JP2017056642A - 改ざん防止冊子 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、表紙及び綴じ糸を外して、個人情報が記載されているページの差し替えを行う改ざん行為自体を躊躇させることが可能な改ざん防止冊子を提供する。【解決手段】積層された複数枚のシートを二つ折りにされて成る中身ページ部と、表紙シート、表見返しシート及び裏見返しシートから成るカバー部を有し、カバー部を構成する各シートは、二つ折りにされた折り目を境に一方のページと他方のページに区分けされ、表紙シートの一方のページと、表見返しシートの一方のページが貼り合わされ、裏見返しシートの一方のページと、表見返しシートの他方のページが貼り合わされ、表紙シートの他方のページと、裏見返しシートの他方のページが貼り合わされたことを特徴とする改ざん防止冊子である。【選択図】図2
Description
本発明は、偽造防止及び改ざん防止が要求される旅券等の冊子において、冊子保有者の個人情報が付与されたIDページを差し替えることが困難な改ざん防止冊子に関するものである。
従来、通帳、旅券冊子等の冊子は、図10(a)に示す冊子(10)の斜視図及び図10(a)のb−b’断面図である図10(b)に示すように、冊子製本装置等により、印刷が施された所定の大きさの中身用紙(11)、個人情報が記載されているページ(以下「IDページ」という。)(12)を必要枚数積層した後、ミシンで糸綴じをして糸綴じ部(13)を形成したのち、冊子(10)の背側となる裏の糸目に沿って接着剤を塗布し、糸目を被覆するよう表紙シート(14)を貼り付けている。
通帳、旅券冊子等の冊子には、綴じ糸をほどいてIDページのみを差し替える、偽造及び改ざん行為を防止するために、様々な対策が立てられている。
例えば、冊子を、複数の部位で着色の異なる糸を用いて綴じることで、綴じ糸を切断してIDページを別のものと取り替える改ざんをした場合、綴じ糸の着色を目視で判別することで、瞬時に改ざんの有無を判断可能とした冊子がある(例えば、特許文献1)。
また、冊子の綴じ糸の上にプラスチックフィルムや金属フィルムから成る転写シールを貼付し、綴じ糸自体を取り除くことを困難とした冊子がある(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1では、複数色の綴じ糸を用いることで、また、特許文献2では、転写シールと綴じ糸という二重の綴じ部とすることで、それぞれ改ざん時に元の構成を再現することが困難となることから、改ざん行為自体を躊躇させることが可能となった。
しかしながら、特許文献1では、表紙及び綴じ糸を外してIDページを差し替えて白色の綴じ糸で綴じた後、綴じ糸の上から複数色のインキを用いて着色することで、肉眼では改ざんの有無を、綴じ糸の着色だけでは瞬時に判断することが困難となる問題がある。また、特許文献2では、転写シールの接着性が弱いと、転写シールが破壊することなく剥がされてしまい、その後、綴じ糸を外してIDページを差し替えた後、再度、糸綴じをし、剥がした正規の転写シールを再度貼ることで、改ざん行為が達成される恐れがある。よって、更なる改ざん防止効果の向上を図るための対策が望まれる。
本発明は、前述した課題の解決を目的とするものであり、表紙及び綴じ糸を外して、個人情報が記載されているページの差し替えを行う改ざん行為自体を躊躇させることが可能な改ざん防止冊子を提供することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の改ざん防止冊子は、積層された複数枚のシートを二つ折りにされて成る中身ページ部と、表紙シート、表見返しシート及び裏見返しシートから成るカバー部を有する改ざん防止冊子であって、カバー部を構成する各シートは、二つ折りにされた折り目を境に一方のページと他方のページに区分けされ、表紙シートの一方のページと、表見返しシートの一方のページが貼り合わされ、裏見返しシートの一方のページと、表見返しシートの他方のページが貼り合わされ、表紙シートの他方のページと、裏見返しシートの他方のページが貼り合わされたことを特徴とする。
また、本発明の改ざん防止冊子において、中身ページ部は、二つ折りにされた表見返しシート及び裏見返しシートのうち、一方のシートの表面に挟まれて成り、中身ページの最上層から最下層、さらに、表見返しシート及び裏見返しシートにかけて糸で綴じられたことを特徴とする。
本発明の改ざん防止冊子は、冊子の表紙となるカバー部を、三つのシートから成る構成とし、さらに、構成する一つのシートは、他の二つのシートと貼り合わされて成ることで、一つのシートを他のシートから剥がして、偽造したページと差し替えする改ざん行為を行おうとした場合、貼り合わされた二つのシートも同様に剥がさなければ、差し替えを行うことが困難となる。よって、従来よりも改ざん行為の抑止力に優れた改ざん防止冊子となる。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
図1は、本発明の改ざん防止冊子(1)を示す斜視図及び展開図である。図1(a)に示す改ざん防止冊子(1)は、旅券冊子、貯金通帳等の個人情報を含む冊子であり、一例として、旅券冊子としている。改ざん防止冊子(1)は、図1(b)に示す、カバー部(2)と、図1(c)に示す中身ページ部(3)が、綴じ糸により一体化されて成る。カバー部(2)は、中身ページ部(3)を、汚れ、折れ等の外的要因から保護する手段であり、表紙シート(4)、表見返しシート(5)及び裏見返しシート(6)から成る。
図2は、図1(a)のa−a’断面図である。本発明のカバー部(2)は、三つのシート(4、5、6)から構成されているが、カバー部(2)を構成する一つのシート(4、5、6)が、それぞれが異なる二つのシートと貼り合わされて成ることを特徴とする。
以下、改ざん防止冊子(1)の構成について、詳細に説明する。図3は、表紙シート(4)を示す斜視図である。表紙シート(4)は、改ざん防止冊子(1)の表紙であり、表面(4F)に国名、模様等が付与されている。なお、改ざん防止冊子(1)を貯金通帳とした場合、保有者名が付与されている。
表紙シート(4)の裏面(4B)は、後述する表見返しシート(5)及び裏見返しシート(6)と貼り合わされる面である。表紙シート(4)は、改ざん防止冊子(1)を構成する各シートが二つ折りにされて冊子形態となった際の最上層及び最下層に配置される。
表紙シート(4)及び、後述する表見返しシート(5)及び裏見返しシート(6)は、中央部(C)を中心に二つ折りにされることで、折り目である中央部(C)を境に、一方のページ(4L)と他方のページ(4R)に区分けされる。表面(4F)の一方のページ(4L)の裏側は、裏面(4B)の一方のページとなる。
図4は、表見返しシート(5)を示す斜視図である。表見返しシート(5)は、改ざん防止冊子(1)に関する注意事項や説明事項が付与されたページであり、例えば、日本の旅券冊子では、表面(5F)の一方のページ(5L)に外務大臣の要請文が印刷により付与されており、他方のページ(5R)には、すき入れ模様が付与されている。なお、改ざん防止冊子(1)を貯金通帳とした場合、保有者名、口座番号、支店情報等が付与されている。表見返しシート(5)の裏面(5B)は、表紙シート(4)及び後述する裏見返しシート(6)と貼り合わされる面である。
図5は、裏見返しシート(6)を示す斜視図である。裏見返しシート(6)は、改ざん防止冊子(1)の保有者の個人情報が付与されたIDページであり、表面(6F)の一方のページ(6L)に、顔画像、氏名、生年月日等の個人情報が付与される。また、改ざん防止冊子(1)の保有者や、改ざん防止冊子(1)の発行者の情報も併せて付与されたシートであり、例えば、日本の旅券冊子では、表面(6F)の他方のページ(6R)に、保有者の記入欄(氏名、現住所、電話番号、外国に居住する場合の住所、事故の場合の連絡先等)と、旅券発行者が記入する欄(交付官庁、受理番号)が設けられている。裏見返しシート(6)の裏面(6B)は、表紙シート(4)及び表見返しシート(5)と貼り合わされる面である。
表紙シート(4)、表見返しシート(5)及び裏見返しシート(6)は、改ざん防止冊子(1)となった際、利用時に開閉をすることから、開閉がしやすい紙基材や、PET、ポリウレタン等の樹脂素材等の柔軟性を有するシート状の基材から成ることが好ましい。なお、各シート(4、5、6)全体が柔軟性を有していなくても、開閉時に柔軟性を必要とする、中央部(C)が、少なくとも柔軟性を有していればよい。
なお、表見返しシート(5)及び裏見返しシート(6)は、好ましくは、PET、PETG、ポリウレタン、ポリエチレン、オレフィン系樹脂、塩化ビニール等の熱融着性を有する材料が、好ましい。表見返しシート(5)及び裏見返しシート(6)を、熱融着性を有する材料とし、熱融着により各シート(5、6)を一体化することでカバー部(2)を形成した場合、紙基材で接着剤を用いて一体化した場合と比べて層間剥離が発生しづらい。よって、剥離による改ざん行為をより防止することが可能となる。
次に、図6に示すカバー部(2)の展開図を用いて、カバー部(2)を構成する、表紙シート(4)、表見返しシート(5)及び裏見返しシート(6)の配置について詳細に説明する。
本発明のカバー部(2)は、三つのシートから構成されているが、カバー部(2)を構成する一つのシート(4、5、6)の裏面(4B、5B、6B)における一方のページ(4L、5L、6L)と他方のページ(4R、5R、6R)に、それぞれ残りの二つのシートが貼り合わされて成る。
具体的には、表紙シート(4)の裏面(4B)における一方のページ(4L)と、裏見返しシート(6)の裏面(6B)の他方のページ(6R)が、貼り合わされて成る。また、表紙シート(4)の裏面(4B)における他方のページ(4R)と、表見返しシート(5)の裏面の一方のページ(5L)が、貼り合わされて成る。さらに、表見返しシート(5)の裏面(5B)における他方のページ(5R)と、裏見返しシート(6)の裏面(6B)の一方のページ(6L)が、貼り合わされて成る。
カバー部(2)を構成する一つのシート(4、5、6)は、それぞれが異なる二つのシートと貼り合わされて成ることで、一つのシート(4、5、6)を他のシートから剥がして、偽造したシートと差し替えする改ざん行為を行おうとした場合、貼り合わされた二つのシートを剥がすか、又は、カッター等を用いてシート(4、5、6)の一部を切り取らなければ、差し替えを行うことが困難となる。
カッター等を用いてシート(4、5、6)の一部を切り取る場合、その切り取った後、差し替えを行った痕跡を消すことは、極めて困難である。
なお、各シートの貼り合わせは、シートが紙基材の場合は、貼り合わせるページに接着剤を塗布した後、プレスにより圧着することで接着される。また、シートが熱融着性を有する材料から成る場合は、熱圧着することで接着される。
以上、カバー部(2)は、三つのシート(4、5、6)が貼り合わされて成ることを目視により確認可能な構成としている。よって、改ざんを行おうとする者は、カバー部(2)の構成を見ることで、差し替えの困難性を想定することから、従来よりも改ざん行為の抑止力に優れた改ざん防止冊子(1)となる。
なお、本発明におけるカバー部(2)は、カバー部(2)を構成する一つのシート(4、5、6)の裏面(4B、5B、6B)における一方のページ(4L、5L、6L)と他方のページ(4R、5R、6R)に、それぞれ残りの二つのシートが貼り合わされていれば、図6に示す構成に限らず、図7のカバー部(2)の他の構成を示す展開図のように、図6における表見返しシート(5)と裏見返しシート(6)の配置を、逆にすることも可能である。
次に、図8を用いて、中身ページ部(3)を説明する。図8(a)に示す中身ページ部(3)は、入国確認のスタンプの捺印や、ビザを発行するために使われるページである。なお、改ざん防止冊子(1)を貯金通帳とした場合、入出金の履歴等が印字されるページとなる。
図8(b)は、図8(a)の中身ページ部(3)を中央部(C)から見開いた状態を示す斜視図である。図8(b)に示すように、中身ページ部(3)は、複数の中身用紙(7)が積層した後、中央部(C)を中心に二つ折りにされて成る。
中身ページ部(3)は、二つ折りにされた中央部(C)をミシンで糸綴じをした後、冊子(1)の背側となる裏の糸目に沿って接着剤を塗布したのち、カバー部(2)に貼り付けることで一体化するか、又は、図2に示したように、中身ページ部(3)の最上層から最下層、さらに、二つ折りで表見返しシート(5)にかけて糸で綴じることで一体化する形態の二種類があるが、図2で示す構成で一体化することが好ましい。
具体的には、図2に示したように、二つ折りで表紙シート(4)と貼り合わされた、表見返しシート(5)と裏見返しシート(6)のうち、一方のシート、例えば、図2では裏見返しシート(6)の表面に挟まれた後、中身ページ部(3)の最上層から最下層の中身用紙(7)まで、さらに、二つ折りで表紙シート(4)と貼り合わされた、表見返しシート(5)と裏見返しシート(6)のうち、他方のシート、例えば、図2では表見返しシート(5)にかけて、綴じ糸を用いてカバー部(2)に綴じ込むことで、改ざん防止冊子(1)とする。
図2に示す改ざん防止冊子(1)は、表見返しシート(5)の中央部(C)と、中身ページ部(3)の中央部(C)の2か所で糸綴じ部(8)が視認可能となる。カバー部(2)の中央部(C)をカッターで切り取る、又は綴じ糸を外し、他のシートと差し替える改ざんを行った場合、図10に示した従来のように、糸綴じ部(8)が1か所のみ視認可能な場合は、切り取り箇所や綴じ糸を外した箇所の裏側が、積層する他のシートで隠蔽され、改ざん時に発生する綴じ糸を外した痕跡や、カバー部(2)を切り取った痕跡を瞬時に判断することが難しかった。
しかしながら、2か所で糸綴じ部(8)を視認可能となることで、糸綴じ部(8)を外したのち、再度糸綴じを行う改ざんが行われた場合でも、従来の糸綴じ部(8)が1か所視認可能な場合と比べ、二か所で綴じ糸を外した痕跡や、糸の綴じ方を目視で確認することで、二重の確認をすることが可能となる。また、カバー部(2)を切り取る改ざんが行われた場合は、中身ページ部(3)を挟まない側のシートの中央部(C)に露出した糸綴じ部(8)、例えば、図2においては、表見返しシート(5)の中央部(C)に露出した糸綴じ部(8)は、他のシートが糸綴じ部(8)上に積層されないことから、カバー部(2)を切り取った痕跡が隠蔽されず、目視で改ざん行為を判別することが可能となる。
なお、図1から図8に示す改ざん防止冊子(1)には、本人確認ができるための個人情報を格納したICチップを有するICシートを更に付与することも可能である。図9は、図1(a)の改ざん防止冊子(1)において、ICシート(9)が付与された構成のa−a’断面図である。ICシート(9)は、表見返しシート(5)と裏見返しシート(6)の間に挟持される。表見返しシート(5)、裏見返しシート(6)及びICシート(9)の貼り合わせは、各シート(5、6、9)が紙基材の場合は、貼り合わせるページに接着剤を塗布した後、プレスにより圧着することで接着される。また、各シート(5、6、9)が熱融着性を有する材料から成る場合は、熱圧着することで接着される。
(実施例1)
実施例1の改ざん防止冊子(1)について、実施の形態で説明した図面及び改ざん防止冊子(1)の作製方法を説明する。なお、実施例1では、紙基材を用いてカバー部(2)を作製した。
実施例1の改ざん防止冊子(1)について、実施の形態で説明した図面及び改ざん防止冊子(1)の作製方法を説明する。なお、実施例1では、紙基材を用いてカバー部(2)を作製した。
まず、改ざん防止冊子(1)を構成する表紙シート(4)を1枚、表見返しシート(5)を1枚、裏見返しシート(6)を1枚及び中身用紙(7)を8枚用意した。なお、表紙シート(4)は、樹脂含浸紙(東洋クロス株式会社製「紙クロス」)とし、表見返しシート(5)は、上質紙(日本製紙株式会社製「しらおい(坪量64.0g/m2)」)とし、裏見返しシート(6)は、上質紙(日本製紙株式会社製「しらおい(坪量64.0g/m2)」)とし、中身用紙(7)は、上質紙(日本製紙株式会社製「しらおい(坪量64.0g/m2)」)とした。
次に、丁合機を用いて、表紙シート(4)、表見返しシート(5)、裏見返しシート(6)及び中身用紙(7)を丁合した後、ミシンと綴じ糸を用いて糸綴じをして糸綴じ部(8)により一体化をした。最後に、接着剤を、表紙シート(4)の裏面(4B)全体と、表見返しシート(5)の裏面(5B)における他方のページ(5R)に塗布した後、プレス機で圧力をかけることで、図1(a)に示した改ざん防止冊子(1)となった。
(実施例2)
実施例2の改ざん防止冊子(1)について、実施の形態で説明した図面及び改ざん防止冊子(2)の作製方法を説明する。なお、実施例2では、プラスチック基材を用いてカバー部(2)を作製した。
実施例2の改ざん防止冊子(1)について、実施の形態で説明した図面及び改ざん防止冊子(2)の作製方法を説明する。なお、実施例2では、プラスチック基材を用いてカバー部(2)を作製した。
まず、改ざん防止冊子(1)を構成する表紙シート(4)を1枚、表見返しシート(5)を1枚、裏見返しシート(6)を1枚及び中身用紙(7)を8枚用意した。なお、表紙シート(4)は、PETG(太平化学製品株式会社製「PG700M(ホワイト 0.2mm厚)」)とし、表見返しシート(5)は、PETG(三菱樹脂株式会社製「ディアフィクス PG−CHI クリア(0.1mm厚)」)とし、裏見返しシート(6)は、PETG(三菱樹脂株式会社製「ディアフィクス PG−CHI クリア(0.1mm厚)」)とし、中身用紙(7)は、上質紙(日本製紙株式会社製「しらおい(坪量64.0g/m2)」)とした。
次に、丁合機を用いて、表紙シート(4)、表見返しシート(5)、裏見返しシート(6)及び中身用紙(7)を丁合した後、ミシンと綴じ糸を用いて糸綴じをして糸綴じ部(8)により一体化をした。最後に、熱圧着可能なプレス機を用いて加熱及び圧力をかけることで、各シートが熱溶融により接着し、図1(a)に示した改ざん防止冊子(1)となった。
1 改ざん防止冊子
2 カバー部
3 中身ページ部
4、14 表紙シート
5 表見返しシート
6 裏見返しシート
4F、5F、6F 表面
4B、5B、6B 裏面
4L、5L、6L 一方の面
4R、5R、6R 他方の面
7 中身用紙
8、13 糸綴じ部
9 ICシート
10 冊子
11 中身用紙
12 IDページ
14 表紙シート
2 カバー部
3 中身ページ部
4、14 表紙シート
5 表見返しシート
6 裏見返しシート
4F、5F、6F 表面
4B、5B、6B 裏面
4L、5L、6L 一方の面
4R、5R、6R 他方の面
7 中身用紙
8、13 糸綴じ部
9 ICシート
10 冊子
11 中身用紙
12 IDページ
14 表紙シート
Claims (2)
- 積層された複数枚のシートを二つ折りにされて成る中身ページ部と、表紙シート、表見返しシート及び裏見返しシートから成るカバー部を有する改ざん防止冊子であって、
前記カバー部を構成する各シートは、二つ折りにされた折り目を境に一方のページと他方のページに区分けされ、
前記表紙シートの一方のページと、前記表見返しシートの一方のページが貼り合わされ、
前記裏見返しシートの一方のページと、前記表見返しシートの他方のページが貼り合わされ、
前記表紙シートの他方のページと、前記裏見返しシートの他方のページが貼り合わされたことを特徴とする改ざん防止冊子。 - 前記中身ページ部は、二つ折りにされた前記表見返しシート及び前記裏見返しシートのうち、一方のシートの表面に挟まれて成り、
前記中身ページの最上層から最下層、さらに、前記表見返しシート及び前記裏見返しシートにかけて糸で綴じられたことを特徴とする請求項1記載の改ざん防止冊子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015183392A JP2017056642A (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 改ざん防止冊子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015183392A JP2017056642A (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 改ざん防止冊子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017056642A true JP2017056642A (ja) | 2017-03-23 |
Family
ID=58389100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015183392A Pending JP2017056642A (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 改ざん防止冊子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017056642A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021516177A (ja) * | 2018-03-08 | 2021-07-01 | タレス・ディス・フランス・エス・ア | 表紙、セキュリティ文書、および、セキュリティ文書を製造する方法 |
-
2015
- 2015-09-16 JP JP2015183392A patent/JP2017056642A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021516177A (ja) * | 2018-03-08 | 2021-07-01 | タレス・ディス・フランス・エス・ア | 表紙、セキュリティ文書、および、セキュリティ文書を製造する方法 |
JP7091462B2 (ja) | 2018-03-08 | 2022-06-27 | タレス・ディス・フランス・エス・ア | 表紙、セキュリティ文書、および、セキュリティ文書を製造する方法 |
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