JP2017056198A - 歯ブラシ - Google Patents

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高弘 川田
Takahiro Kawada
高弘 川田
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Abstract

【課題】従来の歯垢を検出する手段を備えた歯ブラシにおける検出部の設置方法では、歯垢が検出された位置と毛束が当接する位置が異なっているため、歯垢除去作業の効率が悪く、また毛束に付着した歯垢を誤検出し、正確な歯垢検出を行うことができなかった。【解決手段】本発明の歯ブラシ100は、光を歯に照射して、歯から発生する蛍光又は反射光を検出し、蛍光又は反射光を検出した結果に基づいて、毛束を可動させる歯ブラシであって、光を歯の照射面に対して垂直に又は傾斜した角度で照射する発光部と、歯に光を照射したときに発生する蛍光又は反射光を検出するための検出部と、毛束6を備えたブラシヘッド部7と、ブラシヘッド部7を洗浄位置又は待機位置に可動させる駆動部と、検出部で検出された蛍光又は反射光の情報に基づいて駆動部を制御する制御部とを有することを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、歯に光を照射して、歯から発生する蛍光の強度を測定し、測定した蛍光強度に基づいて毛束を稼動させる歯ブラシに関する。
従来、歯に光を照射して、歯からの反射光又は歯から発生する蛍光を、組み込まれているセンサーにて検出し、検出した結果に応じて出力または動作を調節可能な歯ブラシとして、センサー反応型電動歯ブラシが知られている。細長い本体部分またはハンドル及びヘッド、並びにヘッドとハンドルとの間に伸びているネックを備える。口腔内の情報を取得するための発光部がヘッドに備えた毛ホルダーの毛保持部の下方または真下に配され、また1つ以上のセンサー素子がネックなどのヘッド周辺に備えられた構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、歯垢を検出するための光の出射部及び検出部を備えた歯ブラシとして、ブラシの植毛面よりも突出して光の出射部及び検出部を設け、毛束の撓みによる検出精度の低下を抑制できる歯ブラシが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2012−086022号公報(第1頁、図1) 特開2014−217598号公報(第1頁、図1)
しかし、上記に記載された従来の歯ブラシまたは歯ブラシにおける口腔内の情報や歯垢などの測定対象物を検出するための検出部の設置方法では、検出位置と、毛束が当たる位置に差異が生じているため、歯垢の除去作業と除去の確認作業を自主的に位置を変更し、交互に行う必要があり、歯ブラシを使用する際の作業が煩雑であった。
また、歯垢の除去作業と確認作業を歯ブラシを移動させて交互に行う必要があり、歯垢の検出位置と歯垢の除去作業を行う位置とが異なっているため、的確に歯垢を除去することが困難であった。
さらに、毛束近傍や毛束の植毛面近傍に検出部を取り付けることで、毛束に歯垢が付着した場合、毛束に付着した歯垢を誤検出してしまうことや、光の照射及び受光の際に毛束が光の経路を妨げ、検出精度が低下してしまう問題を生じていた。
本発明の歯ブラシは、上記従来の課題を解決すべく創案されたものであり、歯垢の有無を高精度に検出し、歯垢を検出した位置に正確に毛束を当接させて歯垢の除去作業を行い、歯垢を確実に除去することが可能な歯ブラシを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の歯ブラシは、下記記載の構成を採用する。
光を歯に照射して、歯から発生する蛍光の強度を検出する歯ブラシであって、歯に照射する光を発光する発光部と、歯に光を照射したときに発生する蛍光を検出するための検出部と、毛束を備えたブラシヘッド部と、光が照射された領域に毛束が位置する洗浄位置と
、光が照射された領域から離れた位置に毛束が位置する待機位置に毛束を可動させる駆動部とを有することを特徴としている。
検出部で検出された蛍光の強度に基づいて駆動部を制御する制御部とを備え、制御部は、ブラシヘッド部が洗浄位置と待機位置との間で往復運動を繰り返し行うように、駆動部を制御することを特徴としている。
また、光及び蛍光を伝達するための導波路を有し、導波路の周囲の少なくとも一部には、光及び蛍光を伝達する際に、外部へ光及び蛍光を出射させないため、又は開口部以外から蛍光を入射させないための遮光部を有していてもよい。
本発明の歯ブラシを用いることで、歯垢を検出する位置と毛束が歯に当接する位置とをほぼ同一とすることができ、良好な作業性で効率的に歯垢を除去することができる。
本発明の第1実施形態における歯ブラシを示す斜視図と側面図及び平面図(下面)である。 本発明の第1実施形態における歯ブラシの内部の構成を示すブロック構成図である。 本発明の第1実施形態におけるブラシヘッド部7の動作を示す側面図である。 本発明の第2実施形態における歯ブラシを示す斜視図と歯ブラシヘッド部207の拡大図及び歯ブラシヘッド部207の側面図である。 本発明の第2実施形態における歯ブラシの内部の構成を示すブロック構成図と歯ブラシヘッド部207の拡大図である。 本発明の第2実施形態における歯ブラシヘッド部207の動作を示す側面図である。 本発明の第3実施形態における歯ブラシを示す斜視図と歯ブラシヘッド部307の拡大図及び歯ブラシヘッド部307の側面図である。 本発明の第3実施形態における歯ブラシの内部の構成を示すブロック構成図と歯ブラシヘッド部307の拡大図である。 本発明の第3実施形態における歯ブラシヘッド部307の動作を示す側面図である。
(第1実施形態)
以下、図面を用いて本発明の歯ブラシについて説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ。
図1は、本発明の実施形態における歯ブラシの一例を説明する外観図である。図1(a)は本発明の歯ブラシ100を示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示す歯ブラシ100の側面図である。図1(c)は図1(a)に示す歯ブラシ100を下面から見た平面図である。
本実施形態における歯ブラシ100は図1(a)に示すように、装置本体4とブラシヘッド部7から構成されている。装置本体4は、ハンドル部1と、光ヘッド部2と、開口部3から構成されており、ハンドル部1は歯ブラシ100を使用する際に把持する部分である。光ヘッド部2は、開口部3から出射する光が、歯の照射面に対して傾斜した角度で照
射されるように先端が湾曲した形状となっている。開口部3は、発光部からの光及び被測定物に光を照射した際に発生する蛍光が通過するためのものである。開口部3を歯の表面部、または歯間部、さらには歯と歯肉の境界部に接触、あるいは近傍に配することによって歯の表面部、または歯間部、さらには歯と歯肉の境界部に付着した歯垢を検出することが可能となっている。
ブラシヘッド部7は、毛束支持部5と、毛束6から構成されており、ブラシヘッド部7が装置本体4に対し図1(a)に示す矢印の方向に可動するよう設置されている。ブラシヘッド部7は図1(b)に矢印にて示す可動領域9を往復運動できるようなっており、開口部3によって光の照射及び受光を行う際には光の経路を妨げない待機位置にブラシヘッド部7を退避させておき、歯垢除去を行う際には毛束6の先端が歯と当接する位置に移動させる。
ブラシヘッド部7に備えられた毛束6は、毛束6の先端が、開口部3が歯垢を検出する領域8に向かうように植毛されている。毛束6の向きは、図1(c)に示すように歯垢を検出する領域8に向かうように配置することによって、歯垢を検出する領域8に正確に毛束6の先端を移動させることが可能となる。
図2は、歯ブラシ100の内部の構成を示すブロック構成図である。
ハンドル部1の内部には、発光部10と検出部11とを有し、ブラシヘッド部7を駆動するための駆動部13と、検出部11が検出した信号を演算処理し、情報を記憶し、駆動部13を制御する信号を出力する制御部14と、これらハンドル部1の内部に設置された電子部品を動作させるための電源部15から構成されている。光ヘッド部2の開口部3と検出部11との間は光ファイバーのような光を伝達する導波路16を介して接続されている。
発光部10は、歯垢を検出する際に光を照射させるものであり、LED光源やレーザー光源であっても良い。また照射する光の波長は、歯垢に含まれる成分が光を吸収し、蛍光反応を示す帯域の波長(例えば、350nm〜430nm程度)であることが望ましい。
また、検出部11は、歯垢から発せられた蛍光(例えば、550nm〜750nm程度)の強度を検出できる受光素子(例えば、フォトダイオード)とすることが望ましいが、撮像素子(例えば、CMOS素子)によって歯垢から発せられた蛍光の色の違いによって歯垢の有無を識別してもよい。
図1及び図2に示した歯ブラシ100では、発光部10から開口部3への照射光の伝送と、開口部3から検出部11への検出光の伝送を同じ導波路16を介して行う同軸伝送を想定して図示してあるため、導波路16は発光部10と検出部11を検出部12内にて分岐する必要があるが、図では省略してある。また、本実施形態は一例であり、照射光の伝送に利用する導波路16と検出光の伝送に利用する導波路16とを別体とした構成や、導波路16を使用せずに光ヘッド部2の先端に発光部10と検出部11とを配置した構成としても構わない。
上記説明では、発光部10からの光を歯の照射面に対して傾斜した角度で照射し、ブラシヘッド部7が歯の照射面に対してほぼ垂直の方向に可動する構成を記載したが、発光部10からの光を歯の照射面に対して垂直に照射し、ブラシヘッド部7が歯の照射面に対して傾斜した角度で可動する構成としてもかまわない。
次に図2及び図3を用いて、本実施形態における歯ブラシの歯垢の検出から除去までの
動作姿勢と制御について説明する。図3(a)はブラシヘッド部7の待機位置における制御フローを説明する側面図であり、図3(b)はブラシ除去姿勢における制御フローを説明する側面図である。また、本発明の歯ブラシは、装置本体4のハンドル部1を把持し、開口部3が歯20の表面部、または歯間部、さらには歯20と歯肉の境界部に当接、もしくは、その近傍に位置するように口内に挿入して使用することを前提として説明する。
まず、図2を用いて本実施形態における歯ブラシの使用開始から歯垢の検出までの動作を説明する。
歯ブラシ100の動作スイッチ(図示せず)を押し、制御部14を立ち上げる。制御部14からはブラシヘッド部7を後退するよう駆動部13に信号が送られ、ブラシ待機姿勢となる。また検出部12にも信号が送られ、発光部10と検出部11の動作が開始される。
次に図3(a)に図示するように、本発明の歯ブラシ100の使用者は光ヘッド部2及びブラシヘッド部7を口内に挿入し、開口部3を口内で移動させながら歯垢21の検出作業を開始する。このとき開口部3からは、歯垢21によって蛍光反応を示す光(例えば、350nm〜430nm程度)が導波路16を介して照射されている。
開口部3を移動する過程において歯垢21の付着があると、開口部3から出力されている光が歯垢21に照射され、歯垢21は直ちに特定の蛍光反応を示す。歯垢21の蛍光成分は開口部3から取り込まれ、導波路16を介して検出部11に伝送される。検出部11は歯垢21が発する特定の光の波長成分(例えば、550nm〜750nm程度)の強度を検出するように設定されており、検出部11により歯垢21の有無を判断する情報を取得する。
次に、本実施形態における歯ブラシの歯垢の検出後の動作について説明する。
検出部11の信号は制御部14に送られ、歯垢21の有無を判断した後に制御部14から駆動部13に対し駆動動作の信号が送られる。このとき駆動部13に信号が送られると、発光部10及び検出部11の動作は停止、もしくは、検出部11からの信号は無効となる。
動作信号を受けた駆動部13は、ブラシヘッド部7の毛束6を図3(a)に示す待機位置Aから図3(b)に示す洗浄位置Bに移動させる。図に示すように、待機位置Aは、光が照射された領域から毛束6が離れている位置であり、洗浄位置Bは、光が照射された領域で歯垢21が検出された位置である。ブラシヘッド部7の毛束6を洗浄位置Bに移動させることにより、毛束6は検出された歯垢21に向かって移動し、毛束6の先端が歯垢21に接触する。
次に、制御部14からは駆動部13に対し、ブラシヘッド部7を洗浄位置Bから待機位置Aへと移行するよう駆動部13に信号が出力され、ブラシヘッド部7は待機位置A(図3(a)の状態)へと移動する。
このように待機位置Aと洗浄位置Bの2つの位置にブラシヘッド部7を移動する動作を繰り返すことによって、ブラシヘッド部7の位置が洗浄位置と待機位置とを往復する運動となり、歯垢を検出した部分を突くように磨くことができ、歯垢を物理的に取り除くことができる。
ブラシヘッド部7が待機位置に戻ると、停止していた発光部10及び検出部11にて歯
垢21を検出する領域8の歯垢の検出が再開される。
再開した歯垢の検出において歯垢21が検出されない場合は、歯垢21を除去することができたと見なし、歯垢除去の動作を終了する。
再開した歯垢の検出において歯垢21が検出された場合は、再度洗浄位置へとブラシヘッド部7を移動し、上述したプロセスを歯垢21が検出されなくなるまで繰り返し、ブラシヘッド部7を移動させる動作を繰り返す。また、ここでは、洗浄位置と待機位置とを往復を制御部により自動に行なったが、歯垢21が検出を音などで知らせ、人の手による手動で洗浄位置と待機位置を切り替えても構わない。
このように本実施形態による歯ブラシ100は、歯垢を検出する際の待機位置と、毛束6の先端を検出した歯垢に接触させる洗浄位置との往復運動を、検出部11が歯垢に対して反応しなくなるまで繰り返し実施することにより歯垢を確実に除去できる装置である。
従って、本発明の歯ブラシ100を用いることにより、歯ブラシ100を動かさずに歯垢の除去作業と確認作業を行うことができるようになり、効率的に歯垢の除去作業を行うことができるようになる。また、歯垢を検出する際は毛束6が検出を阻害しない待機位置に配置されるため、ブラシに付着した歯垢、または、歯垢を含む成分により誤検出することなく、歯垢の有無を高精度に検出することができる。
また取り除いた歯垢が毛束6に付着した状態にて待機位置に戻った場合においても、導波路16の周囲には、光ヘッド部2の筐体が光や蛍光を出射又は入射しない遮光部材としての役割を示すため、毛束6に歯垢がついてしまった場合でも蛍光反応を示す光が入射されることはないため誤検出せず、歯垢の有無を高精度に検出することができる。つまり、本実施形態では、光ヘッド部2の筐体が、遮光部として機能する
(第2実施形態)
次に、図4を用いて第2実施形態について説明する。
図4は、本発明の第2実施形態における歯ブラシの一例を示す外観図である。図4(a)は本発明の歯ブラシ200を示す斜視図であり、図4(b)は、図4(a)に示す歯ブラシ200のブラシヘッド部207の拡大図である。図4(c)は図4(a)に示す歯ブラシ200のブラシヘッド部207の側面図である。
本実施形態における歯ブラシ200は図4(a)に示すように、ハンドル部201と、ブラシヘッド部207から構成されており、ハンドル部201は歯ブラシ200を使用する際に把持する部分である。ブラシヘッド部207には毛束206と光ヘッド部202から構成されている。
次に図4(b)を用いてブラシヘッド部207について詳細を説明する。光ヘッド部202の端面部には開口部203が設けられ、導波路を介して発光部からの光を出射し、被測定物に光を照射した際に発生する蛍光反応を示す光を入射する。開口部203を歯の表面部、または歯間部、さらには歯と歯肉の境界部に接触、あるいは近傍に配することによって歯の表面部、または歯間部、さらには歯と歯肉の境界部に付着した歯垢を検出することが可能となっている。
次に毛束206の構成について説明する。毛束206は、開口部203の内側に設けられた穴部217に設置する毛束206aと光ヘッド部202の周辺に設置する毛束206bで構成される。
毛束206は、図4(c)に示す矢印の方向に上下に可動することで可動領域209を往復運動できるようになっている。開口部203からの光の照射及び受光を行う歯垢検出の際には、毛束206の先端が開口部203をよりも突出しない位置、つまり光の経路を妨げない待機位置に毛束206を退避させておき、歯垢除去を行う際には、毛束206の先端が歯と当接する位置に移動する。
ブラシヘッド部207に備えられた毛束206は、歯垢を検出する領域208に向かうように植毛されている。毛束206を図4(b)に示すように光ヘッド部202の穴部217と光ヘッド部202の周辺部に配置することによって、歯垢を検出する領域208に正確に毛束206の先端を移動させることが可能となる。
次に、図5を用いて歯ブラシ200の内部の構成を説明する。図5(a)は歯ブラシ200の内部を示すブロック構成図である。図5(b)はブラシヘッド部207の内部の構成を示した拡大図である。ハンドル部201の内部の構成については、第1実施形態と同様である。
図5(a)、(b)に示すように、ブラシヘッド部207は、光を伝達する導波路216と毛束206と毛束206を支持する毛束支持部205から構成される。光ヘッド部202は導波路216を介して発光部10と検出部11に接続されている。毛束支持部205は、駆動部13と接続されている。毛束206aは穴部217に導波路216側から挿入されるように設置されており、また毛束206bは光ヘッド202の周辺にも設置される。毛束支持部205は制御部14からの信号に応じて図5(b)に示す矢印の方向に駆動される。穴部217の内側と開口部203を除く導波路216の表面には導波路216よりも屈折率の低い、もしくは遮光可能な遮光部である膜部218が設けられている。
次に図6を用いて、本実施形態における歯ブラシの歯垢の検出から除去までの動作姿勢と制御について説明する。図6(a)は毛束206の待機位置における制御フローを説明する側面図であり、図6(b)はブラシ除去姿勢における制御フローを説明する側面図である。また、本発明の歯ブラシは、ハンドル部を把持し、開口部203が歯220の表面部、または歯間部、さらには歯220と歯肉の境界部に当接、もしくは、その近傍に位置するように口内に挿入して使用することを前提として説明する。
図6(a)に図示するように、本発明の歯ブラシ200の使用者はブラシヘッド部207を口内に挿入し、開口部203を口内で移動させながら歯垢221の検出作業を開始する。このとき開口部203からは、歯垢221によって蛍光反応を示す光(例えば、350nm〜430nm程度)が導波路216を介して照射されている。
歯垢221の付着の有無を検出する過程、検出後の制御部14による発光部10及び検出部11を制御する過程は、第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
次に、本実施形態における歯ブラシの歯垢の検出後の動作について説明する。
動作信号を受けた駆動部13は、ブラシヘッド部207の毛束206を図6(a)に示す待機位置Aから図6(b)に示す洗浄位置Bに移動する。図6(a)(b)に示す、待機位置Aと洗浄位置Bの位置関係、毛束206が歯垢221に及ぼす効果については、第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
このように待機位置Aと洗浄位置Bの2つの位置にブラシヘッド部207の毛束206を移動する動作を繰り返すことによって、毛束206は往復する運動となり、歯垢を検出した部分を突くように磨くことができ、歯垢を物理的に取り除くことができる。
毛束206が待機位置に戻り、歯垢を検出し、毛束206の動作を終了するまでの工程は第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
また取り除いた歯垢が毛束206に付着した状態にて待機位置に戻った場合においても、導波路216の表面の少なくとも待機位置に戻った毛束206の歯垢に近いところの一部に遮光可能な遮光部である膜部218を設けることで、穴部217の内側の毛束206aに歯垢があった場合でも蛍光反応を示す光が入射されることはないため誤検出せず、歯垢の有無を高精度に検出することができる。
(第3実施形態)
次に、図7を用いて第3実施形態について説明する。
図7は、本発明の第3実施形態における歯ブラシの一例を示す外観図である。図7(a)は本発明の歯ブラシ300を示す斜視図であり、図7(b)は、図7(a)に示す歯ブラシ300のブラシヘッド部307の拡大図である。図7(c)は図7(a)に示す歯ブラシ300のブラシヘッド部307の側面図である。
本実施形態における歯ブラシ300は図7(a)に示すように、ハンドル部301と、ブラシヘッド部307から構成されており、ハンドル部301は歯ブラシ300を使用する際に把持する部分である。ブラシヘッド部307は毛束306と開口部303から構成されている。
次に図7(b)を用いてブラシヘッド部307について詳細を説明する。開口部303は、発光部からの光及び被測定物に光を照射した際に発生する蛍光が通過するためのものである。開口部303を歯の表面部、または歯間部、さらには歯と歯肉の境界部に接触、あるいは近傍に配することによって歯の表面部、または歯間部、さらには歯と歯肉の境界部に付着した歯垢を検出することが可能となっている。また開口部303には単数、もしくは複数の穴部317が設けられている。
次に毛束306の構成について説明する。毛束306は開口部303に設けられた穴部317の内部に設置される。
毛束306は、開口部303から出て、上下可動することで、運動図7(c)に示すような可動領域309を往復運動できるようになっている。開口部303からの光の照射及び受光を行う歯垢検出の際には、毛束306の先端が開口部303をよりも突出しない位置、つまり光の経路を妨げない待機位置に毛束306を退避させておき、歯垢除去を行う際には、毛束306の先端が歯と当接する位置に移動する。
ブラシヘッド部307に備えられた毛束306は、歯垢を検出する領域308に向かうように植毛されている。毛束306を図7(b)に示すように開口部303の穴部317の内部に配置することによって、歯垢を検出する領域308に正確に毛束306の先端を移動させることが可能となる。
次に、図8を用いて歯ブラシ300の内部の構成を説明する。図8(a)は歯ブラシ300の内部を示すブロック構成図である。図8(b)はブラシヘッド部307の内部の構成を示した拡大図である。ハンドル部301の内部の構成については、第1実施形態と同様である。
図8(a)、(b)に示すように、ブラシヘッド部307は、光を伝達する導波路31
6と毛束306と毛束306を支持する毛束支持部305から構成される。開口部303は導波路316を介して発光部10と検出部11に接続されている。毛束支持部305は、駆動部13と接続されている。毛束306は穴部317に導波路316側から挿入されるように設置されている。毛束支持部305は制御部14からの信号に応じて図8(b)に示す矢印の方向に駆動される。穴部317の内側と開口部303を除く導波路316の表面には導波路316よりも屈折率の低い、もしくは遮光可能な遮光部である膜部318が設けられている。
次に図9を用いて、本実施形態における歯ブラシの歯垢の検出から除去までの動作姿勢と制御について説明する。図9(a)は毛束306の待機位置における制御フローを説明する側面図であり、図9(b)はブラシ除去姿勢における制御フローを説明する側面図である。また、本発明の歯ブラシは、ハンドル部を把持し、開口部303が歯320の表面部、または歯間部、さらには歯320と歯肉の境界部に当接、もしくは、その近傍に位置するように口内に挿入して使用することを前提として説明する。
図9(a)に図示するように、本発明の歯ブラシ300の使用者はブラシヘッド部307を口内に挿入し、開口部303を口内で移動させながら歯垢321の検出作業を開始する。このとき開口部303からは、歯垢321によって蛍光反応を示す光(例えば、350nm〜430nm程度)が導波路316を介して照射されている。
歯垢321の付着の有無を検出する過程、検出後の制御部14による発光部10及び検出部11を制御する過程は、第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
次に、本実施形態における歯ブラシの歯垢の検出後の動作について説明する。
動作信号を受けた駆動部13は、ブラシヘッド部307の毛束306を図9(a)に示す待機位置Aから図9(b)に示す洗浄位置Bに移動する。図9(a)(b)に示す、待機位置Aと洗浄位置Bの位置関係、毛束306が歯垢321に及ぼす効果については、第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
このように待機位置Aと洗浄位置Bの2つの位置にブラシヘッド部307の毛束306を移動する動作を繰り返すことによって、毛束306は往復する運動となり、歯垢を検出した部分を突くように磨くことができ、歯垢を物理的に取り除くことができる。
毛束306が待機位置に戻り、歯垢を検出し、毛束306の動作を終了するまでの工程は第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
また取り除いた歯垢が毛束306に付着した状態にて待機位置に戻った場合においても、穴部317の内側と開口部303を除く導波路316の表面の少なくとも一部に遮光可能な膜部318を設けることで、穴部317の内側の毛束306に歯垢があった場合でも蛍光反応を示す光が入射されることはないため誤検出せず、歯垢の有無を高精度に検出することができる。
なお、上述した本実施形態のブラシヘッド部は本発明の一例である。このため、毛束の設置位置、設置方法、導波路や開口部の形状は上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。
1 ハンドル部
3 開口部
4 装置本体
5 毛束支持部
6 毛束
7 ブラシヘッド部
8 検出する領域
9 可動領域
11 検出部
13 駆動部
14 制御部
16 導波路

Claims (3)

  1. 光を歯に照射して、前記歯から発生する蛍光の強度を検出する歯ブラシであって、
    前記歯に照射する光を発光する発光部と、
    前記歯に前記光を照射したときに発生する前記蛍光の強度を検出するための検出部と、
    前記毛束を備えたブラシヘッド部と、
    前記光が照射された領域に前記毛束が位置する洗浄位置と、前記光が照射された領域から離れた位置に前記毛束が位置する待機位置に前記毛束を可動させる駆動部と、を有する
    ことを特徴とする歯ブラシ。
  2. 前記検出部で検出された前記蛍光の強度に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記ブラシヘッド部が前記洗浄位置と前記待機位置との間で往復運動を繰り返し行うように、前記駆動部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
  3. 前記光及び前記蛍光を伝達するための導波路を有し、
    前記導波路の周囲の少なくとも一部には、前記光及び前記蛍光を伝達する際に、外部へ前記光及び前記蛍光を出射させないため、又は開口部以外から前記蛍光を入射させないための遮光部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歯ブラシ。

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