JP2017063049A - 発光装置用レンズ及び照明装置 - Google Patents

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【課題】 グラデーションのある配光が可能な発光装置用レンズを提供する。【解決手段】 レンズ本体2及び板状固定部材3を含み、レンズ本体2が、入射面2a及び出射面2bを含み、入射面2a及び出射面2bは、互いに一定の距離をおいて対面する状態で位置し、発光素子からの光が入射面2aに入射し、入射した光が出射面2bから出射し、板状固定部材3が、レンズ本体2から出射される光を入射する入射面3a、及び、入射した光を出射する出射面3bを含み、さらに、板状固定部材3が、縁部から形成されたツバ部3cを含み、板状固定部材3の入射面3aがレンズ本体2の出射面2bと対面し、かつ、板状固定部材3のツバ部3cがレンズ本体2の出射面2bの外側に位置する状態で、板状固定部材3がレンズ本体2の出射面2bの上に配置され、板状固定部材3の内部が、光拡散性であることを特徴とする発光装置用レンズ1。【選択図】 図1

Description

本発明は、発光装置用レンズ及び照明装置に関する。
近年、従来の白熱電球のみでなく、ハロゲン電球についても、省電力、且つ、長寿命なLED電球への置き換えが始まっている。ハロゲン電球代替LED電球では、比較的広い配光角度を持つLEDの光を、前面に配置したレンズによって集光し、所望の配光角(例えば、狭角配光形は15度未満、中角配光形は15度以上30度未満、広角配光形は30度以上90度未満)としている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭60−130001号公報
ハロゲン電球代替LED電球は、展示物を照射する目的で店舗照明として使用される場合は、所望の角度内で充分な明るさが得られ、問題がないが、家庭内の生活の場で使用する場合には、所望の角度を上回る配光角においても、グラデーションを持つ配光が求められる。この問題は、LED電球に限らず、有機EL等を用いた照明装置等においても問題となる。
そこで、本発明は、グラデーションのある配光が可能な発光装置用レンズ及び照明装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の発光装置用レンズは、
レンズ本体及び板状固定部材を含み、
前記レンズ本体が、入射面及び出射面を含み、
前記レンズ本体において、前記入射面及び前記出射面が、互いに一定の距離をおいて対面する状態で位置し、発光素子からの光が入射面に入射し、かつ、前記入射した光が前記出射面から出射し、
前記板状固定部材が、前記板状固定部材の一面に前記レンズ本体から出射される光を入射する入射面を含み、かつ、前記板状固定部材の他面に入射した光を出射する出射面を含み、
さらに、前記板状固定部材が、前記板状固定部材の縁部から形成されたツバ部を含み、
前記板状固定部材の入射面が前記レンズ本体の前記出射面と対面する状態で、かつ、前記板状固定部材の前記ツバ部が前記レンズ本体の前記出射面の外側に位置する状態で、前記板状固定部材が前記レンズ本体の前記出射面の上に配置され、
前記板状固定部材の内部が、光拡散性であることを特徴とする。
本発明の照明装置は、
発光素子、発光装置用レンズ及び筐体を含み、
前記レンズが、前記本発明のレンズであり、
前記レンズが、前記ツバ部により前記筐体に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、グラデーションのある配光が可能な発光装置用レンズ及び照明装置を提供することができる。
図1(A)は、実施形態1の発光装置用レンズを示す平面図であり、図1(B)は、実施形態1の発光装置用レンズを示す正面図であり、図1(C)は、実施形態1の発光装置用レンズを示す底面図であり、図1(D)は、上方向から見た実施形態1の発光装置用レンズを示す斜視図であり、図1(E)は、下方向から見た実施形態1の発光装置用レンズを示す斜視図である。 図2は、実施形態1のその他の発光装置用レンズを示す断面図である。 図3は、実施形態1のさらにその他の発光装置用レンズを示す平面図である。 図4(A)は、実施形態1のさらにその他の発光装置用レンズを示す平面図であり、図4(B)は、図4(A)に示す発光装置用レンズのI−I方向に見た断面図である。 図5は、実施形態1のさらのその他の発光装置用レンズを示す断面図である。 図6は、実施形態1の発光装置用レンズにおける光の動きを説明する断面図である。 図7は、実施形態1の発光装置用レンズによるグラデーションを示す写真である。 図8は、実施形態1の照明装置を示す断面図である。 図9は、実施形態2の発光装置用レンズを示す断面図である。 図10は、実施形態2の発光装置用レンズにおける光の動きを説明する断面図である。 図11は、一般的な発光装置用レンズにおける光の動きを説明する断面図である。
本発明の発光装置用レンズにおいて、前記板状固定部材の前記出射面が凸状であってもよい。
本発明の発光装置用レンズにおいて、前記板状固定部材の前記出射面及び前記ツバ部に、マイクロレンズアレイが形成されていてもよい。
本発明の発光装置用レンズにおいて、前記板状固定部材の前記出射面及び前記ツバ部に、複数の同心円状の凹凸が形成されていてもよい。
本発明の発光装置用レンズにおいて、前記板状固定部材の前記出射面及び前記ツバ部に、樹脂の微粉末の塗布による凹凸が形成されていてもよい。
本発明の発光装置用レンズにおいて、
前記レンズ本体の前記入射面が、発光素子の発光部を配置するために凹形状に形成され、
前記凹形状の底面に第1の入射面を含み、
前記凹形状の側面に第2の入射面を含み、
さらに、前記レンズ本体が、光を反射する反射面を含み、
前記レンズ本体の前記反射面が、前記第2の入射面から入射した光を反射し、
前記レンズ本体の前記出射面が、前記第1の入射面から入射した光、及び、前記第2の入射面から入射して前記反射面で反射した光を、出射してもよい。
本発明の照明装置において、前記発光素子が、LEDであることが好ましい。
以下、本発明の発光装置用レンズ及び照明装置について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限定されない。なお、以下の図1から図10において、同一部分には、同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、図面においては、説明の便宜上、各部の構造は適宜簡略化して示す場合があり、各部の寸法比等は、実際とは異なり、模式的に示す場合がある。
[実施形態1]
図1(A)は、本実施形態の発光装置用レンズを示す平面図である。図1(B)は、本実施形態の発光装置用レンズを示す正面図である。図1(C)は、本実施形態の発光装置用レンズを示す底面図である。図1(D)は、上方向から見た本実施形態の発光装置用レンズを示す斜視図である。図1(E)は、下方向から見た本実施形態の発光装置用レンズを示す斜視図である。なお、本実施形態の発光装置用レンズの背面図及び両側面図は、図1(B)に示した正面図と同じとなる。図1(A)〜(E)に示すように、本実施形態の発光装置用レンズ1は、レンズ本体2及び板状固定部材3を含む。レンズ本体2は、入射面2a及び出射面2bを含む。レンズ本体2において、入射面2a及び出射面2bが、互いに一定の距離をおいて対面する状態で位置し、発光素子からの光が入射面2aに入射し、かつ、前記入射した光が出射面2bから出射する。図1(A)〜(E)では、レンズ本体2をお椀状としているが、本実施形態の発光装置用レンズ1はこれに限定されず、入射面2a及び出射面2bが、互いに一定の距離をおいて対面する状態で位置するものでありさえすれば、レンズ本体2の形状は特に制限されない。レンズ本体2において、入射面2a及び出射面2b以外の部分は、入射した光を略全反射する反射面であることが好ましい。板状固定部材3は、板状固定部材3の一面にレンズ本体2から出射される光を入射する入射面3aを含み、かつ、板状固定部材3の他面に入射した光を出射する出射面3bを含む。さらに、板状固定部材3は、板状固定部材3の縁部から形成されたツバ部3cを含む。本実施形態の発光装置用レンズ1において、板状固定部材3の入射面3aがレンズ本体2の出射面2bと対面する状態で、かつ、板状固定部材3のツバ部3cがレンズ本体2の出射面2bの外側に位置する状態で、板状固定部材3がレンズ本体2の出射面2bの上に配置される。後述するように、板状固定部材3の内部は、光拡散性である。
レンズ本体2及び板状固定部材3は、透光性材料で形成されている。前記透光性材料としては、例えば、樹脂材料、ガラス、セラミックス等があげられる。前記樹脂材料としては、例えばポリカーボネート(屈折率:1.59)、ポリメタクリル酸メチル(屈折率:1.48〜1.76)、光学用シリコーン(屈折率:1.40〜1.57)、ポリオレフィン等があげられる。レンズ本体2及び板状固定部材3は、屈折率が1.4以上の前記樹脂材料で形成されていることが好ましい。その他、光学ガラス(屈折率:1.43〜1.85)も、レンズ本体2及び板状固定部材3の形成材料として好適である。レンズ本体2及び板状固定部材3は、同一の前記透光性材料で形成してもよいし、異なる前記透光性材料で形成してもよい。
前述のとおり、本実施形態の発光装置用レンズ1では、板状固定部材3の内部が光拡散性である。本実施形態の発光装置用レンズ1では、例えば、板状固定部材3を、光拡散性を持たせた前記透光性材料で形成することで、板状固定部材3の内部が光拡散性とされていてもよい。前記透光性材料に光拡散性を持たせる方法は、特に制限されないが、例えば、前記透光性材料に、シリカ、炭酸バリウム、硫酸バリウム、酸化チタン等を主材料とした粉末を分散もしくは沈殿させる方法等があげられる。また、これらの粉末の形状を球状や任意の多面体にすることも出来るし、それらの粉末を中空に成型することで光拡散性を制御することも可能である。板状固定部材3は、光拡散性を持たせた前記透光性材料で形成する以外の方法で、その内部が光拡散性とされていてもよい。
図1(A)〜(E)では、レンズ本体2及び板状固定部材3を別個独立の部材として示しているが、本発明の発光装置用レンズ1はこれに限定されない。本実施形態の発光装置用レンズ1において、レンズ本体2及び板状固定部材3は、同一の前記透光性材料又は異種の前記透光性材料を用いて一体に成型されてもよい。図1(A)〜(E)に示すように、レンズ本体2及び板状固定部材3が別個独立の部材である場合には、レンズ本体2及び板状固定部材3は、例えば、透明接着剤を用いた接着、融着、ネジ止め等により接続可能である。ネジ止めの場合には、レンズ本体2及び板状固定部材3の接合部に光学接触を促すオイル等を介在させることが好ましい。
図11を参照して、一般的な発光装置用レンズにおける光の動きを説明する。なお、図11では、説明の便宜上、発光装置用レンズ91に加えて、発光素子96を示し、発光装置用レンズ91の平行斜線(ハッチング)を省略している。図11に示すように、一般的な発光装置用レンズ91は、レンズ本体92及び板状固定部材93が一体に成型され、かつ、板状固定部材93の内部が光拡散性でない。この一般的な発光装置用レンズ91では、発光素子96からの光の多くは、矢印L4a〜L4cで示すように、レンズ本体92の入射面92aで板状固定部材93の出射面93bに向けて屈折し、板状固定部材93の出射面93bから発光装置用レンズ91外部へと出射するが、発光素子96からの光の一部は、矢印L5a〜L5cで示すように、レンズ本体2の入射面2aで板状固定部材93のツバ部93cに向けて屈折し、ツバ部93cで全反射を繰り返し、発光装置用レンズ91外部に出射されない。この結果、一般的な発光装置用レンズ91では、グラデーションのある配光とならない。
これに対し、図6に示すように、板状固定部材3の内部を光拡散性とした本実施形態の発光装置用レンズ1では、発光素子6からの光の多くが、矢印L1a〜L1cで示すように、レンズ本体2の入射面2aで板状固定部材3に向けて屈折し、板状固定部材3で拡散されて、板状固定部材3の出射面3bから発光装置用レンズ1外部へと出射する上、矢印L2a〜L2cで示すように、レンズ本体2の入射面2aで板状固定部材3のツバ部3c側に屈折した光も、板状固定部材3で拡散されて、板状固定部材3の出射面3b及びツバ部3cから発光装置用レンズ1外部へと出射する。この結果、本実施形態の発光装置用レンズ1によれば、図7に示すようなグラデーションのある配光とできる。なお、図6では、説明の便宜上、本実施形態の発光装置用レンズ1に加えて、発光素子6を示し、発光装置用レンズ1の平行斜線(ハッチング)を省略している。また、図6において、光L1aは、レンズ本体2の入射面2aに垂直に入射した場合には、そのままレンズ本体2の入射面2aを透過することとなり、レンズ本体2の反射面及び板状固定部材3のツバ部3cを除き、レンズ本体2及び板状固定部材3の各面において同様である。
レンズ本体2の入射面2aの全部又は一部は、例えば、フロスト処理等により凹凸形状となっていてもよい。これにより、板状固定部材3の内部において、さらに効率よく光を拡散させることができる。
図1(A)〜(E)では、板状固定部材3を平板状としているが、本実施形態の発光装置用レンズ1はこれに限定されない。図2に示すように、本実施形態の発光装置用レンズ1において、板状固定部材3の出射面3bが凸状であってもよい。板状固定部材3の出射面3bを凸状とすることで、発光装置用レンズ1外部へ出射する光の配光をさらに制御することができる。板状固定部材3の出射面3bは、全部が凸状であってもよいし、一部のみが凸状であってもよい。また、図1(A)〜(E)では、板状固定部材3の平面形状を円形としているが、本実施形態の発光装置用レンズ1はこれに限定されない。本実施形態の発光装置用レンズ1において、板状固定部材3の平面形状は、例えば、楕円形、多角形等の他の形状であってもよい。
本実施形態の発光装置用レンズ1は、例えば、図3の平面図に示すように、板状固定部材3の出射面3b及びツバ部3cに、任意形状(例えば、多角柱状、半球状等)のマイクロレンズアレイが形成されていてもよい。これにより、グラデーションに所望の分布を持たせることが可能となる。なお、図3では、板状固定部材3の出射面3b及びツバ部3cの全部にマイクロレンズアレイが形成されているが、本実施形態の発光装置用レンズ1はこれに限定されない。本実施形態の発光装置用レンズ1において、板状固定部材3の出射面3b及びツバ部3cの一部のみにマイクロレンズアレイが形成されていてもよい。
また、本実施形態の発光装置用レンズ1は、例えば、図4(A)の平面図及び図4(B)の断面図に示すように、板状固定部材3の出射面3b及びツバ部3cに、複数の同心円状の凹凸が形成されていてもよい。これにより、グラデーションに所望の分布を持たせることが可能となる。図4(B)は、図4(A)に示す発光装置用レンズ1のI−I方向に見た断面図である。なお、図4(A)及び図4(B)では、板状固定部材3の出射面3b及びツバ部3cの全部に複数の同心円状の凹凸が形成されているが、本実施形態の発光装置用レンズ1はこれに限定されない。本実施形態の発光装置用レンズ1において、板状固定部材3の出射面3b及びツバ部3cの一部のみに複数の同心円状の凹凸が形成されていてもよい。
そして、本実施形態の発光装置用レンズ1は、例えば、図5の断面図に示すように、レンズ本体2及び板状固定部材3が同一の前記透光性材料を用いて一体に成型され、かつ、板状固定部材3の出射面3b及びツバ部3cに、樹脂の微粉末4の塗布による凹凸が形成されていてもよい。これにより、グラデーションに所望の分布を持たせることが可能となる。本例のようにレンズ本体2及び板状固定部材3が同一の前記透光性材料を用いて一体に成型された場合には、図5に示すように、レンズ本体2の出射面2b及び板状固定部材3の入射面3aは一体となって存在しなくなる。前記樹脂としては、例えば、前記透光性材料における樹脂成分(ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、光学用シリコーン、ポリオレフィン)、前記樹脂成分とは屈折率及び透過率が異なる樹脂等があげられる。なお、図5では、板状固定部材3の出射面3a及びツバ部3cに樹脂の微粉末4が分布をもって塗布されているが、本実施形態の発光装置用レンズ1はこれに限定されない。本実施形態の発光装置用レンズ1において、板状固定部材3の出射面3b及びツバ部3cに樹脂の微粉末4が均一に塗布されていてもよい。
さらに、本実施形態の発光装置用レンズ1は、例えば、図3から図5に示した態様のいずれか2つ又は3つ全ての組み合わせにより、グラデーションに所望の分布を持たせることが可能とされていてもよい。
本実施形態の発光装置用レンズ1は、例えば、照明装置等の種々の発光装置に利用可能である。
図8に、本実施形態の発光装置用レンズ1を用いた照明装置の一例を示す。図8に示すように、本実施形態の照明装置10は、発光素子6、本実施形態の発光装置用レンズ1及び筐体11を含む電球である。本実施形態の発光装置用レンズ1は、ツバ部3cにより筐体11に固定されている。なお、図8では、本実施形態の発光装置用レンズ1のツバ部3cを、ネジ12により筐体11に固定しているが、本実施形態の照明装置10はこれに限定されない。本実施形態の照明装置10において、ツバ部3cを筐体11に固定する方法は特に制限されず、例えば、接着剤による接着、融着等であってもよい。
発光素子2としては、例えば、LED、有機EL、無機EL等があげられ、LEDであることが好ましい。LEDは、特に限定されず、従来公知のものを使用できるが、白色LEDであることが好ましい。図8において、発光素子6は、例えば、筐体11の底部において、熱導電率の優れた基板(図示せず)に形成された配線パターン上に実装されている。本実施形態の照明装置(電球)10では、発光素子6が、例えば、シリコーン樹脂等に内包され、前記シリコーン樹脂中に蛍光体が分散されていてもよい。このような形態において、例えば、発光素子6を、青色LEDとし、前記蛍光体を、黄色蛍光体又は赤・緑蛍光体の組み合わせとすることで、白色光を得ることができる。また、発光素子6を、近紫外LED(UV−LED)とし、前記蛍光体を赤・緑・青蛍光体の組み合わせ(RGB蛍光体)とすることでも、白色光を得ることができる。図8に示す本実施形態の照明装置(電球)10では、筐体11の底部外側に、その内部に点灯回路等が収容されたケースが固定されているが、本実施形態の照明装置は、この例に限定されない。
[実施形態2]
図9は、本実施形態の発光装置用レンズを示す断面図である。図9に示すように、本実施形態の発光装置用レンズ1は、レンズ本体1の入射面が、発光素子の発光部を配置するために凹形状5に形成され、凹形状5の底面に第1の入射面2a1を含み、凹形状5の側面に第2の入射面2a2を含み、さらに、レンズ本体1が、光を反射する反射面2cを含むこと以外、実施形態1の発光装置用レンズ1と同様である。凹形状5には、発光素子の発光部の全部が配置されてもよいし、発光素子の発光部の一部のみが配置されてもよい。また、凹形状5には、1つの発光素子の発光部が配置されてもよいし、複数の発光素子の発光部が配置されてもよい。レンズ本体2の反射面2cは、第2の入射面2a2から入射した光を反射する。レンズ本体2の出射面2bは、第1の入射面2a1から入射した光、及び、第2の入射面2a2から入射して反射面2cで反射した光を、出射する。
図10を参照して、本実施形態の発光装置用レンズ1の各面での光の動きを説明する。お、図10では、説明の便宜上、本実施形態の発光装置用レンズ1に加えて、発光素子6を示し、発光装置用レンズ1の平行斜線(ハッチング)を省略している。
第1の入射面2a1は、発光素子6側に凸になるように形成された略球面を有しており、発光素子6から入射した光L1a及びL2aを出射面2bに向けて屈折させる。第2の入射面2a2は、凹形状5の開口が凹形状5の底面(第1の入射面2a1)より広くなるようにテーパ―状に形成されており、発光素子6から入射した光L3aを反射面2cに向けて屈折させる。反射面2cは、第2の入射面2a2の凹形状5の開口部の端部から出射面2bの端部に至る曲面を有しており、第2の入射面2a2から入射した光を略全反射するように形成されている。
発光素子6からレンズ本体2の第1の入射面2a1に入射した光の多くは、矢印L1a〜L1cで示すように、レンズ本体2の第1の入射面2a1で板状固定部材3に向けて屈折し、板状固定部材3で拡散されて、板状固定部材3の出射面3bから発光装置用レンズ1外部へと出射する。また、矢印L2a〜L2cで示すように、レンズ本体2の第1の入射面2a1で板状固定部材3のツバ部3c側に屈折した光も、板状固定部材3で拡散されて、板状固定部材3の出射面3b及びツバ部3cから発光装置用レンズ1外部へと出射する。
発光素子6からレンズ本体2の第2の入射面2a2に入射した光L3aは、反射面2cに向けて屈折し、光L3bになる。光L3bは、反射面2cで略全反射して、光L3cになる。光L3cは、板状固定部材3で拡散されて、板状固定部材3の出射面3bから発光装置用レンズ1外部へと出射する(出射光L3d)。図示していないが、レンズ本体2の反射面2cで板状固定部材3のツバ部3c側に向けて反射された光も、板状固定部材3で拡散されて、板状固定部材3の出射面3b及びツバ部3cから発光装置用レンズ1外部へと出射する。
これらの結果、本実施形態の発光装置用レンズ1によっても、図7に示すようなグラデーションのある配光とできる。
本実施形態の発光装置用レンズ1も、例えば、図8に示した照明装置等の種々の発光装置に利用可能である。
本発明によれば、グラデーションのある配光が可能な発光装置用レンズ及び照明装置を提供することができる。本発明の発光装置用レンズ及び照明装置は、幅広い用途に用いることが可能である。
1、91 発光装置用レンズ
2、92 レンズ本体
2a、92a レンズ本体の入射面
2b レンズ本体の出射面
3、93 板状固定部材
3a 板状固定部材の入射面
3b、93b 板状固定部材の出射面
3c、93c 板状固定部材のツバ部
4 樹脂の微粒子
5 凹形状
6、96 発光素子
10 照明装置
11 筐体
12 ネジ

Claims (8)

  1. レンズ本体及び板状固定部材を含み、
    前記レンズ本体が、入射面及び出射面を含み、
    前記レンズ本体において、前記入射面及び前記出射面が、互いに一定の距離をおいて対面する状態で位置し、発光素子からの光が入射面に入射し、かつ、前記入射した光が前記出射面から出射し、
    前記板状固定部材が、前記板状固定部材の一面に前記レンズ本体から出射される光を入射する入射面を含み、かつ、前記板状固定部材の他面に入射した光を出射する出射面を含み、
    さらに、前記板状固定部材が、前記板状固定部材の縁部から形成されたツバ部を含み、
    前記板状固定部材の入射面が前記レンズ本体の前記出射面と対面する状態で、かつ、前記板状固定部材の前記ツバ部が前記レンズ本体の前記出射面の外側に位置する状態で、前記板状固定部材が前記レンズ本体の前記出射面の上に配置され、
    前記板状固定部材の内部が、光拡散性であることを特徴とする発光装置用レンズ。
  2. 前記板状固定部材の前記出射面が凸状である請求項1記載の発光装置用レンズ。
  3. 前記板状固定部材の前記出射面及び前記ツバ部に、マイクロレンズアレイが形成されている、請求項1又は2記載に発光装置用レンズ。
  4. 前記板状固定部材の前記出射面及び前記ツバ部に、複数の同心円状の凹凸が形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の発光装置用レンズ。
  5. 前記板状固定部材の前記出射面及び前記ツバ部に、樹脂の微粉末の塗布により凹凸が形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の発光装置用レンズ。
  6. 前記レンズ本体の前記入射面が、発光素子の発光部を配置するために凹形状に形成され、
    前記凹形状の底面に第1の入射面を含み、
    前記凹形状の側面に第2の入射面を含み、
    さらに、前記レンズ本体が、光を反射する反射面を含み、
    前記レンズ本体の前記反射面が、前記第2の入射面から入射した光を反射し、
    前記レンズ本体の前記出射面が、前記第1の入射面から入射した光、及び、前記第2の入射面から入射して前記反射面で反射した光を、出射する、請求項1から5のいずれか一項に記載の発光装置用レンズ。
  7. 発光素子、発光装置用レンズ及び筐体を含み、
    前記レンズが、請求項1から6のいずれか一項に記載のレンズであり、
    前記レンズが、前記ツバ部により前記筐体に固定されていることを特徴とする照明装置。
  8. 前記発光素子が、LEDである、請求項7記載の照明装置。

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