JP2017062570A - 制御装置および制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】節電モードでケーブルの種別交換を行なっても通常給電モードに確実に復帰できるようにする。
【解決手段】制御対象装置31を制御する制御部320は、電力供給制御部321,検知部322,取得部323および設定変更部324を有する。電力供給制御部321は、ケーブル50を介して他の装置に接続されるポート32aが未使用状態になると、制御対象装置31および制御装置32に対する電力供給モードを通常給電モードから起動割込みを受信可能な節電モードへ移行させる。検知部322が節電モードにおいてケーブル50のマウント状態の変化を検知すると、取得部323は、ケーブル50の種別に関する種別情報を取得する。設定変更部324は、取得部323が取得した種別情報に応じて制御部32におけるケーブル50の設定を変更する。
【選択図】図2

Description

本件は、制御装置および制御プログラムに関する。
ストレージ装置においては、例えば、エクスパンダモジュールを介して複数の記憶装置が増設接続され、記憶容量が大容量化される。エクスパンダモジュールには例えばSASエクスパンダが含まれる。また、記憶装置としてはHDD,SSDなどが挙げられる。以下では、記憶装置をディスクという場合がある。
なお、SASはSerial Attached SCSIの略称であり、SCSIはSmall Computer System Interfaceの略称である。また、HDDはHard Disk Driveの略称であり、SSDはSolid State Driveの略称である。
上述のようなストレージ装置は、複数のディスクおよびSASエクスパンダを含むDE(Drive Enclosure)と、当該DEを制御するCM(Controller Module)とを有する。DEにおける複数のディスクはSASエクスパンダを介してCMに接続される。
SASエクスパンダには複数のSASポート(PHY)が備えられる。複数のSASポートには、CMまたは上位DEのSASポートに接続される上位接続ポートと、下位DEの上位接続ポートに接続される下位接続ポートとが含まれる。SASポート間は、SASケーブルによって接続される。
特開2002−118563号公報 特開2002−163049号公報
ところで、近年、SASエクスパンダ(エクスパンダチップ)に電源連動(Wake On SAS)機能が備えられる場合がある。電源連動機能を有するSASエクスパンダは、上位接続ポートのリンクアップ状態に連動して自動的にDE用電源のオフ/オンを行なう。このとき、例えば、SASエクスパンダのファームウェアは、上位接続ポートのリンクアップ状態を監視する。そして、同ファームウェアは、全ての上位接続ポートが所定時間(例えば2秒)に亘りリンクダウン状態を継続したことを検知すると、DEにおけるディスクやエクスパンダチップへの電力供給を消費電力節電モード(Low Power)に切り換え、DEに対する電力供給をオフに近い状態にすることができる。
SASエクスパンダは、上記電源連動機能によって消費電力節電モードになると、通常の給電モードに戻すためのSASパケット(OOB:Out Of Band)を起動割込みとして受信する起動割込み受信機能部のみを常駐状態(電力供給オン状態)に維持する。そして、SASエクスパンダは、DEにおける起動割込み受信機能部以外の部品に対する電力供給をオフ状態にする。なお、起動割込み受信機能部以外の部品は、例えば、複数のディスクや、SASエクスパンダにおける起動割込み受信機能部以外の機能部である。
上記起動割込み受信機能部は、消費電力節電モードにおいてSASパケット(OOB)を受信検出すると、SASエクスパンダに対して割込みを行なう。当該割込みに応じて、SASエクスパンダのファームウェアは、電力供給状態を消費電力節電モードから通常の給電モードに切り換え、DEにおける全てのディスクやSASエクスパンダの全体を起動(Wakeup)する。
一方、SASポート間を接続するSASケーブルとしては、一般に銅(Cu, Copper)のSASケーブル(以下、銅ケーブルという)が用いられるが、近年、AOC(Active Optical Cable:以下、AOCケーブルという)が用いられる場合がある。そのため、近年、SASエクスパンダ(エクスパンダチップ)において、銅ケーブル以外にAOCケーブルもサポートするようになっている。
このとき、銅ケーブルとAOCケーブルとでは動作仕様が異なる。そのため、SASエクスパンダのファームウェアは、SASケーブルの種別(ここでは銅ケーブルかAOCケーブルか)を識別し、SASケーブルの種別に応じてエクスパンダチップにおけるSASポートについての設定を変更する。SASケーブルの種別に応じた設定が正しく行なわれていないと、SASエクスパンダは、起動割込みとしてのSASパケットを受信することができず、電力供給状態を消費電力節電モードから通常の給電モードに復帰させることができない。
例えばSASケーブルが銅ケーブルからAOCケーブルに活性交換された場合、SASエクスパンダのファームウェアの監視機能によってSASケーブルのマウント状態の変化(ケーブルの挿抜)が検知される。当該マウント状態の変化の検知をトリガにして、ファームウェアは、交換後のSASケーブルの種別を識別し、識別した種別に応じてSASケーブルの設定の変更を行なう。
しかし、SASエクスパンダが上記電源連動機能によって消費電力節電モードに移行した後に、非活性状態で例えばSASケーブルが銅ケーブルからAOCケーブルに交換された場合、SASエクスパンダにおける起動割込み受信機能部以外の機能部はオフ状態である。このため、SASエクスパンダは、上述のようなSASケーブルの設定の変更を行なうことができない。ひいては、SASエクスパンダは、起動割込み受信機能部が常駐状態であってもSASパケット(OOB)を起動割込みとして受信することができず、上記電源連動機能によってDEを起動することができないというデッドロック状態に陥る場合がある。
一つの側面で、本件明細書に開示の発明は、節電モードでケーブルの種別交換を行なっても通常給電モードに確実に復帰できるようにすることを目的とする。
本件の制御装置は、制御対象装置を制御する制御部を有し、前記制御部は、電力供給制御部,検知部,取得部および設定変更部を有する。前記電力供給制御部は、ケーブルを介して他の装置に接続されるポートが未使用状態になると、前記制御対象装置および前記制御装置に対する電力供給状態を、通常給電モードから、起動割込みを受信可能な節電モードへ移行させる。前記検知部は、前記節電モードにおいて、前記ケーブルのマウント状態の変化を検知する。前記取得部は、前記検知部が前記ケーブルのマウント状態の変化を検知すると、前記ケーブルの種別に関する種別情報を取得する。前記設定変更部は、前記取得部が取得した種別情報に応じて前記制御部における前記ケーブルの設定を変更する。
節電モードでケーブルの種別交換を行なっても通常給電モードに確実に復帰することができる。
本発明の第1または第2実施形態としての制御装置(SASエクスパンダ)を含むストレージ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態としての制御装置(SASエクスパンダ)のハードウェア構成/機能構成の一例を示すブロック図である。 SASケーブルの種別に応じた設定(設定情報テーブル)の例を示す図である。 第1実施形態における通常給電モード時の動作を説明するフローチャートである。 第1実施形態における消費電力節電モード(第1節電モード)時の動作を説明するフローチャートである。 第1実施形態の変形例における消費電力節電モード(第1節電モード)時の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態としての制御装置(SASエクスパンダ)のハードウェア構成/機能構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態における通常給電モード時の動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態における消費電力節電モード(第2節電モード)時の動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態の変形例における消費電力節電モード(第2節電モード)時の動作を説明するフローチャートである。
以下に、図面を参照し、本願の開示する制御装置および制御プログラムの実施形態について、詳細に説明する。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能を含むことができる。そして、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔1〕本発明を適用されるストレージ装置のハードウェア構成
まず、図1を参照しながら、本発明の第1または第2実施形態としてのSASエクスパンダ(制御装置)32または32Aを含むストレージ装置1について説明する。なお、図1は、本発明の第1または第2実施形態としてのSASエクスパンダ32または32Aを含むストレージ装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本ストレージ装置1は、例えば、ドライブエンクロージャ(DE)30に格納された記憶装置31を仮想化して、仮想ストレージ環境を形成する。そして、ストレージ装置1は、仮想ボリュームをホスト装置2に提供する。
本ストレージ装置1は、1以上(図1に示す例では1つ)のホスト装置2に対して通信可能に接続されている。ホスト装置2とストレージ装置1とは、後述するCA(Communication Adapter)101,102により接続されている。
ホスト装置2は、例えば、サーバ機能を備えた情報処理装置であり、本ストレージ装置1との間において、NAS(Network Attached Storage)やSAN(Storage Area Network)のコマンドを送受信する。ホスト装置2は、例えば、ストレージ装置1に対してNASにおけるリード/ライト等のストレージアクセスコマンドを送信することにより、ストレージ装置1が提供するボリュームにデータの書込または読出を行なう。
そして、本ストレージ装置1は、ホスト装置2からボリュームに対して行なわれる入出力要求(例えば、リードコマンドやライトコマンド)に応じて、このボリュームに対応する記憶装置31に対して、データの読出や書込等の処理を行なう。なお、ホスト装置2からの入出力要求のことをIO(Input Output)要求もしくはIOコマンドという場合がある。
なお、図1に示す例においては1つのホスト装置2が図示されているが、これに限定されるものではなく、ストレージ装置1に2つ以上のホスト装置2を接続してもよい。
また、ストレージ装置1には、管理端末3が通信可能に接続されている。管理端末3は、キーボードやマウス等の入力装置や表示装置を備える情報処理装置であって、システム管理者等のユーザが各種情報の入力操作を行なう。例えば、ユーザは、管理端末3を介して、各種設定等に係る情報を入力する。入力された情報は、ホスト装置2やストレージ装置1に送信される。
本ストレージ装置1は、図1に示すように、複数(本実施形態では2つ)のCM100a,100b及び1段以上(図1に示す例では2段)のDE30を備える。CM100a,100bは、コントローラエンクロージャ(CE:Controller Enclosure)40に搭載される。
各DE30は、1以上(図1に示す例では4つ)の記憶装置31を搭載可能であり、これらの記憶装置31の記憶領域(実ボリューム,実ストレージ)を、本ストレージ装置1に対して提供する。
例えば、各DE30は、複数段のスロット(図示省略)を備え、これらのスロットに記憶装置31を挿入することにより、実ボリューム容量を随時変更することができる。また、複数の記憶装置31を用いてRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構成することができる。記憶装置31は、HDD,SSD等の記憶装置(ストレージ)であって、種々のデータを格納するものである。なお、以下では、記憶装置のことをディスクという場合がある。
各DE30には、一対のSASエクスパンダ32,32(32A,32A)が備えられる。各SASエクスパンダ32(32A)は、各DE30における制御対象装置であるディスク31を制御する機能を有する。また、各SASエクスパンダ32(32A)は、DE30(ディスク31)を増設接続するための上位接続ポート(SASポート,PHY)32aおよび下位接続ポート(SASポート,PHY)32bを有する。
なお、上位接続ポートは、SAS入力ポートまたはUpstream Portと記されてもよい。下位接続ポートは、SAS出力ポートまたはDownstream Portと記されてもよい。また、SASエクスパンダ32は、図2を参照しながら後述する第1実施形態としての制御装置に相当し、SASエクスパンダ32Aは、図7を参照しながら後述する第2実施形態としての制御装置に相当する。
1段目(図1の上側)のDE30は、CE40におけるCM100a,100bに接続されている。このとき、1段目のDE30における一方のSASエクスパンダ32(32A)の上位接続ポート32aと、CM100aにおけるSASエクスパンダ103のSASポート109(後述)との間は、SASケーブル50によって接続される。同様に、1段目のDE30における他方のSASエクスパンダ32(32A)の上位接続ポート32aと、CM100bにおけるSASエクスパンダ103のSASポート109(後述)との間は、SASケーブル50によって接続される。
また、2段目(図1の下側)のDE30は、1段目のDE30の下位に接続されている。このとき、1段目のDE30における一方のSASエクスパンダ32(32A)の下位接続ポート32bと、2段目のDE30における一方のSASエクスパンダ32(32A)の上位接続ポート32aとの間は、SASケーブル50によって接続される。同様に、1段目のDE30における他方のSASエクスパンダ32(32A)の下位接続ポート32bと、2段目のDE30における他方のSASエクスパンダ32(32A)の上位接続ポート32aとの間は、SASケーブル50によって接続される。
なお、1段目のDE30の下位に2段目のDE30を接続する場合と同様にして、2段目のDE30の下位には、SASケーブル50を介して3段目以降のDE30を接続することができる。
上述のようにCE40の下位(各CM100a,100bにおけるSASエクスパンダ103のSASポート109)には、SASケーブル50を介して複数段のDE30が接続される。これにより、各DE30には、CM100a,100bのいずれからもアクセスして、データの書込や読出を行なうことができる。つまり、DE30の各ディスク31にCM100a,100bのそれぞれが接続され、ディスク31へのアクセス経路が冗長化されている。
CM100a,100bは、ストレージ装置1内の動作を制御するコントローラ(ストレージ制御装置)であり、ホスト装置2から送信されるIOコマンドに従って、DE30のディスク31へのデータアクセス制御等、各種制御を行なう。CM100a,100bは互いに同様の構成を有している。以下、CMを示す符号としては、複数のCMのうち1つを特定する場合には符号100a,100bを用い、任意のCMを指すときには符号100を用いる。また、CM100aをCM#1と、CM100bをCM#2と、それぞれ表す場合がある。
CM100a,100bは二重化されており、通常は、CM100a(CM#1)がプライマリとして各種制御を行なう。しかし、プライマリCM100aの故障時には、セカンダリのCM100b(CM#2)がプライマリとしてCM100aの動作を引き継ぐ。
CM100a,100bは、CA101,102を介して、それぞれホスト装置2に接続される。そして、CM100a,100bは、ホスト装置2から送信されるリード/ライト等のIOコマンドを受信し、SASエクスパンダ103,32(32A)等を介してディスク31の制御を行なう。また、CM100a,100bは、PCIe(Peripheral Component Interconnect express)等の図示しないインタフェースを介して相互に通信可能に接続される。
CM100は、図1に示すように、CA101,102とSASエクスパンダ103とを備えるとともに、CPU(Central Processing Unit)105,メモリ106,フラッシュメモリ107およびIOC(Input Output Controller)108を備える。CA101,102,SASエクスパンダ103,CPU105,メモリ106,フラッシュメモリ107,IOC108は、例えばPCIeインタフェース104を介して相互に通信可能に接続される。
CA101,102は、ホスト装置2や管理端末3等から送信されたデータを受信したり、CM100から出力するデータをホスト装置2や管理端末3等に送信する。すなわち、CA101,102は、ホスト装置2等の外部装置との間でのデータの入出力(IO)を制御する。
CA101は、NASを介してホスト装置2や管理端末3と通信可能に接続するネットワークアダプタであり、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェース等である。各CM100は、CA101により図示しない通信回線を介してホスト装置2等とNASにより接続され、IOコマンドの受信やデータの送受信等を行なう。図1に示す例においては、CM100a,100bのそれぞれに2つのCA101,101が備えられている。
CA102は、SANを介してホスト装置2と通信可能に接続するネットワークアダプタであり、例えば、iSCSI(Internet Small Computer System Interface)インタフェースやFC(Fibre Channel)インタフェースである。各CM100は、CA102により図示しない通信回線を介してホスト装置2等とSANにより接続され、IOコマンドの受信やデータの送受信等を行なう。図1に示す例においては、CM100a,100bのそれぞれに1つのCA102が備えられている。
SASエクスパンダ103は、DE30におけるディスク31やSASエクスパンダ32(32A)と通信可能に接続するためのインタフェースであり、1以上のSASポート(PHY)109を有している。上述したように、SASポート109には、SASケーブル50を介して、1段目のDE30におけるSASエクスパンダ32(32A)が接続される。これにより、各CM100は、SASエクスパンダ103,SASケーブル50,SASエクスパンダ32(32A)を介し、ホスト装置2から受信したIOコマンドに基づきディスク31に対するアクセス制御を行なう。つまり、DE30のディスク31には、CM100a,100bのいずれからもデータの書込や読出を行なうことができる。
フラッシュメモリ107は、CPU105が実行するプログラムや種々のデータ等を格納する記憶装置である。
メモリ106は、種々のデータやプログラムを一時的に格納する記憶装置であり、例えばキャッシュ領域やアプリケーション領域を備える。キャッシュ領域は、ホスト装置2から受信したデータや、ホスト装置2に対して送信するデータを一時的に格納する。アプリケーション領域は、CPU105がアプリケーションプログラムを実行する際に、データやプログラムを一時的に格納する。アプリケーションプログラムは、例えば、本実施形態のストレージ制御機能を実現すべくCPU105が実行するプログラムである。当該プログラムは、メモリ106あるいはフラッシュメモリ107に保存される。
IOC108は、各CM100内におけるデータ転送を制御する制御装置であり、例えば、メモリ106に格納されたデータをCPU105を介することなく転送させるDMA(Direct Memory Access)転送を実現する。
CPU105は、種々の制御や演算を行なう処理装置であり、例えばマルチコアプロセッサ(マルチCPU)である。CPU105は、メモリ106,フラッシュメモリ107等に格納されたOS(Operating System)やプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。
〔2〕本発明の制御装置(SASエクスパンダ)の概要
上述したように、近年、SASエクスパンダ(エクスパンダチップ)に電源連動(Wake On SAS)機能が備えられる場合がある。後述する第1および第2実施形態において、各DE30の各SASエクスパンダ32,32Aには、電源連動機能が備えられているものとする。なお、CE40における各CM100のSASエクスパンダ103に電源連動機能は備えられていないものとする。
電源連動機能を有するSASエクスパンダ32,32Aは、上位接続ポート32aのリンクアップ状態に連動して自動的にDE30用電源のオフ/オンを行なう。このとき、例えば、SASエクスパンダ32,32Aのファームウェア(後述するCPU320,320A;図2,図7参照)は、上位接続ポート32aのリンクアップ状態の監視を行なう。当該監視によって全ての上位接続ポート32aが所定時間(例えば2秒)に亘りリンクダウン状態を継続したことを検知すると、ファームウェアは、上位接続ポート32aが未使用状態であると判断する。当該判断の結果に応じて、ファームウェアは、DE30における各ディスク31やSASエクスパンダ32,32Aへの電力供給状態を消費電力節電モード(スリープ状態)に切り換える。これにより、DE30に対する電力供給をオフに近い状態にすることができる。
SASエクスパンダ32,32Aは、消費電力節電モードにおいて、少なくとも、SASパケット(OOB)を起動割込みとして受信する起動割込み受信機能部325(図2,図7参照)を、常駐状態(電力供給オン状態)に維持する。なお、SASパケット(OOB)は、電力供給状態を消費電力節電モードから通常の給電モードに復帰させるためのパケットである。
起動割込み受信機能部325は、消費電力節電モードでSASパケット(OOB)を受信検出すると、SASエクスパンダ32,32Aのファームウェアに対して割込みを行なう。当該割込みに応じて、SASエクスパンダ32,32Aのファームウェアは、電力供給状態を消費電力節電モードから通常の給電モードに切り換え、DE30における全てのディスク31やSASエクスパンダ32,32Aの全体を起動(Wakeup)する。
また、SASポート109と32aとの間やSASポート32aと32bとの間を接続するSASケーブル50としては、銅ケーブルあるいはAOCケーブルが用いられる。そのため、後述する第1および第2実施形態において、各DE30の各SASエクスパンダ32,32Aは、銅ケーブルおよびAOCケーブルの両方をサポート可能に構成されている。
このとき、銅ケーブルとAOCケーブルとでは動作仕様が異なる。そのため、SASエクスパンダ32,32Aのファームウェアは、SASケーブル50の種別(ここでは銅ケーブルかAOCケーブル)を識別し、SASケーブル50の種別に応じてSASポート32aについての設定を変更する。当該設定の具体的な内容については、第1実施形態において図3を参照しながら後述する。
SASケーブル50の種別に応じた設定が正しく行なわれていないと、起動割込みとしてのSASパケット(OOB)を受信することができず、電力供給状態を消費電力節電モードから通常の給電モードに復帰させることができない。
上述したように、SASケーブル50が種別の異なるものに活性交換された場合、SASエクスパンダ32,32AのファームウェアによってSASケーブル50のマウント状態の変化(ケーブル50の挿抜)が検知される。当該マウント状態の変化の検知をトリガにして、ファームウェアは、交換後のSASケーブル50の種別を識別し、識別した種別に応じてSASケーブルの設定の変更を行なう。
これに対し、上記電源連動機能によって電力供給状態が消費電力節電モードに移行した後に、非活性状態でSASケーブル50が種別の異なるものに交換された場合、SASケーブル50の種別を設定に反映することができない。つまり、SASケーブル50の種別に応じた設定が正しく行なわれず、起動割込み受信機能部325が常駐状態であってもSASパケット(OOB)を起動割込みとして受信することができない。したがって、上記電源連動機能によってDE30を起動することができないというデッドロック状態に陥る場合がある。
そこで、本発明の制御装置(SASエクスパンダ)32,32Aは、消費電力節電モード(スリープ状態)でSASケーブル50の種別交換を行なっても通常の給電モードに確実に復帰することができるように構成される。つまり、消費電力節電モード(スリープ状態)でSASケーブル50を種別の異なるものに交換した場合であっても、上記電源連動機能が有効に動作するように、SASエクスパンダ32,32Aは、以下のように構成される。
本発明のSASエクスパンダ32,32Aは、DE30におけるディスク(制御対象装置)31を制御する制御部(ファームウェア)320,320A(図2,図7参照)を有する。制御部320または320Aは、少なくとも、電力供給制御部321または321A,検知部322または322A,取得部323および設定変更部324(いずれも図2,図7参照)を有する。
電力供給制御部321,321Aは、SASケーブル50を介し他の装置100,30に接続されるSASポート32aが未使用状態になると、ディスク31および制御装置32,32Aに対する電力供給状態を、通常給電モードから、起動割込みを受信可能な消費電力節電モードへ移行させる。検知部322,322Aは、消費電力節電モードにおいて、SASケーブル50のマウント状態の変化を検知する。取得部323は、検知部322,322AがSASケーブル50のマウント状態の変化を検知すると、SASケーブルの種別に関する種別情報を取得する。設定変更部324は、取得部323が取得した種別情報に応じて制御部320,320AにおけるSASケーブル50の設定を変更する。そして、前記消費電力節電モードにおいて、例えばSASパケット(OOB)を起動割込みとして受信すると、電力供給制御部321,321Aが起動され、電力供給制御部321,321Aは電力供給状態を消費電力節電モードから通常給電モードへ移行させる。
このような構成により、本発明の制御装置(SASエクスパンダ)32,32Aによれば、消費電力節電モード(スリープ状態)でSASケーブル50の種別交換を行なっても通常の給電モードに確実に復帰することができる。つまり、消費電力節電モードでSASケーブル50を種別の異なるものに非活性で交換しても、SASパケット(OOB)を起動割込みとして受信することができ、上記デッドロック状態が解除され、上記電源連動機能が有効に動作することになる。これにより、SASエクスパンダ32,32Aにおける上記電源連動機能を有効に活用して、DE30の省エネルギ運転を実現することができる。
〔3〕第1実施形態
次に、図2〜図5を参照しながら、本発明の第1実施形態としての制御装置(SASエクスパンダ)32について説明する。
まず、図2を参照しながら、本発明の第1実施形態としてのSASエクスパンダ32のハードウェア構成/機能構成について説明する。図2は、そのハードウェア構成/機能構成の一例を示すブロック図である。
第1実施形態のSASエクスパンダ32は、少なくとも、SASポート32a〜32cと、CPU320と、メモリ330とを含む。
SASポート32aは、図1を参照しながら前述した通り、SASケーブル50を介して、CM100のSASポート109、または、他のDE30におけるSASエクスパンダ32のSASポート(下位接続ポート)32bに接続される、上位接続ポートである。
また、SASポート32bは、図1を参照しながら前述した通り、SASケーブル50を介して、他のDE30におけるSASエクスパンダ32のSASポート(上位接続ポート)32aに接続される、下位接続ポートである。
さらに、SASポート32cは、DE30内の各ディスク31に接続されるポート(PHY)である。
なお、SASポート32a〜32cは、図1や図2において一つずつ示されているが、いずれも2以上備えられてもよい。
メモリ330は、種々のデータやプログラムを格納する、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置である。メモリ330は、CPU320をSASエクスパンダ32の制御部(ファームウェア)として機能させる制御プログラム331を格納する。また、メモリ330は、SASケーブル種別についての設定情報に係る、図3に示すような設定情報テーブルを格納する、設定情報テーブル用メモリ領域332を有する。
なお、制御プログラム331は、コンピュータ読取可能な記録媒体であって可搬型の非一時的な記録媒体に記録された形態で提供される。当該記録媒体としては、磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスクなどが挙げられる。また、光ディスクとしては、CD(Compact Disk),DVD(Digital Versatile Disk),ブルーレイディスクなどが挙げられる。CDは、CD−ROM(Read Only Memory),CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などを含む。DVDは、DVD−RAM,DVD−ROM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD(High Definition) DVDなどを含む。
このとき、CPU320は、上述のごとき記録媒体から制御プログラム331を読み取って内部記憶装置(例えばメモリ330)または外付けの記憶装置に格納して用いる。なお、CPU320は、制御プログラム331を、ネットワーク(図示略)を介して受信し内部記憶装置または外付けの記憶装置に格納して用いてもよい。
設定情報テーブル用メモリ領域332に格納される設定情報テーブルは、例えば図3に示すような情報を含む。図3は、SASケーブル50の種別に応じた設定(設定情報テーブル)の例を示す図である。上述したように、本実施形態(第1および第2実施形態)では、SASポート間を接続するSASケーブル50としては、銅ケーブルとAOCケーブルとのいずれか一方が用いられる。上述した通り、SASエクスパンダ32,32Aは、銅ケーブルおよびAOCケーブルの両方をサポート可能に構成されている。
図3に示すように、設定情報テーブルにおいて、SASケーブル種別に応じて、CPU320において設定される内容は、以下の通りである。設定内容は、SASケーブル50の種別に応じた通信デバイス等の設定、例えばVact,Pttのオン/オフ情報を含む。具体的には、SASポート32aに接続されるSASケーブル50の種別が銅ケーブルである場合、Vactがオフに設定されるとともに、Pttがオンに設定される。また、SASポート32aに接続されるSASケーブル50の種別がAOCケーブルである場合、Vactがオンに設定されるとともに、Pttがオフに設定される。なお、Vactは、Voltage for active cableの略称であり、Pttは、Physical transmitter trainingの略称である。
なお、本実施形態で用いられるSASケーブル50においては、例えば図2に示すように、SASケーブル50の端部におけるコネクタ51の部分にレジスタ52が付設されている。コネクタ51は、SASポート32a,32bに対し挿抜される。コネクタ51(SASケーブル50)が挿抜されたか否かは、CPU320(検知部322)によって検知可能に構成される。また、レジスタ52には、当該SASケーブル50の種別に関する種別情報(銅ケーブルかAOCケーブルか)が保存される。レジスタ52に保存される当該SASケーブル50の種別情報は、CPU320(取得部323)によって取得可能に構成される。
CPU320は、メモリ330における制御プログラム331を実行することで、DE30におけるディスク31を制御する制御部として機能する。このとき、第1実施形態のCPU320は、少なくとも、電力供給制御部321,検知部322,取得部323,設定変更部324,起動割込み受信機能部325として機能する。
なお、CPU320は、制御部,処理部,コンピュータ,ファームウェアあるいはエクスパンダチップと呼称されてもよい。上記制御部は、CPU320に代え、MPU,DSP,ASIC,PLD,FPGAのいずれか一つによって実現されてもよい。また、上記制御部は、CPU,MPU,DSP,ASIC,PLD,FPGAのうちの2種類以上の要素の組み合わせによって実現されてもよい。ここで、MPUは、Micro Processing Unitの略称であり、DSPは、Digital Signal Processorの略称である。また、ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称であり、PLDは、Programmable Logic Deviceの略称であり、FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。
第1実施形態の消費電力節電モードは、ディスク31とSASエクスパンダ32における起動割込み受信機能部325以外の機能部とに対する電力供給を抑止する第1節電モードである。
ここで、起動割込み受信機能部325は、第1節電モードにおいて、通常の給電モードに戻すためのSASパケット(OOB)を起動割込みとして受信する。なお、第1実施形態において、起動割込み受信機能部325としての機能は、CPU320によって実現されているが、CPU320とは異なるハードウェアによって実現されてもよい。
電力供給制御部321は、上述した電源連動機能を果たす。つまり、電力供給制御部321は、通常給電モードにおいて、SASポート32aが未使用状態になると、ディスク31およびSASエクスパンダ32に対する電力供給状態を、通常給電モードから、起動割込みを受信可能な第1節電モードへ移行させる。そして、第1節電モードにおいて、例えばSASパケット(OOB)を起動割込み(リンクアップ割込み)として受信すると、電力供給制御部321が起動され、電力供給制御部321は、電力供給状態を第1節電モードから通常給電モードへ移行させる。
ここで、第1実施形態において、電力供給制御部321は、SASポート32aのリンクアップ状態を監視する機能を有する。当該機能によってSASポート32aが所定時間(例えば2秒)に亘ってリンクダウン状態を継続したことを検知すると、電力供給制御部321は、SASポート32aが未使用状態であると判断する。
特に、第1実施形態の電力供給制御部321は、上記第1節電モードにおいて、タイマ機能を用いて、所定タイミングで(例えば1秒毎に)起動され、SASエクスパンダ32に対する一時的な電力供給を行なう。SASエクスパンダ32に対する一時的な電力供給に際しては、SASエクスパンダ32のみが起動され、ディスク31やLED(Light Emitting Diode;図示略)に対する電力供給はオフ(DCオフ)される。
検知部322は、第1節電モードにおいて、SASケーブル50のマウント状態が変化したか否か、つまりSASケーブル50(コネクタ51)がSASポート32aに対し挿抜されたか否かを検知する。
取得部323は、検知部322がSASケーブル50の挿抜を検知すると、SASケーブル50の種別に関する種別情報を取得する。このとき、取得部323は、挿抜後のSASケーブル50の種別情報を、SASケーブル50におけるレジスタ52から読み出して取得する。
設定変更部324は、取得部323が取得した種別情報をキーにして、メモリ330のメモリ領域332からCPU320上に展開される設定情報テーブル(図3参照)を検索し、種別情報に応じた設定(通信デバイス等の設定)を取得する。そして、設定変更部324は、CPU320におけるSASケーブル50についての設定を、前述のごとく取得した種別情報に応じた設定に変更する。
そして、第1実施形態では、検知部322がSASケーブル50の挿抜を検知しない場合または設定変更部324がSASケーブル50の設定の変更を完了した場合、電力供給制御部321は、SASエクスパンダ32に対する一時的な電力供給を終了する。これにより、ディスク31およびSASエクスパンダ32に対する電力供給状態は、上記第1節電モードになる。
次に、図4に示すフローチャート(ステップS11〜S13)に従って、上述のごとく構成された第1実施形態のSASエクスパンダ32による、通常給電モード時の動作について説明する。
通常給電モードにおいて、電力供給制御部321は、SASポート32aのリンクアップ状態を監視する(ステップS11,S12)。このとき、SASポート32aがリンクダウン状態になったことが検知されると(ステップS11のYESルート)、リンクダウン状態が所定時間(例えば2秒)に亘って継続されているか否かが判断される(ステップS12)。ここで、SASポート32aが複数備えられる場合、全てのSASポート32aにおいて、リンクダウン状態が所定時間に亘って継続されているか否かが判断される。
SASポート32aがリンクダウン状態でない場合(ステップS11のNOルート)や、リンクダウン状態の継続時間が所定時間未満である場合(ステップS11のYESルート且つステップS12のNOルート)、電力供給制御部321は、ステップS11の処理に戻る。
一方、リンクダウン状態が所定時間に亘って継続されている場合(ステップS12のYESルート)、電力供給制御部321は、SASポート32aが未使用状態であると判断する。電力供給制御部321は、SASポート32aが未使用状態になったと判断すると、ディスク31およびSASエクスパンダ32に対する電力供給状態を、通常給電モードから、上述した第1節電モードへ移行させる(ステップS13)。
次に、上述のように第1節電モードへ移行した、第1実施形態のSASエクスパンダ32による動作について、図5に示すフローチャート(ステップS21〜S29)に従って説明する。
第1節電モードにおいて、起動割込み受信機能部325によってSASパケット(OOB)が起動割込み(リンクアップ割込み)として受信されたか否かを判断する(ステップS21)。SASパケット(OOB)を受信した場合(ステップS21のYESルート)、電力供給制御部321が起動され、電力供給制御部321は、電力供給状態を第1節電モードから通常給電モードへ移行させる(ステップS22)。これに伴い、DE30(ディスク31およびSASエクスパンダ32)は、オンライン動作状態になる。
SASパケット(OOB)を受信していない場合(ステップS21のNOルート)、電力供給制御部321は、タイマ機能等によって1秒が経過したか否かを判断する(ステップS23)。1秒経過していない場合(ステップS23のNOルート)、電力供給制御部321は、ステップS21の処理に戻る。
一方、1秒経過した場合(ステップS23のYESルート)、つまり起動割込みを受けない限り1秒毎に、電力供給制御部321が起動され、電力供給制御部321は、SASエクスパンダ32(CPU320)に対する一時的な電力供給を行なう(ステップS24)。その際、SASエクスパンダ32のみが起動され、ディスク31やLEDに対する電力供給はオフされる。
SASエクスパンダ32(CPU320)に対し一時的な電力供給が開始されると、検知部322によって、SASケーブル50のマウント状態が変化したか否か、つまりSASケーブル50がSASポート32aに対し挿抜されたか否かが検知される(ステップS25)。
検知部322がSASケーブル50の挿抜を検知しない場合(ステップS25のNOルート)、電力供給制御部321は、SASエクスパンダ32に対する一時的な電力供給を終了する(ステップS29)。これにより、ディスク31およびSASエクスパンダ32に対する電力供給状態は、第1節電モードになる。この後、CPU320は、ステップS21の処理に戻る。
一方、検知部322がSASケーブル50の挿抜を検知した場合(ステップS25のYESルート)、取得部323は、SASケーブル50の種別に関する種別情報を取得する。そして、取得部323は、新しいSASケーブル50(挿抜後のSASケーブル50)がAOCケーブルであるか否かを判断する(ステップS26)。このとき、取得部323は、挿抜後のSASケーブル50の種別情報を、SASケーブル50におけるレジスタ52から読み出して取得する。
挿抜後のSASケーブル50がAOCケーブルである場合(ステップS26のYESルート)、設定変更部324は、設定情報テーブル(図3参照)を参照し、AOCケーブルに対応する設定(Vact=オン;Ptt=オフ)を取得する。そして、設定変更部324は、CPU320におけるSASケーブルについての設定を、取得した設定に変更する(ステップS27)。この後、CPU320は、ステップS29に移行する。
また、挿抜後のSASケーブル50がAOCケーブルでない場合(ステップS26のNOルート)、設定変更部324は、挿抜後のSASケーブル50が銅ケーブルであると判断する。このとき、設定変更部324は、設定情報テーブル(図3参照)を参照し、銅ケーブルに対応する設定(Vact=オフ;Ptt=オン)を取得する。そして、設定変更部324は、CPU320におけるSASケーブルについての設定を、取得した設定に変更する(ステップS28)。この後、CPU320は、ステップS29に移行する。
上述したように、第1実施形態のSASエクスパンダ32では、電源連動機能によって電力供給状態が第1節電モードに移行すると、SASポート32aに接続されるSASケーブル50のマウント変化が定期的(例えば1秒毎)にチェックされる。つまり、第1節電モードのSASエクスパンダ32では、一時的な電力供給が定期的に行なわれ、ディスク31やLEDに対する電力供給をオフ状態としたままでSASエクスパンダ32(CPU320)が定期的に起動される。これにより、SASケーブル50のマウント変化が定期的にチェックされる。
そして、上述のような定期的なチェックによって、SASケーブル50のマウント状態の変化が検知されると、必要な設定(Vact, Ptt)の変更が実施されてから、SASエクスパンダ32(CPU320)に対する一時的な電力供給が終了される。これにより、電力供給状態は、再度、第1節電モードになる。この後、SASエクスパンダ32の上位接続ポート32aがリンクアップ状態になってSASエクスパンダ32が起動割込みを受けると、SASエクスパンダ32は、デッドロック状態に陥ることなく、電源連動機能によってDE30を起動することができる。
したがって、第1実施形態のSASエクスパンダ32によれば、第1節電モードでSASケーブル50の種別交換を行なっても通常給電モードに確実に復帰することができる。つまり、第1節電モードでSASケーブル50を種別の異なるものに非活性で交換しても、SASパケット(OOB)を起動割込みとして受信することができ、上記デッドロック状態が解除され、上記電源連動機能が有効に動作することになる。これにより、SASエクスパンダ32における上記電源連動機能を有効に活用して、DE30の省エネルギ運転を実現することができる。
〔4〕第1実施形態の変形例
挿抜前のSASケーブル50の種別と挿抜後のSASケーブル50の種別とが同一である場合、SASケーブル50の設定は、変更前と変更後とで同一になるため、SASケーブル50の設定変更は不要になる。しかし、このような場合でも、上述した第1実施形態では、取得部323および設定変更部324は、図5のステップS26〜S28の処理によって、SASケーブル50の設定変更動作を無駄に実行している。
そこで、第1実施形態の変形例のSASエクスパンダ32においては、SASケーブル50の設定が変更前と変更後とで同一である場合、取得部323および設定変更部324は、SASケーブル50の設定の変更動作(図6のステップS26〜S28の処理参照)をスキップする。つまり、第1実施形態の変形例における取得部323および設定変更部324には、挿抜前のSASケーブル50の種別と挿抜後のSASケーブル50の種別とが同一である場合、SASケーブル50の設定の変更動作をスキップする機能が追加される。
次に、第1節電モードへ移行した、第1実施形態の変形例のSASエクスパンダ32による動作について、図6に示すフローチャート(ステップS21〜S30)に従って説明する。図6に示す第1実施形態の変形例のフローチャートでは、図5に示すフローチャートのステップS25とステップS26との間に、ステップS30が追加されている。ここでは、ステップS30の処理に係る部分についてのみ説明する。なお、図6中、既述のステップ番号と同一のステップ番号を付されたステップは、同一もしくはほぼ同一の処理を実行するものである。
検知部322がSASケーブル50の挿抜を検知した場合(ステップS25のYESルート)、取得部323は、SASケーブル50の種別に関する種別情報を取得する。そして、取得部323は、挿抜前のSASケーブル50の種別と挿抜後のSASケーブル50の種別とが同一であるか否かを判断する(ステップS30)。
同一である場合(ステップS30のYESルート)、CPU320は、ステップS26〜S28の処理をスキップし、ステップS29の処理へ移行する。一方、挿抜前のSASケーブル50の種別と挿抜後のSASケーブル50の種別とが同一でない場合(ステップS30のNOルート)、CPU320は、ステップS26の処理へ移行する。
このように、第1実施形態の変形例では、SASケーブル50を同一種別(銅ケーブルまたはAOCケーブル)のものに交換した場合、SASケーブル50の設定は変わらないので、図6のステップS26〜S28の処理がスキップ・省略される。これにより、SASケーブル50の設定の変更動作を無駄に実行することがなくなり、CPU320による処理の効率化や省電力化に寄与する。
〔5〕第2実施形態
ついで、図7〜図9を参照しながら、本発明の第2実施形態としての制御装置(SASエクスパンダ)32Aについて説明する。
まず、図7を参照しながら、本発明の第2実施形態としてのSASエクスパンダ32Aのハードウェア構成/機能構成について説明する。図7は、そのハードウェア構成/機能構成の一例を示すブロック図である。なお、図7中、既述の符号と同一の符号は、同一もしくはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態のSASエクスパンダ32Aは、少なくとも、SASポート32a〜32cと、CPU320Aと、メモリ330とを含む。
メモリ330には、第1実施形態の制御プログラム331に代えて、CPU320AをSASエクスパンダ32Aの制御部(ファームウェア)として機能させる制御プログラム331Aが格納される。
なお、制御プログラム331Aは、コンピュータ読取可能な記録媒体であって可搬型の非一時的な記録媒体に記録された形態で提供される。当該記録媒体としては、磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスクなどが挙げられる。また、光ディスクとしては、CD,DVD,ブルーレイディスクなどが挙げられる。CDは、CD−ROM,CD−R/RWなどを含む。DVDは、DVD−RAM,DVD−ROM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVDなどを含む。
このとき、CPU320Aは、上述のごとき記録媒体から制御プログラム331Aを読み取って内部記憶装置(例えばメモリ330)または外付けの記憶装置に格納して用いる。なお、CPU320Aは、制御プログラム331Aを、ネットワーク(図示略)を介して受信し内部記憶装置または外付けの記憶装置に格納して用いてもよい。
CPU320Aは、メモリ330における制御プログラム331Aを実行することで、DE30におけるディスク31を制御する制御部として機能する。このとき、第2実施形態のCPU320Aは、少なくとも、電力供給制御部321A,検知部(マウント割込み受信機能部)322A,取得部323,設定変更部324,起動割込み受信機能部325として機能する。
なお、CPU320Aは、制御部,処理部,コンピュータ,ファームウェアあるいはエクスパンダチップと呼称されてもよい。上記制御部は、CPU320Aに代え、MPU,DSP,ASIC,PLD,FPGAのいずれか一つによって実現されてもよい。また、上記制御部は、CPU,MPU,DSP,ASIC,PLD,FPGAのうちの2種類以上の要素の組み合わせによって実現されてもよい。
第2実施形態の消費電力節電モードは、ディスク31とSASエクスパンダ32Aにおける起動割込み受信機能部325および検知部322A以外の機能部とに対する電力供給を抑止する第2節電モードである。
ここで、起動割込み受信機能部325は、第2節電モードにおいて、第1実施形態と同様、通常の給電モードに戻すためのSASパケット(OOB)を起動割込みとして受信する。検知部(マウント割込み受信機能部)322Aは、第2節電モードにおいて、SASケーブル50(コネクタ51)の挿抜、つまりSASケーブル50の交換時等に発行されるマウント割込みを受信する。なお、第2実施形態において、起動割込み受信機能部325および検知部322Aとしての機能は、CPU320Aによって実現されているが、CPU320Aとは異なるハードウェアによって実現されてもよい。
検知部322Aは、第2節電モードにおいて、検知部(マウント割込み受信機能部)322AによるSASケーブル50のマウント割込みの受信をSASケーブル50のマウント状態の変化として検知する。つまり、検知部322Aは、SASケーブル50(コネクタ51)がSASポート32aに対し挿抜されたことをマウント割込みの受信によって検知する。
電力供給制御部321Aは、上述した電源連動機能を果たす。つまり、電力供給制御部321Aは、通常給電モードにおいて、SASポート32aが未使用状態になると、ディスク31およびSASエクスパンダ32に対する電力供給状態を、通常給電モードから、起動割込みやマウント割込みを受信可能な第2節電モードへ移行させる。そして、第2節電モードにおいて、例えばSASパケット(OOB)を起動割込み(リンクアップ割込み)として受信すると、電力供給制御部321Aが起動され、電力供給制御部321Aは、電力供給状態を第2節電モードから通常給電モードへ移行させる。
ここで、第2実施形態において、電力供給制御部321Aは、SASポート32aのリンクアップ状態を監視する機能を有する。当該機能によってSASポート32aが所定時間(例えば2秒)に亘ってリンクダウン状態を継続したことを検知すると、電力供給制御部321Aは、SASポート32aが未使用状態であると判断する。
特に、検知部322Aがマウント割込みの受信をSASケーブル50のマウント状態の変化として検知すると、電力供給制御部321Aは、SASエクスパンダ32Aに対する一時的な電力供給を行なう。SASエクスパンダ32に対する一時的な電力供給に際しては、第1実施形態と同様、SASエクスパンダ32Aのみが起動され、ディスク31やLEDに対する電力供給はオフされる。
取得部323は、第1実施形態と同様、検知部322AがSASケーブル50の挿抜(マウント割込み)を検知すると、SASケーブル50の種別に関する種別情報を取得する。このとき、取得部323は、挿抜後のSASケーブル50の種別情報を、SASケーブル50におけるレジスタ52から読み出して取得する。
設定変更部324は、第1実施形態と同様、取得部323が取得した種別情報をキーにして、メモリ330のメモリ領域332からCPU320A上に展開される設定情報テーブル(図3参照)を検索し、種別情報に応じた設定(通信デバイス等の設定)を取得する。そして、設定変更部324は、CPU320AにおけるSASケーブル50についての設定を、前述のごとく取得した種別情報に応じた設定に変更する。
そして、第2実施形態では、設定変更部324がSASケーブル50の設定の変更を完了した場合、電力供給制御部321Aは、SASエクスパンダ32Aに対する一時的な電力供給を終了する。これにより、ディスク31およびSASエクスパンダ32Aに対する電力供給状態は、上記第2節電モードになる。
次に、図8に示すフローチャート(ステップS11,S12,S13A)に従って、上述のごとく構成された第2実施形態のSASエクスパンダ32Aによる、通常給電モード時の動作について説明する。
通常給電モードにおいて、第1実施形態と同様、電力供給制御部321Aは、SASポート32aのリンクアップ状態を監視する(ステップS11,S12)。このとき、SASポート32aがリンクダウン状態になったことが検知されると(ステップS11のYESルート)、リンクダウン状態が所定時間(例えば2秒)に亘って継続されているか否かが判断される(ステップS12)。ここで、SASポート32aが複数備えられる場合、全てのSASポート32aにおいて、リンクダウン状態が所定時間に亘って継続されているか否かが判断される。
SASポート32aがリンクダウン状態でない場合(ステップS11のNOルート)や、リンクダウン状態の継続時間が所定時間未満である場合(ステップS11のYESルート且つステップS12のNOルート)、電力供給制御部321Aは、ステップS11の処理に戻る。
一方、リンクダウン状態が所定時間に亘って継続されている場合(ステップS12のYESルート)、電力供給制御部321Aは、SASポート32aが未使用状態であると判断する。電力供給制御部321Aは、SASポート32aが未使用状態になったと判断すると、ディスク31およびSASエクスパンダ32Aに対する電力供給状態を、通常給電モードから、上述した第2節電モードへ移行させる(ステップS13A)。
次に、図9に示すフローチャート(ステップS31〜S37)に従って、上述のごとく構成された第2実施形態のSASエクスパンダ32Aによる、第2節電モード時の動作について説明する。
第2節電モードにおいて、まず、起動割込み受信機能部325によって起動割込みが受信されたか、検知部(マウント割込み受信機能部)322Aによってマウント割込みが受信されたかが判断される(ステップS31)。何ら受信されていない場合(ステップS31の「未受信」ルート)、CPU320AはステップS31の処理に戻る。また、起動割込みが受信された場合(ステップS31の「起動割込み」ルート)、電力供給制御部321Aが起動され、電力供給制御部321Aは、電力供給状態を第2節電モードから通常給電モードへ移行させる(ステップS32)。これに伴い、DE30(ディスク31およびSASエクスパンダ32A)は、オンライン動作状態になる。
一方、起動割込みが受信された場合(ステップS31の「マウント割込み」ルート)、電力供給制御部321Aが起動され、電力供給制御部321Aは、SASエクスパンダ32A(CPU320A)に対する一時的な電力供給を行なう(ステップS33)。その際、SASエクスパンダ32Aのみが起動され、ディスク31やLEDに対する電力供給はオフされる。
上述のように一時的な電力供給を行なっている状態で、取得部323は、SASケーブル50の種別に関する種別情報を取得する。そして、取得部323は、新しいSASケーブル50(挿抜後のSASケーブル50)がAOCケーブルであるか否かを判断する(ステップS34)。このとき、取得部323は、挿抜後のSASケーブル50の種別情報を、SASケーブル50におけるレジスタ52から読み出して取得する。
挿抜後のSASケーブル50がAOCケーブルである場合(ステップS34のYESルート)、設定変更部324は、設定情報テーブル(図3参照)を参照し、AOCケーブルに対応する設定(Vact=オン;Ptt=オフ)を取得する。そして、設定変更部324は、CPU320におけるSASケーブルについての設定を、取得した設定に変更する(ステップS35)。この後、CPU320Aは、ステップS37に移行する。
また、挿抜後のSASケーブル50がAOCケーブルでない場合(ステップS34のNOルート)、設定変更部324は、挿抜後のSASケーブル50が銅ケーブルであると判断する。このとき、設定変更部324は、設定情報テーブル(図3参照)を参照し、銅ケーブルに対応する設定(Vact=オフ;Ptt=オン)を取得する。そして、設定変更部324は、CPU320AにおけるSASケーブルについての設定を、取得した設定に変更する(ステップS36)。この後、CPU320Aは、ステップS37に移行する。
設定変更部324がSASケーブル50の設定の変更を完了した場合、電力供給制御部321Aは、SASエクスパンダ32Aに対する一時的な電力供給を終了する(ステップS37)。これにより、ディスク31およびSASエクスパンダ32Aに対する電力供給状態は、第2節電モードになる。この後、CPU320Aは、ステップS31の処理に戻る。
既存技術では、SASエクスパンダがSASパケット(起動割込み)を受けた時のみ、電源連動機能によって、電力供給状態を通常給電モードに復帰させる仕様になっている。このため、SASエクスパンダが節電モードに移行した後に、SASケーブルのマウント割込みが届いても、SASエクスパンダでは無視している。
上述したように、第2実施形態のSASエクスパンダ32Aでは、電源連動機能によって電力供給状態が第2節電モードに移行すると、SASケーブル50のマウント割込みを受けた契機に、一時的な電力供給が行なわれる。これに伴い、ディスク31やLEDに対する電力供給をオフ状態としたままでSASエクスパンダ32A(CPU320A)が起動される。
そして、必要な設定(Vact, Ptt)の変更が実施されてから、SASエクスパンダ32A(CPU320A)に対する一時的な電力供給が終了される。これにより、電力供給状態は、再度、第2節電モードになる。この後、SASエクスパンダ32Aの上位接続ポート32aがリンクアップ状態になってSASエクスパンダ32が起動割込みを受けると、SASエクスパンダ32Aは、デッドロック状態に陥ることなく、電源連動機能によってDE30を起動することができる。
したがって、第2実施形態のSASエクスパンダ32Aによれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
特に、第2実施形態のSASエクスパンダ32Aでは、上述した制御手法を用いることで、CPU(エクスパンダファームウェア)320Aが、SASケーブル50の挿抜を行なった直後に一回だけ起動され、必要な設定を実施した後に、直ちに第2節電モードに戻ることになる。したがって、第2実施形態では、第1実施形態のごとく定期的にCPU(エクスパンダファームウェア)320を起動することがなく、無駄な消費電力が発生することがない。
〔6〕第2実施形態の変形例
第1実施形態の変形例においても説明した通り、挿抜前のSASケーブル50の種別と挿抜後のSASケーブル50の種別とが同一である場合、SASケーブル50の設定は、変更前と変更後とで同一になるため、SASケーブル50の設定変更は不要になる。しかし、このような場合でも、上述した第2実施形態では、取得部323および設定変更部324は、図9のステップS34〜S36の処理によって、SASケーブル50の設定変更動作を無駄に実行している。
そこで、第2実施形態の変形例のSASエクスパンダ32Aにおいては、SASケーブル50の設定が変更前と変更後とで同一である場合、取得部323および設定変更部324は、SASケーブル50の設定の変更動作(図10のステップS34〜S36の処理参照)をスキップする。つまり、第2実施形態の変形例における取得部323および設定変更部324には、挿抜前のSASケーブル50の種別と挿抜後のSASケーブル50の種別とが同一である場合、SASケーブル50の設定の変更動作をスキップする機能が追加される。
次に、第2節電モードへ移行した、第2実施形態の変形例のSASエクスパンダ32Aによる動作について、図10に示すフローチャート(ステップS31〜S38)に従って説明する。図10に示す第2実施形態の変形例のフローチャートでは、図9に示すフローチャートのステップS33とステップS34との間に、ステップS38が追加されている。ここでは、ステップS38の処理に係る部分についてのみ説明する。なお、図10中、既述のステップ番号と同一のステップ番号を付されたステップは、同一もしくはほぼ同一の処理を実行するものである。
ステップS33の処理によって一時的な電力供給を行なっている状態で、取得部323は、SASケーブル50の種別に関する種別情報を取得する。そして、取得部323は、挿抜前のSASケーブル50の種別と挿抜後のSASケーブル50の種別とが同一であるか否かを判断する(ステップS38)。
同一である場合(ステップS38のYESルート)、CPU320Aは、ステップS34〜S36の処理をスキップし、ステップS37の処理へ移行する。一方、挿抜前のSASケーブル50の種別と挿抜後のSASケーブル50の種別とが同一でない場合(ステップS38のNOルート)、CPU320Aは、ステップS34の処理へ移行する。
このように、第2実施形態の変形例では、SASケーブル50を同一種別(銅ケーブルまたはAOCケーブル)のものに交換した場合、SASケーブル50の設定は変わらないので、図10のステップS34〜S36の処理がスキップ・省略される。これにより、SASケーブル50の設定の変更動作を無駄に実行することがなくなり、CPU320Aによる処理の効率化や省電力化に寄与する。
〔7〕その他
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
上述した第1実施形態およびその変形例、並びに、第2実施形態およびその変形例では、SASエクスパンダ32,32Aをストレージ装置に適用した場合について説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものでなく、サーバ装置やスイッチ装置などにも上述した実施形態と同様に適用され、同様の作用効果を得ることができる。
また、上述した第1実施形態およびその変形例、並びに、第2実施形態およびその変形例では、SASケーブルの種別が銅ケーブルとAOCケーブルの2種類である場合について説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものでなく、3種類以上のSASケーブルが用いられる場合についても、上述した実施形態と同様に適用され、同様の作用効果を得ることができる。ただし、3種類以上のSASケーブルに応じた設定を規定する設定情報テーブルが作成されて用いられる。
さらに、上述した第1実施形態およびその変形例、並びに、第2実施形態およびその変形例では、上位接続ポート(SAS入力ポート)32aを対象にして、SASケーブル50の設定変更を行なう場合について説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものでなく、上位接続ポート(SAS入力ポート)32aと下位接続ポート(SAS出力ポート)32bとの両方に対しても、上述した実施形態と同様に適用され、同様の作用効果を得ることができる。
またさらに、SASエクスパンダ(制御装置)において、第1実施形態およびその変形例で説明した制御手法と、第2実施形態およびその変形例で説明した制御手法とのいずれか一方を選択して実行できるように構成してもよい。この場合、ユーザの要望に応じた制御手法を選択することができ、ユーザの利便性が高まるなどの効果を得ることができる。
さらに、上述した第1実施形態およびその変形例、並びに、第2実施形態およびその変形例では、SASエクスパンダ32,32Aの制御対象装置がDE30に搭載されるディスク(記憶装置)である場合について説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものでなく、各種装置を制御対象装置としてもよく、その場合も、上述した実施形態と同様に適用され、同様の作用効果を得ることができる。
〔8〕付記
以上の各実施形態を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
制御対象装置を制御する制御部を有する制御装置であって、
前記制御部は、
ケーブルを介して他の装置に接続されるポートが未使用状態になると、前記制御対象装置および前記制御装置に対する電力供給状態を、通常給電モードから、起動割込みを受信可能な節電モードへ移行させる電力供給制御部と、
前記節電モードにおいて、前記ケーブルのマウント状態の変化を検知する検知部と、
前記検知部が前記ケーブルのマウント状態の変化を検知すると、前記ケーブルの種別に関する種別情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した種別情報に応じて前記制御部における前記ケーブルの設定を変更する設定変更部と、を有する、制御装置。
(付記2)
前記節電モードにおいて前記起動割込みを受信すると、前記電力供給制御部は、前記電力供給状態を前記節電モードから前記通常給電モードへ移行させる、付記1に記載の制御装置。
(付記3)
前記ケーブルの設定が変更前と変更後とで同一である場合、前記設定変更部は、前記ケーブルの設定の変更動作を省略する、付記1または付記2に記載の制御装置。
(付記4)
前記取得部は、前記種別情報を前記ケーブルにおけるレジスタから読み出して取得する、付記1〜付記3のいずれか一項に記載の制御装置。
(付記5)
前記節電モードは、前記制御対象装置と前記制御装置における起動割込み受信機能部以外の機能部とに対する電力供給を抑止する第1節電モードであり、
前記第1節電モードにおいて、
前記電力供給制御部は、所定タイミングで前記制御部に対する一時的な電力供給を行ない、
前記検知部が前記ケーブルのマウント状態の変化を検知すると、前記取得部は、前記ケーブルの種別に関する種別情報を取得し、
前記設定変更部は、前記取得部が取得した種別情報に応じて前記制御部における前記ケーブルの設定を変更する、付記1〜付記4のいずれか一項に記載の制御装置。
(付記6)
前記検知部が前記ケーブルのマウント状態の変化を検知しない場合または前記設定変更部が前記ケーブルの設定の変更を完了した場合、前記電力供給制御部は、前記制御部に対する一時的な電力供給を終了する、付記5に記載の制御装置。
(付記7)
前記節電モードは、前記制御対象装置と前記制御装置における起動割込み受信機能部および前記検知部以外の機能部とに対する電力供給を抑止する第2節電モードであり、
前記第2節電モードにおいて、
前記検知部が前記ケーブルのマウント割込みの受信を前記ケーブルのマウント状態の変化として検知すると、前記電力供給制御部は、前記制御部に対する一時的な電力供給を行ない、
前記取得部は、前記ケーブルの種別に関する種別情報を取得し、
前記設定変更部は、前記取得部が取得した種別情報に応じて前記制御部における前記ケーブルの設定を変更する、付記1〜付記4のいずれか一項に記載の制御装置。
(付記8)
前記設定変更部が前記ケーブルの設定の変更を完了すると、前記電力供給制御部は、前記制御部に対する一時的な電力供給を終了する、付記7に記載の制御装置。
(付記9)
制御対象装置を制御する制御部として機能するコンピュータに、
ケーブルを介して他の装置に接続されるポートが未使用状態になると、前記制御対象装置および前記制御装置に対する電力供給状態を、通常給電モードから、起動割込みを受信可能な節電モードへ移行させ、
前記節電モードにおいて、前記ケーブルのマウント状態の変化を検知し、
前記ケーブルのマウント状態の変化を検知すると、前記ケーブルの種別に関する種別情報を取得し、
取得した種別情報に応じて前記制御部における前記ケーブルの設定を変更する、処理を実行させる、制御プログラム。
(付記10)
前記節電モードにおいて前記起動割込みを受信すると、前記電力供給状態を前記節電モードから前記通常給電モードへ移行させる、処理を、前記コンピュータに実行させる、付記9に記載の制御プログラム。
(付記11)
前記ケーブルの設定が変更前と変更後とで同一である場合、前記ケーブルの設定の変更動作をスキップする、処理を、前記コンピュータに実行させる、付記9または付記10に記載の制御プログラム。
(付記12)
前記種別情報を前記ケーブルにおけるレジスタから読み出して取得する、処理を、前記コンピュータに実行させる、付記9〜付記11のいずれか一項に記載の制御プログラム。
(付記13)
前記節電モードは、前記制御対象装置と前記制御装置における起動割込み受信機能部以外の機能部とに対する電力供給を抑止する第1節電モードであり、
前記第1節電モードにおいて、
所定タイミングで前記制御部に対する一時的な電力供給を行ない、
前記ケーブルのマウント状態の変化を検知すると、前記ケーブルの種別に関する種別情報を取得し、
取得した種別情報に応じて前記制御部における前記ケーブルの設定を変更する、処理を、前記コンピュータに実行させる、付記9〜付記12のいずれか一項に記載の制御プログラム。
(付記14)
前記ケーブルのマウント状態の変化が検知されない場合または前記ケーブルの設定の変更を完了した場合、前記制御部に対する一時的な電力供給を終了する、処理を、前記コンピュータに実行させる、付記13に記載の制御プログラム。
(付記15)
前記節電モードは、前記制御対象装置と前記制御装置における起動割込み受信機能部および前記ケーブルのマウント割込み受信機能部以外の機能部とに対する電力供給を抑止する第2節電モードであり、
前記第2節電モードにおいて、
前記マウント割込み受信機能部による前記ケーブルのマウント割込みの受信を前記ケーブルのマウント状態の変化として検知すると、前記制御部に対する一時的な電力供給を行ない、
前記ケーブルの種別に関する種別情報を取得し、
取得した種別情報に応じて前記制御部における前記ケーブルの設定を変更する、処理を、前記コンピュータに実行させる、付記9〜付記12のいずれか一項に記載の制御プログラム。
(付記16)
前記ケーブルの設定の変更を完了すると、前記制御部に対する一時的な電力供給を終了する、処理を、前記コンピュータに実行させる、付記15に記載の制御プログラム。
1 ストレージ装置
2 ホスト装置
3 管理端末
100,100a,100b CM(ストレージ制御装置,上位装置)
101,102 CA
103 SASエクスパンダ
104 PCIeインタフェース
105 CPU
106 メモリ
107 フラッシュメモリ
108 IOC
109 SASポート(PHY)
30 ドライブエンクロージャ(DE)
31 記憶装置(ディスク)
32,32A SASエクスパンダ(制御装置)
32a 上位接続ポート(SASポート,PHY)
32b 下位接続ポート(SASポート,PHY)
32c SASポート(PHY)
320,320A 制御部(CPU,処理部,コンピュータ,ファームウェア,エクスパンダチップ)
321,321A 電力供給制御部
322,322A 検知部(マウント割込み受信機能部)
323 取得部
324 設定変更部
325 起動割込み受信機能部
330 メモリ
331,331A 制御プログラム
332 設定情報テーブル用メモリ領域
40 コントローラエンクロージャ(CE)
50 SASケーブル(ケーブル)
51 コネクタ
52 レジスタ

Claims (9)

  1. 制御対象装置を制御する制御部を有する制御装置であって、
    前記制御部は、
    ケーブルを介して他の装置に接続されるポートが未使用状態になると、前記制御対象装置および前記制御装置に対する電力供給状態を、通常給電モードから、起動割込みを受信可能な節電モードへ移行させる電力供給制御部と、
    前記節電モードにおいて、前記ケーブルのマウント状態の変化を検知する検知部と、
    前記検知部が前記ケーブルのマウント状態の変化を検知すると、前記ケーブルの種別に関する種別情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した種別情報に応じて前記制御部における前記ケーブルの設定を変更する設定変更部と、を有する、制御装置。
  2. 前記節電モードにおいて前記起動割込みを受信すると、前記電力供給制御部は、前記電力供給状態を前記節電モードから前記通常給電モードへ移行させる、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記ケーブルの設定が変更前と変更後とで同一である場合、前記設定変更部は、前記ケーブルの設定の変更動作をスキップする、請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記取得部は、前記種別情報を前記ケーブルにおけるレジスタから読み出して取得する、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記節電モードは、前記制御対象装置と前記制御装置における起動割込み受信機能部以外の機能部とに対する電力供給を抑止する第1節電モードであり、
    前記第1節電モードにおいて、
    前記電力供給制御部は、所定タイミングで前記制御部に対する一時的な電力供給を行ない、
    前記検知部が前記ケーブルのマウント状態の変化を検知すると、前記取得部は、前記ケーブルの種別に関する種別情報を取得し、
    前記設定変更部は、前記取得部が取得した種別情報に応じて前記制御部における前記ケーブルの設定を変更する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記検知部が前記ケーブルのマウント状態の変化を検知しない場合または前記設定変更部が前記ケーブルの設定の変更を完了した場合、前記電力供給制御部は、前記制御部に対する一時的な電力供給を終了する、請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記節電モードは、前記制御対象装置と前記制御装置における起動割込み受信機能部および前記検知部以外の機能部とに対する電力供給を抑止する第2節電モードであり、
    前記第2節電モードにおいて、
    前記検知部が前記ケーブルのマウント割込みの受信を前記ケーブルのマウント状態の変化として検知すると、前記電力供給制御部は、前記制御部に対する一時的な電力供給を行ない、
    前記取得部は、前記ケーブルの種別に関する種別情報を取得し、
    前記設定変更部は、前記取得部が取得した種別情報に応じて前記制御部における前記ケーブルの設定を変更する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の制御装置。
  8. 前記設定変更部が前記ケーブルの設定の変更を完了すると、前記電力供給制御部は、前記制御部に対する一時的な電力供給を終了する、請求項7に記載の制御装置。
  9. 制御対象装置を制御する制御部として機能するコンピュータに、
    ケーブルを介して他の装置に接続されるポートが未使用状態になると、前記制御対象装置および前記制御部に対する電力供給状態を、通常給電モードから、起動割込みを受信可能な節電モードへ移行させ、
    前記節電モードにおいて、前記ケーブルのマウント状態の変化を検知し、
    前記ケーブルのマウント状態の変化を検知すると、前記ケーブルの種別に関する種別情報を取得し、
    取得した種別情報に応じて前記制御部における前記ケーブルの設定を変更する、処理を実行させる、制御プログラム。
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