JP2017053227A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Ryota Iijima
遼太 飯島
哲也 田所
Tetsuya Tadokoro
哲也 田所
村上 晃啓
Akihiro Murakami
晃啓 村上
智仁 秋山
Tomohito Akiyama
智仁 秋山
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Abstract

【課題】リリース弁の開き遅れを防止することができるスクロール圧縮機を提供すること。【解決手段】スクロール圧縮機1は、密閉容器2と、固定スクロール5と、旋回スクロール6と、リリース弁9とを備えている。リリース弁9は、圧縮室11に連通するように固定スクロール5に形成されたリリースポート9hと、リリースポート9hと連続する弁室9iと、を有する。弁室9iには、リリースポート9hを囲って環状に隆起したバルブシート部9eと、弁体9aと弁体9aをリリースポート9h側に付勢する弾性体9bと、が配置されている。弁体9aは、吐出圧室2f内の吐出圧と圧縮室11内の圧力との差圧が所定圧よりも低い場合、少なくとも、バルブシート部9eの全周とは接触しない。差圧が所定圧を超えた場合、弾性変形してバルブシート部9eの全周と接触し、リリースポート9hを閉塞する。【選択図】図2

Description

本発明は、スクロール圧縮機に関する。
従来、スクロール圧縮機は、スクロールの渦巻き形状によって設計圧力比が決まる構造になっている。このため、スクロール圧縮機に要求される運転圧力比よりもその設計圧力比が高いときには、過圧縮を防止する機構として、例えば、特許文献1に記載されているようなリリース弁が用いられている。
特許文献1に記載されたスクロール圧縮機は、吸入口と排出口を有する密閉容器内に吐出圧室が形成されている。その吐出圧室内には、電動機と、電動機に連結された圧縮機構部と、が収納されている。圧縮機構部は、密閉容器に固定されて吸入口と吐出圧室を臨む吐出口とを結ぶ渦巻き状のガス通路を有する固定スクロールと、ガス通路を噛み合う渦巻き状のラップを有し電動機の駆動力を受けて揺動運動する旋回スクロールと、を備えて構成されている。
固定スクロールのガス通路と旋回スクロールのラップとの間には、吸込室と圧縮室が形成されている。固定スクロールには、圧縮室に連通するリリース穴と、吐出圧室に連通する弁室と、が互いに連続して形成されている。弁室内には、圧縮室内の圧力が設定圧力を超えたときに、圧縮室内の流体を吐出圧室内に排出するリリース弁が設置されて、再膨張損失を縮小しつつ過圧縮を抑制できるようになっている。
特開2002−221171号公報
特許文献1に記載されたスクロール圧縮機のリリース機構(制御弁)では、動作流体が通過するときの圧力損失が主な損失要因となる。特に、リリース弁入口側の圧縮室の圧力が出口側の吐出圧力を超えてから、弁が開いて動作流体が吐出されるまでの間に、圧縮室は、最も過圧縮となり、大きな圧力損失を生じる。そのため、従来、特に過圧縮の要因となる弁の開き遅れを改善するために、弁体の軽量化や、弁体を付勢する弁バネのバネ係数の低減対策等がなされて来た。
しかしながら、弁体は、開閉に伴ってバルブシート部と衝突して摩耗するので、破損を防ぐために、弁体を軽量化するには限界がある。
また、弁バネのバネ定数の低減は、弁がある程度開いた後の抵抗力の低減に対して効果があるものの、弁が開いた直後の弁体の挙動にほとんど寄与しない。このため、弁の開き遅れには、さらなる改善の余地が残されていた。この点について、図9及び図10を参照してさらに説明する。
図9は、リリース弁の挙動を解析するための1次元バネの質量モデルの概念図である。
図9に示すように、リリース弁の機構モデルを1次元バネ質量系として考える。弁バネのバネ(バネ定数k)の一端は、弁体(質量m)に連結され、他端は、固定されているとして、弁が閉じている時の弁体位置からの変位量をx=x(t)とする。さらに、弁体には、時刻t≧0において、一定のガス荷重Fが作用すると仮定する。このとき、gを重力加速度とすると、弁体の運動方程式は、下記の式1となる。
Figure 2017053227

この式1の方程式を、次の式2の
Figure 2017053227

の初期条件の下で解くと、次の式3の解が得られる。
Figure 2017053227

ここで、弁が開き始めた直後を考えて、
Figure 2017053227

が微小であるとすると、θが微小の時の近似式(式5)
Figure 2017053227

を用いると、次の式6の
Figure 2017053227

を求めることができる。この式5の右辺は、弁バネのバネ定数kを含んでいない。このため、弁の開き始め直後の挙動には、弁バネが直接寄与しない。従って、弱いバネを用いるだけでは、弁体の質量mの慣性による初期の開き遅れを改善できない。
図10は、図9に示す1次元バネについて数値解析により直接的に弁体の変位を求めた結果を示すグラフである。
図10に示すように、弁バネのバネ定数は、通常用いられ得る程度の範囲でk1からk3(k1<k2<k3)まで変化させたが、弁が開いた瞬間(時間0)から約1.5ms後までの弁の挙動はほとんどバネ定数に影響されないことがわかる。その短時間であっても、圧縮室の圧力は増加し、過圧縮損失を生じるという問題点があった。また、過圧縮は、電力の無駄な消費となっていた。
このようなことから、弁体の軽量化や、弁バネのバネ定数の低減以外の方法による弁の開き遅れの改善が望まれていた。
そこで、本発明は、上記問題に対して、リリース弁の開き遅れを防止することができるスクロール圧縮機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るスクロール圧縮機は、吐出圧室を内部に有する密閉容器と、前記密閉容器内に組み込まれた固定スクロールと、前記固定スクロールに対して旋回することにより圧縮室を形成する旋回スクロールと、過圧縮時に前記圧縮室から冷媒を吐出するリリース弁と、を備え、前記リリース弁は、前記圧縮室に連通するように前記固定スクロールに形成されたリリースポートと、当該リリースポートより径が大きく当該リリースポートと連続する弁室と、を有し、前記弁室には、前記リリースポートを囲って環状に隆起したバルブシート部と、前記バルブシート部に接触・離間する弁体と、前記弁体を前記リリースポート側に付勢する弾性体と、が配置され、前記弁体は、前記吐出圧室内の吐出圧と前記圧縮室内の圧力との差圧が所定圧よりも低い場合、少なくとも、前記バルブシート部の全周とは接触せず、前記差圧が前記所定圧を超えた場合、弾性変形して前記バルブシート部の全周と接触し、前記リリースポートを閉塞することを特徴とする。
本発明によれば、リリース弁の開き遅れを防止することができるスクロール圧縮機を提供することができる。
本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機の一例を示す概略縦断面図である。 図1のA部の拡大概略図であり、リリース弁の設置状態を示す。 図2のI−I断面図である。 閉弁時のリリース弁を示す拡大概略縦断面図である。 本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機の第1変形例を示す図であり、リリース弁の弁体の設置状態を示す拡大概略横断面図である。 本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機の第2変形例を示す図であり、リリース弁の拡大概略縦断面図である。 スクロール圧縮機の第2変形例におけるリリース弁の弁体を示す拡大斜視図である。 スクロール圧縮機の第2変形例におけるリリース弁の閉弁時の状態を示す拡大概略縦断面図である。 従来のリリース弁の挙動を解析するための1次元バネの質量モデルの概念図である。 図9で示した1次元バネの質量モデルの解析結果の例を示すグラフである。
次に図1〜図4を参照して本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機について説明する。便宜上、図1に示す状態を前側から見た正面とし、蓋チャンバ2bが配置される側を上側、底チャンバ2cが設置される側を上側として説明する。
<スクロール圧縮機>
本発明に係るスクロール圧縮機1は、例えば、冷凍用や空調用等の冷凍サイクルに使用される冷媒圧縮機、あるいは、空気やその他のガスを圧縮するガス圧縮機として適用可能である。以下、スクロール圧縮機1の一例として、冷媒圧縮機に使用されるものを例に挙げて説明する。
図1に示すように、スクロール圧縮機1は、高圧チャンバ方式の密閉型の装置である。スクロール圧縮機1は、渦巻状のラップ5c,6aを立設した固定スクロール5及び旋回スクロール6を有する圧縮機構部3と、圧縮機構部3を駆動する電動機4と、圧縮機構部3及び電動機4を収納した筒状縦長の密閉容器2と、過圧縮時に圧縮室11から冷媒を吐出するリリース弁9と、を主に備えている。
<密閉容器>
密閉容器2は、円筒状のケース2aと、ケース2aの上側開口部内に嵌め込んで接合された蓋チャンバ2bと、ケース2aの下側開口部内に嵌め込んで接合された底チャンバ2cと、を備えて構成されている。密閉容器2内には、上部に圧縮機構部3が配置されて、下部に電動機4が配置され、底部に潤滑油13が貯留されている。
ケース2aの側面には、排出口を有する吐出パイプ2eが設けられている。
蓋チャンバ2bには、吸込口を有する吸込パイプ2dが設けられている。
吸込パイプ2dは、密閉容器2の上面部から貫通して配置されて、圧縮機構部3の吸入側に冷媒ガスを導くための管状部材である。
吐出パイプ2eは、密閉容器2内の吐出圧室2fに連通するように側面に接続された管状部材である。
吐出圧室2fは、密閉容器2内の上端部に形成されている。吐出圧室2f内には、圧縮された冷媒ガスが吐出口5eから吐出されるようになっている。
<圧縮機構部>
圧縮機構部3は、固定側板部5dの鏡板面5f上に渦巻状のラップ5cを有する固定スクロール5と、旋回側板部6b上に渦巻状のラップ6aを有する旋回スクロール6と、旋回スクロール6を支持するフレーム8と、を備えて構成されている。圧縮機構部3は、電動機4で駆動されるクランク軸7を介して旋回運動されると、旋回スクロール6と固定スクロール5とで形成された圧縮室11がスクロールの中心方向に移動するのに従い容積を減少させて、吸入した冷媒ガスを圧縮するように構成されている。
図1に示すように、電動機4は、圧縮機構部3を駆動するための動力源であり、ケース2a内の上下方向の中央部に配置されている。電動機4は、密閉容器2内に圧入されて締結具(図示省略)等で固定された固定子4aと、固定子4a内に回転可能に配置された回転子4bと、を備えて構成されている。電動機4は、回転子4bに固定されたクランク軸7を介して旋回スクロール6を旋回運動させるように構成されている。
固定子4aは、密閉容器2に圧入されて溶接等によって固定されている。
回転子4bは、クランク軸7が固定されて、固定子4a内に回転可能に配置されている。
<固定スクロール>
固定スクロール5は、吸込ポート5aと、吸込ポート5aと吐出圧室2fに連通するガス通路5bと、台板である固定側板部5dと、固定側板部5dの鏡板面5f側に立設されたラップ5cと、固定側板部5dの中央に設けられた吐出口5eと、を有している。固定スクロール5は、吐出圧室2fと、旋回スクロール6を回転自在に収容したフレーム8と、の間に設置されている。固定スクロール5の上部には、リリース弁9が設けられている。固定スクロール5には、相対向して略円盤状に形成された旋回スクロール6が旋回自在に配置されている。固定スクロール5は、ボルトBによってフレーム8に固定されている。図2に示すように、固定スクロール5には、リリース弁9の一部を構成する後記するバルブシート部9e、支持部9f、リリースポート9h、弁室9i、ガイド部9jが形成されている。
図1に示すように、吸込ポート5aの開口部には、吸込パイプ2dが挿入されている。ガス通路5bは、渦巻状の固定側のラップ5cと、旋回側のラップ6aとによって、平面視して渦巻状に形成されている。固定側のラップ5cと旋回側のラップ6aとの間には、吸込み室10と圧縮室11が形成されている。
<旋回スクロール>
旋回スクロール6は、固定側のラップ5cと旋回側のラップ6aとが噛み合いながら、固定スクロール5に対して旋回することで圧縮室11を形成する部材である。旋回スクロール6は、旋回側のラップ6aと、旋回側板部6bと、旋回軸受6cと、歯先溝6dと、鏡板面6eと、を有している。旋回スクロール6の上面側には、固定スクロール5のラップ5cと噛み合う渦巻状のラップ6aが立設されている。旋回スクロール6の下面側には、クランク軸7の偏心部7bが連結されている。旋回スクロール6の下面側とフレーム8の間には、オルダムリング12が配置されている。
<クランク軸>
クランク軸7は、軸線上に配置された主軸部7aと、主軸部7aの軸線からずれた位置に設けられた偏心部7bと、潤滑油13が流れる給油通路7cと、を有している。
主軸部7aは、上端部がフレーム8に設けた主軸受8aに軸支され、下端部がケース2a内の下部に配置された下軸受17に軸支されている。
偏心部7bは、クランク軸7の主軸部7aに対して偏心して一体に形成されて、旋回スクロール6の背面に設けた旋回軸受6cに軸支されている。偏心部7bは、主軸部7aに対して偏心回転運動をして、旋回スクロール6を駆動させるようになっている。
給油通路7cは、主軸受8a、下軸受17及び旋回軸受6cへ潤滑油13を導くための流路である。給油通路7cは、クランク軸7の中心部の軸心線の上端から下端に亘って形成されている。給油通路7cには、底チャンバ2c内の潤滑油13を吸い上げるための給油管15が装着されている。
<フレーム>
図1に示すように、フレーム8は、クランク軸7を回転自在に支持する主軸受8aを備えて、ケース2aの内壁に溶接された部材である。旋回スクロール6の背面側とフレーム8との間には、吸込パイプ2dの吸入口の圧力と、吐出圧室2fの圧力との中間の内力となる背圧室16が形成されている。密閉容器2の底部に封入した潤滑油13は、背圧室16内の圧力と、吐出圧室2fの圧力との圧力差によって、給油通路7cを介して主軸受8a等に供給されるようになっている。
<背圧室及びオルダムリング>
背圧室16は、密閉容器2内の潤滑油13を圧縮機構部3の摺動部に供給する経路中に形成されている。
オルダムリング12は、旋回スクロール6を自転することなく、クランク軸7の偏心部7bの偏心回転を受けて公転運動をさせる働きをする部材である。オルダムリング12は、旋回スクロール6の下面側に形成された溝と、フレーム8に形成された溝と、に装着されている。
このように構成されたスクロール圧縮機1は、電動機4の回転子4bを回転することによって、クランク軸7を介して旋回スクロール6を旋回運動させると、吸込パイプ2dの吸入口から冷媒ガスが吸入される。その冷媒ガスは、圧縮室11で圧縮された後、固定スクロール5の中央の吐出口5eから密閉容器2の吐出圧室2fに吐出される。この吐出された冷媒ガスは、フレーム8の外周に設けられた通路を通り下方に導かれ、電動機4を冷却した後、吐出パイプ2eの排出口から密閉容器2の外部の冷凍サイクル内に導かれる。
<リリース弁>
次に図2〜図4を参照してリリース弁19を詳述する。
図2に示すように、リリース弁9は、過圧縮時に圧縮室11から冷媒ガスを吐出する弁である。リリース弁9は、それぞれ後記する弁体9aと、弾性体9bと、ストッパ9cと、リテーナ9dと、バルブシート部9eと、支持部9fと、リリースポート9hと、弁室9iと、ガイド部9jと、を備えて構成されている。
また、固定スクロール5には、互いに連通するようにリリース弁9のリリースポート9h、弁室9i、及び、ガイド部9jが設けられている。
弁体9aは、バルブシート部9eに接触してリリースポート9hを閉弁したり、バルブシート部9eから離間してリリースポート9hを開弁したりする部材である。弁体9aは、曲げ加工が不要で、閉弁するときの作動圧のばらつきを低減可能な平板部材によって形成されている。
図3に示すように、弁体9aは、平面視して略三角形に形成された弁本体9a1と、略三角形の弁本体9a1の三つの角部に形成された当接部9a2と、三つの当接部9a2間にそれぞれ形成された辺部9a3と、を有している。図2に示すように、弁体9aは、吐出圧室2f内の吐出圧P1と圧縮室11内の圧力P2との差圧が所定圧よりも低い場合、少なくとも、バルブシート部9eの全周とは接触しない。すなわち、隙間S1がある。
弁体9aは、その差圧が所定圧を超えた場合、吐出圧室2f内の吐出圧P1をおさえて弾性変形してバルブシート部9eの全周と接触し、図4に示すように、リリースポート9hを閉塞する。弁体9aは、弁室9i内の支持部9fに当接部9a2を当接した状態に収容されている。弁体9aは、弾性変形する鉄等の金属によって弾性変形し易い形状に形成されている。なお、弁体9aは、耐熱性、強度及び弾性を有するものであればよく、樹脂製のものでもよい。
図2及び図3に示すように、弁本体9a1は、平面視してバルブシート部9eの上部に高さH1離間させて重ねた状態に配置されている。弁本体9a1は、無負荷時に、バルブシート部9eとの間に高さH1の間隔があって非接触状態になっているため、リリース弁9が開弁状態になっている。
当接部9a2は、支持部9fの上に載置されて当接された状態に配置される部位である。当接部9a2は、平面視して略三角形状に形成された弁本体9a1の角部に円弧状に丸く形成されて、支持部9fとの摺動摩擦抵抗を低減させている。
図3に示すように、辺部9a3は、略三角形の弁本体9a1の辺となる部位である。辺部9a3は、平面視して円形の支持部9fの内側に配置されて、この辺部9a3と支持部9fとの間に常に隙間S1が形成されている。その隙間S1は、平面視して弁体9aの辺部9a3の外側三箇所に形成されている。このため、弁体9aは、弾性体9bに付勢されて支持部9fに当接していても、バルブシート部9eに当接しない限り、弁体9aとバルブシート部9eとの間の隙間S1によって、リリース弁9が閉弁状態にならないように構成されている。
弾性体9bは、弁体9aを支持部9fに押し付けてリリースポート9h側に付勢する弁バネである。弾性体9bは、例えば、弁室9i内の弁体9aとストッパ9cとの間に介在された圧縮コイルばね等の付勢部材からなる。弾性体9bは、下端部が弁体9a上に載置され、上端部がストッパ9cの支持用突起9c2に遊嵌されている。
図2に示すように、ストッパ9cは、弾性体9bを受け止めるためのばね受け部材である。ストッパ9cは、略円柱形状のストッパ本体9c1と、ストッパ本体9c1の下面中央部から下方向に突設された支持用突起9c2と、支持用突起9c2の中心線上及び支持用突起9c2の周辺に穿設された複数の貫通孔9c3と、を有している。
ストッパ本体9c1は、鉄等の金属によって形成されてガイド部9j内に収容されている。支持用突起9c2は、螺旋状に形成された弾性体9bの上端部が遊嵌されて支持される部位であり、略円錐台形状に形成されている。貫通孔9c3は、圧縮ガスが流動する通路である。貫通孔9c3は、例えば、平面視して支持用突起9c2の中央に形成された円形の孔と、支持用突起9c2の周囲に形成された複数の円弧状の孔と、からなる。
リテーナ9dは、ガイド部9j内に収容されたストッパ9cがガイド部9j内から外部へ離脱するのを抑制するための部材である。リテーナ9dは、中央部にストッパ9cの外径よりも小径の連通孔9d1を有するリング状の板材からなり、固定スクロール5の上面にねじ止めされている。連通孔d1は、ガイド部9j内と吐出圧室2fとに連通する孔である。
バルブシート部9eは、吐出圧室2f内の吐出圧P1と、圧縮室11内の圧力P2との差圧が所定圧を越えた場合に、弁体9aが弾性変形して当接する部位である。バルブシート部9eは、リリースポート9hの上側開口端の周囲に隆起した状態に形成された平面視して環状の突起であり、縦断面視して半円状の突起からなる。
支持部9fは、弁体9aの外周部下面を支持する部位である。支持部9fは、弁室9iの内壁の下端部の角部に、縦断面視して円弧状に膨らんで形成されると共に、平面視して環状に形成されている(図3参照)。支持部9fの上端部は、バルブシート部9eの上端よりも高さH1高い位置に形成されている。支持部9fの上端部は、無負荷時に、弁体9aが、バルブシート部9eの高さよりも高さH1高い位置に配置されるように支持している。
高さH1は、吐出圧室2f内の吐出圧P1と、圧縮室11内の圧力P2との差圧が所定圧を越えた場合に、弁体9aが弾性変形してバルブシート部9eに当接する高さである。高さH1は、一例を挙げると、0.1〜0.2mm程度である。所定圧とは、所望とする任意の設定圧である。
リリースポート9hは、バルブシート部9eの軸心側の内縁から圧縮室11に亘って固定スクロール5に上下方向に形成された貫通孔からなる連通路である。
弁室9iは、圧縮した状態の弾性体9bと、弾性体9bに付勢された弁体9aと、を収容する空間である。弁室9iは、リリースポート9hより径が大きい略円柱形状の空間からなる。弁室9iには、上端部がガイド部9j、リテーナ9dの連通孔9d1を介して吐出圧室2fに連通して設けられ、下端部がリリースポート9hを介して圧縮室11と連通している。弁室9iの内底には、中央部に穿設された前記リリースポート9hと、リリースポート9hの上側開口端から上方向に突出したバルブシート部9eと、バルブシート部9eを外側周辺から上方向に隆起した平面視して環状の支持部9fと、が形成されている。
ガイド部9jは、ストッパ9cを収容してストッパ9cの移動量を制限する空間である。ガイド部9jは、弁室9iと吐出圧室2fとの間に、両者にそれぞれ連通するように形成されている。
≪作用≫
次に、図1〜図4を主に参照して、本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機の作用を説明する。
図1に示すように、冷媒ガスは、電動機4で駆動されるクランク軸7を介して旋回スクロール6が旋回運動すると、吸込パイプ2dから固定スクロール5の吸込ポート5aを経て、圧縮室11に導かれる。冷媒ガスは、スクロールの中心方向に移動するのに従い圧縮室11の容積が縮小することで圧縮される。
その後、圧縮室11内の冷媒ガスは、固定スクロール5の固定側板部5dの吐出口5eから密閉容器2内の吐出圧室2fへ吐出され、吐出パイプ2eから外部に流出する。ただし、圧縮室11内の冷媒ガスの圧力が吐出口5eへと連通する前に吐出圧力に到達するいわゆる過圧縮条件では、リリース弁9の弁体9aが開弁して圧縮室11内の冷媒ガスが弁室9i、ストッパ9cの貫通孔9c3を介して吐出圧室2fへ吐出されて、過圧縮を防ぐ。
次に図2〜図4を参照してリリース弁9の動作を説明する。
図2及び図3に示すように、リリース弁9の弁体9aの弁室9i側とリリースポート9h側(以下「弁体9aの上下」という)に差圧がない場合(無負荷時)、あるいは、吐出圧室2f内の吐出圧P1と圧縮室11内の圧力P2との差圧が所定圧よりも低い場合、弁体9aは、支持部9fに支持された状態になっている。
このとき、弁体9aは、弾性変形しないので、バルブシート部9eから高さH1の位置で平らな状態にあるため、バルブシート部9eの上端の全周とは接触していない。弁体9aは、支持部9fとの間に、少なくとも一部に隙間S1があるので、支持部9fに当接した状態であっても、バルブシート部9eに当接していなければ、圧縮室11と吐出圧室2fが連通した状態になっている。
図4に示すように、吐出圧室2f内の吐出圧P1と圧縮室11内の圧力P2との差圧が所定圧を上回った場合(通常運転時)、吐出圧室2fの吐出圧P1が圧縮室11の圧力P2よりも高く、リリース弁9の弁体9aの上下に弁体9aを弾性変形させる差圧が発生する。弁体9aは、弾性変形する範囲内で湾曲変形してバルブシート部9eの上端の全周と接触し、リリースポート9hを閉塞させる。
さらに詳述すると、弁体9aには、下面に圧縮室11の圧力P2がリリースポート9hから上方向に加わり、上面に圧力P2よりも高い吐出圧P1が下方向に加わるため、弁体9aの中央側がリリースポート9h側に押圧されて下方向に湾曲変形する。このとき、弁体9aの剛性、及び、支持部9fとバルブシート部9eの位置関係を適切にすれば、弁体9aは、図4に示すように弾性変形し、バルブシート部9eの全周と接触してリリース弁9を閉塞状態にする。また、このとき、弁体9aには、元の開弁時の平らな形状に戻ろうとする弾性力が働いて(アシストして)、リリース弁9を開く方向に作用する。開弁時、弾性体9bやストッパ9cは、慣性力が生じるがそれらを打ち消すように弾性力が作用して、大きな質量の移動が生じないため、同じ位置に留まっている。
ここで、弁体の弾性変形を利用せず、(圧縮室圧力≧吐出圧力)となったときに弁体が開き始める構造のリリース弁を比較例として、説明する。
スクロール圧縮機1は、その比較例と比較して、リリース弁9が、(圧縮室圧力+弁体弾性力)≧吐出圧力となったときに、弁体9aが開き始めるので、比較例よりも、早い(圧縮室圧力が低い)タイミングで弁体9aを開き始めるようにすることができる。このため、リリース弁9は、弁体9aの開くタイミングを適正化して改善したことによって、弁体9aの開き遅れ(オーバーシュート)による過圧縮損失を抑制して、スクロール圧縮機1の効率を向上させることができる。
このように本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機1は、リリース弁9の閉塞時に、弁体9aの弾性変形によって弁を開く向きの力が圧縮室11の圧力P2に加えて弁体9aに作用することで、圧縮室11の圧力P2が吐出圧力P2に到達する僅か前に弁が開き始める。従って、本発明は、リリース弁9の開き遅れによる過圧縮損失を防いで、無駄な電力の消費を抑えることできる高効率なスクロール圧縮機1を実現することができる。
[第1変形例]
以上、本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機について説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更は可能である。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図5は、本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機の第1変形例を示すリリース弁の弁体の拡大断面図である。
前記実施形態では、リリース弁9の弁体9aの一例として、図3に示す略三角状のものを例に挙げて説明したがこれに限らない。例えば、リリース弁9Aの弁体9Aaは、図5に示すように、弁本体9Aa1の外周部9Aa2から放射方向に突出した複数の突出片9Aa3をさらに形成して、弾性変形し易さを考慮した形状にしてもよい。
この場合、弁体9Aaは、例えば、平面視して円形の平板からなり、バルブシート部9e上の高さH1(図2参照)の離間した位置に重ねるようにして配置される。
弁本体9Aa1の外周部9Aa2は、平面視してバルブシート部9eに沿って平行な円弧状に形成されて、支持部9fとの間に隙間S2が形成されている。
突出片9Aa3は、例えば、外周部9Aa2に均等な間隔を介した三箇所から径方向外側に向けて先端部が支持部9f上まで突出形成されている。突出片9Aa3の先端部は、半円形状に形成されている。
このように形成されたリリース弁9Aの弁体9Aaは、外周部9Aa2に三本の突出片9Aa3を120度の間隔で突出させている。弁体9Aaは、三本の突出片9Aa3を支持部9f上に支持させていることによって、弁体9Aaを支持部9f上に三点支持させて、安定した状態に支持させることができる。また、弁体9Aaの上下に差圧が発生した場合に、弁体9Aaを弾性変形し易くすることができる。
また、前記実施形態及びこの第1変形例では、図3及び図5に示す弁体9a,9Aaを支持部9fに三点支持させる場合を例に挙げて説明したが、弁体9a,9Aaは、支持部9fに二点以上で支持されればよい。つまり、弁体9a,9Aaを支持部9fで支持する箇所の数は任意である。
このため、図3に示す弁体9aの当接部9a2の数、及び、図5に示す弁体9Aaの突出片9Aa3の数は、二点以上であればよい。
[第2変形例]
次に、本発明の第2変形例を、図6〜図8を用いて説明する。
図6は、本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機の第2変形例を示す図であり、リリース弁の縦断面図である。図7は、第2変形例のリリース弁の弁体を示す拡大斜視図である。図8は、第2変形例のリリース弁の閉弁時の状態を示す要部拡大概略縦断面図である。
図6及び図7に示すように、リリース弁9Bの弁体9Baは、バルブシート部9eの上に高さH1離間させた状態に重ねるように配置された弁本体9Ba1と、弁本体9Ba1の外周部9Ba2から下方向に傾斜した状態に突出形成された脚部9Ba3と、を有するものであってもよい。
この場合も、弁本体9Ba1は、円形の平板からなり、外周側の一部分が曲げられた脚部9Ba3を有している。弁体9Baは、無負荷時(運転停止時)に、弁本体9Ba1とバルブシート部9eとの間に高さH1の間隔をあけて、バルブシート部9eに対して非接触状態に配置されている。このため、リリース弁9Bは、無負荷時に、弁体9Baがバルブシート部9eを完全に閉塞せず、圧縮室11と吐出圧室2fとがリリース弁9Bを介して僅かに連通した状態になっている。
脚部9Ba3は、例えば、外周部9Ba2に均等な間隔を介した三箇所から径方向外側に向けて傾斜した状態に折り曲げて形成された三本の突出片からなる。脚部9Ba3の先端部は、支持部9Bf上まで突出されて、弁本体9Ba1の外周部9Ba2、及び弁室9iの平面の外周に沿って円弧状に形成されている。脚部9Ba3は、弁室9iのリリースポート9h側の支持部9Bfの面(底面)に接触することで支持されている。
支持部9Bfは、弁室9iの底面のバルブシート部9eの周囲に形成された環状の水平な面からなり、バルブシート部9eの上端よりも低い位置に窪んだ状態に形成されている。三本の脚部9Ba3の先端は、弁本体9Ba1が弾性体9bによって下方向に押圧されているので、その支持部9Bf上に当接した状態に載置されている。
図8に示すように、弁体9Baは、剛性等を適切に設計すれば、上面に圧力P2よりも高い吐出圧P1が下方向に加わると、すなわち、運転を開始摺ると、すぐにP1>P2になるので、リリースポート9h側に吸い寄せられるように、弁体9Baが弾性変形してバルブシート部9eと全周接触し、リリース弁9Bが閉塞するようにできる。
このようにしても、前記実施形態と同様に、リリース弁9Bの弁体9Baは、弁を開く方向に弾性力が作用し、弁の開くタイミングを早期化することで、開き遅れを改善することができる。以て、過圧縮損失を低減して高効率なスクロール圧縮機1を実現することができる。さらに、弁室9iの形状は、内底に平らな支持部9Bfを有しているので、従来構造と同じでもよいことから、同一の加工設備を利用することができ、より低コストで本発明の効果を得ることができる。
1 スクロール圧縮機
2 密閉容器
2f 吐出圧室
3 圧縮機構部
4 電動機
5 固定スクロール
6 旋回スクロール
9,9A,9B リリース弁
9a,9Aa,9Ba 弁体
9a3 辺部(外周部)
9Aa2,9Ba2 外周部
9Ba3 脚部
9b 弾性体(弁バネ)
9c ストッパ
9e バルブシート部
9f 支持部
9h リリースポート
9i 弁室
9j ガイド部
11 圧縮室
P1 吐出圧室内の吐出圧
P2 圧縮室内の圧力
S1,S2 隙間

Claims (4)

  1. 吐出圧室を内部に有する密閉容器と、
    前記密閉容器内に組み込まれた固定スクロールと、
    前記固定スクロールに対して旋回することにより圧縮室を形成する旋回スクロールと、
    過圧縮時に前記圧縮室から冷媒を吐出するリリース弁と、を備え、
    前記リリース弁は、前記圧縮室に連通するように前記固定スクロールに形成されたリリースポートと、
    当該リリースポートより径が大きく当該リリースポートと連続する弁室と、を有し、
    前記弁室には、前記リリースポートを囲って環状に隆起したバルブシート部と、
    前記バルブシート部に接触・離間する弁体と、
    前記弁体を前記リリースポート側に付勢する弾性体と、が配置され、
    前記弁体は、前記吐出圧室内の吐出圧と前記圧縮室内の圧力との差圧が所定圧よりも低い場合、少なくとも、前記バルブシート部の全周とは接触せず、
    前記差圧が前記所定圧を超えた場合、弾性変形して前記バルブシート部の全周と接触し、前記リリースポートを閉塞すること、
    を特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記弁体は、平板で構成され、
    前記弁室には、前記バルブシート部を囲ってその外側で環状に隆起した支持部が設けられ、
    当該支持部の高さは、前記バルブシート部の高さよりも高いこと、
    を特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記弁体は、外周側の一部分が曲げられた脚部を有し、
    前記脚部は、前記弁室の前記リリースポート側の面に接触することで支持されていること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記弁体は、前記支持部に三点支持され、当該弁体の外周部と前記支持部との間に隙間が形成されていること、
    を特徴とする請求項2に記載のスクロール圧縮機。
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