JP2017057957A - ビス - Google Patents

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康次 野口
Koji Noguchi
康次 野口
満 荒崎
Mitsuru Arasaki
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【課題】構造用板材が劣化した場合でも必要な強度維持率を確保することが可能なビスを提供する。【解決手段】本ビスは、構造用板材に対して使用されるビスであって、外周にねじ山が設けられたねじ部を有し、ねじ山の高低差及びピッチは、高低差を横軸(mm)にとりピッチを縦軸(mm)にとった図において所定の領域内の値をとり、所定の領域は、高低差が2.37mm以上でピッチが3.17mm以上の領域であり、かつ、(高低差,ピッチ)とした場合に(2.37,3.70)と(2.77,3.17)とを結んだ線より高低差及びピッチの値が大きくなる側の領域である。【選択図】図2

Description

本発明は、構造用板材に対して使用されるビスに関する。
従来、屋根上設置物、例えば太陽電池モジュールを固定するための金具の留めつけは、構造体(垂木等)にビスを打ち込み、固定強度を確保していた。留めつけには、タッピンビスや木ビス等の様々なビスが使用されるが、一例として、ねじ呼び径dとねじ山ピッチpとの比(d/p)を6.00以上6.40以下としたタッピンビス等を挙げることができる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、屋根材種によっては、若しくは構造体(垂木等)の位置がわからない物件等では、太陽電池モジュールを固定するための金具を構造用板材、例えば野地板にビス固定せざるを得ない場合がある。しかしながら、このような場合、太陽電池モジュールを固定するための金具を構造体(垂木等)にビス固定するためのビスが流用されていた。
特許第3982113号
しかしながら、構造体は水濡れ等による劣化はないが、野地板は水濡れ等により劣化するおそれがある。そのため、屋根上設置物である太陽電池モジュールを固定するための金具を構造体(垂木等)に固定するためのビスを野地板への固定に流用すると、野地板が劣化した場合、ビスが野地板から抜けやすくなり、必要な強度維持率(固定強度の維持率)を確保することができなかった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、構造用板材が劣化した場合でも必要な強度維持率を確保することが可能なビスを提供することを課題とする。
本ビスは、構造用板材に対して使用されるビスであって、外周にねじ山が設けられたねじ部を有し、ねじ山の高低差及びピッチは、高低差を横軸(mm)にとりピッチを縦軸(mm)にとった図において所定の領域内の値をとり、所定の領域は、高低差が2.37mm以上でピッチが3.17mm以上の領域であり、かつ、(高低差,ピッチ)とした場合に(2.37,3.70)と(2.77,3.17)とを結んだ線より高低差及びピッチの値が大きくなる側の領域である。
開示の技術によれば、構造用板材が劣化した場合でも必要な強度維持率を確保することが可能なビスを提供できる。
第1の実施の形態に係るビスを例示する図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。 ビスの高低差H及びピッチPと強度維持率との関係を例示する図である。 第1の実施の形態の変形例に係るビスを例示する正面図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〈第1の実施の形態〉
図1は、第1の実施の形態に係るビスを例示する図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。図1に示すビス1は、壁材や野地板などの構造用板材に対して使用されるビスであって、頭部11と、頭部11から延伸する軸部12とを有している。ビス1の材料は、例えば、ステンレス鋼である。なお、以降では構造用板材として野地板を用いた例について説明する。野地板とは、垂木の上に張られ、瓦などの屋根材を支える板の総称である。
頭部11は、頭部本体111と、フランジ部112とを有している。頭部本体111は、例えば、六角柱状であって上面に十字状の溝111xが設けられている。フランジ部112は、頭部本体111の下面側(軸部12側)に設けられた円盤状の部分であり、頭部本体111の周囲に張り出している。
軸部12は、頭部11側から順に、外周にねじ山が設けられていない根元部121と、外周にねじ山150が設けられたねじ部122と、ねじ部122の先端に位置し外周にねじ山150が設けられたねじ先部123とを有している。根元部121及びねじ部122は略円柱形状であり、ねじ先部123は略円錐形状である。
軸部12の長さは、例えば、50mm〜60mm程度である。根元部121の長さは、例えば、数mm程度であるが、0mmとしてもよい。つまり、根元部121を設けずに、軸部12の全体にねじ山150を設けてもよい。又、根元部121及びねじ部122は、頭部11側からねじ先部123側に向かって徐々に小径化するテーパ形状であってもよい。
本実施の形態では、ねじ部122及びねじ先部123において、ねじ山150の高低差H(外径−内径)、及びねじ山150のピッチPは一定である。ビス1では、野地板が劣化した場合でも必要な強度維持率を確保できるように、ねじ山150の高低差H及びピッチPが所定の条件を満足している。ここで、強度維持率とは、野地板劣化前のビスの固定強度に対する、所定の時間経過後のビスの固定強度の比率である。なお、野地板が劣化した場合に必要とされる強度維持率は、経験値として60%以上である。
野地板が劣化した場合でも強度維持率が60%以上となるために高低差H及びピッチPが満足すべき所定の条件を、以下のようにして求めた。
まず、従来から野地板への固定に流用されているビス(3種)を用いて、厚さ12mmの野地板に対する強度維持率を調べた。各ビスの条件は表1の通りである。なお、何れのビスについても、形状は図1に示した通りであり、ねじ山の最外径は6mmである。
Figure 2017057957
又、試験条件は以下の通りである。野地板の劣化処理方法として煮沸繰り返し試験(JAS1371)を採用した。そして、劣化前後の野地板に表1に示す各ビスを固定して引張る引張り試験を各ビスに対して10回ずつ行った。引張り試験は、株式会社島津製作所の島津オートグラフ AG−X 100kNを使用した。引張り荷重は徐々に増加し、ビスが野地板から抜けたときには引張り荷重が減少する。そのため、10回の最大引張り荷重の平均値を固定強度と定義し、強度維持率を算出した。
この試験により、ビスA、B、及びCの強度維持率は、夫々57.4%、58.9%、及び54.1%であることがわかった。更に、ビスA、B、及びCの試験結果から、ピッチPが大きいほど強度維持率が高くなり、高低差Hが大きいほど強度維持率が高くなる傾向があることがわかった。但し、何れのビスも強度維持率が60%未満であり、強度維持率は不十分な値である。
以上の結果に基づいて、表2に示す2種類のビスを試作し、上記と同様の試験条件により強度維持率を算出した。なお、何れのビスについても、形状は図1に示した通りであり、ねじ山の最外径は6mmである。
Figure 2017057957
この試験により、ビスD及びEの強度維持率として夫々65.1%及び64.3%が得られた。何れのビスも強度維持率が60%以上であり、十分な値の強度維持率が得られている。
以上から得られた、ビスA、B、及びCの強度維持率、ビスD及びEの強度維持率を図2にまとめた。図2より、高低差Hを2.37以上かつピッチPを3.17以上とすることで強度維持率が60%以上のビスが得られることがわかる。しかしながら、従来のビスの結果を見ると、ビスCは、高低差Hが1.56以上かつピッチPが2.22以上であるが、強度維持率は54%程度である。
そのため、強度維持率が60%以上となる条件として、縦軸(mm)を高低差H、横軸(mm)をピッチPとした場合に(2.37、3.70)と(2.77、3.17)とを結んだ線より上又は右の梨地模様で示した領域(高低差H及びピッチPの値が大きくなる側の領域)であることも必要である。以上の条件を満たすねじ山150を設けることで、野地板などの構造用板材が劣化した場合でも強度維持率が60%以上となるビス1を得ることができる。
〈第1の実施の形態の変形例〉
第1の実施の形態の変形例に係るビスは、第1の実施の形態のビスとは、ねじ先部の構造が異なる。なお、第1の実施の形態の変形例において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図3は、第1の実施の形態の変形例に係るビスを例示する正面図である。なお、平面図については図1と同様であるため、図示を省略する。図3を参照するに、ビス2は、ねじ先部123がねじ先部223に置換された点がビス1(図1参照)と相違する。
ねじ先部223は二条ねじである。ねじ先部223を二条ねじにすることで、一条ねじの場合に比べてねじ先部223が野地板に挿入しやすくなる。なお、ねじ先部223のねじ山250の高低差は、ねじ部122のねじ山150の高低差Hよりも小さい。
このように、ねじ先部223が二条ねじであるビス2は、野地板が劣化した場合の強度維持率に関しては第1の実施の形態に係るビス1と同様の効果を奏し、更に、野地板に挿入しやすいという効果を奏する。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
1、2 ビス
11 頭部
12 軸部
111 頭部本体
111x 溝
112 フランジ部
121 根元部
122 ねじ部
123、223 ねじ先部
150、250 ねじ山

Claims (4)

  1. 構造用板材に対して使用されるビスであって、
    外周にねじ山が設けられたねじ部を有し、
    前記ねじ山の高低差及びピッチは、前記高低差を横軸(mm)にとり前記ピッチを縦軸(mm)にとった図において所定の領域内の値をとり、
    前記所定の領域は、前記高低差が2.37mm以上で前記ピッチが3.17mm以上の領域であり、かつ、(高低差,ピッチ)とした場合に(2.37,3.70)と(2.77,3.17)とを結んだ線より前記高低差及び前記ピッチの値が大きくなる側の領域であることを特徴とする、ビス。
  2. 前記ねじ部の先端に、外周にねじ山が設けられたねじ先部を有し、
    前記ねじ先部は二条ねじであることを特徴とする、請求項1に記載のビス。
  3. 材料がステンレス鋼であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のビス。
  4. 前記構造用板材は野地板又は壁材である、請求項1から3の何れか1項に記載のビス。
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