JP2017054041A - 穴埋め問題作成システム,穴埋め問題作成方法及びプログラム - Google Patents

穴埋め問題作成システム,穴埋め問題作成方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017054041A
JP2017054041A JP2015178695A JP2015178695A JP2017054041A JP 2017054041 A JP2017054041 A JP 2017054041A JP 2015178695 A JP2015178695 A JP 2015178695A JP 2015178695 A JP2015178695 A JP 2015178695A JP 2017054041 A JP2017054041 A JP 2017054041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
filling problem
hole
mask
markup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015178695A
Other languages
English (en)
Inventor
英明 密本
Hideaki Mitsumoto
英明 密本
健史 梶田
Takeshi Kajita
健史 梶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ATHENA CORP
Original Assignee
ATHENA CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ATHENA CORP filed Critical ATHENA CORP
Priority to JP2015178695A priority Critical patent/JP2017054041A/ja
Publication of JP2017054041A publication Critical patent/JP2017054041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】比較的簡単な構造で多大な初期投資を必要とせずに導入可能な,コンピュータシステムにより実現される穴埋め問題作成システムを提供する。【解決手段】穴埋め問題作成システム1は,学習対象の文書をPDF形式のドキュメントに変換すると共に任意の位置をマークアップしたマークアップドキュメントを生成してサーバシステム20に送信するマークアップドキュメント生成手段を備えたユーザ端末10と,受信したマークアップドキュメントのマークアップされた領域に,所定の枠線と背景色を有するオブジェクト又はフォームフィールドから成るマスクを形成し,このマスクによって前記領域が覆い隠された穴埋め問題のドキュメントを生成してユーザ端末10に返信する,穴埋め問題ドキュメント生成手段を備えたサーバシステム20によって構成される。【選択図】図1

Description

本発明は穴埋め問題作成システム,穴埋め問題作成方法及びプログラムに関し,より詳細には,既存の文書から該文書の一部を隠した穴埋め問題を作成して提供する穴埋め問題作成システム,穴埋め問題作成方法及び前記穴埋め問題作成方法をコンピュータシステムに実行させるためのプログラムに関する。
コンピュータシステムによって実現される穴埋め問題作成システムの一例として,後掲の特許文献1には,ユーザーが入力した学習対象文を解析し,学習対象文の中から人名,地名,数字の品詞情報を持つ語を抽出し,抽出された語からランダムに選択された語をブランクに置換して穴埋め問題を作成してユーザに提供する穴埋め問題作成システムが提案されている。
また,特許文献2には,入力された学習対象文を解析して自立語を抽出すると共に,各自立語の出現頻度に基づいて重要語を選択し,この重要語の中から少なくとも1つの自立語を選択して,選択された自立語をブランクに置換して作成した穴埋め問題をユーザに提供する穴埋め問題作成システムが提案されている。
特開平 06− 95583号公報 特開2008−233553号公報
特許文献1及び特許文献2として紹介した穴埋め問題作成システムでは,ユーザは,学習対象文を入力するという比較的簡単な作業を行うだけで複雑な処理を行うことなく,比較的簡単に穴埋め問題を得ることがでできる。
しかし,上記従来の穴埋め問題作成システムでは,入力された学習対象文を解析し,この解析結果に基づいて自動でブランクを形成するものであることから,穴埋め問題作成システムに穴埋め問題を作成させるためには複雑なプログラムを組む必要があると共に,精度の高い処理を行うためには,多量の品詞情報や自立語の登録が必要で,これらの穴埋め問題作成システムの導入には,多大な初期投資が必要となり,比較的少人数の受講者を対象とした学習支援システム等として採用することが困難である。
しかも,穴埋め問題作成システムが学習対象文を解析できるようにするためには,学習対象文をテキスト形式で入力することが必要で,一旦,紙媒体に印刷された学習対象文を,イメージスキャナによって読み取って得たイメージデータに基づいて穴埋め問題を作成することはできない。
仮に,印刷物から得たイメージデータを,OCR(Optical Character Recognition)を使用してテキスト化したとしても,OCRによるテキスト化では所謂「文字化け」等の発生により学習対象文の正確なテキスト化は困難であり,その結果,学習対象文が正しく解析されずに不適当な位置にブランクが形成されたり,学習対象文より正答を取得する場合,正答として取得した語が文字化けしていれば正答を正しく表示できなくなるといった問題も生じる。
そのため,印刷物として出回っている書籍,教科書,参考書,プリント,あるいはこれらをイメージスキャナによってイメージデータとして読み取ることにより保管あるいは管理されているデータ等に基づいて穴埋め問題を作成することができず,問題文作成の元とし得る莫大な資料が紙媒体,あるいはイメージデータとして存在するに拘わらず,これらの資料を有効に活用することができない。
しかも,学習対象文が文書作成ソフトウェアによって作成されていたとしても,穴埋め問題作成システムに対し,異なる種類の文書作成ソフトウェアで作成された文書のいずれも入力できるようにしようとすると,穴埋め問題作成システムは文書データ中のテキストデータのみを抽出して使用することとなるため,元の文書のレイアウト情報や修飾情報等が失われる結果,元の文書の記載内容を正しく表示できなくなる場合(例えば,文章が正しい位置で改行されない。上付文字,下付文字等の修飾情報が失われることで,数式や化学式の意味が変化してしまう等)も発生し得る。
このような問題を回避するために,元の文書のレイアウト情報や修飾情報等を利用できるようにしようとすれば,学習対象文とする文書を作成した文書作成ソフトウェア毎,場合によっては各ソフトウェアのバージョン毎に穴埋め問題作成用のソフトウェアを開発することが必要で,全てのソフトウェアに対応できるようにすることは実質上,不可能であり,対象とする文書作成ソフトウェアを限定したものとせざるを得ない。
しかも,前掲の特許文献1,2に記載の穴埋め問題作成システムでは,学習対象文を解析した結果,所定の品詞情報に対応する語,あるいは自立語を抽出し,これらの中からブランクと置換する語を決定するため,学習者が,これらの語以外の語(例えば動詞)をブランクにしたいと考えた場合であってもこれを実現することはできず,また,ブランクとする語は,抽出された語の中からランダムに(特許文献1),あるいは出現頻度に基づいて(特許文献2)決定するものとしているため,ブランクの形成位置が学習のポイントから外れてしまっていたり,ブランク形成後の学習対象文(問題文)が,解答を導き出すために必要な情報を含まなくなっていて,問題文として成立しなくなっている可能性もある。
なお,前掲の特許文献1,2として説明した穴埋め問題作成システムでは,前述したようにテキスト形式で入力された学習対象文中,解析によって決定した語をブランク(例えば「〔1. 〕」,「〔2. 〕」等の文字列)に置換して問題文を作成する一方,問題文とは別に,正答欄を設け,ここに,ブランクと置換した語を正答として表示する。
そのため,問題文と正答を同時に見ることができないようにするためには,正答欄を問題文とは別ページに表示する等,問題文と正答を別途表示することが必要となる。
しかも,正答欄を別ページに設けたとしても,例えば第1の空欄に対する解答時に,正答欄のページを開いてしまうと,第2の空欄以降の他の空欄に対する答えも見てしまうこととなるため,ユーザは問題文中に存在する空欄の全てに対する解答を行った後でなければ正答欄のページを開くことができない。
そのため,問題文が長くなり,ブランクの数が多くなると,ユーザは別途準備した紙に答えを記載し,あるいは,画面上に設けた解答欄に答えを入力する等して,全てのブランクに対する解答が終了した後,正答欄を表示させて答え合わせを行うことが必要で,例えばスマートフォンやタブレットPC等の携帯情報端末を使用した通勤・通学電車内等における学習を考えた場合,答えを紙に書き写す,あるいは解答欄に答えを入力するといった作業は煩雑であり,各ブランクに対する解答を頭に思い浮かべながら,都度,正答を表示させて答えを確認することができるような利用が可能であれば,より使い勝手の良い穴埋め問題を提供することができる。
そこで,本発明は,上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり,比較的簡単な構造であり,多大な初期投資を必要とせずに導入することが可能であると共に,穴埋め問題作成の元となる文書が,イメージデータであっても,いずれの文書作成ソフトウェアで作成された文書ファイルであっても,更にはHTML形式の文書であっても穴埋め問題を簡単に作成することができ,しかも,ユーザが意図した用語等を「穴」とすることができる穴埋め問題を作成することのできる穴埋め問題作成システム,穴埋め問題作成方法,及び前記穴埋め問題作成方法をコンピュータシステムに実行させるためのプログラムを提供することを目的とする。
また,本発明は,上記目的に加え,文書中の空欄部分に記入すべき解答を,各空欄毎に確認することができるようにすることで,携帯情報端末を使用した通勤・通学電車内等における学習時においても使い勝手の良い穴埋め問題を作成することのできる穴埋め問題作成システム,穴埋め問題作成方法,及びコンピュータシステムに前記穴埋め問題作成方法を実行させるためのプログラムを提供することを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本願発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
上記目的を達成するために,本発明の穴埋め問題作成システム1は,
コンピュータシステムによって実現される穴埋め問題作成システム1において,
任意の位置がマークアップされたPDF(Portable Document Format)形式のドキュメントであるマークアップドキュメントを受信し,該マークアップドキュメント中の前記マークアップされた領域に,所定の線種の枠線と背景色を有するオブジェクト又はフォームフィールドから成るマスク61を形成して,該マスク61によって前記領域が覆い隠された穴埋め問題のドキュメントを生成する,穴埋め問題ドキュメント生成手段201を設けたことを特徴とする(請求項1)。
なお,本発明において「マークアップ」とは,ドキュメント上に範囲を指定するマークを挿入することをいい,文書列の一部をタグで囲むことによる範囲の指定,図形の描写による領域の指定等がこれに該当する。
上記構成の穴埋め問題作成システム1は,PDF形式のドキュメントを処理対象とし,キーボード12やマウス13,タッチパネル等の入力手段によって指定された任意の位置をマークアップして前記マークアップドキュメントを生成するマークアップドキュメント生成手段101を更に備えることができる(請求項2)。
上記構成の穴埋め問題作成システム1において,前記マークアップドキュメント生成手段101がインターネット等の通信ネットワーク50に接続可能に構成されたユーザ端末10において実現されると共に,
前記穴埋め問題ドキュメント生成手段201が,前記通信ネットワーク50に接続可能に構成されたサーバシステム20において実現され,
前記サーバシステム20の前記穴埋め問題ドキュメント生成手段201が,前記通信ネットワーク50を介して前記ユーザ端末10の前記マークアップドキュメント生成手段101から前記マークアップドキュメントを受信することができるよう構成するものとしても良い(請求項3)。
前記サーバシステム20には,前記穴埋め問題ドキュメント生成手段201が生成した前記穴埋め問題ドキュメントを保存する記憶手段202と,ユーザ端末10に対し前記記憶手段202に保存した前記穴埋め問題ドキュメントを送信する,問題配信手段204を設けることができる(請求項4)。
なお,前記マークアップドキュメント生成手段101,及び前記穴埋め問題ドキュメント生成手段201は,いずれも同一のコンピュータシステム(例えば,ユーザ端末10,又はサーバシステム20)上に実現するものとしても良い(請求項5)。
前記マークアップドキュメント生成手段101は,前記マークアップの実行前に,各種形式のファイルをPDF形式のドキュメントに変換する処理を実行するPDF変換手段101aを備えることが好ましい(請求項6)。
前述の穴埋め問題ドキュメント生成手段201は,
前記マスク61をフォームフィールドによって形成すると共に,
各マスク61上にポインタ63を置いた状態でマウス13をクリックする等の各マスク61に対する所定動作をトリガとして該動作が行われたマスク61の表示及び/又は非表示を切り換えるプログラムを生成して,前記マスク61となる前記フォームフィールドのそれぞれに埋め込むように構成することが好ましい(請求項7)。
更に,前記穴埋め問題ドキュメント生成手段201は,
前記穴埋め問題ドキュメントの所定の位置に一斉表示ボタン64及び/又は一斉非表示ボタン65となるフォームフィールドを形成すると共に,
前記一斉表示ボタン64及び/又は一斉非表示ボタン65上にポインタ63を置いた状態でマウス13をクリックする等の所定動作をトリガとして,前記マスク61により覆われた領域の全てを一斉表示及び/又は一斉非表示とするプログラムを生成すると共に,前記一斉表示ボタン64及び/又は一斉非表示ボタン65と成るフォームフィールドに,生成した前記プログラムを埋め込むように構成することが好ましい(請求項8)。
また,本発明の穴埋め問題作成方法は,コンピュータシステムによって実行される穴埋め問題作成方法であって,
任意の位置がマークアップされたPDF(Portable Document Format)形式のドキュメントであるマークアップドキュメントを受信し,該マークアップドキュメント中の前記マークアップされた領域に,所定の線種の枠線と背景色を有するオブジェクト又はフォームフィールドから成るマスク61を形成して,該マスク61によって前記領域が覆い隠された穴埋め問題のドキュメントを生成する,穴埋め問題ドキュメント生成処理を実行することを特徴とする(請求項9)。
上記穴埋め問題作成方法において,前記穴埋め問題ドキュメント生成処理前に,PDF形式のドキュメントに対し,キーボード12やマウス13等の入力手段によって指定した任意の位置をマークアップして前記マークアップドキュメントを生成するマークアップドキュメント生成処理を更に実行するものとすることができる(請求項10)。
この場合,前記マークアップドキュメント生成処理を,インターネット等の通信ネットワーク50に接続可能に構成されたユーザ端末10において実行すると共に,
前記穴埋め問題ドキュメント生成処理を,前記通信ネットワーク50に接続可能に構成されたサーバシステム20において実行するものとしても良く,
前記サーバシステム20が,前記通信ネットワーク50を介して前記ユーザ端末10より受信した前記マークアップドキュメントに対し,前記穴埋め問題ドキュメント生成処理を実行するよう構成する(請求項11)。
この場合, 前記サーバシステム20に,前記穴埋め問題ドキュメント生成手段201が生成した前記穴埋め問題ドキュメントを記憶手段202に保存させる処理と,ユーザ端末10に対し前記記憶手段202に保存した前記穴埋め問題ドキュメントを送信する,問題配信処理を実行させるものとしても良い(請求項12)。
なお,上記構成に代え,前記マークアップドキュメント生成処理及び前記穴埋め問題ドキュメント生成処理は,いずれも同一のコンピュータシステム(ユーザ端末10,又はサーバシステム20)上で実行するよう構成しても良い(請求項13)。
更に,前記マークアップドキュメント生成処理は,前記マークアップを行う前に,各種形式のファイルをPDFドキュメントに変換する,PDF変換処理を更に実行するものであっても良い(請求項14)。
また,前記穴埋め問題ドキュメント生成処理は,
前記マスク61をフォームフィールドによって形成すると共に,
各マスク61上にポインタ63を置いた状態でマウス13をクリックする等の所定動作をトリガとして該動作が行われたマスク61の表示及び/又は非表示を切り換えるプログラムを生成して,前記マスク61となる前記フォームフィールドのそれぞれに埋め込む処理を実行するものとしても良い(請求項16)。
更に前記穴埋め問題ドキュメント生成処理は,
前記穴埋め問題ドキュメントの所定の位置に一斉表示ボタン64及び/又は一斉非表示ボタン65となるフォームフィールドを形成すると共に,
前記一斉表示ボタン64及び/又は一斉非表示ボタン65上にポインタ63を置いた状態でマウスをクリックする等の所定動作をトリガとして前記マスク61により覆われた領域の全てを一斉表示及び/又は一斉非表示とするプログラムを生成すると共に,前記一斉表示ボタン64及び/又は一斉非表示ボタン65と成るフォームフィールドに生成した前記プログラムを埋め込む処理を行うように構成するものとしても良い(請求項16)。
また,前述した穴埋め問題作成方法をコンピュータシステムに実行させるためのプログラムは,
任意の位置がマークアップされたPDF(Portable Document Format)形式のドキュメントであるマークアップドキュメントを解析し,前記マークアップがされた領域を認識し,前記マークアップがされた領域に,所定の線種及び背景色を有するオブジェクト又はフォームフィールドから成るマスク61を形成して,該マスク61によって前記領域が覆い隠された穴埋め問題のドキュメントを生成する,穴埋め問題ドキュメント生成処理をコンピュータシステム(後掲の実施形態においてサーバシステム20)に実行させるためのプログラムである(請求項17)。
上記プログラムは更に,前記穴埋め問題ドキュメント生成処理において,前記マスク61をフォームフィールドによって形成させると共に,各マスク61上にポインタ63を置いた状態でマウス13をクリックする等の所定動作をトリガとして該動作が行われたマスク61の表示及び/又は非表示を切り換えるプログラムを生成して,前記マスク61となる前記フォームフィールドのそれぞれに埋め込ませる処理を前記コンピュータシステム(後掲の実施形態においてサーバシステム20)に行わせるものとすることができる(請求項18)。
更に,前記穴埋め問題ドキュメント生成処理において,前記穴埋め問題ドキュメントの所定の位置に一斉表示ボタン64及び/又は一斉非表示ボタン65と成るフォームフィールドを形成させると共に,
前記一斉表示ボタン64及び/又は一斉非表示ボタン65上にポインタ63を置いた状態でマウス13をクリックする等の所定動作をトリガとして前記マスク61により覆われた領域の全てを一斉表示及び/又は一斉非表示とするプログラムを生成すると共に,前記一斉表示ボタン64及び/又は一斉非表示ボタン65と成るフォームフィールドに生成した前記プログラムを埋め込む処理を,前記コンピュータシステムに行わせるようにすることもできる(請求項19)。
以上で説明した本発明の構成により,本発明では以下の顕著な効果を得ることができた。
本発明で処理対象とするPDFドキュメントは,各種文書作成ソフトウェアによって作成された文書ファイル,印刷された文書をイメージスキャナ等で読み取ることにより得たイメージデータ,インターネット上で取得したHTML形式のファイル等,各種形式のファイルより変換して簡単に得ることが可能であるだけでなく,元の文書のレイアウトや文字装飾等を殆ど変化させることなく引き継いだPDFドキュメントを得ることができること,更に本発明では,ユーザがマークアップによって指定した箇所に,この部分を覆うマスク61を形成する構成を採用したことで,テキスト形式の文書に限定されず,且つ,元の文書がいずれの文書作成ソフトウェアによって作成された文書であり,あるいは,印刷物をイメージスキャナ等で読み取ることにより得たイメージデータであっても,これらに基づいて穴埋め問題を作成することが可能であり,しかも,作成した穴埋め問題を,異なるOSやアプリケーションソフトウェアで動作するユーザ端末10上に表示させた場合,いずれのユーザ端末上においても元のレイアウト等を維持した状態で穴埋め問題を表示させることができ,マスク61がずれた位置に表示される等して,答えが見えてしまう等といった不都合も生じない。
通信ネットワーク50に接続されたユーザ端末10において前述のマークアップドキュメントを生成するためのマークアップドキュメント生成手段101を実現すると共に,前記通信ネットワーク50に接続されたサーバシステム20において前記穴埋め問題ドキュメント生成手段201を実現する構成を採用したことで,ユーザは,マークアップを行って生成したマークアップドキュメントをサーバシステム20に送信するだけで,簡単に穴埋め問題を入手することが可能であると共に,ユーザ端末10として,処理能力の高いコンピュータを採用する必要がない。
特に,サーバシステム20が,生成した穴埋め問題ドキュメントを保存する記憶手段202を備えた構成では,問題配信手段204が,記憶手段202に保存された穴埋め問題ドキュメントをユーザ端末10に送信することが可能であり,サーバシステム20に穴埋め問題の作成を指令したユーザ端末10と,生成された穴埋め問題ドキュメントを表示させて学習の用に供するユーザ端末10とを,別の端末とすることができる。
その結果,例えば,マークアップドキュメントを作成してサーバシステム20に対して送信する処理は自宅のパーソナルコンピュータによって行い,サーバシステム20の記憶手段に保存された穴埋め問題を呼び出して行う学習についてはスマートフォンやタブレットPC等の携帯情報端末を使用して行う等,端末の使い分けが可能で,通勤・通学時における電車等による移動時間等を利用して学習を行う際に便利である。
更に,穴埋め問題作成システム1の主要な機能をサーバシステム20に担わせることで,このサーバシステム20の記憶手段202にデータベースを構築することも可能となり,各ユーザ毎の学習履歴や学習の進展状況,成績等の一括管理や,ユーザ全体の成績等の統計データ等を所定の記憶領域(例えば図6の「集計・統計結果202d」)に記録して管理等を行うことも可能となる。
また,サーバシステム20の記憶手段202に,穴埋め問題を作成する際の素材となり得るPDFドキュメントを例えばジャンル毎に保管したデータベース(例えば,図6の「問題ソースDB202c」)を構築し,ユーザの利用に供することも可能である。
なお,ユーザによって操作されるパーソナルコンピュータ等のユーザ端末10に,前述したマークアップ手段101bと,穴埋め問題ドキュメント生成手段201の双方を実現するためのソフトウェアをインストールすることで,ユーザ端末10内において前述のマークアップドキュメントの生成から穴埋め問題ドキュメント生成までの一連の処理を行わせるようにしても良く,これにより,ユーザは,サーバシステム20との間でデータの送受信を行うことなく,穴埋め問題を入手することが可能となる。
マークアップドキュメントを作成する際の素材とするPDFドキュメントは,前述したようにサーバシステム20等で提供するものを利用するものとしても良いが,マークアップドキュメント生成手段101にPDF変換手段101aを設ける場合,ユーザ等が適宜入手した印刷物をイメージスキャナで読み取ることにより得たイメージデータ,各種文書作成ソフトウェアで作成した文書,インターネット上で入手したHTML形式の文書等,各種形式の文書を前述のPDF変換手段101aによってPDF形式のドキュメントに変換することで,多種多様な文書から穴埋め問題を作成することが可能である。
なお,各マスク61を,マウス13によるクリック等によって表示及び/又は非表示の状態に切り換え可能とした構成では,一問一答式で順次正答を表示させる等の利用方法で穴埋め問題を使用することも可能で,答えを紙に書き出し,あるいは解答欄に入力する等の作業が行い難い,例えば通勤・通学中の電車内での学習等に利用するに便利な穴埋め問題の作成を行うことができた。
また,一斉表示ボタン64及び/又は一斉非表示ボタン65を設け,一斉表示ボタン64及び/又は一斉非表示ボタン65に対する所定の動作をトリガとして,前記マスク61の全てを一斉表示及び/又は一斉非表示可能に構成したことで,別ページ等に別途,正答欄を設ける必要がなく,また,隠されていた元々の文書の一部を表示させることで正答の表示としていることから,正答が文字化けや修飾情報を失うことにより誤って表示等されることを確実に防止することができた。
本発明の穴埋め問題作成システムの構成例を示す概略説明図。 ユーザ端末の機能ブロック図。 PDF変換手段によるPDF変換時の画面表示例を示した説明図。 注釈機能の「長方形ツール」を使用してマークアップを行ったマークアップドキュメントを画面に表示した状態の説明図。 注釈機能の「ハイライトツール」を使用してマークアップを行ったマークアップドキュメントを画面に表示した状態の説明図。 サーバシステムの機能ブロック図。 認証手段の起動時における画面表示例(ログイン画面)を示す説明図。 選択手段の起動時における画面表示例(選択画面)を示す説明図。 直接解答問題作成手段の起動時における画面表示例(直接解答問題作成指令画面)を示す説明図。 自己学習テキスト作成手段の起動時における画面表示例(自己学習テキスト作成指令画面)を示す説明図。 穴埋め問題ドキュメントの生成例を示した説明図であり,(A)はマークアップドキュメント,(B)は直接解答問題として生成された穴埋め問題ドキュメント。 穴埋め問題ドキュメントの生成例を示した説明図であり,(A)はマークアップドキュメント,(B)は自己学習テキストとして生成された穴埋め問題ドキュメント。 自己学習テキストの動作説明図であり,(A)は一斉非表示の状態,(B)は「一斉表示」のボタンのクリックにより一斉表示された状態,(C)は「一斉非表示」のボタンのクリックにより一斉非表示とされた状態。 自己学習テキストの動作説明図であり,(A)は一斉非表示の状態,(B)は最上段のマスクをクリックして最上段の正答を表示させた状態,(C)は最上段の正答をクリックして再度非表示とした状態。
以下に,添付図面を参照しながら本発明の穴埋め問題作成システム及び,該穴埋め問題作成システムによって実行される穴埋め問題作成方法について説明する。
〔システム全体の構成例〕
図1は,本発明の穴埋め問題作成システム1の一構成例を示した説明図であり,この穴埋め問題作成システム1は,本システム1に対し穴埋め問題の作成を指令するユーザが操作する,ユーザ端末10と,ユーザ端末10より受信したPDF形式のドキュメントに対し所定の処理を行って穴埋め問題を作成するサーバシステム20,及び,前記ユーザ端末10とサーバシステム20間を通信可能に接続する,インターネット等の通信ネットワーク50によって構成されている。
〔ユーザ端末〕
前述のユーザ端末10は,所定のプログラムの実行によって実現されるマークアップドキュメント生成手段101によって,後述するサーバシステム20に送信する,所定の利用域がマークアップされたPDF形式のデジタルドキュメンである「マークアップドキュメント」を生成する。
この,ユーザ端末10としては,既存のパーソナルコンピュータを使用することができ,デスクトップ型,ラップトップ型,タブレット型のいずれのパーソナルコンピュータであっても使用可能である。
また,スマートフォン等の携帯情報端末においても,アプリケーションソフトウェアのインストールによりPDFドキュメントの表示や編集等を行うことができるものは,本発明におけるユーザ端末10として使用し得る。
更に,一人のユーザが,自身で使用するパーソナルコンピュータ,外出先で使用するスマートフォンやタブレットPC等,複数の情報端末を所有する場合,これらはいずれも,ユーザ端末10である。
なお,ユーザ端末10がデスクトップ型のパーソナルコンピュータ10である場合,ユーザ端末10はディスプレイ11等の表示手段やキーボード12,マウス13等の入力手段を備えていることが必要で,更に,ユーザ端末10は必要に応じてイメージスキャナ14やプリンタ15等の周辺機器と接続されていても良い。
これらのユーザ端末10は,図2の機能ブロック図に示すように,所定のプログラムの実行により,前述のマークアップドキュメント生成手段101が実現される。
なお,前述したように穴埋め問題の作成を,本発明の穴埋め問題作成システムの提供者(サービスの提供者)が管理するサーバシステム20に行わせるものとして構成した本実施形態の穴埋め問題作成システム1にあっては,前述したマークアップドキュメント生成手段101の他,ユーザ端末10は,インターネット等の通信ネットワーク50を介してサーバシステム20と通信を行うための通信手段103を備えている必要があると共に,前述したプログラムや生成したマークアップドキュメントを保存するための,記憶手段104を備えている。
マークアップドキュメント生成手段
前述のマークアップドキュメント生成手段101は,ユーザ端末10の記憶手段104に記憶させた所定のプログラムを実行することにより実現する手段である。
このマークアップドキュメント生成手段101は,少なくとも,PDFドキュメントに対してマークアップを行うための機能(マークアップ手段101b)を備えている必要があり,本実施形態にあっては,その他に,更に,マークアップを行う前の前処理として,PDF以外のファイル,例えば文書作成用ソフトウェア(例えばMicrosoft社の「Word」,「Power Point」等)で作成された文書ファイル,印刷物をイメージスキャナで読み取ることにより得たイメージデータ,インターネット上で入手したHTMLファイル等をPDF形式のドキュメントに変換する,PDF変換機能(PDF変換手段101a)を前述のマークアップドキュメント生成手段101に含めている。
PDF変換手段
PDF形式のドキュメントを処理対象とする本発明の穴埋め問題作成システム1にあっては,穴埋め問題を作成する際の素材とする文書が,イメージスキャナ14による読み取りによって得たイメージデータ,各種文書作成ソフトウェアによって作成され,記憶手段104等に保存されている文書ファイル,通信手段103を介してインターネット上で入手したHTMLファイル等の,PDF形式以外のファイルである場合,これらのファイルをPDF形式のドキュメントに変換することが必要で,前述したPDF変換手段101aは,これらのPDF形式以外の形式のファイルを,PDF形式のドキュメントに変換する。
このPDF変換手段101aは,ユーザ端末10にインストールされている既知のPDF編集用ソフトウェア(例えばAdobe社の「Acrobat」)や,アプリケーションソフトウェアを起動することで実現する手段であり,一例として前述したPDF編集用ソフトウェアを起動すると,ユーザ端末10の表示画面上には,図3に示すようなツールバーが表示され,このツールバー中に設けられている「作成」の表示71をクリックしてプルダウンメニュー72を表示させることができるようになっている。
そして,このプルダウンメニュー中に表示されている「ファイルからPDF(F)」,「スキャナからPDF(S)」,「WebページからPDF(W)」,「クリップボードからPDF(C)」等の表示を選択,クリックすることにより表示されるプルダウンメニューやウィンドウの表示に従って,変換対象を指定すると共に,変換の実行を指令することにより,PDF変換手段101aが起動して,指定した文書をPDF形式に変換することができるようになっている。
なお,後述するマークアップの対象とするPDFファイルは,前述したPDF変換手段によってPDF変換された文書だけでなく,当初よりPDFとして存在する文書,例えばユーザ端末10の記憶手段104に保存されているPDFドキュメントや,後述するサーバシステム20の記憶手段202(問題ソースDB202c:図6参照)に,ユーザに対して穴埋め問題作成用のソースに供するために蓄積したPDFドキュメントの中から選択し,これに対しマークアップを行うようにしても良く,この場合,PDF変換手段101a及び,PDF変換手段101aによって実行されるPDF変換工程は必要ではない。
マークアップ手段
ユーザ端末10において実現される前述のマークアップ手段101bは,ユーザがマウス13やキーボード12,タッチパネル等の入力手段を操作して指定すことで,PDF形式のドキュメント上でユーザが指定した所定の領域を「マークアップ」する。
課題を解決するための手段欄に記載したように,本発明において「マークアップ」とは,ドキュメント上に範囲を指定するマークを挿入することであり,このようなマークを挿入し得るものであれば,マークアップ手段101bによるマークアップの方法は,テキスト中の一部の文字列をタグで囲むことによる領域指定,図形の描写による領域指定等,その方法は特に限定されない。
前述したPDF編集用ソフトウェア(Adobe社の「Acrobat」)がインストールされている本実施形態のユーザ端末10では,前述のマークアップ手段101bとして,同ソフトウェアに設けられている「注釈」ツールを利用することができ,一例としてPDFドキュメント中,後述するマスク61を形成する領域に,図4に示すように注釈ツールとして用意されている長方形ツールによって描写した長方形62aによってマークアップを行うようにしても良く,また,ドキュメントがテキストを含む場合,図5に示すように,前述の注釈ツール中,ハイライトツールを使用してマスク61する文字列をハイライト表示62bを付加することによりマークアップを行うものとしても良い。
以上のようにして,長方形ツールによって描写した長方形62a,又はハイライトツールによって付加したハイライト表示62bによってマークアップが行われたPDFドキュメント(マークアップドキュメント)を作成後,これをユーザ端末10に設けられている記憶手段104に保存する。
〔サーバシステム〕
サーバシステム20は,前述したユーザ端末10で生成されたマークアップドキュメントを受信すると共に,解析し,ユーザによってマークアップが行われた領域に所定のマスク61を形成して,穴埋め問題のPDFドキュメントを生成するものであり,所定のプログラムの実行により実現する,穴埋め問題ドキュメント生成手段201を備えている。
なお,本実施形態にあっては,本発明の穴埋め問題作成システム1を,予め会員登録がされた会員のみが利用できるように構成したもので,図6の機能ブロック図に示すように,前述の穴埋め問題ドキュメント生成手段201の他,サーバシステム20に対するアクセスが,登録された会員によるものであるか否かを認証する,認証手段203を備えている。
また,サーバシステム20は,各手段を実現するためのプログラム,登録された会員に関する情報,生成された穴埋め問題ドキュメント等を記憶・保存するための記憶手段202を備えていると共に,ユーザ端末10に対し,記憶手段202に保存した穴埋め問題ドキュメントを配信する,問題配信手段204を備えている。
認証手段
認証手段203は,前述したように,サーバシステム20に対するアクセスが登録された会員により行われたものであるか否かを認証するための手段であり,本発明のシステムを,登録された会員に限定することなく広く一般に提供等する場合等には必ずしも設ける必要はない。
前述のようにして,ユーザ端末10においてマークアップドキュメントを生成したユーザは,URLを指定した接続要求を行うことにより,ユーザ端末10をインターネット等の通信ネットワーク50を介して前述のサーバシステム20に接続する。
この接続によりサーバシステム20は,記憶手段202に記憶した所定のプログラムの実行により,前述した認証手段203を起動する。
認証手段203の起動により,サーバシステム20は,接続が確立したユーザ端末10の表示手段11上に,一例として図7に示すように「ユーザ名」の入力欄73と「パスワード」の入力欄74が設けられたなログイン画面のWebページを表示させる。
ユーザが,ログイン画面の表示に従い,事前の会員登録の際に登録した「ユーザ名」及び「パスワード」をそれぞれの入力欄73,74に入力した後,ログインボタン75をクリックすると,サーバシステム20の認証手段203は,入力されたユーザ名とパスワードの組み合わせを,記憶手段202中,会員に関する情報を記憶した会員マスタ202aにおいて検索し,該当する会員がある場合,会員であることを認定して,後述する穴埋め問題ドキュメント生成手段201を起動させる。
会員マスタ202a中に,入力されたユーザ名とパスワードの組み合わせに該当する会員が存在しない場合,認証手段203は,ユーザ端末10の表示手段11上に「ログイン失敗」であることの表示を行い,入力欄73,74を空欄にする等して,再度のユーザ名,パスワードの入力を要求して認証手続を継続して行うようにしても良い。
なお,このログイン画面には,例えば図7に示すように,「初めてご利用になる方」というボタン77を設け,このボタン77のクリックにより図示せざる「会員登録手段」を起動して,ユーザ端末10の表示手段11上に会員登録画面を表示することにより,ユーザを会員登録に誘導するよう構成しても良く,この会員登録画面上において,ユーザが必要な情報等を入力して会員登録を完了させることにより,後述の穴埋め問題ドキュメント生成手段201を起動するように構成しても良い。
また,ログイン画面には,「パスワードを忘れた」というボタン76を設け,このボタン76のクリックにより,パスワードを忘れた会員に対し所定の方法でパスワードを通知できるようにしても良い。
穴埋め問題ドキュメント生成手段
以上のように,認証手段203によって,サーバシステム20に対してアクセスした会員が,登録された会員でいることが認証されると,サーバシステム20は,所定のプログラムの実行によって穴埋め問題ドキュメント生成手段201を起動する。
この穴埋め問題ドキュメント生成手段201は,前述のユーザ端末10より受信したマークアップドキュメントを解析し,このマークアップドキュメントのマークアップされた領域に,所定のマスク61を形成して穴埋め問題のドキュメントを生成する処理を行うもので,本実施形態にあっては,作成する穴埋め問題として,ユーザの選択により,「直接解答問題」,「自己学習テキスト」という,2種類の異なる穴埋め問題を作成することができるように構成したこと,また,形成するマスク61の枠線の幅と色,マスクの背景色及びサイズをユーザが指定できるように構成したことから,本実施形態にあっては,前述した穴埋め問題ドキュメント生成手段201の起動により,更に,図6に示すように,選択手段201aと,直接解答問題作成手段201b又は自己学習テキスト作成手段201cを実現することができるように構成している。
選択手段
本実施形態の穴埋め問題作成システム1では,前述した認証手段203による認証手続が終了し,アクセスしたユーザが登録された会員であることが認証されると,穴埋め問題ドキュメント生成手段201は前述の選択手段201aを起動して,ユーザ端末10の表示手段11上に,一例として図8に示すような「選択画面」を表示させる。
この選択画面上において,ユーザは,変換元とするPDFドキュメント(マークアップドキュメント)のファイル名を,ファイル名の入力欄78に入力して特定すると共に,作成する穴埋め問題の形式を,チェックボックス81,82を使用してチェックすることにより選択して,「選択終了」のボタン83をクリックすることにより,これらの選択を完了させる。
変換元ファイル名の入力に際しては,例えば参照ボタン79を設け,この参照ボタン79をクリックすると,画面上に参照ウィンドウ80を開く等して,ユーザ端末10の記憶手段104に記憶されているPDFドキュメントの一覧等を表示できるようにすると共に,一覧として表示されたファイル名の上にポインタ63を移動させてクリックすることにより入力が完了するよう構成する等しても良い。
直接解答問題作成手段
前述した選択画面において,作成する穴埋め問題の形式として,「直接解答問題」が選択されると,穴埋め問題ドキュメント生成手段201は直接解答問題作成手段201bを起動する。
この直接解答問題作成手段201bによって作成される「直接解答問題」とは,変換元としたマークアップドキュメント中のマークアップがされた部分に,ユーザによって指定された枠線幅,枠線色,及び背景色を有するマスク61を形成して,該マスク61の形成領域に元々存在していた文字や図形,記号等を覆い隠したPDFファイルを形成するもので,マスクの背景色として淡色を選択することで,作成された穴埋め問題ドキュメントをプリンタで印刷すると,印刷された用紙のマスク部分に直接,解答を書き込むことのできる,問題用紙兼,解答用紙である「直接解答問題」が得られる。
前述した直接解答問題作成手段201bの起動により,ユーザ端末の表示画面上には,マスク61となる矩形オブジェクトの「枠線幅」,「枠線色」,「背景色」,及び「サイズ調整」を選択するための入力欄84,86,88,89と,変換処理の実行を指令する,変換ボタン90が表示された,直接解答問題作成指令画面が表示される。
このうちの「枠線幅」は,マスク61となる矩形オブジェクトの枠線の太さを指定するもので,画面上に表示された枠線幅の入力欄84に直接,数値を入力するものとしても良く,あるいは,入力欄84上にポインタ63を移動させることにより表示されるプルダウンメニュー85中より選択できるようにしても良い。
また,「枠線色」は,前述した枠線の色を指定するもので,枠線色の入力欄86に直接,RGBカラーコードを入力するものとしても良く,あるいは,入力欄86上にポインタ63を移動させることにより表示されるカラーパレット87中より選択して入力できるようにしても良い。
更に,「背景色」は,前述した枠線の内側を塗り潰す色を指定するもので,背景色の入力欄88に直接,RGBカラーコードを入力するものとしても良く,あるいは,入力欄88上にポインタ63を移動させることにより表示されるカラーパレット87中より選択して入力できるようにしても良い。
更に,「サイズ調整」は,マスク61のサイズを,マークアップによって指定した領域に対し拡張又は縮小する際に指定するもので,サイズ調整値の入力欄89中に数値入力することにより指定する。
なお,この「サイズ調整」欄89に対する数値の入力は,枠線幅,枠線色,及び背景色とは異なり,必ずしも必要ではなく,指定のない場合,マークアップによって指定された領域にマスク61が形成される。
なお,これらの入力欄に対する入力は,規定値に対し変更を行わない場合には省略できるようにしても良い。
このようにして,枠線幅,枠線色,背景色,及び必要に応じてサイズ調整の指定を行った後,その下方に設けられている変換ボタン90をクリックすると,直接解答問題作成手段による直接解答問題の作成が開始される。
前述した変換ボタン90のクリックにより,サーバシステム20は,ユーザ端末10より,指定されたマークアップドキュメントと,入力欄に入力された枠線幅,枠線色,背景色及びサイズ調整値の各情報を受信して取得する。
このようにしてマークアップドキュメントを受信したサーバシステム20は,取得したマークアップドキュメントを開いて,その内部構造を解析する。
この解析により,直接解答問題作成手段201bは,図11(A),(B)に示すように,前述した長方形ツール,又はハイライト注釈(図示の例では長方形ツール)によってユーザが付した長方形62aやハイライト表示62b(図示の例では長方形62a)によってマークアップされた領域(「サイズ調整」が指定されていた場合には,マークアップされた領域に対しサイズの調整がされた後の領域)に,ユーザによって指定された枠線幅,枠線色,及び背景色の矩形オブジェクトをマスク61として生成すると共に,マークアップに使用されていたハイライト表示62bや長方形62aを削除する。
なお,前述したユーザによるマークアップが長方形ツールによって行われている場合,直接解答問題作成手段201bは,この長方形ツールによって描写された長方形62aの枠線幅,枠線色,背景色,及びサイズを,ユーザにより指定された枠線幅,枠線色,背景色,及びサイズに変換することによって,前述のマスク61を生成するものとしても良い。
また,直接解答問題作成手段201bは,生成したマスク61上に,図11に示すように連続番号を表示して,作成された直接解答問題に対し解答を行う際,解答者が個々の空欄(マスク)を識別することができるようにしても良い。
このようにして,ユーザ端末10より取得したマークアップドキュメント中,マークアップによって指定された領域に,マスク61となる矩形オブジェクトを形成してPDF形式のドキュメントとしての直接解答問題を作成した直接解答問題作成手段201bは,作成した直接解答問題のPDFドキュメントを,直接解答問題の作成を指令した問題作成ユーザ端末10に返信するようにしても良い。
直接解答問題のPDFドキュメントを受信したユーザは,受信した直接解答問題のPDFドキュメントを印刷することで,マスク61で覆われた部分に直接,解答を書き込むことができる,問題用紙兼,解答用紙として使用することができる「直接解答問題」を得ることができる。
また,受信した直接解答問題のPDFドキュメントは,これをユーザ端末10の記憶手段104に保存することで,ユーザは,受信した直接解答問題を何時でも読み出して表示手段11上に表示させ,あるいは,印刷して使用することが可能となる。
なお,直接解答問題作成手段201bは,作成した直接解答問題のPDFドキュメントを,例えばジャンル毎にサーバシステム20に設けた記憶手段202内の所定の記憶領域(図6の例では「穴埋め問題DB202b」)に記憶するものとしても良い。
また,直接解答問題作成手段201bは,作成した直接解答問題のPDFドキュメントを,この問題の作成を指令したユーザを特定可能な情報(ユーザ名,IDナンバー等)と関連付けて,前述した記憶手段202に記憶するものとしても良い。
このように,作成された直接解答問題のPDFドキュメントをジャンル毎にサーバシステム20の記憶手段202に保存して,記憶した直接解答問題を,該直接解答問題の作成を指令したユーザ以外のユーザに対しても公開することにより,各ユーザは,自らマークアップドキュメントの作成や直接解答問題の作成指令を行うことなく,作成済みの問題の中から自己の学習に有用な直接解答問題を探して利用することも可能となる。
また,ユーザを特定する情報と関連付けて直接解答問題を保存する場合,ユーザは,例えば自宅のパーソナルコンピュータを使用してマークアップドキュメントの生成と,サーバシステム20に対する直接解答問題の作成指令を行い,職場のパーソナルコンピュータや,スマートフォン,タブレットPC等の携帯情報端末を使用してサーバシステム20にアクセスして,出来上がった直接解答問題を記憶手段202から呼び出して表示させることが可能となる等,サーバシステム20に対してログインする際に必要な情報(本実施形態ではユーザ名,パスワード)さえ覚えていれば,直接解答問題をUSBメモリ,SDカード,CD−ROM等の記録媒体に保存して持ち歩くことなく,インターネットに接続可能な環境にある各種のユーザ端末10より読み出して利用することが可能となる。
自動学習テキスト作成手段
前述した選択画面において,作成する穴埋め問題の形式として,「自己学習テキスト」を選択した場合,サーバシステム20は,前述した直接解答問題作成手段201bに代え,自己学習テキスト作成手段201cを起動する。
この自己学習テキスト作成手段201cによって作成される「自己学習テキスト」とは,変換元としたマークアップドキュメント中,長方形62a又はハイライト表示62bでマークアップされた部分に,ユーザによって指定された線種,色彩の枠線と背景色を有する,表示/非表示を切り換え可能なマスク61を形成するもので,マスク61を表示状態とすることでその下に記載されている「正答」を覆い隠すことができると共に,マスク61を非表示とすることで,その下に隠されていた「正答」を表示できるようにしたもので,作成された自己学習テキストは,マスク61を表示した状態で印刷することにより,前述した直接解答問題と同様の利用ができるだけでなく,ユーザ端末10上にマスク61が表示された状態で表示し,マスク61で覆われた部分の正答を頭に思い浮かべた状態でマスク61を非表示に転じることで,一問一答式の練習問題等として利用可能に構成したものである。
この自己学習テキストの作成を行う,自己学習テキスト作成手段201cの起動により,ユーザ端末10の表示手段11上には,図10に示すようにマスク61と成るフォームフィールドの「枠線幅」,「枠線色」,「背景色」,及び「サイズ調整」を入力するための入力欄91〜94と,変換処理の実行を指令する,変換ボタン98が表示された,自己学習テキスト作成指令画面が表示され,これらの入力欄に対し,前述した直接問題作成指令画面(図9参照)を参照して説明したと同様にして,入力を行う。
なお,本実施形態にあっては,形成されたマスク61の全てを一斉に表示及び非表示にすることができるよう,生成された自己学習テキストのPDFファイル上の所定の位置に,一斉表示ボタン64,及び一斉非表示ボタン65を設ける構成を採用することから,これらの一斉表示ボタン64,一斉非表示ボタン65の表示属性(プロパティ)をユーザが指定できるようにするものとしている。
図示の例では,この一斉表示ボタン64,一斉非表示ボタン65の表示属性として,配置箇所の入力欄95と,位置調整の入力欄97を設けている。
このうち,配置位置は,一斉表示ボタン64,一斉非表示ボタン65を表示する位置を指定するもので,図示の実施形態にあっては,配置位置の入力欄95にポインタ63を移動させることにより表示されるプルダウンメニュー96中より選択して入力可能とした例である。
また,位置調整は,一斉表示ボタン64,一斉非表示ボタン65を表示位置を調整するために入力するものであり,入力欄97に直接,数値の入力を行う。
なお,自己学習テキスト作成指令画面におけるこれらの入力欄に対する入力も,規定値に対し変更がない場合には入力を省略することができる。
また,一斉表示ボタン64,一斉非表示ボタン65の表示属性については,マスク61部分と同様,「枠線幅」,「枠線色」,「背景色」の指定を可能としても良く,あるいは,ボタン64,65中に表示する文字列の指定,文字のフォント,フォントサイズ,文字色等を指定できるようにしても良い。
このようにして,必要な指定を行った後,その下方に設けられている変換ボタン98をクリックすると,自己学習テキスト作成手段201cは,ユーザにより指定されたマークアップドキュメントを所定の手順に従って自己学習テキストのPDFドキュメントに変換する。
前述した変換ボタン98のクリックにより,サーバシステム20は,まず,ユーザ端末10より指定されたマークアップドキュメントと,枠線幅,枠線色,背景色,サイズ調整等としてユーザが入力した情報とを受信する。
このようにして問題作成ユーザ端末10よりマークアップドキュメントを受信したサーバシステムは,受信したマークアップドキュメントを開き,その内部構造を解析する。
この解析により,前述した長方形62a,又はハイライト表示62bによってユーザがマークアップした領域(「サイズ調整」が指定されていた場合には,サイズ調整後の領域)に,ユーザによって指定された枠線幅,枠線色,及び背景色を有するフォームフィールドを「マスク」として生成すると共に,マークアップに使用されていた長方形62a及びハイライト表示62bを削除する。
この際,自己学習テキスト作成手段201cは,マスク61となる前述のフォームフィールドの表示/非表示の切り換えができるようにするために,各マスク61に対するポインタ63の移動やクリック等の所定の動作をトリガとして各マスクの表示/非表示の切り換えを実行する,所定のスクリプト言語(「javascript」等)で記述されたプログラムを生成して,これをマスク61用に生成したフォームフィールドのそれぞれに埋め込む。
前述したように,生成されたマスク61を一斉表示,及び一斉非表示可能とした本実施形態の構成にあっては,自己学習テキスト作成手段201cは,更に,ユーザによって指定された位置に,一斉表示ボタン64,及び,一斉非表示ボタン65となるフォームフィールドを生成する。
この場合,マスク61として生成された各フォームフィールドには,それぞれに固有の「フィールド名」を付与しておき,各マスク61(フォームフィールド)を識別可能とする。
そして,自己学習テキスト作成手段は,一斉表示ボタン64と成るフォームフィールドに,該フォームフィールドに対する所定の動作(例えば「ポインタ63を領域内に移動させてマウス13をクリックする」等)をトリガとして全ての正答を表示する(全てのマスク61を非表示とする)処理を実行する,所定のスクリプト言語(「javascript」等)で記述されたプログラムを生成して,一斉表示ボタン64となるフォームフィールドに埋め込むと共に,一斉非表示ボタン65と成るフォームフィールドに,該フォームフィールドに対する所定の動作(例えば「ポインタを領域内に移動させてマウスをクリックする」等)をトリガとして全ての正答を非表示とする(全てのマスク61を表示する),所定のスクリプト言語(「javascript」等)で記述されたプログラムを生成して埋め込む。
この際,設定したプログラムにおいて,表示/非表示とするマスク61(フォームフィールド)を特定するために,マスク61の生成時に付与した,前述の「フィールド名」を利用する。
このようにして,自己学習テキストを作成した自己学習テキスト作成手段201cは,作成した自己学習テキストを,自己学習テキストの作成を指令したユーザ端末10に返信するようにしても良い。
自己学習テキストの返信を受けたユーザは,受信した自己学習テキストを問題作成ユーザ端末10の表示手段11上に表示させて学習に使用するものとしても良い。
また,前述した直接解答問題作成手段201bの場合と同様,前述の自己学習テキスト作成手段201cは,作成した自己学習テキストを,例えばジャンル毎にサーバシステム20の記憶手段202に設けた所定の領域(図示の例では「穴埋め問題DB」)に記憶するものとしても良い。
また,自己学習テキスト作成手段201cは,作成した自己学習テキストを,該自己学習テキストの作成を指令したユーザを特定可能な情報(ユーザ名,IDナンバー等)と関連付けて記憶するものとしても良い。
このように,作成された自己学習テキストをジャンル毎に記憶することで,作成済みの自己学習テキストを,該自己学習テキストの作成を指令したユーザ以外のユーザに対しても公開することにより,各ユーザは,前述したマークアップや自己学習テキストの作成指令等の手続きを一切経ることなく,既に作成済みの自己学習テキストの中から,自己の学習に有用なテキストを選択して使用することができるようにすることも可能である。
また,作成された自己学習テキストをユーザを特定する情報と関連付けて記憶手段内に記憶することで,ユーザは,サーバシステムに対するログインに必要な情報(本実施形態ではユーザ名,パスワード)さえ覚えていれば,例えば自宅のパーソナルコンピュータを前述のユーザ端末10として使用してサーバシステム20に自己学習テキストを作成させ,作成された自己学習テキストを,スマートフォンやタブレットPC等の携帯情報端末をユーザ端末10として使用して,外出先等からも読み出すことが可能となり,自宅に限らず,職場のPCや,移動中の電車内におけるスマートフォン等を使用して学習が行える等,時と場所を選ばずに,僅かな空き時間等を利用して自己学習テキストを使用した学習が可能となる。
問題配信手段
問題配信手段204は,サーバシステム20の記憶手段202に保存された穴埋め問題を,ユーザ端末10に送信するもので,問題配信手段204は,サーバシステム20にアクセスし,作成済みの穴埋め問題の閲覧を要求するユーザ端末に対し穴埋め問題を送信するものとしても良く,この場合,サーバシステム20の記憶手段202にジャンル毎に穴埋め問題を保存すると共に全会員に対し作成済みの問題の全てを公開等している場合,問題の閲覧を要求するユーザ端末に対し,ジャンル毎のリストを提供し,このリスト中からユーザが選択した穴埋め問題を送信する等しても良く,また,穴埋め問題を会員毎に保存している場合には,閲覧要求を行った会員の要求に基づいて作成した穴埋め問題のリストを提供し,この中から選択された穴埋め問題を送信する等しても良い。
また,問題配信手段204は,予め登録されている会員の端末(ユーザ端末)に対し,例えば所定ジャンルの問題,あるいは,所定の会員の要求に基づいて作成された問題を,所定数毎に定期的にプッシュ配信するように構成する等しても良い。
このように,サーバシステム20に設けられた記憶手段に,生成された穴埋め問題ドキュメントを保存すると共に,ユーザからの要求に応じ,又は所定の要件を満たしたユーザに対し,作成済みの穴埋め問題を配信することができるように構成したことで,サーバシステム20に対し,マークアップドキュメントの送信を行ったユーザ端末以外の端末によっても穴埋め問題を利用することが可能となる。
〔穴埋め問題の使用例他〕
直接解答問題
直接解答問題のPDFドキュメントを受信したユーザは,受信した直接解答問題のPDFドキュメントを印刷して使用する。
印刷した直接解答問題には,図11(B)に示すように,マスク61で覆われた部分に直接,解答を書き込むことができるようになっており,これを問題用紙兼,解答用紙として使用することにより,学習を行う。
なお,サーバシステム20の記憶手段202には,直接解答問題を作成する際の元としたマークアップドキュメントを,対応する直接解答問題と関連付けて記憶しておき,このマークアップドキュメントを正答としてユーザが閲覧できるようにする等しても良い。
自己学習テキスト
自己学習テキストの返信あるいは配信を受けたユーザは,このPDFドキュメントをPDF編集用のソフトウェアを使用して開くと,自己学習テキストが図13(A)に示すように,正答の部分がマスク61により覆われた状態(一斉非表示の状態)で画面上に表示される。
この一斉非表示の状態から,図13(B)に示すように,一斉表示のボタン64をクリックすると,全ての正答を表示(全てのマスク61を非表示)とすることができると共に,この状態から更に図13(C)に示すように一斉非表示のボタン65をクリックすると,全ての正答を非表示(全てのマスク61を表示)することができるようになっている。
また,図14(A)に示すように,全ての正答が非表示(全てのマスク61が表示)の状態で,マスク61の1つをクリックすると,図14(B)に示すようにクリックしたマスク61で隠れていた正答のみを表示させることができ,また,図14(B)に示すように,表示されている正答上にポインタを移動させてクリックすると,図14(C)に示すように,クリックした正答を非表示とすることができる。
従って,ユーザは,前述した一斉表示の機能を使用して,全ての空欄に対する解答を行った後,正答を表示させて答え合わせを行うような方法で自己学習テキストを使用した学習を行うことができる他,例えば,各マスク61で隠された正答を頭に思い浮かべながら個々のマスクを順次クリックすることによりマスクで隠された正答を表示させることにより,一問一答式で解答を行うといった用法で使用することもでき,解答を紙等に記載することが困難な,通勤・通学電車内における学習等にも好適に利用することができる。
しかも,このようにして表示させた正答は,個々の正答をクリックすることにより,あるいは,一斉非表示ボタンのクリックによって再度マスク61によって隠すことができ,何度でも,自己学習テキストを使用した学習を繰り返して行うことができる。
〔その他(変更例他)〕
コンピュータシステムの一元化
以上の説明では,ユーザ端末10がマークアップドキュメントの生成処理を行い,サーバシステム20が,マークアップドキュメントから穴埋め問題ドキュメントを生成する処理を行うものとして説明したが,2つの処理を行うコンピュータシステムは,これを一元化するものとしても良い。
具体的には,ユーザ端末に所定のソフトウェアをインストールして,上記の説明でサーバシステム20で行う処理として説明した穴埋め問題ドキュメント生成処理を,ユーザ端末10に行わせるようにして,前述したマークアップドキュメントの生成処理から,穴埋め問題ドキュメントの生成処理迄の処理をユーザ端末10で一括して行うことができるようにしても良く,これにより,サーバシステム20にPDFドキュメントの送信を行うことなく,穴埋め問題の作成が可能となる。
また,前述した実施形態の説明において,ユーザ端末10に行わせるものとしていたマークアップドキュメントの生成処理を,管理者用PC等のサーバシステム20に設けられている情報端末で行うようにし,前述したマークアップドキュメントの生成処理から,穴埋め問題ドキュメントの生成処理迄の処理をサーバシステム20で一括して行うことができるようにしても良い。
自己採点機能
以上で説明した実施形態にあっては,作成した直接解答問題又は自己学習テキストを使用して学習を行ったユーザが,自ら正答と比較して正誤の判定や採点を行う場合を例に挙げて説明したが,このような正誤判定や採点を自動で行うことができるように構成しても良い。
このような正誤判定や採点を自動で行うことができるようにするために,前述したサーバシステムに,解答入力欄作成手段(図示せず),及び,採点手段(図示せず)を設ける。
このうちの解答入力欄作成手段は,前述した直接解答問題や自己学習テキストと共に,解答を入力する,マスク数に対応した数の「解答欄」を生成してユーザ端末に出力する。この場合,図11(B)に示したように,マスク61に連続番号が付与されている場合,個々の解答欄に対しても連続番号を付与する等して,問題文との対応関係を明確にするものとしても良い。
また,前述の採点手段は,ユーザが前記解答欄に設けた空欄中に解答を入力した後,例えば解答欄の下方に設けた採点ボタンをクリックすることにより起動し,該採点手段の起動によってサーバシステムは,ユーザ端末より解答欄に入力された解答を取得すると共に,取得した解答を正答と比較して正誤の判定や採点を行う。
正答は,例えばマスクによって覆われた部分がテキストデータである場合には,該部分の文字列を,イメージデータである場合には,該部分のイメージをOCRによって認識して得た文字列等を「正答」として取得することができ,これらを穴埋め問題の作成時に予め取得して記憶手段202に対応する穴埋め問題と関連付けて記憶させておくと共に比較して,前述した正誤の判定や採点を行うようにしても良い。
集計・反復練習機能
本発明の穴埋め問題作成システムに,前述した自己採点機能を付加した場合,これと共に,採点結果を,ユーザ毎,ジャンル毎等に集計して成績を表示する集計機能や,採点の結果,所定の正解率未満であった問題については,所定の正解率以上の採点結果が得られる迄,ユーザ端末上に繰り返し表示し,あるいは,一定時間の経過後,再度,ユーザ端末に対し自動送信して解答を促す等の,反復練習機能を持たせるものとしても良い。
問題作成ユーザと学習ユーザの分離
以上で行った説明では,本システムを利用して穴埋め問題の作成を行うユーザと,作成された穴埋め問題を使用して学習を行うユーザとが一致する場合を想定して説明したが,サーバシステム20に対し問題の作成を指令するユーザ(例えば,企業の教育担当者,教師,塾講師等:問題作成ユーザ)と,作成された問題を使用して学習を行うユーザ(例えば,上記に対する生徒等:学習ユーザ)は,別の者であっても良い。
この場合,サーバシステムは,問題作成ユーザの作成指令によって作成した前述の直接解答問題や自己学習テキストを,該問題作成ユーザと関連付けてユーザ登録されている,学習ユーザに対し送信するようにしても良い。
学習ユーザに対する穴埋め問題の送信は,学習ユーザがサーバシステムに対してアクセスした際に行うものとしても良く,あるいは,学習ユーザがサーバシステムに対しアクセスしたか否かに拘わらず,問題作成ユーザによって指定された条件に従って,サーバシステムが学習ユーザの端末に対し,プッシュ送信するように構成しても良い。
このように構成した場合,問題作成ユーザに対し,該問題作成ユーザと関連した解答ユーザ毎の成績の集計や統計的な解析等を行うことができるようにしても良い。
1 穴埋め問題作成システム
10 ユーザ端末
101 マークアップドキュメント生成手段
101a PDF変換手段
101b マークアップ手段
103 通信手段
104 記憶手段
11 表示手段(ディスプレイ)
12 キーボード
13 マウス
14 イメージスキャナ
15 プリンタ
20 サーバシステム
201 穴埋め問題ドキュメント生成手段
201a 選択手段
201b 直接解答問題作成手段
201c 自己学習テキスト作成手段
202 記憶手段
202a 会員マスタ
202b 穴埋め問題DB
202c 問題ソースDB
202d 集計・統計結果の記憶領域
203 認証手段
204 問題配信手段
50 通信ネットワーク(インターネット)
61 マスク
62a 長方形
62b ハイライト表示
63 ポインタ
64 一斉表示ボタン
65 一斉非表示ボタン
71 「作成」の表示
72 プルダウンメニュー
73 ユーザ名入力欄
74 パスワード入力欄
75 ログインボタン
76 ボタン(パスワードを忘れた)
77 ボタン(初めてご利用になる方)
78 変換元ファイル名入力欄
79 参照ボタン
80 参照ウィンドウ
81 チェックボックス(「直接解答問題」選択用)
82 チェックボックス(「自己学習テキスト」選択用)
83 選択終了ボタン
84 枠線幅入力欄
85 プルダウンメニュー
86 枠線色入力欄
87 カラーパレット
88 背景色入力欄
89 サイズ調整値入力欄
90 変換ボタン
91 枠線幅入力欄
92 枠線色入力欄
93 背景色入力欄
94 サイズ調整値入力欄
95 配置箇所入力欄
96 プルダウンメニュー
97 位置調整値入力欄
98 変換ボタン

Claims (19)

  1. コンピュータシステムによって実現される穴埋め問題作成システムにおいて,
    任意の位置がマークアップされたPDF(Portable Document Format)形式のドキュメントであるマークアップドキュメントを受信し,該マークアップドキュメント中の前記マークアップされた領域に,所定の線種の枠線と背景色を有するオブジェクト又はフォームフィールドから成るマスクを形成して,該マスクによって前記領域が覆い隠された穴埋め問題のドキュメントを生成する,穴埋め問題ドキュメント生成手段を設けたことを特徴とする穴埋め問題作成システム。
  2. PDF形式のドキュメントを処理対象とし,入力手段によって指定された任意の位置をマークアップして前記マークアップドキュメントを生成するマークアップドキュメント生成手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の穴埋め問題作成システム。
  3. 前記マークアップドキュメント生成手段が通信ネットワークに接続可能に構成されたユーザ端末において実現されると共に,
    前記穴埋め問題ドキュメント生成手段が,前記通信ネットワークに接続可能に構成されたサーバシステムにおいて実現され,
    前記サーバシステムの前記穴埋め問題ドキュメント生成手段が,前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末の前記マークアップドキュメント生成手段から前記マークアップドキュメントを受信することを特徴とする請求項2記載の穴埋め問題作成システム。
  4. 前記サーバシステムに,前記穴埋め問題ドキュメント生成手段が生成した前記穴埋め問題ドキュメントを保存する記憶手段と,ユーザ端末に対し前記記憶手段に保存した前記穴埋め問題ドキュメントを送信する,問題配信手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の穴埋め問題作成システム。
  5. 前記マークアップドキュメント生成手段,及び前記穴埋め問題ドキュメント生成手段を,いずれも同一のコンピュータシステム上で実現したことを特徴とする,請求項2記載の穴埋め問題作成システム。
  6. 前記マークアップドキュメント生成手段が,前記マークアップの実行前に,各種形式のファイルをPDF形式のドキュメントに変換する処理を実行するPDF変換手段を備えることを特徴とする請求項2記載の穴埋め問題作成システム。
  7. 前記穴埋め問題ドキュメント生成手段が,
    前記マスクをフォームフィールドによって形成すると共に,
    各マスクに対する所定動作をトリガとして該動作が行われたマスクの表示及び/又は非表示を切り換えるプログラムを生成して,前記マスクとなる前記フォームフィールドのそれぞれに埋め込むことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の穴埋め問題作成システム。
  8. 前記穴埋め問題ドキュメント生成手段が,
    前記穴埋め問題ドキュメントの所定の位置に一斉表示ボタン及び/又は一斉非表示ボタンとなるフォームフィールドを形成すると共に,
    前記一斉表示ボタン及び/又は一斉非表示ボタンに対する所定動作をトリガとして,前記マスクにより覆われた領域の全てを一斉表示及び/又は一斉非表示とするプログラムを生成すると共に,前記一斉表示ボタン及び/又は一斉非表示ボタンと成るフォームフィールドに生成した前記プログラムを埋め込むことを特徴とする請求項7記載の穴埋め問題作成システム。
  9. コンピュータシステムによって実行される穴埋め問題作成方法において,
    任意の位置がマークアップされたPDF(Portable Document Format)形式のドキュメントであるマークアップドキュメントを受信し,該マークアップドキュメント中の前記マークアップされた領域に,所定の線種の枠線と背景色を有するオブジェクト又はフォームフィールドから成るマスクを形成して,該マスクによって前記領域が覆い隠された穴埋め問題のドキュメントを生成する,穴埋め問題ドキュメント生成処理を実行することを特徴とする穴埋め問題作成方法。
  10. 前記穴埋め問題ドキュメント生成処理前に,PDF形式のドキュメントに対し,入力手段によって指定された任意の位置をマークアップして前記マークアップドキュメントを生成するマークアップドキュメント生成処理を更に実行することを特徴とする請求項9記載の穴埋め問題作成方法。
  11. 前記マークアップドキュメント生成処理を,通信ネットワークに接続可能に構成されたユーザ端末において実行すると共に,
    前記穴埋め問題ドキュメント生成処理を,前記通信ネットワークに接続可能に構成されたサーバシステムにおいて実行し,
    前記サーバシステムが,前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末より受信した前記マークアップドキュメントに対し,前記穴埋め問題ドキュメント生成処理を実行することを特徴とする請求項10記載の穴埋め問題作成方法。
  12. 前記サーバシステムに,前記穴埋め問題ドキュメント生成手段が生成した前記穴埋め問題ドキュメントを記憶手段に保存させる処理と,ユーザ端末に対し前記記憶手段に保存した前記穴埋め問題ドキュメントを送信する,問題配信処理を実行させることを特徴とする請求項11記載の穴埋め問題作成方法。
  13. 前記マークアップドキュメント生成処理及び前記穴埋め問題ドキュメント生成処理を,いずれも同一のコンピュータシステム上で実行することを特徴とする,請求項10記載の穴埋め問題作成方法。
  14. 前記マークアップドキュメント生成処理が,前記マークアップを行う前に,各種形式のファイルをPDFドキュメントに変換する,PDF変換処理を更に含むことを特徴とする請求項11〜13いずれか1項記載の穴埋め問題作成方法。
  15. 前記穴埋め問題ドキュメント生成処理が,
    前記マスクをフォームフィールドによって形成すると共に,
    各マスクに対する所定動作をトリガとして該動作が行われたマスクの表示及び/又は非表示を切り換えるプログラムを生成して,前記マスクとなる前記フォームフィールドのそれぞれに埋め込む処理を実行することを特徴とする請求項10〜14いずれか1項記載の穴埋め問題作成方法。
  16. 前記穴埋め問題ドキュメント生成処理が,
    前記穴埋め問題ドキュメントの所定の位置に一斉表示ボタン及び/又は一斉非表示ボタンとなるフォームフィールドを形成すると共に,
    前記一斉表示ボタン及び/又は一斉非表示ボタンに対する所定動作をトリガとして前記マスクにより覆われた領域の全てを一斉表示及び/又は一斉非表示とするプログラムを生成すると共に,前記一斉表示ボタン及び/又は一斉非表示ボタンと成るフォームフィールドに生成した前記プログラムを埋め込む処理を行うことを特徴とする請求項15記載の穴埋め問題作成方法。
  17. 任意の位置がマークアップされたPDF(Portable Document Format)形式のドキュメントであるマークアップドキュメントを解析し,前記マークアップがされた領域を認識し,前記マークアップがされた領域に,所定の線種及び背景色を有するオブジェクト又はフォームフィールドから成るマスクを形成して,該マスクによって前記領域が覆い隠された穴埋め問題のドキュメントを生成する,穴埋め問題ドキュメント生成処理をコンピュータシステムに実行させるためのプログラム。
  18. 前記穴埋め問題ドキュメント生成処理において,前記マスクをフォームフィールドによって形成させると共に,各マスクに対する所定動作をトリガとして該動作が行われたマスクの表示及び/又は非表示を切り換えるプログラムを生成して,前記マスクとなる前記フォームフィールドのそれぞれに埋め込ませる処理を前記コンピュータシステムに行わせることを特徴とする請求項17記載のプログラム。
  19. 前記穴埋め問題ドキュメント生成処理において,前記穴埋め問題ドキュメントの所定の位置に一斉表示ボタン及び/又は一斉非表示ボタンと成るフォームフィールドを形成させると共に,
    前記一斉表示ボタン及び/又は一斉非表示ボタンに対する所定動作をトリガとして前記マスクにより覆われた領域の全てを一斉表示及び/又は一斉非表示とするプログラムを生成すると共に,前記一斉表示ボタン及び/又は一斉非表示ボタンと成るフォームフィールドに生成した前記プログラムを埋め込む処理を,前記コンピュータシステムに行わせることを特徴とする請求項18記載のプログラム。
JP2015178695A 2015-09-10 2015-09-10 穴埋め問題作成システム,穴埋め問題作成方法及びプログラム Pending JP2017054041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015178695A JP2017054041A (ja) 2015-09-10 2015-09-10 穴埋め問題作成システム,穴埋め問題作成方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015178695A JP2017054041A (ja) 2015-09-10 2015-09-10 穴埋め問題作成システム,穴埋め問題作成方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017054041A true JP2017054041A (ja) 2017-03-16

Family

ID=58320745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015178695A Pending JP2017054041A (ja) 2015-09-10 2015-09-10 穴埋め問題作成システム,穴埋め問題作成方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017054041A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113900602A (zh) * 2021-12-09 2022-01-07 北京辰光融信技术有限公司 一种自动消除目标对象填充信息的智能打印方法及系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113900602A (zh) * 2021-12-09 2022-01-07 北京辰光融信技术有限公司 一种自动消除目标对象填充信息的智能打印方法及系统
CN113900602B (zh) * 2021-12-09 2022-03-11 北京辰光融信技术有限公司 一种自动消除目标对象填充信息的智能打印方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Murphy et al. An empirical investigation into the difficulties experienced by visually impaired Internet users
US7418656B1 (en) Dynamic annotations for electronics documents
US9268753B2 (en) Automated addition of accessiblity features to documents
US20030023754A1 (en) Method and system for adding real-time, interactive functionality to a web-page
WO2012038014A1 (de) System und verfahren für relevanzbasiertes kategorisieren und zeitnahes lernen von vokabeln
US9378654B2 (en) System and method for rendering music
KR20120131480A (ko) 단어 학습 서비스 제공 시스템 및 방법
JP6469919B1 (ja) 判決文データベースの作成方法、判決文データベースの検索方法、文作成方法、判決文データベースの作成装置、判決文データベースの検索装置、文作成装置、判決文データベースの作成プログラム、判決文データベースの検索プログラム、および文作成プログラム
KR101380692B1 (ko) 온라인 학습장치 및 온라인 학습방법
KR102552408B1 (ko) Ai 기반 수학 튜터링 서비스 제공 시스템 및 이의 실행 방법
JP2017054041A (ja) 穴埋め問題作成システム,穴埋め問題作成方法及びプログラム
Wempen HTML5 step by step
Kruse et al. Word Processing Software: The Rise of MS Word
CN114174965A (zh) 数字墨水处理系统、方法和程序
US20210327292A1 (en) Method For Multiple-Choice Quiz Generation
Bolin et al. Naming page elements in end-user web automation
JP2006106182A (ja) 採点支援システム
Krajka Correcting student work with the computer-using dedicated software and a word processor
Babu Developing an understanding of the nature of accessibility and usability problems blind students face in web-enhanced instruction environments
KR102201585B1 (ko) 온라인 콘텐츠 제공 시스템 및 온라인 콘텐츠 제공 방법
JP2017191120A (ja) プリント作成システム、プリント作成方法及びプリント作成プログラム
KR20230080189A (ko) 인공지능을 이용한 독서 교육 지원 방법, 장치 및 시스템
Teubl et al. MakeTests: A Flexible Generator and Corrector for Hardcopy Exams
Bera ASR: Ari Screen Reader for Website Applications
Ruvalcaba Adobe Dreamweaver CS4 Unleashed

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180910

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180910

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190703

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200403