JP2017053350A - セラミックマトリックス複合材料シュラウドを軸方向に保持するための高度な静止シール冷却断面 - Google Patents

セラミックマトリックス複合材料シュラウドを軸方向に保持するための高度な静止シール冷却断面 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、第1の静止ガスタービン壁及び第2の静止ガスタービン壁を有するガスタービンシールアセンブリを提供する。【解決手段】一態様において、本主題は、第1の静止ガスタービン壁と、第2の静止ガスタービン壁とを有するガスタービンシールアセンブリに関する。シールが、第1の静止ガスタービン壁と、第2の静止ガスタービン壁との間に配置されている。シールは、第1のシール層であって第1のシール層を貫通する第1のシール層開口を画成する第1のシール層を備えている。第2のシール層には、細長スロットが貫通して延びている。細長スロットは、第1の端部及び第2の端部を含む。第3のシール層には、第3のシール層開口が貫通して延びている。第2のシール層は、第1のシール層開口が第1の端部と流体連通し、第3のシール層開口が第2の端部と流体連通するように、第1のシール層と第3のシール層との間に位置している。【選択図】図2

Description

本主題は、一般的にガスタービンエンジン用のシールアセンブリに関する。具体的には、本主題は、1以上の冷却通路を有するガスタービンエンジンにおける、隣接する静止部品のためのシールアセンブリに関する。
一般に、ガスタービンエンジンは直列的な流れの順に、圧縮機セクションと、燃焼セクションと、タービンセクションと、排気セクションとを含む。運転中、空気は圧縮機セクションの吸気口に入り、空気が燃焼セクションに達するまで1つ以上の軸流圧縮機によって徐々に圧縮される。燃料が圧縮空気と混合されて燃焼セクション内で燃焼されることにより、燃焼ガスが生成される。燃焼ガスは、タービンセクション内に形成された高温ガス流路を経て燃焼セクションから流出し、排気セクションを介してタービンセクションを出る。
具体的構成として、タービンセクションは、直列的な流れの順に、高圧(HP)タービン及び低圧(LP)タービンを含む。HPタービン及びLPタービンはそれぞれ、タービンセクションを貫通する高温ガス流路の少なくとも一部を形成する、種々の静止タービン部品(例えば、ステータベーンすなわちノズル、タービンシュラウド、シュラウド支持体等)を有する。一般に、これらの静止部品は、高温ガスへの長期暴露に耐えることができる材料(例えば、セラミックマトリックス複合材料)によって構成される。それにもかかわらず、高温ガス流路から半径方向外側に配置される静止部品(例えば、筐体)は、好ましくない熱特性を有することがある。そのため、シールが、高温ガス流路に沿って隣接する静止部品との間に配置され、高温の排気ガスが両者間を流れるのを防止する。
従来のシール装置は、タービンセクションを流れる高温ガスの温度を制限し、それによってガスタービンエンジンの効率を妨げることがある。従って、1以上の冷却通路を有するガスタービンエンジンにおいて、隣接する静止部品のためのシールアセンブリが、当該技術において歓迎される。そのようなシールアセンブリによれば、ガスタービンエンジンはより高温で燃焼できるようになり、燃料消費率が向上する。
本発明の態様及び利点は、以下の説明の中でその一部が述べられており、その説明から明らかとなり、或いは本発明の実施によって知ることができる。
一態様において、本主題は、第1の静止ガスタービン壁及び第2の静止ガスタービン壁を有するガスタービンシールアセンブリに関する。シールが、第1の静止ガスタービン壁と第2の静止ガスタービン壁との間に配置される。シールは第1のシール層を有する。第1のシール層には、第1のシール層開口が第1のシール層を貫通して延びるように形成される。第2のシール層には、細長スロットが第2のシール層を貫通して延びるように形成される。細長スロットは、第1の端部と第2の端部とを備える。第3のシール層には、第3のシール層開口が第3のシール層を貫通して延びるように形成される。第2のシール層は、第1のシール層開口がその第1の端部と流体連通し、第3のシール層開口がその第2の端部と流体連通するように、第1のシール層と第3のシール層との間に位置している。
本主題の別の態様は、ガスタービンエンジンに関する。ガスタービンエンジンは、圧縮機と、燃焼セクションと、タービンシュラウドマウント及びステータベーンマウントを有するタービンセクションとを有する。シールが、タービンシュラウドマウントとステータベーンマウントとの間に配置される。シールは第1のシール層を有する。第1のシール層には、第1のシール層開口が第1のシール層を貫通して延びるように形成される。第2のシール層には、細長スロットが第2のシール層を貫通して延びるように形成される。細長スロットは、第1の端部と第2の端部とを備える。第3のシール層には、第3のシール層開口が第3のシール層を貫通して延びるように形成される。第2のシール層は、第1のシール層開口がその第1の端部と流体連通し、第3のシール層開口がその第2の端部と流体連通するように、第1のシール層と第3のシール層との間に位置している。
本発明のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の説明及び添付の請求の範囲を参照すれば、よりよく理解される。本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成している添付の図面は、本発明の実施形態を例示し、説明と共に本発明の原理を説明するのに役立つ。
当業者に向けて、その最良の形態を含む本発明の完全かつ実施可能な開示が、添付の図面を参照しながら本明細書に記載される。
本明細書で開示される実施形態による、例示的な高バイパスターボファンジェットエンジンの模式的な断面図である。 図1に示すガスタービンエンジンの高圧タービンセクションの拡大側断面図であり、高圧(HP)タービン内でのシールアセンブリの位置を示す。 図2のシールアセンブリの拡大斜視図であり、上部シール層と、中間シール層と、底部シール層とを示している。 上部シール層の斜視図であり、その中に設けられた上部シール層開口を示している。 中間シール層の斜視図であり、その中に設けられた細長スロットを示している。 底部シール層の斜視図であり、その中に設けられた底部シール層開口を示している。 図3の線7−7に概ね沿ったシールアセンブリの断面図であり、上部シール層開口と、細長スロットと、底部シール層開口との相対的な幾何学的配置を示している。 シールの別の実施形態の、図7と同様な断面図であり、細長スロットと連通する複数の上部シール層開口及び複数の底部シール層開口を示している。
本発明の実施形態を示すために、ここで詳細に参照を行うが、それの1以上の実施例を添付の図面に示す。詳細な説明は、図面の特徴を参照するために、数字及び文字の符号を用いる。図面及び説明の同様の又は類似の符号は、本発明の同様の又は類似の部材を指すために用いている。本明細書において、用語は、「第1の」、「第2の」、及び「第3の」という用語は、1つの部品と別の部品とを区別するために交換可能に用いることができ、個々の部品の位置又は重要性を示すことを意図しない。「上流」及び「下流」という用語は、流体経路における流体の相対的な流れ方向を示す。例えば、「上流」は流体が流れてくる方向を示し、「下流」は流体が流れていく方向を示す。
各実施例は本発明の説明のために提供するものであって、本発明を限定するものではない。実際、本発明の範囲又は趣旨を逸脱せずに、修正及び変更が本発明において可能であることは、当業者にとって明らかであろう。たとえば、一実施形態の一部として図示又は記載する特徴は、さらに別の実施形態を与えるために、別の実施形態で用いることができる。したがって、本発明は、添付の請求の範囲及びそれらの等価物の範囲に入るこのような修正及び変更を包括することが意図されている。本発明の例示的な実施形態は、例示の目的のためにターボファンジェットエンジンに組み込まれたタービンシュラウドの文脈で一般的に説明されるが、本発明の実施形態はターボ機械に組み込まれたあらゆるタービンに適用することができ、特許請求の範囲に具体的に記載されない限り、ガスターボファンジェットエンジンに限定されるものではないことを、当業者であれば容易に理解するであろう。
図面を参照するにあたり、図面において同じ番号は同じ部品を示しており、図1は以降「ターボファン10」と称するところの、例示的な高バイパスターボファン式ガスタービンエンジン10の模式的な断面図であり、本発明の種々の実施形態を包含する。参照のために、図1に示すようにターボファン10は、それを貫通して延びる長手方向すなわち軸方向中心線の軸12を有する。一般にターボファン10は、ファン部16よりも下流に配置された、コアタービンすなわちガスタービンエンジン14を含む。
ガスタービンエンジン14は一般的に、環状吸気口20を形成する、ほぼ管状の外側筐体18を含む。外側筐体18は、複数の筐体から形成される。外側筐体18は、直列的な流れの関係において、ブースタすなわち、低圧(LP)圧縮機22及び高圧(HP)圧縮機24を有する圧縮機セクションと、燃焼セクション26と、高圧(HP)タービン28及び低圧(LP)タービン30を有するタービンセクションと、ジェット排気ノズル部32とを収容している。高圧(HP)シャフトすなわちスプール34は、HPタービン28とHP圧縮機24とを駆動連結する。低圧(LP)シャフトすなわちスプール36は、LPタービン30とLP圧縮機22とを駆動連結する。LPスプール36はまた、ファン部16のファンスプールすなわちシャフト38に連結されることができる。図1に示すような特定の実施形態では、LPスプール36はファンスプール38に、直接駆動のような構成で、直接接続されることができる。また別の構成では、LPスプール36は、間接駆動又は歯車駆動のような構成で、減速機39を介してファンスプール38に連結されることができる。
図1に示すように、ファン部16は、ファンスプール38に連結されファンスプール38から半径方向外向きに延びる複数のファンブレード40を有する。環状ファン筐体すなわちナセル42は、ファン部16及び/又はガスタービンエンジン14の少なくとも一部を円周方向に取り囲む。当業者は、ナセル42が、円周方向に間隔を置いて配置された複数の排気口ガイドベーン44によって、ガスタービンエンジン14に対して支持されるように構成され得ることを理解されたい。また、ナセル42の下流部46は、ガスタービンエンジン14の外側部分に延び、ナセル42の下流部46とガスタービンエンジン14の外側部分との間にバイパス気流通路48を形成する。
図2は、図1に示すガスタービンエンジン14のHPタービンセクション28の拡大側断面図であり、ここで開示される種々の実施形態を包含する。図2に示すように、HPタービン28は、直列的な流れの関係において、1つ以上のタービンロータブレード58(1つのみ図示)の列56から軸方向に間隔を置いて配置された、1つ以上のステータベーン54(1つのみ図示)の列52を有する第1のステージ50を備える。HPタービン28はさらに、1つ以上のタービンロータブレード68(1つのみ図示)の列66から軸方向に間隔を置いて配置された、1つ以上のステータベーン64(1つだけ示す)の列62を有する第2のステージ60を備える。HPタービン28は、1つ以上のステータベーン90(1つのみ図示)の列88を有する第3のステージ86を備えていてもよい。図2には示されていないが、第3のステージ86はタービンロータブレードの列も備えていてもよい。
タービンロータブレード58、68は、HPスプール34から半径方向外向きに延び、HPスプール34に結合されている(図1)。図2に示すように、ステータベーン54、64、90及びタービンロータブレード58、68は、燃焼セクション26(図1)からHPタービン28を経由するルートで流れる燃焼ガスの高温ガス流路70を少なくとも部分的に形成する。図1に示すように、ステータベーン54、64、90の列52、62、88は、HPスプール34の周りに環状に配置され、タービンロータブレード58、68の列56、66がHPスプール34の周りに円周方向に離間されている。ステータベーン54、64、90は、それぞれ、半径方向内側のステータベーンマウント92(a)、92(b)、92(c)や、半径方向外側のステータベーンマウント94(a)、94(b)、94(c)、又は任意の他の適切なハードウェア部品を介してHPタービン28に取り付けられている。
図2に示すように、HPタービン28の種々の実施形態は、1以上のタービンシュラウド組立体72を含む。例えば、HPタービン28は、第1のタービンシュラウド組立体72(a)及び第2のタービンシュラウド組立体72(b)を備えることができる。一般に、タービンシュラウド組立体72(a)、72(b)はそれぞれ、タービンロータブレード58、68の対応する列56、66の周りでリングすなわちシュラウドを形成する。タービンシュラウド組立体72(a)、72(b)はそれぞれ、タービンロータブレード58、68のブレード端76、78から半径方向に離間しているタービンシュラウドすなわちシュラウドシール74(a)、74(b)を有している。この配置では、ブレード先端76、78と、シール表面すなわち高温の側面80(a)、80(b)との間に、隙間が形成される。ブレード端76、78を越えて隙間を経由する高温ガス流路70からの漏れを減少させるために、特にターボファン10の巡航運転時に、ブレード端76、78とタービンシュラウド74(a)、74(b)との間の隙間を最小にすることが一般に望ましい。
特定の実施形態では、1以上のタービンシュラウド74(a)、74(b)が、連続的で、一体化された、又は継ぎ目のないリングとして形成されることができる。タービンシュラウド組立体72(a)、72(b)はそれぞれ、シュラウドリング構造体マウント84(a)、84(b)、又は他の適切なハードウェア部品等を介して、ガスタービンエンジン14のバックボーンすなわち筐体82などの静止構造に接続されることができる。
図1に図示されるように、ターボファン10の動作中に、空気200が吸気口部202に入る。矢印204で示される空気200の第1の部分は、バイパス流路48に流入し、矢印206で示される空気200の第2の部分は、LP圧縮機22の吸気口20に入る。LP圧縮機22は、HP圧縮機24への途中を流れる空気206の第2の部分を徐々に圧縮する。HP圧縮機24は、これを経由して流れる空気206の第2の部分をさらに圧縮し、それにより、燃焼セクション26に矢印208で示される圧縮空気を供給し、圧縮空気が燃料と混合して燃焼し、矢印210で示される燃焼ガスが提供される。
燃焼ガス210は、HPタービン28を通って流れる。HPタービン28では、ステータベーン54、64、90及びタービンロータブレード58、68が、燃焼ガス210から運動エネルギー及び/又は熱エネルギーの第1の部分を抽出する。このようにエネルギーを抽出して、HP圧縮機24の動作を支援する。その後、燃焼ガス210は、LPタービン30を通って流れる。LPタービン30では、LPシャフトすなわちスプール36に結合されたLPタービンステータベーン212及びLPタービンロータブレード214の一連のステージが、燃焼ガス210から熱エネルギーや運動エネルギーの第2の部分を抽出する。このエネルギー抽出により、LPシャフトすなわちスプール36が回転し、LP圧縮機22の運転及び/又はファンスプールすなわちシャフト38の回転を支援する。燃焼ガス210はその後、ガスタービンエンジン14のジェット排気ノズル部32を通って流れる。
ターボファン10と共に、コアタービン14が同様の目的を果たし、地上用ガスタービンや、空気206の第2の部分に対する空気204の第1の部分の比がターボファンのそれよりも小さいターボジェットエンジンや、ファン部16がナセル42を持たないアンダクテッドファンエンジンにおいて、同様の環境が見られる。ターボファンと、ターボジェットと、アンダクテッドエンジンの各々では、減速装置(例えば、減速ギヤボックス39)が任意のシャフトとスプールとの間に備えられる。例えば、減速ギヤボックス39は、ファン部16のLPスプール36とファンシャフト38との間に配置してもよい。
HP及びLPタービンセクション28、30、特に、HPタービン28を流れる燃焼ガス210の温度は非常に高い。例えば、HPタービン28によって/の中に形成される高温ガス流路70を流れる燃焼ガス210は、華氏2000度を超える。そのため、高温ガス通路70に沿って配置された部品(例えば、ステータベーン54、64、90;タービンロータベーン58、68;タービンシュラウド組立体72(a)、72(b)等)は、典型的には金属、セラミックマトリックス複合材料(CMC)、又は高温ガスへの長期暴露に耐えることができる任意の他の材料から構成される。
それにもかかわらず、高温ガス流路70より半径方向外側に配置された部品(例えば、筐体82)は、あまり好ましくない熱特性を有している場合がある。そのため、高温の排気ガスが、高温ガス流路70に沿って隣接する静止部品の間に流れるのを防止するために、シールアセンブリ100が当該隣接する静止部品の間に配置される。図2に示す実施形態では、例えば、シールアセンブリ100は、シュラウド組立体マウント84(b)及び半径方向内側のステータベーンマウント94の間に配置される。シールアセンブリ100は、ガスタービンエンジン10内のHPタービン28、LPタービン30、又はその他の部位の、どの隣接する静止部品の間に配置されてもよい。シールアセンブリ100は、HPタービン28又はLPタービン30の全周に渡って延びているのが好ましい。
図3から図7は、シールアセンブリ100の種々の部品及び特徴を示している。具体的には、図3は、シールアセンブリ100の斜視図であり、上部シール層102と、中間シール層104と、底部シール層106とを示す。図4から図6は、上部シール層102と、中間シール層104と、底部シール層106とを、それぞれ斜視図で示す。図7は、上部シール層開口108と、中間シール層104の細長スロット110と、底部シール層開口112とを示す断面図である。
図3に関して、シールアセンブリ100は、上部シール層102及び底部シール層106の間に位置する中間シール層104を有する。しかしながら、シールアセンブリ100は、3つより多くのシール層を有してもよい。シール層102、104、106は、実質的に同じ厚さを有する。しかしながら、シール層102、104、106は、異なる厚さを有することもできる。いくつかの実施形態では、シール層102、104、106は、概W字形状、又はM字形状を有している。図3に示されて、以下でより詳細に述べられる実施形態では、シール層102、104、106は、4つの概垂直又は傾斜した壁を有し、それらの壁は、2つの軸方向外側の回旋部又は湾曲部と、1つの中央の回旋部又は湾曲部によって接続される。軸方向圧縮時、それらの回旋部は、静止部品に対して外側に向かって力を作用させ、シールを向上させることができる。シール層102、104、106の別の実施形態では、3つの回旋部は平坦部で置き換えられる。或いは、シール層102、104、106の4つの傾斜した壁は、回旋部又は平坦部を介さずに接合されてもよい。シール層102、104、106は、U字形状又は任意の他の適切な形状を有していてもよい。また別の実施形態では、静止部品の空間を充填する必要があれば、シール層102、104、106は、垂直又は傾斜した壁や、凹又は凸の回旋部を、多少有していてもよい。例えば、シール層102、104、106は、3つの凹の回旋部と、2つの凸の回旋部とを有していてもよい。
シールアセンブリ100は、外部から又は内部から加圧される。外部から加圧される時、シールアセンブリ100の半径方向外側への圧力が、半径方向内側への圧力よりも大きい。2つの軸方向外側の回旋部と1つの中央の回旋部によって接続された4つの傾斜した壁を有するシールアセンブリ100の実施形態の場合、軸方向外側の回旋部は凹状であり、中央の回旋部は凸状であって、図3に示すように、概W字形状を形成している。或いは、シールアセンブリ100が内部から加圧される時、シールアセンブリ100の半径方向外側への圧力は、半径方向内側への圧力よりも小さい。その場合、軸方向外側の回旋部を凸状、中央の回旋部を凹状とすることにより、概M字形状が形成される。
一実施形態では、シール層102、104、106は、その可撓性を維持するために、取り外し可能又は摺動可能に接合されていることが好ましい。すなわち、底部シール層106が中間シール層104を支持して位置決めし、中間シール層104が上部シール層102を支持して位置決めする。そのため、シール層102、104、106は、接着剤又は機械的留め具を用いて取り付けられる。別の実施形態では、より高い剛性を必要とする用途において用いるために、シール層102、104、106は、接着、ピン留め、リベット留め、又は別の永久的な留め方で取り付けされる。
図4は、上部シール層102の一実施形態を示す。具体的には、上部シール層102は、第1の回旋部118aによって一体に連結された、第1の外側壁114a及び第1の内側壁116aを含む。上部シール層102は更に、第2の回旋部124aによって一体に連結された、第2の外側壁120a及び第2の内側壁122aを含む。第1の内側壁116a及び第2の内側内側壁122aは、第3のすなわち中央の回旋部126aによって一体に連結される。或いは、側壁114a、116a、120a、122a、及び/又は回旋部118a、124a、126aは、互いに永久的に接着された別個の部品であってもよい。回旋部118a、124a、126aは、湾曲していても平坦であってもよい。
図4に示すように、中央の回旋部126aには、上部シール層開口108が形成される。しかしながら、上部シール層開口108は、上部シール層102の他のどの部分にも形成されることもできる。例えば、第1の外側壁114a、第1の内側壁116a、第2の外側壁120a、第2の内側壁122aの平坦部のいずれにでも、上部シール層開口108を形成することができる。開口108は、上部シール層102の厚さ全体を貫通している。開口108は、任意の適切な断面形状(例えば、円形、楕円形、長方形、卵型、三角形等)を有する。開口108は、ウォータージェット、穿孔、又は任意の他の適切な製造方法によって生成される。いくつかの実施形態では、上部シール層102は複数の上部シール層開口108を含むことができる。
図5は、中間シール層104の一実施形態を示す。具体的には、中間シール層104は、第1の回旋部118bにより一体に連結された、第1の外側壁114b及び第1の内側壁116bを含む。中間シール層104はさらに、第2の回旋部124bにより一体に連結された、第2の外側壁120b及び第2の内側壁122bを含む。第1の内側壁116b及び第2の内側壁122bは、第3のすなわち中央の回旋部126bによって一体に連結される。或いは、側壁114b、116b、120b、122b、及び/又は回旋部118b、124b、126bが、互いに永久的に接着された別個の部品であってもよい。回旋部118b、124b、126bは、湾曲していても平坦であってもよい。図3に示すように、中間シール層104は、上部シール層102を中間シール層104に入れ子にすることができるように、上部シール層102よりも大きくあるべきである。
図5に示すように、中央の回旋部126bには、細長スロット110が形成される。しかしながら、細長スロット110は、中間シール層104の他のどの部分にも形成されることもできる。例えば、第1の外側壁114b、第1の内側壁116b、第2の外側壁120b、第2の内側壁122bの平坦部のいずれにおいても、細長スロット110を形成することができる。細長スロット110は、中間シール層104の厚さ全体を貫通している。細長スロット110は、上部シール層開口108の長さ、幅、及び/又は半径(適宜)よりも相対的に長くなっている。例えば、細長スロット110は、上部シール層開口108の長さ、幅、及び/又は半径よりも少なくとも5倍長い。別の実施形態では、細長スロット110は、上部シール層開口108の長さ、幅、及び/又は半径よりも少なくとも10倍長い。上部シール層開口108と同様に、細長スロット110は、ウォータージェット、穿孔、又は任意の他の適切な製造方法によって生成される。いくつかの実施形態では、上部シール層102が、複数の中間シール層用細長スロット110を含むことがある。
図6は、底部シール層106の一実施形態を示す。具体的には、底部シール層106は、第1の回旋部118cによって一体に連結された、第1の外側壁114c及び第1の内側壁116cを含む。底部シール層106はさらに、第2の回旋部124cによって一体に連結された、第2の外側壁120c及び第2の内側壁122cを含む。第1の内側壁116c及び第2の内側壁122cは、第3のすなわち中央の回旋部126cによって一体に連結される。或いは、側壁114c、116c、120c、122c、及び/又は回旋部118c、124c、126cが互いに永久的に接着された別個の部品であってもよい。回旋部118c、124c、126cは、湾曲していても平坦であってもよい。図3に示すように底部シール層106は、中間シール層104を底部シール層106に入れ子にすることができるように、中間シール層104よりも大きくあるべきである。
図6に示すように、中央の回旋部126cには、底部シール層開口112が形成される。しかしながら、底部シール層開口112は、底部シール層106の他のどの部分にも形成されることもできる。例えば、第1の外側壁114c、第1の内側壁116c、第2の外側壁120c、第2の内側壁122cの平坦部のいずれにおいても、底部シール層開口112を形成することができる。開口112は底部シール層106の厚さ全体を貫通している。開口112は、任意の適切な断面形状(例えば、円形、楕円形、長方形、卵型、三角形等)を有する。一実施形態では、底部シール層開口112は、上部シール層開口108とほぼ同じ断面形状及び/又は断面積を有する。別の実施形態では、底部シール層開口112は、上部シール層開口108と異なる断面形状及び/又は断面積を有する。本実施形態では、細長スロット110は、底部シール層開口112の長さ、幅、及び/又は半径よりも相対的に長くあるべきである(例えば、少なくとも5倍長い、少なくとも10倍長い、等)。開口112は、ウォータージェット、穿孔、又は任意の他の適切な製造方法によって生成される。底部シール層106は、複数の底部シール層開口112を含むことができる。
図7は、シールアセンブリ100の断面図であり、中央の回旋部126a、126b、126cによって定められる、上部シール層開口108と、細長スロット110と、底部シール層開口112との相対的な幾何学的配置を示す。具体的には、細長スロット110は第1の端部128及び第2の端部130を有する。上部シール層開口108は、細長スロット110の第1の端部128などの、細長スロット内の第1の位置と流体連通しており、底部シール層開口112は、細長スロット110の第2の端部130などの、細長スロット内の第2の位置と流体連通している。したがって、開口108、112及び細長スロット110は、N字形状のような通路を形成する。そのため、矢印132で示される冷却空気は、上部シール層開口108を通ってシールアセンブリ100に入り、細長スロット110を流れ、底部シール層開口112から出る。或いは、冷却空気132は、その反対方向に流れる場合がある。上部シール層開口108及び底部シール層開口112が細長スロットの両端に位置していると、冷却空気は、細長スロット110の長さ全体を流されるようになる。この配置によれば、上部シール層開口108及び底部シール層開口112を同軸上に揃えて配置した場合よりも、シールアセンブリ100のより大きな部分を冷却することができる。
図8は、複数の上部シール開口108及び/又は複数の底部シール層開口112を含む、シールアセンブリ100■の別の実施形態を示す。一般に、シールアセンブリ100■
は、詳細に前述したように、少なくとも上部シール層102と、中間シール層104と、底部シール層106とを含む。しかしながら、シールアセンブリ100■は、それ以上の
シール層を有することができる。図8に示すように、上部シール層102は、第1の上部シール層開口108aと、第2の上部シール層開口108bと、第3の上部シール層開口108cとを有しており、これらは細長スロット110の第1の端部128と流体連通する。上部シール層102は、上部シール層開口108を多少有することがあるが、これらの上部シール層開口108は細長スロット110の任意の部分と流体連通してもよい。同様に、底部シール層106は、第1の底部シール層開口112a及び第2の底部シール層開口112bを有しており、これらは細長スロット110の第2の端部130と流体連通する。底部シール層106は、底部シール層開口112を多少有することがあるが、これらの底部シール層開口112は細長スロット110の任意の部分と流体連通してもよい。さらに、上部シール層102の上部シール層開口108は、底部シール層106の底部シール層開口112の数より多くても、少なくても、或いは同数でもよい。また、上部シール層開口108及び底部シール層底部開口112は、細長スロットに沿って任意の順序で配置されていてもよい。例えば、図8に示されるように、上部シール層開口108及び底部シール層開口112はすべて共に寄せ集めることができる。或いは、上部シール層開口108及び底部シール層開口112は1つずつ互い違いになっていてもよい。冷却空気132は、シールアセンブリ100と同じ様に、シールアセンブリ100■を流れる。
シールアセンブリ100、100■は、2つ以上の冷却通路を含んでいてもよい。具体
的には、シールアセンブリ100、100■は、シール層102、104、106の異な
る部分に配置された上部及び底部シール層開口108、112の異なるセットと連通する、2つ以上の細長スロット110とを備えていてもよい。一実施形態では、例えば、第1の内側壁116a及び第2の内側壁122aは、上部シール層開口108及び底部シール層開口112の異なるセットと連通する細長スロット110をそれぞれ含むことができる。
シール層102、104、106は、任意の適切な材料で構成される。例えば、シール層102、104、106は、ニッケル系高温合金(例えば、米国ニューヨーク州スケネクタディのゼネラルエレクトリック社製Rene41(登録商標)合金)、又はオーステナイト系ニッケル基合金(例えば、米国コネチカット州ハートフォードのユナイテッドテクノロジーズ社製WASPALOY(登録商標))から形成することができる。或いは、シール層102、104、106は、ニッケル−クロム−鉄−モリブデン合金(例えば、米国インディアナ州ココモのヘインズインターナショナル社製HASTELLOY(登録商標)X)、又はオーステナイト系ニッケル−クロム合金(例えば、米国ニューヨーク州ニューハートフォードのスペシャルメタル社製INCONEL(登録商標)合金718)であってもよい。
一実施形態では、シール層102、104、106は、同じ材料で構成することができる。或いは、シール層102、104、106は、本質的に異なる特性を利用するために異なる材料で構成することができる。例えば、シールを強化するために、熱膨張係数に差がある材料が使用されることがある。また、高温ガス流路70に近接したシール層は、他のシール層に使用される材料よりも高い温度許容度(すなわち、ある温度で構造的な剛性を維持する能力)を有する材料から構成されることがある。この場合、高温ガス流路70に近接したシール層は熱シールドとして作用する。
上記で詳細に述べたように、上部シール層開口108と、細長スリット110と、底部シール層開口112は、冷却空気をシールアセンブリ100に流して、シールアセンブリ100から熱を除去する。これにより、シールアセンブリ100はより高い温度に耐えることができる。そのため、ターボファン10は従来のシールによるものより高い温度で動作することができる。ターボファン10がより高い温度で動作すると、その効率が改善され、その燃料消費率も低減される。このように、シールアセンブリ100は、従来のシール装置よりも高い効率及び低燃費化を可能にする。
この明細書は、本発明を開示するために実施例を用いており、最良の形態を含んでいる。また、いかなる当業者も本発明を実施することができるように実施例を用いており、任意のデバイス又はシステムを製作し使用し、任意の組み込まれた方法を実行することを含んでいる。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が想到するその他の実施例を含むことができる。他の実施例が特許請求の範囲の字義通りの文言と異ならない部品を含む場合、又は、それらが特許請求の範囲の字義通りの文言と実質的な差異がない等価な構造要素を含む場合には、このような他の実施例は特許請求の範囲内であることを意図している。
[実施態様1]
第1の静止ガスタービン壁と、
第2の静止ガスタービン壁と、
第1の静止ガスタービン壁と第2の静止ガスタービン壁との間に配置されたシールと
を備えるガスタービンシールアセンブリであって、シールが、
第1のシール層であって第1のシール層を貫通する第1のシール層開口を画成する第1のシール層と、
第2のシール層であって第2のシール層を貫通する細長スロットを画成する第2のシール層と、
第3のシール層であって第3のシール層を貫通する第3のシール層開口を画成する第3のシール層と
を含み、第2のシール層は、第1のシール層開口が細長スロットの第1の位置と流体連通し、第3のシール層開口が細長スロットの第2の位置と流体連通するように、第1のシール層と第3のシール層との間に位置している、ガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様2]
第1の静止ガスタービン壁は、タービンシュラウド組立体マウントを含み、第2の静止ガスタービン壁は、ステータベーン組立体マウントを含む、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様3]
第1のシール層と、第2のシール層と、第3のシール層はそれぞれ、第1の回旋部によって第1の内壁に接続される第1の外壁と、第2の回旋部によって第2の内壁に接続される第2の外壁と、第1の内壁と第2の内壁を接続する第3の回旋部とを有する、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様4]
第1のシール層と、第2のシール層と、第3のシール層、3つ以上の回旋部を含む、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様5]
第1のシール層開口は、第1のシール層のほぼ平坦な部分は、第2のシール層のほぼ平坦な部分を貫通して延び、第3のシール層開口は第3のシール層のほぼ平坦な部分を貫通して延びる、実施態様3に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様6]
第3のシール層は第2のシール層を支持して位置決めし、第2のシール層は第1のシール層を支持し位置決めする、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様7]
第1の位置は、細長スロットの第1の端部であり、第2の位置は、細長スロットの第2の端部である、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様8]
第1のシール層開口又は第3のシール層開口は円形の断面を備えている、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様9]
細長スロットは、第1のシール層開口及び第3のシール層開口よりも少なくとも5倍長い、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様10]
細長スロットは、第1のシール層開口及び第3のシール層開口よりも少なくとも10倍長い、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様11]
第1のシール層開口及び第3のシール層開口は同じ断面積を有する、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様12]
第1のシール層開口及び第3のシール層開口は、同じ形状を持つ、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様13]
圧縮機と、
燃焼セクションと、
タービンシュラウドマウントとステータベーンマウントとを有するタービンセクションと、
タービンシュラウドマウントとステータベーンマウントとの間に配置されたシールと
を備えるガスタービンであって、シールが、
第1のシール層であって第1のシール層を貫通する第1のシール層開口を画成する第1のシール層と、
第2のシール層であって第2のシール層を貫通する細長スロットを画成する第2のシール層と、
第3のシール層であって第3のシール層を貫通する第3のシール層開口を画成する第3のシール層と
を含んでおり、第2のシール層は、第1のシール層開口が細長スロットの第1の位置と流体連通し、第3のシール層開口が細長スロットの第2の位置と流体連通するように、第1のシール層と第3のシール層との間に位置していることを特徴とする、ガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様14]
第1のシール層開口は、第1のシール層のほぼ平坦な部分を貫通して延び、細長スロットは、第2のシール層のほぼ平坦な部分を貫通して延び、第3のシール層開口は第3のシール層のほぼ平坦な部分を貫通して延びる、実施態様3に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様15]
第1のシール層と、第2のシール層と、第3のシール層はそれぞれ、第1の回旋部によって第1の内壁に接続される第1の外壁と、第2の回旋部によって第2の内壁に接続される第2の外壁と、第1の内壁と第2の内壁を接続する第3の回旋部とを有する、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様16]
第1のシール層と、第2のシール層と、第3のシール層はそれぞれ、3つ以上の回旋部を含む、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様17]
第3のシール層は第2のシール層を支持して位置決めし、第2のシール層は第1のシール層を支持し位置決めする、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様18]
第1の位置は、細長スロットの第1の端部であり、第2の位置は、細長スロットの第2の端部である、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様19]
細長スロットは、第1のシール層開口及び第3のシール層開口よりも少なくとも5倍長い、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
[実施態様20]
細長スロットは、第1のシール層開口及び第3のシール層開口よりも少なくとも10倍長い、実施態様1に記載のガスタービンシールアセンブリ。

Claims (10)

  1. 第1の静止ガスタービン壁と、
    第2の静止ガスタービン壁と、
    第1の静止ガスタービン壁と第2の静止ガスタービン壁との間に配置されたシールと
    を備えるガスタービンシールアセンブリであって、シールが、
    第1のシール層であって第1のシール層を貫通する第1のシール層開口を画成する第1のシール層と、
    第2のシール層であって第2のシール層を貫通する細長スロットを画成する第2のシール層と、
    第3のシール層であって第3のシール層を貫通する第3のシール層開口を画成する第3のシール層と
    を含んでおり、第2のシール層は、第1のシール層開口が細長スロットの第1の位置と流体連通し、第3のシール層開口が細長スロットの第2の位置と流体連通するように、第1のシール層と第3のシール層との間に位置している、ガスタービンシールアセンブリ。
  2. 第1の静止ガスタービン壁は、タービンシュラウド組立体マウントを含み、第2の静止ガスタービン壁は、ステータベーン組立体マウントを含む、請求項1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
  3. 第1のシール層と、第2のシール層と、第3のシール層はそれぞれ、第1の回旋部によって第1の内壁に接続される第1の外壁と、第2の回旋部によって第2の内壁に接続される第2の外壁と、第1の内壁と第2の内壁を接続する第3の回旋部とを有する、請求項1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
  4. 第1のシール層と、第2のシール層と、第3のシール層、3つ以上の回旋部を含む、請求項1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
  5. 第1のシール層開口は、第1のシール層のほぼ平坦な部分は、第2のシール層のほぼ平坦な部分を貫通して延び、第3のシール層開口は第3のシール層のほぼ平坦な部分を貫通して延びる、請求項3に記載のガスタービンシールアセンブリ。
  6. 第3のシール層は第2のシール層を支持して位置決めし、第2のシール層は第1のシール層を支持し位置決めする、請求項1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
  7. 第1の位置は、細長スロットの第1の端部であり、第2の位置は、細長スロットの第2の端部である、請求項1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
  8. 細長スロットは、第1のシール層開口及び第3のシール層開口よりも少なくとも5倍長い、請求項1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
  9. 細長スロットは、第1のシール層開口及び第3のシール層開口よりも少なくとも10倍長い、請求項1に記載のガスタービンシールアセンブリ。
  10. 圧縮機と、
    燃焼セクションと、
    タービンシュラウドマウントと、ステータベーンマウントとを有するタービンセクションと、
    請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載のガスタービンシールアセンブリと
    を備える、ガスタービン。
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