エンジン等の固定系に設けられたブラケット6に支持されている。
流体クラッチ4は、シリコンオイル等からなる粘性を有する油を介して駆動軸2からの動力を冷却ファン3に伝達するものである。流体クラッチ4は、駆動軸2に設けられたディスク7と、ディスク7との間にトルク伝達室8を形成すると共にトルク伝達室8から排出された油を溜める油溜り室9を有するファンホイール10と、ファンホイール10内に設けられトルク伝達室8内の油をディスク7とファンホイール10との回転差で油溜り室9に排出するポンプ11と、ファンホイール10内に設けられ油溜り室9から油をトルク伝達室8に供給するバルブ12とを備える。
ファンホイール10は、ディスク7、ブラケット6間の駆動軸2に回転自在に設けられディスク7の一方のディスク面(以下、ディスク裏面)7bを間隔を隔てて覆うケース13と、ディスク7より外周側のケース13に取り付けられディスク7の他方のディスク面(以下、ディスク表面)7aを間隔を隔てて覆うカバー14とを備える。
ケース13は、ディスク7より大径の円盤状に形成される。
カバー14は、ケース13と略同径の円盤状に形成され、外周に図示しないファンブレードが複数設けられる。カバー14には、ディスク7を収容する凹部15が形成されている。また、凹部15には、凹部15内の空間を軸方向に分割する隔壁22が設けられている。隔壁22と凹部15の底面15aとの間には、油を溜める油溜り室9が形成されており、隔壁22とディスク表面7aとの間にはトルク伝達室8が形成されている。
トルク伝達室8は、ディスク7からの駆動力を油を介してカバー14に伝達するためのものであり、隔壁22とディスク7とを近接させて形成されている。ディスク7の外周部とカバー14との間には、ディスク7とカバー14の対向面積を広くするためのラビリンス部16が形成されている。
図1及び図2に示すように、ポンプ11は、ディスク7の外周面と凹部15の内周面15bとの間に形成されたポンプ室17と、凹部15の内周面15bに径方向内方に突出して形成されたベーン18と、凹部15の内面にベーン18と隣接して形成された油吐出口19と、カバー14に形成され油吐出口19と油溜り室9とをつなぐ油排出孔20とを備える。油吐出口19は、ベーン18を基準としたときディスク7の回転方向とは反対側のポンプ室17に開口されている。これにより、ポンプ室17内でディスク7の回転方向に沿って流れる油がベーン18によって油吐出口19から油溜り室9に掻き出されるようになっている。
バルブ12は、隔壁22に形成された油供給孔23と、油供給孔23を開閉可能に塞ぐ弁体24と、弁体24を駆動するバイメタル25とを備える。油供給孔23は、ラビリンス部16より径方向内方に形成されている。弁体24は、板バネからなり、一端が隔壁22に固定され、他端部が油供給孔23を塞ぐ。弁体24は、自身のバネ力で油供給孔23から離れるように形成されている。バイメタル25は、ケース13とは反対側のカバー14に両端が固定して設けられている。バイメタル25は、周囲の温度が高温(エンジン冷却を要する温度)のとき中央が弁体24から離間する方向に湾曲し、低温(エンジン冷却を要しない温度)のとき直線状の形状に戻って中央が弁体24に近接するようになっている。バイメタル25の中央には、弁体24を閉弁方向(隔壁22方向)に押すための押しピン26が設けられている。
ファン制動機構5は、ファンホイール10の外面に設けられた制動パッド27と、バルブ12が閉じられているときファンホイール10の遊転を阻止すべく制動パッド27に当接するアクチュエータ28とを備える。
制動パッド27はゴム等の摩擦係数が高い樹脂からなり、環状に形成されている。制動パッド27は、ケース13のブラケット6側の端面にケース13の回転中心と同軸上に設けられる。
アクチュエータ28は、制動パッド27に対して略垂直に延びる制動ピン29と、制動ピン29を制動パッド27に係脱可能に押し付けるためのソレノイド30とを備える。ソレノイド30は、制御装置31からの命令で作動されるようになっている。なお、アクチュエータ28は、制動ピン29を制動パッド27に係脱可能に押し付けることができればよく、電気、エアー等で駆動されるシリンダであってもよく、バキューム式のものであってもよい。
制御装置31は、例えば冷却水の温度が所定温度(例えば80℃以下)になるとアクチュエータ28に通電する。この所定温度は、バイメタル25が直線状の形状に戻って弁体24を押すときの冷却水の温度より低くなるように設定されている。これにより、冷却水及び周囲の温度が低下したときにはバルブ12が閉じて流体クラッチ4が切断された後でアクチュエータ28が制動パッド27に当接するようにでき、ファンホイール10の回転が落ちた後で制動ピン29を制動パッド27に押し付けることができ、制動ピン29と制動パッド27との摩擦によってファンの連れ回り回転を抑えることができる。
また、制御装置31は、冷却水の温度が所定温度(例えば85℃以上)になるとアクチュエータ28の通電を止めて制動ピン29を制動パッド27から離間させる。この所定温度は、バイメタル25が湾曲してバルブ12を開弁するときの冷却水の温度より低くなるように設定されている。これにより、冷却水及び周囲の温度が上昇したときにはアクチュエータ28が制動パッド27から離れた後でバルブ12が開いて流体クラッチ4が繋がるようにでき、流体クラッチ4が繋がる前に制動パッド27から制動ピン29を離すことができ、制動ピン29と制動パッド27とが不必要に摩擦されるのを防ぐことができる。
また、アクチュエータ28への通電をオンオフする温度が、冷却水の温度が低下しているときと上昇しているときとで異なるようにするため、ヒステリシスを持たせることができる。
なお、制御装置31は、エンジンの燃料噴射量、回転数等の運転状態情報から冷却水への入熱量を算出し、入熱量に基づいてアクチュエータ28をオンオフ制御するものであってもよく、他の情報に基づいてアクチュエータ28をオンオフ制御するものであってもよい。
次に本実施の形態の作用を述べる。
図1に示すように、エンジン及び制御装置31が停止されているとき、バルブ12は閉じられた状態となっており、油は自重により低い位置のトルク伝達室8内に溜まっている。この状態でエンジンが冷間始動されると、冷却水は所定温度以下であることから、図3(b)に示すように、制御装置31は、エンジン始動と同時にアクチュエータ28に通電して制動ピン29を制動パッド27に押し付ける。これにより、ファンホイール10は、制動され、停止又は略停止された状態となる。ディスク7とファンホイール10との間に大きな回転差が生じることから、ポンプ室17内の油は、ディスク7の回転方向に流され、ベーン18に堰き止められて油吐出口19から油溜り室9に掻き出される。またトルク伝達室8内の油は、ディスク7の回転によって外周側のポンプ室17に排出される。バルブ12は閉じられているため、トルク伝達室8への油の供給はなく、トルク伝達室8内からは油が速やかに無くなる。これにより、ディスク7からファンホイール10へのトルク伝達は切断され、低温時であっても冷却ファン3の連れ回りによる駆動損失を解消又は低減できると共に、油の粘性抵抗による駆動損失を低減できる。
この後、冷却水温度が所定温度を超えると、図3(a)に示すように制御装置31はアクチュエータ28への通電を止めてファンホイール10の制動を解除する。しかる後、周囲の温度が上昇してバイメタル25が弁体24から離間する方向に湾曲すると、バルブ12が開き、油溜り室9内の油がトルク伝達室8に供給される。これにより、ディスク7のトルクはトルク伝達室8内の油を介してファンホイール10に伝達され、冷却ファン3が回転される。
このように、ファンホイール10の外面に設けられた制動パッド27と、バルブ12が閉じられているときファンホイール10の遊転を阻止すべく制動パッド27に当接するアクチュエータ28とを備えるものとしたため、冷却水を冷却する必要がないときに冷却ファン3を強制的に止めることができ、流体クラッチ4の伝達媒体である油をトルク伝達室8から迅速に排出することができ、冷却ファン3の連れ回りや油の粘性抵抗による駆動損失を低減させることができる。特にエンジンの駆動損失の中でも冷却ファン3の占める割合は高いので、燃費改善に大きく寄与することができる。そして、冷却ファン3が不必要に回転することもなくなるため、冷却ファン3の回転騒音を低減でき、エンジン表面から熱が奪われることによる水温上昇の遅延を防ぐことができ、冬場等にヒータの効きが悪くなるのを防ぐことができる。
また、エンジンが冷えているときはエンジン油の温度も低く、粘度も高くピストン回りや軸受部の摩擦抵抗も大きいので、本発明により冷間時にファンが回転することによって、ラヂエータやエンジン表面から無駄に熱を奪うことを避けることにより、暖機前の燃料消費量を少なくすることができる。
また、制動パッド27は、ファンホイール10の端面に設けられ、アクチュエータ28は、駆動軸2を回転自在に支持するブラケット6に設けられるものとしたため、簡易な構造で安価に冷却ファン3を制動することができる。
制動パッド27は参考例としてゴムとしたが、摩擦係数が高く長寿命であれば、金属やセラミックス及び複合材料でも良い。
なお、制動パッド27は、ファンホイール10の外周面に設けられてもよく、ファンホイール10の反ブラケット6側の端面に設けられてもよい。この場合、アクチュエータ28は制動パッド27の位置に応じて配置するとよい。
また、流体クラッチ4は、上述のものに限るものではない。流体クラッチ4は、ディスク7とファンホイール10との回転差で作動されるポンプ11を有するものであれば他のものであってもよい。
次にバルブが電磁コイルで開閉されるオンオフ電子制御式である他の実施の形態について述べる。なお、上述と同様の構成については説明を省き、上述と同符号を付す。また、上述と同様の機能を有する構成の名称は上述と同じとし、機能の説明を省略する。
図4に示すように、冷却ファンの制動装置40の流体クラッチ41は、ディスク42と、ファンホイール45と、ポンプ46と、バルブ47とを備える。
ファンホイール45のケース48の内周部には、油溜り室44が形成されている。
ファンホイール45のカバー49の外周には、図示しないファンブレードが複数設けられる。カバー49にはディスク42を収容するための凹部50が形成されている。また、凹部50の底面50aとディスク表面42aとの間にはトルク伝達室43が形成されている。
バルブ47は、ディスク裏面50b、ケース48間の隙間51と油溜り室44とを隔てる隔壁52に形成された油供給孔53と、油供給孔53を開閉可能に塞ぐ弁体54と、弁体54を駆動する電磁コイル55とを備える。油供給孔53は、ラビリンス部16より径方向内方に形成されている。これにより、油供給孔53から隙間51に入った油は、ディスク42の回転で外周側に送られ、隙間51、ポンプ室17を経てトルク伝達室43に供給されるようになっている。弁体54は、板バネからなり、一端がケース48に固定され、他端部が油供給孔53を塞ぐ。弁体54は、自身のバネ力で油供給孔53を塞ぐように形成されている。電磁コイル55は、ブラケット6に設けられ通電されることで弁体54を吸引して開弁させるようになっている。なお、ディスク42の内周側に形成された孔56はトルク伝達室43と隙間51の圧力を等しくするためのものである。
制御装置57は、例えば冷却水の温度が所定温度(例えば90℃)以下であるとき、冷却ファン58の回転を止めるべく電磁コイル55への通電を止める。更に冷却温度が下がり所定温度(例えば80℃以下)になるとアクチュエータ28に通電する。電磁コイル55への通電が止まることで弁体54は自身のバネ力で油供給孔53を塞ぐ。アクチュエータ28は通電されることで制動ピン29を制動パッド27に押し付ける。
また、制御装置57は、冷却水の温度が所定温度(例えば85℃以上)になるとアクチュエータ28の通電を止めて、更に冷却水温度が上昇して所定の温度(例えば90℃以上)になると、冷却ファン58を回転させるべく電磁コイル55に通電する。電磁コイル55は通電されることで弁体54を吸引して油供給孔53を開く。アクチュエータ28は通電が止められることで制動ピン29を制動パッド27から離間させる。
次に本実施の形態の作用を述べる。
図5(b)に示すように、エンジンが冷間始動されると、制御装置57は、エンジン始動と同時にアクチュエータ28に通電して制動ピン29を制動パッド27に押し付ける。ファンホイール45は、停止又は略停止された状態となることからディスク42とファンホイール45との間に大きな回転差が生じ、ポンプ室17内の油は、油吐出口19から油溜り室44に掻き出される。これにより、トルク伝達室43内からは油が速やかに無くなり、ディスク42からファンホイール45へのトルク伝達は切断され、低温時であっても冷却ファン58の連れ回りによる駆動損失を解消又は低減できると共に、油の粘性抵抗による駆動損失を低減できる。
この後、冷却水温度が所定温度を超えると、図5(a)に示すように制御装置57はアクチュエータ28への通電を止めてファンホイール45の制動を解除すると共に、電磁コイル55への通電を開始してバルブ47を開く。油溜り室44内の油は隙間51、ポンプ室17を通じてトルク伝達室43に供給される。これにより、ディスク42のトルクはトルク伝達室43内の油を介してファンホイール45に伝達され、冷却ファン58が回転される。
このように、冷却ファン58がバルブが電磁コイルで開閉されるオンオフ電子制御式であっても、制動パッド27と、アクチュエータ28とを備えることで、冷却水を冷却する必要がないときに冷却ファン3を強制的に止めることができ、冷却ファン3の連れ回りや油の粘性抵抗による駆動損失を低減させることができる。
1 冷却ファンの制動装置
2 駆動軸
3 冷却ファン
4 流体クラッチ
7 ディスク
8 トルク伝達室
10 ファンホイール
11 ポンプ
12 バルブ
27 制動パッド
28 アクチュエータ
2 駆動軸
3 冷却ファン
4 流体クラッチ
7 ディスク
8 トルク伝達室
10 ファンホイール
11 ポンプ
12 バルブ
27 制動パッド
28 アクチュエータ
Claims (3)
- 駆動軸に流体クラッチを介して冷却ファンを設け、前記流体クラッチを、前記駆動軸に設けられたディスクと、前記ディスクとの間にトルク伝達室を形成するファンホイールと、前記トルク伝達室内の油を前記ディスクと前記ファンホイールとの回転差で排出するポンプと、前記ポンプから排出された油を前記トルク伝達室に供給するバルブとを備えて構成した冷却ファンの制動装置において、
前記ファンホイールの外面に設けられた制動パッドと、前記バルブが閉じられているとき前記ファンホイールの遊転を阻止すべく前記制動パッドに当接するアクチュエータとを備えたことを特徴とする冷却ファンの制動装置。 - 前記制動パッドは、前記ファンホイールの端面に設けられ、前記ソレノイドピンは、前記駆動軸を回転自在に支持するブラケットに設けられた請求項1に記載の冷却ファンの制動装置。
- 前記制動パッドは樹脂からなる請求項1又は2に記載の冷却ファンの制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015196888A JP2017067265A (ja) | 2015-10-02 | 2015-10-02 | 冷却ファンの制動装置 |
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JP2015196888A JP2017067265A (ja) | 2015-10-02 | 2015-10-02 | 冷却ファンの制動装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114198423A (zh) * | 2021-12-11 | 2022-03-18 | 苏州睿昕汽车配件有限公司 | 一种电控硅油风扇离合器的控油机构 |
US11454464B2 (en) * | 2018-08-30 | 2022-09-27 | Tex Tenn, Llc | Fan brake control system |
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2015
- 2015-10-02 JP JP2015196888A patent/JP2017067265A/ja active Pending
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US20230018836A1 (en) * | 2018-08-30 | 2023-01-19 | Tex Tenn Design and Consulting | Fan brake control sysem |
CN114198423A (zh) * | 2021-12-11 | 2022-03-18 | 苏州睿昕汽车配件有限公司 | 一种电控硅油风扇离合器的控油机构 |
CN114198423B (zh) * | 2021-12-11 | 2023-06-23 | 苏州睿昕汽车配件有限公司 | 一种电控硅油风扇离合器的控油机构 |
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