JP2017067046A - Air blower and air conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、モータとモータ軸に固定されるファンとを備えた送風機および空気調和機に関する。 The present invention relates to a blower and an air conditioner including a motor and a fan fixed to a motor shaft.
特許文献1には、モータ軸にファンを直結したファン固着装置が開示される。ファン固着装置は、モータ軸の端部に形成されたDカット部と、モータ軸の配置されるファンと、モータ軸の端部に形成された雄ネジに締め込まれるナットとを備える。モータ軸には、Dカット部とDカット部が形成されていない部分との軸方向の境界部分に、段部が形成される。またファンのボス部には、Dカット部の断面形状と同型状の軸孔が形成される。
モータ軸に取付けられたファンは、ボス部の端面がDカット部の段部に接する。そして、モータ軸の雄ネジにナットが締め込まれることにより、ボス部がDカット部の段部とナットで挟まれる。これによりモータ軸にファンが固定される。 In the fan attached to the motor shaft, the end surface of the boss portion is in contact with the stepped portion of the D-cut portion. Then, the boss portion is sandwiched between the step portion of the D-cut portion and the nut by tightening the nut into the male screw of the motor shaft. As a result, the fan is fixed to the motor shaft.
しかしながら特許文献1に示される従来技術では、モータ軸にファンを固定するため、モータ軸にDカット加工が必要であり、モータ軸の加工の分、モータの製造コストが増加するという課題があった。
However, in the prior art disclosed in
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、モータの製造コストの増加を抑えながらモータ軸にファンを固定できる送風機を得ることを目的とする。 This invention is made in view of the above, Comprising: It aims at obtaining the air blower which can fix a fan to a motor shaft, suppressing the increase in the manufacturing cost of a motor.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の送風機は、モータ軸とモータ軸を支持する軸受とを有するモータと、軸受とモータ軸の端部との間に配置されモータ軸が貫通する筒状のスリーブとを備える。また本発明の送風機は、スリーブとモータ軸の端部との間に配置されモータ軸が貫通する筒状のファンボスと、ファンボスの径方向外側に配置された羽根とを有するファンを備える。また本発明の送風機は、モータ軸の端部に配置される締結部材を備える。また本発明の送風機では、スリーブとファンボスが軸受と締結部材とにより挟まれる。 In order to solve the above-described problems and achieve the object, a blower of the present invention is provided between a motor having a motor shaft and a bearing supporting the motor shaft, and the motor shaft disposed between the bearing and the end of the motor shaft. And a cylindrical sleeve that penetrates. In addition, the blower of the present invention includes a fan having a cylindrical fan boss disposed between the sleeve and the end of the motor shaft and penetrating the motor shaft, and blades disposed on the radially outer side of the fan boss. Moreover, the air blower of this invention is provided with the fastening member arrange | positioned at the edge part of a motor shaft. In the blower of the present invention, the sleeve and the fan boss are sandwiched between the bearing and the fastening member.
本発明によれば、モータの製造コストの増加を抑えながらモータ軸にファンを固定できるという効果を奏する。 According to the present invention, there is an effect that the fan can be fixed to the motor shaft while suppressing an increase in the manufacturing cost of the motor.
以下に、本発明に係る送風機および空気調和機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of a blower and an air conditioner according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Note that the present invention is not limited to the embodiments.
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る送風機の断面図である。図1に示す送風機101は、モータ軸1とモータ軸1を支持する軸受2,9とを有するモータ3−1を備える。
FIG. 1 is a cross-sectional view of a blower according to
また送風機101は、軸受2とモータ軸1の端部1aとの間に配置されモータ軸1が貫通する筒状のスリーブ4を備える。また送風機101は、スリーブ4とモータ軸1の端部1aとの間に配置されモータ軸1が貫通する筒状のファンボス5aと、ファンボス5aの径方向外側に配置された羽根5bとを有するファン5と、を備える。
The
また送風機101は、モータ軸1の端部1aに配置される締結部材であるナット6を備える。また送風機101では、スリーブ4とファンボス5aが、軸受2とナット6により挟まれる。
The
以下にモータ3−1の構成を具体的に説明する。 The configuration of the motor 3-1 will be specifically described below.
モータ3−1は、環状の固定子であるモールド固定子7を備える。またモータ3−1は、モールド固定子7の内側に配置されるロータ8と、モータ軸1を支持する軸受2,9とを備える。軸受2はモールド固定子7の負荷側に配置され、軸受9はモールド固定子7の反負荷側に配置される。負荷側とはモータ3−1の端部1a側であり、反負荷側とは負荷側の反対側である。実施の形態1ではファン5がモータ3−1の負荷である。
The motor 3-1 includes a
モールド固定子7は、固定子組立部10と、固定子組立部10を覆う樹脂部11と、固定子組立部10の反負荷側に配置される基板12とを備える。
The
固定子組立部10は、複数枚の電磁鋼板を軸方向に積層して構成される固定子コア10aを備える。固定子組立部10は、熱可塑性樹脂であるポリブチレンテレフタレート(PolyButylene Terephthalate:PBT)で形成される絶縁部10bを備える。絶縁部10bは、固定子コア10aに組付けられる。また固定子組立部10は、絶縁部10bを介して固定子コア10aに巻かれたコイル10cを有する。
The
樹脂部11は、熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステル樹脂で固定子組立部10と基板12とを一体に成形して、環状に形成される。これによりモールド固定子7の内側には、すり鉢状の凹部13が形成される。凹部13は負荷側に開口した形状であり、凹部13の開口部にはブラケット14が嵌め込まれている。
The
基板12には、ロータ8の回転位置を検出する位置検出センサ15が設置される。また基板12には、リード線16の端部に配置されたコネクタ17が接続される。
A
ブラケット14は、金属をプレス加工して製造される。ブラケット14は、外輪2aを支持する軸受支持部14aと、軸受支持部14aの外側を取り囲み凹部13に嵌め合わされる環状の固定子嵌合部14bとを有する。軸受支持部14aの中心には貫通穴14cが形成される。
The
凹部13に嵌め合わされる前の固定子嵌合部14bは、外径が凹部13の開口部の内径よりも、嵌め合い代の分だけ大きい形状である。固定子嵌合部14bが凹部13の開口部に圧入されることにより、ブラケット14がモールド固定子7に固定される。
The stator
軸受2は、モータ軸1が貫通する内輪2bと、内輪2bと同心に配置され軸受支持部14aに嵌め込まれた外輪2aとを有する。軸受9は、モータ軸1が貫通する内輪9bと、内輪9bと同心に配置され、モールド固定子7の反負荷側に嵌め込まれた外輪9aとを有する。
The
モータ軸1は、モータ軸1の外周面が内輪2bの内周面と接するように真円度が高い。モータ軸1の端部1aは、ブラケット14の貫通穴14cを介して軸受2の負荷側に突出する。モータ軸1は、モータ軸1の負荷側の端部1aに雄ねじ部1bを有する。モータ軸1の雄ねじ部1bから内輪2bまでの間には、ファンボス5aとスリーブ4が配置される。
The
スリーブ4は、反負荷側の第1の端面4aと負荷側の第2の端面4bとを有する。スリーブ4の外径は、ブラケット14の貫通穴14cの径より小さいが、スリーブ4の外周面が貫通穴14cの縁部と接触しない程度に大きくすることが望ましい。スリーブ4の外径をこのような大きさにすることで、モータ3−1の内部へのゴミの侵入を抑制でき、モータ3−1の耐久性の低下を抑制できる。
The
軸方向と直交する方向におけるファンボス5aの断面形状は正方形である。ファンボス5aは、反負荷側の第3の端面5a1と負荷側の第4の端面5a2とを有する。
The cross-sectional shape of the
ナット6の内部には雌ねじ部6aが形成されている。雌ねじ部6aが雄ねじ部1bにねじ込まれることで、ナット6がモータ軸1の端部1aに締め込まれる。ナット6が締め込まれることにより、ナット6がファンボス5aに接し、ファンボス5aがスリーブ4に接し、さらにスリーブ4が内輪2bに接した状態となる。その結果、ファンボス5aとスリーブ4がナット6と内輪2bで挟まれた状態となり、ファン5がモータ軸1に固定される。
An
図2は、図1に示すスリーブの負荷側から見た側面図、図3は、図2に示すスリーブのIII−III断面図である。スリーブ4の内径D1は、モータ軸1が貫通可能な大きさである。スリーブ4の外径D2は、図1に示す貫通穴14cの径よりも小さく、かつ、図1に示す内輪2bの外径よりも小さい。スリーブ4の軸方向長L、すなわち第1の端面4aから第2の端面4bまでの長さは、図1に示す内輪2bの負荷側の端面から貫通穴14cの縁部までの長さよりも大きい。
2 is a side view seen from the load side of the sleeve shown in FIG. 1, and FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line III-III of the sleeve shown in FIG. An inner diameter D1 of the
図4は、図1に示すロータの断面図である。ロータ8は、モータ軸1の外周面に形成された環状のバックヨーク8cと、バックヨーク8cの外周面に射出成形で形成された環状の樹脂マグネット8dとを備える。またロータ8は、バックヨーク8cの反負荷側に配置されモータ軸1が貫通する位置検出用のセンサマグネット8eを有する。バックヨーク8c、樹脂マグネット8dおよびセンサマグネット8eは、モータ軸1と同軸である。
FIG. 4 is a cross-sectional view of the rotor shown in FIG. The
バックヨーク8cは、軟磁性体またはソフトフェライトを含有する熱可塑性樹脂をモータ軸1に一体に成形し、極異方性配向に着磁して形成したものである。
The
モータ軸1に形成されたローレット1dは、バックヨーク8cの内面に接し、モータ軸1の滑り止めとして機能する。モータ軸1とバックヨーク8cは、ローレット1dにより、モータ軸1の周方向と軸方向に強固に固定される。
A
樹脂マグネット8dは、希土類磁石であるサマリウム鉄窒素磁石の磁粉を熱可塑性樹脂に混合して成形された樹脂磁石である。
The
センサマグネット8eは樹脂マグネットを円盤状に成形したものである。センサマグネット8eには、周方向にN極とS極とが交互となるように磁極が形成される。
The
バックヨーク8cの形成時に、バックヨーク8cの負荷側の端面には第1の台座8c1が形成される。第1の台座8c1は、バックヨーク8cの径方向内側に形成され、バックヨーク8cの負荷側の端面から負荷側に伸びている。また第1の台座8c1は、モータ軸1の外周面上に環状に形成される。第1の台座8c1の負荷側の端面は、図1に示す内輪2bの設置面となり、これによりロータ8の軸方向の位置が固定される。
When the
また第1の台座8c1を形成することにより、図1に示す外輪2aとバックヨーク8cとの接触を防ぐことができる。また第1の台座8c1を形成することにより、外輪2aとバックヨーク8cとの接触を防ぐためのスナップリングまたは皿ワッシャといった部材が不要になる。従って第1の台座8c1を形成することにより、モータ3−1の製造コストの増加を抑えることができる。
Further, by forming the first pedestal 8c1, it is possible to prevent contact between the
また第1の台座8c1を形成することにより、第1の台座8c1が内輪2bに接し、モータ軸1の負荷側への移動が制限される。モータ軸1の負荷側への移動が制限された状態で雄ねじ部1bにナット6が締め込まれることで、ファンボス5a、スリーブ4および内輪2bが、ナット6と第1の台座8c1に強固に挟まれる。
Further, by forming the first pedestal 8c1, the first pedestal 8c1 is in contact with the
またバックヨーク8cの形成時に、バックヨーク8cの反負荷側の端面には第2の台座8c2が形成される。第2の台座8c2は、バックヨーク8cの径方向内側に形成され、バックヨーク8cの反負荷側の端面から反負荷側に伸びている。また第2の台座8c2は、モータ軸1の外周面上に環状に形成される。第2の台座8c2の反負荷側の端面は、センサマグネット8eの設置面となり、これによりセンサマグネット8eの軸方向の位置が固定される。
Further, when the
センサマグネット8eの中央部には軸孔8e1が設けられ、センサマグネット8eは、反負荷側の端面の径方向内側に、モータ軸1と同軸の円筒部8e2を有する。円筒部8e2には軸孔8e1が形成されている。円筒部8e2は、センサマグネット8eの反負荷側の端面から突出している。
A shaft hole 8e1 is provided at the center of the
またセンサマグネット8eは、径方向外側に環状の被検出部8e3を有する。被検出部8e3は、図1に示す位置検出センサ15と対向して設けられ、位置検出に利用される。
The
円筒部8e2と被検出部8e3との間には、環状の溝部8e4が形成される。 An annular groove 8e4 is formed between the cylindrical portion 8e2 and the detected portion 8e3.
センサマグネット8eの軸方向の厚みは、円筒部8e2が最も肉厚であり、次に被検出部8e3が肉厚であり、溝部8e4が最も肉薄である。また、センサマグネット8eは、軸方向に非対称で、負荷側が平面状である。円筒部8e2の外径は、外輪9aの内径よりも小さい。円筒部8e2の反負荷側の面は、図1に示す内輪9bのみに接する。
As for the axial thickness of the
なお、実施の形態1のバックヨーク8cの形成時には、モータ軸1とバックヨーク8cとの軸方向における相対的な位置が、成形金型の形状により決まる。
When the
これに対して、バックヨーク8cと樹脂マグネット8dとを個別に製作しておき、個別の部品をモータ軸1に組付けた場合、各部品の軸心がモータ軸1の軸心からずれて、モータ3−1の品質が低下する可能性がある。
On the other hand, when the
実施の形態1のロータ8では、バックヨーク8cと樹脂マグネット8dとが一体成形で形成されるため、バックヨーク8cと樹脂マグネット8dの各々の軸心がモータ軸1の軸心と一致する。従って実施の形態1のロータ8では、モータ軸1の回転時の振動が抑制され、モータ3−1の品質の向上を図ることができる。
In the
図5は、本発明の実施の形態1に係る送風機においてモータへのファンの取付手順を示す図である。モータ3−1へのファン5の取付手順としては、まずモータ軸1にスリーブ4が取付けられる。次にモータ軸1にファンボス5aが取付けられる。ファンボス5aが取付けられた後、雄ねじ部1bにナット6が締め込まれる。これにより、ナット6がファンボス5aに接し、ファンボス5aがスリーブ4に接し、さらにスリーブ4が内輪2bに接した状態となる。その結果、ファンボス5aとスリーブ4がナット6と内輪2bで挟まれた状態となり、モータ軸1にファン5が固定される。
FIG. 5 is a diagram showing a procedure for attaching the fan to the motor in the blower according to
このように送風機101は、モータ軸1にDカット加工を施すことなく、モータ軸1にファン5を固定することができる。送風機101では、モータ軸1の加工が不要となる分、モータ3−1の製造コストの増加を抑えることができる。
Thus, the
また送風機101では、スリーブ4とナット6でファンボス5aが挟まれるため、ファン5を固定でき、ファン5のがた付きが抑制される。従ってファン5のがた付きに起因した騒音と振動とが抑制され、品質が向上する。
Further, in the
なお、モータ軸の端部側に雄ねじ部を形成し、雄ねじ部とモータ軸外周面との間に段差部を形成し、この段差部にファンボスの端面を押し当ててファンを固定するような構造では、モータ軸の径が小さくなるほど段差部の径方向の幅も小さくなる。そのため、段差部の径方向の幅が小さくなるほど、ファンボスの端面と段差部との接触面積が小さくなる。従ってこのような構造では、段差部にファンボスを確実に設置できず、ファンのがた付きが発生する。またこのような構造では、モータ軸の径が小さくなるほど雄ねじ部に締め込まれる締結部材の断面積が小さくなり、締結部材の締め付け力も小さくなることが想定される。さらに、このような構造では、ファンボスの軸心がモータ軸の軸心と一致せずに、軸心のずれに起因するファンのがた付きが発生する場合がある。 In addition, a male screw part is formed on the end side of the motor shaft, a step part is formed between the male screw part and the outer peripheral surface of the motor shaft, and the fan boss is pressed against the step part to fix the fan. In the structure, the width in the radial direction of the stepped portion becomes smaller as the diameter of the motor shaft becomes smaller. Therefore, the smaller the radial width of the stepped portion, the smaller the contact area between the end face of the fan boss and the stepped portion. Therefore, in such a structure, the fan boss cannot be reliably installed in the stepped portion, and the fan rattling occurs. Moreover, in such a structure, it is assumed that the cross-sectional area of the fastening member fastened to the male screw portion becomes smaller and the fastening force of the fastening member becomes smaller as the diameter of the motor shaft becomes smaller. Further, in such a structure, the fan boss shaft center may not match the motor shaft shaft center, and the fan may be rattled due to the shaft center shift.
実施の形態1の送風機101によれば、スリーブ4とナット6でファンボス5aが挟まれる。そのため送風機101では、モータ軸1の径の大きさにかかわらずファン5を確実に固定できる。従って送風機101は、ファン5のがた付きを抑制する上では有効な構造を有する。また送風機101によれば、ファンボス5aの軸心がモータ軸1の軸心と一致し、軸心のずれに起因するファン5のがた付きが抑制され、低騒音化を実現できる。
According to the
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る送風機の断面図である。以下では実施の形態1との相違点を説明し、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態2では送風機101の代わりに送風機102が用いられ、送風機102ではモータ3−1の代わりにモータ3−2が用いられる。モータ3−2ではスリーブ4の代わりにスリーブ4−1が用いられる。スリーブ4−1は、ファンボス5a側の第2の端面4bの外径が貫通穴14cの径よりも大きく、軸受2側の第1の端面4aの外径が貫通穴14cの径よりも小さい形状である。
FIG. 6 is a cross-sectional view of a blower according to
図7は、図6に示すスリーブの負荷側から見た側面図、図8は、図7に示すスリーブのVIII−VIII断面図である。スリーブ4−1は、円筒状の板金の一端を絞り加工することで得られ、図6に示すモータ軸1が貫通する円筒部18と、円筒部18の負荷側に形成されるフランジ部19とを有する。
7 is a side view of the sleeve shown in FIG. 6 as viewed from the load side, and FIG. 8 is a sectional view taken along line VIII-VIII of the sleeve shown in FIG. The sleeve 4-1 is obtained by drawing one end of a cylindrical sheet metal, and includes a
フランジ部19は、円筒部18の負荷側の端部から径方向外側に張り出した環状形状である。円筒部18の反負荷側の端面は第1の端面4aを構成し、フランジ部19の負荷側の端面は第2の端面4bを構成する。
The
円筒部18の内径D1は図6に示すモータ軸1が貫通可能な大きさであり、円筒部18の外径D2は、図6に示す貫通穴14cの径よりも小さい。フランジ部19の外径D3は、貫通穴14cの径よりも大きい。
The inner diameter D1 of the
スリーブ4−1の軸方向長L、すなわち第1の端面4aから第2の端面4bまでの長さは、図6に示す内輪2bの負荷側の端面から貫通穴14cの縁部までの長さよりも大きい。
The axial length L of the sleeve 4-1, that is, the length from the
実施の形態2によれば、フランジ部19により、スリーブ4−1とファンボス5aとの接触面積が増加し、ファンボス5aをより確実に固定することができる。従って、実施の形態1よりもファン5のがた付きを抑制することができる。
According to the second embodiment, the
またフランジ部19の外径D3は貫通穴14cの径よりも大きい。そのため、フランジ部19を内輪2bと対向させた状態でスリーブ4−1をモータ軸1に取付けた場合、フランジ部19がブラケット14に干渉する。フランジ部19がブラケット14に干渉することにより、スリーブ4−1が逆挿しの状態でモータ軸1に取付けられることを防止できる。従ってフランジ部19と外輪2aの干渉による異音の発生を防止でき、モータ3−2の品質の向上を図ることができる。
The outer diameter D3 of the
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3に係る送風機の断面図である。以下では実施の形態1との相違点を説明し、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態3では送風機101の代わりに送風機103が用いられ、送風機103ではモータ3−1の代わりにモータ3−3が用いられる。モータ3−3ではモータ軸1の代わりにモータ軸1−1が用いられる。モータ軸1−1は、モータ軸1−1の端部1aに切欠部1eを有する。送風機103ではファン5の代わりにファン5−1が用いられる。ファン5−1ではファンボス5aの代わりにファンボス5a−1が用いられる。ファンボス5a−1は、ファンボス5a−1のナット6側の端面に凹部5a3を有する。また送風機103は、ファンボス5a−1の凹部5a3に配置されるワッシャ20を備える。
FIG. 9 is a cross-sectional view of a blower according to
図10は、図9に示す切欠部の断面図である。切欠部1eが形成されたモータ軸1−1の断面はD字状である。切欠部1eはモータ軸1−1の外周面において、平面状に形成されている。
10 is a cross-sectional view of the notch shown in FIG. The cross section of the motor shaft 1-1 in which the
図11は、図9に示すファンボスの負荷側から見た側面図である。ファンボス5a−1は、モータ軸1−1が貫通する貫通穴5a31を有する。
FIG. 11 is a side view of the fan boss shown in FIG. 9 viewed from the load side. The
凹部5a3は、貫通穴5a31の周囲を取り囲むように形成される。また凹部5a3は、ファンボス5a−1の外周面に達しない範囲で、第4の端面5a2の径方向内側に形成されている。凹部5a3の内周面5a32には角部5a33が形成される。
The recess 5a3 is formed so as to surround the through hole 5a31. Moreover, the recessed part 5a3 is formed in the radial direction inner side of the 4th end surface 5a2 in the range which does not reach the outer peripheral surface of the fan boss |
図12は、図9に示すワッシャの負荷側から見た側面図、図13は、図12に示すワッシャのXIII−XIII断面図である。ワッシャ20は、凹部5a3の断面と同形状の平板状である。ワッシャ20の外周面20b1は正方形であり、外周面20b1には角部20b2が形成される。
12 is a side view of the washer shown in FIG. 9 as viewed from the load side, and FIG. 13 is a cross-sectional view taken along line XIII-XIII of the washer shown in FIG. The
ワッシャ20は、図10の切欠部1eの断面形状と同形状の穴部20aを有する。穴部20aの形状は、直線部20a1を有するD字状である。ワッシャ20の軸方向の厚みTは、凹部5a3の軸方向の幅と等しい。
The
図14は、本発明の実施の形態3に係る送風機においてモータへのファンの取付手順を示す図である。モータ3−3へのファン5−1の取付手順としては、まずモータ軸1−1にスリーブ4が取付けられる。次にモータ軸1−1にファンボス5a−1が取付けられる。ファンボス5a−1が取付けられた後、モータ軸1−1にワッシャ20が取付けられる。
FIG. 14 is a diagram illustrating a procedure for attaching the fan to the motor in the blower according to
このとき、穴部20aの直線部20a1が切欠部1eに係合する。また、ワッシャ20の角部20b2が、ファンボス5a−1の角部5a33に係合する。これによりワッシャ20はファン5−1の回り止めとして機能する。
At this time, the straight portion 20a1 of the
最後に雄ねじ部1bにナット6が締め込まれる。これによりナット6がファンボス5a−1に接し、ファンボス5a−1がスリーブ4に接し、さらにスリーブ4が内輪2bに接した状態となる。その結果、ファンボス5a−1およびスリーブ4がナット6と内輪2bで挟まれた状態となり、モータ軸1−1にファン5−1が固定される。
Finally, the
実施の形態3によれば、実施の形態1の効果に加えて、ロータ8で発生したトルクがモータ軸1−1およびワッシャ20を介して、ファンボス5a−1へ確実に伝達される。またモータ軸1−1とファン5−1との間における回転方向の位置ずれが抑制され、品質の向上を図ることができる。また実施の形態3はスリーブ4の代わりにスリーブ4−1を用いることもできる。
According to the third embodiment, in addition to the effects of the first embodiment, the torque generated in the
なおモータ軸1−1の切欠部1eは断面D字状に限定されず断面I字状でもよい。この場合、ワッシャ20の穴部20aの形状は、断面I字状とされる。
The
実施の形態4.
図15は、本発明の実施の形態4に係る送風機の断面図である。以下では実施の形態1との相違点を説明し、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態4では送風機101の代わりに送風機104が用いられ、送風機104ではモータ3−1の代わりにモータ3−4が用いられる。モータ3−4ではモータ軸1の代わりにモータ軸1−1が用いられる。モータ軸1−1は、モータ軸1−1の端部1aに切欠部1eを有する。送風機104は、ナット6とファンボス5aとの間に配置されるワッシャ21を有する。ワッシャ21は、ファンボス5aの負荷側の端部の外周部に係合する形状である。
FIG. 15 is a cross-sectional view of a blower according to
図16は、図15に示すファンボスの負荷側から見た側面図である。ファンボス5aには、モータ軸1−1が貫通する貫通穴5a31が形成される。
16 is a side view of the fan boss shown in FIG. 15 as viewed from the load side. The
図17は、図15に示すワッシャの負荷側から見た側面図、図18は、図17に示すワッシャのXVIII−XVIII断面図である。ワッシャ21は、十字形の板金を箱状に折り曲げて形成され、ファンボス5aの負荷側の端部に係合する形状である。ワッシャ21は、モータ軸1−1に係合するモータ軸係合部21aと、各々がモータ軸係合部21aから伸びる4つのファンボス係合部21bとを有する。4つのファンボス係合部21bは、各々が図15に示すファンボス5aの負荷側の端部の外周部に接するように形成されている。周方向に隣接する2つのファンボス係合部21bの間には、ファンボス5aの負荷側の端部の外周面に形成された角部が係合する。
17 is a side view of the washer shown in FIG. 15 as viewed from the load side, and FIG. 18 is a cross-sectional view of the washer shown in FIG. 17 taken along the line XVIII-XVIII. The
モータ軸係合部21aは、図15の切欠部1eの断面形状と同形状の穴部21cを有する。穴部21cの形状は、直線部21c1を有するD字状である。
The motor
図19は、本発明の実施の形態4に係る送風機においてモータへのファンの取付手順を示す図である。モータ3−4へのファン5の取付手順としては、まずモータ軸1−1にスリーブ4が取付けられる。次にモータ軸1−1にファンボス5aが取付けられる。ファンボス5aが取付けられた後、モータ軸1−1にワッシャ21が取付けられ、ワッシャ21がファンボス5aの負荷側の端部に嵌め込まれる。
FIG. 19 is a diagram illustrating a procedure for attaching a fan to a motor in a blower according to
このとき、穴部21cが切欠部1eに係合し、ファンボス係合部21bがファンボス5aの負荷側の端部に係合する。これによりワッシャ21はファン5の回り止めとして機能する。
At this time, the
最後に雄ねじ部1bにナット6が締め込まれる。これによりナット6がワッシャ21に接し、ワッシャ21がファンボス5aに接し、ファンボス5aがスリーブ4に接し、さらにスリーブ4が内輪2bに接した状態となる。その結果、ワッシャ21、ファンボス5aおよびスリーブ4がナット6と内輪2bで挟まれた状態となり、モータ軸1−1にファン5が固定される。
Finally, the
実施の形態4によれば、実施の形態1の効果に加えて、ロータ8で発生したトルクがモータ軸1−1およびワッシャ21を介して、ファンボス5aへ確実に伝達される。またモータ軸1−1とファン5との間における回転方向の位置ずれが抑制され、品質の向上を図ることができる。また実施の形態4はスリーブ4の代わりにスリーブ4−1を用いることもできる。
According to the fourth embodiment, in addition to the effects of the first embodiment, the torque generated in the
なお実施の形態4に係るファンボスは以下のように構成してもよい。図20から図22を用いて、実施の形態4に係るファンボスの変形例を説明する。 The fan boss according to the fourth embodiment may be configured as follows. A modification of the fan boss according to the fourth embodiment will be described with reference to FIGS.
図20は、本発明の実施の形態4に係るファンボスの変形例を示す図である。ファンボス5a−2には、ファンボス5a−2の負荷側の端面に環状の溝部5a4が形成される。溝部5a4は、貫通穴5a31とファンボス5a−2の外周面との間に形成され、貫通穴5a31を取り囲む形状である。溝部5a4の内周面は、貫通穴5a31に達しておらず、また溝部5a4の外周面は、ファンボス5a−2の外周面に達していない。
FIG. 20 is a diagram showing a modification of the fan boss according to
図21は、図20に示すファンボスに図17に示すワッシャを嵌め込んだ状態を示す図である。図21には負荷側から見たファンボス5a−2およびワッシャ21が示される。図22は、図21に示すファンボスおよびワッシャのXXII−XXII断面図である。
FIG. 21 is a view showing a state where the washer shown in FIG. 17 is fitted into the fan boss shown in FIG. FIG. 21 shows the
図示例のように、4つのファンボス係合部21bが溝部5a4に嵌ることで、ワッシャ21はファン5の回り止めとして機能する。また4つのファンボス係合部21bが溝部5a4に嵌ることで回転時のがた付きが抑制される。従ってファン5のがた付きに起因した騒音と振動とが抑制され、品質が向上する。
As in the illustrated example, the four fan
なおモータ軸1−1の切欠部1eは断面D字状に限定されず断面I字状でもよい。この場合、ワッシャ21の穴部21cの形状は、断面I字状とされる。
The
また実施の形態4では、十字形の板金を箱状に折り曲げて形成されたワッシャ21を用いたが、ワッシャ21の形状はこれに限定されない。すなわちワッシャ21の外周部がファンボス5a,5a−2の負荷側の端部に係合する形状であればよい。
In
なお実施の形態1から4のモータには、ロータ8に代えて以下に示すロータ8−1,8−2を用いてもよい。
In addition, instead of the
図23は、本発明の実施の形態1から4に係るロータの第1の変形例を示す図である。図23に示すロータ8−1では、図4に示すバックヨーク8cおよび樹脂マグネット8dの代わりに、モータ軸1の外周面に形成された樹脂マグネット8d1が用いられている。樹脂マグネット8d1は、熱可塑性樹脂にフェライト磁石または希土類磁石が混合されて成形された樹脂磁石である。
FIG. 23 is a diagram showing a first modification of the rotor according to the first to fourth embodiments of the present invention. In the rotor 8-1 shown in FIG. 23, a resin magnet 8d1 formed on the outer peripheral surface of the
モータ軸1への樹脂マグネット8d1の形成時に、樹脂マグネット8d1の負荷側の端面には第1の台座8d11が形成される。第1の台座8d11は、樹脂マグネット8d1の径方向内側に形成され、樹脂マグネット8d1の負荷側の端面から負荷側に伸びている。第1の台座8d11は、モータ軸1の外周面上に環状に形成される。第1の台座8d11の負荷側の端面は、図1に示す内輪2bの設置面となり、これによりロータ8−1の軸方向の位置が固定される。第1の台座8d11を形成することによるその他の効果は、実施の形態1と同様である。
When the resin magnet 8d1 is formed on the
また樹脂マグネット8d1の形成時に、樹脂マグネット8d1の反負荷側の端面には第2の台座8d12が形成される。第2の台座8d12は、樹脂マグネット8d1の径方向内側に形成され、樹脂マグネット8d1の反負荷側の端面から反負荷側に伸びている。第2の台座8d12は、モータ軸1の外周面上に環状に形成される。第2の台座8d12の反負荷側の端面は、センサマグネット8eの設置面となり、これによりセンサマグネット8eの軸方向の位置が固定される。第2の台座8d12を形成することによるその他の効果は、実施の形態1と同様である。
In addition, when the resin magnet 8d1 is formed, a second pedestal 8d12 is formed on the end surface of the resin magnet 8d1 on the side opposite to the load. The second pedestal 8d12 is formed on the radially inner side of the resin magnet 8d1, and extends from the end surface on the antiload side of the resin magnet 8d1 to the antiload side. The
ロータ8−1によれば、バックヨーク8cと樹脂マグネット8d1を個別に形成する必要がないため、ロータ8−1の製造コストを低減することができる。
According to the rotor 8-1, since it is not necessary to form the
図24は、本発明の実施の形態1から4に係るロータの第2の変形例を示す図である。図24に示すロータ8−2では、図4に示すバックヨーク8cおよび樹脂マグネット8dの代わりに、モータ軸1の外周面に形成された環状の樹脂部8fと、PBTで形成される複数のリブ8gと、リング状の樹脂マグネット8d2と、リング状のセンサマグネット8hとが用いられる。
FIG. 24 is a diagram showing a second modification of the rotor according to the first to fourth embodiments of the present invention. In the rotor 8-2 shown in FIG. 24, instead of the
複数のリブ8gは、各々が樹脂部8fの外周面から径方向外側に向けて伸びて、モータ軸1の周方向に離間して配置される。樹脂マグネット8d2は、複数のリブ8gの各々の径方向外側を取り囲む形状である。センサマグネット8hは、複数のリブ8gの各々の反負荷側の端部に埋め込まれる。
Each of the plurality of
樹脂マグネット8d2とセンサマグネット8hには、各々の周方向にN極とS極とが交互となるように磁極が形成される。樹脂マグネット8d2とセンサマグネット8hは、各々がリブ8gと一体成形で形成されている。
Magnetic poles are formed on the resin magnet 8d2 and the
モータ軸1への樹脂部8fの形成時に、樹脂部8fの負荷側には第1の台座8g1が形成される。第1の台座8g1は、モータ軸1の外周面上に環状に形成される。第1の台座8g1の負荷側の端面は、複数のリブ8gの負荷側の端面よりも負荷側に位置する。第1の台座8g1の負荷側の端面は、図1に示す内輪2bの設置面となり、これによりロータ8−2の軸方向の位置が固定される。第1の台座8g1を形成することによるその他の効果は、実施の形態1と同様である。
When the
またモータ軸1への樹脂部8fの形成時に、樹脂部8fの反負荷側には第2の台座8g2が形成される。第2の台座8g2は、モータ軸1の外周面上に環状に形成される。第2の台座8g2の反負荷側の端面は、複数のリブ8gの反負荷側の端面よりも反負荷側に位置する。第2の台座8g2の反負荷側の端面は、図1に示す内輪9bの設置面となり、これによりロータ8−2の軸方向の位置が固定される。第2の台座8g2を形成することによるその他の効果は、実施の形態1と同様である。
Further, when the
ロータ8−2によれば、センサマグネット8hがリブ8gと一体成形で形成される。そのためセンサマグネット8hを手作業でリブ8gへ組付ける場合に比べて、ロータ8−2の製造コストを低減できる。
According to the rotor 8-2, the
なお実施の形態1から4では熱硬化性樹脂でモールドされたモールドモータを例示したが、モールドモータの代わりに、板金を加工して得られる筐体に固定子組立部10とロータを組み合わせたモータを用いてもよい。このように実施の形態1から4のファンの取付構造をモールドモータ以外のモータに適用しても、実施の形態1から4と同様の効果を得られる。
In the first to fourth embodiments, a mold motor molded with a thermosetting resin is exemplified. However, instead of a mold motor, a motor in which a
また実施の形態1から4では、ファンボスの断面形状を正方形としたが、ファンボスの断面形状は、正方形以外の多角形状でもよい。また実施の形態1から4のモータでは玉コロ軸受が用いられているが、玉コロ軸受の代わりに円すいコロ軸受を用いてもよい。
In
実施の形態5.
図25は、本発明の実施の形態5に係る空気調和機の構成図である。空気調和機90は、室内機91と、室内機91に接続される室外機92とを備える。室内機91は実施の形態1から4に示す送風機を室内機用送風機として備える。また室外機92は実施の形態1から4に示す送風機を室外機用送風機として備える。図25では、室内機用送風機を構成するモータ3および室内機用ファン94が示される。また図25では、室外機用送風機を構成するモータ3および室外機用ファン93が示される。
FIG. 25 is a configuration diagram of an air conditioner according to
ここで、図1に示す軸受2の負荷側に突出するモータ軸の先端部分の軸方向長を大きくすると共に、ファンボスの軸方向長も大きくすることで、モータ軸の先端部分とファンボスとの接触面積が大きくなる。これにより、室内機用ファン94または室外機用ファン93を確実に固定することができる。従って、室内機用ファン94または室外機用ファン93のがた付きを抑制する上では、モータ軸の先端部分の軸方向長を大きくすることが有効である。
Here, by increasing the axial length of the tip portion of the motor shaft protruding to the load side of the
ところが空気調和機90では、室内機91または室外機92の小型化のため、モータ3の設置スペースが制約される場合がある。空気調和機90では、モータ軸の先端部分の軸方向長とファンボスの軸方向長とが相対的に短くなる傾向にある。
However, in the
実施の形態1から4の送風機では、スリーブとナットによりファンボスが挟まれる。そのため、モータ軸の先端部分の軸方向長とファンボスの軸方向長とが相対的に短くなる場合でも、室内機用ファン94または室外機用ファン93をモータ軸に確実に固定できる。従って、実施の形態5では、室内機用ファン94または室外機用ファン93のがた付きが抑制され、室内機91および室外機92の小型化を図りながら、騒音の発生を抑制した品質の良い空気調和機90を得ることができる。
In the blowers of
また実施の形態5では、低コストで品質の良い送風機を用いることで、空気調和機90のコスト低減と品質の向上を図ることができる。
Moreover, in
なお実施の形態5の空気調和機90は、実施の形態1から4に記載の送風機を、室内機91および室外機92の少なくとも一方に備えるものとする。また実施の形態1から4に記載の送風機は、空気調和機90以外にも、ファンとモータを備えた空気清浄機、ポンプ装置または扇風機といった電気機器にも適用可能である。
Note that the
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。 The configuration described in the above embodiment shows an example of the contents of the present invention, and can be combined with another known technique, and can be combined with other configurations without departing from the gist of the present invention. It is also possible to omit or change the part.
1,1−1 モータ軸、1a 端部、1b 雄ねじ部、1d ローレット、1e 切欠部、2,9 軸受、2a,9a 外輪、2b,9b 内輪、3,3−1,3−2,3−3,3−4 モータ、4,4−1 スリーブ、4a 第1の端面、4b 第2の端面、5,5−1 ファン、5a,5a−1,5a−2 ファンボス、5a1 第3の端面、5a2 第4の端面、5a3,13 凹部、5a31,14c 貫通穴、5a32 内周面、5a33,20b2 角部、5a4,8e4 溝部、5b 羽根、6 ナット、6a 雌ねじ部、7 モールド固定子、8,8−1,8−2 ロータ、8c バックヨーク、8c1,8d11,8g1 第1の台座、8c2,8d12,8g2 第2の台座、8d,8d,8d2 樹脂マグネット、8e,8h センサマグネット、8e1 軸孔、8e2,18 円筒部、8e3 被検出部、8f,11 樹脂部、8g リブ、10 固定子組立部、10a 固定子コア、10b 絶縁部、10c コイル、12 基板、14 ブラケット、14a 軸受支持部、14b 固定子嵌合部、15 位置検出センサ、16 リード線、17 コネクタ、19 フランジ部、20,21 ワッシャ、20a,21c 穴部、20a1,21c1 直線部、20b1 外周面、21a モータ軸係合部、21b ファンボス係合部、90 空気調和機、91 室内機、92 室外機、93 室外機用ファン、94 室内機用ファン、101,102,103,104 送風機。 1,1-1 Motor shaft, 1a end, 1b male thread, 1d knurled, 1e notch, 2,9 bearing, 2a, 9a outer ring, 2b, 9b inner ring, 3,3-1, 3-2, 3- 3,3-4 motor, 4,4-1 sleeve, 4a first end face, 4b second end face, 5,5-1 fan, 5a, 5a-1, 5a-2 fan boss, 5a1 third end face 5a2 4th end surface, 5a3, 13 recess, 5a31, 14c through hole, 5a32 inner peripheral surface, 5a33, 20b2 corner, 5a4, 8e4 groove, 5b blade, 6 nut, 6a female thread, 7 mold stator, 8 , 8-1, 8-2 Rotor, 8c Back yoke, 8c1, 8d11, 8g1 First base, 8c2, 8d12, 8g2 Second base, 8d, 8d, 8d2 Resin magnet, 8e, 8h Sensor magnet 8e1 shaft hole, 8e2, 18 cylindrical part, 8e3 detected part, 8f, 11 resin part, 8g rib, 10 stator assembly part, 10a stator core, 10b insulating part, 10c coil, 12 substrate, 14 bracket , 14a Bearing support portion, 14b Stator fitting portion, 15 Position detection sensor, 16 Lead wire, 17 Connector, 19 Flange portion, 20, 21 washer, 20a, 21c Hole portion, 20a1, 21c1 Straight portion, 20b1 Outer peripheral surface, 21a Motor shaft engaging part, 21b Fan boss engaging part, 90 air conditioner, 91 indoor unit, 92 outdoor unit, 93 outdoor unit fan, 94 indoor unit fan, 101, 102, 103, 104 blower.
Claims (8)
前記軸受と前記モータ軸の端部との間に配置され前記モータ軸が貫通する筒状のスリーブと、
前記スリーブと前記モータ軸の端部との間に配置され前記モータ軸が貫通する筒状のファンボスと、前記ファンボスの径方向外側に配置された羽根とを有するファンと、
前記モータ軸の端部に配置される締結部材と、
を備え、
前記スリーブと前記ファンボスは、前記軸受と前記締結部材とにより挟まれる送風機。 A motor having a motor shaft and a bearing supporting the motor shaft;
A cylindrical sleeve disposed between the bearing and the end of the motor shaft and through which the motor shaft passes;
A fan having a cylindrical fan boss disposed between the sleeve and an end of the motor shaft and penetrating the motor shaft; and a blade disposed radially outward of the fan boss;
A fastening member disposed at an end of the motor shaft;
With
The air blower in which the sleeve and the fan boss are sandwiched between the bearing and the fastening member.
前記フランジ部の外径は、前記貫通穴の径よりも大きく、
前記円筒部の外径は、前記貫通穴の径よりも小さい、請求項2に記載の送風機。 The motor includes a through hole through which the motor shaft passes,
The outer diameter of the flange portion is larger than the diameter of the through hole,
The blower according to claim 2, wherein an outer diameter of the cylindrical portion is smaller than a diameter of the through hole.
前記ファンボスは、前記ファンボスの前記締結部材側の端面に凹部を有し、
前記凹部には、ワッシャが配置され、
前記ワッシャは、前記凹部の断面と同形状の平板状であり、
前記ワッシャは、前記切欠部の断面形状と同形状の穴部を有する、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の送風機。 The motor shaft has a notch at the end of the motor shaft,
The fan boss has a recess on an end surface of the fan boss on the fastening member side,
A washer is disposed in the recess,
The washer is a flat plate having the same shape as the cross section of the recess,
The blower according to any one of claims 1 to 3, wherein the washer has a hole having the same shape as a cross-sectional shape of the notch.
前記モータ軸は、前記モータ軸の端部に切欠部を有し、
前記ワッシャは、前記切欠部の断面形状と同形状の穴部を有し、
前記ワッシャは、前記ファンボスの前記締結部材側の端部に係合する形状である、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の送風機。 A washer is disposed between the fan boss and the fastening member,
The motor shaft has a notch at the end of the motor shaft,
The washer has a hole having the same shape as the cross-sectional shape of the notch,
The blower according to any one of claims 1 to 3, wherein the washer has a shape that engages with an end portion of the fan boss on the fastening member side.
前記ワッシャは、前記溝部に係合する形状である、請求項5に記載の送風機。 The fan boss has a groove on an end surface of the fan boss on the fastening member side,
The blower according to claim 5, wherein the washer has a shape that engages with the groove.
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