JP2017059259A - レシート発行装置、及び、レシート発行装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、POSシステムが備える出力装置に対し、出力装置の動作を個別に制御できるようにすることを目的とする。
本発明によれば、POS端末装置の決済処理に基づくデータが、サーバー装置から出力装置に対し、出力装置がサーバー装置にデータを要求する手順を経ることなく、送信される。また、データが送信される出力装置を、記憶領域との対応づけによって設定できる。このため、出力装置へ出力するデータや、データの出力先となる出力装置を任意に決めることができ、出力装置を個別に制御できる。
本発明によれば、サーバー装置にウェブソケット接続された出力装置が、対応情報により、データの送信先として記憶領域に対応づけられるので、この対応情報に従ってサーバー装置が出力装置にデータを送信できる。
本発明によれば、入力装置がPOS端末に送信する入力データまたは決済処理された決済処理データが、記憶領域に対応づけられた出力装置に送信される。これにより、出力装置へ入力データまたは決済処理データを出力する際に、出力するデータや出力先となる出力装置を任意に決めることができる。
本発明によれば、サーバー装置により取得されるデータが有する指定情報により記憶領域を指定することで、このデータの送信先となる出力装置を指定でき、任意の出力装置にデータを送信できる。
本発明によれば、サーバー装置により取得されるデータが、当該データが有する属性情報に対応する記憶領域に記憶され、この記憶領域に対応する出力装置に送信される。このため、データの属性に応じた出力装置にデータが送信されるので、任意の出力装置にデータを送信できる。
本発明によれば、出力装置が受信したデータを表示し、データの表示形態をサーバー装置が有する対応情報で制御できる。このため、サーバー装置から出力装置にデータを送信して、任意の表示形態で表示させることができる。
本発明によれば、出力装置がサーバー装置にデータを要求する手順を経ることなく、サーバー装置が有する記憶領域に対応づけられた出力装置に、データが送信される。この場合にデータが送信される出力装置を、記憶領域との対応づけによって設定できるので、出力装置へ出力するデータや、データの出力先となる出力装置を任意に決めることができ、出力装置を個別に制御できる。
本発明によれば、POS端末装置の動作に基づくデータをサーバー装置が取得すると、出力装置がサーバー装置にデータを要求する手順を経ることなく、データが出力装置に送信される。また、データが送信される出力装置を、記憶領域との対応づけによって設定できる。このため、個々の出力装置へ出力するデータを任意に決め、各出力装置を個別に制御できる。
図1は、本実施形態に係るPOS(Point of Sales)システム1の概略構成ブロック図である。また、図2はPOSシステム1を構成する第1タブレット端末101、第2タブレット端末102(出力装置)、及び、ホスト装置11(サーバー装置)の機能的構成を示すブロック図である。
POSシステム1が使用される店舗には、会計処理を行う複数のレジカウンターが設けられている。そして、1つのレジカウンターには、少なくとも1台のホスト装置11が設けられ、さらに、複数の第2タブレット端末102を設置可能である。第1タブレット端末101、及び、1または複数の第2タブレット端末102は、ホスト装置11に接続される。
第1タブレット端末101は、レジカウンターにおいて、会計を担当するレジ担当者(オペレーター)が使用する端末であり、後述するように、レジカウンターにおける会計に際し、レジ担当者にユーザーインターフェイスを提供する。
第2タブレット端末102は、レジカウンターにおいて、会計に関する情報、例えば、会計に係る合計金額等を、顧客に対して表示する。すなわち、第2タブレット端末102は、いわゆるカスタマーディスプレイとしての機能を果たす装置である。一般的なPOSシステムのカスタマーディスプレイとしては、数十×数百ドットのドットマトリクス式の表示パネルを備えた装置が挙げられる。これに対し、本実施形態に係るPOSシステム1は、汎用のタブレット端末をカスタマーディスプレイとして使用可能とし、従来のカスタマーディスプレイと比較して、高精細でダイナミックな画像を表示可能である。第2タブレット端末102は、レジカウンターにおいて、顧客が視認できる位置に配置される。また、一部の第2タブレット端末102を、レジカウンターから離れた場所に設置することも勿論可能である。
デバイスサーバー18には、入力デバイス(入力装置)としてバーコードスキャナー12及びカードリーダー13が接続されている。バーコードスキャナー12は、商品または商品の包装に付されたバーコードを読み取って、読取結果をデバイスサーバー18に出力する。バーコードスキャナー12は、Bluetooth(登録商標)の規格に準拠した近距離無線通信によってデバイスサーバー18と接続されてもよいし、USBインターフェイス等の有線通信インターフェイスにより接続されてもよい。カードリーダー13は、クレジットカードや顧客の会員カード等を読み取って、読取結果をデバイスサーバー18に出力する。カードリーダー13は、磁気カードに記録された磁気情報を読み取るものであってもよいし、ICカードに対する情報の読み書きを行うものであってもよい。カードリーダー13は、USB等の規格に準拠した有線通信インターフェイスによりデバイスサーバー18に接続される。
デバイス制御部20は、デバイスサーバー18の各部を制御するものであり、図示しないCPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備えている。デバイス制御部20は、プリンターユニット制御部20a、通信部20b、デバイス通信制御部20c、及びデータ配信部20dの各部を備える。これらの各機能ブロックは、例えば、デバイスサーバー18のCPUがプログラムを実行することにより実現される。プリンターユニット制御部20aは、プリンターユニット21の制御に係るプログラムを実行してプリンターユニット21を制御する。
通信部20bは、端末インターフェイス271を介して第1端末制御部261と接続されて、第1端末制御部261から送信されたデータを受信する。通信部20bは、受信したデータを、後述する記憶部25に設けられた配信バッファー26に記憶させる機能を有する。
また、通信部20bは、端末インターフェイス272を介して、第2端末制御部262と接続される。通信部20bは、データ配信部20dと協働して、第2端末制御部262に対して、第1タブレット端末101から受信したデータを送信する機能を有する。データ配信部20dは、後述する記憶部25に設けられた配信バッファー26内のデータを、第2タブレット端末102に送信する。
デバイス通信制御部20cは、デバイスの制御に係るプログラムを実行して、各デバイスと通信し、各デバイスを制御する。
上述したプリンターユニット21の制御に係るプログラムや、通信の制御に係るプログラム、デバイスの制御に係るプログラムは、例えば、ホスト装置11のメーカーが提供する専用のAPI(Application Program Interface)を利用して生成され、これをデバイス制御部20が実行する。
有線デバイス通信部24は、物理ポートに接続されたネットワークインターフェイスカード等を備え、カードリーダー13との間でUSB等の所定の通信プロトコルを実行して有線通信を行う。デバイス通信制御部20cは、有線デバイス通信部24を制御して、カードリーダー13との間で各種データまたは信号を送受信する。
記憶部25は、磁気的、光学的記憶媒体または半導体記憶素子で構成される不揮発性の記憶装置により構成される。記憶部25は、各種のプログラムやデータを、上記CPUにより読み取り可能な態様で、書き換え可能に記憶する。記憶部25には、後述する複数の配信バッファー26(記憶領域)が形成される。また、記憶部25には後述するバッファー対応情報27(対応情報)が記憶されている。
POSサーバー17は、POSサーバー制御部30と、POSサーバー記憶部31とを備え、サーバーインターフェイス32に接続される。
POSサーバー記憶部31は、磁気的、光学的記憶媒体または半導体記憶素子で構成される不揮発性の記憶装置により構成される。POSサーバー記憶部31は、各種のプログラムやデータを、上記CPUにより読み取り可能な態様で、書き換え可能に記憶する。POSサーバー記憶部31は、記憶部25と共通の記憶装置により構成されてもよい。
POSサーバー記憶部31には、アプリケーション35がロード可能に記憶されている。そして、アプリケーション実行部30aは、アプリケーション35を読み出して実行することにより、単独で、又は、第1ブラウザー実行部261aと協働して、各種処理を実行する。アプリケーション実行部30aは、第1タブレット端末101、又は、第2タブレット端末102から要求されたウェブページのデータを生成し、或いはPOSサーバー記憶部31から読み出して、要求元の端末に送信する。各端末は、受信したウェブページのデータに基づいて、後述する画面を表示する。
タッチパネル101aは、第1タブレット端末101の前面に配置された表示パネル101cと、表示パネル101cに重ねて配置されたタッチセンサー101bとで構成されている。表示パネル101cは、液晶表示パネル、有機ELパネル、電子ペーパー等のディスプレイであり、表示制御部281によって駆動される。タッチセンサー101bは、表示パネル101cに重ねて配置された静電容量式もしくは感圧式のセンサーであり、ユーザーの手指やペン型操作デバイスによる接触操作を検出して、操作を検出した位置を示す信号を入力検出部291に出力する。
表示制御部281は、後述する第1ブラウザー実行部261aから入力される表示データに基づいて、表示パネル101cを駆動し、表示パネル101cに文字や画像等を含む画面を表示する。
入力検出部291は、タッチセンサー101bが出力する信号に基づいて、タッチパネル101aに対する接触操作を検出する。この操作を検出した場合、入力検出部291は、操作位置を、表示パネル101cの表示位置に対応する座標により示す座標データを生成し、第1ブラウザー実行部261aに出力する。
第1ブラウザー実行部261aは、ブラウザーの機能により、HTML等のマークアップ言語やスクリプト言語で記述されたウェブページを、POSサーバー17からダウンロードする。ダウンロードされたウェブページのデータは、例えば図示しないRAMに記憶される。第1ブラウザー実行部261aは、ブラウザーの機能により、ダウンロードされたウェブページのデータを読み込み、このウェブページを表示させる表示データを生成して、表示制御部281に出力する。また、第1ブラウザー実行部261aは、ウェブページに実装されたスクリプトの機能により、単独で、又は、アプリケーション実行部30aと協働して、各種処理を実行する。
従って、第1タブレット端末101は、第1ブラウザー実行部261aの動作、または、第1ブラウザー実行部261aとPOSサーバー17のアプリケーション実行部30aとの協働により、POS端末装置として機能する。
端末インターフェイス271(I/F)は、第1端末制御部261の制御の下、デバイスサーバー18、及び、POSサーバー17と、所定の無線通信プロトコルを実行して通信を行う。この端末インターフェイス271と、第1端末制御部261とが協働して、ブラウザーからのデータを送信する「送信部」として機能する。
タッチパネル102aは、第2タブレット端末102の前面に配置された表示パネル102c(表示部)と、表示パネル102cに重ねて配置されたタッチセンサー102bとで構成されている。表示パネル102cは、液晶表示パネル、有機ELパネル、電子ペーパー等のディスプレイであり、表示制御部282によって駆動される。タッチセンサー102bは、表示パネル102cに重ねて配置された静電容量式もしくは感圧式のセンサーであり、ユーザーの手指やペン型操作デバイスによる接触操作を検出して、操作を検出した位置を示す信号を入力検出部292に出力する。
表示制御部282は、後述する第2ブラウザー実行部262aから入力される表示データに基づいて、表示パネル102cを駆動し、表示パネル102cに文字や画像等を含む画面を表示する。
入力検出部292は、タッチセンサー102bが出力する信号に基づいて、タッチパネル102aに対する接触操作を検出する。この操作を検出した場合、入力検出部292は、操作位置を、表示パネル102cの表示位置に対応する座標により示す座標データを生成し、第2ブラウザー実行部262aに出力する。
以下の説明では、第1タブレット端末101、及び、第2タブレット端末102を総称して、適宜、「端末」と表現するものとする。
POSシステム1が起動すると、第1ブラウザー実行部261aと通信部20bとの間で、データを送受信する通信経路である第1経路K1が確立される。すなわち、第1ブラウザー実行部261aと通信部20bとは、ウェブソケット(WebSocket)の規格に準拠してコネクションを張る。第1経路K1は、第1ブラウザー実行部261aと通信部20bとが、ウェブソケットの規格に準拠してデータの送受信を行うソフトウェアのインターフェイスを形成することにより、実現される。第1経路K1は、例えば、Socket.ioライブラリーを利用した、ウェブソケットの規格に準拠した通信経路であるが、Comet等の他の規格を利用するものであってもよい。
バッファー対応情報27は、例えば、配信バッファー26を識別する識別情報と、第2タブレット端末102を識別する識別情報とを用いて、対応づけを記述したファイルである。第2タブレット端末102を識別する識別情報としては、第2経路K2に対して付与されたID、第2タブレット端末102の名称、第2タブレット端末102のIPアドレス等を用いることができる。
また、通信部20bは、第1ブラウザー実行部261aから受信したデータの属性を判定し、属性に対して予め対応づけられた配信バッファー26にデータを記憶させてもよい。具体的には、#1の配信バッファー26が商品コードに対応し、#2の配信バッファー26が合計金額に対応し、#3の配信バッファー26が商品画像の画像データに対応づけられている場合を想定する。この場合、第1ブラウザー実行部261aが商品画像の画像データを送信すると、通信部20bは、受信した画像データを#3の配信バッファー26に記憶させる。通信部20bが判定する属性は、上記の例のように、商品販売に係る会計処理におけるデータの役割であってもよいし、画像データとテキストデータのようなデータ自体のフォーマットであってもよい。また、第1ブラウザー実行部261aがデバイスサーバー18に送信するデータに、そのデータの属性を示す情報(属性情報)が含まれていてもよい。
第2ブラウザー実行部262aは、第2経路K2を介して送信されたデータを受信すると、受信したデータを表示する表示データを生成して、表示制御部282(図1)に出力し、表示パネル102cに表示させる。詳細には、第2ブラウザー実行部262aは、配置情報112を参照し、配置情報112に定義された表示態様で表示パネル102cに表示させる。配置情報112には、表示パネル102cにおける表示エリアの位置、サイズに関する情報のほか、デバイス制御部20から受信したデータを表示する表示エリアを指定する情報が含まれる。この情報は、受信したデータが記憶されていた配信バッファー26の識別情報と、受信したデータを表示するエリアとを対応づける情報を含む。
また、第2ブラウザー実行部262aは、デバイス制御部20から受信したデータの表示中に、新たにデバイス制御部20から、表示中のデータと同じ配信バッファー26に記憶されていたデータが送信された場合、表示中のデータを新たなデータに差し替える。これにより、表示パネル102cに表示中のデータが更新される。さらに、データ配信部20dは、表示中のデータの消去を指示するコマンドや、配信バッファー26に記憶された新たなデータとして空白のデータを送信することが可能である。この場合、第2ブラウザー実行部262aは、表示中のデータの一部または全部の表示を終了する。
バッファー対応情報27がデータの表示形態を指定する情報を含む場合、第2タブレット端末102が配置情報112を記憶していてもよく、記憶しなくてもよい。第2タブレット端末102が配置情報112を記憶する場合、第2ブラウザー実行部262aは、バッファー対応情報27が含む表示形態に係る情報を優先して表示形態を決めてもよいし、配置情報112を優先してもよい。また、第2ブラウザー実行部262aは、バッファー対応情報27が含む表示形態に係る情報と配置情報112との両方に基づいて表示形態を決めてもよい。
まず、デバイスサーバー18において、データ配信部20dにより、記憶部25に配信バッファー26が形成される(ステップSB1)。ここで、配信バッファー26は、ホスト装置11における手動の操作、または第1タブレット端末101からの要求等に応じて、形成される。また、第2タブレット端末102と接続される際に、接続した第2タブレット端末102の要求に応じて配信バッファー26が形成されてもよい。
POSシステム1が設置されたレジのオペレーターまたは他の従事者は、タッチパネル101aへのタッチ操作により、第1ユーザーインターフェイスU1の表示を指示する。当該指示に応じて、第1ブラウザー実行部261aは、POSサーバー17の所定のアドレスにアクセスし、HTMLファイル等のウェブページのデータを取得し、当該データに基づいて第1ユーザーインターフェイスU1を表示する。このウェブページのデータには、アプリケーション実行部30aと協働して、例えば後述する会計に係る各種処理を実行する機能を有するプログラムが、所定のスクリプト言語によって実装(記述)されている。
一覧表示エリア39の下方には、バーコードスキャナー12によって読み取られたバーコードが表す情報(以下、「バーコード情報」という。)が入力され表示される入力フィールドであるバーコード情報入力フィールド41が形成されている。バーコード情報は、基本的には、商品の種類毎に一意に割り当てられた識別情報である。
バーコード情報入力フィールド41の下方には、カードリーダー13によって顧客の会員カードが読み取られた場合に、当該読み取りによって取得される会員番号が入力され表示される入力フィールドである会員番号入力フィールド42が表示されている。
バーコード情報入力フィールド41、及び、会員番号入力フィールド42の右方には、ソフトウェアテンキー43が表示されている。第1ユーザーインターフェイスU1に形成された入力フィールドのそれぞれに対しては、ソフトウェアテンキー43を介して情報を入力することが可能となっており、ソフトウェアテンキー43は、情報の入力に必要なキーを有している。
第1ユーザーインターフェイスU1の上端部には、アクセス先のアドレスが表示されるアドレス入力フィールド44が表示されている。
会計に係る処理が行われる前に、レジのオペレーターまたは他の従事者は、第2タブレット端末102のブラウザーを起動し、タッチパネル102aへのタッチ操作により第2ユーザーインターフェイスU2の表示を指示する。当該指示に応じて、第2ブラウザー実行部262aは、POSサーバー17の所定のアドレスにアクセスし、HTMLファイル等のウェブページのデータを取得し、当該データに基づいて第2ユーザーインターフェイスU2を表示する。
また、第2ユーザーインターフェイスU2の下部には情報表示エリア59が配置されている。情報表示エリア59は、上述した例のように通信部20bが外部サーバー2(図3)から取得した気象情報が表示されるエリアである。
まず、レジカウンターにおいて、レジの担当者は、バーコードスキャナー12によって、顧客が購入した1の商品に付されたバーコードを読み取る(ステップSX1)。
デバイス通信制御部20cは、無線デバイス通信部22を介して、バーコードスキャナー12の読み取り結果を示すデータを取得する(ステップSB11)。さらに、デバイス通信制御部20cは、読み取り結果を示すデータに基づいて、バーコード情報を示すデータ(入力データ)を生成し、当該バーコード情報を示すデータ(入力データ)を、通信部20bに出力する(ステップSB12)。通信部20bは、所定のプロトコルに準拠して、バーコード情報を示すデータ(入力データ)を、第1ブラウザー実行部261aに送信する(ステップSB13)。
通信部20bは、表示関連データを受信すると、受信した表示関連データを、配信バッファー26に記憶する(ステップSB14)。そして、データ配信部20dは、配信バッファー26に記憶された表示関連データを、第2経路K2を介して、第2ブラウザー実行部262aに送信する(ステップSB15)。
第1ブラウザー実行部261aによるXMLドキュメントの送信に応じて、通信部20bは、XMLドキュメントを受信すると共に(ステップSB16)、プリンターユニット制御部20aに出力する(ステップSB17)。
プリンターユニット制御部20aは、入力されたXMLドキュメントに基づいて、プリンターユニット21のコマンド体系に準拠した制御コマンドであって、プリンターユニット21にレシートの発行に係る各種処理を行わせる制御コマンドを生成し、プリンターユニット21に出力する(ステップSB18)。プリンターユニット21の制御回路は、制御コマンドに基づいて、各種機構を制御し、レシートを発行する(ステップSB19)。
図8は、POSシステム1におけるデータ再送動作の説明図である。また、図9はデータ再送に係るPOSシステム1の動作を示す。図9(A)はデバイスサーバー18の動作を示し、図9(B)は第2タブレット端末102の動作を示す。
第2ブラウザー実行部262aが送信する要求は、データの再送を要求するコマンドであり、再送するデータが記憶されている配信バッファー26の識別情報を含んでもよい。また、単にデータの再送信を要求する情報のみで構成されたコマンドであってもよい。
また、第2ブラウザー実行部262aが配信バッファー26の識別情報を含まないコマンドのみを送信して要求した場合、データ配信部20dは、この第2タブレット端末102に対してバッファー対応情報27で対応づけられた配信バッファー26内のデータを読み出す。具体的には、データ配信部20dは、データの再送信の要求コマンドを受信した場合に、コマンドを送信した第2タブレット端末102のIPOHアドレス等に基づき、第2タブレット端末102を特定する。そして、データ配信部20dは、特定した第2タブレット端末102にバッファー対応情報27で対応付けられている配信バッファー26を特定し、これらの配信バッファー26内のデータを送信する。
第2ブラウザー実行部262aは、再送されたデータを受信し(ステップSC22)、配置情報112に基づいて受信したデータを表示パネル102cに表示する(ステップSC23)。
データ配信部20dは、第2ブラウザー実行部262aにより再送が要求された場合に、該当する配信バッファー26内のデータを第2ブラウザー実行部262aに送信するので、デバイス制御部20と第2タブレット端末102との間の通信に、長時間の障害が発生した場合であっても、第2タブレット端末102により正しい情報を表示できる。
これにより、第1タブレット端末101の決済処理に基づくデータがホスト装置11から第2タブレット端末102に対し、第2タブレット端末102がホスト装置11にデータを要求する手順を経ることなく送信される。また、データが送信される第2タブレット端末102を、配信バッファー26との対応づけによって設定できる。このため、第2タブレット端末102へ出力するデータや、データの出力先となる第2タブレット端末102を任意に決めることができ、第2タブレット端末102を個別に制御できる。
また、通信部20bが受信して配信バッファー26に記憶させるデータは、当該データの属性を示す属性情報を含んでいてもよい。この場合、通信部20bは、第1ブラウザー実行部261aから受信したデータの属性に対応する配信バッファー26にデータを記憶させる。この場合、通信部20bが受信したデータが送信される第2タブレット端末102が、このデータの属性によって決定される。従って、任意の出力装置にデータを送信できる。
また、第2タブレット端末102は配置情報112を有し、デバイスサーバー18から受信したデータを配置情報112に基づいて決定した表示形態で表示してもよい。この場合、デバイスサーバー18が表示形態を指定しなくても、予め設定された表示形態で第2タブレット端末102がデータを表示できる。
例えば、上述した実施形態では、データ配信部20dが、配信バッファー26に記憶されたデータを、第2タブレット端末102にプッシュ送信する構成を例に挙げて説明した。本発明はこれに限定されず、例えば、出力装置は、プリンターユニット21であってもよいし、外部のプリンターであってもよい。すなわち、データ配信部20dが、プリンターユニット21や他のプリンターにデータをプッシュ送信し、このデータを受信したプリンターユニット21や他のプリンターが、予め設定された情報に基づきデータを配置して印刷を行ってもよい。
また、ホスト装置11に表示装置を接続し、デバイス制御部20がプログラムを実行することにより、第2タブレット端末102と同様に動作する仮想の端末装置を形成することも可能である。具体的には、デバイス制御部20を構成するCPUがプログラムを実行することで、第2タブレット端末102の第2端末制御部262と同様にブラウザーを実行する。この仮想の端末は、デバイス制御部20の通信部20b及びデータ配信部20dには、1つの第2タブレット端末102として扱われる。この仮想の端末と通信部20bとの間の通信は、実際はデバイス制御部20の内部におけるデータ通信となるが、この通信路において第2経路K2が形成される。上記仮想の端末は、バッファー対応情報27により、配信バッファー26に対応づけられ、第2経路K2を介してデータ配信部20dから送信されるデータを受信して表示する。これにより、ホスト装置11が第2タブレット端末102にプッシュ送信するデータを、ホスト装置11に接続された出力装置(例えば、ディスプレイ)に出力させることができる。同様の方法により、第1タブレット端末101において、第2タブレット端末102と同様に動作する仮想の端末を設けてもよい。
また例えば、図2に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、各機器は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行してもよい。
Claims (8)
- 決済処理を行うPOS端末装置と、
データに基づいて出力を行う出力装置と、
前記出力装置に前記データを送信する送信部、前記データを記憶する記憶領域を含んで前記記憶領域と前記出力装置とを対応づける対応情報を記憶する記憶部、前記POS端末装置の決済処理に基づいて前記データを取得して前記記憶領域に記憶させる記憶制御部、及び、前記記憶制御部が前記記憶領域に前記データを記憶させた場合に前記記憶領域に記憶された前記データを前記対応情報で前記記憶領域に対応づけられた前記出力装置に送信する送信制御部を有するサーバー装置と、
を備えることを特徴とするPOSシステム。 - 前記出力装置と前記サーバー装置とをウェブソケット接続し、
前記サーバー装置は、接続された前記出力装置を前記記憶領域に対応づける前記対応情報を生成する対応情報制御部を有する請求項1記載のPOSシステム。 - 前記POS端末装置に入力データを送信する入力装置を備え、
前記データは、前記入力装置で送信された前記入力データ、もしくは前記入力データに基づいて決済処理された決済処理データである請求項1または2記載のPOSシステム。 - 前記記憶部は、前記記憶領域を複数含み、
前記データは、前記記憶領域を指定する指定情報を有し、
前記記憶制御部は、前記指定情報に基づいて、前記記憶領域に記憶させる請求項1から3のいずれか1項に記載のPOSシステム。 - 前記記憶部は、前記記憶領域を複数含み、
前記データは、属性情報を有し、
前記記憶制御部は、前記属性情報に基づいて前記データを記憶させる記憶領域を選択する請求項1から3のいずれか1項に記載のPOSシステム。 - 前記出力装置は、表示を行う表示部、及び、前記データに基づいて前記表示部で表示させる出力制御部を有する表示装置であり、
前記対応情報は、前記出力装置の表示形態に係る情報を有し、
前記出力制御部は、前記データを前記対応情報の前記表示形態に係る情報に対応して前記表示部に表示させる請求項1から5のいずれか1項に記載のPOSシステム。 - 出力装置にデータを送信する送信部と、
前記データを記憶する記憶領域を有し、前記記憶領域と前記出力装置とを対応づける対応情報を記憶する記憶部と、
前記データを取得して前記記憶領域に記憶させる記憶制御部と、
前記記憶制御部が前記記憶領域に前記データを記憶させた場合に、前記記憶領域に記憶された前記データを前記対応情報で前記記憶領域に対応づけられた前記出力装置に送信する送信制御部と、
を備えることを特徴とするサーバー装置。 - POS端末装置の決済処理に基づいてデータを取得し、
取得した前記データを記憶部の所定の記憶領域に記憶させ、
前記記憶領域に前記データを記憶させたとき、前記記憶領域に対応づけられた出力装置へ前記データを送信すること、
を特徴とするデータ送信方法。
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JP2013061982A (ja) * | 2004-03-25 | 2013-04-04 | Seiko Epson Corp | Posシステムおよびposシステムの制御方法 |
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