JP2017060854A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
Description
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、可変表示部を変動表示した後、可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
可変表示部に表示結果が導出される前に、入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(例えば、図6においてSd2の処理を実行する部分)と、
可変表示部に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となった場合において、導出操作手段が該特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に可変表示部に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、導出操作手段が該特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に可変表示部に特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段(例えば、図8においてSk23〜Sk25の処理を実行する部分)と、
通常状態(非AT・RT1、RT4)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた特定の操作態様を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT0)に制御する特定報知状態制御手段(例えば、図26においてSg2の処理で「Y」と判定された場合にSg3の処理を実行する部分)と、
特定報知状態(AT・RT0)において、可変表示部に表示結果として特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段(例えば、RT2,RT3のときに図29のSe7の処理を実行することにより、ARTを実行する部分)と、
有利状態(ART)へ移行した場合、または事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となり特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が可変表示部に導出されなかった場合に、数値の更新を開始する数値更新手段(例えば、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分や図29のSe2dの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)と、
数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の有利状態を終了させる有利状態終了手段(例えば、図29のSe8の処理で「Y」と判定された場合にSe9,Se10の処理を実行する部分)と、
特定報知状態中に事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となったときに、数値更新手段が数値の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段(例えば、図34のSm6の処理を実行する部分)と、
有利状態において所定の中断条件が成立したときに有利状態を中断する有利状態中断手段(例えば、図19において、RT2で50ゲーム消化してRT0に移行する部分やRT2またはRT3で移行出目が揃ってRT1に移行する部分)を備え、
数値更新手段は、中断条件が成立したときに数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たしていない場合には、中断条件(RT2のときは移行出目が出現するかまたは50ゲームが行われたこと、RT3のときは移行出目が出現するかまたは特殊リプレイに当選したこと、すなわちRT終了条件)が成立した後も数値の更新を継続し(例えば、図29のSe2cの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)、
有利状態移行手段は、中断条件が成立した後に可変表示部に表示結果として特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出され、かつ数値の更新中である場合には、更新中の数値から有利状態を再開させ(例えば、図25のSb5の処理や図33のSh2の処理で「Y」と判定された場合でもATゲーム数カウンタをリセットすることなく、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)、
スロットマシンは、
入賞のうち付与入賞が発生した場合に遊技用価値を付与する遊技用価値付与手段(例えば、図6のSd5の処理を実行する部分)と、
遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値から賭数の設定に用いた遊技用価値を減算した純増数を表示する純増数表示手段(例えば、図36のSq4やSq5の処理を実行する部分)と、
純増数表示手段による純増数の表示に用いる値を計数する計数手段(例えば、図35のSj3の処理を実行する部分)と、
特定報知状態の制御が開始された場合に計数手段による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段(例えば、図26のSg4aの処理を実行する部分)と、
更新開始演出が実行される際に計数手段による計数値が基準値未満(0未満)の場合に、有利状態に移行したか否かに関わらず、該計数値を基準値に設定する第2の基準値設定手段(例えば、図34のSm5の処理を実行する部分)とをさらに備える
ことを特徴とする。
そのような構成によれば、純増数がマイナスになった場合でも有利状態での純増数を基準値から開始させることが可能になるので、純増数がマイナスになったことを感じさせにくくし、ゲームへの興趣を向上させることができる。
なお、請求項1において、「所定数の賭数」とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしてもよい。また、遊技状態に応じて定められた賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしてもよい。
また、請求項1において事前決定手段の決定結果として、特定報知状態においてのみ複数種類の特定結果が決定され得る構成でも良いし、通常状態及び特定報知状態の双方で複数種類の特定結果が決定され得る構成でも良い。また、特定報知状態が、通常状態から移行する第1の状態と、第1の状態において移行条件が成立することで移行する第2の状態と、からなり、第2の状態でのみ複数種類の特定結果が決定され得る構成でも良い。
また、請求項1において特定報知状態は、前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様を特定可能な特定報知が行われる点で少なくとも通常状態よりも有利な状態であるが、それ以外で通常状態よりも有利な状態であるか否かは問わない。
また、請求項1において通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態とは、遊技者にとって有利な表示結果が導出される確率、遊技者にとって有利な表示結果の導出が許容される確率が通常状態よりも高くなったり、遊技者にとって有利な表示結果を導出させるための操作態様が報知されること等により、純増数の増加率が通常状態よりも高くなる状態である。
また、請求項1において数値更新手段により更新される数値とは、有利状態終了手段が終了条件を満たすか否かを判定する際に用いる数値であり、例えば、ゲーム数、内部抽選の結果が所定の結果となった回数、可変表示部の表示結果が所定の表示結果となった回数、付与された遊技用価値の合算値、上記の純増数などが該当する。
また、請求項1において数値更新手段は、一律に数値を減算または加算する構成である必要はなく、減算条件の成立で減算され、加算条件の成立で加算されるといったように増減しうる構成でも良い。
また、請求項1において更新開始演出は、少なくとも前記特定報知状態において前記有利状態へ移行した場合、または前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となり前記特定報知が行われたにも関わらず前記特定の表示結果が導出されなかった場合に実行されるものであれば良く、これら以外の契機で実行される構成でも良い。
遊技者に対する有利度(ナビストックの個数)の決定を行う有利度決定手段(ナビストック抽選)を備え、
前記有利度決定手段(ナビストック抽選)は、前記特定報知状態(実施例2における準備モード(実施例2におけるART確定報知後、ART開始演出が行われるまでの期間))において前記通常状態(実施例2における非AT・RT1)よりも有利な条件で前記有利度(ナビストックの個数)の決定を行う
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定報知状態に制御された後、通常状態よりも有利な有利状態へ移行するまでの準備的な期間が遊技者の意図に関わらず長引いてしまった場合でも遊技者の興趣を減退してしまうことを防止できる。
尚、遊技者に対する有利度とは、遊技者にとって有利な権利の数、遊技者にとって有利な状態の継続ゲーム数、遊技者にとって有利な状態の継続率などが該当し、有利な条件とは、これらの権利数、継続ゲーム数、継続率が遊技者にとって有利となるように優遇された条件のことである。
前記有利状態(ART)に関する有利度(ナビストックの個数)の決定を行う有利度決定手段(ナビストック抽選)を備え、
前記有利度決定手段(ナビストック抽選)は、前記特定報知状態(実施例2における準備モード(ART確定報知後、ART開始演出が行われるまでの期間))において前記有利状態(実施例2におけるARTモード(ART開始演出後、ART終了演出または特別役の当選によるARTの中断までの期間))よりも有利な条件で前記有利度(ナビストックの個数)の決定を行う
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定報知状態に制御された後、通常状態よりも有利な有利状態へ移行するまでの準備的な期間が遊技者の意図に関わらず長引いてしまった場合でも遊技者の興趣を減退してしまうことを防止できるとともに、有利状態へ移行するまでの準備的な期間が遊技者の意図に関わらず長引くことで、その後の有利状態においてより多くの遊技用価値の獲得を期待させることができる。
尚、有利状態に関する有利度とは、有利状態に移行させる権利の数、有利状態の継続ゲーム数、有利状態の継続率などが該当し、有利な条件とは、これらの権利数、継続ゲーム数、継続率が遊技者にとって有利となるように優遇された条件のことである。
ゲームに関連する信号を外部出力(外部出力信号)する制御を行う外部出力制御手段(メイン制御部41、図9)を備え、
前記外部出力制御手段は、
前記有利状態(ART(RT2))に移行することを条件として、前記有利状態に対応する状態信号(RT2信号)を出力する状態信号出力手段(図9のSk101〜Sk113)と、
前記ゲームを進行させる制御に伴ってゲームに関わるゲーム関連信号(メダルIN信号、メダルOUT信号等)を出力するゲーム関連信号出力手段(図9のSk114〜Sk119)と、を含み、
前記状態信号出力手段は、前記状態信号(RT2信号)の出力を開始してから新たに次のゲームが開始された後であって前記ゲーム関連信号(メダルIN信号、メダルOUT信号等)が出力され得るゲーム関連信号出力期間に含まれない特定タイミングに到達するまで、当該状態信号(RT2信号)の出力を継続する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、状態信号の出力は、新たに次のゲームが開始された後であってゲーム関連信号出力期間に含まれない特定タイミングに到達するまで継続されるため、外部機器が状態信号を受信するのに必要となる時間をゲームの進行を阻害することなく確保でき、かつゲーム関連信号の出力中に特定遊技状態信号が送信(出力終了)されることがないので、外部機器側において受信したゲーム関連信号が特定遊技状態中のものであるか否かを容易に特定することができる。
尚、前記有利状態に移行することを条件として、前記有利状態に対応する状態信号を出力するとは、有利状態に実際に移行する前に状態信号を出力するものでも良いし、有利状態に移行した後に状態信号を出力するものでも良い。
また、ゲーム関連信号は、ゲームの進行に伴って出力される信号であれば良く、ゲームの開始や終了を示す信号など直接的にゲームの進行を示す信号であっても良いし、ゲームの進行以外の情報を示す信号(賭数の設定に用いられた遊技用価値を示す信号など)をゲームの進行に伴って必ず出力する場合には、このような信号をゲーム関連信号として用いても良い。
また、ゲーム関連信号が出力され得るゲーム関連信号出力期間とは、進行操作がなされてからゲーム関連信号の出力が完了するまでの予め定められた期間(たとえば、スタートスイッチ7を操作してから賭数分のメダルIN信号の出力を完了するまでの期間、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作のうち最終停止操作が行なわれてから、全リールが停止してメダル払出が発生しなかったときには当該全リール停止時までの期間であって、全リールが停止してメダル払出が発生したときにはメダルOUT信号の出力を完了するまでの期間)をいい、進行操作あるいはゲーム関連信号の種類に応じて異なる予め定められた期間であっても良く、また、進行操作やゲーム関連信号の種類に関わらず一定期間であっても良い。
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(実施例2におけるリプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に前記特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(実施例2におけるリプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、を備え、
前記可変表示装置は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な複数の可変表示領域(リール2L、2C、2R)のそれぞれに表示結果を導出させることが可能であり、
前記導出操作手段は、前記複数の可変表示領域(リール2L、2C、2R)にそれぞれに表示結果を導出させる際に操作される操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)であり、
前記複数の可変表示領域(リール2L、2C、2R)の全てに前記表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、1ゲームの結果として前記複数の可変表示領域(リール2L、2C、2R)のそれぞれに導出された前記表示結果の組み合わせに応じて入賞が発生可能であり、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(実施例2におけるリプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に前記特定報知(ナビ演出)を行う制御を行う特定報知制御手段と、
電力供給が停止しても前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果を含むバックアップデータを所定期間保持可能なバックアップ記憶手段(RAM91c)と、
前記特定報知(ナビ演出)中に電力供給が停止した後に電力供給が開始された場合には、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果を示すバックアップデータに基づいて、前記各可変表示領域(リール2L、2C、2R)の変動状況に関わらず、前記特定報知(ナビ演出)として共通の復帰時特定報知(共通ナビ画像の表示)を行う制御を行う復帰制御手段と、を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、電断復帰後も特定報知を継続するように構成した場合に、特定報知を実行するためのプログラムやデータを簡素化することができる。
前記第1の基準値設定手段は、前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)以外で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始された場合に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値に設定する一方、前記有利状態(ART)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始された場合に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を維持し、
前記第2の基準値設定手段は、前記有利状態(ART)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、該計数値を前記基準値(0)に設定する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で再度特定報知状態の制御が開始された場合に、有利状態の開始を示す有利状態開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、有利状態へ移行するまでの間に前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、更新開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
前記計数手段(純増枚数カウンタ)は、前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行された際に前記第2の基準値設定手段により前記純増数(純増枚数)が前記基準値に設定された後、該純増数(純増枚数)が前記基準値未満となっても前記基準値を維持し、
前記純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)は、前記計数手段による前記基準値未満の計数値を反映した純増数(純増枚数カウンタの値が0以下であれば0、純増枚数カウンタの値が1以上であれば純増枚数カウンタの値)を表示する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、更新開始演出が実行された後は、純増数が基準値未満となっても、純増数表示手段の表示値に反映されるので、実際の純増数と純増数表示手段の表示値とが乖離しすぎてしまうことを防止できる。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
可変表示装置の表示結果が導出される前に、入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(例えば、図6においてSd2の処理を実行する部分)と、
可変表示装置に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となった場合において、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に可変表示装置に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に可変表示装置に特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段(例えば、図8においてSk23〜Sk25の処理を実行する部分)と、
通常状態(非AT・RT1、RT4)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた特定の操作態様を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段(例えば、図26においてSg2の処理で「Y」と判定された場合にSg3の処理を実行する部分)と、
可変表示装置の表示結果として特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段(例えば、RT2,RT3のときに図29のSe7の処理を実行することにより、ARTを実行する部分)と、
特定報知状態(AT・RT0)において有利状態(ART)へ移行した場合、または事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となり特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値の更新を開始する数値更新手段(例えば、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分や図29のSe2dの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)と、
数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の有利状態を終了させる有利状態終了手段(例えば、図29のSe8の処理で「Y」と判定された場合にSe9,Se10の処理を実行する部分)と、
所数値更新手段が数値の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段(例えば、図26のSg6の処理を実行する部分や図34のSm6の処理を実行する部分)と、
有利状態において所定の中断条件が成立したときに有利状態を中断する有利状態中断手段(例えば、図19において、RT2で50ゲーム消化してRT0に移行する部分やRT2またはRT3で移行出目が揃ってRT1に移行する部分)を備え、
数値更新手段は、中断条件が成立したときに数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たしていない場合には、中断条件(RT2のときは移行出目が出現するかまたは50ゲームが行われたこと、RT3のときは移行出目が出現するかまたは特殊リプレイに当選したこと、すなわちRT終了条件)が成立した後も数値の更新を継続し(例えば、図29のSe2cの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)、
有利状態移行手段は、中断条件が成立した後に可変表示装置の表示結果として特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出され、かつ数値の更新中である場合には、更新中の数値から有利状態を再開させる(例えば、図25のSb5の処理や図33のSh2の処理で「Y」と判定された場合でもATゲーム数カウンタをリセットすることなく、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に前記特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記有利状態(ART)へ移行した場合、または前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となり前記特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値(残りゲーム数)の更新を開始する数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に前記有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)を終了させる有利状態終了手段と、
前記所数値更新手段が前記数値(残りゲーム数)の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)以外で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始された場合に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)以外で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、該計数値(0)を前記基準値に設定する第3の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定の表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、特定の表示結果が導出されて有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で再度特定報知状態の制御が開始された場合に、更新開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、有利状態へ移行するまでの間に前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合となった場合には、有利状態開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、更新開始演出が実行された場合には、有利状態へ移行しない場合であっても、その終了条件の判定対象となる数値の更新が開始するので、特定報知状態において特定報知が行われた場合に、特定報知により特定される操作態様での導出操作手段の操作を促すことができる。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に前記特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)以外で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合に、前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定の表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、特定の表示結果が導出されて有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で再度特定報知状態の制御が開始された場合に、特定の表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、特定の表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、特定の表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に前記特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記有利状態(ART)へ移行した場合、または前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となり前記特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値(残りゲーム数)の更新を開始する数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に前記有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)を終了させる有利状態終了手段と、
前記所数値更新手段が前記数値(残りゲーム数)の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)以外で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合に、前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定の表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、特定の表示結果が導出されて有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で再度特定報知状態の制御が開始された場合に、有利状態の開始を示唆する有利状態開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、有利状態へ移行するまでの間に前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、更新開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、更新開始演出が実行された場合には、有利状態へ移行しない場合であっても、その終了条件の判定対象となる数値の更新が開始するので、特定報知状態において特定報知が行われた場合に、特定報知により特定される操作態様での導出操作手段の操作を促すことができる。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に前記特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記有利状態(ART)へ移行した場合、または前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となり前記特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値(残りゲーム数)の更新を開始する数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に前記有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)を終了させる有利状態終了手段と、
前記所数値更新手段が前記数値(残りゲーム数)の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)以外で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定の表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態へ移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、更新開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で再度特定報知状態の制御が開始された場合に、有利状態の開始を示唆する有利状態開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、有利状態へ移行するまでの間に前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、更新開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、手段7−1〜7−4において特定報知状態は、前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様を特定可能な特定報知が行われる点で少なくとも通常状態よりも有利な状態であるが、それ以外で通常状態よりも有利な状態であるか否かは問わない。
また、手段7−1〜7−4において通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態とは、遊技者にとって有利な表示結果が導出される確率、遊技者にとって有利な表示結果の導出が許容される確率が通常状態よりも高くなったり、遊技者にとって有利な表示結果を導出させるための操作態様が報知されること等により、純増数の増加率が通常状態よりも高くなる状態である。
また、手段7−1、7−3、7−4において数値更新手段により更新される数値とは、有利状態終了手段が終了条件を満たすか否かを判定する際に用いる数値であり、例えば、ゲーム数、内部抽選の結果が所定の結果となった回数、可変表示装置の表示結果が所定の表示結果となった回数、付与された遊技用価値の合算値、上記の純増数などが該当する。
また、手段7−1、7−3、7−4において数値更新手段は、一律に数値を減算または加算する構成である必要はなく、減算条件の成立で減算され、加算条件の成立で加算されるといったように増減しうる構成でも良い。
また、手段7−1、7−3、7−4において更新開始演出は、少なくとも前記特定報知状態において前記有利状態へ移行した場合、または前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となり前記特定報知が行われたにも関わらず前記特定の表示結果が導出されなかった場合に実行されるものであれば良く、これら以外の契機で実行される構成でも良い。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
可変表示装置の表示結果が導出される前に、入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(例えば、図6においてSd2の処理を実行する部分)と、
可変表示装置に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となった場合において、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に可変表示装置に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に可変表示装置に特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段(例えば、図8においてSk23〜Sk25の処理を実行する部分)と、
通常状態(非AT・RT1、RT4)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた特定の操作態様を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段(例えば、図26においてSg2の処理で「Y」と判定された場合にSg3の処理を実行する部分)と、
可変表示装置の表示結果として特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段(例えば、RT2,RT3のときに図29のSe7の処理を実行することにより、ARTを実行する部分)と、
特定報知状態(AT・RT0)において有利状態(ART)へ移行した場合、または事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となり特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値の更新を開始する数値更新手段(例えば、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分や図29のSe2dの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)と、
数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の有利状態を終了させる有利状態終了手段(例えば、図29のSe8の処理で「Y」と判定された場合にSe9,Se10の処理を実行する部分)と、
所数値更新手段が数値の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段(例えば、図26のSg6の処理を実行する部分や図34のSm6の処理を実行する部分)と、
有利状態において所定の中断条件が成立したときに有利状態を中断する有利状態中断手段(例えば、図19において、RT2で50ゲーム消化してRT0に移行する部分やRT2またはRT3で移行出目が揃ってRT1に移行する部分)を備え、
数値更新手段は、中断条件が成立したときに数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たしていない場合には、中断条件(RT2のときは移行出目が出現するかまたは50ゲームが行われたこと、RT3のときは移行出目が出現するかまたは特殊リプレイに当選したこと、すなわちRT終了条件)が成立した後も数値の更新を継続し(例えば、図29のSe2cの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)、
有利状態移行手段は、中断条件が成立した後に可変表示装置の表示結果として特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出され、かつ数値の更新中である場合には、更新中の数値から有利状態を再開させる(例えば、図25のSb5の処理や図33のSh2の処理で「Y」と判定された場合でもATゲーム数カウンタをリセットすることなく、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に前記特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)の終了条件が成立した場合(残りゲーム数が0となった場合)において前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)が付与されている場合に、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させることなく該権利(ナビストック)を消費して前記有利状態(ART)に制御する有利状態再制御手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合に該有利状態が改めて開始した旨を示す有利状態再開始演出(ART開始演出)を実行する有利状態再開始演出実行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始された場合に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第3の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定の表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、特定の表示結果が導出されて有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態へ移行させる権利に基づく一の有利状態の終了条件が成立した場合において、有利状態へ移行させる権利が残っており、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に前記特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)の終了条件が成立した場合(残りゲーム数が0となった場合)において前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)が付与されている場合に、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させることなく該権利(ナビストック)を消費して前記有利状態(ART)に制御する有利状態再制御手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合に該有利状態が改めて開始した旨を示す有利状態再開始演出(ART開始演出)を実行する有利状態再開始演出実行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合に、前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定の表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、特定の表示結果が導出されて有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態へ移行させる権利に基づく一の有利状態の終了条件が成立した場合において、有利状態へ移行させる権利が残っており、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に前記特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記有利状態(ART)へ移行した場合、または前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となり前記特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値(残りゲーム数)の更新を開始する数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に前記有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)を終了させる有利状態終了手段と、
前記所数値更新手段が前記数値(残りゲーム数)の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段と、
前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)の終了条件が成立した場合(残りゲーム数が0となった場合)において前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)が付与されている場合に、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させることなく該権利(ナビストック)を消費して前記有利状態(ART)に制御する有利状態再制御手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合に該有利状態が改めて開始した旨を示す有利状態再開始演出(ART開始演出)を実行する有利状態再開始演出実行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定の表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態へ移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、更新開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態へ移行させる権利に基づく一の有利状態の終了条件が成立した場合において、有利状態へ移行させる権利が残っており、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、更新開始演出が実行された場合には、有利状態へ移行しない場合であっても、その終了条件の判定対象となる数値の更新が開始するので、特定報知状態において特定報知が行われた場合に、特定報知により特定される操作態様での導出操作手段の操作を促すことができる。
また、手段8−1〜8−3において特定報知状態は、前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様を特定可能な特定報知が行われる点で少なくとも通常状態よりも有利な状態であるが、それ以外で通常状態よりも有利な状態であるか否かは問わない。
また、手段8−1〜8−3において通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態とは、遊技者にとって有利な表示結果が導出される確率、遊技者にとって有利な表示結果の導出が許容される確率が通常状態よりも高くなったり、遊技者にとって有利な表示結果を導出させるための操作態様が報知されること等により、純増数の増加率が通常状態よりも高くなる状態である。
また、手段8−3において数値更新手段により更新される数値とは、有利状態終了手段が終了条件を満たすか否かを判定する際に用いる数値であり、例えば、ゲーム数、内部抽選の結果が所定の結果となった回数、可変表示装置の表示結果が所定の表示結果となった回数、付与された遊技用価値の合算値、上記の純増数などが該当する。
また、手段8−3において数値更新手段は、一律に数値を減算または加算する構成である必要はなく、減算条件の成立で減算され、加算条件の成立で加算されるといったように増減しうる構成でも良い。
また、手段8−3において更新開始演出は、少なくとも前記特定報知状態において前記有利状態へ移行した場合、または前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となり前記特定報知が行われたにも関わらず前記特定の表示結果が導出されなかった場合に実行されるものであれば良く、これら以外の契機で実行される構成でも良い。
また、手段8−1〜8−3において有利状態再制御手段は、前記有利状態に移行させる権利に基づく一の前記有利状態の終了条件が成立した後、直ちに有利状態に制御させるものでも良いし、前記有利状態に移行させる権利に基づく一の前記有利状態の終了条件が成立した後、一旦前記有利状態を終了させた後、所定の条件が成立した時点で有利状態に移行させるものでも良い。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
可変表示装置の表示結果が導出される前に、入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(例えば、図6においてSd2の処理を実行する部分)と、
可変表示装置に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となった場合において、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に可変表示装置に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に可変表示装置に特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段(例えば、図8においてSk23〜Sk25の処理を実行する部分)と、
通常状態(非AT・RT1、RT4)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた特定の操作態様を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段(例えば、図26においてSg2の処理で「Y」と判定された場合にSg3の処理を実行する部分)と、
可変表示装置の表示結果として特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段(例えば、RT2,RT3のときに図29のSe7の処理を実行することにより、ARTを実行する部分)と、
特定報知状態(AT・RT0)において有利状態(ART)へ移行した場合、または事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となり特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値の更新を開始する数値更新手段(例えば、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分や図29のSe2dの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)と、
数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の有利状態を終了させる有利状態終了手段(例えば、図29のSe8の処理で「Y」と判定された場合にSe9,Se10の処理を実行する部分)と、
所数値更新手段が数値の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段(例えば、図26のSg6の処理を実行する部分や図34のSm6の処理を実行する部分)と、
有利状態において所定の中断条件が成立したときに有利状態を中断する有利状態中断手段(例えば、図19において、RT2で50ゲーム消化してRT0に移行する部分やRT2またはRT3で移行出目が揃ってRT1に移行する部分)を備え、
数値更新手段は、中断条件が成立したときに数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たしていない場合には、中断条件(RT2のときは移行出目が出現するかまたは50ゲームが行われたこと、RT3のときは移行出目が出現するかまたは特殊リプレイに当選したこと、すなわちRT終了条件)が成立した後も数値の更新を継続し(例えば、図29のSe2cの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)、
有利状態移行手段は、中断条件が成立した後に可変表示装置の表示結果として特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出され、かつ数値の更新中である場合には、更新中の数値から有利状態を再開させる(例えば、図25のSb5の処理や図33のSh2の処理で「Y」と判定された場合でもATゲーム数カウンタをリセットすることなく、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR1〜6のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に前記特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(ボーナス)に移行させる特別遊技状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)とは異なる遊技状態であり前記通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART)に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR1〜6のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT2)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の開始に関連するタイミング(特別役の入賞)で前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の終了後、特定条件(32ゲーム経過までの期間)が成立するまでの期間で前記特定報知状態(AT・RT1、RT2)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT2)において前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で特定報知状態の制御が開始された場合に、特定の表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で特別遊技状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行した一連の有利状態における純増数が表示される一方で、特定の表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で特別遊技状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、特定の表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行した一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR1〜6のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)に前記特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(ボーナス)に移行させる特別遊技状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)とは異なる遊技状態であり前記通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART)に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR1〜6のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT2)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記有利状態(ART)へ移行した場合、または前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となり前記特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず前記特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値(残りゲーム数)の更新を開始する数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に前記有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)を終了させる有利状態終了手段と、
前記所数値更新手段が前記数値(残りゲーム数)の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の開始に関連するタイミング(特別役の入賞)で前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT2)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT2)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で特定報知状態の制御が開始された場合に、更新開始演出が実行された時点で特別遊技状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行した一連の有利状態における純増数が表示される一方で、有利状態へ移行するまでの間に特別遊技状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、有利状態開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行した一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、更新開始演出が実行された場合には、有利状態へ移行しない場合であっても、その終了条件の判定対象となる数値の更新が開始するので、特定報知状態において特定報知が行われた場合に、特定報知により特定される操作態様での導出操作手段の操作を促すことができる。
また、手段9−1,9−2において特定報知状態は、前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様を特定可能な特定報知が行われる点で少なくとも通常状態よりも有利な状態であるが、それ以外で通常状態よりも有利な状態であるか否かは問わない。
また、手段9−1,9−2において通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態とは、遊技者にとって有利な表示結果が導出される確率、遊技者にとって有利な表示結果の導出が許容される確率が通常状態よりも高くなったり、遊技者にとって有利な表示結果を導出させるための操作態様が報知されること等により、純増数の増加率が通常状態よりも高くなる状態である。
また、手段9−1,9−2において数値更新手段により更新される数値とは、有利状態終了手段が終了条件を満たすか否かを判定する際に用いる数値であり、例えば、ゲーム数、内部抽選の結果が所定の結果となった回数、可変表示装置の表示結果が所定の表示結果となった回数、付与された遊技用価値の合算値、上記の純増数などが該当する。
また、手段9−1,9−2において数値更新手段は、一律に数値を減算または加算する構成である必要はなく、減算条件の成立で減算され、加算条件の成立で加算されるといったように増減しうる構成でも良い。
また、手段9−1,9−2において更新開始演出は、少なくとも前記特定報知状態において前記有利状態へ移行した場合、または前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となり前記特定報知が行われたにも関わらず前記特定の表示結果が導出されなかった場合に実行されるものであれば良く、これら以外の契機で実行される構成でも良い。
また、手段9−1,9−2において特別遊技状態の開始に関連するタイミングとは、特別遊技状態に移行することが決定されたタイミング、特別遊技状態への移行条件が成立したタイミング、特別遊技状態が開始したタイミングなどが該当する。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
可変表示装置の表示結果が導出される前に、入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(例えば、図6においてSd2の処理を実行する部分)と、
可変表示装置に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となった場合において、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に可変表示装置に特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定の操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に可変表示装置に特定の表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段(例えば、図8においてSk23〜Sk25の処理を実行する部分)と、
通常状態(非AT・RT1、RT4)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた特定の操作態様を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段(例えば、図26においてSg2の処理で「Y」と判定された場合にSg3の処理を実行する部分)と、
可変表示装置の表示結果として特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段(例えば、RT2,RT3のときに図29のSe7の処理を実行することにより、ARTを実行する部分)と、
特定報知状態(AT・RT0)において有利状態(ART)へ移行した場合、または事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となり特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値の更新を開始する数値更新手段(例えば、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分や図29のSe2dの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)と、
数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の有利状態を終了させる有利状態終了手段(例えば、図29のSe8の処理で「Y」と判定された場合にSe9,Se10の処理を実行する部分)と、
所数値更新手段が数値の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段(例えば、図26のSg6の処理を実行する部分や図34のSm6の処理を実行する部分)と、
有利状態において所定の中断条件が成立したときに有利状態を中断する有利状態中断手段(例えば、図19において、RT2で50ゲーム消化してRT0に移行する部分やRT2またはRT3で移行出目が揃ってRT1に移行する部分)を備え、
数値更新手段は、中断条件が成立したときに数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たしていない場合には、中断条件(RT2のときは移行出目が出現するかまたは50ゲームが行われたこと、RT3のときは移行出目が出現するかまたは特殊リプレイに当選したこと、すなわちRT終了条件)が成立した後も数値の更新を継続し(例えば、図29のSe2cの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)、
有利状態移行手段は、中断条件が成立した後に可変表示装置の表示結果として特定の表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出され、かつ数値の更新中である場合には、更新中の数値から有利状態を再開させる(例えば、図25のSb5の処理や図33のSh2の処理で「Y」と判定された場合でもATゲーム数カウンタをリセットすることなく、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることによりゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(ボーナス)に移行させる特別遊技状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)とは異なる遊技状態であり前記通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記有利状態(ART)において前記特別遊技状態(ボーナス)への移行が決定された場合に、該特別遊技状態(ボーナス)への移行に関連するタイミングで該有利状態(ART)を中断させる有利状態中断手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の開始に関連するタイミングで前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)において前記特別遊技状態(ボーナス)への移行が決定され、該有利状態(ART)が中断した場合において該特別遊技状態(ボーナス)の開始に関連するタイミングで前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行後、特別遊技状態への移行が決定され、有利状態が中断した場合に、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで有利状態に続く一連の特別遊技状態における純増数が表示される一方で、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、有利状態に続く一連の特別遊技状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
遊技用価値(メダル)を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン(スロットマシン1)であって、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(ボーナス)に移行させる特別遊技状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)とは異なる遊技状態であり前記通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の開始に関連するタイミングで前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特別遊技状態(ボーナス)への移行が決定された場合において該特別遊技状態(ボーナス)の開始に関連するタイミングで前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で特別遊技状態への移行が決定された場合に、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで有利状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行することが決定された一連の特別遊技状態における純増数が表示される一方で、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで遊技状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行することが決定された一連の特別遊技状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、手段10−1,10−2において有利状態の開始に関連するタイミングとは、有利状態に移行することが決定されたタイミング、有利状態への移行条件が成立したタイミング、有利状態が開始したタイミングなどが該当する。
また、手段10−1,10−2において特別遊技状態の開始に関連するタイミングとは、特別遊技状態に移行することが決定されたタイミング、特別遊技状態への移行条件が成立したタイミング、特別遊技状態が開始したタイミングなどが該当する。
よって、純増数がマイナスになった場合でも有利状態での純増数を基準値から開始させることが可能になるので、純増数がマイナスになったことを感じさせにくくし、ゲームへの興趣を向上させることができる。
よって、ATに制御された後、ARTへ移行するまでの準備的な期間が遊技者の意図に関わらず長引いてしまった場合でも遊技者の興趣を減退してしまうことを防止できる。
よって、ATに制御された後、ARTへ移行するまでの準備的な期間が遊技者の意図に関わらず長引いてしまった場合でも遊技者の興趣を減退してしまうことを防止できるとともに、ARTへ移行するまでの準備的な期間が遊技者の意図に関わらず長引くことで、その後のARTにおいてより多くのメダルの獲得を期待させることができる。
よって、外部機器がRT2信号を受信するのに必要となる時間をゲームの進行を阻害することなく確保でき、かつゲーム関連信号の出力中に特定遊技状態信号が送信(出力終了)されることがないので、外部機器側において受信したゲーム関連信号が特定遊技状態中のものであるか否かを容易に特定することができる。
よって、電断復帰後もナビ演出を継続するように構成した場合に、ナビ演出を実行するためのプログラムやデータを簡素化することができる。
よって、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で再度特定報知状態の制御が開始された場合に、有利状態の開始を示す有利状態開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、有利状態へ移行するまでの間に前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、更新開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
よって、ART開始演出が実行された後は、純増数が基準値未満となっても、純増数表示手段の表示値に反映されるので、実際の純増数と純増数表示手段の表示値とが乖離しすぎてしまうことを防止できる。
2L、2C、2R リール
6 MAXBETスイッチ
7 スタートスイッチ
8L、8C、8R ストップスイッチ
41 メイン制御部
41a CPU
41b ROM
41c RAM
91 サブ制御部
91a CPU
91b ROM
91c RAM
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
前記可変表示部に表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記可変表示部に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段と、
前記事前決定手段の決定結果が特定結果となった場合において、前記導出操作手段の操作態様が特定操作態様の場合に前記可変表示部に特定表示結果を導出させる制御を行い、前記導出操作手段の操作態様が前記特定操作態様以外の操作態様の場合に前記可変表示部に前記特定表示結果以外の表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行させる権利が付与されたときに、前記事前決定手段の決定結果が前記特定結果となった場合に前記特定操作態様を特定可能な特定報知が行われる特定報知状態に制御する特定報知状態制御手段と、
前記特定報知状態において、前記特定表示結果が導出されたときに、前記有利状態に移行させる有利状態移行手段と、
前記有利状態において数値の更新を行う数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される前記数値が終了条件を満たす場合に前記有利状態を終了させる有利状態終了手段とを備え、
前記数値更新手段は、前記有利状態へ移行した場合、または前記事前決定手段の決定結果が前記特定結果となり前記特定報知が行われたにも関わらず前記可変表示部に前記特定表示結果が導出されなかった場合に前記数値の更新を開始することを特徴とする。
そのような構成によれば、ゲームへの興趣を向上させることができる。
なお、請求項1において事前決定手段の決定結果として、特定報知状態においてのみ複数種類の特定結果が決定され得る構成でも良いし、通常状態及び特定報知状態の双方で複数種類の特定結果が決定され得る構成でも良い。また、特定報知状態が、通常状態から移行する第1の状態と、第1の状態において移行条件が成立することで移行する第2の状態と、からなり、第2の状態でのみ複数種類の特定結果が決定され得る構成でも良い。
また、請求項1において特定報知状態は、前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様を特定可能な特定報知が行われる点で少なくとも通常状態よりも有利な状態であるが、それ以外で通常状態よりも有利な状態であるか否かは問わない。
また、請求項1において通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態とは、遊技者にとって有利な表示結果が導出される確率、遊技者にとって有利な表示結果の導出が許容される確率が通常状態よりも高くなったり、遊技者にとって有利な表示結果を導出させるための操作態様が報知されること等により、純増数の増加率が通常状態よりも高くなる状態である。
また、請求項1において数値更新手段により更新される数値とは、有利状態終了手段が終了条件を満たすか否かを判定する際に用いる数値であり、例えば、ゲーム数、内部抽選の結果が所定の結果となった回数、可変表示部の表示結果が所定の表示結果となった回数、付与された遊技用価値の合算値、上記の純増数などが該当する。
また、請求項1において数値更新手段は、一律に数値を減算または加算する構成である必要はなく、減算条件の成立で減算され、加算条件の成立で加算されるといったように増減しうる構成でも良い。
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(実施例2におけるリプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に前記特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(実施例2におけるリプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、を備え、
前記可変表示部は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な複数の可変表示領域(リール2L、2C、2R)のそれぞれに表示結果を導出させることが可能であり、
前記導出操作手段は、前記複数の可変表示領域(リール2L、2C、2R)にそれぞれに表示結果を導出させる際に操作される操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)であり、
前記複数の可変表示領域(リール2L、2C、2R)の全てに前記表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、1ゲームの結果として前記複数の可変表示領域(リール2L、2C、2R)のそれぞれに導出された前記表示結果の組み合わせに応じて入賞が発生可能であり、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(実施例2におけるリプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に前記特定報知(ナビ演出)を行う制御を行う特定報知制御手段と、
電力供給が停止しても前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果を含むバックアップデータを所定期間保持可能なバックアップ記憶手段(RAM91c)と、
前記特定報知(ナビ演出)中に電力供給が停止した後に電力供給が開始された場合には、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果を示すバックアップデータに基づいて、前記各可変表示領域(リール2L、2C、2R)の変動状況に関わらず、前記特定報知(ナビ演出)として共通の復帰時特定報知(共通ナビ画像の表示)を行う制御を行う復帰制御手段と、を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、電断復帰後も特定報知を継続するように構成した場合に、特定報知を実行するためのプログラムやデータを簡素化することができる。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
可変表示部の表示結果が導出される前に、入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(例えば、図6においてSd2の処理を実行する部分)と、
可変表示部に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となった場合において、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に可変表示部に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に可変表示部に特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段(例えば、図8においてSk23〜Sk25の処理を実行する部分)と、
通常状態(非AT・RT1、RT4)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた特定操作態様を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段(例えば、図26においてSg2の処理で「Y」と判定された場合にSg3の処理を実行する部分)と、
可変表示部の表示結果として特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段(例えば、RT2,RT3のときに図29のSe7の処理を実行することにより、ARTを実行する部分)と、
特定報知状態(AT・RT0)において有利状態(ART)へ移行した場合、または事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となり特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値の更新を開始する数値更新手段(例えば、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分や図29のSe2dの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)と、
数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の有利状態を終了させる有利状態終了手段(例えば、図29のSe8の処理で「Y」と判定された場合にSe9,Se10の処理を実行する部分)と、
所数値更新手段が数値の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段(例えば、図26のSg6の処理を実行する部分や図34のSm6の処理を実行する部分)と、
有利状態において所定の中断条件が成立したときに有利状態を中断する有利状態中断手段(例えば、図19において、RT2で50ゲーム消化してRT0に移行する部分やRT2またはRT3で移行出目が揃ってRT1に移行する部分)を備え、
数値更新手段は、中断条件が成立したときに数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たしていない場合には、中断条件(RT2のときは移行出目が出現するかまたは50ゲームが行われたこと、RT3のときは移行出目が出現するかまたは特殊リプレイに当選したこと、すなわちRT終了条件)が成立した後も数値の更新を継続し(例えば、図29のSe2cの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)、
有利状態移行手段は、中断条件が成立した後に可変表示部の表示結果として特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出され、かつ数値の更新中である場合には、更新中の数値から有利状態を再開させる(例えば、図25のSb5の処理や図33のSh2の処理で「Y」と判定された場合でもATゲーム数カウンタをリセットすることなく、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に前記特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記有利状態(ART)へ移行した場合、または前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となり前記特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値(残りゲーム数)の更新を開始する数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に前記有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)を終了させる有利状態終了手段と、
前記所数値更新手段が前記数値(残りゲーム数)の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)以外で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始された場合に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)以外で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、該計数値(0)を前記基準値に設定する第3の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、特定表示結果が導出されて有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で再度特定報知状態の制御が開始された場合に、更新開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、有利状態へ移行するまでの間に前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合となった場合には、有利状態開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、更新開始演出が実行された場合には、有利状態へ移行しない場合であっても、その終了条件の判定対象となる数値の更新が開始するので、特定報知状態において特定報知が行われた場合に、特定報知により特定される操作態様での導出操作手段の操作を促すことができる。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に前記特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)以外で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合に、前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、特定表示結果が導出されて有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で再度特定報知状態の制御が開始された場合に、特定表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、特定表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、特定表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に前記特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記有利状態(ART)へ移行した場合、または前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となり前記特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値(残りゲーム数)の更新を開始する数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に前記有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)を終了させる有利状態終了手段と、
前記所数値更新手段が前記数値(残りゲーム数)の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)以外で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合に、前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、特定表示結果が導出されて有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で再度特定報知状態の制御が開始された場合に、有利状態の開始を示唆する有利状態開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、有利状態へ移行するまでの間に前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、更新開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、更新開始演出が実行された場合には、有利状態へ移行しない場合であっても、その終了条件の判定対象となる数値の更新が開始するので、特定報知状態において特定報知が行われた場合に、特定報知により特定される操作態様での導出操作手段の操作を促すことができる。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に前記特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記有利状態(ART)へ移行した場合、または前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となり前記特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値(残りゲーム数)の更新を開始する数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に前記有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)を終了させる有利状態終了手段と、
前記所数値更新手段が前記数値(残りゲーム数)の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)以外で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態へ移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、更新開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で再度特定報知状態の制御が開始された場合に、有利状態の開始を示唆する有利状態開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、有利状態へ移行するまでの間に前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、更新開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定条件が成立するまでに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、手段7−1〜7−4において特定報知状態は、前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様を特定可能な特定報知が行われる点で少なくとも通常状態よりも有利な状態であるが、それ以外で通常状態よりも有利な状態であるか否かは問わない。
また、手段7−1〜7−4において通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態とは、遊技者にとって有利な表示結果が導出される確率、遊技者にとって有利な表示結果の導出が許容される確率が通常状態よりも高くなったり、遊技者にとって有利な表示結果を導出させるための操作態様が報知されること等により、純増数の増加率が通常状態よりも高くなる状態である。
また、手段7−1、7−3、7−4において数値更新手段により更新される数値とは、有利状態終了手段が終了条件を満たすか否かを判定する際に用いる数値であり、例えば、ゲーム数、内部抽選の結果が所定の結果となった回数、可変表示部の表示結果が所定の表示結果となった回数、付与された遊技用価値の合算値、上記の純増数などが該当する。
また、手段7−1、7−3、7−4において数値更新手段は、一律に数値を減算または加算する構成である必要はなく、減算条件の成立で減算され、加算条件の成立で加算されるといったように増減しうる構成でも良い。
また、手段7−1、7−3、7−4において更新開始演出は、少なくとも前記特定報知状態において前記有利状態へ移行した場合、または前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となり前記特定報知が行われたにも関わらず前記特定表示結果が導出されなかった場合に実行されるものであれば良く、これら以外の契機で実行される構成でも良い。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
可変表示部の表示結果が導出される前に、入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(例えば、図6においてSd2の処理を実行する部分)と、
可変表示部に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となった場合において、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に可変表示部に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に可変表示部に特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段(例えば、図8においてSk23〜Sk25の処理を実行する部分)と、
通常状態(非AT・RT1、RT4)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた特定操作態様を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段(例えば、図26においてSg2の処理で「Y」と判定された場合にSg3の処理を実行する部分)と、
可変表示部の表示結果として特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段(例えば、RT2,RT3のときに図29のSe7の処理を実行することにより、ARTを実行する部分)と、
特定報知状態(AT・RT0)において有利状態(ART)へ移行した場合、または事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となり特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値の更新を開始する数値更新手段(例えば、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分や図29のSe2dの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)と、
数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の有利状態を終了させる有利状態終了手段(例えば、図29のSe8の処理で「Y」と判定された場合にSe9,Se10の処理を実行する部分)と、
所数値更新手段が数値の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段(例えば、図26のSg6の処理を実行する部分や図34のSm6の処理を実行する部分)と、
有利状態において所定の中断条件が成立したときに有利状態を中断する有利状態中断手段(例えば、図19において、RT2で50ゲーム消化してRT0に移行する部分やRT2またはRT3で移行出目が揃ってRT1に移行する部分)を備え、
数値更新手段は、中断条件が成立したときに数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たしていない場合には、中断条件(RT2のときは移行出目が出現するかまたは50ゲームが行われたこと、RT3のときは移行出目が出現するかまたは特殊リプレイに当選したこと、すなわちRT終了条件)が成立した後も数値の更新を継続し(例えば、図29のSe2cの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)、
有利状態移行手段は、中断条件が成立した後に可変表示部の表示結果として特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出され、かつ数値の更新中である場合には、更新中の数値から有利状態を再開させる(例えば、図25のSb5の処理や図33のSh2の処理で「Y」と判定された場合でもATゲーム数カウンタをリセットすることなく、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に前記特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)の終了条件が成立した場合(残りゲーム数が0となった場合)において前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)が付与されている場合に、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させることなく該権利(ナビストック)を消費して前記有利状態(ART)に制御する有利状態再制御手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合に該有利状態が改めて開始した旨を示す有利状態再開始演出(ART開始演出)を実行する有利状態再開始演出実行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)の制御が開始された場合に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第3の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、特定表示結果が導出されて有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態へ移行させる権利に基づく一の有利状態の終了条件が成立した場合において、有利状態へ移行させる権利が残っており、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に前記特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)の終了条件が成立した場合(残りゲーム数が0となった場合)において前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)が付与されている場合に、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させることなく該権利(ナビストック)を消費して前記有利状態(ART)に制御する有利状態再制御手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合に該有利状態が改めて開始した旨を示す有利状態再開始演出(ART開始演出)を実行する有利状態再開始演出実行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合に、前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、特定表示結果が導出されて有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態へ移行させる権利に基づく一の有利状態の終了条件が成立した場合において、有利状態へ移行させる権利が残っており、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に前記特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記有利状態(ART)へ移行した場合、または前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となり前記特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値(残りゲーム数)の更新を開始する数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に前記有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)を終了させる有利状態終了手段と、
前記所数値更新手段が前記数値(残りゲーム数)の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段と、
前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)の終了条件が成立した場合(残りゲーム数が0となった場合)において前記有利状態に移行させる権利(ナビストック)が付与されている場合に、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させることなく該権利(ナビストック)を消費して前記有利状態(ART)に制御する有利状態再制御手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合に該有利状態が改めて開始した旨を示す有利状態再開始演出(ART開始演出)を実行する有利状態再開始演出実行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態再制御手段により前記有利状態(ART)に制御された場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行させる権利が付与され、特定報知状態に制御された後、複数種類の特定結果のうちのいずれかの種類の特定結果が決定され、特定表示結果が導出されることで通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態へ移行するまでの間に、特定報知状態開始後の純増数が基準値に対してマイナスとなった場合でも、更新開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特定報知状態開始後の純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、有利状態へ移行させる権利に基づく一の有利状態の終了条件が成立した場合において、有利状態へ移行させる権利が残っており、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が表示される一方で、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で前回の有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、再度有利状態に制御し、その旨を示す有利状態再開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、通常状態に移行せずに連続する一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、更新開始演出が実行された場合には、有利状態へ移行しない場合であっても、その終了条件の判定対象となる数値の更新が開始するので、特定報知状態において特定報知が行われた場合に、特定報知により特定される操作態様での導出操作手段の操作を促すことができる。
また、手段8−1〜8−3において特定報知状態は、前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様を特定可能な特定報知が行われる点で少なくとも通常状態よりも有利な状態であるが、それ以外で通常状態よりも有利な状態であるか否かは問わない。
また、手段8−1〜8−3において通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態とは、遊技者にとって有利な表示結果が導出される確率、遊技者にとって有利な表示結果の導出が許容される確率が通常状態よりも高くなったり、遊技者にとって有利な表示結果を導出させるための操作態様が報知されること等により、純増数の増加率が通常状態よりも高くなる状態である。
また、手段8−3において数値更新手段により更新される数値とは、有利状態終了手段が終了条件を満たすか否かを判定する際に用いる数値であり、例えば、ゲーム数、内部抽選の結果が所定の結果となった回数、可変表示部の表示結果が所定の表示結果となった回数、付与された遊技用価値の合算値、上記の純増数などが該当する。
また、手段8−3において数値更新手段は、一律に数値を減算または加算する構成である必要はなく、減算条件の成立で減算され、加算条件の成立で加算されるといったように増減しうる構成でも良い。
また、手段8−3において更新開始演出は、少なくとも前記特定報知状態において前記有利状態へ移行した場合、または前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となり前記特定報知が行われたにも関わらず前記特定表示結果が導出されなかった場合に実行されるものであれば良く、これら以外の契機で実行される構成でも良い。
また、手段8−1〜8−3において有利状態再制御手段は、前記有利状態に移行させる権利に基づく一の前記有利状態の終了条件が成立した後、直ちに有利状態に制御させるものでも良いし、前記有利状態に移行させる権利に基づく一の前記有利状態の終了条件が成立した後、一旦前記有利状態を終了させた後、所定の条件が成立した時点で有利状態に移行させるものでも良い。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
可変表示部の表示結果が導出される前に、入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(例えば、図6においてSd2の処理を実行する部分)と、
可変表示部に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となった場合において、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に可変表示部に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に可変表示部に特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段(例えば、図8においてSk23〜Sk25の処理を実行する部分)と、
通常状態(非AT・RT1、RT4)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた特定操作態様を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段(例えば、図26においてSg2の処理で「Y」と判定された場合にSg3の処理を実行する部分)と、
可変表示部の表示結果として特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段(例えば、RT2,RT3のときに図29のSe7の処理を実行することにより、ARTを実行する部分)と、
特定報知状態(AT・RT0)において有利状態(ART)へ移行した場合、または事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となり特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値の更新を開始する数値更新手段(例えば、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分や図29のSe2dの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)と、
数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の有利状態を終了させる有利状態終了手段(例えば、図29のSe8の処理で「Y」と判定された場合にSe9,Se10の処理を実行する部分)と、
所数値更新手段が数値の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段(例えば、図26のSg6の処理を実行する部分や図34のSm6の処理を実行する部分)と、
有利状態において所定の中断条件が成立したときに有利状態を中断する有利状態中断手段(例えば、図19において、RT2で50ゲーム消化してRT0に移行する部分やRT2またはRT3で移行出目が揃ってRT1に移行する部分)を備え、
数値更新手段は、中断条件が成立したときに数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たしていない場合には、中断条件(RT2のときは移行出目が出現するかまたは50ゲームが行われたこと、RT3のときは移行出目が出現するかまたは特殊リプレイに当選したこと、すなわちRT終了条件)が成立した後も数値の更新を継続し(例えば、図29のSe2cの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)、
有利状態移行手段は、中断条件が成立した後に可変表示部の表示結果として特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出され、かつ数値の更新中である場合には、更新中の数値から有利状態を再開させる(例えば、図25のSb5の処理や図33のSh2の処理で「Y」と判定された場合でもATゲーム数カウンタをリセットすることなく、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR1〜6のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に前記特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(ボーナス)に移行させる特別遊技状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)とは異なる遊技状態であり前記通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART)に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR1〜6のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT2)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の開始に関連するタイミング(特別役の入賞)で前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の終了後、特定条件(32ゲーム経過までの期間)が成立するまでの期間で前記特定報知状態(AT・RT1、RT2)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT2)において前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されて前記有利状態(ART)に移行した場合において前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で特定報知状態の制御が開始された場合に、特定表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で特別遊技状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行した一連の有利状態における純増数が表示される一方で、特定表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で特別遊技状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、特定表示結果が導出されることで有利状態に移行した時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行した一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(内部抽選)と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR1〜6のいずれか)となった場合において、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、前記導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)が前記特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に前記可変表示部(リール2L、2C、2R)に前記特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(ボーナス)に移行させる特別遊技状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の終了後、前記通常状態(非AT・RT1)へ移行させる通常状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)とは異なる遊技状態であり前記通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART)に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR1〜6のいずれか)となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様(昇格リプレイの入賞条件を満たす停止順)を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT2)に制御する特定報知状態制御手段と、
前記可変表示部(リール2L、2C、2R)の表示結果として前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、前記有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記特定報知状態(AT・RT1、RT0)において前記有利状態(ART)へ移行した場合、または前記事前決定手段(内部抽選)の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR11〜15のいずれか)となり前記特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず前記特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値(残りゲーム数)の更新を開始する数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に前記有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の前記有利状態(ART)を終了させる有利状態終了手段と、
前記所数値更新手段が前記数値(残りゲーム数)の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の開始に関連するタイミング(特別役の入賞)で前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)の終了後、前記特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特定報知状態(AT・RT1、RT2)の制御が開始され、該特定報知状態(AT・RT1、RT2)において前記更新開始演出(ART開始演出)が実行される際に前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、前記有利状態(ART)に移行したか否かに関わらず、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で特定報知状態の制御が開始された場合に、更新開始演出が実行された時点で特別遊技状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行した一連の有利状態における純増数が表示される一方で、有利状態へ移行するまでの間に特別遊技状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、有利状態開始演出が実行された時点で純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、特別遊技状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行した一連の有利状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
また、更新開始演出が実行された場合には、有利状態へ移行しない場合であっても、その終了条件の判定対象となる数値の更新が開始するので、特定報知状態において特定報知が行われた場合に、特定報知により特定される操作態様での導出操作手段の操作を促すことができる。
また、手段9−1,9−2において特定報知状態は、前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定操作態様を特定可能な特定報知が行われる点で少なくとも通常状態よりも有利な状態であるが、それ以外で通常状態よりも有利な状態であるか否かは問わない。
また、手段9−1,9−2において通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態とは、遊技者にとって有利な表示結果が導出される確率、遊技者にとって有利な表示結果の導出が許容される確率が通常状態よりも高くなったり、遊技者にとって有利な表示結果を導出させるための操作態様が報知されること等により、純増数の増加率が通常状態よりも高くなる状態である。
また、手段9−1,9−2において数値更新手段により更新される数値とは、有利状態終了手段が終了条件を満たすか否かを判定する際に用いる数値であり、例えば、ゲーム数、内部抽選の結果が所定の結果となった回数、可変表示部の表示結果が所定の表示結果となった回数、付与された遊技用価値の合算値、上記の純増数などが該当する。
また、手段9−1,9−2において数値更新手段は、一律に数値を減算または加算する構成である必要はなく、減算条件の成立で減算され、加算条件の成立で加算されるといったように増減しうる構成でも良い。
また、手段9−1,9−2において更新開始演出は、少なくとも前記特定報知状態において前記有利状態へ移行した場合、または前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となり前記特定報知が行われたにも関わらず前記特定表示結果が導出されなかった場合に実行されるものであれば良く、これら以外の契機で実行される構成でも良い。
また、手段9−1,9−2において特別遊技状態の開始に関連するタイミングとは、特別遊技状態に移行することが決定されたタイミング、特別遊技状態への移行条件が成立したタイミング、特別遊技状態が開始したタイミングなどが該当する。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
可変表示部の表示結果が導出される前に、入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(例えば、図6においてSd2の処理を実行する部分)と、
可変表示部に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となった場合において、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たす停止順)にて操作された場合に可変表示部に特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行い、導出操作手段が特定結果の種類に応じた特定操作態様以外の操作態様(特殊リプレイの入賞条件を満たさない停止順)にて操作された場合に可変表示部に特定表示結果以外の表示結果(転落リプレイの入賞態様)を導出させる制御を行う導出制御手段(例えば、図8においてSk23〜Sk25の処理を実行する部分)と、
通常状態(非AT・RT1、RT4)よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART(AT・RT2))に移行させる権利(ナビストック)が付与されることで、事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた特定操作態様を特定可能な特定報知(ナビ演出)が行われる特定報知状態(AT・RT1、RT0)に制御する特定報知状態制御手段(例えば、図26においてSg2の処理で「Y」と判定された場合にSg3の処理を実行する部分)と、
可変表示部の表示結果として特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されることで、有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段(例えば、RT2,RT3のときに図29のSe7の処理を実行することにより、ARTを実行する部分)と、
特定報知状態(AT・RT0)において有利状態(ART)へ移行した場合、または事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果(リプレイGR21〜25のいずれか)となり特定報知(ナビ演出)が行われたにも関わらず特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出されなかった場合に、数値の更新を開始する数値更新手段(例えば、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分や図29のSe2dの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)と、
数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たす場合(残りゲーム数が0となった場合)に有利状態へ移行させる権利(ナビストック)に基づく一の有利状態を終了させる有利状態終了手段(例えば、図29のSe8の処理で「Y」と判定された場合にSe9,Se10の処理を実行する部分)と、
所数値更新手段が数値の更新を開始する場合に該数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出(ART開始演出)を実行する更新開始演出実行手段(例えば、図26のSg6の処理を実行する部分や図34のSm6の処理を実行する部分)と、
有利状態において所定の中断条件が成立したときに有利状態を中断する有利状態中断手段(例えば、図19において、RT2で50ゲーム消化してRT0に移行する部分やRT2またはRT3で移行出目が揃ってRT1に移行する部分)を備え、
数値更新手段は、中断条件が成立したときに数値更新手段により更新される数値が終了条件を満たしていない場合には、中断条件(RT2のときは移行出目が出現するかまたは50ゲームが行われたこと、RT3のときは移行出目が出現するかまたは特殊リプレイに当選したこと、すなわちRT終了条件)が成立した後も数値の更新を継続し(例えば、図29のSe2cの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)、
有利状態移行手段は、中断条件が成立した後に可変表示部の表示結果として特定表示結果(特殊リプレイの入賞態様)が導出され、かつ数値の更新中である場合には、更新中の数値から有利状態を再開させる(例えば、図25のSb5の処理や図33のSh2の処理で「Y」と判定された場合でもATゲーム数カウンタをリセットすることなく、図29のSe2bの処理で「Y」と判定された場合にSe3の処理を実行する部分)。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(ボーナス)に移行させる特別遊技状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)とは異なる遊技状態であり前記通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記有利状態(ART)において前記特別遊技状態(ボーナス)への移行が決定された場合に、該特別遊技状態(ボーナス)への移行に関連するタイミングで該有利状態(ART)を中断させる有利状態中断手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の開始に関連するタイミングで前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)において前記特別遊技状態(ボーナス)への移行が決定され、該有利状態(ART)が中断した場合において該特別遊技状態(ボーナス)の開始に関連するタイミングで前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態に移行後、特別遊技状態への移行が決定され、有利状態が中断した場合に、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで有利状態に続く一連の特別遊技状態における純増数が表示される一方で、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで有利状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、有利状態に続く一連の特別遊技状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
通常状態(非AT・RT1)よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(ボーナス)に移行させる特別遊技状態移行手段と、
前記特別遊技状態(ボーナス)とは異なる遊技状態であり前記通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態(ART)に移行させる有利状態移行手段と、
前記入賞のうち付与入賞(小役)が発生した場合に前記遊技用価値(メダル)を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された遊技用価値(払出枚数)から前記賭数の設定に用いた遊技用価値(投入枚数)を減算した純増数(純増枚数)を表示する純増数表示手段(液晶表示器51内の純増枚数表示)と、
前記純増数表示手段による前記純増数(液晶表示器51内の純増枚数表示)の表示に用いる値を計数する計数手段(純増枚数カウンタ)と、
前記有利状態(ART)の開始に関連するタイミングで前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値を基準値(0)に設定する第1の基準値設定手段と、
前記有利状態(ART)の終了後、特定条件が成立するまでの期間(32ゲーム経過までの期間)で前記特別遊技状態(ボーナス)への移行が決定された場合において該特別遊技状態(ボーナス)の開始に関連するタイミングで前記計数手段(純増枚数カウンタ)による計数値が前記基準値(0)未満の場合に、該計数値を前記基準値(0)に設定する第2の基準値設定手段と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでの期間で特別遊技状態への移行が決定された場合に、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで有利状態から継続して計数されている純増数が基準値以上であれば、当該純増数をそのまま維持することで有利状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行することが決定された一連の特別遊技状態における純増数が表示される一方で、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで遊技状態から継続して計数されている純増数が基準値に対してマイナスとなった場合には、該特別遊技状態の開始に関連するタイミングで純増数を基準値に戻して以後の計数を行うので、有利状態の終了後、特定条件が成立するまでに連続して移行することが決定された一連の特別遊技状態における純増数が目減りしている印象を遊技者に対して与えてしまうことを防止できる。
Claims (1)
- 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
前記可変表示部に表示結果が導出される前に、前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記可変表示部に表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段と、
前記事前決定手段の決定結果が複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合において、前記導出操作手段が該特定結果の種類に応じた特定の操作態様にて操作された場合に前記可変表示部に特定の表示結果を導出させる制御を行い、前記導出操作手段が該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様以外の操作態様にて操作された場合に前記可変表示部に前記特定の表示結果以外の表示結果を導出させる制御を行う導出制御手段と、
通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行させる権利が付与されることで、前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となった場合に該特定結果の種類に応じた前記特定の操作態様を特定可能な特定報知が行われる特定報知状態に制御する特定報知状態制御手段と、
前記特定報知状態において、前記可変表示部に表示結果として前記特定の表示結果が導出されることで、前記有利状態に移行させる有利状態移行手段と、
前記有利状態へ移行した場合、または前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となり前記特定報知が行われたにも関わらず前記可変表示部に前記特定の表示結果が導出されなかった場合に、数値の更新を開始する数値更新手段と、
前記数値更新手段により更新される前記数値が終了条件を満たす場合に前記有利状態へ移行させる権利に基づく一の前記有利状態を終了させる有利状態終了手段と、
前記特定報知状態中に前記事前決定手段の決定結果が前記複数種類の特定結果のうちいずれかの種類の特定結果となったときに、前記数値更新手段が前記数値の更新を開始する旨を示す更新開始演出を実行する更新開始演出実行手段と、
前記有利状態において所定の中断条件が成立したときに前記有利状態を中断する有利状態中断手段を備え、
前記数値更新手段は、前記中断条件が成立したときに前記数値更新手段により更新される前記数値が終了条件を満たしていない場合には、前記中断条件が成立した後も前記数値の更新を継続し、
前記有利状態移行手段は、前記中断条件が成立した後に前記可変表示部に表示結果として前記特定の表示結果が導出され、かつ前記数値の更新中である場合には、更新中の前記数値から前記有利状態を再開させ、
前記スロットマシンは、
前記入賞のうち付与入賞が発生した場合に遊技用価値を付与する遊技用価値付与手段と、
前記遊技用価値付与手段により付与された前記遊技用価値から賭数の設定に用いた前記遊技用価値を減算した純増数を表示する純増数表示手段と、
前記純増数表示手段による前記純増数の表示に用いる値を計数する計数手段と、
前記特定報知状態の制御が開始された場合に前記計数手段による計数値を基準値に設定する第1の基準値設定手段と、
前記更新開始演出が実行される際に前記計数手段による計数値が前記基準値未満の場合に、前記有利状態に移行したか否かに関わらず、該計数値を前記基準値に設定する第2の基準値設定手段とをさらに備える
ことを特徴とするスロットマシン。
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