JP2017065814A - 乗客コンベア - Google Patents

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洋逸 狩野
Yoichi Karino
洋逸 狩野
健太郎 関口
kentaro Sekiguchi
健太郎 関口
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Abstract

【課題】枠体の幅方向に力が発生しても、枠体の変形を抑制することができる乗客コンベアを提供する。
【解決手段】乗客コンベアは、建築構造物に設置される枠体4と、枠体4内に配置され、無端状に連結されて路側と復路側を循環移動する複数の踏段とを備える。枠体4は、一対の上弦材15A,15Bと、一対の上弦材15A,15Bの下方に配置され、一対の上弦材15A,15Bに対向する一対の下弦材16A,16Bと、一対の上弦材15A,15Bと一対の下弦材16A,16Bとを連結する縦材17A,17Bと、補強材21とを有する。補強材21は、一対の上弦材15A,15Bと一対の下弦材16A,16Bが対向する方向である高さ方向の上側1/4以内に設けられ、一対の上弦材15A,15Bが互いに接近する方向へ変位することを制限する。
【選択図】図7

Description

本発明は、乗客コンベアに関する。
一般に、乗客コンベアは、上階床と下階床とに跨って設置される枠体と、この枠体に取り付けられる複数のガイドレールと、複数のガイドレールに案内されて循環移動する複数の踏段を備えている。
従来の乗客コンベアとしては、例えば、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された乗客コンベアは、傾斜区間と上水平区間との間及び傾斜区間と下水平区間との間に形成した上屈曲部及び下屈曲部を有する枠体を備えている。枠体は、左右一対の側枠から構成されており、側枠は、上屈曲部及び下屈曲部を含む上水平部及び下水平部を有している。そして、上水平部及び下水平部に対応する位置には、側枠の高さ方向に延在する上補強板と下補強板が設けられている。
特開2008−195470号公報
しかし、特許文献1に記載された乗客コンベアの上補強板及び下補強板は、乗客コンベア(枠体)の長手方向の変形に対する補強にはなるが、乗客コンベア(枠体)の幅方向の変形に対する補強としては弱い。そのため、地震などによって、乗客コンベアの枠体に幅方向に力が発生した場合に、枠体が変形する可能性があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、枠体の幅方向に力が発生しても、枠体の変形を抑制することができる乗客コンベアを提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の乗客コンベアは、建築構造物に設置される枠体と、枠体内に配置され、無端状に連結されて路側と復路側を循環移動する複数の踏段とを備える。枠体は、一対の上弦材と、一対の上弦材の下方に配置され、一対の上弦材に対向する一対の下弦材と、一対の上弦材と一対の下弦材とを連結する複数の縦材と、補強材とを有する。補強材は、一対の上弦材と一対の下弦材が対向する方向である高さ方向の上側1/4以内に設けられ、一対の上弦材が互いに接近する方向へ変位することを制限する。
上記構成の乗客コンベアによれば、枠体の幅方向に力が発生しても、枠体の変形を抑制することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係る乗客コンベアの構成例を示す概略構成図である。 従来の枠体の側面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 枠体の上弦材同士が幅方向に広がったときの断面図である。 枠体の上弦材同士が幅方向に狭まったときの断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る乗客コンベアの枠体の側面図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る乗客コンベアの枠体の側面図である。 図8のC−C線に沿う断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る乗客コンベアの枠体の側面図である。 図10のD−D線に沿う断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る乗客コンベアの枠体の側面図である。 図12のE−E線に沿う断面図である。
以下、本発明の乗客コンベアを実施するための形態について、図1〜図13を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
<第1の実施形態>
[乗客コンベアの構成]
まず、本発明の第1の実施形態に係る乗客コンベアの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る乗客コンベアの構成例を示す概略構成図である。
図1に示すように、乗客コンベア1は、建築構造物の下階床2と上階床3とに設置される傾斜型の乗客コンベア、いわゆるエスカレータである。この乗客コンベア1は、枠体4と、複数の踏段5と、欄干6と、手摺7とを備えている。
枠体4は、下階床2と上階床3にまたがって設置されており、傾斜区間と、上水平区間と、下水平区間から構成されている。以下、枠体4における下階床2から上階床3に向かって延びる方向を、枠体4の長手方向とする。また、下階床2から枠体4を見た状態で左右方向を、枠体4の幅方向とする。
枠体4の長手方向の両端部(上水平区間と下水平区間)には、それぞれ枠体支持アングル8,9が設けられている。これら枠体支持アングル8,9は、下階床2及び上階床3に設けられたアングル受部2a,3aに支持される。また、枠体4の長手方向の両端部(上水平区間と下水平区間)には、複数の踏段5を上下に反転させるターミナルギア10A,10Bが配置されている。
複数の踏段5は、無端状に連結されており、枠体4に取り付けられたガイドレール(不図示)に案内されて往路側と復路側を循環移動する。乗客は、往路側を移動する踏段5に載って輸送される。乗客を輸送した後の踏段5は、枠体4の一端部(例えば、上水平区間)に設けられたターミナルギア10Bにより復路側へ送られる。一方、復路側を移動する踏段5は、枠体4の他端(例えば、下水平区間)に設けられたターミナルギア10Aにより往路側へ送られる。
欄干6は、枠体4の上部に支持されており、枠体4の幅方向の両側に配置されている。欄干6は、複数の踏段5と同一方向に移動する手摺7を移摺動可能に支持する。
[従来の枠体]
次に、従来の枠体の構成について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、従来の枠体の側面図である。図3は、図2のA−A線に沿う断面図である。
枠体140は、傾斜区間と、上水平区間と、下水平区間から構成されている。なお、図2に示す枠体140は、上水平区間を示している。枠体140は、複数の踏段5を挟んで対向する左側枠体11及び右側枠体12と、左側枠体11と右側枠体12を連結する複数の下側横部材13を有している。
図3に示すように、左側枠体11と右側枠体12は、左右対称に形成されている。左側枠体11は、上下方向に対向する上弦材15A及び下弦材16Aと、これら上弦材15Aと下弦材16Aとを連結する複数の縦材17A及び斜め材18Aから構成されている。上弦材15A、下弦材16A、複数の縦材17A及び斜め材18Aは、適当な強度を有する鋼材からなっている。
上弦材15A、下弦材16A、複数の縦材17A及び斜め材18Aは、例えば、延在する方向から見た形状がL字状に形成されている。上弦材15Aは、枠体4の幅方向に直交する側片部15aと、側片部15aの上端に直交して枠体4の上部を形成する上片部15bとを有している。また、下弦材16Aは、枠体4の幅方向に直交する側片部16aと、側片部16aの下端に直交して枠体4の下部を形成する下片部16bとを有している。
複数の縦材17A及び斜め材18Aは、上弦材15A及び下弦材16Aが延びる方向(枠体140の長手方向)に適当な間隔をあけて配置されており、それぞれの両端が溶接やねじを用いた締結等の固定方法によって上弦材15A及び下弦材16Aに強固に固定されている。
右側枠体12は、上下方向に対向する上弦材15B及び下弦材16Bと、これら上弦材15Bと下弦材16Bとを連結する複数の縦材17B及び斜め材18Bから構成されている。上弦材15B、下弦材16B、複数の縦材17B及び斜め材18Bは、適当な強度を有する鋼材からなっている。
上弦材15B、下弦材16B、複数の縦材17B及び斜め材18Bは、例えば、延在する方向から見た形状がL字状に形成されている。上弦材15Bは、上弦材15Aと同様に、側片部15aと、上片部15bとを有している。また、下弦材16Aは、側片部16aと、下片部16bとを有している。
複数の縦材17B及び斜め材18Bは、上弦材15B及び下弦材16Bが延びる方向(枠体140の長手方向)に適当な間隔をあけて配置されており、それぞれの両端が溶接やねじを用いた締結等の固定方法によって上弦材15B及び下弦材16Bに強固に固定されている。
複数の下側横部材13は、上弦材15A,15B、下弦材16A,16B等と同様に、適当な強度を有する鋼材からなり、棒状に形成されている。複数の下側横部材13は、枠体140の長手方向に適当な間隔をあけて配置され、それぞれの両端が左側枠体11及び右側枠体12の下弦材16A,16Bに溶接やねじを用いた締結等の固定方法によって強固に固定されている。
[枠体の変形]
次に、枠体140の変形について、図4及び図5を参照して説明する。
図4は、枠体140の上弦材15A,15B同士が幅方向に広がったときの断面図である。図5は、枠体140の上弦材15A,15B同士が幅方向に狭まったときの断面図である。
地震などによって、枠体140に対して幅方向から圧縮力が加えられると、図4に示すように、枠体140の複数の縦材17A,17Bは、上弦材15A,15Bがそれぞれ離反する方向に変形する。又は、図5に示すように、枠体140の複数の縦材17A,17Bは、上弦材15A,15Bがそれぞれ接近する方向に変形する。
そこで、本実施形態に係る枠体4では、上弦材15A,15B同士を連結する補強材21を備える
[枠体]
次に、第1の実施形態の枠体4の構成について、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、第1の実施形態に係る枠体4の側面図である。図7は、図6のB−B線に沿う断面図である。
図6及び図7に示すように、枠体4は、複数の踏段5(図1参照)を挟んで対向する左側枠体11及び右側枠体12と、左側枠体11と右側枠体12を連結する複数の下側横部材13と、補強材21とを有している。左側枠体11、右側枠体12及び複数の下側横部材13は、図2及び図3に示す枠体140の左側枠体11、右側枠体12及び複数の下側横部材13と同じである。
補強材21は、適当な強度を有する鋼材からなり、棒状に形成されている。この補強材21の長手方向の一端部は、上弦材15Aの上片部15bに溶接やねじを用いた締結等の固定方法によって強固に固定されている。また、補強材21の長手方向の他端部は、上弦材15Bの上片部15bに溶接やねじを用いた締結等の固定方法によって強固に固定されている。
補強材21は、本発明に係る内側補強材の一具体例を示すものであり、上弦材15A,15Bの内側に配置されている。そのため、補強材21は、上弦材15A,15Bの上部よりも突出していない。このように、補強材21を設けることにより、枠体4に対して幅方向から圧縮力が加えられても、上弦材15A,15Bが変位しないようにすることができる。その結果、枠体4の複数の縦材17A,17Bの変形を防止或いは抑制することができる。
また、補強材21の両端は、上弦材15A,15Bの側片部15aに当接している。したがって、上弦材15A,15Bが互いに接近する方向へ変位するには、補強材21を変形させる必要がある。その結果、上弦材15A,15Bの互いに接近する方向への変位に対する抵抗力を充分に確保することができる。
補強材21は、複数の踏段5に干渉しない位置に配置する。枠体の傾斜区間は、複数の踏段5が枠体4の上部から突出する。そのため、補強材21は、上水平区間と下水平区間に配置する。また、上水平区間において、補強材21は、枠体支持アングル9から離れた位置であって、ターミナルギア10B(図1参照)の近傍に配置するとよい。
枠体支持アングル9は、枠体4の幅方向からの力に抵抗力を発揮する補強の役割を兼ねている。そのため、枠体支持アングル9から離れるほど、枠体4の幅方向からの力に抵抗力が弱くなる。したがって、補強材21は、枠体支持アングル9から離れた位置に配置するとよい。
また、複数の踏段5は、ターミナルギア10Bによって反転するため、ターミナルギア10Bよりも傾斜区間側に補強材21を配置できない。したがって、補強材21は、ターミナルギア10Bよりも枠体支持アングル9側であって、ターミナルギア10Bの近傍に配置するとよい。また、下水平区間において、補強材21は、枠体支持アングル8から離れた位置であって、ターミナルギア10A(図1参照)の近傍に配置するとよい。
<第2の実施形態>
[枠体]
第2の実施形態に係る乗客コンベアは、第1の実施形態に係る乗客コンベア1と同様の構成を有しており、異なる点は、枠体の構成である。そこで、ここでは、第2の実施形態に係る枠体について、図8及び図9を参照して説明し、第2の実施形態に係る乗客コンベアのその他の構成の説明を省略する。
図8は、第2の実施形態に係る枠体の側面図である。図9は、図8のC−C線に沿う断面図である。
図8及び図9に示すように、第2の実施形態に係る枠体54は、複数の踏段5(図1参照)を挟んで対向する左側枠体11及び右側枠体12と、左側枠体11と右側枠体12を連結する複数の下側横部材13と、補強材22とを有している。左側枠体11、右側枠体12及び複数の下側横部材13は、第1の実施形態に係る枠体4の左側枠体11、右側枠体12及び複数の下側横部材13と同じである。
補強材22は、適当な強度を有する鋼材からなり、棒状に形成されている。この補強材22の長手方向の一端部は、上弦材15Aの上片部15bに溶接やねじを用いた締結等の固定方法によって強固に固定されている。また、補強材22の長手方向の他端部は、上弦材15Bの上片部15bに溶接やねじを用いた締結等の固定方法によって強固に固定されている。
補強材22は、本発明に係る外側補強材の一具体例を示すものであり、上弦材15A,15Bの外側に配置されている。そのため、補強材22は、上弦材15A,15Bの上部よりも突出している。このように、補強材22を設けることにより、枠体54に対して幅方向から圧縮力が加えられても、上弦材15A,15Bが変位しないようにすることができる。その結果、枠体54の複数の縦材17A,17Bの変形を防止或いは抑制することができる。
補強材22は、複数の踏段5に干渉しない上水平区間及び下水平区間に配置する。また、上水平区間において、補強材22は、第1の実施形態と同様に、枠体支持アングル9から離れた位置であって、ターミナルギア10B(図1参照)の近傍に配置するとよい。また、下水平区間において、補強材22は、枠体支持アングル8から離れた位置であって、ターミナルギア10A(図1参照)の近傍に配置するとよい。
<第3の実施形態>
[枠体]
第3の実施形態に係る乗客コンベアは、第1の実施形態に係る乗客コンベア1と同様の構成を有しており、異なる点は、枠体の構成である。そこで、ここでは、第3の実施形態に係る枠体について、図10及び図11を参照して説明し、第3の実施形態に係る乗客コンベアのその他の構成の説明を省略する。
図10は、第3の実施形態に係る枠体の側面図である。図11は、図10のD−D線に沿う断面図である。
図10及び図11に示すように、第3の実施形態に係る枠体64は、複数の踏段5(図1参照)を挟んで対向する左側枠体11及び右側枠体12と、左側枠体11と右側枠体12を連結する複数の下側横部材13と、補強材21,22とを有している。左側枠体11、右側枠体12及び複数の下側横部材13は、第1の実施形態に係る枠体4の左側枠体11、右側枠体12及び複数の下側横部材13と同じである。
補強材21,22は、適当な強度を有する鋼材からなり、棒状に形成されている。この補強材21,22の長手方向の一端部は、上弦材15Aの上片部15bに溶接やねじを用いた締結等の固定方法によって強固に固定されている。また、補強材22の長手方向の他端部は、上弦材15Bの上片部15bに溶接やねじを用いた締結等の固定方法によって強固に固定されている。
補強材21は、上弦材15A,15Bの内側に配置されている。そのため、補強材21は、上弦材15A,15Bの上部よりも突出していない。補強材22は、上弦材15A,15Bの外側に配置されている。そのため、補強材22は、上弦材15A,15Bの上部よりも突出している。このように、補強材21,22を設けることにより、枠体64に対して幅方向から圧縮力が加えられても、上弦材15A,15Bが変位しないようにすることができる。その結果、枠体64の複数の縦材17A,17Bの変形を防止或いは抑制することができる。
補強材21,22は、複数の踏段5に干渉しない上水平区間及び下水平区間に配置する。
本実施形態では、補強材22が、補強材21よりも枠体支持アングル9に近い位置に配置されている。しかし、本発明に係る乗客コンベアとしては、上弦材15A,15Bの内側に配置される補強材21を、上弦材15A,15Bの上部から突出する補強材22よりも枠体支持アングル9に近い位置に配置してもよい。
また、上水平区間において、補強材21,22のうちのいずれか一方は、第1の実施形態と同様に、枠体支持アングル9から離れた位置であって、ターミナルギア10B(図1参照)の近傍に配置するとよい。また、下水平区間において、補強材21,22のうちのいずれか一方は、枠体支持アングル8から離れた位置であって、ターミナルギア10A(図1参照)の近傍に配置するとよい。
<第4の実施形態>
[枠体]
第4の実施形態に係る乗客コンベアは、第1の実施形態に係る乗客コンベア1と同様の構成を有しており、異なる点は、枠体の構成である。そこで、ここでは、第4の実施形態に係る枠体について、図12及び図13を参照して説明し、第4の実施形態に係る乗客コンベアのその他の構成の説明を省略する。
図12は、第4の実施形態に係る枠体の側面図である。図13は、図12のE−E線に沿う断面図である。
図12及び図13に示すように、第4の実施形態に係る枠体74は、複数の踏段5(図1参照)を挟んで対向する左側枠体11及び右側枠体12と、左側枠体11と右側枠体12を連結する複数の下側横部材13と、補強材23とを有している。左側枠体11、右側枠体12及び複数の下側横部材13は、第1の実施形態に係る枠体4の左側枠体11、右側枠体12及び複数の下側横部材13と同じである。
補強材23は、適当な強度を有する鋼材からなり、棒状に形成されている。この補強材23の長手方向の一端部は、縦材17Aの上端部に溶接やねじを用いた締結等の固定方法によって強固に固定されている。また、補強材23の長手方向の他端部は、縦材17Bの上端部に溶接やねじを用いた締結等の固定方法によって強固に固定されている。
このように、補強材23を設けることにより、枠体74に対して幅方向から圧縮力が加えられても、上弦材15A,15Bが変位しないようにすることができる。その結果、枠体74の複数の縦材17A,17Bの変形を防止或いは抑制することができる。また、補強材23の両端は、上弦材15A,15Bの側片部15aに当接している。したがって、上弦材15A,15Bが互いに接近する方向へ変位するには、補強材23を変形させる必要がある。その結果、上弦材15A,15Bの互いに接近する方向への変位に対する抵抗力を充分に確保することができる。
補強材23は、複数の踏段5に干渉しない上水平区間及び下水平区間に配置する。また、上水平区間において、補強材23は、枠体支持アングル9から離れた位置であって、ターミナルギア10B(図1参照)の近傍に位置する縦材17A,17Bに固定するとよい。また、下水平区間において、補強材23は、枠体支持アングル8から離れた位置であって、ターミナルギア10A(図1参照)の近傍に位置する縦材17A,17Bに固定するとよい。
以上、本発明の実施形態に係る乗客コンベアについて、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の乗客コンベアは、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した第1の実施形態、第2の実施形態及び第4の実施形態では、枠体の上水平区間と下水平区間に、それぞれ1個の補強材を設ける構成にした。しかし、本発明に係る乗客コンベアとしては、枠体の上水平区間と下水平区間に、それぞれ2個以上の補強材を設ける構成にしてもよい。
また、上述した第3の実施形態では、枠体の上水平区間と下水平区間に、それぞれ補強材21,22を1個ずつ設ける構成にした。しかし、本発明に係る乗客コンベアとしては、枠体の上水平区間と下水平区間に、それぞれ補強材21,22を1個以上設ける構成にしてもよく、例えば、2個の補強材21と1個の補強材22を設けてもよい。
また、上述した第1〜第4の実施形態では、一対の上弦材が互いに接近又は離反する方向へ変位することを制限するために、補強材を一対の上弦材又は複数の縦材を連結する構成にした。一対の上弦材が互いに接近又は離反する方向へ変位する場合は、枠体の上部が変形する。そのため、本発明に係る補強材は、枠体の高さ方向(上弦材と下弦材が対向する方向)の上側1/4以内に設けることが好ましい。
また、第4の実施形態では、補強部材23を一対の上弦材15A,15Bと重なる位置に配置した。しかし、本発明に係る補強部材としては、枠体の高さ方向(上弦材と下弦材が対向する方向)の上側1/4以内に設ければ、必ずしも上弦材と重なる位置に配置する必要はない。
1…乗客コンベア、 2…下階床、 2a,3a…アングル受部、 3…上階床、 4,54,64,74…枠体、 5…複数の踏段、 6…欄干、 7…手摺、 8,9…枠体支持アングル、 10A,10B…ターミナルギア、 11…左側枠体、 12…右側枠体、 13…下側横部材、 15A,15B…上弦材、 16A,16B…下弦材、 17A,17B…縦材、 18A,18B…斜め材、 21,22,23…補強材

Claims (6)

  1. 建築構造物に設置される枠体と、
    前記枠体内に配置され、無端状に連結されて路側と復路側を循環移動する複数の踏段と、を備えた乗客コンベアにおいて、
    前記枠体は、
    一対の上弦材と、
    前記一対の上弦材の下方に配置され、前記一対の上弦材に対向する一対の下弦材と、
    前記一対の上弦材と前記一対の下弦材とを連結する複数の縦材と、
    前記一対の上弦材と前記一対の下弦材が対向する方向である高さ方向の上側1/4以内に設けられ、前記一対の上弦材が互いに接近する方向へ変位することを制限する補強材と、を有する
    ことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 前記補強材は、前記一対の上弦材同士を連結する
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記補強材は、前記一対の上弦材の内側に配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベア。
  4. 前記補強材は、前記一対の上弦材の外側に配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベア。
  5. 前記補強材は、
    前記一対の上弦材の内側に配置された内側補強材と、
    前記一対の上弦材の外側に配置された外側補強材と、を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベア。
  6. 前記補強材は、前記複数の縦材を連結する
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
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