JP2007295637A - Electric motor - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、電動モータに関する。 The present invention relates to an electric motor.
電動モータは、コイルの被覆を保護するためのインシュレータを有している。コイルは、インシュレータを介してステータコアに巻かれている。このステータコアは、多数の電磁鋼板が積層されてなる。ステータコアは、環状のヨークと、このヨークの内周から径方向内方へ延びる複数のティースとを有している。このティースに、断面溝形のインシュレータが取り付けられている。インシュレータの断面溝形の部分の内側にティースが嵌められている(例えば特許文献1参照。)。
しかし、特許文献1のインシュレータは、ティースに嵌まっているだけであるので、安定して保持されないことがある。インシュレータがステータコアに安定して保持されないと、例えば、組立時に位置ずれしないようにするために、組立に手間がかかってしまう。また、コイルを高密度に巻線できなくなるので、電動モータの高出力化を阻害してしまう。従って、インシュレータを安定して取り付けることが要請されている。 However, since the insulator of Patent Document 1 is only fitted in the teeth, it may not be stably held. If the insulator is not stably held by the stator core, for example, it takes time to assemble in order to prevent displacement during assembly. Moreover, since it becomes impossible to wind a coil with high density, the high output of an electric motor will be inhibited. Therefore, it is required to attach the insulator stably.
また、インシュレータを安定して保持するために、組み立て作業の手間が増大するのは、好ましくない。
そこで、この発明の目的は、インシュレータを手間をかけずに安定して保持できる電動モータを提供することである。
Further, it is not preferable that the labor of assembling work is increased in order to stably hold the insulator.
Therefore, an object of the present invention is to provide an electric motor that can stably hold an insulator without taking time and effort.
本発明は、環状をなすステータコアにインシュレータを介してコイルを巻回した電動モータにおいて、ステータコアの軸方向に関するティースおよびヨーク部の少なくとも一方の端面と、これに対向するインシュレータの端部の対向面とが凹凸係合されていることを特徴とする。本発明によれば、ステータコアのティースおよびヨーク部の少なくとも一方の端面と、インシュレータの端部の対向面とが、凹凸係合することにより、互いに位置ずれなく連結される。その結果、インシュレータがステータコアに安定して保持される。しかも、凹凸係合は、組立作業の手間を増大させずに済む。 The present invention relates to an electric motor in which a coil is wound around an annular stator core via an insulator, at least one end surface of a tooth and a yoke portion in the axial direction of the stator core, and an opposing surface of an end portion of the insulator facing the stator core Is characterized in that the projections and recesses are engaged with each other. According to the present invention, the end surfaces of at least one of the teeth and the yoke portion of the stator core and the opposing surface of the end portion of the insulator are connected to each other without being misaligned, thereby being displaced from each other. As a result, the insulator is stably held by the stator core. In addition, the concave and convex engagement does not increase the labor of assembling work.
また、本発明において、上記ティースおよびヨーク部の少なくとも一方の端面に、少なくとも1つの溝が形成され、インシュレータの端部の上記対向面に、上記溝に嵌合するリブが形成されている場合がある。この場合、リブが溝に嵌合して凹凸係合することで、インシュレータをティースおよびヨーク部の少なくとも一方に安定して保持できる。また、通例、相対的に薄肉のインシュレータにリブが形成され、相対的に厚肉のティースおよびヨーク部に溝が形成されるので、リブおよび溝の製造が容易である。 In the present invention, at least one groove may be formed on at least one end surface of the teeth and the yoke portion, and a rib that fits into the groove may be formed on the facing surface of the end portion of the insulator. is there. In this case, the insulator can be stably held on at least one of the tooth and the yoke portion by fitting the rib into the groove and engaging with the concave and convex portions. Further, since ribs are usually formed on relatively thin insulators and grooves are formed on relatively thick teeth and yoke portions, the manufacture of the ribs and grooves is easy.
また、本発明は、環状をなすステータコアにインシュレータを介してコイルを巻回した電動モータにおいて、上記ステータコアは、環状をなすステータコア本体と、このステータコア本体の径方向内方へ突出し且つステータコア本体の周方向に間隔を隔てて配置された複数のティースとを含み、各ティースは、ステータコア本体に連結されたティース本体と、ステータコア本体の径方向内方に関するティース本体の端部に連結された膨出部とを含み、この膨出部は、ティース本体から、ステータコア本体の軸方向および周方向に膨出されており、ステータコアの軸方向に関するティースの膨出部およびステータコア本体の少なくとも一方の端面に形成された少なくとも一つの溝と、該溝に対向し膨出部およびステータコア本体の端面に対向するインシュレータの端部の対向面に形成されていて上記溝に嵌合するリブとが凹凸係合されていることを特徴としてもよい。 Further, the present invention provides an electric motor in which a coil is wound around an annular stator core via an insulator, the stator core protruding inward in the radial direction of the stator core body and the stator core body. A plurality of teeth arranged at intervals in the direction, each tooth being connected to the stator body, and a bulging portion connected to the end of the teeth body in the radial inner direction of the stator core body The bulging portion is bulged from the teeth body in the axial direction and the circumferential direction of the stator core body, and is formed on at least one end surface of the teeth bulging portion and the stator core body in the axial direction of the stator core. And at least one groove, and the bulging part and the end face of the stator core body facing the groove. May be characterized in that they are formed on the opposing surface of the end portion of the insulator and a rib which fits into the groove are engaged uneven engagement.
この発明によれば、リブが溝に嵌合して凹凸係合することで、インシュレータがティースの膨出部およびステータコア本体の少なくとも一方に安定して保持される。しかも、凹凸係合は、組立作業の手間を増大させずに済む。また、通例、相対的に薄肉のインシュレータにリブが形成され、相対的に厚肉のティースおよびステータコア本体に溝が形成されるので、リブおよび溝の製造が容易である。 According to this invention, the rib is fitted into the groove and engaged with the concave and convex portions, so that the insulator is stably held on at least one of the bulge portion of the teeth and the stator core body. In addition, the concave and convex engagement does not increase the labor of assembling work. Also, since ribs are typically formed on relatively thin insulators and grooves are formed on relatively thick teeth and the stator core body, the ribs and grooves can be easily manufactured.
また、上記各発明において、上記ステータコアは磁性粉体を含む場合がある。この場合、ステータコアの形状の自由度が高いので、端面に凹凸係合させるための起伏部を容易に形成することができる。 In each of the above inventions, the stator core may contain magnetic powder. In this case, since the degree of freedom of the shape of the stator core is high, it is possible to easily form the undulating portion for engaging with the end face.
以下では、この発明の実施形態の電動モータを、添付図面を参照して詳細に説明する。 図1は、本発明の第1の実施形態の電動モータの概略構成を示す側面図である。図1を参照して、本電動モータ1は、ハウジング2と、このハウジング2に保持された第1および第2の軸受3,4と、これら第1および第2の軸受3,4により回動自在に支持される出力軸5と、この出力軸5に一体回転するように設けられた円筒形状のロータ6と、ロータ6の外周と径方向R1,R2に対向してハウジング2内に固定される円筒形状をなすステータ7とを有している。電動モータ1は、ブラシレスモータである。また、電動モータ1は、ロータ6の回転角を検出する位置検出センサ(図示せず)と、ブラシレスモータ内部における電気的な接続のためのバスバーと呼ばれる結線用基板8とを有している。
Hereinafter, an electric motor according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a side view showing a schematic configuration of an electric motor according to a first embodiment of the present invention. Referring to FIG. 1, the electric motor 1 is rotated by a housing 2, first and second bearings 3 and 4 held in the housing 2, and the first and second bearings 3 and 4. An
なお、図1および後述する各図には、出力軸5の軸方向S、径方向の内方R1、径方向の外方R2、および周方向Tを必要に応じて図示している。また、これらの各方向は、ロータ6、ステータ7および後述するステータ本体の対応する各方向に一致している。
ハウジング2は、有底円筒形状をなすハウジング本体9と、ハウジング本体9の開放端部に取り付けられている端部材10とを有している。
In addition, in FIG. 1 and each figure mentioned later, the axial direction S of the
The housing 2 includes a housing
端部材10は、円板形状をなす。端部材10は、中央部に形成された貫通孔を有する。この貫通孔の周縁部に、第1の軸受3を支持する支持部が設けられている。端部材10の外周縁部には、ハウジング本体9と連結するための連結部が設けられている。
ハウジング本体9は、筒部9aと、端部材としての底部9bとを有している。筒部9aと底部9bとは、単一の部材により一体に形成されている。筒部9aは、ステータ7の外周を固定する内周と、外周とを有する。また、筒部9aは、開放側の第1の端部と、底部9b寄りの第2の端部とを有する。筒部9aの第1の端部には、端部材10の連結部に連結するための連結部が設けられている。筒部9aの連結部と、端部材10の連結部とは、図示しないボルトにより互いに固定される。底部9bの中央部には、ハウジング2の内側に開く凹部が形成されている。凹部の周縁部に、第2の軸受4を支持する支持部が設けられている。
The
The
ハウジング2の内部に、ロータ6およびステータ7が収容されている。出力軸5の軸方向Sについて、端部材10と底部9bとの間に、ステータ7が配置されている。筒部9aの内周に、ステータ7の外周が固定されている。
出力軸5は、長尺部材からなる。出力軸5の一方の端部は、端部材10の貫通孔から延び出している。出力軸5の他方の端部は、ハウジング2内に収容されている。出力軸5は、ハウジング2の筒部9aの内周およびステータ7の内周に同心に配置されている。
A rotor 6 and a
The
ロータ6は、出力軸5と同心に且つ一体回転できるように固定されている。ロータ6は、筒状をなしていて、外周および内周を有している。ロータ6は、ロータ本体6aと、このロータ本体6aの外周に一体回転できるように取り付けられたロータマグネット6bとを含んでいる。ロータマグネット6bは、永久磁石からなり、環状に形成されて、その外周にN極とS極との磁極が交互に周方向Tに並んで複数箇所に形成されている。ロータ本体6aは、出力軸5と別体に形成されている。ロータ本体6aの内周が、出力軸5の外周にスペーサ6cを介して嵌合されて固定されている。
The rotor 6 is fixed so that it can rotate integrally with the
ステータ7は、環状をなす。ステータ7の内周は、ロータ6の回転中心軸線に同心に配置されている。ステータ7の内周は、ロータ6のロータマグネット6bの外周と径方向R1,R2に所定間隔を開けて対向している。ステータ7は、環状をなす単一のステータコア11と、複数のインシュレータ12と、複数のコイル13とを有している。
図2は、図1のステータコア11の分解斜視図である。図3は、図1のステータ7の要部の斜視図であり、分割コア14の軸方向の端部と、インシュレータ12の軸方向の端部を図示している。図4は、図3の分割コア14の要部の斜視図である。図5は、図3のインシュレータ12の要部の一部断面斜視図である。図6は、図1のステータ7の要部の断面図である。
The
FIG. 2 is an exploded perspective view of the
図1および図2を参照して、本実施形態のステータコア11は、周方向Tに均等に分割された分割体としての複数の分割コア14を有している。
複数の分割コア14は、ステータコア11を縦割り分割されてなる。複数の分割コア14が周方向Tに並べられた状態で、ハウジング本体9の筒部9aの内周に嵌め入れられている。これにより、複数の分割コア14は、相互の相対移動を規制されるので、互いに連結される。このようにして、ステータコア11が構成されている。
1 and 2, the
The plurality of divided
各分割コア14は、複数の分割コア14を互いに周方向に連結するための単一のヨーク部15と、このヨーク部15に連結され径方向内方R1へ突出して延びていてロータ6に対向する単一のティース16とを有している。ヨーク部15とティース16とは、単一の部材により一体に形成されている。各分割コア14は、磁性粉体17(一部のみ図示)を含み、これを用いて形成された焼結体からなる。
Each divided
複数の分割コア14が互いに環状に連結された状態で、ステータコア11は、複数のヨーク部15と、複数のティース16とを有している。
複数の分割コア14が互いに環状に連結された状態で、複数のヨーク部15は、周方向に互いに連結されていて、環状をなしている。このように、複数のヨーク部15は、環状をなすステータコア本体として機能する。
The
In a state where the plurality of divided
複数のティース16は、周方向Tに均等な間隔を隔てて並んでいる。軸方向Sについての各ティース16の両端部に、2つのインシュレータ12が組付けられている。コイル13が、2つの各インシュレータ12を介してティース16とヨーク部15との間に巻回されている。各コイル13は、絶縁被覆された電線をそれぞれ有している。各電線は、インシュレータ12の回りに巻かれてなり、インシュレータ12を介してステータコア11のティース16に巻かれている。電線の両端部が、結線用基板8に接続されている。
The plurality of
図1と図3を参照して、軸方向Sについて、ステータコア11の両端部は同様に形成されている。これと同様に、ステータコア11の軸方向Sの両端部に取り付けられた一対のインシュレータ12は、互いに同様に形成されている。
図2と図4を参照して、ヨーク部15は、円筒形状をステータ7の周方向Tに均等に複数個に分割された形状をなしている。各ヨーク部15は、軸方向Sについての一対の端面15aを有している。各ヨーク部15は、複数のヨーク部15が互いに連結されて環状をなす状態でこの環形状の内周の一部になる内周部と、上述の環状をなす状態でこの環形状の外周の一部になる外周部と、周方向Tについての一対の端面と、を有している。ヨーク部15の内周部は、ティース16の径方向外方R2にある端部16gから軸方向Sおよび周方向Tに延びている。また、複数の分割コア14が互いに環状に連結された状態で、ヨーク部15の外周部が、ステータ7の外周を形成し、ハウジング2のハウジング本体9の筒部9a(図1参照)の内周面に嵌合されていて、これとともに、互いに隣接する2つのヨーク部15について、互いに周方向Tに対向する端面同士が互いに当接している。ヨーク部15には、対応するティース16が連結されている。
With reference to FIGS. 1 and 3, both end portions of the
With reference to FIGS. 2 and 4, the
ティース16は、ヨーク部15の内周部に連結されこの内周部からステータコア11の径方向R1に延びている主体部としてのティース本体16aと、ティース本体16aの径方向内方R1にある端部16hに設けられた膨出部16bとを有している。
ティース本体16aは、膨出部16bに比べて、ステータ7の周方向Tおよび軸方向S(ステータ7の中心軸線が延びる方向に相当する。)について、相対的に細く形成されている。ティース本体16aの基端16gが、ヨーク部15の内周部に固定されている。
The
The
膨出部16bは、ステータ7の径方向R1,R2についてティース本体16aを挟んでヨーク部15とは反対側に配置され、ステータ7の軸方向Sおよび周方向Tについてティース本体16aから膨出されている。膨出部16bは、ステータ7の周方向Tの両側に所定長さで延設された一対の第1の延設部16cと、ステータ7の軸方向Sの両側に所定長さで延設された一対の第2の延設部16dとを有している。第1の延設部16cでは、ティース本体16aの径方向内方R1にある端部16hから周方向Tについて遠ざかるにしたがって、第1の延設部16cの肉厚(径方向寸法)が薄くなるように形成されている。第2の延設部16dは、延設端としての軸方向Sの端部に軸方向Sに垂直に交差する端面16eを有している。
The bulging
図3と図1を参照して、インシュレータ12は、コイル13を保護するために絶縁性を有する樹脂部材、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等により形成されている。インシュレータ12は、ヨーク部15の内周に沿う矩形の板状をなす第1の部分18と、ティース本体16aの軸方向端部に沿って径方向に延びる第2の部分19と、ティース16の膨出部16bの第2の延設部16dに沿う第3の部分20とを有している。
With reference to FIGS. 3 and 1, the
図5および図6を参照して、第2の部分19は、ステータ7の径方向から見たときに、断面溝形をなす。第2の部分19は、溝形の側壁をなす一対の側壁部19aと、溝の底部をなす接続部19bとを有している。接続部19bが、ティース本体16aにおける軸方向Sの端部に当接している。また、側壁部19aの間に、ティース本体16aの被挟持部16fが弾力的に挟まれている。非拘束状態のインシュレータ12の第2の部分19の一対の側壁部19aの間隔は、周方向についてのティース本体16aの被挟持部16fの厚み寸法よりも小さく形成されている。一対の側壁部19aが弾性的に押し拡げられた状態で、その間に、ティース本体16aの被挟持部16fが挟まれている。これによりインシュレータ12の一対の側壁部19aは、弾力的な挟持力を利用して、ティース本体16aに保持されている。
With reference to FIGS. 5 and 6, the
第3の部分20は、ティース16の膨出部16bにおけるステータ7の径方向の外側R2に面した部分に沿って配置された部分としての主体部20aと、ティース16の膨出部16bにおけるステータ7の軸方向Sについての端部に沿って配置された部分としての延設部20bとを有している。延設部20bは、ティース16の膨出部16bの第2の延設部16dの軸方向Sの端面16eに対向して沿う対向面20cを有している。
The
また、インシュレータ12は、ステータコア11に接しながら取り囲む溝21を有している。溝21は、上述の第1、第2および第3の部分18,19,20により区画されている。溝21の内部に、コイル13が配置されている。
本実施形態では、ステータコア11のティース16の端面16eと、これに対向するインシュレータ12の径方向R1の端部としての第3の部分20の軸方向Sの端部としての延設部20bの対向面20cを凹凸係合させてある。
The
In the present embodiment, the
図4を参照して、ティース16は、凹部としての一つの溝22を有している。溝22は、ティース16の端面16eに形成されていて、周方向Tに延び、また直線状に連続して延びているが、湾曲して延びていてもよい。溝22は、軸方向Sに一定の所定深さで形成されている。溝22は、径方向R1,R2に一定の所定幅で形成されている。
図5を参照して、インシュレータ12は、凸部としてのリブ23を有している。リブ23は、インシュレータ12の第3の部分20の延設部20bの対向面20cに、軸方向Sに突出して形成されている。リブ23は、周方向Tについて、直線状に連続して延びていて、径方向R1,R2に一定幅で、軸方向Sに一定の突出高さで形成されている。
Referring to FIG. 4, the
Referring to FIG. 5, the
図6を参照して、リブ23は、溝22に嵌合していて、溝22の周縁部に引っ掛けられている。これにより、インシュレータ12の延設部20bの対向面20cが、ステータコア11のティース16の端面16eから離隔することが規制される。
このように本実施形態では、環状をなすステータコア11にインシュレータ12を介してコイル13を巻回した電動モータ1において、ステータコア11の軸方向Sに関するティース16の端面16eと、これに対向するインシュレータ12の端部としての延設部20bの対向面20cとが、凹凸係合されていることを特徴とする。
Referring to FIG. 6, the
As described above, in the present embodiment, in the electric motor 1 in which the
本実施形態によれば、ステータコア11のティース16の端面16eと、インシュレータ12の第3の部分20の延設部20bの対向面20cとが、凹凸係合することにより、互いに位置ずれなく連結される。その結果、インシュレータ12がステータコア11に安定して保持されるので、組立時の手間を低減することができる。しかも、凹凸係合は、組立作業の手間を増大させずに済む。
According to the present embodiment, the
凹凸係合に加えて、ティース本体16aとインシュレータ12の第2の部分19とが嵌合している。これにより、ステータコア11とインシュレータ12とが互いにより一層確実に連結されている。
また、本実施形態では、ティース16の端面16eに、溝22が形成され、インシュレータ12の端部の対向面20cに、上記溝22に嵌合するリブ23が形成されている。この場合、リブ23と溝22とが凹凸係合することで、インシュレータ12をティース16に安定して保持できる。また、リブ23は、通例、相対的に薄肉のインシュレータ12にリブ23が形成され、溝22は、相対的に厚肉のティース16に形成されるので、リブ23および溝22の製造が容易である。なお、この効果を得るには、後述するように、溝22およびリブ23は、少なくとも一組が形成されていればよい。
In addition to the uneven engagement, the
In the present embodiment, a
また、本実施形態では、環状をなすステータコア11にインシュレータ12を介してコイル13を巻回した電動モータ1において、上記ステータコア11は、環状をなすステータコア本体としての複数のヨーク部15と、このステータコア本体の径方向内方R1へ突出し且つステータコア本体の周方向Tに間隔を隔てて配置された複数のティース16とを含み、各ティース16は、ステータコア本体に連結されたティース本体16aと、ステータコア本体の径方向内方R1に関するティース本体16aの端部16hに連結された膨出部16bとを含み、この膨出部16bは、ティース本体16aから、ステータコア本体の軸方向Sおよび周方向Tに膨出されており、ステータコア11の軸方向Sに関するティース16の膨出部16bの端面16eに形成された少なくとも一つの溝22と、この溝22に対向し膨出部16bの端面16eに対向するインシュレータ12の端部の対向面20cに形成されていて上記溝22に嵌合するリブ23とが凹凸係合されていることを特徴としてもよい。この場合も上述の効果を同様に得ることができる。すなわち、リブ23が溝22に嵌合して凹凸係合することで、インシュレータ12がティース16の膨出部16bに安定して保持される。しかも、凹凸係合は、組立作業の手間を増大させずに済み、また、溝22およびリブ23の製造が容易である。
In the present embodiment, in the electric motor 1 in which the
また、ステータコア11は磁性粉体17を含んだ焼結体である。この場合、ステータコア11の形状の自由度が高いので、端面16eに凹凸係合させるための起伏部(本実施形態では溝22が相当する。)を容易に形成することができる。
また、本実施形態では、ステータコア11の分割コア14のティース16の膨出部16bの第2の延設部16dと、インシュレータ12の第3の部分20とが、端部同士で連結されている。これにより、ステータ7における軸方向Sの端部おいて、コイル13をステータコア11の軸方向Sの端部としての第2の延設部16dに近接して配置することができ、電動モータ1の出力を向上させることも可能となる。
The
Moreover, in this embodiment, the
また、溝22およびリブ23の凹凸係合により、ステータコア11およびインシュレータ12を互いに連結しているので、インシュレータ12の第2の部分19の側壁部19aの高さ(軸方向Sについての寸法に相当する。)を従来よりも低くできる。これにより、インシュレータ12を小型化できる。
また、本実施形態について、以下のような変形例を考えることができる。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
Further, since the
Moreover, the following modifications can be considered about this embodiment. In the following description, differences from the above-described embodiment will be mainly described, and the same components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
例えば、リブ23は、ステータ7の周方向Tに複数に分割されていてもよい。これに対応して、溝22が、周方向Tに複数に分割されていてもよい。また、複数の溝22が、径方向R1,R2に並んでいてもよい。また、これに対応して、複数のリブ23が、径方向R1,R2に並んでいてもよい。要は、溝22およびリブ23は、複数であってもよく、少なくとも一組があればよい。
For example, the
また、図7は、本発明の第2の実施形態の電動モータ1のステータの要部の断面図である。第2の実施形態では、ステータコア11のティース16の端面16eに凸部としてのリブ23が形成されている。また、インシュレータ12の端部としての延設部20bの対向面20cに凹部としての溝22が形成されている。溝22にリブ23が嵌まって係合している。このように、ステータコア11のティース16の端面16eと、これに対向するインシュレータ12の延設部20bの対向面20cを凹凸係合させてある。
Moreover, FIG. 7 is sectional drawing of the principal part of the stator of the electric motor 1 of the 2nd Embodiment of this invention. In the second embodiment,
また、このような凹凸係合のための凹部および凸部としては、ステータ7の周方向Tに延びる溝22やリブ23の他、径方向寸法に比べて周方向寸法が同じか短くされた凹部や凸部であってもよい。要は、ステータコア11の軸方向Sに関するティース16の端面と、これに対向するインシュレータ12の端部の対向面とが凹凸係合されていればよい。具体的には、ティース16およびインシュレータ12のいずれか一方が、互いに係合する凹部および凸部のいずれか一方を有し、ティース16およびインシュレータ12のいずれか他方が、互いに係合する凹部および凸部のいずれか他方を有していればよい。
Further, as such concave and convex portions for concave and convex engagement, in addition to
また、図8を参照して、上述の凹凸係合のための凹部としての溝22を、ステータコア本体としてのヨーク部15の端面15aに設け、凹凸係合のための凸部としてのリブ23を、インシュレータ12の第1の部分18の軸方向の端部としての延設部18aの対向面18bに設けてもよい。延設部18aは、第1の部分18の軸方向の端部から径方向外方へ端面15aに沿って延びている。対向面18bは、延設部18aに設けられていて、端面15aに対向している。
Referring to FIG. 8, the
また、図9を参照して、上述の凹凸係合のための凸部としてのリブ23を、ヨーク部15の端面15aに設け、凹凸係合のための凹部としての溝22を、インシュレータ12の第1の部分18の延設部18aの対向面18bに設けてもよい。
また、図6,図7,図8および図9に示す凹凸係合のための凹部および凸部を適宜組み合わせ、凹凸係合のための凹部および凸部を、ティース16の端面16eおよびヨーク部15の端面15aと、これらの端面15a,16eに対向するインシュレータ12の対向面18b,20cとに設けることも可能である。
Further, referring to FIG. 9, the
Further, the concave and convex portions for concave / convex engagement shown in FIGS. 6, 7, 8 and 9 are appropriately combined, and the concave and convex portions for concave / convex engagement are used as the
このように、凹凸係合のための凹部および凸部をヨーク部15の端面15aに設ける場合にも、ティース16の端面16eに設ける場合の上述の効果と同様の効果を得ることができる。また、通例、相対的に薄肉のインシュレータ12に凸部としてのリブ23が形成され、相対的に厚肉のヨーク部15に凹部としての溝22が形成される場合には、リブ23および溝22の製造が容易である。
As described above, even when the concave and convex portions for the concave-convex engagement are provided on the
また、上述の各実施形態では、ステータコア11の分割コア14は、焼結体からなる。この焼結体は、磁性粉体を含み、成形型を用いて成形されてなる成型品からなる。このようなステータコア11としては、上述の焼結体の他、磁性粉体が高圧力で圧縮成形されてなる圧粉磁心でもよいし、樹脂成型品でもよい。この樹脂成型品は、磁性粉体としての鉄粉と、絶縁部材としての合成樹脂とを含む複合材料により形成されている。
In the above-described embodiments, the
ステータコア11が、多数の電磁鋼板としてのケイ素鋼板が積層されてなる積層鋼板からなる場合に、上述の凹凸係合が適用されることも考えられる。ステータコア11が単一部品により形成される場合に、上述の凹凸係合が適用されることも考えられる。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
When the
1…電動モータ、11…ステータコア、12…インシュレータ、13…コイル、15…ヨーク部(ステータコア本体)、15a…端面、16…ティース、16a…ティース本体、16b…膨出部、16e…端面、16h…端部、17…磁性粉体、18a,20b…延設部(インシュレータの端部)、18b,20c…対向面、22…溝、23…リブ、R1…径方向内方、S…軸方向、T…周方向 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Electric motor, 11 ... Stator core, 12 ... Insulator, 13 ... Coil, 15 ... Yoke part (stator core main body), 15a ... End surface, 16 ... Teeth, 16a ... Teeth main body, 16b ... Expansion part, 16e ... End surface, 16h ... End part, 17 ... Magnetic powder, 18a, 20b ... Extension part (end part of insulator), 18b, 20c ... Opposing surface, 22 ... Groove, 23 ... Rib, R1 ... Inward in the radial direction, S ... Axial direction , T ... circumferential direction
Claims (4)
上記ステータコアは、環状をなすステータコア本体と、このステータコア本体の径方向内方へ突出し且つステータコア本体の周方向に間隔を隔てて配置された複数のティースとを含み、
各ティースは、ステータコア本体に連結されたティース本体と、ステータコア本体の径方向内方に関するティース本体の端部に連結された膨出部とを含み、
この膨出部は、ティース本体から、ステータコア本体の軸方向および周方向に膨出されており、
ステータコアの軸方向に関するティースの膨出部およびステータコア本体の少なくとも一方の端面に形成された少なくとも一つの溝と、該溝に対向し膨出部およびステータコア本体の端面に対向するインシュレータの端部の対向面に形成されていて上記溝に嵌合するリブとが凹凸係合されていることを特徴とする電動モータ。 In an electric motor in which a coil is wound around an annular stator core via an insulator,
The stator core includes an annular stator core main body, and a plurality of teeth protruding radially inward of the stator core main body and spaced apart in the circumferential direction of the stator core main body,
Each tooth includes a teeth body connected to the stator core body, and a bulging portion connected to an end of the teeth body with respect to the radially inner side of the stator core body,
The bulging portion bulges from the teeth body in the axial direction and circumferential direction of the stator core body,
At least one groove formed on at least one end face of the teeth and the stator core body in the axial direction of the stator core, and the opposite end of the insulator facing the groove and facing the end face of the stator core body An electric motor characterized in that a rib formed on a surface and engaged with the groove is engaged in a concave-convex manner.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006116986A JP2007295637A (en) | 2006-04-20 | 2006-04-20 | Electric motor |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013046891A1 (en) * | 2011-09-27 | 2013-04-04 | パナソニック株式会社 | Motor, pump equipped with motor, and device equipped with pump |
WO2023243685A1 (en) * | 2022-06-17 | 2023-12-21 | 株式会社村田製作所 | Stator and motor |
-
2006
- 2006-04-20 JP JP2006116986A patent/JP2007295637A/en active Pending
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WO2023243685A1 (en) * | 2022-06-17 | 2023-12-21 | 株式会社村田製作所 | Stator and motor |
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