JP2017058859A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の逸脱回避機能を応用して、静止障害物回避をアシストするための技術、を提供する。【解決手段】車両制御装置106において、境界検出部は、走行車線の境界線104を検出する。逸脱判定部は、自車両の走行軌道および境界線104の位置に基づいて、自車両が境界線104から逸脱する可能性の高さを判定する。逸脱警告部は、自車両が境界線104から逸脱する可能性が高いと判定されたとき、自車両の逸脱方向を警告する。衝突判定部は、走行車線上の静止障害物を検出し、自車両の走行軌道および静止障害物の位置に基づいて、自車両が静止障害物に衝突する可能性の高さを判定する。逸脱警告部は、更に、自車両が静止障害物に衝突する可能性が高いと判定されたとき、静止障害物への衝突方向を逸脱方向として警告する。【選択図】図2

Description

本発明は、路上にある障害物を回避するための技術、に関する。
車両が走行車線から逸脱しそうになると、ドライバーに警告したり、あるいは、逸脱回避方向へ操舵アシストすることで車両走行を安定させる機能(以下、「逸脱回避機能」とよぶ)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。具体的には、車載カメラにて走行車線の左右のレーン(境界線)を撮像し、自車両を含む座標空間(ワールド座標)に境界線を設定する。そして、自車両の車速や操舵角、自車両と境界線の相対位置関係から、自車両が境界線から逸脱するまでの猶予時間を計算し、この猶予時間が閾値以下となると逸脱回避機能が作動する。逸脱回避機能は一部の車両において既に実用化されている。
特開2007−125969号公報
一方、境界線だけでなく、路上に静止障害物があるときにもこれを回避する必要がある。静止障害物としては、トラックから落下した積荷、落石、倒木などの路上落下物が想定される。高速道路においては、自動ブレーキよりも操舵によって静止障害物を回避する方が安全上望ましい。本発明者は、上述の逸脱回避機能をマイナーチェンジすれば、静止障害物の回避にも対応できるのではないかと想到した。
本発明は、本発明者の上記認識に基づいてなされたものであり、その主たる目的は、既存の逸脱回避機能を応用して、静止障害物回避をアシストするための技術、を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両制御装置は、走行車線の境界線を検出する境界検出部と、自車両の走行軌道および前記境界線の位置に基づいて、自車両が前記境界線から逸脱する可能性の高さを判定する逸脱判定部と、自車両が前記境界線から逸脱する可能性が高いと判定されたとき、自車両の逸脱方向を警告する逸脱警告部と、走行車線上の静止障害物を検出し、自車両が前記静止障害物に衝突する可能性の高さを判定する衝突判定部と、を備える。
前記逸脱警告部は、更に、自車両が前記静止障害物に衝突する可能性が高いと判定されたとき、前記静止障害物への衝突方向を前記逸脱方向として警告する。
本発明によれば、走行車線からの逸脱を回避する機能をアレンジすることで、路上の静止障害物の回避にも対応しやすくなる。
一般的な逸脱回避機能を説明するための模式図である。 本実施形態における静止障害物の回避方法を説明するための模式図である。 警告表示の画面図である。 車両制御システムの機能ブロック図である。 逸脱回避処理のフローチャートである。
図1は、一般的な逸脱回避機能を説明するための模式図である。
車両100はカメラ102を搭載する。カメラ102はサーチ範囲SRの画像を定期的に撮像する。走行車線は、左右の境界線104R,104Lにより規定される。境界線104L,104Rは、通常、白色またはオレンジ色にて路上に描かれるレーンである。カメラ102が境界線104を撮像することにより、境界線104の形状と位置が画像認識される。
車両100に搭載される車両制御装置106(詳細は後述する)は、ワールド座標系(3D空間)を構築し、その座標系に車両100および境界線104R,104Lを位置づける。ここで、車両制御装置106は、境界線104Rを基準線BLR1、境界線104Lを基準線BLL1として設定する。基準線BLは、逸脱回避判定の対象となる線である。図1に示す状況においては、境界線104と基準線BLは一致する。車両制御装置106は、車速や操舵方向、車両100と境界線104(基準線BL)との距離から、車両100が境界線104(基準線BL)から逸脱する可能性の有無および車両100が境界線104(基準線BL)に到達するまでの猶予時間Tを計算する。
図1では車両100は車両はやや右方向に操舵されている。このため、車両100の操舵方向がこのまま維持されると、車両100は右の基準線BLR1と衝突予測地点Pにて逸脱する。衝突予測地点Pは、車両100の走行軌道と基準線BLR1の交点である。車両制御装置106は、車両100と衝突予測地点Pの距離を車速で割ることにより、衝突予想地点Pに到達するまでの猶予時間Tを計算する。一方、車両100は左の基準線BLL1から逸脱する方向に進行していない。このため、基準線BLL1については猶予時間Tは計算されない。
猶予時間Tが所定の閾値X1(たとえば、5秒)以下になると、フロントパネルには警告表示される。警告表示は、特許文献1のように2つの境界線104R,104Lを表示させて、逸脱可能性のある境界線104R(基準線BLR1)を指示する表示を行ってもよい。たとえば、「右逸脱注意」といった文字情報により警告してもよいし、車両100が右に寄っていることを示すアイコンにより警告してもよいし、逸脱方向の境界線104Rを示す画像を点滅させたり、その大きさや太さを変えたり、色彩を変化させてもよい。本実施形態においては、逸脱可能性のある境界線104を点滅表示させる(図3に関連して後述する)。
猶予時間Tが更に短くなり、閾値X2(たとえば、2秒、X2<X1)以下になると、車両制御装置106は逸脱回避方向に操舵アシストする。図1のように車両100が境界線104R(基準線BLR1)から逸脱する可能性が特に高い場合、車両制御装置106は右操舵に要する力を重く、左操舵に要する力を力を軽くする。操舵に要する力を変化させることで車両100が逸脱回避方向(図1の場合、左方向)に向かうようにアシストする。
本実施形態においては、特に断らない限り、上述の警告表示および操舵アシストをまとめて逸脱回避機能とよぶ。警告表示および操舵アシストの一方を狭義の逸脱回避機能として捉えてもよい。
なお、ドライバーが方向指示器を作動させたときには、ドライバーが自らの意思で境界線104を超えようとしていると考えられるため、逸脱回避機能は抑止される。
図2は、本実施形態における静止障害物の回避方法を説明するための模式図である。
図2においては、走行車線に静止障害物108が存在する。静止障害物108は高さがバンパーの高さ以上、たとえば、30センチ以上のある程度の大きさを有する静止物である。トラックから落ちた積み荷、落石、倒木などが想定される。近年の画像認識技術の向上により、40×40×30(センチメートル)程度の物体であれば、走行中のカメラ102から正確かつ安全に形状認識できるようになってきている。
カメラ102により静止障害物108を画像認識し、静止障害物108の中心線m、より具体的には、車両100から見たときの静止障害物108の中心点Qの座標を特定する。カメラ102によって境界線104R,104Lを画像認識することにより、走行車線の中心線Mも特定される。静止障害物108の中心線mが中心線Mに対して左右どちら側のエリアに存在するかに応じて、車両100の回避方向が決定される。図2に示す様に、中心線mが中心線Mよりも右側(境界線104Rに近い側)にあるときには、静止障害物108は走行車線の右エリアにあるため、左操舵して静止障害物108を回避するのが適切である。
車両100のモニタには、図3に示す様に、境界線104L,104Rに対応するグラフィックスである境界表示142R,142Lが表示される。静止障害物108に対応するグラフィックスも適宜表示されてもよい。車両100が境界線104Rから逸脱しそうになると、モニタの境界表示142Rが点滅する。同様に、静止障害物108が走行車線の右側のエリアにあると認識されるときにも、右側の境界表示142Rが点滅する。すなわち、境界線104Rからの逸脱可能性が高いときと、右エリアに衝突可能性の高い静止障害物108が存在するときには同様のインタフェースにてユーザに警告がなされる。
警告表示後、車両100と静止障害物108が更に接近すると、車両制御装置106は、静止障害物108の左端を通る仮想線を新たな基準線BLR2として設定する。車両100が静止障害物108の側方を通過するまでは、逸脱回避機能は基準線BLR1(境界線104R)ではなく、より内側に設定される基準線BLR2を対象として作動する。すなわち、一時的に車両100が基準線BLR2よりも右側の領域、いいかえれば、静止障害物108の存在する領域Sに進入するのを回避させることができる。基準線BLR1(境界線104R)がより内側の基準線BLR2に設定変更されるので、静止障害物108を回避するように既存の逸脱回避機能が作動する。静止障害物108が左側領域にあるときには、車両制御装置106は静止障害物108の右端を通る仮想線を新たな基準線BLLとして設定すればよい。
なお、静止障害物108が中央にあるとき、いいかえれば、中心線mが中心線Mと完全に重なるときには、左回避優先するなどの設定をあらかじめしておいてもよい。車両100のドライバーは右座席に着席しているため、左回避を優先するとしてもよい。
図4は、車両制御システム136の機能ブロック図である。
車両制御システム136の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
車両制御システム136は、車両制御装置106、センサユニット138および制御デバイス140を含む。センサユニット138は、外部環境や自車の走行軌道に関する情報を収集する。センサユニット138は、操舵角センサ114、ヨーレートセンサ116、車輪パルスセンサ118、レーダー134およびカメラ102を含む。操舵角センサ114は、ステアリングホイールの操舵角を検出する。ヨーレートセンサ116は、車体にかかるヨーレートを検出する。車輪パルスセンサ118は、車輪の回転速度から車速を検出する。カメラ102は、CCD(Charge Coupled Device)カメラであり、静止障害物108や境界線104などを撮像する。レーダー134は、ミリ波やそれ以上の波長を有する電磁波を放射することで、静止障害物108までの距離を測定する。
制御デバイス140は、車両100が備える各種制御機器であり、逸脱回避処理に際して車両制御装置106により制御される。制御デバイス140は、警報デバイス122とギア可変ステアリング124を含む。そのほか、シートベルト、座席、ブレーキ、エアバッグ等を制御対象として含んでもよい。警報デバイス122は逸脱の可能性をドライバーに警告表示する。ギア可変ステアリング124は、車速に応じてステアリングのギア比を調整可能である。また、ギア可変ステアリング124は車両制御装置106によりステアリングのギア比を調整される。たとえば、左方向への回避を操舵アシストするときには、車両制御装置106は右操舵が重く、左操舵が軽くなるようにギア可変ステアリング124のギア比を調整する。
車両制御装置106は、センサユニット138から各種のセンサ情報を取得し、静止障害物108との衝突予測を行い、必要に応じて、警告表示や操舵アシスト等の逸脱回避処理を実行する。逸脱回避処理が必要なときには、車両制御装置106は警報デバイス122やギア可変ステアリング124に各種信号を送信する。本実施形態における車両制御装置106の各機能ブロックは、ECU(Electronic Control Unit)およびその上で実行されるソフトウェアプログラムにより構成される。
車両制御装置106は、走行予測部120、障害物判定部126、基準変更部128、境界検出部110、逸脱判定部112、回避制御部130および逸脱警告部132を含む。走行予測部120は、操舵角等の情報に基づいて車両100の旋回半径、速度および走行軌道を計算する。障害物判定部126は、カメラ102やレーダー134からの情報に基づき、静止障害物108の位置や形状、相対距離を計算する。障害物判定部126は、静止障害物108の衝突可能性の高さも判定する。境界検出部110は、カメラ102の画像情報から境界線104を検出する。
逸脱判定部112は、静止障害物108が検出されていないときには、いいかえれば、通常走行時は、境界線104を基準線BLとして設定する。逸脱判定部112は、車両100の走行軌道と基準線BLの衝突想定点Pを計算し、車両100が衝突想定点Pに到達するまでの猶予時間Tを計算する。猶予時間Tが閾値X1以下となると、逸脱判定部112は逸脱警告部132に第1制御信号を送る。第1制御信号は、逸脱方向を示す情報(以下、「逸脱方向情報」とよぶ)が含まれる。逸脱警告部132は、第1制御信号を受信すると警報デバイス122に逸脱方向情報を含む表示信号を送信し、警報デバイス122は表示信号を受信するとフロントパネルに警告表示を行う。図3に関連して説明したように、モニタにおいては逸脱方向に対応する境界表示142が点滅する。猶予時間Tが閾値X2(<X1)以下となると、逸脱判定部112は回避制御部130に第2制御信号を送る。第2制御信号にも逸脱方向情報が含まれる。回避制御部130は、第2制御信号を受信するとギア可変ステアリング124に逸脱方向の逆方向を操舵方向として示す操舵信号を送信し、ギア可変ステアリング124は操舵信号を受信すると操舵アシストを行う。
障害物判定部126は、静止障害物108が検出されたとき、静止障害物108との衝突可能性の高さを判定する。具体的には、障害物判定部126は、車両100が静止障害物108に衝突するまでの猶予時間Uを計算する。猶予時間Uが閾値Y1以下となると、障害物判定部126は逸脱警告部132に第1制御信号を送る。このとき、静止障害物108が右エリアにあるときには右方向を指定する逸脱方向情報も送信され、左エリアにあるときには左方向を指定する逸脱方向情報も送信される。逸脱警告部132は、第1制御信号を受信すると警報デバイス122に逸脱方向情報とともに表示信号を送信し、警報デバイス122は表示信号を受信するとフロントパネルに警告表示を行う。図3に関連して説明したように、逸脱方向に対応する境界表示142が点滅される。境界線104からの逸脱警告と、静止障害物108との衝突警告は、結果的に同態様での表示となる。猶予時間Uが閾値Y2(<Y1)以下となると、障害物判定部126は基準変更部128に変更信号を送る。変更信号にも逸脱方向情報が含まれる。基準変更部128は、変更信号を受信すると、基準線BLを変更する。以後、逸脱判定部112は変更後の基準線BLを対象として逸脱判定を行う。
図5は、逸脱回避処理のフローチャートである。
図5において、S10およびS22〜S28は既存の逸脱回避処理と同様である。本実施形態においては、境界線104だけでなく静止障害物108を対象として逸脱回避処理を実行する。静止障害物108を対象とするために追加された処理はS12〜S20に対応する。図5に示す処理は、一定間隔、たとえば数ミリ秒ごとに繰り返し実行されるループ処理である。
まず、カメラ102はサーチ範囲SRを撮像し、境界検出部110は画像認識により境界線104を検出する(S10)。このとき、逸脱判定部112は境界線104を基準線BLとして設定する。障害物判定部126は、カメラ102の撮像画像から静止障害物108が前方に存在するか否かを画像認識により判定する(S12)。静止障害物108は、所定の高さを有し、車両100との相対距離の変化速度が車速と一致し、かつ、左右の境界線104の間(すなわち走行車線)内にその一部が存在する物体として定義される。障害物判定部126は、静止障害物108と車両100の相対距離や車両100の走行軌道から車両100が静止障害物108に衝突するまでに要する時間Uを計算する。また、障害物判定部126は、静止障害物108が走行車線の左右どちらにあるかも判定する。静止障害物108がなければ(S12のN)、S18の処理に移行する。
静止障害物108があり(S12のY)、猶予時間Uが所定の閾値Y1より小さければ(S14のY)、すなわち、静止障害物108との衝突可能性が高ければ、障害物判定部126は静止障害物108の存在するエリアを逸脱方向情報として指定する第1制御信号を逸脱警告部132に送信し、逸脱警告部132は図3に示す態様にて逸脱方向の境界表示142を点滅させることで警告表示を行う(S16)。猶予時間UがY1以上のときには(S14のN)、すなわち、静止障害物108との衝突可能性が低ければ、処理はS22に移行する。
猶予時間U<Y2(<Y1)のときには(S18のY)、すなわち、静止障害物108の衝突可能性が特に高まっているときには、基準変更部128は静止障害物108の端部に基準線BLを新たに設定する(S20)。猶予時間UがY2以上のときには(S14のN)、処理はS22に移行する。
以降は、通常の逸脱回避処理である。逸脱判定部112は、車両100の位置、進行方向、車速と基準線BLの位置を比較し、逸脱までの猶予時間Tを計算する(S22)。具体的には、車両100の走行軌道と基準線BLの交点から衝突想定点P(図1参照)を求め、車両100の位置座標と衝突想定点Pの位置座標から距離を計算し、これを車速で割ることにより、猶予時間Tが算出される。S20において基準線BLの設定変更がなされないときには、境界線104がそのまま基準線BLとなる。S20において基準線BLの設定変更されたときには、静止障害物108の側方に設定される仮想線が基準線BLとなる。
猶予時間Tが閾値X1以下のとき(S22のY)、すなわち、境界線104を車両100が逸脱する可能性が高いとき、逸脱判定部112は第1制御信号を逸脱警告部132に送信し、逸脱警告部132は表示信号を警報デバイス122に送信し、警報デバイス122はフロントパネルに警告表示を行う(S24)。S16において警告済みであれば、S24はスキップされてもよい。猶予時間Tが閾値X1よりも大きいときには(S22のN)、S24以降の処理はスキップされる。
猶予時間Tが閾値X2(<X1)以下のとき(S26のY)、逸脱判定部112は逸脱方向情報とともに第2制御信号を回避制御部130に送信し、回避制御部130は操舵信号をギア可変ステアリング124に送信し、回避制御部130は操舵アシストを行う(S28)。猶予時間Tが閾値X2よりも大きいときには(S26のN)、S28の処理はスキップされる。
以上、実施形態に基づいて、車両制御システム136を説明した。
本実施形態によれば、静止障害物108が発見されたとき、既存の逸脱回避機能を実現する逸脱警告部132に、静止障害物108の衝突方向を逸脱方向として指定する第1制御信号を障害物判定部126から送り込むことで、静止障害物108に対応した警告表示が可能となる。また、車両100と静止障害物108の衝突可能性が特に高まると、境界線104から静止障害物108の側方に基準線BLを移動させることで、静止障害物108を対象とした衝突回避のための操舵アシストが可能となる。
ステレオカメラの立体視により静止障害物108を検出し、警告表示を行ってもよいが、その場合には静止障害物108の存在を警告するための新たなユーザインタフェースが必要になる。本実施形態によれば、既存の逸脱回避機能をそのまま利用できるためユーザインタフェースが過度に複雑化しないというメリットもある。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
静止障害物108は、一定の高さがあり、車両100と静止障害物108の相対距離の変化速度が車速と一致しており、かつ、走行車線内にその全部または一部がある物体として検出されればよい。また、進行方向に整列する複数の静止障害物108は、路上落下したイレギュラーな物体ではないとして逸脱回避の対象外としてもよい。たとえば、ガードレールの支柱のように一定間隔で連続的に並ぶ物体は除外してもよい。その一方、一定間隔で連続的に整列する物体でも、その整列ラインから一定距離以上はみ出ている物体についてはやはり逸脱回避の対象としてもよい。たとえば、ガードレールの支柱が内側に折れ曲がっているときには、その折れ曲がっているガードレールの支柱については逸脱回避の対象としてもよい。
また、レーダー134やカメラ102により先行車両の走行軌道を求めてもよい。静止障害物108が検出され、かつ、前方車両がその静止障害物108を回避する軌道にて走行しているときには、たとえば、図5のS14、S18において衝突可能性が高いと早めに判定してもよい。具体的には、車両100が静止障害物108に衝突するまでに要する時間Uと比較される閾値Y1,Y2をより大きな値に設定することで、早期に衝突可能性があると判定してもよい。このような処理方法によれば、動物の死骸など比較的小さな静止障害物108であっても、早期に回避の必要性を認識できる。すなわち、カメラ102やレーダー134によって静止障害物108を直接的に認識するだけでなく、先行車両の動きという間接的な情報も参照することで、回避要否をより早期かつ正確に認識しやすくなる。
本実施形態においては、フロントパネルの画像表示により警告するとして説明したが、音声で警告してもよい。あるいは、ステアリングやシートのバイブレーション等、触覚により警告してもよい。
100 車両、 102 カメラ、 104 境界線、 106 車両制御装置、 108 静止障害物、 110 境界検出部、 112 逸脱判定部、 114 操舵角センサ、 116 ヨーレートセンサ、 118 車輪パルスセンサ、 120 走行予測部、 122 警報デバイス、 124 ギア可変ステアリング、 126 障害物判定部、 128 基準変更部、 130 回避制御部、 132 逸脱警告部、 134 レーダー、 136 車両制御システム、 138 センサユニット、 140 制御デバイス、 SR サーチ範囲、 BL 基準線。

Claims (1)

  1. 走行車線の境界線を検出する境界検出部と、
    自車両の走行軌道および前記境界線の位置に基づいて、自車両が前記境界線から逸脱する可能性の高さを判定する逸脱判定部と、
    自車両が前記境界線から逸脱する可能性が高いと判定されたとき、自車両の逸脱方向を警告する逸脱警告部と、
    走行車線上の静止障害物を検出し、自車両が前記静止障害物に衝突する可能性の高さを判定する衝突判定部と、を備え、
    前記逸脱警告部は、更に、自車両が前記静止障害物に衝突する可能性が高いと判定されたとき、前記静止障害物への衝突方向を前記逸脱方向として警告することを特徴とする車両制御装置。
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