JP2017059969A - サービス提供システム及びサービス提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサ機器が移動して担当のゲートウェイ機器が切り替わったときに、サービスの提供をスムーズに継続できるサービス提供システム及びサービス提供方法を提供する。
【解決手段】ユーザY1が使用するセンサ機器M1と、サービス情報群を管理するサービス管理サーバSSを備える。自己のエリアA1,A2,A3内に在るセンサ機器M1と通信可能であるとともにサービス管理サーバSSとの間でデータの授受が可能に設けられた複数のゲートウェイ機器GW1,GW2,GW3を備える。センサ機器M1がエリアA1からエリアA2に移動すると、ゲートウェイ機器GW2は、元のゲートウェイ機器GW1から個別サービス提供情報を取得し、個別サービス提供情報からサービス情報を抽出してユーザY1に提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサ機器とともに移動するユーザに対し、ゲートウェイ機器を通してマシン・ツー・マシンでサービス情報を提供するサービス提供システム及びサービス提供方法に関する。
従来から、家庭向けのエネルギー消費データの管理を行うHEMS(Home Energy Management System)等のマシン・ツー・マシンのサービス提供システムが実用化されている。例えば、特許文献1に開示されているように、M2Mサーバと、データの発生元となる複数のデバイスと、M2Mサーバとデバイスとの間の通信を中継するゲートウェイ機器とで構成されたサーバシステムがある。このサーバシステムを上記のHEMSに適用すると、例えば、各家庭のプロパンガス供給装置に取り付けられたデバイスによりガス消費量等のデータを発生させ、これらのデータをガス会社に設置されたM2Mサーバで集約して管理分析し、ユーザに様々なサービス情報(各家庭のガス消費量の推移、この地域のガス搬送システムの稼働状況等)を提供するシステムを構成することができる。
特開2014−146123号公報
近年、ユーザが携帯するセンサ機器とサービス管理サーバとを接続し、センサ機器を携帯するユーザに対して、マシン・ツー・マシンでサービス情報を提供するサービス提供システムが実用化されつつある。例えば、工場で働く作業者が特定の作業フロアに入ると、その作業フロアで行う作業に必要な作業用図面等が自動的にディスプレイに表示される作業支援システムや、ショッピングモールを訪れた顧客が特定の店舗に入ると、その店舗の商品広告が自動的にディスプレイに表示される販売支援システム等である。
通常、センサ機器とサービス管理サーバとの間には、ゲートウェイ機器が設けられ、センサ機器とゲートウェイ機器は、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線ネットワークを介して接続され、ゲートウェイ機器とサービス管理サーバは、例えばインターネット等の通信網を介して接続されている。ゲートウェイ機器は所定のエリア毎に設置され、センサ機器がどのエリアに在るかによって、担当するゲートウェイ機器が自動的に切り替わるよう構成される。なお、上述したHEMS等の場合は、デバイスが各家庭に設置されて移動しないので、各デバイスを担当するゲートウェイ機器が切り替わることはない。
携帯型等の移動可能なセンサ機器を利用したサービス提供システムは、センサ機器が他のエリアに移動し、担当するゲートウェイ機器が切り替わったとき、切り替わる直前まで行っていたサービスをスムーズに継続させるのが難しいという問題がある。以下、この問題について、切り替わる前に担当するゲートウェイ機器を元のゲートウェイ機器、切り替わった後に担当するゲートウェイ機器を後のゲートウェイ機器と称して説明する。
切り替わる前、元のゲートウェイ機器は、センサ機器を携帯するユーザに所定のサービス情報を提供するため、そのユーザに関連するサービス情報群をサービス管理サーバからダウンロードし、その中から適切なサービス情報を抽出してユーザに提供する。そして、サービス情報を提供している途中で担当するゲートウェイ機器が切り替わると、後のゲートウェイ機器も同様に、そのユーザに関連するサービス情報群をサービス管理サーバからダウンロードし、サービス情報の提供を引き継ぐ。つまり、後のゲートウェイ機器は、改めて多量のサービス情報群を取得しなければならないので、インターネット回線の通信量が膨大になってダウンロードに時間が掛かり、後のゲートウェイ機器によるサービスを迅速に開始するのが難しい。
このように、従来、携帯型のセンサ機器を利用したサービス提供システムは、元のゲートウェイ機器が行っていたサービスを、後のゲートウェイ機器が引き継いでスムーズに継続させるのが難しいものであった。この問題は、HEMSでは発生しない問題であり、特許文献1に開示されているサーバシステムの技術を用いても解決できるものではない。
本発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、センサ機器が移動して担当のゲートウェイ機器が切り替わったときに、サービスの提供をスムーズに継続できるサービス提供システム及びサービス提供方法を提供することを目的とする。
本発明は、ユーザとともに移動するセンサ機器と、前記ユーザに関連するサービス情報群を管理するサービス管理サーバと、所定のエリア毎に設置され、自己の担当エリア内に在る前記センサ機器と通信可能であるとともに前記サービス管理サーバとの間でデータの授受が可能に設けられた複数のゲートウェイ機器とを備えたサービス提供システムであって、前記センサ機器には、所定の物理量を検出してデータ情報を発生させるセンサ部と、前記データ情報、あらかじめ前記サービス管理サーバ及び前記ゲートウェイ機器に登録されている自己のセンサ識別情報、及び前記ゲートウェイ機器に当該センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを判定させるための位置判定情報を無線出力する前記センサ通信部とが設けられ、前記ゲートウェイ機器には、自己の担当エリア内に在る前記センサ機器、前記サービス管理サーバ、及び他の前記ゲートウェイ機器と通信を行うためのGW通信部と、前記センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを、前記センサ機器が出力する前記位置判定情報に基づいて判定し、自己の担当エリア内に存在すると判定した場合に、当該センサ機器を担当候補センサ機器と認識する担当候補認識部と、前記担当候補センサ機器を自己の担当センサ機器とするか否かを決定する担当センサ機器決定部と、前記サービス管理サーバ又は他の前記ゲートウェイ機器から前記担当センサ機器に関連する前記サービス情報群を取得し、その中から適切なサービス情報を抽出して当該担当センサ機器を使用するユーザに対して提供するサービス情報提供部と、前記サービス情報提供部が取得した前記サービス情報群を含む情報を、前記担当センサ機器毎に対応させて個別サービス提供情報として記憶する記憶部とが設けられているサービス提供システムである。
前記ゲートウェイ機器に前記担当候補センサ機器が発生したとき、当該ゲートウェイ機器の前記担当センサ機器決定部は、前記GW通信部を通じて取得した当該担当候補センサ機器の前記データ情報、前記センサ識別情報及び前記位置判定情報を分析し、所定の条件を充足する場合に当該担当候補センサ機器を自己の担当センサ機器とすることを決定し、担当に決まった前記ゲートウェイ機器の前記サービス情報提供部は、前記GW通信部を通じて他の前記ゲートウェイ機器にアクセスすることによって直前まで当該担当センサ機器を担当していた元の前記ゲートウェイ機器を特定する処理を行い、前記GW通信部を通じて当該元のゲートウェイ機器にアクセスし、当該担当センサ機器に関する前記個別サービス提供情報を取得し、取得した個別サービス提供情報から適切なサービス情報を抽出し、前記元のゲートウェイ機器に代わって当該ユーザに対するサービス情報の提供を行うものである。
前記個別サービス提供情報には、前記サービス情報提供部が提供したサービス情報、及び提供する予定のサービス情報の内容が含まれる。
前記ゲートウェイ機器に前記担当候補センサ機器が発生したとき、当該ゲートウェイ機器の前記担当センサ機器決定部は、前記GW通信部を通じて他の前記ゲートウェイ機器にアクセスすることによって、当該担当候補が他のゲートウェイ機器でも重複して担当候補センサ機器と認識されていないか確認し、重複している場合、該当する前記担当センサ機器決定部の間で自動的に調整する処理を行い、所定の条件を充足する1つのゲートウェイ機器だけが当該担当候補センサ機器と認識するように分担を決定する構成にしてもよい。
前記位置判定情報は、前記センサ機器が出力するデータ情報の信号強度であり、前記各ゲートウェイ機器の前記担当候補認識部は、前記GW通信部が受信した前記データ情報の信号強度が基準値以上か否かにより、当該センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを判定する構成にしてもよい。
前記ゲートウェイ機器には、画像表示装置、音声発生装置、又は印刷物を出力する印刷装置であるサービス提供機器が接続され、前記サービス情報提供部は、前記担当センサ機器を携帯するユーザに対し、前記サービス提供機器を通じて前記サービス情報を提供する。
また本発明は、ユーザに携帯されるセンサ機器と、前記ユーザに関連するサービス情報群を管理するサービス管理サーバと、所定のエリア毎に設置され、自己の担当エリア内に在る前記センサ機器と前記サービス管理サーバとの間の通信を中継する複数のゲートウェイ機器とを備え、前記ゲートウェイ機器同士が通信可能に接続されているサービス提供システムで使用されるサービス提供方法であって、前記センサ機器は、所定の物理量を検出したセンサ出力であるデータ情報と、あらかじめ前記サービス管理サーバ及び前記ゲートウェイ機器に登録されている自己のセンサ識別情報と、前記ゲートウェイ機器に当該センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを判定させるための位置判定情報とを無線出力し、前記各ゲートウェイ機器は、前記センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを、前記センサ機器が出力する前記位置判定情報に基づいて判定し、自己の担当エリア内に存在すると判定した場合に、当該センサ機器を担当候補センサ機器と認識し、前記担当候補センサ機器が発生したとき、当該ゲートウェイ機器は、当該担当候補センサ機器の前記データ情報、前記センサ識別情報及び前記位置判定情報を分析し、所定の条件を充足する場合に当該担当候補センサ機器を自己の担当センサ機器とすることを決定し、担当に決まった前記ゲートウェイ機器は、他の前記ゲートウェイ機器にアクセスすることによって直前まで当該担当センサ機器を担当していた元の前記ゲートウェイ機器を特定する処理を行い、当該元のゲートウェイ機器にアクセスし、当該担当センサ機器に関する前記サービス情報群を含む個別サービス提供情報を取得し、取得した個別サービス提供情報から適切なサービス情報を抽出し、前記元のゲートウェイ機器に代わって当該ユーザに対するサービス情報の提供を行うサービス提供方法である。
前記個別サービス提供情報には、前記サービス情報提供部が提供したサービス情報、及び提供する予定のサービス情報の内容が含まれる。
担当に決まった前記ゲートウェイ機器は、前記元のゲートウェイ機器が存在しない場合、前記サービス提供システムにアクセスし、当該担当センサ機器のデータ情報又はセンサ識別情報に関連するサービス情報群を取得し、取得したサービス情報群から適切なサービス情報を抽出して当該担当センサ機器を使用するユーザに対して提供する。
前記ゲートウェイ機器に前記担当候補センサ機器が発生したとき、当該ゲートウェイ機器は、他の前記ゲートウェイ機器にアクセスすることによって、当該担当候補センサ機器が他のゲートウェイ機器でも重複して担当候補センサ機器と認識されていないか確認し、重複している場合、該当する前記ゲートウェイ機器の間で自動的に調整する処理を行い、所定の条件を充足する1つのゲートウェイ機器だけが担当候補センサ機器と認識するように分担を決定する構成にしてもよい。
前記位置判定情報は、前記センサ機器が出力するデータ情報の信号強度であり、前記各ゲートウェイ機器は、受信した前記データ情報の信号強度が基準値以上か否かにより、当該センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを判定する構成にしてもよい。
前記ゲートウェイ機器には、画像表示装置、音声発生装置、又は印刷物を出力する印刷装置であるサービス提供機器が接続され、前記ゲートウェイ機器は、前記担当センサ機器を携帯するユーザに対し、前記サービス提供機器を通じて前記サービス情報を提供する。
本発明のサービス提供システム及びサービス提供方法は、エリア毎に設置された複数のゲートウェイ機器同士が通信可能に接続され、特定のセンサ機器について、元のゲートウェイ機器から後のゲートウェイ機器に向けて個別サービス提供情報が短時間で受け渡しされる。したがって、ユーザ及びセンサ機器が他のエリアに移動して担当のゲートウェイ機器が切り替わったときに、後のゲートウェイ機器が多量のサービス情報群をサービス管理サーバからダウンロードする必要性がない。その結果、元のゲートウェイ機器から後のゲートウェイ機器へのサービスの引き継ぎを迅速に行うことができ、ユーザに対してサービス情報の提供を円滑に継続することができる。
また、各ゲートウェイ機器の電波受信能力の関係で担当エリアの一部が重複してしまう場合でも、本発明のサービス提供システム及びサービス提供方法によれば、複数のゲートウェイ機器同士が通信し、対象のセンサ機器を、所定の条件を充足する1つのゲートウェイ機器だけが担当候補センサ機器と認識するよう自動的に調整される構成にすることができる。したがって、対象のセンサ機器が担当エリアの重複部分に在ったとしても、そのセンサ機器を使用するユーザに対して複数のゲートウェイ機器がサービス情報を提供することを防止することができる。
本発明のサービス提供システムの一実施形態を示すシステム構成図である。 図1のセンサ機器の構成を示す機能ブロック図である。 図1のゲートウェイ機器の構成を示す機能ブロック図である。 この実施形態のサービス提供システムにおいて、特定のゲートウェイ機器がサービス情報の提供を新規に開始する動作を示すシーケンス図である。 この実施形態のサービス提供システムにおいて、サービス情報の提供を行っていた特定のゲートウェイ機器に代わって、他のゲートウェイ機器がこれを引き継いで行う動作を示すシーケンス図である。
以下、本発明のサービス提供システム及びこのシステムで使用されるサービス提供方法の一実施形態について、図面に基づいて説明する。この実施形態のサービス提供システム10は、図1に示すように、ユーザYに携帯等されて共に移動するセンサ機器Mと、ユーザに関連するサービス情報群を管理するサービス管理サーバSSと、エリアA毎にそれぞれ設置され、自己の担当エリアA内に在るセンサ機器と通信可能であるとともに、サービス管理サーバSSとの間で情報の授受が可能に設けられた複数のゲートウェイ機器GWとを備えている。ユーザY及びセンサ機器Mの数は自由であるが、図1では説明を容易にするため、Y1及びM1の1組としている。複数のエリアA及びゲートウェイ機器GWの数も自由であるが、説明を容易にするため、A1〜A3及びGW1〜GW3の3組としている。
サービス提供システム10は、工場における作業支援システム等に適しており、上記の各構成は、例えば、次の通りである。工場で働く作業者がユーザY1で、支給されたセンサ機器M1を携帯して工場内を移動する。工場内は、部品加工フロア、組み立てフロア、検査フロア等の複数のエリアA1,A2,・・・に区切られ、エリア毎にゲートウェイ機器GW1,GW2,・・・が設置されている。サービス管理サーバSSは、遠隔地にある生産管理センターに設置され、この工場を含む全国各地の工場で製造される全ての製品の部品加工用図面、組み立て用図面、検査用図面、個別の作業指図書等の一式(サービス情報群)が一括管理されている。工場にいる作業者は、例えば製品Pの部品加工の作業を担当する時は、部品加工フロアに入り、製品Pの部品加工用図面(サービス情報)を参照して作業を行い、その後、製品Pの組み立ての作業に担当替えになると、工場の検査フロアに移動し、製品Pの検査用図面(サービス情報)を参照して作業を行う。
センサ機器Mは、図2に示すように、センサ部12及びセンサ通信部14を備え、継続的または要求に応じてデータ情報や位置判定情報を出力可能に設けられている。センサ部12は、所定の物理量を検出してデータ情報を発生させる部分であり狭い意味のセンサに限らず、外部のとの通信及びデータの処理が可能なICタグ等に設けられたアンテナ等の素子も含む。従って、検出する物理量の種類や数は自由であり、例えば、センサ部12として、センサ機器Mの本体に作用する加速度を検出する3軸加速度センサや、外部からの信号を検知して返信可能な素子等を設けることができる。センサ通信部14は、上記のデータ情報と、個々のセンサ機器Mに設定されているセンサ識別情報と、センサ機器Mの位置判定情報とを無線出力する部分である。センサ識別情報は、各センサ機器Mの識別ID等であり、あらかじめサービス管理サーバSS及び各ゲートウェイ機器GWに登録されている。位置判定情報は、各ゲートウェイ機器GWに、各センサ機器Mが自己の担当エリアA内に在るか否かを判定させるための情報であり、例えば、データ情報の信号強度を位置判定情報とすることができる。
ゲートウェイ機器GWは、図3に示すように、GW通信部16、担当候補認識部18、担当センサ機器決定部20、サービス情報提供部22、サービス提供機器24及び記憶部26を備えている。
GW通信部16は、自己の担当エリアA内に在る各センサ機器Mと第一のネットワーク28を通じて通信を行う。第一のネットワーク28は、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線ネットワークであることが好ましい。また、サービス管理サーバSSと第二のネットワーク30を通じて通信を行う。第二のネットワーク30は、例えばインターネット等の遠距離通信ネットワークであることが好ましい。さらに、他のゲートウェイ機器GWと第三のネットワーク32を通じて通信を行う部分である。第三のネットワーク32は、第一のネットワーク28より電波到達距離が長い920MHz帯無線ネットワーク等であることが好ましいが、有線のLocal Area Network(LAN)でもよい。
担当候補認識部18は、各センサ機器Mが自己の担当エリアA内に在るか否かを、各センサ機器Mが出力する位置判定情報に基づいて判定し、自己の担当エリアA内に存在すると判定した場合に、そのセンサ機器Mを担当候補センサ機器Mと認識する部分である。例えば、センサ機器Mの位置判定情報がデータ情報の信号強度の場合、GW通信部16が受信したデータ情報の信号強度が強いほど、センサ機器Mとゲートウェイ機器GWとの離間距離が短いと言うことができるので、担当候補認識部18は、例えばGW通信部16で受信したデータ情報の信号強度が所定の基準値αを超えているとき、そのセンサ機器Mが自己の担当エリアA内に存在すると判定し、自己の担当候補センサ機器Mと認識する。
担当センサ機器決定部20は、上記の担当候補センサ機器Mを自己の担当センサ機器Mとするか否かを決定する部分であり、所定の条件を充足する場合に担当候補センサ機器Mを自己の担当センサ機器Mとする。また、担当センサ機器Mが自己の担当エリアAから離脱したとき、センサ機器Mを自己の担当センサ機器から除外する処理を行う。詳しくは後で説明する。
サービス情報提供部22は、GW通信部16を通じてサービス管理サーバSS又は他のゲートウェイ機器GWにアクセスして担当センサ機器Mに関連するサービス情報群を取得し、その中から適切なサービス情報を抽出し、担当センサ機器Mを携帯するユーザYに対して提供する。ここでは、サービス情報提供部22にサービス提供機器24が接続され、サービス情報がサービス提供機器24を通じて提供される構成になっている。サービス提供機器24は、例えばディスプレイ等の画像表示装置、スピーカ等の音声発生装置、レーザプリンタ等の印刷装置等である。 記憶部26は、サービス情報提供部22が取得したサービス情報群、サービス情報提供部22が提供したサービス情報、及び提供する予定のサービス情報の内容を、担当センサ機器毎に対応させて、個別サービス提供情報として記憶する部分である。
次に、サービス提供システム10の動作、及びサービス提供システム10で使用されるサービス提供方法について、図4、図5に基づいて説明する。
図4のシーケンス図は、特定のゲートウェイ機器GWがサービス情報の提供を新規に開始する動作の一例を示している。まず、図1に示すように、センサ機器M1を携帯したユーザY1がエリアA1に入り、センサ機器M1の電源をオンにすると、センサ機器M1がデータ情報及び位置判定情報を出力し始める(ステップS11)。以後、センサ機器M1は、データ情報及び位置判定情報を出力し続ける。
ゲートウェイ機器GW1,GW2,GW3は、各担当候補認識部18がセンサ機器M1の位置判定情報の受信の有無の確認と位置判定情報の分析を行い、センサ機器M1が自己の担当エリアA1,A2,A3内に存在するか否かを判断する。ここでは、位置判定情報がデータ情報の信号強度であり、センサ機器M1に近いゲートウェイ機器GW1は、GW通信部16で受信したデータ情報の信号強度が基準値αを超えるので、センサ機器M1が自己の担当エリアA1内に存在すると判定し、センサ機器M1を自己の担当候補センサ機器M1と認識する(ステップS12)。一方、センサ機器M1から離れているゲートウェイ機器GW2,GW3は、GW通信部16でデータ情報が受信されないか、受信されたとしても信号強度が基準値αを超えないので、センサ機器M1を自己の担当候補センサ機器M1とは認識しない。
担当候補センサ機器M1が発生したゲートウェイ機器GW1は、担当センサ機器決定部20が、所定の条件を充足する場合に担当候補センサ機器M1を自己の担当センサ機器M1とすることを決定する。例えば、担当候補センサ機器M1のセンサ識別情報がシステムに登録されていることが条件となる。そこで、GW通信部16を通じて担当候補センサ機器M1にセンサ識別情報を要求し(ステップS13)、担当候補センサ機器M1が要求に応えて返信する(ステップS14)。そして、ゲートウェイ機器GW1の担当センサ機器決定部20が、返信されたセンサ識別情報があらかじめ登録されているものと一致することを確認する(ステップS15)。
さらに、ここでは複数のゲートウェイ機器GWの間で担当が重複しないようにすることも条件としている。そこで、ゲートウェイ機器GW1の担当センサ機器決定部20は、GW通信部16を通じて他のゲートウェイ機器GW2,GW3にアクセスすることによって、自己の担当候補センサ機器M1が他のゲートウェイ機器GW2,GW3でも重複して担当候補センサ機器と認識されていないか確認する。重複している場合は、該当する担当センサ機器決定部20間で調整し、いずれか1つのゲートウェイ機器GWがセンサ機器M1の担当になるように、担当候補センサ機器の分担を決定する(ステップS16)。調整のルールはあらかじめ設定されており、例えば、受信したデータ情報の信号強度が最も強いゲートウェイ機器GWをセンサ機器M1の担当とする。あるいは、信号強度が基準値α以上であり、受信したデータ情報であるセンサ出力(例えば、加速度の値)が基準値β(β>0)以上であるゲートウェイ機器GWを、センサ機器M1の担当とする等のルールでもよい。
ここでは、ゲートウェイ機器GW1が上記の条件を充足するので、ゲートウェイ機器GW1の担当センサ機器決定部20が、センサ機器M1を自己の担当センサ機器M1と決定する(ステップS17)。
なお、ステップS16の中で、各ゲートウェイ機器GW1,GW2,GW3の間で通信を行うので、各ゲートウェイ機器GWは、ゲートウェイ機器GW1に担当候補センサ機器M1が発生すると、その直前まで「センサ機器M1は自己の担当センサ機器M1である」と認識していた他のゲートウェイ機器GWが存在するか否かを把握することができる。つまり、直前までセンサ機器M1を携帯するユーザY1に対してサービスの提供を行っていた元のゲートウェイ機器GWが存在していた場合、そのゲートウェイ機器GW(元のゲートウェイ機器GW)がどれかを知得することができる。ここでは、元のゲートウェイ機器GWは存在しないので、図4に示すように、ステップS16,17が終了すると、次のステップS18に進む。
担当に決まったゲートウェイ機器GW1は、サービス情報提供部22がGW通信部16を通じてサービス提供システムSSにアクセスし、担当センサ機器M1のデータ情報又はセンサ識別情報に関連するサービス情報群を要求し(ステップS19)、サービス管理サーバSSが要求に応えて返信する(ステップS19)。そして、取得したサービス情報群の中から適切なサービス情報を抽出し、サービス提供機器24に表示させる。
ここで、上述した工場における作業支援システムに当てはめると、ステップS19でサービス情報提供部22が取得するサービス情報群は、例えば作業者(ユーザY1)が担当する製品Pに関連する作業用図面一式である。ステップS20で抽出されるサービス情報は、例えば作業者(ユーザY1)が部品加工フロア(エリアA1)で行う作業に必要な部品加工用図面である。複数種類の作業を行う場合は、作業毎に別の部品加工用図面が必要になるので、例えば、1つの作業が終了すると、その作業が終了したことをセンサ部12で検出し、センサ機器M1がその旨をデータ情報として出力し、ゲートウェイ機器GW1がそのデータ情報に基づいて再度ステップS20を行い、次の部品加工用図面(適切なサービス情報)をサービス提供機器24に表示させるようにする。
図5のシーケンス図は、サービス情報の提供を行っていた特定のゲートウェイ機器に代わって、他のゲートウェイ機器がこれを引き継いで行う動作の一例を示している。図5は、図4に示す一連の動作が終了した後、ユーザY1がエリアA1からエリアA2に移動したという状況を想定しており、図4と同様のステップには同一の符号を付している。
まず、ユーザY1がエリアA1からエリアA2に移動する。センサ機器M1は、継続的または要求に応じて、データ情報及び位置判定情報を出力する(ステップS11)。
ゲートウェイ機器GW1,GW2,GW3は、上記と同様に、各担当候補認識部18がセンサ機器M1の位置判定情報の受信の有無の確認と位置判定情報の分析を行い、センサ機器M1が自己の担当エリアA1,A2,A3内に存在するか否かを判断する。ここでは、センサ機器M1に近いゲートウェイ機器GW2の担当候補認識部18が、センサ機器M1が自己の担当エリアA2内に存在すると判定し、センサ機器M1を自己の担当候補センサ機器M1と認識する(ステップS12)。一方、センサ機器M1から離れているゲートウェイ機器GW1,GW3は、GW通信部16でデータ情報が受信されないか、受信されたとしても信号強度が基準値αを超えないため、センサ機器M1を自己の担当候補センサ機器M1とは認識しない。
ここで、ゲートウェイ機器GW1は、センサ機器M1が自己の担当エリアA1に存在しないと判定し、センサ機器M1が担当エリアA1から離脱したと認識するので(ステップS111)、担当センサ機器決定部20が、センサ機器M1を自己の担当センサ機器から除外する処理を行い、サービス情報提供部22が、センサ機器M1についてのサービス情報の提供を停止する。そして、ゲートウェイ機器GW1の記憶部26に、センサ機器M1についての個別サービス提供情報(サービス情報提供部22が先のステップS19で取得したサービス情報群、先のステップ20で提供したサービス情報及び提供する予定だったのサービス情報の内容)が格納される(ステップS112)。
上記のステップS12で担当候補センサ機器M1が発生したゲートウェイ機器GW2は、上記と同様に、担当センサ機器決定部20がGW通信部16を通じて担当候補センサ機器M1にセンサ識別情報を要求し(ステップS13)、担当候補センサ機器M1が要求に応えて返信し(ステップS14)、ゲートウェイ機器GW2の担当センサ機器決定部20が、返信されたセンサ識別情報があらかじめ登録されているものと一致することを確認する(ステップS15)。
さらに、ゲートウェイ機器GW2の担当センサ機器決定部20は、GW通信部16を通じて他のゲートウェイ機器GW1,GW3にアクセスすることによって、自己の担当候補センサ機器M1が他のゲートウェイ機器GW1,GW3でも重複して担当候補センサ機器と認識されていないか確認する。重複している場合は、該当する担当センサ機器決定部20間で調整し、いずれか1つのゲートウェイ機器GWがセンサ機器M1を担当するように、担当候補センサ機器の分担を決定する(ステップS16)。ここでは、ゲートウェイ機器GW2が上記の条件を充足するので、ゲートウェイ機器GW2の担当センサ機器決定部20が、センサ機器M1を自己の担当センサ機器M1と決定する(ステップS17)。
また、ステップS16の中で、各ゲートウェイ機器GW1,GW2,GW3の間で通信を行ったとき、ゲートウェイ機器GW2は、自己の担当センサ機器M1についての元のゲートウェイ機器がGW1であることを知得する。
担当に決まったゲートウェイ機器GW2は、サービス情報提供部22がGW通信部16を通じて元のゲートウェイ機器GW1にアクセスし、担当センサ機器M1の個別サービス提供情報を要求し(ステップS113)、元のゲートウェイ機器GW1が要求に応えて返信する(ステップS114)。そして、ゲートウェイ機器GW2のサービス情報提供部22は、担当センサ機器M1のデータ情報に基づき、取得した個別サービス提供情報の中から適切なサービス情報を抽出し、サービス提供機器24に表示させる(ステップS20)。つまり、ゲートウェイ機器GW2が、元のゲートウェイ機器GW1に代わってユーザY1に対するサービス情報の提供を行う。
ここで、上述した工場における作業支援システムに当てはめると、ステップS114でサービス情報提供部22が取得する個別サービス提供情報に含まれるサービス情報群は、作業者(ユーザY1)が担当する製品Pに関連する作業用図面一式である。次のステップS20で抽出される適切なサービス情報は、例えば作業者(ユーザY1)が検査フロア(エリアA2)で行う作業に必要な検査用図面である。複数種類の検査を行う場合は、検査毎に別の検査用図面が必要になるので、例えば、1つの検査が終了すると、その検査が終了したことをセンサ部12で検出し、センサ機器M1がその旨をデータ情報として出力し、ゲートウェイ機器GW2がそのデータ情報に基づいて再度ステップS20を行い、次の検査用図面(適切なサービス情報)をサービス提供機器24に表示させる。
以上説明したように、サービス提供システム10及びサービス提供システム10で使用されるサービス提供方法は、エリアA1,A2,・・・に設置されたゲートウェイ機器GW1,GW2,・・・同士が通信可能に接続され、センサ機器M1について、元のゲートウェイ機器GW1から後のゲートウェイ機器GW2に向けて所定の個別サービス提供情報が短時間で受け渡しされる。したがって、ユーザY1及びセンサ機器M1がエリアに移動して担当のゲートウェイ機器が切り替わったときに、後のゲートウェイ機器GW2が多量のサービス情報群をサービス管理サーバSSからダウンロードし直す必要がなくなる。その結果、元のゲートウェイ機器GW1から後のゲートウェイ機器GW2へのサービスの引き継ぎを迅速に行うことができ、ユーザY1に対してサービス情報の提供を円滑に継続することができる。
また、各ゲートウェイ機器GWの電波受信能力の関係で担当エリアの一部が重複してしまう場合でも、サービス提供システム10は、各ゲートウェイ機器GW同士が通信し、センサ機器M1を、所定の条件を充足する1つのゲートウェイ機器だけが担当候補センサ機器と認識するよう自動的に調整される構成になっている(ステップS16)。したがって、センサ機器M1が担当エリアの重複部分に在ったとしても、センサ機器M1を携帯するユーザY1に対して複数のゲートウェイ機器GWがサービス情報を提供することを防止できる。
また、サービス提供システム10は、センサ機器M1の位置判定情報として、センサ機器M1が出力するデータ情報の信号強度を位置判定情報として使用しているので、専用の位置判定情報発生装置が不要であり、センサ機器の小型化やコスト低減を図ることができる。
なお、本発明のサービス提供システム及びサービス提供方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、ゲートウェイ機器は、直接サービス管理サーバと接続されず、他のゲートウェイ機器を介してサービス管理サーバと接続される場合や、サービス管理サーバと直接的または間接的にも接続されていないゲートウェイ機器がある場合も含む。また、センサ機器を最初に認識するゲートウェイ機器は、そのセンサ機器に関する情報を予め保持している場合や他のデータベースから取得される場合は、必ずしも最初にサービス管理サーバから情報を取得しなくても良い。センサ機器は、ユーザに携帯される他、ユーザと共に移動する装置やその他ユーザに帯同されるもの等、ユーザの移動とともに使用されるものであれば良い。また、サービス管理サーバとセンサ機器との間で、ゲートウェイ機器を通して情報の授受が行われ、サービス管理サーバ側でそれらの情報の処理を行う機能を備えているものでも良い。
その他、例えば、ゲートウェイ機器G1,G2,・・・の担当エリアA1,A2,・・・が互いに重複しないよう設定されている場合は、図4、図5のステップS16の「他のGWとの調整」を省略し、担当候補センサ機器M1をそのまま担当センサ機器M1に決定するようにすることができる。また、図5のステップS112の「個別サービス提供情報の作成と記憶」は、担当センサ機器M1が担当エリアA1から離脱したことをゲートウェイ機器GW1が認識したタイミングで行っているが、ゲートウェイ機器GW1が担当センサ機器M1についてサービス情報を提供している途中のタイミングで繰り返し、内容を定期的に更新するようにしてもよい。
また、本発明のサービス提供システム及びサービス提供方法は、上述した工場における作業支援システム以外の用途に使用できることは言うまでもない。例えば、ショッピングモールを訪れた顧客が特定の店舗に入ると、その店舗の商品広告を自動的にディスプレイに表示する販売支援システムに使用することができ、同様に、観光地の観光案内システム等にも使用することができる。また、要介護者の身体データ(心拍数、体温等)をセンサ機器でモニタし、身体データの日々の変化を表したグラフを自動的に提供したり、健康状態についての所見(注意すべき事項等)を自動的に提供したりする健康見守りシステム等にも使用できる。
10 サービス提供システム
12 センサ部
14 センサ通信部
16 GW通信部
18 担当候補認識部
20 担当センサ機器決定部
22 サービス情報提供部
24 サービス提供機器
26 記憶部
A(A1,A2,A3) エリア
GW(GW1,GW2,GW3) ゲートウェイ機器
M(M1) センサ機器
SS サービス管理サーバ

Claims (11)

  1. ユーザとともに移動するセンサ機器と、前記ユーザに関連するサービス情報群を管理するサービス管理サーバと、所定のエリア毎に設置され、自己の担当エリア内に在る前記センサ機器と通信可能であるとともに前記サービス管理サーバとの間でデータの授受が可能に設けられた複数のゲートウェイ機器とを備えたサービス提供システムであって、
    前記センサ機器には、所定の物理量を検出してデータ情報を発生させるセンサ部と、前記データ情報、あらかじめ前記サービス管理サーバ及び前記ゲートウェイ機器に登録されている自己のセンサ識別情報、及び前記ゲートウェイ機器に当該センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを判定させるための位置判定情報を無線出力する前記センサ通信部とが設けられ、
    前記ゲートウェイ機器には、自己の担当エリア内に在る前記センサ機器、前記サービス管理サーバ、及び他の前記ゲートウェイ機器と通信を行うためのGW通信部と、前記センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを、前記センサ機器が出力する前記位置判定情報に基づいて判定し、自己の担当エリア内に存在すると判定した場合に、当該センサ機器を担当候補センサ機器と認識する担当候補認識部と、前記担当候補センサ機器を自己の担当センサ機器とするか否かを決定する担当センサ機器決定部と、前記サービス管理サーバ又は他の前記ゲートウェイ機器から前記担当センサ機器に関連する前記サービス情報群を取得し、その中から適切なサービス情報を抽出して当該担当センサ機器を使用するユーザに対して提供するサービス情報提供部と、前記サービス情報提供部が取得した前記サービス情報群を含む情報を、前記担当センサ機器毎に対応させて個別サービス提供情報として記憶する記憶部とが設けられ、
    前記ゲートウェイ機器に前記担当候補センサ機器が発生したとき、当該ゲートウェイ機器の前記担当センサ機器決定部は、前記GW通信部を通じて取得した当該担当候補センサ機器の前記データ情報、前記センサ識別情報及び前記位置判定情報を分析し、所定の条件を充足する場合に当該担当候補センサ機器を自己の担当センサ機器とすることを決定し、
    担当に決まった前記ゲートウェイ機器の前記サービス情報提供部は、前記GW通信部を通じて他の前記ゲートウェイ機器にアクセスすることによって直前まで当該担当センサ機器を担当していた元の前記ゲートウェイ機器を特定する処理を行い、前記GW通信部を通じて当該元のゲートウェイ機器にアクセスし、当該担当センサ機器に関する前記個別サービス提供情報を取得し、取得した個別サービス提供情報から適切なサービス情報を抽出し、前記元のゲートウェイ機器に代わって当該ユーザに対するサービス情報の提供を行うことを特徴とするサービス提供システム。
  2. 前記個別サービス提供情報には、前記サービス情報提供部が提供したサービス情報、及び提供する予定のサービス情報の内容が含まれる請求項1記載のサービス提供システム。
  3. 前記ゲートウェイ機器に前記担当候補センサ機器が発生したとき、当該ゲートウェイ機器の前記担当センサ機器決定部は、前記GW通信部を通じて他の前記ゲートウェイ機器にアクセスすることによって、当該担当候補が他のゲートウェイ機器でも重複して担当候補センサ機器と認識されていないか確認し、重複している場合、該当する前記担当センサ機器決定部の間で自動的に調整する処理を行い、所定の条件を充足する1つのゲートウェイ機器だけが当該担当候補センサ機器と認識するように分担を決定する請求項1又は2記載のサービス提供システム。
  4. 前記位置判定情報は、前記センサ機器が出力するデータ情報の信号強度であり、前記各ゲートウェイ機器の前記担当候補認識部は、前記GW通信部が受信した前記データ情報の信号強度が基準値以上か否かにより、当該センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを判定する請求項1乃至3のいずれか記載のサービス提供システム。
  5. 前記ゲートウェイ機器には、画像表示装置、音声発生装置、又は印刷物を出力する印刷装置であるサービス提供機器が接続され、前記サービス情報提供部は、前記担当センサ機器を使用するユーザに対し、前記サービス提供機器を通じて前記サービス情報を提供する請求項1乃至4のいずれか記載のサービス提供システム。
  6. ユーザとともに移動するセンサ機器と、前記ユーザに関連するサービス情報群を管理するサービス管理サーバと、所定のエリア毎に設置され、自己の担当エリア内に在る前記センサ機器と通信可能であるとともに前記サービス管理サーバとの間でデータの授受が可能に設けられた複数のゲートウェイ機器とを備え、前記ゲートウェイ機器同士が通信可能に接続されているサービス提供システムで使用されるサービス提供方法であって、
    前記センサ機器は、所定の物理量を検出したセンサ出力であるデータ情報と、あらかじめ前記サービス管理サーバ及び前記ゲートウェイ機器に登録されている自己のセンサ識別情報と、前記ゲートウェイ機器に当該センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを判定させるための位置判定情報とを無線出力し、
    前記各ゲートウェイ機器は、前記センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを、前記センサ機器が出力する前記位置判定情報に基づいて判定し、自己の担当エリア内に存在すると判定した場合に、当該センサ機器を担当候補センサ機器と認識し、
    前記担当候補センサ機器が発生したとき、当該ゲートウェイ機器は、当該担当候補センサ機器の前記データ情報、前記センサ識別情報及び前記位置判定情報を分析し、所定の条件を充足する場合に当該担当候補センサ機器を自己の担当センサ機器とすることを決定し、
    担当に決まった前記ゲートウェイ機器は、他の前記ゲートウェイ機器にアクセスすることによって直前まで当該担当センサ機器を担当していた元の前記ゲートウェイ機器を特定する処理を行い、当該元のゲートウェイ機器にアクセスし、当該担当センサ機器に関する前記サービス情報群を含む個別サービス提供情報を取得し、取得した個別サービス提供情報から適切なサービス情報を抽出し、前記元のゲートウェイ機器に代わって当該ユーザに対するサービス情報の提供を行うことを特徴とするサービス提供方法。
  7. 前記個別サービス提供情報には、前記サービス情報提供部が提供したサービス情報、及び提供する予定のサービス情報の内容が含まれる請求項6記載のサービス提供方法。
  8. 担当に決まった前記ゲートウェイ機器は、前記元のゲートウェイ機器が存在しない場合、前記サービス提供システムにアクセスし、当該担当センサ機器のデータ情報又はセンサ識別情報に関連するサービス情報群を取得し、取得したサービス情報群から適切なサービス情報を抽出して当該担当センサ機器を使用するユーザに対して提供する請求項6または7記載のサービス提供方法。
  9. 前記ゲートウェイ機器に前記担当候補センサ機器が発生したとき、当該ゲートウェイ機器は、他の前記ゲートウェイ機器にアクセスすることによって、当該担当候補センサ機器が他のゲートウェイ機器でも重複して担当候補センサ機器と認識されていないか確認し、重複している場合、該当する前記ゲートウェイ機器の間で自動的に調整する処理を行い、所定の条件を充足する1つのゲートウェイ機器だけが担当候補センサ機器と認識するように分担を決定する請求項6,7又は8記載のサービス提供方法。
  10. 前記位置判定情報は、前記センサ機器が出力するデータ情報の信号強度であり、前記各ゲートウェイ機器は、受信した前記データ情報の信号強度が基準値以上か否かにより、当該センサ機器が自己の担当エリア内に在るか否かを判定する請求項6乃至8のいずれか記載のサービス提供方法。
  11. 前記ゲートウェイ機器には、画像表示装置、音声発生装置、又は印刷物を出力する印刷装置であるサービス提供機器が接続され、前記ゲートウェイ機器は、前記担当センサ機器を使用するユーザに対し、前記サービス提供機器を通じて前記サービス情報を提供する請求項6乃至9のいずれか記載のサービス提供方法。
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