JP2017060098A - 画像通信装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

画像通信装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

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康彰 川島
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Abstract

【課題】着信拒否と転送との間で対象とする送信元が重複するような登録を回避する。
【解決手段】転送設定において、転送条件として相手先FAX番号と一致パターンとが設定され、ブラックリスト設定において、着信拒否条件として送信元と一致パターンとが設定される。転送設定登録の際には、ブラックリスト照会処理により、受け付け中の転送設定の転送条件に該当する送信元が、登録済みの着信拒否条件のいずれかに該当する送信元と一致する重複状態が生じる場合は、登録修正処理がなされ、受け付け中の転送条件または登録済みの着信拒否条件を修正するよう制御される。
【選択図】図11

Description

本発明は、ファクシミリ通信における着信拒否設定と転送設定の登録の技術に関する。
従来、ファクシミリ通信を行うことが可能な画像通信装置において、特定の送信元からの文書を受信したくない場合に、その番号をブラックリストとして登録し、着信拒否を行えるファクシミリ装置等の画像通信装置が知られている。例えば、特許文献1の装置では、ブラックリストに記録されている電話番号からの着信に対して着信拒否や留守番電話への転送を行える。
一方、受信文書の転送機能を有する画像通信装置も知られている。この種の装置では一般に、文書の送信元のファクス番号を、文書転送を実施するかどうかを判断するための条件として設定可能である。また、ブラックリストによる着信拒否の機能に加えて受信文書の転送機能を有する装置も一般的である。
特開2007−143187号公報
しかしながら、着信拒否機能と転送機能とを有する装置においては、対象とする送信元が重複してしまうことがある。例えば、着信拒否対象または転送対象となる送信元を登録する上で、送信元の番号に対して全数値が完全一致する番号が登録されるとは限らない。すなわち、先頭一致、部分一致、終端一致のように、一部の数値が一致する送信元が、着信拒否または転送の対象と判断されるように登録できる場合もある。
具体例を挙げると、着信拒否対象の番号が終端一致で設定され、末尾が「−1111」であるとする。一方、転送対象の番号が終端一致で設定され、末尾が「111−1111」であるとする。この設定で、番号が「XXX−111−1111」(Xは任意の数値)である送信元からの着信があった場合を考える。送信元の番号の末尾は「111―1111」であることから、転送対象に該当する番号であり、本来は転送したい。ところが、送信元の番号の末尾は「−1111」であることから、着信拒否対象にも該当するため着信が拒否され、転送されることは実質的になくなってしまう。
このように、着信拒否機能と転送機能とを有する装置においては、対象とする送信元同士に重複状態が生じるような設定登録をユーザが行ってしまう可能性がある。ユーザが気付かずに、上記のような着信拒否と転送との間で対象とする送信元が重複するような登録を行ってしまった場合、ユーザが意図するような受信と転送が適切に行われず、利便性の低下を招くおそれがある。
本発明の目的は、着信拒否と転送との間で対象とする送信元が重複するような登録を回避することである。
上記目的を達成するために本発明は、ファクシミリ通信を行うことが可能な画像通信装置であって、転送条件及び転送先を含む転送設定をユーザから受け付け、受け付けた転送設定を登録する第1の登録手段と、着信拒否条件をユーザから受け付け、受け付けた着信拒否条件を登録する第2の登録手段と、文書を受信した場合に、前記第1の登録手段による登録済みの転送設定に含まれる転送条件に該当する送信元からの文書については前記転送設定に含まれる転送先へ転送する転送手段と、着信があったとき、前記第2の登録手段による登録済みの着信拒否条件に該当しない送信元からの文書を受信すると共に、前記着信拒否条件に該当する送信元からの文書の受信を拒否する受信手段と、前記第1の登録手段による受け付け中の転送設定に含まれる転送条件に該当する送信元が前記登録済みの着信拒否条件のいずれかに該当する送信元と一致する、重複状態が生じた場合は、その旨を報知するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、着信拒否と転送との間で対象とする送信元が重複するような登録を回避することができる。
画像通信装置のハードウェアブロック構成図である。 画像通信装置を含む通信システムの構成図である。 機器設定処理のフローチャートである。 機器設定画面の一例を示す図である。 転送設定登録処理のフローチャートである。 転送設定登録画面の一例を示す図である。 ブラックリスト登録処理のフローチャートである。 ブラックリスト登録画面の一例を示す図である。 ブラックリスト照会処理のフローチャートである。 転送設定照会処理のフローチャートである。 登録修正処理のフローチャートである。 修正項目選択画面の一例を示す図である。 受信処理のフローチャートである。 転送処理のフローチャートである。 重複時の動作設定処理のフローチャートである。 重複時動作設定画面の一例を示す図である。 受信処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像通信装置のハードウェアブロック構成図である。画像通信装置1は、ファクスプロトコルを用いて文書(画像)を送受信できるファクシミリ装置として構成される。
画像通信装置1は、CPU11を有する。CPU11は、メインバス18を介してRAM12、HDD13、ユーザコマンド入力装置14、ファクス(FAX)モデム15、通信装置16を制御する。公衆電話回線4は、画像通信装置1を他のファクス端末と接続する。RAM12は、CPU11のワークエリアを提供する。HDD13は、本発明を実現するためのプログラムを提供すると共に、様々な設定やファイルを格納するハードディスクである。HDD13に代えてNVRAM、フロッピー(登録商標)ディスク等を有していてもよい。HDD13上には、画像通信装置1が公衆電話回線4を介して他ファクス端末から受信した文書(画像)、及び該文書を転送するための転送条件と転送する宛先である転送先とを含む情報(以下、転送設定という)が記録される。
ユーザコマンド入力装置14は、画面表示を行えると共に、ユーザがGUI(グラフィックユーザインターフェース)を介して様々な設定を行うための装置である。ファクスモデム15は、ファクスプロトコルを用いて、公衆電話回線4経由でファクシミリ通信により外部のファクス端末とデータを送受信する。通信装置16はネットワーク2を介して外部機器との通信を制御する。CPU11は、後述する図3、図13の処理(サブ処理も含む)において、本発明における第1の登録手段、第2の登録手段、転送手段、受信手段、制御手段としての役割を果たす。
図2は、画像通信装置1を含む通信システムの構成図である。画像通信装置1は、ネットワーク2を介してファイルサーバ3と接続されると共に、公衆電話回線4を介してファクス端末5と接続されている。ファイルサーバ3やファクス端末5の数は複数であってもよい。
図3は、機器設定処理のフローチャートである。この処理を実行するためのプログラムはHDD13に記憶されており、画像通信装置1に電源が供給されるとHDD13に記憶されたプログラムがRAM12上に展開され、CPU11によって実行される。
まず、ステップS301では、CPU11は、機器設定画面をユーザコマンド入力装置14上に表示させる。図4は、この機器設定画面401の一例を示す図である。機器設定画面401には、設定ボタンとして、転送設定登録402、ブラックリスト登録403及び重複時動作設定404が表示される。これらの設定ボタンの選択操作に応じて処理が分岐する。
ステップS302では、CPU11は、転送設定登録402が選択されたか否かを判別し、転送設定登録402が選択された場合は、後述する転送設定登録処理(図5)を実行して(ステップS303)、処理をステップS301に戻す。一方、転送設定登録402が選択されない場合は、CPU11は、ブラックリスト登録403が選択されたか否かを判別する(ステップS304)。その判別の結果、CPU11は、ブラックリスト登録403が選択された場合は、後述するブラックリスト登録処理(図7)を実行して(ステップS305)、処理をステップS301に戻す。一方、ブラックリスト登録403が選択されない場合は、CPU11は、重複時動作設定404が選択されたか否かを判別する(ステップS306)。その判別の結果、重複時動作設定404が選択された場合は、後述する重複時の動作設定処理(図15)を実行して(ステップS307)、処理をステップS301に戻す。
図5は、転送設定登録処理のフローチャートである。この処理は、図3のステップS303で実行される。まず、CPU11は、転送設定登録画面をユーザコマンド入力装置14上に表示させる。図6は、この転送設定登録画面601の一例を示す図である。転送設定登録画面601での入力により転送設定が登録される。転送設定登録画面601において、転送条件名入力欄602には、転送条件名として、ユーザが転送条件を管理するための名前を設定することができる。相手先FAX番号入力欄603、一致パターン入力欄604には、どのような番号からファクスを受信した時に転送を実行するかを設定することができ、これらが、転送設定に含まれる「転送条件」となる。
具体的には、相手先FAX番号入力欄603には数値が入力され、一致パターン入力欄604には、相手先FAX番号入力欄603に入力された数値との一致条件が設定される。設定可能な一致条件は、送信元の番号に対して全数値が一致する完全一致に限られない。例えば、送信元の番号に対して先頭の所定数の桁の数値が一致する先頭一致、送信元の番号に対して中間の所定数の桁の数値が一致する部分一致、または、送信元の番号に対して後端の所定数の桁の数値が一致する終端一致も設定可能である。相手先FAX番号入力欄603及び一致パターン入力欄604で規定される転送条件に該当する送信元が、転送対象となる送信元として特定される。転送先入力欄605には、受信した文書を転送する宛先、すなわち転送先が設定される。従って、転送対象の送信元からの文書については、転送先入力欄605に設定された転送先へ転送される。図6に示す例では、「1234567」をファクス番号の一部に持つファクス端末5からファクス文書を受信した場合に、転送が有効となり、受信文書がファイルサーバ3へ送信される。
転送文書名入力欄606には、文書を転送する際に転送する文書に付与するファイル名が設定される。転送ファイル形式設定欄607には、転送の際に文書を変換するファイル形式が設定される。登録ボタン608は、転送設定につき現在の設定状態で登録する場合に押下される。キャンセルボタン609は、現在の設定状態を登録しないで設定作業を終了する場合に押下される。
図5のステップS502では、設定の入力が完了し登録が指示されたか否かを、登録ボタン608が押下されたか否かによって判別する。登録ボタン608が押下された場合は、入力された転送設定の登録が指示されたので、着信拒否と転送との間での送信元の重複の確認及び必要な修正をするために、CPU11は、後述するブラックリスト照会処理(図9)を実行する(ステップS503)。そして、CPU11は、現在の転送設定をHDD13へ保存することで登録し(ステップS504)、図5の処理を終了させる。一方、登録ボタン608が押下されない場合は、CPU11は、登録キャンセルが指示されたか否かを、キャンセルボタン609が押下されたか否かによって判別する(ステップS505)。その判別の結果、CPU11は、キャンセルボタン609が押下されない場合は、処理をステップS502に戻す。一方、CPU11は、キャンセルボタン609が押下された場合は、入力された転送設定の登録キャンセルが指示されたので、図5の処理を終了させる。
図7は、ブラックリスト登録処理のフローチャートである。この処理は、図3のステップS305で実行される。まず、ステップS701では、CPU11は、ブラックリスト登録画面をユーザコマンド入力装置14上に表示させる。図8は、このブラックリスト登録画面801の一例を示す図である。ブラックリスト登録画面801において、相手先FAX番号入力欄802、一致パターン入力欄803には、どのような番号から着信があった時に着信拒否するのかを登録することができる。これらが、「着信拒否条件」となる。
具体的には、相手先FAX番号入力欄802には数値が入力され、一致パターン入力欄803には、相手先FAX番号入力欄802に入力された数値との一致条件が設定される。設定可能な一致条件は、転送条件(図6)で説明したのと同様であり、完全一致、先頭一致、部分一致、終端一致のいずれかが設定可能である。相手先FAX番号入力欄802及び一致パターン入力欄803で規定される着信拒否条件に該当する送信元が、着信拒否対象となる送信元として特定される。図8に示す例では、「12345」をファクス番号の一部に持つファクス端末5からファクス文書を受信した場合に、着信拒否される。登録ボタン804は、ブラックリストにつき現在の設定状態で登録する場合に押下される。キャンセルボタン805は、現在の設定状態を登録しないで設定作業を終了する場合に押下される。
図7のステップS702では、CPU11は、設定の入力が完了しブラックリストの登録が指示されたか否かを、登録ボタン804が押下されたか否かによって判別する。登録ボタン804が押下された場合は、入力されたブラックリストの登録が指示されたので、着信拒否と転送との間での送信元の重複の確認及び必要な修正をするために、CPU11は、後述する転送設定照会処理(図10)を実行する(ステップS703)。そして、CPU11は、現在のブラックリストの設定をHDD13へ保存することで登録し(ステップS704)、図7の処理を終了させる。一方、登録ボタン804が押下されない場合は、CPU11は、登録キャンセルが指示されたか否かを、キャンセルボタン805が押下されたか否かによって判別する(ステップS705)。その判別の結果、CPU11は、キャンセルボタン805が押下されない場合は、処理をステップS702に戻す。一方、CPU11は、キャンセルボタン805が押下された場合は、入力されたブラックリストの登録キャンセルが指示されたので、図7の処理を終了させる。
ここで、仮に、転送設定が図6に示した内容で登録され、且つ、ブラックリストが図8に示した内容で登録されたとする。転送条件(図6)によれば、ファクス番号123−4567を番号の一部に持つファクス端末5からの受信文書は転送されるべきである。ところが、着信拒否条件(図8)によれば、「12345」をファクス番号の一部に持つファクス端末5からの着信は拒否される。従って、例えば、番号が123456789であるファクス端末5からの着信は一律に拒否され、転送処理がなされることはない。従って、着信拒否と転送との双方に該当する送信元については、実質的に、転送設定がブラックリストの登録により無効化されてしまう。そこで、転送設定またはブラックリストのいずれかを修正するようCPU11は制御する。
図9は、ブラックリスト照会処理のフローチャートである。この処理は、図5のステップS503で実行される。まず、CPU11は、ブラックリスト照会処理開始前にユーザにより相手先FAX番号入力欄603に入力された、転送条件におけるファクス番号を取得する(ステップS901)。このファクス番号は、受け付け中の転送条件に該当する送信元の番号となるが、完全なファクス番号とは限らず、ファクス番号の一部である場合もある。次に、CPU11は、HDD13に保存された登録済みのブラックリストから、着信拒否条件(相手先FAX番号と一致パターンの組)を1つ取得する(ステップS902)。なお、ステップS902を実行する度に着信拒否条件は1つ取得されるが、その取得の順番は問わない。
以降、ステップS903、S906、S909、S912での判別において、取得した着信拒否条件における一致パターンが完全一致、先頭一致、部分一致、終端一致のいずれであるかによって、その後の処理が分岐する。一致パターンは、ブラックリスト登録時に一致パターン入力欄803に入力された一致パターンの情報を元に判断される。
ステップS903では、CPU11は、取得した着信拒否条件における一致パターンが完全一致であるか否かを判別する。ステップS903の判別の結果、取得した着信拒否条件における一致パターンが完全一致である場合は、CPU11は、処理をステップS904に進める。ステップS904では、CPU11は、ステップS901で取得した転送設定の転送条件におけるファクス番号とステップS902で取得した着信拒否条件におけるファクス番号とが完全一致になっているか否かを判別する(ステップS904)。両ファクス番号(転送設定の転送条件と着信拒否条件における各ファクス番号)が完全一致する場合は、同じ送信元が、着信拒否条件及び転送条件の双方に該当し、着信拒否と転送との間で対象とする送信元が重複する。すなわち、受け付け中の転送設定に含まれる転送条件に該当する送信元が、登録済みの着信拒否条件に該当する送信元と一致する「重複状態」が生じている。従って、重複を回避し、重複状態を解消する必要がある。そこでCPU11は、後述する登録修正処理(図11)を実行し(ステップS905)、処理をステップS915に進める。一方、両ファクス番号が完全一致しない場合は、CPU11は、処理をステップS915に進める。
ステップS903の判別の結果、取得した着信拒否条件における一致パターンが完全一致でない場合は、CPU11は、着信拒否条件における一致パターンが先頭一致であるか否かを判別する(ステップS906)。その判別の結果、着信拒否条件における一致パターンが先頭一致である場合は、CPU11は、転送条件におけるファクス番号が、先頭一致という観点で、着信拒否条件に該当するか否かを判別する(ステップS907)。例えば、着信拒否条件のファクス番号が、「03−123」である場合、転送条件におけるファクス番号が「03−123−45」であればそれは着信拒否条件に該当するが、「03−999−99」であれば着信拒否条件に該当しない。その判別の結果、転送条件におけるファクス番号が着信拒否条件に該当する場合は、同じ送信元が、着信拒否条件及び転送条件の双方に該当し得る。そこでCPU11は、後述する登録修正処理(図11)を実行し(ステップS908)、処理をステップS915に進める。転送条件におけるファクス番号が着信拒否条件に該当しない場合は、CPU11は、処理をステップS915に進める。
ステップS906の判別の結果、着信拒否条件における一致パターンが先頭一致でない場合は、CPU11は、着信拒否条件における一致パターンが部分一致であるか否かを判別する(ステップS909)。ステップS909の判別の結果、着信拒否条件における一致パターンが部分一致である場合は、CPU11は、転送条件におけるファクス番号が、部分一致という観点で、着信拒否条件に該当するか否かを判別する(ステップS910)。例えば、着信拒否条件のファクス番号が、「123456」である場合、転送条件におけるファクス番号が「12345678」であればそれは着信拒否条件に該当するが、「99999999」であれば着信拒否条件に該当しない。その判別の結果、転送条件におけるファクス番号が着信拒否条件に該当する場合は、同じ送信元が、着信拒否条件及び転送条件の双方に該当し得る。そこでCPU11は、後述する登録修正処理(図11)を実行し(ステップS911)、処理をステップS915に進める。転送条件におけるファクス番号が着信拒否条件に該当しない場合は、CPU11は、処理をステップS915に進める。
ステップS909の判別の結果、着信拒否条件における一致パターンが部分一致でない場合は、CPU11は、着信拒否条件における一致パターンが終端一致であるか否かを判別する(ステップS912)。ステップS912の判別の結果、着信拒否条件における一致パターンが終端一致でない場合は、CPU11は、処理をステップS915に進める。一方、着信拒否条件における一致パターンが終端一致である場合は、CPU11は、転送条件におけるファクス番号が、終端一致という観点で、着信拒否条件に該当するか否かを判別する(ステップS913)。例えば、着信拒否条件のファクス番号が、「6789」である場合、転送条件におけるファクス番号が「456789」であればそれは着信拒否条件に該当するが、「9999」であれば着信拒否条件に該当しない。その判別の結果、転送条件におけるファクス番号が着信拒否条件に該当する場合は、同じ送信元が、着信拒否条件及び転送条件の双方に該当し得る。そこでCPU11は、後述する登録修正処理(図11)を実行し(ステップS914)、処理をステップS915に進める。転送条件におけるファクス番号が着信拒否条件に該当しない場合は、CPU11は、処理をステップS915に進める。
ステップS915では、CPU11は、HDD13に保存されている全ての着信拒否条件をチェックしたか否かを判別する。そして、CPU11は、未チェックの着信拒否条件があれば処理をステップS902に戻す一方、全ての着信拒否条件をチェックした場合は、図9の処理を終了させる。
図10は、転送設定照会処理のフローチャートである。この処理は、図7のステップS703で実行される。まず、CPU11は、転送設定照会処理開始前にユーザにより相手先FAX番号入力欄802に入力された、着信拒否条件におけるファクス番号を取得する(ステップS1001)。このファクス番号は、受け付け中の着信拒否条件に該当する送信元の番号となるが、完全なファクス番号とは限らず、ファクス番号の一部である場合もある。次に、CPU11は、HDD13に保存・登録されている転送設定から、転送条件(相手先FAX番号と一致パターンの組)を1つ取得する(ステップS1002)。なお、ステップS1002を実行する度に転送条件は1つ取得されるが、その取得の順番は問わない。
以降、ステップS1003、S1006、S1009、S1012での判別において、取得した転送条件における一致パターンが完全一致、先頭一致、部分一致、終端一致のいずれであるかによって、その後の処理が分岐する。一致パターンは、転送設定登録時に一致パターン入力欄604に入力された一致パターンの情報を元に判断される。図9と図10とでは、比較の関係が逆転するが、基本的処理は同様である。
ステップS1003では、CPU11は、取得した転送条件における一致パターンが完全一致であるか否かを判別する。ステップS1003の判別の結果、取得した転送条件における一致パターンが完全一致である場合は、CPU11は、処理をステップS1004に進める。ステップS1004では、CPU11は、ステップS1001で取得した着信拒否条件におけるファクス番号とステップS1002で取得した転送条件におけるファクス番号とが完全一致になっているか否かを判別する(ステップS1004)。両ファクス番号(着信拒否条件と転送条件における各ファクス番号)が完全一致する場合は、同じ送信元が、転送条件及び着信拒否条件の双方に該当し、着信拒否と転送との間で対象とする送信元が重複する。すなわち、受け付け中の転送設定に含まれる着信拒否条件に該当する送信元が、登録済みの転送条件に該当する送信元と一致する「重複状態」が生じている。従って、重複を回避し、重複状態を解消する必要がある。そこでCPU11は、後述する登録修正処理(図11)を実行し(ステップS1005)、処理をステップS1015に進める。一方、両ファクス番号が完全一致しない場合は、CPU11は、処理をステップS1015に進める。
ステップS1003の判別の結果、取得した転送条件における一致パターンが完全一致でない場合は、CPU11は、転送条件における一致パターンが先頭一致であるか否かを判別する(ステップS1006)。その判別の結果、転送条件における一致パターンが先頭一致である場合は、CPU11は、着信拒否条件におけるファクス番号が、先頭一致という観点で、転送条件に該当するか否かを判別する(ステップS1007)。例えば、転送条件のファクス番号が、「03−123」である場合、着信拒否条件におけるファクス番号が「03−123−45」であればそれは転送条件に該当するが、「03−999−99」であれば転送条件に該当しない。その判別の結果、着信拒否条件におけるファクス番号が転送条件に該当する場合は、同じ送信元が、転送条件及び着信拒否条件の双方に該当し得る。そこでCPU11は、後述する登録修正処理(図11)を実行し(ステップS1008)、処理をステップS1015に進める。着信拒否条件におけるファクス番号が転送条件に該当しない場合は、CPU11は、処理をステップS1015に進める。
ステップS1006の判別の結果、転送条件における一致パターンが先頭一致でない場合は、CPU11は、転送条件における一致パターンが部分一致であるか否かを判別する(ステップS1009)。ステップS1009の判別の結果、転送条件における一致パターンが部分一致である場合は、CPU11は、着信拒否条件におけるファクス番号が、部分一致という観点で、転送条件に該当するか否かを判別する(ステップS1010)。例えば、転送条件のファクス番号が、「123456」である場合、着信拒否条件におけるファクス番号が「12345678」であればそれは転送条件に該当するが、「99999999」であれば転送条件に該当しない。その判別の結果、着信拒否条件におけるファクス番号が転送条件に該当する場合は、同じ送信元が、転送条件及び着信拒否条件の双方に該当し得る。そこでCPU11は、後述する登録修正処理(図11)を実行し(ステップS1011)、処理をステップS1015に進める。着信拒否条件におけるファクス番号が転送条件に該当しない場合は、CPU11は、処理をステップS1015に進める。
ステップS1009の判別の結果、転送条件における一致パターンが部分一致でない場合は、CPU11は、転送条件における一致パターンが終端一致であるか否かを判別する(ステップS1012)。ステップS1012の判別の結果、転送条件における一致パターンが終端一致でない場合は、CPU11は、処理をステップS1015に進める。一方、転送条件における一致パターンが終端一致である場合は、CPU11は、着信拒否条件におけるファクス番号が、終端一致という観点で、転送条件に該当するか否かを判別する(ステップS1013)。例えば、転送条件のファクス番号が、「6789」である場合、着信拒否条件におけるファクス番号が「456789」であればそれは転送条件に該当するが、「9999」であれば転送条件に該当しない。その判別の結果、着信拒否条件におけるファクス番号が転送条件に該当する場合は、同じ送信元が、転送条件及び着信拒否条件の双方に該当し得る。そこでCPU11は、後述する登録修正処理(図11)を実行し(ステップS1014)、処理をステップS1015に進める。着信拒否条件におけるファクス番号が転送条件に該当しない場合は、CPU11は、処理をステップS1015に進める。
ステップS1015では、CPU11は、HDD13に保存されている全ての転送条件をチェックしたか否かを判別する。そして、CPU11は、未チェックの転送条件があれば処理をステップS1002に戻す一方、全ての転送条件をチェックした場合は、図10の処理を終了させる。
図11は、登録修正処理のフローチャートである。この処理は、図9のステップS905、S908、S911、S914、図10のステップS1005、S1008、S1011、S1014で実行される。
まず、CPU11は、後述する重複時動作設定に基づき、重複時に「転送設定を修正」する設定になっているか否かを判別する(ステップS1101)。ここで、重複時動作設定は、図15の重複時の動作設定処理で設定され、その設定情報はHDD13に保存されている。ユーザが設定可能な重複時動作設定には、「転送設定を修正」、「ブラックリストを修正」、「都度修正」の3つがある(図16参照)。ステップS1101の判別の結果、重複時に「転送設定を修正」する設定になっている場合は、ステップS1102〜S1105で、CPU11は、転送設定を修正するよう制御する。
まず、CPU11は、転送設定の修正画面として、図6に例示したような転送設定登録画面601をユーザコマンド入力装置14上に表示させる(ステップS1102)。そして、CPU11は、着信拒否条件と重複している転送設定の情報を画面上に補完する(ステップS1103)。具体的には、CPU11は、着信拒否条件と重複している転送条件を相手先FAX番号入力欄603、一致パターン入力欄604に表示させると共に、修正入力があればそれを表示に反映させる。着信拒否条件と重複している転送条件が表示されることで、重複が生じていることが報知される。CPU11は、転送設定登録画面601において登録ボタン608が押下されるまで、ステップS1103の処理を継続する(ステップS1104)。そして登録ボタン608が押下されると、転送設定の修正入力完了が指示されたので、CPU11は再度、ブラックリスト照会処理(図9)を実行して(ステップS1105)、図11の処理を終了させる。
ステップS1101の判別の結果、CPU11は、重複時に「転送設定を修正」する設定になっていない場合は、重複時に「ブラックリストを修正」する設定になっているか否かを判別する(ステップS1106)。その判別の結果、重複時に「ブラックリストを修正」する設定になっている場合は、ステップS1107〜S1110で、CPU11は、ブラックリストを修正するよう制御する。
まず、CPU11は、ブラックリストの修正画面として、図8に例示したようなブラックリスト登録画面801をユーザコマンド入力装置14上に表示させる(ステップS1106)。そして、CPU11は、転送条件と重複している着信拒否条件の情報を画面上に補完する(ステップS1107)。具体的には、CPU11は、転送条件と重複している着信拒否条件を相手先FAX番号入力欄802、一致パターン入力欄803に表示させると共に、修正入力があればそれを表示に反映させる。転送条件と重複している着信拒否条件が表示されることで、重複が生じていることが報知される。CPU11は、ブラックリスト登録画面801において登録ボタン804が押下されるまで、ステップS1108の処理を継続する(ステップS1109)。そして登録ボタン804が押下されると、ブラックリストの修正入力完了が指示されたので、CPU11は再度、転送設定照会処理(図10)を実行して(ステップS1110)、図11の処理を終了させる。
ステップS1106の判別の結果、重複時に「ブラックリストを修正」する設定になっていない場合は、都度修正が設定されている。この場合、CPU11は、転送設定とブラックリストのどちらを修正するかを選択させるための修正項目選択画面1201(図12)をユーザコマンド入力装置14上に表示させる(ステップS1111)。図12は、修正項目選択画面1201の一例を示す図である。次にCPU11は、修正項目選択画面1201において転送設定修正ボタン1202が押下されたか否かを判断することによって、転送設定を修正することが指示されたか否かを判別する(ステップS1112)。その判別の結果、転送設定を修正することが指示された場合は、CPU11は、ステップS1113〜S1116で、ステップS1102〜S1105と同様の処理を実行して、図11の処理を終了させる。
ステップS1112の判別の結果、転送設定を修正することが指示されていない場合は、CPU11は、処理をステップS1117に進める。ステップS1117では、CPU11は、修正項目選択画面1201においてブラックリスト修正ボタン1203が押下されたか否かを判断することによって、ブラックリストを修正することが指示されたか否かを判別する。その判別の結果、ブラックリストを修正することが指示されない場合は、CPU11は、処理をステップS1112に戻す。一方、ブラックリストを修正することが指示された場合は、CPU11は、ステップS1118〜S1121で、ステップS1107〜S1110と同様の処理を実行して、図11の処理を終了させる。図11の処理により、転送設定またはブラックリストの修正をユーザに促すと共に、修正を反映させることができ、重複を回避できる。
図13は、受信処理のフローチャートである。この処理を実行するためのプログラムはHDD13に記憶されており、画像通信装置1に電源が供給されるとHDD13に記憶されたプログラムがRAM12上に展開され、CPU11によって実行される。
まず、CPU11は、公衆電話回線4を経由してファクスモデム15がファクス端末5から着信を受けたかどうかの確認によって着信を待つ(ステップS1301)。着信があると、CPU11は、HDD13に登録されているブラックリストのいずれかの着信拒否条件に該当するか否かという観点で、送信元の着信番号を登録ブラックリストから検索する(ステップS1302)。そして、CPU11は、送信元の着信番号が登録ブラックリストのいずれかの着信拒否条件に該当するか否かを判別する(ステップS1303)。その判別の結果、送信元の着信番号が登録ブラックリストのいずれかの着信拒否条件に該当する場合は、CPU11は、その送信元からの着信を拒否する(ステップS1304)。これにより、文書の受信が拒否される。その後、処理はステップS1301に戻る。
一方、送信元の着信番号が登録ブラックリストのいずれの着信拒否条件にも該当しない場合は、CPU11は、その送信元からの着信をファクスプロトコルに従って処理し、送信元から文書を受信してHDD13に保存する(ステップS1305)。次に、CPU11は、後述する転送処理(図14)を実行して(ステップ1306)、処理をステップS1301に戻す。
図14は、転送処理のフローチャートである。この処理は図13のステップ1306で実行される。まず、CPU11は、文書の送信元のファクス番号が、HDD13に登録されている転送設定の転送条件のいずれかに該当するか否かという観点で転送設定を検索し、送信元のファクス番号が該当することになる転送設定を取得する(ステップS1401)。送信元のファクス番号が転送条件を満たすような転送設定は複数存在し得る。そしてCPU11は、転送設定が1件以上取得されたか否かを判別し(ステップS1402)、転送設定が1つも取得されなかった場合は、図14の処理を終了させる。一方、転送設定が1件以上取得された場合は、CPU11は、取得した転送設定の1つを今回の処理対象用に取得する(ステップS1403)。ここで、転送設定の取得の順番は問わない。次に、CPU11は、今回の処理対象用に取得した転送設定に従って、受信した文書を転送する(ステップS1404)。これにより、転送条件を満たす送信元からの受信文書が、設定されている転送先へと転送される。
その後、CPU11は、ステップS1401で取得した全ての転送設定に対して、ステップS1403、S1404の処理を実行したか否かを判別する(ステップS1405)。CPU11は、ステップS1403、S1404の処理が未実行である転送設定が残っている場合は処理をステップS1402に戻す一方、全ての転送設定に対してステップS1403、S1404の処理を実行した場合は、図14の処理を終了させる。
図15は、重複時の動作設定処理のフローチャートである。この処理は、図3のステップS307で実行される。まず、CPU11は、重複時動作設定画面1601(図16)をユーザコマンド入力装置14上に表示させる(ステップS1501)。図16は、重複時動作設定画面1601の一例を示す図である。重複時動作設定画面1601には、「転送設定を修正」、「ブラックリストを修正」、「都度修正」をそれぞれ設定するためのボタンとして、転送設定修正ボタン1602、ブラックリスト修正ボタン1603、都度設定修正ボタン1604がある。
ステップS1502では、CPU11は、転送設定修正ボタン1602が選択されたか否かを判別し、転送設定修正ボタン1602が選択された場合は、重複時に転送設定を修正するという設定情報をHDD13に保存する(ステップS1503)。その後、図15の処理は終了する。転送設定修正ボタン1602が選択されない場合は、CPU11は、ブラックリスト修正ボタン1603が選択されたか否かを判別する(ステップS1504)。ブラックリスト修正ボタン1603が選択された場合は、CPU11は、重複時にブラックリストを修正するという設定情報をHDD13に保存し(ステップS1505)、図15の処理を終了させる。ブラックリスト修正ボタン1603が選択されない場合は、CPU11は、都度設定修正ボタン1604が選択されたか否かを判別する(ステップS1506)。都度設定修正ボタン1604が選択されない場合は、CPU11は、処理をステップS1501に戻す。一方、都度設定修正ボタン1604が選択された場合は、CPU11は、重複時に転送設定とブラックリストのどちらを修正するかをユーザに選択させる都度設定という設定情報をHDD13に保存し(ステップS1507)、図15の処理を終了させる。
本実施の形態によれば、受け付け中の転送設定の転送条件に該当する送信元が、登録済みの着信拒否条件のいずれかに該当する送信元と一致する重複状態が生じる場合は、登録修正処理がなされる(図9)。この登録修正処理では、受け付け中の転送条件または登録済みの着信拒否条件を修正するよう制御される(図11)。これにより、転送設定の登録の際に、着信拒否と転送との間で対象とする送信元が重複するような登録を回避することができる。また、受け付け中の着信拒否条件に該当する送信元が登録済みの転送条件のいずれかに該当する送信元と一致する重複状態が生じた場合も、登録修正処理がなされる(図10)。この登録修正処理では、受け付け中の前記着信拒否条件または登録済みの転送条件を修正するよう制御される(図11)。これにより、着信拒否条件の登録の際に、着信拒否と転送との間で対象とする送信元が重複するような登録を回避することができる。従って、ユーザが意図するような受信と転送が適切に行われ、利便性の低下を招かない。
また、着信拒否条件と転送設定のいずれを修正するかを、ユーザに予め選択させることができる(図15、図16)。あるいは、重複状態が生じた段階でユーザに選択させることもできる(図12)。これらにより、重複が生じる場合に、着信拒否と転送のうちユーザの所望する方を修正でき、使い勝手が高い。
なお、本実施の形態では、着信拒否と転送との間で対象とする送信元が重複する場合に、それを解消するために修正動作へ移行するよう制御された。しかし、重複が生じていることをユーザに報知するだけでも一定の効果はある。その場合の報知は、画面表示を用いてもよいし音声を用いてもよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、着信拒否する送信元の番号とそれを特定する条件をブラックリスト、着信拒否条件として登録した。本発明の第2の実施の形態では、転送設定登録画面601(図6)を用いて、転送条件と着信拒否条件の双方を登録する機能を持つ構成を採用する。従って、図1〜図6、図14、図17を用いて第2の実施の形態を説明する。ただし、これらの図及び処理において、第1の実施の形態で説明したブラックリストないし着信拒否条件の関する部分を実行する必要はない。
第1の実施の形態とは異なり、第2の実施の形態においては、転送設定登録画面601(図6)の転送先入力欄605には、転送先と着信拒否とが選択的に入力・設定可能である。転送先入力欄605に入力された内容が、処理を決める「処理設定」となる。転送先入力欄605に転送先が設定された場合は、その設定内容により、受信文書を転送する旨と転送先とが規定される。転送先入力欄605に着信拒否が設定された場合は、着信を拒否する旨が規定される。相手先FAX番号入力欄603及び一致パターン入力欄604で設定される情報は、第1の実施の形態では「転送条件」と呼称したが、本実施の形態では「送信元条件」と呼称する。図5の転送設定登録処理により、送信元条件と処理設定(転送する旨及び転送先の情報、または着信拒否の旨)とが対応付けられて登録される。転送先入力欄605に、転送先、着信拒否が設定された場合はそれぞれ、送信元条件は、着信拒否すべき送信元の番号、文書受信をして転送する対象となる送信元の番号を特定する情報となる。従って、転送設定と着信拒否とを共通の設定画面にて設定できる。
図17は、受信処理のフローチャートである。この処理の開始条件は図13の受信処理と同様である。まず、CPU11は、図13のステップS1301と同様に着信を待つ(ステップS1701)。着信があると、CPU11は、送信元の着信番号が送信元条件(入力欄603、604で設定される情報)に該当するか否かという観点で、送信元の着信番号が該当している送信元条件を転送設定から検索する(ステップS1702)。そして、CPU11は、送信元の着信番号が該当している送信元条件に対応して設定されている処理設定が着信拒否となっている否かを判別する(ステップS1703)。
その判別の結果、送信元の着信番号が該当している送信元条件に対応して設定されている処理設定が着新拒否となっている場合は、CPU11は、ステップS1704で、ステップS1304と同様に当該送信元からの着信拒否、受信拒否を行う。その後、CPU11は、処理をステップS1701に戻す。一方、送信元の着信番号が該当している送信元条件に対応して設定されている処理設定が「転送先」である場合は、処理をステップS1705へ進める。なお、送信元の着信番号が該当している送信元条件が存在しない場合も、処理はステップS1705に進む。
CPU11は、ステップS1705で、ステップS1305と同様の処理を実行し、送信元から文書の受信処理を実施する。ステップS1706では、CPU11は、ステップS1306と同様に、転送処理(図14)を実行する。その際CPU11は、処理設定で設定されている転送先へ文書を転送する。その後、処理はステップS1701に戻る。
本実施の形態によれば、登録された送信元条件に該当する送信元から着信があった場合において、送信元条件に対応する処理設定に転送先が設定されている場合は、転送処理が実施される。しかし、処理設定に着信拒否が設定されている場合は、文書の受信が拒否される。転送先入力欄605には、転送先、着信拒否が択一的に設定されるので、同じ送信元番号が着信拒否と転送とに重複登録されることがない。よって、着信拒否と転送との間で対象とする送信元が重複するような登録を回避することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、共通の画面にて、転送先と着信拒否の設定を行えるので、設定操作や管理が簡単になる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
1 画像通信装置
11 CPU
14 ユーザコマンド入力装置

Claims (15)

  1. ファクシミリ通信を行うことが可能な画像通信装置であって、
    転送条件及び転送先を含む転送設定をユーザから受け付け、受け付けた転送設定を登録する第1の登録手段と、
    着信拒否条件をユーザから受け付け、受け付けた着信拒否条件を登録する第2の登録手段と、
    文書を受信した場合に、前記第1の登録手段による登録済みの転送設定に含まれる転送条件に該当する送信元からの文書については前記転送設定に含まれる転送先へ転送する転送手段と、
    着信があったとき、前記第2の登録手段による登録済みの着信拒否条件に該当しない送信元からの文書を受信すると共に、前記着信拒否条件に該当する送信元からの文書の受信を拒否する受信手段と、
    前記第1の登録手段による受け付け中の転送設定に含まれる転送条件に該当する送信元が前記登録済みの着信拒否条件のいずれかに該当する送信元と一致する、重複状態が生じた場合は、その旨を報知するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像通信装置。
  2. 前記制御手段は、前記重複状態が生じた場合は、前記受け付け中の転送設定に含まれる転送条件を修正するか、あるいは、前記登録済みの着信拒否条件を修正するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2の登録手段による受け付け中の着信拒否条件に該当する送信元が前記登録済みの転送設定に含まれる転送条件のいずれかに該当する送信元と一致する、重複状態が生じた場合は、前記受け付け中の着信拒否条件を修正するか、あるいは、前記登録済みの転送設定に含まれる転送条件を修正するよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像通信装置。
  4. ファクシミリ通信を行うことが可能な画像通信装置であって、
    転送条件及び転送先を含む転送設定をユーザから受け付け、受け付けた転送設定を登録する第1の登録手段と、
    着信拒否条件をユーザから受け付け、受け付けた着信拒否条件を登録する第2の登録手段と、
    文書を受信した場合に、前記第1の登録手段による登録済みの転送設定に含まれる転送条件に該当する送信元からの文書については前記転送設定に含まれる転送先へ転送する転送手段と、
    着信があったとき、前記第2の登録手段による登録済みの着信拒否条件に該当しない送信元からの文書を受信すると共に、前記着信拒否条件に該当する送信元からの文書の受信を拒否する受信手段と、
    前記第2の登録手段による受け付け中の着信拒否条件に該当する送信元が前記登録済みの転送設定に含まれる転送条件のいずれかに該当する送信元と一致する、重複状態が生じた場合は、その旨を報知するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像通信装置。
  5. 前記制御手段は、前記重複状態が生じた場合は、前記受け付け中の着信拒否条件を修正するか、あるいは、前記登録済みの転送設定に含まれる転送条件を修正するよう制御することを特徴とする請求項4に記載の画像通信装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の登録手段による受け付け中の転送設定に含まれる転送条件に該当する送信元が前記登録済みの着信拒否条件のいずれかに該当する送信元と一致する、重複状態が生じた場合は、前記受け付け中の転送設定に含まれる転送条件を修正するか、あるいは、前記登録済みの着信拒否条件を修正するよう制御することを特徴とする請求項4または5に記載の画像通信装置。
  7. 着信拒否条件と転送設定のいずれを修正するかをユーザに予め選択させる選択手段を有し、
    前記制御手段は、前記重複状態が生じた場合に、前記選択手段による選択に応じて、前記転送設定に含まれる転送条件あるいは前記着信拒否条件を修正するよう制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  8. 着信拒否条件と転送設定のいずれを修正するかを、前記重複状態が生じた段階でユーザに選択させる選択手段を有し、
    前記制御手段は、前記重複状態が生じた場合に、前記選択手段による選択に応じて、前記転送設定に含まれる転送条件あるいは前記着信拒否条件を修正するよう制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  9. 前記第1の登録手段により登録される前記転送設定に含まれる前記転送条件は、送信元の番号に対して全数値が一致する完全一致、送信元の番号に対して先頭の所定数の桁の数値が一致する先頭一致、送信元の番号に対して中間の所定数の桁の数値が一致する部分一致、または、送信元の番号に対して後端の所定数の桁の数値が一致する終端一致、のいずれかであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  10. 前記第2の登録手段により登録される前記着信拒否条件は、送信元の番号に対して全数値が一致する完全一致、送信元の番号に対して先頭の所定数の桁の数値が一致する先頭一致、送信元の番号に対して中間の所定数の桁の数値が一致する部分一致、または、送信元の番号に対して後端の所定数の桁の数値が一致する終端一致、のいずれかであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  11. ファクシミリ通信を行うことが可能な画像通信装置であって、
    送信元条件と、転送先と着信拒否とが選択的に設定可能な処理設定とを、対応付けて登録する登録手段と、
    前記登録手段により登録された送信元条件に該当する送信元から着信があり且つ、前記送信元条件に対応する処理設定に転送先が設定されている場合は、前記送信元条件に該当する送信元からの文書を前記転送先に転送し、一方、前記登録された送信元条件に該当する送信元から着信があり且つ、前記送信元条件に対応する処理設定に着信拒否が設定されている場合は、前記送信元条件に該当する送信元からの文書の受信を拒否する受信手段と、を有することを特徴とする画像通信装置。
  12. 前記登録手段により登録される前記送信元条件は、送信元の番号に対して全数値が一致する完全一致、送信元の番号に対して先頭の所定数の桁の数値が一致する先頭一致、送信元の番号に対して中間の所定数の桁の数値が一致する部分一致、または、送信元の番号に対して後端の所定数の桁の数値が一致する終端一致、のいずれかであることを特徴とする請求項11に記載の画像通信装置。
  13. ファクシミリ通信を行うことが可能な画像通信装置の制御方法であって、
    転送条件及び転送先を含む転送設定をユーザから受け付け、受け付けた転送設定を登録する第1の登録ステップと、
    着信拒否条件をユーザから受け付け、受け付けた着信拒否条件を登録する第2の登録ステップと、
    文書を受信した場合に、前記第1の登録ステップによる登録済みの転送設定に含まれる転送条件に該当する送信元からの文書については前記転送設定に含まれる転送先へ転送する転送ステップと、
    着信があったとき、前記第2の登録ステップによる登録済みの着信拒否条件に該当しない送信元からの文書を受信すると共に、前記着信拒否条件に該当する送信元からの文書の受信を拒否する受信ステップと、
    前記第1の登録ステップによる受け付け中の転送設定に含まれる転送条件に該当する送信元が前記登録済みの着信拒否条件のいずれかに該当する送信元と一致する、重複状態が生じた場合は、その旨を報知するよう制御する制御ステップと、を有することを特徴とする画像通信装置の制御方法。
  14. ファクシミリ通信を行うことが可能な画像通信装置の制御方法であって、
    転送条件及び転送先を含む転送設定をユーザから受け付け、受け付けた転送設定を登録する第1の登録ステップと、
    着信拒否条件をユーザから受け付け、受け付けた着信拒否条件を登録する第2の登録ステップと、
    文書を受信した場合に、前記第1の登録ステップによる登録済みの転送設定に含まれる転送条件に該当する送信元からの文書については前記転送設定に含まれる転送先へ転送する転送ステップと、
    着信があったとき、前記第2の登録ステップによる登録済みの着信拒否条件に該当しない送信元からの文書を受信すると共に、前記着信拒否条件に該当する送信元からの文書の受信を拒否する受信ステップと、
    前記第2の登録ステップによる受け付け中の着信拒否条件に該当する送信元が前記登録済みの転送設定に含まれる転送条件のいずれかに該当する送信元と一致する、重複状態が生じた場合は、その旨を報知するよう制御する制御ステップと、を有することを特徴とする画像通信装置の制御方法。
  15. 請求項13または14に記載の画像通信装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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