JP2017050673A - 負荷分散装置,負荷分散システム,及び負荷分散装置の信号振分方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】或る宛先向けの信号の輻輳の影響を抑える。【解決手段】負荷分散装置は、複数の信号処理部のいずれかに発呼信号を振り分ける振分部と、或る宛先向けの発呼信号について、振分先の信号処理部での処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達した場合に、前記或る宛先向けの発呼信号の振分先を、前記複数の信号処理部中の特定の信号処理部とする制御部と、を含む。【選択図】図16
Description
本発明は、負荷分散装置,負荷分散システム,及び負荷分散装置の信号振分方法に関する。
コンサートチケットの予約や、テレビショッピングにおける商品購入などの企画に対する電話申込みのために、特定の着信先電話番号(着番)宛の信号がバースト的に発生し、輻輳が発生する(電話が繋がりにくくなる)ことがある。このような輻輳は、「企画型輻輳」と呼ばれる。
一方、電話交換網には、生起した呼の信号(発呼信号)を処理する装置(呼処理装置と呼ぶ)が複数台予め用意され、信号を複数の呼処理装置に振り分ける負荷分散装置が設けられている。負荷分散装置は、企画によってバースト的に発生した特定の着番宛の信号(「バースト呼の信号」と称する)を、例えばラウンドロビン方式で均等に各呼処理装置に振り分ける。振分によって、特定の呼処理装置へ負荷が偏り、当該呼処理装置が信号処理不能状態となることが回避される。
しかしながら、振分処理によって各呼処理装置へ均等に生起した呼の信号が振り分けられても、各呼処理装置での呼処理の状況によっては、呼処理装置がリソース不足で信号処理不能状態となる場合が起こり得る。この場合、呼処理装置は、振り分けられた信号を処理できない旨を負荷分散装置に通知する。すると、負荷分散装置は、当該信号を所定の迂回ルールに従って異なる呼処理装置(迂回先)へ振り分ける迂回処理を行う。
ところが、負荷分散装置は、振分処理に加えて迂回処理を行うので、負荷が上昇し、電話交換網、すなわちネットワーク(NW)全体に輻輳が拡大する。このようなバースト呼の信号による輻輳の影響を受けて、バースト呼以外の呼(「一般呼」と称する)の完了率が低下するおそれがあった。ここに、生起した呼が相手側に接続され、通信を開始することを「完了」といい、完了呼数の生起呼数に対する割合を完了率という。
本発明は、特定の宛先向けの信号による輻輳の影響を抑えることが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、負荷分散装置である。この負荷分散装置は、複数の信号処理部のいずれかに発呼信号を振り分ける振分部と、或る宛先向けの発呼信号について、振分先の信号処理部での処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達した場合に、前記或る宛先向けの発呼信号の振分先を、前記複数の信号処理部中の特定の信号処理部とする制御部と、を含む。
本発明によれば、特定の宛先向けの信号による輻輳の影響を抑えることができる。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、実施形態の構成に限定されない。図1は、実施形態に係る負荷分散システムが適用されたネットワークシステムの構成例を示す図である。図1の例では、ネットワークシステムは、第1網1と、第2網2とを含む。第1網1は、複数の通信ノード5と、各通信ノード5と接続されたゲートウェイ(GW)3とを含む。第2網2は、複数の通信ノード6と、各通信ノードと接続されたゲートウェイ(GW)4とを含む。GW3とGW4とが接続されることによって、第1網1と第2網2とが接続されている。
以下の説明では、第1網1及び第2網2のそれぞれは電話網であり、通信ノード5,通信ノード6が電話端末である例について説明する。但し、第1網1及び第2網2は、データ通信網であっても良い。また、第1網1は、IP(Internet Protocol)電話網である
。一方、第2網2は、IP電話網であっても、PSTN網であっても良い。
。一方、第2網2は、IP電話網であっても、PSTN網であっても良い。
GW3は、電話交換網として機能する。図1に示すように、GW3は、負荷分散サーバ(以下「ロードバランサ」と称する)7と、複数の呼処理サーバ8とを有する。ロードバランサ7は、「負荷分散装置」の一例であり、複数の呼処理サーバ8は、「複数の信号処理部」の一例である。
ロードバランサ7は、各通信ノード5で生起された、特定の通信ノード6の電話番号を着信先番号とする発呼の信号(発呼信号ともいう)を受信する。ロードバランサ7は、所定の振分ルールに従って、受信された発呼信号を複数の呼処理サーバ8のいずれかに振り分ける。図1の例では、3つの呼処理サーバ8(呼処理サーバ#1,#2,#3)が例示されている。但し、呼処理サーバ8の数は適宜設定可能である。ロードバランサ7は、例えば、ラウンドロビン方式によって、呼処理サーバ#1→呼処理サーバ#2→呼処理サーバ#3→呼処理サーバ#1・・・の順で順繰りに信号を各呼処理サーバ8に振り分ける。
呼処理サーバ8は、振り分けられた信号に基づき所定の処理を行う。例えば、振り分けられた信号をGW4(第2網2)へ伝送するためのプロトコル変換、或いはフォーマット変換を行う。変換によって得られた信号は、呼処理サーバ8から出力され、GW4へ送信される。GW4では、受信信号に対する所定の処理(プロトコル変換など)を行う。図1に模式的に示すように、各呼処理サーバ8からの信号出力により、最終的に、着信先である第2網2の通信ノード6に対し、発呼を知らせる信号が着信(着呼)する。
第1網1のキャリア(通信事業者)は、呼の疎通確保を目的として、ネットワークリソースの有効活用(負荷分散、迂回制御等)に努めている。例えば、ロードバランサ7は、ラウンドロビン方式で、第1網1から第2網2へ向けられた複数の発呼信号を複数の呼処理サーバに振り分ける(分配)する。
図2は、GW3で企画型輻輳が生じた場合の問題点を説明する図である。チケット予約、商品販売などの企画(イベント)に対する電話申込みにより、第1網1において、特定の着信電話番号(着番:図2では、“012-345-6789”)へ向けた不特定多数の発信者からの発呼がバースト的に発生したと仮定する。この場合、発呼信号が、ロードバランサ7に集中する。企画型輻輳の要因となる呼を「バースト呼」と呼ぶ。
ロードバランサ7は、ラウンドロビン方式で、バースト呼の信号を複数の呼処理サーバ8(呼処理サーバ#1,呼処理サーバ#2,呼処理サーバ#3)へ振り分けを行う。ところが、発呼信号の量によっては、各呼処理サーバ8の信号処理のリソース(回線リソース)の使用率が上昇し、リソース不足となる。この場合、振分先の呼処理サーバ8は、処理不可を示す情報をロードバランサ7に送信する。ロードバランサ7は、処理不可を示す情報を受信すると、迂回処理を行う。迂回処理は、或る呼処理サーバ8へ振り分けた信号を、迂回路に該当する他の呼処理サーバ8へ振り分ける処理である。
迂回処理が頻発すると、ロードバランサ7は、振分処理と迂回処理とを並列に実行するようになるので負荷が上昇し、ロードバランサ7が処理のボトルネックとなる可能性がある。ロードバランサ7がボトルネックになると、輻輳の範囲がNW全体(ロードバランサ7及び全ての呼処理サーバ8)に及ぶおそれがある。また、ロードバランサ7にて、バースト呼以外の呼(一般呼:図2の例では、着番“012-345-9999”,“012-345-8888”)の信号を受け付けることができなくなる。これによって、一般呼の完了率が低下するおそれがあった。
企画型輻輳は、キャリアが事前に企画の発生時刻を把握している場合には、処理リソースの前もっての拡大や、ロードバランサ7における振分ルールを企画の発生時刻に合わせて変更することによって対応することができる。しかし、キャリアが全ての企画を把握す
ることは困難である。
ることは困難である。
実施形態では、企画型輻輳の要因となる呼のような、或る着番向けにバースト的に発生した呼の信号の振分先を切り換えて、当該呼の信号の輻輳が影響する範囲の拡大を抑え、一般呼の完了率低下を回避可能とするロードバランサ7について説明する。
実施形態では、ロードバランサ7において、迂回処理の対象となる呼の着番を記憶する。企画型輻輳の要因となる呼、すなわち、特定の時刻に予約や販売などが開始される企画によって生じる、或る電話番号を着信先とする呼(以下、「企画呼」と称する)の信号は、大量且つバースト的に発生することが少なくない。
企画呼が大量且つバースト的に発生する場合には、企画呼の信号は、ロードバランサ7において、高い確率で迂回処理の対象となると考えられる。このため、迂回処理の対象となった呼の信号の着番を記憶、解析することで、企画呼の信号を検出することができる。
また、実施形態では、ロードバランサ7において、記憶した着番と同じ番号を着信先とする信号の振分先を、所定条件下で、特定の呼処理サーバ8に切り換える。これによって、企画呼の信号による輻輳の影響の拡大を抑止し、一般呼の完了率を高める。
実施形態では、特定の呼処理サーバ8(信号処理部の一例)について、バースト呼用の呼処理リソース(信号の処理用のリソースの一例)が予め確保される。図3は、バースト呼用の呼処理リソースを模式的に示す。実施形態では、呼処理サーバ#1〜#3のうち、呼処理サーバ#3にバースト呼専用の呼処理リソースが確保される。
図3において、呼処理リソースは、マトリクスで模式的に表され、呼処理リソースの一部がバースト呼専用の呼処理リソースとして使用される。残りの呼処理リソースは、バースト呼以外の呼(一般呼)用の呼処理リソースとして使用される。
実施形態において、ロードバランサ7は、接続不可を示す応答処理の受信回数が所定範囲に達した着番宛の呼を、「バースト呼」として検出する。具体的に説明すると、不特定多数のユーザが、第2網2の或る通信ノード6(電話番号:A)に対する発呼を行う。すると、各発呼の信号を受信するロードバランサ7は、例えば、ラウンドロビン方式によって、各発呼の信号を、複数の呼処理サーバ8(呼処理サーバ#1〜#3)に振り分ける。
ラウンドロビンは、初期の(第1の)振分ルール(振分方法)の一例である。但し、初期の振分方法として、ラウンドロビン以外の振分方法が使用されても良い。ロードバランサ7は、各呼処理サーバ8の負荷を分散するために、所定の振分ルールに従って少なくとも2つの呼処理サーバ8へ発呼の信号を振り分けるようになっていれば良い。
各呼処理サーバ8は、受信した信号の呼処理、例えば、着信先の電話番号“A”に対する接続処理(「信号処理」の一例)を行う。このとき、各呼処理サーバ8は、接続を行うことができない場合には、着信先の電話番号“A”と、接続不可の要因とを含む応答信号を、ロードバランサ7に送信(通知)する。接続不可要因としては、接続用のリソースの不足と、ビジー状態(接続処理(信号処理)を受け付けられない状態)とがある。
ロードバランサ7は、呼処理サーバ8へ振り分ける信号の着番毎に、呼処理サーバ8における信号の処理、すなわち、呼の接続状況を管理する。以下の表1は、ロードバランサ7にて管理される、接続不可カウンタテーブル(以下、カウンタテーブルという)のデータ構造例を示す。
表1に示すように、カウンタテーブルは、第1のカウンタ(カウンタA),第2のカウンタ(カウンタB),第3のカウンタ(カウンタC−1),及び第4のカウンタ(カウンタC−2)の各カウンタ値を記憶する。
カウンタAは、初期の振分方法(ラウンドロビン)で振り分けられた、着番の信号の振分先の呼処理サーバ8から、リソース不足を要因とする接続不可の応答信号の受信回数(通知回数)を計数する。カウンタBは、ラウンドロビンで振り分けられた、着番の信号の振分先の呼処理サーバ8から、ビジー状態を要因とする接続不可の応答信号の受信回数(通知回数)を計数する。
カウンタC−1は、バースト呼用の呼処理サーバ8(呼処理サーバ#3)から受信される、リソース不足を要因とする接続不可の応答信号の受信回数(通知回数)を計数する。カウンタC−2は、バースト呼用の呼処理サーバ8(呼処理サーバ#3)から受信される、ビジー状態を要因とする接続不可の応答信号の受信回数(通知回数)を計数する。
カウンタテーブルへのレコード(エントリ)の登録は、例えば、以下によって行われる。すなわち、ロードバランサ7は、受信された信号の宛先(着番)を当該信号の参照によって特定する。特定した着番のレコードがカウンタテーブルに登録されていなければ、当該レコードを登録する。なお、レコードの登録は、呼処理サーバ8から、着番及びエラー情報(接続不可を示す情報を含む)が受信された場合に実行されるようにしても良い。この場合、カウンタテーブルに登録されるレコード数を減らすことができると考えられる。なお、カウンタテーブルに登録されたレコードは、例えば、呼の切断を契機に削除される。
図4は、実施形態のロードバランサの動作例を示す図である。或る着番(例:“012-345-6789”)宛の信号を、初期の振分方法(ラウンドロビン)によって呼処理サーバ8(呼処理サーバ#1,#2,#3)へ振り分ける。電話番号“012-345-6789”は、企画における着信先として指定された番号であり、当該電話番号への発呼は、不特定多数の者からバースト的に生起された企画呼(バースト呼)であると仮定する。
このとき、例えば、呼処理サーバ#1は、リソース不足によって、企画呼(着番“012-345-6789”)の信号の呼処理(接続処理)ができない場合には、以下の処理を行う。すなわち、呼処理サーバ#1は、エラー情報(接続不可の要因(リソース不足)を示す情報を含む)と着番とを含む応答信号をロードバランサ7へ送信する。ロードバランサ7は、応答信号を受信すると、応答信号中の着番に対応するレコード(エントリ)を、接続不可カウンタテーブルから特定し、当該レコードにおけるカウンタAの値をインクリメント(1を加算)する。
このとき、カウンタAの値が、ロードバランサ7にて予め保持されているカウンタAの値に対する閾値(閾値Aとする)を超える場合(閾値を超える範囲に達した)には、ロードバランサ7は、以下の判定を行う。すなわち、ロードバランサ7は、カウンタAの値が閾値Aを超過した着番の信号が、バースト呼の信号であると判定する。この場合、ロード
バランサ7は、当該着番の信号についての振分先を、ラウンドロビンで決定される振分先でなく、特定の呼処理サーバ8である呼処理サーバ#3に切り換える(変更する)。なお、上記した振分先の切り替えタイミングにおいて、接続不可カウンタテーブルにおけるカウンタA及びカウンタBの値がリセットされる。
バランサ7は、当該着番の信号についての振分先を、ラウンドロビンで決定される振分先でなく、特定の呼処理サーバ8である呼処理サーバ#3に切り換える(変更する)。なお、上記した振分先の切り替えタイミングにおいて、接続不可カウンタテーブルにおけるカウンタA及びカウンタBの値がリセットされる。
振分方法の変更(切り換え)によって、バースト呼の信号が、特定の呼処理サーバ#3に振り分けられ、呼処理サーバ#1及び呼処理サーバ#2には振り分けられなくなる。このように、バースト呼の信号が振り分けられない呼処理サーバ#1及び#2には、バースト呼の影響が及ばない。このため、呼処理サーバ#1及び#2では、バースト呼以外の呼(一般呼)の処理がバースト呼の影響が抑えられた状態で行われる。よって、バースト呼の影響による一般呼の完了率の低下を抑えることができる。
一方、呼処理サーバ#3では、バースト呼専用のリソースを用いてバースト呼の信号に対する呼処理を行うことができる。よって、バースト呼について、或る程度の完了率を確保することができる。
図5は、実施形態のロードバランサの動作例を示す図である。或る着番(例:“012-345-6789”)宛の信号が、図4の例と同様に、呼処理サーバ#1で、処理不可(接続不可)と判定されたと仮定する。但し、接続不可の要因が、リソース不足でなく、ビジー状態である。
ロードバランサ7は、エラー情報(接続不可の要因(ビジー)を示す情報を含む)と着番とを含む応答信号を受信する。すると、ロードバランサ7は、応答信号中の着番に対応する、接続不可カウンタテーブル(表1)のレコードにおけるカウンタBの値をインクリメントする(1を加算する)。
このとき、カウンタBの値が、ロードバランサ7にて予め保持されている閾値(閾値B)を超過する場合には、ロードバランサ7は、所定期間、当該着番に対する呼を、所定の規制率で疎通させる発信規制(「接続規制」の一例)を実行する。所定期間は、例えば、ロードバランサ7が有するタイマAで計時することができる。規制率は、以下の表2に示すような、発信規制の管理テーブルにて管理することができる。
ロードバランサ7は、カウンタBが閾値Bを超過する場合には、発信規制フラグを“ON”に設定し、予め設定された発信規制率(例えば“40%”)で発信規制を行う。すなわち、ロードバランサ7は、ロードバランサ7で受信される着番“012-345-6789”の信号のうち、40%は疎通させる(振分を行う)が、残りの60%の信号は受け付けない。但し、発信規制率の値は適宜設定可能である。なお、カウンタBが閾値Bを超過する(発信規制を開始する)タイミングで、カウンタA及びカウンタBの値は初期化(リセット)することができる。
発信規制の開始を契機に、当該着番(例:“012-345-6789”)向けの信号は、バースト呼用の呼処理サーバ#3へ振り分けられる。図6は、実施形態のロードバランサの動作例
を示す図である。
を示す図である。
上記した或る着番(例:“012-345-6789”)への発信規制中に、ロードバランサ7が呼処理サーバ#3からリソース不足を要因とする接続不可の応答信号を受信した場合には、ロードバランサ7は、以下の処理を行う。すなわち、ロードバランサ7は、着番に対応するカウンタC−1のインクリメントを行う。一方、ロードバランサ7は、ビジー状態を要因とする接続不可の応答信号を受信した場合には、着番に対応するカウンタC−2をインクリメントする。
ロードバランサ7は、カウンタCの値、すなわち、カウンタC−1の値とカウンタC−2の値との合計値が予め用意された閾値Cを超過する場合には、当該着番宛の呼について、タイマAで定義された時間、所定の規制率で発信規制を行う。但し、発信規制率は可変とする。発信規制の管理は発信規制管理テーブル(表2参照)の発信規制フラグによって
管理を行なう。また、このタイミングでカウンタC−1及びカウンタC−2の各値の初期化を行う。
管理を行なう。また、このタイミングでカウンタC−1及びカウンタC−2の各値の初期化を行う。
ロードバランサ7は、タイマAで設定した一定時間が満了した場合には、対応するカウンタC−1,及びカウンタC−2の値に応じて、以下の処理を実行する。
第1に、カウンタC−1の値が閾値C−1を超過する場合には、ロードバランサ7は、バースト呼用の呼処理サーバ#3に対し、バースト呼用の呼処理リソースの追加を指示する。図7に示すように、呼処理サーバ#3は、バースト呼専用の呼処理リソースを増加させる。増加量は、適宜設定可能である。その後、ロードバランサ7は、バースト呼についての振分方法を、初期方法(ラウンドロビン)に戻す。
第2に、カウンタC−1の値が、第2閾値C−1’を下回っている(第2閾値C−1’を下回る範囲に低下した場合)には、ロードバランサ7は、バースト呼用の呼処理サーバ#3に対し、バースト呼用の呼処理リソースの一部解放を指示する。図8に示すように、呼処理サーバ#3は、バースト呼専用の呼処理リソースの一部を解放する。解放量は適宜設定可能である。解放されたリソースは、一般呼の信号の処理に使用可能である。その後、ロードバランサ7は、バースト呼についての振分先(振分方法)を、元のラウンドロビンに戻す。
第3に、カウンタC−2の値が、閾値C−2を超える(閾値C−2を超える範囲に達する)場合には、ロードバランサ7は、バースト呼に対する発信規制を強化(厳しく)し、振分方法を元に戻す。例えば、発信規制が、「現状の規制率+10%」のような厳しい規制率に設定し直される。但し、どの程度厳しくするかは適宜設定可能である。
第4に、カウンタC−2の値が、第2閾値C−2’を下回っている(第2閾値C−2’を下回る範囲に低下した場合)には、ロードバランサ7は、バースト呼に対する発信規制を緩和し、振分方法を元に戻す。例えば、発信規制が、「現状の規制率−10%」に緩和される。但し、どの程度緩和するかは適宜設定可能である。
図9は、実施形態に係るロードバランサ7,呼処理サーバ8として使用可能な情報処理装置30のハードウェア構成例を示す。図9には、単一の情報処理装置(コンピュータ)の構成を示すが、ロードバランサ7及び複数の呼処理サーバ8(すなわち、GW3)は、複数のプロセッサを備えるコンピュータ、或いは、複数台のコンピュータによって形成されても良い。
図9において、情報処理装置30は、バスを介して相互に接続されたCPU31,主記憶装置32,補助記憶装置33,入力装置35,出力装置36,及び通信インタフェース(通信IF)34を含む。
主記憶装置32は、CPU31の作業領域,プログラムやデータの記憶領域,通信データのバッファ領域として使用される。主記憶装置32は、例えば、Random Access Memory(RAM),或いはRAMとRead Only Memory(ROM)との組み合わせで形成される。
補助記憶装置33は、CPU31によって実行されるプログラム,及びプログラムの実行に際して使用されるデータを記憶する。補助記憶装置33は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD),Solid State Drive(SSD),フラッシュメモリ,Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory(EEPROM)などである。
入力装置35は、情報処理装置30に情報やデータを入力するために使用される。入力装置35は、例えば、ボタン、キー、マウスなどのポインティングデバイス,タッチパネルなどを含む。
出力装置36は、情報やデータを出力する。出力装置36は、例えばディスプレイ装置である。通信IF34は、ネットワークを介して他の情報処理装置と接続される。これにより、ロードバランサ7として動作する情報処理装置は、呼処理サーバ8として動作する情報処理装置と通信することができる。通信IF34は、例えばネットワークインタフェースカード(NIC)である。
CPU31は、主記憶装置32又は補助記憶装置33に記憶されたプログラムを主記憶装置32にロードして実行する。主記憶装置32又は補助記憶装置33に記憶されたプロ
グラムは、オペレーティングシステムや、情報処理装置30をロードバランサ7や呼処理サーバとして動作させるアプリケーションプログラムを含む。CPU31のプログラムの実行によって、情報処理装置30は、ロードバランサ7,或いは、呼処理サーバ8として動作することができる。
グラムは、オペレーティングシステムや、情報処理装置30をロードバランサ7や呼処理サーバとして動作させるアプリケーションプログラムを含む。CPU31のプログラムの実行によって、情報処理装置30は、ロードバランサ7,或いは、呼処理サーバ8として動作することができる。
なお、CPU31で実行される処理は、複数のCPU(プロセッサ)によって実行されても良い。CPU31で実行される処理の少なくとも一部は、Digital Signal Processor(DSP)によって実行されても良い。また、CPU31で実行される処理の少なくとも一部は、Field Programmable Gate Array(FPGA)のようなプログラマブルロジック
デバイス(PLD)や集積回路(IC,LSI,Application Specific Integrated Circuit(ASIC)など)のような半導体デバイスで実行されても良い。
デバイス(PLD)や集積回路(IC,LSI,Application Specific Integrated Circuit(ASIC)など)のような半導体デバイスで実行されても良い。
なお、CPU31は、「プロセッサ」,「振分部」,「制御部」,「規制制御部」,「指示部」の一例であり、通信IF34は、「振分部」,「通信部」の一例である。主記憶装置32及び補助記憶装置33のそれぞれは、「記憶部」,「記憶装置」,「メモリ」,「記憶媒体」の一例である。
図10は、ロードバランサ7の機能を模式的に示すブロック図である。図9に示した情報処理装置30は、CPU31がプログラムを実行することによって、制御部70Aと、管理部70Bとを含むロードバランサ7として動作する。制御部70Aは、信号受信部71と、発信規制制御部72と、信号振分部73とを含む。管理部70Bは、タイマ管理部74と、カウンタ管理部75とを含む。
信号受信部71は、通信IF34を介してロードバランサ7の外部(例えば、呼処理サーバ8)からの信号を受信する処理を行う。信号受信部71は、エラー内容判定部71aを有している。エラー内容判定部71aは、信号受信部71で受信した応答信号に含まれるエラー情報を抽出し、判定する。エラー情報は、上述した接続不可の要因を示す情報であり、リソース不足であったり、ビジー状態であったりする。
発信規制制御部72は、特定の電話番号(バースト呼と判定された着番)に対する発信規制の実施、発信規制率の管理(変更や切り替え)を行う。信号振分部73は、信号送信部73aと振分先制御部73bとを含んでいる。
信号送信部73aは、通信IF34を介してロードバランサ7から外部の装置(例えば、呼処理サーバ8)に対して信号を送信する処理を行う。振分先制御部73bは、カウンタ値及び閾値を用いた判定を行い、振分ルールの変更(切り換え)を行う。信号送信部73aは、振分方法(振分ルール)に従った振分先の呼処理サーバ8へ信号を送信する。
カウンタ管理部75は、カウンタテーブル75aと、カウンタ閾値75bとを管理する。カウンタテーブル75aは、上述した接続不可カウンタテーブル(表1)であり、表1や表3に示した各カウンタの値を記憶する。カウンタ閾値75bは、表3に示した各閾値である。このように、カウンタ管理部75は、ロードバランサ7で使用する各カウンタ情報及び閾値を管理している。なお、各閾値は保守者にて変更可能である。カウンタ管理部75は、各カウンタ値の加算(インクリメント)を、信号受信部71で受信されたエラー情報の内容に応じて行う。
タイマ管理部74は、タイマ74aを有する。タイマ74aは、上述した“タイマA”であり、表3に示したような、発信規制の時間(一定時間)を計時する。タイマ管理部74は、発信規制制御部72からのタイマ設定要求に応じてタイマ74aの計時を開始させる。また、タイマ74aの満了を、発信規制制御部72に知らせる。
信号受信部71及び信号送信部73aは、例えば、通信IF34を用いて形成される。エラー内容判定部71a,発信規制制御部72,振分先制御部73b,カウンタ管理部75,タイマ管理部74は、CPU31がプログラムを実行することによって得られるCPU31の機能である。カウンタテーブル75a,カウンタ閾値75b,タイマ74aは、例えば主記憶装置32及び補助記憶装置33の少なくとも一方に記憶される。
図11は、呼処理サーバ8の機能を模式的に示すブロック図である。図9に示した情報処理装置30は、CPU31がプログラムを実行することによって、信号受信部81と、呼処理部82と、信号送信部83と、呼処理リソース管理部84とを含む呼処理サーバ8として動作する。
信号受信部81は、ロードバランサ7から送信された信号を受信する。呼処理部82は、信号受信部81で受信された信号に対する呼処理(接続処理)を行う。信号送信部83は、呼処理部82での呼処理の結果として得られた信号を他網(第2網2)へ送信する。
呼処理リソース管理部84は、図3にマトリクスで示したような呼処理リソース(回線リソースなど)を管理する。バースト呼の振分先として使用される特定の呼処理サーバ8の呼処理リソース管理部84は、バースト呼専用の呼処理リソースの管理も行う。呼処理リソース管理部84は、ロードバランサ7からの指示(制御信号)に従って、バースト呼専用の呼処理リソースの量を変更(調整)する。
図12は、実施形態の動作例を示すシーケンス図である。発呼端末である通信ノード5から、或る電話番号(例えば“012-345-6789”)宛に送信された発呼信号(図12<1>)は、ロードバランサ7の信受信部71で受信され、信号振分部73に渡される(図12<2>)。
信号振分部73は、初期の振分方法(ラウンドロビン)に従って、信号を、例えば受信順で、順繰りに振分先の呼処理サーバ8(呼処理サーバ#1〜#3)へ送信する。図12の例では、信号は、呼処理サーバ#1へ送信される(図12<3>)。
信号の振分先の呼処理サーバ8がリソース不足で信号に対する呼処理ができない(処理不可)の場合には、図12[1]の処理が行われる。すなわち、呼処理サーバ8は、エラー情報(リソース不足を示す情報を含む)及び着番を含む応答信号をロードバランサ7へ送信する(図12<4>)。応答信号は信号受信部71で受信される。
エラー情報及び着番は、カウンタ管理部75に通知され(図12<5>)、カウンタ管理部75は、カウンタテーブル75a(表1)中の対応するレコードのカウンタAをインクリメントする。
カウンタAの値が閾値Aを超えた場合には、カウンタ管理部75は、信号振分部73に対して、バースト呼(特定の着番への呼)の信号は、特定の(バースト呼用の)呼処理サーバ8である呼処理サーバ#3へ振り分けることを指示する(図12<6>)。信号振分部73は、指示に従い、バースト呼の振分先を、呼処理サーバ#1〜#3のうち呼処理サーバ#3のみに切り換える。
なお、信号の振分先の呼処理サーバ8(例えば、呼処理サーバ#1)において、信号を処理できない要因がない場合には、呼処理部82が信号の処理を行う。そして、呼処理部82からの出力信号(例えば、着信先の通信ノード6の呼び出し信号)が、信号送信部83から第2網2へ送信される(図12<7>)。
図13は、実施形態の動作例を示すシーケンス図である。発呼端末である通信ノード5から、或る電話番号(例えば“012-345-6789”)宛に送信された発呼信号(図13<1>)は、ロードバランサ7の信号受信部71で受信され、信号振分部73に渡される(図13<2>)。
信号振分部73は、初期の振分方法(ラウンドロビン)に従って、信号を、例えば受信順で、順繰りに振分先の呼処理サーバ8(呼処理サーバ#1〜#3)へ送信する。図13の例では、信号は、呼処理サーバ#1へ送信される(図13<3>)。
信号の振分先の呼処理サーバ8がビジー状態で信号に対する呼処理ができない(処理不可)の場合には、図13[1]の処理が行われる。すなわち、呼処理サーバ8は、エラー情報(ビジー状態を示す情報を含む)及び着番を含む応答信号をロードバランサ7へ送信する(図13<4>)。応答信号は信号受信部71で受信される。
エラー情報及び着番は、カウンタ管理部75に通知され(図13<5>)、カウンタ管理部75は、カウンタテーブル75a(表1)中の対応するレコードのカウンタBをインクリメントする。
カウンタBの値が閾値Bを超えた場合には、カウンタ管理部75は、タイマ管理部74に対して、タイマAの設定を指示する(図13<6>)。タイマ管理部74は、タイマAの計時を開始する。
カウンタ管理部75は、発信規制制御部72に対して、バースト呼(特定の着番への呼)に対する発信規制の実施を指示する(図13<7>)。発信規制制御部72は、カウンタ管理部75からの指示に基づき、タイマAの時間における特定の着番への呼の受け付けが発信規制率(表2)となるように、特定の着番の呼の信号の受け付けを規制する。
なお、信号の振分先の呼処理サーバ8(例えば、呼処理サーバ#1)において、信号を処理できない要因がない場合には、図12<7>と同様の動作が行われる。そして、呼処理部82からの出力信号(例えば、着信先の通信ノード6の呼び出し信号)が、信号送信部83から第2網2へ送信される(図13<8>)。
図14及び図15は、カウンタBの値が閾値Bを超えて、バースト呼に対する発信規制が実施されている場合における動作例を示すシーケンス図である。ロードバランサ7の信号受信部71で受信したバースト呼(図14<1>)は、信号振分部73に渡される(図14<2>)信号振分部73において、バースト呼用の呼処理サーバ8に振り分けられる(図14<3>)。
ロードバランサ7において、信号の振分先の呼処理サーバ8からエラー情報及び着番を含む応答信号が信号受信部71で受信される(図14<4>)。この場合、エラー情報及び着番は、カウンタ管理部75に通知される(図14<5>)。カウンタ管理部75は、エラーがリソース不足を要因とする場合には、カウンタテーブル75a(表1)中の対応するレコードのカウンタC−1をインクリメントする。
ロードバランサ7において、信号の振分先の呼処理サーバ8からエラー情報及び着番を含む応答信号が信号受信部71で受信される(図14<6>)。この場合、エラー情報及び着番は、カウンタ管理部75に通知される(図14<7>)。カウンタ管理部75は、エラーがビジー状態を要因とする場合には、カウンタテーブル75a(表1)中の対応するレコードのカウンタC−2をインクリメントする。
図15において、タイマAが満了すると、タイマ管理部74からカウンタ管理部75へ、タイマAの満了が通知される(図15<1>)。このとき、カウンタC−1の値が閾値C−1を超えている場合には、カウンタ管理部75は、バースト呼の処理専用のリソースの追加の指示を出力する。指示(指示を含む制御信号)は、ロードバランサ7から呼処理サーバ#3へ送信される(図15<2>)。呼処理サーバ#3の呼処理リソース管理部84は、指示に従い、バースト呼専用の呼処理リソースの量を増加させる(図7参照)。
これに対し、カウンタC−1の値が閾値C−1’を下回っている場合には、カウンタ管理部75は、バースト呼の処理専用のリソースの一部解放の指示を出力する。指示(指示を含む制御信号)は、ロードバランサ7から呼処理サーバ#3へ送信される(図15<3>)。呼処理サーバ#3の呼処理リソース管理部84は、指示に従い、バースト呼専用の呼処理リソースの一部を解放する(図8参照)。これによって、バースト呼専用の処理リソースの量が減少する。
タイマAの満了時にカウンタC−1の値が閾値C−1を超えている場合には、カウンタ管理部75は、バースト呼の処理専用のリソースの追加の指示を出力する。指示(指示を含む制御信号)は、ロードバランサ7から呼処理サーバ#3へ送信される(図15<2>)。呼処理サーバ#3の呼処理リソース管理部84は、指示に従い、バースト呼専用の呼処理リソースの量を増加させる(図7参照)。
タイマAの満了時にカウンタC−1の値が閾値C−1’を下回っている場合には、カウンタ管理部75は、バースト呼の処理専用のリソースの一部解放(減少)の指示を出力する。指示(指示を含む制御信号)は、ロードバランサ7から呼処理サーバ#3へ送信される(図15<3>)。呼処理サーバ#3の呼処理リソース管理部84は、指示に従い、バースト呼専用の呼処理リソースの一部を解放する(図8参照)。これによって、バースト呼専用の処理リソースの量が減少する。
タイマAの満了時にカウンタC−2の値が閾値C−2を超えている場合には、カウンタ管理部75は、発信規制制御部72に対し、対応する着番の呼に対する規制率の上昇(規制率の厳格化)を指示する(図15<4>)。発信規制制御部72は、規制率を、例えば、「現状の規制率+10%」に変更(厳格化)する。規制率は、保守者によって適宜変更可能である。
タイマAの満了時にカウンタC−2の値が閾値C−2’を下回っている場合には、カウンタ管理部75は、発信規制制御部72に対し、対応する着番の呼に対する規制率の低下(規制率の緩和)を指示する(図15<5>)。発信規制制御部72は、指示に従い、規制率を、例えば、「現状の規制率−10%」に変更(緩和)する。但し、規制率は、保守者によって適宜変更可能である。
図16は、ロードバランサ7における処理例、例えば、ロードバランサ7として動作する情報処理装置30のCPU31による処理例を示すフローチャートである。図16の処理は、ロードバランサ7にて発呼の信号が受信されることを契機に開始される。
図16の01では、CPU31は、発呼の信号に対するレコードを主記憶装置32及び補助記憶装置33の少なくとも一方に記憶されたカウンタテーブル75a(表1)に設定する。その後、信号の振分先をラウンドロビン方式で決定する。信号は、決定された振分先の呼処理サーバ8へ送信される。
02では、CPU31は、ロードバランサ7が接続不可(エラー情報)を受信したか否
かを判定する。エラー情報が受信されていない場合には(02,No)、図16の処理が終了する。この場合、例えば、呼処理を通じて通話回線が確立され、通話がなされる。エラー情報が受信された場合には(02,Yes)、処理が03に進む。
かを判定する。エラー情報が受信されていない場合には(02,No)、図16の処理が終了する。この場合、例えば、呼処理を通じて通話回線が確立され、通話がなされる。エラー情報が受信された場合には(02,Yes)、処理が03に進む。
03では、CPU31は、エラー情報中の接続不可要因を判定する。要因がリソース不足であれば、処理が04に進む。これに対し、要因がビジー状態であれば、処理が09に進む。
04では、CPU31は、カウンタテーブル75aの対応するレコード中のカウンタAの値をインクリメントする。05では、CPU31は、カウンタAの値が閾値Aを超過している(超過する範囲に達している)か否かを判定する。カウンタAの値が閾値Aを超過していない場合には(05,No)、図16の処理が終了する。この場合、例えば、呼の切断処理がなされる。カウンタAの値が閾値Aを超過している場合(05,Yes)には、処理が06に進む。
06では、CPU31は、着番の呼をバースト呼と判定する。07では、CPU31は、バースト呼を呼処理サーバ#3へ振り分けるように振分方法の設定変更(切り換え)を行う。08では、CPU31は、対応するレコード中のカウンタAを初期化し、図16の処理を終了する。
09では、CPU31は、カウンタテーブル75aの対応するレコード中のカウンタBの値をインクリメントする。10では、CPU31は、カウンタBの値が閾値Bを超過している(超過する範囲に達している)か否かを判定する。カウンタBの値が閾値Bを超過していない場合には(10,No)、図16の処理が終了する。この場合、例えば、呼の切断処理がなされる。カウンタBの値が閾値Bを超過している場合には(10,Yes)、処理が11に進む。
11では、CPU31は、着番の呼をバースト呼と判定する。12では、CPU31は、タイマAの設定を行い、発信規制率の初期値で発信を規制する時間の計時を開始する。13では、CPU31は、バースト呼の発信規制を行う。すなわち、発信規制率となるように、当該着番宛の信号の受信を拒否するか、受信された当該着番宛の信号の一部についての受信又は振分を禁止する。14では、CPU31は、カウンタAを初期化し、図16の処理を終了する。
図17は、ロードバランサ7から信号を受信した場合における呼処理サーバ8の処理例を示すフローチャートである。図17の処理は、例えば、呼処理サーバ8として動作する情報処理装置30のCPU31によって実行される。
15では、CPU31は、ロードバランサ7から受信された信号の呼処理を行うためのリソースが確保可能か否かを判定する。リソースが確保可能な場合には(15,Yes)、処理が16に進む。リソースが確保できない場合には(15,No)、処理が18に進む。
16では、CPU31は、信号に対する処理(呼処理)がビジー状態か否かを判定する。ビジー状態であれば(16,Yes)、処理が17に進む。ビジー状態でなければ(16,No)、図17の処理が終了する。この場合、信号に対する呼処理が行われ、発着信間で呼が確立される。
17では、CPU31は、着番とエラー情報(ビジー状態を示す情報を含む)とを生成し、これらを含む応答信号がロードバランサ7に送信される。18では、CPU31は、
着番とエラー情報(リソース不足を示す情報を含む)とを生成し、これらを含む応答信号がロードバランサ7に送信される。応答信号が送信されると、図17の処理が終了する。
着番とエラー情報(リソース不足を示す情報を含む)とを生成し、これらを含む応答信号がロードバランサ7に送信される。応答信号が送信されると、図17の処理が終了する。
図18は、或る着番(“012-345-6789”)の振分先を呼処理サーバ#3へ切り換えた後に、当該着番向け(当該着番宛)の発呼の信号が受信された場合におけるロードバランサ7の処理例を示すフローチャートである。図18の処理は、例えば、ロードバランサ7として動作する情報処理装置30のCPU31によって実行される。
001では、CPU31は、或る着番の信号を呼処理サーバ#3へ送信する処理を行う。002では、CPU31は、ロードバランサ7がエラー情報(接続不可)を受信したか否かを判定する。エラー情報が受信された場合には(002,Yes)、処理が003へ進む。エラー情報が受信されない場合には(002,No)、図18の処理が終了する。
この場合、呼処理サーバ#3での呼処理を経て、発着信間の呼が確立される。
この場合、呼処理サーバ#3での呼処理を経て、発着信間の呼が確立される。
003では、CPU31は、エラー情報中の接続不可の要因を解析する。要因がリソース不足であれば、処理が004に進む。要因がビジー状態であれば、処理が005に進む。004では、CPU31は、カウンタテーブル75aの対応するレコード中のカウンタC−1の値をインクリメントする。005では、CPU31は、カウンタテーブル75aの対応するレコード中のカウンタC−2の値をインクリメントする。
006では、CPU31は、カウンタC−1の値とカウンタC−2の値との合計値が閾値Cを超過している(超過する範囲に達している)か否かを判定する。合計値が閾値Cを超過していない場合には(006,No)、図18の処理が終了する。この場合、例えば、呼の切断処理がなされる。合計値が閾値Cを超過している場合には(006,Yes)、処理が007に進む。
007では、CPU31は、タイマAの設定を行い、発信規制率の初期値で発信を規制する時間の計時を開始する。008では、CPU31は、当該着番の呼の発信規制を行う。すなわち、発信規制率となるように、受信された着番宛の信号の一部についての受信を拒絶する。或いは、受信された当該着番宛の信号の一部を振り分けることなく廃棄する。009では、CPU31は、カウンタC−1及びC−2を初期化し、図18の処理を終了する。
図19は、ロードバランサ7が発信規制中に規制対象の電話番号への発呼の信号を受信した場合における処理例を示すフローチャートである。当該処理は、例えば、ロードバランサ7として動作する情報処理装置30のCPU31によって実行される。
21において、CPU31は、発信規制に基づき、信号を透過させるか否かを判定する。信号を透過させない場合には(21,No)、図19の処理が終了する。この場合、信号は廃棄又は遮断され、着番へ接続できない旨の案内(トーキー)が発信元の通信ノード5(発信端末)へ送られる。信号を透過させる場合には(21,Yes)、処理が22に進む。
22では、CPU31は、信号を呼処理サーバ#3へ送信する処理を行う。23では、CPU31は、ロードバランサ7がエラー情報(接続不可)を受信したか否かを判定する。エラー情報が受信された場合には(23,Yes)、処理が24へ進む。エラー情報が受信されない場合には、図19の処理が終了する。この場合、信号に基づく呼処理が行われ、発着信間で呼が確立される。
24では、CPU31は、エラー情報中の接続不可の要因を解析する。要因がリソース
不足であれば、処理が25に進む。要因がビジー状態であれば、処理が26に進む。25では、CPU31は、カウンタテーブル75aの対応するレコード中のカウンタC−1の値をインクリメントする。26では、CPU31は、カウンタテーブル75aの対応するレコード中のカウンタC−2の値をインクリメントする。
不足であれば、処理が25に進む。要因がビジー状態であれば、処理が26に進む。25では、CPU31は、カウンタテーブル75aの対応するレコード中のカウンタC−1の値をインクリメントする。26では、CPU31は、カウンタテーブル75aの対応するレコード中のカウンタC−2の値をインクリメントする。
27では、CPU31は、タイマAが満了したか否かを判定する。タイマAが満了していない場合には(27,No)、図19の処理が終了する。タイマAが満了している場合には(27,Yes)、処理が28に進む。
28では、CPU31は、カウンタ値の確認を行う。このとき、カウンタC−1の値が閾値C−1を上回る場合には、処理が29へ進む。カウンタC−1の値が閾値C−1’を下回る場合には、処理が30へ進む。カウンタC−2の値が閾値C−2を上回る場合には、処理が31へ進む。カウンタC−2の値が閾値C−2’を下回る場合には、処理が32へ進む。
29では、CPU31は、呼処理サーバ#3のバースト呼用のリソースの追加を決定し、呼処理サーバ#3にその旨の指示を送る。30では、CPU31は、呼処理サーバ#3のバースト呼用のリソースの一部解放を決定し、呼処理サーバ#3にその旨の指示を送る。31では、CPU31は、バースト呼に対する発信規制率の厳格化、例えば「現状の規制率+10%」に発信規制率を設定し直す。32では、CPU31は、バースト呼に対する発信規制率の緩和、例えば「現状の規制率−10%」に発信規制率を設定し直す。29〜32の処理が終了すると、図19の処理が終了する。
図20は、呼処理リソース量の変更指示をロードバランサ7から受信した呼処理サーバ8における処理例を示すフローチャートである。図20の処理は、例えば、バースト呼専用の呼処理リソースを有する呼処理サーバ8として動作する情報処理装置30のCPU31によって行われる。図20の処理は、例えば、変更指示の受信を契機に開始される。
51において、CPU31は、変更指示がリソースの追加を示すかリソースの解放を示すかを判定する。変更指示がリソースの追加を示す場合には、処理が52に進み、リソースの解放を示す場合には、処理が53に進む。
52では、CPU31は、例えば、一般呼用の呼処理リソースの5%を、バースト呼用の呼処理リソースに割り当て変更する。これによって、バースト呼用の呼処理リソース量が増加する。52の処理が終了すると、図20の処理が終了する。
53では、CPU31は、例えば、バースト呼用の呼処理リソースの5%を、一般呼用の呼処理リソースに割り当て変更する。これによって、バースト呼用の呼処理リソースの一部が解放され、バースト呼用の呼処理リソース量が減少する。53の処理が終了すると、図20の処理が終了する。
実施形態において、複数の呼処理サーバ8(呼処理サーバ#1〜#3)は、「複数の信号処理部」の一例であり、ロードバランサ7は、「複数の信号処理部に信号を振り分ける負荷分散装置」の一例である。ロードバランサ7は、「振分部」の一例である信号送信部73a(CPU31)と、「制御部」の一例である振分先制御部73b(CPU31)とを有する。
振分先制御部73b(CPU31)は、或る着番の信号(「或る宛先向けの発呼信号」の一例)について、カウンタAの値が閾値Aを超過した(「振分先の信号処理部での処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達した」の一例)場合に、以下の処理を行う。カ
ウンタAの値は、呼処理(信号処理)のリソース不足を要因とする接続不可を示す情報の受信を契機にインクリメントされる。すなわち、リソース不足を要因とする接続不可を示情報は、「前記或る宛先向けの発呼信号の処理用のリソース不足が処理不可の要因であることを示す情報」の一例である。
ウンタAの値は、呼処理(信号処理)のリソース不足を要因とする接続不可を示す情報の受信を契機にインクリメントされる。すなわち、リソース不足を要因とする接続不可を示情報は、「前記或る宛先向けの発呼信号の処理用のリソース不足が処理不可の要因であることを示す情報」の一例である。
カウンタAの値が閾値Aを超過した場合に、振分先制御部73b(CPU31)は、或る着番の信号の振分先を、呼処理サーバ#1〜#3のうちの呼処理サーバ#3(「複数の信号処理部中の特定の信号処理部」の一例)とする(切り換える)。
これによって、或る着番向けの信号(例えば、企画呼の信号)の輻輳の影響が及ぶ範囲が、呼処理サーバ#3に抑えられる。すなわち、呼処理サーバ#1及び#2には、或る着番向けの信号が振り分けられなくなるので、輻輳の影響が及ばない。或る着番向けの信号(バースト呼の信号)以外の一般呼の信号については、例えば、ラウンドロビンによって呼処理サーバ#1〜#3へ振り分けられる。一般呼の呼処理が、輻輳の影響が及ばない呼処理サーバ#1及び#2で行われることによって、一般呼の完了率の低下を抑えることができる。
実施形態のロードバランサ7は、或る着番向けの信号の振分先を、バースト呼の信号(「振分先の信号処理部での処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達した信号」の一例)の処理専用のリソースを確保した呼処理サーバ#3(特定の信号処理部)とする。これによって、バースト呼の信号についても、或る程度の完了率を確保することが可能となる。
また、実施形態では、ロードバランサ7は、規制制御部の一例である発信規制制御部72(CPU31)を含む。発信規制制御部72は、或る着番向けの信号(「或る宛先向けの発呼信号」の一例)について、或る場合に、或る着番向けの信号の振分を所定の規制率で規制する。
或る場合は、例えば、カウンタBの値が閾値Bを超過した場合(「振分先の信号処理部での受付不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達した場合」の一例)である。ビジー状態を要因とする接続不可を示す情報は、「振分先の信号処理部での受付不可を示す情報」の一例である。或る着番向けの信号に対する規制の実施によって、ビジー状態を早期に解消し、一般呼の信号に対する呼処理が行われるようにする。これによって、一般呼の完了率の低下を抑えることができる。
また、実施形態における発信規制制御部72は、呼処理サーバ#3へ送信される或る着番の信号(「前記特定の信号処理部に振り分けられた前記或る宛先向けの信号」の一例)について、以下の処理を行う。すなわち、発信規制制御部72は、呼処理サーバ#3での接続不可を示す情報の受信回数(カウンタC1の値とカウンタC2の値との合計値)が閾値Cを超過する場合に、或る着番向けの信号に対する発信規制を行う。これによって、呼処理サーバ#3で、或る着番向けの信号の呼処理が円滑に実行されるようにすることができる。
また、実施形態におけるロードバランサ7は、「指示部」の一例であるカウンタ管理部75(CPU31)を含む。カウンタ管理部75は、呼処理サーバ#3へ振り分けられる或る着番向けの信号(バースト呼の信号)に対する発信規制の開始から所定時間経過後(すなわち、タイマAの満了後)において、以下の場合に以下の処理を行う。
以下の場合とは、例えば、リソース不足を要因とする接続不可を示す情報の受信回数(すなわち、カウンタC−1の値)が閾値C−1を超えている場合である。当該場合は、「
リソース不足を要因とする、前記特定の信号処理部での前記或る宛先向けの信号の処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達している場合」の一例である。
リソース不足を要因とする、前記特定の信号処理部での前記或る宛先向けの信号の処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達している場合」の一例である。
以下の処理とは、呼処理サーバ#3に対し、或る着番向けの信号(バースト呼の信号)の処理用のリソースの追加を指示すること(「特定の信号処理部に対し、前記或る宛先向けの信号の処理用のリソースの追加を指示する」の一例である)。これによって、呼処理サーバ#3におけるバースト呼用のリソースを増加し、バースト呼に対する処理を促進させることができる。
また、実施形態において、「指示部」の一例であるカウンタ管理部75は、タイマAの満了後において、以下の場合に以下の処理を行う。以下の場合とは、リソース不足を要因とする接続不可を示す情報の受信回数(すなわち、カウンタC−1の値)が閾値C−1’を下回っている場合である。
当該場合は、「リソース不足を要因とする、前記特定の信号処理部での前記或る宛先向けの信号の処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に収まっている場合」の一例である。以下の処理とは、呼処理サーバ#3に対し、バースト呼の信号の処理用のリソースの減少(一部解放)を指示する(「特定の信号処理部に対し、前記或る宛先向けの信号の処理用のリソースの減少を指示する」の一例)ことである。これによって、バースト呼用のリソースが一般呼に割り当てられるようにして、一般呼の完了率低下を抑えることができる。
また、実施形態において、「規制制御部」の一例である発信規制制御部72(CPU31)は、タイマAの満了後(前記特定の信号処理部に振り分けられる前記或る宛先向けの発呼信号についての振分の規制開始から所定時間経過後)において、以下の場合に以下を行う。
以下の場合とは、呼処理サーバ#3でのビジー状態を要因とする接続不可を示す情報の受信回数、すなわちカウンタC−2の値が閾値C−2を超過している場合である。当該場合は、「特定の信号処理部での前記或る宛先向けの発呼信号の受付不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達している場合」の一例である。このような場合に、発信規制制御部72は、或る着番向けの信号に対する発信規制率を、例えば10%増加させて厳格化する(「前記或る宛先向けの発呼信号に対する規制率を厳格化する」の一例)。これによって、呼処理サーバ#3において、バースト呼の信号による影響が、呼処理サーバ#3で行われる一般呼の処理に及ぶのを抑えることができる。
また、実施形態において、「規制制御部」の一例である発信規制制御部72(CPU31)は、タイマAの満了後(前記特定の信号処理部に振り分けられる前記或る宛先向けの発呼信号についての振分の規制開始から所定時間経過後)において、以下の場合に以下を行う。
以下の場合とは、呼処理サーバ#3でのビジー状態を要因とする接続不可を示す情報の受信回数、すなわちカウンタC−2の値が閾値C−2’を超過している場合である。当該場合は、「特定の信号処理部での前記或る宛先向けの発呼信号の受付不可を示す情報の受信回数が所定範囲に収まっている場合」の一例である。このような場合に、発信規制制御部72は、或る着番向けの信号に対する発信規制率を、例えば10%低下させて緩和する(「前記或る宛先向けの発呼信号に対する規制率を緩和する」の一例)。これによって、呼処理サーバ#3において、一般呼に影響が少ない(低下している)と考えられる場合に、バースト呼の信号の規制を緩和して、バースト呼の完了率を向上させることができる。
また、負荷分散サーバ(ロードバランサ)7及び複数の呼処理サーバ8を含むGW3は、「負荷分散システム」の一例である。但し、実施形態の構成は、信号を振り分けるロードバランサと、振分先となる複数の信号処理部(信号処理装置)とを備える装置乃至システムに広く適用可能である。すなわち、信号の振分先で実行される処理は、呼処理以外の信号処理であっても良い。この場合でも、或る宛先向けの発呼信号がバースト的に発生した場合において、当該信号の輻輳の範囲が拡大するのを抑え、或る宛先以外の宛先へ向けた信号の処理が、或る宛先向けの発呼信号が振り分けられない信号処理部にて適正に行われるようにすることができる。以上説明した実施形態の構成は、適宜組み合わせることができる。
3・・・ゲートウェイ
7・・・負荷分散サーバ(ロードバランサ)
8・・・呼処理サーバ(信号処理部)
30・・・情報処理装置(コンピュータ)
31・・・CPU
32・・・主記憶装置
33・・・補助記憶装置
34・・・通信インタフェース
72・・・発信規制制御部
73a・・・信号送信部
73b・・・振分先制御部
75・・・カウンタ管理部
7・・・負荷分散サーバ(ロードバランサ)
8・・・呼処理サーバ(信号処理部)
30・・・情報処理装置(コンピュータ)
31・・・CPU
32・・・主記憶装置
33・・・補助記憶装置
34・・・通信インタフェース
72・・・発信規制制御部
73a・・・信号送信部
73b・・・振分先制御部
75・・・カウンタ管理部
Claims (11)
- 複数の信号処理部のいずれかに発呼信号を振り分ける振分部と、
或る宛先向けの発呼信号について、振分先の信号処理部での処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達した場合に、前記或る宛先向けの発呼信号の振分先を、前記複数の信号処理部中の特定の信号処理部とする制御部と、
を含む負荷分散装置。 - 前記制御部は、前記或る宛先向けの発呼信号の振分先を、振分先の信号処理部での処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達した信号の処理専用のリソースを確保した前記特定の信号処理部とする
請求項1に記載の負荷分散装置。 - 前記振分先の信号処理部での処理不可を示す情報は、前記或る宛先向けの発呼信号の処理用のリソース不足が処理不可の要因であることを示す情報を含む
請求項1又は2に記載の負荷分散装置。 - 前記或る宛先向けの発呼信号について、振分先の信号処理部での受付不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達した場合に、前記或る宛先向けの発呼信号に対する振分を所定の規制率で規制する規制制御部をさらに含む
請求項1又は2に記載の負荷分散装置。 - 前記特定の信号処理部に振り分けられた前記或る宛先向けの発呼信号について、振分先の信号処理部での処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達した場合に、前記或る宛先向けの発呼信号に対する振分を所定の規制率で規制する規制制御部をさらに含む
請求項1又は2に記載の負荷分散装置。 - 前記特定の信号処理部に振り分けられる前記或る宛先向けの発呼信号についての振分の規制開始から所定時間経過後において、リソース不足を要因とする、前記特定の信号処理部での前記或る宛先向けの発呼信号の処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達している場合に、前記特定の信号処理部に対し、前記或る宛先向けの発呼信号の処理用のリソースの追加を指示する指示部をさらに含む
請求項5に記載の負荷分散装置。 - 前記特定の信号処理部に振り分けられる前記或る宛先向けの発呼信号についての振分の規制開始から所定時間経過後において、リソース不足を要因とする、前記特定の信号処理部での前記或る宛先向けの発呼信号の処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に収まっている場合に、前記特定の信号処理部に対し、前記或る宛先向けの発呼信号の処理用のリソースの減少を指示する指示部をさらに含む
請求項5又は6に記載の負荷分散装置。 - 前記規制制御部は、前記特定の信号処理部に振り分けられる前記或る宛先向けの発呼信号についての振分の規制開始から所定時間経過後において、前記特定の信号処理部での前記或る宛先向けの発呼信号の受付不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達している場合に、前記或る宛先向けの発呼信号に対する規制率を厳格化する
請求項5から7の何れか1項に記載の負荷分散装置。 - 前記規制制御部は、前記特定の信号処理部に振り分けられる前記或る宛先向けの発呼信号についての振分の規制開始から所定時間経過後において、前記特定の信号処理部での前記或る宛先向けの発呼信号の受付不可を示す情報の受信回数が所定範囲に収まっている場
合に、前記或る宛先向けの発呼信号に対する規制率を緩和する
請求項5から8の何れか1項に記載の負荷分散装置。 - 複数の信号処理部と、
前記複数の信号処理部のいずれかへ発呼信号を振り分ける負荷分散装置とを含み、
前記負荷分散装置は、
或る宛先向けの発呼信号について、振分先の信号処理部での処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達した場合に、前記或る宛先向けの発呼信号の振分先を、前記複数の信号処理部中の特定の信号処理部とする制御部を含む、
負荷分散システム。 - 負荷分散装置が、
複数の信号処理部のいずれかへ発呼信号を振り分け、
或る宛先向けの発呼信号について、振分先の信号処理部での処理不可を示す情報の受信回数が所定範囲に達した場合に、前記或る宛先向けの発呼信号の振分先を、前記複数の信号処理部中の特定の信号処理部とする
ことを含む、負荷分散装置の信号振分方法。
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---|---|---|---|
JP2015171882A JP2017050673A (ja) | 2015-09-01 | 2015-09-01 | 負荷分散装置,負荷分散システム,及び負荷分散装置の信号振分方法 |
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US11571305B2 (en) | 2017-07-24 | 2023-02-07 | Emory University | Cardiac valve leaflet enhancer devices and systems |
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2015
- 2015-09-01 JP JP2015171882A patent/JP2017050673A/ja active Pending
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