JP2017050667A - 画像投写システム、プロジェクター、端末装置、及び、画像投写システムの制御方法 - Google Patents
画像投写システム、プロジェクター、端末装置、及び、画像投写システムの制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】プロジェクターの投写画像を適切に撮影できるようにする。【解決手段】プロジェクター100と、端末装置10と、を有する画像投写システム1であって、プロジェクター100は、調整用画像を表す調整用画像データを記憶する記憶部と、投写部と、投写された調整用画像の撮影を指示する撮影タイミング信号を出力する信号出力制御部と、撮影タイミング信号を端末装置10に送信する無線通信部と、を備え、端末装置10は、カメラと、撮影タイミング信号を受信する端末無線通信部と、受信した撮影タイミング信号に応じて、カメラに撮影をさせる撮影制御部と、調整用画像を撮影した撮影画像に基づいて調整パラメーターを生成する生成部と、調整パラメーターをプロジェクター100に送信する端末送信部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、画像投写システム、プロジェクター、端末装置、及び、画像投写システムの制御方法に関する。
従来、カメラを有する端末装置を用いて、表示装置が表示する画像を撮影する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、送信装置が公衆画像や秘密画像等を表示装置に表示させ、ユーザーが所有する受信装置に公衆画像又は秘密画像を撮影させる通信システムを開示する。
ところで、プロジェクターが、補正用の画像を投写し、投写される補正用の画像を撮影することで、プロジェクターの投写画像の補正を行うことが考えられる。この場合、補正用の画像を適切に撮影する必要がある。
そこで、本発明は、プロジェクターの投写画像を適切に撮影できるようにすることを目的とする。
そこで、本発明は、プロジェクターの投写画像を適切に撮影できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、画像データに基づいて画像を投写するプロジェクターと、端末装置と、を有する画像投写システムであって、前記プロジェクターは、前記画像データを補正するために用いられる補正用画像を表す補正用画像データを記憶する記憶部と、前記画像データに基づいて画像を投写する投写部と、前記投写部によって投写された前記補正用画像の撮影を指示する制御信号を出力する信号出力制御部と、前記信号出力制御部が出力した前記制御信号を前記端末装置に送信する送信部と、を備え、前記端末装置は、画像を撮影する撮影部と、前記送信部が送信した前記制御信号を受信する受信部と、前記受信部によって受信した前記制御信号に応じて、前記撮影部に撮影させる撮影制御部と、前記撮影部によって前記補正用画像を撮影した撮影画像に基づいて補正パラメーターを生成する生成部と、生成した前記補正パラメーターを前記プロジェクターに送信する端末送信部と、を備えることを特徴とする。
これにより、プロジェクターの投写画像を、端末装置により適切に撮影できる。
これにより、プロジェクターの投写画像を、端末装置により適切に撮影できる。
また、本発明は、前記信号出力制御部は、前記投写部が前記補正用画像を切り替えて投写する場合に、前記制御信号を出力し、前記撮影制御部は、前記制御信号に応じて、前記撮影部に撮影を実行させることを特徴とする。
これにより、補正用画像を切り替えて投写する場合、補正用画像のそれぞれを端末装置により適切に撮影できる。
これにより、補正用画像を切り替えて投写する場合、補正用画像のそれぞれを端末装置により適切に撮影できる。
また、本発明は、前記生成部は、前記撮影部によって撮影した複数の前記撮影画像に基づいて、前記補正パラメーターを生成することを特徴とする。
これにより、複数の補正用画像に基づいて、プロジェクターの投写画像の補正を行うことができる。
これにより、複数の補正用画像に基づいて、プロジェクターの投写画像の補正を行うことができる。
また、本発明は、前記信号出力制御部は、前記投写部が投写する前記補正用画像が切り替えられてから予め設定された期間の経過後に前記制御信号を出力することを特徴とする。
これにより、切り替えて投写される補正用画像のそれぞれについて、端末装置により適切なタイミングで撮影できる。
これにより、切り替えて投写される補正用画像のそれぞれについて、端末装置により適切なタイミングで撮影できる。
また、本発明は、前記補正用画像は、前記投写部が投写する画像の画質を調整するための画像であり、前記生成部は、前記撮影部が撮影した前記撮影画像に基づいて、前記投写部が投写する画像の画質を調整するための前記補正パラメーターを生成することを特徴とする。
これにより、画質の調整に係るプロジェクターの投写画像を、端末装置により適切に撮影できる。
これにより、画質の調整に係るプロジェクターの投写画像を、端末装置により適切に撮影できる。
また、本発明は、前記信号出力制御部は、前記補正パラメーターの生成を指示する補正パラメーター生成信号を生成し、前記送信部は、前記補正パラメーター生成信号に、画質の調整の内容を示す調整内容情報を対応付けて前記端末装置に送信することを特徴とする。
これにより、調整内容情報が示す画質の調整の内容に対応する補正パラメーターを、生成部により生成できる。
これにより、調整内容情報が示す画質の調整の内容に対応する補正パラメーターを、生成部により生成できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、外部装置と通信可能なプロジェクターであって、画像データに基づいて画像を投写する投写部と、前記画像データを補正するために用いられる補正用画像を表す補正用画像データを記憶する記憶部と、前記投写部によって投写された前記補正用画像の撮影を指示する制御信号を出力する信号出力制御部と、前記信号出力制御部が出力した前記制御信号を前記外部装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
これにより、プロジェクターの投写画像を、端末装置により適切に撮影できる。
これにより、プロジェクターの投写画像を、端末装置により適切に撮影できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、画像データに基づいて画像を投写するプロジェクターと通信可能な端末装置であって、画像を撮影する撮影部と、前記プロジェクターが送信する制御信号を受信する受信部と、前記受信部によって受信した前記制御信号に応じて、前記撮影部により撮影を実行させる撮影制御部と、前記撮影部の撮影画像に基づいて前記プロジェクターが投写するための補正パラメーターを生成する生成部と、前記生成部が生成した前記補正パラメーターを前記プロジェクターに送信する端末送信部と、を備えることを特徴とする。
これにより、プロジェクターの投写画像を、端末装置により適切に撮影できる。
これにより、プロジェクターの投写画像を、端末装置により適切に撮影できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、画像データに基づいて画像を投写するプロジェクターと、端末装置と、を有する画像投写システムの制御方法であって、前記プロジェクターは、前記画像データを補正するために用いられる補正用画像を投写するステップと、投写された前記補正用画像の撮影を指示する制御信号を出力するステップと、出力した前記制御信号を前記端末装置に送信するステップと、を備え、前記端末装置は、前記制御信号を受信するステップと、受信した前記制御信号に応じて、前記補正用画像を撮影するステップと、前記補正用画像を撮影した撮影画像に基づいて補正パラメーターを生成するステップと、生成した前記補正パラメーターを前記プロジェクターに送信するステップと、を備えることを特徴とする。
これにより、プロジェクターの投写画像を、端末装置により適切に撮影できる。
これにより、プロジェクターの投写画像を、端末装置により適切に撮影できる。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の画像投写システム1の概略構成を示す図である。本実施形態の画像投写システム1は、プロジェクター100と、端末装置10(外部装置)と、を備える。
プロジェクター100と端末装置10とは、無線通信方式によって各種データを送受信可能に接続される。この無線通信方式には、例えば、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、赤外線通信等の近距離無線通信方式や、携帯電話回線を利用した無線通信方式を採用できる。
図1は、第1実施形態の画像投写システム1の概略構成を示す図である。本実施形態の画像投写システム1は、プロジェクター100と、端末装置10(外部装置)と、を備える。
プロジェクター100と端末装置10とは、無線通信方式によって各種データを送受信可能に接続される。この無線通信方式には、例えば、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、赤外線通信等の近距離無線通信方式や、携帯電話回線を利用した無線通信方式を採用できる。
プロジェクター100は、投写対象に画像光を投写して、投写対象の面に画像データに基づく画像を形成する。プロジェクター100が画像を投写する投写対象は、平面であっても曲面や凹凸面であってもよいが、本実施形態では、平面で構成されるスクリーンSCに投写する場合を例示する。スクリーンSCは、壁面等の固定された平面を利用してもよいし、吊り下げ式や立ち上げ式の幕状のスクリーンであってもよい。プロジェクター100は、画像光を投写する投写開口部114が設けられる。投写開口部114は、プロジェクター100に内蔵される投写光学系113(図2)が光を放射する開口部である。
端末装置10は、例えば、スマートフォン等の携帯電話や、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistants)等の装置である。図1は、端末装置10の設置状態を示す。端末装置10は、カメラ61(図3)を備え、プロジェクター100がスクリーンSC上に投写した投写画像を撮影する。
図2は、プロジェクター100の構成を示すブロック図である。
プロジェクター100は、インターフェイス部(以下、I/F部と略記する)124を備える。I/F部124には、例えば、デジタル映像信号が入力されるDVIインターフェイス、USBインターフェイス、LANインターフェイス等を用いることができる。また、I/F部124には、例えば、NTSCや、PAL、SECAM等のコンポジット映像信号が入力されるS映像端子や、コンポジット映像が入力されるRCA端子、コンポーネント映像信号が入力されるD端子等を用いることができる。さらに、I/F部124には、HDMI(登録商標)規格に従ったHDMIコネクター等の汎用インターフェイスを用いることができる。
プロジェクター100は、インターフェイス部(以下、I/F部と略記する)124を備える。I/F部124には、例えば、デジタル映像信号が入力されるDVIインターフェイス、USBインターフェイス、LANインターフェイス等を用いることができる。また、I/F部124には、例えば、NTSCや、PAL、SECAM等のコンポジット映像信号が入力されるS映像端子や、コンポジット映像が入力されるRCA端子、コンポーネント映像信号が入力されるD端子等を用いることができる。さらに、I/F部124には、HDMI(登録商標)規格に従ったHDMIコネクター等の汎用インターフェイスを用いることができる。
プロジェクター100は、大きく分けて光学的な画像の形成を行う投写部110と、この投写部110に入力される画像信号を電気的に処理する画像処理系と、を備える。
投写部110は、光源部111と、液晶パネル112Aを備える光変調装置112と、投写光学系113とを備える。
光源部111は、キセノンランプや、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)、レーザー等からなる光源を備える。また、光源部111は、光源が発した光を光変調装置112に導くリフレクター及び補助リフレクターを備えていてもよい。また、光源部111は、投写光の光学特性を高めるためのレンズ群や、偏光板、又は、光源が発した光の光量を光変調装置112に至る経路上で低減させる調光素子等(いずれも図示略)を備えるものであってもよい。
光変調装置112は、例えば、透過型の液晶パネル112Aを備え、この液晶パネル112Aに後述する画像処理系からの信号を受けて画像を形成する。この場合、光変調装置112は、カラーの投影を行うための、RGBの三原色に対応した3枚の液晶パネル112Aを備え、光源部111からの光はRGBの三色の色光に分離され、各色光は対応する各液晶パネル112Aに入射する。各液晶パネル112Aを通過して変調された色光は、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投写光学系113に射出される。
なお、光変調装置112は、透過型の液晶パネル112Aを三枚用いた構成に限定されず、例えば三枚の反射型の液晶パネルを用いることも可能である。また、光変調装置112は、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式等により構成してもよい。ここで、光変調装置112として一枚のみの液晶パネル112A又はDMD(Digital Mirror Device)を用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネル112A及びDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な構成であれば採用できる。
なお、光変調装置112は、透過型の液晶パネル112Aを三枚用いた構成に限定されず、例えば三枚の反射型の液晶パネルを用いることも可能である。また、光変調装置112は、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式等により構成してもよい。ここで、光変調装置112として一枚のみの液晶パネル112A又はDMD(Digital Mirror Device)を用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネル112A及びDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な構成であれば採用できる。
投写光学系113は、光変調装置112で変調された入射光を、投写レンズを用いて投写開口部114(図1)から外に向けて放射し、スクリーンSC上に投写画像を結像させる。
投写部110には、投写光学系駆動部121及び光源駆動部122が接続される。投写光学系駆動部121は、後述する制御部130の制御に従って、投写光学系113が備える各モーターを駆動する。光源駆動部122は、制御部130の制御に従って光源部111が備える光源を駆動する。投写光学系駆動部121及び光源駆動部122は、バス105に接続される。
プロジェクター100は、無線通信部156(送信部)を備える。無線通信部156は、バス105に接続される。無線通信部156は、図示せぬアンテナやRF(Radio Frequency)回路等を備え、制御部130の制御に従って、端末装置10との間で無線通信規格に従って通信する。プロジェクター100と端末装置10とは、無線通信方式によって各種データを送受信可能に接続される。
プロジェクター100の備える画像処理系は、プロジェクター100全体を統合的に制御する制御部130を中心に構成され、その他、記憶部151、画像処理部125、光変調装置駆動部123、入力処理部153を備える。制御部130、記憶部151、入力処理部153、画像処理部125、及び、光変調装置駆動部123は、それぞれバス105に接続される。
制御部130は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、ROMに記憶した制御プログラムをCPUにより実行して、プロジェクター100を制御する。また、制御部130は、記憶部151に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、後述する投写制御部131、通信制御部132、及び、信号出力制御部133として機能する。
記憶部151は、フラッシュメモリーや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性のメモリーで構成され、各種データを書き換え可能に不揮発的に記憶する。記憶部151は、プロジェクター100の制御に使用される制御プログラムや、画像データ等を記憶する。
また、記憶部151は、プロジェクター100の投写画像の画質を調整(補正)するための調整用画像(補正用画像)を示す調整用画像データ161(補正用画像データ)を記憶する。本実施形態では、プロジェクター100の投写画像の画質の調整として、色むらの調整を例示する。したがって、記憶部151は、色むらを調整するための調整画像(以下、「色むら調整用画像」と表現する)を示す色むら調整用画像データを記憶する。色むら調整用画像データは、グレイ(無彩色)の調整用画像を示すグレイ調整用画像データと、赤(R)の色の調整用画像を示すR調整用画像データと、緑(G)の色の調整用画像を示すG調整用画像データと、青(B)の色の調整用画像を示すB調整用画像データを有する。グレイ調整用画像データは、8bit階調値の場合、例えば、最大階調値W255(全白)、最小階調値W0(全黒)、及び、中間階調値W244、W192、W160、W96、W64、W32の8つのグレイ調整用画像のそれぞれに対応する8つのグレイ調整用画像データを有する。また、R調整用画像データは、8bit階調値の場合、例えば、最大階調値R255、最小階調値R0、及び、中間階調値R244、R192、R160、R96、R64、R32の8つのR調整用画像のそれぞれに対応する8つのR調整用画像データを有する。また、G調整用画像データは、8bit階調値の場合、例えば、最大階調値G255、最小階調値G0、及び、中間階調値G244、G192、G160、G96、G64、G32の8つのG調整用画像のそれぞれに対応する8つのG調整用画像データを有する。また、B調整用画像データは、8bit階調値の場合、例えば、最大階調値B255、最小階調値B0、及び、中間階調値B244、B192、B160、B96、B64、B32の8つのB調整用画像のそれぞれに対応する8つのB調整用画像データを有する。すなわち、記憶部151は、色むら調整用画像データとして、あわせて、32の調整用画像データを記憶する。
また、記憶部151は、プロジェクター100の投写画像の画質を調整(補正)するための調整用画像(補正用画像)を示す調整用画像データ161(補正用画像データ)を記憶する。本実施形態では、プロジェクター100の投写画像の画質の調整として、色むらの調整を例示する。したがって、記憶部151は、色むらを調整するための調整画像(以下、「色むら調整用画像」と表現する)を示す色むら調整用画像データを記憶する。色むら調整用画像データは、グレイ(無彩色)の調整用画像を示すグレイ調整用画像データと、赤(R)の色の調整用画像を示すR調整用画像データと、緑(G)の色の調整用画像を示すG調整用画像データと、青(B)の色の調整用画像を示すB調整用画像データを有する。グレイ調整用画像データは、8bit階調値の場合、例えば、最大階調値W255(全白)、最小階調値W0(全黒)、及び、中間階調値W244、W192、W160、W96、W64、W32の8つのグレイ調整用画像のそれぞれに対応する8つのグレイ調整用画像データを有する。また、R調整用画像データは、8bit階調値の場合、例えば、最大階調値R255、最小階調値R0、及び、中間階調値R244、R192、R160、R96、R64、R32の8つのR調整用画像のそれぞれに対応する8つのR調整用画像データを有する。また、G調整用画像データは、8bit階調値の場合、例えば、最大階調値G255、最小階調値G0、及び、中間階調値G244、G192、G160、G96、G64、G32の8つのG調整用画像のそれぞれに対応する8つのG調整用画像データを有する。また、B調整用画像データは、8bit階調値の場合、例えば、最大階調値B255、最小階調値B0、及び、中間階調値B244、B192、B160、B96、B64、B32の8つのB調整用画像のそれぞれに対応する8つのB調整用画像データを有する。すなわち、記憶部151は、色むら調整用画像データとして、あわせて、32の調整用画像データを記憶する。
画像処理部125は、I/F部124から入力される画像データを、光変調装置112の液晶パネル112Aの仕様に適合した解像度のデータに変換する解像度変換処理等を実行する。画像処理部125は、光変調装置112により表示する表示用画像をフレームメモリー126に描画して、描画した表示用画像を光変調装置駆動部123に出力する。光変調装置駆動部123は、画像処理部125から入力した表示用画像に基づいて、光変調装置112を駆動する。これにより、光変調装置112の液晶パネル112Aに画像が描画され、描画された画像が、投写光学系113を介してスクリーンSCに投写画像として投写される。
プロジェクター100は、ユーザーが操作を行うための各種スイッチ、及び、インジケーターランプを備える操作パネル155を備える。操作パネル155は、入力処理部153に接続される。入力処理部153は、制御部130の制御に従って、プロジェクター100の動作状態や設定状態に応じて操作パネル155のインジケーターランプを適宜点灯或いは点滅させる。操作パネル155のスイッチが操作されると、操作されたスイッチに対応する操作信号が入力処理部153から制御部130に出力される。
また、プロジェクター100は、ユーザーが使用するリモコン(不図示)を有する。リモコンは、各種のボタンを備えており、これらのボタンの操作に対応して赤外線信号を送信する。プロジェクター100は、リモコンが発する赤外線信号を受光するリモコン受光部154を備える。リモコン受光部154は、リモコンから受光した赤外線信号をデコードして、リモコンにおける操作内容を示す操作信号を生成し、制御部130に出力する。
また、プロジェクター100は、ユーザーが使用するリモコン(不図示)を有する。リモコンは、各種のボタンを備えており、これらのボタンの操作に対応して赤外線信号を送信する。プロジェクター100は、リモコンが発する赤外線信号を受光するリモコン受光部154を備える。リモコン受光部154は、リモコンから受光した赤外線信号をデコードして、リモコンにおける操作内容を示す操作信号を生成し、制御部130に出力する。
次に、制御部130の備える投写制御部131と、通信制御部132と、信号出力制御部133と、について説明する。
投写制御部131は、画像処理部125を制御して、I/F部124を介して供給される画像データに基づいてフレームメモリー126に画像を描画させる。また、投写制御部131は、画像処理部125を制御して、記憶部151が記憶する画像データに基づいてフレームメモリー126に画像を描画させる。投写制御部131は、光変調装置駆動部123を制御して、フレームメモリー126に描画された画像を光変調装置112の液晶パネル112Aに描画させる。光変調装置112の液晶パネル112Aに描画された画像は、投写光学系113を介してスクリーンSC上に投写画像として投写される。本実施形態では、投写制御部131は、画像処理部125を制御して、調整用画像データ161に基づいてフレームメモリー126に調整用画像を描画させ、光変調装置駆動部123を制御して、フレームメモリー126に描画された調整用画像を投写画像としてスクリーンSC上に投写させる。
投写制御部131は、画像処理部125を制御して、I/F部124を介して供給される画像データに基づいてフレームメモリー126に画像を描画させる。また、投写制御部131は、画像処理部125を制御して、記憶部151が記憶する画像データに基づいてフレームメモリー126に画像を描画させる。投写制御部131は、光変調装置駆動部123を制御して、フレームメモリー126に描画された画像を光変調装置112の液晶パネル112Aに描画させる。光変調装置112の液晶パネル112Aに描画された画像は、投写光学系113を介してスクリーンSC上に投写画像として投写される。本実施形態では、投写制御部131は、画像処理部125を制御して、調整用画像データ161に基づいてフレームメモリー126に調整用画像を描画させ、光変調装置駆動部123を制御して、フレームメモリー126に描画された調整用画像を投写画像としてスクリーンSC上に投写させる。
信号出力制御部133は、投写部110が調整用画像を投写する場合に、投写された調整用画像の撮影を指示する撮影タイミング信号(制御信号)を生成して、通信制御部132に出力する。また、信号出力制御部133は、後述する生成部24による調整パラメーター(補正パラメーター)(後述)の生成を指示する調整パラメーター生成信号(補正パラメーター)を生成して、通信制御部132に出力する。
通信制御部132は、無線通信部156を制御して端末装置10と無線通信を行う。通信制御部132は、端末装置10に接続されると、信号出力制御部133が出力した撮影タイミング信号を端末装置10に送信する。また、通信制御部132は、信号出力制御部133が出力した調整パラメーター生成信号を送信する際、調整パラメーター生成信号に調整内容情報(後述)を対応付けて送信する。また、通信制御部132は、端末装置10から後述する調整パラメーターを受信する。
図3は、端末装置10の構成を示すブロック図である。
端末装置10は、端末装置10の各部を制御する端末制御部20を備える。端末制御部20は、図示しないCPUや、ROM、RAM等を備え、ROMに記憶した制御プログラムをCPUにより実行して、端末装置10を制御する。また、端末制御部20は、端末記憶部30に記憶された制御プログラムを実行することにより、後述する表示制御部21、端末通信制御部22、撮影制御部23、及び、生成部24として機能する。
端末装置10は、端末装置10の各部を制御する端末制御部20を備える。端末制御部20は、図示しないCPUや、ROM、RAM等を備え、ROMに記憶した制御プログラムをCPUにより実行して、端末装置10を制御する。また、端末制御部20は、端末記憶部30に記憶された制御プログラムを実行することにより、後述する表示制御部21、端末通信制御部22、撮影制御部23、及び、生成部24として機能する。
端末装置10は、端末記憶部30を備える。端末記憶部30は、フラッシュメモリーやEEPROM等の不揮発性の記憶装置により構成され、各種データを不揮発的に記憶する。また、端末記憶部30は、専用ソフトウェアSFを記憶する。専用ソフトウェアSFは、CPUにより実行されることで、端末制御部20が、ソフトウェアとハードウェアとの協働により撮影制御部23及び生成部24として機能するためのソフトウェアである。
端末装置10は、端末無線通信部40(端末送信部、受信部)を備える。端末無線通信部40は、アンテナやRF回路等を備え、端末制御部20に接続される。端末無線通信部40は、端末制御部20によって制御され、プロジェクター100との間で上述した無線通信方式に従って各種データを送受信する。
端末装置10は、表示部51を備える。表示部51は、表示パネル52を備え、端末制御部20に接続している。表示部51は、端末制御部20から入力した画像データに基づいて、図示しない描画メモリーに表示パネル52の解像度に合わせたフレームを描画し、描画したフレームに基づき表示パネル52に画像を表示させる。
端末装置10は、タッチスクリーン53と、スイッチ部54と、操作検出部55とを備える。タッチスクリーン53は、表示パネル52への接触操作を検出して、検出した操作位置を示す位置信号を操作検出部55に出力する。操作検出部55は、タッチスクリーン53から入力される位置信号に基づいて、タッチスクリーン53上の座標を示す座標情報を生成し、端末制御部20に出力する。スイッチ部54は、タッチスクリーン53とは別に設けられたスイッチ等の各操作子を備え、これらのスイッチが操作された場合に操作信号を操作検出部55に出力する。操作検出部55は、スイッチ部54から入力された操作信号に基づいて、操作された操作子に対応する操作情報を生成して端末制御部20に出力する。
端末装置10は、カメラ61(撮影部)を備える。カメラ61は、端末制御部20の制御に従って撮影を実行し、撮影した撮影画像データを端末制御部20に出力する。
次に、端末制御部20が備える表示制御部21、端末通信制御部22、撮影制御部23、及び、生成部24について説明する。
表示制御部21は、表示部51を制御して、表示パネル52に各種画面を表示させる。表示制御部21は、端末記憶部30から画像データ(不図示)を読み出して、又は、端末無線通信部40を介して受信した画像データを表示部51に出力する。表示部51は、入力した画像データに基づいて、不図示の描画メモリーに表示パネル52の解像度に合わせたフレームを描画し、描画したフレームに基づき表示パネル52を駆動する。
表示制御部21は、表示部51を制御して、表示パネル52に各種画面を表示させる。表示制御部21は、端末記憶部30から画像データ(不図示)を読み出して、又は、端末無線通信部40を介して受信した画像データを表示部51に出力する。表示部51は、入力した画像データに基づいて、不図示の描画メモリーに表示パネル52の解像度に合わせたフレームを描画し、描画したフレームに基づき表示パネル52を駆動する。
端末通信制御部22は、端末無線通信部40を制御して、プロジェクター100と無線通信を行う。端末通信制御部22は、プロジェクター100との通信を開始する場合に、プロジェクター100が備える無線通信部156との間で接続を確立するための所定の処理を実行する。また、端末通信制御部22は、プロジェクター100から送信される撮影タイミング信号を受信し、撮影制御部23に出力する。また、端末通信制御部22は、生成部24が生成する調整パラメーター(後述)をプロジェクター100に送信する。
撮影制御部23は、プロジェクター100から送信された撮影タイミング信号に基づいて、カメラ61を制御し、投写対象に投写された投写画像を撮影する。撮影制御部23は、カメラ61により撮影した撮影画像データを生成部24に出力する。本実施形態では、撮影制御部23は、スクリーンSC上に投写された調整用画像をカメラ61により撮影し、調整用画像を撮影した撮影画像を示す撮影画像データを生成部24に出力する。
生成部24は、撮影制御部23が出力した撮影画像データに基づいて、プロジェクター100の投写画像の画質を調整するための調整パラメーターを生成する。本実施形態では、画質の調整として、色むらの調整を例示する。したがって、生成部24は、プロジェクター100の投写画像の色むらを調整するための調整パラメーター(以下、「色むら調整パラメーター」と表現する)を生成する。生成部24は、色むら調整パラメーターを生成すると、生成した色むら調整パラメーターを端末通信制御部22に出力する。端末通信制御部22は、端末無線通信部40を制御して、生成部24が出力した色むら調整パラメーターをプロジェクター100に送信する。
画像投写システム1が利用される態様の一例として、市場出荷時において、投写画像の画質の個体差を調整し高水準の画質にする場合や、プロジェクター100の設置後、経年劣化による投写画像の画質の変化を調整する場合等が挙げられる。市場出荷時における画質の調整では、予め設置された端末装置10にプロジェクター100が接続され、画像投写システム1が利用される。また、経年劣化による画質の調整では、予め設定された端末装置10にプロジェクター100が接続され、又は、プロジェクター100の設置場所において端末装置10が接続され、画像投写システム1が利用される。このような場合において、画像投写システム1は、プロジェクター100により調整用画像をスクリーンSC上に投写し、端末装置10が、投写された調整用画像を撮影する。そして、投写画像の画質の調整は、端末装置10が調整用画像を撮影した撮影画像に基づいて行われる。このように、端末装置10が撮影した撮影画像に基づいて、プロジェクター100の投写画像の画質の調整を行う場合、精度よく投写画像の画質を調整するためには、例えば投写画像の輝度が安定して投写されるタイミングのように、端末装置10が適切なタイミングで調整用画像を撮影する必要がある。
そこで、画像投写システム1は、以上の構成の下、以下に示す動作を実行する。
そこで、画像投写システム1は、以上の構成の下、以下に示す動作を実行する。
図4は、第1実施形態に係る画像投写システム1の動作を示すフローチャートである。図4(A)はプロジェクター100の動作を示し、図4(B)は端末装置10の動作を示す。
以下、プロジェクター100の投写画像の色むらを調整する場合を例示して説明する。
ユーザーによる操作パネル155やリモコン等の操作により、プロジェクター100の投写画像の色むらの調整を開始する指示が入力されると、プロジェクター100の制御部130は、当該指示を取得し(ステップSA1)、調整モードをオフにする(ステップSA2)。調整モードとは、プロジェクター100の機種や仕様等に基づいて設定されたデフォルトの調整パラメーターを利用して投写画像を投写するモードである。このデフォルトの調整パラメーターは、予め記憶部151等に記憶される。プロジェクター100は、調整モードをオフにすることにより、デフォルトの調整パラメーターに基づく画質の調整が行われない投写画像をスクリーンSC上に投写する。なお、図4のフローチャート開始時に、プロジェクター100の調整モードがオフに設定されている場合、制御部130は、ステップSA2において調整モードのオフを継続する。
調整モードをオフにすると、投写制御部131は、記憶部151から色むら調整用画像データを読み出す(ステップSA3)。そして、投写制御部131は、画像処理部125を制御して、読み出した色むら調整用画像データに基づいてフレームメモリー126に色むら調整用画像を描画させ、光変調装置駆動部123を制御して、フレームメモリー126に描画された色むら調整用画像を投写画像としてスクリーンSC上に投写させる(ステップSA4)。
例えば、投写制御部131は、色むら調整用画像データのうち、階調値W255のグレイ調整用画像を示すグレイ調整用画像データを読み出し、画像処理部125及び光変調装置駆動部123を制御して、階調値W255のグレイ調整用画像をスクリーンSC上に投写させる。
例えば、投写制御部131は、色むら調整用画像データのうち、階調値W255のグレイ調整用画像を示すグレイ調整用画像データを読み出し、画像処理部125及び光変調装置駆動部123を制御して、階調値W255のグレイ調整用画像をスクリーンSC上に投写させる。
次いで、信号出力制御部133は、投写された色むら調整用画像の撮影を指示する撮影タイミング信号を生成し(ステップSA5)、通信制御部132に出力する。通信制御部132は、無線通信部156を制御して、撮影タイミング信号を端末装置10に送信する(ステップSA5)。信号出力制御部133は、プロジェクター100が色むら調整用画像をスクリーンSC上に投写してから、予め設定された期間の経過後に撮影タイミング信号を生成し、通信制御部132に出力する。この予め設定された期間は、投写画像の投写を開始してから投写画像の輝度が安定して投写されるまでの期間を示し、事前のテストやシミュレーション等によって算出される。信号出力制御部133は、図示しないタイマーにより予め設定された期間を計時する。
次いで、投写制御部131は、記憶部151から読み出す色むら調整用画像データが有るか否かを判別する(ステップSA6)。例えば、投写制御部131は、32の調整用画像データの全てを読み出していない場合、読み出す色むら調整用画像データが有ると判別する。一方、投写制御部131は、32の調整用画像データの全てを読み出している場合、読み出す色むら調整用画像データが無いと判別する。
記憶部151から読み出す色むら調整用画像データが有る場合(ステップSA6:YES)、投写制御部131は、色むら調整用画像データを読み出し、投写画像を、読み出した色むら調整用画像データに基づく色むら調整用画像に切り替える。
例えば、投写制御部131は、階調値W255のグレイ調整用画像を投写した後、階調値W244のグレイ調整用画像データを記憶部151から読み出した場合、投写画像を階調値W255のグレイ調整用画像から階調値W244のグレイ調整用画像に切り替える(ステップSA4)。
例えば、投写制御部131は、階調値W255のグレイ調整用画像を投写した後、階調値W244のグレイ調整用画像データを記憶部151から読み出した場合、投写画像を階調値W255のグレイ調整用画像から階調値W244のグレイ調整用画像に切り替える(ステップSA4)。
色むら調整用画像が切り替ると、信号出力制御部133は、切り替えた色むら調整用画像の撮影を指示する撮影タイミング信号を出力し、通信制御部132は、端末装置10に当該撮影タイミング信号を送信する。信号出力制御部133は、色むら調整用画像が切り替えられてから予め設定された期間の経過後に撮影タイミング信号を生成し、通信制御部132に出力する。
このように、プロジェクター100は、複数の色むら調整用画像が有る場合、色むら調整用画像ごとに投写して撮影タイミング信号を生成し、端末装置10に送信する。
端末装置10の端末通信制御部22は、端末無線通信部40を制御し、プロジェクター100から送信された撮影タイミング信号を受信し(ステップSB1)、撮影タイミング信号を撮影制御部23に出力する。そして、撮影制御部23は、撮影タイミング信号に基づいて、スクリーンSC上に投写される色むら調整用画像をカメラ61に撮影させる(ステップSB2)。前述した通り、プロジェクター100の信号出力制御部133は、投写画像が投写されてから予め設定された期間の経過後に、撮影タイミング信号を生成する。そのため、撮影制御部23は、スクリーンSC上に安定して投写される色むら調整用画像を撮影できる。また、投写する色むら調整用画像が複数ある場合、プロジェクター100の信号出力制御部133は、色むら調整用画像を切り替えてから予め設定された期間の経過後に撮影タイミング信号を出力する。そのため、撮影制御部23は、プロジェクター100が複数の色むら調整用画像を切り替えて投写する場合でも、カメラ61によって各色むら調整用画像を適切なタイミングで撮影できる。
プロジェクター100の投写制御部131は、ステップSA6において、記憶部151から読み出す色むら調整用画像がないと判別した場合(ステップSA6:NO)、信号出力制御部133により投写した色むら調整用画像に係る調整パラメーターの生成の指示を示す調整パラメーター生成信号を生成し、通信制御部132により端末装置10に送信する(ステップSA7)。複数の色むら調整用画像を切り替えて投写した場合、通信制御部132は、それぞれの色むら調整用画像について調整パラメーター生成信号を端末装置10に送信する。調整パラメーター生成信号には、投写画像に対して行われる画質の調整の内容を示す調整内容情報が対応付けられている。本実施形態では、通信制御部132は、調整パラメーター生成信号に色むらの調整を示す調整内容情報を対応付けて、端末装置10に送信する。
端末装置10の端末通信制御部22は、プロジェクター100から送信された調整パラメーター生成信号を受信すると(ステップSB3:YES)、調整パラメーター生成信号を生成部24に出力する。生成部24は、調整パラメーター生成信号を取得すると、調整パラメーター生成信号に対応付けられた調整内容情報に基づいて、生成すべき調整パラメーターの内容を判別し、カメラ61により調整用画像を撮影した撮影画像に基づいて、判別した内容の調整パラメーターを生成する(ステップSB4)。
例えば、生成部24は、取得した調整パラメーター生成信号に、色むらの調整を示す調整内容情報が対応付けられている場合、カメラ61により色むら調整用画像を撮影した撮影画像に基づいて、色むらの調整パラメーターを生成する。このように、投写制御部131が調整パラメーター生成信号を生成する際に、調整内容情報を対応付けて端末装置10に送信するため、端末装置10の生成部24は、画質の調整の内容に対応する調整パラメーターを生成できる。
例えば、生成部24は、取得した調整パラメーター生成信号に、色むらの調整を示す調整内容情報が対応付けられている場合、カメラ61により色むら調整用画像を撮影した撮影画像に基づいて、色むらの調整パラメーターを生成する。このように、投写制御部131が調整パラメーター生成信号を生成する際に、調整内容情報を対応付けて端末装置10に送信するため、端末装置10の生成部24は、画質の調整の内容に対応する調整パラメーターを生成できる。
ここで、一例として、Rの色の色むらを調整するための調整用パラメーターの生成について詳述する。
生成部24は、色むら調整パラメーターを生成するに際し、R調整用画像データに基づくR調整用画像を撮影した撮影画像のそれぞれについて、調整するための目標値(以下、「調整目標値」と表現する)を設定する。調整目標値を設定する方法としては、撮影画像の所定の中心領域のXYZ値を調整目標値として設定する方法や、当該撮影画像全体のXYZ値の平均値を調整目標値として設定する方法等が挙げられる。次いで、生成部24は、撮影画像のそれぞれについて設定した調整目標値をXYZ値からRGB値に変換し、変換したRGB値に基づいて入出力特性を取得する。入出力特性とは、階調値等の入力信号と輝度等の出力信号との関係を示す特性である。次いで、生成部24は、撮影画像のそれぞれについて、撮影画像データのXYZ値をRGB値に変換し、変換したRGB値に基づく入出力特性を取得する。次いで、生成部24は、調整目標値から取得した入出力特性と、撮影画像データから取得した入出力特性に基づいて、色むら調整用パラメーターを生成する。例えば、階調値R190の撮影画像について調整パラメーターを生成する際、調整目標値の入出力特性において階調値R190に対応する輝度がY1である場合、生成部24は、撮影画像データから取得した入出力特性に基づいて輝度Y1に対応する階調値を取得する。ここで、取得した階調値をR1とする。そして、生成部24は、階調値R190の撮影画像について、階調値R190から取得した階調値R1に調整するため、階調値R190と階調値R1との差分を色むら調整パラメーターとして生成する。
なお、色むらの調整パラメーターの生成の方法は、上述したものに限定されない。
生成部24は、色むら調整パラメーターを生成するに際し、R調整用画像データに基づくR調整用画像を撮影した撮影画像のそれぞれについて、調整するための目標値(以下、「調整目標値」と表現する)を設定する。調整目標値を設定する方法としては、撮影画像の所定の中心領域のXYZ値を調整目標値として設定する方法や、当該撮影画像全体のXYZ値の平均値を調整目標値として設定する方法等が挙げられる。次いで、生成部24は、撮影画像のそれぞれについて設定した調整目標値をXYZ値からRGB値に変換し、変換したRGB値に基づいて入出力特性を取得する。入出力特性とは、階調値等の入力信号と輝度等の出力信号との関係を示す特性である。次いで、生成部24は、撮影画像のそれぞれについて、撮影画像データのXYZ値をRGB値に変換し、変換したRGB値に基づく入出力特性を取得する。次いで、生成部24は、調整目標値から取得した入出力特性と、撮影画像データから取得した入出力特性に基づいて、色むら調整用パラメーターを生成する。例えば、階調値R190の撮影画像について調整パラメーターを生成する際、調整目標値の入出力特性において階調値R190に対応する輝度がY1である場合、生成部24は、撮影画像データから取得した入出力特性に基づいて輝度Y1に対応する階調値を取得する。ここで、取得した階調値をR1とする。そして、生成部24は、階調値R190の撮影画像について、階調値R190から取得した階調値R1に調整するため、階調値R190と階調値R1との差分を色むら調整パラメーターとして生成する。
なお、色むらの調整パラメーターの生成の方法は、上述したものに限定されない。
生成部24は、全撮影画像について、色むら調整パラメーターを生成すると、色むら調整パラメーターを端末通信制御部22に出力する。端末通信制御部22は、色むら調整パラメーターを取得すると、端末無線通信部40を制御して、色むら調整パラメーターをプロジェクター100に送信する(ステップSB4)。
プロジェクター100の通信制御部132は、無線通信部156を制御して、色むら調整パラメーターを受信する。通信制御部132は、色むら調整パラメーターを受信すると(ステップSA8:YES)、記憶部151に色むら調整パラメーターを記憶させる(ステップSA9)。
プロジェクター100の投写制御部131は、記憶部151に記憶した色むら調整パラメーターを利用し、色むらの調整が行われた投写画像を投写する。このように、画像投写システム1は、プロジェクター100の投写画像の色むらを調整する場合、プロジェクター100に投写画像として色むら調整用画像を投写させ、色むら調整用画像が安定して投写されているタイミングで端末装置10に色むら調整用画像を撮影させる。このため、画像投写システム1において、プロジェクター100が投写する色むら調整用画像を、端末装置10が適切なタイミングで撮影できる。また、画像投写システム1において、色むら調整用画像を撮影した撮影画像に基づいて端末装置10が色むら調整パラメーターを生成し、端末装置10が生成した色むら調整パラメーターをプロジェクター100が受信して記憶する。これにより、画像投写システム1は、例えば、色むら調整用画像の撮影の操作や、色むら調整パラメーターをプロジェクター100に設定する操作等をユーザーが行う必要がなく、自動で投写画像の色むらを調整できる。
上述した画像投写システム1の動作では、調整モードをオフにした状態において、プロジェクター100の投写画像の色むらを調整する構成を説明した。しかしながら、画像投写システム1は、調整モードがオンの状態においても上述した動作を実行する構成でもよい。詳述すると、画像投写システム1は、プロジェクター100の投写画像の色むらの調整を行う場合、プロジェクター100にデフォルトの調整パラメーターを利用して画質の調整が行われた投写画像として色むら調整用画像を投写させる。そして、端末装置10は、当該色むら調整用画像を撮影し、撮影した撮影画像に基づいて色むら調整パラメーターを生成し、プロジェクター100に生成した色むら調整パラメーターを送信する。プロジェクター100は、端末装置10から送信された色むら調整パラメーターを記憶し、デフォルトの調整パラメーターと、端末装置10から受信した色むら調整パラメーターとを利用して、画質が調整された投写画像を投写する。
なお、調整モードがオフの状態において、色むらの調整を行った場合、プロジェクター100は、端末装置10から受信した色むら調整パラメーターを利用して色むらの調整を行った投写画像を投写する。したがって、調整モードがオフの状態で端末装置10が生成した調整パラメーターを利用して色むらの調整を行う場合、プロジェクター100は、デフォルトの調整パラメーターを利用する必要が無く、調整モードがオンの状態で端末装置10が生成した色むら調整パラメーターを利用して色むらの調整を行う場合より、画質の調整の処理の負荷を低減できる。
以上、説明したように、本実施形態の画像投写システム1は、プロジェクター100と、端末装置10とを備える。プロジェクター100は、投写画像の画像データを調整(補正)するために用いられる調整用画像(補正用画像)を表す調整用画像データ161(補正用画像データ)を記憶する記憶部151と、画像を投写する投写部110と、投写部110が調整用画像を投写する場合、投写部110によって投写された調整用画像の撮影を指示する撮影タイミング信号(制御信号)を出力する信号出力制御部133と、信号出力制御部133が出力した撮影タイミング信号を端末装置10に送信する無線通信部156(送信部)と、を備える。端末装置10は、画像を撮影するカメラ61(撮影部)と、無線通信部156が送信した撮影タイミング信号を受信する端末無線通信部40(受信部)と、端末無線通信部40によって受信した撮影タイミング信号に応じて、カメラ61に撮影をさせる撮影制御部23と、カメラ61によって調整用画像を撮影した撮影画像に基づいて調整パラメータ(補正パラメーター)を生成する生成部24と、生成した調整パラメーターをプロジェクター100に送信する端末無線通信部40(端末送信部)と、を備える。
これにより、プロジェクター100が撮影タイミング信号を端末装置10に送信し、端末装置10が受信した撮影タイミング信号に応じて、投写された調整用画像を撮影するため、端末装置10により適切に調整用画像を撮影できる。
これにより、プロジェクター100が撮影タイミング信号を端末装置10に送信し、端末装置10が受信した撮影タイミング信号に応じて、投写された調整用画像を撮影するため、端末装置10により適切に調整用画像を撮影できる。
また、信号出力制御部133は、投写部110が調整用画像を切り替えて投写する場合に、撮影タイミング信号を出力し、撮影制御部23は、撮影タイミング信号に応じて、カメラ61に撮影を実行させる。
これにより、投写部110が調整用画像を切り替えて投写する場合に、撮影タイミング信号を出力するため、切り替えて投写する調整用画像のそれぞれを端末装置10により適切に撮影できる。
これにより、投写部110が調整用画像を切り替えて投写する場合に、撮影タイミング信号を出力するため、切り替えて投写する調整用画像のそれぞれを端末装置10により適切に撮影できる。
また、生成部24は、カメラ61によって撮影した複数の調整用画像の撮影画像に基づいて、調整パラメーターを生成する。
色むら調整用画像データのように、調整用画像が複数ある場合、生成部24は、複数の調整用画像の撮影画像に基づいて調整パラメーターを生成し、端末無線通信部40によりプロジェクター100に送信する。これにより、調整用画像が複数ある場合でも、複数の調整用画像に基づいて調整パラメーターを生成し、プロジェクター100に送信するため、複数の調整パラメーターに基づく投写画像の画質の調整を行うことができる。
色むら調整用画像データのように、調整用画像が複数ある場合、生成部24は、複数の調整用画像の撮影画像に基づいて調整パラメーターを生成し、端末無線通信部40によりプロジェクター100に送信する。これにより、調整用画像が複数ある場合でも、複数の調整用画像に基づいて調整パラメーターを生成し、プロジェクター100に送信するため、複数の調整パラメーターに基づく投写画像の画質の調整を行うことができる。
また、信号出力制御部133は、投写部110が投写する調整用画像が切り替えられてから予め設定された期間の経過後に撮影タイミング信号を出力する。
上述したように、予め設定される期間は、投写画像の投写を開始してから投写画像が安定して投写されるまでの期間である。したがって、信号出力制御部133は、投写画像が安定して投写された後、撮影タイミング信号を出力するため、端末装置10は、安定して投写される調整用画像を撮影できる。
上述したように、予め設定される期間は、投写画像の投写を開始してから投写画像が安定して投写されるまでの期間である。したがって、信号出力制御部133は、投写画像が安定して投写された後、撮影タイミング信号を出力するため、端末装置10は、安定して投写される調整用画像を撮影できる。
また、信号出力制御部133は、調整パラメーターの生成を指示する調整パラメーター生成信号(補正パラメーター生成信号)を生成する。通信制御部132は、調整パラメーター生成信号に、画質の調整の内容を示す調整内容情報を対応付けて端末装置10に送信する。
これにより、通信制御部132が調整パラメーター生成信号に調整内容情報を対応付けて送信するため、端末装置10の生成部24は、画質の調整の内容に対応する調整パラメーターを生成できる。
これにより、通信制御部132が調整パラメーター生成信号に調整内容情報を対応付けて送信するため、端末装置10の生成部24は、画質の調整の内容に対応する調整パラメーターを生成できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態に係る画像投写システム1Aの概略構成を示す図である。以下の説明において、第1実施形態に係る画像投写システム1の構成要素と同様の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
次に、第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態に係る画像投写システム1Aの概略構成を示す図である。以下の説明において、第1実施形態に係る画像投写システム1の構成要素と同様の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図1と図5の比較から明らかな通り、第2実施形態に係る画像投写システム1Aは、プロジェクター100Aに画像供給装置200が接続する。画像供給装置200は、外部の装置に画像データを出力する装置であり、例えば、DVD再生装置や、パーソナルコンピューター等の装置である。つまり、第2実施形態に係る画像投写システム1Aは、画像供給装置200が出力する画像データに基づく画像をプロジェクター100Aが投写画像として投写し、端末装置10が投写された当該投写画像を撮影する。
本実施形態では、画像供給装置200は、画像データとして調整用画像データをプロジェクター100Aに出力する。そのため、画像供給装置200は、図示せぬ記憶部を備え、当該記憶部に調整用画像データを記憶する。画像供給装置200が出力する調整用画像データには、調整用画像を識別するための識別情報が対応付けられている。また、当該調整用画像データには、ユーザーの設定により、端末装置10による調整用画像の撮影を指示する撮影指示情報が対応付けられている。
図6は、第2実施形態に係るプロジェクター100Aの構成を示すブロック図である。以下の説明において、第1実施形態に係るプロジェクター100の構成要素と同様の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図2と図6との比較から明らかな通り、第2実施形態に係るプロジェクター100Aは、I/F部124に画像供給装置200が接続する。また、制御部130は、記憶部151に記憶された制御プログラムを実行することにより機能する付加情報解析部134を備える。
付加情報解析部134は、画像供給装置200から出力される調整用画像データに対応付けられた識別情報及び撮影指示情報を検出する。付加情報解析部134は、複数の調整用画像データが画像供給装置200から出力された場合、調整用画像データのそれぞれについて、調整用画像データに対応付けられた識別情報を検出する。また、付加情報解析部134は、撮影指示情報を検出すると、撮影指示情報を検出したことを示す情報を信号出力制御部133に出力する。信号出力制御部133は、当該情報を取得すると、撮影タイミング信号を生成する。
画像供給装置200は、調整用画像データと、識別情報と、撮影指示情報とをプロジェクター100Aに出力する。識別情報及び撮影指示情報は、調整用画像データとは別のデータとして画像供給装置200からプロジェクター100Aに入力されてもよく、調整用画像データに付加されて画像供給装置200からプロジェクター100Aに入力されてもよい。この場合、画像供給装置200を、I/F部124において画像データと制御データとを伝送可能なインターフェイスに接続すると、制御データとして識別情報及び撮影指示情報を入力できる。具体的には、HDMI(登録商標)、LAN、USBインターフェイス等を利用できる。
また、プロジェクター100Aに入力される画像データに含まれる垂直同期信号や水平同期信号または解像度やフレームレートを示す付加的な情報など、一般的な画像データが有する付加情報を利用してもよい。つまり、一般的な画像データが有する付加情報に、識別情報と撮影指示情報とを含めてもよい。この場合、画像供給装置200は、I/F部124において画像データを伝送可能なインターフェイスに接続すればよく、例えば、HDMI(登録商標)、LAN、USBインターフェイスの他、DVIインターフェイス等を利用できる。
或いは、調整用画像データの実体である画素毎の階調値のデータに、識別情報と撮影指示情報に対応するデータを埋め込んでもよく、この場合、プロジェクター100Aが調整用画像データから識別情報と撮影指示情報とを抽出または検出すればよい。この場合、画像供給装置200は、I/F部124において画像データを伝送可能なインターフェイスに接続すればよく、DVIインターフェイス、S端子、D端子等を利用できる。さらにまた、プロジェクター100Aが、画像供給装置200から入力される調整用画像データの変化を検出し、調整用画像データが変化したタイミングで撮影指示情報を生成してもよい。
また、プロジェクター100Aに入力される画像データに含まれる垂直同期信号や水平同期信号または解像度やフレームレートを示す付加的な情報など、一般的な画像データが有する付加情報を利用してもよい。つまり、一般的な画像データが有する付加情報に、識別情報と撮影指示情報とを含めてもよい。この場合、画像供給装置200は、I/F部124において画像データを伝送可能なインターフェイスに接続すればよく、例えば、HDMI(登録商標)、LAN、USBインターフェイスの他、DVIインターフェイス等を利用できる。
或いは、調整用画像データの実体である画素毎の階調値のデータに、識別情報と撮影指示情報に対応するデータを埋め込んでもよく、この場合、プロジェクター100Aが調整用画像データから識別情報と撮影指示情報とを抽出または検出すればよい。この場合、画像供給装置200は、I/F部124において画像データを伝送可能なインターフェイスに接続すればよく、DVIインターフェイス、S端子、D端子等を利用できる。さらにまた、プロジェクター100Aが、画像供給装置200から入力される調整用画像データの変化を検出し、調整用画像データが変化したタイミングで撮影指示情報を生成してもよい。
図7は、第2実施形態に係る画像投写システム1Aの動作を示すフローチャートである。図7(A)はプロジェクター100Aの動作を示し、図7(B)は端末装置10の動作を示す。
以下、プロジェクター100Aの投写画像の色むらを調整する場合を例示して説明する。
ユーザーの操作パネル155やリモコン等の操作により、プロジェクター100Aの投写画像の色むらの調整を開始する指示が入力されると、プロジェクター100Aの制御部130は、当該指示を取得し(ステップSA1)、調整モードをオフにする(ステップSA2)。
調整モードをオフにすると、投写制御部131は、画像処理部125を制御して、画像供給装置200から出力される調整用画像データに基づいてフレームメモリー126に調整用画像を描画させ、光変調装置駆動部123を制御して、フレームメモリー126に描画された調整用画像を投写画像としてスクリーンSC上に投写させる(ステップSA4)。
次いで、付加情報解析部134は、投写画像として投写された調整用画像を示す調整用画像データについて、撮影指示情報が対応付けられているか判別する(ステップSA10)。撮影指示情報が対応けられていると判別すると(ステップSA10:YES)、投写制御部131は、撮影指示情報が対応付けられていることを示す情報を、信号出力制御部133に出力する。信号出力制御部133は、当該情報を取得すると、撮影タイミング信号を生成する(ステップSA5)。一方、付加情報解析部134が調整用画像データに撮影指示情報が対応付けられていないと判別すると(ステップSA10:NO)、信号出力制御部133は、撮影タイミング信号を生成しない。
次いで、付加情報解析部134は、画像供給装置200から出力される調整用画像データに対応付けられた識別情報に基づいて、識別情報が変化したか否かを判別する(ステップSA11)。識別情報が変化したと判別した場合、切り替えて投写する調整用画像が有ることを示すため、投写制御部131は、ステップSA4に戻り、変化した識別情報が対応付けられた調整用画像データの調整用画像を投写画像として切り替えて投写する(ステップSA4)。
調整用画像が切り替ると、付加情報解析部134は、撮影指示情報の有無を検出する。撮影指示情報が対応付けられている場合、信号出力制御部133は、切り替った調整用画像の撮影を指示する撮影タイミング信号を出力し、通信制御部132は、端末装置10に当該撮影タイミング信号を送信する。
端末装置10の端末通信制御部22は、端末無線通信部40を制御し、プロジェクター100Aから送信された撮影タイミング信号を受信し(ステップSB1)、撮影タイミング信号を撮影制御部23に出力する。そして、撮影制御部23は、撮影タイミング信号に基づいて、スクリーンSC上に投写される調整用画像を撮影する(ステップSB2)。前述した通り、プロジェクター100Aの信号出力制御部133は、投写画像が投写されてから予め設定された期間の経過後に、撮影タイミング信号を生成する。そのため、撮影制御部23は、画像供給装置200から出力された調整用画像データに基づく調整用画像について、スクリーンSC上に安定して投写された調整用画像を撮影できる。また、投写する調整用画像が複数ある場合、プロジェクター100Aの信号出力制御部133は、調整用画像を切り替えてから予め設定された期間の経過後に撮影タイミング信号を出力する。そのため、撮影制御部23は、プロジェクター100Aが複数の調整用画像を切り替えて投写する場合でも、画像供給装置200から出力された調整用画像データに基づく調整用画像のそれぞれについて、適切なタイミングで撮影できる。
プロジェクター100Aの投写制御部131は、ステップSA11において、識別情報が変化しない場合、すなわち、切り替えて投写する調整用画像がない場合(ステップSA11:NO)、調整パラメーター生成信号を生成し、端末装置10に送信する(ステップSA7)。
端末装置10の端末通信制御部22は、プロジェクター100Aから送信された調整パラメーター生成信号を受信した場合(ステップSB3:YES)、調整パラメーター生成信号を生成部24に出力する。生成部24は、調整パラメーター生成信号を取得すると、調整パラメーター生成信号に対応付けられた調整内容情報に基づいて、生成する調整パラメーターの内容を判別する。そして、生成部24は、カメラ61により撮影した撮影画像に基づいて、判別した内容の調整パラメーターを生成する(ステップSB4)。生成部24は、調整パラメーターを生成すると、調整パラメーターを端末通信制御部22に出力する。端末通信制御部22は、調整パラメーターを取得すると、端末無線通信部40を制御して、調整パラメーターをプロジェクター100Aに送信する(ステップSB4)。
プロジェクター100Aの通信制御部132は、無線通信部156を制御して、調整パラメーターを受信する。通信制御部132は、調整パラメーターを受信すると(ステップS8:YES)、記憶部151に調整パラメーターを記憶させる(ステップSA9)。
プロジェクター100Aの投写制御部131は、記憶部151に記憶した調整パラメーターを利用して投写画像の画質の調整を行う。このように、画像投写システム1Aは、画像供給装置200から調整用画像データを受信して、受信した調整用画像データに基づく調整用画像を投写する場合でも、第1実施形態の画像投写システム1と同様の効果を奏する。
なお、上述した各実施形態は、本発明の好適な実施形態の一例を示すものであり、本発明の実施態様はこれに限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した各実施形態では、プロジェクター100、100Aの投写画像の画質の調整として、色むらの調整を例示したが、これに限定されない。画質の調整としては、色合いや、シャープネス等の調整でもよい。この場合、プロジェクター100、100Aは、画質の調整の種類に対応する調整用画像を投写する。そして、端末装置10は、撮影画像に基づいて、画質の調整の種類に対応した調整パラメーターを生成する。
また、例えば、上述した各実施形態では、スクリーンSCの前方から投写するフロントプロジェクション型のプロジェクター100、100Aを例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、スクリーンSCの背面側から投写するリアプロジェクション(背面投写)型のプロジェクター100、100Aでもよい。
また、図4及び図7に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した各実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよい。その他、画像投写システム1、1Aの他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
1、1A…画像投写システム、10…端末装置、20…端末制御部、22…撮影制御部、23…撮影制御部、24…生成部、30…端末記憶部、40…端末無線通信部(端末送信部、受信部)、61…カメラ(撮影部)、100、100A…プロジェクター、110…投写部、111…光源部、112…光変調装置、113…投写光学系、130…制御部、131…投写制御部、132…通信制御部、133…信号出力制御部、134…付加情報解析部、151…記憶部、156…無線通信部(送信部)、161…調整用画像データ(補正用画像データ)、200…画像供給装置。
Claims (9)
- 画像データに基づいて画像を投写するプロジェクターと、端末装置と、を有する画像投写システムであって、
前記プロジェクターは、
前記画像データを補正するために用いられる補正用画像を表す補正用画像データを記憶する記憶部と、
前記画像データに基づいて画像を投写する投写部と、
前記投写部によって投写された前記補正用画像の撮影を指示する制御信号を出力する信号出力制御部と、
前記信号出力制御部が出力した前記制御信号を前記端末装置に送信する送信部と、を備え、
前記端末装置は、
画像を撮影する撮影部と、
前記送信部が送信した前記制御信号を受信する受信部と、
前記受信部によって受信した前記制御信号に応じて、前記撮影部に撮影をさせる撮影制御部と、
前記撮影部によって前記補正用画像を撮影した撮影画像に基づいて補正パラメーターを生成する生成部と、
生成した前記補正パラメーターを前記プロジェクターに送信する端末送信部と、を備える
ことを特徴とする画像投写システム。 - 前記信号出力制御部は、前記投写部が前記補正用画像を切り替えて投写する場合に、前記制御信号を出力し、
前記撮影制御部は、前記制御信号に応じて、前記撮影部に撮影を実行させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像投写システム。 - 前記生成部は、前記撮影部によって撮影した複数の前記撮影画像に基づいて、前記補正パラメーターを生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像投写システム。 - 前記信号出力制御部は、前記投写部が投写する前記補正用画像が切り替えられてから予め設定された期間の経過後に前記制御信号を出力する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像投写システム。 - 前記補正用画像は、前記投写部が投写する画像の画質を調整するための画像であり、
前記生成部は、前記撮影部が撮影した前記撮影画像に基づいて、前記投写部が投写する画像の画質を調整するための前記補正パラメーターを生成する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像投写システム。 - 前記信号出力制御部は、前記補正パラメーターの生成を指示する補正パラメーター生成信号を生成し、
前記送信部は、前記補正パラメーター生成信号に、画質の調整の内容を示す調整内容情報を対応付けて前記端末装置に送信する、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像投写システム。 - 外部装置と通信可能なプロジェクターであって、
画像データに基づいて画像を投写する投写部と、
前記画像データを補正するために用いられる補正用画像を表す補正用画像データを記憶する記憶部と、
前記投写部によって投写された前記補正用画像の撮影を指示する制御信号を出力する信号出力制御部と、
前記信号出力制御部が出力した前記制御信号を前記外部装置に送信する送信部と、を備える
ことを特徴とするプロジェクター。 - 画像データに基づいて画像を投写するプロジェクターと通信可能な端末装置であって、
画像を撮影する撮影部と、
前記プロジェクターが送信する制御信号を受信する受信部と、
前記受信部によって受信した前記制御信号に応じて、前記撮影部により撮影を実行させる撮影制御部と、
前記撮影部の撮影画像に基づいて前記プロジェクターが投写するための補正パラメーターを生成する生成部と、
前記生成部が生成した前記補正パラメーターを前記プロジェクターに送信する端末送信部と、を備える
ことを特徴とする端末装置。 - 画像データに基づいて画像を投写するプロジェクターと、端末装置と、を有する画像投写システムの制御方法であって、
前記プロジェクターは、
前記画像データを補正するために用いられる補正用画像を投写するステップと、
投写された前記補正用画像の撮影を指示する制御信号を出力するステップと、
出力した前記制御信号を前記端末装置に送信するステップと、を備え、
前記端末装置は、
前記制御信号を受信するステップと、
受信した前記制御信号に応じて、前記補正用画像を撮影するステップと、
前記補正用画像を撮影した撮影画像に基づいて補正パラメーターを生成するステップと、
生成した前記補正パラメーターを前記プロジェクターに送信するステップと、を備える
ことを特徴とする画像投写システムの制御方法。
Priority Applications (1)
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JP2015171735A JP2017050667A (ja) | 2015-09-01 | 2015-09-01 | 画像投写システム、プロジェクター、端末装置、及び、画像投写システムの制御方法 |
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JP2015171735A Pending JP2017050667A (ja) | 2015-09-01 | 2015-09-01 | 画像投写システム、プロジェクター、端末装置、及び、画像投写システムの制御方法 |
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JP (1) | JP2017050667A (ja) |
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2015
- 2015-09-01 JP JP2015171735A patent/JP2017050667A/ja active Pending
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