JP2017066632A - 緩衝機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成を簡素化することができる緩衝機構を提供する。【解決手段】枠体に支持される左右の扉体11の開閉動作時の衝撃を和らげる緩衝機構20であって、枠体13又は左右の扉体11のいずれか一方に回転可能に支持されるピニオン30と、ピニオン30の回転に抵抗を与えるロータリーダンパー40と、枠体又は左右の扉体11のいずれか他方に固定され、開閉動作時にピニオン30と接触してピニオン30を回転させるラックパーツ50と、を具備する。【選択図】図4

Description

本発明は、枠体に支持される扉体の開閉動作によって生じる衝撃を和らげるための緩衝機構の技術に関する。
従来、枠体に支持される扉体の開閉動作によって生じる衝撃を和らげるための緩衝機構の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の緩衝機構(緩衝装置)は、一方の扉体(戸板)に取り付けられる第1取付部材と、他方の扉体に取り付けられる第2取付部材と、第1取付部材と第2取付部材とを回動可能に連結するヒンジ部と、第1取付部材と第2取付部材との回動を制動する制動機構とを具備する。制動機構は、ダンパと当該ダンパを覆う当接部材とを具備し、第2取付部材に収容される。当接部材は、扉体が閉じられるときに第1取付部材に押圧されてダンパを圧縮する。これによって、前記緩衝機構は、ダンパの反発力で扉体を閉じるときに生じる衝撃を和らげることができる。
しかしながら、前記緩衝機構は、蝶番内部で前記衝撃を緩和可能な構成であるため、制動機構の動作に干渉しないようにヒンジ部を形成したり、多くの部品を連結する必要がある。このため、前記緩衝機構は、その構成を簡素化することが困難であった。
特許5336719号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は構成を簡素化することが可能な緩衝機構を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、枠体に支持される扉体の開閉動作時の衝撃を和らげる緩衝機構であって、前記枠体又は前記扉体のいずれか一方に回転可能に支持される回転体と、前記回転体の回転に抵抗を与える抵抗部材と、前記枠体又は前記扉体のいずれか他方に固定され、前記開閉動作時に前記回転体と接触して前記回転体を回転させる接触部材と、を具備するものである。
請求項2においては、前記抵抗部材は、ロータリーダンパーによって構成されるものである。
請求項3においては、前記回転体は、ピニオンによって構成され、前記接触部材は、前記ピニオンと歯合可能なラックを具備するものである。
請求項4においては、前記接触部材は、前記ラックと対向すると共に、前記開閉動作時に前記回転体が前記ラックと歯合した状態で通過可能な間隔を、前記ラックとの間に空けて配置される平坦部をさらに具備するものである。
請求項5においては、前記接触部材は、前記回転体を前記ラックへと導くガイド部をさらに具備するものである。
請求項6においては、前記回転体又は前記接触部材のうち前記枠体に固定される一方は、前記回転体又は前記接触部材のうち前記扉体に固定される他方の、前記開閉動作における移動範囲の端部に配置されるものである。
請求項7においては、前記接触部材は、前記他方が前記移動範囲の端部に向かうにつれて、前記他方の移動距離に対する前記回転体の回転角度を大きくするものである。
請求項8においては、前記扉体は、前記枠体に固定されるレールに沿って摺動可能に構成され、前記回転体及び前記接触部材は、前記レールに収納されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、構成を簡素化することができる。
請求項2においては、構成を簡素化することができる。
請求項3においては、構成を簡素化することができる。
請求項4においては、開閉動作時の衝撃を確実に和らげることができる。
請求項5においては、開閉動作時の衝撃を確実に和らげることができる。
請求項6においては、扉体を全閉状態や全開状態にしたときに生じる衝撃を和らげることができる。
請求項7においては、閉塞動作や開放動作を滑らかにすることができる。
請求項8においては、美観を向上することができる。
折れ戸を示した斜視図。 (a)本発明の一実施形態に係る緩衝機構を示した平面断面図。(b)図2(a)に示す矢印A−A断面図。 レール及びラックパーツを示した分解斜視図。 緩衝機構を示した一部断面斜視図。 (a)全開状態の折れ戸を示した平面模式図。(b)ある程度閉じられた状態の折れ戸を示した平面模式図。(c)図5(b)の状態からさらに閉じられた折れ戸を示した平面模式図。(d)全閉状態の折れ戸を示した平面模式図。 図5(b)の一部拡大平面断面図。 ラックとピニオンとが歯合した状態を示した平面断面図。 図5(c)の一部拡大平面断面図。 変形例に係る緩衝機構を示した平面断面図。
以下の説明においては、図中に記した矢印に従って、上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ定義する。
以下では、本発明の一実施形態に係る緩衝機構20について説明する。
本実施形態に係る緩衝機構20は、扉体11を閉じるときに生じる衝撃を和らげるためのものである。図1に示すように、緩衝機構20は、折れ戸10に設けられる。
まず、折れ戸10の構成について簡単に説明する。
折れ戸10は、収納に設けられ、当該収納を開閉するためのものである。図1及び図2に示すように、折れ戸10は、主として左右の扉体11、蝶番12、枠体13、レール14及びランナー15を具備する。
左右の扉体11は、その板面を前後方向に向けて配置される。左右の扉体11は、左右方向に並べて配置される。右側の扉体11の上面及び下面における右端部には、支持軸11aが設けられる。支持軸11aは、軸線方向を上下方向に向けて配置され、右側の扉体11を回動可能に支持する。
蝶番12は、左右の扉体11を回動可能に連結するためのものである。蝶番12は、上下方向に間隔を空けて三つ配置される。蝶番12は、左右の扉体11に固定される一対の羽根板及び当該一対の羽根板を回動可能に連結する軸部材等を具備する。蝶番12は、左右の扉体11がある程度まで閉じられると、バネの付勢力等によって左右の扉体11を全閉状態(出入口を塞いだ状態)まで導くキャッチ機能を有する。
枠体13は、左右の扉体11を支持するためのものである。枠体13は、その下端部が開口する正面視略逆U字状に形成される。枠体13の内側には、左右の扉体11が配置される。枠体13は、上側の支持軸11aを回動可能に支持する。
レール14は、左側の扉体11を移動させるためのものである。レール14は、左右方向に沿って延びるように形成される。レール14は、その下端部が開口する側面視略逆U字状に形成される。レール14は、枠体13の上部に固定され、左右の扉体11と枠体13との間に配置される。図2及び図3に示すように、レール14は、突出部14a及び取付孔14bを具備する。
突出部14aは、レール14の内部に形成される。突出部14aは、レール14の前部及び後部から前後中央部に向けてそれぞれ突出するように形成される。突出部14aは、レール14の下部に配置される。突出部14aは、レール14の左端部から右端部に亘って形成される。
取付孔14bは、レール14の前部及び後部に形成される正面視略円状の孔である。取付孔14bは、レール14を前後方向に貫通する。取付孔14bは、レール14の左端部に配置される。前後の取付孔14bは、左右方向に間隔を空けて二つ形成される。
図2及び図4に示すように、ランナー15は、レール14を摺動するものである。ランナー15は、上方向に向かうにつれて外径が小さくなるような略円錐台状に形成される。ランナー15は、左側の扉体11の左端部(戸先側の端部)に設けられる。ランナー15は、後述する緩衝機構20のロータリーダンパー40を介して左側の扉体11に支持される。ランナー15は、その外周面がレール14の突出部14aと当接する。
このように構成される折れ戸10の左右の扉体11は、開閉されるときに支持軸11a及び蝶番12によってその姿勢(板面の向き)を変えながら左右方向に移動する(図5参照)。このとき、ランナー15は、レール14を左右方向に摺動する。
次に、緩衝機構20の構成について説明する。
図1に示す状態(全閉状態)において、緩衝機構20は、折れ戸10の左上部に配置される。図2及び図4に示すように、緩衝機構20は、ピニオン30、ロータリーダンパー40及びラックパーツ50を具備する。
ピニオン30は、左右の扉体11が開閉されるときに回転されるものである。ピニオン30は、その軸線方向を上下方向に向けて配置される。ピニオン30は、ランナー15に載置され、左側の扉体11の左端部の上方に配置される。これによって、ピニオン30は、レール14と接触しないように(レール14との間に隙間を空けた状態で)、レール14に収納される。
ロータリーダンパー40は、ピニオン30の回転に抵抗を与えるためのものである。ロータリーダンパー40は、左側の扉体11の左端部に設けられる。ロータリーダンパー40は、本体が左側の扉体11の上面に形成された穴部(不図示)に収納され、ネジ等の締結部材によって左側の扉体11に固定される。ロータリーダンパー40は、回転軸41を具備する。
回転軸41は、その軸線方向を上下方向に向けて配置され、左側の扉体11から上方向に突出する。回転軸41は、ピニオン30及びランナー15を一体的に回転可能に支持する。
このように構成されるロータリーダンパー40は、前記本体内に粘性の液体が貯溜された液体室を有する。回転軸41の下部は、前記液体室に配置される。回転軸41が回転されると、前記粘性の液体が押圧される。これによって、ロータリーダンパー40は、回転軸41の回転に抵抗を与える。
ラックパーツ50は、ピニオン30を回転させるためのものである。ラックパーツ50は、その右端部が開口する平面視略U字状に形成される。図2及び図3に示すように、ラックパーツ50は、その前後方向幅がレール14の内部の前後方向幅と略同一となるように形成される。また、ラックパーツ50は、その左右方向幅がレール14の左右方向幅よりもある程度短くなる(本実施形態では五分の一程度の幅となる)ように形成される。ラックパーツ50は、ラック51、平坦部52、接続部53及び進入口54を具備する。
ラック51は、ラックパーツ50の前部を成す部分である。ラック51は、左右方向に延びるように形成される。ラック51は、その内側面(後を向いた面)から後方向に突出する複数の歯を有し、ピニオン30と歯合可能に構成される。前記複数の歯は、互いに左右方向に同一の間隔(ピニオン30の歯の間隔に対応する間隔)を空けて配置される。ラック51は、テーパ部51a及び取付穴51bを具備する。
テーパ部51aは、ラック51の内側面における右端部に形成される。テーパ部51aは、右方向に向かうにつれて前方向に延びるように形成される。テーパ部51aは、ラック51の上端部から下端部に亘って形成される。
取付穴51bは、ラック51の前側面で開口すると共に所定の深さを有する(貫通しない)穴である。取付穴51bは、ラック51の左端部及び右端部に形成される。取付穴51bは、レール14の取付孔14bと同一の間隔を空けて配置される。
平坦部52は、ラックパーツ50の後部を成す部分である。平坦部52は、左右方向に延びるように形成される。平坦部52は、ラック51と対向する。平坦部52は、ピニオン30とラック51とが歯合した状態を保持できるような間隔を、ラック51との間に空けて配置される。平坦部52は、その内側面(前を向いた面)が平らな形状に形成される(歯を有しない)。図3及び図4に示すように、平坦部52は、テーパ部52a及び取付穴52bを具備する。
テーパ部52aは、平坦部52の内側面における右端部に形成される。テーパ部52aは、右方向に向かうにつれて後方向に延びるように形成される。テーパ部52aは、平坦部52の上端部から下端部に亘って形成される。
取付穴52bは、平坦部52の後側面で開口すると共に所定の深さを有する(貫通しない)穴である。取付穴52bは、平坦部52の左端部及び右端部に形成される。取付穴52bは、レール14の取付孔14bと同一の間隔を空けて配置される。取付穴52bは、ラック51の取付穴51bの後方(正面視で重なる位置)に配置される。
接続部53は、ラックパーツ50の左端部を成す部分である。接続部53は、前後方向に延びるように形成され、ラック51の左端部と平坦部52の左端部とを接続する。接続部53の内側面(右を向いた面)は、真円の右半分を切り落としたような平面視略半円状に形成される。
進入口54は、ラックパーツ50の右端部で開口する部分である。進入口54は、ラック51及び平坦部52の右端部(テーパ部51a・52aの右端部)によって形成される。進入口54は、ピニオン30が進入可能な形状(平面視においてピニオン30よりも大きな形状)に形成される。
このように構成されるラックパーツ50は、レール14の取付孔14b及び取付穴51b・52bが正面視で重なるように、レール14に挿入される。レール14の前側の取付孔14b及びラック51の取付穴51b、並びにレール14の後側の取付孔14b及び平坦部52の取付穴52bにはビスVが取り付けられる。これにより、ラックパーツ50は、レール14の左端部に固定される。こうして、ラックパーツ50は、レール14を介して枠体13に固定される(図1参照)。
次に、緩衝機構20の動作について説明する。以下では、説明の便宜上、図5(a)に示す全開状態(左右の扉体11の板面が略左右方向を向いた状態)の左右の扉体11を全閉状態にするまでの流れに沿って、緩衝機構20の動作を説明する。なお、図5においては、説明の便宜上、蝶番12、ピニオン30及びラックパーツ50を模式的に記載している。
図5(a)に示すように、ピニオン30は、全開状態において、レール14の右部に配置される。すなわち、ピニオン30は、ラックパーツ50に対して離間している。
図5(b)に示すように、右側の扉体11は、閉じられるときに、支持軸11aを中心として平面視時計回り方向に回動される。また、左側の扉体11は、左方向に移動しながら蝶番12によって回動される。ランナー15は、レール14を左方向に摺動する(図4参照)。この際、ランナー15(及びピニオン30等)は、回動しない。これにより、ピニオン30は、左方向に移動してラックパーツ50に接近される。図5(b)に示す程度まで左右の扉体11が閉じられると、蝶番12は、前記キャッチ機能によって左右の扉体11を全閉状態に導く(閉じる方向に付勢する)。
このとき、図5(b)及び図6に示すように、ピニオン30は、進入口54からラックパーツ50内(ラック51と平坦部52との間)に進入する。なお、図6、後述する図7及び図8に白塗りで示す矢印は、左右の扉体11を閉じる勢いを模式的に示したものである。仮に、ピニオン30がラックパーツ50に対して前後方向にずれていた場合、テーパ部51a・52aによってピニオン30がラックパーツ50内へと案内される。これによって、ピニオン30とラックパーツ50との位置を合わせることができる。
図6に示す状態から左右の扉体11がさらに閉じられると、図7に示すように、ピニオン30は、左方向に移動してラック51と歯合(接触)する。この状態で左右の扉体11がさらに閉じられると、ピニオン30の前端部は、ラック51によって右方向に押圧されることとなる。
これによって、図5(c)及び図8に示すように、ピニオン30、回転軸41及びランナー15は、平面視時計回り方向にトルクが加えられて回転される。ロータリーダンパー40は、当該回転軸41の回転に抵抗を与える。これによって、左右の扉体11を閉じるために必要な力(閉じる方向に動かすために必要な力)が大きくなって、左右の扉体11を閉じる勢いが弱められる。ピニオン30、回転軸41及びランナー15は、ラックパーツ50内を移動するときに、ラック51によって継続的に回転される。ロータリーダンパー40は、回転軸41の回転に継続的に抵抗を与える。
前述の如く、平坦部52は、ピニオン30とラック51とが歯合した状態を保持できるような間隔を、ラック51との間に空けて配置されている。すなわち、平坦部52は、ラック51と歯合したピニオン30のすぐ後方に配置されている。これによって、平坦部52は、ピニオン30がラックパーツ50内を移動するときに、ピニオン30が後方向にずれてラック51との歯合状態が解除されることを防止できる。これによれば、ラックパーツ50は、確実にピニオン30を継続的に回転させることができる。
左右の扉体11は、図5(c)に示す状態からさらに閉じられると、図2(a)及び図5(d)に示すように、全閉状態となる。ピニオン30は、折れ戸10が全閉状態となるまでラック51によって継続的に回転される。これによれば、緩衝機構20は、ロータリーダンパー40によって左右の扉体11を閉じるときの勢いを弱めることできるため、全閉状態にしたときの衝突音や衝撃を和らげることができる。特に、緩衝機構20は、蝶番12のキャッチ機能によって左右の扉体11が全閉状態に導かれる(閉じるときの勢いが増してしまう)ような構成において、前記衝突音や衝撃を効果的に和らげることができる。
また、緩衝機構20によれば、左右の扉体11を全閉状態で保持する(ロータリーダンパー40の抵抗力に打ち勝つ程度の力を加えなければ開かないようにする)ことができる。これにより、緩衝機構20は、全閉状態となったときの衝撃で左右の扉体11が跳ね返る(バタつく)ことを抑制できるため、折れ戸10の操作性を向上することができる。
また、本実施形態に係る緩衝機構20は、ピニオン30やロータリーダンパー40等の簡素な部品によって構成されるため、その構成を簡素化することができると共に製造コストを抑制することができる。また、緩衝機構20は、少ない部品点数で左右の扉体11を閉じるときに生じる衝突音や衝撃を和らげることができる。また、緩衝機構20は、ピニオン30やロータリーダンパー40等をレール14や左側の扉体11に取り付けるだけであるため、既存の折れ戸10にも簡単に適用する(後付する)ことができる。
また、本実施形態に係る緩衝機構20は、左右の扉体11を閉じるときに、ピニオン30とラック51とを歯合させるだけで、ピニオン30(回転軸41)を回転させることができる。これによって、緩衝機構20は、簡単に左右の扉体11を閉じるときの衝撃を和らげることができる。
また、本実施形態に係るラックパーツ50は、テーパ部51a・52aによってピニオン30を内部に案内することができる。これによれば、左右の扉体11を閉じるときにラック51によってピニオン30を確実に回転させることができる。このため、左右の扉体11を閉じるときに生じる衝突音や衝撃を確実に和らげることができる。
また、本実施形態においては、ラック51及び平坦部52の右端部にテーパ部51a・52aを形成している。これによれば、ピニオン30をラックパーツ50内に案内するための部材(ガイド用の部材)が必要なくなるため、部品点数を削減することができる。
また、本実施形態においては、ラック51及び平坦部52を接続部53で接続することで、ラック51と平坦部52とを一体的に形成している。これによれば、部品点数を削減することができる。また、レール14の前部及び後部の両側からラック51及び平坦部52を支持することができるため、ラック51及び平坦部52を安定した姿勢で保持することができる。
また、本実施形態に係るロータリーダンパー40は、左側の扉体11の上面に固定される。また、ピニオン30及びラックパーツ50は、左右の扉体11よりも上方に配置される。これによれば、左側の扉体11の板面に緩衝機構20が露出するのを防止することができるため、美観を向上することができる。
また、本実施形態に係るロータリーダンパー40の本体は、左側の扉体11の上面に形成された孔に収納される。また、ピニオン30及びラックパーツ50は、レール14に収納される。これによれば、緩衝機構20がほとんど外部に露出しないため、美観を向上することができる(図1参照)。
また、本実施形態においては、ピニオン30及びランナー15が回転軸41(一つの部材)によって支持される。これによれば、部品点数を削減することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態において緩衝機構20は折れ戸10に設けられるものとしたが、本発明に係る緩衝機構の適用対象はこれに限定されるものでなく、例えば、引き戸や開き戸等であっても良い。
また、本実施形態に係る折れ戸10は、収納を開閉するものとしたが、折れ戸10の開閉対象はこれに限定されるものでなく、例えば、建物の出入口等であっても良い。
また、本実施形態に係るピニオン30は、左側の扉体11に支持されるものとしたが、本発明に係る回転体が支持される部材はこれに限定されるものでない。本発明に係る回転体は、例えば、右側の扉体11に支持されるものであっても良い。また、本発明に係る回転体は、レール14(枠体13)に支持されるものであっても良い。この場合、本発明に係る接触部材は、左側の扉体11又は右側の扉体11に固定されるものであっても良い。また、本発明に係る回転体の取付位置は、扉体11の左端部(戸先側の端部)に限定されるものでない。
また、本実施形態に係る緩衝機構20は、左右の扉体11を閉じるときに生じる衝撃を和らげるものとしたが、本発明に係る緩衝機構は、左右の扉体11を開くときに生じる衝撃を和らげるものであっても良い。この場合、ラックパーツ50は、レール14の右部に固定されるものであっても良い。また、本発明に係る緩衝機構20は、開閉動作時に生じる衝撃をそれぞれ和らげるものであっても良い。この場合、緩衝機構20は、レール14の左端部及び右部に固定される二つのラックパーツ50を具備するものであっても良い。
以上の如く、本実施形態に係る緩衝機構20は、枠体13に支持される左右の扉体11の開閉動作時の衝撃を和らげる緩衝機構20であって、前記枠体13又は前記左右の扉体11のいずれか一方に回転可能に支持されるピニオン30(回転体)と、前記ピニオン30の回転に抵抗を与えるロータリーダンパー40(抵抗部材)と、前記枠体13又は前記左右の扉体11のいずれか他方に固定され、前記開閉動作時に前記ピニオン30と接触して前記ピニオン30を回転させるラックパーツ50(接触部材)と、を具備するものである。
このように構成することにより、構成を簡素化することができる。
また、前記抵抗部材は、ロータリーダンパー40によって構成されるものである。
このように構成することにより、構成を簡素化することができる。
また、前記回転体は、ピニオン30によって構成され、前記ラックパーツ50は、前記ピニオン30と歯合可能なラック51を具備するものである。
このように構成することにより、構成を簡素化することができる。
また、前記ラックパーツ50は、前記ラック51と対向すると共に、前記開閉動作時に前記ピニオン30が前記ラック51と歯合した状態で通過可能な間隔を、前記ラック51との間に空けて配置される平坦部52をさらに具備するものである。
このように構成することにより、開閉動作時の衝撃を確実に和らげることができる。
また、前記ラックパーツ50は、前記ピニオン30を前記ラック51へと導くテーパ部51a・52a(ガイド部)をさらに具備するものである。
このように構成することにより、開閉動作時の衝撃を確実に和らげることができる。
また、ラックパーツ50(前記ピニオン30又は前記ラックパーツ50のうち前記枠体13に固定される一方)は、ピニオン30(前記ピニオン30又は前記ラックパーツ50のうち前記左右の扉体11に固定される他方)の、前記開閉動作における移動範囲の端部に配置されるものである。
なお、本実施形態に係るピニオン30の前記開閉動作における移動範囲は、レール14の右部から左端部までである。より詳細には、閉じる動作における前記移動範囲の端部は、レール14の左端部である(図5(d)参照)。また、開く動作における前記移動範囲の端部は、レール14の右部である(図5(a)参照)。
このように構成することにより、左右の扉体11を全閉状態や全開状態にしたときに生じる衝撃を和らげることができる。
また、前記左右の扉体11は、前記枠体13に固定されるレール14に沿って摺動可能に構成され、前記ピニオン30及び前記ラックパーツ50は、前記レール14に収納されるものである。
このように構成することにより、美観を向上することができる。
なお、本実施形態に係るピニオン30は、本発明に係る回転体の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るロータリーダンパー40は、本発明に係る抵抗部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るラックパーツ50は、本発明に係る接触部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るテーパ部51a・52aは、本発明に係るガイド部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るピニオン30は、ロータリーダンパー40の回転軸41に支持されるものとしたが、本発明に係る回転体を支持する部材はこれに限定されるものでなく、所定の軸部材に支持されるものであっても良い。また、ロータリーダンパー40は、前記所定の軸部材と連結されて前記所定の軸部材の回転に抵抗を与えるものであっても良い。
また、本実施形態に係るロータリーダンパー40は、粘性の液体によってピニオン30の回転に抵抗を与えるものとしたが、本発明に係るロータリーダンパーの種類はこれに限定されるものでない。本発明に係るロータリーダンパーは、例えば、コイルスプリングの付勢力によってピニオン30の回転に抵抗を与えるものであっても良い。
また、本実施形態に係る緩衝機構20は、ロータリーダンパー40によってピニオン30の回転に抵抗を与えるものとしたが、本発明に係る抵抗部材の構成はこれに限定されるものでない。本発明に係る抵抗部材は、例えば、回転軸41の外周面に板状の弾性体を当接させてピニオン30の回転に抵抗を与えても良い。
また、本実施形態に係る緩衝機構20は、ラック51にピニオン30を歯合させて回転させるものとしたが、本発明に係る回転体を回転させるための手段は、これに限定されるものでない。本発明に係る緩衝機構は、例えば、外周面が平らな回転体を、接触部材の内側面で転動させても良い。
また、本実施形態に係るラック51の歯は、左右方向に同一の間隔を空けて配置されるものとしたが、本発明に係るラックの歯の間隔は、これに限定されるものでない。本発明に係るラックの歯は、図9に示す別実施形態に係るラック151の歯のように、互いに異なる間隔を空けて配置されていても良い。
別実施形態に係るラック151は、左方向に向かうほど歯の間隔が狭くなるように構成される。これによって、別実施形態に係るラック151は、ピニオン30がラックパーツ150内を左方向に移動するにつれて、ピニオン30の移動距離に対する回転角度を大きくすることができる。これによれば、左右の扉体11が全閉状態に近づくにつれて、ロータリーダンパー40からの抵抗力を大きくすることができる。このため、別実施形態に係る緩衝機構120は、全閉状態にする際の動作を滑らかにすることができる。
以上の如く、別実施形態に係る緩衝機構120において、前記ラックパーツ150(接触部材)は、前記ピニオン30(他方)が前記移動範囲の端部に向かうにつれて、前記ピニオン30(他方)の移動距離に対する前記ピニオン30の回転角度を大きくするものである。
このように構成することにより、閉塞動作や開放動作を滑らかにすることができる。
11 扉体
13 枠体
20 緩衝機構
30 ピニオン(回転体)
40 ロータリーダンパー(抵抗部材)
50 ラックパーツ(接触部材)

Claims (8)

  1. 枠体に支持される扉体の開閉動作時の衝撃を和らげる緩衝機構であって、
    前記枠体又は前記扉体のいずれか一方に回転可能に支持される回転体と、
    前記回転体の回転に抵抗を与える抵抗部材と、
    前記枠体又は前記扉体のいずれか他方に固定され、前記開閉動作時に前記回転体と接触して前記回転体を回転させる接触部材と、
    を具備する、
    緩衝機構。
  2. 前記抵抗部材は、
    ロータリーダンパーによって構成される、
    請求項1に記載の緩衝機構。
  3. 前記回転体は、
    ピニオンによって構成され、
    前記接触部材は、
    前記ピニオンと歯合可能なラックを具備する、
    請求項1又は請求項2に記載の緩衝機構。
  4. 前記接触部材は、
    前記ラックと対向すると共に、前記開閉動作時に前記回転体が前記ラックと歯合した状態で通過可能な間隔を、前記ラックとの間に空けて配置される平坦部をさらに具備する、
    請求項3に記載の緩衝機構。
  5. 前記接触部材は、
    前記回転体を前記ラックへと導くガイド部をさらに具備する、
    請求項3又は請求項4に記載の緩衝機構。
  6. 前記回転体又は前記接触部材のうち前記枠体に固定される一方は、
    前記回転体又は前記接触部材のうち前記扉体に固定される他方の、前記開閉動作における移動範囲の端部に配置される、
    請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の緩衝機構。
  7. 前記接触部材は、
    前記他方が前記移動範囲の端部に向かうにつれて、前記他方の移動距離に対する前記回転体の回転角度を大きくする、
    請求項6に記載の緩衝機構。
  8. 前記扉体は、
    前記枠体に固定されるレールに沿って摺動可能に構成され、
    前記回転体及び前記接触部材は、
    前記レールに収納される、
    請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の緩衝機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112184942A (zh) * 2020-08-26 2021-01-05 海南电网有限责任公司电力科学研究院 一种用于变电站的防撞式巡检装置

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